JP2022059757A - プレート、靴底及び靴 - Google Patents

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Masanori Sakaguchi
憲司 平田
Kenji Hirata
元貴 波多野
Motoki Hatano
裕彰 西村
Hiroaki Nishimura
慎吾 高島
Shingo Takashima
祐也 小塚
Yuya Kozuka
文智 菱川
Fumitomo HISHIKAWA
孝行 木暮
Takayuki Kogure
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Abstract

Figure 2022059757000001
【課題】着地時から蹴り出し時に至る間の足首関節の角度変化を小さくすることが可能なプレート、靴底及び靴を提供すること。
【解決手段】プレート300は、前足領域に設けられ、平坦面に向けて凸となるように湾曲する形状を有する湾曲部310と、中足領域に設けられた中足部支持部320と、後足領域に設けられた後足部支持部330と、を備える。湾曲部310は、湾曲部310のうち幅方向における寸法が最も大きな幅広部を含む幅広領域を有する。中足部支持部320は、中足部支持部320のうち幅方向における寸法が最も小さな幅狭部を含む幅狭領域を有する。幅広領域の曲げ剛性に対する幅狭領域の曲げ剛性の割合は、0.4以上0.85以下である。
【選択図】図1

Description

この開示は、プレート、靴底及び靴に関する。
スポーツ等で着用される靴には、走行時や運動時における足の疲労を低減すること等が求められている。例えば、国際公開第2020/136916号には、足首関節の負担を軽減可能な靴が開示されている。この靴の靴底は、平らな仮想面に載置したときに仮想面に接触する後底面部と、後底面部における厚み寸法に対して、仮想面からの高さが170%以上250%以下となるつま先部と、後底面部の前部に連続し、つま先部まで湾曲して延び、仮想面から離間する前底面部と、を備えている。
国際公開第2020/136916号
国際公開第2020/136916号に記載されるような靴では、着地時から蹴り出し時に至る間の足首関節の動きを抑えることによって足の負担をより軽減することが望ましい。
本開示の目的は、着地時から蹴り出し時に至る間の足首関節の角度変化を小さくすることが可能なプレート、靴底及び靴を提供することである。
この開示の一局面に従ったプレートは、靴の一部を構成する靴底に用いられるプレートであって、前記靴底のうち前記靴底の厚み方向に前記靴の着用者の前足部と重なる前足領域に設けられ、前記靴底が平坦面に載置された際に前記平坦面に向けて凸となるように湾曲する形状を有する湾曲部と、前記靴底のうち前記厚み方向に前記着用者の中足部と重なる中足領域に設けられ、前記中足部を支持する中足部支持部と、前記靴底のうち前記厚み方向に前記着用者の後足部と重なる後足領域に設けられ、前記後足部の少なくとも一部を支持する後足部支持部と、を備え、前記湾曲部は、当該湾曲部のうち幅方向における寸法が最も大きな幅広部を含む幅広領域を有し、前記中足部支持部は、当該中足部支持部のうち幅方向における寸法が最も小さな幅狭部を含む幅狭領域を有し、前記幅広領域の曲げ剛性に対する前記幅狭領域の曲げ剛性の割合は、0.4以上0.85以下である。
また、この開示の一局面に従った靴底は、前記プレートと、前記前足領域、前記中足領域及び前記後足領域を有するミッドソールと、を備え、前記プレートは、前記湾曲部が前記前足領域に位置するとともに前記中足部支持部が前記中足領域に位置するように前記ミッドソール内に設けられており、前記ミッドソールは、前記プレートの下に配置された下ミッドソールと、前記プレートの上に配置された上ミッドソールと、を有し、前記下ミッドソールは、前記湾曲部を当該湾曲部の全域にわたって支持する支持部を有し、前記支持部は、前記幅広領域の曲率が小さくなるように前記湾曲部が変形するのを許容するように弾性変形可能であり、前記支持部のうち、前記厚み方向に前記プレートと重なる部分で、かつ、少なくとも前記幅広部より前方の部位と前記厚み方向に重なる部位の厚みは、一定である。
また、この開示の一局面に従った靴は、前記靴底と、前記靴底に接続されており、前記靴底の上方に位置するアッパーと、を備える。
この開示によれば、着地時から蹴り出し時に至る間の足首関節の角度変化を小さくすることが可能なプレート、靴底及び靴を提供することができる。
本発明の一実施形態の靴を概略的に示す断面図である。 靴底の平面図である。 プレートの斜視図である。 着地から蹴り出しに至る過程を概略的に示す図である。 プレートの変形例を示す靴底の平面図である。 プレートの変形例を示す靴底の平面図である。 プレートの変形例を示す靴底の平面図である。 プレートの変形例を示す靴底の平面図である。 プレートの変形例を示す靴底の平面図である。 プレートの変形例を示す靴底の平面図である。 プレートの変形例を示す靴底の平面図である。 プレートの変形例を示す靴底の平面図である。 プレートの変形例を示す靴底の平面図である。 プレートの変形例を示す靴底の平面図である。 プレートの変形例を示す靴底の平面図である。 プレートの変形例を示す靴底の平面図である。 プレートの変形例を示す靴底の平面図である。 プレートの変形例を示す靴底の平面図である。 プレートの変形例を示す靴底の平面図である。 図19におけるXX-XX線での断面図である。 プレートの変形例を示す靴底の平面図である。 図21におけるXXII-XXII線での断面図である。 プレートの変形例を示す靴底の断面図である。 プレートの変形例を示す靴底の断面図である。
この開示の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。以下の説明では、長手方向、幅方向、前方、後方等の用語が用いられる。これら方向を示す用語は、地面等の平坦面P(図1を参照)面に置かれた靴1を着用した着用者の視点から見た方向を示す。例えば、前方は、つま先側を指し、後方は、踵側を指す。また、内側は、幅方向(図2における左右方向)における足の内側(足の第1趾側)を指し、外側は、幅方向における足の外側を指す。
図1は、本発明の一実施形態の靴を概略的に示す断面図である。図2は、靴底の平面図である。なお、図2には、右足用の靴底10が示されているが、この靴底10は、左足にも適用可能であり、この場合、右足用の靴底10と対称になる。本実施形態の靴1は、例えば、ランニングに好適であるが、他のスポーツシューズやウォーキングシューズとして適用可能であり、靴の用途は問わない。
図1に示されるように、靴1は、靴底10と、アッパー20と、を備えている。
アッパー20は、靴底10に接続されており、靴底10の上方に位置している。アッパー20は、靴底10とともに足を収容する空間を形成する。
図1及び図2に示されるように、靴底10は、アウターソール100と、ミッドソール200と、プレート300と、を有している。
アウターソール100は、接地部を構成している。アウターソール100は、ゴム等からなる。アウターソール100は、主として、後述の前足領域201から後述の中足領域202にかけて設けられている。アウターソール100を設ける範囲は、これに限らず、後述の後足領域203まで延びていてもよく、また前足領域201と後足領域203に設けられて中足領域202には設けられていないという構成を採用することもできる。
ミッドソール200は、アウターソール100上に設けられている。このミッドソール200上にアッパー20が設けられている。つまり、ミッドソール200は、アッパー20とアウターソール100との間に設けられている。ミッドソール200は、樹脂製のフォーム材等により形成されている。ミッドソール200は、前足領域201と、中足領域202と、後足領域203と、を有している。
前足領域201は、靴底10の厚み方向に靴1の着用者の前足部と重なる領域である。前足部は、着用者の足のうち靴1の長手方向(図2における上下方向)における前部に位置する部位である。前足領域201は、靴1の全長に対して靴1の前端部から後端部に向かって0%~30%程度の範囲に位置する領域である。
中足領域202は、靴底10の厚み方向に靴1の着用者の中足部と重なる領域である。中足部は、着用者の足のうち前記長手方向における中央部に位置する部位である。中足領域202は、靴1の全長に対して靴1の先端部から後端部に向かって30%~80%程度の範囲に位置する領域である。
後足領域203は、靴底10の厚み方向に靴1の着用者の後足部と重なる領域である。後足部は、着用者の足のうち前記長手方向における後部に位置する部位である。後足領域203は、靴1の全長に対して靴1の前端部から後端部に向かって80%~100%の範囲に位置する領域である。
プレート300は、ミッドソール200内に設けられている。プレート300は、ミッドソール200の剛性よりも高い剛性を有している。プレート300は、繊維強化樹脂や非繊維強化樹脂からなる。繊維強化樹脂に用いられる繊維としては、カーボン繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、ダイニーマ繊維、ザイロン繊維、ボロン繊維等が挙げられる。非繊維強化樹脂としては、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)やアミド系熱可塑性エラストマー(TPA)等のポリマー樹脂が挙げられる。
プレート300は、湾曲部310と、中足部支持部320と、後足部支持部330と、を有している。
湾曲部310は、前足領域201に設けられている。湾曲部310は、靴底10が平坦面P(図1を参照)に載置された際に平坦面Pに向けて凸となるように湾曲する形状を有している。湾曲部310は、前足部を支持する。
湾曲部310の曲率は、一定ではない。具体的に、湾曲部310は、長手方向における後方から前方に向かって曲率が段階的に大きくなるように変化する曲率漸増部314(図1を参照)を有している。曲率漸増部314は、湾曲部310による反発力の段階的な変化に寄与する。また、湾曲部310のうち曲率漸増部314の前方の部位316の曲率は、曲率漸増部314の曲率よりも小さく設定されている。これに限らず、湾曲部310の曲率は、長手方向における後方から前方に向かって中、大、小となるように設定されてもよい。
図2及び図3に示されるように、湾曲部310は、幅広領域310aを有している。幅広領域310aは、幅広部312を含む領域である。幅広部312は、湾曲部310のうち幅方向における寸法が最も大きな部位である。幅広部312は、足のMP関節と重なる位置に配置される。幅広領域310aは、プレート300の先端から後端に向かってプレート300の全長の25%以上75%以下の範囲に設定される。例えば26cmの靴1の場合、プレート300の全長が240mmであり、プレート300の先端から幅広部312までの距離L1は、60mm以上100mm以下の範囲に設定されることが好ましい。
中足部支持部320は、中足領域202に設けられている。中足部支持部320は、中足部を支持する。中足部支持部320は、湾曲部310の後端部から後方に延びる形状を有している。
図2及び図3に示されるように、中足部支持部320は、幅狭領域320bを有している。幅狭領域320bは、幅狭部322を含む領域である。幅狭部322は、中足部支持部320のうち幅方向における寸法が最も小さな部位である。本実施形態では、幅狭部322は、プレート300全体において幅方向における寸法が最も小さな部位で構成されている。幅狭領域320bは、プレート300の全長に対してプレート300の先端部から後端部に向かって50%~80%の範囲に設けられている。長手方向における幅狭領域320bの長さは、プレート300の全長の10%以上に設定されている。たとえば26cmの靴1の場合、プレート300の全長が240mmであり、幅広部312から幅狭部322までの距離L2は、60mm以上84mm以下の範囲に設定されることが好ましい。
幅狭領域320bは、平坦に形成されている。ここでの「平坦」は、例えば、26cmの靴1の場合、幅狭領域320bが平坦面に置かれた状態において、その平坦面と平行でかつ幅狭領域320bを通る基準面から、平坦面と直交する方向にプラスマイナス2mmの範囲内に幅狭領域320bの表面及び裏面が存在する状態を意味する。
幅広領域310aの曲げ剛性に対する幅狭領域320bの曲げ剛性の割合は、0.4以上0.85以下である。より詳細には、幅広部312の曲げ剛性に対する幅狭部322の曲げ剛性の割合は、0.4以上0.85以下である。
ここで、「曲げ剛性」とは、靴1の長手方向と平行な直線上での曲げに対する剛性を意味する。具体的に、曲げ剛性は、三点曲げ試験により測定される。なお、この試験において、各部位の測定時における支点間の距離及び押圧力は、一定に設定される。このことは、後述の踵支持領域330c及び踵支持部332の曲げ剛性の測定においても同様である。
本実施形態では、中足部支持部320の厚みと湾曲部310の厚みとは、互いに同じである。湾曲部310及び中足部支持部320は、幅広部312から幅狭部322に向かうにしたがって次第に幅方向における湾曲部310の寸法及び中足部支持部320の寸法が小さくなる形状を有している。具体的に、プレート300の内側縁部301は、幅広部312から幅狭部322に向かうにしたがって次第に幅方向における外側に向かう形状を有している。プレート300の外側縁部302は、幅広部312から幅狭部322に向かうにしたがって次第に幅方向における内側に向かう形状を有している。幅方向における幅広部312の寸法W1に対する幅方向における幅狭部322の寸法W2の割合は、0.4以上0.85以下である。
なお、幅広領域310aの曲げ剛性に対する幅狭領域320bの曲げ剛性の割合は、中足部支持部320の厚みを湾曲部310の厚みと異ならせることで調整されてもよいし、湾曲部310を構成する材料と中足部支持部320を構成する材料とを互いに異ならせることで調整されてもよいし、幅広領域310a又は幅狭領域320bに補強構造が付加されることで調整されてもよい。
図2に示されるように、プレート300は、長手方向における幅広部312と幅狭部322とのちょうど中間に位置する中間部340を有している。幅方向における幅狭部322の寸法W2に対する幅方向における中間部340の寸法WMの割合は、1.5より小さいことが好ましい。この割合は、1.0に近い値がさらに好ましい。
プレート300は、変曲部342を有している。変曲部342は、プレート300の平面視において、内側縁部301の曲率の向きが変わる部位である。変曲部342は、幅広部312と中間部340との間に形成されていることが好ましい。ただし、変曲部342は、中間部340と重なる位置に形成されてもよいし、中間部340と幅狭部322との間に形成されてもよい。
プレート300の平面視において、幅広部312と変曲部342とを結ぶ直線と、幅狭部322と変曲部342とを結ぶ直線と、のなす角は、160度以上176度以下であることが好ましい。これにより、湾曲部310において局所屈曲を抑制することができる。また、平面視において、内側縁部301のうち変曲部342と幅狭部322との間の部位は、急激な形状変化がなく滑らかに接続されているのが好ましい。例えば、この部位が複数の曲率を有する複合的な曲線で構成される場合、最大曲率と最小曲率との差は0.02mm以下が好ましい。
プレート300の外側縁部302にも、変曲部(図示略)が形成されていてもよい。この場合、外側縁部302における変曲部も、内側縁部301における変曲部342と同様の特徴を有していることが好ましい。
後足部支持部330は、後足領域203に設けられている。後足部支持部330は、後足部の少なくとも一部を支持する。後足部支持部330は、中足部支持部320の後端部から後方に延びる形状を有している。後足部支持部330は、平坦に形成されている。
後足部支持部330は、踵支持領域330cを有している。踵支持領域330cは、着用者の踵の中心を支持する踵支持部332を含み、幅方向に延びる領域である。図2に示されるように、踵支持部332は、ヒールセンターHC上に位置している。ヒールセンターHCは、靴1の標準的な着用者の踵骨の中心と第3趾及び第4趾間とを結ぶ直線を意味する。この踵支持領域330cの曲げ剛性に対する幅狭領域320bの曲げ剛性の割合は、0.8以上であることが好ましい。より詳細には、踵支持部332の曲げ剛性に対する幅狭部322の曲げ剛性の割合は、0.8以上であることが好ましい。
ミッドソール200は、下ミッドソール210と、上ミッドソール220と、を有している。
下ミッドソール210は、プレート300の下に配置されている。この下ミッドソール210の下面にアウターソール100が接続されている。下ミッドソール210は、例えば、ポリオレフィン樹脂や、EVAや、ポリアミド系熱可塑性エラストマー(TPA、TPAE)の発泡体からなる。下ミッドソール210の圧縮弾性率は、0.35MPa以上2.5MPa以下に設定されることが好ましい。
下ミッドソール210は、プレート300のうち湾曲部310より後方の部位が靴1の長手方向における後方に向かうにしたがって次第に平坦面Pから離間する姿勢となるようにプレート300を支持している。下ミッドソール210は、プレート300のうち湾曲部310より後方の部位と平坦面Pとのなす角がたとえば5度以上となるようにプレート300を支持することが好ましい。下ミッドソール210は、湾曲部310が長手方向の前方に向かうにしたがって次第に平坦面Pから離間する姿勢となるようにプレート300を支持している。なお、プレート300のうち湾曲部310より後方の部位は、平坦ではなく、厚み方向に緩やかな曲面や凹凸が設けられていてもよい。
下ミッドソール210は、支持部212を有している。支持部212は、湾曲部310を当該湾曲部310の全域にわたって支持している。支持部212のうち、前記厚み方向にプレート300と重なる部分で、かつ、少なくとも幅広部312より前方の部位と前記厚み方向に重なる部位の厚みは、一定である。ここで、「支持部212のうち、前記厚み方向にプレート300と重なる部分で、かつ、少なくとも幅広部312より前方の部位と前記厚み方向に重なる部位の厚み」は、いわゆる溝等の局所的に厚みが小さくなっている部位を除いた実質的な厚みを意味する。また、ここでの「一定」は、厚みが最小となる部位と最大となる部位との差が25%以下の範囲を意味する。支持部212は、幅広領域310aの曲率が小さくなるように湾曲部310が変形するのを許容するように弾性変形可能である。
上ミッドソール220は、プレート300上に配置されている。この上ミッドソール220上にアッパー20が設けられている。上ミッドソール220は、例えば、ポリオレフィン樹脂や、EVAや、ポリアミド系熱可塑性エラストマー(TPA、TPAE)の発泡体からなる。上ミッドソール220は、下ミッドソール210の圧縮弾性率よりも大きな圧縮弾性率を有していてもよい。上ミッドソール220の圧縮弾性率は、0.35MPa以上2.5MPa以下に設定されることが好ましく、1MPa以下に設定されることがより好ましい。ただし、上ミッドソール220は、下ミッドソール210の圧縮弾性率と同じ圧縮弾性率を有していてもよいし、下ミッドソール210の圧縮弾性率よりも小さな圧縮弾性率を有していてもよい。上ミッドソール220と下ミッドソール210とは、同じ材料により形成されているが、求められる特性に合わせて異なる材料で構成してもよい。
次に、図4を参照しながら、着地時から蹴り出し時に至る間のプレート300及び下ミッドソール210の形状の変化について説明する。
着地時において、靴底10には、足の踵付近から荷重が加わるため、プレート300の湾曲部310や下ミッドソール210の支持部212の形状は、湾曲部310及び支持部212に荷重が作用していない状態における形状とほぼ同じである。
着地時から蹴り出し時に移行する過程において、湾曲部310及び支持部212に作用する荷重が徐々に大きくなる。
そして、蹴り出し時において、湾曲部310及び支持部212に最も大きな荷重が作用する。湾曲部310及び支持部212に作用する荷重が増大するにしたがって、幅広領域310aの曲率が小さくなるように湾曲部310が開くとともに幅狭領域320bが平坦面Pから離間する向き(上向き)に凸となるようにプレート300が変形し、かつ、支持部212は、湾曲部310の上記の変形を許容するように圧縮変形する。
これにより、蹴り出し時に着用者の足首関節の角度が小さくなることが抑制されるため、着地時から蹴り出し時に至る間の足首関節の角度変化が小さくなる。よって、走行時等における足の負担が軽減される。
具体的に、幅広領域310aの曲げ剛性に対する幅狭領域320bの曲げ剛性の割合が0.4以上であることにより、蹴り出し時に、幅広領域310aの曲率が小さくなるように湾曲部310が開くことなく幅狭領域320bのみが平坦面Pから離間する向きに凸となるようにプレート300が変形することが抑制される。よって、特に蹴り出し時に足首関節の角度が小さくなることが抑制される。
また、幅広領域310aの曲げ剛性に対する幅狭領域320bの曲げ剛性の割合が0.85以下であることにより、蹴り出し時に、幅広領域310aの曲率が小さくなるように湾曲部310が有効に開くため、蹴り出し時に着用者の足首関節の角度が小さくなることが抑制される。
以下、図5から図24を参照しながら、上記実施形態の変形例について説明する。なお、図5から図15では、上記実施形態におけるプレート300の外形が二点鎖線で示されている。図17及び図18では、図16に示されるプレート300の外形が二点鎖線で示されている。
図5に示されるように、プレート300の湾曲部310の小指側に、切欠きが設けられていてもよい。上記実施形態と比較すると、外側縁部302のうち幅広部312から前方の部位が、前方に向かうにしたがって次第に拇指側に向かう形状となるように切欠きが設けられている。この態様では、拇指側での蹴り出しに有効な反発力が得られる。
図6に示されるように、プレート300の湾曲部310の拇指側に、切欠きが設けられていてもよい。上記実施形態と比較すると、内側縁部301のうち幅広部312から前方の部位が、前方に向かうにしたがって次第に小指側に向かう形状となるように切欠きが設けられている。この態様では、小指側での蹴り出しに有効は反発力が得られる。
図7に示されるように、プレート300の中足部支持部320及び後足部支持部330の内側には、切欠きが設けられていてもよい。上記実施形態と比較すると、内側縁部301のうち幅広部312より後方の部位が、外側縁部302側に形成されるとともに踵支持部332を通過するように切欠きが設けられている。この態様は、踵の外側から接地する着用者(ランナー等)に適している。
図8に示されるように、プレート300の中足部支持部320及び後足部支持部330の外側には、切欠きが設けられていてもよい。上記実施形態と比較すると、外側縁部302のうち幅広部312より後方の部位が、内側縁部301側に位置するとともに踵支持部332を通過するように切欠きが設けられている。この態様は、踵の内側から接地する着用者に適している。
図9に示されるように、湾曲部310の小指側と、中足部支持部320及び後足部支持部330の内側とに、切欠きが設けられていてもよい。この態様は、図5及び図7の態様を組み合わせた形状を有している。この態様は、踵の外側から接地し、拇指側で蹴り出す着用者に適している。
図10に示されるように、湾曲部310の小指側と、中足部支持部320及び後足部支持部330の外側とに、切欠きが設けられていてもよい。上記実施形態と比較すると、図5に示される態様と同様に、外側縁部302のうち幅広部312から前方の部位が、前方に向かうにしたがって次第に拇指側に向かう形状となるように切欠きが設けられ、外側縁部302のうち幅狭部322から後方の部位が、内側縁部301側に位置するとともに踵支持部332を通過するように切欠きが設けられている。この態様は、踵の内側から接地し、拇指側で蹴り出す着用者に適している。
図11に示されるように、湾曲部310の拇指側と、中足部支持部320及び後足部支持部330の内側とに、切欠きが設けられていてもよい。上記実施形態と比較すると、図6に示される態様と同様に、内側縁部301のうち幅広部312から前方の部位が、前方に向かうにしたがって次第に小指側に向かう形状となるように切欠きが設けられ、内側縁部301のうち幅狭部322から後方の部位が、外側縁部302側に位置するとともに踵支持部332を通過するように切欠きが設けられている。この態様は、踵の外側から接地し、小指側で蹴り出す着用者に適している。
図12に示されるように、湾曲部310の拇指側と、中足部支持部320及び後足部支持部330の外側とに、切欠きが設けられていてもよい。上記実施形態と比較すると、図6に示される態様と同様に、内側縁部301のうち幅広部312から前方の部位が、前方に向かうにしたがって次第に小指側に向かう形状となるように切欠きが設けられ、外側縁部302のうち幅広部312から後方の部位が、内側縁部301側に位置するとともに踵支持部332を通過するように切欠きが設けられている。この態様は、踵の内側から接地し、小指側で蹴り出す着用者に適している。
図13に示されるように、中足部支持部320及び後足部支持部330の内側と外側とに切欠きが設けられていてもよい。上記実施形態と比較すると、内側縁部301のうち幅狭部322と踵支持部332との間の部位が、外側縁部302側に位置するように切欠きが設けられ、外側縁部302のうち幅狭部322と踵支持部332との間の部位が、内側縁部301側に位置するように切欠きが設けられている。
図14に示されるように、湾曲部310の小指側と、中足部支持部320及び後足部支持部330の内側と外側とに切欠きが設けられていてもよい。この態様は、図5及び図13の態様を組み合わせた形状を有している。この態様では、拇指側での蹴り出しに有効な反発力が得られる。
図15に示されるように、湾曲部310の拇指側と、中足部支持部320及び後足部支持部330の内側と外側とに切欠きが設けられていてもよい。この態様は、図6及び図13の態様を組み合わせた形状を有している。この態様では、小指側での蹴り出しに有効な反発力が得られる。
図16に示されるように、プレート300の後足部支持部330が省略されてもよい。この態様は、前足部で接地する着用者に適している。なお、この例では、靴底10の断面視において、下ミッドソール210は、幅広部312と幅狭部322とを結ぶ直線と平坦面Pとのなす角、あるいは、幅狭部322とプレート300の後端部とを結ぶ直線と平坦面Pとのなす角が5度以上となるようにプレート300を支持することが好ましい。
図17に示されるように、プレート300の後足部支持部330が省略され、湾曲部310の小指側に切欠きが設けられていてもよい。この態様では、図16に示される態様に対し、図5に示される態様と同様に、外側縁部302のうち幅広部312から前方の部位が、前方に向かうにしたがって次第に拇指側に向かう形状となるように切欠きが設けられている。この態様は、前足部で接地し、拇指側で蹴り出す着用者に適している。
図18に示されるように、プレート300の後足部支持部330が省略され、湾曲部310の拇指側に切欠きが設けられていてもよい。この態様では、図16に示される態様に対し、図6に示される態様と同様に、内側縁部301のうち幅広部312から前方の部位が、前方に向かうにしたがって次第に小指側に向かう形状となるように切欠きが設けられている。この態様は、前足部で接地し、小指側で蹴り出す着用者に適している。
図19及び図20に示されるように、湾曲部310における拇指側の部位318は、湾曲部310における小指側の部位319よりも高く形成されてもよい。この態様では、拇指側での蹴り出しに有効な反発力が得られる。
図21及び図22に示されるように、湾曲部310における小指側の部位319は、湾曲部310における拇指側の部位318よりも高く形成されてもよい。この態様では、小指側での蹴り出しに有効な反発力が得られる。
図23及び図24に示されるように、湾曲部310の曲率が小さく設定されてもよい。また、図24に示されるように、湾曲部310の後端部がより後方に設定されてもよい。この例において、湾曲部310の後端部は、プレート300の前端からプレート300の全長の65%までの位置に設定されることが好ましい。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
[態様]
上述した複数の例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
この開示の一局面に従ったプレートは、靴の一部を構成する靴底に用いられるプレートであって、前記靴底のうち前記靴底の厚み方向に前記靴の着用者の前足部と重なる前足領域に設けられ、前記靴底が平坦面に載置された際に前記平坦面に向けて凸となるように湾曲する形状を有する湾曲部と、前記靴底のうち前記厚み方向に前記着用者の中足部と重なる中足領域に設けられ、前記中足部を支持する中足部支持部と、前記靴底のうち前記厚み方向に前記着用者の後足部と重なる後足領域に設けられ、前記後足部の少なくとも一部を支持する後足部支持部と、を備え、前記湾曲部は、当該湾曲部のうち幅方向における寸法が最も大きな幅広部を含む幅広領域を有し、前記中足部支持部は、当該中足部支持部のうち幅方向における寸法が最も小さな幅狭部を含む幅狭領域を有し、前記幅広領域の曲げ剛性に対する前記幅狭領域の曲げ剛性の割合は、0.4以上0.85以下である。
このプレートでは、蹴り出し時に、幅広領域の曲率が小さくなるように湾曲部が開くとともに幅狭領域が平坦面から離間する向き(上向き)に凸となるようにプレートが変形することにより、蹴り出し時に着用者の足首関節の角度が小さくなることが抑制されるため、着地時から蹴り出し時に至る間の足首関節の角度変化が低減される。よって、走行時等における足の疲労が有効に低減される。
また、前記靴の長手方向における前記幅広部と前記幅狭部とのちょうど中間に位置する中間部を有し、幅方向における前記幅狭部の寸法に対する幅方向における前記中間部の寸法の割合は、1.5より小さいことが好ましい。
また、内足側の縁部で構成される内側縁部を有し、前記内側縁部は、前記幅広部と前記中間部との間に形成されており、前記プレートの平面視において曲率の向きが変わる変曲部を有することが好ましい。
この場合において、前記幅広部と前記変曲部とを結ぶ直線と、前記幅狭部と前記変曲部とを結ぶ直線と、のなす角は、160度以上176度以下であることが好ましい。
また、前記湾曲部の厚み及び前記中足部支持部の厚みは、互いに同じであり、前記湾曲部及び前記中足部支持部は、前記幅広部から前記幅狭部に向かうにしたがって次第に幅方向における当該湾曲部の寸法及び当該中足部支持部の寸法が小さくなる形状を有し、幅方向における前記幅広部の寸法に対する幅方向における前記幅狭部の寸法の割合は、0.4以上0.85以下であることが好ましい。
また、前記後足部支持部は、前記着用者の踵の中心を支持する踵支持部を含み、幅方向に延びる踵支持領域を有し、前記踵支持領域の曲げ剛性に対する前記幅狭領域の曲げ剛性の割合は、0.8以上であることが好ましい。
また、前記幅狭領域は、平坦に形成されていることが好ましい。
また、この開示の一局面に従った靴底は、前記プレートと、前記前足領域、前記中足領域及び前記後足領域を有するミッドソールと、を備え、前記プレートは、前記湾曲部が前記前足領域に位置するとともに前記中足部支持部が前記中足領域に位置するように前記ミッドソール内に設けられており、前記ミッドソールは、前記プレートの下に配置された下ミッドソールと、前記プレートの上に配置された上ミッドソールと、を有し、前記下ミッドソールは、前記湾曲部を当該湾曲部の全域にわたって支持する支持部を有し、前記支持部は、前記幅広領域の曲率が小さくなるように前記湾曲部が変形するのを許容するように弾性変形可能であり、前記支持部のうち、前記厚み方向に前記プレートと重なる部分で、かつ、少なくとも前記幅広部より前方の部位と前記厚み方向に重なる部位の厚みは、一定である。
また、前記下ミッドソールは、前記プレートのうち前記湾曲部より後方の部位が前記靴の長手方向における後方に向かうにしたがって次第に前記平坦面から離間する姿勢となるように前記プレートを支持していることが好ましい。
また、この開示の一局面に従った靴は、前記靴底と、前記靴底に接続されており、前記靴底の上方に位置するアッパーと、を備える。
1 靴、10 靴底、20 アッパー、100 アウターソール、200 ミッドソール、201 前足領域、202 中足領域、203 後足領域、210 下ミッドソール、212 支持部、220 上ミッドソール、300 プレート、301 内側縁部、302 外側縁部、310 湾曲部、310a 幅広領域、312 幅広部、320 中足部支持部、320b 幅狭領域、322 幅狭部、330 後足部支持部、330c 踵支持領域、332 踵支持部、340 中間部、342 変曲部。

Claims (10)

  1. 靴の一部を構成する靴底に用いられるプレートであって、
    前記靴底のうち前記靴底の厚み方向に前記靴の着用者の前足部と重なる前足領域に設けられ、前記靴底が平坦面に載置された際に前記平坦面に向けて凸となるように湾曲する形状を有する湾曲部と、
    前記靴底のうち前記厚み方向に前記着用者の中足部と重なる中足領域に設けられ、前記中足部を支持する中足部支持部と、
    前記靴底のうち前記厚み方向に前記着用者の後足部と重なる後足領域に設けられ、前記後足部の少なくとも一部を支持する後足部支持部と、を備え、
    前記湾曲部は、当該湾曲部のうち幅方向における寸法が最も大きな幅広部を含む幅広領域を有し、
    前記中足部支持部は、当該中足部支持部のうち幅方向における寸法が最も小さな幅狭部を含む幅狭領域を有し、
    前記幅広領域の曲げ剛性に対する前記幅狭領域の曲げ剛性の割合は、0.4以上0.85以下である、プレート。
  2. 前記靴の長手方向における前記幅広部と前記幅狭部とのちょうど中間に位置する中間部を有し、
    幅方向における前記幅狭部の寸法に対する幅方向における前記中間部の寸法の割合は、1.5より小さい、請求項1に記載のプレート。
  3. 内足側の縁部で構成される内側縁部を有し、
    前記内側縁部は、前記幅広部と前記中間部との間に形成されており、前記プレートの平面視において曲率の向きが変わる変曲部を有する、請求項2に記載のプレート。
  4. 前記幅広部と前記変曲部とを結ぶ直線と、前記幅狭部と前記変曲部とを結ぶ直線と、のなす角は、160度以上176度以下である、請求項3に記載のプレート。
  5. 前記湾曲部の厚み及び前記中足部支持部の厚みは、互いに同じであり、
    前記湾曲部及び前記中足部支持部は、前記幅広部から前記幅狭部に向かうにしたがって次第に幅方向における当該湾曲部の寸法及び当該中足部支持部の寸法が小さくなる形状を有し、
    幅方向における前記幅広部の寸法に対する幅方向における前記幅狭部の寸法の割合は、0.4以上0.85以下である、請求項1から4のいずれかに記載のプレート。
  6. 前記後足部支持部は、前記着用者の踵の中心を支持する踵支持部を含み、幅方向に延びる踵支持領域を有し、
    前記踵支持領域の曲げ剛性に対する前記幅狭領域の曲げ剛性の割合は、0.8以上である、請求項1から5のいずれかに記載のプレート。
  7. 前記幅狭領域は、平坦に形成されている、請求項1から6のいずれかに記載のプレート。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載のプレートと、
    前記前足領域、前記中足領域及び前記後足領域を有するミッドソールと、を備え、
    前記プレートは、前記湾曲部が前記前足領域に位置するとともに前記中足部支持部が前記中足領域に位置するように前記ミッドソール内に設けられており、
    前記ミッドソールは、
    前記プレートの下に配置された下ミッドソールと、
    前記プレートの上に配置された上ミッドソールと、を有し、
    前記下ミッドソールは、前記湾曲部を当該湾曲部の全域にわたって支持する支持部を有し、
    前記支持部は、前記幅広領域の曲率が小さくなるように前記湾曲部が変形するのを許容するように弾性変形可能であり、
    前記支持部のうち、前記厚み方向に前記プレートと重なる部分で、かつ、少なくとも前記幅広部より前方の部位と前記厚み方向に重なる部位の厚みは、一定である、靴底。
  9. 前記下ミッドソールは、前記プレートのうち前記湾曲部より後方の部位が前記靴の長手方向における後方に向かうにしたがって次第に前記平坦面から離間する姿勢となるように前記プレートを支持している、請求項8に記載の靴底。
  10. 請求項8又は9に記載の靴底と、
    前記靴底に接続されており、前記靴底の上方に位置するアッパーと、を備える、靴。
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