JP2022006199A - 認識と感情の推定方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022006199000001
【課題】認識と感情の推定を行うにあたり、より精確な推定を行う。
【解決手段】(1)「対象が何で(どう)あるべきか」への認識また感情として定義する倫理的認識及び感情、(2)「対象が何で(どう)あるか」の認識への認識として定義する言語的認識、(3)かたち、順序などの物的対象への認識及びその大小多少への欲求として定義する動物的認識及び欲求の、3つの認識及び感情の体系を用いた、認識又は感情の推定装置又は推定方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、認識と感情の推定装置又は推定方法に関する。
多くの事業者や技術者によって、認識と感情を推定する装置又は方法の開発が進められている。
特許4546767号公報 特許4757787号公報 特開2015-84253号公報 特許6732703号公報 特許6816247号公報 特許6842214号公報
認識と感情の推定を行うにあたり、例えば、喜びを伴う笑いと怒りを伴う笑いの区別、喜びを伴う泣きと、悲しみを伴う泣きの区別、あるいは倫理的理由と動物的欲求の区別といった、精確な区別また分類がつけられることが望ましい。
先行文献においては、倫理的認識また感情、人格を伴う言語による認識また反応、及び動物的認識また感情の定義と区別は言及されていない。
本発明の認識と感情の推定装置また方法では、倫理的認識及び感情を(1)「対象が何で(どう)あるべきか」への認識また感情として定義し、言語的認識を(2)「対象が何で(どう)あるか」の認識への認識として定義し、動物的認識及び欲求を(3)かたち、順序などの物的対象への認識及びその大小多少への欲求として定義し、上記(1)、(2)、(3)の3つの認識、感情また欲求の体系を用いる。
本発明によれば、(1)「対象が何で(どう)あるべきか」への認識また感情として定義する倫理的認識及び感情、(2)「対象が何で(どう)あるか」の認識への認識として定義する言語的認識、(3)かたち、順序などの物的対象への認識及びその大小多少への欲求として定義する動物的認識及び欲求の3つの認識、感情また欲求の体系により区別また分類可能な認識と感情の推定装置及び方法を提供することができる。
本発明における装置プログラムの例である。
本発明の実施例を示す。
本発明では、認識と感情の推定プロセスを倫理的認識及び感情、言語的認識、及び動物的認識及び欲求の3つの側面に分けて並列に推定し、それぞれの推定結果を導く。
先ず、倫理的認識及び感情の推定プロセスについての説明を行う。
本発明では、倫理的認識及び感情を、物事に「何で(どう)あるべきか」を要求することに基づく認識及び感情、と定義する。
「物事の何で(どう)あるべきか」は、目的、本質、法則性、絶対性、永遠性、不変性、普遍性、善悪の基準、生死の基準、存在是非の基準、美の基準、と言い換えることができる。
「物事の何で(どう)あるべきか」は、個々人の人格により、個々の物事に、自由に要求される。個々の人格のそれぞれの自由により、個々の物事の目的、本質、法則性、絶対性、永遠性、不変性、普遍性、善悪の基準、生死の基準、存在是非の基準、美の基準が要求され、個々の人格の「物事の何で(どう)あるべきか」には、個々の人格の尊厳がかかる。
そのため、個々人にとってのある対象の「何で(どう)あるべきか」を特定し、推定装置に入力する。
推定装置は、特別な装置である必要はなく、チェックシートなどの紙媒体、また自動診断プログラムを組み込んだ電子媒体などを用いたものであり、またこれらに限らない。
装置に入力する「何で(どう)あるべきか」の特定方法は、個々人に対する「この件はどうあるべきだと思うか」「目的は何か」「何に整合するか」「この美術作品の表現するテーマは何か」「法則性があるか」といった設問によるアンケートや、個々人の所属する文化や思想、社会における法律、規範、美的水準、製品コンセプトや美術品の表現すべき美とされているポイントの参照などが挙げられる。
入力内容から、要求される絶対性や普遍性をもって受容又は拒否され得る他の要素またその絶対性や普遍性の是非を推定するプロセスを装置に入力してもよい。
例えば、「ドアを開けるべきだ」という絶対性が入力されるとき、ドアを開けるためにドアに近づく動作もまた絶対性が要求されて受容され、ドアを閉めるプロセスは「そうあるべきではない」として拒否される、といった推定プロセスを装置に入力することが挙げられる。
社会における法律また規範規範等により推定を行う場合、社会における法律また規範等における「何で(どう)あるべきか」が、個々人自らで要求する「何で(どう)あるべきか」に一致しない可能性があるため、社会における法律また規範等における「何で(どう)あるべきか」が個々人自らで要求する「何で(どう)あるべきか」に一致するかどうかを確認するプロセスを装置に組み込んでもよい。
特定の対象の「何で(どう)あるべきか」を装置の入力する工程の次の工程として、当該対象の「何で(どう)あるべきか」と照合する事象を入力する。
次に、装置に入力した特定の「何で(どう)あるべきか」と、これと照合する当該事象を照合し、当該事象と装置に入力した特定の「何で(どう)あるべきか」が一致するか一致しないかをチェックシート又はプログラムにより診断する。
装置に入力した特定の「何で(どう)あるべきか」と、これと照合する当該事象が一致する場合、目的や法に適うという認識や、喜びの感情、美への満足を推定する。
装置に入力した特定の「何で(どう)あるべきか」と、これと照合する当該事象が一致しない場合、目的や法に適わないという認識や、悲しみ、怒り、恐れ、といった感情を推定する。
具体的には、「特定の『何で(どう)あるべきか』に、当該事象が一致しない」という認識の有無を装置に入力又はプログラムにより導出し、悲しみの感情を特定し推定してもよい。
また、「当該事象が存在するべきではない」という認識の有無を装置に入力又はプログラムにより導出し、非存在や死の要求、憎悪、また怒りの有無を推定してもよい。
また、「特定の『何で(どう)あるべきか』が脅かされる」という認識の有無を装置に入力又はプログラムにより導出し、存在を否定されることや死の危険察知また恐れの有無を推定してもよい。
また、倫理性による事象の「何で(どう)あるべきか」の要求が完全でなければ、当該事象は存在として破綻するため、要求された「何で(どう)あるべきか」そのものの成否、整合性、また普遍性の程度等により、当該事物の「何で(どう)あるべきか」の要求者の倫理性の程度も推定することができる。
また、複数の目的が不一致となる場合には、それらの目的は互いに悪と認識されるため、複数の目的間の整合又は不整合を検出することにより、相互の認識及び感情を推定するプロセスを装置に組み込んでもよい。
以下、倫理的認識について、さらに詳しい説明を行う。
事象が何で(どう)あるべきか、という要求は、絶対性、普遍性を伴う所定の形態や法則などの絶対性を伴う事物の存在の前提である。
事物の「何で(どう)あるべきか」の要求、すなわち存在そのものの要求は、すべて、その要求者の認識の範囲内で行われる。
完全な倫理性を前提とする場合には、目的への整合性から、目的に適う事象が体系的に導き出される。
現実においては矛盾のある事柄は存在できないため、現実に存在する事象の法則は常に完全が求められ、また達成されている。
一方、人間には、事物に「こうあれ」と要求すると、生命や分子原子の構造といった事物そのものがその通りになるというような権能はないため、人間はあくまで既存の事物や法則の中で活動し、新規に事物や法則を存在せしめるということはない。
また、人間の個々の人格が要求する事物の「何で(どう)あるべきか」は、そもそも個々の人格にとって、自由に設定されるものであるため、他の人格や一般文化等における「何で(どう)あるべきか」との不整合や相違がしばしば発生する。
加えて、人間の認識上の事物の「何で(どう)あるべきか」は、本来それ自体で整合性が普遍性が要求されるものである一方、整合性や普遍性において破綻している場合がある。
また、個々の人格の「何で(どう)あるべきか」は、個々の人格の尊厳によって自由に決定されるため、何らかの善的な事柄も選択される一方で、何らかの破壊的活動、放埓さ、醜さ、倫理に反する欲求等が、目的、思想、美術品のテーマ等に選択されて、絶対性や普遍性が要求されることもある。
次に、言語的認識の推定プロセスについての説明を行う。
本発明では、「対象が何で(どう)あるか」という認識への認識を言語的認識と定義する。
言語的認識と倫理的認識との相違は、絶対性や普遍性の要求がない点である。倫理性が言語的認識を前提とする一方で、言語的認識の運用において、倫理性による絶対性や普遍性が要求されない場合もある。
また本発明では、言語的認識の主体を、人格と定義する。
人格は何らかの情報を受け取る際、その情報をどのようにまた何ものとして認識するか自体を、認識することができる。
言い換えれば、人格は、対象が何で(どう)あるかの認識について、その認識そのものを対象として捉えることができる。
また人格は、認識そのものを操作して、物事の「何で(どう)あるか」の認識を自由に設定することができる。
また人格は、捉えた物事の「何で(どう)あるか」の認識に、何らかの形状や動きや音波などを自由に選択し、名を付けることができる。
また人格は、物事の「何で(どう)あるか」の認識そのものを自由に設定することに、名を用いることもできる。
本発明では、個々人にとってのある対象の「何で(どう)あるか」の認識を特定し、推定装置に入力する。
推定装置は、特別な装置である必要はなく、チェックシートなどの紙媒体、また自動診断プログラムを組み込んだ電子媒体などを用いたものであり、またこれらに限らない。
装置に入力する「何で(どう)あるか」の認識の特定方法は、個々人に対するアンケートや、辞書の参照、図形や記号を用いた方法などが挙げられる。
装置に特定の対象の「何で(どう)あるか」の認識を入力した後、当該対象の「何で(どう)あるか」と照合する事象を入力する。
次に当該事象と、装置に入力した特定の「何で(どう)あるか」を照合し、当該事象と装置に入力した特定の「何で(どう)あるか」が一致するか一致しないかをチェックシート又はプログラムにより診断する。
当該事象と、装置に入力した特定の「何で(どう)あるか」が一致する場合、無反応又は単純肯定を推定するプロセスを装置に組み込んでもよい。
また当該事象と、装置に入力した特定の「何で(どう)あるか」が一致しない場合、「笑いの対象」、「泣きの対象」、「嘔吐の対象」「驚きの対象」といった認識、また笑い、泣き、嘔吐、驚きといった衝動を推定する。
具体的には、個々人の認識内の複数の相不一致の認識が照合結果として得られる場合、「笑いの対象」という認識を推定し、また想起又は発話の対象がひとつの事象に対して同時に複数であることの相互反作用、あるいは想起又は発話と同時のその停止の反作用による、想起及び発話反応のエラーとしての笑いの衝動を推定するプロセスを装置に組み込んでもよい。
笑いの認識また衝動は、個々人が自身の認識を正常であるとして、当該事象を評価し、当該事象が、当該個々人自身にとって相不一致の複数の認識に該当する場合に推定される。
また、当該事象が、個々人が自身の認識と不一致となり、正常な認識そのものが不可となることによる「泣きの対象」という認識を推定し、またその認識が不成立となった対象を想起又は発話しようとする際のエラーとしての泣きの衝動を推定するプロセスを装置に組み込んでもよい。
泣きの認識また衝動は、あるひとつの認識について、新規の認識を取得した結果、既存の認識と衝突すると認識され、その認識そのものが不可となる場合に推定される。
即ち、笑いが自己認識を正常と認識することを前提とするのに対し、泣きの場合は、自己認識が成立しないと認識する状態を前提とする。
そのため装置には、正常又は一般的とされる事象のデータを装置に入力し、個々人の認識又は個々人の認識と照合される事象が当該データと比較して正常又は一般的であるかどうかを推定するプロセスを組み込んでもよい。
また、特定の「何で(どう)あるか」と照合する事象について、当該事象が、所謂「NGワード」など、認識自体を拒否され得る対象に該当するかどうかの照合プロセスを設け、個々人が「嘔吐の対象」という認識、また嘔吐に近しい衝動を持つかどうかを推定するプロセスを装置に組み込んでもよい。
また、特定の「何で(どう)あるか」と照合する事象について、当該事象が、個々人にとって既知の対象に該当するかどうかの照合プロセスを設け、個々人が言語認識上で「驚きの対象」という認識、また驚きの衝動を持つかどうかを推定するプロセスを装置に組み込んでもよい。
「笑い」、「泣き」、「嘔吐」、「驚き」といった単語は、言語や個々人の用語によって、意味合いが異なる場合があるため、それらの用語の設定は適宜変更可能とする。
次に、言語的認識について、さらに詳細な説明を行う。
事象が何で(どう)あるか、という設定は、すべての事物の存在の前提である。
そのため、言語性の主体である人格は、完全に自由に、事物の「何で(どう)あるか」を要求することができる。
ただし人間の場合、そもそも外界から受け取る情報は、外界の情報の一部であって、例えば何らかの果物を見たからといって、その果物の分子構造まで五感では捉えられるわけではない。そのため、個々の人間にとっての事物の「何で(どう)あるか」は、容易に外界の実態と乖離し得る。
さらに、個々人にとっての事物の「何で(どう)あるか」がそれぞれ自由に設定され得るため、個々人にとっての事物の「何で(どう)あるか」は、それぞれ異なり得る。
そのため、装置に、事物の実態や個々人にとっての「何で(どう)あるか」に基づき入力内容を補正するプロセスを組み込んでもよい。
加えて、人格によるあらゆる事物の言語的認識また事物が「何で(どう)あるか」の設定は、当該人格の認識可能な範囲内でのみ行われる。
そのため、個々の人格にとって、存在すなわち認識している事物がどこまでであるかを推定するプロセスを装置に組み込んでもよい。
例えば、ある人が特定の事象を認識していない場合に、それに付随する所定の範囲の事象について、その人に認識されていないものと推定するプロセスを組み込むことができる。
また、人格にとって、脳の反応は言語のための黒板でしかない。
脳の反応と、言語における記号として用いられるかたちや音や動きは、それらのかたちや音や動きが恣意的に選択されるため本来無関係であり、また言語的認識そのものが、物理的又は化学的な自動反応で決定されるものではなく、恣意を含む論理で構築されるものである。
物理現象や化学反応は、物理反応や化学反応そのものの「何で(どう)あるか」を要求する人格を形成し得ない。
そのため、脳波の診断等により言語認識を特定する場合、脳反応と人間の言語的認識が本来別物であるという前提で、個々の人間のそれぞれの脳反応から、当該脳反応に結びつけられた、個々の人間の言語的認識を特定し、入力するプロセスを装置に組み込むことができる。
続いて、動物的認識及び欲求の推定プロセスについての説明を行う。
本発明では、動物的認識及び欲求を、かたち、順序などの物的対象への認識及びその大小多少への欲求として定義する。
動物は、事物の物的側面であるかたち、順序、作用の大小を認識し、これらにより判断を行う。
また動物は、身体の新陳代謝機能からの自然的必然ということもあり、他から奪うことを性質として有する。
また動物は、物的対象や、物的対象の量や作用の大小多少を欲することがある。
純粋な動物に倫理性はない。動物が対象に永遠や絶対性を求めこれにより喜んだり悲しんだりしたり、自らの動物的認識及び欲求を拒絶したり、法により戒めたり、目的や美を定めて動物的認識及び欲求より優先させるということはない。
人間の身体もまた動物のそれであるが、人間は倫理的側面を発揮する場合は、対象に永遠や絶対性を求めこれにより喜んだり悲しんだりしたり、自らの動物的認識及び欲求を拒絶したり、法により戒めたり、目的や美を定めて動物的認識及び欲求より優先させる場合がある。
動物的認識及び欲求は、倫理性と相反し、またそもそもの認識範囲が異なるため、動物的認識及び欲求の発展などの結果として、倫理性が発生などするということはない。
尚人間の場合、倫理性による目的の選択が自由であるために、動物的欲求そのものが目的として設定されることがある。
また、純粋な動物に人格を伴う言語性はない。動物が物的事象に対して「物的事象がここにある」といった認識を認識することはなく、物的事象の「何で(どう)あるか」を考察することもない。動物は眼前の物的事象をそのままに認識する。
動物もまた対象を特定して認識するが、そこから先、認識した対象の「何で(どう)あるか」そのものを取り扱うことはない。
そのため、動物的認識から言語的認識が派生することはない。
人間に動物的判断が発露する場合、原因と結果の関係を、事物の起こった前後関係に結び付けることなどが挙げられる。具体例としては、所謂占い、魔術、魔法が挙げられる。
人間に動物的欲求が発露する場合、実物の物体だけでなく、言語認識上の対象もまた物として扱われ、物としての側面への欲求の対象とされる。当該欲求対象の具体例としては、地位、領土、金銭やその他ポイント、また所有そのものなどが挙げられる。
動物的認識の推定方法としては、例えば、あらかじめ物事の正とする因果関係を装置に入力しておく。
推定装置は、特別な装置である必要はなく、チェックシートなどの紙媒体、また自動診断プログラムを組み込んだ電子媒体などを用いたものであり、またこれらに限らない。
次に推定対象の個人の因果関係の認識を装置に入力し、
正とする因果関係と個人の因果関係の認識を互いに照合する方法が挙げられる。
正とする因果関係と個人の因果関係の認識が不一致の場合、あらかじめ入力された因果関係は正とされているため、物事の前後関係をそのまま因果関係としている動物的認識の可能性が推定される。
また、動物的認識を推定するための別の方法では、個々人の因果関係の認識を入力し、
次に、それが当該個々人に前後関係であると認識されているかどうかを装置に入力する方法が挙げられる。
当該因果関係の認識が、前後関係と同一とされている場合、動物的認識の可能性が推定される。
また、動物的認識を推定するための別の方法としては、動物的認識の有無を推定する対象となる因果関係の認識について、本質的因果関係の特徴を備えているかどうかを確認するプロセスを、装置に組み込む方法が挙げられる。
例えば、「あらゆる場合にその因果関係が成立するか」、「その要素は必要不可欠か」、「それらの要素だけで、その結果が達成されるか」といった質問を行うプロセスを組込むことが挙げられる。
次に、動物的欲求の推定方法について述べる。
まず、個々人又は一般的な認識又は欲求にとってのある対象の基準物性値を特定し、推定装置に入力する。
推定装置は、特別な装置である必要はなく、チェックシートなどの紙媒体、また自動診断プログラムを組み込んだ電子媒体などを用いたものであり、またこれらに限らない。
次に、当該基準物性値と比較する事象の物性値を、推定装置に入力する。
当該事象と当該基準物性を比較した結果、その差の値の多寡により、動物的欲求の多寡を推定するプロセスを装置に組み込むことができる。
以上に加えて、倫理的認識、言語的認識、動物的認識のそれぞれの推定プロセスの結果から、相互の結果を補正するプロセスを装置に組み込んでもよい。
例えば言語的認識は、倫理的認識とは異なり、目的や本質といった事柄を区別しないため、単に共通する要素をもって、目的、絶対性、普遍性において異なるもの同士を同一カテゴリと見なす推定プロセスが懸念される。
これに対する補正として、例えば、「何々国所属」「何々民族出身」といった要素を含むすべての対象が一律で何らかの同一の群に分類される場合、あらかじめ正常な分類を装置に入力するか、あるいは別途入力し、これと照合して正否を補正することにより、非本質的な一律の分類を回避するプロセスが挙げられる。
また、動物的認識に対しても同様に、倫理的認識による判断や、言語的認識を前提とするプロセスと照合することにより、推定結果に補正をかけるプロセスを装置に組み込むことができる。
例えば、「目的Aにより行動Bを選択」という倫理的認識の推定結果があり、「行動Bの後に行動Cがあるため、行動Bの目的は行動C」という動物的認識の推定結果もある場合、倫理的認識により動物的認識を削除するプロセスを装置に組み込むことができる。
また、例えばAIプログラムにおいて、「単語Dの文脈ケースEで検出した場合の意味表示はF」という正とされる多義語処理が装置に入力されており、同時に「要素Dが検出された際は、前後関係の統計上、意味表示G」という誤った推定が結果される場合、当該多義語処理を優先することで補正をかけるプロセスを装置に組み込むことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含む。
以上により、本発明による推定装置及び方法によれば、絶対性を伴う事物の存在前提となる、事物の絶対性の要求に関わる倫理的認識及び感情、同じく事物の存在前提である、事物そのものが何であるかの要求に関わる言語的認識及び反応、また物的事象に限定される動物的認識及び欲求を、それぞれ区別して推定できるという効果が得られ、例えば、カウンセリング、心理分析、AIプログラム、感性評価、感情推定に対して有用である。

Claims (2)

  1. 以下の3つの認識及び感情の体系を用いた、認識又は感情の推定装置。
    (1)「対象が何で(どう)あるべきか」への認識また感情として定義する倫理的認識及び感情
    (2)「対象が何で(どう)あるか」の認識への認識として定義する言語的認識
    (3)かたち、順序などの物的対象への認識及びその大小多少への欲求として定義する動物的認識及び欲求
  2. 以下の3つの認識及び感情の体系を用いた、認識又は感情の推定方法。
    (1)「対象が何で(どう)あるべきか」への認識また感情として定義する倫理的認識及び感情
    (2)「対象が何で(どう)あるか」の認識への認識として定義する言語的認識
    (3)かたち、順序などの物的対象への認識及びその大小多少への欲求として定義する動物的認識及び欲求
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