JP2022053959A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Kohei Sugawara
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Abstract

【課題】電装品の配置を効率良く設計でき、かつ、電装品を収容するケースの製造コストを抑制できる鞍乗型車両を提供することを目的とする。【解決手段】鞍乗型車両1は、右シートフレーム4と左シートフレーム5とシート20と第1ケース41と第2ケース61と第1電装品70と第2電装品90を備える。第1ケース41と第2ケース61はそれぞれ、右シートフレーム4の左方、左シートフレーム5の右方、かつ、シート20の下方に配置される。第2ケース61は、第1ケース41の後方に配置される。第2ケース61は、第1ケース41とは別体である。第1電装品70は、第1ケース41に収容される。第2電装品90は、第2ケース61に収容される。第1電装品70は、バッテリ71と液圧調整ユニット72を含む。第2電装品90は、第1コネクタ91を含む。第2ケース61の容積は第1ケース41の容積よりも小さい。【選択図】図4

Description

本発明は、電装品を収容するケースを備えた鞍乗型車両に関する。
特許文献1は、鞍乗型車両を開示する。以下では、特許文献1に記載される符号を、括弧書きで表記する。鞍乗型車両(1)は、右シートフレーム(21R)と左シートフレーム(21L)とシート(7、9)とケース(40)とバッテリ(60)を備える。ケース(40)は、右シートフレーム(21R)の左方、左シートフレーム(21L)の右方、かつ、シート(7、9)の下方に配置される。ケース(40)は、一体に成形される。バッテリ(60)は、ケース(40)に収容される。
特開2009-78795号公報
バッテリは、電装品の1つである。近年、鞍乗型車両に搭載される電装品の数は増加している。このため、各電装品の配置を設計するためのコストは、大きくなっている。さらに、各電装品を収容するケースは、大型化している。このため、ケースの製造コストは、大きくなっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、電装品の配置を効率良く設計でき、かつ、電装品を収容するケースの製造コストを抑制できる鞍乗型車両を提供することを目的とする。
本発明者は、以下の点に着目した。複数種類の鞍乗型車両の間で、車両前後方向におけるシートフレームの長さは、異なることがある。ケースは、右シートフレームと左シートフレームとの間に配置される。このため、シートフレームの長さが異なる複数種類の鞍乗型車両の間で、ケースの形状は異なる。よって、シートフレームの長さが異なる複数の複数の鞍乗型車両ごとに、形状の異なる複数種類のケースを準備する。例えば、複数種類のケースごとに、複数種類の成形型を製造する。そして、各成形型を用いて、複数種類のケースを製造する。
形状の異なる複数種類のケースの間で、ケースに収容される各電装品の配置は異なる。このため、各電装品の配置は、異なる形状を有するケースごとに、設計される。
本発明者は、上述した知見に基づき、形状の異なる複数種類のケースの製造コストを抑制することを検討した。さらに、本発明者は、上述した知見に基づき、複数種類のケースごとに電装品の配置を設計する作業を省力化することを検討した。
これらの知見および検討に基づく本発明は、次のような構成をとる。
すなわち、鞍乗型車両であって、
車両平面視において車両前後方向に延びる右シートフレームと、
前記右シートフレームの左方に配置され、車両平面視において車両前後方向に延びる左シートフレームと、
前記右シートフレームおよび前記左シートフレームの上方に配置されるシートと、
前記右シートフレームの左方、前記左シートフレームの右方、かつ、前記シートの下方に配置される第1ケースと、
前記右シートフレームの左方、前記左シートフレームの右方、前記シートの下方、かつ、前記第1ケースの後方に配置され、前記第1ケースとは別体の第2ケースと、
前記第1ケースに収容される複数の第1電装品と、
前記第2ケースに収容される複数の第2電装品と、
を備え、
前記第1電装品は、
バッテリと、
液圧調整ユニット(HYDRAULIC UNIT)と、
を含み、
前記第2電装品は、
テールライトの配線を結線する第1コネクタと、
を含み、
前記第2ケースの容積は前記第1ケースの容積よりも小さい
鞍乗型車両である。
鞍乗型車両は、第1ケースと第2ケースを備える。第1ケースと第2ケースはそれぞれ、右シートフレームの左方、左シートフレームの右方、かつ、シートの下方に配置される。第2ケースは、第1ケースの後方に配置される。第2ケースは、第1ケースとは別体である。このため、第1ケースの形状を変えずに、第2ケースの形状を変えることによって、車両前後方向における第1ケースおよび第2ケースの全体の長さを容易に変えることが可能である。ここで、「第2ケースの形状を変える」とは、例えば、異なる形状を有する複数種類の第2ケースを準備し、複数種類の第2ケースの間で切り換えることである。よって、車両前後方向における右シートフレームおよび左シートフレームの長さが異なる複数種類の鞍乗型車両に対して、第1ケースと第2ケースを容易に適用できる。車両前後方向における右シートフレームおよび左シートフレームの長さが異なる複数種類の鞍乗型車両に対して、同じ形状を有する第1ケースを容易に適用できる。すなわち、車両前後方向における右シートフレームおよび左シートフレームの長さが異なる複数種類の鞍乗型車両の間で、第1ケースを容易に共通化できる。
複数種類の鞍乗型車両の間で第1ケースを共通化する場合、第1ケースの製造コストを効果的に低減可能である。第2ケースの容積は第1ケースの容積よりも小さい。このため、異なる形状を有する複数種類の第2ケースを準備する場合であっても、第2ケースの製造コストが過度に高くなることを抑制できる。よって、第1ケースの形状を変えずに、第2ケースの形状を変えることによって、第1ケース及び第2ケースの全体の製造コストを好適に抑制可能である。
第1ケースは、複数の第1電装品を収容する。第2ケースは、複数の第2電装品を収容する。このため、第1ケースの形状を変えずに、第2ケースの形状を変える場合、第2電装品の配置のみを設計すれば足りる。よって、第1電装品の配置を設計するためのコストを効果的に低減可能である。さらに、第2ケースの容積は第1ケースの容積よりも小さい。このため、第2ケースの形状を変える場合であっても、第2電装品の配置を容易に設計できる。したがって、第1ケースの形状を変えずに、第2ケースの形状を変えることによって、第1電装品および第2電装品の全体の配置を効率良く設計できる。
第1電装品は、バッテリと液圧調整ユニットを含む。バッテリおよび液圧調整ユニットは、第1ケースに収容される。ここで、バッテリの形状は、複数種類の鞍乗型車両の間で、変わりにくい。液圧調整ユニットの形状は、複数種類の鞍乗型車両の間で、変わりにくい。このため、バッテリおよび液圧調整ユニットの配置を設計するためのコストを一層効果的に低減可能である。第2電装品は、第1コネクタを含む。第1コネクタは、第2ケースに収容される。このため、第1コネクタの配置を容易に設計できる。ここで、第1コネクタは、複数種類の鞍乗型車両の間で、変わり易い。このため、第1コネクタの種々の形状に応じて、第1コネクタの配置を柔軟に設計できる。したがって、バッテリ、液圧調整ユニットおよび第1コネクタの配置を効率良く設計できる。
以上の通り、本鞍乗型車両によれば、第1ケースおよび第2ケースの製造コストを抑制できる。さらに、第1電装品および第2電装品の配置を効率良く設計できる。
特に、車両前後方向における右シートフレームおよび左シートフレームの長さが異なる複数種類の鞍乗型車両に対して第1ケースと第2ケースを適用する場合、第1ケースおよび第2ケースの製造コストを一層抑制でき、かつ、第1電装品および第2電装品の配置を一層効率良く設計できる。
上述した鞍乗型車両において、
車両上下方向における前記第2ケースの長さは、車両上下方向における前記第1ケースの長さよりも小さい
ことが好ましい。
異なる形状を有する複数種類の第2ケースを準備する場合であっても、第2ケースの製造コストが過度に高くなることを一層抑制できる。よって、第1ケースの形状を変えずに、第2ケースの形状を変えることによって、第1ケースおよび第2ケースの全体の製造コストを一層好適に抑制できる。
上述した鞍乗型車両において、
車両前後方向における前記第2ケースの長さは、車両前後方向における前記第1ケースの長さと同等またはこれよりも小さい
ことが好ましい。
異なる形状を有する複数種類の第2ケースを準備する場合であっても、第2ケースの製造コストが過度に高くなることを一層抑制できる。よって、第1ケースの形状を変えずに、第2ケースの形状を変えることによって、第1ケースおよび第2ケースの全体の製造コストを一層好適に抑制できる。
上述した鞍乗型車両において、
前記バッテリと前記液圧調整ユニットは、車両平面視において、車両前後方向に並ぶように配置される
ことが好ましい。
車両幅方向における第1ケースの長さが過度に大きくなることを好適に防止できる。よって、右シートフレームの左方、かつ、左シートフレームの右方に、第1ケースを容易に配置できる。さらに、車両上下方向における第1ケースの長さが過度に大きくなることを好適に防止できる。よって、シートの下方に、第1ケースを容易に配置できる。
上述した鞍乗型車両において、
前記第1ケースは、
前部と、
前記前部の後方に配置される中央部と、
前記中央部の後方に配置される後部と、
に区分され、
前記中央部の深さは、前記前部の深さ、および、前記後部の深さよりも大きく、
前記バッテリは、前記中央部に収容される
ことが好ましい。
第1ケースは、前部と中央部と後部に区分される。バッテリは、中央部に収容される。ここで、中央部の深さは、前部の深さ、および、後部の深さよりも大きい。このため、バッテリが比較的に大きい場合であっても、中央部はバッテリを好適に収容できる。
上述した鞍乗型車両において、
前記第1ケースおよび前記バッテリの下方に配置され、前記第1ケースと接触するブラケットを備え、
前記ブラケットは、車両平面視において、前記バッテリと重なる
ことが好ましい。
ブラケットは、第1ケースの下方に配置される。ブラケットは、第1ケースと接触する。ブラケットは、第1ケースの荷重を受ける。ブラケットは、バッテリの下方に配置される。ブラケットは、車両平面視において、バッテリと重なる。よって、ブラケットは、バッテリの荷重を好適に受けることができる。
上述した鞍乗型車両において、
前記第1電装品は、さらに、
前記液圧調整ユニットに接続される鋼管と、
前記鋼管に接続される継ぎ手部材と、
を備える
ことが好ましい。
第1電装品は、鋼管と継ぎ手部材を含む。鋼管および継ぎ手部材は、第1ケースに収容される。ここで、鋼管の形状は、複数種類の鞍乗型車両の間で、変わりにくい。継ぎ手部材の形状は、複数種類の鞍乗型車両の間で、変わりにくい。このため、鋼管および継ぎ手部材の配置を設計するためのコストを一層効果的に低減可能である。
上述した鞍乗型車両において、
前記第2電装品は、さらに、
リアフラッシャライトの配線を結線する第2コネクタと、
ライセンスライトの配線を結線する第3コネクタと、
を備える
ことが好ましい。
第2電装品は、第2コネクタと第3コネクタを含む。第2コネクタおよび第3コネクタは、第2ケースに収容される。このため、第2コネクタおよび第3コネクタの配置を容易に設計できる。ここで、第2コネクタの形状は、複数種類の鞍乗型車両の間で、変わり易い。第3コネクタの形状は、複数種類の鞍乗型車両の間で、変わり易い。このため、第2コネクタの種々の形状に応じて、第2コネクタの配置を柔軟に設計できる。同様に、第3コネクタの種々の形状に応じて、第3コネクタの配置を柔軟に設計できる。
上述した鞍乗型車両において、
前記第1電装品の数は、前記第2電装品の数よりも多い
ことが好ましい。
第1電装品の数は、第2電装品の数よりも多い。このため、第1ケースの形状を変えずに、第2ケースの形状を変える場合、第1電装品の配置を設計するためのコストを一層効果的に低減可能である。第2電装品の数は、第1電装品の数よりも少ない。このため、第2ケースの形状を変える場合であっても、第2電装品の配置を一層容易に設計できる。したがって、第1ケースの形状を変えずに、第2ケースの形状を変えることによって、第1電装品および第2電装品の全体の配置を一層効率良く設計できる。
上述した鞍乗型車両において、
前記第1ケースは、車両側面視において、前記右シートフレームの前端および前記左シートフレームの前端から後方に延びる
ことが好ましい。
長さが異なる複数種類の右シートフレームおよび左シートフレームに対して、同じ形状を有する第1ケースを容易に設置できる。よって、右シートフレームおよび左シートフレームの長さが異なる複数種類の鞍乗型車両の間で、第1ケースを容易に共通化できる。
上述した鞍乗型車両において、
前記第1ケースは、
前記右シートフレームに連結される第1右取付座と、
前記左シートフレームに連結される第1左取付座と、
を備え、
前記第2ケースは、
前記第1右取付座よりも後方に配置され、前記右シートフレームに連結される第2右取付座と、
前記第1左取付座よりも後方に配置され、前記左シートフレームに連結される第2左取付座と、
を備える
ことが好ましい。
第2右取付座は、第1右取付座よりも後方に配置される。このため、第2ケースと連結する右シートフレームの位置は、第1ケースと連結する右シートフレームの位置と異なる。第2左取付座は、第1左取付座よりも後方に配置される。このため、第2ケースと連結する左シートフレームの位置は、第1ケースと連結する左シートフレームの位置と異なる。よって、第2ケースの形状を変える場合であっても、右シートフレームおよび左シートフレームは、第1ケースおよび第2ケースを好適に支持できる。
上述した鞍乗型車両において、
前記第1右取付座および前記第2右取付座はそれぞれ、前記右シートフレームの上方に配置され、
前記第1左取付座および前記第2左取付座はそれぞれ、前記左シートフレームの上方に配置される
ことが好ましい。
右シートフレームおよび左シートフレームは、第1ケースおよび第2ケースを一層好適に支持できる。
上述した鞍乗型車両において、
前記第1ケースと前記第2ケースは、互いに着脱可能に接続される
ことが好ましい。
第1電装品と第2電装品を、互いに近接した位置に設置できる。
上述した鞍乗型車両において、
前記第1ケースは、第1底部を備え、
前記第2ケースは、第2底部を備え、
前記第2底部は、前記第1底部と連続している
ことが好ましい。
第1ケースと第2ケースに渡って電気配線を好適に設置できる。
上述した鞍乗型車両において、
前記第1ケースは、
車両平面視において車両前後方向に延びる第1右壁と、
前記第1右壁の左方に配置され、車両平面視において車両前後方向に延びる第1左壁と、
を備え、
前記第2ケースは、
車両平面視において車両前後方向に延びる第2右壁と、
前記第2右壁の左方に配置され、車両平面視において車両前後方向に延びる第2左壁と、
を備え、
前記第1右壁は、後端部を有し、
前記第1左壁は、後端部を有し、
前記第2右壁は、前端部を有し、
前記第2左壁は、前端部を有し、
前記第1右壁の前記後端部と前記第2右壁の前記前端部は、車両側面視において、重なり、
前記第1右壁の前記後端部と前記第2右壁の前記前端部は、互いに接触し、
前記第1左壁の前記後端部と前記第2左壁の前記前端部は、車両側面視において、重なり、
前記第1左壁の前記後端部と前記第2左壁の前記前端部は、互いに接触する
ことが好ましい。
第1ケースが第2ケースに対して車両幅方向にずれることを好適に防止できる。
本発明に係る鞍乗型車両によれば、第1ケースおよび第2ケースの製造コストを抑制できる。さらに、第1電装品および第2電装品の配置を効率良く設計できる。
第1実施形態に係る鞍乗型車両の左側面図である。 鞍乗型車両の後部の平面図である。 鞍乗型車両の後部の左側面図である。 鞍乗型車両の後部の平面図である。 第1ケースと第2ケースの斜視図である。 図6(a)は第1ケースの平面図であり、図6(b)は第1ケースの側面図である。 図7(a)は第2ケースの平面図であり、図7(b)は第2ケースの側面図である。 図8(a)は第1ケースと第2ケースとの接続を示す平面図であり、図8(b)は第1ケースと第2ケースとの接続を示す側面図である。 第2実施形態に係る鞍乗型車両の左側面図である。 鞍乗型車両の後部の平面図である。 鞍乗型車両の後部の左側面図である。 第1ケースと第2ケースの斜視図である。 図13(a)は第2ケースの平面図であり、図13(b)は第2ケースの側面図である。 図14(a)は第1ケースと第2ケースとの接続を示す平面図であり、図14(b)は第1ケースと第2ケースとの接続を示す側面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。
[第1実施形態]
1.鞍乗型車両1の概略構成
図1は、第1実施形態に係る鞍乗型車両1の左側面図である。鞍乗型車両1はストリート型車両である。
図1は、鞍乗型車両1の前後方向X、幅方向Yおよび上下方向Zを示す。前後方向X、幅方向Yおよび上下方向Zは、鞍乗型車両1に乗車した運転者(ライダーともいう)を基準として定義される。前後方向X、幅方向Yおよび上下方向Zは互いに直交する。前後方向Xおよび幅方向Yは、水平である。上下方向Zは、鉛直である。
「前方」、「後方」、「上方」、「下方」、「右方」、「左方」はそれぞれ、鞍乗型車両1に乗車した運転者にとっての「前方」、「後方」、「上方」、「下方」、「右方」、「左方」を意味する。本明細書において特に断らない限り、「前方」および「後方」は、前後方向Xと平行な方向のみならず、前後方向Xに近い方向も含む。前後方向Xと近い方向は、例えば前後方向Xとのなす角度が45度以下の方向である。同様に、特に断らない限り、「右方」および「左方」は、幅方向Yと平行な方向のみならず、幅方向Yに近い方向も含む。特に断らない限り、「上方」および「下方」は、上下方向Zと平行な方向のみならず、上下方向Zに近い方向も含む。各図では、参考として、FRONT、REAR、UP、DOWN、RIGHT、LEFTを適宜に示す。
本明細書において、配置を説明する各表現は、それぞれ、以下の意味を有するものとする。以下では、幅方向Yを例に採って説明するが、前後方向Xおよび上下方向Zについても同様である。
「部材Maは部材Mbよりも右方/左方に配置される」との表現は、幅方向Yにおける部材Mbに対する部材Maの位置を規定し、前後方向Xおよび上下方向Zにおける部材Mbに対する部材Maの位置を規定しない。本表現の場合、部材Maが車両側面視において部材Mbと重なってもよいし、重ならなくてもよい。
見る方向の言及を伴わない「部材Maは部材Mbの右方/左方に配置される」との表現は、幅方向Yにおける部材Mbに対する部材Maの位置と、前後方向Xにおける部材Mbに対する部材Maの位置と、上下方向Zにおける部材Mbに対する部材Maの位置を規定する。本表現は、部材Maは部材Mbよりも右方/左方に配置され、かつ、部材Maの少なくとも一部は、車両側面視において、部材Mbの少なくとも一部と重なることを意味する。
「部材Maは、車両平面視において、部材Mbの右方/左方に配置される」との表現は、幅方向Yにおける部材Mbに対する部材Maの位置と、前後方向Xにおける部材Mbに対する部材Maの位置を規定し、上下方向Zにおける部材Mbに対する部材Maの位置を規定しない。本表現は、部材Maは部材Mbよりも右方/左方に配置され、部材Maの前端は部材Mbの後端よりも前方に位置し、かつ、部材Maの後端は部材Mbの前端よりも後方に位置することを意味する。
「部材Maは、車両正面視において、部材Mbの右方/左方に配置される」との表現は、幅方向Yにおける部材Mbに対する部材Maの位置と、上下方向Zにおける部材Mbに対する部材Maの位置を規定し、前後方向Xにおける部材Mbに対する部材Maの位置を規定しない。本表現は、部材Maは部材Mbよりも右方/左方に配置され、部材Maの上端は部材Mbの下端よりも上方に位置し、かつ、部材Maの下端は部材Mbの上端よりも下方に位置することを意味する。
鞍乗型車両1は車体フレーム2を備える。車体フレーム2はメインフレーム3を備える。メインフレーム3は車体フレーム2の前部から後方に延びる。より詳しくは、メインフレーム3は、車両側面視において、後方かつ下方に延びる。
鞍乗型車両1はステアリング装置11を備える。ステアリング装置11は車体フレーム2の前部に支持される。ステアリング装置11は、車体フレーム2に対して、回転可能である。
ステアリング装置11は、ハンドル12とフロントサスペンション13と前車軸14を備える。ハンドル12は、ステアリング装置11の上部に配置される。フロントサスペンション13は、ハンドル12から前方かつ下方に延びる。前車軸14は、ステアリング装置11の下部に配置される。前車軸14は、フロントサスペンション13に支持される。
鞍乗型車両1は前輪15を備える。前輪15はステアリング装置11に支持される。前輪15は前車軸14に支持される。前輪15は前車軸14回りに回転可能である。
鞍乗型車両1はエンジン17を備える。エンジン17の少なくとも一部は、車両側面視において、メインフレーム3の下方に配置される。エンジン17は車体フレーム2に支持される。例えば、エンジン17はメインフレーム3に支持される。エンジン17は車体フレーム2に固定される。エンジン17は、車体フレーム2に対して揺動しない。
鞍乗型車両1は燃料タンク18を備える。燃料タンク18は、車両側面視において、エンジン17の上方に配置される。燃料タンク18の少なくとも一部は、車両側面視において、メインフレーム3の上方に配置される。燃料タンク18は車体フレーム2に支持される。
鞍乗型車両1はシート20を備える。シート20は燃料タンク18の後方に配置される。シート20の全部は、燃料タンク18の上端よりも下方に配置される。シート20の一部は、車両側面視において、燃料タンク18と同じ高さ位置に配置される。シート20は、エンジン17よりも後方かつ上方に配置される。シート20は車体フレーム2に支持される。
シート20は、フロントシート21とリアシート22を備える。リアシート22は、フロントシート21の後方に配置される。リアシート22は、フロントシート21とは別体である。フロントシート21とリアシート22は、互いに分離可能である。
鞍乗型車両1は、サイドカバー23を備える。サイドカバー23は、車両側面視において、シート20の下方に配置される。
鞍乗型車両1は、マッドガード24を備える。マッドガード24は、車両側面視において、サイドカバー23から、後方かつ下方に延びる。
鞍乗型車両1は、テールライト25とリアフラッシャライト26とライセンスライト29を備える。テールライト25は、車両側面視において、サイドカバー23の後方に配置される。リアフラッシャライト26およびライセンスライト29は、マッドガード24に取り付けられる。リアフラッシャライト26は、鞍乗型車両1の進路変更などを第三者に知らせるための光を発する。リアフラッシャライト26は、左リアフラッシャライト28と、不図示の右リアフラッシャライトを備える。ライセンスライト29は、不図示のライセンスプレートを照らすための光を発する。
鞍乗型車両1はピボット軸30とスイングアーム31と後車軸32と後輪33を備える。ピボット軸30は、車両側面視において、エンジン17の後方に配置される。ピボット軸30は、燃料タンク18およびシート20よりも下方に配置される。ピボット軸30は車体フレーム2に支持される。スイングアーム31はピボット軸30に支持される。スイングアーム31はピボット軸30から後方に延びる。スイングアーム31はピボット軸30回りに揺動可能である。後車軸32はスイングアーム31の後部に支持される。後輪33は後車軸32に支持される。後輪33は後車軸32回りに回転可能である。後輪33は、車両側面視において、シート20の下方に配置される。
鞍乗型車両1はチェーン34を備える。チェーン34は後輪33を連結する。チェーン34は、エンジン17から出力された動力を後輪33に伝達する。後輪33は、チェーン34から伝達された動力によって、後車軸32回りに回転する。
運転者は、フロントシート21に跨がって着座し、ニーグリップを行う。ニーグリップは、鞍乗型車両1の一部を運転者の両脚で挟み込むことである。鞍乗型車両1の一部は、例えば、メインフレーム3および燃料タンク18の少なくとも一部である。鞍乗型車両1の運転者は、ハンドル12を握って、ステアリング装置11を操舵する。鞍乗型車両1の同乗者は、リアシート22に着座する。
図2は、鞍乗型車両1の後部の平面図である。図2は、車両中心面Cを示す。車両中心面Cは、幅方向Yに垂直な仮想面である。車両中心面Cは、鞍乗型車両1の中心を通る。図2は、シート20を二点鎖線で示す。図2は、サイドカバー23などの図示を省略する。
車体フレーム2は、右シートフレーム4と左シートフレーム5を備える。右シートフレーム4は、車両平面視において、前後方向Xに延びる。左シートフレーム5は、右シートフレーム4の左方に配置される。左シートフレーム5は、車両平面視において、前後方向Xに延びる。
右シートフレーム4は、車両中心面Cの右方に配置される。左シートフレーム5は、車両中心面Cの左方に配置される。
右シートフレーム4は、前端4fと後端4rを有する。左シートフレーム5は、前端5fと後端5rを有する。前端4f、5fはそれぞれ、メインフレーム3に接続される。
図2は、長さLfを示す。長さLfは、前後方向Xにおける右シートフレーム4および左シートフレーム5の長さである。より具体的には、長さLfは、前端4f、5fと後端4r、5rとの間の、前後方向Xにおける距離である。
車体フレーム2は、右バックステー6と左バックステー7を備える。右バックステー6は、車両平面視において、前後方向Xに延びる。左バックステー7は、右バックステー6の左方に配置される。左バックステー7は、車両平面視において、前後方向Xに延びる。
右バックステー6は、車両中心面Cの右方に配置される。左バックステー7は、車両中心面Cの左方に配置される。
右バックステー6は、前端6fと後端6rを有する。左バックステー7は、前端7fと後端7rを有する。前端6f、7fはそれぞれ、メインフレーム3に接続される。後端6rは、右シートフレーム4に接続される。後端7rは、左シートフレーム5に接続される。
車体フレーム2は、ブラケット8を備える。ブラケット8は、右バックステー6および左バックステー7に支持される。ブラケット8は、幅方向Yに延びる。ブラケット8は、前端4f、5fよりも後方に配置される。ブラケット8は、前端6f、7fよりも後方に配置される。ブラケット8は、後端4r、5rよりも前方に配置される。ブラケット8は、後端6r、7rよりも前方に配置される。
ブラケット8は、プレート部9と2つの取付座10を備える。プレート部9は、略平坦な板形状を有する。プレート部9の少なくとも一部は、車両平面視において、右シートフレーム4の左方、かつ、左シートフレーム5の右方に配置される。各取付座10も、車両平面視において、右シートフレーム4の左方、かつ、左シートフレーム5の右方に配置される。各取付座10は、プレート部9に接続される。
シート20は、右シートフレーム4および左シートフレーム5の上方に配置される。シート20は、車両平面視において、右シートフレーム4および左シートフレーム5と重なる。
シート20は、右バックステー6および左バックステー7の上方に配置される。シート20は、車両平面視において、右バックステー6および左バックステー7と重なる。
シート20は、ブラケット8の上方に配置される。シート20は、車両平面視において、ブラケット8と重なる。
図3は、鞍乗型車両1の後部の左側面図である。図3は、シート20を二点鎖線で示す。図3は、サイドカバー23などの図示を省略する。
左シートフレーム5は、車両側面視において、後方かつ上方に延びる。右シートフレーム4は、車両側面視において、左シートフレーム5と重なる。図示を省略するが、右シートフレーム4も、車両側面視において、後方かつ上方に延びる。
左バックステー7は、車両側面視において、左シートフレーム5の下方に配置される。左バックステー7は、車両側面視において、後方かつ上方に延びる。右バックステー6は、車両側面視において、左バックステー7と重なる。図示を省略するが、右バックステー6も、車両側面視において、右シートフレーム4の下方に配置される。右バックステー6も、車両側面視において、後方かつ上方に延びる。
ブラケット8は、車両側面視において、右シートフレーム4および左シートフレーム5の下方に配置される。
シート20は、車両側面視において、右シートフレーム4および左シートフレーム5の上方に配置される。
図示を省略するが、右シートフレーム4および左シートフレーム5は、車両側面視において、後輪33の上方に配置される。右バックステー6および左バックステー7は、車両側面視において、後輪33の上方に配置される。ブラケット8は、車両側面視において、後輪33の上方に配置される。
2.第1ケース41と第2ケース61
図3を参照する。鞍乗型車両1は、第1ケース41を備える。第1ケース41は、車両側面視において、左シートフレーム5の前端5fから後方に延びる。第1ケース41は、車両側面視において、左シートフレーム5の前端5fと重なる。図示を省略するが、第1ケース41は、車両側面視において、右シートフレーム4の前端4fから後方に延びる。第1ケース41は、車両側面視において、右シートフレーム4の前端4fと重なる。
第1ケース41は、車両側面視において、左シートフレーム5および左バックステー7と重なる。第1ケース41のほとんどの部分は、車両側面視において、左シートフレーム5の下方、かつ、左バックステー7の上方に配置される。
鞍乗型車両1は、第2ケース61を備える。第2ケース61は、第1ケース41の後方に配置される。
第2ケース61は、車両側面視において、左シートフレーム5および左バックステー7と重なる。第2ケース61のほとんどの部分は、車両側面視において、左シートフレーム5の下方、かつ、左バックステー7の上方に配置される。
第1ケース41および第2ケース61は、車両側面視において、シート20の下方に配置される。
図示を省略するが、第1ケース41および第2ケース61は、車両側面視において、後輪33の上方に配置される。
図4は、鞍乗型車両1の後部の平面図である。図4は、第1ケース41および第2ケース61を図示する。図4は、シート20を二点鎖線で示す。図4は、サイドカバー23などの図示を省略する。
第1ケース41は、右シートフレーム4の左方、左シートフレーム5の右方、かつ、シート20の下方に配置される。第2ケース61は、右シートフレーム4の左方、左シートフレーム5の右方、シート20の下方、かつ、第1ケース41の後方に配置される。
第1ケース41は、右バックステー6の左方、かつ、左バックステー7の右方に配置される。第2ケース61は、右バックステー6の左方、かつ、左バックステー7の右方に配置される。
第1ケース41は、ブラケット8の上方に配置される。第1ケース41は、車両平面視において、ブラケット8と重なる。第2ケース61は、ブラケット8よりも後方に配置される。第2ケース61は、車両平面視において、ブラケット8と重ならない。
第1ケース41および第2ケース61は、車両平面視において、シート20と重なる。
第1ケース41は、前端41fを有する。前端41fは、前後方向Xに対して、前端4f、5fと同等の位置、または、前端4f、5fよりも前方に配置される。
図4は、長さLcを示す。長さLcは、前後方向Xにおける第1ケース41および第2ケース61の全体の長さである。より具体的には、長さLcは、第1ケース41の前端41fと、第2ケース61の後端61rとの間の、前後方向Xにおける距離である。長さLcは、長さLfよりも小さい。
第1ケース41は、右シートフレーム4と左シートフレーム5に支持される。第1ケース41は、第1右取付座42と第1左取付座43を備える。第1右取付座42は、右シートフレーム4の上方に配置される。第1右取付座42は、右シートフレーム4に連結される。第1左取付座43は、左シートフレーム5の上方に配置される。第1左取付座43は、左シートフレーム5に連結される。
第1ケース41は、さらに、ブラケット8に支持される。ブラケット8は、第1ケース41の下方に配置される。ブラケット8は、第1ケース41と接触する。ブラケット8は、第1ケース41と直接的に接触する。ブラケット8は、第1ケース41の荷重を受ける。ブラケット8は、さらに、第1ケース41に連結される。
具体的には、プレート部9は、第1ケース41の下方に配置される。プレート部9は、第1ケース41と接触する。プレート部9は、第1ケース41の荷重を受ける。取付座10は、第1ケース41の下方に配置される。取付座10は、第1ケース41に連結される。
第2ケース61は、右シートフレーム4と左シートフレーム5に支持される。第2ケース61は、第2右取付座62と第2左取付座63を備える。第2右取付座62は、第1右取付座42よりも後方に配置される。第2右取付座62は、右シートフレーム4の上方に配置される。第2右取付座62は、右シートフレーム4に連結される。第2左取付座63は、第1左取付座43よりも後方に配置される。第2左取付座63は、左シートフレーム5の上方に配置される。第2左取付座63は、左シートフレーム5に連結される。
図2を参照する。図2は、右シートフレーム4の位置4j、4kを示す。右シートフレーム4は、位置4jにおいて、第1右取付座42と連結する。右シートフレーム4は、位置4kにおいて、第2右取付座62と連結する。位置4kは、位置4jよりも後方に配置される。
図2は、左シートフレーム5の位置5j、5kを示す。左シートフレーム5は、位置5jにおいて、第1左取付座43と連結する。左シートフレーム5は、位置5kにおいて、第2左取付座63と連結する。位置5kは、位置5jよりも後方に配置される。
図3を参照する。鞍乗型車両1は、締結部材58、68を備える。締結部材58は、左シートフレーム5と第1左取付座43とを締結する。締結部材68は、左シートフレーム5と第2左取付座63とを締結する。締結部材58、68は、例えば、ボルトである。
3.第1電装品70と第2電装品90
図4を参照する。鞍乗型車両1は、複数の第1電装品70を備える。第1電装品70は、第1ケース41に収容される。第1電装品70の全部は、第1ケース41に収容される。第1電装品70の全部は、車両平面視において、第1ケース41と重なる。
第1電装品70は、バッテリ71を含む。バッテリ71は、第1ケース41に収容される。バッテリ71の全部は、平面視において、第1ケース41と重なる。バッテリ71以外の第1電装品70についても、第1ケース41に対して同様に配置される。
バッテリ71は、ブラケット8の上方に配置される。バッテリ71は、車両平面視において、ブラケット8と重なる。バッテリ71の少なくとも一部は、車両平面視において、ブラケット8と重なる。
バッテリ71は、プレート部9の上方に配置される。バッテリ71は、車両平面視において、プレート部9と重なる。
第1電装品70は、液圧調整ユニット72を含む。バッテリ71と液圧調整ユニット72は、車両平面視において、前後方向Xに並ぶように配置される。液圧調整ユニット72は、例えば、車両平面視において、バッテリ71の前方に配置される。
液圧調整ユニット72は、ブレーキ液の液圧を調整する。具体的には、鞍乗型車両1は、前輪15を制動するための前制動機構(不図示)と、後輪33を制動するための後制動機構(不図示)を備える。液圧調整ユニット72は、前制動機構および後制動機構の少なくともいずれかに接続される。例えば、液圧調整ユニット72は、前輪15のロック傾向を防止するように、前制動機構のブレーキ液の液圧を調整する。例えば、液圧調整ユニット72は、後輪33のロック傾向を防止するように、後制動機構のブレーキ液の液圧を調整する。
第1電装品70は、鋼管73を含む。鋼管73は、液圧調整ユニット72に接続される。鋼管73は、可撓性を有しない。
第1電装品70は、継ぎ手部材74を含む。継ぎ手部材74は、鋼管73に接続される。継ぎ手部材74は、例えば、車両平面視において、液圧調整ユニット72の前方に配置される。
鞍乗型車両は、可撓管89を含む。可撓管89は、継ぎ手部材74に接続される。可撓管89は、可撓性を有する。継ぎ手部材74は、鋼管73と可撓管89を接合する。可撓管89は、例えば、ゴム管である。なお、可撓管89は、第1電装品70ではない。可撓管89の少なくとも一部は、第1ケース41の外部に配置されるからである。
第1電装品70は、メインリレー75を含む。メインリレー75は、例えば、車両平面視において、継ぎ手部材74の左方に配置される。
第1電装品70は、ファンリレー76を含む。ファンリレー76は、例えば、車両平面視において、液圧調整ユニット72の左方に配置される。
第1電装品70は、ヒューズボックス77を含む。ヒューズボックス77は、例えば、車両平面視において、バッテリ71の後方に配置される。
第1電装品70は、ストップランプリレー78を含む。ストップランプリレー78は、例えば、車両平面視において、ヒューズボックス77の後方に配置される。
第1電装品70は、スターターリレー79を含む。スターターリレー79は、例えば、車両平面視において、ヒューズボックス77の左方に配置される。
第1電装品70は、慣性計測装置(Inertial Measurement Unit)80を含む。慣性計測装置80は、車両平面視において、バッテリ71と重なる。慣性計測装置80は、例えば、バッテリ71の下方に配置される。
上述の通り、第1電装品70の数は、例えば、10個である。バッテリ71は、バッテリ71以外の第1電装品70に比べて、大きい。
鞍乗型車両1は、複数の第2電装品90を備える。第2電装品90は、第2ケース61に収容される。第2電装品90の全部は、第2ケース61に収容される。第2電装品90の全部は、車両平面視において、第2ケース61と重なる。
第2電装品90は、第1コネクタ91を含む。第1コネクタ91は、テールライト25の電気配線を結線する。第1コネクタ91は、第2ケース61に収容される。第1コネクタ91の全部は、平面視において、第2ケース61と重なる。第1コネクタ91以外の第2電装品90についても、第2ケース61に対して同様に配置される。
第2電装品90は、第2コネクタ92を含む。第2コネクタ92は、リアフラッシャライト26の電気配線を結線する。第2コネクタ92は、例えば、車両平面視において、第1コネクタ91の前方に配置される。
第2コネクタ92は、第2右コネクタ93と第2左コネクタ94を含む。第2右コネクタ93は、右リアフラッシャライトの電気配線を結線する。第2左コネクタ94は、左リアフラッシャライト28の電気配線を結線する。第2右コネクタ93と第2左コネクタ94とは、例えば、車両平面視において、幅方向Yに並ぶように配置される。
第2電装品90は、第3コネクタ95を含む。第3コネクタ95は、ライセンスライト29の電気配線を結線する。第3コネクタ95は、例えば、車両平面視において、第1コネクタ91の前方に配置される。第3コネクタ95は、例えば、車両平面視において、第2コネクタ92の後方に配置される。
第2電装品90は、車載式故障診断装置(On Board Diagnostics)96を含む。車載式故障診断装置96は、例えば、第1コネクタ91よりも後方かつ左方に配置される。
第2電装品90は、ヒータリレー97を含む。ヒータリレー97は、車両平面視において、第2コネクタ92の左方に配置される。
第2電装品90は、シートヒータスイッチ98を含む。シートヒータスイッチ98は、車両平面視において、ヒータリレー97の左方に配置される。
上述の通り、第2電装品90の数は、例えば、7個である。第2電装品90の数は、第1電装品70の数よりも少ない。
4.第1ケース41と第2ケース61の詳細
図5は、第1ケース41と第2ケース61の斜視図である。第1ケース41の容積は、第2ケース61の容積よりも大きい。
第1ケース41は、第1底部44と第1右壁45と第1左壁46を備える。第2ケース61は、第2底部64と第2右壁65と第2左壁66を備える。第1ケース41の容積は、第1底部44と第1右壁45と第1左壁46によって区画される空間の体積に相当する。第2ケース61の容積は、第2底部64と第2右壁65と第2左壁66によって区画される空間の体積に相当する。
第2底部64は、第1底部44と連続している。第2右壁65は、第1右壁45と連続している。第2左壁66は、第1左壁46と連続している。
第2ケース61は、第1ケース41とは別体である。
第1ケース41は、一体に形成される。第1ケース41は、複数の部材に分離不能である。第2ケース61は、一体に形成される。第2ケース61は、複数の部材に分離不能である。
第1ケース41は、例えば、合成樹脂製である。第2ケース61は、例えば、合成樹脂製である。第1ケース41と第2ケース61は、別個に成形される。第1ケース41と第2ケース61はそれぞれ、例えば、成形型を用いて成形される。第2ケース61を成形するための成形型は、第1ケース41を成形するための成形型とは異なる。
図6(a)は、第1ケース41の平面図である。第1ケース41は、車両平面視において、略矩形形状を有する。
第1底部44は、車両平面視において、車両中心面Cと交わる。第1底部44は、車両平面視において、前後方向Xおよび幅方向Yに延びる。第1右壁45は、車両平面視において、車両中心面Cの右方に配置される。第1右壁45は、車両平面視において、第1底部44の右縁に配置される。第1右壁45は、第1底部44に接続される。第1右壁45は、第1底部44から上方に延びる。第1右壁45は、車両平面視において、前後方向Xに延びる。第1左壁46は、第1右壁45の左方に配置される。第1左壁46は、車両平面視において、車両中心面Cの左方に配置される。第1左壁46は、第1底部44の左縁に配置される。第1左壁46は、第1底部44に接続される。第1左壁46は、第1底部44から上方に延びる。第1左壁46は、車両平面視において、前後方向Xに延びる。
第1右取付座42は、第1右壁45に接続される。第1右取付座42は、第1右壁45から右方に延びる。第1左取付座43は、第1左壁46に接続される。第1左取付座43は、第1左壁46から右方に延びる。
第1右壁45は、車両平面視において、右シートフレーム4の左方に配置される。第1左壁46は、車両平面視において、左シートフレーム5の右方に配置される。
図6(a)は、長さL1と幅W1を示す。長さL1は、前後方向Xにおける第1ケース41の長さである。より具体的には、長さL1は、第1ケース41の前端41fと第1ケース41の後端41rとの間の、前後方向Xにおける距離である。幅W1は、幅方向Yにおける第1ケース41の長さである。より具体的には、幅W1は、第1右壁45と第1左壁46のとの間の、幅方向Yにおける距離である。長さL1は、長さLcよりも小さい。長さL1は、幅W1よりも大きい。幅W1は、右シートフレーム4と左シートフレーム5との間の、幅方向Yにおける離隔距離よりも僅かに小さい。
図6(b)は、第1ケース41の側面図である。第1ケース41は、車両側面視において、上縁47と下縁48を有する。上縁47は、例えば、第1左壁46の上縁に相当する。上縁47は、車両側面視において、後方かつ上方に延びる。下縁48は、例えば、第1左壁46の下縁に相当する。下縁48は、例えば、第1底部44に相当する。下縁48は、車両側面視において、下方に膨らむように湾曲する。下縁48は、車両側面視において、後方かつ下方に延びる部分と、後方かつ上方に延びる部分を含む。
第1ケース41は、前部51と中央部52と後部53に区分される。図6(b)は、境界線K1、K2を例示する。境界線K1は、前部51と中央部52との間の境界を模式的に示す仮想線である。境界線K2は、中央部52と後部53との間の境界を模式的に示す仮想線である。中央部52は、前部51の後方に配置される。後部53は、中央部52の後方に配置される。
図6(b)は、前部51の深さD1と、中央部52の深さD2と、後部53の深さD3を示す。深さD1は、仮想線J1上における前部51の長さである。深さD2は、仮想線J2上における中央部52の長さである。深さD3は、仮想線J3における後部53の長さである。ここで、仮想線J1、J2、J3はそれぞれ、上下方向Zと平行である。仮想線J1は、車両側面視において、前部51と交差する。仮想線J2は、車両側面視において、中央部52と交差する。仮想線J3は、車両側面視において、後部53と交差する。深さD2は、深さD1よりも大きい。深さD2は、深さD3よりも大きい。このように、中央部52は、最も大きな深さを有する第1ケース41の部分である。
中央部52は、バッテリ71を収容する。
図示を省略するが、中央部52は、ブラケット8の上方に配置される。中央部52は、車両平面視において、ブラケット8と重なる。中央部52は、ブラケット8と直接的に接触する。中央部52は、ブラケット8に直接的に支持される。
図6(b)は、高さH1を示す。高さH1は、上下方向Zにおける第1ケース41の長さである。より具体的には、高さH1は、第1ケース41の上端41tと第1ケース41の下端41bとの間の、上下方向Zにおける距離である。
図7(a)は、第2ケース61の平面図である。第2ケース61は、車両平面視において、略矩形形状を有する。
第2底部64は、車両平面視において、車両中心面Cと交わる。第2底部64は、車両平面視において、前後方向Xおよび幅方向Yに延びる。第2右壁65は、車両平面視において、車両中心面Cの右方に配置される。第2右壁65は、車両平面視において、第2底部64の右縁に配置される。第2右壁65は、第2底部64に接続される。第2右壁65は、第2底部64から上方に延びる。第2右壁65は、車両平面視において、前後方向Xに延びる。第2左壁66は、第2右壁65の左方に配置される。第2左壁66は、車両平面視において、車両中心面Cの左方に配置される。第2左壁66は、車両平面視において、第2底部64の左縁に配置される。第2左壁66は、第2底部64に接続される。第2左壁66は、第1底部44から上方に延びる。第2左壁66は、車両平面視において、前後方向Xに延びる。
第2右取付座62は、第2右壁65に接続される。第2右取付座62は、第2右壁65から右方に延びる。第2左取付座63は、第2左壁66に接続される。第2左取付座63は、第2左壁66から右方に延びる。
第2右壁65は、車両平面視において、右シートフレーム4の左方に配置される。第2左壁66は、車両平面視において、左シートフレーム5の右方に配置される。
図7(a)は、長さL2と幅W2を示す。長さL2は、前後方向Xにおける第2ケース61の長さである。より具体的には、長さL2は、第2ケース61の前端61fと第2ケース61の後端61rとの間の、前後方向Xにおける距離である。幅W2は、幅方向Yにおける第2ケース61の長さである。より具体的には、幅W2は、第2右壁65と第2左壁66との間の、幅方向Yにおける距離である。長さL2は、長さL1よりも小さい。長さL2は、幅W2よりも大きい。幅W2は、幅W1と実質的に等しい。幅W2は、右シートフレーム4と左シートフレーム5との間の、幅方向Yにおける離隔距離よりも僅かに小さい。
図7(b)は、第2ケース61の側面図である。第2ケース61は、車両側面視において、上縁67と下縁68を有する。上縁67は、例えば、第2左壁66の上縁に相当する。上縁67は、車両側面視において、後方かつ上方に延びる。下縁68は、例えば、第2左壁66の下縁に相当する。下縁68は、例えば、第2底部64に相当する。下縁68は、車両側面視において、後方かつ上方に延びる。
図7(b)は、高さH2を示す。高さH2は、上下方向Zにおける第2ケース61の長さである。より具体的には、高さH2は、第2ケース61の上端61tと第2ケース61の下端61bとの間の、上下方向Zにおける距離である。高さH2は、高さH1よりも小さい。
図8(a)は、第1ケース41と第2ケース61との接続を示す平面図である。第1ケース41と第2ケース61は、互いに着脱可能に接続される。
第1ケース41と第2ケース61は、止め具69によって結合される。止め具69は、例えば、plastic rivet、plastic push pin、または、push clipである。止め具69は、着脱式である。止め具69を、容易に外すことができる。よって、第1ケース41と第2ケース61とを、容易に接続でき、かつ、容易に分離できる。
第1底部44は、後端部44rを有する。第2底部64は、前端部64fを有する。後端部44rと前端部64fは、上下方向Zに積層される。後端部44rと前端部64fは、車両平面視において、重なる。例えば、前端部64fは、後端部44rの上方に配置される。前端部64fは、後端部44rと接触する。
さらに、後端部44rと前端部64fは、止め具69によって結合される。
第1右壁45は、後端部45rを有する。第2右壁65は、前端部65fを有する。後端部45rと前端部65fは、幅方向Yに並ぶ。例えば、前端部65fは、後端部45rの右方に配置される。前端部65fは、後端部45rと接触する。
第1左壁46は、後端部46rを有する。第2左壁66は、前端部66fを有する。後端部46rと前端部66fは、幅方向Yに並ぶ。例えば、前端部66fは、後端部46rの左方に配置される。前端部66fは、後端部46rと接触する。
図8(b)は、第1ケース41と第2ケース61との接続を示す側面図である。後端部46rと前端部66fは、車両側面視において、重なる。図示を省略するが、後端部45rと前端部65fは、車両側面視において、重なる。
5.効果
鞍乗型車両1は、右シートフレーム4と左シートフレーム5とシート20と第1ケース41と第2ケース61を備える。右シートフレーム4は、車両平面視において、前後方向Xに延びる。左シートフレーム5は、右シートフレーム4の左方に配置される。左シートフレーム5は、車両平面視において、前後方向Xに延びる。シート20は、右シートフレーム4および左シートフレーム5の上方に配置される。第1ケース41は、右シートフレーム4の左方、左シートフレーム5の右方、かつ、シート20の下方に配置される。第2ケース61は、右シートフレーム4の左方、左シートフレーム5の右方、シート20の下方、かつ、第1ケース41の後方に配置される。第2ケース61は、第1ケース41とは別体である。このため、第1ケース41の形状を変えずに、第2ケース61の形状を変えることによって、長さLcを容易に変えることが可能である。ここで、「第2ケース61の形状を変える」とは、例えば、異なる形状を有する複数種類の第2ケース61を準備し、複数種類の第2ケース61の間で切り換えることである。よって、長さLfが異なる複数種類の鞍乗型車両1に対して、第1ケース41と第2ケース61を容易に適用できる。長さLfが異なる複数種類の鞍乗型車両1に対して、同じ形状を有する第1ケース41を容易に適用できる。すなわち、長さLfが異なる複数種類の鞍乗型車両1の間で、第1ケース41を容易に共通化できる。
複数種類の鞍乗型車両1の間で第1ケース41を共通化する場合、第1ケース41の製造コストを効果的に低減可能である。第2ケース61の容積は、第1ケース41の容積よりも小さい。このため、異なる形状を有する複数種類の第2ケース61を準備する場合であっても、第2ケース61の製造コストが過度に高くなることを抑制できる。よって、第1ケース41の形状を変えずに、第2ケース61の形状を変えることによって、第1ケース41及び第2ケース61の全体の製造コストを好適に抑制可能である。
第1ケース41は、複数の第1電装品70を収容する。第2ケース61は、複数の第2電装品90を収容する。第1ケース41の形状が変わらない場合、第1電装品70の配置は変わりにくい。第2ケース61の形状が変わる場合、第2電装品90の配置は変わり易い。このため、第1ケース41の形状を変えずに、第2ケース61の形状を変える場合、第2電装品90の配置のみを設計すれば足りる。よって、第1電装品70の配置を設計するためのコストを効果的に低減可能である。さらに、第2ケース61の容積は第1ケース41の容積よりも小さい。このため、第2ケース61の形状を変える場合であっても、第2電装品90の配置を容易に設計できる。したがって、第1ケース41の形状を変えずに、第2ケース61の形状を変えることによって、第1電装品70および第2電装品90の全体の配置を効率良く設計できる。
第1電装品70は、バッテリ71と液圧調整ユニット72を含む。バッテリ71および液圧調整ユニット72は、第1ケース41に収容される。ここで、バッテリ71の形状は、複数種類の鞍乗型車両1の間で、変わりにくい。液圧調整ユニット72の形状は、複数種類の鞍乗型車両1の間で、変わりにくい。このため、バッテリ71および液圧調整ユニット72の配置を設計するためのコストを一層効果的に低減可能である。第2電装品90は、第1コネクタ91を含む。第1コネクタ91は、第2ケース61に収容される。このため、第1コネクタ91の配置を容易に設計できる。ここで、第1コネクタ91の形状は、複数種類の鞍乗型車両1の間で、変わり易い。このため、第1コネクタ91の種々の形状に応じて、第1コネクタ91の配置を柔軟に設計できる。したがって、バッテリ71、液圧調整ユニット72および第1コネクタ91の配置を効率良く設計できる。
以上の通り、鞍乗型車両1によれば、第1ケース41および第2ケース61の製造コストを抑制できる。さらに、第1電装品70および第2電装品90の配置を効率良く設計できる。
高さH2は、高さH1よりも小さい。このため、異なる形状を有する複数種類の第2ケース61を準備する場合であっても、第2ケース61の製造コストが過度に高くなることを一層抑制できる。よって、第1ケース41の形状を変えずに、第2ケース61の形状を変えることによって、第1ケース41および第2ケース61の全体の製造コストを一層好適に抑制できる。
長さL2は、長さL1よりも小さい。このため、異なる形状を有する複数種類の第2ケース61を準備する場合であっても、第2ケース61の製造コストが過度に高くなることを一層抑制できる。よって、第1ケース41の形状を変えずに、第2ケース61の形状を変えることによって、第1ケース41および第2ケース61の全体の製造コストを一層好適に抑制できる。
バッテリ71と液圧調整ユニット72は、車両平面視において、前後方向Xに並ぶように配置される。このため、幅W1が過度に大きくなることを好適に防止できる。よって、右シートフレーム4の左方、かつ、左シートフレーム5の右方に、第1ケース41を容易に配置できる。さらに、高さH1が過度に大きくなることを好適に防止できる。よって、シート20の下方に、第1ケース41を容易に配置できる。
第1ケース41は、前部51と中央部52と後部53に区分される。中央部52は、前部51の後方に配置される。後部53は、中央部52の後方に配置される。中央部52の深さD2は、前部51の深さD1および後部53の深さD3よりも大きい。バッテリ71は、中央部52に収容される。このため、バッテリ71が比較的に大きい場合であっても、中央部52はバッテリ71を好適に収容できる。
鞍乗型車両1は、ブラケット8を備える。ブラケット8は、第1ケース41の下方に配置される。ブラケット8は、第1ケース41と接触する。ブラケット8は、第1ケース41の荷重を受ける。このため、ブラケット8は、第1ケース41を好適に支持できる。
ブラケット8は、バッテリ71の下方に配置される。ブラケット8は、車両平面視において、バッテリ71と重なる。このため、ブラケット8は、バッテリ71の荷重を好適に受けることができる。よって、バッテリ71が比較的に重い場合であっても、ブラケット8は、第1ケース41を好適に支持できる。
ブラケット8は、中央部52の下方に配置される。ブラケット8は、中央部52と接触する。このため、ブラケット8は、バッテリ71の荷重を好適に受けることができる。よって、バッテリ71が比較的に重い場合であっても、ブラケット8は、中央部52を好適に支持できる。
第1電装品70は、さらに、鋼管73と継ぎ手部材74を備える。鋼管73および継ぎ手部材74は、第1ケース41に収容される。ここで、鋼管73の形状は、複数種類の鞍乗型車両1の間で、変わりにくい。継ぎ手部材74の形状は、複数種類の鞍乗型車両1の間で、変わりにくい。このため、鋼管73および継ぎ手部材74の配置を設計するためのコストを一層効果的に低減可能である。
第2電装品90は、第2コネクタ92と第3コネクタ95を含む。第2コネクタ92および第3コネクタ95は、第2ケース71に収容される。このため、第2コネクタ92および第3コネクタ95の配置を容易に設計できる。ここで、第2コネクタの形状は、複数種類の鞍乗型車両1の間で、変わり易い。第3コネクタの形状は、複数種類の鞍乗型車両の間で、変わり易い。このため、第2コネクタ92の種々の形状に応じて、第2コネクタ92の配置を柔軟に設計できる。第3コネクタ95の種々の形状に応じて、第3コネクタ95の配置を柔軟に設計できる。
第1電装品70の数は、第2電装品90の数よりも多い。このため、第1ケース41の形状を変えずに、第2ケース61の形状を変える場合、第1電装品70の配置を設計するためのコストを一層効果的に低減可能である。第2電装品90の数は、第1電装品70の数よりも少ない。このため、第2ケース90の形状を変える場合であっても、第2電装品90の配置を一層容易に設計できる。したがって、第1ケース41の形状を変えずに、第2ケース61の形状を変えることによって、第1電装品70および第2電装品90の全体の配置を一層効率良く設計できる。
第1ケース41は、車両側面視において、右シートフレーム4の前端4fおよび左シートフレーム5の前端5fから後方に延びる。このため、長さLfが異なる複数種類の右シートフレーム4および左シートフレーム5に対して、同じ形状を有する第1ケース41を容易に設置できる。よって、長さLcが異なる複数種類の鞍乗型車両1の間で、第1ケース41を容易に共通化できる。
第1ケース41は、第1右取付座42と第1左取付座43を備える。第2ケース61は、第2右取付座62と第2左取付座63を備える。第2右取付座62は、第1右取付座42よりも後方に配置される。このため、第2ケース61と連結する右シートフレーム4の位置4kは、第1ケース41と連結する右シートフレーム4の位置4jと異なる。第2左取付座63は、第1左取付座43よりも後方に配置される。このため、第2ケース61と連結する左シートフレーム5の位置5jは、第1ケース41と連結する左シートフレーム5の位置5jと異なる。よって、第2ケース61の形状を変える場合であっても、右シートフレーム4および左シートフレーム5は、第1ケース41および第2ケース61を好適に支持できる。
第1右取付座42および第2右取付座62はそれぞれ、右シートフレーム4の上方に配置される。このため、右シートフレーム4は、第1ケース41および第2ケース61を一層好適に支持できる。第1左取付座43および第2左取付座63はそれぞれ、左シートフレーム5の上方に配置される。このため、左シートフレーム5は、第1ケース41および第2ケース61を一層好適に支持できる。
第1ケース41と第2ケース61は、互いに着脱可能に接続される。このため、第1電装品70と第2電装品90を、互いに近接した位置に設置できる。特に、バッテリ71に近い位置に、第2電装品90を配置できる。
第1ケース41は、第1底部44を備える。第2ケース61は、第2底部64を備える。第2底部64は、第1底部44と連続している。このため、第1ケース41と第2ケース61に渡って、不図示の電気配線を好適に設置できる。
第1ケース41は、第1右壁45と第1左壁45を備える。第2ケース61は、第2右壁65と第2左壁65を備える。第2右壁65は、第1右壁45と連続している。第2左壁66は、第1左壁46と連続している。このため、第1ケース41と第2ケース61に渡って、電気配線を一層好適に設置できる。
第1右壁45は、後端部45rを有する。第2右壁65は、前端部65fを有する。後端部45rと前端部65fは、車両側面視において、重なる。後端部45rと前端部65fは、互いに接触する。第1左壁46は、後端部46rを有する。第2左壁66は、前端部66fを有する。後端部46rと前端部66fは、車両側面視において、重なる。後端部46rと前端部66fは、互いに接触する。このため、第1ケース41と第2ケース61は互いに、幅方向Yにずれることを好適に防止できる。例えば、第2ケース61が第1ケース41に対して幅方向Yに移動することを、第1ケース41は好適に防止できる。例えば、第1ケース41が第2ケース61に対して幅方向Yに移動することを、第2ケース61は好適に防止できる。よって、第1ケース41と第2ケース61との間の相対的な位置を、容易に一定に保つことができる。
第1底部44は、後端部44rを有する。第2底部64は、前端部64fを有する。後端部44rと前端部64fは、車両平面視において、重なる。後端部44rと前端部64fは、互いに接触する。このため、第1ケース41と第2ケース61は互いに、上下方向Zにずれることを好適に防止できる。例えば、第2ケース61が第1ケース41に対して上下方向Zに移動することを、第1ケース41は好適に防止できる。例えば、第1ケース41が第2ケース61に対して上下方向Zに移動することを、第2ケース61は好適に防止できる。よって、第1ケース41と第2ケース61との間の相対的な位置を、一層容易に一定に保つことができる。
[第2実施形態]
1.鞍乗型車両1Aの概略構成
図9は、第2実施形態に係る鞍乗型車両1Aの左側面図である。第2実施形態に係る鞍乗型車両1Aは、ストリート型車両である。第2実施形態に係る鞍乗型車両1Aは、第1実施形態に係る鞍乗型車両1とは異なる車種である。第1実施形態と同じ構成については同符号を付すことで詳細な説明を省略する。
シート20は、フロントシート21Aとリアシート22Aを備える。フロントシート21Aとリアシート22Aは、一体である。フロントシート21Aとリアシート22Aは、互いに分離不能である。
図10は、鞍乗型車両1Aの後部の平面図である。図10は、シート20を二点鎖線で示す。図10は、サイドカバー23などの図示を省略する。
車体フレーム2は、右シートフレーム4Aおよび左シートフレーム5Aを備える。右シートフレーム4Aは、車両平面視において、前後方向Xに延びる。左シートフレーム5Aは、右シートフレーム4Aの左方に配置される。左シートフレーム5Aは、車両平面視において、前後方向Xに延びる。
右シートフレーム4Aは、前端4fAと後端4rAを有する。左シートフレーム5Aは、前端5fAと後端5rAを有する。前端4fA、5fAはそれぞれ、メインフレーム3に接続される。
右シートフレーム4Aおよび左シートフレーム5Aは、前後方向Xにおいて比較的に短い。図9は、長さLfAを示す。長さLfAは、前後方向Xにおける右シートフレーム4Aおよび左シートフレーム5Aの長さである。より具体的には、長さLfAは、前端4fA、5fAと後端4rA、5rAとの間の、前後方向Xにおける距離である。長さLfAは、第1実施形態における右シートフレーム4および左シートフレーム5の長さLfよりも小さい。
車体フレーム2は、右バックステー6Aと左バックステー7Aを備える。右バックステー6Aは、車両平面視において、前後方向Xに延びる。左バックステー7Aは、右バックステー6Aの左方に配置される。左バックステー7Aは、車両平面視において、前後方向Xに延びる。
右バックステー6Aは、メインフレーム3および右シートフレーム4Aに接続される。左バックステー7Aは、メインフレーム3および左シートフレーム5Aに接続される。右バックステー6Aおよび左バックステー7Aは、ブラケット8を支持する。
シート20は、右シートフレーム4Aおよび左シートフレーム5Aの上方に配置される。シート20は、車両平面視において、右シートフレーム4Aおよび左シートフレーム5Aと重なる。
シート20は、右バックステー6Aおよび左バックステー7Aの上方に配置される。シート20は、車両平面視において、右バックステー6Aおよび左バックステー7Aと重なる。
シート20は、ブラケット8の上方に配置される。シート20は、車両平面視において、ブラケット8と重なる。
図11は、鞍乗型車両1Aの後部の左側面図である。図11は、シート20を二点鎖線で示す。図11は、サイドカバー23などの図示を省略する。
右シートフレーム4Aおよび左シートフレーム5Aはそれぞれ、車両側面視において、後方かつ上方に延びる。
右バックステー6Aは、車両側面視において、右シートフレーム4Aの下方に配置される。左バックステー7Aは、車両側面視において、左シートフレーム5Aの下方に配置される。右バックステー6Aおよび左バックステー7Aはそれぞれ、車両側面視において、後方かつ上方に延びる。
ブラケット8は、車両側面視において、右シートフレーム4Aおよび左シートフレーム5Aの下方に配置される。
シート20は、車両側面視において、右シートフレーム4Aおよび左シートフレーム5Aの上方に配置される。
2.第1ケース41と第2ケース61A
図10を参照する。第1ケース41は、右シートフレーム4Aの左方、左シートフレーム5Aの右方、かつ、シート20の下方に配置される。鞍乗型車両1Aは、第2ケース61Aを備える。第2ケース61Aは、右シートフレーム4Aの左方、左シートフレーム5Aの右方、シート20の下方、かつ、第1ケース41の後方に配置される。
第1ケース41は、右バックステー6Aの左方、かつ、左バックステー7Aの右方に配置される。第2ケース61Aは、右バックステー6Aの左方、かつ、左バックステー7Aの右方に配置される。
第1ケース41は、ブラケット8の上方に配置される。第1ケース41は、車両平面視において、ブラケット8と重なる。第2ケース61Aは、ブラケット8よりも後方に配置される。第2ケース61は、車両平面視において、ブラケット8と重ならない。
第1ケース41および第2ケース61は、車両平面視において、シート20と重なる。
鞍乗型車両1Aの第1ケース41は、鞍乗型車両1の第1ケース41と同じ形状を有する。鞍乗型車両1Aの第2ケース61Aは、鞍乗型車両1の第2ケース61と異なる形状を有する。
第1ケース41は、前端41fを有する。第1ケース41の前端41fは、前後方向Xに対して、前端4fA、5fAと同等の位置、または、前端4fA、5fAよりも前方に配置される。
図4は、長さLcAを示す。長さLcAは、前後方向Xにおける第1ケース41および第2ケース61Aの全体の長さである。より具体的には、長さLcAは、第1ケース41の前端41fと、第2ケース61Aの後端61rAとの間の、前後方向Xにおける距離である。長さLcAは、長さLfAよりも小さい。長さLcAは、第1実施形態における第1ケース41および第2ケース61の全体の長さLcよりも小さい。
第1ケース41は、右シートフレーム4Aと左シートフレーム5Aに支持される。第1右取付座42は、右シートフレーム4Aの上方に配置される。第1右取付座42は、右シートフレーム4Aに連結される。第1左取付座43は、左シートフレーム5Aの上方に配置される。第1左取付座43は、左シートフレーム5Aに連結される。
第1ケース41は、さらに、ブラケット8に支持される。
第2ケース61Aは、右シートフレーム4Aと左シートフレーム5Aに支持される。第2ケース61Aは、第2右取付座62Aと第2左取付座63Aを備える。第2右取付座62Aは、第1右取付座42よりも後方に配置される。第2右取付座62Aは、右シートフレーム4Aの上方に配置される。第2右取付座62Aは、右シートフレーム4Aに連結される。第2左取付座63Aは、第1左取付座43よりも後方に配置される。第2左取付座63Aは、左シートフレーム5Aの上方に配置される。第2左取付座63Aは、左シートフレーム5Aに連結される。
図11を参照する。第1ケース41は、車両側面視において、左シートフレーム5Aの前端5fAから後方に延びる。第1ケース41は、車両側面視において、左シートフレーム5Aの前端5fAと重なる。図示を省略するが、第1ケース41は、車両側面視において、右シートフレーム4Aの前端4fAから後方に延びる。第1ケース41は、車両側面視において、右シートフレーム4Aの前端4fAと重なる。
3.第1電装品70と第2電装品90
図10を参照する。第2実施形態における第1電装品70は、第1実施形態における第1電装品70と同じある。すなわち、第1電装品70は、鞍乗型車両1と鞍乗型車両1Aの間で、共通である。
第1電装品70の数および第1電装品70の種類は、鞍乗型車両1と鞍乗型車両1Aとの間で同じである。具体的には、第2実施形態の第1電装品70は、バッテリ71、液圧調整ユニット72、鋼管73、継ぎ手部材74、メインリレー75、ファンリレー76、ヒューズボックス77、ストップランプリレー78、スターターリレー79、および、慣性計測装置80を含む。第2実施形態の第1電装品70の数は、例えば、10個である。
各第1電装品70の形状は、鞍乗型車両1と鞍乗型車両1Aとの間で同じある。例えば、鞍乗型車両1Aに搭載されるバッテリ71は、鞍乗型車両1に搭載されるバッテリ71と同じ形状を有する。
各第1電装品70の配置は、鞍乗型車両1と鞍乗型車両1Aとの間で同じある。例えば、鞍乗型車両1Aにおいても、バッテリ71と液圧調整ユニット72は、車両平面視において、前後方向Xに並ぶように配置される。さらに、第1ケース41に対する各第1電装品70の配置は、鞍乗型車両1と鞍乗型車両1Aとの間で、同じである。図示を省略するが、鞍乗型車両1Aにおいても、バッテリ71は、第1ケース41の中央部52に配置される。
第2実施形態における第2電装品90は、第1実施形態における第2電装品90と異なる。
第2電装品90の数および第2電装品90の種類は、鞍乗型車両1と鞍乗型車両1Aとの間で異なる。具体的には、鞍乗型車両1Aの第2電装品90は、第1コネクタ91Aと第2コネクタ92Aと第3コネクタ95Aと車載式故障診断装置96Aを含む。第2コネクタ92Aは、第2右コネクタ93と第2左コネクタ94Aを含む。但し、鞍乗型車両1Aの第2電装品90は、鞍乗型車両1に搭載されるヒータリレー97とシートヒータスイッチ98を含まない。鞍乗型車両1Aの第2電装品90の数は、5個である。鞍乗型車両1Aの第2電装品90の数は、鞍乗型車両1の第2電装品90の数よりも小さい。
鞍乗型車両1Aにおいても、第2電装品90の数は、第1電装品70の数よりも少ない。
各第2電装品90の形状は、鞍乗型車両1と鞍乗型車両1Aとの間で異なる。例えば、第1コネクタ91Aは、第1コネクタ91と異なる形状を有する。例えば、第1コネクタ91Aが有する端子の数は、第1コネクタ91が有する端子の数と異なる。同様に、第2コネクタ92Aは、第2コネクタ92と異なる形状を有する。第3コネクタ95Aは、第3コネクタ95と異なる形状を有する。車載式故障診断装置96Aは、車載式故障診断装置96と異なる形状を有する。
各第2電装品90の配置は、鞍乗型車両1と鞍乗型車両1Aとの間で異なる。例えば、鞍乗型車両1では、車載式故障診断装置96は第1コネクタ91よりも後方に配置される。これに対し、鞍乗型車両1Aでは、車載式故障診断装置96Aは第1コネクタ91Aよりも前方に配置される。さらに、第2ケース61、61Aに対する各第2電装品90の配置は、鞍乗型車両1と鞍乗型車両1Aとの間で、異なる。例えば、鞍乗型車両1では、車載式故障診断装置96は第2ケース61の後部に配置される。これに対し、鞍乗型車両1Aでは、車載式故障診断装置96Aは第2ケース61Aの前部に配置される。
4.第1ケース41と第2ケース61Aの詳細
図12は、第1ケース41と第2ケース61Aの斜視図である。第1ケース41の容積は、第2ケース61Aの容積よりも大きい。
第2ケース61Aは、第2底部64Aと第2右壁65Aと第2左壁66Aを備える。第2ケース61Aの容積は、第2底部64Aと第2右壁65Aと第2左壁66Aによって区画される空間の体積に相当する。
第2底部64Aは、第1底部44と連続している。第2右壁65Aは、第1右壁45と連続している。第2左壁66Aは、第1左壁46と連続している。
第2ケース61Aは、第1ケース41とは別体である。
第2ケース61Aは、一体に形成される。第2ケース61Aは、複数の部材に分離不能である。
第2ケース61Aは、例えば、合成樹脂製である。第1ケース41と第2ケース61Aは、別個に成形される。第1ケース41と第2ケース61Aはそれぞれ、例えば、成形型を用いて成形される。第2ケース61Aを成形するための成形型は、第1ケース41を成形するための成形型は異なる。
図13(a)は、第2ケース61Aの平面図である。第2ケース61Aは、車両平面視において、略矩形形状を有する。
第2底部64Aと第2右壁65Aと第2左壁66Aとの位置関係は、第2底部64と第2右壁65と第2左壁66との位置関係と類似する。第2底部64Aは、車両平面視において、前後方向Xおよび幅方向Yに延びる。第2右壁65Aは、車両平面視において、前後方向Xに延びる。第2左壁66Aは、第2右壁65Aの左方に配置される。第2左壁66Aは、車両平面視において、前後方向Xに延びる。
第2ケース61Aは、前後方向Xに比較的に短い。図13(a)は、長さL2Aを示す。長さL2Aは、前後方向Xにおける第2ケース61Aの長さである。より具体的には、長さL2Aは、第2ケース61Aの前端61fAと第2ケース61Aの後端61rAとの間の、前後方向Xにおける距離である。長さL2Aは、第2ケース61の長さL2よりも小さい。長さL2Aは、長さL1よりも小さい。
幅W2Aは、幅方向Yにおける第2ケース61Aの長さである。より具体的には、幅W2Aは、第2右壁65Aと第2左壁66Aとの間の、幅方向Yにおける距離である。幅W2Aは、幅W1と実質的に等しい。幅W2Aは、長さL2Aよりも小さい。
図13(b)は、第2ケース61Aの側面図である。第2ケース61Aは、車両側面視において、上縁67Aと下縁68Aを有する。上縁67Aは、車両側面視において、後方かつ上方に延びる。下縁68Aは、車両側面視において、後方かつ上方に延びる。
図13(b)は、高さH2Aを示す。高さH2Aは、上下方向Zにおける第2ケース61Aの長さである。より具体的には、高さH2Aは、第2ケース61Aの上端61tAと第2ケース61Aの下端61bAとの間の、上下方向Zにおける距離である。高さH2Aは、高さH1よりも小さい。
図14(a)は、第1ケース41と第2ケース61Aとの接続を示す平面図である。第1ケース41と第2ケース61Aは、互いに着脱可能に接続される。
第1ケース41と第2ケース61Aは、止め具69によって結合される。
第1底部44は、後端部44rを有する。第2底部64Aは、前端部64fAを有する。後端部44rと前端部64fAは、車両平面視において、重なる。前端部64fAは、後端部44rと接触する。
さらに、後端部44rと前端部64fAは、止め具69によって固定される。
第1右壁45は、後端部45rを有する。第2右壁65Aは、前端部65fAを有する。後端部45rと前端部65fAは、幅方向Yに並ぶ。前端部65fAは、後端部45rと接触する。
第1左壁46は、後端部46rを有する。第2左壁66Aは、前端部66fAを有する。後端部46rと前端部66fAは、幅方向Yに並ぶ。前端部66fAは、後端部46rと接触する。
図14(b)は、第1ケース41と第2ケース61Aとの接続を示す側面図である。後端部46rと前端部66fAは、車両側面視において、重なる。図示を省略するが、後端部45rと前端部65fAは、車両側面視において、重なる。
5.効果
第2実施形態に係る鞍乗型車両1Aによれば、第1実施形態に係る鞍乗型車両1と同様の効果を奏する。例えば、第1ケース41および第2ケース61Aの製造コストを抑制できる。さらに、第1電装品70および第2電装品90の配置を効率良く設計できる。
さらに、第1、第2実施形態によれば、以下の効果を奏する。
長さLfAは、長さLfと異なる。このように、右シートフレーム4Aおよび左シートフレーム5Aは、右シートフレーム4および左シートフレーム5とは種類が異なる。このため、鞍乗型車両1Aは、鞍乗型車両1とは異なる車種である。第1ケース41の形状は、複数種類の鞍乗型車両1、1Aの間で、同じである。すなわち、複数種類の鞍乗型車両1、1Aの間で、第1ケース41は共通化される。よって、第1ケース41の製造コストを効果的に低減可能である。
第1ケース41は、車両側面視において、右シートフレーム4Aの前端4fAおよび左シートフレーム5Aの前端5fAから後方に延びる。このため、右シートフレーム4Aの左方、かつ、左シートフレーム5Aの右方に、第1ケース41を容易に設置できる。このように、長さLf、LfAが異なる複数種類の右シートフレーム4、4Aおよび左シートフレーム5、5Aに対して、同じ形状を有する第1ケース41を容易に設置できる。
鞍乗型車両1、1Aに応じて、第2ケース61、61Aの間で切り替わる。第2ケース61Aは、第2ケース61と異なる形状を有する。第2ケース61Aが第1ケース41の後方に配置されるときの長さLcAは、第2ケース61が第1ケース41の後方に配置されるときの長さLcと異なる。このように、第1ケース41を変えずに、第2ケース61、61Aを切り換えることによって、長さLc、LcAを切り換えることができる。よって、長さLf、LfAが異なる複数種類の右シートフレーム4、4Aおよび左シートフレーム5、5Aに対して、第1ケース41と第2ケース61、61Aを好適に適用できる。複数種類の鞍乗型車両1、1Aの間で、第1ケース41を容易に共通化できる。
第2ケース61の容積は、第1ケース41の容積よりも小さい。第2ケース61Aの容積も、第1ケース41の容積よりも小さい。このため、異なる形状を有する複数種類の第2ケース61、61Aを準備する場合であっても、第2ケース61、61Aの製造コストが過度に高くなることを抑制できる。よって、第1ケース41と第2ケース61、61Aとの全体の製造コストを好適に抑制可能である。
第1電装品70の配置は、鞍乗型車両1、1Aの間で、共通である。このため、鞍乗型車両1における第1電装品70の配置を、鞍乗型車両1Aにおける第1電装品70の配置に流用できる。よって、鞍乗型車両1、1Aに対して、第1電装品70の配置を1回、設計すれば足りる。例えば、鞍乗型車両1における第1電装品70の配置を設計した場合、鞍乗型車両1Aにおける第1電装品70の配置を設計しなくてもよい。したがって、第1電装品70の配置を設計する作業を効果的に省力化できる。
第2電装品90の配置は、鞍乗型車両1、1Aの間で、異なる。上述の通り、鞍乗型車両1における第1電装品70の配置を、鞍乗型車両1Aにおける第1電装品70の配置に流用できる。このため、鞍乗型車両1、1Aに対して、第2電装品90のみの配置を2回、設計すれば足りる。例えば、鞍乗型車両1における第1電装品70および第2電装品90の配置を設計した場合、鞍乗型車両1Aにおける第2電装品70のみの配置を設計すれば十分である。よって、第2電装品90の配置を容易に設計できる。
したがって、複数種類の鞍乗型車両1、1Aにおける第1電装品70および第2電装品90の配置を設計するためのコストを、効果的に低減できる。
各第1電装品70の形状は、鞍乗型車両1、1Aの間で、共通である。よって、第1電装品70の配置を設計するためのコストを一層効果的に低減できる。
第2電装品90の形状は、鞍乗型車両1、1Aの間で、異なる。ここで、第2電装品90は、第2ケース61、61Aに収容される。このため、複数種類の鞍乗型車両1、1Aごとに第2電装品90の配置を設計する。よって、第2電装品90の形状が鞍乗型車両1、1Aの間で異なる場合であっても、鞍乗型車両1における第2電装品90の配置を最適化でき、かつ、鞍乗型車両1Aにおける第2電装品90の配置を最適化できる。このように、第2電装品90の形状が鞍乗型車両1、1Aの間で異なる場合には、第2電装品90が第2ケース61、61Aに収容される技術的意義は、一層大きい。言い換えれば、第2電装品90の形状が鞍乗型車両1、1Aの間で異なる場合には、鞍乗型車両1、1Aごとに第2電装品90のみの配置を設計する技術的意義は、一層大きい。
第2電装品90の数は、鞍乗型車両1、1Aの間で、異なる。ここで、第2電装品90は、第2ケース61、61Aに収容される。よって、第2電装品90の数が鞍乗型車両1、1Aの間で異なる場合であっても、鞍乗型車両1における第2電装品90の配置を最適化でき、かつ、鞍乗型車両1Aにおける第2電装品90の配置を最適化できる。このように、第2電装品90の数が鞍乗型車両1、1Aの間で異なる場合には、第2電装品90が第2ケース61、61Aに収容される技術的意義は、一層大きい。
第2電装品90の種類は、鞍乗型車両1、1Aの間で、異なる。ここで、第2電装品90は、第2ケース61、61Aに収容される。よって、第2電装品90の種類が鞍乗型車両1、1Aの間で異なる場合であっても、鞍乗型車両1における第2電装品90の配置を最適化でき、かつ、鞍乗型車両1Aにおける第2電装品90の配置を最適化できる。このように、第2電装品90の種類が鞍乗型車両1、1Aの間で異なる場合には、第2電装品90が第2ケース61、61Aに収容される技術的意義は、一層大きい。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)第1実施形態では、長さL2は、長さL1よりも小さい。第2実施形態では、長さL2Aは、長さL1よりも小さい。但し、これに限られない。例えば、長さL2は、長さL1と同等であってもよい。例えば、長さL2Aは、長さL1と同等であってもよい。
(2)第1、第2実施形態では、第1電装品70の具体例を説明した。但し、これに限られない。第1電装品70の構成を適宜に変更してもよい。例えば、第1電装品70は、メインリレー75を含まなくてもよい。同様に、第1、第2実施形態では、第2電装品90の具体例を説明した。但し、これに限られない。第2電装品90の構成を適宜に変更してもよい。
(3)第1ケース41は、例えば、第1電装品70のみを収容してもよい。あるいは、第1ケース41は、第1電装品70に加えて、第1電装品70以外のものを収容してもよい。例えば、第1ケース41は、第1電装品70に加えて、工具を収容してもよい。例えば、第1ケース41は、第1電装品70に加えて、運転者や同乗者の荷物を収容してもよい。第2ケース61、61Aの少なくともいずれかは、例えば、第2電装品90のみを収容してもよい。あるいは、第2ケース61、61Aの少なくともいずれかは、第2電装品90に加えて、第2電装品90以外のものを収容してもよい。例えば、第2ケース61、61Aの少なくともいずれかは、第2電装品90に加えて、工具を収容してもよい。例えば、第2ケース61、61Aの少なくともいずれかは、第2電装品90に加えて、運転者や同乗者の荷物を収容してもよい。
(4)第1、第2実施形態では、第1電装品70の数は、鞍乗型車両1、1Aの間で同じである。但し、これに限られない。例えば、第1電装品70の数は、鞍乗型車両1、1Aの間で、僅かに異なってもよい。第1、第2実施形態では、第1電装品70の種類は、鞍乗型車両1、1Aの間で同じである。但し、これに限られない。例えば、第1電装品70の種類は、鞍乗型車両1、1Aの間で、僅かに異なってもよい。第1、第2実施形態では、各第1電装品70の形状は、鞍乗型車両1、1Aの間で同じである。但し、これに限られない。例えば、少なくとも1つ以上の第1電装品70は、鞍乗型車両1、1Aの間で異なる形状を有してもよい。第1、第2実施形態では、第1電装品70の配置は、鞍乗型車両1、1Aの間で同じである。但し、これに限られない。例えば、第1電装品70の配置は、鞍乗型車両1、1Aの間で、僅かに異なってもよい。
(5)第1、第2実施形態では、第2電装品90の数は、鞍乗型車両1、1Aの間で異なる。但し、これに限られない。例えば、第2電装品90の数は、鞍乗型車両1、1Aの間で同じでもよい。第1、第2実施形態では、第2電装品90の種類は、鞍乗型車両1、1Aの間で異なる。但し、これに限られない。例えば、第2電装品90の種類は、鞍乗型車両1、1Aの間で同じでもよい。第1、第2実施形態では、各第2電装品90の形状は、鞍乗型車両1、1Aの間で異なる。但し、これに限られない。例えば、少なくとも1つ以上の第2電装品90は、鞍乗型車両1、1Aの間で同じ形状を有してもよい。第1、第2実施形態では、第2電装品90の配置は、鞍乗型車両1、1Aの間で異なる。但し、これに限られない。例えば、第2電装品90の配置は、鞍乗型車両1、1Aの間で同じでもよい。
(6)第1、第2実施形態では、鞍乗型車両1、1Aとしてのストリート型の車両を例示したが、これに限られない。鞍乗型車両1、1Aの少なくともいずれかを、スポーツ型、不整地走行用車両(ALL-TERRAINVEHICLE)など、他の種類の車両に変更してもよい。
(7)第1、第2実施形態では、鞍乗型車両1、1Aが備える前輪15の数は1つである。これに限られない。鞍乗型車両1、1Aの少なくともいずれかが備える前輪15の数は2つであってもよい。上述した実施形態では、鞍乗型車両1、1Aが備える後輪33の数は1つである。これに限られない。鞍乗型車両1、1Aの少なくともいずれかが備える後輪33の数は2つであってもよい。
(8)第1、第2実施形態では、鞍乗型車両1、1Aは、動力源としてエンジン(内燃機関)17を備える。ただし、これに限られない。例えば、鞍乗型車両1、1Aの少なくともいずれかは、エンジン17に加えて、動力源として電動モータを備えてもよい。例えば、鞍乗型車両1、1Aの少なくともいずれかは、エンジン17に代えて、動力源として電動モータを備えてもよい。
(9)第1、第2実施形態および上記(1)から(8)で説明した各変形実施形態については、さらに各構成を他の変形実施形態の構成に置換または組み合わせるなどして適宜に変更してもよい。
1、1A :鞍乗型車両
2 :車体フレーム
3 :メインフレーム
4、4A :右シートフレーム
4j :第1ケースと連結する右シートフレームの位置
4k :第2ケースと連結する右シートフレームの位置
5、5A :左シートフレーム
5j :第1ケースと連結する左シートフレームの位置
5k :第2ケースと連結する左シートフレームの位置
8 :ブラケット
20 :シート
25 :テールライト
26 :リアフラッシャライト
28 :左リアフラッシャライト
29 :ライセンスライト
41 :第1ケース
42 :第1右取付座
43 :第1左取付座
44 :第1底部
45 :第1右壁
46 :第1左壁
51 :前部
52 :中央部
53 :後部
61、61A :第2ケース
62、62A :第2右取付座
63、63A :第2左取付座
64、64A :第2底部
65、65A :第2右壁
66、66A :第2左壁
70 :第1電装品
71 :バッテリ
72 :液圧調整ユニット
73 :鋼管
74 :継ぎ手部材
75 :メインリレー
76 :ファンリレー
77 :ヒューズボックス
78 :ストップランプリレー
79 :スターターリレー
80 :慣性計測装置
90 :第2電装品
91 :第1コネクタ
92 :第2コネクタ
93 :第2右コネクタ
94 :第2左コネクタ
95 :第3コネクタ
96 :車載式故障診断装置
97 :ヒータリレー
98 :シートヒータスイッチ
C :車両中心面
D1 :前部の深さ
D2 :中央部の深さ
D3 :後部の深さ
H1 :第1ケースの高さ(車両上下方向における第1ケースの長さ)
H2、H2A :第2ケースの高さ(車両上下方向における第1ケースの長さ)
L1 :車両前後方向における第1ケースの長さ
L2、L2A :車両前後方向における第2ケースの長さ
Lc、LcA :車両前後方向における第1ケースおよび第2ケースの全体の長さ
Lf、LfA :車両前後方向における右シートフレームおよび左シートフレームの長さ
W1 :第1ケースの幅(車両幅方向における第1ケースの長さ)
W2、W2A :第2ケースの幅(車両幅方向における第2ケースの長さ)
X :鞍乗型車両の前後方向
Y :鞍乗型車両の幅方向
Z :鞍乗型車両の上下方向


Claims (15)

  1. 鞍乗型車両であって、
    車両平面視において車両前後方向に延びる右シートフレームと、
    前記右シートフレームの左方に配置され、車両平面視において車両前後方向に延びる左シートフレームと、
    前記右シートフレームおよび前記左シートフレームの上方に配置されるシートと、
    前記右シートフレームの左方、前記左シートフレームの右方、かつ、前記シートの下方に配置される第1ケースと、
    前記右シートフレームの左方、前記左シートフレームの右方、前記シートの下方、かつ、前記第1ケースの後方に配置され、前記第1ケースとは別体の第2ケースと、
    前記第1ケースに収容される複数の第1電装品と、
    前記第2ケースに収容される複数の第2電装品と、
    を備え、
    前記第1電装品は、
    バッテリと、
    液圧調整ユニット(HYDRAULIC UNIT)と、
    を含み、
    前記第2電装品は、
    テールライトの配線を結線する第1コネクタと、
    を含み、
    前記第2ケースの容積は前記第1ケースの容積よりも小さい
    鞍乗型車両。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    車両上下方向における前記第2ケースの長さは、車両上下方向における前記第1ケースの長さよりも小さい
    鞍乗型車両。
  3. 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
    車両前後方向における前記第2ケースの長さは、車両前後方向における前記第1ケースの長さと同等またはこれよりも小さい
    鞍乗型車両。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記バッテリと前記液圧調整ユニットは、車両平面視において、車両前後方向に並ぶように配置される
    鞍乗型車両。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記第1ケースは、
    前部と、
    前記前部の後方に配置される中央部と、
    前記中央部の後方に配置される後部と、
    に区分され、
    前記中央部の深さは、前記前部の深さ、および、前記後部の深さよりも大きく、
    前記バッテリは、前記中央部に収容される
    鞍乗型車両。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記第1ケースの下方に配置され、前記第1ケースと接触するブラケットを備え、
    前記ブラケットは、車両平面視において、前記バッテリと重なる
    鞍乗型車両。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記第1電装品は、さらに、
    前記液圧調整ユニットに接続される鋼管と、
    前記鋼管に接続される継ぎ手部材と、
    を備える
    鞍乗型車両。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記第2電装品は、さらに、
    リアフラッシャライトの配線を結線する第2コネクタと、
    ライセンスライトの配線を結線する第3コネクタと、
    を備える
    鞍乗型車両。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記第1電装品の数は、前記第2電装品の数よりも多い
    鞍乗型車両。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記第1ケースは、車両側面視において、前記右シートフレームの前端および前記左シートフレームの前端から後方に延びる
    鞍乗型車両。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記第1ケースは、
    前記右シートフレームに連結される第1右取付座と、
    前記左シートフレームに連結される第1左取付座と、
    を備え、
    前記第2ケースは、
    前記第1右取付座よりも後方に配置され、前記右シートフレームに連結される第2右取付座と、
    前記第1左取付座よりも後方に配置され、前記左シートフレームに連結される第2左取付座と、
    を備える
    鞍乗型車両。
  12. 請求項11に記載の鞍乗型車両において、
    前記第1右取付座および前記第2右取付座はそれぞれ、前記右シートフレームの上方に配置され、
    前記第1左取付座および前記第2左取付座はそれぞれ、前記左シートフレームの上方に配置される
    鞍乗型車両。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記第1ケースと前記第2ケースは、互いに着脱可能に接続される
    鞍乗型車両。
  14. 請求項1から13のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記第1ケースは、第1底部を備え、
    前記第2ケースは、第2底部を備え、
    前記第2底部は、前記第1底部と連続している
    鞍乗型車両。
  15. 請求項1から14のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記第1ケースは、
    車両平面視において車両前後方向に延びる第1右壁と、
    前記第1右壁の左方に配置され、車両平面視において車両前後方向に延びる第1左壁と、
    を備え、
    前記第2ケースは、
    車両平面視において車両前後方向に延びる第2右壁と、
    前記第2右壁の左方に配置され、車両平面視において車両前後方向に延びる第2左壁と、
    を備え、
    前記第1右壁は、後端部を有し、
    前記第1左壁は、後端部を有し、
    前記第2右壁は、前端部を有し、
    前記第2左壁は、前端部を有し、
    前記第1右壁の前記後端部と前記第2右壁の前記前端部は、車両側面視において、重なり、
    前記第1右壁の前記後端部と前記第2右壁の前記前端部は、互いに接触し、
    前記第1左壁の前記後端部と前記第2左壁の前記前端部は、車両側面視において、重なり、
    前記第1左壁の前記後端部と前記第2左壁の前記前端部は、互いに接触する
    鞍乗型車両。
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