JP2022059245A - ウェブページに広告宣伝機能を付与するサウンドコンテンツを評価するシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】事前に評価者の意見を聴くことを可能とし収集される情報の信憑性、秘匿性を担保する。【解決手段】端末音響現況通知プログラムインストール確認装置と、ウェブページアクセス情報受領装置と、会員端末が音響装置に接続されかつ適切な音量で出力されている現況である旨を端末から受領する端末音響現況通知受領装置と、会員端末がサウンドコンテンツを評価した評価情報を受領するサウンドコンテンツ評価情報受領装置と、アクセスに関する情報と、端末音響現況に関する情報と、評価情報とを照合して、信憑性を判断する評価情報信憑性判断装置と、評価情報に、信憑性の情報を加えた情報をウェブサイト所有者会員端末に対して報告するサウンドコンテンツ評価情報レポート装置とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、サウンドコンテンツの評価システムに関し、特にウェブサイトに公開されている音商標、動く商標、動画などのサウンドを含むコンテンツが、聴く人にどのように評価され、当該ウェブページとの関係でどのように役立っているかについての意見、評価、統計資料などを当該ウェブサイトの所有者を含む関係者に通知することを可能とするサウンドコンテンツ評価システムに関する。
ウェブサイトにおいて、音商標、動く商標、動画などが、当該サイトの販路拡大、市場開拓のために用いられることがある。サウンドを含むコンテンツが、企業イメージ、ブランドを作り上げていくためには、サウンドとしての聴きやすさ、覚えやすさ、響きの良さ、音楽として優れていること、文字文化として優れていること、など多くの要素が関連すると考えられる。
また、そのようなサウンドコンテンツをウェブページに置いて、用いようとするウェブサイト所有者(商標主、企業)は、一般への公開をする前に、事前に専門家や、マニア(たとえば、テレビコマーシャルの愛好家)の意見を聴きたいという場合がある。
一方で、評価情報を収集するには、その情報の出所や、信憑性について、どの程度のものであるかが問題となる場合がある。例えば、テレビ番組の視聴率などは、まったくのブラックボックスであるので、信憑性に欠けるとの批判がある。
また、公開前の一部への開示には、セキュリティ面での保護が求められる。
特許文献1には、メディアプランニングのためのシステム、方法が提案されている。カスタマイズされた電子的出力を提供する。すなわち、メディアオブジェクトのセットを定義する構成要素のテンプレートのセットを記憶する段階と、それに基づいた出力を受け取ることになるエンティティに関する情報をコンピュータネットワークを通じて受け取り、該エンティティに対してコンピュータネットワークを通じて出力の構成要素のテンプレートのセットのサブセットのリストを提示する段階と、テンプレートのセットのサブセットのリストからのテンプレートの選択対象をエンティティから受け取る段階と、エンティティからのカスタム情報なしにエンティティが選択したテンプレートを再生する段階と、選択されたテンプレートに基づいてカスタマイズされた出力を作成するために入力を提供するようエンティティに指示する段階と、選択されたテンプレート及びエンティティによって提供された入力からカスタマイズされた出力を作成する段階とを含む。編集決定リスト(SOL)を使用してそれぞれのテンプレートにおいてメディアオブジェクトの編成を表わす段階を含む。
特許文献2には、双方向媒体における広告の効果を的確に予測する方法が開示されている。すなわち、複数の双方向媒体に複数の広告を掲載するステップと、複数の広告のそれぞれについて、ターゲットの反応にかかる反応率(反応パラメータ)を測定するステップと、ターゲットを対象として各広告の認知にかかる認知率(認知パラメータ)を認知アンケートの実施により測定するステップと、反応率と認知率との相関関係を解析するステップと、相関関係に基づいて、出稿対象の広告の効果を予測するステップとを含む。
特許文献3には、コンピュータ情報処理を利用して、一定の予算範囲で複数の広告媒体を組み合わせて出稿する計画の立案を支援するシステムが開示されている。複数種類の媒体を使って広告を出稿する際の計画づくりを支援するコンピュータシステムであって、多数の広告事例の広告効果に関する情報が広告事例データベースに集約されている。1つの広告事例には、特定の媒体を使った具体的な出稿内容と、その出稿に関する費用とがデータ表現されている。多数の広告事例を各媒体別に整理して画面に表示して利用者に提示し、利用者がその中から選択した複数の出稿候補プランを認知し、各媒体から1つの出稿候補プランを選択して媒体ミックスプランを生成し、そのプラン費用を算出する。また、媒体ミックスプランの総合広告効果を算出する。
特許文献4には、各種の広告媒体に広告掲載或いは配信するための適切な出稿計画を作成することができる出稿計画作成システムが開示されている。出稿計画作成システムは、広告主および/または広告代理店からの原稿であって、広告期間および予算を含む情報が付与された原稿を受理すると、データベースに記憶された、既に掲載され或いは配信された広告に関して、当該広告が具体的に掲載され或いは配信された媒体を示す個別出稿媒体、広告の内容、広告費用、および、当該広告に対するユーザの反響を示す情報を参照して、ユーザの反響を最大化するように、個別出稿媒体のうち選択されたものに対する広告期間および予算を含む出稿計画を作成する。さらに、出稿計画に基づく広告の掲載および配信に基づくユーザの反響を取得して、ユーザの反響を、個別出稿媒体、広告の内容および広告費用と関連付けてデータベースに蓄積するのが望ましい。
特許文献5には、広告の取引を効率化させ、取引の機会ないし範囲を拡大させるオンライン型の広告取引支援システムが開示されている。各々固有の流通媒体を通じて広告コンテンツを流通させる複数の放送局に配備されたコンテンツ管理端末BT及び広告代理店に配備された発注者端末MTとをオンラインで結ぶ。広告コンテンツの基データとなる広告素材を素材マスタDB等に保管しておき、放送局が登録した広告枠を発注者端末RTに提示するとともに該提示に基づく発注者端末からの広告枠の発注要求があったときに、保管してある広告素材を放送局で扱うデータ構造に適合するようにエンコード処理部でエンコードし、これを放送局のコンテンツ管理端末BTに配信する。
特許文献6には、マークアップ言語について専門知識と経験を有しない者であっても,広告画面を容易に作成できるようにする。広告画面の原型となる,あらかじめ定められた形態を有するテンプレートが用意される。テンプレートには,本線画像領域に加えて,広告データを貼付するための領域が設けられる。広告データは,操作者によって,これらの領域にドラッグ/ドロップ操作されることにより,該領域に貼付(結合)される。貼付時には,広告データと該領域とのサイズおよびデータ形式とがそれぞれ一致するかどうかのレギュレーションチェックが行われる。
特許文献7には、ディスプレイに表示させる広告映像の作成の負担を軽減することができる映像供給システムが開示されている。映像供給側コンピュータが提供するASP機能により、顧客はパーソナルコンピュータによって番組編集を行う。具体的には、映像供給側コンピュータから提供されるテンプレートリスト内から選択したテンプレートを自己所有ファイル等で編集(改編)し、顧客独自の顧客番組ファイルを作成し、これを映像供給側コンピュータに登録する。パーソナルコンピュータは顧客番組ファイルを映像供給側コンピュータからダウンロードし、放映専用端末にデータ送信する。放映専用端末は顧客番組ファイルに基づいて映像信号を生成し、この映像信号をプラズマディスプレイに供給する。
特許文献8には、コンピュータが、評判又は影響度のスコアを使ってエンティティのランキングを実行する方法であって、関係に基づいて1以上のサブジェクトに対する評判スコアを決定する工程であって、前記評判スコアは前記サブジェクトの評価を表す工程と、複数の引用を提供する工程であって、各引用はサブジェクトによるオブジェクトについての意見又は説明を表す工程と、各オブジェクトを引用する前記引用から各オブジェクトに対する引用のサブセットを選択する工程であって、前記選択されたサブセットの前記引用の内容は、サーチクエリに対する1以上のサーチ用語に一致する工程と、複数のオブジェクトのサブセットに引用スコアを割り当てる工程であって、前記引用スコアは引用により引用された前記オブジェクトとの関係度を示し、1以上のサーチ用語と、前記1以上のサブジェクトによる前記オブジェクトの前記引用の前記内容とが少なくとも一致することに基づいて決定され、オブジェクトに対する前記引用スコアは、前記オブジェクトを引用するサブジェクトのサブセットに基づいて各サーチクエリに対して決定される、工程と、1以上のサーチ用語と前記引用の内容との一致に基づいて決定される前記オブジェクトに対する選択スコアを計算するために、前記オブジェクトに対する前記引用スコアと前記オブジェクトを引用する前記サブジェクトに対する前記評判スコアとを組み合わせる工程であって、オブジェクトに対する前記選択スコアは、サブジェクトのサブセットが前記オブジェクトを引用することに基づいて各サーチクエリに対して決定され、前記サブセットの前記サブジェクトは、各オブジェクトに対して以前に選択された引用のサブセットの前記サブジェクトである、工程と、前記オブジェクトの選択スコアに基づいて前記オブジェクトを選択し、ランキングする工程と、を含む方法が開示されている。
特許文献9には、参加しやすく有用な情報を取得しやすいコミュニティ運営を実現する方法が開示されている。クライアント端末から受信した投稿データを他のクライアント端末に対して電子的に公開する投稿処理装置に関する。この装置は、多くのユーザから投稿データを受信して蓄積すると共に、あるユーザから別のユーザの投稿データに対する内容評価を示すデータも受信する。そして、ユーザごとの評価傾向をデータベース化し、ユーザ間の評価傾向の近さを数値化する。あるユーザAのクライアント端末にて投稿データαを表示させるとき、ユーザAと評価傾向が近いユーザBが投稿データαをどのように評価しているかを判定し、その評価内容に応じて、ユーザAに対する投稿データαの表示方法を決定する。
特許文献10には、様々なコミュニティの中から提供された情報を元に、数学的に意味のある安定した情報評判スコアと、各参加者の情報提供スコアと情報評価スコアとを算出するシステムが開示されている。情報取得手段において、コンテンツを提供した利用者の利用者IDと利用者によって提供されたコンテンツの識別子であるコンテンツIDを含む情報提供リンク情報と、コンテンツを評価した利用者の利用者IDと利用者によって評価されたコンテンツの識別子であるコンテンツIDとコンテンツの評価者がコンテンツに対して行った評価の数値情報である評価情報を含む情報評価リンク情報とを取得し、スコア計算手段において、情報提供リンク情報と情報評価リンク情報より生成したスコア推移行列の固有ベクトルを計算し、固有ベクトルの値を用いてコンテンツの情報評判スコアと利用者の情報提供スコアと利用者の情報評価スコアとを算出する。
特許文献11には、リコメンダシステムにおいて、関心のある分野の共同体の中から専門家または権威を識別するための方法が開示されている。まず、共同体の中のユーザによって提供される特定の分野におけるアイテムを識別する。識別されたアイテムごとに、共同体の中のどのユーザが識別されたアイテムに働きかけたのかを判定し、識別された文書に働きかけたユーザのだれが特定の分野における他の関連するアイテムを認識しているのかを判定し、それらのユーザを特定の分野でのハブ専門家として定義する。さらに、どの識別されたアイテムが所定数のハブ専門家によって働きかけられたのかを判定し、それらのアイテムを権威のあるアイテムとして定義することを含む。
特許文献12には、インターネットのユーザが、各人の検索要求に合致するWebページを効率よく検索できるようにする(そのための手がかりを提供する)システムが開示されている。Webページのガイド(案内)を希望するクライアントは、本発明によるWebサーバ(ガイド情報提供装置)に対して任意のWebページのURLを送る。Webサーバは当該ページ(図中背後のウィンドウ)を他のWebサーバから取り寄せるとともに、自己の保持する当該ページのガイド情報からそのガイドページ(図中手前のウィンドウ)を作成し、両ページをあわせてクライアントに送る。クライアントはガイドページを介して、上記Webページがどんなテーマを扱うどのくらい良質なページであるかを投票し、かつ現在までに投じられたすべての票の集計結果、すなわち当該ページに対する現時点での評価を随時参照することができる。
特許文献13には、曖昧な地理的参照の分類方法が開示されている。場所分類子は、入力テキスト中のテキスト文字列に基づいて場所情報を生成する。場所情報は、入力テキストの潜在的な地理的関連性を規定する。場所情報を定める際、場所分類子は、入力テキスト中の少なくとも1つの文字列に関連付けられる少なくとも1つの地理関連性プロファイルを受け、少なくとも1つの地理関連性プロファイルから文書についての地理関連性プロファイル組合せを得て、地理関連性プロファイル組合せに基づいて入力テキストの地理的関連性を判断し得る。
特許文献14には、何時でも何処でももっと手軽に効率よく、付加価値の高い検索用文データを記述する方法と、この手段を備えた情報処理装置、情報処理システムが開示されている。(1)想定される時空間に関する文記述上の定義を行い、指定したこの時空間情報と、記述した文と、を連結することにより、任意の時空間に文字情報の付与を可能にする、任意の時空間で文字情報の付与を可能にする、既に出来上がっている文に時空間情報を付与可能とする。(2)文記述者の活動空間を定義して、この活動時時空間に特有な語彙を登録した辞書を利用して文字入力をする。(3)文構造を標準化、共通データ化するための文体構造を提供する。(4)記述した文データを検索して任意の時空間の文を検出する、任意の時空間に存在する記述内容を検出する。
特許文献15には、自動化音楽作曲および生成機械、エンジン、システムおよび方法、ならびに音楽作曲ロボットシステムを含む任意の者が、音楽理論もしくは実践のいかなる知識または音楽もしくは他の創造的努力における専門知識も有することなく、限定されないが、映像、写真術、スライドショーおよび任意の既存のオーディオフォーマット、ならびに任意のオブジェクト、エンティティおよび/またはイベントを含む、任意の種類のメディアコンテンツと同期する一意かつ専門家品質の音楽を瞬時に作成することを可能にするアーキテクチャであって、システムユーザは、本発明の自動化作曲および生成システムによって最終的に作曲される楽曲において音楽的に表現されるべきその感情および/または芸術的概念の知識のみを必要とする、自動化音楽作曲および生成機械、エンジン、システムおよび方法ならびにアーキテクチャが開示されている。
特許文献16には、コンピュータにより実行されるエンティティのランキングを行う方法であって、1以上の他のサブジェクトに関係するコネクションに基づいて1以上のサブジェクトについての影響度スコアを決定する工程であって、前記影響度スコアは前記サブジェクトの評価を表す工程と、オブジェクトに対する複数の引用を表す工程であって、各引用はサブジェクトによる前記オブジェクトについての評価又は説明を表す工程と、複数のオブジェクトのサブセットに引用スコアを割り当てる工程であって、前記引用スコアは引用が引用した前記オブジェクトの関係度を示し、オブジェクトに対する前記引用スコアは、当該オブジェクトを引用するサブジェクトのサブセットに基づいて決定される、工程と、1以上のサーチタームと引用との一致に基づいて決定される前記オブジェクトに対する選択スコアを計算するために、前記オブジェクトに対する前記引用スコアと前記オブジェクトを引用する前記サブジェクトに対する前記影響度スコアとを組み合わせる工程であって、オブジェクトに対する前記選択スコアは前記オブジェクトを引用するサブジェクトのサブセットに基づいて前記1以上のサーチタームを含む各サーチクエリに対して決定され、前記サブセットの前記サブジェクトは、各オブジェクトに対して以前に選択された引用のサブセットの前記サブジェクトである、工程と、前記オブジェクトの選択スコアに基づいて前記オブジェクトを選択し、ランキングする工程と、を含む方法が開示されている。
特表2009-521014号公報 特開2005-190340号公報 特開2001-312629号公報 特開2002-024692号公報 特開2002-304572号公報 特開2002-262223号公報 特開2004-336442号公報 特許5640015号公報 特開2007-233874号公報 特開2006-202253号公報 特開2005-174346号公報 特開2003-288437号公報 特開2008-536195号公報 特開2011-123851号公報 特表2018-537727号公報 特許5902274号公報
本発明の発明者は、サウンドコンテンツを公開する前に、一部の評価者の意見を聴くことが可能なシステムが必要であると考えた。また、その際に得られる情報の信憑性を保証できることが望ましい。さらに、セキュリティの保護にも配慮されたものである必要がある。また、情報の匿名性を原則とするが、必要に応じて実名のやり取りがなされることを許容することが望ましい。
本発明は、一般に公開する前に一部の評価者の意見を聴くことを可能とし、その際に収集される情報の信憑性、秘匿性を担保するサウンドコンテンツ評価システムを提供するものである。
すなわち、本発明は、
ウェブサイトに置かれるサウンドコンテンツの評価をするために、サウンドコンテンツ評価サーバと、ウェブサーバと、ウェブサイト所有者会員端末と、専門家会員端末と、マニア会員端末と、一般会員端末とをインターネットで接続してなるサウンドコンテンツ評価システムであって、
前記サウンドコンテンツ評価サーバは、
前記ウェブサイト所有者会員端末を登録するウェブサイト所有者会員登録装置と、
前記ウェブサーバにおける前記サウンドコンテンツのウェブページのURLを、専門家会員限定公開、マニア会員限定公開、一般会員限定公開の種別とともに登録するウェブサイト登録装置と、
前記専門家会員端末を登録する専門家会員登録装置と、
前記マニア会員端末を登録するマニア会員登録装置と、
前記一般会員端末を登録する一般会員登録装置と、
前記ウェブサイト所有者会員端末、前記専門家会員端末、前記マニア会員端末、前記一般会員端末に対して配布する端末音響現況通知プログラムを格納する端末音響現況通知プログラム格納装置と、
前記ウェブサイト所有者会員端末、前記専門家会員端末、前記マニア会員端末、前記一般会員端末が、前記端末音響現況通知プログラムをダウンロードして、それぞれの端末にインストールされたことを確認する端末音響現況通知プログラムインストール確認装置と、
前記ウェブサイト登録装置に登録された情報に基づいて、前記サウンドコンテンツのウェブページのURL情報を、前記専門家端末、前記マニア会員端末、前記一般会員端末に対してそれぞれ開示するサウンドコンテンツウェブページ開示装置と、
前記ウェブサーバが、前記専門家会員端末、前記マニア会員端末、前記一般会員端末からのアクセスを受けた際に、当該アクセスに関して、日時を含む情報を受領するウェブページアクセス情報受領装置と、
前記専門家会員端末、前記マニア会員端末、前記一般会員端末のうちのそれぞれの端末が前記サウンドコンテンツのウェブページにアクセスする時に、当該端末が音響装置に接続されかつ適切な音量で出力されている現況である旨の端末音響現況通知であって日時を含む情報を当該端末から受領する端末音響現況通知受領装置と、
前記専門家会員端末、前記マニア会員端末、前記一般会員端末のうちのそれぞれの端末が前記サウンドコンテンツのウェブページにアクセスして当該サウンドコンテンツを評価した評価情報であって、日時を含む情報を受領するサウンドコンテンツ評価情報受領装置と、
前記ウェブページアクセス情報受領装置が受領したアクセスに関する情報と、前記端末音響現況通知受領装置が受領した端末音響現況に関する情報と、前記サウンドコンテンツ評価情報受領装置が受領した評価情報とを照合して、前記評価情報の信憑性を判断する評価情報信憑性判断装置と、
前記サウンドコンテンツ評価情報受領装置が受け取った評価情報に、前記評価情報信憑性判断装置が判断した信憑性の情報を、加えた情報を前記ウェブサイト所有者会員端末に対して報告するサウンドコンテンツ評価情報レポート装置と
を有することを特徴とする。
これにより、ウェブサイト所有者は、サウンドコンテンツの評価情報を信憑性情報と共に受け取ることができる。
また、前記ウェブサーバは、
前記サウンドコンテンツのウェブページにアクセスする端末が、あらかじめ登録された会員端末であって、ウェブサイト所有者が所望する公開対象の会員端末であることを確認した上で、アクセスを許可するアクセスセキュリティ装置を有することを特徴とする。
これにより、事前のウェブページ開示を安全に実行することが可能となる。
また、前記ウェブサーバのアクセスセキュリティ装置は、あらかじめ前記サウンドコンテンツ評価サーバから、アクセスの許可された端末情報を受け取り、当該情報に照らし合わせてアクセスを許可することを特徴とする。
これにより、事前のウェブページ開示を安全に実行することができる。
前記ウェブサーバのアクセスセキュリティ装置は、
外部からアクセスする端末がある際に、その端末の情報を前記サウンドコンテンツ評価サーバに問い合わせ、
前記サウンドコンテンツ評価サーバは、
前記ウェブサーバのアクセスセキュリティ装置が、外部からのアクセスしようとする端末の情報を照会するのに応答して正当な会員端末かどうかを答えるウェブサーバからの照会応答装置
をさらに有し、
前記ウェブサーバのアクセスセキュリティ装置は、前記照会応答装置が、ポジティブな応答をしたときに、当該端末のアクセスを許可することを特徴とする。
これにより、事前のウェブページ開示を安全に実行することができる。
前記ウェブサーバのアクセスセキュリティ装置は、外部からのアクセスがある際に、当該端末の滞在時間を算定し、当該サウンドコンテンツの時間的長さの情報とともに、前記サウンドコンテンツ評価サーバに送ることを特徴とする。
これにより、サウンドコンテンツと滞在時間との関係から、評価情報の信憑性を判定可能となる。
前記端末音響現況通知プログラムは、ウェブブラウザ又はウェブブラウザに付加的に追加するプログラムであることを特徴とする。
これにより、サウンドコンテンツへのアクセスと直結した、現況通知が可能となる。
前記端末音響現況通知プログラムを、前記専門家会員端末、前記マニア会員端末、前記一般会員端末のいずれかにおいて、起動させると、ウェブ上のポータルページを表示し、当該ポータルページには、当該会員がアクセス可能なサウンドコンテンツのウェブページへのリンク情報、新たにアクセス可能となった新着情報を載せることを特徴とする。
これにより、会員が評価すべき、サウンドコンテンツへアクセスすることを可能にする。
前記ポータルページには、時刻合わせ機能のボタンを設けることを特徴とする。
これにより、評価する端末と、ウェブサイトの時刻との同期を図ることができ、ひいては信憑性データの価値を高めることができる。
前記ポータルページには、前記サウンドコンテンツの評価情報のうち、個人情報を捨象した統計情報を載せることを特徴とする。
これにより、サウンドコンテンツ所有者は、客観的な評価情報を入手可能となる。
前記サウンドコンテンツ評価情報レポート装置が前記ウェブサイト所有者会員端末に対して報告する情報は、個人情報を捨象し、匿名性の情報とすることを特徴とする。
これにより、プライバシーの保護が可能となる。
前記サウンドコンテンツ評価サーバは、
前記サウンドコンテンツ評価情報レポート装置が前記ウェブサイト所有者会員端末に対して報告する情報を、前記ウェブサイト所有者会員端末が受けた際に、当該情報を構成する個々の評価情報を発した会員端末に対して、前記ウェブサイト所有者会員端末から質疑応答のやり取りを仲介する質疑応答仲介装置を
さらに有することを特徴とする。
これにより、サウンドコンテンツ所有者が受けた評価に対して、質問をすることを可能にする。
前記サウンドコンテンツ評価情報レポート装置が前記ウェブサイト所有者会員端末に対して報告する情報は、個人情報を含めた実名を有する情報とすることを特徴とする。
これにより、専門家などの評価する立場の側では責任ある評価を述べることができ、評価を受ける側は背景を知ったうえで、評価を受けられる。
前記サウンドコンテンツ評価サーバは、
前記専門家会員端末、前記マニア会員端末、前記一般会員端末が、前記評価情報信憑性判断装置が信憑性が高いと判断する評価情報を提供する場合に、経済的利益を有するポイントを付与するポイント付与装置
をさらに有することを特徴とする。
これにより、会員が信憑性の高い評価をすることを促進することができる。
前記ポイント付与装置が、会員に対して付与したポイントを会員相互間で交換可能としたことを特徴とする。
これにより、会員同士での作業の依頼などを、ポイントの譲渡を対価として行うことができる。
前記サウンドコンテンツ評価サーバは、
さらに、
前記サウンドコンテンツ評価情報レポート装置から、サウンドコンテンツ評価情報レポートを受け取った前記ウェブサイト所有者会員端末が、当該サウンドコンテンツを公開した結果のフィードバック情報を受け取るサウンドコンテンツ公開後フィードバック情報受領装置と、
前記サウンドコンテンツ公開後フィードバック情報受領装置が受領したフィードバック情報を、前記サウンドコンテンツ評価情報受領装置が受領した評価情報との関係で検索可能な状態で蓄積するフィードバック情報データベース装置と、
前記フィードバック情報データベース装置が蓄積するフィードバック情報に基づいて、前記サウンドコンテンツを評価した会員一人一人の評価能力を数値化して評価するドッペル評価装置と
をさらに有することを特徴とする。
これにより、会員のサウンドコンテンツ評価能力を評価することができる。
前記ドッペル評価装置が評価した評価結果を、前記ウェブサイト所有者会員端末に開示するドッペル評価結果開示装置をさらに有することを特徴とする。
これにより、ウェブサイト所有者会員は、会員のサウンドコンテンツ評価能力を見て、評価依頼をすることができる。
前記ドッペル評価装置が評価した評価結果に基づいて、評価に対する資格を発行するサウンドコンテンツ評価資格発行装置をさらに有することを特徴とする。
これにより、会員は、資格取得に向けて、日々研鑽することができる。
以上、説明したように、本発明のサウンドコンテンツ評価システムを用いると、ウェブサイト所有者は、サウンドコンテンツの評価情報を信憑性情報と共に受け取ることができる。
本発明のサウンドコンテンツ評価システムの概要を示す図である。 サウンドコンテンツ評価サーバの内部構成を概略的に示すブロック図である。 本発明のサウンドコンテンツ評価システムの動作を各会員の登録からコンテンツ評価までについて説明するシーケンス図である。 本発明のサウンドコンテンツ評価システムを地域ごとに設けて、複数のサウンドコンテンツ評価システムを統合する本部サーバを設けた様子を示す図である。 AI評価サーバをさらに設けた実施例を示す図である。 ドッペル評価を実現するサウンドコンテンツ評価サーバの内部構成を示すブロック図である。 ドッペル評価の動作について説明するシーケンス図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のシステムを実施するための最良の形態を詳細に説明する。図1から図3までは、本発明の実施の形態を例示する図であり、これらの図において、同一の符号を付した部分は同一物を表わし、基本的な構成及び動作は同様であるものとする。
≪サウンドコンテンツ評価システムの概要≫
図1は、本発明のサウンドコンテンツ評価システムの概要を示す図である。
図1の中央に横に長い長円が描かれているのは、インターネット網を示している。本発明に係るサウンドコンテンツ評価システムは、サウンドコンテンツ評価サーバ10と、ウェブサーバ50と、ウェブサイト所有者会員端末30と、専門家会員端末40と、マニア会員端末60と、一般会員端末65と、非会員端末20、21とをインターネットで接続してなるものである。ここで、〇〇会員端末については、一台のみ描いてあるが、複数の会員がいて、それぞれの会員が端末機器を所有しているものとする。
サウンドコンテンツは、サウンド(音)を含むウェブ上のコンテンツであり、音楽、音声、自然界で録音した音、などの音声情報そのもの、またはそれに動画をつけたもの(動画に音をつけたもの)である。そして、サウンドコンテンツをウェブサイトの所有者が当該ウェブサイトのウェブページに用いるのは、自社のイメージ、自社のサービスや商品のイメージを当該ページにアクセスする人達が高めてくれることを願って用いるものであると考えられる。
図1のウェブサーバ50は、サウンドコンテンツを含むウェブサイトを公開するサーバコンピュータである。そして、非会員端末20、21を用い、インターネットを介して、多くの人がウェブサーバ50にあるサウンドコンテンツにアクセスし、そのサウンドコンテンツを再生し、視聴する。
ここで、ウェブサーバ50は、図1では1台だけを描いているが、実際は多数存在し、インターネット上で広告宣伝をしようとする会社の数に相当するだけの数のウェブサーバがあるものと考えられる。そして、非会員端末20,21の数もまた、多数存在している。
サウンドコンテンツを自社のウェブページに載せようとする会社は、当該ウェブページの公開前に、当該サウンドコンテンツの評価を求めたいと欲する場合がある。当該サウンドが、オリジナルに作曲したものを使う場合に、場合によっては著作権侵害と言われる場合があり争いに巻き込まれる可能性がある。さらに、他国の国家に似ているので止めてほしいと、国際問題になる可能性もある。また、そのサウンドが、当該企業の社風、製品、サービスの種類に合うか、当該企業の製品イメージの向上につながるか、当該企業のサービスのイメージの向上につながるか、など、広告担当者だけの意見ではリスクがあるため、専門家などの意見を事前に聴きたいという場合がある。
そのような需要に答え、それに役立つ目的で、本発明のサウンドコンテンツ評価システムは構築される。
公開前のウェブページは、ウェブサーバ50に、そのURLが一切公開されずに、また公開されたページへのリンクが貼られない状態で置かれる。また、あらかじめ登録された端末からのアクセスのみを受け入れるようなセキュリティをかけることができる。ID、パスワードの入力を求めて、アクセスを許可するようにセキュリティをかけることも可能である。
そのように非会員に対しては秘密状態となったウェブページに置かれたサウンドコンテンツに対して、サウンドコンテンツ評価サーバ10は、専門家会員端末40、マニア会員端末60、一般会員端末65に対して、ウェブサイト所有者会員端末30から要求されるメニューに基づいて、閲覧、視聴を許諾して、その評価を求める。
ウェブサイト所有者会員端末30は、サウンドコンテンツを載せるウェブサイトの所有者が、本発明に係るサウンドコンテンツ評価システムを利用する会員として、サウンドコンテンツ評価サーバ10に対してアクセスする際に用いる端末コンピュータである。図1には1台のみ描いてあるが、サウンドコンテンツ評価システムを利用するウェブサイト所有者会員の数に応じて多数存在する。
専門家会員端末40は、サウンドコンテンツを評価する専門家会員が、サウンドコンテンツ評価サーバ10にアクセスし、評価すべきサウンドコンテンツを評価して評価結果をサウンドコンテンツ評価サーバ10に残すために用いる端末コンピュータである。図1には、1台のみ描いてあるが、サウンドコンテンツを評価する専門家の数に応じて多数存在する。ここにいう専門家は、広告代理業者、マーケティング専門家、ブランディング専門家、中小企業診断士、経営コンサルタント、音楽家、映画音楽作曲家、ゲーム音楽作曲家、映画制作者、音楽大学教授、音楽高校教諭、中学校教諭、小学校教諭、幼稚園教諭、保育士などの専門家であって、事前に守秘契約を結んだ上で、本システムの専門家会員として登録を済ませた者をいう。
マニア会員端末60は、サウンドコンテンツを評価するマニア会員が、サウンドコンテンツ評価サーバ10にアクセスし、評価すべきサウンドコンテンツを評価して評価結果をサウンドコンテンツ評価サーバ10に残すために用いる端末コンピュータである。図1には、1台のみ描いてあるが、サウンドコンテンツを評価するマニア会員の数に応じて多数存在する。ここにいうマニアは、肩書などの理由から上述の専門家会員にはなれないが、サウンドコンテンツに精通しており、依頼があれば即座に(例えば三日以内に)評価に応じることを約束し、守秘契約を結ぶ者とすることができる。
一般会員端末65は、サウンドコンテンツを評価する一般会員が、サウンドコンテンツ評価サーバ10にアクセスし、評価すべきサウンドコンテンツを評価して評価結果をサウンドコンテンツ評価サーバ10に残すために用いる端末コンピュータである。図1には、1台のみ描いてあるが、サウンドコンテンツを評価する一般会員の数に応じて多数存在する。ここにいう一般会員は、たとえば依頼後10日以内の評価を約束し、所定の秘密保持を約束する者とすることができる。
このように会員区分をいくつか設けるのは、サウンドコンテンツを用いるウェブサイト所有者が事前の評価を求める際に、いくつかのステップを踏むことを可能にするためである。例えば、第一段階として、専門家のみの評価を求める。その評価を得て改良を加えた後、第二段階として、マニア会員の評価を求める。さらに改良を加えて第三段階として、一般会員の評価を求める。さらに微調整を加えて最終段階としてウェブサイトの公開をして、非会員へも公開するというステップの踏み方が可能である。ステップの数をいくつにするかは、ウェブサイト所有者の希望により、さまざまなバリエーションが考えられる。
サウンドコンテンツ評価サーバ10には、後述するように、さまざまな機能を持たせて、得られる評価の信憑性についての情報を加えることとする。そのことにより、ウェブサイト所有者が得られる情報の価値を高めることができる。
≪サウンドコンテンツ評価サーバの内部構成≫
図2は、サウンドコンテンツ評価サーバ10の内部構成を概略的に示すブロック図である。
図2で、〇〇装置と表現したものは、サウンドコンテンツ評価サーバ10のCPU(中央処理装置)が、必要なコンピュータプログラムを読み込んで、それを実行し、処理する状態を指すものである。
ウェブサイト所有者会員登録装置110は、サウンドコンテンツを持つウェブサイト所有者が本発明に係るサウンドコンテンツ評価システムを利用することを希望して会員登録する処理を実行する装置である。契約内容の確認、登録のための費用の入金などの必要な手続きを終えた後、サウンドコンテンツ評価サーバの運用する側から、ID、パスワードを発行するなどをして、会員登録がなされる。ウェブサイト所有者会員の情報は、ウェブサイト所有者会員データベース装置(不図示)に格納する。
ウェブサイト登録装置120は、サウンドコンテンツ評価サーバ10を用いるウェブサイト所有者が、自己のウェブサーバ50にあるサウンドコンテンツを置いたページのURLを登録する処理を実行する装置である。公開ページ、秘密ページ、それぞれ区別して登録される。また、秘密ページも事前の評価段階が、第一段階、第二段階、第三段階と複数段階設けられることができるので、それぞれを登録する。ウェブサイトのURL情報は、ウェブサイトデータベース装置(不図示)に格納する。
専門家会員登録装置130は、サウンドコンテンツ評価サーバ10を介してウェブサイト所有者へサウンドコンテンツの評価を送る専門家が、会員登録する処理を実行する装置である。サウンドコンテンツ評価サーバの運用会社からの依頼を受けて専門家が会員登録する。または専門家自身がサウンドコンテンツ評価システムに関心をもってコンタクトして契約することも可能である。会員登録する専門家は、評価をする対価として何らかの経済的利益(金銭又はポイント)を受け取ることを納得して所定の守秘義務のあることを理解して専門家会員となる。専門家会員には、ID、パスワードが発行される。専門家会員についての情報は、専門家会員データベース装置(不図示)に格納する。
マニア会員登録装置140は、サウンドコンテンツ評価サーバ10を介してウェブサイト所有者へサウンドコンテンツの評価を送るマニア(サウンドコンテンツに対して強い関心を持っていて、評価依頼に対して素早く対応することを約束する評価者)が会員登録する処理を実行する装置である。専門家ほどの肩書をもつわけではないが、それに準じる人をマニア会員とすることができる。マニア会員となる人は、評価をする対価として何らかの経済的利益(金銭又はポイント)を受け取ること、守秘義務のあることなどを理解してマニア会員となる。マニア会員には、ID、パスワードが発行される。マニア会員の情報は、マニア会員データベース装置(不図示)に格納する。
一般会員登録装置150は、サウンドコンテンツ評価サーバ10を介してウェブサイト所有者へサウンドコンテンツの評価を送る一般の人が会員登録する処理を実行する装置である。一般の消費者・需要者として、サウンドコンテンツを評価することが求められることを理解し、評価の対価として金銭的利益(金銭又はポイント)を得られること、ある程度の(専門家会員、マニア会員に比較すると緩やかな)守秘義務を有することを納得して会員登録手続きを進めることになる。一般会員には、ID、パスワードが発行される。一般会員の情報は、マニア会員データベース装置(不図示)に格納する。
端末音響現況通知プログラム格納装置160は、会員登録をした専門家会員、マニア会員、一般会員に対して配布するプログラムである端末音響現況通知プログラムを格納する装置である。端末音響現況通知プログラムは、それを会員端末にインストールすると、サウンドコンテンツを再生する際に、当該端末の音響装置(スピーカーやイヤホンなど)が、オンになっていて、適切な音量が出ていることをサウンドコンテンツ評価サーバ10に通知することを可能にするコンピュータプログラムである。このプログラムは、望ましくは、ウェブブラウザを兼ね備える。そのウェブブラウザにより、サウンドコンテンツウェブページへと会員を誘導することが可能となる。また、サウンドコンテンツを視聴したのちの評価を書きこむページへも誘導することが可能となる。
端末音響現況通知プログラムインストール確認装置170は、それぞれの会員端末において、端末音響現況通知プログラムをインストールした後に、当該プログラムが当該端末において正しく機能することを確認する装置である。サウンドコンテンツ評価サーバ10に置かれたテスト音源が、会員端末で再生され、それを会員が視聴した際に、会員がそのコンテンツの中身について回答するやり取りと共に、当該端末音響現況通知プログラムから、そのときの当該端末の音響装置の現況についての通知がサウンドコンテンツ評価サーバ10に到達することを確認することにより、正常に当該プログラムがインストールされたことを確認できる。
なお、端末音響現況通知プログラムは、端末における音響システムの現況を受動的に確認してそれをサウンドコンテンツ評価サーバ10に通知することにとどまらずに、当該端末のシステムが許すならば、一歩進んで、端末の音響システムを制御して、確実に当該端末の操作者が音声を聴くことができるように音量を一定以上に保つようにすることとしてもよい。
評価依頼取次装置175は、ウェブサイト所有者会員がウェブサイト上のサウンドコンテンツを評価してもらうことを、特定の専門家会員、マニア会員、一般会員のいずれかを指名して(あるいは指名せずに)依頼する場合に、サウンドコンテンツ評価サーバ10を介して行い、サウンドコンテンツ評価サーバ10は、それを受けて、各会員に対して評価依頼をする、という取次を実行する装置である。
この取次をすることにより、サウンドコンテンツ評価サーバ10は、どのウェブサイト所有者会員がどの会員に対して評価依頼をするのかが把握可能となるので、誰が当該ウェブページにアクセスするかということ、そのときの端末音響現況通知を受領すること、当該会員からサウンドコンテンツ評価情報を受領すること、評価情報信憑性判断をすること、サウンドコンテンツ評価情報レポートを作成することなど、一連の動作をする準備ができる。
サウンドコンテンツウェブページ開示装置180は、会員端末が見ることのできるページを設けて、そのページからウェブサーバ50へのリンクを貼って会員端末が、ウェブサイト所有者のサウンドコンテンツへアクセスできるようにする装置である。当該ページ及びリンクは、ウェブサイト所有者会員がウェブサイト登録装置120を介して登録した内容に基づいて、生成される。ウェブサイト所有者会員から、専門家会員、マニア会員、一般会員への評価依頼は、場合によっては、狭い分野の専門家を名指しで依頼する場合のあるものである。例えば、言語学者の評価を欲しい場合や、著作権専門の弁護士の意見を欲しい場合などが考えられる。そこで、サウンドコンテンツウェブページ開示装置180は、一人一人の専門家会員、マニア会員に併せて個別のページを生成して、そのページに会員を誘導するようになされ得る。
ウェブページアクセス情報受領装置190は、ウェブサーバ50が、専門家会員端末40、マニア会員端末60、一般会員端末65からのアクセスを受けた際に、その旨、その滞在時間の長さの情報を含むウェブページアクセス情報をウェブサーバ50から受け取る装置である。会員端末には、あらかじめ端末音響現況通知プログラムがインストールされているので、当該プログラムの働きにより、ウェブサーバ50にアクセスする端末機器の情報を、会員種別情報とともに、ウェブサーバ50に知らせるようにすることができる。ウェブサーバ50は、アクセスしてきた端末の情報を取得して、サウンドコンテンツ評価サーバ10のウェブページアクセス情報受領装置190に引き渡す。引き渡されたウェブページアクセス情報は、アクセス元の端末情報、アクセス日時情報、滞在情報などが組み合わされた情報として、ウェブページアクセス情報データベース装置(不図示)に格納される。
端末音響現況通知受領装置210は、会員端末(専門家会員端末40、マニア会員端末60、一般会員端末65)がサウンドコンテンツにアクセスして再生した際に、当該端末が音を聴くことのできる状況にあったか否かの情報を、会員端末から受領する装置である。受領した情報は、端末音響現況通知情報データベース装置(不図示)に格納される。この情報は、後述する評価情報信憑性判断装置230が、評価情報の信憑性を判断するための資料として用いられる。
サウンドコンテンツ評価情報受領装置220は、サウンドコンテンツを視聴した後に評価した会員がサウンドコンテンツ評価サーバ10に評価情報を残したものを、受領する装置である。受領し収集した情報は、サウンドコンテンツ評価情報データベース装置(不図示)に格納される。会員がサウンドコンテンツを評価するには、サウンドコンテンツ評価サーバ10に設けたページに準備されたアンケート項目に会員が答える形でなされえる。また、メールでフォームを送って、それに記入して送り返すのを受け取るというやり方でも構わない。このとき、会員が評価情報を送った日時がともに記録される。
評価情報信憑性判断装置230は、ウェブページアクセス情報データベース装置に格納されたアクセス元端末情報、アクセス日時情報、滞在情報を取得し、端末音響現況通知情報データベース装置に格納された端末音響現況についての情報を取得し、さらにサウンドコンテンツ評価情報データベース装置に格納されたサウンドコンテンツ評価情報を取得して、それらがつじつまの合うものであるか否かを判断して、評価情報の信憑性を判断する装置である。アクセス時刻が、評価する側の端末からの情報と、アクセスを受けたサーバ50側の記録とを突き合わせて一致するものといえるか。サウンドコンテンツの時間的長さ(ウェブサイト登録装置120により、登録されてウェブサイトデータベース装置に格納されている情報)と、アクセスの滞在時間の長さとを比べて、滞在時間が異常に短くないか。サウンドコンテンツを再生している間、端末の音響装置はオンになっていたか。などの判断を行い、信憑性の判断をする。そして、その判断結果を信憑性判断結果データベース装置(不図示)に格納する。当該判断結果は、後述するサウンドコンテンツ評価情報レポート装置240は、サウンドコンテンツ評価情報に付け加えてウェブサイト所有者会員に対してレポートする。
サウンドコンテンツ評価情報レポート装置240は、会員が評価したサウンドコンテンツ評価情報に、評価情報信憑性判断結果を加えて、ウェブサイト所有者会員に送る装置である。送り方としては、メールで送るか、または個々の会員のための会員ページの情報を更新し、その旨をメールなどで通知するというやり方ができる。
アクセスセキュリティ装置310は、ウェブサイト所有者会員がウェブサーバ50の秘密ページ(公開していないページ)で、評価を受けるために開示するページを、その評価を必要とする会員にだけアクセスを許可するように保護する装置である。サウンドコンテンツ評価サーバ10の側からは、サウンドコンテンツが置かれたページのURLを無関係の会員には知らせないという保護をする。また、評価を依頼する相手の会員の端末の情報をウェブサーバ50側に知らせて、ウェブサーバ50側で無関係な者からのアクセスを許可しないという保護をするように仕向けるという役割を果たすことも可能である。
照会応答装置320は、アクセスの許可に関してウェブサーバ50側からの照会に応答する装置である。ウェブサーバ50側で、いずれかからの端末からのアクセスがある場合に、いったんその端末のアクセスを待機させ、当該アクセス端末の情報をサウンドコンテンツ評価サーバ10に送って、正当な権限を有するものか否かを照会する。サウンドコンテンツ評価サーバ10側では、照会応答装置320が当該照会に応答して、アクセスした端末が会員登録されたものであるか否か、そして、当該サウンドコンテンツの所有者から評価依頼が出された会員のものであるか否かを調べて、サーバ50に回答する。サーバ50では、その回答を得て、正当な権限を持つ端末からのアクセスのみを許可する。
ポイント付与装置330は、金銭的価値(ポイント)を会員に対して付与する装置である。専門家会員、マニア会員、一般会員がそれぞれサウンドコンテンツの評価をした際に、その対価として付与する。その場合に、信憑性判断結果を反映させて、信憑性のあるものだけにポイントを付与することができる。ポイントの財源は、サウンドコンテンツを有するウェブサイト所有者となることを本システムでは、想定している。ポイントの財源として、音楽家が生計を立てられるよう支援することを目的として設立された財団とすることにより、サウンドコンテンツ評価を行う会員が生計を立てるのに十分な金銭的価値を有するポイントシステムとすることも可能である。また、ポイントシステムとして、世の中にすでに存在するものとの連携を図ることにより、レストランで食事をしたり、コンビニエンスストアやスーパーマーケットで買い物ができるポイントとすることも可能である。
また、会員同士のコミュニティをもつことで、会員相互のポイントのやりとりをすることで、互いに役務提供のやり取りをするようにもできる。例えば、楽曲についての意見を求めたり、楽譜の清書を依頼したり、編曲を依頼したりというやりとりを会員同士で行い、その対価として、ここでのポイントのやり取りをすることが考えられる。
ウェブサイト所有者は、これらの会員同士のやり取りの中から信頼できる作曲家編曲家を見つけ出して、作曲や編曲を依頼することができる。また、ウェブサイト所有者(又は他の会員)は、著作権侵害の可能性に対する評価 他国の国家に似たものがあるかについての評価を専門家会員やマニア会員に対して求めることもできる。既存の動画ファイルにBGMをつけて投稿し直すサービス、演奏サービス、打ち込み音楽の制作サービスなどを依頼することも可能である。これらの仕事の報酬の一部として、本発明のサーバが付与するポイントを用いることが可能である。
また、複数の会員が参加するライブ演奏会を開き、その場でうまく演奏できた会員に対して投げ銭のような扱いでポイントを用いることができる。ウェブ上での演奏会のチケット購入に用いることとしてもよい。ウェブ上の演奏会を開く際には、クレジットカード決済をすることが考えやすいが、本システムのポイント制度をウェブ上で使用可能な電子マネーと同様に使えるように利便性を広げることで、会員がウェブ上の演奏会に参加したり、自らウェブ上の演奏会を開いたりすることがしやすくなる。
≪システムの動作≫
図3は、本発明のサウンドコンテンツ評価システムの動作を各会員の登録からコンテンツ評価までについて説明するシーケンス図である。このシーケンス図においては、ウェブサイト所有者会員端末、ウェブサーバ、サウンドコンテンツ評価サーバ、専門家会員端末、マニア会員端末、一般会員端末、非会員端末の間のデータのやりとりと、それを受けて、サウンドコンテンツ評価サーバが実行する処理を描いている。上から下への順番にそれぞれの処理がなされていく。
まず、本発明のサウンドコンテンツ評価サーバを利用しようとする会員(ウェブサイト所有者会員、専門家会員、マニア会員、一般会員)は、サウンドコンテンツ評価サーバに対して会員登録手続きを行う。
会員登録を済ませた専門家会員、マニア会員、一般会員に対して、サウンドコンテンツ評価サーバは、端末音響現況通知プログラムを配布する。
専門家会員、マニア会員、一般会員が自身の端末機器に端末音響現況通知プログラムをインストールすると、当該プログラムがサウンドコンテンツ評価サーバに対してインストールの完了を通知し、サウンドコンテンツ評価サーバは、そのことを確認する。
ウェブサイト所有者会員は、ウェブサーバ上にウェブページを公開前の秘密の状態で作成する。当該ウェブページは、なんらかのサウンドコンテンツを含むものである。例えば、動画が置かれており、その動画のBGMとしてサウンドコンテンツが用いられる。また、動画の始まり部分に短くテーマソングが設けられてもよい。さらには、当該ウェブページのうちのいずれか目立つ場所に、「わが社のテーマソング」などのボタンが設けられて、それをクリックすると、当該会社のイメージを宣伝するためのテーマソングが流れるようにしてもよい。
ウェブサイト所有者会員は、サウンドコンテンツ評価サーバに対して、自社のサイトに載せたテーマソングが、他人の権利を侵害しないか、他国の尊厳を損ねないか、自社のイメージにふさわしいか、広告宣伝力があるかなどについて評価を求める。このとき、たとえば、専門家会員、マニア会員、一般会員などの会員種別に従って、指名して評価を求めることができる。また、個人を特定して評価を求めることもできる。
評価依頼を受けたサウンドコンテンツ評価サーバは、専門家会員、マニア会員、一般会員の中から、ウェブサイト所有者会員の指名があった人に対して、評価依頼を取り次ぐ。
評価依頼を受けた専門家会員、マニア会員、一般会員は、ウェブサーバにアクセスして、当該サウンドコンテンツを聴いて、評価項目についての自己の見解をまとめる。
ウェブサーバは、会員からのアクセスがあったことをサウンドコンテンツ評価サーバに報告する。
サウンドコンテンツ評価サーバは、ウェブサーバからウェブページアクセス情報を受領し、会員端末からは端末^音響現況通知を受領する。また、会員端末からサウンドコンテンツ評価情報(評価結果)を受領する。サウンドコンテンツ評価サーバは、それらの情報に時間の先後の齟齬、音響装置の機能の有無についての齟齬などの有無を検出し、評価情報の信ぴょう性を判断する。そして、評価情報レポートをウェブサイト所有者会員に送る。評価してくれた会員にはポイントを付与する。
ウェブサイト所有者会員は、評価情報レポートを受け取って、その内容を参考にして、ウェブページを公開する。これにより、非会員端末からウェブサーバの当該ページへのアクセスが可能となる。
評価依頼をして、それに答えるという以外にも、会員同士の相互交流を深めて、互いに作業、仕事のやりとりをし、その代価としてポイントの移動を含む金銭的なやり取りをすることができる。たとえば、ウェブ上のコンテンツ(たとえば、当該企業のプロモーションビデオや、商品説明の動画、使い方説明の動画、など)にBGMやテーマソングを挿入して、再投稿する作業を請け負うこと。作曲や編曲を請け負うこと。JASRACへの登録手続きを行うこと。音の加工をすること。などさまざまなサービスのやり取り、または物品のやり取りを会員相互でなし得る。それらのサービス提供の対価としてポイントを消費するルールをあらかじめ決めておいて、対価の少なくとも半分は現金でのやりとりとして、残りをポイントの移動で支払いを行うようにすることができる。
≪評価内容に対して、一部のみの評価、合わせ技の評価≫
サウンドコンテンツの評価内容(評価項目)としては、例えば、第一に、他人の著作権を侵害しないか。第二に、他国の国歌の尊厳を損なわないか。第三に、他人の音商標登録に似ていないか。第四に、ウェブサイト所有者会員の企業イメージにマッチしているか。第五に、顧客吸引力を持っている(可能性がある)か。などが考えられる。第一、第二、第三の評価項目については、一人の会員が評価するには、あまりに大きすぎる項目であるかもしれない。そこで、一人の会員が評価する範囲を狭めて一部のみの評価をすること。また、グループの合わせ技で評価すること、を許容するシステムとしてもよい。
例えば、南米の音楽に精通している会員、アフリカの音楽について精通している会員、フランスの音楽について精通している会員、イタリアの音楽について精通している会員など、ジャンルごとに詳しい会員がいる。そして、それらの一人一人が、ウェブサイト所有者会員が評価してほしいとするサウンドコンテンツに似ているかもしれない候補の楽曲を提示する。その提示された楽曲について、作曲家の立場の会員、法律家の立場の会員、評論家の立場の会員が、意見を述べるという組み合わせの作業により評価結果を作成するようにしてもよい。
また、サウンドコンテンツ評価サーバは、会員が評価に役立てることができるように、楽曲そのもののデータベース装置、これまでに権利侵害とされた実例に関するデータベース装置などを、備えて会員がアクセスできるようにすることが望ましい。
≪複数の地域にシステムを設けて、本部サーバを立てる実施例≫
図4は、本発明のサウンドコンテンツ評価システムを地域ごとに設けて、複数のサウンドコンテンツ評価システムを統合する本部サーバを設けた様子を示す図である。
地域ごとや、グループ(活動上の仲間同士)を単位として、サウンドコンテンツ評価システムを形成することが、互いに協力して、精度、信頼度の高い評価レポートを作成するのに寄与すると考えられる。
一方で、評価活動の実績データを定期的に、地域間で交換することが、地域による偏りをなくす上で寄与すると考えられる。
そこで、図4に示すように、複数のサウンドコンテンツ評価サーバを立てて、それぞれの地域やグループごとに、サウンドコンテンツ評価活動を継続して行う。そして、定期的に全国サーバが実績の交換をするのが望ましいと考えられる。
≪AI(人工知能)評価サーバをさらに設けた実施例≫
図5は、AI評価サーバをさらに設けた実施例を示す図である。サウンドコンテンツ評価項目のうちのいくつかは、将来的には、人工知能評価サーバによることが望ましいと考えられる。人の楽曲に関する興味関心には限界があると思われるからである。かといって、現状において、サウンドコンテンツ評価を任せられるコンピュータシステムがあるとも考えにくい。
そこで、本システムの専門家会員の一人として、人工知能評価サーバのプログラマを立てて、本システムの評価内容の実績を継続的に学習させて、プログラムを何度も更新し、成長させることにより、少しずつ、精度の高い評価をできるように育てていくことが考えられる。
その場合、図4に示すように、複数の地域又はグループ(活動上の仲間同士の単位)においてサウンドコンテンツ評価システムが存在する場合には、それぞれの地域又はグループが育て上げる人工知能サーバとして、ブランディングし、他の人工知能サーバと競い合って、よいものにしていくことができる。
≪会員が使う端末について≫
図1に描いた例では、会員が用いる端末コンピュータが、デスクトップパソコンであるように描いてあるが、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ノートパソコンなどであってもよい。また、それらのうちのいくつかを会員が併用することとしてもよい。
≪サウンドコンテンツの概念拡張の可能性≫
本発明では、特に「ウェブページに広告宣伝機能を付与するサウンドコンテンツ」について扱ったが、これをサウンドコンテンツ一般に概念を拡張することができる。音楽家が扱う、歌詞、楽曲、メロディ、コード進行、アレンジ、演奏などについて、本発明の評価システムが評価する対象として拡張することが可能である。
例えば、会員のうちの誰かが、他の会員に対して、評価や、コメント、意見を求める場合に、この評価システムを適用可能である。本発明に係る評価システムでは、会員同士の相互的なやり取りを可能とするので、そのような会員同士のやり取りにより信頼関係を得ることができた相手に対して、意見を求める、評価を求めるということが可能となる。そのように意見を得たり、評価を得たりした代償として、本システムにおけるポイントでの支払いをしてもよいし、当事者間で、現金のやり取りなどの他の価値を交換することとしてもよい。
≪ウェブページに広告宣伝機能を付与するサウンドコンテンツの概念拡張の可能性≫
本発明におけるウェブページに広告宣伝機能を付与するサウンドコンテンツの例としては、企業のオリジナルBGM、テーマソング的な短い楽曲、という以外にも、当該企業が応援する演奏家の演奏そのもの、当該企業が応援する編曲家がアレンジした楽曲そのもの、というものもあり得る。
テレビコマーシャルを打つほどには広告費を出せない企業が、ウェブページにはお金をかけたいという場合に、成長過程にある音楽家、演奏家、作曲家とともに成長していく。そのようなビジネススキームが考えられる。その場合、一つの企業に縛られることが、その音楽家の作風に悪い影響を与えないように、企業側と音楽家側がお互い自由に選べる形で契約できることが望ましい。また、音楽家の権利が守られる形で進められるべきである。
≪数十人程度の小さいグループの可能性について≫
本発明に係るサウンドコンテンツ評価システムでは、会員数は、数百人、数千人と多くなる可能性がある。しかし、その中に、数人から数十人程度の小さいグループがあって、そのグループの共同作業としてサウンドコンテンツの評価を行える可能性について前述した。
そのような小さいグループは、音楽家、演奏家、作曲家、編曲家を育てるグループとしても機能する可能性がある。例えば、演奏家は、まずは自分が所属する小さいグループ内での演奏をして、認められたいと思うかもしれない。サウンドコンテンツ評価システムの会員たる専門家会員、マニア会員、一般会員の中には、演奏家もいる。そして、会員仲間に演奏を聴いてほしいという欲求がある。そこで、閉じた仲間の間で(ウェブ上での)演奏会をする。そのような仲間の評価(意見、感想)を得る。その際に、投げ銭的な収入を得ても構わない。その評価された具合をみて、もっと広い世の中で演奏会を開く、又はウェブ上での配信システムを用いて、自分の演奏を世の中一般に配信する。演奏会ならば、チケットが売れることによる収入が得られる可能性がある。また、ウェブ配信の場合、配信システムによっては、一般の人からの投げ銭的な収入又はチケットの購入があり得る。
このように試しに聴いてもらうということを、ウェブ上で実現しようとすれば、会員は、自らの所有するコンピュータシステムを楽曲配信に強いのとすることが期待できるので、ウェブコンテンツとして用いるのに耐え得る品質のものにしやすくなるというメリットも考えられる。
このように本発明は、「音楽家を評価するシステム」としても使えるものである。
≪評価システムの会員が自ら仕掛け人となり、催し物を企画する手作りの成功パターンの可能性について≫
本発明の評価システムでは、ウェブページにサウンドコンテンツを載せたい企業が仕掛け人(スポンサー)であると位置づけて、システムの働きについて説明した。
しかし、評価する会員の中から仕掛け人が出ることも許容できる。この場合、コミュニティを構成するメンバーの顔触れが同一であっても、仕掛け人が異なることにより、一人一人の役割が変わる可能性があるので、仕掛け人が異なれば、別のサーバに置かれた同様のシステムが働くとすることがわかりやすい。
ここで、仕掛け人は、催し物を企画して、その催し物に他の会員の参加を募り、参加した他の会員が行動することを通じて、成果を得る会員のことをいう。
この仕掛け人が、ウェブページにサウンドコンテンツを載せたい企業である場合には、前述のように、催し物として、ウェブコンテンツ候補となる特定の音楽について、会員の評価を求めるという催し物を企画して、会員からその評価結果を得て、仕掛け人自身の次の行動に役立てるという成果を得ていた。この場合の仕掛け人は、ある程度の経済的な余力があって、評価をしてくれた会員に対して、報酬を与えることができるスポンサーである。
評価する会員の中から出る仕掛け人は、ウェブページにサウンドコンテンツを載せたい企業ほどには、経済力が求められない。ほかの受け身の立場の会員に比べたら、少しだけ、定期的な会費を多く支払うことで、このシステムの仕掛け人として、本発明の評価システムに参加できて、自ら催し物を企画できる立場の会員である。評価する会員の中から出る仕掛け人は、望ましくは専門家会員の一人である。
≪アカペラ合唱指導者の例≫
例えば、ここに、アカペラ合唱指導に長けた専門家会員(アカペラ合唱指導者)が一人いるとしよう。その人は、ゆくゆくは、「全日本アカペラ協会」のような組織を作って、日本全国にアカペラ合唱を広めようと夢見ている。しかし、いきなり協会設立してもついてくる人がいないだろう。そこで、その人は、本発明の評価システムのコミュニティに所属して、数十人程度の小さいグループを作って、アカペラ合唱の指導をそのグループ内の会員に対して行う。そのグループの会員の中には、自らアカペラ合唱を行う会員のみならず、アカペラ合唱のハーモニー(協和感)を理解でき、鑑賞でき、評価できる会員を含めても構わない。
そのアカペラ合唱指導者は、自らが指導する数十人程度の小さいグループ内で、アカペラグループをいくつか育てて指導する。そして、演奏会、リハーサル会、コンクールなどを、リアルの会場で、又はオンラインで実施する。本発明の評価システムを利用すれば、あまり費用を多くかけずに、成功できる可能性がある。自らのグループ内において高評価を受ける→本システムにおける会員の範囲を広げて、投げ銭をもらえる催しを企画して、活動費を確保する→YOUTUBEなどでストリーミング配信、アーカイブ投稿などでアクセス数が増加する→YOUTUBEなどの広告収益を確保する→ネットで話題のアーティストになる。といった流れで、あまりお金をかけずに、そのアカペラグループが知られていくことができる。
そのようにして、そのアカペラグループが世の中に知られていくと、自然にそのアカペラ合唱指導者も知られていく。そして、その合唱指導方法を教わりたいという人が出てくる。そのタイミングで「全日本アカペラ協会」の設立、合唱指導方法の教授、資格認定などの事業に発展していく。
日本の各地にこのアカペラ合唱指導が広まると、図4に示すように、全国のあちこちに地域ごとの評価サーバができて、各地で活躍するアカペラグループの情報を交換することが可能となる。すると、投げ銭的な応援をする会員が全国に広まる可能性があり、アカペラグループの活動に必要なお金を集めやすくなる。このとき、投げ銭で応援するのは、会員のみならず、非会員にまで広げられるようにすると、より多くの効果が得られる。
≪バンドグループの例≫
ギター、ボーカル、ドラムなどを含むバンドグループにおいても、同様のことを進めることが可能である。バンドグループは、自らの力量に応じて、仕掛け人の立場あるいは受け身の立場(教わる立場)で、本発明の評価システムに入会して参加する。仕掛け人の立場のバンドグループのマネージャー(指導者)が、演奏会、リハーサル会、コンクールなどを、リアルの会場で、又はオンラインで企画し、運営して、実施する。専門家会員のうちの誰かに依頼して、音楽の審査員になってもらうことが可能である。
複数のバンドグループが、演奏会、リハーサル会、コンクールなどを、リアルの会場で、又はオンラインで実施する。本発明の評価システムを利用すれば、あまり費用を多くかけずに、成功できる可能性がある。自らのグループ内において高評価を受ける→本システムにおける会員の範囲を(例えば、一般会員全体、非会員も含む全体まで)広げて、投げ銭をもらえる催しを企画して、活動費を確保する→YOUTUBEなどでストリーミング配信、アーカイブ投稿などでアクセス数が増加する→YOUTUBEなどの広告収益を確保する→ネットで話題のアーティストになる。といった流れで、あまりお金をかけずに、そのアカペラグループが知られていくことができる。
そのようにして、地域的に活躍するバンドグループが出てきたら、各地域でのバンドグループの活躍情報を交換しあう。そして、非会員に対してもウェブ上で活躍するバンドグループの情報を、知名度の順序、もらった投げ銭の額の順序、などにしたがって、表示するページをもうけることにより、各グループが競い合うことが可能になる。
また、専門家会員に審査員になってもらうなどして、専門家のアドバイスをそれぞれのバンドがもらうことができるというメリットもある。
≪音楽家のデビューの入り口≫
アカペラ合唱グループと、バンドグループの例について述べたが、本発明の評価システムは、一般に演奏家、作曲家、作詞家を含む音楽家一般についてもデビューの入り口になり得る。専門家のアドバイスも聞けて、ある程度のクオリティが評価されたら一般会員向けに公開して投げ銭してもらえるというような収入の可能性があることは、音楽家が本格的な収入を得るまでの助けになると思われる。
また、「私は、〇百万円のこの楽器を購入したい。」、「バンドグループのために〇百万円の機材が必要だ。」と表明することにより、将来の演奏会チケットや、CDなどの商品をあらかじめ高く買ってもらうというような音楽家のクラウドファンディングに近いかたちの仕組みも、本発明の評価システムによって、信頼を培った会員同士では成り立ち得る。
≪大手プロダクション、レコード会社など≫
大手プロダクションや、レコード会社、広告代理店などに対しては、本発明の評価システムは、あまり期待せずに、収入を得ていく道を提供するものである。したがって、大手企業や力ある団体が本発明の評価システムにつながることを期待はしないが、そのような関係者が、本発明の評価システムにおける一般会員として、入会することを排除する必要はない。本発明の評価システムにおいて、知られることとなった音楽家が、そのような一般会員として入会したプロダクションのスカウトなどの目に触れることから仕事を得られる道を排除するものではない。
≪コラボレーションの催し物の可能性≫
本発明の評価システムが有する音楽コミュニティは、最初のうちは、会員数が少ない可能性がある。世の中には、すでに音楽コミュニティを持っている企業や、なんらかの会員を持っている会社がある。そのような団体が、会員向けのサービスとして催し物を主催したい場合に、本発明の評価システムで実施することが適切であるならば、そのような団体と提携してそこから収益を確保するというやり方が考えられる。
≪仕掛ける会員、受け身会員≫
本発明の評価システムでは、会員区分として、専門家会員、マニア会員、一般会員と三つの区分を設けた。それのみならず、仕掛ける会員か、受け身の会員か、という二つのうちのどちらであるかを会員のステータスとして設けて、それによって会費の額を違えるようにする。仕掛ける会員は、前述したように、他の会員に対して催し物を企画し、それへの参加を促し、他の会員が行動することによって成果を得ることのできる立場の会員であり、本発明に対して、より能動的に関わる会員である。受け身の会員は、催し物に参加するのみであって、自らは、催し物を企画できない会員である。
会員登録をし直すことによって、受け身の会員が、仕掛ける会員になること、反対に仕掛ける会員が受け身の会員になることが可能である。
≪ドッペル評価≫
本発明のサウンドコンテンツ評価において、評価結果を受け取った企業は、その後、その評価結果を参考にして、ウェブ上にそのサウンドコンテンツを載せた場合に、その後、世の中からどのような評価を得たかを、本発明のサウンドコンテンツ評価システムにフィードバックさせ、ドッペル評価(評価実績に対する評価)をすることができる。すなわち、評価をした会員がポジティブな評価結果を返し、その評価結果に基づいて、企業側が当該サウンドコンテンツをウェブページに載せた結果、世の中においてもポジティブな反応を得ることができたと、当該企業がサウンドコンテンツ評価サーバに結果を返す。すると、当該評価を行った会員には、当該会員がポジティブな評価をした案件のうち、どれだけの比率でその後世の中においてもポジティブな評価を得ることができたか、という評価実績に対する評価(ドッペル評価)を得ることができる。
そのドッペル評価を、サウンドコンテンツ評価を必要とする企業側に開示することにより、どの会員に対して評価依頼をするか、選定する上で参考となる情報を与えることができる。
図6は、ドッペル評価を実現するサウンドコンテンツ評価サーバ400の構成を示すブロック図である。図6の上部ウェブサイト所有者会員登録装置110からポイント付与装置330までは、図2に示すサウンドコンテンツ評価サーバ10と同様である。図2になかったものは、サウンドコンテンツ公開後フィードバック情報受領装置410、フィードバック情報データベース装置420、ドッペル評価装置430、ドッペル評価開示装置440、サウンドコンテンツ評価資格発行装置450である。
サウンドコンテンツ公開後フィードバック情報受領装置410は、サウンドコンテンツについて評価を受領したウェブサイト所有者会員がウェブサイトにおいて当該サウンドコンテンツを公開したのちに、どれだけ反響があったか、利益がでたか、役に立ったかについて、あらかじめサウンドコンテンツ評価サーバ側がつくったアンケートに答える形式でフィードバック情報を返すときに、それをサウンドコンテンツ評価サーバ400が受領する装置である。ウェブサイトに上げたサウンドコンテンツについての問い合わせがどれだけあったか、サウンドコンテンツを用いることで、それ以前に比べてアクセス数がどれだけ増えたか、関連する商品、サービスの売り上げがどれだけ伸びたか、などについて、できるだけ数値化可能な情報のフィードバックを受けられるようにすることが望ましい。
フィードバック情報データベース装置420は、サウンドコンテンツ公開後フィードバック情報受領装置410が受領したサウンドコンテンツ公開後フィードバック情報を、ウェブサイト所有者会員に対してサウンドコンテンツの評価をした会員の情報などに紐づけて検索可能であるように保存する装置である。これにより、サウンドコンテンツ評価をした会員の評価結果に基づいて、ウェブサイト所有者会員がそのサウンドコンテンツを自社のウェブサイトにて公開し、どれだけの効果があったかについてのデータが集めることが可能になる。
ドッペル評価装置430は、サウンドコンテンツに対する評価をした会員の評価能力を評価する装置である。評価がダブル(ドッペル)でかかってくるので、ドッペル評価と呼ぶことにする。たとえば、サウンドコンテンツに対して肯定的な評価をした結果、その評価を信じて、ウェブサイト所有者会員が当該サウンドコンテンツをウェブサイトにおいて公開して自らのビジネスに役立てた。そして、その効果が現われた場合に、その効果を、売り上げの伸び率などの数値によって、定量化して会員の評価能力を評価するものである。一件ごとの評価を数値化することが難しい場合には、当該会員が肯定的評価をした件数に対して、売り上げが伸びた件数が何割であるか、というパーセンテージで評価することも可能である。たとえば、5件、肯定的評価をしたうちの4件が売り上げが伸びた場合に、80パーセントの的中率、という具合である。
ドッペル評価開示装置440は、ドッペル評価装置が評価した結果を開示する装置である。開示する相手は、当該評価会員自身と、ウェブサイト所有者会員とすることが考えられる。ウェブサイト所有者会員に開示することにより、ドッペル評価の高い会員に対して評価依頼がなされる可能性がある。ドッペル評価の結果を会員全体に開示することとして、切磋琢磨を目指すこととする実施例も考えられる。
サウンドコンテンツ評価資格発行装置450は、ドッペル評価の内容にしたがって、会員にサウンドコンテンツ評価資格を発行する装置である。ドッペル評価を数値としてあらわした時に、所定の数値をあらかじめ決めておいて、その数値以上のドッペル評価結果が出たら、資格発行というように決めることができる。また、会員がサウンドコンテンツを評価する項目が細分化されていたり、ジャンルごとの評価をすることができる場合には、項目ごと、ジャンルごとの資格発行が可能となる。
図7は、ドッペル評価の動作について説明するシーケンス図である。
≪評価の資格認定≫
上述のドッペル評価に基づいて、会員一人一人に対して、評価資格の認定を与えることができる。当該資格は、音楽のジャンルごと、著作権侵害の可能性についての法的判断についての資格、先行する登録商標との類似判断についての資格など、細分化した資格を与えることができる。この資格認定については、あまり人為的な判断をせずに、上述のドッペル評価をメインとする認定とすることが望ましい。
サウンドコンテンツに評価を必要とする業界、たとえば広告業界、映画業界、音楽業界、ゲーム業界などにおいて利用可能である。
10、400 サウンドコンテンツ評価サーバ
15 人口知能サーバ
20、21 非会員端末
30 ウェブサイト所有者会員端末
40 専門家会員端末
50 ウェブサーバ
60 マニア会員端末
65 一般会員端末
110 ウェブサイト所有者会員登録装置
120 ウェブサイト登録装置
130 専門家会員登録装置
140 マニア会員登録装置
150 一般会員登録装置
160 端末音響現況通知プログラム格納装置
170 端末音響現況通知プログラムインストール確認装置
175 評価依頼取次装置
180 サウンドコンテンツウェブページ開示装置
190 ウェブページアクセス情報受領装置
210 端末音響現況通知受領装置
220 サウンドコンテンツ評価情報受領装置
230 評価情報信憑性判断装置
240 サウンドコンテンツ評価情報レポート装置
310 アクセスセキュリティ装置
320 照会応答装置
330 ポイント付与装置
410 サウンドコンテンツ公開後フィードバック情報受領装置
420 フィードバック情報データベース装置
430 ドッペル評価装置
440 ドッペル評価開示装置
450 サウンドコンテンツ評価資格発行装置

Claims (17)

  1. ウェブサイトに置かれるサウンドコンテンツの評価をするために、サウンドコンテンツ評価サーバと、ウェブサーバと、ウェブサイト所有者会員端末と、専門家会員端末と、マニア会員端末と、一般会員端末とをインターネットで接続してなるサウンドコンテンツ評価システムであって、
    前記サウンドコンテンツ評価サーバは、
    前記ウェブサイト所有者会員端末を登録するウェブサイト所有者会員登録装置と、
    前記ウェブサーバにおける前記サウンドコンテンツのウェブページのURLを、専門家会員限定公開、マニア会員限定公開、一般会員限定公開の種別とともに登録するウェブサイト登録装置と、
    前記専門家会員端末を登録する専門家会員登録装置と、
    前記マニア会員端末を登録するマニア会員登録装置と、
    前記一般会員端末を登録する一般会員登録装置と、
    前記ウェブサイト所有者会員端末、前記専門家会員端末、前記マニア会員端末、前記一般会員端末に対して配布する端末音響現況通知プログラムを格納する端末音響現況通知プログラム格納装置と、
    前記ウェブサイト所有者会員端末、前記専門家会員端末、前記マニア会員端末、前記一般会員端末が、前記端末音響現況通知プログラムをダウンロードして、それぞれの端末にインストールされたことを確認する端末音響現況通知プログラムインストール確認装置と、
    前記ウェブサイト登録装置に登録された情報に基づいて、前記サウンドコンテンツのウェブページのURL情報を、前記専門家端末、前記マニア会員端末、前記一般会員端末に対してそれぞれ開示するサウンドコンテンツウェブページ開示装置と、
    前記ウェブサーバが、前記専門家会員端末、前記マニア会員端末、前記一般会員端末からのアクセスを受けた際に、当該アクセスに関して、日時を含む情報を受領するウェブページアクセス情報受領装置と、
    前記専門家会員端末、前記マニア会員端末、前記一般会員端末のうちのそれぞれの端末が前記サウンドコンテンツのウェブページにアクセスする時に、当該端末が音響装置に接続されかつ適切な音量で出力されている現況である旨の端末音響現況通知であって日時を含む情報を当該端末から受領する端末音響現況通知受領装置と、
    前記専門家会員端末、前記マニア会員端末、前記一般会員端末のうちのそれぞれの端末が前記サウンドコンテンツのウェブページにアクセスして当該サウンドコンテンツを評価した評価情報であって、日時を含む情報を受領するサウンドコンテンツ評価情報受領装置と、
    前記ウェブページアクセス情報受領装置が受領したアクセスに関する情報と、前記端末音響現況通知受領装置が受領した端末音響現況に関する情報と、前記サウンドコンテンツ評価情報受領装置が受領した評価情報とを照合して、前記評価情報の信憑性を判断する評価情報信憑性判断装置と、
    前記サウンドコンテンツ評価情報受領装置が受け取った評価情報に、前記評価情報信憑性判断装置が判断した信憑性の情報を、加えた情報を前記ウェブサイト所有者会員端末に対して報告するサウンドコンテンツ評価情報レポート装置と
    を有することを特徴とするサウンドコンテンツ評価システム。
  2. 請求項1に記載したサウンドコンテンツ評価システムであって、
    前記ウェブサーバは、
    前記サウンドコンテンツのウェブページにアクセスする端末が、あらかじめ登録された会員端末であって、ウェブサイト所有者が所望する公開対象の会員端末であることを確認した上で、アクセスを許可するアクセスセキュリティ装置を有することを特徴とするサウンドコンテンツ評価システム。
  3. 請求項2に記載したサウンドコンテンツ評価システムであって、
    前記ウェブサーバのアクセスセキュリティ装置は、あらかじめ前記サウンドコンテンツ評価サーバから、アクセスの許可された端末情報を受け取り、当該情報に照らし合わせてアクセスを許可することを特徴とするサウンドコンテンツ評価システム。
  4. 請求項2に記載したサウンドコンテンツ評価システムであって、
    前記ウェブサーバのアクセスセキュリティ装置は、
    外部からアクセスする端末がある際に、その端末の情報を前記サウンドコンテンツ評価サーバに問い合わせ、
    前記サウンドコンテンツ評価サーバは、
    前記ウェブサーバのアクセスセキュリティ装置が、外部からのアクセスしようとする端末の情報を照会するのに応答して正当な会員端末かどうかを答えるウェブサーバからの照会応答装置
    をさらに有し、
    前記ウェブサーバのアクセスセキュリティ装置は、前記照会応答装置が、ポジティブな応答をしたときに、当該端末のアクセスを許可することを特徴とするサウンドコンテンツ評価システム。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載したサウンドコンテンツ評価システムであって、
    前記ウェブサーバのアクセスセキュリティ装置は、外部からのアクセスがある際に、当該端末の滞在時間を算定し、当該サウンドコンテンツの時間的長さの情報とともに、前記サウンドコンテンツ評価サーバに送ることを特徴とするサウンドコンテンツ評価システム。
  6. 請求項1に記載したサウンドコンテンツ評価システムであって、
    前記端末音響現況通知プログラムは、ウェブブラウザ又はウェブブラウザに付加的に追加するプログラムであることを特徴とするサウンドコンテンツ評価システム。
  7. 請求項6に記載したサウンドコンテンツ評価システムであって、
    前記端末音響現況通知プログラムを、前記専門家会員端末、前記マニア会員端末、前記一般会員端末のいずれかにおいて、起動させると、ウェブ上のポータルページを表示し、当該ポータルページには、当該会員がアクセス可能なサウンドコンテンツのウェブページへのリンク情報、新たにアクセス可能となった新着情報を載せることを特徴とするサウンドコンテンツ評価システム。
  8. 請求項7に記載したサウンドコンテンツ評価システムであって、
    前記ポータルページには、時刻合わせ機能のボタンを設けることを特徴とするサウンドコンテンツ評価システム。
  9. 請求項7又は請求項8に記載したサウンドコンテンツ評価システムであって、
    前記ポータルページには、前記サウンドコンテンツの評価情報のうち、個人情報を捨象した統計情報を載せることを特徴とするサウンドコンテンツ評価システム。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載したサウンドコンテンツ評価システムであって、
    前記サウンドコンテンツ評価情報レポート装置が前記ウェブサイト所有者会員端末に対して報告する情報は、個人情報を捨象し、匿名性の情報とすることを特徴とするサウンドコンテンツ評価システム。
  11. 請求項10に記載したサウンドコンテンツ評価システムであって、
    前記サウンドコンテンツ評価サーバは、
    前記サウンドコンテンツ評価情報レポート装置が前記ウェブサイト所有者会員端末に対して報告する情報を、前記ウェブサイト所有者会員端末が受けた際に、当該情報を構成する個々の評価情報を発した会員端末に対して、前記ウェブサイト所有者会員端末から質疑応答のやり取りを仲介する質疑応答仲介装置を
    さらに有することを特徴とするサウンドコンテンツ評価システム。
  12. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載したサウンドコンテンツ評価システムであって、
    前記サウンドコンテンツ評価情報レポート装置が前記ウェブサイト所有者会員端末に対して報告する情報は、個人情報を含めた実名を有する情報とすることを特徴とするサウンドコンテンツ評価システム。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載したサウンドコンテンツ評価システムであって、
    前記サウンドコンテンツ評価サーバは、
    前記専門家会員端末、前記マニア会員端末、前記一般会員端末が、前記評価情報信憑性判断装置が信憑性が高いと判断する評価情報を提供する場合に、経済的利益を有するポイントを付与するポイント付与装置
    をさらに有することを特徴とするサウンドコンテンツ評価システム。
  14. 請求項13に記載したサウンドコンテンツ評価システムであって、
    前記ポイント付与装置が、会員に対して付与したポイントを会員相互間で交換可能としたことを特徴とするサウンドコンテンツ評価システム。
  15. 請求項1に記載したサウンドコンテンツ評価システムであって、
    前記サウンドコンテンツ評価サーバは、
    さらに、
    前記サウンドコンテンツ評価情報レポート装置から、サウンドコンテンツ評価情報レポートを受け取った前記ウェブサイト所有者会員端末が、当該サウンドコンテンツを公開した結果のフィードバック情報を受け取るサウンドコンテンツ公開後フィードバック情報受領装置と、
    前記サウンドコンテンツ公開後フィードバック情報受領装置が受領したフィードバック情報を、前記サウンドコンテンツ評価情報受領装置が受領した評価情報との関係で検索可能な状態で蓄積するフィードバック情報データベース装置と、
    前記フィードバック情報データベース装置が蓄積するフィードバック情報に基づいて、前記サウンドコンテンツを評価した会員一人一人の評価能力を数値化して評価するドッペル評価装置と
    をさらに有することを特徴とするサウンドコンテンツ評価システム。
  16. 請求項15に記載したサウンドコンテンツ評価システムであって、
    前記ドッペル評価装置が評価した評価結果を、前記ウェブサイト所有者会員端末に開示するドッペル評価結果開示装置をさらに有することを特徴とするサウンドコンテンツ評価システム。
  17. 請求項15に記載したサウンドコンテンツ評価システムであって、
    前記ドッペル評価装置が評価した評価結果に基づいて、評価に対する資格を発行するサウンドコンテンツ評価資格発行装置をさらに有することを特徴とするサウンドコンテンツ評価システム。
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