JP2022016279A - 成膜システム、工場システム及びウェハの成膜方法 - Google Patents

成膜システム、工場システム及びウェハの成膜方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より複雑なユーザーのジェスチャー動作等を認識することができる情報処理装置及び動作検出装置を提供することを目的とする。【解決手段】本実施形態にかかる成膜システムは、成膜装置と、計算機と、を備え、前記成膜装置は、複数の成膜種を設置できる成膜チャンバーを有し、前記計算機は、イジングモデル又はQUBOを含む計算モデルに基づいて、成膜種の配置を設定した場合に成膜に要する時間を予測する計算領域を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、成膜システム、工場システム及びウェハの成膜方法に関する。
ウェハ上に多層膜を成膜する成膜装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特許第5650760号公報
成膜装置は、多層膜を構成する各層を成膜するために、複数の成膜種を有する。成膜種は、例えば、多層膜を積層する際に用いられる原料であり、例えば、スパッタリング法で用いられるターゲット材である。成膜装置は、成膜する層ごとに、所定の成膜種と対向する位置にウェハを搬送し、成膜を行う。それぞれの層ごとに求められる厚みは異なり、成膜種ごとに成膜レートは異なる。そのため、層ごとに成膜に要する時間は異なり、特定の層の成膜がスループットの律速になる場合がある。成膜装置内の成膜種の配置を変えると、ウェハが成膜待機状態になることが抑制され、搬送時間が削減され、スループットが改善する場合がある。
多層膜の層数が増えると、成膜種の数が増加し、成膜種の配置の組み合わせは無数になる。これまで成膜種の配置の設定は、作業者の経験に基づく場合が多かった。しかしながら、更なるスループットの改善が求められている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、成膜に要する時間を低減できる成膜システム、工場システム及びウェハの成膜方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
(1)第1の態様にかかる成膜システムは、成膜装置と、計算機と、を備え、前記成膜装置は、複数の成膜種を設置できる成膜チャンバーを有し、前記計算機は、イジングモデル又はQUBOを含む計算モデルに基づいて、成膜種の配置を設定した場合に成膜に要する時間を予測する計算領域を有する。
(2)上記態様にかかる成膜システムにおいて、前記イジングモデル又は前記QUBOは、前記成膜種の数と前記成膜チャンバーの数の積に対応した数の要素を有し、前記要素のそれぞれはバイナリ変数であってもよい。
(3)上記態様にかかる成膜システムにおいて、前記イジングモデル又は前記QUBOのエネルギー関数は、前記成膜装置のスループットに対応したエネルギー関数を含んでもよい。
(4)上記態様にかかる成膜システムにおいて、前記イジングモデル又は前記QUBOは、前記要素間の相互作用パラメータを決めるパラメータとして、成膜されるウェハの搬送時間及び各工程での処理時間に対応した値を用いてもよい。
(5)上記態様にかかる成膜システムにおいて、前記イジングモデル又は前記QUBOは、いずれかの工程での処理が、他のチャンバーでの処理に置き換え可能かを条件として、規定されてもよい。
(6)上記態様にかかる成膜システムにおいて、前記成膜装置は、成膜以外のプロセスを行うプロセスチャンバーをさらに有し、前記プロセスチャンバーでの処理は、前記イジングモデル又は前記QUBOにおける他のチャンバーでの処理と置き換えできない工程として規定されてもよい。
(7)上記態様にかかる成膜システムにおいて、前記イジングモデル又は前記QUBOは、制約を有し、前記制約は、前記成膜種のうち同じ種類の成膜種の数の上限を反映してもよい。
(8)上記態様にかかる成膜システムにおいて、前記イジングモデル又は前記QUBOは、制約を有し、前記制約は、前記成膜チャンバーにおける前記成膜種のスロット数の上限を反映してもよい。
(9)上記態様にかかる成膜システムにおいて、前記イジングモデル又は前記QUBOは、前記制約として、前記成膜チャンバーのスロット数の和に対応した数の付加要素をさらに含み、前記付加要素はバイナリ変数であってもよい。
(10)上記態様にかかる成膜システムにおいて、上記態様にかかる成膜システムにおいて、前記イジングモデル又は前記QUBOは、制約を有し、前記制約は、ウェハに対して同時成膜することがある成膜種を同じ成膜チャンバー内に配置するという条件を反映してもよい。
(11)上記態様にかかる成膜システムにおいて、前記イジングモデル又は前記QUBOは、制約を有し、前記制約は、前記複数の成膜種の寿命に至る時間を略一定とするという条件を反映してもよい。
(12)上記態様にかかる成膜システムにおいて、前記イジングモデル又は前記QUBOは、制約を有し、前記イジングモデル又は前記QUBOは、前記制約として、ウェハの行程及び前記工程の処理時刻を表す付加要素をさらに有し、前記付加要素はバイナリ変数であってもよい。
(13)上記態様にかかる成膜システムにおいて、前記イジングモデル又は前記QUBOは、制約を有し、前記イジングモデル又は前記QUBOは、前記制約として、投入されるウェハの投入時刻を表す付加要素をさらに有し、前記付加要素はバイナリ変数であってもよい。
(14)上記態様にかかる成膜システムにおいて、前記計算機は、特定の成膜種の配置及び前記特定の成膜種の配置の場合に成膜に要する時間を、教師データとして記憶する記憶領域と、前記教師データを基にした機械学習により前記イジングモデル又は前記QUBOの要素間の相互作用パラメータを決定し、計算モデルを設計する学習領域と、をさらに有してもよい。
(15)上記態様にかかる成膜システムにおいて、前記記憶領域は、前記計算領域で予測に用いられた成膜種の配置及び前記計算領域で予測された成膜に要する時間を、教師データとして再取得してもよい。
(16)上記態様にかかる成膜システムにおいて、前記機械学習は、ファクタライゼーションマシンによって行われてもよい。
(17)第2の態様にかかる工場システムは、複数の装置と、計算機と、を備え、前記計算機は、イジングモデル又はQUBOを含む計算モデルに基づいて、前記装置を設置可能な複数の領域に、前記複数の装置を配置した場合に処理に要する時間を予測する計算領域を有する。
(18)上記態様にかかる工場システムにおいて、前記計算機は、前記装置の前記領域に対する配置及び前記配置の場合に処理に要する時間を教師データとして記憶する記憶領域と、前記教師データを基にした機械学習により前記イジングモデル又は前記QUBOの要素間の相互作用パラメータを決定し、計算モデルを設計する学習領域と、をさらに有してもよい。
(19)第3の態様にかかるウェハの成膜方法は、成膜装置における複数の成膜種の配置を要素としてイジングモデル又はQUBOを含む計算モデルを設計する工程と、前記計算モデルに基づき、成膜種の配置の場合に成膜に要する時間を予測する工程と、前記予測された時間が所定の時間以下の場合に、前記成膜種の配置を前記成膜装置の成膜種の配置として適用する工程と、を有する。
(20)上記態様にかかるウェハの成膜方法において、前記計算モデルを設計する工程は、特定の成膜種の配置及び前記特定の成膜種の配置の場合に成膜に要する時間を教師データとして取得する工程と、前記教師データを基にした機械学習により要素間の相互作用パラメータを決定する工程と、を有してもよい。
(21)上記態様にかかるウェハの成膜方法において、前記計算モデルに基づき予測された時間が所定の時間以上の場合に、前記成膜種の配置及び前記成膜種の配置の際に成膜に要する時間を教師データとして再取得する工程をさらに有してもよい。
本発明に係る成膜システム、工場システム及びウェハの成膜方法は、成膜に要する時間を低減できる。
第1実施形態に係る成膜システムの模式図である。 イジングモデル、QUBOのイメージ図である。 成膜チャンバーにおける成膜種の配置を計算モデルにおける要素の状態に反映された一例を示す。 成膜チャンバーにおける成膜種の配置を計算モデルに反映させ、制約として付加要素を加えた状態を示す一例である。 計算領域においてアニーラ計算を行う演算素子の模式図である。 スピンフォトディテクタの模式図である。 第2実施形態に係る成膜システムの模式図である。 計算モデルの設計方法のフロー図である。 第3実施形態に係る工場システムの模式図である。 実施例1、比較例1における成膜装置の全工程を示すタイムチャートである。 実施例1におけるスループットの結果を示すガント図である。 比較例1におけるスループットの結果を示すガント図である。 実施例2、比較例2における成膜装置の全工程を示すタイムチャートである。 実施例2におけるスループットの結果を示すガント図である。 比較例2におけるスループットの結果を示すガント図である。 実施例3、比較例3における成膜装置の全工程を示すタイムチャートである。 実施例3におけるスループットの結果を示すガント図である。 比較例3におけるスループットの結果を示すガント図である。 実施例4におけるスループットの結果を示す図である。
以下、本実施形態について、図面を適宜参照しながら詳細に説明する。以下の説明で用いる図面は、本実施形態の特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際とは異なっていることがある。以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
「第1実施形態」
図1は、第1実施形態に係る成膜システム300の模式図である。成膜システム300は、成膜装置100と計算機200とを有する。
成膜装置100は、例えば、複数の成膜チャンバー10とプロセスチャンバー20と搬送チャンバー30とロードロックチャンバー40とを備える。
成膜装置100は、例えばウェハを1枚ずつ処理する方式である枚葉式を採用している成膜装置などでもよい。成膜装置100は、スパッタリング法を用いた成膜装置、化学気相成長法を用いた成膜装置等である。
成膜チャンバー10は、ウェハへの成膜を行うチャンバーである。1つの成膜チャンバー10内には、例えば、複数の成膜種1を設置できる。図1に示す成膜チャンバー10は、それぞれ8つの成膜種1を有する。1つの成膜チャンバー10は、複数の成膜種1を有することで、複数の層を成膜できる。それぞれの成膜チャンバー10における成膜種は、それぞれ異なってもよいし、使用頻度が高い材料からなる成膜種を複数有してもよい。
プロセスチャンバー20は、成膜以外のプロセスを行うチャンバーである。成膜以外のプロセスとは、例えば、基板の加熱、冷却処理、成膜した膜の一部剥離処理、酸化等の化学反応処理である。搬送チャンバー30は、それぞれのチャンバー間のウェハの搬送を行うチャンバーである。ロードロックチャンバー40は、外部と真空領域とを繋ぐチャンバーであり、真空予備室と呼ばれる場合もある。例えば、ロードロックチャンバー40から搬送チャンバー30に入ったウェハは、プロセス順に、いずれかの成膜チャンバー10又はプロセスチャンバー20に搬送される。
計算機200は、成膜装置100の成膜種1の配置を決める。成膜種1の配置とは、どのチャンバーにどの成膜種1を配置するかである。計算機200は、成膜装置100内におけるウェハの搬送順、成膜装置100内へのウェハの投入タイミングを決めてもよい。
計算機200は、計算領域201を有する。計算領域201は、イジングモデル又はQUBOに基づく計算モデルを含む。計算領域201は、成膜種1の配置が特定の配置の場合に、成膜に要する時間を予測する。計算機200の計算結果に基づいて成膜種1の配置を決めることができる。
イジングモデルは、複数の要素が相互作用しあい、それぞれの要素に強制力が与えられた場合に、全体として安定となる状態を予想するモデルである。図2には、イジングモデルのイメージ図である。イジングモデルは、強制力Fによって互いに相互作用する複数の要素Eを有する。それぞれの要素Eはスピンsからなる。スピンsは、上向き又は下向きのいずれかの状態を有する。要素Eは、バイナリ変数で表される。強制力Fの設定によって、隣接するスピンsが平衡な状態が安定状態となったり、反平行な状態が安定状態となったりする。強制力Fは、相互作用パラメータと言われる。
イジングモデルは、以下のエネルギー関数(コスト関数)で表される。
Figure 2022016279000002
ここでσ、σは入力変数であり、+1又は-1である。σ、σは、図2におけるスピンsの状態に対応する。Jijは、相互作用パラメータである。Jijは、図2における強制力Fに対応する。hは、外的な要因に伴うパラメータである。
QUBO(Quadratic Unconstrained Binary Optimization)は、イジングモデルに等価に変換可能な計算モデルである。QUBOは、イジングモデルと同様に計算モデルに適用できる。QUBOは以下のエネルギー関数(コスト関数)で表される。
Figure 2022016279000003
ここでq、qは入力変数であり、1又は0である。q、qは、イジングモデルにおけるスピンsの状態に対応する。Qijは、QUBOにおける相互作用パラメータである。Qijは、イジングモデルにおける強制力Fに対応する。
以下、QUBOを適用する場合を例に、計算モデルの設計方法を説明する。QUBOはイジングモデルと等価に変換可能であり、イジングモデルを適用する場合も、QUBOの場合と同様に行うことができる。
成膜種1の配置を、QUBOの要素Eにおけるスピンsの状態(q、q)に変換する。具体的には、まず成膜種の数Nseedとチャンバーの数Nchの積に対応した数の要素E(Xi,j)を用意する。それぞれの要素E(Xi,j)の状態xi,jは、i番目のチャンバーにj番目の成膜種を配置した場合に「1」、この場合以外の場合は「0」と規定する。
図3は、成膜種1の配置を要素Eに適用した場合の状態の一例である。図3の例では、a~fまでの成膜種がある。a~fまでの成膜種をそれぞれ、チャンバーA,Bに配置する。成膜種a、c、d、fのそれぞれは、1番目のチャンバーAに配置され、成膜種b、eは2番目のチャンバーBに配置されている。この状態を要素Eに適用すると、要素Eの数は、成膜種の数である6とチャンバーの数2の積である12になる。成膜種が配置された1番目のチャンバーAの1,3,4,6番目が「1」となり、2番目のチャンバーBの2,5番目が「1」となる。QUBOのエネルギー関数の式は以下のようになる。
Figure 2022016279000004
は成膜に要する時間(スループット)に対応する値を示す。QUBOの相互作用パラメータQ(強制力F)は、例えば、以下のように規定される。
成膜に要する時間(スループット)Htは以下の式で表される。
Figure 2022016279000005
stackは成膜装置における全行程数である。Htは成膜装置における工程を順に追っていくことで表現される。
はi番目とi-1番目の工程の種類によって、以下の4つに場合分けされて表される。
i番目の工程とi-1番目の工程が共に、配置するチャンバーを変更可能な成膜種での成膜の場合、hは以下の式で表される。「配置するチャンバーを変更可能」とは、成膜種の配置箇所が特定のチャンバーに決定されておらず、成膜種を別のチャンバーに配置できる場合を意味する。
Figure 2022016279000006
ここで、t_deliverj,kはj番目のチャンバーからk番目のチャンバーまでの搬送時間、t_processstackiはi番目の工程の処理時間である。これらの時間は例えば実測やシミュレーション等によって入手することができる。
i番目の工程が配置するチャンバーを変更可能な成膜種での成膜で、i-1番目の工程が配置するチャンバーを変更できない(例えば、あるチャンバーに成膜種が固定されている)成膜種での成膜又は成膜以外のプロセスを行うプロセスチャンバー20での処理の場合、hは以下の式で表される。
Figure 2022016279000007
i番目の工程が配置するチャンバーを変更できない(例えば、あるチャンバーに成膜種が固定されている)成膜種での成膜又は成膜以外のプロセスを行うプロセスチャンバー20での処理で、i-1番目の工程が配置するチャンバーを変更可能な成膜種での成膜の場合、hは以下の式で表される。
Figure 2022016279000008
i番目の工程とi-1番目の工程が、ともに配置するチャンバーを変更できない(例えば、あるチャンバーに成膜種が固定されている)成膜種での成膜又は成膜以外のプロセスを行うプロセスチャンバー20での処理の場合、hは以下の式で表される。
Figure 2022016279000009
成膜における様々な制約条件に応じて、エネルギー関数に制約を付加してもよい。制約は、例えば、制約条件を満たさないパターンに対応するQUBOの要素の状態のエネルギーが大きくなるように設定する。制約は必ず設定しないといけないものではないが、制約を設定した方が計算の処理速度及び精度が上がる。
例えば、特定の材料からなる成膜種が1つのみで、同じ材料からなる成膜種を複数のチャンバーに入れることを認めない場合、各チャンバーに同時に配置できる成膜種の総数は1である。この条件は、それぞれの成膜種に対して適用される。すなわち、図3において成膜種aをチャンバーAに配置すると、チャンバーBに成膜種aを配置することはできない。この制約条件を表現するために以下のような制約を付加してもよい。
Figure 2022016279000010
j番目の成膜種を配置したチャンバー数がちょうど1の時、Hは0となる。一方、それ以外の時、Hは0より大きい値になり、QUBOのエネルギー関数において高いエネルギーの状態となるように作用する。λは係数であり、0より大きい値である。λの絶対値は最適化したい値に応じて調整される。
例えば、図1に示す成膜チャンバー10は、成膜種1の数がそれぞれ8つである。換言すると8つ以上の成膜種1をそれぞれの成膜チャンバー10に設定することはできない。
上記の制約条件を表現するためにまず、各チャンバーに配置可能な成膜種1の数(スロット数)の総和に対応した付加要素(Yi,k)を追加する。Yi,kの状態は、i番目のチャンバーにk個の成膜種を配置する場合を「1」、この場合以外を「0」とする。図4は、付加要素(Yi,k)を追加した状態の一例である。図4に示すYi,kの状態は、1番目のチャンバーAに4個、2番目のチャンバーBに2個の成膜種をそれぞれ配置していることを表している。各チャンバーのスロット数の上限による成膜種1の配置の制限は、以下のような制約として表現できる。
Figure 2022016279000011
slot,iはi番目のチャンバーのスロット数を表す。右辺第1項は各チャンバーに対して付加要素(Yi,k)の状態の総和がちょうど1の時に0となり、それ以外の場合に0より大きな値となる。右辺第2項は、要素E(Xi,j)と付加要素(Yi,k)の状態の整合を取るために必要であり、各チャンバーに対してXi,jの状態の総和とYi,kの状態とスロット数kとの積が同じ場合に0となり、それ以外の場合に0より大きい値となる。
はj番目の成膜種の使用スロット数である。成膜を行う場合に、1つのスロットしか使用しない場合、その成膜における成膜種のwを1とする。成膜種が複数のスロットを使用する場合とは、例えば、複数種の材料を同時スパッタリングし、所定の膜を成膜する場合である。
ある層を成膜する際に複数の成膜種から同時成膜を行う場合、同時成膜する成膜種は同じ成膜チャンバー10内に配置する必要がある。したがって、ウェハに対して同時成膜することがある成膜種を同じ成膜チャンバー内に配置することも制約条件の一つとなる。この場合に複数の成膜種を1つの成膜種とみなして、wの値をその成膜種の数とする。同時成膜は、例えば、同時スパッタリングである。
成膜工程が異なるウェハのスループットを同時に向上させたい場合、それぞれのウェハの工程に対して上記のHを設計し、足し合わせたものを新たなHとする。例えば成膜工程の異なるウェハ1とウェハ2のスループットを同時に向上させたい場合、以下のような式で表されるHを用いてもよい。
Figure 2022016279000012
t1、Ht2は、それぞれウェハ1、ウェハ2に対するHtである。wt1、wt2は重みである。優先してスループットを向上させたいウェハの重みが大きくなるように調整することができる。
例えば、上記2つの制約項H、Hを付加した場合のエネルギー関数は、以下のように表現される。
Figure 2022016279000013
また成膜種1の寿命で入れ替え作業を行う場合、その期間は成膜装置100が停止する。成膜種1の入れ替え作業には時間がかかる。成膜種1の入れ替え回数が減ると、成膜装置100の生産効率が高まる。複数の成膜種の寿命に至る時間が略一定となるように、制約項を設定してもよい。略一定とは、ある特定の成膜種1の寿命に至る時間を基準に、寿命に至る時間が10%の変動の範囲内にあることを意味する。
また例えば、イジングモデル又はQUBOの制約として、ウェハの搬送順を加えてもよい。ウェハの搬送順を計算モデルに反映する際は、計算モデルに付加要素(Zm、t)を加えることで表される。付加要素Zm、tは、ウェハの成膜装置での工程mと上記の工程が実行される時刻tで表される。ウェハの成膜装置での行程は、ロードロックチャンバーLLに投入されたのち、最終的にロードロックチャンバーに搬送されるまでの成膜、プロセスの処理のフローである。時刻tに工程mを処理する場合、付加要素Zm、tの状態zm、tを「1」とし、それ以外の場合を「0」とする。
またウェハの成膜装置の工程におけるウェハの搬送順に加えて、成膜工程の前後の工程におけるウェハの搬送順にも拡張してもよい。例えば、エッチング装置や、レジストコーター等の枚様式製造装置の工程におけるウェハの搬送順にも拡張してもよい。
また例えば、イジングモデル又はQUBOの制約として、新たなウェハを途中で成膜チャンバーへ投入することを加えてもよい。このことを計算モデルに反映する際は、計算モデルに付加要素(At、w)を加える。付加要素At、wは、ウェハを成膜チャンバーへ投入するタイミングtとウェハの投入位置wで表される。時刻tにウェハwを投入する場合、要素At、wの状態at、wを1とし、それ以外の場合を0とする。
計算領域201は、設計された計算モデルからアニーラ計算を行う。アニーラ計算とは、それぞれの要素Eのスピンsの状態x、yに揺らぎを与え、最適状態を見つけ出す計算方法である。アニーラ計算によりHがより小さくなる成膜種1の配置のデータ(x)とその時の成膜に要する時間(スループット)が予測される。
アニーラ計算はシミュレーテッドアニーリングや進化的アルゴリズム、タブー探索等の計算方法で計算することができる。
アニーラ計算はイジングモデルやQUBOの計算に特化した専用機(アニーリングマシン)で実行することができる。例えば量子アニーリングマシン(D-wave、NEC)やコヒーレントイジングマシン(NTT)、シミュレーテッド分岐マシン(東芝)、デジタルアニーラ(富士通)、CMOSアニーラ(日立)等のマシンを適用することができる。
アニーラ計算に量子ゲート型の計算機を用いてもよい。例えばQAQA(Quantum Approximate Optimization Algorithm)を用いればイジングモデルやQUBOを量子ゲート型計算機で計算することができる。
図5は、計算領域201においてアニーラ計算を行う演算素子50の模式図である。演算素子50は、演算部51と通信部52と制御部53とを有する。
演算部51は、上述のアニーラ計算を行う部分である。演算部51は、量子コンピュータを含む。量子コンピュータはアニーラ計算や量子ゲート型の計算機を含めた総称である。量子コンピュータは、例えば、光素子、超伝導素子等を含む。量子コンピュータの演算は、例えば、光素子、超伝導素子等で行われる。
光素子での演算は室温で行うことができる。一方で、キロメートルを超える光ファイバを高速で動作させる必要があり、小型化や高速演算、スクィーズド光の製造など技術的な課題がある。超伝導素子での演算は、ノイズを下げるために20ミリケルビン程度という超低温技術が必要である。
通信部52は、演算部51と制御部53との通信を担う。通信部52における信号の伝送は、例えば、金属配線、光配線を用いて行われる。
演算部51が超伝導素子を含む場合、通信部52における信号の伝送は、光配線を用いて行うことが好ましい。金属配線を用いると、超低温環境にある演算部51と室温環境にある制御部53との間における熱伝導により、演算部51の超低温の維持が難しいためである。
通信部52における信号の伝送に光配線を用いる場合、制御部53近傍に、光信号を電気信号に変換する光電変換素子を設ける。光電変換素子は、例えば、スピンフォトディテクタである。
図6は、スピンフォトディテクタの模式図である。スピンフォトディテクタ60は、磁化自由層61と磁化固定層62とこれらに挟まれる非磁性層63とを有する。磁化自由層61及び磁化自由層62は強磁性体を含む。磁化自由層61の磁化M61は、磁化固定層62の磁化M62より反転しやすい。磁化自由層M61に照射される光Lの強度が変化すると、磁化自由層61の磁化が傾く。磁化自由層M61に照射される光Lは、例えば、円偏光した光である。
磁化自由層61の磁化M61と磁化固定層62の磁化M62との相対角が変化すると、スピンフォトディテクタ60の積層方向の抵抗値が変化する。すなわち、スピンフォトディテクタ60は、光Lの強度変化をスピンフォトディテクタ60の抵抗値という電気信号に変換できる。例えば、光Lの強度を高速で変化させ、磁化自由層61の磁化方向を高速で変化させると、スピンフォトディテクタ60は高周波信号を発生できる。
磁化自由層61は、例えば、フェリ磁性材料である。フェリ磁性材料は、全体としては強磁性を示すが、ミクロな磁気構造は反強磁性の状態である磁性材料である。ミクロな磁気構造における第1方向に配向した磁化と第1方向と反対の第2方向に配向した磁化との間に、磁気モーメントの差があるため、全体として強磁性的な特性を示す。フェリ磁性体に外部から十分な光エネルギーが照射されると、反強磁性的な磁気構造の組み合わせが逆になり、全体として示す強磁性的な性質が逆向きになる。
フェリ磁性材料は、例えば、4f電子を最外殻もつ元素と、3d、4d、5d電子を最外殻もつ元素の合金である。フェリ磁性材料は、例えば、GdCoFe等である。フェリ磁性材料はフェライト材料のような酸化物でもよい。フェライト材料は、3d元素として異なる磁気モーメントの元素を組み合わせると、フェリ磁性を発現する。
磁化自由層61は、強磁性層とフェリ磁性材料からなるフェリ磁性層との積層構造でもよい。強磁性層は、磁気抵抗効果素子等に一般に用いられるものを適用できる。強磁性層は、例えば、Co、Fe、Niの単体金属、これらを含む合金、又は、ホイスラー合金等である。フェリ磁性層は、光が照射されると磁化の状態が変化する。強磁性層の磁化は、フェリ磁性層の磁化の状態の変化に伴い変化する。強磁性層は、スピンフォトディテクタ60の磁気抵抗効果に伴う抵抗変化の主を担う。フェリ磁性層は、スピンフォトディテクタ60の光による磁化反転の主を担う。強磁性層とフェリ磁性層とで機能を分けることで、スピンフォトディテクタ60の高速動作と高出力化を両立できる。強磁性層は、フェリ磁性層より非磁性層63側にあることが好ましい。
また磁化自由層とフェリ磁性層との間に、スピン伝導層を挿入してもよい。スピン伝導層は、フェリ磁性体の反転の際に生成されるスピン流を強磁性層に伝搬する。その結果、強磁性層の磁化反転が誘起される。スピンフォトディテクタ60が当該構成の場合、フェムト秒オーダーの磁化反転が可能となる。スピン伝導層は、スピン伝導特性が高いものが用いられる。スピン伝導層として、例えば、銅や銀などの金属、シリコン、ゲルマニウム、ガリウムヒ素などの半導体、グラフェンなどの2次元物質等を用いることができる。
磁化自由層61は、例えば、強磁性材料である。一般的に、磁気抵抗効果素子において磁化自由層61に強磁性材料が用いられる。しかしながら、スピンフォトディテクタ60として機能するためには入射される光信号が偏光していなければならない。光信号が偏光していない場合、光信号は強磁性材料を加熱する効果を示す。この場合、光信号によって強磁性材料の磁化の向きを任意に向かせることはできない。光信号が偏光している場合、光信号の偏光によって強磁性材料の磁化の向きを任意に向かせることができる。磁化自由層61がフェリ磁性材料である場合、加熱と冷却の過程が必要になる。磁化自由層61が強磁性材料である場合、加熱と冷却の過程が不要であるためフェリ磁性材料である場合よりも高速に光信号を電気信号に変換することができる。
通信部52は、演算部51の演算結果を光信号として制御部53へ伝え、スピンフォトディテクタは光信号を電気信号に変換する。
制御部53は、演算部51を制御する。制御部53は、外部からの信号を演算部51に伝え、演算部51からの信号を外部へ伝える。制御部53は、例えば、高周波測定器、発振器等を含む。制御部53は、演算部51での演算結果を成膜装置100へ伝える。
アニーラ計算によって予測された成膜種1の配置のデータ(x)に基づいて、実際に成膜装置100の成膜種1の配置を置き換えることで、スループットを改善することができる。
「第2実施形態」
第2実施形態に係る成膜システムは、機械学習を用いて相互作用パラメータQを求める点が第1実施形態と異なる。図7は、第2実施形態に係る成膜システム301の模式図である。成膜システム301は、成膜装置100と計算機210とを有する。
計算機210は、記憶領域202と学習領域203と計算領域201とを有する。
記憶領域202は、成膜装置100における成膜種1の配置が特定の配置の場合における成膜に要する時間を教師データとして記憶している。成膜種1の配置とは、どの成膜チャンバーに、どの材料の成膜種1が配置されているかということである。成膜種1の配置が特定の配置の場合における成膜に要する時間(スループット)は、例えば、実測に基づく。成膜種1の配置毎のスループットは、実験により求められ、教師データとして記憶領域202に取得される。教師データの数が多いほど、後述する計算モデルの精度が高まる。
学習領域203は、教師データを基にした機械学習により要素間の相互作用パラメータを決定し、計算モデルを設計する。以下、QUBOを計算モデルに適用した場合を例に計算モデルの設計方法を説明する。
図8は、計算モデルの設計方法のフロー図である。まず学習領域203は、記憶領域202から教師データを取得する(第1ステップS1)。教師データは実測やシミュレーションによって取得することができる。実測の場合、複数の成膜種1の配置のパターンで成膜処理を行い、その時のスループットの実験結果を教師データとする。シミュレーションの場合も複数の成膜種1の配置のパターンで成膜処理のシミュレーションを行い、その時のスループットの計算結果を教師データとする。
教師データにおける成膜種1の配置のパターンは、無作為に選択してもよいし、機械学習の精度を高めるために、スループットが大きく異なると予想されるいくつかの配置のパターンを与えてもよいし、それぞれのパターンを組み合わせてもよい。
次いで、教師データをQUBOに当てはめる(第2ステップS2)。教師データにおける成膜種1の配置は、QUBOの要素Eにおけるスピンsの状態(q、q)に変換される。
次いで、学習領域203は、複数の教師データをQUBOに当てはめ、機械学習を行う(第3ステップS3)。教師データのデータ数が少ない場合は、ファクタライゼーションマシンを用いて機械学習を行ってもよい。ファクタライゼーションマシンは以下の式で表される機械学習モデルの1種である。
Figure 2022016279000014
w、vは機械学習によって求めるフィッティングパラメータであり、QUBOの相互作用パラメータ(Q)に対応する。Kは大きくすると、フィッティングパラメータの数が変化し、問題の複雑性によって適宜調整される。
機械学習を行うと、教師データに基づいた相互作用パラメータ(Q)が決まる(第4ステップS4)。
相互作用パラメータ(Q)が決まれば、計算モデルが決定する。ここで、計算モデルには必要に応じて制約を付加する。制約は、例えば、第1実施形態で提示したものである。この計算モデルは、計算領域201へ送られる。
計算領域201は、新たな成膜種1の配置を設定した場合に成膜に要する時間を、設計された計算モデルに基づいて予測する。
まず計算領域201は設計された相互作用パラメータ(Q)からアニーラ計算を行う(第5ステップS5)。アニーラ計算によりHがより小さくなる成膜種1の配置のデータ(x)が出力される。
次いで、計算領域201で求められた成膜種1の配置のスループットを取得する(第6ステップS6)。スループットは実測やシミュレーションより取得できる。例えば実測の場合、計算領域201で求められた成膜種1の配置に変更して成膜実験をすることによりスループットを求める。シミュレーションの場合、計算領域201で求められた成膜種1の配置での成膜処理をシミュレーションすることでスループットを算出する。
次いで、取得したスループットが目標値に至っているか否かを判定する(第7ステップS7)。そのスループットが目標値以下に至っている場合は、計算機200はその値を出力する。その計算に用いられた成膜種1の配置であれば、十分成膜に要する時間を短縮できる。一方で、スループットが目標値以下に至っていない場合は、その結果は記憶領域202に送られ、教師データとして再取得される。そして、スループットが目標値以下に至るまで、上記のプロセスが繰り返される。
そして、成膜装置100における成膜種1の配置が決定したら、ウェハへの成膜が行われる。成膜される多層膜は、例えば、磁気抵抗効果素子である。磁気抵抗効果素子は、少なくとも2つの強磁性層とこれらの間に挟まれた非磁性層とを有する。強磁性層は、それぞれ複数層構成となる場合も多い。非磁性層は、導体でも半導体でも絶縁体でもよく、例えば、酸化膜、窒化膜である。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。
「第3実施形態」
第3実施形態に係る工場システムは、第1実施形態に係る成膜システムを工場全体の工場システムまで拡張したものである。図9は、第3実施形態に係る工場システムの模式図である。工場システム1000は、計算機200と、複数の装置500を有する。工場内には、装置500を設置できる設置可能領域501が複数ある。
装置500間の搬送時間を削減し、スループットを向上させるために、各装置500を装置の設置可能領域501に割り当てようとした場合、装置500の数、装置の設置可能領域501の数が増えることによってその組み合わせは膨大となる。そこで、第1実施形態における成膜種1を装置500に、チャンバー10を装置の設置可能領域501に対応させることで、計算機200は第1実施形態と同様の計算フローで各装置500の装置の設置可能領域501への最適な配置を計算し、スループットを向上させることができる。チャンバー10のスロット数は各装置の設置可能領域501における設置可能な装置500の数に対応させればよい。
本実施形態に係る工場システムによれば、工場全体のスループットを改善することができる。
(実施例1)
実施例1は、図1に示す成膜システム300を用いて、成膜種の配置を設定した際に、成膜に要する時間を求めた。
実施例1の成膜装置は、3つのチャンバーch-A、ch-B、ch-Cと、トランスファチャンバーを有する。ウェハは、トランスファチャンバーを介して、3つのチャンバーの間を搬送できる。ch-A、ch-Bには任意の成膜種を配置できるスロットがそれぞれ8個搭載されている。ch-Cは成膜以外のプロセスを行うチャンバーであり、成膜種を配置することはできない。
成膜種は以下の6種類である。成膜種a,b,c,d,eは1つのスロットを使用する。成膜種fは4つのスロットを使用する。つまり、成膜種fでの成膜処理は4つのスロットから同時スパッタリングを行う。
Figure 2022016279000015
ウェハは、ロードロックチャンバーLL(図1、図11参照)に投入されたのち、以下の図10の時系列チャートに示す工程を左から右に向かって行い、最終的にロードロックチャンバーLLに搬送される。成膜装置における全行程は、上記の工程である。図10の各ブロックは工程を表し、ブロックのうち、内部にアルファベットの記載のあるものは成膜プロセスであり、そのアルファベットは成膜に使用する成膜種を示す。成膜プロセスは、ch-A又はch-Bで実行される。一方、ブロック1001は成膜以外のプロセスであり、ch-Cで実行される。各工程の処理時間は、実測より図10の各ブロックの幅となった。
各チャンバー間又は各チャンバーとロードロックチャンバーLLの間の搬送時間は、実測より以下の表の値(単位は秒)であった。
Figure 2022016279000016
次いで、第1実施形態に示した計算フローに従って、最適配置を求めた。制約としてHとHをエネルギー関数に付加し、λ=2000とした。アニーラ計算はシミュレーテッドアニーリングによって行った。
アニーラ計算によって以下の表の配置が出力された。アニーラ計算にかかった時間は26秒であった。
Figure 2022016279000017
上記の成膜種の配置でのスループットをシミュレーションによって求めた。結果、全行程の時間は59分24秒となった。図11は、チャンバー毎に区分けした実施例1の時系列チャート(ガントチャート)である。
(比較例1)
比較例1は、各成膜種の配置を無作為に配置した。ch-A、ch-Bに成膜種a,b,c,d,e,fを各チャンバーのスロット数の上限を超えないように無作為に以下の表のように配置した。
Figure 2022016279000018
上記配置におけるスループットをシミュレーションによって求めたところ、1時間8分3秒となった。図12は、チャンバー毎に区分けした比較例1の時系列チャート(ガントチャート)である。
実施例1は比較例1に対してスループットが向上した。これは図11に示す実施例1は、図12に示す比較例1より搬送回数、搬送時間が少ないためであると考えられる。
(実施例2)
実施例2は実施例1よりもチャンバー数、成膜種の数が増え、組み合わせが膨大となった場合の例である。実施例2の成膜装置は、6つのチャンバー、ch-A、ch-B、ch-C、ch-D、ch-E、ch-Fとトランスファチャンバーを有する。トランスファチャンバーを介してウェハの搬送ができる。各チャンバーのスロット数を以下の表で示す。
Figure 2022016279000019
ch-A、ch-B、ch-C、ch-Dはそれぞれ5つのスロットがあり、任意の成膜種を配置できる。ch-E,ch-Fは成膜以外のプロセスを行うチャンバーであり、成膜種は配置できない。
実測より各チャンバー間の搬送時間は一律50秒、ロードロックチャンバーLLと各チャンバー間の搬送時間は44秒となった。
成膜種は13種類a,b,c,d,e,f,g,h,i,j,k,l,mが存在し、使用スロット数は全て1である。
ウェハは、ロードロックチャンバーLLに投入されたのち、図13の時系列チャートに示す工程を左から右に向かって行い、最終的にロードロックチャンバーに搬送される。成膜装置における全行程は、上記の工程である。図13の各ブロックは工程を表している。ブロックのうち、内部にアルファベットの記載のあるものは成膜プロセスであり、そのアルファベットは成膜に使用する成膜種を示す。成膜プロセスは、ch-A、ch-B、ch-C、もしくはch-Dで実行される。一方、ブロック2001とブロック2002は成膜以外のプロセスであり、ブロック2001はch-Eで実行され、ブロック2002はch-Fで実行される。各工程の処理時間は実測より図13の各ブロックの幅となった。
第1実施形態の計算フローに従って、最適配置を求めた。制約としてHとHをエネルギー関数に付加し、λ=2000とした。アニーラ計算はシミュレーテッドアニーリングによって行った。
アニーラ計算によって以下の表の配置が出力された。アニーラ計算にかかった時間は54秒であった。
Figure 2022016279000020
上記配置におけるスループットをシミュレーションによって求めたところ、1時間19分11秒となった。図14は、チャンバー毎に区分けした実施例2の時系列チャート(ガントチャート)である。
(比較例2)
比較例2は、各成膜種の配置を無作為に配置した。ch-A、ch-B、ch-C,ch-Dに成膜種a,b,c,d,e,f,g,h,i,j,k,l,mを各チャンバーのスロット数の上限を超えないように無作為に以下の表7のように配置した。
Figure 2022016279000021
上記配置におけるスループットをシミュレーションによって求めたところ、1時間31分41秒となった。図15は、チャンバー毎に区分けした比較例2の時系列チャート(ガントチャート)である。
実施例2は比較例2に対してスループットが向上した。これは図14に示す実施例2は、図15に示す比較例2より搬送回数が少ないためであると考えられる。
(実施例3)
実施例3は実施例2よりもさらにチャンバー数が増え、組み合わせが膨大となった場合の例である。実施例3の成膜装置は、8つのチャンバー、ch-A、ch-B、ch-C、ch-D、ch-E、ch-F、ch-G、ch-Hとトランスファチャンバーを有する。トランスファチャンバーを介してウェハの搬送ができる。各チャンバーのスロット数を以下の表で示す。
Figure 2022016279000022
ch-A、ch-B、ch-C、ch-D、ch-E、ch-F、ch-Gはそれぞれ5つのスロットがあり、任意の成膜種を配置できる。ch-Hは成膜以外のプロセスを行うチャンバーであり、成膜種は配置できない。
実測より各チャンバー間の搬送時間は一律50秒、ロードロックチャンバーLLと各チャンバー間の搬送時間は44秒となった。
35種類の成膜種が存在し、使用スロット数は全て1である。
ウェハは、ロードロックチャンバーLLに投入されたのち、図16の時系列チャートに示す工程を左から右に向かって行い、最終的にロードロックチャンバーに搬送される。成膜装置における全行程は、上記の工程である。図16の各ブロックは工程を表している。ブロックのうち、内部に数字の記載のあるものは成膜プロセスであり、その数字は成膜に使用する成膜種を示す。成膜プロセスは、ch-A、ch-B、ch-C、ch-D、ch-E、ch-Fもしくはch-Gで実行される。一方、ブロック3001は成膜以外のプロセスであり、ch-Hで実行される。各工程の処理時間は実測より図16の各ブロックの幅となった。
第1実施形態の計算フローに従って、最適配置を求めた。制約としてHとHをエネルギー関数に付加し、λ=4000とした。アニーラ計算はシミュレーテッド分岐マシンによって行った。
アニーラ計算によって以下の表の配置が出力された。アニーラ計算にかかった時間は231秒であった。
Figure 2022016279000023
上記配置におけるスループットをシミュレーションによって求めたところ、3時間11分38秒となった。図17は、チャンバー毎に区分けした実施例2の時系列チャート(ガントチャート)である。
(比較例3)
比較例3は、各成膜種を無作為に配置した。ch-A、ch-B、ch-C,ch-D、ch-E、ch-F、ch-Gに35種類の成膜種を各チャンバーのスロット数の上限を超えないように無作為に以下の表10のように配置した。
Figure 2022016279000024
上記配置におけるスループットをシミュレーションによって求めたところ、3時間27分28秒となった。図18は、チャンバー毎に区分けした比較例2の時系列チャート(ガントチャート)である。
実施例3は比較例3に対してスループットが向上した。これは図17に示す実施例3は、図18に示す比較例2より搬送回数が少ないためであると考えられる。
実施例3、比較例3における全ての成膜種の配置は約2.88×1025通りの組み合わせがあり、全ての成膜種1の配置におけるスループットを総当たりでシミュレーションしようとすると、例えば200ペタフロップスの演算性能のスーパーコンピュータを用いても1000日以上かかるため、総当たりによってスループットが向上する配置を求めることは現実的ではない。一方、本実施例は231秒でアニーラ計算が行えるため、短時間でスループットを向上させる配置を求めることができる。
(実施例4)
実施例4は、2枚のウェハを同時に成膜装置に投入し、並行して成膜を行う場合のスループットを求めた。
成膜装置、ウェハの工程は実施例2と同様とする。同じ工程の処理を行うウェハ1とウェハ2があり、第2実施形態に示した計算フロー(図8参照)に従って、成膜装置の成膜種の配置とそれぞれのウェハの成膜装置への投入のタイミングを最適化した。
先行して投入するウェハの投入を開始してから、2枚のウェハの処理が終わるまでの時間を削減することを目的とし、目標値は1時間30分とした。
まず、20個の教師データを収集した。成膜種の配置とウェハ投入のタイミングは無作為に選択し、実測に基づいてスループットのデータを収集した。
次いで収集した教師データを用いてファクタライゼーションマシンによって、機械学習を行った。ファクタライゼーションマシンのKは8とした。ファクタライゼーションマシンのKは、問題の複雑さによって調整されるパラメータである。機械学習によってw、vが求まり、QUBOの相互作用パラメータ(Q)に変換し、計算モデルが決定された。
次いで計算モデルをアニーリングマシンに入力して、アニーラ計算を行った。アニーリングマシンはシミュレーテッド分岐マシンを利用した。アニーラ計算により成膜種1の配置のデータ(x)が出力された。
次いで成膜種1の配置のデータ(x)に基づいて、実際に成膜装置の配置とウェハ投入のタイミングを設定して、スループットを実測により求めた。
実測によって求めたスループットを教師データとして追加して、上記のプロセスを繰り返した。
図19は上記プロセスの繰り返しによって得られたスループットの結果である。上記のプロセスを繰り返すことで、徐々に時間が削減され、10回目で目標値の1時間30分以下となり、スループットが向上できた。
1 成膜種、10 成膜チャンバー、20 プロセスチャンバー、30 搬送チャンバー、40 ロードロックチャンバー、100 成膜装置、200 計算機、201 記憶領域、202 学習領域、203 計算領域、300 成膜システム、500 装置、1000 工場システム、E 要素、F 強制力、s スピン、1001、2001、2002、3001 成膜以外のプロセス

Claims (21)

  1. 成膜装置と、計算機と、を備え、
    前記成膜装置は、複数の成膜種を設置できる成膜チャンバーを有し、
    前記計算機は、イジングモデル又はQUBOを含む計算モデルに基づいて、成膜種の配置を設定した場合に成膜に要する時間を予測する計算領域を有する、成膜システム。
  2. 前記イジングモデル又は前記QUBOは、前記成膜種の数と前記成膜チャンバーの数の積に対応した数の要素を有し、前記要素のそれぞれはバイナリ変数である、請求項1に記載の成膜システム。
  3. 前記イジングモデル又は前記QUBOのエネルギー関数は、前記成膜装置のスループットに対応したエネルギー関数を含む、請求項1又は2に記載の成膜システム。
  4. 前記イジングモデル又は前記QUBOは、前記要素間の相互作用パラメータを決めるパラメータとして、成膜されるウェハの搬送時間及び各工程での処理時間に対応した値を用いる、請求項1~3のいずれか一項に記載の成膜システム。
  5. 前記イジングモデル又は前記QUBOは、いずれかの工程での処理が、他のチャンバーでの処理に置き換え可能かを条件として、規定される、請求項1~4のいずれか一項に記載の成膜システム。
  6. 前記成膜装置は、成膜以外のプロセスを行うプロセスチャンバーをさらに有し、
    前記プロセスチャンバーでの処理は、前記イジングモデル又は前記QUBOにおける他のチャンバーでの処理と置き換えできない工程として規定される、請求項5に記載の成膜システム。
  7. 前記イジングモデル又は前記QUBOは、制約を有し、
    前記制約は、前記成膜種のうち同じ種類の成膜種の数の上限を反映する、請求項1~6のいずれか一項に記載の成膜システム。
  8. 前記イジングモデル又は前記QUBOは、制約を有し、
    前記制約は、前記成膜チャンバーにおける前記成膜種のスロット数の上限を反映する、請求項1~7のいずれか一項に記載の成膜システム。
  9. 前記イジングモデル又は前記QUBOは、前記制約として、前記成膜チャンバーのスロット数の和に対応した数の付加要素をさらに含み、
    前記付加要素はバイナリ変数である、請求項8に記載の成膜システム。
  10. 前記イジングモデル又は前記QUBOは、制約を有し、
    前記制約は、ウェハに対して同時成膜することがある成膜種を同じ成膜チャンバー内に配置するという条件を反映する、請求項1~9のいずれか一項に記載の成膜システム。
  11. 前記イジングモデル又は前記QUBOは、制約を有し、
    前記制約は、前記複数の成膜種の寿命に至る時間を略一定とするという条件を反映する、請求項1~10のいずれか一項に記載の成膜システム。
  12. 前記イジングモデル又は前記QUBOは、制約を有し、
    前記イジングモデル又は前記QUBOは、前記制約として、ウェハの行程及び工程の処理時刻を表す付加要素をさらに有し、前記付加要素はバイナリ変数である、請求項1~11のいずれか一項に記載の成膜システム。
  13. 前記イジングモデル又は前記QUBOは、制約を有し、
    前記イジングモデル又は前記QUBOは、前記制約として、投入されるウェハの投入時刻を表す付加要素をさらに有し、前記付加要素はバイナリ変数である、請求項1~12のいずれか一項に記載の成膜システム。
  14. 前記計算機は、特定の成膜種の配置及び前記特定の成膜種の配置の場合に成膜に要する時間を、教師データとして記憶する記憶領域と、
    前記教師データを基にした機械学習により前記イジングモデル又は前記QUBOの要素間の相互作用パラメータを決定し、計算モデルを設計する学習領域と、
    をさらに有する、請求項1~13のいずれか一項に記載の成膜システム。
  15. 前記記憶領域は、前記計算領域で予測に用いられた成膜種の配置及び前記計算領域で予測された成膜に要する時間を、教師データとして再取得する、請求項14に記載の成膜システム。
  16. 前記機械学習は、ファクタライゼーションマシンによって行われる、請求項14又は15に記載の成膜システム。
  17. 複数の装置と、計算機と、を備え、
    前記計算機は、イジングモデル又はQUBOを含む計算モデルに基づいて、前記装置を設置可能な複数の領域に、前記複数の装置を配置した場合に処理に要する時間を予測する計算領域を有する、工場システム。
  18. 前記計算機は、前記装置の前記領域に対する配置及び前記配置の場合に処理に要する時間を教師データとして記憶する記憶領域と、
    前記教師データを基にした機械学習により前記イジングモデル又は前記QUBOの要素間の相互作用パラメータを決定し、計算モデルを設計する学習領域と、
    をさらに有する、請求項17に記載の工場システム。
  19. 成膜装置における複数の成膜種の配置を要素としてイジングモデル又はQUBOを含む計算モデルを設計する工程と、
    前記計算モデルに基づき、成膜種の配置の場合に成膜に要する時間を予測する工程と、
    前記予測された時間が所定の時間以下の場合に、前記成膜種の配置を前記成膜装置の成膜種の配置として適用する工程と、を有する、ウェハの成膜方法。
  20. 前記計算モデルを設計する工程は、
    特定の成膜種の配置及び前記特定の成膜種の配置の場合に成膜に要する時間を教師データとして取得する工程と、
    前記教師データを基にした機械学習により要素間の相互作用パラメータを決定する工程と、を有する、請求項19に記載のウェハの成膜方法。
  21. 前記計算モデルに基づき予測された時間が所定の時間以上の場合に、前記成膜種の配置及び前記成膜種の配置の際に成膜に要する時間を教師データとして再取得する工程をさらに有する、請求項20に記載のウェハの成膜方法。
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