JP2022012832A - 画像処理装置および画像処理方法、撮像装置、プログラム - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法、撮像装置、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像の輝き感を制御可能な画像処理を実現する。【解決手段】画像処理部102は、補正の基準となる表示輝度を入力する表示輝度入力部201と、高輝度側の階調を減らす程度を輝き度合いとして入力する輝き度合い入力部202を備える。表示制御部105は表示輝度入力部201および輝き度合い入力部202との間で表示輝度および輝き度合いの各情報の入出力処理を行うとともに、表示部104の表示制御を行う。表示部104は表示輝度の情報および輝き度合いの情報を取得するための操作入力用画面を表示する。階調補正部203は、入力画像の高輝度領域の明るさが輝き度合いに応じて表示輝度に近づくように階調補正を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、入力された表示輝度および輝き度合いの各情報に基づいて階調補正を行う画像処理に関する。
画像の階調をより正確に再現する処理にダイナミックレンジ拡大処理がある。例えばハイダイナミックレンジ(HDR)カメラシステムでは、高輝度側の階調を、より見た目に近い階調で再現可能な画像を取得できるので、ディスプレイの表示の高輝度化に対応可能である。
HDRカメラシステムで画像を出力する際にはOETF(Opto-Electronic Transfer Function)特性に基づくOETFカーブが使用される。OETF特性は、HDRモニタで取り扱うHDR規格のST2084等に記載されたEOTF(Electro-Optical Transfer Function)特性に対し、その逆特性である。OETFカーブを使用してカメラで撮影された画像を変換することにより、HDRモニタで高輝度側の階調を表現可能である。つまり、HDR画像は従来のSDR(スタンダードダイナミックレンジ)画像に比べて表現可能な明るさの幅が広がり、階調表現が豊かになる。
一方で、HDR画像では海や夜景のシーン等における白とび領域がSDR画像に比べて減少した場合、輝きが弱まったような印象を受ける可能性がある。HDR処理による高輝度側の明るさの表現を活かして、水面のきらめきや夜景の光源、金属の光沢を強調する画作りを行うためには、輝き感を制御する技術が求められる。
特許文献1では、基準となる階調特性に対して高輝度側の階調を拡張して撮像する制御と、画像表示の際に、撮像ステップにおける高輝度側の階調の拡張量に基づき表示輝度のエンハンス量を制御する技術が開示されている。特許文献2では、画像の階調補正処理を行う画像領域と階調範囲の指定を可能とし、階調補正処理を注目領域の内部と外部とで独立に行う技術が開示されている。注目領域の中心輝度値に基づいて階調補正特性を決定して、注目領域内の階調補正を行う処理と、注目領域外の画素について算出された統計量に基づいて階調補正特性を決定して、注目領域外の階調補正を行う処理が行われる。
特開2016-134862号公報 特開2010-256536号公報
しかしながら、従来の技術では入力画像の輝き感の制御に関して以下の課題がある。特許文献1に開示された技術では、高輝度側の階調を拡張する方向に露出制御と階調補正が行われるので、高輝度側の階調を減らす方向に制御する事で被写体を輝かせる補正には適していない。また、暗部を明るくする階調補正が行われるので、暗部のS/N比(信号対ノイズ比)が低下する可能性がある。また特許文献2に開示された技術では、シーンの輝度を表示の絶対輝度に対応付けた上で階調補正特性を決定していないので、表示輝度に合わせて被写体を輝かせる補正には適していない。
本発明は、画像の輝き感を制御可能な画像処理の実現を目的とする。
本発明の実施形態の装置は、画像の階調補正を行う画像処理装置であって、前記画像の表示輝度の情報を取得する第1の取得手段と、前記画像にて閾値以上の輝度値である輝度領域の階調を減少させる度合いを表す輝き度合いの情報を取得する第2の取得手段と、取得された前記表示輝度の情報および前記輝き度合いの情報を用いて前記画像の階調補正を行う補正手段と、を備える。前記補正手段は前記輝き度合いの情報にしたがって、前記輝度領域の明るさを前記表示輝度に近づける階調補正を行う。
本発明によれば、画像の輝き感を制御可能な画像処理を実現することができる。
実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。 第1実施例の画像処理部の構成を示すブロック図である。 第1実施例の階調補正部の構成を示すブロック図である。 第1実施例の画像処理部の動作を説明するフローチャートである。 表示輝度と輝き度合いの入力画面の表示例を示す図である。 第1実施例における階調特性を示す図である。 第1実施例における有彩色度合いに応じた階調特性を示す図である。 第2実施例の画像処理部の構成を示すブロック図である。 第2実施例の画像処理部の動作を説明するフローチャートである。 複数の高輝度領域が検出された例を示す図である。 高輝度領域の検出処理について説明する図である。 第3実施例の画像処理部の構成を示すブロック図である。 第3実施例の画像処理部の動作を説明するフローチャートである。 輝き度合いの算出における表示輝度と輝き度合いとの関係を示す図である。 ヒストグラムを用いた輝き度合いの算出処理について説明する図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。各実施例では、画像処理装置としてスマートフォンやデジタルカメラ等の撮像装置の例を示す。実施形態の撮像装置により取得される画像、またはネットワークを通じた受信後に記録された画像に対して、画像処理部は表示輝度と輝き度合いに応じて階調補正処理を行う。
図1は撮像装置100に適用した構成例の概要を示すブロック図である。撮像部101は、レンズを含む撮像光学系、撮像素子(イメージセンサ)、A(アナログ)/D(デジタル)変換処理部を備える。撮像部101は、操作部108の指示にしたがってシステム制御部103から出力される制御信号に基づいて、被写体を撮像して画像データを生成する。
画像処理部102は、撮像部101により取得された画像データや、記録部106の記録画像データまたはネットワーク処理部107から入力された画像ファイルのデータに対して所定の画像処理を行う。例えば、ホワイトバランス処理やデモザイク処理、ガンマ処理等の現像処理が実行される。また、このような信号処理を行う他に、画像処理部102は、システム制御部103および表示制御部105から出力される制御信号に基づいて、表示輝度と輝き度合いに応じた画像の階調補正処理を行う。本発明に関わる画像処理部102の処理内容については後述する。
システム制御部103は、例えばCPU(中央演算処理装置)を備え、所定のプログラムを実行することにより、撮像装置全体の制御を統括する。例えばシステム制御部103は、ネットワーク処理部107や操作部108から送信される指示信号にしたがって、撮像部101の駆動制御等を行う。
表示部104は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示デバイスを備え、画像処理部102の出力信号を取得して、画像やインターフェース画面等を表示する。例えば、表示部104はITU-R BT.2100準拠のHDR表示に対応しており、画像処理部102で作成されたHDR画像を表示可能である。表示制御部105は、画像処理部102の出力信号に応じて表示部104の表示制御を行う。
記録部106は、情報記録媒体に画像データ等を記録する処理を行う。情報記録媒体には、半導体メモリが搭載されたメモリカードや、光磁気ディスク等の回転記録媒体を収容したパッケージ等を用いることが可能である。例えば、情報記録媒体は撮像装置100に着脱可能である。
ネットワーク処理部107は、外部の入力デバイスからネットワーク経由で画像ファイルのデータを取得可能である。またはネットワーク処理部107は、画像処理部102の出力信号を取得して、ネットワーク経由で外部の表示デバイス、または外部装置(パーソナルコンピュータ等)に画像信号を送出する処理を行う。画像処理部102が作成した画像は表示部104に送られるだけでなく、ネットワーク処理部107が外部出力機器に送信可能である。送信先の装置が備える表示部によって画像表示を行うことができる。
バス109は、撮像部101、画像処理部102、システム制御部103、表示部104、表示制御部105、記録部106、およびネットワーク処理部107の間で画像データ等の送受信に用いられる。
以下では、第1から第3実施例において、高輝度領域の明るさ表現を活かして、輝き感が制御されたHDR画像を提供可能な、撮像装置が備える画像処理部の構成について詳述する。
[第1実施例]
本実施例の画像処理部102は、補正の基準となる表示輝度の入力処理を行う第1の取得部と、高輝度側の階調を減らす程度を輝き度合いとして入力処理を行う第2の取得部を備える。第1および第2の取得部による各情報の入力画面は、表示部104にて同一の画面上に表示される。表示輝度の入力情報および輝き度合いの入力情報に基づいて階調補正が行われる。
図2を参照して、本実施例に関わる画像処理部102の処理内容について説明する。図2は、表示部104、表示制御部105、画像処理部102のうち本実施例に関わる部分を図示したブロック図である。
画像処理部102は、表示輝度入力部201、輝き度合い入力部202、階調補正部203を備える。表示輝度入力部201と表示制御部105との間で表示輝度の情報の入出力処理が行われる。輝き度合い入力部202と表示制御部105との間で輝き度合いの情報の入出力理が行われる。表示制御部105は、表示輝度の情報と輝き度合いの情報に基づいて表示部104の表示制御を行う。
階調補正部203は入力画像データを取得し、表示輝度の情報および輝き度合いの情報に基づいて階調補正処理を行う。階調補正部203への入力画像として、画像処理部102が行う信号処理によって現像されたHDR画像を想定する。HDR画像は、例えばガンマカーブがST2084記載のPQに基づき、所定の色空間(Rec.2020)で現像されており、出力画像についても同様である。
図3は階調補正部203の構成を示すブロック図であり、図4(A)および(B)は画像処理部102の動作を説明するフローチャートである。図4(A)のS401では、表示輝度と輝き度合いの入力を受け付ける処理が実行される。表示輝度入力部201は、補正の基準となる表示輝度を入力するための表示輝度入力領域の表示処理を表示制御部105に指示する。輝き度合い入力部202は、高輝度側の階調を減らす程度を輝き度合いとして入力するための輝き度合い入力領域の表示処理を表示制御部105に指示する。表示輝度入力領域および輝き度合い入力領域は表示部104にて同一画面上に表示されて、表示輝度と輝き度合いの入力を受け付ける処理が実行される。具体例については図5を用いて後述する。
S402では、S401で入力された表示輝度の情報を取得する処理が行われる。例えば表示輝度として、入力画像が表示される最大輝度が取得されるが、平均輝度の取得処理が行われてもよい。
S403では、S401で入力された輝き度合いの情報を取得する処理が行われる。入力された輝き度合いの情報とは、S402で取得された表示輝度で表示する画素の割合である。本実施例では、高輝度領域の階調特性の傾きが輝き度合いとして取得される。高輝度領域の階調特性の傾きを変化させることにより、S402にて取得された表示輝度で表示する画素の割合が変化する。高輝度領域の階調特性の傾きについては、後述のS404の階調補正の処理と合わせて詳細に説明する。
S404で階調補正部203は、入力画像に対して、S402で取得された表示輝度、およびS403で取得された輝き度合いに応じて階調補正処理を行う。図3を参照して、S404で実施される階調補正処理について説明する。
図3に示すように、階調補正部203は、階調特性算出部301と階調処理部302を備える。階調補正部203への入力画像は、画像処理部102が行う信号処理によって現像されたHDR画像である。階調特性算出部301は表示輝度の情報および輝き度合いの情報を取得して階調特性を算出し、算出結果を階調処理部302に出力する。階調処理部302は算出された階調特性にしたがい、取得した入力画像に対して階調処理を実行し、階調処理済みの画像データを出力する。階調補正の詳細については図4(B)のフローチャートを用いて後述する。
図5は、表示輝度および輝き度合いの入力に使用されるインターフェース画面例を示す図である。図5(A)は、表示画面601上の表示輝度入力領域と輝き度合い入力領域にてスライドバーが表示される例を示す。画像領域606の下には、表示輝度と輝き度合いの制御の特徴を示すトーンカーブの領域607が表示される。
表示輝度入力部201は、トーンカーブの領域607の右側に示されるスライドバーの操作による表示輝度の入力を受け付ける。このスライドバーは、表示輝度入力バー602および表示輝度入力スライダ603で構成される。表示輝度入力バー602は、表示輝度入力スライダ603の位置に応じて入力画像の表示輝度を変更する軸である。
輝き度合い入力部202は、トーンカーブの領域607の下側に示されるスライドバーの操作による輝き度合いの入力を受け付ける。このスライドバーは、輝き度合い入力バー604および輝き度合い入力スライダ605で構成される。輝き度合い入力バー604は高輝度側の階調の程度、また階調を減らす程度を表す軸であり、輝き度合い入力スライダ605の位置に応じて、入力画像の高輝度側の階調が変更されるという特徴を有する。
画像領域606には、スライダ操作によって入力された情報に基づいて図4(A)のS404にて階調補正された画像が表示される。図5(A)の例では、表示画面601において、表示輝度と輝き度合いの制御の特徴を示すトーンカーブの領域607が表示される。
図5(B)は、トーンカーブの領域607が表示されない例を示す。つまり、表示画面608には、画像領域609と複数のスライドバーが表示される。画像領域609の右側には、表示輝度入力バー610および表示輝度入力スライダ611で構成される表示輝度入力用のスライドバーが表示される。また、画像領域609の下側には、輝き度合い入力バー612および輝き度合い入力スライダ613で構成される輝き度合い入力用のスライドバーが表示される。
表示輝度入力部201と輝き度合い入力部202における入力値は連続的な値である必要はなく、例えば強、中、弱等の段階的な入力値であってもよい。ユーザインターフェース処理については仕様に応じて変更可能であり、特定の入力形態に限定されない。
次に図4(B)および図6を参照して、階調補正部203の動作について説明する。図6は階調特性を説明する図である。図4(B)のS501で階調特性算出部301は、図4(A)のS402で取得された表示輝度の情報とS403で取得された輝き度合いの情報を用いて階調特性を算出する。
図6(A)は本実施例の階調特性を示すグラフであり、横軸は入力輝度を表し、縦軸は出力輝度を表している。横軸上の閾値701は、入力画像における高輝度領域を規定する閾値thである。縦軸上の輝度値702は表示輝度の初期値であり、輝度値703は図4(A)のS402で取得された表示輝度値である。階調補正前の階調特性を1点鎖線704で示し、階調特性算出部301が取得した表示輝度および輝き度合いに応じて算出した階調特性を実線705で示している。
本実施例では、所定の閾値701を基準として、輝度値が閾値th以上である領域が高輝度領域として決定される。つまり高輝度領域の明るさに関しては、図4(A)のS403で取得された輝き度合いに応じて、S402で取得された表示輝度(輝度値703)に近づくように階調特性が算出される。また、輝度領域706では入力輝度が表示輝度(輝度値703)にマッピングされて階調が減少することによって輝き感が増す階調特性となる。
図6にて入力輝度をx、出力輝度をyと表記し、階調補正前の階調特性の傾きをg、高輝度領域を規定する閾値をthと表記する。図4(A)のS403で取得された輝き度合いを示す傾きをg、S402で取得された表示輝度の輝度値703をlimitと表記する。階調特性は下記(式1)で表される。
Figure 2022012832000002
(式1)中のmin[A,B]はAとBのうちの小さい方を選択する関数である。
図6(A)は、階調特性が(式1)に示す直線で表される特性、つまり線形関数により表現される特性の例を示す。一方、図6(B)は、非線形関数により表現される特性の例を示す。曲線709は(式1)にて傾きが変化する点707と点708を通る曲線であり、スプライン補間等を用いて表現可能である。
本実施例では、図6(C)に示すヒストグラムを用いて、高輝度領域を決定する為の閾値thが算出される。ヒストグラムの横軸は、入力画像から生成された評価値用の輝度値を表す。この輝度値は入力画像を評価値用の色空間に変換した後の色空間での明るさを表す。ヒストグラムの縦軸は当該輝度値を持つ画素の画素数を表す。評価値用色空間の一例として、本実施例では、ITU-R BT.2100に記載のICtCp色空間が採用されており、ICtCp色空間での明るさ成分Iの値を輝度値としている。
図6(C)に示すヒストグラムを高輝度側から見た場合、最初に極小値となる輝度値710が谷の位置で検出され、輝度値710は高輝度領域を規定する閾値thとして決定される。輝度値711は入力画像のヒストグラムの終点(最右点)を示す輝度値であり、輝度値710から輝度値711までの領域712が高輝度領域として決定される。ヒストグラムを用いて閾値を算出する方法に限らず、閾値を固定値として設定する方法でもよい。
また本実施例では、明るさのみで階調特性を算出する例を説明した。図7は、入力画像の有彩色度合いに応じて階調特性を算出する例を示す。例えば、有彩色度合いを示す評価値として、ICtCp色空間での色差信号CtCpから、下記(式2)によって算出される彩度(Sと記す)を用いることができる。
Figure 2022012832000003
図7(A)は、横軸に彩度Sをとり、縦軸に有彩色度合い(Sadjと記す)をとってSとSadjとの関係を示すグラフである。(式2)により決定された彩度Sに基づき、図7(A)のグラフに対応する参照テーブルを用いることで、有彩色度合いSadjが決定される。参照テーブルに対して入力される彩度Sは入力画像の代表値となる彩度であり、例えば入力画像の平均値や最大値となる彩度が入力される。また有彩色度合いSadjについては、上限値および下限値が設定される。図7(A)の例にて上限値は1に設定され、下限値はゼロに設定されている。下限値から上限値までの範囲内にて、彩度Sが高くなる程、有彩色度合いSadjが高くなる特性である。図7(A)の例では、彩度Sが第1の閾値未満である場合に有彩色度合いSadjは下限値であり、また彩度Sが第2の閾値より大きい場合に有彩色度合いSadjは上限値である。彩度Sが第1の閾値以上であって、かつ第2の閾値以下である場合、彩度Sと有彩色度合いSadjとが線形関係である。
図7(B)は階調特性の算出を説明する図であり、横軸および縦軸の設定については図6(A)と同じである。階調特性算出部301は有彩色度合いを用いて、階調特性を算出する。図7(B)には異なる階調特性を表す第1のグラフ線801および第2のグラフ線802と、図4(A)のS402で取得された表示輝度803を示す。第1のグラフ線801で表される階調特性の傾きを、図4(A)のS403で取得された輝き度合いを示す傾きとする。第2のグラフ線802で表される階調特性の傾きは、第1のグラフ線801で表される階調特性の傾きよりも色飽和しにくい傾きを示している。つまり、第2のグラフ線802の傾き角は第1のグラフ線801の傾き角よりも小さい。
輝き度合いを示す傾きの初期値をg、入力輝度をx、出力輝度をy、高輝度領域を規定する閾値をthと表記する。第1のグラフ線801で表される階調特性の傾きをg、表示輝度803をlimitと表記する。入力画像の有彩色度合いSadjに応じた階調特性は下記(式3)で表される。
Figure 2022012832000004
(式3)は、彩度Sが高くなるにつれて、第1のグラフ線801で表される階調特性が、第2のグラフ線802で表される階調特性(つまり高彩度部分の色飽和が減少する階調特性)に近づく事を示している。
図4(B)のS502で階調処理部302は、S501で算出された階調特性に基づいて階調を補正する処理を行う。具体的には、ICtCp空間上での入力画像の明るさ成分Iをxとし、階調補正後の明るさ成分をyとして前記(式1)の階調特性が適用される。本実施例では入力画像に対し、知覚均等色空間ICtCpの明るさ成分Iに基づいて明るさ調整を行う事で階調を補正する処理が行われる。これに限らず、Labによる知覚均等色空間に基づいて階調を補正する処理が行われてもよい。
本実施例によれば、前記の処理を実施することにより、HDR画像の高輝度領域の輝き感を制御可能な画像処理を実現できる。
[第2実施例]
次に、本発明の第2実施例について説明する。本実施例は、第1実施例に対し、入力画像における高輝度領域を検出して当該領域のみについて階調補正を行う点が異なる。特定の領域(高輝度領域)に対して輝き感を制御する事ができる。以下では第1実施例との相違点を主に説明し、第1実施例と同様の事項については既に使用した符号や記号を流用することで、それらの詳細な説明を省略する。このような説明の省略方法については後述の実施例でも同じである。
図8を参照して、本実施例に関わる画像処理部102の処理内容について説明する。図2との相違点は、画像処理部102に高輝度領域検出部903が追加されている点である。画像処理部102は、表示輝度入力部901、輝き度合い入力部902、高輝度領域検出部903、階調補正部904を備える。表示輝度入力部901、輝き度合い入力部902、階調補正部904はそれぞれ、図2の表示輝度入力部201、輝き度合い入力部202、階調補正部203に対応する。
画像処理部102は、表示制御部105に対して表示輝度の情報と輝き度合いの情報の入出力処理を行う。表示制御部105は表示輝度の情報および輝き度合いの情報に基づいて表示部104の表示制御を行う。
図9のフローチャートを参照して、本実施例の画像処理部102の動作について説明する。S1001で高輝度領域検出部903は、入力画像に対し、S1002以降の処理を行う対象領域である高輝度領域を検出する。高輝度領域の検出処理の詳細については後述する。
S1002からS1005の処理は、図4(A)のS401からS404の処理と同様であるが、これらの処理は全画面にて一律に行われるのではなく、S1001で検出された高輝度領域に対してのみ実行される。S1001で検出された1つまたは複数の高輝度領域に対してS1005では階調補正処理が行われる。
図10を参照して、複数の高輝度領域に対する階調補正処理について詳細に説明する。図10(A)は、図9のS1001で複数の高輝度領域が検出された場合の表示例を示す。表示画面1101には、補正対象の画像領域1102、表示輝度入力領域1103、輝き度合い入力領域1104、トーンカーブの領域1105が表示される。
画像領域1102において、領域1106と領域1107は、図9のS1001で検出された複数の高輝度領域を示している。階調補正部904は、領域1106および領域1107に対して、図9のS1003で取得された表示輝度およびS1004で取得された輝き度合い応じた階調特性にしたがって階調補正を行う。検出された複数の高輝度領域に対して階調補正処理が行われる。
図10(B)は、検出された複数の高輝度領域に対してそれぞれ異なる階調補正処理が行われる例を示す。表示画面1108には、画像領域1109、表示輝度入力領域1110、輝き度合い入力領域1111、トーンカーブの領域1112が表示される。図9のS1001で検出された複数の高輝度領域のうち、ユーザ操作によって領域1113が選択された場合を図10(B)の左側に示し、ユーザ操作によって領域1114が選択された場合を図10(B)の右側に示す。
ユーザ操作によって領域1113が選択された場合、階調補正部904は図9のS1003で取得された表示輝度およびS1004で取得された輝き度合いに応じて、選択領域である領域1113に対する階調補正を行う。また、ユーザ操作によって領域1114が新たに選択された場合、領域1113とは異なる表示輝度および輝き度合いの情報が入力される。その後に階調補正部904は、S1003で取得された表示輝度およびS1004で取得された輝き度合いに応じて、選択領域である領域1114に対する階調補正を行う。このように、検出された複数の高輝度領域ごとに、それぞれ対応する階調特性にしたがって階調補正を詳細に行うことができる。
次に図11を参照して、図9のS1001で実行される高輝度領域の検出処理について詳細に説明する。図11(A)は、画面のブロック分割による高輝度領域の検出処理を説明する図である。具体的には、高輝度領域検出部903は入力画像1201を複数の領域1202に分割する処理を行う。高輝度領域検出部903は分割された複数の領域内で画素値を平均する平均演算を行い、演算された平均値を所定の閾値と比較する。平均値が所定の閾値以上となる分割領域を含む領域から高輝度領域が決定される。
図11(B)は、複数の画像を用いた高輝度領域の検出処理を説明する図である。例えば、補正対象である入力画像1204と、入力画像1204とは取得(または撮影)時刻が異なる画像1203および1205を示す。時刻t2での入力画像1204に対して、時間的に前の時刻t1での画像1203を第1の参照画像とし、時間的に後の時刻t3での画像1205を第2の参照画像とする。
高輝度領域検出部903は、入力画像1204と、第1の参照画像1203と、第2の参照画像1205を取得して高輝度領域の検出処理を行う。具体的には、高輝度領域検出部903は入力画像1204と参照画像1203または1205との差分を所定の分割領域ごとに算出して、第1の閾値と比較する。また高輝度領域検出部903は入力画像1204の輝度値を第2の閾値と比較する。算出された画像間の差分が第1の閾値より大きい領域であって、かつ入力画像1204の輝度値が第2の閾値以上である領域1206が高輝度領域として検出される。参照画像の数は2に限定されず、単数または3以上でもよい。
入力画像から高輝度領域検出部903が高輝度領域を自動で検出する実施形態と、ユーザ操作に基づく画像領域を高輝度領域として決定する形態がある。後者の場合、ユーザが操作入力部材やタッチパネル等を用いて選択した所望の領域を高輝度領域として決定することができる。あるいは半自動的な処理として、高輝度領域検出部903が入力画像から検出した高輝度領域の候補を表示して、ユーザが操作入力手段で選択することにより指示を行う実施形態でもよい。
本実施形態によれば、HDR画像における高輝度領域に対して、輝き感を制御可能な画像処理を実現できる。
[第3実施例]
次に、本発明の第3実施例について説明する。本実施例は、第1実施例に対し、入力された表示輝度に応じて輝き度合いを算出する点が異なる。入力された表示輝度から算出された輝き度合いを入力に反映させることにより、HDR画像における高輝度領域の輝き感を容易に制御できる。
図12を参照して、本実施例に関わる画像処理部102の処理内容について説明する。図12と図2との相違点は、画像処理部102に輝き度合い算出部1302が追加されている点である。画像処理部102は表示輝度入力部1301、輝き度合い算出部1302、輝き度合い入力部1303、階調補正部1304を備える。表示輝度入力部1301、輝き度合い入力部1303、階調補正部1304はそれぞれ、図2の表示輝度入力部201、輝き度合い入力部202、階調補正部203に対応する。
図13のフローチャートを参照して、画像処理部102の動作について説明する。S1401およびS1402の処理については、図4(A)のS401およびS402の処理と同様であるため、それらの説明を省略する。
S1403で輝き度合い算出部1302は、前記S1402で取得された表示輝度に基づいて輝き度合いを算出し、輝き度合い入力部1303に反映させる処理を行う。輝き度合いの算出処理については後述する。
S1404では、S1403で輝き度合い入力部1303にて反映された輝き度合いの情報を取得する処理が行われる。例えば、S1403で輝き度合い入力部1303に反映された輝き度合いの情報はそのまま(未調整で)取得される。あるいは、S1403で輝き度合い入力部1303にて反映された輝き度合いの情報に対して、ユーザ操作入力にしたがって補正(例えば微調整)が行われた上で輝き度合いの情報が取得される。いずれの場合でも取得された輝き度合いの情報は、輝き度合い入力部1303から階調補正部1304へ出力される。
本実施例では、表示輝度入力部1301によって入力された表示輝度から算出された輝き度合いを、輝き度合い入力部1303に反映させる処理が行われるが、このような処理に限定されない。輝き度合い入力部1303によって入力された輝き度合いから表示輝度を算出し、算出された表示輝度を表示輝度入力部1301に反映させてもよい。この場合には輝き度合い算出部1302に代えて、表示輝度算出部が輝き度合いから表示輝度の算出処理を行う。表示輝度算出部によって算出された表示輝度の情報、または当該情報を補正した情報が取得される。S1405の処理は、図4(A)のS404の処理と同様であるので、詳細な説明を省略する。
次に図14を参照して、図13のS1403で行われる輝き度合いの算出処理について詳細に説明する。図14は、表示輝度に対応する輝き度合いを示す参照テーブルをグラフ化した図である。輝き度合い算出部1302は参照テーブルを用いて輝き度合いを算出する。図14にて横軸は表示輝度を表し、縦軸は輝き度合いを表しており、横軸にて右へ行くほど表示輝度が高くなり、縦軸にて上へ行くほど階調数が減り輝き度合いが強くなる。グラフ線1501で表される特性を例にして、表示輝度と輝き度合いの関係を示す。この例では、閾値Thより低い表示輝度の範囲では輝き度合いが一定値となり、閾値Th以上の範囲では表示輝度が高くなるにつれて輝き度合いが小さくなるという特徴を示している。表示輝度が低い範囲で飽和度合いが増すと見栄えが低下する可能性があるので、当該範囲では輝き度合いが上限値を超えない特性である。
あらかじめ定められた参照テーブルを表す関数をTBLと表記し、表示輝度をhyと表記する。輝き度合いをshと表記すると、shは下記(式4)で表される。
Figure 2022012832000005
また、図13のS1403の輝き度合い算出処理では、入力画像のヒストグラムから算出した代表値に応じて、(式4)の参照テーブルを変更する処理が行われてもよい。図15を参照し、ヒストグラムを用いて参照テーブルを変更する処理について詳細に説明する。図15(A)に示すヒストグラムの横軸は、入力画像における、知覚均等色空間ICtCpの明るさ成分Iを示す画素値を表しており、縦軸は画素数を表す。輝き度合い算出部1302は、まず、図15(A)に示すヒストグラムを用いて参照テーブルの変更に必要な代表輝度値を算出する。画素値1601は、ヒストグラムを高輝度側から累積加算した値が全画素数に対して所定の割合の画素数となるときの代表画素値である。
次に輝き度合い算出部1302は、算出した代表輝度値を用いて参照テーブルの変更を行う。図15(B)は、表示輝度と輝き度合いとの関係を表す参照テーブルをグラフ化して示す図であり、横軸は表示輝度を表し、縦軸は輝き度合いを表す。グラフ線1602は変更前の参照テーブルを表し、グラフ線1603は変更後の参照テーブルを表している。
参照テーブルの変更は下記(式5)および(式6)を用いて行われる。高輝度領域を規定する閾値をth、ヒストグラムを用いて算出した代表画素値をx、変更前の参照テーブルに対応する基準の輝度値をxbと表記する。ヒストグラムを用いて参照テーブルを変更する前後での参照テーブルデータの変化率をRと表記すると、Rは下記(式5)で表される。つまり、変化率Rは、基準の輝度値xbと閾値thとの差分と、代表画素値xと閾値thとの差分との比に相当する。変更前の参照テーブルを表す関数をTBLbと表記すると、変更後の参照テーブルを表す関数TBLは、変化率Rを用いて下記(式6)で表される。
Figure 2022012832000006
輝き度合い算出部1302は変更後の参照テーブルを用いて、(式4)に示したようにS1402で取得された表示輝度hyに対応する輝き度合いshを算出する。例えば、図15(B)のグラフ線1603で表される変更後の参照テーブルを用いて算出した輝き度合いに基づいて階調特性の算出が行われる。階調特性の例を図15(C)に示す。
図15(C)の横軸は入力輝度を表し、縦軸は出力輝度を表す。グラフ線1605は変更前の参照テーブルを用いて算出された階調特性を表し、グラフ線1606は変更後の参照テーブルを用いて算出された階調特性を表す。表示輝度1604を出力輝度とする入力輝度の開始点は、変更前の参照テーブルに対応する基準の輝度値xbから、ヒストグラムを用いて算出された代表画素値xに変更される。表示輝度1604にマッピングされて階調が減少する輝度領域は領域1607から領域1608に変更される。つまり領域1607に比べて領域1608の方が大きい。この変更によって、入力画像の輝度分布に最適な輝き感の制御が可能となる。
以上の第1から第3実施例で説明した構成により、HDR画像における高輝度領域の輝き感を制御可能な画像処理装置および画像処理方法を提供することできる。なお、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は前記実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
104 表示部
105 表示制御部
201,901,1301 表示輝度入力部
202,902,1303 輝き度合い入力部
203,904,1304 階調補正部
903 高輝度領域検出部
1302 輝き度合い算出部

Claims (20)

  1. 画像の階調補正を行う画像処理装置であって、
    前記画像の表示輝度の情報を取得する第1の取得手段と、
    前記画像にて閾値以上の輝度値である輝度領域の階調を減少させる度合いを表す輝き度合いの情報を取得する第2の取得手段と、
    取得された前記表示輝度の情報および前記輝き度合いの情報を用いて前記画像の階調補正を行う補正手段と、を備え、
    前記補正手段は前記輝き度合いの情報にしたがって、前記輝度領域の明るさを前記表示輝度に近づける階調補正を行う
    ことを特徴する画像処理装置。
  2. 前記画像と、前記表示輝度の情報の取得に用いる第1の入力領域および前記輝き度合いの情報の取得に用いる第2の入力領域を表示する制御を行う制御手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1および第2の入力領域を同一の画面上に表示する表示手段を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補正手段は、前記表示輝度の情報および前記輝き度合いの情報を用いて階調特性を算出する算出手段を備え、前記階調特性にしたがって前記階調補正を行う
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記算出手段は、前記画像の輝度値に対応する画素数を表すヒストグラムを算出し、前記ヒストグラムに基づく前記階調特性を算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記算出手段は、前記ヒストグラムから前記閾値を算出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記算出手段は、前記画像の有彩色度合いを算出し、前記有彩色度合いに基づく前記階調特性を算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  8. 前記補正手段は、知覚均等色空間の明るさ成分に基づく明るさ調整を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像にて輝度値が閾値以上である高輝度領域を検出する検出手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 操作入力を受け付ける操作入力手段を備え、
    前記検出手段は、前記操作入力手段の受け付けた情報を用いて前記高輝度領域を検出する
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記検出手段は前記画像に対する参照画像を取得し、前記画像と前記参照画像とを比較して前記高輝度領域を検出する
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記参照画像は、その取得または撮影の時刻が前記画像と異なる画像である
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記検出手段が複数の高輝度領域を検出した場合、前記補正手段は前記複数の高輝度領域に対して取得された前記表示輝度の情報および前記輝き度合いの情報を用いて前記複数の高輝度領域の階調補正を行う
    ことを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 前記検出手段が第1および第2の高輝度領域を検出した場合、
    前記補正手段は、
    前記第1の高輝度領域に対して取得された前記表示輝度の情報および前記輝き度合いの情報を用いて前記第1の高輝度領域に対する第1の階調特性に基づく階調補正を行い、
    前記第2の高輝度領域に対して取得された前記表示輝度の情報および前記輝き度合いの情報を用いて前記第2の高輝度領域に対する第2の階調特性に基づく階調補正を行う
    ことを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 取得された前記表示輝度の情報から前記輝き度合いの情報を算出する算出手段を備え、
    前記第2の取得手段は、前記算出手段によって算出された前記輝き度合いの情報、または当該情報を補正した情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  16. 取得された前記輝き度合いの情報から前記表示輝度の情報を算出する算出手段を備え、
    前記第1の取得手段は、前記算出手段によって算出された前記表示輝度の情報、または当該情報を補正した情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  17. 請求項1から16のいずれか1項に記載の画像処理装置を備える
    ことを特徴とする撮像装置。
  18. 前記補正手段によって階調補正された画像、または当該画像および前記表示輝度と前記輝き度合いの制御の特徴を示す情報を表示する表示手段を備える
    ことを特徴とする請求項17に記載の撮像装置。
  19. 画像の階調補正を行う画像処理装置にて実行される画像処理方法であって、
    前記画像の表示輝度の情報と、前記画像にて閾値以上の輝度値である輝度領域の階調を減少させる度合いを表す輝き度合いの情報を取得する取得工程と、
    取得された前記表示輝度の情報および前記輝き度合いの情報を用いて前記画像の階調補正を行う補正工程と、を有し、
    前記補正工程では前記輝き度合いの情報にしたがって、前記輝度領域の明るさを前記表示輝度に近づける階調補正が行われる
    ことを特徴する画像処理方法。
  20. 請求項19に記載の工程を画像処理装置のコンピュータに実行させるプログラム。

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