JP2022028934A - 制御装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】トラフィックフローにより要求されるQoS性能を保証するための制御を、無視できない量の制御遅延が存在する場合であっても安定化することに寄与する。【解決手段】制御装置(40)は、通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローに関するQuality of Service (QoS)性能の計測値を取得し、当該計測値をQoS性能の目標値と比較し、当該目標値を達成するように、前記通信ネットワーク内のノード(604)に供給される制御値を生成する。制御装置(40)は、トラフィックフローに関するトラフィック関連パラメータの変化傾向および制御装置(40)とノード(604)との間の制御遅延に基づいて制御値を補正する。【選択図】図7

Description

本開示は、通信ネットワークの制御に関し、特に通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローにより要求される目標値(setpoint)を達成するための当該通信ネットワーク内のノードに対する制御に関する。
無線通信ネットワークを介した超低遅延(ultra-low latency)サービスの提供が検討されている。超低遅延サービスは、ミッション・クリティカル通信(mission critical communication)を含んでもよい。例えば、Third Generation Partnership Project(3GPP)は、2020年移行の導入に向けた第5世代移動通信システム(5G)の標準化作業を3GPP Release 14として2016年に開始している。5Gシステムのアーキテクチャに対する要件は、ミッション・クリティカル通信のサポートを含む。
超低遅延サービス又はミッション・クリティカル通信は、例えば、高度交通システム(intelligent transport systems)、産業オートメーション、ロボティクス、触覚(haptic or tactile)インターネット、仮想現実(virtual reality)及び拡張現実(augmented reality)を含む。超低遅延サービス又はミッション・クリティカル通信は、ミリ秒レベルのエンドツーエンド・レイテンシ(end-to-end latency)を必要とする。例えば、非特許文献1は、触覚インターネット・アプリケーションにおいて1ミリ秒エンドツーエンド・レイテンシ(1-millisecond end-to-end latency)が必要であることを記載している。
なお、超低遅延サービス及びミッション・クリティカル通信は、信頼性(reliability)も必要とする。ここで、信頼性は、所定の(defined)エンドツーエンド・レイテンシ(i.e., 遅延バジェット、e.g., 1ミリ秒)内でのメッセージ送信を保証する能力(capability)を意味する。
特開2014-197391号公報 特開2008-124748号公報 国際公開第2016/157753号
ITU-T Technology Watch Report (August 2014) - The Tactile Internet, [retrieved on 2017-02-27], <URL: http://www.itu.int/oth/T2301000023/en>
発明者等は、通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローにより要求されるQuality of Service(QoS)性能の目標値(setpoint)(e.g.,エンドツーエンド・レイテンシ)を達成するための通信ネットワークの制御に関して検討した。幾つかの実装において、制御装置は、以下に示すフィードバック制御を行う。制御装置は、通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローに関するQoS性能の計測値を取得し、当該計測値をQoS性能の目標値(setpoint)と比較する。そして、制御装置は、当該目標値を達成するように、当該通信ネットワーク内のノードに供給されるための制御値を決定する。
しかしながら、このようなフィードバック制御は、当該トラフィックフローに関するトラフィック関連パラメータの変化の影響を受けることに留意しなければならない。ここで、トラフィック関連パラメータは、目標値を達成するための制御値の決定に影響を与えるパラメータである。
一例として、2つのエンドノード(例えば、センサとアクチュエータ)の間の通信経路(以下、エンドツーエンドパスと呼ぶ)上で転送されるトラフィックフローにより要求されるエンドツーエンド・レイテンシを保証するための制御を考える。この制御では、フィードバック制御の目標値は、例えば、エンドツーエンド・レイテンシ、エンドツーエンド・スループット、又は通信ネットワークに対する許容遅延であってもよい。フィードバック制御の制御値は、トラフィックフローに対する保証QoSであってもよく、より具体的には、優先度、保証遅延、及び保証ビットレートのうち少なくとも1つであってもよい。トラフィック関連パラメータは、例えば、エンドツーエンド・レイテンシが保証される1回の通信イベントで送られるデータサイズであってもよい。さらに又はこれに代えて、トラフィック関連パラメータは、通信イベント当たりのデータレート及び通信間隔のうち少なくとも一方を含んでもよい。トラフィック関連パラメータは、トラフィックフローのパターンに関係し、エンドノード間の送信データサイズ又はデータレートと共に変化するその他のパラメータであってもよい。
一例として、画像データ又は映像データがエンドノード間で送信される場合、画像解像度又はフレームレートの変化に応じて通信イベント当たりのデータサイズ及びデータレートが変化する。あるいは、エンドノード間で送信されるデータが画像から抽出された複数の特徴点(局所特徴)に関する特徴ベクトルの集合(set of feature vectors)である場合、画像から抽出される特徴点の数の変化に応じて通信イベント当たりのデータサイズ及びデータレートが変化する。制御装置は、トラフィック関連パラメータ(e.g., 通信イベント当たりのデータサイズ)が変化した場合にも所定のエンドツーエンド・レイテンシを保証できることが望ましい。
さらに、このようなフィードバック制御は、制御遅延の影響を受けることに留意しなければならない。制御装置とノードの間の制御遅延が増加するほど、フィードバック制御が難しくなる。特に、制御遅延がトラフィック関連パラメータの変化の発生間隔よりも大きい場合、トラフィックフローにより要求されるQoS性能を保証する制御を安定化することが難しい。
ところで、特許文献1は、無線通信ネットワークを介してプロセスを制御するフィードバック制御について開示している。特許文献2は、ネットワーク(e.g., Internet Protocol(IP)ネットワーク)を介したノードの制御を開示している。具体的には、特許文献2では、制御装置は、ネットワークの遅延を考慮して現在のプロセス値を推定し、推定されたプロセス値に基づいて制御出力を生成する。特許文献3は、Service Capability Exposure Function(SCEF)がアプリケーション・レイヤ・エンティティから通信パターン情報を受信し当該通信パターン情報から導出されたネットワークパラメータをネットワークエンティティに送ることを開示している。しかしながら、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3はいずれも、上述したようなトラフィック関連パラメータの変化を制御遅延が存在する場合にどのように補償するのかについて明示していない。
本明細書に開示される実施形態が達成しようとする目的の1つは、通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローにより要求されるQoS性能を保証するための制御を、無視できない量の制御遅延が存在する場合であっても安定化することに寄与する装置、方法、及びプログラムを提供することである。なお、この目的は、本明細書に開示される複数の実施形態が達成しようとする複数の目的の1つに過ぎないことに留意されるべきである。その他の目的又は課題と新規な特徴は、本明細書の記述又は添付図面から明らかにされる。
第1の態様では、制御装置は、メモリと、前記メモリに結合されるとともに複数のモジュールを実行するよう構成された少なくとも1つのプロセッサとを含む。前記複数のモジュールは、制御モジュール、監視モジュール、取得モジュール、及び補正モジュールを含む。前記制御モジュールは、通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローにより要求されるQuality of Service(QoS)性能の目標値(setpoint)を達成するように、前記通信ネットワーク内のノードに供給されるための制御値を決定するよう構成される。ここで、前記制御値は、前記トラフィックフローへのネットワークリソース割り当てを調整することを前記ノードに引き起こす。前記監視モジュールは、前記トラフィックフローに関するトラフィック関連パラメータを監視するよう構成される。前記取得モジュールは、前記制御装置と前記ノードの間の制御遅延を取得するよう構成される。前記補正モジュールは、前記トラフィック関連パラメータの変化傾向及び前記制御遅延に基づいて、前記制御値を補正するよう構成される。
第2の態様では、制御装置により行われる方法は、以下を含む:
(a)通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローにより要求されるQuality of Service(QoS)性能の目標値(setpoint)を達成するように、前記通信ネットワーク内のノードに供給されるための制御値を決定すること、ここで、前記制御値は、前記トラフィックフローへのネットワークリソース割り当てを調整することを前記ノードに引き起こす;
(b)前記トラフィックフローに関するトラフィック関連パラメータを監視すること;
(c)前記制御装置と前記ノードの間の制御遅延を取得すること;及び
(d)前記トラフィック関連パラメータの変化傾向及び前記制御遅延に基づいて、前記制御値を補正すること。
第3の態様では、プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、上述の第2の態様に係る方法をコンピュータに行わせるための命令群(ソフトウェアコード)を含む。
上述の態様によれば、通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローにより要求されるQoS性能を保証するための制御を、無視できない量の制御遅延が存在する場合であっても安定化することに寄与する装置、方法、及びプログラムを提供できる。
第1の実施形態に係る通信ネットワークの構成例を示す図である。 エンドツーエンドパスの一例を示す図である。 エンドツーエンドパスの一例を示す図である。 エンドツーエンドパスの一例を示す図である。 エンドツーエンドパスの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る制御装置による制御の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 制御装置の構成例を示すブロック図である。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態を含む幾つかの実施形態に係る通信ネットワークの構成例を示している。図1の例では、通信ネットワークは、エンドノード10、中間ノード20A及び20B、並びにエンドノード30を含む。エンドツーエンドパス100は、エンドノード10からエンドノード30までの通信パスである。エンドノード10は送信者(sender)エンドノードと呼ばれてもよく、エンドノード30は受信者(receiver)エンドノードと呼ばれてもよい。
触覚インターネット及び産業オートメーションの例では、エンドノード10はセンサに実装されたコンピュータであり、エンドノード30はアクチュエータに実装されたコンピュータであってもよい。高度交通システム(ITS)の例では、エンドノード10及びエンドノード30は、共に自動車に実装されたコンピュータであってもよい。あるいは、エンドノード10及びエンドノード30のうち一方は自動車に実装されたコンピュータであり、他方はITSアプリケーションサーバであってもよい。
エンドツーエンドパス100は、2又はそれ以上のパスセグメント110から成る。したがって、エンドツーエンドパス100は、少なくとも1つの中間ノード20を含む。図1の例では、エンドツーエンドパス100は、3つのパスセグメント110A、110B、及び110Cに分割されている。パスセグメント110Aは、(sender)エンドノード10から中間ノード20Aまでの通信パスである。パスセグメント110Bは、中間ノード20Aから中間ノード20Bまでの通信パスである。パスセグメント110Cは、中間ノード20Bから(receiver)エンドノード30までの通信パスである。
エンドツーエンドパス100は、アプリケーションレイヤの通信パスであり、アプリケーションレイヤ・メッセージを転送する。言い換えると、エンドツーエンドパス100は、アプリケーションレイヤ・トラフィックフローを転送する。したがって、エンドノード10及び30は、共にアプリケーションレイヤ・プロトコルをサポートし、アプリケーションレイヤ・メッセージを処理する。トラフィックフローは、パケットフロー又はデータフローと呼ぶこともできる。
さらに、少なくとも1つの中間ノード20も、アプリケーションレイヤ・プロトコルをサポートし、アプリケーションレイヤ・メッセージを処理してもよい。すなわち、エンドツーエンドパス100で行われる通信イベント(又は通信トランザクション)は、2又はそれ以上のアプリケーションレイヤ通信を含んでもよい。
例えば、上述の触覚インターネット及び産業オートメーションの例では、少なくとも1つの中間ノード20は、センサ(i.e., エンドノード10)から受信したセンシングデータに基づいてアクチュエータ(i.e., エンドノード30)を制御する制御・ステアリング(control/steering)サーバであってもよい。高度交通システム(ITS)の例では、少なくとも1つの中間ノード20は、自動車(i.e., エンドノード10)から受信したメッセージ又はデータに基づいて当該自動車又は他の自動車(i.e., エンドノード30)を制御するITSサーバであってもよい。
さらに又はこれに代えて、1又はそれ以上の中間ノード20の一部又は全ては、ネットワークレイヤ(i.e., レイヤ3、e.g., Internet Protocol(IP)レイヤ)をサポートし、アプリケーションレイヤ・メッセージを包含するパケットをエンドノード10及び30の間で転送してもよい。例えば、各中間ノード20は、IPルータ又はゲートウェイであってもよい。
さらに又はこれに代えて、少なくとも1つの中間ノード20は、エンドノード10又は30とエアインタフェースを介して通信するRANノード(e.g., 基地局、eNodeB、Radio Network Controller(RNC))であってもよい。
図2~図5は、エンドツーエンドパス100のいくつかの具体例を示している。図2~図5の例では、エンドツーエンドパス100は、無線通信ネットワーク(無線アクセスネットワーク(Radio Access Network(RAN))、又はRAN及びコアネットワーク)を含む。図2の例では、エンドツーエンドパス100は、無線端末(User Equipment(UE))210からアプリケーションサーバ270までの通信パスである。したがって、UE210は(sender)エンドノード10に対応し、アプリケーションサーバ270は(receiver)エンドノード30に対応する。
図2に示されたエンドツーエンドパス100は、RANノード230によって2つのパスセグメント110A及び110Bに分割される。RANノード230は、中間ノード20に相当する。図2のパスセグメント110Aは、UE210からRANノード230までのRAN220(i.e., アップリンク・エアインタフェース)経由の通信パスである。図2のパスセグメント110Bは、RANノード230からアプリケーションサーバ270までの通信パスである。図2のパスセグメント110Bは、コアネットワーク240、コアネットワーク(CN)ゲートウェイ250、及びPacket Data Network(PDN)260を経由する。例えば、コアネットワーク240は、Evolved Packet Core(EPC)又はUniversal Mobile Telecommunications System(UMTS)パケットコアであり、CNゲートウェイ250は、PDN Gateway(PGW)又はGateway GPRS Support Node(GGSN)である。
図3の例では、エンドツーエンドパス100は、UE310から出発してアプリケーションサーバ370を経由してUE310に戻るラウンドトリップ(round-trip)パスである。したがって、UE310は(sender)エンドノード10及び(receiver)エンドノード30に対応する。
図3に示されたエンドツーエンドパス100は、RANノード330及びアプリケーションサーバ370によって4つのパスセグメント110A、110B、110C、及び110Dに分割される。図3のパスセグメント110Aは、UE310からRANノード330へのRAN320(i.e., アップリンク・エアインタフェース)を経由する通信パスである。図3のパスセグメント110Bは、RANノード330からアプリケーションサーバ370までの通信パスである。図3のパスセグメント110Cは、アプリケーションサーバ370からRANノード330までの通信パスである。図3のパスセグメント110B及び110Cは、コアネットワーク340、CNゲートウェイ350、及びPDN360を経由する。図3のパスセグメント110Dは、RANノード330からUE310へのRAN320(i.e., ダウンリンク・エアインタフェース)を経由する通信パスである。
図4の例は、図3の例の変形である。すなわち、図4の例では、エンドツーエンドパス100は、UE310から出発してアプリケーションサーバ370を経由してUE490に到達する。したがって、UE310は(sender)エンドノード10に対応し、UE490が(receiver)エンドノード30に対応する。図4のパスセグメント110Cは、アプリケーションサーバ370からRANノード480までの通信パスである。図4のパスセグメント110Dは、RANノード480からUE490へのRAN320を経由する通信パス(i.e., ダウンリンク・エアインタフェース)ある。RANノード480は、RANノード330と同一であってもよい。
図5の例は、Mobile Edge Computing(MEC)に関する。MECは、アプリケーション開発者(application developers)及びコンテンツプロバイダに対して、モバイル加入者(mobile subscribers)に近接したRAN内でのクラウド・コンピューティング能力(capabilities)及びinformation technology(IT)サービス環境を提供する。この環境は、超低遅延(ultra-low latency)及び広帯域幅(high bandwidth)に加えて、アプリケーション及びサービスによって活用される(leveraged)ことができる無線ネットワーク情報(加入者位置、セル負荷など)への直接アクセスを提供する。MECは、Network Function Virtualization(NFV)と同様に、仮想化された(virtualized)プラットフォームに基づく。NFVはネットワーク機能に重点を置いているのに対して、MECは、ネットワークのエッジでのアプリケーションの実行を可能とする。
モバイルエッジ・クラウド540は、コンピューティング・リソース、ストレージ容量(capacity)、及びRANとのインタフェースをアプリケーションサーバ550に提供する。より具体的には、モバイルエッジ・クラウド540は、Infrastructure as a Service(IaaS)又はPlatform as a Service(PaaS)機能(facility)を提供することによって、アプリケーションのためのホスティング環境を提供する。すなわち、アプリケーションサーバ550は、モバイルエッジ・クラウド540内のサーバ(以下、MECサーバと呼ぶ)にホストされたアプリケーション(以下、MECアプリケーションと呼ぶ)であってもよい。モバイルエッジ・クラウド540(又はMECサーバ)は、Internet of Things(IoT)サービス・イネーブラと呼ぶこともできる。
図5に示されたエンドツーエンドパス100は、RANノード530及びアプリケーションサーバ550によって4つのパスセグメント110A、110B、110C、及び110Dに分割される。図5のパスセグメント110Aは、UE510からRANノード530へのRAN520(i.e., アップリンク・エアインタフェース)を経由する通信パスである。図5のパスセグメント110Bは、RANノード530からMEC環境内のアプリケーションサーバ550までの通信パスである。図5のパスセグメント110Cは、アプリケーションサーバ55からRANノード530までの通信パスである。図5のパスセグメント110B及び110Cは、モバイルエッジ・クラウド540を経由する。図5のパスセグメント110Dは、RANノード530からUE510へのRAN520(i.e., ダウンリンク・エアインタフェース)を経由する通信パスである。
再び図1を参照して説明する。図1に示されたコントローラ40は、通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローにより要求されるQOS性能の目標値(setpoint)を達成するための当該通信ネットワーク内のノードに対する制御を行うよう構成された制御装置である。コントローラ40は、各パスセグメント110を制御するために、各パスセグメント110に含まれる少なくとも1つのノード又は各パスセグメント110を制御するエンティティと通信する。例えば、コントローラ40は、図2のパスセグメント110A(i.e., RANセグメント)を制御するためにRANノード230と通信してもよい。コントローラ40は、図2のパスセグメント110B(i.e., 有線ネットワーク・セグメント)を制御するためにRANノード230、CNゲートウェイ250、及びアプリケーションサーバ270のうち少なくとも1つと通信してもよい。さらに又はこれに代えて、コントローラ40は、図2のパスセグメント110Bを制御するために、コアネットワーク240内の制御エンティティ(e.g., Service Capability Exposure Function(SCEF)又はPolicy and Charging Rules Function(PCRF))と通信してもよい。すなわち、図1ではコントローラ40とエンドツーエンドパス100に含まれる4つのノード10、20A、20B、及び30との間の接続関係が示されているが、コントローラ40は、これら4つのノードの一部のみと通信してもよい。
コントローラ40は、1つのコンピュータシステムであってもよく、(分散された)複数のコンピュータシステムであってもよい。幾つかの実装において、コントローラ40は、コアネットワーク(e.g.,コアネットワーク240又は340)に配置されてもよいし、PDN(e.g., PDN260又は360)に配置されてもよい。例えば、コントローラ40は、コアネットワーク内の制御ノード(e.g., SCEF)に配置されてもよい。幾つかの実装において、コントローラ40は、図5に示されたモバイルエッジ・クラウド540(e.g., MECサーバ、IoTサービス・イネーブラ)に配置されてもよい。幾つかの実装において、コントローラ40は、エンドツーエンドパス100に含まれるいずれかのノード(e.g., エンドノード10、いずれかの中間ノード20、又はエンドノード30)に配置されてもよい。
コントローラ40は、通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローにより要求されるQoS性能の目標値(setpoint)を達成するように、当該通信ネットワーク内のノード(e.g., エンドノード10、いずれかの中間ノード20、又はエンドノード30)に供給されるための制御値を決定する。
QoS性能の目標値は、例えば、トラフィックフローの送信(sender)エンドノード10及び受信(receiver)エンドノード30の間のエンドツーエンド・レイテンシ、トラフィックフローの目標スループット、又は通信ネットワークに対する許容遅延であってもよい。
制御値は、トラフィックフローへのネットワークリソース割り当てを調整することをノードに引き起こす。制御値は、例えば、トラフィックフローに対する保証QoSであってもよく、より具体的には、優先度、保証遅延、及び保証ビットレートのうち少なくとも1つであってもよい。制御値は、ネットワーク制御ポリシと呼ぶこともできる。
幾つかの実装において、コントローラ40は、以下に示すフィードバック制御を行ってもよい。すなわち、コントローラ40は、通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローに関するQoS性能の計測値を取得し、当該計測値をQoS性能の目標値と比較する。そして、コントローラ40は、当該目標値を達成するように、当該通信ネットワーク内のノードに供給されるための制御値を決定する。
さらに、コントローラ40は、トラフィックフローに関するトラフィック関連パラメータを監視する。トラフィック関連パラメータは、QoS性能の目標値を達成するための制御値の決定に影響を与える。トラフィック関連パラメータは、例えば、エンドツーエンド・レイテンシが保証される1回の通信イベントで送られるデータサイズであってもよい。さらに又はこれに代えて、トラフィック関連パラメータは、通信イベント当たりのデータレート及び通信間隔のうち少なくとも一方を含んでもよい。トラフィック関連パラメータは、トラフィックフローのパターンに関係し、通信イベント当たりの送信データサイズ又はデータレートと共に変化するその他のパラメータであってもよい。
幾つかの実装において、コントローラ40は、エンドノード10又はエンドノード30からトラフィック関連パラメータの設定値又は計測値を取得してもよい。さらに又はこれに代えて、コントローラ40は、トラフィックフローの転送に関与する少なくとも1つの中間ノード20からトラフィック関連パラメータの計測値を取得してもよい。さらに又はこれに代えて、コントローラ40は、他の制御エンティティからトラフィック関連パラメータの設定値又は計測値を取得してもよい。
さらに、コントローラ40は、コントローラ40とノードの間の制御遅延を取得する。幾つかの実装において、当該制御遅延は、予め定められた一定値であってもよい。この場合、コントローラ40は、メモリに格納された制御遅延の値を読み出して使用してもよいし、他のノードから受信してもよい。しかしながら、当該制御遅延は、コントローラ40の負荷、若しくはコントローラ40からの制御値に従って動作するノードの負荷、又はこれら両方に依存して変動するかもしれない。さらにまた、当該制御遅延は、コントローラ40とノードとの間のネットワーク内の転送遅延の変動に依存して変動するかもしれない。また当該制御遅延は、ノードに接続している端末の数に依存して変動するかもしれない。したがって、幾つかの実装において、コントローラ40は、制御遅延を計測してもよい。例えば、コントローラ40は送信時のタイムスタンプを記述したパケットをノードに送信し、ノードは当該パケットの受信時のタイムスタンプを取得するとともに、これら2つのタイムスタンプの差から片道遅延時間を推定してもよい。コントローラ40は、推定された片道遅延時間をノードから受信してもよい。
さらにまた、コントローラ40は、トラフィック関連パラメータの変化傾向及び制御遅延に基づいて、ノードに供給される制御値を補正する。具体的には、コントローラ40は、ノードが制御値に基づいて動作する将来の時点におけるトラフィック関連パラメータの推定値に当該制御値を適合させるように当該制御値を補正してもよい。言い換えると、コントローラ40は、フロー関連パラメータ(e.g., 通信イベントあたりのデータサイズ)の変化(又は変動)と制御遅延とを、フィードバック制御に対する外乱(disturbances)として取扱ってもよい。コントローラ40は、フロー関連パラメータの変化及び制御遅延をフィードフォワード制御により補償してもよい。
幾つかの実装において、コントローラ40は、トラフィック関連パラメータの変化の傾向をその計測値(時系列)から推定し、ノードが制御値に基づいて動作する将来の時点におけるトラフィック関連パラメータの将来値を推定(予測)してもよい。そして、コントローラ40は、推定されたトラフィック関連パラメータの将来値に当該制御値を適合させるように当該制御値を補正してもよい。
以下では、図6及び図7を参照してコントローラ40の動作をより詳細に説明する。図6は、コントローラ40により行われるQoS目標達成のための制御の一例を示すブロック図である。図7は、コントローラ40の動作の一例(処理700)を示すフローチャートである。
図6の例では、コントローラ40は、制御部601、第1補正部602、及び第2補正部603を含む。制御部601は、QoS性能の計測値Y(t)をQoS性能の目標値SPと比較し、目標値SPを達成するように制御値C0(t)を生成する。なお、例えば目標値SP(e.g., エンドツーエンド・レイテンシ)から制御値C0(t)を導出するために、トラフィック関連パラメータ(e.g., 通信イベント当たりの送信データサイズ)の初期値TRP_0を考慮してもよい。図7のステップ701は、制御部601における処理に対応する。
第1補正部602は、トラフィック関連パラメータの最新値RP(t)を受信し、当該トラフィック関連パラメータの時間変化を補償するように制御値C0(t)を補正し、これによって第1の補正された制御値C1(t)を生成する。第1補正部602は、トラフィック関連パラメータの検出値TRP(t)と初期値(基準値)TRP_0との差分に基づいて制御値C0(t)を補正してもよい。図7のステップ702は、第1補正部602における処理に対応する。
第2補正部603は、制御遅延の最新値CD(t)を補償するように第1の補正された制御値C1(t)をさらに補正し、これによって第2の補正された制御値C2(t)を生成する。なお、既に説明したように、制御遅延は一定値であってもよい。図7のステップ703は、第2補正部603における処理に対応する。
ノード604は、第2の補正された制御値C2(t)をコントローラ40から受信し、対象のトラフィックフローへのネットワークリソースの割り当てを当該制御値に従って調整する。ネットワークリソースの割り当て制御は、例えば、RANノード(e.g., eNB、RNC)による無線リソーススケジューリングであってもよい。例えば、RANノードは、制御値としての許容遅延を受信し、許容遅延を満足するように無線リソーススケジューリングを行ってもよい。
なお第1補正部602は、トラフィック関連パラメータを複数回受信してもよい。また第1補正部602および第2補正部603は、その回数に基づいて第1の補正された制御値C1(t)および第2の補正された制御値C2(t)を生成してもよい。第1補正部602および第2補正部603は、入力遅延と出力遅延のいずれに関する制御値を生成してもよい。
例えば、RANノードは、パケットスケジューリング(i.e., Medium Access Control(MAC)スケジューリング)を行うMACスケジューラを有する。幾つかの実装において、MACスケジューラは、Earliest Deadline First(EDF)アプローチに基づくスケジューリング・メトリック(i.e., EDFメトリック)を用いる。EDFメトリックは、遅延閾値(delay threshold)とhead of line delayとの差分の逆数に比例する。head of line delayは、ユーザの送信待ちの先頭パケットの遅延を意味する。RANノードは、制御値としての許容遅延を受信し、当該許容遅延を達成するように、当該トラフィックフローに関するパケットフロー又は他のパケットフローのEDFメトリックの計算に使用される遅延閾値(delay threshold)を変更してもよい。
さらに又はこれに代えて、ネットワークリソースの割り当て制御は、RANノード(e.g., eNB、RNC)、ゲートウェイ(e.g., PGW、SGSN)、又はトラフィックフローの転送に関与するその他のユーザプレーンノードによる通信帯域の制御であってもよい。
ゲートウェイ(e.g., PGW、SGSN)及びIPルータは、制御値(e.g.,保証ビットレート)を達成するように、当該トラフィックフローに関するパケットフロー又は他のパケットフローの分類(classification)若しくはスケジューリング又は両方における取り扱い(treatment)(e.g., 優先度)を制御してもよい。幾つかの実装において、ゲートウェイ及びIPルータは、当該トラフィックフローに関するパケットフローの優先度を上げるために当該フローの分類(class)を変更してもよい。さらに又はこれに代えて、ゲートウェイ及びIPルータは、当該トラフィックフローに関するパケットフローが格納されるキューに適用されるWeight Fair Queuing(WFQ)ウエイトを変更してもよい。
上述の説明から理解されるように、本実施形態に係るコントローラ40は、トラフィック関連パラメータの変化傾向及び制御遅延に基づいて、ノードに供給される制御値を補正するよう構成されている。したがって、本実施形態に係るコントローラ40は、通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローにより要求されるQoS性能を保証するための制御を、無視できない量の制御遅延が存在する場合であっても安定化することに寄与できる。
<第2の実施形態>
本実施形態は、第1の実施形態で説明されたコントローラ40により行われる制御の変形例を説明する。本実施形態に係る通信ネットワークの構成例は、図1~図5に示された構成例と同様である。
本実施形態に係るコントローラ40は、制御遅延に基づく第2の補正(i.e., 第2補正部603、図7のステップ703)を以下のように実行する。すなわち、コントローラ40は、制御遅延の変化を監視し、制御遅延の変化を考慮して、第2の補正された制御値C2(t)を生成する。既に説明したように、制御遅延は、コントローラ40の負荷、若しくはコントローラ40からの制御値に従って動作するノードの負荷、又はこれら両方に依存して変動するかもしれない。さらにまた、制御遅延は、コントローラ40とノードとの間のネットワーク内の転送遅延の変動に依存して変動するかもしれない。また当該制御遅延は、ノードに接続している端末の数に依存して変動するかもしれない。本実施形態に係るコントローラ40は、制御遅延の変動を補償することができる。したがって、本実施形態に係るコントローラ40は、通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローにより要求されるQoS性能を保証するための制御を、制御遅延の変動が存在する場合であっても安定化することに寄与できる。
最後に、上述の実施形態に係るコントローラ40の構成例について説明する。図8は、コントローラ40の構成例を示すブロック図である。図8を参照すると、コントローラ40は、ネットワークインターフェース801、プロセッサ802、及びメモリ803を含む。ネットワークインターフェース801は、ネットワークエンティティ(e.g., エンドノード、中間ノード、UE、RANノード、CNノード、アプリケーションサーバ)と通信するために使用される。ネットワークインターフェース801は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインタフェースカード(NIC)を含んでもよい。
プロセッサ802は、メモリ803からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施形態において説明されたコントローラ40の処理を行う。プロセッサ802は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU、又はCPUであってもよい。プロセッサ802は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ803は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリによって構成される。メモリ803は、プロセッサ802から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ802は、図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ803にアクセスしてもよい。
図8の例では、メモリ803は、制御(control)モジュール804、監視(monitor)モジュール805、取得(acquisition)モジュール806、及び補正(correction)モジュール807を含むソフトウェアモジュールを格納するために使用される。プロセッサ802は、これらのソフトウェアモジュールをメモリ803から読み出して実行することで、上述の実施形態において説明されたコントローラ40の処理を行うことができる。
プロセッサ802は、制御モジュール804を読み出して実行することで、例えば、図6の制御部601の処理(又は図7のステップ701の処理)を行うことができる。プロセッサ802は、監視モジュール805を読み出して実行することで、トラフィック関連パラメータを監視し、トラフィック関連パラメータの変化を検出することができる。プロセッサ802は、補正モジュール807を読み出して実行することで、例えば、図6の第1補正部602及び第2補正部603の処理(又は図7のステップ702及び703の処理)を行うことができる。
図8を用いて説明したように、上述の実施形態に係るコントローラ40が有するプロセッサは、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを実行するよう構成されてもよい。このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、Compact Disc Read Only Memory(CD-ROM)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、Programmable ROM(PROM)、Erasable PROM(EPROM)、フラッシュROM、Random Access Memory(RAM))を含む。また、このプログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
<その他の実施形態>
上述の実施形態は、各々独立に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
さらに、上述した実施形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
制御装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合され、複数のモジュールを実行するよう構成された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記複数のモジュールは、
通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローにより要求されるQuality of Service(QoS)性能の目標値(setpoint)を達成するように、前記通信ネットワーク内のノードに供給されるための制御値を決定するよう構成された制御モジュールと、ここで、前記制御値は、前記トラフィックフローへのネットワークリソース割り当てを調整することを前記ノードに引き起こす;
前記トラフィックフローに関するトラフィック関連パラメータを監視するよう構成された監視モジュールと;
前記制御装置と前記ノードの間の制御遅延を取得するよう構成された取得モジュールと;
前記トラフィック関連パラメータの変化傾向及び前記制御遅延に基づいて、前記制御値を補正するよう構成された補正モジュールと、
を備える、制御装置。
(付記2)
前記補正モジュールは、前記ノードが前記制御値に基づいて動作する将来の時点における前記トラフィック関連パラメータの推定値に前記制御値を適合させるように前記制御値を補正するよう構成されている、
付記1に記載の制御装置。
(付記3)
前記補正モジュールは、
前記トラフィック関連パラメータの最新値に基づいて前記制御値を補正することによって、第1の補正された制御値を生成する第1の補正モジュールと、
前記制御遅延に基づいて前記第1の補正された制御値を補正することによって、第2の補正された制御値を生成する第2の補正モジュールと、
を備える、
付記1又は2に記載の制御装置。
(付記4)
前記第2の補正された制御値は、前記ノードが前記制御値に基づいて動作する将来の時点における前記トラフィック関連パラメータの推定値に対応する、
付記3に記載の制御装置。
(付記5)
前記取得モジュールは、前記制御遅延の変化を監視するよう構成され、
前記補正モジュールは、前記制御遅延の前記変化を考慮して、前記第2の補正された制御値を生成するよう構成されている、
付記3又は4に記載の制御装置。
(付記6)
前記トラフィック関連パラメータは、前記目標値を達成するための前記制御値の決定に影響を与えるパラメータである、
付記1~5のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記7)
前記トラフィック関連パラメータは、通信イベント当たりのデータサイズ、通信イベントのデータレート、及び通信イベントの通信間隔のうち少なくとも1つに関する、
付記1~6のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記8)
前記目標値は、前記トラフィックフローの送信エンドノード及び受信エンドノードの間のエンドツーエンド・レイテンシ、前記トラフィックフローの目標スループット、又は前記通信ネットワークに対する許容遅延である、
付記1~7のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記9)
前記制御値は、前記トラフィックフローに対する保証Quality of service(QoS)である、
付記1~8のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記10)
前記保証QoSは、優先度、保証遅延、及び保証ビットレートのうち少なくとも1つを含む、
付記9に記載の制御装置。
(付記11)
前記ノードは、前記通信ネットワーク内の無線アクセスネットワーク・ノード及び前記通信ネットワーク内のコアネットワーク・ノードのうち少なくとも1つを含む、
付記1~10のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記12)
制御装置により行われる方法であって、
通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローにより要求されるQuality of Service(QoS)性能の目標値(setpoint)を達成するように、前記通信ネットワーク内のノードに供給されるための制御値を決定すること、ここで、前記制御値は、前記トラフィックフローへのネットワークリソース割り当てを調整することを前記ノードに引き起こす;
前記トラフィックフローに関するトラフィック関連パラメータを監視すること;
前記制御装置と前記ノードの間の制御遅延を取得すること;及び
前記トラフィック関連パラメータの変化傾向及び前記制御遅延に基づいて、前記制御値を補正すること、
を備える方法。
(付記13)
前記補正することは、前記ノードが前記制御値に基づいて動作する将来の時点における前記トラフィック関連パラメータの推定値に前記制御値を適合させるように前記制御値を補正することを備える、
付記12に記載の方法。
(付記14)
前記補正することは、
前記トラフィック関連パラメータの最新値に基づいて前記制御値を補正することによって、第1の補正された制御値を生成すること、及び
前記制御遅延に基づいて前記第1の補正された制御値を補正することによって、第2の補正された制御値を生成すること、
を備える、
付記12又は13に記載の方法。
(付記15)
前記第2の補正された制御値は、前記ノードが前記制御値に基づいて動作する将来の時点における前記トラフィック関連パラメータの推定値に対応する、
付記14に記載の方法。
(付記16)
前記取得することは、前記制御遅延の変化を監視することを備え、
前記第2の補正された制御値を前記生成することは、前記制御遅延の前記変化を考慮して、前記第2の補正された制御値を決定することを備える、
付記14又は15に記載の方法。
(付記17)
前記トラフィック関連パラメータは、前記目標値を達成するための前記制御値の決定に影響を与えるパラメータである、
付記12~16のいずれか1項に記載の方法。
(付記18)
前記トラフィック関連パラメータは、通信イベント当たりのデータサイズ、通信イベントのデータレート、及び通信イベント内での通信間隔のうち少なくとも1つに関する、
付記12~17のいずれか1項に記載の方法。
(付記19)
前記目標値は、前記トラフィックフローの送信エンドノード及び受信エンドノードの間のエンドツーエンド・レイテンシ、前記トラフィックフローの目標スループット、又は前記通信ネットワークに対する許容遅延である、
付記12~18のいずれか1項に記載の方法。
(付記20)
前記制御値は、前記トラフィックフローに対する保証Quality of service(QoS)である、
付記12~19のいずれか1項に記載の方法。
(付記21)
前記保証QoSは、優先度、保証遅延、及び保証ビットレートのうち少なくとも1つを含む、
付記20に記載の方法。
(付記22)
前記ノードは、前記通信ネットワーク内の無線アクセスネットワーク・ノード及び前記通信ネットワーク内のコアネットワーク・ノードのうち少なくとも1つを含む、
付記12~21のいずれか1項に記載の方法。
(付記23)
制御装置により行われる方法をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
前記方法は、
通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローにより要求されるQuality of Service(QoS)性能の目標値(setpoint)を達成するように、前記通信ネットワーク内のノードに供給されるための制御値を決定すること、ここで、前記制御値は、前記トラフィックフローへのネットワークリソース割り当てを調整することを前記ノードに引き起こす;
前記トラフィックフローに関するトラフィック関連パラメータを監視すること;
前記制御装置と前記ノードの間の制御遅延を取得すること;及び
前記トラフィック関連パラメータの変化傾向及び前記制御遅延に基づいて、前記制御値を補正すること、
を備える、プログラム。
この出願は、2017年3月8日に出願された日本出願特願2017-044323を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 エンドノード
20 中間ノード
30 エンドノード
40 コントローラ
802 プロセッサ
803 メモリ
804 制御モジュール
805 監視モジュール
806 取得モジュール
807 補正モジュール

Claims (8)

  1. 制御装置であって、
    通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローに関するQuality of Service (QoS)性能の計測値を取得する手段と、
    当該計測値をQoS性能の目標値と比較し、当該目標値を達成するように、前記通信ネットワーク内のノードに供給される制御値を生成する手段と、
    前記トラフィックフローに関するトラフィック関連パラメータの変化傾向および当該制御装置と前記ノードとの間の制御遅延に基づいて、前記制御値を補正する手段と、
    を備える、制御装置。
  2. 前記変化傾向は、時間変化を含む、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御装置は、サーバに配置される、請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記制御装置は、Mobile Edge Computing(MEC)に配置される、請求項1~3のいずれかに記載の制御装置。
  5. 制御装置で行われる方法であって、
    通信ネットワークを介して転送されるトラフィックフローに関するQuality of Service (QoS)性能の計測値を取得し、
    当該計測値をQoS性能の目標値と比較し、当該目標値を達成するように、前記通信ネットワーク内のノードに供給される制御値を生成し、
    前記トラフィックフローに関するトラフィック関連パラメータの変化傾向および当該制御装置と前記ノードとの間の制御遅延に基づいて、前記制御値を補正する、方法。
  6. 前記変化傾向は、時間変化を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記制御装置は、サーバに配置される、請求項5または6に記載の方法。
  8. 前記制御装置は、Mobile Edge Computing(MEC)に配置される、請求項5~7のいずれかに記載の方法。
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