JP2022057708A - 発光装置 - Google Patents

発光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022057708A
JP2022057708A JP2020166099A JP2020166099A JP2022057708A JP 2022057708 A JP2022057708 A JP 2022057708A JP 2020166099 A JP2020166099 A JP 2020166099A JP 2020166099 A JP2020166099 A JP 2020166099A JP 2022057708 A JP2022057708 A JP 2022057708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
semiconductor layer
conducting
side semiconductor
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020166099A
Other languages
English (en)
Inventor
直人 古波
Naoto Furuha
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Nichia Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Chemical Industries Ltd filed Critical Nichia Chemical Industries Ltd
Priority to JP2020166099A priority Critical patent/JP2022057708A/ja
Publication of JP2022057708A publication Critical patent/JP2022057708A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Led Device Packages (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Abstract

【課題】順方向電圧の上昇を抑制しつつ、より高い輝度を備えた発光装置を提供する。【解決手段】発光装置は、第1面と第1面の反対側に位置する第2面とを有するn側半導体層181、n側半導体層の第1面に設けられたp側半導体層、及びn側半導体層とp側半導体層の間に位置する活性層とを含み、n側半導体層の第1面は第1領域11と第1領域の周囲に位置する第2領域12とを有する半導体積層体と、第2面の側で第1面の第1領域と重なる位置に配置される透光部材41と、第1面の第1領域と導通する複数の第1導通部131と第1面の第2領域と導通する複数の第2導通部132とを有するn電極と、p側半導体層と導通するp電極と、を備え、透光部材は、上面視において、n側半導体層の外形よりも小さく、第1導通部の総面積は、第2導通部の総面積よりも大きく、隣り合う第1導通部の間の間隔G1は隣り合う第2導通部の間の間隔G2よりも小さい。【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置に関する。
レーザダイオードや発光ダイオード等の発光素子は、各種の光源、照明、信号機、大型ディスプレイなどに幅広く利用されている。近年では高出力化が進み、車両用のヘッドライトへも適用されている。半導体発光素子と蛍光体を組み合わせることで、白色光や、発光素子の発光波長と異なる色の光を取り出すことができる。このような発光装置には高い輝度が求められる。
発光素子の半導体層を、透明樹脂に蛍光体を分散させた蛍光体層で覆う構成が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この構成では、半導体層と、半導体層の外周または側面に位置する絶縁層とが、蛍光体層で覆われており、半導体層からの光が蛍光体層を介して取り出される。
特開2016-1750号公報
車両用ヘッドライトなど、高い輝度が求められる発光装置では、低い順方向電圧を維持しつつ高い輝度を得ることを達成することがひとつの課題である。
本発明のひとつの側面では、順方向電圧の上昇を抑制しつつ、より高い輝度を備えた発光装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様では、発光装置は、
第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面とを有するn側半導体層と、前記n側半導体層の前記第1面に設けられたp側半導体層と、前記n側半導体層と前記p側半導体層の間に位置する活性層とを含み、前記n側半導体層の前記第1面は第1領域と前記第1領域の周囲に位置する第2領域とを有する半導体積層体と、
前記第2面の側で、前記第1面の前記第1領域と重なる位置に配置される透光部材と、
前記第1面の前記第1領域と導通する複数の第1導通部と、前記第1面の前記第2領域と導通する複数の第2導通部とを有するn電極と、
前記p側半導体層と導通するp電極と、
前記透光部材の側面と、前記第2面のうち前記第1面の前記第2領域と重なる領域と、を覆う光反射部材と、
を備え、
前記透光部材は、上面視において、前記n側半導体層の外形よりも小さく、
前記第1導通部の総面積は、前記第2導通部の総面積よりも大きく、
隣り合う前記第1導通部の間の間隔は、隣り合う前記第2導通部の間の間隔よりも小さい。
上記の構成により、順方向電圧の上昇を抑制しつつ、より高い輝度を備えた発光装置が実現される。
実施形態の発光装置の平面模式図である。 図1のII-II線に沿った断面模式図である。 第1導通部と第2導通部の別の配置例を示す模式図である。 参考例1のサンプルを示す上面図である。 実施例1のサンプルを示す上面図である。 実施例2のサンプルを示す上面図である。 参考例2のサンプルを示す上面図である。 参考例3のサンプルを示す上面図である。 参考例4のサンプルを示す上面図である。 参考例5のサンプルを示す上面図である。 第1導通部と第2導通部の総面積比と、参考例1に対する各サンプルの輝度比の関係を示す図である。 第1導通部と第2導通部の総面積比と順方向電圧Vfの関係を示す図である。
図1は、実施形態の発光装置10の平面模式図、図2は、図1のII-II線に沿った断面模式図である。図1は、発光装置10の光取り出し面側から上面視した図である。図2の断面図では、光取り出し面側が上になっている。
図2に示すように、発光装置10は、支持基板21の上に設けられた半導体積層体18を有する。半導体積層体18は、n側半導体層181と、p側半導体層183と、n側半導体層181とp側半導体層183の間に位置する活性層182とを含む。n側半導体層181は、第1面181aと第2面181bを有する。第2面181bは、第1面181aの反対側に位置する。第2面181bは、活性層182からの光が主に取り出される光取出し面である。活性層182からの光の発光ピーク波長は、例えば、360nm以上600nm以下である。
図1に示すように、n側半導体層181の第1面181aは、第1領域11と、第1領域11の周囲に位置する第2領域12とを有する。第1領域11は、上面視で第2領域12の内側に位置する。n電極13は、第1面181aの第1領域11と導通する複数の第1導通部131と、第1面181aの第2領域12と導通する複数の第2導通部132とを有する。n電極13は、第1導通部131及び第2導通部132において、n側半導体層181と電気的に接続されている。
n側半導体層181の上面視形状は、たとえば、矩形状である。n側半導体層181の上面視形状が矩形状である場合、一辺の長さは、たとえば、100μm以上2000μm以下、好ましくは500μm以上2000μm以下、さらに好ましくは800μm以上1500μm以下とすることができる。なお、n側半導体層181の第1面181aに設けられる導通部のうち、すべての領域が第1領域11内に位置せず、第1領域11と第2領域12にわたって設けられる導通部は、第1導通部131とする。
n電極13は、第1絶縁層32によってp電極17と電気的に絶縁されている。第1絶縁層32は、n電極13とp電極17との間に設けられている。n電極13は、第1導電層23及び第2導電層24と電気的に接続されている。支持基板21は導電性を有し、支持基板21の下面に設けた電極22から、支持基板21、第1導電層23、及び第2導電層24を介して、n電極13に電圧が印加される。支持基板21には、例えば、導電性を有するSi基板を用いることができる。第1導電層23には、例えば、Al等を含む金属材料を用いることができる。第2導電層24には、例えば、NiSnやAuSn等のはんだ材料を用いることができる。なお、第1導電層23を設けず、第2導電層24のみを設けてもよい。
図1に示すように、上面視において、第2領域12の外側に、p側パッド電極16が配置されている。図2に示すように、p側パッド電極16は、p電極17、及びpコンタクト電極15を介して、p側半導体層183と電気的に接続されている。pコンタクト電極15は、第1絶縁層32、及び第3絶縁層34によって、n電極13と電気的に絶縁されている。p側パッド電極16には導電性を有するワイヤ161が設けられ、ワイヤ161を介してp電極17に電圧が印加される。
n側半導体層181の第2面181bは、凹凸形状を有することが好ましい。n側半導体層181の第2面181bに凹凸形状を設けることで、活性層182からの光がn側半導体層181の第2面181bから取り出されやすくなり、発光装置10の光取り出し効率を向上させることができるため、より高い輝度を得ることができる。第2面181bの凹凸形状と半導体積層体18の側面は、第2絶縁層33で覆われている。
n側半導体層181の第2面181bの側で、第1領域11と重なる位置に透光部材41が配置されている。透光部材41の上面視における形状は、たとえば、矩形状である。透光部材41が矩形状である場合、透光部材41の各辺は、n側半導体層181の外形の辺に沿っていてもよい。透光部材41は、接着層42によって、第1領域11に重なる位置で第2絶縁層33に接合されていてもよい。
接着層42は、光取り出し効率を向上させる観点から、活性層182からの光の発光ピーク波長に対して高い透光性を有することが好ましい。ここで、高い透光性とは、活性層182からの光の発光ピーク波長に対して、70%以上、好ましくは80%以上の透光性を有することを意味する。また、上面視において、接着層42は、透光部材41の外形よりも大きい外形を有し、透光部材41の外側に位置し、透光部材41の下面に対して傾斜する側面を有することが好ましい。これにより、第2領域12で生じた光を接着層42の側面により透光部材41に向かって反射させやすくできるので、さらに光取り出し効率を向上させることができる。
図2に示すように、接着層42は第1領域11と第2領域12とに連続して設けられている。第2領域12に設けられた接着層42の下方には、第2導通部132を設けず活性層182を含む半導体積層体18を配置させることが好ましい。これにより、第2領域12で生成された光を接着層42により透光部材41に向かって反射させやすくできるので、さらに光取り出し効率を向上させることができる。
透光部材41は、n側半導体層181から入射した光に対して透光性を有することのできる任意の素材で形成されている。透光部材41は、たとえば、樹脂、ガラス、セラミックス等により形成することができる。樹脂としては、例えば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フッ素系樹脂、これらの混合物等を用いることができる。セラミックスとしては、例えば、酸化アルミニウム、酸化チタン等を用いることができる。透光部材41には、活性層182からの光の一部により励起され、活性層182からの光の発光ピーク波長とは異なる発光ピーク波長を発する蛍光体を含有させてもよい。
蛍光体を含有する透光部材41としては、たとえば、樹脂又はガラスに蛍光体を含有させたもの、蛍光体を含むセラミックス等を用いることができる。蛍光体としては、セリウムで賦活されたイットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(YAG:Ce)、セリウムで賦活されたルテチウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(LAG:Ce)、βサイアロン系蛍光体、CASN系蛍光体、SCASN系蛍光体、KSF系蛍光体等を用いることができる。透光部材41には、光散乱性の粒子を含有させてもよい。光散乱性の粒子として、たとえば、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、窒化アルミニウム等を用いることができる。
たとえば、半導体積層体18の活性層182が青色光を発する場合、透光部材41に青色光の一部により励起され黄色光を発する蛍光体を含有させることで、発光装置10から白色光を取り出すことができる。
光反射部材43は、上面視において、第2領域12に重なる位置に設けられている。光反射部材43は、透光部材41の側面と、第2面181bのうちn側半導体層181の第2領域12に重なる領域とを覆って設けられている。光反射部材43は、接着層42の表面も覆って設けられている。光反射部材43は、半導体積層体18から取り出される光の発光ピーク波長に対して高い反射率を有する任意の材料で形成されている。ここで、半導体積層体18から取り出される光の発光ピーク波長に対して高い反射率を有するとは、半導体積層体18から取り出される光の発光ピーク波長に対して70%以上、好ましくは80%以上の反射率を有することを意味する。透光部材41の側面と、第2面181bのうち第2領域12に重なる領域とを光反射部材43で覆うことで、半導体積層体18からの光を透光部材41に集中させ、透光部材41から効率的に光を出射させることができる。
光反射部材43は、たとえば、樹脂を母材として、母材中に光反射性の粒子を含有させた材料で形成される。樹脂及び光散乱性の粒子には、上述した透光部材41と同様のものを用いることができる。
図1に示すように、第1領域11と重なる位置に配置される透光部材41は、上面視において、n側半導体層181の外形よりも小さい。n側半導体層181の第1領域11上に透光部材41を配置したとき、n側半導体層181の第2領域12は、透光部材41に覆われていない領域である。上述したように、透光部材41の外形をn側半導体層181の外形よりも小さくすることで、光が取り出される面積を小さくし発光装置10の輝度を高くすることができる。
ここで、たとえば、透光部材41の外形をn側半導体層181の外形よりも小さくすることで輝度を高くすることはできるが、第2領域12で生成された光が取り出されにくくなり光取り出し効率を低下させてしまう。一方で、第2領域12での光のロスを低減するために、第2領域12の外形の大きさを第1領域11の外形の大きさに近づけていくと、第2導通部132の面積が小さくなり、順方向電圧Vfが上昇する。
実施形態では、第1領域11で隣り合う第1導通部131の間の間隔G1を、第2領域12で隣り合う第2導通部132の間の間隔G2よりも小さくしている。これにより、第2領域12で生成された光のロスを抑制しつつ、第1領域11における発光強度を第2領域12よりも高くすることができるので、活性層182からの光を透光部材41から効率的に取り出すことができる。ここで、隣り合う第1導通部131の間の間隔G1とは、隣り合う第1導通部131の間の最短距離である。また隣り合う第2導通部132の間の間隔G2とは、隣り合う第2導通部132の間の最短距離である。
図1に示すように、上面視において、第2領域12に設けられる第2導通部132は、透光部材41の外周部と一定の距離dだけ離れている。具体的には、上面視において、第2導通部132と透光部材41の外周部との間の距離dは、80μm以上120μm以下であることが望ましい。距離dが80μm以上であると、発光分布を維持しつつ光取り出し効率を向上させることができる。距離dが120μm以下であると、第2導通部132の総面積を大きく確保しやすく、順方向電圧Vfが上昇を抑制することができる。
第1導通部131の総面積は、第2導通部132の総面積よりも大きい。第1導通部131の総面積を第2導通部132の総面積よりも大きくすることで、高い輝度を維持しつつ、順方向電圧Vfの上昇を抑制することができる。第2導通部132の総面積を大きくすることで、順方向電圧Vfの上昇を抑制する効果を得ることはできるが、第2領域12における活性層182の面積が減少するため輝度を低下させてしまう。そのため、第2導通部132の総面積は、第2領域12の総面積に対して、例えば、5%以上10%以下とすることが好ましい。なお、第2導通部132の総面積が第1導通部131の総面積よりも大きくならない範囲内であれば、第2導通部132の形状、大きさ、配置などを適切に設計可能である。
上面視で、1つの第2導通部132の面積は、1つの第1導通部131の面積よりも大きくすることが好ましい。1つの第1導通部131の面積を1つの第2導通部132の面積よりも小さくすることで、第1領域11内に高い密度で第1導通部131を配置させやすくなり、第1領域11における発光分布をより均一に近づけることができる。また、第2領域12における第2導通部132の総面積を大きくしやすいため、順方向電圧Vfの上昇を抑制する効果を比較的容易に得ることができる。第2領域12には、第1領域11に設けられる1つの第1導通部131の面積よりも大きい面積を有する第2導通部132が設けられる。
上面視で、1つの第1導通部131の面積を1つの第2導通部132の面積よりも小さくしつつ、第1導通部131の数を、第2導通部132の数よりも多くすることが好ましい。これにより、高い輝度を維持しつつ順方向電圧Vfの上昇を抑制することができる。
図1の第2導通部132の配置例では、第2導通部132は、n側半導体層181の角部の近傍に設けられておらず、第2領域12におけるn側半導体層181の隣り合う角部と角部の間に位置している。
図3は、第1導通部131と第2導通部132の別の配置例を示す模式図である。図1と同様に、n側半導体層181の第1面181aのうち、透光部材41が配置される第1領域11に複数の第1導通部131が配置され、第1領域11の周囲の第2領域12に複数の第2導通部132が配置されている。第2導通部132は、上面視でn側半導体層181の各角部にそれぞれ配置されている。
図1の配置例では、第1領域11に第1導通部131が互い違いに千鳥状に配置されているが、図3の配置例では、第1導通部131は格子状に配置されている。第1導通部131の間隔G1が、第2導通部132の間隔G2よりも小さいという条件が満たされるなら、第1導通部131の配置と、第2導通部132の配置に特に制限はない。
上面視で、第1導通部131の総面積は、第2導通部132の総面積よりも大きいことがさらに望ましい。この条件が満たされるならば、第2導通部132を、n側半導体層181の角部と、及び、隣接する角部の間の双方に配置してもよい。この場合も、第1領域11の外周から第2導通部132までの距離dを、80μm以上120μm以下とすることで、順方向電圧Vfの上昇を抑制しつつ、第2領域12における光のロスを抑制して高い輝度を維持することができる。
<特性の評価>
発光装置10の輝度を高く維持しつつ、順方向電圧Vfの上昇を抑制するには、第1領域11に配置される第1導通部131と、第2領域12に配置される第2導通部132の配置関係が重要である。そこで、第1導通部131と第2導通部132の配置を異ならせた複数の発光装置をサンプルとして作製し、実施例におけるサンプルと、参考例におけるサンプルとの輝度及び順方向電圧Vfを比較する評価を行った。
図4A~図4Gは、実施例1、実施例2、及び参考例1~5のサンプルの上面図を示している。それぞれのサンプルにおいて、主に第1導通部131と第2導通部132の配置が変更されており、それ以外の各構成要素については上述した実施形態と同じである。図4A~図4Gにおいて、第1領域11内で円で示す各領域が第1導通部131であり、第2領域12内で斜線のハッチングを付した領域が第2導通部132である。
図4Aは、参考例1におけるサンプルの上面図である。参考例1では、第1領域11及び第2領域12を含むn側半導体層181の第1面181aの全面にわたって、同じ面積の複数の導通部がマトリクス状に配置されている。複数の導通部は、等間隔に配置され、上面視形状はそれぞれ円形状である。この参考例1で測定された輝度の値を100%とし、後述する実施例及び参考例の輝度を評価する。
図4Bは、実施例1におけるサンプルaの上面図である。第1領域11に、複数の第1導通部131が配置されている。第1導通部131の配置は、参考例1の第1領域11と同じ配置である。第2導通部132は、上面視でn側半導体層181の隣り合う角部と角部の間の中央付近に配置されている。1つの第2導通部132の面積は、1つの第1導通部131の面積よりも大きい。第1導通部131の総面積は、第2導通部132の総面積よりも大きい。
図4Cは、実施例2におけるサンプルbの上面図である。第1領域11に、複数の第1導通部131が配置されている。第1導通部131の配置は、参考例1と同じ配置である。第2導通部132は、上面視でn側半導体層181の各角部に配置されている。1つの第2導通部132の面積は、1つの第1導通部131の面積より大きい。第1導通部131の総面積は、第2導通部132の総面積よりも大きい。
図4Dは、参考例2におけるサンプルcの上面図である。第1領域11における第1導通部131の密度は、参考例1よりも低くなっている。上面視における第2導通部132の配置及び面積は、実施例1と同じである。1つの第2導通部132の面積は、1つの第1導通部131の面積より大きい。第1導通部131の密度が参考例1よりも低くなったため、第1導通部131の総面積は第2導通部132の総面積よりも小さくなっている。
図4Eは、参考例3におけるサンプルdの上面図である。第1領域11における第1導通部131の密度は、参考例2と同様に、参考例1よりも低くなっている。上面視における第2導通部132の配置及び面積は、実施例2と同じである。第1導通部131の密度が参考例1よりも低くなったため、第1導通部131の総面積は、第2導通部132の総面積よりも小さくなっている。
図4Fは、参考例4におけるサンプルeの上面図である。第1領域11における第1導通部131の配置は、参考例1と同じである。第2導通部132は、上面視で、n側半導体層181の各辺に沿って延伸して設けられている。1つの第2導通部132の面積は、実施例1における1つの第2導通部132の面積よりも大きい。第1導通部131の総面積は、第2導通部132の総面積よりも小さい。
図4Gは、参考例5におけるサンプルfの上面図である。上面視における第1領域11における第1導通部131の配置及び面積は、参考例1と同じである。1つの第2導通部132の面積は参考例4と同じであるが、参考例4と比較して、第1領域11により近い位置に配置されている。具体的には、第1領域11の外周から、80μm未満の位置に、第2導通部132の一部が配置されている。第1導通部131の総面積は、第2導通部132の総面積よりも小さい。
図5は、サンプルa~fで得られた輝度の参考例1の輝度に対する比率を示している。輝度は、単位立体角から放射される光束の観測点を通過する単位面積当たりの光束量で表される。縦軸は、各サンプルの参考例1の輝度に対する比率であり、参考例1で得られた輝度を100%とする。横軸は、第2導通部132の総面積に対する第1導通部131の面積比である。図5において、符号を付した黒丸がそれぞれのサンプルにおける結果である。例えば、「a」を付した黒丸が実施例1におけるサンプルaの結果を示している。
サンプルa~fの輝度比は、サンプルaが106.0%、サンプルbが103.3%、サンプルcが115.8%、サンプルdが108.1%、サンプルeが99.9%、サンプルfが97.2%であった。これらの輝度比から、サンプルa~dで100%以上の輝度が得られており、参考例1よりも高い輝度が得られていることがわかる。サンプルa~fは、いずれも、隣接する第1導通部131の間の間隔G1よりも、隣接する第2導通部132の間の間隔G2の方が大きくなっている。しかしながら、サンプルe、fは、100%よりも低い輝度であった。サンプルe、fの総面積比は、サンプルa~dの総面積比よりも低くなっている。サンプルe、fで輝度比がサンプルa~dよりも低い結果となったのは、第2導通部132の面積を大きくし総面積比を低くした結果、第2領域12における活性層の面積が減少したことが原因であると考えられる。
図6は、サンプルa~fの順方向電圧Vfを示している。横軸は、第2導通部132の総面積に対する第1導通部131の面積比である。参考例1の順方向電圧Vfは、3.20Vである。参考例1では、より多くの導通部が配置され、n側半導体層181とのコンタクト面積が確保されたため、順方向電圧Vfの上昇が抑制されていると考えられる。参考例1と同等の順方向電圧Vfが得られているのは、サンプルaとサンプルbのみである。サンプルcとサンプルdは、参考例1よりも順方向電圧Vfが高くなっている。これは、第1導通部131の数、または総面積が少なく、n側半導体層181とのコンタクト面積を十分に確保できていないためであると考えられる。また、サンプルeとサンプルfも、サンプルcとサンプルdほどではないが、順方向電圧Vfが高くなっている。
図5をみると、サンプルa~dにおいて、参考例1よりも高い輝度が得られている。しかし、図5及び図6に示す結果から、順方向電圧Vfの上昇を抑制しつつ、高い輝度が得られているサンプルは、サンプルaとサンプルbであることがわかる。サンプルcとサンプルdは、参考例1よりも高い輝度が得られているものの、順方向電圧Vfが参考例1よりも高くなっている。
図5及び図6の評価結果に基づくと、第2導通部132の総面積に対する第1導通部131の総面積の比率が1.00以上であること、換言すると、第1導通部131の総面積が、第2導通部132の総面積よりも大きいことが望ましいことがわかる。実施例に係るサンプルaまたはサンプルbの構成とすることで、より高い輝度を得ることができ、かつ、n側半導体層181とのコンタクト面積が確保されやすくできるため順方向電圧Vfの上昇を抑制することができる。
実施形態の発光装置10は、車載光源、照明用光源、各種インジケータ用光源、ディスプレイ光源、バックライト用光源、センサ光源、信号機など、種々の光源に使用可能であり、高い光出力が求められる用途に特に有用である。
10 発光装置
11 第1領域
12 第2領域
13 n電極
131 第1導通部
132 第2導通部
15 pコンタクト電極
16 p側パッド電極
17 p電極
18 半導体積層体
181 n側半導体層
181a 第1面
181b 第2面
182 活性層
183 p側半導体層
41 透光部材
43 光反射部材
d 第2導通部と第1領域の外周との間の距離
G1 第1導通部の間の間隔
G2 第2導通部の間の間隔

Claims (7)

  1. 第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面とを有するn側半導体層と、前記n側半導体層の前記第1面に設けられたp側半導体層と、前記n側半導体層と前記p側半導体層の間に位置する活性層とを含み、前記n側半導体層の前記第1面は第1領域と前記第1領域の周囲に位置する第2領域とを有する半導体積層体と、
    前記第2面の側で、前記第1面の前記第1領域と重なる位置に配置される透光部材と、
    前記第1面の前記第1領域と導通する複数の第1導通部と、前記第1面の前記第2領域と導通する複数の第2導通部とを有するn電極と、
    前記p側半導体層と導通するp電極と、
    前記透光部材の側面と、前記第2面のうち前記第1面の前記第2領域と重なる領域とを覆う光反射部材と、
    を備え、
    前記透光部材は、上面視において、前記n側半導体層の外形よりも小さく、
    前記第1導通部の総面積は、前記第2導通部の総面積よりも大きく、
    隣り合う前記第1導通部の間の間隔は、隣り合う前記第2導通部の間の間隔よりも小さい、
    発光装置。
  2. 前記第2導通部は、前記n側半導体層の角部に位置する、
    請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第2導通部は、前記n側半導体層の隣り合う角部と角部の間に位置する、
    請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 1つの前記第2導通部の面積は、1つの前記第1導通部の面積よりも大きい、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記第1導通部の数は、前記第2導通部の数より多い請求項4に記載の発光装置。
  6. 上面視において、前記第2導通部と前記透光部材の外周部との間の距離は、80μm以上120μm以下である、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 前記n側半導体層の前記第2面は凹凸形状を有する、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の発光装置。
JP2020166099A 2020-09-30 2020-09-30 発光装置 Pending JP2022057708A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020166099A JP2022057708A (ja) 2020-09-30 2020-09-30 発光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020166099A JP2022057708A (ja) 2020-09-30 2020-09-30 発光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022057708A true JP2022057708A (ja) 2022-04-11

Family

ID=81110370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020166099A Pending JP2022057708A (ja) 2020-09-30 2020-09-30 発光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022057708A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10907789B2 (en) Light emitting device and vehicular lamp comprising same
TWI392121B (zh) 發光二極體元件的外殼,以及發光二極體元件
KR20120015362A (ko) 고상 조명 장치
CN108028303B (zh) 发光装置
JP2015126209A (ja) 発光装置
JP2015176960A (ja) 発光装置
JP2012181953A (ja) 照明装置
JP2016062899A (ja) 半導体発光装置
JP2009087681A (ja) 車両前照灯光源および車両前照灯
US9812495B2 (en) Light emitting device and lighting apparatus
JP2010118531A (ja) 白色照明装置および車輛用灯具
JP2017162942A (ja) 発光装置、及び、照明装置
JP2005109212A (ja) 半導体発光装置
JP2009070892A (ja) Led光源
EP2720266B1 (en) Luminescence device
JP2007043074A (ja) 照明装置
JP2018129492A (ja) 発光装置、及び、照明装置
JP2022057708A (ja) 発光装置
CN102082223B (zh) 发光器件封装
JP2022078308A (ja) 発光装置
JP2014187095A (ja) Ledモジュールおよび照明装置
JP2018156966A (ja) 発光装置及び照明装置
KR100882821B1 (ko) 발광 다이오드
JP2013021351A (ja) 半導体発光装置、車両用前照灯および半導体発光装置の製造方法
JP2018022808A (ja) 発光装置及び照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240410