JP2022054554A

JP2022054554A - 除菌脱臭機および除菌脱臭装置

Info

Publication number: JP2022054554A
Application number: JP2020161663A
Authority: JP
Inventors: 弘之鈴木; Hiroyuki Suzuki; 仁哉大橋; Jinya Ohashi; 聡史井澤; Satoshi Izawa
Original assignee: Hitachi Channel Solutions Corp
Current assignee: Hitachi Channel Solutions Corp
Priority date: 2020-09-28
Filing date: 2020-09-28
Publication date: 2022-04-07
Anticipated expiration: 2040-09-28
Also published as: JP7328947B2

Abstract

【課題】ウイルス等への感染をより効果的に防止することが可能な除菌脱臭装置を提供する。【解決手段】飛沫防止パネルと前記飛沫防止パネルに装着する除菌脱臭機とからなる除菌脱臭装置であって、前記飛沫防止パネルは机上の三方向を遮蔽するように立てられて設置された板状の部材であり、前記除菌脱臭機は下面に設けられた吸気口部から吸入した空気を除菌脱臭し上部両側面に設けた排気口部へ排出する、ことによって実現される。【選択図】図１

Description

本発明はオフィス等の机に設置する除菌脱臭装置に関する。

近年、Covid－19等の新型コロナウイルスへの感染防止の観点から、除菌・殺菌に対するニーズが高まっており、特に、多数の従業員が居住するオフィス空間等での除菌・殺菌装置が求められている。従来より居住空間の空気の浄化を目的とした空気清浄機が開発されており、また、個人の机上に設置される小型の空気清浄機も開発されている（例えば、特許文献１）。

特開2004－163006号公報

新型コロナウイルスにおいては、その感染メカニズム等が完全に解明されておらず、従来の空調設備に併設された空気清浄機や、複数人で共有して使用する据え置き型の空気清浄機では、どの程度の感染防止の効果が望まれるか必ずしも明確ではない。また、例えば特許文献１に見られるような小型の机上空気清浄機をオフィスの従業員全員に設置したとしても、その効果については不明である。

飛沫防止パネルと前記飛沫防止パネルに装着する除菌脱臭機とからなる除菌脱臭装置であって、前記飛沫防止パネルは机上の三方向を遮蔽するように立てられて設置された板状の部材であり、前記除菌脱臭機は下面に設けられた吸気口部から吸入した空気を除菌脱臭し上部両側面に設けた排気口部へ排出する、ことによって実現される。

飛沫防止パネルと除菌脱臭機とを各個人の机上に設置することによって、それぞれ単体で使用する場合と比較して、ウイルス等への感染をより効果的に防止することができる。また、除菌脱臭機の吸気口及び排気口をそれぞれ装置下面及び装置上部側面に設けたことによって、周辺に浮遊するウイルス等の接近を防止することができる。

本実施例の除菌脱臭装置の全体構成図本実施例の除菌脱臭機の斜視図本実施例の除菌脱臭機の断面図本実施例の除菌脱臭機の空気の流れを説明する図本実施例の飛沫防止パネルの斜視図

図１は本実施例の除菌脱臭装置の全体構成図である。オフィス等に設置される机１００の上面に設置した飛沫防止パネル２００と、飛沫防止パネル２００に取り付けられた除菌脱臭機３００とから構成される。飛沫防止パネル２００は、机１００で作業をする人（利用者）の正面および両側面の三方向に設けられ、利用者が椅子等に座った状態の頭の高さ程度とすることで、近隣の利用者からの呼気飛沫が直接利用者の顔にかからないようにすることができる。また、飛沫防止パネルは透明や半透明のアクリル板でもよいし、その他、ガラス製の板や任意の色が付された板でもよく、既設の机１００に対して取付ネジ等によって、後付けで取り付けることが可能である。

除菌脱臭機３００は、周辺の空気を吸入し、吸入した空気を内部で除菌脱臭処理を行った後、処理済みの空気を外部へ放出するものであって、後述の取付用フックにて飛沫防止パネル２００に取り付けられるが、飛沫防止パネルに開けた穴に固定ネジ等によって取り付けるようにしてもよい。

図２は本実施例の除菌脱臭機３００の斜視図であり、（Ａ）は正面右斜め上からの斜視図、（Ｂ）は正面左斜め下からの斜視図、（Ｃ）は裏面左斜め上からの斜視図、（Ｄ）は裏面右斜め下からの斜視図である。

電源ボタン３１０は装置の上面に設けられ、電源のオン・オフを行う。３２０および３２１は、装置の上部の両側面に設けた処理済み空気の排出口である。３３０は装置の下面に設けた空気の吸入口である。３４０は飛沫防止パネル２００の上部辺へ除菌脱臭機３００を引掛けてセットするための取付用フックである。３５０は除菌脱臭機３００が動作中であることを示す発光部であり、ＬＥＤ等で構成される。３６０は背面に設けた電源接続部であり、電源接続用プラグや電源ケーブルの余長処理のためのスペースを有している。

図３は本実施例の除菌脱臭機３００の内部構造を示す断面図であり、（Ａ）は左側断面図（図の右側が装置の正面側）、（Ｂ）は（Ａ）の(x)-(x')断面を矢印（Ｆ）の方向から見た図である。３０１は吸気及び排気を行うためのファンである。３０２は吸入した空気の除菌脱臭を行う光触媒であり、紫外線ランプまたはＬＥＤ３０４によって活性化され、その付近の空気を除菌脱臭する。メッシュフィルタ３０３は吸入口３３０から吸入した空気の塵埃を除去する。

図４は図３の（Ｂ）において、空気の流れを説明する図である。ファン３０１によって吸入口３３０から吸入される空気４００は、メッシュフィルタ３０３によって塵埃等が除去された後、矢印４０１に示すように紫外線ランプまたはＬＥＤ３０４によって活性化された光触媒３０２によって除菌脱臭処理がなされ、矢印４０２、４０３に示すように装置上部の排出口３２０、３２１から外部へと排出される。

ここで、排出口３２０、３２１を装置の両側面に設けた理由を説明する。除菌脱臭処理済みの空気を利用者に向かって排出する、すなわち、排出口を装置正面に設けることによって、利用者に対して常に清潔な空気を送出するような配置も考えられる。しかし、飛沫防止パネル２００に除菌脱臭機３００を取り付ける場合、取付け位置が机利用者の顔の高さ付近になる。この時、除菌脱臭機３００の排出口が利用者の方を向いていると、排気の風の流れに周辺のウイルスが引き寄せられ机利用者に向かって流れてしまうことが、発明者らの計算機シミュレーションによって確認できた。そこで排出口３２０、３２１の位置は除菌脱臭機３００の左右側面に設けることとし、ウイルス対策として最適の排気の流れになるようにした。また、排出口が机利用者の正面にあると、排出口からの動作音が直接利用者に向かって届くこととなり、特に静かなオフィスなどでは好ましくない。本実施例では、排出口３２０、３２１を除菌脱臭機３００の左右側面に配置したため、動作音が正面の利用者に直接届くことがない。なお、排出口を机利用者の正面以外に配置するという観点からは、左右両側面だけでなく、装置の上面に配置したり、装置の裏面、またはそれらの両者に配置する構成でもよい。

図５は飛沫防止パネル２００の詳細構造を示す斜視図である。机利用者と相対する正面側板２０１と左右両側板２０２、２０３とから構成される。正面側板２０１は更に２０１Ａと２０１Ｂとに分割され、両者の重なり部分の大きさによって左右幅を調整することができる。飛沫防止パネル２００は専用の固定部材によって机に固定することができる。

１００：机、２００：飛沫防止パネル、３００：除菌脱臭機、３０１：ファン、３０２：光触媒、３０３：メッシュフィルタ、３０４：紫外線ランプまたはＬＥＤ、３１０：電源ボタン、３２０、３２１：排出口、３３０：吸入口、３４０：取付用フック、３５０発光部、３６０：電源接続部

Claims

飛沫防止パネルと前記飛沫防止パネルに装着する除菌脱臭機とからなる除菌脱臭装置であって、
前記飛沫防止パネルは、利用者と相対する机上の三方向を遮蔽するように立てられて設置された板状の部材であり、
前記除菌脱臭機は、下面に設けられた吸気口部から吸入した空気を除菌脱臭し、利用者側正面以外に設けた排気口部へ排出する、
ことを特徴とする除菌脱臭装置。
請求項１に記載の除菌脱臭装置であって、
前記排気口部は、前記除菌脱臭機の左右両側面に設けた、
ことを特徴とする除菌脱臭装置。
請求項１に記載の除菌脱臭装置であって、
前記排気口部は、前記除菌脱臭機の上面部、及び又は裏面部に設けた、
ことを特徴とする除菌脱臭装置。
請求項１に記載の除菌脱臭装置であって、
前記除菌脱臭機は、光触媒によって吸入した空気の除菌脱臭処理を行う、
ことを特徴とする除菌脱臭装置。
請求項１に記載の除菌脱臭装置であって、
前記除菌脱臭機は、その背面に設けた取付部によって前記飛沫防止パネルへ装着される、
ことを特徴とする除菌脱臭装置。
下面に設けられた吸気口部から吸入した空気を除菌脱臭し、装置の正面以外に設けた排気口部へ排出する除菌脱臭機であって、
前記除菌脱臭機は、光触媒によって吸入した空気の除菌脱臭処理を行い、その背面に板状部材の上辺へ取付可能な取付部を有する、
ことを特徴とする除菌脱臭機。