JP2022018708A - ブロワユニット - Google Patents
ブロワユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022018708A JP2022018708A JP2020122018A JP2020122018A JP2022018708A JP 2022018708 A JP2022018708 A JP 2022018708A JP 2020122018 A JP2020122018 A JP 2020122018A JP 2020122018 A JP2020122018 A JP 2020122018A JP 2022018708 A JP2022018708 A JP 2022018708A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- fan
- flow path
- case
- cooling air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】ブロワユニットにおいて、冷却風取込通路にケースの上面に落下した水を案内する通路を設けることなく、ケースの上面に落下した水を主流路に案内可能とする。【解決手段】ファンと、ファンを回転駆動する駆動モータと、ファン及び駆動モータとを収容するブロワケースとを備えるブロワユニットであって、ブロワケースが、ファンにより圧送される空気のスクロール流路1cの壁面に開口された排水口11と、ブロワケースの上面に落水した水を排水口からスクロール流路1cに排出する排水通路12とを有し、スクロール流路1cの下流側に位置する排水通路12の側壁12bの壁面が、スクロール流路1cの壁面に円滑に連続する湾曲面12cを有する。【選択図】図3
Description
本発明は、ブロワユニットに関するものである。
車両に搭載される車両用空調システムには、空調ユニットに対して外気あるいは内気を圧送するためのブロワユニットが備えられている。このブロワユニットでは、駆動モータによってファンを回転駆動させ、ファンの回転駆動によって発生された空気流をケース内部の流路を通じて空調ユニットに案内する。
例えば、特許文献1に開示されたブロワユニットでは、ファンの回転駆動によって生成された空気流の一部を駆動モータの冷却風として利用している。特許文献1に開示されたブロワユニットでは、空気の主流路の壁面に開口された冷却風導通路から空気流の一部を取り込み、取り込んだ空気を駆動モータに供給している。
また、特許文献1では、ファンを囲うケースの上面に落下した水を、冷却風取込通路を通じて主流路に排水する。なお、主流路を流れる空気に含まれる水は、下流に配置されたドレインパン等から排水される。
しかしながら、特許文献1では、冷却風取込通路を通じて主流路に排水を行うため、冷却風取込通路の壁部の内部に水を案内する連絡路を設ける必要があり、冷却風取込通路が大型化し、ケースが大型化することとなる。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、ブロワユニットにおいて、冷却風取込通路にケースの上面に落下した水を案内する通路を設けることなく、ケースの上面に落下した水を主流路に案内可能とすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、ファンと、上記ファンを回転駆動する駆動モータと、上記ファン及び上記駆動モータとを収容するケースとを備えるブロワユニットであって、上記ケースが、上記ファンにより圧送される空気の主流路の壁面に開口された排水口と、上記ケースの上面に落水した水を上記排水口から上記主流路に排出する排水通路とを有し、上記主流路の下流側に位置する上記排水通路の側壁の壁面は、上記主流路の壁面に円滑に連続する湾曲面を有するという構成を採用する。
本発明によれば、排水口に連続する排水通路が独立して設けられているため、冷却風取込通路に水を案内するための通路を設けることなく、ケースの上面に落下した水を主流路に案内することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係るブロワユニットの一実施形態について説明する。
図1は、本第1実施形態のブロワユニットS1の概略構成を示す断面図である。本実施形態のブロワユニットS1は、車両用空調システムに備えられるユニットであり、空調ユニットに対して空気を圧送する。図1に示すように、本実施形態のブロワユニットS1は、ブロワケース1(ケース)と、ブロワケース1内に設置されるファン2と、ファン2を回転駆動する駆動モータ3等を備えている。
ブロワケース1は、上部から見た形状が略円形に形状設定されており、内部にファン2及び駆動モータ3を収容している。このようなブロワケース1は、図1に示すように、中央上部にファン2を収容するファン収容室1aを備え、中央下部に駆動モータ3を収容する駆動モータ収容室1bを備えている。また、ファン収容室1aの上部には、不図示のブロワダクトに接続する開口1a1が形成されている。
さらに、ブロワケース1は、ファン収容室1a及び駆動モータ収容室1bを囲んで配置されるスクロール流路1c(主流路)を備えている。図1には示されていないが、スクロール流路1cは、ファン収容室1aと接続されており、ファン2によって圧送される空気が流れる空気流路として機能する。そして、スクロール流路1cの吐出側端部(不図示)が空調ユニットに繋がるダクトと接続されている。
また、図1に示すように、ブロワケース1の内部には、冷却風導入口1dを介してスクロール流路1cと接続される冷却風取込部1e(冷却風取込通路)が設けられている。冷却風取込部1eは、スクロール流路1cから空気の一部を取り込むための通路であり、内部空間には駆動モータ3に通じるモータ導通筒部10が設けられている。このモータ導通筒部10は、冷却風取込部1eと駆動モータ収容室1bとを接続する筒状の流路である。モータ導通筒部10の一方側の端部は冷却風取込部1eの床面1e1から上方に突出して設けられている。
このような本実施形態のブロワユニットS1では、ファン2によって圧送された空気流の一部がスクロール流路1cの壁面に開口された冷却風導入口1dを通じて冷却風取込部1eに取り込まれる。また、冷却風導入口1dを介して冷却風取込部1eに取り込まれた空気がモータ導通筒部10から駆動モータ収容室1bに冷却風として導入される。なお、冷却風取込部1eに入り込んだ水の排出を容易とするために、例えば冷却風取込部1eの床面1e1が冷却風導入口1dに向けて低くなるように傾斜されていることが好ましい。
また、本実施形態においては、図1に示すように、ブロワケース1は、上部パーツ20と下部パーツ21とに上下に分割可能とされている。つまり、ブロワケース1は、上部パーツ20と下部パーツ21とを上下に組み合わせることによって形成されている。これらの上部パーツ20と下部パーツ21との境界面は、冷却風導入口1dを上下に分断するように設けられている。つまり、冷却風導入口1dの上部は、上部パーツ20によって形成されており、冷却風導入口1dの下部は、下部パーツ21によって形成されている。
図2は、下部パーツ21の冷却風取込部1eを含む要部拡大図である。この図に示すように、本実施形態においては、下部パーツ21に対して冷却風取込部1eが設けられている。また、図2に示すように、下部パーツ21には、排水口11と、排水通路12とが設けられている。排水口11は、上部パーツ20の上面に落下した水をスクロール流路1cに排出するための開口であり、スクロール流路1cの壁面に開口されている。
排水通路12は、水平方向に延びて排水口11に接続されている。この排水通路12は、上部パーツ20に設けられた不図示の貫通孔と接続されている。この貫通孔は、上部パーツ20の上面から上部パーツ20の下面に上下方向に貫通するように設けられており、上部パーツ20に落下した水を排水通路12に案内する。排水通路12は、上部パーツ20の貫通孔を通じて供給される水を、排水口11を介してスクロール流路1cに排出する。
これらの排水口11及び排水通路12は、下部パーツ21に設けられた状態では上端が開放された溝状とされているが、上部パーツ20が下部パーツ21に取り付けられることによって上端が閉じられる。また、排水口11及び排水通路12は、図2に示すように、冷却風取込部1eの外側に設けられている。つまり、本実施形態においては、冷却風取込部1eの外部に、排水口11及び排水通路12が設けられている。
図3は、排水通路12を上面から見た概略図である。この図に示すように、スクロール流路1cでは矢印A方向に空気が流れている。排水通路12は、スクロール流路1cの上流側に位置する側壁12aと、スクロール流路1cの下流側に位置する側壁12bとを有している。これらの側壁12a及び側壁12bのうち、下流側に位置する側壁12bの壁面は、スクロール流路1cの壁面に円滑に連続する湾曲面12cを有している。
このような排水通路12では、上流側に位置する側壁12bがスクロール流路1cと接続された位置を、スクロール流路1cを流れる空気が通過した場合に、空気がスクロール流路1cの壁面から剥離することによる剥離渦が形成される。このように空気がスクロール流路1cの壁面から剥離することで形成された剥離渦が、排水通路12の側壁12bに干渉すると、剥離渦が排水通路12の奥側まで入り込み、再び上流側に位置する側壁12bがスクロール流路1cと接続された位置まで還流される。このような剥離渦の還流が連続的に生じることによって、キャビティ音(すなわち騒音)が発生する。
これに対して、本実施形態においては、下流側に位置する側壁12bの壁面がスクロール流路1cの壁面に円滑に連続する湾曲面12cとされている。このため、スクロール流路1cを流れる空気がスクロール流路1cの壁面から剥離することで形成された剥離渦が、下流側に位置する側壁12bと干渉した場合に、剥離渦が排水通路12の奥側まで入り込むことが抑制される。このため、本実施形態においては、排水通路12にて、剥離渦が還流することを抑制することができ、キャビティ音(騒音)の発生を抑制することが可能となる。
図1に戻り、ファン2は、シャフト4を介して駆動モータ3と接続されており、駆動モータ3によって生成された動力がシャフト4を介して伝達されることによって回転駆動される。そして、ファン2が回転駆動されることによって空気が圧送されてスクロール流路1cに空気流が形成される。
駆動モータ3は、外部から入力される指令信号に基づいて動作し、上述のようにファン2を回転駆動するための動力を発生する。本実施形態において駆動モータ3は、モータ導通筒部10に入り込んだ空気が冷却風として吹き付けられることによって冷却される。このような構成を有する本実施形態のブロワユニットS1では、駆動モータ3が動作されてスクロール流路1cに空気流が形成される。ブロワユニットS1で生成された空気流は、空調ユニットに供給される。また、スクロール流路1cに空気流が形成されると、空気の一部が冷却風導入口1dを介して冷却風取込部1eに取り込まれ、モータ導通筒部10を通じて冷却風として駆動モータ3に吹き付けられる。
このように本実施形態のブロワユニットS1は、ファン2と、ファン2を回転駆動する駆動モータ3と、ファン2及び駆動モータ3とを収容するブロワケース1とを備えている。また、本実施形態のブロワユニットS1は、ブロワケース1が、ファン2により圧送される空気のスクロール流路1cの壁面に開口された排水口11と、ブロワケース1の上面に落水した水を排水口11からスクロール流路1cに排出する排水通路12とを有している。
このような本実施形態のブロワユニットS1においては、排水口11に連続する排水通路12が独立して設けられているため、冷却風取込部1eに水を案内するための通路を設けることなく、ブロワケース1の上面に落下した水をスクロール流路1cに案内することが可能となる。このため、冷却風取込部1eを大型化させずに、ブロワケース1が大型化しない位置に排水口11及び排水通路12を設けることができる。したがって、本実施形態のブロワユニットS1によれば、ブロワケース1を大型化させることなく、スクロール流路1cに排水することができる。
また、本実施形態のブロワユニットS1においては、スクロール流路1cの下流側に位置する排水通路12の側壁12bの壁面は、スクロール流路1cの壁面に円滑に連続する湾曲面12cを有している。
このような本実施形態のブロワユニットS1によれば、上述のように、スクロール流路1cを流れる空気がスクロール流路1cの壁面から剥離することで形成された剥離渦が、下流側に位置する側壁12bと干渉した場合に、剥離渦が排水通路12の奥側まで入り込むことが抑制される。このため、本実施形態のブロワユニットS1によれば、排水通路12にて剥離渦が還流することを抑制することができ、キャビティ音(騒音)の発生を抑制することが可能となる。
また、本実施形態のブロワユニットS1においては、ブロワケース1が上部パーツ20と下部パーツ21とに上下に分割可能とされており、下部パーツ21の上面に対して、上方に向けて開放された溝状に排水口11と排水通路12とが設けられている。このため、下部パーツ21に対して上部パーツ20を固定することによって、ブロワケース1の内部を貫通する排水通路12を容易に形成することができる。したがって、本実施形態のブロワユニットS1によれば、上部パーツ20と下部パーツ21との各々を、射出成形が容易な形状とすることが可能とすることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、排水口11と排水通路12とを各々1つ設ける構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の排水口11や複数の排水通路12を設ける構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、1つの排水口11に1つの排水通路12が接続された構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものでなく、1つの排水口に対して2つあるいは3つ以上の排水通路12が接続された構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、排水口11が冷却風取込部1eの上流側に配置された構成を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、排水口11が冷却風取込部1eの上流側に配置された構成を採用することも可能である。
1……ブロワケース、1a……ファン収容室、1b……駆動モータ収容室、1c……スクロール流路(主流路)、1d……冷却風導入口、1e……冷却風取込部(冷却風取込通路)、2……ファン、3……駆動モータ、4……シャフト、10……モータ導通筒部、11……排水口、12……排水通路、12a……側壁、12b……側壁、12c……湾曲面、20……上部パーツ、21……下部パーツ、S1……ブロワユニット
Claims (1)
- ファンと、前記ファンを回転駆動する駆動モータと、前記ファン及び前記駆動モータとを収容するケースとを備えるブロワユニットであって、
前記ケースは、
前記ファンにより圧送される空気の主流路の壁面に開口された排水口と、
前記ケースの上面に落水した水を前記排水口から前記主流路に排出する排水通路と
を有し、
前記主流路の下流側に位置する前記排水通路の側壁の壁面は、前記主流路の壁面に円滑に連続する湾曲面を有する
ことを特徴とするブロワユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020122018A JP2022018708A (ja) | 2020-07-16 | 2020-07-16 | ブロワユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020122018A JP2022018708A (ja) | 2020-07-16 | 2020-07-16 | ブロワユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022018708A true JP2022018708A (ja) | 2022-01-27 |
Family
ID=80203953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020122018A Pending JP2022018708A (ja) | 2020-07-16 | 2020-07-16 | ブロワユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022018708A (ja) |
-
2020
- 2020-07-16 JP JP2020122018A patent/JP2022018708A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9376786B2 (en) | Construction machine | |
JP6518383B2 (ja) | パッケージ形圧縮機 | |
EP3639717A3 (en) | Fan motor | |
JP2006262691A (ja) | 空冷式電動モータを有するコンプレッサ装置 | |
RU2005135112A (ru) | Туннельный вентилятор | |
JP2015070259A (ja) | 気流交換装置 | |
JP2009024511A (ja) | 遠心送風機 | |
JPH04231698A (ja) | 低ノイズ型の真空ポンプ | |
AU2020460634B2 (en) | Air guide box and internal-circulation range hood thereof | |
JP5462726B2 (ja) | ブロワユニット | |
KR20100082626A (ko) | 공기 조화기의 실내기 | |
JP6584343B2 (ja) | 送風装置 | |
US20070227526A1 (en) | Backpressure-inhibiting device for exhausting apparatus | |
JP2022018708A (ja) | ブロワユニット | |
JP6805775B2 (ja) | 車両用エンジンの吸気装置 | |
WO2013014982A1 (ja) | 船外機 | |
JP6694094B2 (ja) | パッケージ形圧縮機 | |
JP2011127822A (ja) | 消音ボックス付送風機 | |
CN109780596A (zh) | 一种降噪导流装置及应用有该降噪导流装置的吸油烟机 | |
JP4033576B2 (ja) | 低温ショーケース | |
CN109595646A (zh) | 风机系统及应用有该风机系统的吸油烟机 | |
CN113446641A (zh) | 一种吸油烟机及工作方法 | |
EP2674685A1 (en) | Air conditioner | |
JP7141914B2 (ja) | ブロワユニット | |
TW202009385A (zh) | 可降低噪音之風扇扇框 |