JP2022014021A - 中継装置、サーバ装置、端末装置、通信システム、プログラム及び中継方法 - Google Patents

中継装置、サーバ装置、端末装置、通信システム、プログラム及び中継方法 Download PDF

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Abstract

【課題】端末装置からのアップロードデータの宛先となるサーバ装置が1つだけに制限されている非IP通信を用いて、複数のサーバ装置のうちの指定のサーバ装置へ端末装置からアップロードデータを送信することを可能にする。【解決手段】IPを用いない非IP通信を用いて端末装置10と通信し、前記端末装置とサーバ装置200A~200Dとの間の通信を中継する移動通信網の中継装置100であって、前記端末装置から送信されるアップロードデータのユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報を取得し、複数のサーバ装置200A~200Dの中から該サーバ識別情報に対応するサーバ装置200Aを特定する特定部110と、前記特定部が特定したサーバ装置に対して前記アップロードデータを送信するための送信処理を行う送信処理部140とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、移動通信網の基地局に接続可能な端末装置とサーバ装置との間の通信を中継する中継装置、サーバ装置、端末装置、通信システム、プログラム及び中継方法に関するものである。
従来、移動通信システムの通信規格である3GPPのLTE(Long Term Evolution)-Advancedを発展させたLTE-AdvancedProと呼ばれる通信規格(非特許文献1参照)、及び、第5世代の移動通信で提案されている新しい無線アクセス技術(NR:New Radio)の通信規格では、IoT(Internet of Things)向けデバイスへの通信を提供する低消費電力広域(以下「LPWA」(Low Power、Wide Area)という。)通信技術として、IoT機器に組み込まれる端末装置の低価格化及び基地局と通信可能なカバレッジエリアの拡張を実現する2つの無線通信方式であるCat.MとCat.NB(NarrowBand)がサポートされている。Cat.Mは、Cat.M1、LTE-M又はeMTC(enhanced Machine-Type Communications)とも呼ばれ、周波数帯域幅が例えば1.4MHzに制限され、約15dBのカバレッジ拡張及び1Mbps(上り)の最大通信速度をサポートしている。また、Cat.NBは、NB-IoTとも呼ばれ、周波数帯域幅が例えば200kHzの狭帯域に制限され、約23dBのカバレッジ拡張及び63kbps(上り)の最大通信速度をサポートし、LTEの周波数バンドでも使用できる。
3GPP TS 36.300 V13.5.0 (2016-09).
LPWA通信技術の中には、IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて端末装置とサーバ装置との間を移動通信網を介して通信する通信方式(NIDD(Non-IP Data Deliver)に準拠する通信方式など)がある。非IP通信では、端末装置からのアップロードデータの宛先となるサーバ装置が1つだけに制限され、複数のサーバ装置のうちの指定のサーバ装置へ端末装置からアップロードデータを送信するということができず、利便性が低いという課題がある。
本発明の一態様に係る中継装置は、IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて端末装置と通信し、前記端末装置とサーバ装置との間の通信を中継する移動通信網の中継装置であって、前記端末装置から送信されるアップロードデータのユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報を取得し、複数のサーバ装置の中から該サーバ識別情報に対応するサーバ装置を特定する特定部と、前記特定部が特定したサーバ装置に対して前記アップロードデータを送信するための送信処理を行う送信処理部とを有する。
前記中継装置において、前記非IP通信は、低消費電力広域通信であってもよい。
また、前記中継装置において、前記低消費電力広域通信は、NIDD(Non-IP Data Deliver)に準拠する通信であってもよい。
また、前記中継装置において、前記送信処理は、前記特定部が特定したサーバ装置に対して送信するアップロードデータから前記サーバ識別情報を削除する処理を含んでもよい。
また、前記中継装置において、前記送信処理は、所定の選択条件に従って、前記特定部が特定した2以上のサーバ装置の中から前記アップロードデータを送信するサーバ装置を選択する処理、又は、所定の代替条件に従って、前記特定部が特定したサーバ装置に代えて前記アップロードデータを送信する別のサーバ装置を選定する処理を含んでもよい。
また、前記中継装置において、当該中継装置は、SCS(Service Capability Server)であってもよい。
また、前記中継装置において、当該中継装置は、SCEF(Service Capability Exposure Function)であってもよい。
また、本発明の他の態様に係るサーバ装置は、IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて端末装置と通信する移動通信網の中継装置を介して、前記端末装置と通信するサーバ装置であって、前記端末装置から送信されるアップロードデータのユーザーデータ部から、該ユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報と区別してユーザーデータを抽出する抽出部を有する。
また、本発明の更に他の態様に係るサーバ装置は、IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて端末装置と通信する移動通信網の中継装置を介して、前記端末装置と通信するサーバ装置であって、前記端末装置へ送信するダウンロードデータのユーザーデータ部に、該端末装置からのアップロードデータの送信先となるサーバ装置を識別するためのサーバ識別情報を格納する格納部と、前記格納部が前記サーバ識別情報を格納したダウンロードデータを前記端末装置へ送信するための送信処理を行う送信処理部とを有する。
また、本発明の更に他の態様に係る端末装置は、IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて移動通信網の中継装置と通信し、前記中継装置を介してサーバ装置と通信する端末装置であって、前記サーバ装置から送信されるダウンロードデータのユーザーデータ部から、該ユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報と区別してユーザーデータを抽出する抽出部を有する。
また、本発明の更に他の態様に係る端末装置は、IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて移動通信網の中継装置と通信し、前記中継装置を介してサーバ装置と通信する端末装置であって、前記サーバ装置へ送信するアップロードデータのユーザーデータ部に、該アップロードデータの送信先となるサーバ装置を識別するためのサーバ識別情報を格納する格納部と、前記格納部が前記サーバ識別情報を格納したアップロードデータを前記サーバ装置へ送信するための送信処理を行う送信処理部とを有する。
また、本発明の更に他の態様に係る通信システムは、移動通信網の基地局に接続可能な端末装置と、前記端末装置と前記移動通信網を介して通信するサーバ装置と、前記端末装置と前記サーバ装置との間の通信を中継する中継装置と、を備えた通信システムであって、前記中継装置は、上述した中継装置のいずれかであり、前記サーバ装置は、上述したサーバ装置のいずれかであり、前記端末装置は、上述した端末装置のいずれかである。
また、本発明の更に他の態様に係るプログラムは、IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて端末装置と通信し、前記端末装置とサーバ装置との間の通信を中継する移動通信網の中継装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記端末装置から送信されるアップロードデータのユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報を取得し、複数のサーバ装置の中から該サーバ識別情報に対応するサーバ装置を特定する特定部、及び、前記特定部が特定したサーバ装置に対して前記アップロードデータを送信するための送信処理を行う送信処理部として、前記コンピュータを機能させる。
また、本発明の更に他の態様に係るプログラムは、IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて端末装置と通信する移動通信網の中継装置を介して、前記端末装置と通信するサーバ装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記端末装置から送信されるアップロードデータのユーザーデータ部から、該ユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報と区別してユーザーデータを抽出する抽出部として、前記コンピュータを機能させる。
また、本発明の更に他の態様に係るプログラムは、IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて端末装置と通信する移動通信網の中継装置を介して、前記端末装置と通信するサーバ装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記端末装置へ送信するダウンロードデータのユーザーデータ部に、該端末装置からのアップロードデータの送信先となるサーバ装置を識別するためのサーバ識別情報を格納する格納部、及び、前記格納部が前記サーバ識別情報を格納したダウンロードデータを前記端末装置へ送信するための送信処理を行う送信処理部として、前記コンピュータを機能させる。
また、本発明の更に他の態様に係るプログラムは、IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて移動通信網の中継装置と通信し、前記中継装置を介してサーバ装置と通信する端末装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記サーバ装置から送信されるダウンロードデータのユーザーデータ部から、該ユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報と区別してユーザーデータを抽出する抽出部として、前記コンピュータを機能させる。
また、本発明の更に他の態様に係るプログラムは、IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて移動通信網の中継装置と通信し、前記中継装置を介してサーバ装置と通信する端末装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記サーバ装置へ送信するアップロードデータのユーザーデータ部に、該アップロードデータの送信先となるサーバ装置を識別するためのサーバ識別情報を格納する格納部、及び、前記格納部が前記サーバ識別情報を格納したアップロードデータを前記サーバ装置へ送信するための送信処理を行う送信処理部として、前記コンピュータを機能させる。
また、本発明の更に他の態様に係る中継方法は、IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて端末装置と通信し、前記端末装置とサーバ装置との間の移動通信網を介した通信を中継する中継方法であって、前記端末装置から送信されるアップロードデータのユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報を取得し、複数のサーバ装置の中から該サーバ識別情報に対応するサーバ装置を特定することと、特定したサーバ装置に対して前記アップロードデータを送信するための送信処理を行うことと、を含む。
本発明によれば、端末装置からのアップロードデータの宛先となるサーバ装置が1つだけに制限されている非IP通信を用いて、複数のサーバ装置のうちの指定のサーバ装置へ端末装置からアップロードデータを送信することができる。
実施形態に係る通信システムの概略構成の一例を示す説明図。 同通信システムのより詳細な構成を示す説明図。 同通信システムにおいて、端末装置からのアップロードデータを指定のASへ送信するための送信処理の流れを示すシーケンス図。 端末装置とMMEとの間でControl Planeを使って通信されるユーザーデータ部の一例を示す説明図。 同通信システムにおいて、ASから端末装置へダウンロードデータを送信するための処理の流れを示すシーケンス図。 SCEFを中継装置として用いる変形例に係る通信システムの概略構成の一例を示す説明図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る通信システムの概略構成の一例を示す説明図である。
本実施形態の通信システムは、主に、1又は2以上の端末装置10と、中継装置としてのSCS(Service Capability Server)100と、サーバ装置としてのアプリケーションサーバ(以下「AS」という。)200A~200D(以下、特に区別しない場合には「AS200」ともいう。)とから構成される。
端末装置10からSCS100を介してAS200へ送信されるアップロードデータは、基地局20、MME(Mobility Management Entity)40、SCEF(Service Capability Exposure Function)50を介して、SCS100に中継され、AS200へと送られる。また、AS200からSCS100を介して端末装置10へ送信されるダウンロードデータは、SCS100で中継されて、SCEF50、MME40、基地局20を介して端末装置10へと送られる。これらのアップロードデータやダウンロードデータは、ユーザーデータが格納されたユーザーデータ部にヘッダ部等が付加されたデータ構造をもつ。
図2は、本実施形態の通信システムのより詳細な構成を示す説明図である。
本実施形態の通信システムを構成する移動通信網1は、主に、端末装置10と無線通信する1又は2以上の基地局20と、MME40と、SCEF50とを含む。SCS100は、SCEF50と通信を行うためのSCEF用I/F120や、AS200A~200Dと通信するためのIP用I/F140を備えている。
基地局20、MME40、SCEF50、SCS100などの移動通信網1内の設備は、例えば、移動通信網1の移動通信事業者によって管理運営してもよい。図2には、SCS100が移動通信網1内の設備として図示してあるが、移動通信網1外の設備であってもよい。また、図2では、図示の都合上、端末装置10を1台だけ示しているが、端末装置10は2台以上であってもよい。
本実施形態の端末装置10は、いずれも、少なくとも移動通信部12及び制御部13を有し、その端末装置10の機能に応じて、表示部11、動作部14、操作部15を備える。例えば、端末装置10が例えばセンサ装置からなるIoTデバイスである場合、移動通信部12及び制御部13のほかに、検知対象を検知する検知部を動作部14として備えた構成を備える。IoTデバイスとしては、医療、農業、電力、上下水道、自動車、交通機関などの各種産業で用いられるセンサ装置を備えたものが挙げられるが、あらゆる用途、機能を有するIoT機器が含まれる。また、本実施形態の端末装置10は、移動局とも呼ばれる移動通信用の移動通信部12が組み込まれた機器であれば、あらゆる用途、機能を有するものが含まれる。
移動通信部12は、移動局とも呼ばれる移動通信用の通信部であり、移動通信網1を介して通信する通信手段として機能し、例えばシンセサイザ、周波数変換器、高周波増幅器などにより構成され、移動通信網1の基地局20との間で無線通信するための高周波信号処理を実行する。この移動通信部12は、例えば通信モジュールとして構成される。端末装置10は、当該移動通信部12により、所定の無線通信方式で基地局20と無線通信を行い、移動通信網1側に接続することができ、移動通信網1を介して低消費電力広域通信技術であるLPWA(Low Power、Wide Area)通信技術に属する例えばNIDD(Non-IP Data Deliver)通信方式による通信を行うことができる。
移動通信部12は、Cat.MやCat.NBなどのLPWA通信技術に属する他の通信方式を採用してもよい。なお、Cat.Mは、3GPPのLTE Cat.M1、LTE Cat.M2、LTE-M又はeMTCの仕様に準拠した無線通信方式であり、周波数帯域幅が例えば1.4MHzに制限され、約15dBのカバレッジ拡張及び1Mbps(上り)の最大通信速度(スループット)をサポートしている。また、Cat.NBは、3GPPのLTE Cat.NB1、LTE Cat.NB2、又はNB-IoTの仕様に準拠した無線通信方式であり、周波数帯域幅が例えば200kHzの狭帯域に制限され、約23dBのカバレッジ拡張及びNB1の場合は63kbps(上り)の最大通信速度(スループット)をサポートしている。
移動通信部12は、通常の移動局のように、移動通信網1を介してIP(Internet Protocol)を用いた通信をする機能が備わっていてもよい。しかしながら、この場合、IP通信用の処理モジュールを実装する必要があり、移動通信部12の部品コストや製造コストが増大する。移動通信部12は、市場に出回る大量の端末装置10に搭載される場合、上述したLPWA通信技術に属するNIDD通信方式の通信に必要十分な機能だけを備え、この通信に必要のないIP通信などの他の機能を排除したものが、コスト面で好ましい。
また、NIDD通信方式であれば、端末装置に搭載されている通信モジュールに手を加えることなく、SCS100からのデータ送信先を変更することも可能となっているため、データ収集を行うプラットフォーム側のメンテナンスが容易な構成となる。
制御部13は、端末装置10の動作を制御するものである。制御部13は、端末装置10の種類等によって異なるものの、例えば、MPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)、RAM、ROM等を備える。制御部13は、所定のファームウェア等のプログラムを実行することで、例えば、所定のアップロードデータを移動通信部12から移動通信網1を介してSCS100で中継してAS200A~200Dへ送信したり、AS200A~200DからSCS100で中継して移動通信網1を介して移動通信部12で受信したダウンロードデータに基づいて表示部11や動作部14などを制御したりする。
また、基地局20は、無線アクセス網(RAN)を構成し、例えば、eNodeB(eNB)やgNodeB等とも呼ばれたり、自局が形成するセルのサイズによりマクロセル基地局やスモールセル基地局などと呼ばれたりする。基地局20は、例えば、無線信号の送受信をする無線部(RRH)と、デジタルベースバンド信号処理を行うベースバンド部(BBU)を備える。RRHは、例えば、BBUから受信したデジタルベースバンド信号をRF信号に変換し、所定の信号レベルに電力増幅して端末装置10に送信する。また、RRHは、端末装置10の移動通信部12から受信したRF信号をデジタルベースバンド信号に変換し、BBUへ送信する。
移動通信網1に含まれるコアネットワークは、例えばLTE/LTE-AdvancedにおいてEPC(Evolved Packet Core)とも呼ばれ、所定の通信インターフェースを介して基地局20が接続される。コアネットワークは、MME40、SCEF50等の各種ノードも有している。コアネットワークは、PCRF(Policy and Charging Rules Function)等の他のノードを有していてもよい。
MME40は、基地局20を収容して無線通信ネットワーク制御、モビリティ制御、ハンドオーバ制御、ユーザー認証制御等を行うノードである。MME40は、ユーザー登録情報に基づいて、基地局20を介して送信されてきたデータを、後述のNIDDのデータ転送を行うSCEF50に転送したり、SCEF50から送られてきた端末装置10宛のデータや受信要求などの情報を基地局20に転送したりする。また、MME40は、端末装置10及び基地局20のそれぞれについて通信ログ情報及び通信制御パラメータ等の情報を収集して格納する機能を有する。
SCEF50は、3GPPの通信サービスの一部をサードパーティのアプリケーションプロバイダーに提供するためのインターフェースを有するノードである。SCEF50は、後述のNIDDによる端末装置10との間のデータ送受信の転送処理を行う。SCEF50は、NIDDによる端末装置10とのデータ送受信に対する課金用の通信利用データ(例えばCDR)を作成してもよい。
また、本実施形態において、端末装置10が所定のデータ通信タイミングでデータ通信する定期通信のデータ通信タイミングを知らせる通知などの情報は、例えば、制御チャネルにより端末装置10からSCEF50に通知される。
また、端末装置10の移動通信部12は、電力消費を低減するために着信待ち受け時に一部回路への電源供給を休止してスリープ状態にしておいてもよい。端末装置10の移動通信部12は、前記着信待ち受け時に後述する受信要求を受信し、その受信をトリガーとして全体回路への電源供給を行い、所定のアプリケーションを起動して受信対象のデータ(AS200からのダウンロードデータなど)を受信し、データ受信が完了したらスリープ状態に戻るように制御してもよい。
また、本実施形態において、端末装置10との通信状況を示す通信状況情報は、端末装置10や基地局20からMME40を介してSCEF50に転送される。通信状況情報は、例えば、端末装置10及び基地局20の通信ログ情報及び通信制御パラメータ等の情報、端末装置10の移動通信部12に設定されているデータ通信タイミングの設定情報などである。
本実施形態の通信システムを構成する通信システムは、NIDDをサポートしている。NIDDは、3GPPの標準規格(例えば、TS23.401 V15.4.0(2018-06),TS23.682 V15.5.0(2018-06)参照)で定義された機能であり、IPを用いずに通信を行う非IP通信であるため、端末装置10に搭載される移動通信部12がIPスタックの操作やIPアドレスの取得を行うことなくデータ転送が可能になる機能である。このNIDDを利用することにより、IPを用いるIPネットワークからの攻撃がなくセキュアなデータ転送が可能になるとともに、移動通信網1にて伝送するデータ量が少なくて済むためデバイスの消費電力削減や弱電界における通信成功率の向上が期待できる。
移動通信網1におけるデータ処理の負荷を軽減するため、移動通信網1におけるデータ処理の一部を行うMEC(Mobile Edge Computing)サーバを、基地局20の内部又は近傍に設けてもよい。MECサーバは、例えば、そのサーバに対応する基地局20のセルに在圏する端末装置10へのデータ送信タイミングを管理する機能を有してもよい。
また、本実施形態の通信システムは、端末装置10がIoT通信モードで通信できるようにカテゴリーM1(eMTC)及びカテゴリーNB1(NB-IoT)のカバレッジ拡張(CE)をサポートしている。
IoT通信モードは、基地局20との間でIoT用通信を行う通信モードであり、例えばLTE-Advanced ProのeMTC若しくはNB-IoTの標準規格(非特許文献1参照)に準拠した通信モード、又は、第5世代の移動通信で提案されている大規模マシンタイプ通信(5GのmMTC:massive Machine-Type Communications)の通信モードである。
なお、広帯域通信モードは、IoT通信モードで通信可能なIoT通信エリアよりも狭い広帯域通信エリアにおいて基地局20との間で広帯域の通信を行う通信モードであり、例えば移動通信の第3世代(3G)、LTE、LTE-Advanced若しくはLTE-Advanced Proの標準規格に準拠する通信モード、又は、第5世代の移動通信で提案されている新しい無線アクセス技術(5G(New Radio))の通信モードである。
本実施形態の端末装置10を含む通信システムとしては、広帯域通信モード及びIoT通信モードの両方に対応しているものであってもよいし、IoT通信モードのみに対応しているものであってもよい。
また、本実施形態の通信システムでは、AS200から端末装置10の移動通信部12へのデータ送信をプッシュ通信(移動通信部12がデータの取得要求を送信することなく当該データを受信する通信方式)によって行うことができる。このようなプッシュ通信によれば、AS200側が希望する時期に端末装置10に所定のダウンロードデータを送信することが可能になる。
ただし、端末装置10の移動通信部12は、電力消費を低減するために、所定のデータ通信タイミングではない通信不可タイミングでは、通信不可の状態になっている。そのため、通信不可タイミングで端末装置10の移動通信部12にダウンロードデータを送信(プッシュ通信)してもデータ不達となってしまう。
この点について、本実施形態では、データ通信タイミングがSCEF50等によって管理されているので、通信不可タイミングにAS200から端末装置10の移動通信部12へのデータ送信(プッシュ通信)があった場合、当該ダウンロードデータをSCEF50が一時的に保持する。そして、所定のデータ通信タイミングになったタイミングで、SCEF50が端末装置10の移動通信部12へ当該ダウンロードデータを送信する。
また、所定のデータ通信タイミングであっても、端末装置10の電源が落とされているなど、端末装置10の移動通信部12が基地局20との間で通信できない状況になっている場合には、データ不達となってしまう。このような場合、本実施形態では、MME40が端末装置10の移動通信部12と基地局20との通信状況を監視しているので、当該移動通信部12へのデータ送信があった場合、MME40は当該移動通信部12とは通信できない状況であることをSCEF50へ通知する。これにより、SCEF50は、当該ダウンロードデータを一時的に保持しておき、当該移動通信部12との通信が可能な状況になった旨の通知がMME40から受けたら、当該ダウンロードデータをMME40を介して端末装置10の移動通信部12へ送信する。
次に、本実施形態におけるSCS100の構成について説明する。
SCS100は、本通信システムに属する各端末装置10の移動通信部12から送信されるアップロードデータを移動通信網1を介して受信し、これを当該アップロードデータに含まれる宛先情報(サーバ識別情報)により指定されるAS200A~200Dへ送信する中継装置としての機能を有する。SCS100は、図2に示すように、制御部110と、SCEF用I/F120と、記憶部130と、IP用I/F140とを備えている。
制御部110は、SCS100が担う機能を発揮させるための各種制御、データ処理を実行する。具体的には、制御部110は、例えば、端末装置10の移動通信部12からNIDD通信方式により送信されてくるアップロードデータをSCEF用I/F120により受信し、受信したアップロードデータをIP用I/F140によりAS200A~200Dへ送信するための送信処理を実行する。
また、制御部110は、各AS200A~200Dから送信されてくるダウンロードデータをIP用I/F140により受信し、受信したダウンロードデータをSCEF用I/F120によりNIDD通信方式によって端末装置10の移動通信部12へ送信するための送信処理を実行する。
なお、端末装置10から送信されるアップロードデータや端末装置10へ送信されるダウンロードデータは、高いセキュリティ性が望まれる場合が多いので、高いセキュリティ性を備えたNIDD通信方式を用いることは有効である。本実施形態の通信システムがサポートしているNIDD通信方式は、上述のとおり、IPを使わないIPアドレス不要の通信技術であるため、一般的なIP通信方式による悪意ある攻撃を受けるリスクが低く、セキュアな通信が可能である。また、このように、NIDD通信方式を利用することにより、暗号化通信などの他のセキュリティ対策を取らなくても十分なセキュリティ性を確保できることから、他の通信方式においてセキュリティ対策のために必要な分のデータ量を削減できるため、デバイスのデータ通信に必要な消費電力の削減や弱電界における通信成功率の向上が期待できる。
SCEF用I/F120は、SCEF50との間で通信を行うためのインターフェースである。SCS100とSCEF50との間は、IPを用いない非IP通信方式で接続される必要はないが、IP通信方式により接続する場合には、プライベートIPを用いたり専用線を用いたりして十分なセキュリティを確保することが望ましい。
記憶部130は、制御部110で実行されるファームウェア等のプログラムや、制御部110で実行される各種処理に利用される各種情報、各種データが記憶される。
IP用I/F140は、主に、各AS200A~200Dとの間で通信を行うためのインターフェースである。これらのAS200A~200DとSCS100との間は、IPを用いて通信するIP通信方式により接続されているが、十分なセキュリティを確保することが望まれる。そのため、例えば、クライアント証明書により通信が許可されているAS200A~200DのみがSCS100と通信できるように認証を行うとともに、SSL(Secure Sockets Layer)による暗号化通信を行うなどして、十分なセキュリティ性を確保している。
また、AS200A~200Dは、端末装置10からのアップロードデータを受信して、各種サービスを提供するための処理を実行するアプリケーションサーバである。本実施形態では、いずれのAS200A~200Dも、同じ端末装置10からのアップロードデータを受信してサービスを提供するための処理を実行するものであるが、互いに同じサービスを提供するものであっても、互いに異なるサービスを提供するものであってもよい。
AS200A~200Dは、端末装置10からのアップロードデータを受信してデータ処理を行ったり、端末装置10へダウンロードデータを送信するデータ提供の処理を行ったりするものであれば、その処理内容に特に制限されることはない。したがって、AS200A~200Dは、例えば、サービスプロバイダが提供するIoTプラットフォーム用のサーバであったり、電気、ガス、水道等のスマートメータや各種センサ等の端末装置10からのアップロードデータを収集して活用するサービス提供用のサーバであったり、自動車などの移動体に搭載された各種センサ等の端末装置10からのアップロードデータを収集して活用するサービス提供用のサーバなどが挙げられる。
次に、端末装置10からのアップロードデータをSCS100の記憶部130に登録する処理について説明する。
図3は、本実施形態の通信システムにおいて、端末装置10からのアップロードデータを、4つのAS200A~200Dのうち端末装置10側で指定した宛先となる指定AS200A(もちろん他のAS200B~200Cであってもよい。)へ送信するための送信処理の流れを示すシーケンス図である。
本実施形態において、端末装置10からのアップロードデータを指定AS200Aに送信する送信処理は、本通信システムに端末装置10を登録するための認証処理を行う端末認証ステップ(S100)と、端末装置10からのアップロードデータを指定AS200Aに送信するデータUL(upload)ステップ(S200)とに、大別できる。
端末認証ステップ(S100)では、例えばユーザーが端末装置10の電源を投入すると、端末装置10の移動通信部12は、予め自身に割り当てられている端末識別情報であるIMSI(International Mobile Subscriber Identity)またはGUTI(Globally Unique Temporary ID)(以降IMSIで統一)の情報を、基地局20を介してMME40に通知する(S101,S102)。MME40は、このIMSIが認証されたものであるかどうかを確認するための認証設備に問い合わせを行って認証処理を行う(S103)。
ここで、この認証処理の前に、SCS100は、事前に、SCEF50を介して当該端末装置10の移動通信部12との間でNIDD通信方式での通信を行うためのリソースを生成する。このとき、SCEF50は、認証設備に対し、External-ID(以下「E-ID」という。)の認証要求を出し、認証設備は、この認証要求の応答として、当該認証処理に係るIMSIをSCEF50に返す。これにより、SCEF50は、端末認証ステップの認証対象である端末装置10の移動通信部12に対応する当該IMSIと、SCEF50とSCS100との間の通信に用いられるE-IDとの対応付けを行う処理を実行し、当該対応付けを保持する。
認証設備は、この事前の処理により、SCEF50にIMSIとE-IDとの対応付けがなされたIMSI、すなわち、本通信システムの端末装置10として利用可能なIMSIが登録されている。したがって、端末装置10の移動通信部12からIMSIの通知を受けたMME40は、認証設備に問い合わせることで、このIMSIが本通信システムの端末装置10のIMSIであるかどうかの認証を行うことができる。
MME40は、端末装置10のIMSIの認証処理を終えたら、NIDD通信方式によるセッション生成要求をSCEF50へ送信する(S104)。これにより、SCEF50は、事前に対応づけておいた当該IMSIとE-IDとの対応付け処理をSCS100との間で実行する(S105)。これにより、SCS100は、当該端末装置10の移動通信部12に対し、SCEF50を介してデータの通信を行うことが可能となる。
このように、本実施形態によれば、ユーザーが端末装置10に電源を投入するだけで、端末装置10の移動通信部12と移動通信網1との間の自動接続処理が実行され、SCS100と端末装置10の移動通信部12との間のNIDD通信方式による通信を確立することができる。
次に、データULステップ(S200)について説明する。
NIDDなどの非IP通信では、上述した端末認証ステップのステップS105で説明したとおり、端末装置10のIMSIとE-IDとが1対1で対応付けられる。そのため、SCS100では、端末装置10からのアップロードデータを、その端末装置10のIMSIに対応づけられたE-IDによって特定される1つのAS200にしか送信することができない仕様となっている。また、NIDDなどの非IP通信では、端末装置10からのアップロードデータのデータ構造中に宛先情報を格納するデータ部も存在しない仕様となっている。
そのため、従来は、1つの端末装置10は、1つのAS200にしかアップロードデータを送信することができず、複数のAS200A~200Dの中から、あるタイミングではAS200Aへアップロードデータを送信し、また別のタイミングでは別のAS200Bへアップロードデータを送信するというアップロードデータの宛先指定ができないという課題があった。本実施形態は、このような課題に鑑み、上述したような仕様のNIDD等の非IP通信を用いて、端末装置10からのアップロードデータの宛先指定を簡易な方法で実現するものである。
図4は、3GPP TS 24.301 Release 13で定義された端末装置10とMME40との間でControl Plane(ESM DATA TRANSPORT)を使って通信されるユーザーデータ部の一例を示す説明図である。
図4に示すユーザーデータ部は、先頭の3つのオクテット1~3には、「User data container IEI」及び「Length of User data container contents」というユーザーデータ部のヘッダ情報が格納され、これに続くオクテット4以降にユーザーデータが格納される。本実施形態では、ユーザーデータが格納される最初のオクテット4に、端末装置10からのアップロードデータの宛先となる指定AS200Aのサーバ識別情報を格納する。
なお、ユーザーデータ部内におけるサーバ識別情報を格納する場所は、予め決められた場所(SCS100がサーバ識別情報を格納していると把握している場所)であれば、ユーザーデータが格納される最初のオクテット4に限られない。また、格納されるサーバ識別情報は、アップロードデータを受信したSCS100が端末装置10からのアップロードデータの宛先となる指定AS200Aを特定するための情報であれば特に制限はなく、例えば、指定AS200AのIPアドレス、ドメイン名、アドレスポートなどが挙げられる。
図3に示すデータULステップ(S200)において、端末装置10は、所定のデータ通信タイミングに、アップロードデータ(ULデータ)を、移動通信部12から送信する。このとき、端末装置10の制御部13は、アップロードデータのユーザーデータ部の予め決められた場所(オクテット4)に、当該アップロードデータの宛先である指定AS200Aのサーバ識別情報を格納する処理を行う(S201)。そして、端末装置10の移動通信部12から送信されるアップロードデータは、NIDD通信方式により、基地局20、MME40及びSCEF50を介して、SCS100へと送られる(S202~S205)。
SCS100は、端末装置10からのアップロードデータを受信したら、当該アップロードデータのユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報を抽出し、抽出したサーバ識別情報に基づいて複数のAS200A~200Dの中からアップロードデータの宛先である指定AS200Aを特定する処理を行う(S206)。その後、制御部110は、特定した指定AS200Aに対して当該アップロードデータを送信するデータ送信処理を行う(S207)。これにより、当該アップロードデータは、SCS100のIP用I/F140から指定AS200Aへ送信される(S208)。
指定AS200Aでは、受信したアップロードデータのユーザーデータ部から、オクテット5以降のユーザーデータを抽出する処理を行う(S209)。これにより、ユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報と区別して、ユーザーデータを抽出することができ、抽出したユーザーデータを用いたデータ処理を行うことができる。
このように、アップロードデータを受信する指定AS200Aでは、必ずしも、当該アップロードデータのユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報を必要としない。そのため、SCS100は、指定AS200Aへ送信するアップロードデータからサーバ識別情報を削除する処理を行っても良い。この場合、指定AS200Aへ送信されるアップロードデータのデータ量が削減されるメリットがある。一方で、当該アップロードデータのユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報をそのまま残して指定AS200Aへ送信してもよく、この場合、指定AS200Aは、例えば、受信したアップロードデータが自身を宛先とするものであるかどうかを確認する処理を行うことができる。
以上のように、本実施形態では、ユーザー側が自由にデータを格納できるユーザーデータ部にサーバ識別情報を格納するため、上述したような仕様のNIDD等の非IP通信を用いて、端末装置10からSCS100までの間のアップロード通信を行うことができる。そして、端末装置10がサーバ識別情報を格納するユーザーデータ部内の場所は、予めSCS100によって把握されているので、当該ユーザーデータ部を含むアップロードデータを受信したSCS100は、そのアップロードデータの宛先である指定AS200Aを特定することができ、当該アップロードデータを指定AS200Aへ適切に送信することができる。
本実施形態によれば、端末装置10における宛先格納処理(図3のS201)を行うためのプログラム、及び、SCS100における送信処理(図3のS206,S207)を行うためのプログラムをそれぞれにインストールするだけで、NIDDなどの非IP通信における既存の通信方式を用いて、端末装置10からのアップロードデータの宛先指定を実現することができる。
なお、本実施形態では、アップロードデータのユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報によって特定される宛先が1つである例であったが、2つ以上であってもよい。アップロードデータのユーザーデータ部に2つ以上のサーバ識別情報が格納されていてもよく、この場合、SCS100は、当該2つ以上のサーバ識別情報によって特定されるすべてのAS200に対してアップロードデータを送信してもよい。
また、アップロードデータのユーザーデータ部に2つ以上のサーバ識別情報が格納されている場合において、SCS100が、所定の選択条件に従って、2つ以上のサーバ識別情報のうちの一部のサーバ識別情報だけを選択し、選択したサーバ識別情報に対応するAS200へアップロードデータを送信するようにしてもよい。例えば、SCS100からAS200へアップロードデータを送信する時刻、アップロードデータの送信元である端末装置10の位置(地域)、通信状況(輻輳状況)、アップロードデータの送信元である端末装置10のサービス(IoTサービス、携帯電話サービス、データ通信サービスなど)の種類などの選択条件に従って、適したASのサーバ識別情報を選択し、当該ASへアップロードデータを送信する。
また、本実施形態では、SCS100がアップロードデータを送信する送信先は、当該アップロードデータのユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報によって特定される指定AS200Aであるが、例えば、SCS100は、所定の代替条件に従って、当該サーバ識別情報によって特定される指定AS200Aに代えて、別のAS200Bへアップロードデータを送信する処理を行っても良い。例えば、指定AS200Aと別のAS200Bとが同じサービスを提供するアプリケーションサーバである場合、SCS100は、指定AS200Aが別のAS200Bよりも処理負荷が高い状態であるという代替条件を満たすときには、指定AS200Aに代えて、別のAS200Bへアップロードデータを送信することができる。
次に、本通信システムにおいて、ASから端末装置10へダウンロードデータを送信する処理について説明する。
図5は、本実施形態の通信システムにおいて、AS200Dから端末装置10へダウンロードデータを送信するための処理の流れを示すシーケンス図である。
本実施形態においては、例えば、新たなサービスを提供するAS(例えば新規AS200D)が追加されたときに、既存の端末装置10からのアップロードデータを新規AS200Dでも受信できるようにするための端末制御情報を、ダウンロードデータとして端末装置10へ送信する例について説明する。なお、ダウンロードデータは、このような端末制御情報に限らず、どのようなデータであってもよい。
図5に示すデータDL(downlaod)ステップ(S300)において、新規AS200Dは、既存の端末装置10からのアップロードデータを受信できるようにするための端末制御情報として、ユーザーデータが格納される最初のオクテット4に、端末装置10からのアップロードデータの宛先となる新規AS200Dのサーバ識別情報を格納する(S301)。ユーザーデータ部内におけるサーバ識別情報を格納する場所は、予め決められた場所(端末装置10がサーバ識別情報を格納していると把握している場所)であれば、ユーザーデータが格納される最初のオクテット4に限られないが、本実施形態のように、アップロードデータにおいてサーバ識別情報を格納される場所と同じ場所であるのが好ましい。
新規AS200Dは、このようにしてサーバ識別情報をユーザーデータ部の予め決められた場所(オクテット4)に格納したダウンロードデータ(DLデータ)をSCS100へ送信する(S302)。これを受信したSCS100は、制御部110により、当該ダウンロードデータを端末装置10へ送信するための処理を行う。これにより、SCS100は、制御部110が記憶部130を参照して、当該ダウンロードデータの送信先となる端末装置10の移動通信部12に対し、当該ダウンロードデータをSCEF用I/F120からSCEF50へ送信する(S303)。
SCEF50は、SCS100から受信したダウンロードデータを、端末装置10の移動通信部12との間でデータ通信可能な所定のデータ通信タイミングに、当該端末装置10に向けて送信する。これにより、SCEF50から送信されるダウンロードデータは、NIDD通信方式により、MME40及び基地局20を介して、端末装置10の移動通信部12へと送られる(S304~S306)。
ダウンロードデータが端末装置10の移動通信部12に受信されると、制御部13は、当該ダウンロードデータのユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報を抽出し、ユーザーデータ部の他のユーザーデータにより指定されるアップロードデータの宛先情報として、抽出したサーバ識別情報を登録する処理を行う(S307)。これにより、端末装置10は、所定のデータ通信タイミングにおいて、すでに登録されていたサーバ識別情報(例えば指定AS200A)を宛先とするアップロードデータだけでなく、新たに登録したサーバ識別情報(新規AS200D)を宛先とするアップロードデータも、送信するようになる。その結果、端末装置10からのアップロードデータを新規AS200Dが収集して活用することができるようになる。
以上のように、本実施形態では、既存の端末装置10にダウンロードデータを送信するだけで、新規AS200Dが既存の端末装置10からのアップロードデータを収集して活用することが可能になる。
なお、端末装置10が受信するダウンロードデータのユーザーデータ部に、当該ダウンロードデータの送信元であるAS200のサーバ識別情報が格納されていることで、端末装置10の制御部13は、受信したダウンロードデータがどのAS200から送信されたものであるかを確認することが可能となる。そのため、端末装置10において、受信したダウンロードデータについて、その送信元のAS200ごとの適切なデータ処理を行うことが容易になる。
なお、NIDD通信方式以外のLPWA通信技術の通信方式を利用してもよいが、高いセキュリティ性が望まれるアップロードデータや制御情報の通信に用いるので、本実施形態のようにセキュリティ性の高いNIDD通信方式を採用することが好ましい。
また、本実施形態では、SCS100を中継装置として用いる例について説明したが、他の設備を中継装置として用いることもできる。例えば、図6に示すように、SCEF50が複数のAS200A~200Dと通信する通信システムの場合、SCEF50を中継装置として用いても良い。この場合、SCEF50は、端末装置10からのアップロードデータのユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報を抽出したら、抽出したサーバ識別情報に対応するE-IDを特定し、特定したE-IDに対応するAS200Aを特定する。これにより、複数のAS200A~200Dの中からアップロードデータの宛先である指定AS200Aを特定し、その指定AS200Aに対して当該アップロードデータを送信することができる。
なお、本明細書で説明された処理工程並びに端末装置、中継装置、サーバ装置、通信システムの構成要素は、様々な手段によって実装することができる。例えば、これらの工程及び構成要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は、それらの組み合わせで実装されてもよい。
ハードウェア実装については、実体(例えば、各種無線通信装置、eNodeBやgNode等の各種基地局装置、移動通信部、ハードディスクドライブ装置、又は、光ディスクドライブ装置)において前記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、1つ又は複数の、特定用途向けIC(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するようにデザインされた他の電子ユニット、コンピュータ、又は、それらの組み合わせの中に実装されてもよい。
また、ファームウェア及び/又はソフトウェア実装については、前記構成要素を実現するために用いられる各部は、本明細書で説明された機能を実行するプログラム(例えば、プロシージャ、関数、モジュール、インストラクション、などのコード)で実装されてもよい。一般に、ファームウェア及び/又はソフトウェアのコードを明確に具体化する任意のコンピュータ/プロセッサ読み取り可能な媒体が、本明細書で説明された前記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段の実装に利用されてもよい。例えば、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば制御装置や記憶装置において、メモリに記憶され、コンピュータやプロセッサにより実行されてもよい。そのメモリは、コンピュータやプロセッサの内部に実装されてもよいし、又は、プロセッサの外部に実装されてもよい。また、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、磁気又は光データ記憶装置、などのような、コンピュータやプロセッサで読み取り可能な媒体に記憶されてもよい。そのコードは、1又は複数のコンピュータやプロセッサにより実行されてもよく、また、コンピュータやプロセッサに、本明細書で説明された機能性のある態様を実行させてもよい。
また、前記媒体は非一時的な記録媒体であってもよい。また、前記プログラムのコードは、コンピュータ、プロセッサ、又は他のデバイス若しくは装置機械で読み込んで実行可能であれよく、その形式は特定の形式に限定されない。例えば、前記プログラムのコードは、ソースコード、オブジェクトコード及びバイナリコードのいずれでもよく、また、それらのコードの2以上が混在したものであってもよい。
また、本明細書で開示された実施形態の説明は、当業者が本開示を製造又は使用するのを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には容易に明白になり、本明細書で定義される一般的原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用可能である。それゆえ、本開示は、本明細書で説明される例及びデザインに限定されるものではなく、本明細書で開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲に認められるべきである。
1 :移動通信網
10 :端末装置
12 :移動通信部
13 :制御部
20 :基地局
40 :MME
50 :SCEF
100 :SCS
110 :制御部
120 :SCEF用I/F
130 :記憶部
140 :IP用I/F
200 :AS

Claims (18)

  1. IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて端末装置と通信し、前記端末装置とサーバ装置との間の通信を中継する移動通信網の中継装置であって、
    前記端末装置から送信されるアップロードデータのユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報を取得し、複数のサーバ装置の中から該サーバ識別情報に対応するサーバ装置を特定する特定部と、
    前記特定部が特定したサーバ装置に対して前記アップロードデータを送信するための送信処理を行う送信処理部とを有することを特徴とする中継装置。
  2. 請求項1に記載の中継装置において、
    前記非IP通信は、低消費電力広域通信であることを特徴とする中継装置。
  3. 請求項2に記載の中継装置において、
    前記低消費電力広域通信は、NIDD(Non-IP Data Deliver)に準拠する通信であることを特徴とする中継装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の中継装置において、
    前記送信処理は、前記特定部が特定したサーバ装置に対して送信するアップロードデータから前記サーバ識別情報を削除する処理を含むことを特徴とする中継装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の中継装置において、
    前記送信処理は、所定の選択条件に従って、前記特定部が特定した2以上のサーバ装置の中から前記アップロードデータを送信するサーバ装置を選択する処理、又は、所定の代替条件に従って、前記特定部が特定したサーバ装置に代えて前記アップロードデータを送信する別のサーバ装置を選定する処理を含むことを特徴とする中継装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の中継装置において、
    当該中継装置は、SCS(Service Capability Server)であることを特徴とする中継装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の中継装置において、
    当該中継装置は、SCEF(Service Capability Exposure Function)であることを特徴とする中継装置。
  8. IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて端末装置と通信する移動通信網の中継装置を介して、前記端末装置と通信するサーバ装置であって、
    前記端末装置から送信されるアップロードデータのユーザーデータ部から、該ユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報と区別してユーザーデータを抽出する抽出部を有することを特徴とするサーバ装置。
  9. IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて端末装置と通信する移動通信網の中継装置を介して、前記端末装置と通信するサーバ装置であって、
    前記端末装置へ送信するダウンロードデータのユーザーデータ部に、該端末装置からのアップロードデータの送信先となるサーバ装置を識別するためのサーバ識別情報を格納する格納部と、
    前記格納部が前記サーバ識別情報を格納したダウンロードデータを前記端末装置へ送信するための送信処理を行う送信処理部とを有することを特徴とするサーバ装置。
  10. IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて移動通信網の中継装置と通信し、前記中継装置を介してサーバ装置と通信する端末装置であって、
    前記サーバ装置から送信されるダウンロードデータのユーザーデータ部から、該ユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報と区別してユーザーデータを抽出する抽出部を有することを特徴とする端末装置。
  11. IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて移動通信網の中継装置と通信し、前記中継装置を介してサーバ装置と通信する端末装置であって、
    前記サーバ装置へ送信するアップロードデータのユーザーデータ部に、該アップロードデータの送信先となるサーバ装置を識別するためのサーバ識別情報を格納する格納部と、
    前記格納部が前記サーバ識別情報を格納したアップロードデータを前記サーバ装置へ送信するための送信処理を行う送信処理部とを有することを特徴とする端末装置。
  12. 移動通信網の基地局に接続可能な端末装置と、
    前記端末装置と前記移動通信網を介して通信するサーバ装置と、
    前記端末装置と前記サーバ装置との間の通信を中継する中継装置と、を備えた通信システムであって、
    前記中継装置は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の中継装置であり、
    前記サーバ装置は、請求項8又は9に記載のサーバ装置であり、
    前記端末装置は、請求項10又は11に記載の端末装置であることを特徴とする通信システム。
  13. IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて端末装置と通信し、前記端末装置とサーバ装置との間の通信を中継する移動通信網の中継装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記端末装置から送信されるアップロードデータのユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報を取得し、複数のサーバ装置の中から該サーバ識別情報に対応するサーバ装置を特定する特定部、及び、
    前記特定部が特定したサーバ装置に対して前記アップロードデータを送信するための送信処理を行う送信処理部として、前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  14. IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて端末装置と通信する移動通信網の中継装置を介して、前記端末装置と通信するサーバ装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記端末装置から送信されるアップロードデータのユーザーデータ部から、該ユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報と区別してユーザーデータを抽出する抽出部として、前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  15. IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて端末装置と通信する移動通信網の中継装置を介して、前記端末装置と通信するサーバ装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記端末装置へ送信するダウンロードデータのユーザーデータ部に、該端末装置からのアップロードデータの送信先となるサーバ装置を識別するためのサーバ識別情報を格納する格納部、及び、
    前記格納部が前記サーバ識別情報を格納したダウンロードデータを前記端末装置へ送信するための送信処理を行う送信処理部として、前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  16. IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて移動通信網の中継装置と通信し、前記中継装置を介してサーバ装置と通信する端末装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記サーバ装置から送信されるダウンロードデータのユーザーデータ部から、該ユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報と区別してユーザーデータを抽出する抽出部として、前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  17. IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて移動通信網の中継装置と通信し、前記中継装置を介してサーバ装置と通信する端末装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記サーバ装置へ送信するアップロードデータのユーザーデータ部に、該アップロードデータの送信先となるサーバ装置を識別するためのサーバ識別情報を格納する格納部、及び、
    前記格納部が前記サーバ識別情報を格納したアップロードデータを前記サーバ装置へ送信するための送信処理を行う送信処理部として、前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  18. IP(Internet Protocol)を用いない非IP通信を用いて端末装置と通信し、前記端末装置とサーバ装置との間の移動通信網を介した通信を中継する中継方法であって、
    前記端末装置から送信されるアップロードデータのユーザーデータ部に格納されているサーバ識別情報を取得し、複数のサーバ装置の中から該サーバ識別情報に対応するサーバ装置を特定することと、
    特定したサーバ装置に対して前記アップロードデータを送信するための送信処理を行うことと、を含むことを特徴とする中継方法。
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