JP2021533942A - 腱を剥ぎ取り切断するように構成された外科デバイス - Google Patents

腱を剥ぎ取り切断するように構成された外科デバイス Download PDF

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Abstract

本開示は、腱を剥ぎ取るだけでなく切断するように構成された外科デバイスに関する。採取された腱は、例えばACL、PCL、およびUCL再建などのさまざまな整形外科手術に使用されることができる。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2018年8月21日に出願された米国特許出願第16/106,758号の優先権を主張する。
腱は、一般に整形外科手術で用いるために採取される。具体的には、腱は患者のハムストリング腱、大腿四頭筋腱、または体の他の部位から採取される自家移植片であり得る。採取された腱は、靭帯再建手術、例えば前十字靭帯(ACL)、後十字靭帯(PCL)、および内側側副人体(UCL)再建手術で使用され得る。
本開示は、腱を剥ぎ取るだけでなく切断するように構成された外科デバイスに関する。採取された腱は、例えばACL、PCL、およびUCL再建などのさまざまな整形外科手術に使用されることができる。
本開示の一実施形態による外科デバイスは、とりわけ、腱を剥ぎ取るように構成されたストリッピング管と、前記腱の一部を断つために前記ストリッピング管の遠位端に向かって遠位方向に移動可能なカッターと、を含む。
本開示の一実施形態による方法は、とりわけ、外科デバイスのストリッピング管を腱に対して遠位方向に移動することにより前記腱の一部を分離するステップと、前記外科デバイスのカッターを前記ストリッピング管に対して遠位方向に移動することにより前記腱の分離した部分を断つステップと、を含む。
第1の例の外科デバイスの側面図である。 図1の外科デバイスの部分斜視図であり、具体的には静止位置と完全配置位置との間の中間位置にあるカッターを図示する。 図1の外科デバイスの部分側面斜視図であり、具体的にはストリッピング管の細部を図示する。 図1の外科デバイスの部分斜視図であり、具体的には完全配置位置にあるカッターを図示する。 図1の外科デバイスの部分側面斜視図であり、具体的にはカッターの細部を図示する。 図1の外科デバイスの部分上面斜視図であり、具体的にはストリッピング管および隣接した切り欠きの細部を図示する。 簡単に参照できるようにハンドルの一部が取り外された状態での図1の外科デバイスの側面図である。図7では、係止アセンブリが係合している。 簡単に参照できるようにハンドルの一部が取り外された状態での図1の外科デバイスの側面図である。図8では、係止アセンブリは取り外されている。 簡単に参照できるようにハンドルの一部が取り外された状態での図1の外科デバイスの側面図である。図9では、ストリッピング管は、腱と接触し、カッターは静止位置にある。 簡単に参照できるようにハンドルの一部が取り外された状態での図1の外科デバイスの側面図である。図10では、カッターは、静止位置の遠位の中間位置まで前進した。 簡単に参照できるようにハンドルの一部が取り外された状態での図1の外科デバイスの側面図である。図11では、カッターは、完全配置位置まで遠位方向に前進し、腱の一部を断った。 第2の例の外科デバイスの部分上面図である。
本開示は、腱を剥ぎ取るだけでなく切断するように構成された外科デバイスに関する。採取された腱は、例えばACL、PCL、およびUCL再建などのさまざまな整形外科手術に使用されることができる。
本開示の例示的態様による外科デバイスは、とりわけ、腱を剥ぎ取るように構成されたストリッピング管と、腱の一部を断つためにストリッピング管の遠位端に向かって遠位方向に移動可能なカッターと、を含む。
さらなる実施形態では、ストリッピング管は、テーパー状である。
さらなる実施形態では、ストリッピング管の遠位縁は、複数の鋸歯状の切れ込みを含む。
さらなる実施形態では、ストリッピング管は、実質的に断面が円形である窓を含む。
さらなる実施形態では、ストリッピング管は、腱の一部がそれを通過するのを可能にする窓を備える。
さらなる実施形態では、カッターは、円周方向に配置される。
さらなる実施形態では、カッターの遠位端は、円錐台形の凹部を含む。
さらなる実施形態では、カッターの遠位端は、テーパー状である。
さらなる実施形態では、カッターは、腱をストリッピング管の近位縁とカッターの遠位縁との間で断つことができるように移動可能である。
さらなる実施形態では、ストリッピング管の近位縁は、テーパー状であり、カッターの遠位縁が、テーパー状である。
さらなる実施形態では、カッターの遠位縁は、隣接した少なくとも1つの鋸歯状の切れ込みを含む。
さらなる実施形態では、少なくとも1つの鋸歯状の切れ込みは、外科デバイスの中心線に対して実質的に対称な単一の鋸歯状の切れ込みである。
さらなる実施形態では、ストリッピング管およびカッターは、共通軸を中心に配置される。
さらなる実施形態では、カッターは、カッターがストリッピング管に対して軸方向に移動するときに共通軸を中心に回転するように構成されている。
さらなる実施形態では、ストリッピング管は、ストリッピング管がカッターに対して軸方向に移動するときに共通軸を中心に回転するように構成されている。
さらなる実施形態では、カッターは、ピンを受け入れる螺旋スロットを含み、カッターの軸方向の移動がカッターの回転をもたらすようにピンおよび螺旋スロットが相互作用する。
さらなる実施形態では、外科デバイスは、ハンドルと、ハンドルに隣接したトリガーと、を含む。トリガーは、トリガーのアクティブ化(activation)によってカッターまたはストリッピング管が、それぞれストリッピング管またはカッターに対して遠位方向に移動するようにカッターに連結している。さらに、外科デバイスは、トリガーのアクティブ化を選択的に阻止するように構成された係止アセンブリを含む。
本開示の例示的態様による方法は、とりわけ、外科デバイスのストリッピング管を腱に対して遠位方向に移動することにより腱の一部を分離するステップと、外科デバイスのカッターをストリッピング管に対して遠位方向に移動することにより腱の分離した部分を断つステップと、を含む。
さらなる実施形態では、断つステップは、腱の分離した部分をストリッピング管の近位縁とカッターの遠位縁との間で挟むステップを含む。
さらなる実施形態では、カッターは、カッターがストリッピング管に対して移動するときに回転する。
図1は、例示的な外科デバイス20を図示する。外科デバイス20は、ハンドル22と、ハンドル22から遠位方向に突出するシャフト24と、を含む。「遠位」および「近位」方向は、説明のみの目的で、さまざまな図にわたって表示されている。この例では、シャフト24は、その遠位端に隣接したストリッピング管26を含む。ストリッピング管26は、腱を剥ぎ取るように構成されている。外科デバイス20は、腱を断つためにストリッピング管26に向かって遠位方向に移動可能なカッター28(図2)を含む。ストリッピング管26およびカッター28を含む、外科デバイス20の細部が以下に説明される。
図3を参照すると、シャフト24は、金属材料で作製され得る、実質的に円筒状の本体を備える。この例では、シャフト24は実質的に円筒状であるが、シャフト24は、実質的に正方形または長方形であることを含む、異なる断面形状を示すことができる。シャフト24は、軸Aに沿って延びる。シャフト24の遠位端32に隣接して、シャフト24は、その上面36(すなわち、上側面)に切り欠き34を含む。切り欠き34は、以下で説明されるように、腱がそれを通過するのを可能にし、ストリッピング管26の構造を定める。
ストリッピング管26は、この例ではシャフト24の一部であり、軸Aの周りで完全に延びる。ストリッピング管26は、遠位縁38および近位縁40を含む。遠位縁38は、この例ではシャフト24の遠位端32と同一の広がりを持つ。ストリッピング管26の近位縁40は、切り欠き34の遠位境界によって定められる。ストリッピング管26の内径Dは、ストリッピング管26の内径Dが実質的に断面が円形であるように軸Aと交差する、このようにして、ストリッピング管26は、腱の一部がそれを通過するのを可能にする窓を含む。
ストリッピング管26の遠位縁38は、隣接した組織から腱の一部を剥ぎ取るように構成されている。この例では、ストリッピング管26は、遠位縁38に隣接してテーパー状である。具体的には、ストリッピング管26の外径Dは、テーパー部42全体にわたって径が徐々に減少する。テーパー部42は、遠位縁38から遠位縁38の近位の位置44まで軸方向に延びる。テーパー部42は、1つの例では、遠位縁38は鋭い縁であるように配置され、これは遠位縁38が鋭い先端までテーパー状であることを意味する。他の例では、遠位縁38は、丸みを帯びているかまたはとがっていなくてもよいが、依然として腱を剥ぎ取る能力がある。さらに、この例では、テーパー部42は、軸Aの全体の周りに延びるが、他の例ではテーパー部42は、軸Aを中心に部分的にのみ延びていてもよい。
ストリッピング管26の腱を剥ぎ取る能力を向上させるために、ストリッピング管26は、遠位縁38に隣接した1つまたは複数の鋸歯状の切れ込みを含むことができる。この例では、ストリッピング管26は、4つの鋸歯状の切れ込み46A〜46Dを含む。鋸歯状の切れ込み46A〜46Dは、軸Aを中心に互いに等間隔に並んでいる。この例では、鋸歯状の切れ込み46A〜46Dは、遠位縁38の近位方向に延びるノッチである。本開示は、鋸歯状の切れ込みの特定の数または配置に限定されない。
実質的に円形の内径Dは、実質的に円筒状である腱を採取することを可能にし、これは、複数の直線的な切れ目を用いて円筒状の形状に近づける必要なしに適切な大きさの円筒状の腱を採取することを可能にする。さらに、内径Dは、採取された腱の所望の径に応じて選択され得る。例として、内径Dは、7mm、10mm、または12mmであり得るが、本開示はこれらの特定の寸法に限定されない。外科医は、複数の外科デバイス20を自由に使うことができ、外科デバイス20の各々は異なる内径Dのストリッピング管26を有する。外科医は、特定の手術で用いるために適切な大きさの内径Dを有する外科デバイス20を選択することができる。このようにして、ストリッピング管26はまた、サイジング管の役割を果たす。
カッター28は、腱を断つ、または切断するためにストリッピング管26に向かって遠位方向に移動可能である。この例では、カッター28は、軸Aを中心に配置され、シャフト24内に配置された実質的に円筒状の本体を備える。カッター28は、金属材料で作製され得る。シャフト24のように、カッター28はまた、例えば実質的に断面が正方形または長方形であるなどの異なる断面形状を示すことができる。本開示は、実質的に円筒状のシャフト24およびカッター28に限定されない。カッター28は、ストリッピング管26の内径Dと実質的に同一の外径Dを有する。この例では、外径Dは、カッター28がシャフト24に対して移動することが可能なように内径Dよりわずかに小さい。
カッター28は、以下で説明される、トリガーおよび1つまたは複数のバイアス要素の力の下でシャフト24内を選択的に移動可能である。カッター28は、ニュートラル(neutral)の、静止位置から完全配置位置まで移動可能である。静止位置は図1〜3に示され、そこではカッターの全体は切り欠き34の近位である。図4および5は、完全配置位置にあるカッター28を図示し、そこでは、カッター28は、静止位置に対して遠位方向に移動し、カッター28の遠位縁50は、切り欠き34の遠位である。参考までに、図2は、静止位置と完全配置位置との間の中間位置にあるカッター28を図示する。
カッター28の腱を断つ能力を向上させるために、カッター28はその遠位縁50に隣接してテーパー状である。この例では、カッター28の外径Dは、カッター28の長さに沿って実質的に一定であり、カッター28は、遠位縁50に隣接した凹部52(図5)を含む。凹部52は、遠位縁50から近位方向に延びるにつれてテーパー状である。具体的には、凹部52は、遠位縁50から近位方向に移動しながら徐々に減少した内径Dによって定められる。したがって、凹部52は、実質的に形状が円錐台形であるが、本開示は円錐台形の形状の凹部に限定されず、例えば丸みを帯びているか、または四角形の凹部などの他の形状まで広がる。凹部52は、遠位縁50が鋭い縁または丸みを帯びた縁であるか、またはとがっていないようなものであり得る。いずれの例でも、凹部52は、遠位縁50が効果的に腱を切断するようなものである。この実施形態では示されないが、カッター28は、遠位縁50に隣接した鋸歯状の切れ込み46A〜46Dに類似した、1つまたは複数の鋸歯状の切れ込みを含むことができる。
腱が剥ぎ取られているときに、腱の取り外された部分は、切り欠き34を通してシャフト24を出る。腱の取り外された部分を断つために、ユーザーは、カッター28をストリッピング管26の近位縁40に向かって遠位方向に移動する。腱は、ストリッピング管26の近位縁40とカッター28の遠位縁50との間で挟まれて切断されることによって断たれる。1つの例では、ストリッピング管26の近位縁40は、腱の切断しやすさを向上させるためにテーパー状である。図6に示されるように、ストリッピング管26は、近位縁40の遠位の位置56から始まるテーパー部54を含むことができる。ストリッピング管26の外径Dは、位置56から近位縁40まで近位方向に移動しながら、テーパー部54全体にわたって徐々に減少する。近位縁40は、鋭い縁または丸みを帯びた縁であるか、またはとがっていないものであり得る。図示された実施形態では、近位縁40と遠位縁50との両方がテーパー状であるが、他の例では、近位縁40および遠位縁50のうちの1つのみがテーパー状である。
図7を参照しつつ、これからハンドル22の例示的な配置が説明される。具体的には、ストリッピング管26に対するカッター28の移動をもたらすように構成された例示的な配置が説明される。本開示は、図7の特定の配置を含む外科デバイスに限定されない。
図7では、簡単に参照できるように、ハンドル22の外部カバーが部分的に取り外されている。ハンドル22は、グリップ58と、軸Aを中心にグリップに対して回転可能であり、グリップ58の下部(すなわち、底)に隣接したトリガー60と、を含む。「下」および「上」方向は、説明のみの目的で、図7に表示されている。軸Aは、この例では軸Aに垂直である。トリガー60は、グリップ58の近位にあり、ハンドル22は、ユーザーがグリップ58をつかむとき、トリガー60がユーザーの親指と人差し指との間に置かれるように配置される。
トリガー60は、トリガー60の残りから上方向(すなわち、上側方向)に突出した突起62を手段としてカッター28に機械的に連結している。このようにして、トリガー60の軸Aを中心とした回転は、軸Aに沿うカッター28の軸方向の移動に変換される。
図7では、カッター28は静止位置にあり、そこでは、カッター28の遠位縁50が切り欠き34の近位である。1つまたは複数のバイアス要素は、カッター28および/またはトリガー60に静止位置に向かってバイアスをかけることができる。例えば、ハンドル22は、カッター28を近位方向に付勢する1つまたは複数のバイアス要素を含むことができ、ハンドルは、軸Aを中心に第1の方向R、この例では時計回りの方向に回転するために、トリガー60を付勢する1つまたは複数のバイアス要素を含むことができる。
カッター28を完全配置位置に向かって遠位方向に移動するために、ユーザーは、静止位置に向かうカッター28および/またはトリガー60のバイアスに打ち勝つためにトリガー60に力を加える。トリガー60をアクティブ化する(activate)ために、ユーザーは遠位方向の力をトリガー60の上に加え、それによってトリガー60は第1の方向Rの反対の第2の方向Rに回転し、最終的にカッター28が遠位方向に移動する。トリガー60の上に遠位方向の力を加えることは、カッター28の遠位方向の移動に変換されるので、カッター28を配置することは、ユーザーにとって直感的に理解できる。
本開示の態様では、カッター28の意図的でない配置は、係止アセンブリ64を手段として阻止される。係止アセンブリ64は、カッター28に形成されたスロット68の内外で上下方向に移動可能なタブ66を含む。図7では、係止アセンブリ64が係合し、これはタブ66がスロット68の中にあることを意味し、カッター28の軸方向の移動を阻止してカッター28を静止位置に保持する。図8では、タブ66は、係止アセンブリ64を取り外すために、例えば、ユーザーが下向きの力をタブ66に加えることによって、図7に対して下方向に移動した。図8では、タブ66は、スロット68の内部になく、したがってタブ66はカッター28の軸方向の移動を阻止しない。本開示は、係止アセンブリを備える外科デバイスに限定されない。
図7に戻って参照すると、本開示の別の態様では、外科デバイス20は、カッター28が軸Aに沿って移動するときにカッター28が軸Aを中心に回転するように配置される。カッター28をストリッピング管26に対して回転させることによって、腱の断ちやすさを向上させることができる。実施形態では、カッター28を回転させるために、外科デバイス20は、シャフト24によって支持され、軸Aに垂直な方向に突出したピン70を含む。カッター28は、カッター28に形成された少なくとも1つの螺旋スロット72を含む。螺旋スロット72は、図7に透視で示され、軸Aに沿ってらせん状に延びる。ピン70は、ピン70が螺旋スロット72の中に突出するように配置される。ピン70と螺旋スロット72との相互作用によって、カッター28が軸Aに沿って軸方向に移動するときに、カッター28が軸Aを中心に回転する。カッター28は、全ての例で回転する必要はないが、述べたように、回転することによって切断しやすさを向上させることができる。さらに、本開示は、カッター28が固定され、ストリッピング管26が、カッター28に対して軸方向に移動するときに、ストリッピング管26は、軸Aを中心に回転するように構成される、構成まで広がることを理解されたい。図7では、ピン70および螺旋スロット72が1つのみ示されているが、シャフト24およびカッター28は、それぞれ追加のピンおよび螺旋スロットを含むことができることを理解されたい。
これから例示的な使用方法が図9〜11を参照して説明される。図9では、外科デバイス20は、腱74と接触し、腱を剥ぎ取り始める。この例では、腱74を剥ぎ取るとき、カッター28は静止位置にあり、係止アセンブリ64は係合している。それによって、タブ66は、さもなければ予定より早く腱を断ちかねない、カッター28の望まない移動を阻止する。
図9では、ユーザーは、ストリッピング管26の遠位縁38を腱74と接触させて外科デバイス20を腱74に沿って遠位方向に前進させることによって腱74を剥ぎ取る。腱74の一部は、ストリッピング管26に入り、腱74の残りから部分的に分離されるようになる。腱の部分的に分離した部分は、符号76で表示されている。部分76は、ストリッピング管26の実質的に円形の断面のおかげで、実質的に断面が円筒状である。
腱74は、1つの例では大腿四頭筋腱であり得る。本開示は、しかしながら、特定の種類の腱に限定されない。さらに、本開示は、軟部組織の他の種類と共に使用されることができ、腱と共に使用することに限定されない。
例示的な方法では、ユーザーは、部分76が所望の移植片長さになるまで外科デバイス20を遠位方向に前進し続ける。ユーザーは、シャフト24の外面上のマーキング78を用いて部分76を測定することができる。マーキング78は、切り欠き34の近位の距離に対応し、10単位(例えば、50、60、70、80、90)で間隔があけられたミリメートル単位であり得る。マーキング78は、図中で使用され本明細書で説明される他の符号との混同を避けるために図では透視で示されている。シャフト24は、全ての例ではマーキングを含まなくてもよい。
図10では、ユーザーは、外科デバイス20を腱74の部分76が適切な移植片長さを提供するポイントまで遠位方向に前進させた。したがって、ユーザーは、タブ66を下方向に移動させることによって係止アセンブリ64を取り外し、カッター28を遠位方向に前進し始めた。ユーザーは、グリップ58およびトリガー60を一緒に握ることによってトリガー60をアクティブ化し、それによって、トリガー60を軸Aを中心に方向Rに回転させる。このような回転は、突起62が機械的にカッター28に連結しているおかげで、カッター28の軸Aに沿う遠位方向の移動をもたらす。カッター28の軸方向の移動はまた、ピン70および螺旋スロット72の配置のおかげで、カッター28の軸Aを中心とした回転移動をもたらす。
握り続けることによって、カッター28は、追加的に遠位方向に移動し、これによって、次に腱74の部分76が、カッター28の遠位縁50とストリッピング管26の近位縁40との間で挟まれるようになる。最終的に、部分76は、図11に示されるように腱74の残りから完全に断たれ、そこでは、カッター28は完全配置位置にある。他の利点のうち、外科デバイス20は直感的であり、先行技術と比べて少ない器具を用いて腱を採取することを可能にする。
図12は、別の例の外科デバイス120の一部の上面図である。別に説明または示されない範囲で、外科デバイス120は外科デバイス20に対応し、同様の部品に「1」が先頭に追加されている。
外科デバイス20とは異なり、カッター28はシャフト24の内部に円周方向に配置され、外科デバイス120は、カッター128がシャフト124の円周方向外向きに配置されるように、配置される。カッター128は、図7〜11に対して説明されたものと実質的に同じように、静止位置と完全配置位置との間で移動可能であり得る。
前述の実施形態と同様に、カッター128は、カッター128が軸方向に移動するときに回転することができる。代替的には、カッター128は、回転しなくてもよい。
追加の実施形態では、ストリッピング管126は、近位縁140を除いて、ストリッピング管26のものと実質的に類似している。図12では、ストリッピング管126の近位縁140は、テーパー状でない。むしろ、近位縁140はとがっていなく、ストリッピング管126の上面182の近位方向に突出した丸みを帯びた突起180を含む。この実施形態の変形例では、近位縁140は、近位縁40と概ね同じようにテーパー状であり得る。さらに別の変形例では、近位縁140は、丸みを帯びた突起180を含まない。
カッター128の遠位縁150はまた、前述の実施形態と比べて異なって配置される。図12では、カッター128の外径Dは、遠位縁150から遠位縁150の近位の位置186まで延びるテーパー部184を含む。外径Dは、テーパー部184全体にわたって遠位方向に移動しながら厚さが徐々に減少する。カッター128はまた、遠位縁150に隣接した少なくとも1つの鋸歯状の切れ込み188を含む。図12では、カッター128は、この例において遠位縁150に形成されたノッチである、鋸歯状の切れ込み188を1つのみ含む。鋸歯状の切れ込み188は、軸Aを通過し、外科デバイス120を二等分する平面に対して対称である。鋸歯状の切れ込み188は、共通平面が突起180と鋸歯状の切れ込み188との両方を二等分するように突起180と一直線になっている。突起180および鋸歯状の切れ込み188は、腱の効果的な切断を提供するために互いに協働する。図12では、鋸歯状の切れ込み188が1つのみ示されているが、カッター128は、追加の鋸歯状の切れ込みを含むことができる。代替的には、カッター128は、鋸歯状の切れ込みを含まなくてもよい。
例えば、「遠位」、「近位」、「上」、「下」などの用語は、説明の目的で本明細書で使用されており、それ以外で限定すると見なされるべきではないことを理解されたい。例えば、「概ね」、「実質的に」、「約」、「わずかに」などの用語は、境界のない用語を意図するものではなく、当業者がそれらの用語を解釈する考え方と一致して解釈されるべきである。
異なる例は、図に示された特定の構成要素を有するが、本開示の実施形態は、それらの特定の組み合わせに限定されない。1つの例の構成要素または機能の一部を、別の例の機能または構成要素と組み合わせて使用することができる。さらに、本開示に付随するさまざまな図は必ずしも縮尺どおりではなく、特定の構成要素または配置の特定の詳細を示すために、いくつかの特徴が誇張または最小化されることがある。
当業者は、上記の実施形態が例示的であり、非限定的であることを理解するであろう。すなわち、本開示の変形例は、特許請求の範囲内に入るであろう。したがって、以下のクレームは、調査され、それらの真の範囲および内容を決定すべきである。
20 外科デバイス
22 ハンドル
24 シャフト
26 ストリッピング管
28 カッター
32 遠位端
34 切り欠き
36 上面
38 遠位縁
40 近位縁
42 テーパー部
44 位置
46A 鋸歯状の切れ込み
46B 鋸歯状の切れ込み
46C 鋸歯状の切れ込み
46D 鋸歯状の切れ込み
50 遠位縁
52 凹部
54 テーパー部
56 位置
58 グリップ
60 トリガー
62 突起
64 係止アセンブリ
66 タブ
68 スロット
70 ピン
72 螺旋スロット
74 腱
76 部分
78 マーキング
120 外科デバイス
124 シャフト
126 ストリッピング管
128 カッター
140 近位縁
150 遠位縁
180 突起
182 上面
184 テーパー部
186 位置
188 鋸歯状の切れ込み


内径
外径
外径
内径
第1の方向
第2の方向

Claims (20)

  1. 腱を剥ぎ取るように構成されたストリッピング管と、
    前記腱の一部を断つために前記ストリッピング管の遠位端に向かって遠位方向に移動可能なカッターと、を備える外科デバイス。
  2. 前記ストリッピング管が、テーパー状である、請求項1に記載の外科デバイス。
  3. 前記ストリッピング管の遠位縁が、複数の鋸歯状の切れ込みを備える、請求項2に記載の外科デバイス。
  4. 前記ストリッピング管が、実質的に断面が円形である窓を含む、請求項1に記載の外科デバイス。
  5. 前記ストリッピング管が、前記腱の前記一部がそれを通過するのを可能にする窓を備える、請求項1に記載の外科デバイス。
  6. 前記カッターが、円周方向に配置される、請求項5に記載の外科デバイス。
  7. 前記カッターの遠位端が、円錐台形の凹部を含む、請求項6に記載の外科デバイス。
  8. 前記カッターの前記遠位端が、テーパー状である、請求項6に記載の外科デバイス。
  9. 前記カッターが、腱を前記ストリッピング管の近位縁と前記カッターの遠位縁との間で断つことができるように移動可能である、請求項1に記載の外科デバイス。
  10. 前記ストリッピング管の前記近位縁が、テーパー状であり、前記カッターの前記遠位縁が、テーパー状である、請求項9に記載の外科デバイス。
  11. 前記カッターの前記遠位縁が、少なくとも1つの鋸歯状の切れ込みを含む、請求項10に記載の外科デバイス。
  12. 前記少なくとも1つの鋸歯状の切れ込みが、前記外科デバイスの中心線に対して実質的に対称な単一の鋸歯状の切れ込みである、請求項11に記載の外科デバイス。
  13. 前記ストリッピング管および前記カッターが、共通軸を中心に配置される、請求項1に記載の外科デバイス。
  14. 前記カッターは、前記カッターが前記ストリッピング管に対して軸方向に移動するときに前記共通軸を中心に回転するように構成されている、請求項13に記載の外科デバイス。
  15. 前記ストリッピング管は、前記ストリッピング管が前記カッターに対して軸方向に移動するときに前記共通軸を中心に回転するように構成されている、請求項14に記載の外科デバイス。
  16. 前記カッターが、ピンを受け入れる螺旋スロットを含み、前記カッターの軸方向の移動が前記カッターの回転をもたらすように前記ピンおよび前記螺旋スロットが相互作用する、請求項14に記載の外科デバイス。
  17. ハンドルと、前記ハンドルに隣接したトリガーであって、前記トリガーのアクティブ化によって前記カッターまたは前記ストリッピング管が、それぞれ前記ストリッピング管または前記カッターに対して遠位方向に移動するように前記カッターに連結したトリガーと、
    前記トリガーのアクティブ化を選択的に阻止するように構成された係止アセンブリと、をさらに備える、請求項1に記載の外科デバイス。
  18. 外科デバイスのストリッピング管を腱に対して遠位方向に移動することにより前記腱の一部を分離するステップと、
    前記外科デバイスのカッターを前記ストリッピング管に対して遠位方向に移動することにより前記腱の分離した部分を断つステップと、を備える方法。
  19. 前記断つステップが、前記腱の前記分離した部分を前記ストリッピング管の近位縁と前記カッターの遠位縁との間で挟むステップを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記カッターは、前記カッターが前記ストリッピング管に対して移動するときに回転する、請求項18に記載の方法。
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