JP2022033571A - テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の解決しようとする課題は、長寿命な抗菌性を持つテープを提供することである。【解決手段】本発明は、銅16を含む支持体17を有する支持層14と、前記支持層14を被接着対象に接着させる粘着剤層13と、を備える、テープである。このような構成にすることによって、従来の銅箔によるテープとは異なり、支持体17が持つ耐久性を適切に発揮できるために、支持体17の特性と、銅16の持つ抗菌性とを両立するテープを提供することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、支持体に銅を含むテープに関する。
銅箔の片面に粘着剤を塗布してテープとしたものは、電磁波のシールド、電子工作の基盤、ナメクジの防除装置など様々な分野において広く用いられている。
また、銅は殺菌(抗菌)作用を有することが知られている。銅箔の持つ殺菌性を利用して、任意の物品に張り付けることで殺菌性(抗菌性)を付与する技術が提案されている。
その一例として、特許文献1には、しわを有する銅箔と粘着層を張り合わせ、任意の物品の表面に張り付けすることで、物品に抗菌性を付与することができる構成が記載されている。
特開平11-239603号公報
その一方で、特許文献1に記載のテープでは、支持体である銅箔と、粘着剤との物性が大きく異なるため、銅箔と粘着剤との間に位置のズレが生じてしまうという問題があった。
例えば、金属である銅と、一般的に樹脂やゴムである粘着剤とでは、熱膨張率が大きく異なる。これにより、外部環境の温度変化によって、銅箔と粘着剤との間に位置のズレが発生し、その界面にせん断応力が発生する。その応力によって、銅箔と粘着剤とが剥離しやすくなる、銅箔が破れる、銅箔にシワがよるなどの現象が起こりうる。
上述した現象は、テープの剥がれにつながり、見た目の悪化だけでなく、銅の持つ抗菌作用の阻害や、テープとしての寿命の低下などテープの効果を害する様々な問題となる。
本願発明では、上述した問題に鑑み、長寿命な抗菌性を持つテープを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する本発明は、支持体を有する支持層と、前記支持層を被接着対象に粘着させる粘着剤層と、を備え、前記支持層は銅を含む。
このような構成にすることによって、支持体が持つ効果を適切に発揮できるために、長寿命な支持体の特性と、銅の持つ抗菌性とを両立するテープを提供することができる。
本発明の好ましい形態では、前記銅は銅粉末あるいは銅合金の粉末である。
このような構成にすることによって、支持層中に銅を均一に分配し、抗菌性を発揮することができる。
本発明の好ましい形態では、前記銅は、前記支持体内に分散している。
このような構成にすることによって、銅が含まれることによっても支持体は強靭性を失わないため、テープを長寿命化することができる。
本発明の好ましい形態では、前記支持体は、繊維である。
このような構成とすることによって、前記支持体が強靭になり長寿命化することができるようになる。
本発明の好ましい形態では、前記支持体が、前記繊維を編み込んで形成されている。
このような構成にすることによって、前記支持体ないしはテープ本体が強靭になるとともに、支持体の表面に確実に銅を露出させることができるため、抗菌性が上昇する。
本発明の好ましい形態では、前記支持層は、剥離剤が塗布された剥離剤層を有する。
このような構成により、粘着面に剥離ライナーを張り合わせ無くともよくなり、取り扱いが行いやすくなるとともに、ごみの発生を抑えられる。
本発明の好ましい形態では、前記支持層と、前記粘着剤層とが透明部材によって構成される。
このような構成にすることによって、テープを貼った状態においても、テープを貼る前の美観を維持することができる。
開示された技術によれば、抗菌性を持つ長寿命なテープを提供することができる。
他の課題、特徴および利点は、図面および特許請求の範囲と共に取り上げられる際に、以下に記載される発明を実施するための形態を読むことにより明らかになるであろう。
被着材に接着された状態における、テープ断面の模式図である。 被着材に接着された状態における、テープ表面の模式図である。 実施形態に係るテープの外観である。 被着材に接着された状態における、下塗り剤層を有する実施形態のテープ断面の模式図である。
以下、本発明の一実施形態に係るテープについて、図1ないしは図3を参照して説明する。なおこれらの図において符号10は巻回された状態のテープを表し、12はテープ本体を表す。
図1は、本実施形態に係るテープを被着部Rに貼り付けた際の断面の模式図である。
本実施形態のテープ本体12は、テープを面状に維持するための支持層14と、被着部Rと粘着する粘着剤層13と、さらに、支持層14の上部には剥離剤が均一に塗布される剥離剤層15を備えている。
また、支持層14は、支持層14の形状を安定させるための支持体17と、抗菌性を有する銅16とを含む。
このとき、銅16はテープ本体12の外部に露出することが好ましい。
本発明において、銅16は、空気中の水分等と反応し、銅イオンとなったときに抗菌作用を発揮する。そのため、支持体17に含まれる銅16が外部環境に露出されなければ抗菌作用を発揮することができない。
特許文献1による構成では、支持層14として粘着剤層13とは大きく熱膨張率が異なる銅箔を用いたことにより、温度変化による経年劣化が激しく、耐久性の面からみると問題があった。
一方で、本実施形態のテープ本体12の場合、支持層14に含まれる支持体17として種々の樹脂等を用いることができる。このような構成にすることによって、支持層14として銅箔を用いた場合よりも寿命が長く、かつ銅による抗菌効果を有するテープを提供することができる。
上記樹脂等の材質は、例えばセロハン、ポリプロピレン、アセテート等のフィルムや紙、アクリルやレーヨン繊維等で構成された布等が挙げられる。樹脂等は前記した材質に制限されないが、いずれも熱膨張率が銅箔よりも粘着剤層に近しいものが好ましい。
特に、粘着剤層13と熱的性質が近しい支持体17を用いた支持層14とを貼り合わせた場合には、銅箔と粘着剤層13とが直接貼り付けられる特許文献1と比較して、温度変化により発生するせん断応力を抑えられるため、粘着剤層13と支持層14との間に発生する剥離やしわを防ぐことができ、テープ本体12を長寿命化することができる。
本実施形態に係る発明では、支持体17を連続相とし、銅16を分散相とした、海島構造をとることが望ましい。言い換えれば、銅16は、支持体17内に分散している状態となっている。このような構成にすることによって、銅16の持つ殺菌効果と、支持体17の持つ支持性能を適切に発揮することができる。
また、本実施形態に係る発明によると、支持体17に繊維を用いることができる。
支持体17に繊維を用いた場合は、繊維の方向に柔軟性を持つようになるため引張強度が上がり、支持層14が強靭になる。そのため、テープ本体12の耐久性が高くなる。
また、上記の場合、支持体17の繊維方向をテープ本体12の短軸方向に合わせて設計することによれば、手で容易に、かつ、繊維に沿って真っすぐに切断することができるので、テープの取り扱い性能が向上する。
本実施形態に係る発明によると、銅16は粉末状である。これによって支持層14に均一に銅16を配合することが可能となり、図2に示すように、その一部をテープ表面に露出させることができる。
なお、銅16は繊維状にしてもよい。
また、銅16を繊維状としてときに、支持体17も繊維状とし、銅16の繊維を支持体17の繊維に編み込むようにして支持層14を形成してもよい。このような構成にすることによって、支持体の表面に確実に銅16を露出させることができる。また、編み込むことによってテープ本体12は繊維方向に柔軟性を持つようになるため、引張強度も上昇し、テープの寿命が延びる。編み込みの方法に関しては、平織、綾織、朱子織などが考えられるが、これに制限されない。
また、支持体17に用いられる繊維には、熱可塑性樹脂と、銅粉末と、を含む化学繊維を用いてもよい。前記熱可塑性樹脂は、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、レーヨン樹脂、アクリル樹脂からなる群の何れか一つ以上から選ばれる樹脂であり、その製造方法は、熱可塑性樹脂と銅粉末から溶融液を得る融化工程と、溶融液から繊維状の成型物を得る紡糸工程を含むことが望ましい。
このような構成では、支持体17自体に銅16の抗菌効果を持つので、繊維を用いたことによる長寿命化と、銅16による殺菌効果を同時に達成できる。
本実施形態に係る発明によると、粘着剤層13の粘着力は、少なくとも15N/cmである。
ここで言う粘着力は、所謂引き剥がし粘着力であり、ステンレス鋼板に幅1cmのテープを貼り付けたときに、垂直方向に引き剥がすために必要な力を想定している。
本実施形態の発明は、抗菌性を付与するため、人の手によく触れられる場所に設置される。触れられる際にはテープ本体12に応力がかかるため、粘着力を大きくし、剥がれにくくすることが好ましい。これにより張り付けられたテープ本体12の寿命が延びる。
例えば、ダクトテープ等、屋外でテープを使用する場合には、上記の粘着力であることが望ましい。
本実施形態に係る発明によると、粘着剤層13と支持層14との粘着力は、粘着剤層13と被着部Rとの粘着力よりも大きい。この構成によれば、テープを剥がした際に、粘着剤層13と被着部Rの界面で剥がれるため、剥がした後も粘着剤層13をテープ本体12に留めることができる。すなわち、剥がした後に再び貼ることができるテープを提供することができる。例えば、マスキングテープ等、繰り返し粘着を行うテープを使用する場合には、上記の粘着力であることが望ましい。
この前提として、粘着剤層13で凝集破壊が起こらないことが望ましい。
図3は本実施形態のテープ10の外観について示す模式図である。
本実施形態に係るテープ10は、テープ本体12が、巻き芯11に粘着剤層13を内側にして複数回巻き付けられる構成となっている。
ここで、テープ本体12の巻き付けられる方向に対して外側の面には、剥離剤が塗布された剥離剤層15を有する。これによって粘着剤層13と剥離剤層15との粘着力が小さくなるため、粘着剤層13に剥離ライナーを付することを要しない。
また、本実施形態において、銅16は支持体17の中に埋め込まれる構成であるため、剥離剤層15によって剥がされることはない。
また、粘着剤層13と支持層14とをそれぞれを透明部材で構成することにより、テープ本体12を透明とすることができる。このような構成にすることにより、テープ本体12が貼られる前の部材が持つ美観を保ったまま抗菌性を付与することができる。
また、粘着剤層13と支持層14の粘着力は、粘着剤層13と被着部Rとの粘着力よりも大きいことが好ましい。
ここで言う粘着力は、二つの部材を張り付けた際に、垂直に引き剥がすときにかかる力を想定している。
このような構成にすることにすることによると、剥がしても粘着面がテープ本体に残るため、剥がしても再度貼ることができるテープを提供することができる。これによりテープの取り扱い性能が向上する。
また、粘着剤層13と支持層14との間に、粘着剤層13にも支持層14にも親和性が高い下塗り剤層18を形成することができる。
また、図4に示すように、粘着剤層13と支持層14との間に下塗り剤層18を設けてもよい。下塗り剤層18は粘着剤層13と支持層14どちらにもよく親和し、テープ本体12内部における破壊を防ぐことができる。
なお、上述の実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
10 テープ
11 巻き芯
12 テープ本体
13 粘着剤層
14 支持層
15 剥離剤層
16 銅
17 支持体
18 下塗り剤層
R 被着部

Claims (7)

  1. 支持体を有する支持層と、
    粘着剤を有する粘着剤層と、を備え、
    前記支持体は、銅を含む、テープ。
  2. 前記銅は、銅粉末あるいは銅合金の粉末である請求項1に記載のテープ。
  3. 前記銅は、前記支持体内に分散している、請求項1または2に記載のテープ。
  4. 前記支持体は、繊維である、請求項1~3の何れかに記載のテープ。
  5. 前記支持体は、前記繊維を編み込んで形成されている、請求項4に記載のテープ。
  6. 前記支持層は、剥離剤が塗布された剥離剤層を有する、請求項1~5の何れかに記載のテープ。
  7. 前記支持層と前記粘着剤層とは、透明部材で構成される請求項1~6の何れかに記載のテープ。

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