JP2022051544A - 企業分割時に組織データを選別して移管する方法およびシステム - Google Patents

企業分割時に組織データを選別して移管する方法およびシステム Download PDF

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Abstract

【課題】マイグレーション方式を利用してデータを移管する、組織データ移管方法及びシステムを提供する。【解決手段】組職データ移管方法は、少なくとも1つのプロセッサを含むコンピュータ装置に、第1組職の第2組職への移管対象データを含む第1組職の第1データベースから第1データベースのためのシステムアーキテクチャをエクスポート(export)する段階1420と、エクスポートされたシステムアーキテクチャを第2組織のシステムにインポート(import)して移管対象データを移管するターゲットデータベースである第2組織の第2データベースを第2組織のシステムに構成する段階1430と、第1データベースから移管対象データを抽出する段階1440と、抽出された移管対象データを第2組織の第2データベースに送信する段階1450と、を含む処理を実行させる。【選択図】図14

Description

以下の説明は、事業分割時に組職データを選別的して移管する方法およびシステムに関する。
近年、外国企業および国内企業の企業買収合併(M&A)が増加しており、M&Aが企業経営のキーワードとして注目を集めている。
これは、企業が外部資源を活用しながら成長と発展を追求することができ、新規市場への進入にかかる時間の短縮、既存のマーケット参加者との摩擦の回避、市場支配力の増大、および先端技術の導入効果を期待することができる。また、変化し続ける環境に適応するために既存の限界企業を整理して売却し、新規事業の動力確保のために企業買収を推進するM&A活動が増加しつつある。
このとき、買収会社は、売却会社のITシステムの移転を求め、買収組織の持続的なビジネスの連続性を願うであろうし、売却会社は、売却しない自社組織のデータをビジネス資産として移転しないことを願うであろう。これにより、システム内の大量のデータを要求目的に応じて正確に選別して分離し、送信し、データを変換するための技術に対する需要が高まっている。
韓国公開特許第10-2019-0013425号公報
マイグレーション方式を利用してデータを移管する、組織データ移管方法およびシステムを提供する。
クレンジング方式とマイグレーション方式のうちから条件に合ったシステム分離構築方式を選択して組織データを移管することができる、組織データおよびシステムを提供する。
少なくとも1つのプロセッサを含むコンピュータ装置の組織データ移管方法であって、前記少なくとも1つのプロセッサにより、第1組織の第2組織への移管対象データを含む前記第1組織の第1データベースから前記第1データベースのためのシステムアーキテクチャをエクスポート(export)する段階、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記エクスポートされたシステムアーキテクチャを前記第2組織のシステムにインポート(import)して前記移管対象データを移管するターゲットデータベースとしての前記第2組織の第2データベースを構成する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記抽出された移管対象データを前記第2組織の第2データベースに送信する段階を含む、組織データ移管方法を提供する。
一側によると、前記システムアーキテクチャは、前記第1データベースのシステムで使用されるテーブル構造、コンピュータプログラム、およびプロシージャのうちの少なくとも1つを含むことを特徴としてよい。
他の側面によると、前記抽出する段階は、前記第1組織の構造および前記組織から分割される前記第2組織の構造を利用して、カンパニーコードレベル、ビジネス領域レベル、およびプラントレベルのうち少なくとも1つのレベルで前記移管対象データのマイグレーション条件を決定する段階を含むことを特徴としてよい。
また他の側面によると、前記抽出する段階は、前記カンパニーコードレベルの特定のカンパニーコード、前記ビジネス領域レベルの特定のビジネス領域、または前記プラントレベルの特定のプラントに対応するオブジェクトをマッピングして、前記移管対象データの前記マイグレーション条件に応じたデータを選別する段階をさらに含むことを特徴としてよい。
また他の側面によると、前記組織データの移管方法は、前記移管対象データのダウンタイム(downtime)、要求されるデータの保安性、ストレージコスト、前記第1組織の前記第1データベースのためのシステムと前記第2組織の前記第2データベースのためのシステムのオペレーティングシステムおよびデータベース管理システムの同一性状態、ストレージコストのうちの少なくとも1つに基づいて、システム分離構築方式をクレンジング方式およびマイグレーション方式のうちの1つに決定する段階をさらに含んでよい。
また他の側面によると、前記のクレンジング方式は、前記第1データベースをコピーして生成された第3データベースで移管非対象データをクレンジングして第4データベースを生成し、生成された第4データベースを前記第2組織として提供する方式を含むことを特徴としてよい。
さらに他の側面によると、前記組織データ移管方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記第1データベースから抽出された移管対象データに対応するデータを前記第1データベースから削除する段階をさらに含んでよい。
コンピュータ装置と結合して前記方法をコンピュータ装置に実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された、コンピュータプログラムを提供する。
前記方法をコンピュータ装置に実行させるためのプログラムが記録されている、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように実現される少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサにより、第1組織の第2組織への移管対象データを含む前記第1組織の第1データベースをコピーして第2データベースを生成し、前記第2データベースから前記第2データベースのためのシステムアーキテクチャをエクスポート(export)し、前記エクスポートされたシステムアーキテクチャを前記第2組織のシステムにインポート(import)して前記移管対象データを移管するターゲットデータベースとしての前記第2組織の第3データベースを構成し、前記第2データベースから前記移管対象データを抽出し、前記抽出された移管対象データを前記第2組織の第3データベースに送信することを特徴とする、コンピュータ装置を提供する。
マイグレーション方式を利用してデータを移管することができる。
クレンジング方式とマイグレーション方式のうちから条件に合ったシステム分離構築方式を選択して組織データを移管することができる。
本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。 本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。 本発明の一実施形態における、組織分離の全体アーキテクチャと手順の例を示した図である。 本発明の一実施形態における、組織構造の例を示した図である。 本発明の一実施形態における、組織構造の定義の例と、これによるマイグレーション条件の定義の例を示した図である。 本発明の一実施形態における、クレンジング方式の例を示した図である。 図7aは、本発明の一実施形態における、マイグレーション方式の例を示した図であり、図7bは、本発明の一実施形態における、マイグレーション方式の他の例を示した図である。 本発明の一実施形態における、ビジネスオブジェクトの例を示した図である。 本発明の一実施形態における、ビジネスオブジェクトをアプリケーション領域に分類した例を示した図である。 本発明の一実施形態における、移管シナリオを構成する過程の例を示した図である。 本発明の一実施形態における、移管対象データを抽出する例を示した図である。 本発明の一実施形態における、データを送信する例を示した図である。 本発明の一実施形態における、データを送信する例を示した図である。 本発明の一実施形態における、組織データ移管方法の例を示したフローチャートである。 本発明の一実施形態における、データを削除する過程の例を示した図である。
本発明は、多様な変更を加えることができ、多様な実施形態を有することができるものであるが、本明細書では特定の実施形態だけを図面に例示しながら詳しく説明する。ただし、これは、本発明を特定の実施形態に対して限定するためのものではなく、本発明の思想および技術範囲に含まれるすべての変更、均等物、置換物を含むものと理解されなければならない。各図面の説明において、類似する構成要素に対しては類似する参照符号を使用した。
第1、第2、A、Bなどの用語は、多様な構成要素を説明するために使用されるが、前記構成要素が前記用語によって限定されてはならない。前記用語は、1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的としてのみ使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱しない限り、第1構成要素が第2構成要素と命名されてもよく、第2構成要素が第1構成要素と命名されてもよい。「および/または」という用語は、関連して記載された複数の項目の組み合わせ、または関連して記載された複数の項目のうちのいずれかの項目を含む。
ある構成要素が他の構成要素に「連結して」いるとか「接続して」いると記載されるときには、その他の構成要素に直接に連結しているか接続している場合はもちろん、その中間に他の構成要素が存在する場合もあると理解されなければならない。この反面、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結して」いるとか「直接接続して」いると記載されるときには、その中間に他の構成要素が存在しないものと理解されなければならない。
本出願で使用する用語は、特定の実施形態を説明するために使用されるものに過ぎず、本発明を限定しようとする意図はない。単数の表現は、文脈において明白に異なるように意味されていない限り、複数の表現も含む。本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものに過ぎず、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
異なるように定義しない限り、技術的や科学的な用語を含んでここで使用されるすべての用語は、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が一般的に理解しているものと同じ意味を有している。一般的に使用される辞書的に定義されているような用語は、関連技術の文脈上にある意味と一致する意味を有するものと解釈されなければならず、本出願上で明白に定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味として解釈されてはならない。
以下、実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
本発明の実施形態に係る組職データ選別分離システムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてよく、本発明の実施形態に係る組職データ選別分離方法は、組職データ選別分離システムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてよい。コンピュータ装置においては、本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって本発明の実施形態に係る組職データ選別分離方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合して組職データ選別分離方法をコンピュータ装置に実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されることはない。また、図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明するものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が図1のネットワーク環境に限定されることはない。
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、アーカイブサービス、ファイル配布サービス、コンテンツ提供サービス、グループ通話サービス(または、音声会議サービス)、メッセージングサービス、メールサービス、ソーシャルネットワークサービス、地図サービス、翻訳サービス、金融サービス、決済サービス、検索サービスなど)を提供するシステムであってよい。
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてよい。
このようなコンピュータ装置200は、図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
通信モジュール230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の電子機器(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝達されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝達されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバやデータベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
図3は、本発明の一実施形態における、組織分離の全体アーキテクチャと手順の例を示した図である。図3の実施形態に係る組織分離の手順は、図2を参照しながら説明したコンピュータ装置200によって実行されてよい。ここで、コンピュータ装置200は、第1組織の移管対象データを第2組織に移管するための中継システムの物理的な装置であってよい。
段階310で、コンピュータ装置200は、分離基準と分離方式を定義してよい。ここで、分離方式は、以下で説明するシステム分離構築方式に対応してよい。このような段階310は、移管対象組織を定義する段階311、システム分離構築方式を決定する段階312、およびシステムアーキテクチャを設計して構成する段階313を含んでよい。
段階311で、コンピュータ装置200は、移管対象組織を定義してよい。移管対象組織を定義する方法については、図4および図5を参照しながらさらに詳しく説明する。
一例として、図4は、本発明の一実施形態における、組職構造の例を示した図である。Origin410は、分割や売却がなされる第1組職の構造の例を示している。Origin410では、システムA(System A)によって2つのカンパニーC100、C200のデータが管理されていると仮定する。また、第1カンパニーC100には3つのビジネス領域B100、B200、B300が、第1ビジネス領域B100には第1プラントP100と第2プラントP110が、第2ビジネス領域B200には第3プラントP200が、第3ビジネス領域B300には第4プラントP300が含まれると仮定する。
このとき、Company Code Level420は、カンパニーコードによってOrigin410から組職を分離した例を示している。より具体的には、第1カンパニーC100に対するデータは移管対象となり、第2カンパニーC200に対するデータは削除対象となってよい。
また、B/ALevel430は、ビジネス領域(Business Area:B/A)によってOrigin410から組職を分離した例を示している。より具体的には、第1ビジネス領域B100に対するデータは移管対象となり、残り(第2カンパニーC200、第2ビジネス領域B200、および第3ビジネス領域B300)のデータは削除対象となってよい。
また、Plant Level440は、プラント(Plant)によってOrigin410から組職を分離した例を示している。より具体的には、第1プラントP100に対するデータは移管対象となり、残り(第2カンパニーC200、第2ビジネス領域B200、第3ビジネス領域B300、第2プラントP110)のデータは削除対象となってよい。
コンピュータ装置200は、移管対象組織に対し、移管対象組織をシステム、ビジネス領域、およびプラントのうちの少なくとも1つによって分類した情報を受信して移管対象組織を定義してよい。
図5は、本発明の一実施形態における、組織構造の定義の例と、これによるマイグレーション条件の定義の例を示した図である。図5のテーブル510~530は、図4のOrigin410をビジネス領域によってB/A Level(430)にマイグレーションするときのマイグレーションの条件を定義した例を示している。言い換えれば、コンピュータ装置200は、第1テーブル510のように、図4のCompany Code Level420で、カンパニーコード「C100」はマイグレーション対象となり、「C200」および「C300」はマイグレーション対象でないと定義してよい。また、コンピュータ装置200は、第2テーブル520のように、B/A Level430で、ビジネス領域「B100」はマイグレーションの対象となり、「B200」および「B300」はマイグレーションの対象でないと定義してよい。また、コンピュータ装置200は、第3テーブル530のように、B/A Level430で、プラント「P100」および「P110」はマイグレーションの対象となり、「P200」および「P300」はマイグレーションの対象でないと定義してよい。
再び図3を参照すると、段階312で、コンピュータ装置200は、システム分離構築方式を決定してよい。システムを物理的に分離して構築するための方法の例として、クレンジング(cleansing)方法とマイグレーション(migration)方法が利用されてよい。クレンジング方法は、一例として、売却組職のデータのうちから買収組職に伝達しなければならないデータを除いた残りのデータを削除して伝達する方法であって、移管対象データのボリュームが大きく、ダウンタイム(downtime)を最小に抑えたいときに利用されてよい。ここで、ダウンタイムとは、システム分離構築のためにシステムを利用することができない時間を意味してよい。一方、マイグレーション方法は、売却組職のデータのうちから買収組職に伝達しなければならないデータを抽出して伝達する方法であって、移管対象データのボリュームが小さく、データの保安を優先したいときに利用されてよい。言い換えれば、コンピュータ装置200は、組織の分離時期や売却対象、システム位置などのような様々な要素を考慮した上で、システムの物理的な分離のための方法をクレンジング方法あるいはマイグレーション方式のうちの1つに決定してよい。クレンジング方法およびマイグレーション方法については、図6および図7を参照しながらさらに詳しく説明する。
段階313で、コンピュータ装置200は、システムアーキテクチャを設計して構成してよい。ここで、システムアーキテクチャは、データの移管対象となるターゲットシステムおよび/またはターゲットシステムのデータベースをさらに含んでよい。システムアーキテクチャを設計して構成する過程についても、図6および図7を参照しながらさらに詳しく説明する。
図6は、本発明の一実施形態における、クレンジング方式の例を示した図である。上述したように、システムの物理的な分離のために、クレンジング方式とマイグレーション方式が利用されてよい。このうち、クレンジング方式は、売却組織以外のデータを削除する方法で実行されてよい。クレンジング方式は、移管対象のボリュームが相対的に大きい場合、および/またはダウンタイムの最小化が求められる場合に利用されてよい。このために、コンピュータ装置200は、移管対象データを含む第1組織の第1データベース610をコピーして第2データベース620を生成してよい。このとき、コンピュータ装置200は、削除対象の条件に対する入力を受けてよく、削除対象の条件を第2データベース620のビジネスオブジェクトにマッピングさせてデータを選別してよい。また、コンピュータ装置200は、選別されたデータを第2データベース620から抽出してよく、抽出されたデータとマッチングするデータを第2データベース620内のテーブルから削除して、移管される第3データベース630を生成してよい。一方、抽出されたデータは、ファイル640に格納されてよい。
このようなクレンジング方式において、第1組織の第1データベース610のシステムアーキテクチャは、第2データベース620が第1組織の第1データベース610をコピーしたものであり、第2データベースから非移管データを削除して第3データベース630を生成するために、自動で第2組織に伝達されて構成されてよい。
図7aは、本発明の一実施形態における、マイグレーション方式の例を示した図である。マイグレーション方式は、売却組織データを移管する方式で実行されてよい。このとき、マイグレーション方式は、移管対象のボリュームが相対的に大きい場合、および/またはデータの保安性を優先したい場合に利用されてよい。このために、コンピュータ装置200は、第1組織の第2組織への移管対象データを含む第1組織の第1データベース710をコピーして第2データベース720を生成してよい。このとき、コンピュータ装置200は、システムアーキテクチャを構成するために、第2データベース720から第2データベース720のためのシステムアーキテクチャをエクスポート(export)してよい。ここで、システムアーキテクチャは、第2データベース720のシステムで使用されるテーブル構造、コンピュータプログラム、およびプロシージャのいずれか少なくとも1つを含んでよい。移管対象データの移管を受けるためのターゲットシステム(第2組織のシステム)から、第3データベース730は、移管対象データを受信できるように、データのない状態でなければならない。このとき、ターゲットシステムの実行に必要となる基本的なデータベース環境が求められるため、コンピュータ装置200は、エクスポートされたシステムアーキテクチャを第3データベース730にインポートしてよい。他の例として、コンピュータ装置200は、コピーされた第2データベース720からデータをすべて削除して第3データベース730を生成した後、第2組織に第3データベース730を伝達してシステムアーキテクチャを構成してもよい。
この後、コンピュータ装置200は、第2データベース730から移管対象データを抽出してよく、抽出された移管対象データを第2組織の第3データベース730に送信してマイグレーションを実行してよい。このとき、第2データベース730から抽出された移管対象データは、個別のファイル740やデータベースのテーブル750に格納された後、第3データベース730に送信されてよい。
図7bは、本発明の一実施形態における、マイグレーション方式の他の例を示した図である。実施形態によっては、マイグレーション方式は、第1組織のデータベースをコピーせず、第1組織のデータベースから直ぐに移管対象データをターゲットシステム(第2組織のシステム)のデータベースに移管してもよい。図7bの実施形態では、第1組織のデータベースをコピーせずにデータを移管する過程について説明する。
コンピュータ装置200は、第1組織の第2組織への移管対象データを含む第1組織の第1データベース710から、移管対象データを、第2組織の第3データベース730に直ぐに移管してよい。先ず、コンピュータ装置200は、システムアーキテクチャを構成するために、第1データベース710から第1データベース710のためのシステムアーキテクチャをエクスポートしてよい。ここで、システムアーキテクチャは、第1データベース710のシステムで使用されるテーブル構造、コンピュータプログラム、およびプロシージャのうち少なくとも1つを含んでよい。移管対象データの移管を受けるためのターゲットシステム(第2組織のシステム)から、第3データベース730は、移管対象データを受信できるようにデータのない状態でなければならない。このとき、ターゲットシステム駆動に必要となる基本的なデータベース環境が求められるため、コンピュータ装置200は、エクスポートされたシステムアーキテクチャを第3データベース730にインポートしてよい。
この後、コンピュータ装置200は、第1データベース710から移管対象データを抽出してよく、抽出された移管対象データを第2組織の第3データベース730に送信してマイグレーションを実行してよい。このとき、第1データベース710から抽出された移管対象データは、個別のファイル740やデータベースのテーブル750に格納された後、第3データベース730に送信されてよい。
クレンジングは、データを削除して直ぐに伝達するためオンライン上で実行されてよく、マイグレーションは、オフライン上で実行されてよい。
一実施形態において、第1組織の第1データベース610、710を含むソースシステムは、オンプレミス(on-premise)環境に位置し、第2組織の第3データベース630、730を含むようになるターゲットシステムは、クラウド環境に位置してよい。他の実施形態において、ソースシステムとターゲットシステムの両方がオンプレミス環境に位置してもよい。また他の実施形態において、ソースシステムとターゲットシステムの両方がクラウド環境に位置してもよい。
マイグレーション方式は、オペレーティングシステムとDBMS(Database Management System)が互いに異なったとしても異機種マイグレーションが可能であり、ターゲットシステムの環境に関係なく実行することができる。ただし、ターゲットシステムの位置や環境によっては、マイグレーションによるダウンタイムなどが考慮される場合もある。
再び図3を参照すると、段階320で、コンピュータ装置200は、データを分析してよい。ここで、データは、コピーされたデータベース(一例として、第2データベース620、720)のデータを含んでよい。段階320で、コンピュータ装置200は、データをテーブル間の従属性を基準としてグループ化した後、各データの類型や特性などを考慮した上で分類することにより、利用目的に応じてデータを選択したり、組み合わせたり、除外したりなどしてモジュール化して構成してよい。
このような段階320は、テーブルを分析する段階321、オブジェクトを定義する段階322、オブジェクトを分類する段階323、およびオブジェクトとカンパニーコードをマッピングして分析する段階324を含んでよい。
段階321で、コンピュータ装置200は、テーブルを分析してよい。コンピュータ装置200は、データのグループ化および分類のためにコピーされたデータベースのテーブルを分析してよい。このとき、コンピュータ装置200は、テーブルのボリューム、テーブルの件数、テーブルフィールド、フィールドデータ分布、データ欠測値の割合、および各ドメインのフィールドの使用先(WUL:where―used―list)などを分析してよい。また、コンピュータ装置200は、テーブル間の従属性、従属関係におけるヘッダとアイテムの区分、各テーブル内の組織、時間、生成者、特性フィールドの有無を分析してよい。これに加え、コンピュータ装置200は、テーブルの(1)アプリケーション領域(=モジュール)、(2)マスター、トランザクション、構成、システムなどの類型分類、および(3)伝票、集計、履歴、ログなどの特性を分析してよい。
段階322で、コンピュータ装置200は、オブジェクトを定義してよい。一例として、コンピュータ装置200は、テーブル間の従属性を基準として束ねられたテーブル(テーブルグループ)をオブジェクトとして定義してよい。オブジェクトは、最小プロセス処理単位であって、1つ以上のテーブルで構成されてよく、最小プロセス処理単位は、例えば、資材マスター、顧客マスター、価格条件、顧客与信、営業オーダー、代金請求、財務伝票、口座残高、収益性分析、インタフェースログ、ユーザのログオン履歴などであってよいが、これに限定されてはならない。一例として、最小プロセス処理単位は、組織の特性によって異なってよい。オブジェクトについては、図8および図9を参照しながらさらに詳しく説明する。
図8は、本発明の一実施形態における、ビジネスオブジェクトの例を示した図である。図8は、テーブル1(Table#1)、テーブル2(Table#2)、およびテーブル3(Table#3)を含むビジネスオブジェクト1(Object#1)、テーブル4(Table#4)とテーブル5(Table#5)を含むビジネスオブジェクト2(Object#2)、テーブル6(Table#6)を含むビジネスオブジェクト3(Object#3)を示している。ここで、テーブル1(Table#1)、テーブル2(Table#2)、およびテーブル3(Table#3)には従属性があり、テーブル4(Table#4)およびテーブル5(Table#5)には従属性があることが分かる。このようなビジネスオブジェクトは、データベース内のテーブル間の従属性を基準に、データベースに含まれたデータを最小プロセス処理単位でグループ化することによって得られてよい。例えば、コンピュータ装置200は、データベース(一例として、第2データベース620、720)内で従属性のあるテーブルは1つのオブジェクトとしてグループ化されてよく、データベースによって多数のオブジェクトが定義されてよい。テーブル間の従属性とは、2つのテーブルが同じキー値によって識別されるデータをそれぞれ含んでいることを意味してよい。このとき、従属性のあるテーブルで同じキー値によって識別されるデータは、少なくとも1つの互いに異なるフィールドを含んでよい。
図9は、本発明の一実施形態における、ビジネスオブジェクトをアプリケーション領域に分類した例を示した図である。図9は、ビジネスオブジェクト1(Object#1)とビジネスオブジェクト2(Object#2)がアプリケーション領域1(Application Area #1)に分類され、ビジネスオブジェクト3(Object#3)がアプリケーション領域2(Application Area #2)に分類された例を示している。アプリケーション領域は、生産、販売、資材、財務会計、管理会計、インフラ、通信、産業などであって、データベースをメンテナンスする企業の設定によって多様に定義されてよい。
再び図3を参照すると、段階323で、コンピュータ装置200は、オブジェクトを分類してよい。このとき、コンピュータ装置200は、オブジェクトをモジュール別、類型別、および/または特性別に分類してよい。
モジュールは、上述したように、オブジェクトは、アプリケーション領域に対応してよい。コンピュータ装置200は、オブジェクトをモジュールごとに分類するために、オブジェクトを各プロセスに合わせてモジュールごとにグルーピングしてよい。例えば、コンピュータ装置200は、オブジェクトを、生産、販売、資材、財務会計、管理会計、インフラ、通信、産業などによって分類してよい。
オブジェクトの類型は、マスターデータ、トランザクションデータ、構成データ、制御データ、システムデータなどを意味してよい。一例として、コンピュータ装置200は、該当のオブジェクトのデータがデータ発生の基準となるデータであればマスターデータとして、データ発生が時間や組織などによって継続して発生するデータであればトランザクションデータとして分類してよい。
オブジェクトの特性は、継続して発生する伝票や注文などを意味するドキュメント(Document)、製品の現在の生産状態を記録する状態(Status)、ドキュメントなどの変更内容を記録する履歴(History)、顧客の一定期間の取引総額を記録する要約(Summary)などに分類されてよい。
段階324で、コンピュータ装置200は、オブジェクトとカンパニーコードをマッピングして分析してよい。このとき、コンピュータ装置200は、段階311で定義された移管対象の組織と、段階322で定義されたオブジェクトに対し、データの欠測値の分析によって整合性をシミュレーションしてよく、これにより、オブジェクト内の基準テーブルから移管対象フィールドを選定してよい。
より具体的に、コンピュータ装置200は、テーブル内から移管対象基準となるフィールドを選定してよい。フィールドの選定には、データの値、データの欠測率などを利用されてよい。以下の表1は、データ欠測率を分析することによって最適なフィールドを選定する例を示している。
Figure 2022051544000002
また、以下の表2は、フィールド内の各組織コードのデータ件数を分析して移管対象データの件数を算定する例を示している。
Figure 2022051544000003
図5の第2テーブル520によると、事業領域「B100」が移管対象であるため、表2のデータのうちの2行目のデータが移管対象として決定される例を示している。
段階330で、コンピュータ装置200は、データを抽出してよい。図3の実施形態では、マイグレーション方式によってデータを移管する例について説明する。このとき、段階330は、移管シナリオを構成する段階331、移管対象データを抽出する段階332、および移管対象データを圧縮して記録する段階333を含んでよい。
段階331で、コンピュータ装置200は、移管シナリオを構成してよい。
図10は、本発明の一実施形態における、移管シナリオを構成する過程の例を示した図である。
段階1010で、コンピュータ装置200は、オブジェクトを構成してよい。一例として、コンピュータ装置200は、オブジェクトとオブジェクト内のテーブルとの関係を構成してよい。このとき、コンピュータ装置200は、1つのオブジェクトが複数のテーブルで構成される場合、基準となるヘッダーテーブルと下位関係を有するアイテムテーブルを含むオブジェクトを構成してよい。また、コンピュータ装置200は、1つのオブジェクトが1つのテーブルで構成される場合、テーブル間の関係とは関係のない、独立したオブジェクトを構成してよい。このような段階1010は、オブジェクトを定義する段階1011、オブジェクトとテーブルの関係を構成する段階1012、オブジェクト間の関係を構成する段階1013、および例外処理ルールを定義する段階1014を含んでよい。
段階1011で、コンピュータ装置200は、オブジェクト名とオブジェクトの説明を定義してよい。
段階1012で、コンピュータ装置200は、オブジェクトとテーブルとの関係を構成してよい。一例として、コンピュータ装置200は、オブジェクトが複数のテーブルで構成される場合、各テーブルの関係をSQL(Structured Query Language)条件式で表現してよい。
段階1013で、コンピュータ装置200は、オブジェクト間の関係を構成してよい。個別のオブジェクトが1つの条件によって結合される形態の場合、コンピュータ装置200は、ヘッダーオブジェクトとアイテムオブジェクトに区分し、これを関係として表現してよい。このようなオブジェクトの関係は、1つのオブジェクトからオブジェクトデータが抽出された後、該当のオブジェクトの下位オブジェクトがすでに抽出されたオブジェクトデータを利用して抽出されなければならない場合に利用されてよい。
段階1014で、コンピュータ装置200は、例外処理ルールを定義してよい。オブジェクト内の各テーブルにおいてデータを追加および/または除外する必要がある場合、コンピュータ装置200は、このような例外処理ルールを適用してデータを追加および/または除外してよい。
段階1020で、コンピュータ装置200は、シナリオを生成してよい。このような段階1020は、オブジェクト束を定義する段階1021、オブジェクトと移管条件をマッピングする段階1022、および作業処理順を定義する段階1023を含んでよい。
段階1021で、コンピュータ装置200は、オブジェクト束を定義してよい。シナリオは、マイグレーションの対象となるオブジェクト束として定義されてよい。例えば、コンピュータ装置200は、全体オブジェクトを対象にシナリオであるオブジェクト束を一括的に構成してよく、財務や販売データなどのようなビジネスの特性ごとにそれぞれシナリオを定義してよい。これらのシナリオは重複してよく、以後のマイグレーション作業の単位となってよい。
段階1022で、コンピュータ装置200は、オブジェクトと移管条件をマッピングしてよい。一例として、コンピュータ装置200は、各オブジェクトにマイグレーション条件をマッピングしてよい。このとき、一般的には、カンパニーコードが基準条件となってよい。または、実施形態によっては、個別の期間を基準として利用してもよく、カンパニーコードと期間の結合を基準条件として利用してもよく、その他にも、ユーザが必要とする基準条件を定義してもよい。ユーザが必要とする基準条件は、コンピュータ装置200に個別に入力されてよい。
以下の表3は、移管条件をビジネスオブジェクトにマッピングした例として、カンパニーコードの分離単位によるマイグレーション基準の例を示している。
Figure 2022051544000004
例えば、特定のカンパニーコード(Company code)が移管対象に指定される場合、カンパニーの構造上、ビジネス領域(Business Area)とプラント(Plant)はカンパニーに従属するため、該当のカンパニーコードと関連するビジネスオブジェクトである「顧客マスター」、「資材マスター」、「財務会計伝票」、および「資材入出伝票」はすべて移管対象となってよい。一方、特定のプラント(Plant)が移管対象として指定される場合は、該当のプラントと関連するビジネスオブジェクトである「資材マスター」と「資材入出伝票」が移管対象となってよい。より具体的な例として、図4のPlant Level440でカンパニーの分離がなされる場合、第1プラントP100によって識別される「資材マスター」と「資材入出伝票」が移管対象データとなってよい。
カンパニーコード以外の条件の例外1:移管基準を、カンパニーコード以外に期間を結合してマイグレーションしてよい。例えば、分離対象カンパニーが特定の時点を基準に事業部から法人になった場合、特定の時点以前はビジネス領域にマイグレーションし、以後はカンパニーコードを基準にマイグレーションを行ってよい。
カンパニーコード以外の条件の例外2:例えば、カンパニーコードがないか、退社、発令、派遣などのように頻繁にカンパニーが変更される場合(例えば、人事データ)には、カンパニーコードによる基準の他に「社員番号」をマイグレーション条件として定義してよい。
カンパニーコード以外の条件の例外3:ドキュメント、図面、電子メールなどのようにデータにカンパニーコードによる基準がない場合、データ生成者を基準にしてもよい。例えば、生成者が所属するカンパニーが移管対象であれば、該当のデータも分離移管の対象となってよい。
段階1023で、コンピュータ装置200は、作業処理順を定義してよい。一例として、コンピュータ装置200は、各オブジェクトのデータ抽出処理順を定義してよい。このとき、コンピュータ装置200は、一般的には、サイズまたは件数の多いオブジェクトを優先的に処理し、小さいものは後から処理することで全体の作業時間を減らしてよい。
再び図3を参照すると、段階332で、コンピュータ装置200は、移管対象データを抽出してよい。データベース(一例として、第2データベース720)から移管対象データを抽出する理由は、目的データを正確に選別して抽出し、抽出されたデータを利用することで、連結する他の関連データを一貫性があるように抽出できるようにするためである。移管中に送信失敗などの理由によってエラーが発生した場合、データを再抽出する必要なく、再移管を実行してよい。
段階333で、コンピュータ装置200は、移管対象データを圧縮して格納してよい。このとき、コンピュータ装置200は、抽出されたデータをZIP、CTW、LZ77、LZW、gzip、bzip2、DEFLATEなどのような無損失圧縮アルゴリズムを利用して圧縮して、テーブル内にまたはファイルで格納してよい。
一例として、コンピュータ装置200は、テーブル格納媒体を利用してデータを抽出してよい。コンピュータ装置200は、複数のテーブルで構成されたビジネスオブジェクト内の親テーブルを移管条件に合わせて選別して抽出し、格納テーブルに格納してよい。また、コンピュータ装置200は、格納テーブルのデータを利用して子テーブル内でマッチングされる選別データを格納テーブルに格納してよい。このとき、コンピュータ装置200は、格納テーブルのデータをリード(read)して親テーブルと子テーブルのマッチングされるデータを選別した後、格納テーブルに格納してよい。
他の例として、コンピュータ装置200は、ファイル格納媒体を利用してデータを抽出してよい。複数のテーブルで構成されたビジネスオブジェクト内の親テーブルを移管条件に合わせて選別して抽出した後、ファイルに格納してよい。また、コンピュータ装置200は、ファイルのデータをリードして親テーブルと子テーブルのマッチングされるデータを選別してファイルに格納してよい。
図11は、本発明の一実施形態における、移管対象データを抽出する例を示した図である。コンピュータ装置200は、データベース1110の親テーブル1111からデータを選別(1.Select)して抽出した後、ファイル1(1120)に格納(2.Save)してよい。この後、コンピュータ装置200は、ファイル1(1120)に格納されたデータを読み取り(3.Read)、該当のデータと連結する他の関連データ(親テーブル1111の子テーブル1112に格納されたデータ)をデータベース1110から選別(4.Select)して抽出した後、ファイル2(1130)に格納(5.Save)してよい。したがって、コンピュータ装置200は、テーブル間の一貫性を保ちながら、第2データベース1110からデータを抽出できるようになり、ファイル1(1120)およびファイル2(1130)に格納されたデータをバックアップデータとして活用しながら、以後に誤ったマイグレーション条件によるデータベース1110の復旧を処理することができるようになる。
このような図11の実施形態では、抽出されたデータをファイルに格納する例を示しているが、上述したように、抽出されたデータは、同一のデータベース1110や他の別のデータベースのテーブル内に格納されてもよい。
このように、コンピュータ装置200は、抽出されたデータは同一または別のデータベース内のテーブルに格納することもできるし、ローカルまたは遠隔システムにファイルとして格納することもできる。このとき、データベースまたはファイルにデータを格納するときに、コンピュータ装置200は、上述したように、無損失圧縮アルゴリズムを利用して、抽出されたデータを圧縮して格納してよい。データを圧縮して格納するときに、圧縮データの一部を別のインデックステーブルに格納して使用してもよい。
再び図3を参照すると、段階340で、コンピュータ装置200は、データを送信してよい。ここで、段階340は、圧縮データを送信する段階、および送信データをターゲットデータベースにインポートする段階342を含んでよい。
段階341で、コンピュータ装置200は、圧縮データを送信してよい。ここで、圧縮データは、段階333で圧縮されて格納されたデータを意味してよい。
段階342で、コンピュータ装置200は、送信データをターゲットデータベースにインポートしてよい。データベース(一例として、第2データベース720)から抽出されたデータは、テーブルやファイルに圧縮して格納されてから、コンピュータ装置200によってターゲットシステムのターゲットデータベースに送信されてよい。圧縮格納媒体がファイルである場合、コンピュータ装置200は、ファイルをそのまま送信してもよいし、ファイルを読み取って圧縮を解除してからデータを送信してもよい。圧縮格納媒体がデータベースのテーブルである場合、コンピュータ装置200は、圧縮されたブロックの形態で送信してもよいし、圧縮ブロックを解除してからデータを送信してもよい。
図12および図13は、本発明の一実施形態における、データを送信する例を示した図である。
図12は、データベース1210から抽出された移管対象データがファイル1220、1230に格納された場合の例を示しており、図13は、データベース1310から抽出された移管対象データがデータベース1310の格納テーブル1311に格納された場合の例を示している。
コンピュータ装置200は、抽出されて格納されたデータを、ファイル1220、1230や格納テーブル1311から読み取って(Read)ターゲットデータベースに送信してよく、送信後、送信されたデータをターゲットデータベース内に格納してよい。一例として、コンピュータ装置200は、送信後、圧縮データを解除してターゲットデータベースにインポートしてよい。
実施形態によっては、コンピュータ装置200は、データを迅速に移管するために、データを並列に送信およびインポートしてよい。圧縮データはブロック形態で保管されるため、個別送信または一括送信することが可能である。
また、データ移管時間を短縮するために、以下の技術が使用されてよい。
インデックスドロップ(drop)および/またはリビルド(rebuild)技術:コンピュータ装置200は、ターゲットデータベース内のテーブルのインデックスをドロップ(drop)した後、データを移管し、移管が完了した後、インデックスを生成してよい。この場合、データインポートの速度を高めることができる。実施形態によっては、ターゲットデータベースにインポートすること自体が、コンピュータ装置200でなく、ターゲットデータベースを含むシステムによって実行されてもよい。
一方、異機種システムへの移管が考慮されてもよい。データマイグレーション方式は、ソースシステムとターゲットシステムのオペレーティングシステムまたはDBMSが異る場合でも移管が可能である。例えば、ソースシステムとターゲットシステムのデータベースのテーブル構造が一致すれば、送信が可能である。図7を参照しながら説明したように、コンピュータ装置200は、第2データベース720のシステムアーキテクチャをエクスポートして第3データベース730にインポートするためテーブル構造が一致するようになり、これにより、クラウド環境へのデータ移管あるいは異種クラウド間のデータ移管が可能となる。
なお、コンピュータ装置200は、原本データベース(一例として、図7の第1データベース710)からデータを削除してよい。この場合、コンピュータ装置200は、抽出された移管対象データを利用して、原本データベースから抽出データとマッチングするデータを削除してよい。このような原本データベースからの移管対象データの削除は、該当の組織が分離された後、買収会社のデータに対して保安上の削除要請があった場合になされてよい。一般的に、敵対的M&Aの場合および/または分離対象組織が法人(Company)の場合に、このような削除要請が発生することがある。
以下では、システム分離構築方式の選択についてより詳しく説明する。上述したように、システム分離構築方式は、クレンジング方式とマイグレーション方式を含んでよい。クレンジング方式は、原本システムをコピーした後、分離対象以外のデータを削除してシステム構築する方法であり、マイグレーション方式は、原本システムから分離対象のデータだけを選別ならびに移管してシステム構築する方法である。クレンジング方式は、ビジネスの連続性を優先することができる。クレンジング方式は、オンラインデータのクレンジングが可能であり、ビジネス開始後にデータクレンジングが可能であるため、ダウンタイムが最小限に抑えられるというメリットがある。この反面、マイグレーション方式は、データの保安性を優先することができる。一例として、データ売却会社のデータ資産が自社のネットワークから流出することを遮断することができる。一方、クレンジング方式とマイグレーション方式を混合する方法が使用されてもよい。一例として、クレンジングの後にシステム引渡し方式を使用すれば、データの保安性を高めることができる。ただし、この場合には、ビジネスダウンタイムが長くなることがある。
システム分離構築方式を決定する要因として、売却会社と買収会社の引渡し時点を明確にする必要がある。例えば、売却会社の決算完了から3日以内の引渡しを要請する場合、データのボリューム、システムの性能、ネットワーク帯域幅、ターゲットシステムの構築環境(クラウド)などを考慮した上で要請期日から3日以内に引渡しが可能な場合は、保安性に優れたマイグレーション方式の採択が最善の方策となり得る。マイグレーション方式では3日以内の引渡しが難しい場合には、ダウンタイムの最小化が可能なクレンジング方式が採択されてよい。
以下の表4は、クレンジング方式とマイグレーション方式の比較を示している。
Figure 2022051544000005
移管対象データのボリュームが原本システムの全ボリュームに対して10%以内である場合は、マイグレーション方式を採択してよい。ただし、マイグレーション方式を採択した場合、買収会社が要求する引き渡し期日を超える恐れがある場合には他の方法を模索してよい。他の方法とは、引き渡し期日の交渉の他に、性能向上のための一時的なサーバ仕様の増量、ネットワーク帯域幅の増量、データアーカイビング、マイグレーション専用の個別のサーバ構築などが考えられる。このような他の方法を適用してもマイグレーション方式では目標期日の達成が難しい場合は、クレンジング方式を利用してよい。
図14は、本発明の一実施形態における、組織データ移管方法の例を示したフローチャートである。本実施形態に係る組織データの移管方法は、第1組織と第2組織の間で移管対象データを移管しようとするコンピュータ装置200によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置200のプロセッサ220は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのコンピュータプログラムのコードとによる制御命令(instruction)を実行するように実現されてよい。ここで、プロセッサ220は、コンピュータ装置200に記録されたコードが提供する制御命令にしたがってコンピュータ装置200が図14の方法に含まれる段階1410~1460を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。
段階1410で、コンピュータ装置200は、第1組織の第2組織への移管対象データを含む第1組織の第1データベースをコピーして第2データベースを生成してよい。このとき、第1データベースは、第1組織のシステム上に位置してよく、第2データベースは、コンピュータ装置200に位置してよい。この場合、コンピュータ装置200は、第2データベースによってマイグレーションを実行してよい。一方、実施形態によっては、マイグレーション方式では第1組織の第1データベースをコピーせず、第1データベースから直ぐに移管対象データをターゲットシステム(第2組織のシステム)の第3データベースに移管してもよい。この場合、段階1410は省略されてよく、以下で説明する第2データベースは第1組織の第1データベースに対応してよい。
段階1420で、コンピュータ装置200は、第2データベースから第2データベースのためのシステムアーキテクチャをエクスポート(export)してよい。ここで、システムアーキテクチャは、前記第2データベースのシステムで使用されるテーブル構造、コンピュータプログラム、およびプロシージャのうち少なくとも1つを含んでよい。
段階1430で、コンピュータ装置200は、エクスポートされたシステムアーキテクチャを第2組織のシステムにインポート(import)して移管対象データを移管するターゲットデータベースである第2組織の第3データベースを構成してよい。システムアーキテクチャが第2組織の第3データベースを構成するために使用されるため、データ移管のソースシステムとターゲットシステムの間のオペレーティングシステムやDBMSなどが異なる異機種システム間でもマイグレーションを可能とすることができる。
段階1440で、コンピュータ装置200は、第2データベースから移管対象データを抽出してよい。一例として、コンピュータ装置200は、第1組織の構造および前記組織から分割される前記第2組織の構造を利用して、カンパニーコードレベル、ビジネス領域レベル、およびプラントレベルのいずれか少なくとも1つのレベルで移管対象データのマイグレーション条件を決定してよい。この場合、コンピュータ装置200は、カンパニーコードレベルの特定のカンパニーコード、ビジネス領域レベルの特定のビジネス領域、またはプラントレベルの特定のプラントに対応するオブジェクトをマッピングして、移管対象データのマイグレーション条件によるデータを選別してよい。これらのデータの選別および選別されたデータの抽出については、すでに詳しく説明した。
段階1450で、コンピュータ装置200は、抽出された移管対象データを第2組織の第3データベースに送信してよい。移管対象データは、テーブルやファイルに格納されてよく、コンピュータ装置200は、テーブルに格納されたデータをブロックの形態で個別送信または一括送信したり、ファイルを第3データベースに送信したりしてよい。送信された移管対象データは、第3データベースにインポートされてよい。実施形態によっては、移管対象データは、圧縮されテーブルやファイルに格納されてよく、第3データベースを含むシステム側で圧縮を解除した後、圧縮が解除された第3データベースに圧縮が解除されたデータをインポートしてよい。また、データの送信は、データをより迅速に移管するために並列で送信されて第3データベースにインポートされてもよい。
段階1460で、コンピュータ装置200は、第2データベースから抽出された移管対象データベースに対応するデータを第1データベースから削除してよい。このような段階1470は、保安上の削除要請が受信される場合に限って実行されてもよい。
図15は、本発明の一実施形態における、データを削除する過程の例を示した図である。一例として、コンピュータ装置200は、削除要請が受信されれば、移管対象データが抽出されて格納されたファイル1510、1520から第2組織のデータベースに移管されたデータを確認してよい。この後、コンピュータ装置200は、確認されたデータを第1組織のデータベース1530から削除することにより、移管対象データに対する保安性を高めてよい。
一方、図14の段階1410~1460は、システム分離構築方式としてマイグレーション方式が決定された場合に実行されてよい。例えば、コンピュータ装置200は、移管対象データのダウンタイム、要求されるデータの保安性、ストレージコスト、第1組織のデータベースのためのシステムと第2組織のデータベースのためのシステムの間のオペレーティングシステム、およびデータベース管理システムの同一性状態のいずれかに基づいて、システム分離構築方式をクレンジング方式およびマイグレーション方式のうちの1つに決定してよい。このようなシステム分離構築方式としてマイグレーション方式が決定される場合、図14の段階1410~1460が実行されてよい。一方、クレンジング方式は、第2データベースから移管非対象データをクレンジングして第4データベースを生成し、生成した第4データベースを第2組織として提供する方式を含んでよい。このようなクレンジング方法については、すでに詳しく説明した。
このように、本発明の実施形態によると、マイグレーション方式を利用してデータを移管することができる。また、実施形態によっては、クレンジング方式とマイグレーション方式のうちから条件に合うシステム分離構築方式を選択して組織データを移管することができる。
上述したシステムまたは装置は、ハードウェア構成要素、またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる多様な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)および前記OS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを格納、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体または装置に具現化されてもよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で格納されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されてよい。
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。前記コンピュータ読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでよい。媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体も挙げられる。プログラム命令の例は、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
170:ネットワーク
200:コンピュータ装置
210:メモリ
220:プロセッサ
230:通信インタフェース
240:入力/出力インタフェース
250:入力/出力装置

Claims (10)

  1. 少なくとも1つのプロセッサを含むコンピュータ装置の組職データ移管方法であって、
    前記少なくとも1つのプロセッサにより、第1組職の第2組職への移管対象データを含む前記第1組職の第1データベースから前記第1データベースのためのシステムアーキテクチャをエクスポート(export)する段階、
    前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記エクスポートされたシステムアーキテクチャを前記第2組織のシステムにインポート(import)して前記移管対象データを移管するターゲットデータベースである前記第2組織の第2データベースを前記第2組織のシステムに構成する段階、
    前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記第1データベースから前記移管対象データを抽出する段階、および
    前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記抽出された移管対象データを前記第2組織の第2データベースに送信する段階
    を含む、組職データ移管方法。
  2. 前記システムアーキテクチャは、前記第1データベースのシステムで使用されるテーブル構造、コンピュータプログラム、およびプロシージャのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項1に記載の組織データ移管方法。
  3. 前記抽出段階は、
    前記第1組織の構造および前記組織から分割される前記第2組織の構造を利用して、カンパニーコードレベル、ビジネス領域レベル、およびプラントレベルのうち少なくとも1つのレベルで前記移管対象データのマイグレーション条件を決定する段階
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の組織データの移管方法。
  4. 前記抽出する段階は、
    前記カンパニーコードレベルの特定のカンパニーコード、前記ビジネス領域レベルの特定のビジネス領域、または前記プラントレベルの特定のプラントに対応するビジネスオブジェクトをマッピングして、前記移管対象データの前記マイグレーション条件によるデータを選別する段階
    を含むことを特徴とする、請求項3に記載の組織データ移管方法。
  5. 前記移管対象データのダウンタイム、要求されるデータの保安性、ストレージコスト、前記第1組織の前記第1データベースのためのシステムと前記第2組織の前記第2データベースのためのシステムの間のオペレーティングシステム、およびデータベース管理システムの同一性状態、ストレージコストのうち少なくとも1つに基づいて、システム分離構築方式をクレンジング方式およびマイグレーション方式のいずれかに決定する段階
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の組織データ移管方法。
  6. 前記クレンジング方式は、前記第1データベースをコピーして生成された第3データベースで移管非対象データをクレンジングし、第4データベースを生成し、生成された第4データベースを前記第2組織として提供する方式を含むことを特徴とする、請求項1に記載の組織データ移管方法。
  7. 前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記第1データベースから抽出された移管対象データに対応するデータを前記第1データベースから削除する段階
    をさらに含む、請求項1に記載の組織データ移管方法。
  8. 前記第1データベースをコピーして第3データベースを生成する段階
    を含み、
    前記エクスポートする段階は、
    前記第3データベースから前記第1データベースのためのシステムアーキテクチャをエクスポートし、
    前記抽出する段階は、
    前記第3データベースから前記移管対象データを抽出すること
    を特徴とする、請求項1に記載の組織データ移管方法。
  9. 請求項1~7に記載の方法をコンピュータ装置に実行させるためのコンピュータプログラムが記録されている、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように実現される少なくとも1つのプロセッサ
    を含み、
    前記少なくとも1つのプロセッサにより、
    第1組織の第2組織への移管対象データを含む前記第1組織の第1データベースから前記第1データベースのためのシステムアーキテクチャをエクスポートし、
    前記エクスポートされたシステムアーキテクチャを前記第2組織のシステムにインポートして前記移管対象データを移管するターゲットデータベースである前記第2組織の第2データベースを前記第2組織のシステムに構成し、
    前記第1データベースから前記移管対象データを抽出し、
    前記抽出された移管対象データを前記第2組織の第2データベースに送信すること
    を特徴とする、コンピュータ装置。
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