JP2022038641A - 情報伝送システム - Google Patents

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【課題】伝送情報の配信履歴の改竄を効果的に防止することが可能な情報伝送システムを提供する。【解決手段】配信元2において生成された伝送情報をその近接位置にある移動体4に無線通信により送信し、又は移動してきた移動体4が保有する伝送情報をその近接位置にある配送先3に無線通信により送信する情報伝送システムにおいて、配信元2による伝送情報の生成、配信元2から移動体へ4の伝送情報の送信、移動体4から配送先3への伝送情報の送信からなる各トランザクションについてデータ化したトランザクションデータを都度生成するデータ生成手段を備え、上記データ生成手段は、生成すべきトランザクションデータに、伝送情報を送信する過程における前ステップのトランザクションデータのハッシュ値を含める。【選択図】図1

Description

本発明は、配信元において生成された伝送情報をその近接位置にある移動体に無線通信により送信し、又は移動してきた上記移動体が保有する上記伝送情報をその近接位置にある配送先に無線通信により送信する情報伝送システムに関し、伝送情報の配信履歴の改竄を効果的に防止する上で好適な情報伝送システムに関する。
近年において、大容量のコンテンツを保持した車両等で構成される移動体が、特定の路上拠点や家屋等に取り付けられた基地局に近づいた際に近距離高速無線通信規格を用いてコンテンツを伝送する、いわゆるSCF(Store-Carry-Forward)技術が提案されている。
このSCF技術では、図9に示すように各地域(エリア)において発生する様々な伝送情報を配信元72と他の配送先73との間で共有し、或いはその伝送情報を配信元72から配送先73へ伝送する基盤となるものである。このSCF技術では、このような配信元72が保有する伝送情報を配送先73に対して有線ネットワークが敷設された公衆通信網を介して送信するのではなく、移動体74にこれを搬送させる。移動体74は、上述したように人や物をそれぞれの目的地まで運ぶという目的の下で各エリアの内外を移動するものであるが、たまたまある移動体74は、配信元72の近傍を通過し、しかも配送先73と間逆の方向ではなく、配送先73に向けて接近する方向に移動している途中である場合がある。かかる場合には、配信元72から伝送情報を移動体74が受信し、配送先73に向けてこれを搬送する。そして、移動体74は、配送先73に近接したとき、この一時的に蓄積した伝送情報を配送先73に送信する。これにより、配信元72から配送先73に向けて移動体74を介した伝送情報の中継が実現されることになる。
即ち、このSCF技術では、移動体74が配信元72に近接した場合に伝送情報を無線通信により受信することでダウンロードし(Store)、この移動体74が配送先73まで移動し(Carry)、移動体74が配送先73に保有する伝送情報を無線通信により送信することでアップロードする(Forward)構成とされる。
ところで、このSCF技術を普及させるためには、このような伝送情報の配送の役割を担う移動体74、即ち、移動体74に係る車両や二輪車等の運転手や歩行者に対して報酬を支払う必要がある。移動体74に対して報酬が支払われることで、移動体74が伝送情報を伝送するメリットが生まれ、ひいては移動体74自身が積極的にこの伝送情報を伝送する動機付けとなり、SCF技術を利用したサービスの活性化、コンテンツの配信成功率、配速度の向上につながる。その結果、特に5G/B5G相当の大容量データのスループットが達成可能となり、ネットワーク特性の改善につながる。
一方、このような報酬が支払われるインフラシステムにおいては、報酬を享受したい悪意のあるユーザが、伝送情報を実際に伝送していないにもかかわらず、あたかも自らがこれを伝送したかのように伝送情報の配送履歴を書き換える可能性も留意すべきである。このため、配送履歴や報酬の書き換えが困難となるような、安全性が高く堅牢なデータベースを構築する必要があるが、これを実際に構築しようとした場合、初期費用に加え維持費が大きくかかることが予想される。また、このような堅牢なデータベースを既存のクラウドサーバによるデータの一元管理手法で実現しようとした場合、常時ネットワーク接続が可能な携帯電話回線を用いる必要が出てくる。
従来において、SCF技術とは関係なく、一般的な商品の配送に対して報酬を与える代表的なサービスに、Uber eatsがある。このUber eatsでは、商品の配送者が自ら用意したスマートフォン等のデバイスが常時クラウドサーバに接続されることを想定し、配送履歴の管理を行っている。
また、このようなサーバがいわゆる中央制御局となりデータベースを統括的に管理する手法とは異なり、配送履歴を分散的に管理する手法としてブロックチェーンがある。ビットコイン等の分野において既に実用化されているこのブロックチェーンは、マイナーと呼ばれる一部のノードがProof-of-Work(PoW)、即ちハッシュパズルを解く計算処理をコンセンサスとみなし、ブロックを生成することでセキュリティ性が確保されている(例えば、非特許文献1参照。)。
ビットコイン等で使われるPoWは、世界でも約10分に1回しか成功しないほど膨大な演算を必要とする。過去のデータの改竄を行おうとすると、同様の計算をブロックの深さ分だけ実施しなければならない。ブロックチェーン自体の伝搬は遅延を伴っても矛盾が起きないように設計されているため、ユーザの端末はクラウドサーバに常時ネットワーク接続されている必要はない。
またEthereum等においても採用されているProof-of-Stake(PoS)や、Proof-of-Importance(POI)は、PoWにおいて問題になっていた演算を無くし、ユーザが所有する資産等の情報に基づいてユーザを選定し、この選定したユーザにブロックの生成権を付与することでセキュリティ性を確保しようとするものである。
L. M. Bach, B. Mihaljevic, and M. Zagar, "Comparative analysis of blockchain consensus algorithms," in 2018 41st International Convention on Information and Communication Technology, Electronics and Microelectronics (MIPRO), May 2018, pp. 1545-1550, doi: 10.23919/MIPRO.2018.8400278.
上述したUber eatsのように、ブロックチェーンを使用することなくクラウドサービスでも改竄が困難なデータベースを運用することは事実上可能ではあるが、高度なセキュリティレベルを維持するために、ファームウェアの継続的な更新や、不正な通信を遮断するためのIPS/IDSの導入、更にはデータベースの改竄の実行を阻止するための対策等のため、維持管理コストが膨大になる虞がある。これに加えて、配送者は自身が契約している携帯電話回線によって常時クラウドサーバと接続し、配送完了通知を送信する必要がある。
非特許文献1に示すようにブロックチェーン技術を用いる場合には、配信履歴の改竄が困難なセキュリティレベルのデータベースを、実質的にエッジ端末で動作するプログラムを実装するコストと、必要であればデータ保存用のサーバを用意するためコストのみで自律分散的に維持することは可能である。
しかしながら、従来型のブロックチェーンでは、PoWの実行に多くの計算資源を必要とするために、安価なIoT機器を用いたネットワーク上で実装することは困難であるという問題点があった。
更にこのような問題を解決するために、上述したPoS、PoI等が提案されているが、実際にこれに基づいて、伝送情報の配送の役割を担った移動体に報酬を付与した場合、逆にユーザ間の貧富の差が、付与される報酬の格差にそのままつながる可能性があるという問題点があった。
そこで本発明は、上述した問題点鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、伝送情報の配送の役割を担う移動体に報酬を支払うことでSCF技術を利用した情報伝送システムを普及させる上で、伝送情報の配信履歴の改竄を効果的に防止することが可能な情報伝送システムを提供することにある。
本発明に係る情報伝送システムは、配信元において生成された伝送情報をその近接位置にある移動体に無線通信により送信し、又は移動してきた上記移動体が保有する上記伝送情報をその近接位置にある配送先に無線通信により送信する上で、トランザクションについてデータ化したトランザクションデータを都度生成し、生成すべきトランザクションデータに、伝送情報を送信する過程における前ステップのトランザクションデータのハッシュ値を含めることで、伝送情報の配信履歴の改竄を効果的に防止する。
第1発明に係る情報伝送システムは、配信元において生成された伝送情報をその近接位置にある移動体に無線通信により送信し、又は移動してきた上記移動体が保有する上記伝送情報をその近接位置にある配送先に無線通信により送信する情報伝送システムにおいて、上記配信元による上記伝送情報の生成、上記配信元から上記移動体への上記伝送情報の送信、上記移動体から上記配送先への上記伝送情報の送信からなる各トランザクションについてデータ化したトランザクションデータを都度生成するデータ生成手段を備え、上記データ生成手段は、生成すべき上記トランザクションデータに、上記伝送情報を送信する過程における前ステップのトランザクションデータのハッシュ値を含めることを特徴とする。
第2発明に係る情報伝送システムは、第1発明において、上記前ステップのトランザクションデータのハッシュ値に基づいて、上記伝送情報を送信する上記各トランザクションの経路をツリー状に表示する表示手段を更に備えることを特徴とする。
第3発明に係る情報伝送システムは、配信元において生成された伝送情報をその近接位置にある移動体に無線通信により送信し、又は移動してきた上記移動体が保有する上記伝送情報をその近接位置にある配送先に無線通信により送信する情報伝送システムにおいて、生成した上記伝送情報のハッシュ値に自らの秘密鍵により暗号化した第1署名データを生成する配信元と、上記配信元から送信されてきた上記第1署名データに自らの秘密鍵により暗号化した第2署名データを生成する移動体と、上記移動体から送信されてきた第2署名データに自らの秘密鍵により暗号化した第3署名データを生成する配送先とを備えることを特徴とする。
第4発明に係る情報伝送システムは、第3発明において、上記配送先は、第3署名データを公開鍵により復号化したものが、第2署名データと一致するか否かを確認し、上記移動体は、第2署名データを上記公開鍵により復号化したものが、第1署名データと一致するか否かを確認し、上記配信元は、第1署名データを上記公開鍵により複合化したものが伝送情報のハッシュ値と一致するか否かを確認し、上記各確認の結果に基づいて伝送情報の改竄を判定する判定手段を備えることを特徴とする。
第5発明に係る情報伝送システムは、第3発明又は第4発明において、上記移動体は、上記配信元から当該移動体への上記伝送情報の送信、当該移動体から上記配送先への上記伝送情報の送信からなるトランザクション毎にブロックを構成したブロックチェーンを形成することを特徴とする。
第6発明に係る情報伝送システムは、配信元において生成された伝送情報をその近接位置にある移動体に無線通信により送信し、又は移動してきた上記移動体が保有する上記伝送情報をその近接位置にある配送先に無線通信により送信する情報伝送システムにおいて、上記移動体は、上記配信元から当該移動体への上記伝送情報の送信、当該移動体から上記配送先への上記伝送情報の送信からなるトランザクション毎にブロックを生成しこれを構成したブロックチェーンを形成することを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、伝送情報の配送の役割を担う移動体に報酬を支払うことでSCF技術を利用した情報伝送システムを普及させる上で、伝送情報の配信履歴の改竄を効果的に防止することが可能な情報伝送システムを提供することが可能となる。
図1は、本発明を適用した情報伝送システムが適用される情報ネットワークインフラ基盤のコンセプトを示す図である。 図2は、情報伝送システムが利用するSCF(Store-Carry-Forward)技術について説明するための図である。 図3は、本発明を適用した情報伝送システムの処理動作において実行されるトランザクションについて説明するための図である。 図4は、トランザクションデータの例を示す図である。 図5は、伝送情報を伝送していく上での個々のトランザクションの伝送経路をツリー化したトランザクションツリーを示す図である。 図6は、デジタル署名の重ね書きによる不正なトランザクション生成の防止について説明するための図である。 図7は、PoFによるコンセンサスに用いたブロックチェーンについて説明するための図である。 図8は、PoFによるコンセンサスに用いたブロックチェーンについて説明するための他の図である。 従来技術について説明するための図である。
以下、本発明を適用した情報伝送システムについて、図面を参照しながら詳細に説明をする。
図1は、本発明を適用した情報伝送システム1のコンセプトを示す図である。情報伝送システム1は、各地域(エリア)において発生する様々な伝送情報を配信元2と他の配送先3との間で共有し、或いはその伝送情報を配信元2から配送先3へ伝送する基盤となるものである。特にこの情報伝送システム1は、各配信元2から伝送情報を配送先3へ共有・転送するばかりではなくこれを各地域にフィードバックすることで積極的に活用を促し、消費させるための基盤を提供するものでもある。配信元2、配送先3はそれぞれ建物や路上拠点、自動販売機等に取り付けられた固定基地局で構成されるが、これに限定されるものでは無く、車両や二輪車、ロボット等に取り付けられた移動型の基地局として構成されていてもよい。
情報伝送システム1は、更に人や物をそれぞれの目的地まで運ぶという目的の下で各エリアの内外を移動する移動体4を備える。この移動体4は、車両、二輪車、バス、トラック、タクシー、ドローン、航空機、ロボット等で構成されるがこれに限定されるものでは無く、人も含まれる。
この情報伝送システム1は、更に総合制御サーバ10を備えている。総合制御サーバ10は、配信元2、配送先3、移動体4を制御及び管理するために配設されている。総合制御サーバ10は、実際に伝送情報の配信履歴の改竄を効果的に防止するための以下に詳述する各種制御を実行する。
情報伝送システム1を構成する各エリアにおいては、見守り、買い物難民、交通安全、防犯、防災や減災、娯楽、観光業や商業、見廻り(御用聞き)ビジネス等を例に挙げたとき、各事件やイベントに応じた救助要請や顧客による要望が各エリアにおいて発生し、このような救助要請や要望等が反映された伝送情報が発生する。このような伝送情報が発生し、又各地で発生した伝送情報が送られてきてこれを一時的に保有する局が配信元2である。伝送情報は、その取得を希望する配送先3に向けて伝送されることが前提の情報であるため、伝送したい宛先に関する情報もこれに含まれている。従って、情報伝送システム1では、配信元2から、この伝送情報が伝送したい宛先に相当する配送先3に向けて伝送するための処理動作を実行することになる。即ち。配信元2がこの伝送情報を保有しているとき、その伝送情報の取得を希望する配送先3へ伝送し、或いはその伝送情報を配信元2と配送先3との間で共有することにより、最適なサービスやアシスト、或いは最適な情報配信を各エリアごとに提供することが可能となる。
本発明を適用した情報伝送システム1では、このような配信元2が保有する伝送情報を配送先3に対して有線ネットワークが敷設された公衆通信網を介して送信するのではなく、移動体4にこれを搬送させる。移動体4は、上述したように人や物をそれぞれの目的地まで運ぶという目的の下で各エリアの内外を移動するものであるが、たまたまある移動体4は、配信元2の近傍を通過し、しかも配送先3と間逆の方向ではなく、配送先3に向けて接近する方向に移動している途中である場合がある。かかる場合には、配信元2から伝送情報を移動体4aが受信した上でこれを蓄積し、更に配送先3に向けてその伝送情報を搬送する。
他の移動体4aは、一時的に蓄積した伝送情報を配送先3に送信する。これにより、配信元2から配送先3に向けて移動体4を介した伝送情報の中継が実現されることになる。配信元2と移動体4との無線通信、並びに移動体4と配送先3との無線通信は、近距離高速無線通信規格に基づいて行うようにしてもよいがこれに限定されるものでは無く、ブロードバンド通信も含め、いかなる無線通信規格に基づいて実行するようにしてもよい。
このように、本発明を適用した情報伝送システムによれば、大容量のコンテンツを保持した車両等で構成される移動体4を介して配信元2から配送先3へ伝送情報を伝送する、いわゆるSCF(Store-Carry-Forward)技術が提案されている。このSCF技術では、図2に示すように移動体4が配信元2に近接した場合に伝送情報を無線通信により受信することでダウンロードし(Store)、この移動体4が配送先3まで移動し(Carry)、移動体4が配送先3に保有する伝送情報を無線通信により送信することでアップロードする(Forward)構成とされる。
なお、移動体4は、一の移動体4のみで伝送情報を配信元2から配送先3へ搬送する場合に限定されるものでは無く、複数の移動体4により中継させて伝送情報を伝送してもよい。かかる場合にこの移動体4間の中継は、上述した近距離高速無線通信規格に基づいて行うようにしてもよいがこれに限定されるものでは無く、いかなる無線通信規格に基づいて実行するようにしてもよい。
更に、この複数の移動体4により伝送情報を中継させる場合、この移動体4間に更に伝送情報の伝送を中継する1以上の図示しない固定中継局により中継をさせるものであってもよい。
このようなSCF技術を適用する上で、伝送情報の配送の役割を担う移動体4、即ち、移動体4に係る車両や二輪車等の運転手や歩行者に対して報酬を支払う必要がある。本発明においては、報酬を享受したい悪意のあるユーザが、伝送情報を実際に伝送していないにもかかわらず、あたかも自らがこれを伝送したかのように伝送情報の配送履歴を書き換える可能性を防止するため、以下に説明するような処理動作を実行する。
上述したSCFにおける、Store、Carry、Forwardをそれぞれ実行する上で、伝送情報の受け渡しが行われるアクションは、配信元2から移動体4への伝送情報の無線通信(Store)と、移動体4から配送先3への伝送情報の無線通信(Forward)の2種類となる。このような無線通信を行う上では、伝送情報は、数Gbpsを佑に超えるミリ波帯域の近距離高速無線通信を用いる。これにより、伝送情報が仮に大容量のコンテンツであっても、携帯回線等を使用するよりはるかに高速な配信が可能となる。また、配信元2、配送先3、移動体4の各ノードはそれぞれ公開鍵暗号により生成された公開鍵と、秘密鍵を所有していることが前提となる。公開鍵は、全ユーザがアクセス可能な暗号鍵であり、秘密鍵は、その所有者のみでしかアクセスできない暗号鍵である。
本発明を適用した情報伝送システム1の処理動作は、3種類のトランザクション(配送履歴)に分類することができる。このトランザクションの分類は、図3に示すように配信元2による上記伝送情報の生成(以下、GENという。)、配信元2から移動体4への伝送情報の送信(以下、Txという。)、移動体4から配送先3への伝送情報の送信(Rx)で構成される。
本発明を適用した情報伝送システム1の処理動作は、配送履歴が改竄されることなく矛盾無く管理するため、以下に説明する3種類から構成される。1つ目は、トランザクションツリーによる伝送情報の遷移履歴の追従であり、2つ目は、デジタル署名の重ね書きによる不正なトランザクション生成の防止であり、3つ目がProof-Of-Forwarding(PoF)によるコンセンサスに用いたブロックチェーンである。以下、各種について詳述する。
トランザクションツリーによる伝送情報の遷移履歴の追従
本発明を適用した情報伝送システム1は、以下に説明するトランザクションツリーにより伝送情報の遷移履歴を追従することで伝送情報の配送履歴の改竄を防止する。トランザクションツリーは、上述した個々のトランザクション(GEN、Tx、Rx)をそれぞれデータ化したトランザクションデータを都度生成する。
図4は、トランザクションデータの例を示している。トランザクションデータは、トランザクションの種類(GEN、Tx、Rx)、伝送すべき伝送情報のハッシュデータ、秘密鍵による署名情報、各種アカウント情報やタイムスタンプ等が記述されたテキストデータで構成される。このトランザクションデータには、更に伝送情報を送信する過程における前ステップのトランザクションデータのハッシュ値を含めることが前提となる。
ここでいう伝送情報を送信する過程における前ステップとは、上述したトランザクションが、GEN→Tx→Rxと順に進む各ステップにおける前ステップのトランザクションをいう。例えば、Txにとっては、前ステップは、GENであり、Rxにとって前ステップは、Txである。但し、この前ステップは直前のステップのみならず更にその以前にある全てのステップを含めてもよい。また、Rxが複数段階に亘り行われるのであれば、前段階のRxによる移動体4から配送先3への伝送情報の送信のステップも前ステップに含まれる。
トランザクションデータには、このような前ステップのトランザクションデータのハッシュ値を含めておく(図4に示す「Prev.Trans.Hash」)。即ち、トランザクションの各ステップについて、図4に示すようなトランザクションデータを生成する。あるトランザクションデータを生成しようとする場合、その前ステップのトランザクションデータについて図4に示すようなテキストデータが生成されているため、そのハッシュ値を求めることで、これを含めておくことができる。
このような前ステップのトランザクションデータのハッシュ値を含めることにより、前ステップのトランザクションを追跡することができ、更にその前ステップのトランザクションデータから更にその前ステップのトランザクションデータを追跡することができる。その結果、伝送情報を伝送していく上での個々のトランザクションの伝送経路を取得することが可能となる。
図5は、このような伝送情報を伝送していく上での個々のトランザクションの伝送経路をツリー化したトランザクションツリーを示している。子ノードからトランザクションツリーをトレースすることでデータの受け渡し履歴を特定することができる。これの上述した前ステップのトランザクションデータのハッシュ値を次ステップのトランザクションデータに含めておくことで実現することができる。
このようなトランザクションツリーを構成することにより、時刻を利用した単純な履歴管理手法と比較して、エッジデバイス、即ち配信元2と移動体4との間や、移動体4や配送先3との間で仮に時刻同期のズレが発生しえる状況であっても、各トランザクションの前後関係の把握が可能となる。これに加えて、このようなトランザクションツリーを構成することにより、仮に途中のトランザクションが欠損している状態を検出することが可能となる。
時刻同期のズレの点については、例えば図5に示すように、配信元2が伝送情報を生成し(GEN)、移動体4a、4b、4cへこれを受け渡し(Tx)、移動体4aが配送先3-2へ、また移動体4bが配送先3-1、更に配送先3-3へ、伝送情報を伝送したものと仮定する(Rx)。後ステップである子トランザクションは、前ステップである親トランザクション参照することで、このようなトランザクションツリーを描くことができる。Rxのトランザクションからツリー構造をトレースすることで、配信完了までに伝送情報が遷移した履歴を特定することが可能となる。この図5の例の場合、配送先3-2からトレースすることにより、移動体4aは伝送情報の配信を1回完了しており、配送先3-3からトレースすることにより、移動体4bは伝送情報の配信を2回完了していることを確認することができる。このような伝送情報の配信に貢献した移動体4a、4bに報酬を付与することが可能となる。一方、伝送情報の配信に何ら貢献の無かった移動体4cには報酬が付与されない。
仮にエッジデバイス間で時刻のズレが発生しえる状況であっても、各トランザクションの前後関係を容易に追跡することが可能となる。
また、図5に示すように、何らかの理由で配送先3-1のトランザクションに関するトランザクションデータが総合制御サーバ10に遅れて到着するものとする。総合制御サーバは、配送先3-3からトレースを試みても配送先3-1が存在しないため、配信元2(GEN)まで遡ることができず、その時点で欠損したトランザクションが存在することを確認することができる。トランザクションの欠損時は、例えば狭帯域回線を使用し、分散システム内でトランザクションの検索等を実施することで該当するハッシュ値を持つトランザクションを探索することで実現することができる。このようにしてトランザクションの欠損を容易に検出することができる。
なお総合制御サーバ10は、このような前ステップのトランザクションデータのハッシュ値に基づいて各トランザクションの経路をツリー状に描画した画像等を図示しないディスプレイ上に表示してもよい。これにより、ユーザによるトランザクションの経路履歴の確認を容易に実現できる。
デジタル署名の重ね書きによる不正なトランザクション生成の防止
一般的な郵便物の宅配サービスでは、宅配業者が荷物を住民に届け、伝票に住民から署名をもらって宅配が完了となる。もし署名が誰にでも生成できるのであれば、移動体4は伝票を偽造し不当に配送実績を増やすことが可能であるが、配送先3しか生成できない唯一無二の署名であれば同様の問題は無くなる。本実施形態では、このような従来の宅配サービスの仕組みをデジタル署名により実現する。
デジタル署名は、伝送すべき伝送情報を要約したダイジェスト値を秘密鍵で暗号化した値を、伝送情報とセットで管理する。このダイジェスト値は、伝送情報のハッシュ値で構成するようにしてもよい。伝送情報のハッシュ値を秘密鍵で暗号化して管理することで、伝送情報の生成者、即ち配信元2が偽装されないことを保証するものである。本実施形態においては、移動体4、配送先3ともにそれぞれの秘密鍵を用いてデジタル署名を用いることで移動体4、並びに配送先3の偽造を防止する。
図6に示すように、伝送情報における署名の値として、配信元2(GEN)においては、配信元2が最初に生成した署名データとして署名Aを秘密鍵とする。配信元2は、自ら生成した伝送情報のハッシュ値を出し、そのハッシュ値に、自らの秘密鍵により暗号化した第1署名データを生成する。配信元2は、第1署名データを移動体4へ送信する。移動体4は、配信元2から送信されてきた第1署名データに自らの秘密鍵により暗号化した第2署名データを生成する。移動体4は生成した第2署名データを配送先3へ送信する。配送先3は、移動体4から送信されてきた第2署名データに自らの秘密鍵により暗号化した第3署名データを生成する。配送先3は、この第3署名データを保有する。
このような第1署名データ~第3署名データは、各配信元2、配送先3、移動体4がそれぞれ保有する公開鍵による復号化することで内容の検証を行うことができる。先ず配送先3は、自ら保有する公開鍵により第3署名データを復号化する。そして、この配送先3は、この復号化したものが、第2署名データと一致するか否かを確認する。同様に移動体4は、第2署名データを自らの公開鍵で復号化し、第1署名データと一致するか否かを確認する。同様に配信元2は、第1署名データを復号化し、伝送情報のハッシュ値と一致するか否かを確認する。
各署名データを復号したものについての一致度の判定の結果、仮に不一致の場合には、伝送情報が偽造されていることを発見することができる。これに対して、このような一致度の判定の結果、一致しているのであれば伝送情報が偽造、ひいては配送履歴の改竄が行われていないことを確認することができる。この確認は、総合制御サーバ10を含むいずれの参加者も任意で実施可能である。
このようなプロセスを実行することで、Rxのトランザクションを行う場合には、必ず移動体4からの伝送情報の伝送に加え、第1署名データから順に秘密鍵で順次暗号化されてきた第3署名データを通じた認証が必須となり、これにより配信履歴の改竄を防止できる。
Proof-Of-Forwarding(PoF)によるコンセンサスに用いたブロックチェーン
本実施形態においては、ネットワーク内における悪意のあるトランザクションノードが、後から配送履歴を書き換え、既に配送済みの配送先3に対して重複して伝送情報を配信し、報酬の横領を実行しようとする場合を考える。具体的には、図7に示すように、移動体4cの悪意により、配送先3-2へ同じ伝送情報が2回配信される場合を例に挙げて説明をする。
本実施形態においては、トランザクションツリーを改竄不可能な形で保持するため、ブロックチェーンを用いる。このブロックチェーンでは、図8に示すように、配信元2から移動体4への伝送情報の送信、移動体4から配送先3への伝送情報の送信からなるトランザクション毎にブロックを構成したブロックチェーンを形成する。このブロックの生成は、いずれも移動体4が実行する。このブロックチェーンでは、ノード間の直接通信による大容量コンテンツの配信を合意形成(コンセンサス)とみなす。一般的なブロックチェーンのPoWが、計算をコンセンサスに利用するのに対して、本実施形態においては、通信をコンセンサスに用いる。即ち、各通信が行われる毎にコンセンサスを通じてブロックが形成される仕組みであり、これをProof-Of-Forwarding(PoF)という。
本実施形態においては、伝送情報が配送先3に送られた場合、即ちRxのトランザクションが生成されたタイミングで移動体4は、ブロックチェーンにおけるブロックを1つ生成する。ちなみに、この生成するブロックの構成は従来の構成とほぼ同様であり、ブロックヘッダにはタイムスタンプや前ブロックのハッシュ値を含むようにしてもよい。
このようなPoFによるブロックチェーンを構成しておくことにより、仮に悪意による重複配信を通じてトランザクションツリーが改竄されようとした場合には、ブロックチェーンが枝分かれすることになる。一般的なブロックチェーン技術では、最も長いチェーンを正しいチェーンと見なすため、枝分かれしたチェーンは有効と見なされないことになり、悪意による重複配信を即座に判別することが可能となる。
また、このような悪意のある重複配信のトランザクションを正しいチェーンに挿入しようとしても、既に配送先3-2への配信が終了していることが明らかとなっている。このため、このような悪意のあるトランザクションは破棄せざるを得ないこととなる。
ちなみに、このProof-Of-Forwarding(PoF)によるコンセンサスに用いたブロックチェーンの処理動作は、デジタル署名の重ね書きによる不正なトランザクション生成の防止に関する処理動作と共に実行することでより優れた効果を発揮させることができる。
即ち、PoFによるブロックチェーンの処理動作は、計算リソースを使用する代わりに、通信リソースを使用したコンセンサスメカニズムである。無線通信は電波法により、出力電力も制限されることから、通信速度に上限が発生する。また拠点間の移動速度も道路交通法により制約される。このためPoFでは、従来のPoWのようにコストをかけることにより無尽蔵に性能を上げられる懸念が無くなる。これにより、従来のブロックチェーンにおいて問題とされていた、中央集権化(即ち、計算資源を多く保持しているノードによるブロックチェーンの支配)の問題点も解消することができる。
これに加えて、データの改竄により不正に報酬を得ることを試みるノードがネットワーク内に存在したものと仮定した場合、ブロックチェーンでは、悪意のあるグループまたは個人により、ネットワーク全体の採掘速度の51%(50%以上)を支配し、不正な取引を行う、いわゆる51%攻撃が実行される容易にデータが改竄されてしまう。これに対して本発明では、PoFとデジタル署名の重複化により、ブロックの生成には、移動体4の物理的な移動が必須となるため、51%攻撃は心理的にも敷居が高いものとなるという効果もある。
なお、本発明を適用した情報伝送システムでは、上述したStore、Carry、Forwardをそれぞれ実行するSCFを例に挙げて説明をしたが、これに限定されるものではない。少なくとも配信元2から移動体4への伝送情報の無線通信(Store)、移動体4から配送先3への伝送情報の無線通信(Forward)の何れかを行うシステムであれば、上述したSCFを全て実行するシステム以外も適用することができる。
1 情報伝送システム
2 配信元
3 配送先
4 移動体
10 総合制御サーバ
72 配信元
73 配送先
74 移動体

Claims (6)

  1. 配信元において生成された伝送情報をその近接位置にある移動体に無線通信により送信し、又は移動してきた上記移動体が保有する上記伝送情報をその近接位置にある配送先に無線通信により送信する情報伝送システムにおいて、
    上記配信元による上記伝送情報の生成、上記配信元から上記移動体への上記伝送情報の送信、上記移動体から上記配送先への上記伝送情報の送信からなる各トランザクションについてデータ化したトランザクションデータを都度生成するデータ生成手段を備え、
    上記データ生成手段は、生成すべき上記トランザクションデータに、上記伝送情報を送信する過程における前ステップのトランザクションデータのハッシュ値を含めること
    を特徴とする情報伝送システム。
  2. 上記前ステップのトランザクションデータのハッシュ値に基づいて、上記伝送情報を送信する上記各トランザクションの経路をツリー状に表示する表示手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1記載の情報伝送システム。
  3. 配信元において生成された伝送情報をその近接位置にある移動体に無線通信により送信し、又は移動してきた上記移動体が保有する上記伝送情報をその近接位置にある配送先に無線通信により送信する情報伝送システムにおいて、
    生成した上記伝送情報のハッシュ値に自らの秘密鍵により暗号化した第1署名データを生成する配信元と、
    上記配信元から送信されてきた上記第1署名データに自らの秘密鍵により暗号化した第2署名データを生成する移動体と、
    上記移動体から送信されてきた第2署名データに自らの秘密鍵により暗号化した第3署名データを生成する配送先とを備えること
    を特徴とする情報伝送システム。
  4. 上記配送先は、第3署名データを公開鍵により復号化したものが、第2署名データと一致するか否かを確認し、
    上記移動体は、第2署名データを上記公開鍵により復号化したものが、第1署名データと一致するか否かを確認し、
    上記配信元は、第1署名データを上記公開鍵により複合化したものが伝送情報のハッシュ値と一致するか否かを確認し、
    上記各確認の結果に基づいて伝送情報の改竄を判定する判定手段を備えること
    を特徴とする請求項3記載の情報伝送システム。
  5. 上記移動体は、上記配信元から当該移動体への上記伝送情報の送信、当該移動体から上記配送先への上記伝送情報の送信からなるトランザクション毎にブロックを構成したブロックチェーンを形成すること
    を特徴とする請求項3又は4記載の情報伝送システム。
  6. 配信元において生成された伝送情報をその近接位置にある移動体に無線通信により送信し、又は移動してきた上記移動体が保有する上記伝送情報をその近接位置にある配送先に無線通信により送信する情報伝送システムにおいて、
    上記移動体は、上記配信元から当該移動体への上記伝送情報の送信、当該移動体から上記配送先への上記伝送情報の送信からなるトランザクション毎にブロックを構成したブロックチェーンを形成すること
    を特徴とする情報伝送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023228387A1 (ja) * 2022-05-26 2023-11-30 日本電気株式会社 移動体、暗号鍵配送システム、暗号鍵配送方法およびプログラム

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