JP2022038176A - 制御装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】仮想視点画像を生成に用いられる撮影装置を適切に制御する。【解決手段】制御装置は、仮想視点画像生成の対象となる領域に対して注目領域を設定する設定手段と、仮想視点画像生成の対象となる領域を撮影する複数の撮影装置のうち、撮影範囲内に注目領域の少なくとも一部が含まれる撮影装置の撮影範囲を、注目領域に応じた撮影範囲に調整するための調整パラメータを生成する調整手段と、を有する。そして、制御装置は、調整手段により生成された調整パラメータに基づいて撮影装置の撮影範囲を制御する。【選択図】図5

Description

本発明は、撮影装置を制御する技術に関する。
従来、異なる位置に設置された複数の撮影装置によって複数の異なる方向から同期して被写体等を撮影し、それら撮影により得られた複数の撮影画像を用いて仮想視点画像を生成する技術が知られている。仮想視点画像は、撮影装置の設置位置に限定されない仮想的な視点における見え方を表す画像である。
仮想視点画像を生成可能な領域は、複数の撮影装置によって複数の異なる方向から撮影される実空間の領域である。このため、仮想視点画像の画質を上げるには、その実空間の領域を撮影している複数の撮影装置の撮影画像を高解像度化すればよい。なお特許文献1には、複数の撮影装置で撮影するシステムにおいて、ある撮影装置の画角変更によって撮影不可となった範囲を、別の撮影装置の画角を変更して撮影することで補う技術が開示されている。
特開2018-180305号公報
複数の撮影装置により複数の異なる方向から被写体等を撮影するシステムに対する特許文献1の技術の適用例として、ある撮影装置の撮影不可範囲を補うために、別の撮影装置の画角を広げて広範囲を撮影することが考えられる。しかしながら、撮影装置の画角を広げて広範囲を撮影した場合の被写体像等は、撮影画像に対して相対的に小さくなるため解像度が落ちることが考えられる。
そこで、本開示は、仮想視点画像に用いられる撮影装置を適切に制御することを目的とする。
本開示の制御装置は、仮想視点画像生成の対象となる領域に対して注目領域を設定する設定手段と、前記仮想視点画像生成の対象となる領域を撮影する複数の撮影装置のうち、撮影範囲内に前記注目領域の少なくとも一部が含まれる撮影装置の撮影範囲を、前記注目領域に応じた撮影範囲に調整するための調整パラメータを生成する調整手段と、を有し、前記調整手段により生成された調整パラメータに基づいて前記撮影装置の撮影範囲を制御することを特徴とする。
本開示によれば、仮想視点画像に用いられる撮影装置を適切に制御することができる。
システム構成を示す図である。 複数のカメラの配置例を示す図である。 カメラグループの撮影画界の例を示す図である。 制御装置のハードウェア構成例を示す図である。 制御装置の機能構成例を示す図である。 撮影パラメータ管理データの例を示す図である。 第1の実施形態に係る画界調整制御のフローチャートである。 第1の実施形態に係る撮影画界調整処理の説明図である。 第2の実施形態に係る画界調整制御のフローチャートである。 第2の実施形態に係る撮影画界調整処理の説明図である。 第3の実施形態に係る画界調整制御のフローチャートである。 第3の実施形態に係る撮影画界調整処理の説明図である。
以下、本実施形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例にすぎず、本実施形態は図示された構成に限定されるものではない。また同一の構成または処理については、同じ参照符号を付して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、仮想視点画像を生成する本実施形態に係る画像処理システム10の構成の一例を示している。画像処理システム10は、カメラ部100、ハブ131、UI(User Interface)部136、制御装置132、画像生成装置133、および仮想視点設定部134を有する。カメラ部100は複数のカメラグループ(以下、カメラGr101~110とする)からなり、カメラGr101~110はそれぞれが複数の撮影装置を有する。本実施形態において、一つのカメラGr(カメラグループ)が有する各撮影装置は、後述するように、カメラと当該カメラが搭載された雲台とからなるカメラユニットとして構成されているとする。
図2は、カメラ部100に含まれる複数のカメラGr101~110の配置の一例を示している。カメラGr101~110は、撮影対象となる例えば競技場を取り囲むように配置されており、その撮影対象の競技場をそれぞれ異なる方向から撮影して、仮想視点画像の生成に用いられる複数の撮影画像を取得する。撮影エリア200は、複数のカメラGr101~110によって複数の異なる方向から撮影される実空間を表した領域であり、仮想視点画像生成の対象となる領域である。すなわち仮想視点画像は、この撮影エリア200を複数のカメラGr101~110によって複数の異なる方向から撮影した複数の撮影画像を用いて生成される。このため、カメラ部100においては、その撮影エリア200内の全ての位置を複数の異なる方向から撮影した撮影画像を取得可能となるように、各カメラGr101~110の配置および撮影方向が設定されている。また詳細については後述するが、一つのカメラGrに属する複数の撮影装置(カメラユニット)は、それぞれがほぼ同方向から撮影エリア200を撮影するように配置されている。
なお、カメラ部100に含まれるカメラGrの数は、カメラGr101~110のような10個でなくてもよく、さらに多数でもよいし、あるいは9個以下でもよく、仮想視点画像を生成できるのであれば特に限定されない。また、カメラ部100に含まれる各カメラGrの配置は、撮影エリア200を全方向から取り囲むような配置に限定されるものではない。また、カメラ部100に含まれる各カメラGrの設置場所は、競技場に限らず、劇場やライブステージなどであってもよい。
カメラ部100の各カメラGrに属する各カメラは、例えばデジタルカメラであるとする。なお、各カメラは、静止画像または動画像のいずれかを撮影するカメラであってもよいし、静止画像と動画像の両方を撮影するカメラであってもよい。本実施形態では、画像という文言を、特に断りがない限り静止画及び動画を含むものとして説明する。また本実施形態の説明では、各構成要素間で通信される画像データを簡略化して画像と記している。また本実施形態では、撮像センサを有する撮像部と光線を撮像センサに集めるレンズ系とを少なくとも含むカメラと当該カメラが搭載された雲台とを含む撮影装置を、カメラユニットと呼んでいる。本実施形態の画像処理システム10は、カメラ部100に含まれる複数のカメラGrによって取得された複数の撮影画像を用いて、撮影エリア200内で発生するシーンの仮想視点画像を生成可能なシステムである。
図3は、カメラGr101~110のうちの一つのカメラGr(図3の例ではカメラGr101とする)に属する各カメラユニット1011~1014における撮影画界の一例を示した図である。本実施形態において、撮影画界(単に「画界」とのみ呼ぶ場合もある)とは、カメラが写し込める実撮影範囲のことであり、カメラが備えている撮像センサのサイズやレンズの焦点距離、撮影距離によって変わるものである。図3に示すように、カメラGr101は、四つのカメラユニット1011~1014をグループとして有している。
カメラユニット1011は、カメラ1011aと当該カメラ1011aが搭載される雲台1011bとによって構成されている。カメラユニット1012、1013、1014も同様に、それぞれ、カメラ1012aと雲台1012b、カメラ1013aと雲台1012c、カメラ1014aと雲台1014bとにより構成されている。各雲台は、制御装置132から出力される制御コマンドによってパン方向とチルト方向の少なくともいずれかを変更可能な、例えば電動型の雲台であるとする。なお、カメラGr101を構成するカメラユニットの数は、当該カメラGr101の位置においてグループ内の各カメラユニットにより撮影エリア200の全ての領域を撮影できるのであればよく、図3のような四つに限定されるものではない。またカメラユニットは、パン方向とチルト方向の駆動が可能な電動型雲台を備えていない構成であってもよい。
図3に示した撮影画界311は、カメラユニット1011により撮影される撮影範囲を示している。同様に、撮影画界312は、カメラユニット1012による撮影範囲、撮影画界313はカメラユニット1013による撮影範囲、撮影画界314はカメラユニット1014による撮影範囲を示している。これら撮影画界311、312、313、314の各撮影範囲の論理和をとると、撮影エリア200を全て撮影できていることがわかる。また図3の注目領域201は、撮影エリア200内において特に高解像度の仮想視点画像を生成したい領域を示している。
前述のように配置された各カメラGr101~110によって撮影された複数の撮影画像は、ハブ131を介して制御装置132と画像生成装置133とに送られる。
制御装置132は、UI部136を介してユーザ操作に基づく指示を受け付け可能となされている。UI部136は、操作用のGUI(Graphical User Interface)を表示する表示部と、マウスやキーボード、操作ボタン、タッチパネルなどの操作部とを有し、ユーザによる操作を受け付ける。UI部136は、ユーザ操作を受け付けると、そのユーザ操作に応じた指示情報を制御装置132に送る。なお、UI部136は、後述する仮想視点を指定するユーザ操作の受け付けも可能となされており、当該仮想視点の指定を受け付けた場合にはその指定情報を仮想視点設定部134に送る。
制御装置132は、UI部136からユーザ操作による指示情報を受け付けると、その指示情報に基づく制御コマンドを出力して、カメラ部100の各カメラGr101~110に含まれる各カメラユニットを制御する。具体的に説明すると、制御装置132は、UI部136からユーザ操作に応じた指示情報を取得し、その指示情報に基づいて、撮影時の設定指示や撮影方向を指示する制御コマンドを生成して各カメラGr101~110のカメラユニットに送信する。各カメラユニットに対する撮影時の設定指示や撮影方向の指示などは、撮影パラメータの設定により行われる。カメラユニットの撮影パラメータには、カメラに関する撮影パラメータと雲台に関する撮影パラメータとが含まれる。カメラに関する撮影パラメータには、焦点距離の値、フォーカス値、絞り値などが含まれる。なお、カメラの焦点距離は、光学ズームにおけるズーム値(ズーム倍率)を変更することにより任意の値に設定可能になされている。雲台に関する撮影パラメータには、パン値(パン角度)やチルト値(チルト角度)などの撮影方向を設定するための値が含まれる。その他、撮影パラメータには撮影位置も含めることができ、撮影位置はカメラユニットを設置した位置に応じて例えばユーザ操作による指示情報を介して設定することができる。
また制御装置132は、仮想視点画像生成の対象となる領域内の特定の空間の高解像度撮影画像を取得して高解像度の仮想視点画像を生成可能にするために、カメラGrに属する各カメラユニットの撮影パラメータを適宜調整制御する機能をも有する。このため、本実施形態の制御装置132は、仮想視点画像生成の対象となる領域における特定の空間として、注目領域を設定する。さらに、制御装置132は、複数のカメラユニットのうち、撮影画界内(撮影範囲内)に注目領域の少なくとも一部が含まれるカメラユニットの撮影画界を、その注目領域に応じた画界に調整するための調整パラメータを生成する。そして、制御装置132は、調整パラメータに基づいて、それらカメラユニットを制御する制御コマンドを生成して送信する。本実施形態の制御装置132は、このように、撮影画界内に注目領域の少なくとも一部が含まれるカメラユニットの撮影画界を、注目領域に応じた画界に調整することにより、それらカメラユニットによって注目領域を高解像度で撮影した画像を取得可能とする。すなわち注目領域を高解像度で撮影した画像を取得することにより、後述する画像生成装置133は、注目領域について高解像度の仮想視点画像を生成することが可能となる。
詳細は後述するが、第1の実施形態の制御装置132は、特定の空間の高解像度撮影画像を取得するために、カメラGrに属する各カメラの撮影パラメータのうち、撮影画界に注目領域が含まれるカメラについて、焦点距離を適宜調整制御する。焦点距離の調整制御は、光学ズームのズーム値を調整することにより行われる。
仮想視点設定部134は、ユーザ操作に基づいて指定された仮想視点、あるいは自動で指定された仮想視点を設定する。そして、仮想視点設定部134は、その指定された仮想視点の位置と方向を示す視点情報を画像生成装置133に送る。
画像生成装置133は、ハブ131を介してカメラ部100から取得した複数の撮影画像と、仮想視点設定部134にて設定された仮想視点の位置と方向を示す視点情報とを基に、仮想視点画像を生成する。
画像生成装置133は、カメラ部100より取得した複数の撮影画像から、各撮影画像内の所定のオブジェクト領域とその他の領域とを分離する処理を実行し、その分離処理によって分離した所定のオブジェクト領域から3Dモデルを生成する。本実施形態において、所定のオブジェクト領域は、例えば競技場内の選手や審判、ボールなどのような前景となる被写体領域である。分離処理では、撮影画像から、選手などの被写体領域である前景領域と、それ以外の領域である背景領域と、を分離する処理が行われる。これにより、画像生成装置133では、選手や審判、ボールなどの3Dモデルが生成される。
そして、画像生成装置133は、仮想視点設定部134にて指定された仮想視点の位置と方向を示す視点情報を取得し、その仮想視点の位置と方向に応じて3Dモデルを用いたレンダリング処理を行う。これより、画像生成装置133では、指定された仮想視点における見えを表す仮想視点画像が生成される。本実施形態における仮想視点画像には、ユーザが任意に指定した視点に対応する任意視点画像(自由視点画像)が含まれる。また、複数の候補からユーザが指定した視点に対応する画像や、装置が自動で指定した視点に対応する画像も、仮想視点画像に含まれる。
前述のようにして生成された仮想視点画像は、例えば視聴者が保持する視聴端末(不図示)などに送信される。これにより、その視聴端末において仮想視点画像が表示される。
本実施形態のように、撮影画像から仮想視点画像を生成する処理には、Visual Hullなどの既知の方法を用いることができる。なお、仮想視点画像を生成するアルゴリズムは、これに限るものではなく、ビルボード方式など、3Dモデルを作らない方式でもよい。
画像処理システム10の構成は、図1に示した構成に限定されるものではない。カメラ部100に含まれる複数のカメラユニットは、制御装置132や画像生成装置133に直接接続されていてもよいし、カメラ同士がデイジーチェーンで接続されていても良い。画像生成装置133は、単一の装置として構成されていてもよいし、互いに接続された複数の装置により構成されていてもよい。また、制御装置132がUI部136を内部に有していてもよいし、制御装置132と画像生成装置133とが一体となって構成されていてもよい。画像処理システム10に含まれる各装置は、有線で接続されていてもよいし、無線で接続されていてもよい。
図4は、制御装置132のハードウェア構成の一例を示した図である。
制御装置132は、CPU401、ROM402、RAM403、補助記憶装置404、通信I/F405、及びバス406を有する。
CPU401は、本実施形態に係るプログラムを含むコンピュータプログラムを実行することで制御装置132の全体を制御し、また各種データ処理を行う。なお、制御装置132がCPU401とは異なる1又は複数の専用のハードウェアを有し、CPU401による処理の少なくとも一部を専用のハードウェアが実行してもよい。専用のハードウェアの例としては、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、およびDSP(デジタルシグナルプロセッサ)などがある。
ROM402は、変更を必要としないプログラムやパラメータを格納する。RAM403は、ROM402や補助記憶装置404から供給されるプログラムやデータ、通信I/F405を介して外部から供給されるデータなどを一時記憶する。補助記憶装置404は、例えばハードディスクドライブ等で構成され、コンピュータプログラムや、画像および音声などの種々のコンテンツデータを記憶する。本実施形態に係るプログラムは、補助記憶装置404に記憶されていてもよいし、ROM402に記憶されていてもよい。本実施形態に係るプログラムは例えばRAM403に展開されてCPU401により実行される。
通信I/F405は、カメラ部100や画像生成装置133などの外部の装置との通信を行う。例えば、制御装置132が外部の装置と有線で接続される場合には、通信用のケーブルが通信I/F405に接続される。制御装置132が外部の装置と無線通信する機能を有する場合、通信I/F405はアンテナを備える。
バス406は、制御装置132の各部を繋いで情報を伝達する。
なお、制御装置132がUI部136を内部に有している場合には、図4に示す構成に加え、制御装置132は表示部や操作部を有する。
図示は省略するが、画像生成装置133のハードウェア構成も基本的に図4の構成と同様である。ただし、画像生成装置133の場合、CPU401は、ROM402または補助記憶装置404に記憶された仮想視点画像生成プログラムを実行することにより、仮想視点画像を生成する処理を実行する。
図5は、制御装置132の機能構成を示したブロック図である。制御装置132は、機能ブロックとして、画界管理部521、領域設定部522、判定部523、グループ管理部524、画界調整部525、パラメータ管理部526、コマンド生成部527、及びキャリブレーション管理部528を有している。
第1の実施形態の場合、制御装置132は、撮影パラメータのうちカメラの焦点距離(つまりズーム値)を調整することで、注目領域における高解像度の仮想視点画像を生成可能な撮影画像が得られるようにカメラ部100を制御する。以下その詳細を説明する。
画界管理部521は、キャリブレーション管理部528からキャリブレーションパラメータを取得し、各カメラGrに属する各カメラユニットの撮影画界に関する情報(画界情報とする)を生成、管理する。すなわち画界管理部521は、各カメラGrが撮影エリア200をどの方向から撮影し、また各カメラGrに属する各カメラユニットの撮影画界が撮影エリア200のどの撮影範囲に対応しているかなどを管理している。そして、画界管理部521は、その画界情報を、判定部523と画界調整部525とへ出力する。キャリブレーション管理部528とキャリブレーションパラメータの詳細は後述する。
領域設定部522は、ユーザがUI部136のGUIを介して撮影エリア200内で高解像度の仮想視点画像を生成したいエリアを指定すると、そのユーザ指定のエリアを注目領域として設定する。そして、領域設定部522は、その設定した注目領域を示す情報を判定部523へ出力する。なお本実施形態の場合、注目領域は、ユーザがUI部136を操作して指定したエリアを基に設定される例を挙げたが、その他の方法を利用して設定されてもよい。例えば、予め注目領域を表す複数のパターンを用意しておき、ユーザがUI部136を介して所望のパターンを選択することで設定されてもよい。さらに他の方法として、領域設定部522は、撮影画像を基に撮影エリア200内で発生するイベントを自動で検出し、その検出したイベントに対応するエリアを注目領域として設定してもよい。例えば、競技場においてサッカーの試合が行われるような場合、イベントとしてペナルティキックシーンを検出した場合に、そのペナルティエリアを注目領域として決定するような方法を挙げることができる。さらに他の方法として、領域設定部522は、撮影画像を基に撮影エリア200内の被写体の位置を常に把握し、複数の被写体が集合した場合に、それら集合した被写体を全て含むエリアを、注目領域として設定してもよい。
判定部523は、画界管理部521から取得した各カメラユニットの画界情報と、領域設定部522から取得した注目領域とを基に、注目領域を撮影しているカメラを抽出してリスト化した注目領域撮影カメラ情報を生成する。そして、判定部523は、その注目領域撮影カメラ情報を、画界調整部525へ出力する。注目領域撮影カメラ情報は、注目領域を撮影しているカメラを特定できるのであればどのようなものでもよく、特にリスト形式に限定されるものではない。
グループ管理部524は、各カメラGr101~110と各カメラGrにそれぞれ属している各カメラユニットの情報を示すカメラグループ情報を管理している。グループ管理部524は、当該カメラグループ情報を、画界調整部525へ出力する。
画界調整部525は、注目領域撮影カメラ情報と各カメラユニットの画界情報とカメラグループ情報とを取得し、それらを基に画界調整パラメータを生成する。当該画界調整部525における画界調整パラメータ生成処理の詳細は後述する。そして、画界調整部525は、生成した画界調整パラメータをパラメータ管理部526へ出力する。
パラメータ管理部526は、画界調整部525から各カメラユニットの画界調整パラメータを取得し、撮影パラメータの調整が必要なカメラを特定して、そのカメラに関する撮影パラメータを変更する制御を行う。当該パラメータ管理部526における撮影パラメータ変更処理の詳細は後述する。
図6は、パラメータ管理部526における撮影パラメータ管理データの一例を示した図である。撮影パラメータ管理データは、カメラユニットの識別情報と、各カメラユニットのカメラのズーム値、雲台のパン値およびチルト値を表すデータからなる。図6は、図3に示したカメラユニット1011、1012、1013,1014の撮影パラメータ管理データの例を示している。パラメータ管理部526は、各カメラのズーム値、及びそれらカメラが搭載されている雲台のパン値、チルト値を管理しており、画界調整部525から取得した画界調整パラメータに記載された各値を撮影パラメータ管理データに反映する。第1の実施形態の場合、パラメータ管理部526は、撮影パラメータ管理データの値が変更されたカメラユニットのカメラを制御するための制御パラメータを、コマンド生成部527へ出力する。また、パラメータ管理部526は、キャリブレーションパラメータを更新するために、撮影パラメータ管理データをキャリブレーション管理部528へ出力する。
コマンド生成部527は、パラメータ管理部526から取得した制御パラメータに基づいて、撮影パラメータの調整が必要なカメラユニットのカメラを制御するための制御コマンドを生成する。そして、コマンド生成部527は、その制御コマンドを、ハブ131を経由して、該当するカメラユニットに送信する。第1の実施形態の場合、カメラユニットでは、受信した制御コマンドに基づいて、カメラのズーム制御を実行する。
キャリブレーション管理部528は、パラメータ管理部526から撮影パラメータ管理データを取得し、その撮影パラメータ管理データを基にキャリブレーションパラメータを生成、管理する。そして、キャリブレーション管理部528は、キャリブレーション処理が完了した後、各カメラユニットにおける画界を更新させるために、キャリブレーションパラメータを画界管理部521へ出力する。
図7は、第1の実施形態に係る制御装置132における画界調整制御の流れを示すフローチャートである。図7に示すフローチャートの処理は、例えばCPU401がROM402又は補助記憶装置404に記憶された本実施形態に係るプログラムをRAM403に展開して実行することで実現される。なお、図7に示す処理の少なくとも一部は、CPU401とは異なる1又は複数の専用のハードウェアにより実現されてもよい。以降の各フローチャートにおける符号の「S」は処理ステップを表しているとする。
S700において、画界調整部525は、グループ管理部524から取得したカメラグループ情報に基づいて、カメラGr101~110の中から一つのカメラGr(カメラGrNとする)を選択する。
次にS701において、画界調整部525は、判定部523から取得した注目領域撮影カメラ情報に基づいて、カメラGrNに所属する各カメラユニットの中から注目領域撮影カメラを抽出する。前述の図3で説明したように、カメラGrNに所属する各カメラの撮影画界を全て合わせると撮影エリア200の全てが含まれるため、注目領域撮影カメラは、カメラGrNの中に必ず一つ以上存在することになる。
そしてS702において、画界調整部525は、S701で抽出した注目領域撮影カメラMを選択する。
次にS703において、画界調整部525は、注目領域撮影カメラの数が1であるかを確認する。画界調整部525は、注目領域撮影カメラの数が1である場合(Yes)にはS704に処理を進め、1でない場合(No)、つまり2以上である場合にはS705に処理を進める。
S704に進むと、画界調整部525は、注目領域201の頂点を検出し、その座標を担当注目領域座標として設定する。担当注目領域座標とは、カメラが注目領域201内において担当して撮影する領域の頂点座標である。担当注目領域座標を設定する目的は、担当注目領域座標で特定される担当注目領域が、当該注目領域撮影カメラMの撮影画界内に全て含まれるように撮影パラメータ(第1の実施形態の場合はカメラの撮影パラメータ)を調整するためである。S704の後、画界調整部525は、S707に処理を進める。
一方、S705に進むと、画界調整部525は、まず、ある注目領域撮影カメラと撮影画界が隣り合うカメラで且つ当該カメラが別の注目領域撮影カメラである場合、それらカメラの撮影画界の重複した領域(画界重複領域とする)を求める。言い換えると、画界調整部525は、2以上存在している注目領域撮影カメラのうち、注目領域撮影カメラ同士の撮影画界が隣り合い且つそれら撮影画界が重複した領域(画界重複領域)を求める。次に画界調整部525は、画界重複領域の中線を求める。さらに画界調整部525は、その画界重複領域の中線と、注目領域201との、交点を算出する。S705の処理の詳細は、図8を用いて後述する。
S705の後、S706に進むと、画界調整部525は、注目領域撮影カメラMの撮影画界内にある注目領域201の頂点座標と、S705で求めた交点座標とを、当該注目領域撮影カメラMに対応した担当注目領域座標として設定する。なお、S703からS705に進んだ場合、当該S706の処理は、S705で画界重複領域を求めた際の各注目領域撮影カメラMのそれぞれに対応して行われる。つまり、S706の場合、画界重複領域を求めた際の注目領域撮影カメラごとに対応した、担当注目領域座標が求められる。S706の処理の詳細は、図8を用いて後述する。S706の後、画界調整部525は、S707に処理を進める。
S707に進むと、画界調整部525は、S704またはS706で求められた担当注目領域座標によって特定される領域が、注目領域撮影カメラMの撮影画界内に全て含まれるようになる最望遠のズーム値(つまり焦点距離)を算出する。S703からS704に進み、さらにS707に進んだ場合、注目領域撮影カメラの撮影画界内に注目領域の全てが含まれる。このため、注目領域撮影カメラのズーム値は、担当注目領域座標にて特定される担当注目領域(つまり注目領域)が当該注目領域撮影カメラの撮影画界内に全て含まれるようになる最望遠のズーム値となる。一方、S703からS705に進み、さらにS706からS707に進んだ場合、注目領域撮影カメラの撮影画界内に含まれるのは注目領域の一部となる。S703からS705に進み、さらにS706からS707に進んだ場合の当該S707における処理の詳細は、図8を用いて後述する。
次にS708に進むと、画界調整部525は、注目領域撮影カメラMが属するカメラユニットの識別情報とS707で算出したズーム値とからなる画界調整パラメータを、パラメータ管理部526へ出力する。パラメータ管理部526は、画界調整部525から取得した画界調整パラメータを基に、前述した撮影パラメータ管理データを変更する。第1の実施形態の場合、パラメータ管理部526は、撮影パラメータ管理データのうち、画界調整部525から取得した識別情報で特定されるカメラユニットに属するカメラのズーム値を、S707で算出したズーム値に変更する。その後、パラメータ管理部526は、それら識別情報と変更後のズーム値とを制御パラメータとしてコマンド生成部527へ出力する。コマンド生成部527は、当該識別情報のカメラユニットに属するカメラに向けてズーム調整制御コマンドを送信する。以上で、注目領域撮影カメラMの画界調整処理は完了となる。
次にS709において、画界調整部525は、カメラGrNに含まれる注目領域撮影カメラ全ての画界調整が完了したか確認する。画界調整部525は、画界調整が完了していない場合(No)にはS702に処理を戻して、画界調整が完了していない注目領域撮影カメラに対する画界調整処理を行うようにする。一方、注目領域カメラ全ての画界調整が完了した場合(Yes)、画界調整部525は、S710に処理を進める。
S710に進むと、画界調整部525は、カメラGr全ての画界調整が完了したか確認する。画界調整部525は、カメラGr全ての画界調整が完了していない場合(No)にはS700に処理を戻して、画界調整が完了していないカメラGrの画界調整処理を行うようにする。一方、カメラGr全ての画界調整が完了した場合(Yes)、画界調整部525は、S711に処理を進める。
S711に進むと、画界調整部525は、パラメータ管理部526へ画界調整処理の完了を通知する。さらにパラメータ管理部526は、画界調整した後に係る撮影パラメータ管理データを、キャリブレーション管理部528へ出力する。キャリブレーション管理部528は、取得した撮影パラメータ管理データに基づいてキャリブレーションパラメータを算出して値を更新し、画界管理部521へ送信する。その後、画界管理部521は、取得したキャリブレーションパラメータに基づいて、画界調整後の各カメラユニットにおける撮影画界を算出し更新する。
図8(a)~図8(d)は、図7のS703からS705に進み、さらにS706からS707に進んだ場合において、注目領域撮影用の画界調整を行う際の処理の説明図である。ここでは、図1に示されたカメラGr101を例に挙げて説明する。カメラGr101において注目領域201を撮影している注目領域撮影カメラは、カメラユニット1011のカメラ1011aと、カメラユニット1012のカメラ1012aとであるとする。このため図8(a)~図8(d)には、カメラ1011aの撮影画界311と、カメラ1012aの撮影画界312とが示されている。これら図8(a)~図8(d)は、図7のS705において撮影画界同士が隣り合い且つそれら撮影画界の画界重複領域を求めた際の注目領域撮影カメラが、カメラ1011aとカメラ1012aである場合に相当する例である。
図8(a)は、図7のS705における交点の算出処理の説明図である。図中の線800は、カメラ1011aの撮影画界311と、カメラ1012aの撮影画界312とが重複する画界重複領域のうち短辺2辺の中点を結んだ線であり、これがS705の処理で求められる中線である。また、図中の二つの点801は、中線800と注目領域201の辺とが交わった点であり、これがS705の処理で算出される交点である。
図8(b)は、図7のS706における注目領域検出処理の説明図である。図中の四つの座標802は、カメラ1011aの撮影画界311内における画界調整対象の領域の座標であり、これら四つの座標802がカメラ1011aに対応した担当注目領域座標である。担当注目領域座標802は、撮影画界311内にある注目領域201の頂点座標2点と、図8(a)で求めた交点801の2点の計4点の座標である。つまり、カメラ1011aが撮影すべき領域は、4点の担当注目領域座標802で形成される領域となる。本実施形態の場合、4点の担当注目領域座標802で形成される領域を、可能な限り高解像度撮影することが目的となる。
図8(c)は、図7のS707におけるズーム値算出処理の説明図である。前述したようのS707では、4点の担当注目領域座標802で特定される領域がカメラ1011aの撮影画界311内に全て含まれる最望遠のズーム値を算出する処理が行われる。図中の撮影画界803は4点の担当注目領域座標802で形成される領域を含む最望遠ズーム時の画界を示しており、S707ではこの撮影画界803が撮影画界311内に全て含まれる最望遠のズーム値が算出される。
以上で、カメラユニット1011のカメラ1011aにおける画界調整は完了となる。
カメラユニット1012のカメラ1012aについても前述同様にして画界調整の処理が行われる。
図8(d)は、カメラユニット1012のカメラ1012aに対して前述同様の画界調整処理が実行された場合の説明図である。図中の四つの座標804は、カメラ1012aにおける画界調整の対象領域の座標、すなわち担当注目領域座標を示している。撮影画界805は、それら4点の担当注目領域座標804で形成される領域を含む最望遠ズーム時の撮影画界を示している。以上で、カメラユニット1012のカメラ1012aにおける画界調整処理が完了し、これによってカメラGr101の画界調整は完了となる。
第1の実施形態においては、前述のように撮影画界内に注目領域が含まれる各カメラの焦点距離(ズーム値)を調整制御して注目領域を望遠撮影する。そして、その後、各カメラGrから得られた撮影画像を用いて仮想視点画像が生成される。これにより、第1の実施形態によれば、注目領域に対応した特定の空間について高解像度の仮想視点画像を生成することが可能となる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、撮影画界内に注目領域が含まれる各カメラの焦点距離の調整制御に加え、それら各カメラが搭載された各雲台のパン・チルトを調整して各カメラの撮影方向を変えることで、特定の空間の仮想視点画像を高解像度化可能にする。第2の実施形態において、画像処理システム、ハードウェア構成、機能構成、カメラGrの配置等は前述した第1の実施形態と同じであり、それらの図示および説明は省略する。また前述した第1の実施形態と同等の機能および処理には前述と同一の参照符号を付けてそれらの詳細説明は省略する。
図9は、第2の実施形態に係る制御装置132における画界調整制御の流れを示すフローチャートである。
S900において、画界調整部525は、図7のS700の処理と同様に、グループ管理部524から取得したカメラグループ情報に基づいてカメラGrNを選択する。
またS901において、画界調整部525は、S701の処理と同様に、判定部523から取得した注目領域撮影カメラ情報に基づいて、カメラGrNに所属する注目領域撮影カメラを抽出する。
さらにS902において、画界調整部525は、S702の処理と同様に、S901で抽出した注目領域撮影カメラMを選択する。
次にS903において、画界調整部525は、担当注目領域の重心位置を検出する。担当注目領域とは、注目領域撮影カメラが注目領域201内で担当して撮影する領域である。まず、画界調整部525は、注目領域撮影カメラの撮影画界と注目領域201とが重なった領域を担当注目領域とする。次に、画界調整部525は、担当注目領域の重心位置を求める。重心位置は、担当注目領域を対角線で分けた二つの三角形の重心を結ぶ線分上にある。
次にS904において、画界調整部525は、S903で求めた重心位置が注目領域撮影カメラの光軸中心となるようなカメラの撮影方向(カメラの向き)を算出する。カメラの撮影方向は、当該カメラが搭載されている雲台のパン角度やチルト角度を変えることによる調整される。このためS904において、画界調整部525は、重心位置がカメラの光軸中心となるようにカメラの撮影方向を調整するための雲台のパン値・チルト値の変更量、すなわちパン・チルトの移動量を算出する。
次にS905において、画界調整部525は、担当注目領域が、注目領域撮影カメラの撮影画界内に全て含まれる最望遠ズーム値を算出する。なお、S903、S904、S905の処理の詳細は、図10を用いて後述する。
次にS906において、画界調整部525は、カメラユニットの識別情報と、S905で算出したズーム値と、S904で算出した雲台のパン値・チルト値と、からなる画界調整パラメータを、パラメータ管理部526へ出力する。パラメータ管理部526は、画界調整部525から取得した画界調整パラメータを基に、前述した撮影パラメータ管理データを変更する。第2の実施形態の場合、パラメータ管理部526は、撮影パラメータ管理データのうち、識別情報で特定されるカメラユニットに属するカメラのズーム値をS905で算出したズーム値に変更する。また、パラメータ管理部526は、識別情報で特定されるカメラユニットに属する雲台のパン値・チルト値を、S904で算出したパン値・チルト値に変更する。その後、パラメータ管理部526は、それら識別情報、ズーム値、およびパン値・チルト値を制御パラメータとして、コマンド生成部527へ出力する。これにより、コマンド生成部527は、当該識別情報のカメラユニットに属するカメラに向けてズーム調整制御コマンドを送信し、また、当該カメラが搭載されている雲台に向けてパン・チルト調整制御コマンドを送信する。以上で、注目領域撮影カメラとそのカメラが搭載された雲台に係る画界調整処理は完了となる。
次にS907において、画界調整部525は、カメラGrNに含まれる注目領域撮影カメラ全ての画界調整が完了したか確認する。画界調整部525は、注目領域撮影カメラ全ての画界調整が完了していない場合(No)にはS902に処理を戻し、その画界調整が完了していない注目領域撮影カメラおよび雲台による画界調整処理を行うようにする。一方、注目領域カメラ全ての画界調整が完了した場合(Yes)、画界調整部525は、S908に処理を進める。
S908に進むと、画界調整部525は、カメラGr全ての画界調整が完了したか確認する。画界調整部525は、カメラGr全ての画界調整が完了していない場合(No)にはS900に処理を戻し、画界調整が完了していないカメラGrの画界調整処理を開始する。一方、カメラGr全ての画界調整処理が完了した場合(Yes)、画界調整部525は、S909に処理を進める。
S909に進むと、画界調整部525は、パラメータ管理部526へ画界調整処理の完了を通知する。さらにパラメータ管理部526は、画界調整した撮影パラメータ管理データをキャリブレーション管理部528へ出力する。キャリブレーション管理部528は、取得した撮影パラメータ管理データに基づいてキャリブレーションパラメータを算出して値を更新し、画界管理部521へ送信する。その後、画界管理部521は、取得したキャリブレーションパラメータに基づいて、画界調整後の各カメラユニットの撮影画界を算出し更新する。
図10(a)~図10(d)は、第2の実施形態において注目領域撮影用の画界調整を行う際の処理の説明図である。以下、図1の画像処理システム10のカメラGr101を例に挙げる。このカメラGr101内で、注目領域201を撮影している注目領域撮影カメラは、カメラユニット1011のカメラ1011aとカメラユニット1012のカメラ1012aであるとする。このため図10(a)~図10(d)は、カメラ1011aの撮影画界311と、カメラ1012aの撮影画界312とを示している。
図10(a)は、図9のS903における重心位置検出処理の説明図である。カメラ1011aの担当注目領域1000は、撮影画界311と注目領域201とが重なる領域である。重心位置1001は、担当注目領域1000の重心である。
図10(b)は、図9のS904におけるパン値・チルト値算出処理の説明図である。撮影画界1002は、カメラ1011aの光軸中心が重心位置1001を通過するように、雲台1011bのパン角度とチルト角度を調整した結果の画界を示している。
図10(c)は、図9のS905におけるズーム値算出処理の説明図である。撮影画界1003は、担当注目領域1000を含む最望遠のズーム値を設定した時の画界である。以上により、カメラユニット1011に対する画界調整処理は完了となる。
図10(d)は、カメラユニット1012について前述同様にして画界調整を実行した場合の説明図である。撮影画界1004は、カメラユニット1012について、担当注目領域を含む最望遠のズーム値、および雲台1012bのパン角度とチルト角度を設定した時の画界を示している。以上で、カメラユニット1012に対する画界調整処理が完了し、カメラGr101の画界調整は完了となる。
第2の実施形態においては、前述のように撮影画界内に注目領域が含まれる各カメラの焦点距離と雲台のパン・チルトを調整制御して注目領域を望遠撮影する。そして、その後、各カメラGrから得られた撮影画像を用いて仮想視点画像が生成される。これにより、第2の実施形態によれば、注目領域に対応した特定の空間について高解像度の仮想視点画像を生成することが可能となる。
なお、例えばカメラの焦点距離の調整制御を行わず、雲台のパン・チルトのみ調整制御することも考えられる。例えば、特許文献1に記載の技術を適用し、ある撮影装置の撮影不可範囲を撮影するために別の撮影装置の撮影方向を変えるような例が考えられる。しかしながら、この場合、撮影される実空間が狭くなり、撮影画像は狭い範囲を写した画像になる。つまり仮想視点画像を生成可能な領域が狭まってしまうことになり、その結果、高画質の仮想視点画像の生成が難くなる。これに対し、第2の実施形態の場合は、雲台のパン・チルトおよびカメラの焦点距離を調整制御することで、高解像度の仮想視点画像を生成することが可能となる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態では、雲台調整によって撮影方向(カメラの向き)を変更するカメラの台数が少なくなるように考慮しつつ、各カメラの焦点距離の調整、及び各雲台のパン・チルト角度を調整制御する例を説明する。撮影方向を変更するカメラの台数を少なくする理由は、仮想視点画像の品質低下を防ぐためである。すなわちキャリブレーションパラメータは、雲台制御量の理論値を基に再計算されることになるが、理論値と実値に誤差がある場合、カメラの正確な位置が推定できず、その結果、仮想視点画像の品質を落とす虞がある。そのため、可能な限り雲台を制御しない(つまり撮影方向を変えない)方が、仮想視点画像の品質担保に繋がるためである。第3の実施形態において、画像処理システム、ハードウェア構成、機能構成、およびカメラGrの配置等は前述同様であり、それらの図示および説明は省略する。また前述した各実施形態と同等の機能および処理には前述と同一の参照符号を付けてそれらの詳細説明は省略する。
図11は、第3の実施形態に係る制御装置132における画界調整制御の流れを示すフローチャートである。
S1100において、画界調整部525は、グループ管理部524から取得したカメラグループ情報に基づいてカメラGrNを選択する。
またS1101において、画界調整部525は、判定部523から取得した注目領域撮影カメラ情報に基づいて、カメラGrNに所属する注目領域撮影カメラを抽出する。
さらにS1102において、画界調整部525は、S1101で抽出した注目領域撮影カメラMを選択する。
次にS1103に進むと、画界調整部525は、担当注目領域を高解像度で撮影するためのズーム値を算出する。第2の実施形態でも説明したように、担当注目領域は、注目領域撮影カメラが注目領域201内で担当して撮影する領域である。まず、画界調整部525は、カメラの撮影画界と注目領域201が重なった領域を、担当注目領域とする。次に画界調整部525は、カメラのズームを望遠側に移動して、担当注目領域の頂点が撮影画界線上となるズーム値を算出する。
次にS1104において、画界調整部525は、カメラユニットの識別情報と、S1103で算出したズーム値とからなる画界調整パラメータを、パラメータ管理部526へ出力する。パラメータ管理部526は、画界調整部525から取得した画界調整パラメータを基に、前述した撮影パラメータ管理データを変更する。第3の実施形態の場合、パラメータ管理部526は、撮影パラメータ管理データのうち、識別情報で特定されるカメラのズーム値を、S1103で算出したズーム値に変更する。その後、パラメータ管理部526は、それら識別情報とズーム値を制御パラメータとしてコマンド生成部527へ出力する。これにより、コマンド生成部527は、その識別情報で特定されるカメラユニットに属するカメラに向けてズーム調整制御コマンドを送信する。以上により、注目領域撮影カメラMに対する画界調整処理は完了となる。
次にS1105において、画界調整部525は、カメラGrNに含まれる注目領域撮影カメラ全ての画界調整が完了したか確認する。画界調整部525は、注目領域撮影カメラ全ての画界調整処理が完了していない場合(No)にはS1102に処理を戻し、画界調整が完了していない注目領域撮影カメラの画界調整処理を行うようにする。一方、注目領域撮影カメラ全ての画界調整処理が完了した場合(Yes)、画界調整部525は、S1106に処理を進める。
S1106に進むと、画界調整部525は、S1104で調整が完了した各カメラの撮影画界を重ねた結果、注目領域201を全て撮影できているか、言い換えると、撮影できていない注目領域201があるかを確認する。画界調整部525は、注目領域201を全て撮影できている場合(No)、つまり撮影できていない注目領域201がない場合には、カメラGrNの画界調整は完了となり、S1110に処理を進める。一方、画界調整部525は、注目領域201を全て撮影できていない場合(Yes)、つまり撮影できていない注目領域201がある場合には、S1107に処理を進める。
S1107に進むと、画界調整部525は、注目領域201内において撮影できていない領域を意味する注目領域非撮影領域を確認する。
S1108において、まず、画界調整部525は、カメラGrNに所属するカメラのうち、注目領域を撮影していないカメラを確認する。次に、画界調整部525は、注目領域を撮影していないカメラの光軸中心位置と、注目領域非撮影領域の重心位置との間の距離を、カメラ毎に算出し、その距離が最小のカメラを、注目領域非撮影カメラとして選択する。距離が最小のカメラを選択する理由は、雲台のパン値・チルトの変更量(パン・チルトの移動量)が少なくなり、移動時間の短縮、移動による誤差の減少に寄与するためである。
次にS1109において、画界調整部525は、前述の図9で説明したのと同様の処理により、注目領域非撮影カメラの光軸中心が注目領域非撮影領域の重心位置を通過するように、雲台のパン・チルトを調整し、最望遠となるズーム値を算出する。以上により、注目領域非撮影カメラの画界調整処理は完了となり、カメラGrNの画界調整は完了となる。
次にS1110において、画界調整部525は、カメラGr全ての画界調整が完了したか確認し、完了していない場合(No)にはS1100に処理を戻し、画界調整が完了していないカメラGrの画界調整処理を行うようにする。一方、カメラGr全ての画界調整が完了した場合(Yes)、画界調整部525は、S1111に処理を進める。
S1111に進むと、画界調整部525は、パラメータ管理部526へ画界調整処理の完了を通知する。パラメータ管理部526は、画界調整した撮影パラメータ管理データをキャリブレーション管理部528へ出力する。キャリブレーション管理部528は、取得した撮影パラメータ管理データに基づいてキャリブレーションパラメータを算出して値を更新し、画界管理部521へ送信する。その後、画界管理部521は、取得したキャリブレーションパラメータに基づいて、画界調整後の各カメラユニットの撮影画界を算出し更新する。
図12(a)~図12(c)は、第3の実施形態において注目領域撮影用の画界調整を行う際の処理の説明図である。以下、図1の画像処理システム10のカメラGr101を例に挙げる。このカメラGr101内で、注目領域201を撮影している注目領域撮影カメラは、カメラユニット1011のカメラ1011aとカメラユニット1012のカメラ1012aであるとする。このため図12(a)~図12(c)は、カメラ1011aの撮影画界311と、カメラ1012aの撮影画界312とを示している。
図12(a)は、図11のS1103における望遠側のズーム値算出処理とS1104におけるズーム調整処理の説明図である。前述したように画界調整部525は、カメラ1011aのズーム値を望遠側へ移動し、注目領域201の頂点1210が撮影画界内に入る時の望遠ズーム値を算出する。撮影画界1201は、その望遠ズーム値をカメラ1011aに対して設定した時の撮影画界である。同様に、画界調整部525は、カメラ1012aのズーム値を望遠側へ移動し、注目領域201の頂点1211が撮影画界内に入る時の望遠ズーム値を算出する。撮影画界1202は、その望遠ズーム値をカメラ1012aに対して設定した時の撮影画界である。その後、画界調整部525は、注目領域201内で、撮影画界1201と撮影画界1202とにおいて撮影できていない領域を、注目領域非撮影領域1203として抽出する。
図12(b)は、図11のS1108におけるカメラの選択処理とS1109の雲台制御処理の説明図である。前述したように画界調整部525は、注目領域非撮影カメラとして選択されたカメラ1014aに対し、その撮影画界314の光軸中心が、注目領域非撮影領域1203の重心を通過するように雲台のパン値・チルト値を算出する。撮影画界314は、雲台1014bを制御する前のカメラ1014aの画界であり、撮影画界1204は、算出したパン値・チルト値に基づいて雲台1014bを制御した後の当該カメラ1014aの画界である。
図12(c)は、図11のS1109における調整処理の説明図である。前述したように、画界調整部525は、注目領域非撮影領域がカメラ1014aの撮影画界内に全て含まれる最望遠ズーム値を算出する。撮影画界2015は、ズーム調整後のカメラ1014aの画界である。
第3の実施形態においては、各カメラの焦点距離及び雲台のパン・チルトを調整制御して注目領域を望遠撮影する際、可能な限り雲台を制御せずに調整する。そして、各カメラGrから得られた撮影画像を用いて仮想視点画像が生成される。これにより、第3の実施形態によれば、注目領域に対応した特定の空間について高解像度の仮想視点画像を生成することが可能となる。
前述のように第1~第3の実施形態では、画質を向上したい注目領域を検出し、仮想視点画像を生成する領域を撮影する複数のカメラが、当該注目領域を高解像に撮影するように撮影画界を調整することで、高画質の仮想視点画像の生成が可能になる。
本開示は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける一つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
上述の実施形態は、何れも本開示を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示は、その技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
521:画界管理部、522:領域設定部、523:判定部、524:グループ管理部、525:画界調整部、526:パラメータ管理部、527:コマンド生成部、528:キャリブレーション管理部

Claims (17)

  1. 仮想視点画像生成の対象となる領域に対して注目領域を設定する設定手段と、
    前記仮想視点画像生成の対象となる領域を撮影する複数の撮影装置のうち、撮影範囲内に前記注目領域の少なくとも一部が含まれる撮影装置の撮影範囲を、前記注目領域に応じた撮影範囲に調整するための調整パラメータを生成する調整手段と、を有し、
    前記調整手段により生成された調整パラメータに基づいて前記撮影装置の撮影範囲を制御することを特徴とする制御装置。
  2. 前記複数の撮影装置が一つのグループとして設定された、複数の前記グループを管理するグループ管理手段をさらに有し、
    前記グループ管理手段は、前記仮想視点画像生成の対象となる領域を、前記グループごとに異なる位置でかつ異なる方向から撮影し、前記一つのグループに属する前記複数の撮影装置によって前記仮想視点画像生成の対象となる領域が撮影されるように管理することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記一つのグループに属する前記複数の撮影装置のうち、前記撮影範囲内に前記注目領域の少なくとも一部が含まれる撮影装置を判定する判定手段を有することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記調整手段は、前記判定手段によって前記撮影範囲内に前記注目領域の少なくとも一部が含まれると判定された撮影装置の撮影範囲を、前記注目領域に応じた撮影範囲に調整するための前記調整パラメータを生成することを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記調整パラメータは、前記撮影装置の焦点距離を調整するためのパラメータであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記調整手段は、前記複数の撮影装置のうち一つの撮影装置の撮影範囲内にのみ前記注目領域が含まれる場合、前記注目領域が当該一つの撮影装置の撮影範囲内に含まれるようになる最望遠の前記焦点距離を示す前記調整パラメータを生成することを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記調整手段は、前記注目領域が前記複数の撮影装置のうち二つ以上の撮影装置の撮影範囲内に含まれる場合、前記二つ以上の撮影装置の撮影範囲が隣り合いかつそれら撮影範囲が重複した領域と前記注目領域とを基に特定される領域が、前記二つ以上の撮影装置の撮影範囲にそれぞれ含まれるようになる最望遠の前記焦点距離を示す前記調整パラメータを生成することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記調整手段は、前記重複した領域の短辺2辺を結ぶ中線と前記注目領域との交点と、前記二つ以上の撮影装置の撮影範囲内にある注目領域の頂点とを基に、前記特定される領域を決定することを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記調整パラメータは、前記撮影装置が搭載された雲台のパン値と、前記雲台のチルト値との、少なくともいずれかを調整するためのパラメータを含むことを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  10. 前記調整手段は、前記複数の撮影装置のうち前記撮影範囲内に注目領域の少なくとも一部が含まれる撮影装置の当該撮影範囲と前記注目領域とが重なった領域の重心が、当該撮影装置の光軸中心となるように前記雲台のパン値とチルト値の少なくともいずれかを調整するための前記調整パラメータを生成することを特徴とする請求項9に記載の制御装置。
  11. 前記調整手段は、前記撮影範囲と前記注目領域とが重なった領域が、前記パン値とチルト値の少なくともいずれかを調整した後の前記撮影装置の撮影範囲に含まれるようになる最望遠の前記焦点距離を示す前記調整パラメータを生成することを特徴とする請求項10に記載の制御装置。
  12. 前記調整手段は、前記複数の撮影装置のうち前記撮影範囲内に前記注目領域の少なくとも一部が含まれる撮影装置の当該撮影範囲と前記注目領域とが重なった領域の頂点が、当該撮影範囲の線上となる焦点距離を示す前記調整パラメータを生成することを特徴とする請求項9に記載の制御装置。
  13. 前記調整手段は、前記注目領域のうち前記撮影範囲と重なっていない領域の重心に、撮影範囲内に前記注目領域が含まれない撮影装置の当該撮影範囲の光軸中心を合わせるように、前記雲台のパン値とチルト値の少なくともいずれかを調整し、前記重なっていない領域が、前記パン値とチルト値の少なくともいずれかを前記調整した後の撮影範囲に含まれるようになる最望遠の前記焦点距離を示す前記調整パラメータを生成することを特徴とする請求項12に記載の制御装置。
  14. 前記調整手段は、前記撮影範囲内に前記注目領域が含まれない撮影装置が複数ある場合、前記注目領域が含まれない撮影装置の撮影範囲の光軸中心と、前記重なっていない領域の重心との距離が、最小となる撮影装置の撮影範囲を、前記重なっていない領域の重心と前記光軸中心を合わせる撮影範囲とすることを特徴とする請求項13に記載の制御装置。
  15. 前記複数の撮影装置を設置した際のキャリブレーションパラメータを管理するキャリブレーション管理手段をさらに有し、
    前記キャリブレーション管理手段は、前記調整パラメータに応じてキャリブレーションパラメータを算出することを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の制御装置。
  16. 制御装置が実行する制御方法であって、
    仮想視点画像生成の対象となる領域に対して注目領域を設定する設定工程と、
    前記仮想視点画像生成の対象となる領域を撮影する複数の撮影装置のうち、撮影範囲内に前記注目領域の少なくとも一部が含まれる撮影装置の撮影範囲を、前記注目領域に応じた撮影範囲に調整するための調整パラメータを生成する調整工程と、を有し、
    前記調整工程により生成された調整パラメータに基づいて前記撮影装置の撮影範囲を制御することを特徴とする制御方法。
  17. コンピュータを、請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114979464A (zh) * 2022-04-18 2022-08-30 中南大学 适配目标区域的工业摄像机视场角精准配置方法及系统

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