JP2022027453A - 液体吐出装置、液体吐出ユニット、および液体吐出装置における液体吐出ヘッドの駆動方法 - Google Patents

液体吐出装置、液体吐出ユニット、および液体吐出装置における液体吐出ヘッドの駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】対象物から遠ざける方向へ液体吐出ヘッドを迅速に移動させることが可能な液体吐出装置を提供する。【解決手段】対象物に向けて液体を吐出する吐出口を備えた液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドを保持するとともに、第1の軸の方向、および前記第1の軸と交差する第2の軸の方向のうち少なくとも一方の軸の方向に移動可能に設けられた液体吐出ユニットとを備えた液体吐出装置において、前記液体吐出ユニットを、前記第1の軸および前記第2の軸と交差する第3の軸の方向にて移動させる第1の駆動手段と、前記液体吐出ヘッドを、前記液体吐出ユニットに対して前記第3の軸の方向にて移動させる第2の駆動手段とを備えるとともに、前記第3の軸の方向を、前記液体吐出ヘッドが前記対象物に向けて液体を吐出する方向とした。【選択図】図1

Description

本発明は、液体吐出装置、液体吐出ユニット、および液体吐出装置における液体吐出ヘッドの駆動方法に関するものである。
特許文献1には、複数のスプレーガンヘッドを保持するスプレーガンヘッドユニット500と、スプレーガンヘッドユニット500を、水平なX軸方向に駆動するX軸方向駆動手段と、垂直なY軸方向に駆動するY軸方向駆動手段とを備え、複数のスプレーガンヘッドからそれぞれインクを噴射する描画装置において、複数のスプレーガンヘッドは、それぞれX軸方向およびY軸方向に垂直なZ軸方向に移動自在にスプレーガンヘッドユニット500に保持され、スプレーガンヘッドユニット500を被塗物とスプレーガンヘッドとの距離に関連した測定データおよび設定データに基づいてスプレーガンヘッドをそれぞれ独立してZ軸方向に駆動するZ軸方向駆動手段をもつ自動描画装置が記載されている。
上記の自動描画装置において、被塗物へ描画中にヘッドが被塗物の突起部等と衝突しそうになった時などは、スプレーガンヘッドユニットを被塗物から遠ざける方向へ動かし、上記の衝突を回避する必要がある。その際、スプレーガンヘッドユニット全体を被塗物から遠ざける方向へ動かしていては移動時間がかかってしまい、上記の衝突を回避することができない。
本発明の目的は、対象物から遠ざける方向へ液体吐出ヘッドを迅速に移動させることが可能な液体吐出装置を提供することにある。
本発明は、対象物に向けて液体を吐出する吐出口を備えた液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドを保持するとともに、第1の軸の方向、および前記第1の軸と交差する第2の軸の方向のうち少なくとも一方の軸の方向に移動可能に設けられた液体吐出ユニットとを備えた液体吐出装置において、前記液体吐出ユニットを、前記第1の軸および前記第2の軸と交差する第3の軸の方向にて移動させる第1の駆動手段と、前記液体吐出ヘッドを、前記液体吐出ユニットに対して前記第3の軸の方向にて移動させる第2の駆動手段とを備えるとともに、前記第3の軸の方向を、前記液体吐出ヘッドが前記対象物に向けて液体を吐出する方向としたことを特徴とする。
本発明によれば、対象物から遠ざける方向へ液体吐出ヘッドを迅速に移動させることが可能な液体吐出装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る液体吐出装置の全体概略構成図である。 同実施形態におけるキャリッジの斜視図である。 同実施形態におけるワイパユニットの斜視図である。 同実施形態におけるキャリッジの斜視図である。 同実施形態におけるヘッドのZ方向駆動部を示す斜視図である。 同実施形態における突出部材の説明図である。 同実施形態における当接部材の説明図である。 キャリッジの移動制御に係わる部分のブロック図である。 本発明の実施形態におけるヘッドの断面説明図である。 本発明の変形例に係る液体吐出装置の説明図である。 同変形例における液体吐出装置の拡大斜視図である。 本発明の第2の変形例に係る液体吐出装置の斜視説明図である。 本発明の第3の変形例に係る液体吐出装置の斜視説明図である。
本発明の実施形態を、図面を用いて以下に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る液体吐出装置の全体概略構成図であり、図1(a)は液体吐出装置の側面図、図1(b)は液体吐出装置の平面図である。
液体吐出装置1000は、対象物の一例である被描画物100に対向して設置される。被描画物100に向けて液体の一例であるインクを吐出するためのヘッド300は、キャリッジ1に搭載されている。そしてキャリッジ1は、Z軸方向への移動が可能なようにZ軸レール103に保持されている。ここで、ヘッド300は液体吐出ヘッドの一例である。
Z軸レール103は、X軸方向への移動が可能なようにX軸レール101に保持され、さらに、X軸レール101は、Y軸方向への移動が可能なようにY軸レール102に保持される。ここで、X軸は「第1の軸」の一例であり、Y軸は「第1の軸と交差する第2の軸」の一例であり、Z軸は「第1の軸および第2の軸と交差する第3の軸」の一例である。また、キャリッジ1は「液体吐出ユニット」の一例として示されている。
液体吐出装置1000は、キャリッジ1をZ軸レール103に沿ってZ軸方向に移動させる第1のZ方向駆動部92と、Z軸レール103をX軸レール101に沿ってX軸方向に移動させるX方向駆動部72を備えている。さらに、液体吐出装置1000は、X軸レール101をY軸レール102に沿ってY軸方向に移動させるY方向駆動部82を備えている。第1のZ方向駆動部92は「第1の駆動手段」の一例であり、キャリッジ1を、X軸およびY軸と交差するZ軸の方向へ移動させる。
液体吐出装置1000は、さらに別に第2のZ方向駆動部93を備えており、第2のZ方向駆動部93はキャリッジ1に設けられる。第2のZ方向駆動部93は「第2の駆動手段」の一例であり、キャリッジ1に対してヘッド300をZ軸の方向へ移動させる。なお、本実施形態において「第1の軸および第2の軸と交差する第3の軸の方向にて移動させる」とは、Z軸方向と平行にキャリッジ1およびヘッド300を移動させる態様のみに限るものではない。少なくともZ軸方向の成分を含んだ斜めの方向にキャリッジ1およびヘッド300を移動させる態様も含む。
上記のように構成された液体吐出装置1000は、キャリッジ1をX軸、Y軸およびZ軸の方向に移動させながら、ヘッド300から被描画物100に向けてインクを吐出し、被描画物100に描画を行う。なお、図1において被描画物100は平面板の形態で示されているが、車やトラック、航空機などの側面のように鉛直に近い面もしくは曲率半径の大きい面でもよい。
図2は、本実施形態におけるキャリッジの斜視図である。
キャリッジ1は、第1のZ方向駆動部92からの動力によりZ軸レール103に沿ってZ軸方向へ移動可能に設けられている。また、キャリッジ1は、ヘッドユニット70を備えており、ヘッドユニット70には、ヘッドを取り付けるためのヘッド固定板7が設けられている。本実施形態は、ヘッド固定板7にイエロー用ヘッド300Y、マゼンタ用ヘッド300M、シアン用ヘッド300C、ブラック用ヘッド300K、ホワイト用ヘッド300W、特殊色用ヘッド300Sを装着した構成を例示している。なお、以下の説明においては、便宜上、これらのヘッドをまとめて「ヘッド300」とも記載する。また、ヘッド300は「液体吐出ヘッド」の一例に相当する。
ヘッド300Y、300M、300C、300K、300Wおよび300Sのそれぞれは、複数のノズル302を有するノズル面302aを備えている。ここでノズル302は「吐出口」の一例であり、ノズル面302aは「液体吐出面」の一例である。なお、ヘッド300で扱うインクの色の種類や数は上記に限るものではない。例えばヘッド300で扱うインクがすべて同一色でもよい。
ヘッド300は、ノズル面302aが水平面と交差し、かつ複数のノズル302の配列方向をX軸に対し傾斜させてヘッド固定板7に固定されている。これによりノズル302は、重力方向と交差する方向にインクを吐出する。
さらに、キャリッジ1は、ヘッド300をクリーニングするためのクリーニング手段を備えている。本実施形態においてはクリーニング手段の一例としてワイパユニット4が示されている。このワイパユニット4の構成について、以下に説明する。
図3は、本実施形態におけるワイパユニットの斜視図であり、図3(a)はワイパユニットの正面方向からの斜視図、図3(b)はワイパユニットの背面方向からの斜視図である。
ワイパユニット4は、図3(a)に示すように、枠体80の上部と下部に固定された一対のガイドレール9Rに沿ってX軸と平行な方向に移動する。ワイパユニット4は、図3(b)に示すようなインク受け面24、ワイパ3、洗浄液供給部5、および図3(a)に示すような洗浄液回収部6を備えている。
洗浄液供給部5は、図示しない洗浄液供給チューブに接続しており、洗浄液供給チューブからの洗浄液を、ワイパ3およびインク受け面24に上方(Y軸方向正側)から下方(Y軸方向負側)に向けて供給する。洗浄液回収部6は、ワイパ3およびインク受け面24の下方(Y軸方向負側)に位置し、ワイパ3およびインク受け面24を洗浄した後のインクおよび洗浄液を回収する。洗浄液回収部6は、図示しない洗浄液回収チューブに接続しており、洗浄液回収チューブは、洗浄液回収部6に溜まったインクおよび洗浄液を外部に排出する。
なお、図3(b)において、符号13は、ワイパユニット4をX軸方向に移動させるための駆動モータ、符号17aおよび17bは、ワイパユニット4のX軸上における位置を検知するセンサである。本実施形態において、センサ17aはワイパユニット4が待機位置(ホームポジション)にあることを検知し、センサ17bはワイパユニット4が移動終了位置(折り返し位置)にあることを検知する。
以上の構成により、モータ13は、図2に示したベルト14に動力を伝達し、ベルト14に連結されたワイパユニット4をガイドレール9Rに沿ってX軸方向に移動させる。
ワイパユニット4がヘッド300のノズル面302aに対向する位置まで来ると、ワイパ3はノズル面302aに接触する。また、インク受け面24は、インク吐出の回復動作によってノズル302から吐出されたインクを受けることが可能となる。
ワイパ3は、ワイパユニット4がノズル302に対向する状態でX軸方向正側に移動することにより、ノズル面302aおよびノズル302をワイピングしてクリーニングする。
ワイパユニット4がさらにX軸方向正側に移動すると、ワイパ3およびインク受け面24はノズル302と対向しない状態となる。ワイパユニット4は、移動終了位置に到達すると、移動方向がX軸方向負側に切り替わり、待機位置に戻される。
図4は、本実施形態におけるキャリッジの斜視図であり、図2に示した状態に対しヘッド300を被描画物100側(Z軸方向正側)に移動させた状態を示している。
ヘッド300は、Z軸方向において、被描画物に向けてインクを吐出するインク吐出位置(図4の状態)と、インク吐出位置に対し被描画物から遠ざけた位置に設けられた待機位置(図2の状態)との間を移動する。キャリッジ1をZ軸方向へ移動させるための第1のZ方向駆動部92は、駆動モータを含む駆動機構によって構成されている。一方、キャリッジ1に対してヘッド300をZ軸方向へ移動させるための第2のZ方向駆動部93は、動力シリンダを含む駆動機構によって構成されている。
図5は、本実施形態におけるヘッドのZ方向駆動部を示す斜視図である。
上述のように、キャリッジ1に対してヘッドユニット70をZ軸方向へ駆動するための第2のZ方向駆動部93は、動力シリンダを含む駆動機構を備える。第2のZ方向駆動部93に用いる動力シリンダには、空気圧式、油圧式、水圧式、電動式など種々のものを用いることが可能である。
本実施形態では、空気圧式のシリンダ(エアシリンダ)を用いた構成を例示している。図5に示したエアシリンダは複動式エアシリンダであり、エア圧をかけるポートを2つ(P1、P2)備えている。そして、ポートP1およびポートP2は、エア電磁弁93Dに接続している。
第2のZ方向駆動部93は、例えばエア電磁弁93Dをオフにした場合、ポートP1で給気し、ポートP2で排気する状態とし、ピストン93Bをシリンダ本体93Aに対してZ軸方向正側(ピストン93Bを押し出す方向)へ動かす。
また、第2のZ方向駆動部93は、エア電磁弁93Dをオンにした場合、上記とは逆にポートP2で給気し、ポートP1で排気する状態とし、ピストン93Bをシリンダ本体93Aに対してZ軸方向負側(ピストン93Bを引き込む方向)へ動かす。
このように第2のZ方向駆動部93は、エア電磁弁93Dのオン、オフにより、ポートP1とポートP2の給気と排気を切り替えることにより、ピストン93Bの動作方向を切り替える。
シリンダ本体93Aは、シリンダ本体93Aをキャリッジ1の筐体8に取り付ける取付部93Cを備える。また、ピストン93Bの端部には、ヘッド300を保持したヘッドユニット70を支持するための支持部材70Aを備える。
以上の構成により、第2のZ方向駆動部93は、制御部500(図8参照)からの指示に基づき、ピストン93BをZ軸方向において前後に動かす。これにより、ヘッドユニット70はZ軸方向に移動する。
第2のZ方向駆動部93は、ヘッドユニット70を動力シリンダによりZ軸方向(ストローク約75mm)へ移動速度約145mm/s~175mm/sで移動させる。第1のZ方向駆動部92を用いてヘッドユニット70をZ軸方向へ動かす場合は、ヘッドユニット70を直接動かすのではなく、キャリッジ1と一緒に動くことになる。このように、第1のZ方向駆動部92と第2のZ方向駆動部93とを設け、キャリッジ1全体の移動とヘッドユニット70部分の移動とを分担した。そのため第1のZ方向駆動部92までも速い速度で動かす必要はなく、結果として第2のZ方向駆動部93は、第1のZ方向駆動部92よりも速い速度でヘッドユニット70をZ軸方向に移動させる。
なお、第2のZ方向駆動部93の駆動源は、動力シリンダに限るものではない。第2のZ方向駆動部93は、異常発生時などにおけるヘッド300の緊急退避に対応できる機構であれば、駆動モータ等、他のアクチュエータを用いてよい。
また、図4に示したようにヘッド300のノズル面302aに対しX軸方向上流側と下流側には、突出部材の一例である左側壁板7Lと右側壁板7Rが設けられている。左側壁板7Lおよび右側壁板7Rは、それぞれの一端部がY軸と平行な軸(図示せず)によってヘッドユニット70に回動可能に支持されている。
そして、左側壁板7Lおよび右側壁板7Rのそれぞれの他端部は、ノズル面302aの面位置と同じ位置、もしくは面位置よりもZ軸方向正側(被描画物側)に突出した位置まで突出して設けられている。左側壁板7Lおよび右側壁板7Rは、ヘッド300から被描画物へのインク吐出中における衝突物の有無検知を行う衝突検知板であり、以下に動作を説明する。
図6は、本実施形態における突出部材の説明図である。例えば図6(a)のようにキャリッジ1が矢印x1方向へ移動中に、図6(b)のように右側壁板7Rが衝突物Bに接触すると、制御部500(図8参照)の指示に基づき、上述した第2のZ方向駆動部93が作動する。
第2のZ方向駆動部93は、ピストン93Bとともにヘッドユニット70をZ軸方向負側に移動させ、ヘッドユニット70と衝突物Bとの衝突を回避する。なお、キャリッジ1が矢印x1と反対方向へ移動中に、左側壁板7Lが衝突物に接触した場合も、第2のZ方向駆動部93が作動し、ヘッドユニット70がZ軸方向負側に移動し、ヘッドユニット70と衝突物との衝突が回避される。
上記のような異常時に、ヘッド300は、ヘッドユニット70と一緒に第2のZ方向駆動部93によってZ方向負側へ移動する。従って、キャリッジ1全体を移動させる場合と比べ、移動対象部の重量を軽くでき、ヘッド300を速やかに移動させることが可能となる。
図7は、本実施形態における当接部材の説明図である。ヘッドユニット70には、ヘッド300のノズル面302aの前方に、被描画物への当接が可能な当接部材7Zが設けられる。
当接部材7Zは、被描画物へのインク吐出を開始する前に、被描画物とノズル面302aとの距離を測定する際に、一時的にノズル面302aの前方に位置するようにヘッドユニット70に装着される。
当接部材7Zを装着したヘッドユニット70は、キャリッジ1を介して図8に示した制御部500に接続されており、第1のZ方向駆動部92はキャリッジ1を、Z軸方向において被描画物に近づく方向へ移動させる。制御部500は、当接部材7Zが被描画物の表面に接した時点の移動量や座標情報などを取得し、制御部500の記憶部に記憶させる。この動作をX-Y方向において複数回実行することで、制御部500は被描画物の表面形状に関する情報を予め記憶する。
図8は、本実施形態において主にキャリッジの移動制御に係わる部分のブロック図である。
液体吐出装置1000は、キャリッジ1、ヘッドユニット70、衝突検知板7L、7R、ワイパユニット4、X方向駆動部72、Y方向駆動部82、第1のZ方向駆動部92、第2のZ方向駆動部93、制御部500、記憶部501、表示部502および操作パネル503を備える。
キャリッジ1は、被描画物100に対してX軸、Y軸、およびZ軸方向に移動が可能であり、ヘッドユニット70、衝突検知板7L、7R、ワイパユニット4および第2のZ方向駆動部93等を備える。
ヘッドユニット70は、キャリッジ1に対してZ軸方向に移動が可能であり、ヘッドユニット70は被描画物100に向けてインクを吐出するヘッド300を備える。
衝突検知板7L、7Rは、ヘッド300によるインク吐出の実行中や被描画物100に対する位置測定の実行中などにおける、ヘッドユニット70と被描画物100との衝突を検知する。また、衝突検知板7L、7Rが衝突を検知した場合は、衝突検知板7L、7Rは、衝突検知を示す信号を制御部500へ送信する。
ワイパユニット4は、制御部500からの指示に基づき、ヘッド300をクリーニングする。
X方向駆動部72は、制御部500からの指示に基づき、キャリッジ1をX軸方向に駆動する。
Y方向駆動部82は、制御部500からの指示に基づき、キャリッジ1をY軸方向に駆動する。
第1のZ方向駆動部92は、制御部500からの指示に基づき、キャリッジ1をZ軸方向に駆動する。
第2のZ方向駆動部93は、制御部500からの指示に基づき、ヘッドユニット70をキャリッジ1に対してZ軸方向に駆動する。
制御部500は、液体吐出装置1000の全体の制御を司るCPUと、CPUへの描画動作等の制御を実行するためのプログラムおよびその他の固定データを格納するROMと、被描画物100に描く絵柄や文字等の描画データや被描画物100のボディデータ等を一時格納するRAMと、PC等のホストから描画データ等を受信するときに使用するデータおよび信号の送受信を行うためのI/F等を備える。
制御部500は、X方向駆動部72、Y方向駆動部82、第1のZ方向駆動部92および第2のZ方向駆動部93を制御して、キャリッジ1およびヘッドユニット70を駆動する。また、制御部500は、ヘッドユニット70に設けたヘッド300からのインク吐出、およびワイパユニット4によるヘッド300のクリーニングを制御する。
さらに、制御部500は、キャリッジ1、ヘッドユニット70およびヘッド300の動作に異常が発生した場合等は、その旨を表示部502に表示し、ユーザに報知する。また、制御部500は操作パネル503からの指示を受け付ける。
記憶部501は、例えば衝突検知板7L、7Rからの衝突発生位置を示す位置情報(XYZの3次元座標情報)等を格納する。
表示部502は、液体吐出装置1000で異常が発生した場合等に、その内容を表示し、ユーザに報知する。
操作パネル503は、被描画物100にインク吐出を実施する領域(描画領域)を特定するための値(座標)、キャリッジ1の移動速度、被描画物100への描画に用いる描画データや3次元座標情報(ボディデータ)の特定、およびヘッド300と被描画物100との距離等の入力に用いる。なお、表示部502と操作パネル503は、タッチパネル等により1つの画面で行えるようにしてもよい。
次に、ヘッド300の構成について詳細を説明する。
図9は、本実施形態におけるヘッドの一例の説明に供する1つのノズル部分の断面説明図である。なお、図9(a)はノズルが閉じている状態、図9(b)はノズルが開いている状態を示している。
ヘッド300は、先端部に液体を吐出するノズル302を有し、ノズル302の近傍に、液体を注入する注入口303を有する中空状のハウジング304を備えている。ハウジング304内には、外部からの電圧の印加に応じて伸縮する圧電素子305と、ノズル302を開閉する弁体307と、弁体307と圧電素子305との間に位置し、弁体307をノズル302に対して進退可能にする弁体移動手段308とを収納している。
圧電素子305は、ケース315内にあり、電圧印加用の一対の配線部材310a、310bは外部に引き出してある。圧電素子305は、弁体移動手段308を介して弁体307を駆動する。
弁体307とハウジング304との間には、注入口303から注入する加圧液体の圧電素子305側への侵入を阻止する封止部材306を設けており、これにより液室309を形成している。ハウジング304は、円筒状、角筒状などの筒状体であり、ノズル302および注入口303以外は閉じている。
ノズル302は、長さLnを有してハウジング304の先端部に開けた開口であり、インク311を吐出する。すなわち、本実施形態において、液体を吐出する方向とは、このノズル302の長さ方向でもある。
注入口303は、ノズル302の近傍のハウジング304の側面にあり、加圧した液体の連続的な供給を受ける。
圧電素子305は、ジルコニアセラミックス等を用いた素子であり、配線部材310a、310bを介して駆動波形(駆動電圧)を得る。封止部材306は、例えばパッキン、Oリング等であり、封止部材306を弁体307に外嵌することで、注入口303側から圧電素子305側へ液体が流入することを防止している。
弁体移動手段308は、ゴム、軟質樹脂、薄い金属板等により復元可能な弾性部材からなり、断面略台形状の変形部308aを有する。変形部308aの断面略台形状の上辺に相当する連結部308eは弁体307の基端側の面に固定している。変形部308aの断面略台形状の底辺に相当する長辺側は屈曲辺部308dと連結している。屈曲辺部308dは、径方向中央部がガイド部308cと連結しており、径方向中央部と端部との間が、一端がケース315と連結した固定部312と連結している。
この弁体移動手段308は、圧電素子305に所定の電圧を印加して圧電素子305が伸張することにより、図9(b)に示すように、ガイド部308cがノズル302側へ例えば距離eだけ移動し、屈曲辺部308dの中央部付近を押し込む。
このとき、屈曲辺部308dは、ガイド部308cの外周側が固定部312に連結しているので、固定部312との連結部を起点として矢印方向に変位する。屈曲辺部308dが矢印方向に変位することで、変形部308aは拡開するので、弁体307との連結部308eを矢印方向に引き込む。
この弁体移動手段308の変形部308aの変形により、変形部308aの連結部308eに固定した弁体307を距離dだけ引き込み、ノズル302が開く。つまり、圧電素子305の伸張によってガイド部308cがノズル302側へ距離eだけ移動することで、弁体307はガイド部308の移動方向(圧電素子305の伸長方向)と逆方向に距離dだけ移動する。
ここで、弁体移動手段308の変形部308aにおける弁体307との連結部308eと屈曲辺部308dとの距離や屈曲辺部308dの長さを調整することにより、弁体307の移動量を圧電素子305の変位量よりも長くすることができる。つまり、弁体移動手段308は圧電素子305の変位量を増幅することができ、圧電素子305の変位量を少なくすることができるため、圧電素子305を小型化することができる。
以降は、本発明に基づく変形例を説明する。
図10は、本発明の変形例に係る液体吐出装置の説明図、図11は、同変形例における液体吐出装置の拡大斜視図である。
液体吐出装置1000は、キャリッジ1を往復直線移動させるリニアレール404と、リニアレール404を適宜所定の位置へ移動させ、その位置で保持する多関節ロボット405とを備えている。
多関節ロボット405は、複数の関節によって人間の腕のように自由な動きを可能としたロボットアーム405aを備えており、ロボットアーム405aの先端を自由に移動させ、且つ、正確な位置に配置することができる。
多関節ロボット405としては、例えば、6つの軸、すなわち6つの関節を備えた6軸制御型の産業用ロボットを用いることができる。6軸型の多関節ロボットによれば予め動作に関する情報をティーチングしておくことで、きわめて正確、且つ、迅速にリニアレール404を被描画物702(航空機)の所定位置に対峙させることができる。ロボット405は、6軸に限定されるものではなく、5軸、7軸など適宜の軸数を備えた多関節ロボットを用いることができる。
ロボット405のロボットアーム405aはフォーク状の支持部材424を備えている。この支持部材424の左側の枝部424aの先端には垂直リニアレール423aを、右側の枝部424bの先端には垂直リニアレール423bを平行になるようにして取り付けている。
そして、キャリッジ1を移動可能に保持したリニアレール404の両端を、2つの垂直リニアレール423a、423bにそれぞれ架け渡すようにして支持させている。
キャリッジ1は、図2等で説明した実施形態の構成を備えるものであり、対象物となる被描画物702に向けて液体を吐出するヘッド(図示省略)を備えている。ヘッドとしては、図2等で説明したヘッド300や、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、ホワイトなどの各色の液体を吐出する複数のヘッド300、または複数のノズル列を有するヘッド300を備えている。このキャリッジ1の各ヘッド300またはヘッド300の各ノズル列に対しては、インクタンク330から各色の液体が供給される。
キャリッジ1は、リニアレール404上を移動することで第1の軸の方向へ動き、このリニアレール404が垂直リニアレール423a、423b上を移動することで第1の軸と交差する第2の軸の方向へ動くことが可能である。
また、図示しないがキャリッジ1には、前述の第1の軸および第2の軸と交差する第3の軸の方向(本変形例では被描画物702に向けての液体吐出方向)にてキャリッジ1を移動させる第1の駆動手段を備えている。また、キャリッジ1は、前述のヘッドを、キャリッジ1に対して第3の軸の方向にて移動させる第2の駆動手段を備えている。
この液体吐出装置1000は、ロボット405によりリニアレール404を被描画物702の描画領域に移動させ、描画データに応じてキャリッジ1をリニアレール404に沿って移動しながらヘッド300を駆動して、描画を行う。
そして、1ライン分の描画が終了したときに、垂直リニアレール423a、423bを駆動することにより、キャリッジ1のヘッド300をあるラインから次のラインに移動させる。
この動作を繰り返して、被描画物702の所要の描画領域に描画することが可能となる。
この場合、キャリッジ1(ヘッド300)の移動距離が長くなるが、キャリッジ1自体にワイパユニット4を備えているため、ヘッド300のノズル面302aは随時ワイピングしてクリーニングされる。
本実施形態においても、1ラインの描画の前後でノズルワイピングを行う。これにより、少ないダウンタイムで、高品質描画を継続して行うことが可能になる。
図12は、本発明の第2の変形例に係る液体吐出装置の斜視説明図である。
本変形例の液体吐出装置は、水平なテーブル200上に位置決めされた被描画物100(主に紙、フィルム、木板など)に対し、ヘッドユニット70を備えたキャリッジ1をX-Y方向に移動させ、被描画物100への描画が行われる。
キャリッジ1は、X軸レール101に沿ってX軸方向(第1の軸の方向の一例)に移動する。また、キャリッジ1は、X軸レール101を支持する枠体81を、テーブル200の側面に設けたY軸レール102に沿って移動させることでY軸方向(第2の軸の方向の一例)に移動する。
なお、図示は省略しているが、ヘッドユニット70には、上述した他の実施形態と同様にヘッドが備えられており、ヘッド面はZ軸方向(第3の軸の方向の一例)へ移動可能に設けられている。
第2の変形例においても、図示しないがキャリッジ1には、Z軸の方向にてキャリッジ1を移動させる第1の駆動手段と、ヘッドユニット70を、キャリッジ1に対してZ軸の方向にて移動させる第2の駆動手段を備えている。
第2の変形例に係る液体吐出装置は、テーブル200上に水平に置かれた被描画物100に対し、重力方向に液体を吐出する点が、先に述べた他の実施形態と異なり、この種の液体吐出装置に本発明は適用してもよい。
図13は、本発明の第3の変形例に係る液体吐出装置の斜視説明図である。
第3の変形例の液体吐出装置は、テーブル200上を被描画物100が矢印a方向に搬送される点が、第2の変形例に係る液体吐出装置と異なる。第3の変形例の液体吐出装置は、被描画物供給部201から送り出された被描画物100に対し、ヘッドユニット70を備えたキャリッジ1をX軸方向(第1の軸の方向の一例)に移動させ、被描画物100への描画が行われる。被描画物100は、キャリッジ1による1ライン分の描画が終わると、所定長さ搬送され、キャリッジ1のX軸方向の移動により次の1ラインの描画が行われる。
キャリッジ1は、第2の変形例に係る液体吐出装置と同様にX軸レール101に沿ってX軸方向に移動する。第2の変形例に係る液体吐出装置の場合は、キャリッジ1がY軸方向にも移動したが、第3の変形例に係る液体吐出装置はその点が異なる。第3の変形例の場合は、被描画物100がテーブル200上で搬送されるため、キャリッジ1は、被描画物100への描画中はY軸方向(第2の軸の方向の一例)に移動する必要がなく、所定位置に固定(停止)した状態となる。
キャリッジ1の下を通過した被描画物100は、被描画物巻取部202により巻き取られる。なお、第3の変形例においても、図示は省略しているが、ヘッドユニット70には上述した他の実施形態と同様にヘッドが備えられており、ヘッド面はZ軸方向(第3の軸の方向の一例)へ移動可能に設けられている。
第3の変形例においても、図示しないがキャリッジ1には、Z軸の方向にてキャリッジ1を移動させる第1の駆動手段と、ヘッドユニット70を、キャリッジ1に対してZ軸の方向にて移動させる第2の駆動手段を備えている。
第3の変形例に係る液体吐出装置は、被描画物100がY軸方向に搬送されるため、キャリッジ1の移動方向がX軸方向のみとなっている点が先に述べた他の実施形態と異なり、この種の液体吐出装置に本発明は適用してもよい。
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る液体吐出装置1000は、被描画物100(対象物の一例)に向けてインク(液体の一例)を吐出するノズル302(吐出口の一例)を備えたヘッド300(液体吐出ヘッドの一例)と、ヘッド300を保持するとともに、X軸方向(第1の軸の方向の一例)、およびY軸方向(第1の軸と交差する第2の軸の方向の一例)のうち少なくとも一方の軸の方向に移動可能に設けられたキャリッジ1(液体吐出ユニットの一例)とを備え、キャリッジ1をZ軸方向(第1の軸および第2の軸と交差する第3の軸の方向の一例)にて移動させる第1のZ方向駆動部92(第1の駆動手段の一例)と、ヘッド300を、キャリッジ1に対してZ軸方向にて移動させる第2のZ方向駆動部93(第2の駆動手段の一例)とを備えるとともに、Z軸方向を、ヘッド300が被描画物100に向けてインクを吐出する方向とした。
これにより、被描画物100から遠ざける方向へヘッド300を迅速に移動させることができる。
また、液体吐出装置1000において、第2のZ方向駆動部93は、第1のZ方向駆動部92よりも速い速度でノズル面302aをZ軸方向に移動させる。
これにより、ノズル面302aをキャリッジ1に対して迅速に移動させることができる。
また、液体吐出装置1000において、第1のZ方向駆動部92は、駆動モータを含む駆動機構から構成される。
これにより、キャリッジ1の移動量を細かく制御することが可能になり、キャリッジ1と一緒にノズル面302aを被描画物100に対し高精度で位置合せすることができる。
また、液体吐出装置1000において、第2のZ方向駆動部93は、動力シリンダを含む駆動機構から構成される。
これにより、ノズル302およびノズル面302aのクリーニングが必要となった場合や緊急性を要する場合に、ノズル面302aを被描画物100から速やかに後退させることができる。
液体吐出装置1000は、ヘッド300がノズル302を備えたノズル面302a(液体吐出面の一例)を有し、ノズル面302aが、Z軸上において、被描画物100に向けてインクを吐出するインク吐出位置と、このインク吐出位置に対し被描画物100から遠ざけた位置に設けた待機位置との間で第2のZ方向駆動部93によってキャリッジ1上を移動可能であり、キャリッジ1は、待機位置にあるノズル面302aをクリーニングするワイパユニット4(クリーニング手段の一例)を備えている。
これにより、ノズル面302aのクリーニング(ワイピング、空吐出など)が必要となった場合に、ノズル面302aを液体吐出位置から待機位置に迅速に移動させ、クリーニング開始までの時間を短縮できる。
液体吐出装置1000は、ノズル面302aが、Z軸上において、被描画物100に向けてインクを吐出するインク吐出位置と、このインク吐出位置に対し被描画物100から遠ざけた位置に設けた待機位置との間で第2のZ方向駆動部93によってキャリッジ1上を移動可能であり、キャリッジ1は、ノズル面302aに対し、X軸方向の上流側と下流側とに左側壁板7Lおよび右側壁板7R(突出部材の一例)が設けられるとともに、左側壁板7Lおよび右側壁板7Rは、Z軸方向において、ノズル面302aと同じ位置、もしくは被描画物100側に突出した位置まで突出した端部を備えている。
これにより、左側壁板7Lまたは右側壁板7Rが衝突物Bに接触したことを契機に、ノズル面302aをインク吐出位置から待機位置に迅速に移動させ、衝突物Bとの衝突を回避することができる。
液体吐出装置1000は、ノズル面302aが、Z軸上において、被描画物100に向かう方向と、被描画物100から遠ざかる方向とに第1のZ方向駆動部92によって移動可能であり、Z軸方向において、ノズル面302aの前方に、被描画物100への当接が可能な当接部材7Z(当接部材の一例)を備えている。
これにより、被描画物への描画開始に先立ち、液体吐出装置は被描画物の表面形状に関する情報を取得できる。
1000 液体吐出装置
1 キャリッジ(液体吐出ユニットの一例)
3 ワイパ
4 ワイパユニット(クリーニング手段の一例)
5 洗浄液供給部
6 洗浄液回収部
7 ヘッド固定板
7L 左側壁板、7R 右側壁板(突出部材の一例)
7Z 当接部材
8 筐体
14 ベルト
24 インク受け面
70 ヘッドユニット
80 枠体
92 第1のZ方向駆動部(第1の駆動手段の一例)
93 第2のZ方向駆動部(第2の駆動手段の一例)
100 被描画物(対象物の一例)
101 X軸レール
102 Y軸レール
103 Z軸レール
300 ヘッド(液体吐出ヘッドの一例)
302 ノズル(吐出口の一例)
302a ノズル面(液体吐出面の一例)
330 インクタンク
特開平11-348258号公報

Claims (9)

  1. 対象物に向けて液体を吐出する吐出口を備えた液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドを保持するとともに、第1の軸の方向、および前記第1の軸と交差する第2の軸の方向のうち少なくとも一方の軸の方向に移動可能に設けられた液体吐出ユニットと
    を備えた液体吐出装置において、
    前記液体吐出ユニットを、前記第1の軸および前記第2の軸と交差する第3の軸の方向にて移動させる第1の駆動手段と、
    前記液体吐出ヘッドを、前記液体吐出ユニットに対して前記第3の軸の方向にて移動させる第2の駆動手段と
    を備えるとともに、
    前記第3の軸の方向を、前記液体吐出ヘッドが前記対象物に向けて液体を吐出する方向としたことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記第2の駆動手段は、前記第1の駆動手段よりも速い速度で前記液体ヘッドを前記第3の軸の方向に移動させることを特徴とする請求項1記載の液体吐出装置。
  3. 前記第1の駆動手段は、駆動モータを含む駆動機構であることを特徴とする請求項1または2記載の液体吐出装置。
  4. 前記第2の駆動手段は、動力シリンダを含む駆動機構であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記液体吐出ヘッドは、前記液体吐出口を備えた液体吐出面を有し、前記液体吐出面は、前記第3の軸上において前記対象物に向けて液体を吐出する液体吐出位置と、この液体吐出位置に対し前記対象物から遠ざけた位置に設けた待機位置との間で前記第2の駆動手段によって前記液体吐出ユニット上を移動可能であり、
    前記液体吐出ユニットは、前記待機位置にある前記液体吐出面をクリーニングするクリーニング手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記液体吐出面は、前記第3の軸上において前記対象物に向けて液体を吐出する液体吐出位置と、この液体吐出位置に対し前記対象物から遠ざけた位置に設けた待機位置との間で前記第2の駆動手段によって前記液体吐出ユニット上を移動可能であり、
    前記液体吐出ユニットは、前記液体吐出面に対し、前記第1の軸の方向および前記第2の軸の方向のうち少なくとも一方の軸の方向の上流側と下流側とに突出部材が設けられるとともに、
    前記突出部材は、前記第3の軸の方向において、前記液体吐出面と同じ位置、もしくは前記対象物側に突出した位置まで突出した端部を備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記液体吐出面は、前記第3の軸上において、前記対象物に向かう方向と、前記対象物から遠ざかる方向とに前記第1の駆動手段によって移動可能であり、前記第3の軸の方向において、前記液体吐出面の前方に、前記対象物への当接が可能な当接部材を備えていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  8. 対象物に向けて液体を吐出する吐出口を備えた液体吐出ヘッドを有し、
    前記液体吐出ヘッドを保持するとともに、第1の軸の方向、および前記第1の軸と交差する第2の軸の方向のうち少なくとも一方の軸の方向に移動可能に設けられた液体吐出ユニットであって、
    前記液体吐出ユニットは、第1の駆動手段により前記第1の軸および前記第2の軸と交差する第3の軸の方向にて移動させられ、
    前記液体吐出ヘッドを、前記液体吐出ユニットに対して前記第3の軸の方向にて移動させる第2の駆動手段と
    を備えるとともに、前記第3の軸の方向を、前記液体吐出ヘッドが前記対象物に向けて液体を吐出する方向としたことを特徴とする液体吐出ユニット。
  9. 対象物に向けて液体を吐出する吐出口を備えた液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドを保持するとともに、第1の軸の方向、および前記第1の軸と交差する第2の軸の方向のうち少なくとも一方の軸の方向に移動可能に設けられた液体吐出ユニットと
    を備えた液体吐出装置における液体吐出ヘッドの駆動方法において、
    前記液体吐出ユニットを、前記第1の軸および前記第2の軸と交差する第3の軸の方向にて移動させる第1ステップと、
    前記液体吐出ヘッドを、前記液体吐出ユニットに対して前記第3の軸の方向にて移動させる第2ステップと
    を備えるとともに、
    前記第3の軸の方向を、前記液体吐出ヘッドが前記対象物に向けて液体を吐出する方向としたことを特徴とする液体吐出装置における液体吐出ヘッドの駆動方法。
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