JP2021533657A - ランダムアクセス方法、通信装置、チップ、および記憶媒体 - Google Patents

ランダムアクセス方法、通信装置、チップ、および記憶媒体 Download PDF

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Abstract

本出願の実施形態は、ランダムアクセス方法、通信装置、チップ、および記憶媒体を提供する。ネットワークデバイスは、第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、および/または、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信し、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。ネットワークデバイスは、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上で端末デバイスによって送信されるランダムアクセス情報を受信する。本出願の実施形態によれば、2つのSSB機会候補が同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。こうして、チャネル検知の失敗により2つのSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。

Description

本出願は、通信技術に関し、具体的には、ランダムアクセス方法、通信装置、チップ、および記憶媒体に関する。
本出願は、全体が参照によって本明細書に組み込まれる、「RANDOM ACCESS METHOD,COMMUNICATIONS APPARATUS,CHIP,AND STORAGE MEDIUM」という表題の2018年8月7日に中国特許庁に出願された中国特許出願第201810893405.0号の優先権を主張する。
免許スペクトル上の利用可能な周波数領域リソースの量が比較的少ないという問題を解決するために、5Gにおいて新無線アンライセンスト(new radio unlicensed,NRU)システムが導入される。NRUシステムは、免許スペクトルの支援なしで免許不要スペクトル上で完全に動作し得る。現在、免許不要スペクトル上で同期信号/PBCHブロック(SS/PBCH block,SSB)を送信するとき、NRUシステムの中のネットワークデバイスは、1つのSSB時間窓の中の複数のSSB機会候補で複数のSSBを送信し得る。セルのカバレッジを広げるために、SSBは異なるビームを使用することによって送信され得る。ネットワークデバイスによって送信されたSSBを検出した後、端末デバイスは、SSBと物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel,PRACH)時間−周波数−符号リソース間の対応付け関係に基づいて、検出されたSSBと関連付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースを決定し、セルにアクセスすることを要求するために、PRACH時間−周波数−符号リソース上でランダムアクセス情報をネットワークデバイスに送信し得る。
免許不要スペクトルを使用するとき、NRUシステムの中のネットワークデバイスおよび端末デバイスは、リッスンビフォアトーク(Listen−Before−Talk,LBT)チャネルアクセス機構を使用するので、免許不要スペクトルは、NRUシステムおよび別のシステム(たとえば、異なる事業者の通信システムまたはWi−Fiネットワーク)によって一緒に使用されることが可能である。したがって、SSB送信機会を増やすために、NRUシステムにおいて、SSB時間窓の中でサポートされるSSB機会候補の量(1つのSSBを送信するために各々使用されるリソース)が増やされる。こうして、セルの中のすべての端末デバイスをカバーするために、より多くのSSB機会候補が、SSBを送信するためにネットワークデバイスに対して利用可能である。
SSBとPRACH時間−周波数−符号リソースとの間の既存の対応付け関係に基づいて、PRACH時間−周波数−符号リソースへのSSBの対応付けは、SSBを送信するために使用されるSSB時間窓の中のSSB機会候補のインデックスに基づいて、異なるPRACH時間−周波数−符号リソースにSSBを対応付けることである。NRUシステムでは、ネットワークデバイスは、LBTにより、SSBを送信するためにいくつかのSSB機会候補を占有することに失敗することがある。したがって、PRACH時間−周波数−符号リソースとSSBを対応付ける既存の方式では、PRACH時間−周波数−符号リソースの浪費が発生する可能性が高い。
本出願の実施形態は、2つのSSB機会候補を同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けて、それによりPRACH周期におけるPRACH時間−周波数−符号リソースの利用率を高めるための、ランダムアクセス方法、通信装置、チップ、および記憶媒体を提供する。
第1の態様によれば、本出願の実施形態はランダムアクセス方法を提供する。方法は以下のことを含む。
ネットワークデバイスが、第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、および/または、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信し、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。
ネットワークデバイスが、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上で端末デバイスによって送信されるランダムアクセス情報を受信する。
第1の態様において提供されるランダムアクセス方法によれば、2つのSSB機会候補が同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。こうすると、ネットワークデバイスがチャネル検知の結果に基づいてSSB機会候補でSSBを送信するとき、チャネル検知の失敗により2つのSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じSSB送信周期または同じSSB送信ウィンドウの中のSSB機会候補である。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、同じSSB送信周期の中の2つのSSB機会候補が、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。こうすると、ネットワークデバイスがチャネル検知の結果に基づいてSSB機会候補でSSBを送信するとき、チャネル検知の失敗により2つのSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第2の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、異なる時間単位に対応するSSB機会候補が、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。チャネル検知の失敗によりSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含み、第2のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含む。第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。第1のSSB機会候補は第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補であり、第2のSSB機会候補は第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補である。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、2つのSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補が、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。チャネル検知の失敗によりSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用され、
Lが第1の閾値以上であるとき、L個のSSB機会候補が少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つが時系列において隣接する少なくとも1つのSSB機会候補を含み、Lが正の整数であり、
少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補が、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補が、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に含まれる。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、L個のSSB機会候補の中の任意の2つのSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補が、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。チャネル検知の失敗によりSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
可能な実装では、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々が、時系列において隣接するM個のSSB機会候補を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられ、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合の中にある同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補が、同じランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補の時系列インデックスが、第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じであり、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含む。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、ランダムアクセス情報のために使用される時間−周波数−符号リソースとSSB機会候補を対応付ける前述の方式では、SSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補が、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のすべての利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ得る。言い換えると、1つのSSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補が、1つのPRACH周期の中のすべての利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースを占有する。こうして、ネットワークデバイスは、PRACHリソースが浪費されないことを確実にするために、SSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補でSSBを送信する。SSBがチャネル検知によりSSB機会候補集合の中のSSB機会候補で送信されることに失敗するが、そのSSB機会候補が対応付けられるのと同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる、次のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補の前にチャネル検知が成功し、SSBが送信される場合、PRACHリソースが浪費されないことが確実にされることが可能である。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用され、
L個のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接するM個のSSB機会候補を使用することによって、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、L個のSSB機会候補の中にある同じ対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補が、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSBおよび第2のSSBが異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信され、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含み、Mは正の整数である。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、ランダムアクセス情報のために使用される時間−周波数−符号リソースとSSB機会候補を対応付ける前述の方式では、すべてのSSB機会候補が、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のすべての利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ得る。言い換えると、1つの対応付け周期の中のすべてのSSB機会候補が、1つのPRACH周期の中のすべての利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースを占有する。こうして、ネットワークデバイスは、PRACHリソースが浪費されないことを確実にするために、対応付け周期の中のすべてのSSB機会候補でSSBを送信する。SSBがチャネル検知により対応付け周期の中のSSB機会候補で送信されることに失敗するが、そのSSB機会候補が対応付けられるのと同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる、次の対応付け周期の中のSSB機会候補の前にチャネル検知が成功し、SSBが送信される場合、PRACHリソースが浪費されないことが確実にされることが可能である。
可能な実装では、第1の時間単位と第2の時間単位との間にM−1個のSSB機会候補の間隔があり、Mは1より大きい整数である。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、SSB時間窓の中のいくつかのSSB機会候補が、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。こうして、ネットワークデバイスがチャネル検知の結果に基づいてSSB機会候補でSSBを送信するとき、チャネル検知の失敗によりSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
可能な実装では、Mは、SSB送信周期においてネットワークデバイスによって送信されることが許容されるSSBの最大の量である。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、SSB時間窓の中のSSB機会候補が、巡回シフト対応付け方式でPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられるので、SSB時間窓の中の複数のSSB機会候補が、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。こうして、ネットワークデバイスは、チャネル検知の結果に基づいて、SSBを送信するために複数のSSB機会候補のうちの1つを選択し得るので、PRACH時間−周波数−符号リソースと実際に送信されるSSBとの間の一意な関連付けに影響を及ぼすことなく、実際に送信されるSSBがすべての利用可能なPRACHリソースと対応付けられることが可能であり、これにより、PRACHリソースをより効率的に使用し、PRACHリソースの浪費を回避する。
可能な実装では、Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成される。
可能な実装では、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するとき、ネットワークデバイスが第1のSSBを送信するビーム方向は、ネットワークデバイスが第2のSSBを送信するビーム方向と同じである。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信するビーム方向は、第2のネットワークデバイスが第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するビーム方向と同じであり、またはそれに近い。こうして、端末デバイスによって検出される、複数のSSBの中の任意の1つまたは複数のSSBが、PRACH情報を送信するために同じPRACHリソースと対応付けられ得る。ネットワークデバイスがPRACH情報を受信した後、PRACH情報は複数のSSB機会候補と関連付けられるが、同じビーム方向がSSB機会候補のために使用されるので、ネットワークデバイスは、そのビーム方向において後続のダウンリンク情報を端末デバイスに送信し得る。こうすると、後続のダウンリンク情報のビーム方向は、SSBのビーム方向と同じであり、それにより、明確なビーム方向が決定されることが可能ではないという問題を回避する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第2のサブバンドを占有する。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、ネットワークデバイスは、同じ時間単位に対応するすべてのサブバンドの中のSSBを、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付ける。こうして、1つのサブバンドの中のチャネル検知が成功する限り、現在の時間単位においてSSBが送信されてもよく、それによりPRACHリソースの浪費を回避する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は第2のSSB機会候補の前に配置され、
ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前および第2のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功するとき、ネットワークデバイスは、第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するのを飛ばし、または、ネットワークデバイスは、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信し、第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信するのを飛ばす。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、チャネル検知が2つのSSB機会候補の前に実行されることに成功するとき、ネットワークデバイスは、明確なビーム方向が決定されることが可能ではないという問題を回避するために、1つだけのSSB機会候補でSSBを送信し得る。こうして、それでも1つのPRACHリソースが、ネットワークデバイスによって実際に送信されるSSBと一意に関連付けられ得るので、ネットワークデバイスは、実際に送信されるSSBのために使用されるビーム方向を取得し、そのビーム方向またはそのビーム方向に近いビーム方向において後続のダウンリンク情報を送信することができる。
第2の態様によれば、本出願の実施形態はランダムアクセス方法を提供する。方法は以下のことを含む。
端末デバイスが、第1のSSB機会候補でネットワークデバイスによって送信された第1の同期信号/PBCHブロックSSBを受信し、および/または、第2のSSB機会候補でネットワークデバイスによって送信された第2のSSBを受信し、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。
端末デバイスは、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上でランダムアクセス情報をネットワークデバイスに送信する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じSSB送信周期の中のSSB機会候補である。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第2の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含み、第2のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含む。第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。第1のSSB機会候補は第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補であり、第2のSSB機会候補は第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補である。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用され、
Lが第1の閾値以上であるとき、L個のSSB機会候補が少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つが時系列において隣接する少なくとも1つのSSB機会候補を含み、Lが正の整数であり、
少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補が、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補が、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に含まれる。
可能な実装では、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々が、時系列において隣接するM個のSSB機会候補を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられ、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合の中にある同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補が、同じランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補の時系列インデックスが、第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じであり、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含む。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用され、
L個のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接するM個のSSB機会候補を使用することによって、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、L個のSSB機会候補の中にある対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補が、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSBおよび第2のSSBが異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信され、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含み、Mは正の整数である。
可能な実装では、第1の時間単位と第2の時間単位との間にM−1個のSSB機会候補の間隔があり、Mは1より大きい整数である。
可能な実装では、Mは、SSB送信周期においてネットワークデバイスによって送信されることが許容されるSSBの最大の量である。
可能な実装では、Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成される。
可能な実装では、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するとき、ネットワークデバイスが第1のSSBを送信するビーム方向は、ネットワークデバイスが第2のSSBを送信するビーム方向と同じである。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第2のサブバンドを占有する。
第2の態様および第2の態様の可能な実装において提供されるランダムアクセス方法の有益な効果については、第1の態様および第1の態様の可能な実装における有益な効果を参照されたい。詳細はここで再び説明されない。
第3の態様によれば、本出願の実施形態は通信装置を提供する。通信装置は、ネットワークデバイスであってもよく、またはネットワークデバイスにおいて使用されるチップであってもよい。通信装置は、
第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、および/または、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するように構成される送信モジュールであって、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる、送信モジュールと、
第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上で端末デバイスによって送信されるランダムアクセス情報を受信するように構成される受信モジュールとを含む。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じSSB送信周期の中のSSB機会候補である。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第2の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含み、第2のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含む。第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。第1のSSB機会候補は第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補であり、第2のSSB機会候補は第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補である。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用され、
Lが第1の閾値以上であるとき、L個のSSB機会候補が少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つが時系列において隣接する少なくとも1つのSSB機会候補を含み、Lが正の整数であり、
少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補が、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補が、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に含まれる。
可能な実装では、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々が、時系列において隣接するM個のSSB機会候補を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられ、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合の中にある同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補が、同じランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補の時系列インデックスが、第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じであり、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含む。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用され、
L個のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接するM個のSSB機会候補を使用することによって、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、L個のSSB機会候補の中にある同じ対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補が、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSBおよび第2のSSBが異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信され、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含み、Mは正の整数である。
可能な実装では、第1の時間単位と第2の時間単位との間にM−1個のSSB機会候補の間隔があり、Mは1より大きい整数である。
可能な実装では、Mは、SSB送信周期において通信装置によって送信されることが許容されるSSBの最大の量である。
可能な実装では、Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって、端末デバイスのために通信装置によって構成される。
可能な実装では、送信モジュールが第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するとき、送信モジュールが第1のSSBを送信するビーム方向は、送信モジュールが第2のSSBを送信するビーム方向と同じである。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第2のサブバンドを占有する。
可能な実装では、装置はさらに、
チャネル検知が第1のSSB機会候補の前および第2のSSB機会候補の前に実行されることに成功するとき、第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するのを飛ばすように送信モジュールを制御し、または、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信し、第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信するのを飛ばすように送信モジュールを制御するように構成される、処理モジュールを含み、第1のSSB機会候補は第2のSSB機会候補の前に配置される。
第3の態様および第3の態様の可能な実装において提供される通信装置の有益な効果については、第1の態様および第1の態様の可能な実装における有益な効果を参照されたい。詳細はここで再び説明されない。
第4の態様によれば、本出願の実施形態は通信装置を提供する。通信装置は、端末デバイスであってもよく、または端末デバイスにおいて使用されるチップであってもよい。通信装置は、
第1のSSB機会候補でネットワークデバイスによって送信された第1の同期信号/PBCHブロックSSBを受信し、および/または、第2のSSB機会候補でネットワークデバイスによって送信された第2のSSBを受信するように構成される受信モジュールであって、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる、受信モジュールと、
第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上でランダムアクセス情報をネットワークデバイスに送信するように構成される送信モジュールとを含む。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じSSB送信周期の中のSSB機会候補である。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第2の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含み、第2のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含む。第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。第1のSSB機会候補は第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補であり、第2のSSB機会候補は第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補である。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用され、
Lが第1の閾値以上であるとき、L個のSSB機会候補が少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つが時系列において隣接する少なくとも1つのSSB機会候補を含み、Lが正の整数であり、
少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補が、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補が、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に含まれる。
可能な実装では、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々が、時系列において隣接するM個のSSB機会候補を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられ、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合の中にある同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補が、同じランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補の時系列インデックスが、第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じであり、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために通信装置によって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含む。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用され、
L個のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接するM個のSSB機会候補を使用することによって、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、L個のSSB機会候補の中にある同じ対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補が、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSBおよび第2のSSBが異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信され、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために通信装置によって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含み、Mは正の整数である。
可能な実装では、第1の時間単位と第2の時間単位との間にM−1個のSSB機会候補の間隔があり、Mは1より大きい整数である。
可能な実装では、Mは、SSB送信周期においてネットワークデバイスによって送信されることが許容されるSSBの最大の量である。
可能な実装では、Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって、通信装置のためにネットワークデバイスによって構成される。
可能な実装では、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するとき、ネットワークデバイスが第1のSSBを送信するビーム方向は、ネットワークデバイスが第2のSSBを送信するビーム方向と同じである。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第2のサブバンドを占有する。
第4の態様および第4の態様の可能な実装において提供される通信装置の有益な効果については、第1の態様および第1の態様の可能な実装における有益な効果を参照されたい。詳細はここで再び説明されない。
第5の態様によれば、本出願の実施形態は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサ、メモリ、受信機、および送信機を含む。受信機および送信機はともにプロセッサに結合される。プロセッサは、受信機の受信行動を制御し、送信機の送信行動を制御する。
メモリはコンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するように構成され、プログラムコードは命令を含む。プロセッサが命令を実行するとき、命令は、通信装置が、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つに従ってランダムアクセス方法を実行することを可能にする。
第6の態様によれば、本出願の実施形態は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサ、メモリ、受信機、および送信機を含む。受信機および送信機はともにプロセッサに結合される。プロセッサは、受信機の受信行動を制御し、送信機の送信行動を制御する。
メモリはコンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するように構成され、プログラムコードは命令を含む。プロセッサが命令を実行するとき、命令は、通信装置が、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つに従ってランダムアクセス方法を実行することを可能にする。
第7の態様によれば、本出願の実施形態は、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つに従って方法を実行するように構成される、ユニット、モジュール、または回路を含む、通信装置を提供する。通信装置は、ネットワークデバイスであってもよく、またはネットワークデバイスにおいて使用されるモジュール、たとえばネットワークデバイスにおいて使用されるチップであってもよい。
第8の態様によれば、本出願の実施形態は、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つに従って方法を実行するように構成される、ユニット、モジュール、または回路を含む、通信装置を提供する。通信装置は、端末デバイスであってもよく、または端末デバイスにおいて使用されるモジュール、たとえば端末デバイスにおいて使用されるチップであってもよい。
第9の態様によれば、本出願の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つに従って方法を実行することが可能にされる。
第10の態様によれば、本出願の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つに従って方法を実行することが可能にされる。
第11の態様によれば、本出願の実施形態はコンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つに従って方法を実行することが可能にされる。
第12の態様によれば、本出願の実施形態はコンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つに従って方法を実行することが可能にされる。
第13の態様によれば、本出願の実施形態はチップを提供する。チップはコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがチップによって実行されるとき、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つに従った方法が実施される。
第14の態様によれば、本出願の実施形態はチップを提供する。チップはコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがチップによって実行されるとき、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つに従った方法が実施される。
本出願の実施形態において提供されるランダムアクセス方法、通信装置、チップ、および記憶媒体によれば、2つのSSB機会候補は、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。こうすると、ネットワークデバイスがチャネル検知の結果に基づいてSSB機会候補でSSBを送信するとき、チャネル検知の失敗により2つのSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
本出願の実施形態による通信システムの枠組み図である。 本出願の実施形態による時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態による別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態によるランダムアクセス方法の概略フローチャートである。 本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態による通信装置の概略構造図である。 本出願の実施形態による別の通信装置の概略構造図である。 本出願の実施形態によるさらに別の通信装置の概略構造図である。 本出願の実施形態によるさらに別の通信装置の概略構造図である。
図1は、本出願の実施形態による通信システムの枠組み図である。図1に示されるように、通信システムは、ネットワークデバイス01および端末デバイス02を含む。
ネットワークデバイス01は、基地局もしくは無線アクセスポイントであってもよく、または、アクセスネットワークの中の1つもしくは複数のセクタを使用することによってエアインターフェースを介して端末デバイスと通信するデバイスであってもよい。基地局は、受信されたオーバージエアフレームとIPパケットとの相互変換を実行し、ワイヤレス端末とアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとして働くように構成されてもよく、アクセスネットワークの残りの部分はインターネットプロトコル(IP)ネットワークを含んでもよい。基地局は、エアインターフェースの属性管理をさらに協調させ得る。たとえば、基地局は、モバイル通信用グローバルシステム(global system of mobile communication,GSM)もしくは符号分割多元接続(code division multiple access,CDMA)におけるベーストランシーバ局(base transceiver station,BTS)であってもよく、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access,WCDMA)におけるNodeB(nodeB,NB)であってもよく、ロングタームエボリューション(long term evolution,LTE)における進化型NodeB(evolutional node B,eNBまたはeNodeB)、中継局、もしくはアクセスポイントであってもよく、または未来の5GネットワークにおけるgNodeB gNBであってもよい。これは本明細書では限定されない。
端末デバイス02は、ワイヤレス端末または有線端末であり得る。ワイヤレス端末は、ユーザに音声および/もしくは他のサービスデータ接続性を与えるデバイス、ワイヤレス接続機能をもつハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイスであり得る。ワイヤレス端末は、無線アクセスネットワーク(radio access network,RAN)を通じて1つまたは複数のコアネットワークと通信し得る。ワイヤレス端末は、携帯電話(または「セルラー」電話と呼ばれる)などのモバイル端末、またはモバイル端末を伴うコンピュータであってもよく、たとえば、無線アクセスネットワークと音声および/もしくはデータを交換する、持ち運び可能なモバイル装置、ポケットサイズのモバイル装置、ハンドヘルドモバイル装置、コンピュータ内蔵のモバイル装置、または車載モバイル装置であってもよい。たとえば、ワイヤレス端末は、パーソナル通信サービス(personal communication service,PCS)電話、コードレス電話セット、セッション開始プロトコル(session initiation protocol,SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop,WLL)局、または携帯情報端末(personal digital assistant,PDA)などのデバイスであってもよい。ワイヤレス端末は、システム、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、移動局(mobile)、リモート局(remote station)、リモート端末(remote terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザ機器(user deviceまたはuser equipment)、またはネットワークアクセス機能を有するセンサと呼ばれることもある。これは本明細書では限定されない。
本出願の実施形態では、通信システムは、免許スペクトル上で動作してもよく、または免許不要スペクトル上で動作してもよい。具体的には、ネットワークデバイスは、免許スペクトルまたは免許不要スペクトル上でダウンリンク情報を送信し、端末デバイスは、免許スペクトルまたは免許不要スペクトル上でアップリンク情報を送信する。
通信システムは、LTE通信システムであってもよく、または、別の未来の通信システム、たとえば5G通信システムであってもよいことに留意されたい。これは本明細書では限定されない。
5G新無線(5th generation new radio,5G NR)通信システム(略してNRシステム)が例として使用される。NRシステムでは、同期信号/PBCHブロック(SS/PBCHブロック,SSB)は、一次同期信号(primary synchronous signal,PSS)、二次同期信号(secondary synchronization signal,SSS)、およびブロードキャストチャネル(physical broadcast channel,PBCH)を含み、セルへの初期アクセスの機能を実装するために使用される。
図2は、本出願の実施形態による時間領域リソースの概略図である。図2に示されるように、NRシステムでは、1つのSSBの送信は、時間領域において4つの直交周波数分割多重化シンボル(orthogonal frequency division multiplexing symbol,OS)(時間領域シンボルとも呼ばれる)を占有し、周波数領域において20個の物理リソースブロック(physical resource block,PRB)を占有する。本出願の以後の内容において、1つのSSBを送信するために使用されるリソースは、1つのSSB機会候補と呼ばれる。
図3は、本出願の実施形態による別の時間領域リソースの概略図である。図3に示されるように、NRシステムにおいて、1つのスロット(slot)が時間領域シンボルの複数のグループを含んでもよく、時間領域シンボルの各グループが複数の時間領域シンボルを含んでもよい。最大で2つのSSBが1つのスロットにおいて搬送されることが可能であり、2つのSSBがスロットの時間領域シンボルの異なるグループに別々に配置される。言い換えると、1つのスロットが最大で2つのSSB機会候補を含む。図3は、1つのスロットが時間領域シンボルの2つのグループを含み、時間領域シンボルの各グループが7つの時間領域シンボルを含む例の概略図である。1つのスロットによって占有される時間長およびそのスロットに含まれる時間領域シンボルのグループの量は、NRシステムにおいて使用されるサブキャリア間隔に基づいて具体的に決定され得る。
NRシステムには、SSB時間窓という概念がある。1つのSSB時間窓は、最大でL個のSSB機会候補を含む。言い換えると、1つのSSB時間窓は最大でL個のSSBをサポートする。本明細書では、Lは正の整数である。1つのSSB時間窓において、ネットワークデバイスは、ビーム掃引(beam sweeping)方式で、異なるSSB機会候補で、および同じビーム方向または異なるビーム方向において、ビームフォーミングされたSSBを送信し得る。この方式では、より多くの端末デバイスが1つのSSB時間窓においてSSBを受信し、それによりカバレッジを拡張することができる。SSB時間窓は定期的に現れ得るので、ネットワークデバイスはSSBを定期的に送信することができる。たとえば、SSB時間窓は40msごとに現れ得る。たとえば、SSB時間窓の長さが5msである場合、SSB時間窓は40msの中の最初の5msであり得る。
具体的には、ネットワークデバイスは、あらかじめ設定されたまたは構成された時間の長さを周期として使用することによってSSBを定期的に送信し、SSB送信周期の中のSSB時間窓だけにおいてSSBを送信する。あらかじめ設定されるまたは構成される時間の長さは、SSB送信周期長と呼ばれてもよく、ある周期の始点から次の周期の始点までの、またはSSB時間窓から次のSSB時間窓までの期間は、1つのSSB送信周期と呼ばれ得る。たとえば、SSB送信周期長は、5ms、10ms、20ms、40ms、80ms、または160msであり、ネットワークデバイスは、各SSB送信周期の中のSSB時間窓(たとえば、各SSB送信周期の最初の5ms)において、周期の中でSSBを送信する。ネットワークデバイスは、ブロードキャストメッセージ、たとえば、より高次のレイヤのシグナリングSSB−periodicityServingCellを使用することによって、SSB送信周期を端末デバイスに通知し得る。1つのSSB送信周期の中のSSB機会候補で送信されるSSBに対応するビーム方向は、別のSSB送信周期の中の同じ時間位置にあるSSB機会候補で送信されるSSBに対応するビーム方向と同じであってもよく、またはそれに近くてもよい。こうして、端末デバイスは、SSB検出成功率を高めるために、2つの異なるSSB送信周期の中の同じ時間位置にあるSSB機会候補で送信されるSSBを組み合わせ得る。
SSB時間窓は、1つのSSB送信周期においてSSBを送信するために使用される時間窓であることを理解されたい。SSB時間窓の長さは、SSB送信周期以下である。既存のNRシステムでは、SSB時間窓の長さは5msであり、言い換えるとハーフフレーム(half frame)である。SSB時間窓の始点は、SSB送信周期の始点であり得る。NRUシステムでは、SSB送信機会を増やすために、SSB時間窓は代替として、5msより大きい値、たとえば6ms、7ms、8ms、9ms、または10msとして再定義されてもよい。
1つのSSB時間窓に含まれるSSB機会候補の最大の量(すなわち、Lの値)およびSSB時間窓におけるL個のSSB機会候補の分布は、本出願の実施形態において限定されない。図4は、本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。図4に示されるように、たとえば、SSB時間窓の長さは5msである。図4は、サブキャリア間隔が15kHzであり、Lが別々に4および8であるときのSSB時間窓におけるSSB機会候補の分布と、サブキャリア間隔が30kHzでありLが別々に4および8であるときのSSB時間窓におけるSSB機会候補の分布とを示す。しかしながら、図4は単なる例であり、SSB時間窓の長さ、Lの値、およびSSB時間窓におけるL個のSSB機会候補の分布に対する制約とはならないことを、当業者は理解し得る。
SSB時間窓の長さ、Lの値、およびSSB時間窓におけるL個のSSB機会候補の分布が固定されているとき、SSB時間窓におけるL個のSSB機会候補の時間領域の位置が決定される。したがって、ネットワークデバイスがL個のSSB機会候補のいずれか1つでSSBを送信するとき、SSBは、SSB時間窓においてサポートされる最大でL個のSSBにおけるそのSSBのSSBインデックス(SSB index)を示すために使用される。こうして、SSBを受信する端末デバイスは、SSBのSSBインデックスに基づいて、時間同期を達成するために、SSBに対応する絶対的な瞬間を決定し得る。SSBインデックスは、L個のSSB機会候補におけるSSBを送信するためのSSB機会候補のインデックスと一貫している。したがって、本出願の実施形態では、SSBインデックスおよびSSB機会候補のインデックスは、互いに等価であり、区別されない。特定の実装では、Lが8以下であるとき、ネットワークデバイスは、SSBにおいて搬送される復調参照信号(demodulation reference signal,DMRS)シーケンスを使用することによって、SSBのSSBインデックスを示し得る。1つのDMRSシーケンスが1つのSSBインデックスに対応する。Lが8より大きいとき、ネットワークデバイスは、SSBにおいて搬送されるDMRSシーケンスおよびSSBにおいて搬送されるPBCH上の3ビット情報を使用することによって、SSBのSSBインデックスを示し得る。
NRシステムでは、PRACH周期は定期的に現れ、1つのPRACH周期においてランダムアクセス情報(すなわち、PRACH情報)を送信するために使用される対応する時間領域リソースおよび対応する周波数領域リソースは、1つのPRACH機会(PRACH Occasion,RO)と呼ばれる。1つのPRACH機会は、少なくとも1つのプリアンブル(preamble)シーケンスを搬送してもよく、少なくとも1つのプリアンブルシーケンスは符号分割直交方式で区別され、1つのプリアンブルシーケンスは1つのプリアンブルインデックスに対応する。1つの端末デバイスが、PRACH機会で送信されるべき1つのプリアンブルシーケンスを選択し得る。1つのPRACH機会が複数の利用可能なプリアンブルシーケンスを含むとき、複数の端末デバイスが、異なるプリアンブルインデックスに対応するプリアンブルシーケンスを選択し、同じPRACH機会でプリアンブルシーケンスをネットワークデバイスに送信し得るので、ネットワークデバイスは、異なる受信されるプリアンブルシーケンスを使用することによって複数の端末デバイスを区別する。本出願の以下の内容では、1つのPRACH周期において1つのランダムアクセス情報を送信するために使用される対応する時間領域リソース、対応する周波数領域リソース、および対応する符号領域リソース(すなわち、プリアンブルシーケンス)は、1つのPRACH時間−周波数−符号リソースと呼ばれる。
ネットワークデバイスは、利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースとを現在のPRACH周期において端末デバイスにブロードキャストし、SSB時間窓の中の各SSB機会候補のインデックスと、現在のPRACH周期の中の少なくとも1つのPRACH時間−周波数−符号リソースとの間に対応付け関係がある。SSB時間窓の中の異なるSSB機会候補は、現在のPRACH周期の中の異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。したがって、SSBを受信する端末デバイスは、SSBのSSBインデックス(すなわち、SSBを送信するためのSSB機会候補のインデックス)に基づいて、および、対応付け関係を使用することによって、セルにアクセスすることを要求するためにPRACH時間−周波数−符号リソース上でランダムアクセス情報(たとえば、プリアンブルシーケンス)を送信するために、ランダムアクセス情報を送信するためのPRACH時間−周波数−符号リソースを決定し得る。PRACH時間−周波数−符号リソースで送信されるランダムアクセス情報を検出(受信)した後、ネットワークデバイスは、PRACH時間−周波数−符号リソースでランダムアクセス情報を送信する端末デバイスによって検出されるSSBを一意に決定し得る。こうして、ネットワークデバイスは、SSBを送信するために使用されるビームを使用することによって、後続のメッセージを端末デバイスに送信し得る。ここでのメッセージは、たとえば、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ2(Msg.2)および/またはメッセージ4(Msg.4)であり得る。
以下は、SSB時間窓の中の各SSB機会候補のインデックスを、PRACH周期の中の少なくとも1つのPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付ける方式を説明する。詳細は以下の通りである。
1つのPRACH周期が複数のPRACHスロットを含んでもよく、1つのPRACHスロットが、周波数領域において直交する複数のROおよび/または時間領域において直交する複数のROを含んでもよい。したがって、SSB時間窓の中のSSB機会候補は、まず、1つのRO上のプリアンブルシーケンスのインデックスの昇順で、次いで、1つのPRACHスロットの中のROの周波数領域インデックスの昇順で、次いで、1つのPRACHスロットの中のROの時間領域インデックスの昇順で、最後に、PRACHスロットの昇順で、各RO上で搬送され得るプリアンブルシーケンスの量、SSB時間窓に含まれるSSB機会候補の量、および1つのRO上の1つのSSB機会候補と関連付けられるプリアンブルシーケンスの量に基づいて、PRACH周期の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。
図5は、本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。図5に示されるように、たとえば、SSB時間窓は、8つのSSB機会候補を含む。1つのPRACH周期が8つのROを含み、各ROが64個のプリアンブルシーケンスを搬送し得ることが仮定される。1つのSSB機会候補は、1つのPRACH機会上の32個のプリアンブルシーケンスと関連付けられる。この場合、PRACH周期の中の、8つのSSB機会候補がSSB機会候補のインデックスの昇順で対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースは、図5に示され得る。
免許スペクトル上の利用可能な周波数領域リソースの量が比較的少ないという問題を解決するために、NRシステムは、免許スペクトルの支援なしで免許不要スペクトル上で完全に動作し得る。言い換えると、NRシステムでは、アップリンク/ダウンリンク送信(トラフィックチャネルおよび制御チャネル上の送信を含む)は、免許不要スペクトル上で実行され得る。免許不要スペクトル上で動作するNRシステムは、新無線アンライセンスト(new radio unlicensed,NRU)システムと呼ばれ得る。免許不要スペクトルを使用するとき、NRUシステムの中のネットワークデバイスおよび端末デバイスは、チャネル検知機構とも呼ばれる、リッスンビフォアトーク(Listen−Before−Talk,LBT)チャネルアクセス機構を使用するので、免許不要スペクトルは、NRUシステムおよび別のシステム(たとえば、異なる事業者の通信システムまたはWi−Fiネットワーク)によって一緒に使用されることが可能である。具体的には、情報を送信する前に、ネットワークデバイスまたは端末デバイスは、チャネルを検知する必要があり、チャネルがアイドルである(すなわち、チャネル検知が成功するまたはLBTが成功する)ことを検出するときにのみ、情報を送信するためにチャネルを占有することができる。チャネルがビジーである(すなわち、チャネル検知が失敗するまたはLBTが失敗する)と検出する場合、ネットワークデバイスまたは端末デバイスは、情報を送信するためにチャネルを占有することができない。
言い換えると、NRUシステムの中のネットワークデバイスがSSB時間窓の中のL個のSSB機会候補でL個のSSBを送信する必要がある場合、ネットワークデバイスはまず、第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信する前にチャネルを検知する。第1のSSB機会候補の前の検知を通じて、チャネルがアイドルである(すなわち、チャネル検知が成功するまたはLBTが成功する)ことを決定するとき、ネットワークデバイスは、チャネル上で、およびL個のSSB機会候補で、L個のSSBを継続的に送信し得る。第1のSSB機会候補の前の検知を通じて、チャネルがビジーである(すなわち、チャネル検知が失敗するまたはLBTが失敗する)ことを決定するとき、ネットワークデバイスは、チャネル上で、および第1のSSB機会候補で、第1のSSBを送信することができない。その結果、SSBによってカバーされることが予想される端末デバイスは、SSB信号を受信することができず、現在のPRACH周期においてネットワークにアクセスすることができない。ネットワークデバイスがSSB時間窓において第kのSSB機会候補の前にのみLBTを実行することに成功する場合、ネットワークデバイスは、チャネル上で、および最初のk−1個のSSB機会候補で、最初のk−1個のSSBを送信することができず、同期信号送信機会の喪失をもたらす。結果として、ダウンリンク同期のレイテンシが過剰に高い。
SSB送信機会を増やすために、NRUシステムにおいて、SSB時間窓の中でサポートされるSSB機会候補の量(すなわち、L)が増やされる。従来技術に基づくと、NRUシステムにおいて、SSB時間窓においてネットワークデバイスによって実際に送信される必要があるSSBの最大の量はさらに、Mとして定義されることがあり、M≦Lであり、Mは正の整数である。こうして、ネットワークデバイスが第iのSSB機会候補の前にLBTを実行することに成功してチャネルにアクセスする場合、ネットワークデバイスは、第iのSSB機会候補でM個のSSBを第(i+M−1)のSSB機会候補に継続的に送信し得る。このシナリオでは、ネットワークデバイスは、SSBを送信するために、SSB時間窓の中にあり第(i+M−1)のSSB機会候補の後にあるSSB機会候補を占有し続けない。ネットワークデバイスがSSB時間窓の中の第(L−M+1)のSSB機会候補でLBTを実行することに成功してチャネルにアクセスする(LBTが最初のL−M個のSSB機会候補の前に失敗する)場合でも、ネットワークデバイスは、セルの中の端末デバイスを広くカバーするために、後続のM個のSSB機会候補でM個のSSBを送信し得る。言い換えると、SSB時間窓における、M個のSSBを送信するためにネットワークデバイスによって実際に使用されるM個のSSB機会候補の位置は、LBT結果に基づいて動く。
図6は、本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。図6に示されるように、たとえば、SSB時間窓の長さは5msである。SSB時間窓が最大で8つのSSB機会候補をサポートし、これらはそれぞれSSB機会候補#1からSSB機会候補#8であると仮定される。1つのスロットは2つのSSB機会候補を含み、8つのSSB機会候補はSSB時間窓の中の最初の4スロットに配置され、SSB時間窓においてネットワークデバイスによって実際に送信される必要のあるSSBの最大の量は4である。このシナリオでは、ネットワークデバイスが第1のスロットにおいてSSB機会候補#1の前にLBTを実行することに失敗し、第2のスロットにおいてSSB機会候補の前にLBTを実行することに成功すると仮定される。この場合、ネットワークデバイスは、第1のスロットにおけるSSB機会候補#2、第2のスロットにおけるSSB機会候補#3およびSSB機会候補#4、ならびに第3のスロットにおけるSSB機会候補#5で、4つのSSBを送信し得る。後続のスロットの中のSSB機会候補は使用されない。
上で説明されたように、SSB時間窓の中の各SSB機会候補のインデックスと、現在のPRACH周期の中の少なくとも1つのPRACH時間−周波数−符号リソースとの間に対応付け関係がある。言い換えると、L個のSSB機会候補の各々は、PRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。しかしながら、SSB時間窓における、M個のSSBを送信するためにネットワークデバイスによって実際に使用されるM個のSSB機会候補の位置は、LBT結果に基づいて動く。言い換えると、SSB時間窓の中のいくつかのSSB機会候補は使用されない。SSB時間窓の中の、SSBを送信するために使用されないSSB機会候補はそれでも、PRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられるので、これらのPRACH時間−周波数−符号リソースは、端末デバイスによって使用されない。その結果、これらのPRACH時間−周波数−符号リソースが浪費され、PRACH周期におけるPRACH時間−周波数−符号リソースの比較的低い利用率をもたらす。
図7は、本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。図7に示されるように、たとえば、SSB時間窓の長さは5msである。SSB時間窓が最大で4つのSSB機会候補をサポートし、これらはそれぞれSSB機会候補#1からSSB機会候補#4であると仮定される。1つのスロットは2つのSSB機会候補を含み、4つのSSB機会候補はSSB時間窓の中の最初の2つのスロットに配置される。SSB機会候補#1は、現在のPRACH周期の中のPRACH時間−周波数−符号リソース1(すなわち、RACH1)およびPRACH時間−周波数−符号リソース5(すなわち、RACH5)と関連付けられ、SSB機会候補#2は、現在のPRACH周期の中のPRACH時間−周波数−符号リソース2(すなわち、RACH2)およびPRACH時間−周波数−符号リソース6(すなわち、RACH6)と関連付けられ、SSB機会候補#3は、現在のPRACH周期の中のPRACH時間−周波数−符号リソース3(すなわち、RACH3)およびPRACH時間−周波数−符号リソース7(すなわち、RACH7)と関連付けられ、SSB機会候補#4は、現在のPRACH周期の中のPRACH時間−周波数−符号リソース4(すなわち、RACH4)およびPRACH時間−周波数−符号リソース8(すなわち、RACH8)と関連付けられる。
SSB時間窓においてネットワークデバイスによって実際に送信される必要があるSSBの最大の量は2であり、ネットワークデバイスが、SSB機会候補#1の前にLBTを実行することに失敗し、SSB機会候補2の前にLBTを実行することに成功すると仮定される。この場合、ネットワークデバイスは、SSB機会候補#2およびSSB機会候補#3で2つのSSBを送信し得る。SSB機会候補4は使用されない。
このシナリオでは、SSB時間窓の中のSSB機会候補#1およびSSB機会候補#4は、SSBを送信するために使用されない。したがって、SSB機会候補#1と関連付けられるPRACH時間−周波数−符号リソース1(すなわち、RACH1)およびPRACH時間−周波数−符号リソース5(すなわち、RACH5)、ならびにSSB機会候補#4と関連付けられるPRACH時間−周波数−符号リソース4(すなわち、RACH4)およびPRACH時間−周波数−符号リソース8(すなわち、RACH8)は、端末デバイスによって使用されない。その結果、これらのPRACH時間−周波数−符号リソースが浪費され、PRACH周期におけるPRACH時間−周波数−符号リソースの比較的低い利用率をもたらす。
前述の問題を考慮すると、本出願の実施形態は、同じSSB時間窓の中の2つのSSB機会候補を同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けて、それにより、PRACH周期におけるPRACH時間−周波数−符号リソースの利用率を高めるための、ランダムアクセス方法を提供する。本出願の実施形態において提供されるランダムアクセス方法は、免許不要スペクトルで完全に動作する任意の通信システムにおいて使用され得る。
以下は、NRUシステムを例として使用することによって、特定の実施形態を参照して本出願の実施形態における技術的な解決法を詳しく説明する。以下のいくつかの特定の実施形態は互いに組み合わされてもよく、いくつかの実施形態では同じもしくは同様の概念または処理は繰り返し説明されないことがある。
図8は、本出願の実施形態によるランダムアクセス方法の概略フローチャートである。図8に示されるように、本方法は以下のステップを含む。
S101:ネットワークデバイスが、第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、および/または、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信し、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。
S102:ネットワークデバイスが、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上で端末デバイスによって送信されるランダムアクセス情報を受信する。
具体的には、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、異なるSSB機会候補であり得る。本明細書の「異なる」という用語は、以下の2つの場合を別々に示す。
第1の場合において、第1のSSB機会候補は、時間領域において第1の時間単位を占有し、周波数領域において第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域において第2の時間単位を占有し、周波数領域において第1のサブバンドを占有する。言い換えると、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じサブバンドに対応するが、異なる時間単位に対応する。
第2の場合において、第1のSSB機会候補は、時間領域において第1の時間単位を占有し、周波数領域において第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域において第1の時間単位を占有し、周波数領域において第2のサブバンドを占有する。言い換えると、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じ時間単位に対応するが、異なるサブバンドに対応する。
第1のSSB機会候補が時間領域において第1の時間単位を占有し、周波数領域において第1のサブバンドを占有することは、第1のSSB機会候補が時間領域における第1の時間単位および周波数領域における第1のサブバンドに対応すること、第1のSSB機会候補が時間領域における第1の時間単位および周波数領域における第1のサブバンドを含むこと、第1のSSB機会候補が時間領域における第1の時間単位および周波数領域における第1のサブバンドに配置されること、ならびに、第1のSSB機会候補が時間領域における第1の時間単位および周波数領域における第1のサブバンドにおいて搬送されることとしても言及され得ることに留意されたい。
第2のSSB機会候補が時間領域において第2の時間単位を占有し、周波数領域において第1のサブバンドを占有することは、第2のSSB機会候補が時間領域における第2の時間単位および周波数領域における第1のサブバンドに対応すること、第2のSSB機会候補が時間領域における第2の時間単位および周波数領域における第1のサブバンドを含むこと、第2のSSB機会候補が時間領域における第2の時間単位および周波数領域における第1のサブバンドに配置されること、ならびに、第2のSSB機会候補が時間領域における第2の時間単位および周波数領域における第1のサブバンドにおいて搬送されることとしても言及され得る。
第2のSSB機会候補が時間領域において第1の時間単位を占有し、周波数領域において第2のサブバンドを占有することは、第2のSSB機会候補が時間領域における第1の時間単位および周波数領域における第2のサブバンドに対応すること、第2のSSB機会候補が時間領域における第1の時間単位および周波数領域における第2のサブバンドを含むこと、第2のSSB機会候補が時間領域における第1の時間単位および周波数領域における第2のサブバンドに配置されること、ならびに、第2のSSB機会候補が時間領域における第1の時間単位および周波数領域における第2のサブバンドにおいて搬送されることとしても言及され得る。
本実施形態におけるSSB機会候補(たとえば、本出願の以下の内容における、第1のSSB機会候補、第2のSSB機会候補、およびL個のSSB機会候補のいずれか1つ、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の任意のSSB機会候補、第1のSSB機会候補集合の中の任意のSSB機会候補、および第2のSSB機会候補集合の中の任意のSSB機会候補)は、SSB機会またはSSB候補(Candidate SSB)とも呼ばれ得ることを理解されたい。
SSB候補(Candidate SSB)機会は、SSBを送信するためにネットワークデバイスによって使用され得る送信機会もしくはリソース、または、ネットワークデバイスがSSBを送信することを許可される送信機会もしくはリソースであることを理解されたい。具体的には、ネットワークデバイスは、チャネル検知または実装アルゴリズムに基づいて、SSB機会候補で実際にSSBを送信するかどうかを決定し得る。より具体的には、1つのSSB時間窓はL個のSSB機会候補を含み、ネットワークデバイスは実際に、SSBを送信するためにM≦L個のSSB機会候補だけを占有する。たとえば、ネットワークデバイスがSSBを送信する前にチャネル検知を実行する必要があり、チャネル検知が成功するときにのみSSBが送信されることが可能であることを考慮すると、チャネル検知がSSB機会候補の前に失敗する場合、SSBは送信されることが可能ではない。別の例では、ダウンリンク同期信号のためのネットワークデバイスのカバレッジ要件を考慮すると、ネットワークデバイスは、M個のSSBのすべてを送信した後に、後続のSSB機会候補を占有する必要はないことがある。たとえば、ネットワークデバイスがL個のSSB機会候補の中の第1のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功する場合、ネットワークデバイスは、SSBを送信するために最初のM個のSSB機会候補を占有し、後続のL−M個のSSB候補を占有し続ける代わりに、それらのL−M個のSSB候補をアイドル状態として確保する。
1つのSSB機会候補が1つのSSBを送信するために使用されることを理解されたい。異なるSSBが異なるSSB機会候補で送信される。加えて、「送信するために使用される」は、SSBを送信するためにSSB機会候補をネットワークデバイスが使用することを、プロトコルまたは規制がサポートもしくは許容することを意味する。ネットワークデバイスは、SSBを送信するためにSSB機会候補を使用してもよく、またはSSBを送信するためにSSB機会候補を使用しなくてもよい。たとえば、ネットワークデバイスがSSB機会候補の前にLBTを実行することに成功するとき、ネットワークデバイスは、SSBを送信するためにSSB機会候補を使用する。ネットワークデバイスがSSB機会候補の前にLBTを実行することに失敗するとき、ネットワークデバイスは、SSBを送信するためにSSB機会候補を使用しない。代替として、ネットワークデバイスがSSB時間窓においてSSB機会候補の前に十分なSSBを送信しているとき、ネットワークデバイスは、SSBを送信するためにSSB機会候補を使用しなくてもよい。
本実施形態では、SSB機会候補がランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース(たとえば、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース、またはランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース)と関連付けられる(を関連付ける)ことは、SSB機会候補がランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと対応付けられる(対応する)こととしても言及され得ることを理解されたい。
ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースは、1つのPRACH機会上の1つのプリアンブルシーケンスであってもよく、複数のPRACH機会上の複数のプリアンブルシーケンスを含んでもよく(各PRACH機会は少なくとも1つのプリアンブルシーケンスを搬送する)、または1つのPRACH機会上の複数のプリアンブルシーケンスを含んでもよいことを理解されたい。
本出願のこの実施形態における時間単位(たとえば、第1の時間単位または第2の時間単位)は、少なくとも1つの時間領域シンボルを含み得ることを理解されたい。
任意選択で、時間単位は、1つのSSBを送信するために占有される時間領域リソース、たとえば、4つの時間領域シンボルであり得る。時間単位は、1つのSSBおよび別の時間領域リソースを送信するために占有される時間領域リソースを代替として含んでもよく、たとえば、時間単位は、SSBを送信するためのSSB機会候補を含むハーフスロットである(すなわち、1つのスロットの中の時間領域シンボル#0から#6または時間領域シンボル#7から#13、これらは1つのスロットの中の時間領域シンボルのグループとも呼ばれる)。
任意選択で、時間単位は、SSBを含むダウンリンク同期情報を搬送する時間領域単位であり得る。本明細書のダウンリンク同期情報は、SSBであってもよく、またはSSBおよびシステム情報を含んでもよい。システム情報は、たとえば、残存最小システム情報(remaining minimum system information,RMSI)であってもよい。
本出願のこの実施形態におけるサブバンド(たとえば、第1のサブバンドまたは第2のサブバンド)は、ネットワークデバイスによって送信される情報を搬送する周波数領域単位であり得ることを理解されたい。
任意選択で、サブバンドは、1つまたは複数のサブキャリア(subcarrier)を含んでもよく、言い換えると、サブバンドは、1つまたは複数の物理リソースブロック(physical resource block,PRB)を含んでもよく、言い換えると、サブバンドは、5MHz、10MHz、15MHz、または20MHzの帯域幅に対応する周波数領域リソースであってもよい(たとえば、サブバンドはNRUシステムにおいて1つのキャリアによって占有される周波数領域リソースであってもよい)。いくつかの実施形態では、サブバンドは、キャリア、帯域幅部分(bandwidth part,BWP)、または初期アクティブダウンリンク帯域幅部分(initial active DL BWP)とも呼ばれ得る。
任意選択で、サブバンドは、SSBを含むダウンリンク同期情報を搬送するために使用される周波数領域単位であってもよい。
任意選択で、サブバンドは、チャネル検知を実行するためにネットワークデバイスによって使用される周波数領域単位であってもよい。たとえば、ネットワークデバイスは、異なるサブバンドにおいてチャネル検知手順を別々に実行する。具体的には、ネットワークデバイスは、第1のサブバンドにおいてチャネル検知手順を実行して、第2のサブバンドにおいて別の独立したチャネル検知手順を実行し、または、第1のサブバンドにおいてCWSを維持し、第2のサブバンドにおいて別の独立したCWSを維持する。代替として、チャネル検知を実行するとき、ネットワークデバイスは、チャネルがビジーであるかアイドルであるか(ここで、チャネルがビジー状態であるかアイドル状態であるかは別のサブバンドにおいて独立に決定される)を決定するために、検知スロットおよびサブバンドにおいて検出されるエネルギーまたはパワーを、サブバンドに対応する検知閾値CCA−EDと比較する。代替として、ネットワークデバイスは、サブバンドにおいてLBTを実行することに成功した後にのみ、情報を送信するためにサブバンドを占有することができる(ここで、LBTが成功するかどうかは別のサブバンドにおいて独立に決定される)。
任意選択で、サブバンドは、チャネル測定を実行するために端末デバイスによって使用される周波数領域単位であってもよい。たとえば、端末デバイスは、サブバンドの粒度でチャネル測定を実行する。本明細書のチャネル測定は、チャネル品質インジケータ(channel quality indication,CQI)/プリコーディング行列インジケータ(precoding matrix indicator,PMI)測定または無線リソース管理(radio resource management,RRM)測定を含み得る。言い換えると、端末デバイスは、サブバンドの単位でCQI/PMI/RRM測定の結果を報告する。言い換えると、端末デバイスは、サブバンドにまたがる測定を実行する代わりに、1つのサブバンドの範囲内でCQI/PMI/RRM測定を実行する。
任意選択で、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じSSB送信周期または同じSSB時間窓の中のSSB機会候補である。
この実施形態では、同じSSB時間窓の中の第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。本明細書の第1のPRACH時間−周波数−符号リソースは、1つのPRACH機会上の1つのプリアンブルシーケンスを含んでもよく、複数のPRACH機会上の複数のプリアンブルシーケンスを含んでもよく(各PRACH機会は少なくとも1つのプリアンブルシーケンスを搬送してもよい)、または1つのPRACH機会上の複数のプリアンブルシーケンスを含んでもよい。
任意選択で、第1のSSB機会候補が第1のPRACH時間−周波数−符号リソースと関連付けられることは、第1のSSB機会候補または第1のSSB機会候補のインデックスが第1のPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられることとして理解され得る。同様に、第2のSSB機会候補が第1のPRACH時間−周波数−符号リソースと関連付けられることは、第2のSSB機会候補または第2のSSB機会候補のインデックスが第1のPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられることとして理解され得る。言い換えると、PRACH時間−周波数−符号リソースとのSSB機会候補の対応付けは、PRACH時間−周波数−符号リソースとのSSB機会候補のインデックスの対応付けである。本明細書のSSB機会候補のインデックスは、SSB時間窓に含まれ時間順序でソートされる、L個のSSB機会候補の中のSSB機会候補のインデックスであり得る。SSB機会候補のインデックスは、SSB機会候補で送信されるSSBのSSBインデックスと一貫している。SSBインデックスは、SSBにおいて搬送される「DMRSシーケンス」または「DMRSシーケンス+PBCH上のビット情報」を使用することによって、端末デバイスに示され得る。詳細については、上記の説明を参照されたい。
第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が第1のPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられることは、第1のSSB機会候補がPRACH時間−周波数−符号リソース集合Aと対応付けられ、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースがPRACH時間−周波数−符号リソース集合Aの部分集合であること、および、第2のSSB機会候補がPRACH時間−周波数−符号リソース集合Bと対応付けられ、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースがPRACH時間−周波数−符号リソース集合Bの部分集合であることとして、理解され得ることを理解されたい。さらに、PRACH時間−周波数−符号リソース集合Aは、第1のSSB機会候補が対応付けられるすべてのPRACH時間−周波数−符号リソース(ネットワークデバイスによって構成される)であり、または、PRACH時間−周波数−符号リソース集合Aは、1つのPRACH周期において、第1のSSB機会候補が対応付けられるすべてのPRACH時間−周波数−符号リソース(ネットワークデバイスによって構成される)である。同様に、PRACH時間−周波数−符号リソース集合Bは、第2のSSB機会候補が対応付けられるすべてのPRACH時間−周波数−符号リソース(ネットワークデバイスによって構成される)であり、または、PRACH時間−周波数−符号リソース集合Bは、PRACH周期において、第2のSSB機会候補が対応付けられるすべてのPRACH時間−周波数−符号リソース(ネットワークデバイスによって構成される)である。
任意選択で、PRACH時間−周波数−符号リソース集合AおよびPRACH時間−周波数−符号リソース集合Bは、完全に同じではなくてもよい。具体的には、第1のSSB機会候補が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースは、第2のSSB機会候補が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースと部分的に重複する。この場合、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースは、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がともに対応付けられる時間−周波数−符号リソースである。たとえば、第1のSSB機会候補は、PRACH機会#Aのプリアンブルシーケンス#1から#32およびPRACH機会#Bのプリアンブルシーケンス#1から#32と対応付けられ、第2のSSB機会候補は、PRACH機会#Aのプリアンブルシーケンス#1から#64と対応付けられ、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースは、PRACH機会#Aのプリアンブルシーケンス#1から#32である。
任意選択で、PRACH時間−周波数−符号リソース集合AおよびPRACH時間−周波数−符号リソース集合Bは、完全に同じであってもよい。具体的には、第1のSSB機会候補が対応付けられるすべてのPRACH時間−周波数−符号リソースは、第2のSSB機会候補が対応付けられるすべてのPRACH時間−周波数−符号リソースと完全に同じである。この場合、PRACH時間−周波数−符号リソース集合AおよびPRACH時間−周波数−符号リソース集合Bは、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースと呼ばれ得る。たとえば、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、PRACH機会#Aのプリアンブルシーケンス#1から#32およびPRACH機会#Bのプリアンブルシーケンス#1から#32と対応付けられる。この場合、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースは、PRACH機会#Aのプリアンブルシーケンス#1から#32およびPRACH機会#Bのプリアンブルシーケンス#1から#32である。
同じSSB時間窓の中の2つのSSB機会候補を同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付ける前述の方式では、ネットワークデバイスが2つのSSB機会候補のうちの1つの前にチャネル検知を実行することに失敗するが、他のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功した後SSBを送信する場合でも、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースが、ランダムアクセス情報を送信するために、SSBを検出する端末デバイスによって使用されることが可能であり、それによりPRACHリソースの浪費を回避する。本明細書のランダムアクセス情報は、PRACH情報、プリアンブル(Preamble)、プリアンブルシーケンス、メッセージ1(message1,Msg.1)などとも呼ばれ得ることを理解されたい。
たとえば、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前にLBTを実行することに失敗するが、第2のSSB機会候補の前にLBTを実行することに成功する場合、ネットワークデバイスは、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信し得る。第2のSSBを検出する端末デバイスは、SSB機会候補とPRACH時間−周波数−符号リソースとの間の対応付け関係に基づいて、ランダムアクセス情報(すなわち、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースの中の符号語リソース)を第1のPRACH時間−周波数−符号リソース上でネットワークデバイスに送信するために、第2のSSBを送信するために使用される第2のSSB機会候補と関連付けられる第1のPRACH時間−周波数−符号リソースを決定してもよく、それにより、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信できないことにより、第1のSSB機会候補が対応付けられる第1のPRACH時間−周波数−符号リソースが浪費される事例を回避する。
以下は、第1のSSB機会候補が第2のSSB機会候補と異なる2つの場合を参照して、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がどのように同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ、端末デバイスがLBT結果に基づいてどのようにSSBを送信するかを説明する。詳細は以下の通りである。
第1の場合において、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じサブバンドに対応するが、異なる時間単位に対応する。具体的には、第1のSSB機会候補は、時間領域において第1の時間単位を占有し、周波数領域において第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域において第2の時間単位を占有し、周波数領域において第1のサブバンドを占有する。
この実施形態では、SSB送信成功確率を高めるために、ネットワークデバイスは、SSB時間窓の中の異なるSSB機会候補を同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付け得る。チャネル検知の失敗によりSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
図9は、本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。図9に示されるように、たとえば、第1のSSB機会候補(すなわち、SSB#1)は、第2のSSB機会候補(すなわち、SSB#2)の前に配置される。言い換えると、第1のSSB機会候補によって占有される第1の時間単位は、第2のSSB機会候補によって占有される第2の時間単位より早い。異なる時間単位に対応する第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のPRACH時間−周波数−符号リソース(すなわち、RACH#AおよびRACH#B)と対応付けられる。ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前にLBTを実行することに失敗するが、第2のSSB機会候補の前にLBTを実行することに成功するとき、第2のSSB機会候補は、第1のSSB機会候補が占有されていないことにより引き起こされる2つのRACHリソースの浪費を回避するために、RACH#AおよびRACH#Bにも対応付けられる。
このシナリオでは、端末デバイスがLBT結果に基づいてSSBを送信することは、以下のいくつかの事例を含み得る。
ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功するが、第2のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに失敗するとき、ネットワークデバイスは、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信しない。こうして、第1のSSBを検出した後、端末デバイスは、ランダムアクセス情報を送信するために、RACH#Aおよび/またはRACH#Bを占有し得る。第2のSSBだけがRACH#AおよびRACH#Bリソースと対応付けられる方式と比較すると、この方式はPRACHリソースの浪費を回避することができる。
代替として、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに失敗するが、第2のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功するとき、ネットワークデバイスは、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信し、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信しない。こうして、第2のSSBを検出した後、端末デバイスは、ランダムアクセス情報を送信するために、RACH#Aおよび/またはRACH#Bを占有し得る。第1のSSBだけがRACH#AおよびRACH#Bリソースと対応付けられる方式と比較すると、この方式はPRACHリソースの浪費を回避することができる。
ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前および第2のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功するとき、ネットワークデバイスは、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信せず、または、ネットワークデバイスは、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信し、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信せず、または、ネットワークデバイスは、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信する。
通常、既存のNRシステムでは、ネットワークデバイスは、異なるSSB機会候補で、および異なるビーム方向に、異なるSSBを送信する。複数のSSB機会候補が同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる場合、検出されたSSBに基づいて端末デバイスによって送信されるランダムアクセス情報を受信した後、ネットワークデバイスは、どのランダムアクセス情報が送信されるかに基づいて端末デバイスによって検出されるSSBを特定することに失敗し、さらに、後続のダウンリンク信号のビーム方向を決定することに失敗することがある。
それに対応して、この実施形態では、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方のためにチャネル検知を実行することに成功し、従来技術のように、異なるビームを使用することによって第1のSSBおよび第2のSSBを送信する場合、明確なビーム方向が決定されることが可能ではないという問題も引き起こされる。ネットワークデバイスがビーム方向を区別することを可能にするために、以下の制約がさらに、本出願のこの実施形態において課され得る。
ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するとき、ネットワークデバイスが第1のSSBを送信するビーム方向は、ネットワークデバイスが第2のSSBを送信するビーム方向と同じである。
明確なビーム方向が決定されることが可能ではないという問題を回避するために、ネットワークデバイスは、1つだけのSSB機会候補を送信し得る。こうして、それでも1つのPRACHリソースが、ネットワークデバイスによって実際に送信されるSSBと一意に関連付けられ得るので、ネットワークデバイスは、実際に送信されるSSBのために使用されるビーム方向を取得し、そのビーム方向またはそのビーム方向に近いビーム方向において後続のダウンリンク情報を送信することができる。
代替として、ネットワークデバイスは、同じビーム方向または近いビーム方向において、これらのSSB機会候補でSSBを送信し、たとえば、第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信する。こうして、端末デバイスによって検出される、複数のSSBの中の任意の1つまたは複数のSSBが、PRACH情報を送信するために同じPRACHリソースと対応付けられ得る。ネットワークデバイスがPRACH情報を受信した後、PRACH情報は複数のSSB機会候補と関連付けられるが、同じビーム方向(たとえば、ビーム方向A)がSSB機会候補のために使用されるので、ネットワークデバイスは、ビーム方向Aまたはビーム方向Aに近いビーム方向において、後続のダウンリンク情報を端末デバイスに送信し得る。こうして、後続のダウンリンク情報のビーム方向は、SSBのビーム方向と同じであり、またはそれに近い。
この実施形態では、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補との間に、少なくとも1つのSSB機会候補の間隔がある。たとえば、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補との間に、M−1個のSSB機会候補の間隔がある。具体的には、本明細書のM−1個のSSB機会候補は、ネットワークデバイスがSSBを送信することを許容されるSSB機会候補、または、SSBを送信するために使用されるネットワークデバイスによって構成されるSSB機会候補である。たとえば、ネットワークデバイスは、SSB時間窓の中のすべての利用可能なSSB機会候補の一部でSSBを送信するように構成する。より具体的には、本明細書のMは、SSB送信周期においてネットワークデバイスによって送信されることが許容されるSSBの最大の量、言い換えると、SSB時間窓においてネットワークデバイスによって送信されることが許容されるSSBの最大の量である。たとえば、利用可能なSSB機会候補が後続にある場合であっても、ネットワークデバイスは、SSB送信周期またはSSB時間窓においてすべてのM個のSSBを送信した後、SSBを送信し続けない。Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成され得る。たとえば、Mは、PBCHまたはRMSIを使用することによって、ネットワークデバイスにより端末デバイスに通知され得る。
言い換えると、本発明のこの実施形態では、SSB時間窓の中のすべてのSSB機会候補が同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられるのではないが、SSB時間窓の中のSSB機会候補の一部が同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ、SSB機会候補の他の部分が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースは、SSB機会候補のその一部が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースと異なる。
任意選択で、SSB時間窓においてサポートされるSSB機会候補は、少なくとも2つのSSB機会候補集合を含んでもよく、少なくとも2つのSSB機会候補集合は、第1のSSB機会候補集合および第2のSSB機会候補集合を含む。第1のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含み、第2のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含む。第1のSSB機会候補は第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補であり、第2のSSB機会候補は第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補である。さらに、少なくとも2つのSSB機会候補集合は互いに素である。
この場合、第1のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補は、PRACH時間−周波数−符号リソース集合(すなわち、PRACH周期の中の利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースを含む集合)の中の異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ、第2のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補は、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補および第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中の同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ得る。この場合、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補が、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。
PRACH時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合とも呼ばれることを理解されたい。
任意選択で、L個のSSB機会候補は、少なくとも2つの互いの素のSSB機会候補集合を含む。言い換えると、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合に含まれるすべてのSSB機会候補は、すべてのL個のSSB機会候補である。
任意選択で、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、Lが第1の閾値以上であるとき、L個のSSB機会候補は、その各々が他方を含まない少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を含む。言い換えると、L個のSSB機会候補は、少なくとも2つの互いの素のSSB機会候補集合を構成する。少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合のいずれか1つが、時系列において隣接している少なくとも1つのSSB機会候補、すなわち、L個のSSB機会候補においてその相対的なランクが隣接している少なくとも1つのSSB機会候補を含む。
さらに、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つが、時系列において隣接している少なくとも2つのSSB機会候補を含む。
たとえば、Lが2に等しいとき、2つのSSB機会候補の各々はSSB機会候補集合であり、各SSB機会候補集合は1つのSSB機会候補を含む。Lが3に等しいとき、3つのSSB機会候補は2つのSSB機会候補集合を含んでもよく、1つのSSB機会候補集合は時系列において隣接している2つのSSB機会候補を含み、他のSSB機会候補集合は残りのSSB機会候補を含む。Lが4に等しいとき、4つのSSB機会候補は2つのSSB機会候補集合を含んでもよく、1つのSSB機会候補集合は時系列において隣接している2つのSSB機会候補を含み、他のSSB機会候補集合は時系列において隣接している残りの2つのSSB機会候補を含む。残りは類推によって推測されることが可能である。L個のSSB機会候補に含まれるSSB機会候補集合の具体的な量は、Lの値および1つのSSB機会候補集合のサイズに基づいて決定され得る。
このシナリオでは、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合のいずれか1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補は、異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、言い換えると、同じSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補は、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に含まれる。この場合、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補が、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。
少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合のいずれか1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補は、異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと関連付けられることを理解されたい。SSB機会候補集合に含まれるSSB機会候補は、互いに重複しないPRACH時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、言い換えると、SSB機会候補集合に含まれる任意の2つのSSB機会候補が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソース間に交点はなく、言い換えると、SSB機会候補集合に含まれる任意の2つのSSB機会候補は、直交するPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ、言い換えると、SSB機会候補集合に含まれる任意の2つのSSB機会候補が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースの2つのグループは、同じPRACH機会上の同じプリアンブルシーケンスを含まない。
前述の実施形態において、L個のSSB機会候補は、同じSSB送信周期または同じSSB時間窓に含まれるSSB機会候補である。
任意選択で、L個のSSB機会候補は、SSB送信周期またはSSB時間窓に含まれるすべてのSSB機会候補であり得る。
任意選択で、L個のSSB機会候補は、時系列において連続している(すなわち、隣接している)SSB機会候補である。たとえば、Lが4である場合、L個のSSB機会候補は、SSB機会候補1、SSB機会候補2、SSB機会候補3、およびSSB機会候補4であり得る。
任意選択で、L個のSSB機会候補は、SSB送信周期またはSSB時間窓に含まれるいくつかのSSB機会候補であり得る。たとえば、ネットワークデバイスは、SSB時間窓の中のすべての利用可能なSSB機会候補の一部を使用するように構成するので、ネットワークデバイスは、SSBを送信するために残りのSSB機会候補を占有しない。たとえば、本明細書の構成は、RMSIまたはPBCHを使用することによって実行される構成である。
さらに、L個のSSB機会候補は、時系列において連続していない(すなわち、隣接していない)SSB機会候補である。たとえば、Lが4である場合、L個のSSB機会候補は、SSB機会候補1、SSB機会候補3、SSB機会候補5、およびSSB機会候補7であり得る。
任意選択で、SSB機会候補の時系列は、L個のSSB機会候補の中のSSB機会候補の相対的な時間ランクであり、SSB機会候補の時系列インデックスは、L個のSSB機会候補の中のSSB機会候補の相対的な時間ランクのインデックスである。
任意選択で、SSB機会候補の時系列は、SSB時間窓またはSSB周期の中のSSB機会候補の時間ランクである。
任意選択で、SSB機会候補の時系列は、SSB機会候補のインデックスの値ランクである。SSB機会候補のインデックスは、SSB時間窓の中のSSB機会候補のインデックスである。言い換えると、SSB機会候補の時系列は、SSB機会候補が配置される時間単位のインデックス、たとえばスロットのランクである。SSB機会候補のインデックスは、SSBインデックス(SSB index)とも呼ばれる。
L個のSSB機会候補は、時系列に基づいて昇順でソートされ(たとえば、L個のSSB機会候補のSSB機会候補インデックスは0からL−1である)、または、SSB機会候補のインデックスは、ブロードキャスト情報を使用することによってネットワークデバイスによって通知されることを理解されたい。
少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合のいずれか1つが時系列において隣接している少なくとも1つのSSB機会候補を含むことは、SSB機会候補集合に含まれる少なくとも1つのSSB機会候補のインデックスがL個のSSB機会候補において隣接していること、言い換えると、少なくとも1つのSSB機会候補がL個のSSB機会候補の中の相対的な時系列において隣接または連続していることを意味すると理解されたい。具体的には、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合のいずれか1つの中のすべてのSSB機会候補が、いずれの他のSSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補よりも早く、または遅い。たとえば、L個のSSB機会候補は、SSB機会候補1、SSB機会候補3、SSB機会候補5、およびSSB機会候補7であってもよく、2つのSSB機会候補集合、すなわち、{SSB機会候補1,SSB機会候補3}および{SSB機会候補5,SSB機会候補7}を含んでもよい。この場合、第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補1およびSSB機会候補3は時系列において隣接しており、第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補5およびSSB機会候補7は時系列において隣接している。
さらに、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合のいずれか1つが、時系列において隣接している少なくとも1つのSSB機会候補を含むことは、SSB機会候補集合に含まれる少なくとも1つのSSB機会候補が配置される時間単位が、隣接または連続していることを意味する。たとえば、本明細書における時間単位は、1つのSSBを搬送するために使用される前述のハーフスロットである。たとえば、L個のSSB機会候補は、SSB機会候補1からSSB機会候補8であってもよく、スロット1からスロット4において搬送され、2つのSSB機会候補集合、すなわち、{SSB機会候補1からSSB機会候補4}および{SSB機会候補5からSSB機会候補8}を含む。この場合、第1のSSB機会候補集合の中の4つのSSB機会候補は時系列において隣接しており、4つのSSB機会候補はそれぞれ、4つの連続する時間単位、すなわち、スロット1における時間領域シンボル#0から#6および時間領域シンボル#7から#13、ならびにスロット2における時間領域シンボル#0から#6および時間領域シンボル#7から#13において搬送され、第2のSSB機会候補集合の中の4つのSSB機会候補は時系列において隣接しており、4つのSSB機会候補はそれぞれ、4つの連続する時間単位、すなわち、スロット3における時間領域シンボル#0から#6および時間領域シンボル#7から#13、ならびにスロット4における時間領域シンボル#0から#6および時間領域シンボル#7から#13において搬送される。
代替として、任意のSSB機会候補集合が、時系列において隣接している少なくとも1つのSSB機会候補を含むことは、SSB機会候補集合に含まれる少なくとも1つのSSB機会候補のインデックスが、隣接または連続していることも意味し得る。
同様に、時系列において隣接している後続のM個のSSB機会候補は、M個のSSB機会候補がL個のSSB機会候補の中の相対的な時系列において隣接または連続していることを意味する。L個のSSB機会候補に含まれる任意の他のSSB機会候補は、M個のSSB機会候補より前または後にある。さらに、M個のSSB機会候補が配置される時間単位は、隣接もしくは連続しており、または、M個のSSB機会候補のインデックスは、隣接または連続している。
可能な実装では、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々が、時系列において隣接しているM個のSSB機会候補を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合のいずれか1つの中のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、PRACH時間−周波数−符号リソース集合(すなわち、PRACH周期の中の利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースの集合)の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられる。PRACH時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含む。
SSB機会候補集合の中のSSB機会候補が、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと逐次対応付けられることは、次の通りであり得ることを理解されたい。SSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、SSB機会候補のインデックスまたはSSB機会候補の時間ランクに基づいて、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと逐次対応付けられる。たとえば、従来技術のように、SSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、インデックス(またはSSB機会候補集合の中のSSB機会候補の時系列インデックス)の昇順または降順でソートされ、まず1つのRO上のプリアンブルシーケンスのインデックスの昇順で、次いで1つのPRACHスロットにおけるROの周波数領域インデックスの昇順で、次いで1つのPRACHスロットにおけるROの時間領域インデックスの昇順で、最後にPRACHスロットの昇順で、PRACH周期の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ得る。
具体的には、Mは分割単位として使用され、L個のSSB機会候補の中の第1のSSB機会候補から開始することによって、その相対的なランクが隣接しているM個おきのSSB機会候補が、同じSSB機会候補集合へとグループ化される。同じSSB機会候補集合の中のM個のSSB機会候補は、異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと別々に対応付けられ、異なるSSB機会候補集合に属する2つのSSB機会候補は、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ得る。
さらに、Mは2以上である。
免許不要スペクトル上で、ネットワークデバイスが通常、セルの中のすべてのエリアをカバーするために、相互に異なるビーム方向において、および1つのSSB時間窓において時間に関して連続的なM個のSSB機会候補(すなわち、1つのSSB機会候補集合に含まれるSSB機会候補の量)上で、複数のSSBを送信することを考える。SSBがチャネル検知の失敗によりSSB機会候補集合の中のSSB機会候補(たとえば、第1のSSB機会候補)で送信されることに失敗する場合、チャネル検知は、次のSSB機会候補集合において、そのSSB機会候補が対応付けられるのと同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる、SSB機会候補(たとえば、第2のSSB機会候補)の前に実行され得る。チャネル検知が成功する場合、SSBは第2のSSB機会候補で送信され得る。この場合、ネットワークデバイスは、第1のSSB機会候補のために使用されるのと同じビーム方向において第2のSSB機会候補を送信し得る。こうして、等価なカバレッジ効果が達成されることが可能である。
このシナリオでは、SSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補が、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のすべての利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。言い換えると、1つのSSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補が、1つのPRACH周期の中のすべての利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースを占有する。こうして、ネットワークデバイスは、PRACHリソースが浪費されないことを確実にするために、SSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補でSSBを送信する。SSBがチャネル検知によりSSB機会候補集合の中のSSB機会候補で送信されることに失敗するが、そのSSB機会候補が対応付けられるのと同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる、次のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補の前にチャネル検知が成功し、SSBが送信される場合、PRACHリソースが浪費されないことが確実にされることが可能である。
さらに、任意の2つのSSB機会候補集合において同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補は、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。具体的には、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合において同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補は、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補の時系列インデックスは、第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じである。こうして、SSBを送信することを開始するためにネットワークデバイスによって使用される、SSB時間窓の中のどのSSB機会候補とは無関係に、ネットワークデバイスがM個の連続するSSB機会候補でM個のSSBを送信する限り、PRACH時間−周波数−符号リソースの浪費を回避するために、M個のSSBがPRACH時間−周波数−符号リソース集合全体と対応付けられることが確実にされることが可能である。
SSB機会候補の時系列インデックスは、SSB機会候補集合に含まれる時間単位の中の、SSB機会候補が配置される時間単位の時系列インデックスであり得る。SSB機会候補集合の中のSSB機会候補の時系列インデックスは、時間順序でソートされた、SSB機会候補集合の中のSSB機会候補のインデックスとも呼ばれ得る。代替として、SSB機会候補集合の中のSSB機会候補の時系列インデックスは、SSBインデックスの昇順でソートされた、SSB機会候補集合の中のSSB機会候補のインデックスとも呼ばれ得る。言い換えると、SSB機会候補の時系列インデックスは、SSB機会候補集合におけるSSB機会候補の時系列位置または相対的な時系列位置である。
たとえば、L個のSSB機会候補は、前述のSSB機会候補集合を含む少なくとも2つのSSB機会候補集合を含む。SSB機会候補集合の中の時系列に基づいてソートされたSSB機会候補の中の第kのSSB機会候補、および任意の他のSSB機会候補集合の中の時系列に基づいてソートされたSSB機会候補の中の第kのSSB機会候補は、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ、kはM以下の正の整数である。
別の例では、L個のSSB機会候補は、SSB機会候補1からSSB機会候補8であってもよく、スロット1からスロット4において逐次搬送され、2つのSSB機会候補集合、すなわち、{SSB機会候補1からSSB機会候補4}および{SSB機会候補5からSSB機会候補8}を含む。この場合、SSB機会候補1とSSB機会候補5のインデックスは同じであり(SSB機会候補1とSSB機会候補5の両方が、SSB機会候補1およびSSB機会候補5がそれぞれ配置されるSSB機会候補集合において時間が最も早いSSB機会候補である)、SSB機会候補2とSSB機会候補6のインデックスは同じであり、SSB機会候補3とSSB機会候補7のインデックスは同じであり、SSB機会候補4とSSB機会候補8のインデックスは同じである。
言い換えると、L個のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接しているM個のSSB機会候補を使用することによって、時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、L個のSSB機会候補の中にある同じ対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補が、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSBおよび第2のSSBは異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信される(言い換えると、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は異なる対応付け周期に属する)。
言い換えると、L個のSSB機会候補は、SSB機会候補のインデックスに基づいて、および第1のあらかじめ設定された時間長を対応付け周期として使用することによって、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられる。第1のあらかじめ設定された時間長の値は、プロトコルもしくは規制において指定されてもよく、または、ブロードキャスト情報を使用することによってネットワークデバイスによって通知されてもよい。たとえば、第1のあらかじめ設定された時間長はXミリ秒、Xスロット、またはX時間単位であり、Xは正の整数である。
さらに、時系列において隣接しているM個のSSB機会候補は、L個のSSB機会候補の中の時系列において隣接しているM個のSSB機会候補である。L個のSSB機会候補の中で時系列において隣接しているM個のSSB機会候補の定義は上で説明され、詳細は再び説明されない。
具体的には、SSB時間窓の中のSSB機会候補が、巡回シフト対応付け方式でPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられるので、SSB時間窓の中の複数のSSB機会候補は、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。こうして、ネットワークデバイスは、チャネル検知の結果に基づいて、SSBを送信するために複数のSSB機会候補のうちの1つを選択し得るので、PRACH時間−周波数−符号リソースと実際に送信されるSSBとの間の一意な関連付けに影響を及ぼすことなく、実際に送信されるSSBがすべての利用可能なPRACHリソースと対応付けられることが可能であり、これにより、PRACHリソースをより効率的に使用し、PRACHリソースの浪費を回避する。
本明細書のインデックスは、SSB機会候補のインデックスであってもよく、またはSSB機会候補で送信されるSSBのSSBインデックスであってもよいことを理解されたい。具体的には、DMRSおよび/またはPBCHを使用することによってネットワークデバイスによって示されるインデックスは、SSBの時間ランクと必ずしも結びつけられず、SSB機会候補集合におけるSSB機会候補の時間位置または時系列インデックスであってもよい。たとえば、SSB#kは、SSB機会候補集合に含まれるすべてのSSB機会候補において時間順序でソートされる第kまたは第(k+1)のSSB機会候補である。
L個のSSB機会候補がSSB時間窓に含まれるすべてのSSB機会候補であるとき、MはL以下である。LおよびMの具体的な値は、本出願のこの実施形態では限定されない。SSB送信機会を増やし、チャネル検知の失敗によりSSBが送信されることが可能ではないことで引き起こされる損失を埋め合わせるために、比較的大量(すなわち、L個)のSSB機会候補が、SSB時間窓に対して定義され得る。
SSB時間窓においてサポートされるSSB機会候補の量が8であり、ネットワークデバイスによって送信されることが可能なSSBの最大の量Mが4である場合、SSB時間窓の中の8つのSSB機会候補は、2つのSSB機会候補集合、すなわち、第1のSSB機会候補集合および第2のSSB機会候補集合を含み得る。第1のSSB機会候補集合と第2のSSB機会候補集合が、同じPRACH時間−周波数−符号リソース集合と対応付けられる。第1のSSB機会候補集合の中の4つのSSB機会候補は、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと逐次対応付けられる。第2のSSB機会候補集合の中の4つのSSB機会候補は、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと逐次対応付けられる。このシナリオでは、第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補および第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補(たとえば、第1のSSB機会候補集合における時系列に基づいてソートされた第kのSSB機会候補および第2のSSB機会候補集合における時系列に基づいてソートされた第kのSSB機会候補、ここでkはM以下の正の整数である)は、同じ第1のPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。
たとえば、第1のSSB機会候補集合に含まれるすべてのSSB機会候補は時間的に隣接しており、第2のSSB機会候補集合に含まれるすべてのSSB機会候補は時間的に隣接している。言い換えると、第1のSSB機会候補集合に含まれるすべてのSSB機会候補は、その時間インデックスまたはSSB機会候補インデックスが連続しているSSB機会候補であり、第2のSSB機会候補集合に含まれるすべてのSSB機会候補は、その時間インデックスまたはSSB機会候補インデックスが連続しているSSB機会候補である。言い換えると、第1のSSB機会候補集合は{SSB機会候補#1,SSB機会候補#2,SSB機会候補#3,SSB機会候補#4}であり、第2のSSB機会候補集合は{SSB機会候補#5,SSB機会候補#6,SSB機会候補#7,SSB機会候補#8}である。
第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補が、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと逐次対応付けられることは、次の通りであり得ることを理解されたい。第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、SSB機会候補のインデックスまたはSSB機会候補の時間ランクに基づいて、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと逐次対応付けられる。たとえば、従来技術のように、第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、まず1つのRO上のプリアンブルシーケンスのインデックスの昇順で、次いで1つのPRACHスロットにおけるROの周波数領域インデックスの昇順で、次いで1つのPRACHスロットにおけるROの時間領域インデックスの昇順で、最後にPRACHスロットの昇順で、PRACH周期の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ得る。
PRACH周期が時間領域において4つのPRACHスロットをサポートし、各PRACHスロットが1つのPRACH機会をサポートすること、および、PRACH周期が周波数領域において2つのPRACH機会をサポートし、2つのPRACH機会が周波数分割多重化方式で多重化されることが、仮定される。各PRACH機会は、64個のプリアンブルシーケンス#1から#64を含み、各SSB機会候補は、1つのPRACH機会上の32個のプリアンブルシーケンスと対応付けられる。言い換えると、PRACH周期は、全体で8つのPRACH機会を含み、関連付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースRACH_t_fは、{RACH_1_1,RACH_1_2,RACH_2_1,RACH_2_2,RACH_3_1,RACH_3_2,RACH_4_1,RACH_4_2}である。tは時間領域インデックスを表し、fは周波数領域インデックスを表す。
この場合、第1のSSB機会候補集合におけるSSB機会候補の対応付け結果は、SSB機会候補#1が{RACH_1_1のプリアンブル#1から#32,RACH_2_1のプリアンブル#1から#32,RACH_3_1のプリアンブル#1から#32,RACH_4_1のプリアンブル#1から#32}と対応付けられ、SSB機会候補#2が{RACH_1_1のプリアンブル#33から#64,RACH_2_1のプリアンブル#33から#64,RACH_3_1のプリアンブル#33から#64,RACH_4_1のプリアンブル#33から#64}と対応付けられ、SSB機会候補#3が{RACH_1_2のプリアンブル#1から#32,RACH_2_2のプリアンブル#1から#32,RACH_3_2のプリアンブル#1から#32,RACH_4_2のプリアンブル#1から#32}と対応付けられ、SSB機会候補#4が{RACH_1_2のプリアンブル#33から#64,RACH_2_2のプリアンブル#33から#64,RACH_3_2のプリアンブル#33から#64,RACH_4_2のプリアンブル#33から#64}と対応付けられるというものである。
SSB機会候補が第1のSSB機会候補である例が使用される。この場合、第1のSSB機会候補と関連付けられる第1のPRACH時間−周波数−符号リソースは、集合{RACH_1_1のプリアンブル#1から#32,RACH_2_1のプリアンブル#1から#32,RACH_3_1のプリアンブル#1から#32,RACH_4_1のプリアンブル#1から#32}であり、集合の適切な部分集合であってもよく、または集合の要素(すなわち、RO上のプリアンブルシーケンス)であってもよい。
第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補の対応付け方式は、第1のSSB機会候補集合のそれと同じである。詳細はここで再び説明されない。
このシナリオでは、ネットワークデバイスは、チャネル検知の結果に基づいて、8つのSSB機会候補のうちの4つで4つのSSBを送信してもよく、他の4つのSSB機会候補は、チャネル検知の失敗によりSSBを送信するために使用されず、または、すべての4つのSSBが送信されたので、SSBを送信し続けるためにSSB機会候補がその後で必要とされない。
第1のSSB機会候補集合および第2のSSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補が、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のすべてのPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられるので、第1のSSB機会候補集合と第2のSSB機会候補集合の両方の中のすべてのSSB機会候補が、すべての利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースを占有することができる。こうすると、ネットワークデバイスが1つのSSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補でSSBを送信するとき、PRACHリソースが浪費されないことが確実にされることが可能である。SSBがチャネル検知により第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補で送信されることに失敗する場合、PRACHリソースが浪費されないことを確実にするために、そのSSB機会候補が対応付けられるのと同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる、第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補で、SSBが送信され得る。
以下は、例を使用することによって説明を提供する。図10Aは、本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。図10Bは、本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。たとえば、1つのSSB時間窓は、最大で8つのSSB機会候補を含む。8つのSSB機会候補は、それぞれSSB機会候補#1からSSB機会候補#8である。SSB時間窓においてネットワークデバイスによって実際に送信される必要のあるSSBの最大の量は4である。言い換えると、Lは8であり、Mは4である。PRACH時間−周波数−符号リソース集合は、PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#1からPRACH時間−周波数−符号リソースRACH#8を含み、第1のSSB機会候補はSSB機会候補#1であり、第2のSSB機会候補はSSB機会候補#5である。
第1のSSB機会候補集合は{SSB機会候補#1,SSB機会候補#2,SSB機会候補#3,SSB機会候補#4}であり、第2のSSB機会候補集合は{SSB機会候補#5,SSB機会候補#6,SSB機会候補#7,SSB機会候補#8}である。SSB機会候補#1およびSSB機会候補#5が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースは、{PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#1,PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#5}である。SSB機会候補#2およびSSB機会候補#6が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースは、{PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#2,PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#6}である。SSB機会候補#3およびSSB機会候補#7が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースは、{PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#3,PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#7}である。SSB機会候補#4およびSSB機会候補#8が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースは、{PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#4,PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#8}である。
図10Aに示されるように、ネットワークデバイスがSSB機会候補#1の前にチャネル検知を実行することに成功する場合、ネットワークデバイスは、SSB機会候補#1で4つのSSBをSSB機会候補#4に送信し得る。この場合、PRACHリソースが浪費されないことを確実にするために、全体のPRACH時間−周波数−符号リソース集合が占有されることが可能である。
図10Bに示されるように、ネットワークデバイスがSSB機会候補#1の前にチャネル検知を実行することに失敗するが、SSB機会候補#2の前にチャネル検知を実行することに成功する場合、ネットワークデバイスは、SSB機会候補#2で4つのSSBをSSB機会候補#5に送信し得る。この場合、PRACHリソースが浪費されないことを確実にするために、依然として全体のPRACH時間−周波数−符号リソース集合が占有されることが可能である。
SSB時間窓の中のSSB機会候補が、巡回シフト対応付け方式でPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられるので、SSB時間窓の中の複数のSSB機会候補は、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。こうして、ネットワークデバイスは、チャネル検知の結果に基づいて、SSBを送信するために複数のSSB機会候補のうちの1つを選択し得るので、PRACH時間−周波数−符号リソースと実際に送信されるSSBとの間の一意な関連付けに影響を及ぼすことなく、実際に送信されるSSBがすべての利用可能なPRACHリソースと対応付けられることが可能であり、これにより、PRACHリソースをより効率的に使用し、PRACHリソースの浪費を回避する。
第2の場合において、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じ時間単位に対応するが、異なるサブバンドに対応する。具体的には、第1のSSB機会候補は、時間領域において第1の時間単位を占有し、周波数領域において第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域において第1の時間単位を占有し、周波数領域において第2のサブバンドを占有する。
この実施形態では、SSB送信成功確率を高めるために、ネットワークデバイスは、チャネル検知の失敗がサブバンドの1つにおいて発生するので現在の時間単位においてSSBが送信されることが可能ではない事例を避けるために、同じ時間単位に対応する複数のサブバンドにおいてSSB機会候補を準備し得る。この場合、ネットワークデバイスは、同じ時間単位(たとえば、第1の時間単位)に対応するすべてのサブバンドの中のSSBを同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付け得る。こうして、1つのサブバンドの中のチャネル検知が成功する限り、現在の時間単位においてSSBが送信されてもよく、それによりPRACHリソースの浪費を回避する。
図11は、本出願のある実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。図11に示されるように、たとえば、第1のSSB機会候補(すなわち、SSB#1)と第2のSSB機会候補(すなわち、SSB#2)の両方が、第1のPRACH時間−周波数−符号リソース(すなわち、RACH#AおよびRACH#B)と対応付けられる。このシナリオでは、端末デバイスがLBT結果に基づいてSSBを送信することは、以下のいくつかの事例を含み得る。
このシナリオでは、端末デバイスがLBT結果に基づいてSSBを送信することは、以下のいくつかの事例を含み得る。
ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功するが、第2のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに失敗するとき、ネットワークデバイスは、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信しない。こうして、第1のSSBを検出した後、端末デバイスは、ランダムアクセス情報を送信するために、RACH#Aおよび/またはRACH#Bを占有し得る。第2のSSBだけがRACH#AおよびRACH#Bリソースと対応付けられる方式と比較すると、この方式はPRACHリソースの浪費を回避することができる。
代替として、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに失敗するが、第2のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功するとき、ネットワークデバイスは、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信し、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信しない。こうして、第2のSSBを検出した後、端末デバイスは、ランダムアクセス情報を送信するために、RACH#Aおよび/またはRACH#Bを占有し得る。第1のSSBだけがRACH#AおよびRACH#Bリソースと対応付けられる方式と比較すると、この方式はPRACHリソースの浪費を回避することができる。
ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前および第2のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功するとき、ネットワークデバイスは、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信せず、または、ネットワークデバイスは、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信し、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信しない。
異なるサブバンドの中のチャネルは異なるので、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信されるランダムアクセス情報に基づいて、後続のダウンリンク信号が送信されることになるビーム方向に加えて、後続のダウンリンク信号が送信されることになるサブバンドを決定する必要があることを理解されたい。したがって、ネットワークデバイスが、第1のSSBと第2のSSBの両方に対するチャネル検知を実行することに成功するときに第1のSSBおよび第2のSSBを送信し、2つのSSBが同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる場合、2つのSSBが送信されるビーム方向が同じまたは近い場合であっても、ネットワークデバイスは、ランダムアクセス情報を受信した後、端末デバイスが対応付けを通じてランダムアクセス情報を取得するためにSSBを受信するサブバンドを推定することができない。その結果、ネットワークデバイスは、後続のダウンリンク信号を送信するために使用されるサブバンドを決定することができない。したがって、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる2つのSSB機会候補が異なるサブバンドに対応するとき、ネットワークデバイスが2つのSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功する場合であっても、ネットワークデバイスは、SSBを送信するために1つだけのSSB機会候補を選択する。
通常、既存のNRシステムでは、ネットワークデバイスは、異なるSSB機会候補で、および異なるビーム方向に、異なるSSBを送信する。複数のSSB機会候補が同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる場合、検出されたSSBに基づいて端末デバイスによって送信されるランダムアクセス情報を受信した後、ネットワークデバイスは、どのランダムアクセス情報が送信されるかに基づいて端末デバイスによって検出されるSSBを特定することに失敗し、さらに、後続のダウンリンク信号のビーム方向を決定することに失敗することがある。
それに対応して、この実施形態では、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方のためにチャネル検知を実行することに成功し、従来技術のように、異なるビームを使用することによって第1のSSBおよび第2のSSBを送信する場合、明確なビーム方向が決定されることが可能ではないという問題も引き起こされる。ネットワークデバイスがビーム方向を区別することを可能にするために、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方でチャネル検知を実行することに成功する場合であっても、明確なビーム方向が決定されることが可能ではないという問題を避けるために、ネットワークデバイスは、SSBを送信するために2つのSSB機会候補のうちの1つだけを占有し、SSBを送信するために他方のSSB機会候補を占有しないという制約が、本出願のこの実施形態においてさらに課され得る。
前述の実施形態では、ネットワークデバイスがSSB機会候補(たとえば、第1のSSB機会候補または第2のSSB機会候補)の前にチャネル検知を実行することは、SSB機会候補を含むダウンリンクバースト(burst)の前にネットワークデバイスがチャネル検知を実行することを意味することを理解されたい。ダウンリンクバーストとは、時間に関して連続しておりネットワークデバイスがチャネルを占有した後に送信される、少なくとも1つの時間単位を指す。さらに、SSB機会候補を含むダウンリンクバーストおよび別のダウンリンクバーストは、時間に関して連続していない。チャネル検知を実行することに成功した後で、ネットワークデバイスは、ダウンリンクバーストを送信することを開始するためにチャネルをただちに占有し得る。SSB機会候補の開始の瞬間は、ダウンリンクバーストの開始の瞬間に等しくてもよく、または、ダウンリンクバーストの開始の瞬間より遅くてもよい。言い換えると、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補が同じダウンリンクバーストに配置されるとき、第1のSSB機会候補の前にネットワークデバイスによって実行されるチャネル検知および第2のSSB機会候補の前にネットワークデバイスによって実行されるチャネル検知は同じチャネル検知である。
ネットワークデバイスがSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することは、ネットワークデバイスが、SSB機会候補の前に、SSB機会候補が配置されるサブバンドもしくはSSB機会候補が配置されるキャリアのためにチャネル検知を実行すること、または、ネットワークデバイスが、SSB機会候補の前に、SSB機会候補が配置されるサブバンドにおいて、もしくはSSB機会候補が配置されるキャリア上でチャネル検知を実行することとしても言及され得ることを、さらに理解されたい。
前述の実施形態では、端末デバイスが第1のPRACH時間−周波数−符号リソース上でランダムアクセス情報を送信し得ることは、LBTが第1のPRACH時間−周波数−符号リソースの前に実行されることに成功するとき、端末デバイスが第1のPRACH時間−周波数−符号リソース上でランダムアクセス情報を送信し得ることを意味することを理解されたい。
本出願のこの実施形態において提供されるランダムアクセス方法によれば、2つのSSB機会候補が同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。こうすると、ネットワークデバイスがチャネル検知の結果に基づいてSSB機会候補でSSBを送信するとき、チャネル検知の失敗により2つのSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
図12は、本出願の実施形態による通信装置の概略構造図である。通信装置は、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組合せを使用することによって、ネットワークデバイスの一部またはすべての機能を実装する。通信装置は、ネットワークデバイスであってもよく、またはネットワークデバイスにおいて使用されるチップであってもよい。図12に示されるように、通信装置は、送信モジュール11および受信モジュール12を含み得る。
送信モジュール11は、第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、および/または、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するように構成され、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。
受信モジュール12は、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上で端末デバイスによって送信されるランダムアクセス情報を受信するように構成される。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第2の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。
この実装では、任意選択で、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用される。Lが第1の閾値以上であるとき、L個のSSB機会候補が少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つが時系列において隣接する少なくとも1つのSSB機会候補を含み、Lは正の整数である。少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補が、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補が、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に含まれる。
たとえば、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々が、時系列において隣接するM個のSSB機会候補を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられ、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合の中にある同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補が、同じランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補の時系列インデックスが、第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じであり、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含む。
任意選択で、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用される。L個のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接するM個のSSB機会候補を使用することによって、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、L個のSSB機会候補の中にある同じ対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補が、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSBおよび第2のSSBが異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信され、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含み、Mは正の整数である。
Mは、たとえば、SSB送信周期において通信装置によって送信されることが許容されるSSBの最大の量であり得る。Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって、端末デバイスのために通信装置によって構成され得る。
任意選択で、送信モジュール11が第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するとき、送信モジュール11が第1のSSBを送信するビーム方向は、送信モジュール11が第2のSSBを送信するビーム方向と同じである。
また図12を参照すると、任意選択で、装置は処理モジュール13をさらに含み得る。
処理モジュール13は、チャネル検知が第1のSSB機会候補の前および第2のSSB機会候補の前に実行されることに成功するとき、第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するのを飛ばすように送信モジュール11を制御するように構成され、第1のSSB機会候補は第2のSSB機会候補の前に配置される。
別の可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第2のサブバンドを占有する。
本出願のこの実施形態において提供される通信装置は、前述の方法の実施形態においてネットワークデバイス側で行動を実行し得る。通信装置の実装原理および技術的効果は、方法の実施形態のそれらと同様であり、詳細はここで再び説明されない。
図13は、本出願の実施形態による別の通信装置の概略構造図である。通信装置は、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組合せを使用することによって、端末デバイスの一部またはすべての機能を実装する。通信装置は、端末デバイスであってもよく、または端末デバイスにおいて使用されるチップであってもよい。図13に示されるように、通信装置は、受信モジュール21および送信モジュール22を含み得る。
受信モジュール21は、第1のSSB機会候補でネットワークデバイスによって送信された第1の同期信号/PBCHブロックSSBを受信し、および/または、第2のSSB機会候補でネットワークデバイスによって送信された第2のSSBを受信するように構成され、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。
送信モジュール22は、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上でランダムアクセス情報をネットワークデバイスに送信するように構成される。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第2の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。
この実装では、任意選択で、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用される。Lが第1の閾値以上であるとき、L個のSSB機会候補が少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つが時系列において隣接する少なくとも1つのSSB機会候補を含み、Lは正の整数である。少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補が、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補が、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に含まれる。
たとえば、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々が、時系列において隣接するM個のSSB機会候補を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられ、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合の中にある同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補が、同じランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補の時系列インデックスが、第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じであり、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含む。
任意選択で、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用される。L個のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接するM個のSSB機会候補を使用することによって、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、L個のSSB機会候補の中にある同じ対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補が、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSBおよび第2のSSBが異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信され、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含み、Mは正の整数である。
Mは、たとえば、SSB送信周期においてネットワークデバイスによって送信されることが許容されるSSBの最大の量であり得る。Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって、通信装置のためにネットワークデバイスによって構成され得る。
任意選択で、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するとき、ネットワークデバイスが第1のSSBを送信するビーム方向は、ネットワークデバイスが第2のSSBを送信するビーム方向と同じである。
別の可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第2のサブバンドを占有する。
本出願のこの実施形態において提供される通信装置は、前述の方法の実施形態において端末デバイス側で行動を実行し得る。通信装置の実装原理および技術的効果は、方法の実施形態のそれらと同様であり、詳細はここで再び説明されない。
送信モジュールは実際の実装では送信機であってもよく、受信モジュールは実際の実装では受信機であってもよいことが理解されるべきであることに留意されたい。処理モジュールは、処理要素によって呼び出されるソフトウェアの形式で実装されてもよく、ハードウェアの形式で実装されてもよい。たとえば、処理モジュールは、別々に配設される処理要素であってもよく、または、実装のために前述の装置のチップに統合されてもよい。加えて、処理モジュールは代替として、プログラムコードの形式で前述の装置のメモリに記憶されてもよく、処理モジュールの機能を実行するために前述の装置の処理要素によって呼び出される。加えて、モジュールのすべてまたは一部が一緒に統合されてもよく、または独立に実装されてもよい。本明細書で説明される処理要素は、信号処理能力を伴う集積回路であってもよい。実装プロセスにおいて、方法のステップまたはモジュールは、処理要素の中のハードウェア集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形式の命令を使用することによって実装されることが可能である。
たとえば、前述のモジュールは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit,ASIC)、1つまたは複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor,DSP)、または1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array,FPGA)などの、方法を実施するための1つまたは複数の集積回路として構成され得る。別の例では、前述のモジュールのうちの1つが処理要素によってスケジューリングプログラムコードの形式で実装されるとき、処理要素は、汎用プロセッサ、たとえば中央処理装置(central processing unit,CPU)またはプログラムコードを呼び出すことができる別のプロセッサであり得る。別の例では、モジュールは、一緒に集積され、システムオンチップ(system−on−a−chip,SOC)の形態で実装されてもよい。
図14は、本出願の実施形態によるさらに別の通信装置の概略構造図である。図14に示されるように、通信装置は、プロセッサ31(たとえば、CPU)、メモリ32、受信機33、および送信機34を含み得る。受信機33と送信機34の両方がプロセッサ31に結合され、プロセッサ31は受信機33の受信行動および送信機34の送信行動を制御する。メモリ32は、高速ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)を含むことがあり、不揮発性メモリ(non−volatile memory,NVM)、たとえば、少なくとも1つの磁気ディスクストレージをさらに含むことがある。メモリ32は、様々な処理機能を完了して本出願の方法ステップを実施するために、様々な命令を記憶し得る。任意選択で、本出願の通信装置はさらに、電源35、通信バス36、および通信ポート37を含み得る。受信機33および送信機34は、通信装置のトランシーバへと統合されてもよく、または通信装置の独立したトランシーバアンテナであってもよい。通信バス36は、コンポーネント間の通信接続を実装するように構成される。通信ポート37は、通信装置と別の周辺機器との間の接続と通信を実装するように構成される。
本出願のこの実施形態では、メモリ32はコンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するように構成され、プログラムコードは命令を含む。プロセッサ31が命令を実行するとき、命令は、通信装置のプロセッサ31が、前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイスの処理行動を実行することを可能にし、受信機33が、前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイスの受信行動を実行することを可能にし、送信機34が、前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイスの送信行動を実行することを可能にする。通信装置の実装原理および技術的効果は、方法の実施形態のそれらと同様であり、詳細はここで再び説明されない。
図15は、本出願の実施形態によるさらに別の通信装置の概略構造図である。図15に示されるように、通信装置は、プロセッサ41(たとえば、CPU)、メモリ42、受信機43、および送信機44を含み得る。受信機43と送信機44の両方がプロセッサ41に結合され、プロセッサ41は受信機43の受信行動および送信機44の送信行動を制御する。メモリ42は、高速RAMを含んでもよく、または不揮発性メモリNVM、たとえば、少なくとも1つの磁気ディスクストレージをさらに含んでもよい。メモリ42は、様々な処理機能を完了して本出願の方法ステップを実施するために、様々な命令を記憶し得る。任意選択で、本出願の通信装置はさらに、電源45、通信バス46、および通信ポート47を含み得る。受信機43および送信機44は、通信装置のトランシーバへと統合されてもよく、または通信装置の独立したトランシーバアンテナであってもよい。通信バス46は、コンポーネント間の通信接続を実装するように構成される。通信ポート47は、通信装置と別の周辺機器との間の接続と通信を実装するように構成される。
本出願では、メモリ42はコンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するように構成され、プログラムコードは命令を含む。プロセッサ41が命令を実行するとき、命令は、通信装置のプロセッサ41が、前述の方法の実施形態における端末デバイスの処理行動を実行することを可能にし、受信機43が、前述の方法の実施形態における端末デバイスの受信行動を実行することを可能にし、送信機44が、前述の方法の実施形態における端末デバイスの送信行動を実行することを可能にする。通信装置の実装原理および技術的効果は、方法の実施形態のそれらと同様であり、詳細はここで再び説明されない。
前述の実施形態のすべてまたはいくつかは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用することによって実装され得る。ソフトウェアが実施形態を実装するために使用されるとき、実施形態のすべてまたは一部は、コンピュータプログラム製品の形式で実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がロードされコンピュータ上で実行されるとき、本出願の実施形態に従った手順または機能が、完全にまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、または、コンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されてもよい。たとえば、コンピュータ命令は、有線(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者線(DSL))またはワイヤレス(たとえば、赤外線、無線、またはマイクロ波)の方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによって、または、1つまたは複数の使用可能な媒体を統合する、サーバもしくはデータセンタなどのデータストレージデバイスによって、アクセス可能な任意の使用可能な媒体であり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光学媒体(たとえば、DVD)、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートドライブSolid State Disk(SSD))などであり得る。
本出願の「複数の」は、2つまたは2つより多くを指す。本明細書における用語「および/または」は、関連付けられる対象物を記述するための関連付け関係のみを記述し、3つの関係が存在し得ることを表す。たとえば、Aおよび/またはBは以下の3つの事例を表し得る。Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、Bのみが存在する。加えて、本明細書における文字「/」は、関連付けられる対象物間の「または」の関係を通常は示す。式において、文字「/」は関連付けられる対象物間の「除算」を示す。
本出願の実施形態において使用される数値記号は、単に説明の容易さのために区別されるが、本出願の実施形態の範囲を限定するために使用されないことが理解され得る。
前述のプロセスの順序番号は、本出願の実施形態における実行の順序を意味しないことを理解されたい。処理の実行順序は、プロセスの機能および内部論理に従って決定されるべきであり、本出願の実施形態の実装プロセスに対するどのような制約としても解釈されるべきではない。
本出願は、通信技術に関し、具体的には、ランダムアクセス方法、通信装置、チップ、および記憶媒体に関する。
本出願は、全体が参照によって本明細書に組み込まれる、「RANDOM ACCESS METHOD,COMMUNICATIONS APPARATUS,CHIP,AND STORAGE MEDIUM」という表題の2018年8月7日に中国特許庁に出願された中国特許出願第201810893405.0号の優先権を主張する。
免許スペクトル上の利用可能な周波数領域リソースの量が比較的少ないという問題を解決するために、5Gにおいて新無線アンライセンスト(new radio unlicensed,NRU)システムが導入される。NRUシステムは、免許スペクトルの支援なしで免許不要スペクトル上で完全に動作し得る。現在、免許不要スペクトル上で同期信号/PBCHブロック(SS/PBCH block,SSB)を送信するとき、NRUシステムの中のネットワークデバイスは、1つのSSB時間窓の中の複数のSSB機会候補で複数のSSBを送信し得る。セルのカバレッジを広げるために、SSBは異なるビームを使用することによって送信され得る。ネットワークデバイスによって送信されたSSBを検出した後、端末デバイスは、SSBと物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel,PRACH)時間−周波数−符号リソース間の対応付け関係に基づいて、検出されたSSBと関連付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースを決定し、セルにアクセスすることを要求するために、PRACH時間−周波数−符号リソース上でランダムアクセス情報をネットワークデバイスに送信し得る。
免許不要スペクトルを使用するとき、NRUシステムの中のネットワークデバイスおよび端末デバイスは、リッスンビフォアトーク(Listen−Before−Talk,LBT)チャネルアクセス機構を使用するので、免許不要スペクトルは、NRUシステムおよび別のシステム(たとえば、異なる事業者の通信システムまたはWi−Fiネットワーク)によって一緒に使用されることが可能である。したがって、SSB送信機会を増やすために、NRUシステムにおいて、SSB時間窓の中でサポートされるSSB機会候補の量(1つのSSBを送信するために各々使用されるリソース)が増やされる。こうして、セルの中のすべての端末デバイスをカバーするために、より多くのSSB機会候補が、SSBを送信するためにネットワークデバイスに対して利用可能である。
SSBとPRACH時間−周波数−符号リソースとの間の既存の対応付け関係に基づいて、PRACH時間−周波数−符号リソースへのSSBの対応付けは、SSBを送信するために使用されるSSB時間窓の中のSSB機会候補のインデックスに基づいて、異なるPRACH時間−周波数−符号リソースにSSBを対応付けることである。NRUシステムでは、ネットワークデバイスは、LBTにより、SSBを送信するためにいくつかのSSB機会候補を占有することに失敗することがある。したがって、PRACH時間−周波数−符号リソースとSSBを対応付ける既存の方式では、PRACH時間−周波数−符号リソースの浪費が発生する可能性が高い。
本出願の実施形態は、2つのSSB機会候補を同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けて、それによりPRACH周期におけるPRACH時間−周波数−符号リソースの利用率を高めるための、ランダムアクセス方法、通信装置、チップ、および記憶媒体を提供する。
第1の態様によれば、本出願の実施形態はランダムアクセス方法を提供する。方法は以下のことを含む。
ネットワークデバイスが、第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、および/または、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信し、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。
ネットワークデバイスが、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上で端末デバイスによって送信されるランダムアクセス情報を受信する。
第1の態様において提供されるランダムアクセス方法によれば、2つのSSB機会候補が同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。こうすると、ネットワークデバイスがチャネル検知の結果に基づいてSSB機会候補でSSBを送信するとき、チャネル検知の失敗により2つのSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じSSB送信周期または同じSSB送信ウィンドウの中のSSB機会候補である。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、同じSSB送信周期の中の2つのSSB機会候補が、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。こうすると、ネットワークデバイスがチャネル検知の結果に基づいてSSB機会候補でSSBを送信するとき、チャネル検知の失敗により2つのSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第2の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、異なる時間単位に対応するSSB機会候補が、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。チャネル検知の失敗によりSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含み、第2のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含む。第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。第1のSSB機会候補は第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補であり、第2のSSB機会候補は第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補である。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、2つのSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補が、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。チャネル検知の失敗によりSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用され、
Lが第1の閾値以上であるとき、L個のSSB機会候補が少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つが時系列において隣接する少なくとも1つのSSB機会候補を含み、Lが正の整数であり、
少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補が、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補が、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に含まれる。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、L個のSSB機会候補の中の任意の2つのSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補が、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。チャネル検知の失敗によりSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
可能な実装では、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々が、時系列において隣接するM個のSSB機会候補を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられ、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合の中にある同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補が、同じランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補の時系列インデックスが、第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じであり、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含む。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、ランダムアクセス情報のために使用される時間−周波数−符号リソースとSSB機会候補を対応付ける前述の方式では、SSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補が、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のすべての利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ得る。言い換えると、1つのSSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補が、1つのPRACH周期の中のすべての利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースを占有する。こうして、ネットワークデバイスは、PRACHリソースが浪費されないことを確実にするために、SSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補でSSBを送信する。SSBがチャネル検知によりSSB機会候補集合の中のSSB機会候補で送信されることに失敗するが、そのSSB機会候補が対応付けられるのと同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる、次のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補の前にチャネル検知が成功し、SSBが送信される場合、PRACHリソースが浪費されないことが確実にされることが可能である。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用され、
L個のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接するM個のSSB機会候補を使用することによって、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、L個のSSB機会候補の中にある同じ対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補が、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSBおよび第2のSSBが異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信され、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含み、Mは正の整数である。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、ランダムアクセス情報のために使用される時間−周波数−符号リソースとSSB機会候補を対応付ける前述の方式では、すべてのSSB機会候補が、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のすべての利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ得る。言い換えると、1つの対応付け周期の中のすべてのSSB機会候補が、1つのPRACH周期の中のすべての利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースを占有する。こうして、ネットワークデバイスは、PRACHリソースが浪費されないことを確実にするために、対応付け周期の中のすべてのSSB機会候補でSSBを送信する。SSBがチャネル検知により対応付け周期の中のSSB機会候補で送信されることに失敗するが、そのSSB機会候補が対応付けられるのと同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる、次の対応付け周期の中のSSB機会候補の前にチャネル検知が成功し、SSBが送信される場合、PRACHリソースが浪費されないことが確実にされることが可能である。
可能な実装では、第1の時間単位と第2の時間単位との間にM−1個のSSB機会候補の間隔があり、Mは1より大きい整数である。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、SSB時間窓の中のいくつかのSSB機会候補が、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。こうして、ネットワークデバイスがチャネル検知の結果に基づいてSSB機会候補でSSBを送信するとき、チャネル検知の失敗によりSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
可能な実装では、Mは、SSB送信周期においてネットワークデバイスによって送信されることが許容されるSSBの最大の量である。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、SSB時間窓の中のSSB機会候補が、巡回シフト対応付け方式でPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられるので、SSB時間窓の中の複数のSSB機会候補が、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。こうして、ネットワークデバイスは、チャネル検知の結果に基づいて、SSBを送信するために複数のSSB機会候補のうちの1つを選択し得るので、PRACH時間−周波数−符号リソースと実際に送信されるSSBとの間の一意な関連付けに影響を及ぼすことなく、実際に送信されるSSBがすべての利用可能なPRACHリソースと対応付けられることが可能であり、これにより、PRACHリソースをより効率的に使用し、PRACHリソースの浪費を回避する。
可能な実装では、Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成される。
可能な実装では、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するとき、ネットワークデバイスが第1のSSBを送信するビーム方向は、ネットワークデバイスが第2のSSBを送信するビーム方向と同じである。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信するビーム方向は、第2のネットワークデバイスが第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するビーム方向と同じであり、またはそれに近い。こうして、端末デバイスによって検出される、複数のSSBの中の任意の1つまたは複数のSSBが、PRACH情報を送信するために同じPRACHリソースと対応付けられ得る。ネットワークデバイスがPRACH情報を受信した後、PRACH情報は複数のSSB機会候補と関連付けられるが、同じビーム方向がSSB機会候補のために使用されるので、ネットワークデバイスは、そのビーム方向において後続のダウンリンク情報を端末デバイスに送信し得る。こうすると、後続のダウンリンク情報のビーム方向は、SSBのビーム方向と同じであり、それにより、明確なビーム方向が決定されることが可能ではないという問題を回避する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第2のサブバンドを占有する。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、ネットワークデバイスは、同じ時間単位に対応するすべてのサブバンドの中のSSBを、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付ける。こうして、1つのサブバンドの中のチャネル検知が成功する限り、現在の時間単位においてSSBが送信されてもよく、それによりPRACHリソースの浪費を回避する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は第2のSSB機会候補の前に配置され、
ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前および第2のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功するとき、ネットワークデバイスは、第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するのを飛ばし、または、ネットワークデバイスは、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信し、第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信するのを飛ばす。
この可能な実装において提供されるランダムアクセス方法によれば、チャネル検知が2つのSSB機会候補の前に実行されることに成功するとき、ネットワークデバイスは、明確なビーム方向が決定されることが可能ではないという問題を回避するために、1つだけのSSB機会候補でSSBを送信し得る。こうして、それでも1つのPRACHリソースが、ネットワークデバイスによって実際に送信されるSSBと一意に関連付けられ得るので、ネットワークデバイスは、実際に送信されるSSBのために使用されるビーム方向を取得し、そのビーム方向またはそのビーム方向に近いビーム方向において後続のダウンリンク情報を送信することができる。
第2の態様によれば、本出願の実施形態はランダムアクセス方法を提供する。方法は以下のことを含む。
端末デバイスが、第1のSSB機会候補でネットワークデバイスによって送信された第1の同期信号/PBCHブロックSSBを受信し、および/または、第2のSSB機会候補でネットワークデバイスによって送信された第2のSSBを受信し、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。
端末デバイスは、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上でランダムアクセス情報をネットワークデバイスに送信する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じSSB送信周期の中のSSB機会候補である。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第2の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含み、第2のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含む。第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。第1のSSB機会候補は第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補であり、第2のSSB機会候補は第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補である。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用され、
Lが第1の閾値以上であるとき、L個のSSB機会候補が少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つが時系列において隣接する少なくとも1つのSSB機会候補を含み、Lが正の整数であり、
少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補が、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補が、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に含まれる。
可能な実装では、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々が、時系列において隣接するM個のSSB機会候補を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられ、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合の中にある同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補が、同じランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補の時系列インデックスが、第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じであり、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含む。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用され、
L個のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接するM個のSSB機会候補を使用することによって、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、L個のSSB機会候補の中にある対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補が、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSBおよび第2のSSBが異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信され、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含み、Mは正の整数である。
可能な実装では、第1の時間単位と第2の時間単位との間にM−1個のSSB機会候補の間隔があり、Mは1より大きい整数である。
可能な実装では、Mは、SSB送信周期においてネットワークデバイスによって送信されることが許容されるSSBの最大の量である。
可能な実装では、Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成される。
可能な実装では、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するとき、ネットワークデバイスが第1のSSBを送信するビーム方向は、ネットワークデバイスが第2のSSBを送信するビーム方向と同じである。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第2のサブバンドを占有する。
第2の態様および第2の態様の可能な実装において提供されるランダムアクセス方法の有益な効果については、第1の態様および第1の態様の可能な実装における有益な効果を参照されたい。詳細はここで再び説明されない。
第3の態様によれば、本出願の実施形態は通信装置を提供する。通信装置は、ネットワークデバイスであってもよく、またはネットワークデバイスにおいて使用されるチップであってもよい。通信装置は、
第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、および/または、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するように構成される送信モジュールであって、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる、送信モジュールと、
第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上で端末デバイスによって送信されるランダムアクセス情報を受信するように構成される受信モジュールとを含む。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じSSB送信周期の中のSSB機会候補である。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第2の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含み、第2のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含む。第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。第1のSSB機会候補は第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補であり、第2のSSB機会候補は第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補である。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用され、
Lが第1の閾値以上であるとき、L個のSSB機会候補が少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つが時系列において隣接する少なくとも1つのSSB機会候補を含み、Lが正の整数であり、
少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補が、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補が、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に含まれる。
可能な実装では、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々が、時系列において隣接するM個のSSB機会候補を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられ、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合の中にある同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補が、同じランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補の時系列インデックスが、第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じであり、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含む。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用され、
L個のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接するM個のSSB機会候補を使用することによって、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、L個のSSB機会候補の中にある同じ対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補が、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSBおよび第2のSSBが異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信され、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含み、Mは正の整数である。
可能な実装では、第1の時間単位と第2の時間単位との間にM−1個のSSB機会候補の間隔があり、Mは1より大きい整数である。
可能な実装では、Mは、SSB送信周期において通信装置によって送信されることが許容されるSSBの最大の量である。
可能な実装では、Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって、端末デバイスのために通信装置によって構成される。
可能な実装では、送信モジュールが第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するとき、送信モジュールが第1のSSBを送信するビーム方向は、送信モジュールが第2のSSBを送信するビーム方向と同じである。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第2のサブバンドを占有する。
可能な実装では、装置はさらに、
チャネル検知が第1のSSB機会候補の前および第2のSSB機会候補の前に実行されることに成功するとき、第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するのを飛ばすように送信モジュールを制御し、または、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信し、第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信するのを飛ばすように送信モジュールを制御するように構成される、処理モジュールを含み、第1のSSB機会候補は第2のSSB機会候補の前に配置される。
第3の態様および第3の態様の可能な実装において提供される通信装置の有益な効果については、第1の態様および第1の態様の可能な実装における有益な効果を参照されたい。詳細はここで再び説明されない。
第4の態様によれば、本出願の実施形態は通信装置を提供する。通信装置は、端末デバイスであってもよく、または端末デバイスにおいて使用されるチップであってもよい。通信装置は、
第1のSSB機会候補でネットワークデバイスによって送信された第1の同期信号/PBCHブロックSSBを受信し、および/または、第2のSSB機会候補でネットワークデバイスによって送信された第2のSSBを受信するように構成される受信モジュールであって、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる、受信モジュールと、
第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上でランダムアクセス情報をネットワークデバイスに送信するように構成される送信モジュールとを含む。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じSSB送信周期の中のSSB機会候補である。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第2の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。
可能な実装では、第1のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含み、第2のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含む。第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。第1のSSB機会候補は第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補であり、第2のSSB機会候補は第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補である。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用され、
Lが第1の閾値以上であるとき、L個のSSB機会候補が少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つが時系列において隣接する少なくとも1つのSSB機会候補を含み、Lが正の整数であり、
少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補が、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補が、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に含まれる。
可能な実装では、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々が、時系列において隣接するM個のSSB機会候補を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられ、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合の中にある同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補が、同じランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補の時系列インデックスが、第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じであり、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために通信装置によって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含む。
可能な実装では、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用され、
L個のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接するM個のSSB機会候補を使用することによって、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、L個のSSB機会候補の中にある同じ対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補が、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSBおよび第2のSSBが異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信され、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために通信装置によって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含み、Mは正の整数である。
可能な実装では、第1の時間単位と第2の時間単位との間にM−1個のSSB機会候補の間隔があり、Mは1より大きい整数である。
可能な実装では、Mは、SSB送信周期においてネットワークデバイスによって送信されることが許容されるSSBの最大の量である。
可能な実装では、Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって、通信装置のためにネットワークデバイスによって構成される。
可能な実装では、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するとき、ネットワークデバイスが第1のSSBを送信するビーム方向は、ネットワークデバイスが第2のSSBを送信するビーム方向と同じである。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第2のサブバンドを占有する。
第4の態様および第4の態様の可能な実装において提供される通信装置の有益な効果については、第1の態様および第1の態様の可能な実装における有益な効果を参照されたい。詳細はここで再び説明されない。
第5の態様によれば、本出願の実施形態は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサ、メモリ、受信機、および送信機を含む。受信機および送信機はともにプロセッサに結合される。プロセッサは、受信機の受信行動を制御し、送信機の送信行動を制御する。
メモリはコンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するように構成され、プログラムコードは命令を含む。プロセッサが命令を実行するとき、命令は、通信装置が、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つに従ってランダムアクセス方法を実行することを可能にする。
第6の態様によれば、本出願の実施形態は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサ、メモリ、受信機、および送信機を含む。受信機および送信機はともにプロセッサに結合される。プロセッサは、受信機の受信行動を制御し、送信機の送信行動を制御する。
メモリはコンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するように構成され、プログラムコードは命令を含む。プロセッサが命令を実行するとき、命令は、通信装置が、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つに従ってランダムアクセス方法を実行することを可能にする。
第7の態様によれば、本出願の実施形態は、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つに従って方法を実行するように構成される、ユニット、モジュール、または回路を含む、通信装置を提供する。通信装置は、ネットワークデバイスであってもよく、またはネットワークデバイスにおいて使用されるモジュール、たとえばネットワークデバイスにおいて使用されるチップであってもよい。
第8の態様によれば、本出願の実施形態は、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つに従って方法を実行するように構成される、ユニット、モジュール、または回路を含む、通信装置を提供する。通信装置は、端末デバイスであってもよく、または端末デバイスにおいて使用されるモジュール、たとえば端末デバイスにおいて使用されるチップであってもよい。
第9の態様によれば、本出願の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つに従って方法を実行することが可能にされる。
第10の態様によれば、本出願の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つに従って方法を実行することが可能にされる。
第11の態様によれば、本出願の実施形態はコンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つに従って方法を実行することが可能にされる。
第12の態様によれば、本出願の実施形態はコンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つに従って方法を実行することが可能にされる。
第13の態様によれば、本出願の実施形態はチップを提供する。チップはコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがチップによって実行されるとき、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つに従った方法が実施される。
第14の態様によれば、本出願の実施形態はチップを提供する。チップはコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがチップによって実行されるとき、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つに従った方法が実施される。
本出願の実施形態において提供されるランダムアクセス方法、通信装置、チップ、および記憶媒体によれば、2つのSSB機会候補は、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。こうすると、ネットワークデバイスがチャネル検知の結果に基づいてSSB機会候補でSSBを送信するとき、チャネル検知の失敗により2つのSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
本出願の実施形態による通信システムの枠組み図である。 本出願の実施形態による時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態による別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態によるランダムアクセス方法の概略フローチャートである。 本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。 本出願の実施形態による通信装置の概略構造図である。 本出願の実施形態による別の通信装置の概略構造図である。 本出願の実施形態によるさらに別の通信装置の概略構造図である。 本出願の実施形態によるさらに別の通信装置の概略構造図である。
図1は、本出願の実施形態による通信システムの枠組み図である。図1に示されるように、通信システムは、ネットワークデバイス01および端末デバイス02を含む。
ネットワークデバイス01は、基地局もしくは無線アクセスポイントであってもよく、または、アクセスネットワークの中の1つもしくは複数のセクタを使用することによってエアインターフェースを介して端末デバイスと通信するデバイスであってもよい。基地局は、受信されたオーバージエアフレームとIPパケットとの相互変換を実行し、ワイヤレス端末とアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとして働くように構成されてもよく、アクセスネットワークの残りの部分はインターネットプロトコル(IP)ネットワークを含んでもよい。基地局は、エアインターフェースの属性管理をさらに協調させ得る。たとえば、基地局は、モバイル通信用グローバルシステム(global system for mobile communication,GSM)もしくは符号分割多元接続(code division multiple access,CDMA)におけるベーストランシーバ局(base transceiver station,BTS)であってもよく、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access,WCDMA)におけるNodeB(nodeB,NB)であってもよく、ロングタームエボリューション(long term evolution,LTE)における進化型NodeB(evoled node B,eNBまたはeNodeB)、中継局、もしくはアクセスポイントであってもよく、または5GネットワークにおけるgNodeB gNBであってもよい。これは本明細書では限定されない。
端末デバイス02は、ワイヤレス端末または有線端末であり得る。ワイヤレス端末は、ユーザに音声および/もしくは他のサービスデータ接続性を与えるデバイス、ワイヤレス接続機能をもつハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイスであり得る。ワイヤレス端末は、無線アクセスネットワーク(radio access network,RAN)を通じて1つまたは複数のコアネットワークと通信し得る。ワイヤレス端末は、携帯電話(または「セルラー」電話と呼ばれる)などのモバイル端末、またはモバイル端末を伴うコンピュータであってもよく、たとえば、無線アクセスネットワークと音声および/もしくはデータを交換する、持ち運び可能なモバイル装置、ポケットサイズのモバイル装置、ハンドヘルドモバイル装置、コンピュータ内蔵のモバイル装置、または車載モバイル装置であってもよい。たとえば、ワイヤレス端末は、パーソナル通信サービス(personal communications service,PCS)電話、コードレス電話セット、セッション開始プロトコル(session initiation protocol,SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop,WLL)局、または携帯情報端末(personal digital assistant,PDA)などのデバイスであってもよい。ワイヤレス端末は、システム、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、移動局(mobile)、リモート局(remote station)、リモート端末(remote terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザ機器(user deviceまたはuser equipment)、またはネットワークアクセス機能を有するセンサと呼ばれることもある。これは本明細書では限定されない。
本出願の実施形態では、通信システムは、免許スペクトル上で動作してもよく、または免許不要スペクトル上で動作してもよい。具体的には、ネットワークデバイスは、免許スペクトルまたは免許不要スペクトル上でダウンリンク情報を送信し、端末デバイスは、免許スペクトルまたは免許不要スペクトル上でアップリンク情報を送信する。
通信システムは、LTE通信システムであってもよく、または、別の未来の通信システムであってもよいことに留意されたい。これは本明細書では限定されない。
5G新無線(5th generation new radio,5G NR)通信システム(略してNRシステム)が例として使用される。NRシステムでは、同期信号/PBCHブロック(SS/PBCHブロック,SSB)は、一次同期信号(primary synchronization signal,PSS)、二次同期信号(secondary synchronization signal,SSS)、およびブロードキャストチャネル(physical broadcast channel,PBCH)を含み、セルへの初期アクセスの機能を実装するために使用される。
図2は、本出願の実施形態による時間領域リソースの概略図である。図2に示されるように、NRシステムでは、1つのSSBの送信は、時間領域において4つの直交周波数分割多重化シンボル(orthogonal frequency division multiplexing symbol,OS)(時間領域シンボルとも呼ばれる)を占有し、周波数領域において20個の物理リソースブロック(physical resource block,PRB)を占有する。本出願の以後の内容において、1つのSSBを送信するために使用されるリソースは、1つのSSB機会候補と呼ばれる。
図3は、本出願の実施形態による別の時間領域リソースの概略図である。図3に示されるように、NRシステムにおいて、1つのスロット(slot)が時間領域シンボルの複数のグループを含んでもよく、時間領域シンボルの各グループが複数の時間領域シンボルを含んでもよい。最大で2つのSSBが1つのスロットにおいて搬送されることが可能であり、2つのSSBがスロットの時間領域シンボルの異なるグループに別々に配置される。言い換えると、1つのスロットが最大で2つのSSB機会候補を含む。図3は、1つのスロットが時間領域シンボルの2つのグループを含み、時間領域シンボルの各グループが7つの時間領域シンボルを含む例の概略図である。1つのスロットによって占有される時間長およびそのスロットに含まれる時間領域シンボルのグループの量は、NRシステムにおいて使用されるサブキャリア間隔に基づいて具体的に決定され得る。
NRシステムには、SSB時間窓という概念がある。1つのSSB時間窓は、最大でL個のSSB機会候補を含む。言い換えると、1つのSSB時間窓は最大でL個のSSBをサポートする。本明細書では、Lは正の整数である。1つのSSB時間窓において、ネットワークデバイスは、ビーム掃引(beam sweeping)方式で、異なるSSB機会候補で、および同じビーム方向または異なるビーム方向において、ビームフォーミングされたSSBを送信し得る。この方式では、より多くの端末デバイスが1つのSSB時間窓においてSSBを受信し、それによりカバレッジを拡張することができる。SSB時間窓は定期的に現れ得るので、ネットワークデバイスはSSBを定期的に送信することができる。たとえば、SSB時間窓は40msごとに現れ得る。たとえば、SSB時間窓の長さが5msである場合、SSB時間窓は40msの中の最初の5msであり得る。
具体的には、ネットワークデバイスは、あらかじめ設定されたまたは構成された時間の長さを周期として使用することによってSSBを定期的に送信し、SSB送信周期の中のSSB時間窓だけにおいてSSBを送信する。あらかじめ設定されるまたは構成される時間の長さは、SSB送信周期長と呼ばれてもよく、ある周期の始点から次の周期の始点までの、またはSSB時間窓から次のSSB時間窓までの期間は、1つのSSB送信周期と呼ばれ得る。たとえば、SSB送信周期長は、5ms、10ms、20ms、40ms、80ms、または160msであり、ネットワークデバイスは、各SSB送信周期の中のSSB時間窓(たとえば、各SSB送信周期の最初の5ms)において、周期の中でSSBを送信する。ネットワークデバイスは、ブロードキャストメッセージ、たとえば、より高次のレイヤのシグナリングSSB−periodicityServingCellを使用することによって、SSB送信周期を端末デバイスに通知し得る。1つのSSB送信周期の中のSSB機会候補で送信されるSSBに対応するビーム方向は、別のSSB送信周期の中の同じ時間位置にあるSSB機会候補で送信されるSSBに対応するビーム方向と同じであってもよく、またはそれに近くてもよい。こうして、端末デバイスは、SSB検出成功率を高めるために、2つの異なるSSB送信周期の中の同じ時間位置にあるSSB機会候補で送信されるSSBを組み合わせ得る。
SSB時間窓は、1つのSSB送信周期においてSSBを送信するために使用される時間窓であることを理解されたい。SSB時間窓の長さは、SSB送信周期以下である。既存のNRシステムでは、SSB時間窓の長さは5msであり、言い換えるとハーフフレーム(half frame)である。SSB時間窓の始点は、SSB送信周期の始点であり得る。NRUシステムでは、SSB送信機会を増やすために、SSB時間窓は代替として、5msより大きい値、たとえば6ms、7ms、8ms、9ms、または10msとして再定義されてもよい。
1つのSSB時間窓に含まれるSSB機会候補の最大の量(すなわち、Lの値)およびSSB時間窓におけるL個のSSB機会候補の分布は、本出願の実施形態において限定されない。図4は、本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。図4に示されるように、たとえば、SSB時間窓の長さは5msである。図4は、サブキャリア間隔が15kHzであり、Lが別々に4および8であるときのSSB時間窓におけるSSB機会候補の分布と、サブキャリア間隔が30kHzでありLが別々に4および8であるときのSSB時間窓におけるSSB機会候補の分布とを示す。しかしながら、図4は単なる例であり、SSB時間窓の長さ、Lの値、およびSSB時間窓におけるL個のSSB機会候補の分布に対する制約とはならないことを、当業者は理解し得る。
SSB時間窓の長さ、Lの値、およびSSB時間窓におけるL個のSSB機会候補の分布が固定されているとき、SSB時間窓におけるL個のSSB機会候補の時間領域の位置が決定される。したがって、ネットワークデバイスがL個のSSB機会候補のいずれか1つでSSBを送信するとき、SSBは、SSB時間窓においてサポートされる最大でL個のSSBにおけるそのSSBのSSBインデックス(SSB index)を示すために使用される。こうして、SSBを受信する端末デバイスは、SSBのSSBインデックスに基づいて、時間同期を達成するために、SSBに対応する絶対的な瞬間を決定し得る。SSBインデックスは、L個のSSB機会候補におけるSSBを送信するためのSSB機会候補のインデックスと一貫している。したがって、本出願の実施形態では、SSBインデックスおよびSSB機会候補のインデックスは、互いに等価であり、区別されない。特定の実装では、Lが8以下であるとき、ネットワークデバイスは、SSBにおいて搬送される復調参照信号(demodulation reference signal,DMRS)シーケンスを使用することによって、SSBのSSBインデックスを示し得る。1つのDMRSシーケンスが1つのSSBインデックスに対応する。Lが8より大きいとき、ネットワークデバイスは、SSBにおいて搬送されるDMRSシーケンスおよびSSBにおいて搬送されるPBCH上の3ビット情報を使用することによって、SSBのSSBインデックスを示し得る。
NRシステムでは、PRACH周期は定期的に現れ、1つのPRACH周期においてランダムアクセス情報(すなわち、PRACH情報)を送信するために使用される対応する時間領域リソースおよび対応する周波数領域リソースは、1つのPRACH機会(PRACH Occasion,RO)と呼ばれる。1つのPRACH機会は、少なくとも1つのプリアンブル(preamble)シーケンスを搬送してもよく、少なくとも1つのプリアンブルシーケンスは符号分割直交方式で区別され、1つのプリアンブルシーケンスは1つのプリアンブルインデックスに対応する。1つの端末デバイスが、PRACH機会で送信されるべき1つのプリアンブルシーケンスを選択し得る。1つのPRACH機会が複数の利用可能なプリアンブルシーケンスを含むとき、複数の端末デバイスが、異なるプリアンブルインデックスに対応するプリアンブルシーケンスを選択し、同じPRACH機会でプリアンブルシーケンスをネットワークデバイスに送信し得るので、ネットワークデバイスは、異なる受信されるプリアンブルシーケンスを使用することによって複数の端末デバイスを区別する。本出願の以下の内容では、1つのPRACH周期において1つのランダムアクセス情報を送信するために使用される対応する時間領域リソース、対応する周波数領域リソース、および対応する符号領域リソース(すなわち、プリアンブルシーケンス)は、1つのPRACH時間−周波数−符号リソースと呼ばれる。
ネットワークデバイスは、利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースとを現在のPRACH周期において端末デバイスにブロードキャストし、SSB時間窓の中の各SSB機会候補のインデックスと、現在のPRACH周期の中の少なくとも1つのPRACH時間−周波数−符号リソースとの間に対応付け関係がある。SSB時間窓の中の異なるSSB機会候補は、現在のPRACH周期の中の異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。したがって、SSBを受信する端末デバイスは、SSBのSSBインデックス(すなわち、SSBを送信するためのSSB機会候補のインデックス)に基づいて、および、対応付け関係を使用することによって、セルにアクセスすることを要求するためにPRACH時間−周波数−符号リソース上でランダムアクセス情報(たとえば、プリアンブルシーケンス)を送信するために、ランダムアクセス情報を送信するためのPRACH時間−周波数−符号リソースを決定し得る。PRACH時間−周波数−符号リソースで送信されるランダムアクセス情報を検出(受信)した後、ネットワークデバイスは、PRACH時間−周波数−符号リソースでランダムアクセス情報を送信する端末デバイスによって検出されるSSBを一意に決定し得る。こうして、ネットワークデバイスは、SSBを送信するために使用されるビームを使用することによって、後続のメッセージを端末デバイスに送信し得る。ここでのメッセージは、たとえば、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ2(Msg.2)および/またはメッセージ4(Msg.4)であり得る。
以下は、SSB時間窓の中の各SSB機会候補のインデックスを、PRACH周期の中の少なくとも1つのPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付ける方式を説明する。詳細は以下の通りである。
1つのPRACH周期が複数のPRACHスロットを含んでもよく、1つのPRACHスロットが、周波数領域において直交する複数のROおよび/または時間領域において直交する複数のROを含んでもよい。したがって、SSB時間窓の中のSSB機会候補は、まず、1つのRO上のプリアンブルシーケンスのインデックスの昇順で、次いで、1つのPRACHスロットの中のROの周波数領域インデックスの昇順で、次いで、1つのPRACHスロットの中のROの時間領域インデックスの昇順で、最後に、PRACHスロットの昇順で、各RO上で搬送され得るプリアンブルシーケンスの量、SSB時間窓に含まれるSSB機会候補の量、および1つのRO上の1つのSSB機会候補と関連付けられるプリアンブルシーケンスの量に基づいて、PRACH周期の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。
図5は、本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。図5に示されるように、たとえば、SSB時間窓は、8つのSSB機会候補を含む。1つのPRACH周期が8つのROを含み、各ROが64個のプリアンブルシーケンスを搬送し得ることが仮定される。1つのSSB機会候補は、1つのPRACH機会上の32個のプリアンブルシーケンスと関連付けられる。この場合、PRACH周期の中の、8つのSSB機会候補がSSB機会候補のインデックスの昇順で対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースは、図5に示され得る。
免許スペクトル上の利用可能な周波数領域リソースの量が比較的少ないという問題を解決するために、NRシステムは、免許スペクトルの支援なしで免許不要スペクトル上で完全に動作し得る。言い換えると、NRシステムでは、アップリンク/ダウンリンク送信(トラフィックチャネルおよび制御チャネル上の送信を含む)は、免許不要スペクトル上で実行され得る。免許不要スペクトル上で動作するNRシステムは、新無線アンライセンスト(new radio unlicensed,NRU)システムと呼ばれ得る。免許不要スペクトルを使用するとき、NRUシステムの中のネットワークデバイスおよび端末デバイスは、チャネル検知機構とも呼ばれる、リッスンビフォアトーク(Listen−Before−Talk,LBT)チャネルアクセス機構を使用するので、免許不要スペクトルは、NRUシステムおよび別のシステム(たとえば、異なる事業者の通信システムまたはWi−Fiネットワーク)によって一緒に使用されることが可能である。具体的には、情報を送信する前に、ネットワークデバイスまたは端末デバイスは、チャネルを検知する必要があり、チャネルがアイドルである(すなわち、チャネル検知が成功するまたはLBTが成功する)ことを検出するときにのみ、情報を送信するためにチャネルを占有することができる。チャネルがビジーである(すなわち、チャネル検知が失敗するまたはLBTが失敗する)と検出する場合、ネットワークデバイスまたは端末デバイスは、情報を送信するためにチャネルを占有することができない。
言い換えると、NRUシステムの中のネットワークデバイスがSSB時間窓の中のL個のSSB機会候補でL個のSSBを送信する必要がある場合、ネットワークデバイスはまず、第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信する前にチャネルを検知する。第1のSSB機会候補の前の検知を通じて、チャネルがアイドルである(すなわち、チャネル検知が成功するまたはLBTが成功する)ことを決定するとき、ネットワークデバイスは、チャネル上で、およびL個のSSB機会候補で、L個のSSBを継続的に送信し得る。第1のSSB機会候補の前の検知を通じて、チャネルがビジーである(すなわち、チャネル検知が失敗するまたはLBTが失敗する)ことを決定するとき、ネットワークデバイスは、チャネル上で、および第1のSSB機会候補で、第1のSSBを送信することができない。その結果、SSBによってカバーされることが予想される端末デバイスは、SSB信号を受信することができず、現在のPRACH周期においてネットワークにアクセスすることができない。ネットワークデバイスがSSB時間窓において第kのSSB機会候補の前にのみLBTを実行することに成功する場合、ネットワークデバイスは、チャネル上で、および最初のk−1個のSSB機会候補で、最初のk−1個のSSBを送信することができず、同期信号送信機会の喪失をもたらす。結果として、ダウンリンク同期のレイテンシが過剰に高い。
SSB送信機会を増やすために、NRUシステムにおいて、SSB時間窓の中でサポートされるSSB機会候補の量(すなわち、L)が増やされる。従来技術に基づくと、NRUシステムにおいて、SSB時間窓においてネットワークデバイスによって実際に送信される必要があるSSBの最大の量はさらに、Mとして定義されることがあり、M≦Lであり、Mは正の整数である。こうして、ネットワークデバイスが第iのSSB機会候補の前にLBTを実行することに成功してチャネルにアクセスする場合、ネットワークデバイスは、第iのSSB機会候補でM個のSSBを第(i+M−1)のSSB機会候補に継続的に送信し得る。このシナリオでは、ネットワークデバイスは、SSBを送信するために、SSB時間窓の中にあり第(i+M−1)のSSB機会候補の後にあるSSB機会候補を占有し続けない。ネットワークデバイスがSSB時間窓の中の第(L−M+1)のSSB機会候補でLBTを実行することに成功してチャネルにアクセスする(LBTが最初のL−M個のSSB機会候補の前に失敗する)場合でも、ネットワークデバイスは、セルの中の端末デバイスを広くカバーするために、後続のM個のSSB機会候補でM個のSSBを送信し得る。言い換えると、SSB時間窓における、M個のSSBを送信するためにネットワークデバイスによって実際に使用されるM個のSSB機会候補の位置は、LBT結果に基づいて動く。
図6は、本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。図6に示されるように、たとえば、SSB時間窓の長さは5msである。SSB時間窓が最大で8つのSSB機会候補をサポートし、これらはそれぞれSSB機会候補#1からSSB機会候補#8であると仮定される。1つのスロットは2つのSSB機会候補を含み、8つのSSB機会候補はSSB時間窓の中の最初の4スロットに配置され、SSB時間窓においてネットワークデバイスによって実際に送信される必要のあるSSBの最大の量は4である。このシナリオでは、ネットワークデバイスが第1のスロットにおいてSSB機会候補#1の前にLBTを実行することに失敗し、第2のスロットにおいてSSB機会候補の前にLBTを実行することに成功すると仮定される。この場合、ネットワークデバイスは、第1のスロットにおけるSSB機会候補#2、第2のスロットにおけるSSB機会候補#3およびSSB機会候補#4、ならびに第3のスロットにおけるSSB機会候補#5で、4つのSSBを送信し得る。後続のスロットの中のSSB機会候補は使用されない。
上で説明されたように、SSB時間窓の中の各SSB機会候補のインデックスと、現在のPRACH周期の中の少なくとも1つのPRACH時間−周波数−符号リソースとの間に対応付け関係がある。言い換えると、L個のSSB機会候補の各々は、PRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。しかしながら、SSB時間窓における、M個のSSBを送信するためにネットワークデバイスによって実際に使用されるM個のSSB機会候補の位置は、LBT結果に基づいて動く。言い換えると、SSB時間窓の中のいくつかのSSB機会候補は使用されない。SSB時間窓の中の、SSBを送信するために使用されないSSB機会候補はそれでも、PRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられるので、これらのPRACH時間−周波数−符号リソースは、端末デバイスによって使用されない。その結果、これらのPRACH時間−周波数−符号リソースが浪費され、PRACH周期におけるPRACH時間−周波数−符号リソースの比較的低い利用率をもたらす。
図7は、本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。図7に示されるように、たとえば、SSB時間窓の長さは5msである。SSB時間窓が最大で4つのSSB機会候補をサポートし、これらはそれぞれSSB機会候補#1からSSB機会候補#4であると仮定される。1つのスロットは2つのSSB機会候補を含み、4つのSSB機会候補はSSB時間窓の中の最初の2つのスロットに配置される。SSB機会候補#1は、現在のPRACH周期の中のPRACH時間−周波数−符号リソース1(すなわち、RACH1)およびPRACH時間−周波数−符号リソース5(すなわち、RACH5)と関連付けられ、SSB機会候補#2は、現在のPRACH周期の中のPRACH時間−周波数−符号リソース2(すなわち、RACH2)およびPRACH時間−周波数−符号リソース6(すなわち、RACH6)と関連付けられ、SSB機会候補#3は、現在のPRACH周期の中のPRACH時間−周波数−符号リソース3(すなわち、RACH3)およびPRACH時間−周波数−符号リソース7(すなわち、RACH7)と関連付けられ、SSB機会候補#4は、現在のPRACH周期の中のPRACH時間−周波数−符号リソース4(すなわち、RACH4)およびPRACH時間−周波数−符号リソース8(すなわち、RACH8)と関連付けられる。
SSB時間窓においてネットワークデバイスによって実際に送信される必要があるSSBの最大の量は2であり、ネットワークデバイスが、SSB機会候補#1の前にLBTを実行することに失敗し、SSB機会候補2の前にLBTを実行することに成功すると仮定される。この場合、ネットワークデバイスは、SSB機会候補#2およびSSB機会候補#3で2つのSSBを送信し得る。SSB機会候補4は使用されない。
このシナリオでは、SSB時間窓の中のSSB機会候補#1およびSSB機会候補#4は、SSBを送信するために使用されない。したがって、SSB機会候補#1と関連付けられるPRACH時間−周波数−符号リソース1(すなわち、RACH1)およびPRACH時間−周波数−符号リソース5(すなわち、RACH5)、ならびにSSB機会候補#4と関連付けられるPRACH時間−周波数−符号リソース4(すなわち、RACH4)およびPRACH時間−周波数−符号リソース8(すなわち、RACH8)は、端末デバイスによって使用されない。その結果、これらのPRACH時間−周波数−符号リソースが浪費され、PRACH周期におけるPRACH時間−周波数−符号リソースの比較的低い利用率をもたらす。
前述の問題を考慮すると、本出願の実施形態は、同じSSB時間窓の中の2つのSSB機会候補を同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けて、それにより、PRACH周期におけるPRACH時間−周波数−符号リソースの利用率を高めるための、ランダムアクセス方法を提供する。本出願の実施形態において提供されるランダムアクセス方法は、免許不要スペクトルで完全に動作する任意の通信システムにおいて使用され得る。
以下は、NRUシステムを例として使用することによって、特定の実施形態を参照して本出願の実施形態における技術的な解決法を詳しく説明する。以下のいくつかの特定の実施形態は互いに組み合わされてもよく、いくつかの実施形態では同じもしくは同様の概念または処理は繰り返し説明されないことがある。
図8は、本出願の実施形態によるランダムアクセス方法の概略フローチャートである。図8に示されるように、本方法は以下のステップを含む。
S101:ネットワークデバイスが、第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、および/または、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信し、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。
S102:ネットワークデバイスが、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上で端末デバイスによって送信されるランダムアクセス情報を受信する。
具体的には、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、異なるSSB機会候補であり得る。本明細書の「異なる」という用語は、以下の2つの場合を別々に示す。
第1の場合において、第1のSSB機会候補は、時間領域において第1の時間単位を占有し、周波数領域において第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域において第2の時間単位を占有し、周波数領域において第1のサブバンドを占有する。言い換えると、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じサブバンドに対応するが、異なる時間単位に対応する。
第2の場合において、第1のSSB機会候補は、時間領域において第1の時間単位を占有し、周波数領域において第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域において第1の時間単位を占有し、周波数領域において第2のサブバンドを占有する。言い換えると、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じ時間単位に対応するが、異なるサブバンドに対応する。
第1のSSB機会候補が時間領域において第1の時間単位を占有し、周波数領域において第1のサブバンドを占有することは、第1のSSB機会候補が時間領域における第1の時間単位および周波数領域における第1のサブバンドに対応すること、第1のSSB機会候補が時間領域における第1の時間単位および周波数領域における第1のサブバンドを含むこと、第1のSSB機会候補が時間領域における第1の時間単位および周波数領域における第1のサブバンドに配置されること、ならびに、第1のSSB機会候補が時間領域における第1の時間単位および周波数領域における第1のサブバンドにおいて搬送されることとしても言及され得ることに留意されたい。
第2のSSB機会候補が時間領域において第2の時間単位を占有し、周波数領域において第1のサブバンドを占有することは、第2のSSB機会候補が時間領域における第2の時間単位および周波数領域における第1のサブバンドに対応すること、第2のSSB機会候補が時間領域における第2の時間単位および周波数領域における第1のサブバンドを含むこと、第2のSSB機会候補が時間領域における第2の時間単位および周波数領域における第1のサブバンドに配置されること、ならびに、第2のSSB機会候補が時間領域における第2の時間単位および周波数領域における第1のサブバンドにおいて搬送されることとしても言及され得る。
第2のSSB機会候補が時間領域において第1の時間単位を占有し、周波数領域において第2のサブバンドを占有することは、第2のSSB機会候補が時間領域における第1の時間単位および周波数領域における第2のサブバンドに対応すること、第2のSSB機会候補が時間領域における第1の時間単位および周波数領域における第2のサブバンドを含むこと、第2のSSB機会候補が時間領域における第1の時間単位および周波数領域における第2のサブバンドに配置されること、ならびに、第2のSSB機会候補が時間領域における第1の時間単位および周波数領域における第2のサブバンドにおいて搬送されることとしても言及され得る。
本実施形態におけるSSB機会候補(たとえば、本出願の以下の内容における、第1のSSB機会候補、第2のSSB機会候補、およびL個のSSB機会候補のいずれか1つ、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の任意のSSB機会候補、第1のSSB機会候補集合の中の任意のSSB機会候補、および第2のSSB機会候補集合の中の任意のSSB機会候補)は、SSB機会またはSSB候補(Candidate SSB)とも呼ばれ得ることを理解されたい。
SSB候補(Candidate SSB)機会は、SSBを送信するためにネットワークデバイスによって使用され得る送信機会もしくはリソース、または、ネットワークデバイスがSSBを送信することを許可される送信機会もしくはリソースであることを理解されたい。具体的には、ネットワークデバイスは、チャネル検知または実装アルゴリズムに基づいて、SSB機会候補で実際にSSBを送信するかどうかを決定し得る。より具体的には、1つのSSB時間窓はL個のSSB機会候補を含み、ネットワークデバイスは実際に、SSBを送信するためにM≦L個のSSB機会候補だけを占有する。たとえば、ネットワークデバイスがSSBを送信する前にチャネル検知を実行する必要があり、チャネル検知が成功するときにのみSSBが送信されることが可能であることを考慮すると、チャネル検知がSSB機会候補の前に失敗する場合、SSBは送信されることが可能ではない。別の例では、ダウンリンク同期信号のためのネットワークデバイスのカバレッジ要件を考慮すると、ネットワークデバイスは、M個のSSBのすべてを送信した後に、後続のSSB機会候補を占有する必要はないことがある。たとえば、ネットワークデバイスがL個のSSB機会候補の中の第1のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功する場合、ネットワークデバイスは、SSBを送信するために最初のM個のSSB機会候補を占有し、後続のL−M個のSSB候補を占有し続ける代わりに、それらのL−M個のSSB候補をアイドル状態として確保する。
1つのSSB機会候補が1つのSSBを送信するために使用されることを理解されたい。異なるSSBが異なるSSB機会候補で送信される。加えて、「送信するために使用される」は、SSBを送信するためにSSB機会候補をネットワークデバイスが使用することを、プロトコルまたは規制がサポートもしくは許容することを意味する。ネットワークデバイスは、SSBを送信するためにSSB機会候補を使用してもよく、またはSSBを送信するためにSSB機会候補を使用しなくてもよい。たとえば、ネットワークデバイスがSSB機会候補の前にLBTを実行することに成功するとき、ネットワークデバイスは、SSBを送信するためにSSB機会候補を使用する。ネットワークデバイスがSSB機会候補の前にLBTを実行することに失敗するとき、ネットワークデバイスは、SSBを送信するためにSSB機会候補を使用しない。代替として、ネットワークデバイスがSSB時間窓においてSSB機会候補の前に十分なSSBを送信しているとき、ネットワークデバイスは、SSBを送信するためにSSB機会候補を使用しなくてもよい。
本実施形態では、SSB機会候補がランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース(たとえば、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース、またはランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース)と関連付けられる(を関連付ける)ことは、SSB機会候補がランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと対応付けられる(対応する)こととしても言及され得ることを理解されたい。
ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースは、1つのPRACH機会上の1つのプリアンブルシーケンスであってもよく、複数のPRACH機会上の複数のプリアンブルシーケンスを含んでもよく(各PRACH機会は少なくとも1つのプリアンブルシーケンスを搬送する)、または1つのPRACH機会上の複数のプリアンブルシーケンスを含んでもよいことを理解されたい。
本出願のこの実施形態における時間単位(たとえば、第1の時間単位または第2の時間単位)は、少なくとも1つの時間領域シンボルを含み得ることを理解されたい。
任意選択で、時間単位は、1つのSSBを送信するために占有される時間領域リソース、たとえば、4つの時間領域シンボルであり得る。時間単位は、1つのSSBおよび別の時間領域リソースを送信するために占有される時間領域リソースを代替として含んでもよく、たとえば、時間単位は、SSBを送信するためのSSB機会候補を含むハーフスロットである(すなわち、1つのスロットの中の時間領域シンボル#0から#6または時間領域シンボル#7から#13、これらは1つのスロットの中の時間領域シンボルのグループとも呼ばれる)。
任意選択で、時間単位は、SSBを含むダウンリンク同期情報を搬送する時間領域単位であり得る。本明細書のダウンリンク同期情報は、SSBであってもよく、またはSSBおよびシステム情報を含んでもよい。システム情報は、たとえば、残存最小システム情報(remaining minimum system information,RMSI)であってもよい。
本出願のこの実施形態におけるサブバンド(たとえば、第1のサブバンドまたは第2のサブバンド)は、ネットワークデバイスによって送信される情報を搬送する周波数領域単位であり得ることを理解されたい。
任意選択で、サブバンドは、1つまたは複数のサブキャリア(subcarrier)を含んでもよく、言い換えると、サブバンドは、1つまたは複数の物理リソースブロック(physical resource block,PRB)を含んでもよく、言い換えると、サブバンドは、5MHz、10MHz、15MHz、または20MHzの帯域幅に対応する周波数領域リソースであってもよい(たとえば、サブバンドはNRUシステムにおいて1つのキャリアによって占有される周波数領域リソースであってもよい)。いくつかの実施形態では、サブバンドは、キャリア、帯域幅部分(bandwidth part,BWP)、または初期アクティブダウンリンク帯域幅部分(initial active DL BWP)とも呼ばれ得る。
任意選択で、サブバンドは、SSBを含むダウンリンク同期情報を搬送するために使用される周波数領域単位であってもよい。
任意選択で、サブバンドは、チャネル検知を実行するためにネットワークデバイスによって使用される周波数領域単位であってもよい。たとえば、ネットワークデバイスは、異なるサブバンドにおいてチャネル検知手順を別々に実行する。具体的には、ネットワークデバイスは、第1のサブバンドにおいてチャネル検知手順を実行して、第2のサブバンドにおいて別の独立したチャネル検知手順を実行し、または、第1のサブバンドにおいてCWSを維持し、第2のサブバンドにおいて別の独立したCWSを維持する。代替として、チャネル検知を実行するとき、ネットワークデバイスは、チャネルがビジーであるかアイドルであるか(ここで、チャネルがビジー状態であるかアイドル状態であるかは別のサブバンドにおいて独立に決定される)を決定するために、検知スロットおよびサブバンドにおいて検出されるエネルギーまたはパワーを、サブバンドに対応する検知閾値CCA−EDと比較する。代替として、ネットワークデバイスは、サブバンドにおいてLBTを実行することに成功した後にのみ、情報を送信するためにサブバンドを占有することができる(ここで、LBTが成功するかどうかは別のサブバンドにおいて独立に決定される)。
任意選択で、サブバンドは、チャネル測定を実行するために端末デバイスによって使用される周波数領域単位であってもよい。たとえば、端末デバイスは、サブバンドの粒度でチャネル測定を実行する。本明細書のチャネル測定は、チャネル品質インジケータ(channel quality indicator,CQI)/プリコーディング行列インジケータ(precoding matrix indicator,PMI)測定または無線リソース管理(radio resource management,RRM)測定を含み得る。言い換えると、端末デバイスは、サブバンドの単位でCQI/PMI/RRM測定の結果を報告する。言い換えると、端末デバイスは、サブバンドにまたがる測定を実行する代わりに、1つのサブバンドの範囲内でCQI/PMI/RRM測定を実行する。
任意選択で、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じSSB送信周期または同じSSB時間窓の中のSSB機会候補である。
この実施形態では、同じSSB時間窓の中の第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。本明細書の第1のPRACH時間−周波数−符号リソースは、1つのPRACH機会上の1つのプリアンブルシーケンスを含んでもよく、複数のPRACH機会上の複数のプリアンブルシーケンスを含んでもよく(各PRACH機会は少なくとも1つのプリアンブルシーケンスを搬送してもよい)、または1つのPRACH機会上の複数のプリアンブルシーケンスを含んでもよい。
任意選択で、第1のSSB機会候補が第1のPRACH時間−周波数−符号リソースと関連付けられることは、第1のSSB機会候補または第1のSSB機会候補のインデックスが第1のPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられることとして理解され得る。同様に、第2のSSB機会候補が第1のPRACH時間−周波数−符号リソースと関連付けられることは、第2のSSB機会候補または第2のSSB機会候補のインデックスが第1のPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられることとして理解され得る。言い換えると、PRACH時間−周波数−符号リソースとのSSB機会候補の対応付けは、PRACH時間−周波数−符号リソースとのSSB機会候補のインデックスの対応付けである。本明細書のSSB機会候補のインデックスは、SSB時間窓に含まれ時間順序でソートされる、L個のSSB機会候補の中のSSB機会候補のインデックスであり得る。SSB機会候補のインデックスは、SSB機会候補で送信されるSSBのSSBインデックスと一貫している。SSBインデックスは、SSBにおいて搬送される「DMRSシーケンス」または「DMRSシーケンス+PBCH上のビット情報」を使用することによって、端末デバイスに示され得る。詳細については、上記の説明を参照されたい。
第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が第1のPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられることは、第1のSSB機会候補がPRACH時間−周波数−符号リソース集合Aと対応付けられ、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースがPRACH時間−周波数−符号リソース集合Aの部分集合であること、および、第2のSSB機会候補がPRACH時間−周波数−符号リソース集合Bと対応付けられ、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースがPRACH時間−周波数−符号リソース集合Bの部分集合であることとして、理解され得ることを理解されたい。さらに、PRACH時間−周波数−符号リソース集合Aは、第1のSSB機会候補が対応付けられるすべてのPRACH時間−周波数−符号リソース(ネットワークデバイスによって構成される)であり、または、PRACH時間−周波数−符号リソース集合Aは、1つのPRACH周期において、第1のSSB機会候補が対応付けられるすべてのPRACH時間−周波数−符号リソース(ネットワークデバイスによって構成される)である。同様に、PRACH時間−周波数−符号リソース集合Bは、第2のSSB機会候補が対応付けられるすべてのPRACH時間−周波数−符号リソース(ネットワークデバイスによって構成される)であり、または、PRACH時間−周波数−符号リソース集合Bは、PRACH周期において、第2のSSB機会候補が対応付けられるすべてのPRACH時間−周波数−符号リソース(ネットワークデバイスによって構成される)である。
任意選択で、PRACH時間−周波数−符号リソース集合AおよびPRACH時間−周波数−符号リソース集合Bは、完全に同じではなくてもよい。具体的には、第1のSSB機会候補が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースは、第2のSSB機会候補が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースと部分的に重複する。この場合、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースは、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がともに対応付けられる時間−周波数−符号リソースである。たとえば、第1のSSB機会候補は、PRACH機会#Aのプリアンブルシーケンス#1から#32およびPRACH機会#Bのプリアンブルシーケンス#1から#32と対応付けられ、第2のSSB機会候補は、PRACH機会#Aのプリアンブルシーケンス#1から#64と対応付けられ、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースは、PRACH機会#Aのプリアンブルシーケンス#1から#32である。
任意選択で、PRACH時間−周波数−符号リソース集合AおよびPRACH時間−周波数−符号リソース集合Bは、完全に同じであってもよい。具体的には、第1のSSB機会候補が対応付けられるすべてのPRACH時間−周波数−符号リソースは、第2のSSB機会候補が対応付けられるすべてのPRACH時間−周波数−符号リソースと完全に同じである。この場合、PRACH時間−周波数−符号リソース集合AおよびPRACH時間−周波数−符号リソース集合Bは、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースと呼ばれ得る。たとえば、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、PRACH機会#Aのプリアンブルシーケンス#1から#32およびPRACH機会#Bのプリアンブルシーケンス#1から#32と対応付けられる。この場合、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースは、PRACH機会#Aのプリアンブルシーケンス#1から#32およびPRACH機会#Bのプリアンブルシーケンス#1から#32である。
同じSSB時間窓の中の2つのSSB機会候補を同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付ける前述の方式では、ネットワークデバイスが2つのSSB機会候補のうちの1つの前にチャネル検知を実行することに失敗するが、他のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功した後SSBを送信する場合でも、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースが、ランダムアクセス情報を送信するために、SSBを検出する端末デバイスによって使用されることが可能であり、それによりPRACHリソースの浪費を回避する。本明細書のランダムアクセス情報は、PRACH情報、プリアンブル(Preamble)、プリアンブルシーケンス、メッセージ1(message1,Msg.1)などとも呼ばれ得ることを理解されたい。
たとえば、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前にLBTを実行することに失敗するが、第2のSSB機会候補の前にLBTを実行することに成功する場合、ネットワークデバイスは、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信し得る。第2のSSBを検出する端末デバイスは、SSB機会候補とPRACH時間−周波数−符号リソースとの間の対応付け関係に基づいて、ランダムアクセス情報(すなわち、第1のPRACH時間−周波数−符号リソースの中の符号語リソース)を第1のPRACH時間−周波数−符号リソース上でネットワークデバイスに送信するために、第2のSSBを送信するために使用される第2のSSB機会候補と関連付けられる第1のPRACH時間−周波数−符号リソースを決定してもよく、それにより、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信できないことにより、第1のSSB機会候補が対応付けられる第1のPRACH時間−周波数−符号リソースが浪費される事例を回避する。
以下は、第1のSSB機会候補が第2のSSB機会候補と異なる2つの場合を参照して、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がどのように同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ、端末デバイスがLBT結果に基づいてどのようにSSBを送信するかを説明する。詳細は以下の通りである。
第1の場合において、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じサブバンドに対応するが、異なる時間単位に対応する。具体的には、第1のSSB機会候補は、時間領域において第1の時間単位を占有し、周波数領域において第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域において第2の時間単位を占有し、周波数領域において第1のサブバンドを占有する。
この実施形態では、SSB送信成功確率を高めるために、ネットワークデバイスは、SSB時間窓の中の異なるSSB機会候補を同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付け得る。チャネル検知の失敗によりSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
図9は、本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。図9に示されるように、たとえば、第1のSSB機会候補(すなわち、SSB#1)は、第2のSSB機会候補(すなわち、SSB#2)の前に配置される。言い換えると、第1のSSB機会候補によって占有される第1の時間単位は、第2のSSB機会候補によって占有される第2の時間単位より早い。異なる時間単位に対応する第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のPRACH時間−周波数−符号リソース(すなわち、RACH#AおよびRACH#B)と対応付けられる。ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前にLBTを実行することに失敗するが、第2のSSB機会候補の前にLBTを実行することに成功するとき、第2のSSB機会候補は、第1のSSB機会候補が占有されていないことにより引き起こされる2つのRACHリソースの浪費を回避するために、RACH#AおよびRACH#Bにも対応付けられる。
このシナリオでは、端末デバイスがLBT結果に基づいてSSBを送信することは、以下のいくつかの事例を含み得る。
ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功するが、第2のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに失敗するとき、ネットワークデバイスは、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信しない。こうして、第1のSSBを検出した後、端末デバイスは、ランダムアクセス情報を送信するために、RACH#Aおよび/またはRACH#Bを占有し得る。第2のSSBだけがRACH#AおよびRACH#Bリソースと対応付けられる方式と比較すると、この方式はPRACHリソースの浪費を回避することができる。
代替として、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに失敗するが、第2のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功するとき、ネットワークデバイスは、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信し、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信しない。こうして、第2のSSBを検出した後、端末デバイスは、ランダムアクセス情報を送信するために、RACH#Aおよび/またはRACH#Bを占有し得る。第1のSSBだけがRACH#AおよびRACH#Bリソースと対応付けられる方式と比較すると、この方式はPRACHリソースの浪費を回避することができる。
ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前および第2のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功するとき、ネットワークデバイスは、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信せず、または、ネットワークデバイスは、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信し、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信せず、または、ネットワークデバイスは、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信する。
通常、既存のNRシステムでは、ネットワークデバイスは、異なるSSB機会候補で、および異なるビーム方向に、異なるSSBを送信する。複数のSSB機会候補が同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる場合、検出されたSSBに基づいて端末デバイスによって送信されるランダムアクセス情報を受信した後、ネットワークデバイスは、どのランダムアクセス情報が送信されるかに基づいて端末デバイスによって検出されるSSBを特定することに失敗し、さらに、後続のダウンリンク信号のビーム方向を決定することに失敗することがある。
それに対応して、この実施形態では、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方のためにチャネル検知を実行することに成功し、従来技術のように、異なるビームを使用することによって第1のSSBおよび第2のSSBを送信する場合、明確なビーム方向が決定されることが可能ではないという問題も引き起こされる。ネットワークデバイスがビーム方向を区別することを可能にするために、以下の制約がさらに、本出願のこの実施形態において課され得る。
ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するとき、ネットワークデバイスが第1のSSBを送信するビーム方向は、ネットワークデバイスが第2のSSBを送信するビーム方向と同じである。
明確なビーム方向が決定されることが可能ではないという問題を回避するために、ネットワークデバイスは、1つだけのSSB機会候補を送信し得る。こうして、それでも1つのPRACHリソースが、ネットワークデバイスによって実際に送信されるSSBと一意に関連付けられ得るので、ネットワークデバイスは、実際に送信されるSSBのために使用されるビーム方向を取得し、そのビーム方向またはそのビーム方向に近いビーム方向において後続のダウンリンク情報を送信することができる。
代替として、ネットワークデバイスは、同じビーム方向または近いビーム方向において、これらのSSB機会候補でSSBを送信し、たとえば、第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信する。こうして、端末デバイスによって検出される、複数のSSBの中の任意の1つまたは複数のSSBが、PRACH情報を送信するために同じPRACHリソースと対応付けられ得る。ネットワークデバイスがPRACH情報を受信した後、PRACH情報は複数のSSB機会候補と関連付けられるが、同じビーム方向(たとえば、ビーム方向A)がSSB機会候補のために使用されるので、ネットワークデバイスは、ビーム方向Aまたはビーム方向Aに近いビーム方向において、後続のダウンリンク情報を端末デバイスに送信し得る。こうして、後続のダウンリンク情報のビーム方向は、SSBのビーム方向と同じであり、またはそれに近い。
この実施形態では、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補との間に、少なくとも1つのSSB機会候補の間隔がある。たとえば、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補との間に、M−1個のSSB機会候補の間隔がある。具体的には、本明細書のM−1個のSSB機会候補は、ネットワークデバイスがSSBを送信することを許容されるSSB機会候補、または、SSBを送信するために使用されるネットワークデバイスによって構成されるSSB機会候補である。たとえば、ネットワークデバイスは、SSB時間窓の中のすべての利用可能なSSB機会候補の一部でSSBを送信するように構成する。より具体的には、本明細書のMは、SSB送信周期においてネットワークデバイスによって送信されることが許容されるSSBの最大の量、言い換えると、SSB時間窓においてネットワークデバイスによって送信されることが許容されるSSBの最大の量である。たとえば、利用可能なSSB機会候補が後続にある場合であっても、ネットワークデバイスは、SSB送信周期またはSSB時間窓においてすべてのM個のSSBを送信した後、SSBを送信し続けない。Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成され得る。たとえば、Mは、PBCHまたはRMSIを使用することによって、ネットワークデバイスにより端末デバイスに通知され得る。
言い換えると、本発明のこの実施形態では、SSB時間窓の中のすべてのSSB機会候補が同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられるのではないが、SSB時間窓の中のSSB機会候補の一部が同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ、SSB機会候補の他の部分が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースは、SSB機会候補のその一部が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースと異なる。
任意選択で、SSB時間窓においてサポートされるSSB機会候補は、少なくとも2つのSSB機会候補集合を含んでもよく、少なくとも2つのSSB機会候補集合は、第1のSSB機会候補集合および第2のSSB機会候補集合を含む。第1のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含み、第2のSSB機会候補集合は少なくとも2つのSSB機会候補を含む。第1のSSB機会候補は第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補であり、第2のSSB機会候補は第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補である。さらに、少なくとも2つのSSB機会候補集合は互いに素である。
この場合、第1のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補は、PRACH時間−周波数−符号リソース集合(すなわち、PRACH周期の中の利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースを含む集合)の中の異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ、第2のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補は、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補および第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中の同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ得る。この場合、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補が、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。
PRACH時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合とも呼ばれることを理解されたい。
任意選択で、L個のSSB機会候補は、少なくとも2つの互いの素のSSB機会候補集合を含む。言い換えると、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合に含まれるすべてのSSB機会候補は、すべてのL個のSSB機会候補である。
任意選択で、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、Lが第1の閾値以上であるとき、L個のSSB機会候補は、その各々が他方を含まない少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を含む。言い換えると、L個のSSB機会候補は、少なくとも2つの互いの素のSSB機会候補集合を構成する。少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合のいずれか1つが、時系列において隣接している少なくとも1つのSSB機会候補、すなわち、L個のSSB機会候補においてその相対的なランクが隣接している少なくとも1つのSSB機会候補を含む。
さらに、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つが、時系列において隣接している少なくとも2つのSSB機会候補を含む。
たとえば、Lが2に等しいとき、2つのSSB機会候補の各々はSSB機会候補集合であり、各SSB機会候補集合は1つのSSB機会候補を含む。Lが3に等しいとき、3つのSSB機会候補は2つのSSB機会候補集合を含んでもよく、1つのSSB機会候補集合は時系列において隣接している2つのSSB機会候補を含み、他のSSB機会候補集合は残りのSSB機会候補を含む。Lが4に等しいとき、4つのSSB機会候補は2つのSSB機会候補集合を含んでもよく、1つのSSB機会候補集合は時系列において隣接している2つのSSB機会候補を含み、他のSSB機会候補集合は時系列において隣接している残りの2つのSSB機会候補を含む。残りは類推によって推測されることが可能である。L個のSSB機会候補に含まれるSSB機会候補集合の具体的な量は、Lの値および1つのSSB機会候補集合のサイズに基づいて決定され得る。
このシナリオでは、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合のいずれか1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補は、異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、言い換えると、同じSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補は、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に含まれる。この場合、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補が、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。
少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合のいずれか1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補は、異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと関連付けられることを理解されたい。SSB機会候補集合に含まれるSSB機会候補は、互いに重複しないPRACH時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、言い換えると、SSB機会候補集合に含まれる任意の2つのSSB機会候補が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソース間に交点はなく、言い換えると、SSB機会候補集合に含まれる任意の2つのSSB機会候補は、直交するPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ、言い換えると、SSB機会候補集合に含まれる任意の2つのSSB機会候補が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースの2つのグループは、同じPRACH機会上の同じプリアンブルシーケンスを含まない。
前述の実施形態において、L個のSSB機会候補は、同じSSB送信周期または同じSSB時間窓に含まれるSSB機会候補である。
任意選択で、L個のSSB機会候補は、SSB送信周期またはSSB時間窓に含まれるすべてのSSB機会候補であり得る。
任意選択で、L個のSSB機会候補は、時系列において連続している(すなわち、隣接している)SSB機会候補である。たとえば、Lが4である場合、L個のSSB機会候補は、SSB機会候補1、SSB機会候補2、SSB機会候補3、およびSSB機会候補4であり得る。
任意選択で、L個のSSB機会候補は、SSB送信周期またはSSB時間窓に含まれるいくつかのSSB機会候補であり得る。たとえば、ネットワークデバイスは、SSB時間窓の中のすべての利用可能なSSB機会候補の一部を使用するように構成するので、ネットワークデバイスは、SSBを送信するために残りのSSB機会候補を占有しない。たとえば、本明細書の構成は、RMSIまたはPBCHを使用することによって実行される構成である。
さらに、L個のSSB機会候補は、時系列において連続していない(すなわち、隣接していない)SSB機会候補である。たとえば、Lが4である場合、L個のSSB機会候補は、SSB機会候補1、SSB機会候補3、SSB機会候補5、およびSSB機会候補7であり得る。
任意選択で、SSB機会候補の時系列は、L個のSSB機会候補の中のSSB機会候補の相対的な時間ランクであり、SSB機会候補の時系列インデックスは、L個のSSB機会候補の中のSSB機会候補の相対的な時間ランクのインデックスである。
任意選択で、SSB機会候補の時系列は、SSB時間窓またはSSB周期の中のSSB機会候補の時間ランクである。
任意選択で、SSB機会候補の時系列は、SSB機会候補のインデックスの値ランクである。SSB機会候補のインデックスは、SSB時間窓の中のSSB機会候補のインデックスである。言い換えると、SSB機会候補の時系列は、SSB機会候補が配置される時間単位のインデックス、たとえばスロットのランクである。SSB機会候補のインデックスは、SSBインデックス(SSB index)とも呼ばれる。
L個のSSB機会候補は、時系列に基づいて昇順でソートされ(たとえば、L個のSSB機会候補のSSB機会候補インデックスは0からL−1である)、または、SSB機会候補のインデックスは、ブロードキャスト情報を使用することによってネットワークデバイスによって通知されることを理解されたい。
少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合のいずれか1つが時系列において隣接している少なくとも1つのSSB機会候補を含むことは、SSB機会候補集合に含まれる少なくとも1つのSSB機会候補のインデックスがL個のSSB機会候補において隣接していること、言い換えると、少なくとも1つのSSB機会候補がL個のSSB機会候補の中の相対的な時系列において隣接または連続していることを意味すると理解されたい。具体的には、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合のいずれか1つの中のすべてのSSB機会候補が、いずれの他のSSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補よりも早く、または遅い。たとえば、L個のSSB機会候補は、SSB機会候補1、SSB機会候補3、SSB機会候補5、およびSSB機会候補7であってもよく、2つのSSB機会候補集合、すなわち、{SSB機会候補1,SSB機会候補3}および{SSB機会候補5,SSB機会候補7}を含んでもよい。この場合、第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補1およびSSB機会候補3は時系列において隣接しており、第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補5およびSSB機会候補7は時系列において隣接している。
さらに、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合のいずれか1つが、時系列において隣接している少なくとも1つのSSB機会候補を含むことは、SSB機会候補集合に含まれる少なくとも1つのSSB機会候補が配置される時間単位が、隣接または連続していることを意味する。たとえば、本明細書における時間単位は、1つのSSBを搬送するために使用される前述のハーフスロットである。たとえば、L個のSSB機会候補は、SSB機会候補1からSSB機会候補8であってもよく、スロット1からスロット4において搬送され、2つのSSB機会候補集合、すなわち、{SSB機会候補1からSSB機会候補4}および{SSB機会候補5からSSB機会候補8}を含む。この場合、第1のSSB機会候補集合の中の4つのSSB機会候補は時系列において隣接しており、4つのSSB機会候補はそれぞれ、4つの連続する時間単位、すなわち、スロット1における時間領域シンボル#0から#6および時間領域シンボル#7から#13、ならびにスロット2における時間領域シンボル#0から#6および時間領域シンボル#7から#13において搬送され、第2のSSB機会候補集合の中の4つのSSB機会候補は時系列において隣接しており、4つのSSB機会候補はそれぞれ、4つの連続する時間単位、すなわち、スロット3における時間領域シンボル#0から#6および時間領域シンボル#7から#13、ならびにスロット4における時間領域シンボル#0から#6および時間領域シンボル#7から#13において搬送される。
代替として、任意のSSB機会候補集合が、時系列において隣接している少なくとも1つのSSB機会候補を含むことは、SSB機会候補集合に含まれる少なくとも1つのSSB機会候補のインデックスが、隣接または連続していることも意味し得る。
同様に、時系列において隣接している後続のM個のSSB機会候補は、M個のSSB機会候補がL個のSSB機会候補の中の相対的な時系列において隣接または連続していることを意味する。L個のSSB機会候補に含まれる任意の他のSSB機会候補は、M個のSSB機会候補より前または後にある。さらに、M個のSSB機会候補が配置される時間単位は、隣接もしくは連続しており、または、M個のSSB機会候補のインデックスは、隣接または連続している。
可能な実装では、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々が、時系列において隣接しているM個のSSB機会候補を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合のいずれか1つの中のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、PRACH時間−周波数−符号リソース集合(すなわち、PRACH周期の中の利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースの集合)の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられる。PRACH時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含む。
SSB機会候補集合の中のSSB機会候補が、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと逐次対応付けられることは、次の通りであり得ることを理解されたい。SSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、SSB機会候補のインデックスまたはSSB機会候補の時間ランクに基づいて、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと逐次対応付けられる。たとえば、従来技術のように、SSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、インデックス(またはSSB機会候補集合の中のSSB機会候補の時系列インデックス)の昇順または降順でソートされ、まず1つのRO上のプリアンブルシーケンスのインデックスの昇順で、次いで1つのPRACHスロットにおけるROの周波数領域インデックスの昇順で、次いで1つのPRACHスロットにおけるROの時間領域インデックスの昇順で、最後にPRACHスロットの昇順で、PRACH周期の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ得る。
具体的には、Mは分割単位として使用され、L個のSSB機会候補の中の第1のSSB機会候補から開始することによって、その相対的なランクが隣接しているM個おきのSSB機会候補が、同じSSB機会候補集合へとグループ化される。同じSSB機会候補集合の中のM個のSSB機会候補は、異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと別々に対応付けられ、異なるSSB機会候補集合に属する2つのSSB機会候補は、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ得る。
さらに、Mは2以上である。
免許不要スペクトル上で、ネットワークデバイスが通常、セルの中のすべてのエリアをカバーするために、相互に異なるビーム方向において、および1つのSSB時間窓において時間に関して連続的なM個のSSB機会候補(すなわち、1つのSSB機会候補集合に含まれるSSB機会候補の量)上で、複数のSSBを送信することを考える。SSBがチャネル検知の失敗によりSSB機会候補集合の中のSSB機会候補(たとえば、第1のSSB機会候補)で送信されることに失敗する場合、チャネル検知は、次のSSB機会候補集合において、そのSSB機会候補が対応付けられるのと同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる、SSB機会候補(たとえば、第2のSSB機会候補)の前に実行され得る。チャネル検知が成功する場合、SSBは第2のSSB機会候補で送信され得る。この場合、ネットワークデバイスは、第1のSSB機会候補のために使用されるのと同じビーム方向において第2のSSB機会候補を送信し得る。こうして、等価なカバレッジ効果が達成されることが可能である。
このシナリオでは、SSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補が、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のすべての利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。言い換えると、1つのSSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補が、1つのPRACH周期の中のすべての利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースを占有する。こうして、ネットワークデバイスは、PRACHリソースが浪費されないことを確実にするために、SSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補でSSBを送信する。SSBがチャネル検知によりSSB機会候補集合の中のSSB機会候補で送信されることに失敗するが、そのSSB機会候補が対応付けられるのと同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる、次のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補の前にチャネル検知が成功し、SSBが送信される場合、PRACHリソースが浪費されないことが確実にされることが可能である。
さらに、任意の2つのSSB機会候補集合において同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補は、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。具体的には、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合において同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補は、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補の時系列インデックスは、第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じである。こうして、SSBを送信することを開始するためにネットワークデバイスによって使用される、SSB時間窓の中のどのSSB機会候補とは無関係に、ネットワークデバイスがM個の連続するSSB機会候補でM個のSSBを送信する限り、PRACH時間−周波数−符号リソースの浪費を回避するために、M個のSSBがPRACH時間−周波数−符号リソース集合全体と対応付けられることが確実にされることが可能である。
SSB機会候補の時系列インデックスは、SSB機会候補集合に含まれる時間単位の中の、SSB機会候補が配置される時間単位の時系列インデックスであり得る。SSB機会候補集合の中のSSB機会候補の時系列インデックスは、時間順序でソートされた、SSB機会候補集合の中のSSB機会候補のインデックスとも呼ばれ得る。代替として、SSB機会候補集合の中のSSB機会候補の時系列インデックスは、SSBインデックスの昇順でソートされた、SSB機会候補集合の中のSSB機会候補のインデックスとも呼ばれ得る。言い換えると、SSB機会候補の時系列インデックスは、SSB機会候補集合におけるSSB機会候補の時系列位置または相対的な時系列位置である。
たとえば、L個のSSB機会候補は、前述のSSB機会候補集合を含む少なくとも2つのSSB機会候補集合を含む。SSB機会候補集合の中の時系列に基づいてソートされたSSB機会候補の中の第kのSSB機会候補、および任意の他のSSB機会候補集合の中の時系列に基づいてソートされたSSB機会候補の中の第kのSSB機会候補は、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ、kはM以下の正の整数である。
別の例では、L個のSSB機会候補は、SSB機会候補1からSSB機会候補8であってもよく、スロット1からスロット4において逐次搬送され、2つのSSB機会候補集合、すなわち、{SSB機会候補1からSSB機会候補4}および{SSB機会候補5からSSB機会候補8}を含む。この場合、SSB機会候補1とSSB機会候補5のインデックスは同じであり(SSB機会候補1とSSB機会候補5の両方が、SSB機会候補1およびSSB機会候補5がそれぞれ配置されるSSB機会候補集合において時間が最も早いSSB機会候補である)、SSB機会候補2とSSB機会候補6のインデックスは同じであり、SSB機会候補3とSSB機会候補7のインデックスは同じであり、SSB機会候補4とSSB機会候補8のインデックスは同じである。
言い換えると、L個のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接しているM個のSSB機会候補を使用することによって、時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、L個のSSB機会候補の中にある同じ対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補が、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSBおよび第2のSSBは異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信される(言い換えると、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は異なる対応付け周期に属する)。
言い換えると、L個のSSB機会候補は、SSB機会候補のインデックスに基づいて、および第1のあらかじめ設定された時間長を対応付け周期として使用することによって、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられる。第1のあらかじめ設定された時間長の値は、プロトコルもしくは規制において指定されてもよく、または、ブロードキャスト情報を使用することによってネットワークデバイスによって通知されてもよい。たとえば、第1のあらかじめ設定された時間長はXミリ秒、Xスロット、またはX時間単位であり、Xは正の整数である。
さらに、時系列において隣接しているM個のSSB機会候補は、L個のSSB機会候補の中の時系列において隣接しているM個のSSB機会候補である。L個のSSB機会候補の中で時系列において隣接しているM個のSSB機会候補の定義は上で説明され、詳細は再び説明されない。
具体的には、SSB時間窓の中のSSB機会候補が、巡回シフト対応付け方式でPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられるので、SSB時間窓の中の複数のSSB機会候補は、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。こうして、ネットワークデバイスは、チャネル検知の結果に基づいて、SSBを送信するために複数のSSB機会候補のうちの1つを選択し得るので、PRACH時間−周波数−符号リソースと実際に送信されるSSBとの間の一意な関連付けに影響を及ぼすことなく、実際に送信されるSSBがすべての利用可能なPRACHリソースと対応付けられることが可能であり、これにより、PRACHリソースをより効率的に使用し、PRACHリソースの浪費を回避する。
本明細書のインデックスは、SSB機会候補のインデックスであってもよく、またはSSB機会候補で送信されるSSBのSSBインデックスであってもよいことを理解されたい。具体的には、DMRSおよび/またはPBCHを使用することによってネットワークデバイスによって示されるインデックスは、SSBの時間ランクと必ずしも結びつけられず、SSB機会候補集合におけるSSB機会候補の時間位置または時系列インデックスであってもよい。たとえば、SSB#kは、SSB機会候補集合に含まれるすべてのSSB機会候補において時間順序でソートされる第kまたは第(k+1)のSSB機会候補である。
L個のSSB機会候補がSSB時間窓に含まれるすべてのSSB機会候補であるとき、MはL以下である。LおよびMの具体的な値は、本出願のこの実施形態では限定されない。SSB送信機会を増やし、チャネル検知の失敗によりSSBが送信されることが可能ではないことで引き起こされる損失を埋め合わせるために、比較的大量(すなわち、L個)のSSB機会候補が、SSB時間窓に対して定義され得る。
SSB時間窓においてサポートされるSSB機会候補の量が8であり、ネットワークデバイスによって送信されることが可能なSSBの最大の量Mが4である場合、SSB時間窓の中の8つのSSB機会候補は、2つのSSB機会候補集合、すなわち、第1のSSB機会候補集合および第2のSSB機会候補集合を含み得る。第1のSSB機会候補集合と第2のSSB機会候補集合が、同じPRACH時間−周波数−符号リソース集合と対応付けられる。第1のSSB機会候補集合の中の4つのSSB機会候補は、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと逐次対応付けられる。第2のSSB機会候補集合の中の4つのSSB機会候補は、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるPRACH時間−周波数−符号リソースと逐次対応付けられる。このシナリオでは、第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補および第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補(たとえば、第1のSSB機会候補集合における時系列に基づいてソートされた第kのSSB機会候補および第2のSSB機会候補集合における時系列に基づいてソートされた第kのSSB機会候補、ここでkはM以下の正の整数である)は、同じ第1のPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。
たとえば、第1のSSB機会候補集合に含まれるすべてのSSB機会候補は時間的に隣接しており、第2のSSB機会候補集合に含まれるすべてのSSB機会候補は時間的に隣接している。言い換えると、第1のSSB機会候補集合に含まれるすべてのSSB機会候補は、その時間インデックスまたはSSB機会候補インデックスが連続しているSSB機会候補であり、第2のSSB機会候補集合に含まれるすべてのSSB機会候補は、その時間インデックスまたはSSB機会候補インデックスが連続しているSSB機会候補である。言い換えると、第1のSSB機会候補集合は{SSB機会候補#1,SSB機会候補#2,SSB機会候補#3,SSB機会候補#4}であり、第2のSSB機会候補集合は{SSB機会候補#5,SSB機会候補#6,SSB機会候補#7,SSB機会候補#8}である。
第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補が、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと逐次対応付けられることは、次の通りであり得ることを理解されたい。第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、SSB機会候補のインデックスまたはSSB機会候補の時間ランクに基づいて、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと逐次対応付けられる。たとえば、従来技術のように、第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補は、まず1つのRO上のプリアンブルシーケンスのインデックスの昇順で、次いで1つのPRACHスロットにおけるROの周波数領域インデックスの昇順で、次いで1つのPRACHスロットにおけるROの時間領域インデックスの昇順で、最後にPRACHスロットの昇順で、PRACH周期の中のPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられ得る。
PRACH周期が時間領域において4つのPRACHスロットをサポートし、各PRACHスロットが1つのPRACH機会をサポートすること、および、PRACH周期が周波数領域において2つのPRACH機会をサポートし、2つのPRACH機会が周波数分割多重化方式で多重化されることが、仮定される。各PRACH機会は、64個のプリアンブルシーケンス#1から#64を含み、各SSB機会候補は、1つのPRACH機会上の32個のプリアンブルシーケンスと対応付けられる。言い換えると、PRACH周期は、全体で8つのPRACH機会を含み、関連付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースRACH_t_fは、{RACH_1_1,RACH_1_2,RACH_2_1,RACH_2_2,RACH_3_1,RACH_3_2,RACH_4_1,RACH_4_2}である。tは時間領域インデックスを表し、fは周波数領域インデックスを表す。
この場合、第1のSSB機会候補集合におけるSSB機会候補の対応付け結果は、SSB機会候補#1が{RACH_1_1のプリアンブル#1から#32,RACH_2_1のプリアンブル#1から#32,RACH_3_1のプリアンブル#1から#32,RACH_4_1のプリアンブル#1から#32}と対応付けられ、SSB機会候補#2が{RACH_1_1のプリアンブル#33から#64,RACH_2_1のプリアンブル#33から#64,RACH_3_1のプリアンブル#33から#64,RACH_4_1のプリアンブル#33から#64}と対応付けられ、SSB機会候補#3が{RACH_1_2のプリアンブル#1から#32,RACH_2_2のプリアンブル#1から#32,RACH_3_2のプリアンブル#1から#32,RACH_4_2のプリアンブル#1から#32}と対応付けられ、SSB機会候補#4が{RACH_1_2のプリアンブル#33から#64,RACH_2_2のプリアンブル#33から#64,RACH_3_2のプリアンブル#33から#64,RACH_4_2のプリアンブル#33から#64}と対応付けられるというものである。
SSB機会候補が第1のSSB機会候補である例が使用される。この場合、第1のSSB機会候補と関連付けられる第1のPRACH時間−周波数−符号リソースは、集合{RACH_1_1のプリアンブル#1から#32,RACH_2_1のプリアンブル#1から#32,RACH_3_1のプリアンブル#1から#32,RACH_4_1のプリアンブル#1から#32}であり、集合の適切な部分集合であってもよく、または集合の要素(すなわち、RO上のプリアンブルシーケンス)であってもよい。
第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補の対応付け方式は、第1のSSB機会候補集合のそれと同じである。詳細はここで再び説明されない。
このシナリオでは、ネットワークデバイスは、チャネル検知の結果に基づいて、8つのSSB機会候補のうちの4つで4つのSSBを送信してもよく、他の4つのSSB機会候補は、チャネル検知の失敗によりSSBを送信するために使用されず、または、すべての4つのSSBが送信されたので、SSBを送信し続けるためにSSB機会候補がその後で必要とされない。
第1のSSB機会候補集合および第2のSSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補が、PRACH時間−周波数−符号リソース集合の中のすべてのPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられるので、第1のSSB機会候補集合と第2のSSB機会候補集合の両方の中のすべてのSSB機会候補が、すべての利用可能なPRACH時間−周波数−符号リソースを占有することができる。こうすると、ネットワークデバイスが1つのSSB機会候補集合の中のすべてのSSB機会候補でSSBを送信するとき、PRACHリソースが浪費されないことが確実にされることが可能である。SSBがチャネル検知により第1のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補で送信されることに失敗する場合、PRACHリソースが浪費されないことを確実にするために、そのSSB機会候補が対応付けられるのと同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる、第2のSSB機会候補集合の中のSSB機会候補で、SSBが送信され得る。
以下は、例を使用することによって説明を提供する。図10Aは、本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。図10Bは、本出願の実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。たとえば、1つのSSB時間窓は、最大で8つのSSB機会候補を含む。8つのSSB機会候補は、それぞれSSB機会候補#1からSSB機会候補#8である。SSB時間窓においてネットワークデバイスによって実際に送信される必要のあるSSBの最大の量は4である。言い換えると、Lは8であり、Mは4である。PRACH時間−周波数−符号リソース集合は、PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#1からPRACH時間−周波数−符号リソースRACH#8を含み、第1のSSB機会候補はSSB機会候補#1であり、第2のSSB機会候補はSSB機会候補#5である。
第1のSSB機会候補集合は{SSB機会候補#1,SSB機会候補#2,SSB機会候補#3,SSB機会候補#4}であり、第2のSSB機会候補集合は{SSB機会候補#5,SSB機会候補#6,SSB機会候補#7,SSB機会候補#8}である。SSB機会候補#1およびSSB機会候補#5が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースは、{PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#1,PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#5}である。SSB機会候補#2およびSSB機会候補#6が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースは、{PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#2,PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#6}である。SSB機会候補#3およびSSB機会候補#7が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースは、{PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#3,PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#7}である。SSB機会候補#4およびSSB機会候補#8が対応付けられるPRACH時間−周波数−符号リソースは、{PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#4,PRACH時間−周波数−符号リソースRACH#8}である。
図10Aに示されるように、ネットワークデバイスがSSB機会候補#1の前にチャネル検知を実行することに成功する場合、ネットワークデバイスは、SSB機会候補#1で4つのSSBをSSB機会候補#4に送信し得る。この場合、PRACHリソースが浪費されないことを確実にするために、全体のPRACH時間−周波数−符号リソース集合が占有されることが可能である。
図10Bに示されるように、ネットワークデバイスがSSB機会候補#1の前にチャネル検知を実行することに失敗するが、SSB機会候補#2の前にチャネル検知を実行することに成功する場合、ネットワークデバイスは、SSB機会候補#2で4つのSSBをSSB機会候補#5に送信し得る。この場合、PRACHリソースが浪費されないことを確実にするために、依然として全体のPRACH時間−周波数−符号リソース集合が占有されることが可能である。
SSB時間窓の中のSSB機会候補が、巡回シフト対応付け方式でPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられるので、SSB時間窓の中の複数のSSB機会候補は、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。こうして、ネットワークデバイスは、チャネル検知の結果に基づいて、SSBを送信するために複数のSSB機会候補のうちの1つを選択し得るので、PRACH時間−周波数−符号リソースと実際に送信されるSSBとの間の一意な関連付けに影響を及ぼすことなく、実際に送信されるSSBがすべての利用可能なPRACHリソースと対応付けられることが可能であり、これにより、PRACHリソースをより効率的に使用し、PRACHリソースの浪費を回避する。
第2の場合において、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補は、同じ時間単位に対応するが、異なるサブバンドに対応する。具体的には、第1のSSB機会候補は、時間領域において第1の時間単位を占有し、周波数領域において第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域において第1の時間単位を占有し、周波数領域において第2のサブバンドを占有する。
この実施形態では、SSB送信成功確率を高めるために、ネットワークデバイスは、チャネル検知の失敗がサブバンドの1つにおいて発生するので現在の時間単位においてSSBが送信されることが可能ではない事例を避けるために、同じ時間単位に対応する複数のサブバンドにおいてSSB機会候補を準備し得る。この場合、ネットワークデバイスは、同じ時間単位(たとえば、第1の時間単位)に対応するすべてのサブバンドの中のSSBを同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付け得る。こうして、1つのサブバンドの中のチャネル検知が成功する限り、現在の時間単位においてSSBが送信されてもよく、それによりPRACHリソースの浪費を回避する。
図11は、本出願のある実施形態によるさらに別の時間領域リソースの概略図である。図11に示されるように、たとえば、第1のSSB機会候補(すなわち、SSB#1)と第2のSSB機会候補(すなわち、SSB#2)の両方が、第1のPRACH時間−周波数−符号リソース(すなわち、RACH#AおよびRACH#B)と対応付けられる。このシナリオでは、端末デバイスがLBT結果に基づいてSSBを送信することは、以下のいくつかの事例を含み得る。
このシナリオでは、端末デバイスがLBT結果に基づいてSSBを送信することは、以下のいくつかの事例を含み得る。
ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功するが、第2のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに失敗するとき、ネットワークデバイスは、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信しない。こうして、第1のSSBを検出した後、端末デバイスは、ランダムアクセス情報を送信するために、RACH#Aおよび/またはRACH#Bを占有し得る。第2のSSBだけがRACH#AおよびRACH#Bリソースと対応付けられる方式と比較すると、この方式はPRACHリソースの浪費を回避することができる。
代替として、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに失敗するが、第2のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功するとき、ネットワークデバイスは、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信し、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信しない。こうして、第2のSSBを検出した後、端末デバイスは、ランダムアクセス情報を送信するために、RACH#Aおよび/またはRACH#Bを占有し得る。第1のSSBだけがRACH#AおよびRACH#Bリソースと対応付けられる方式と比較すると、この方式はPRACHリソースの浪費を回避することができる。
ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補の前および第2のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功するとき、ネットワークデバイスは、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信せず、または、ネットワークデバイスは、第2のSSB機会候補で第2のSSBを端末デバイスに送信し、第1のSSB機会候補で第1のSSBを端末デバイスに送信しない。
異なるサブバンドの中のチャネルは異なるので、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信されるランダムアクセス情報に基づいて、後続のダウンリンク信号が送信されることになるビーム方向に加えて、後続のダウンリンク信号が送信されることになるサブバンドを決定する必要があることを理解されたい。したがって、ネットワークデバイスが、第1のSSBと第2のSSBの両方に対するチャネル検知を実行することに成功するときに第1のSSBおよび第2のSSBを送信し、2つのSSBが同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる場合、2つのSSBが送信されるビーム方向が同じまたは近い場合であっても、ネットワークデバイスは、ランダムアクセス情報を受信した後、端末デバイスが対応付けを通じてランダムアクセス情報を取得するためにSSBを受信するサブバンドを推定することができない。その結果、ネットワークデバイスは、後続のダウンリンク信号を送信するために使用されるサブバンドを決定することができない。したがって、同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる2つのSSB機会候補が異なるサブバンドに対応するとき、ネットワークデバイスが2つのSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功する場合であっても、ネットワークデバイスは、SSBを送信するために1つだけのSSB機会候補を選択する。
通常、既存のNRシステムでは、ネットワークデバイスは、異なるSSB機会候補で、および異なるビーム方向に、異なるSSBを送信する。複数のSSB機会候補が同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる場合、検出されたSSBに基づいて端末デバイスによって送信されるランダムアクセス情報を受信した後、ネットワークデバイスは、どのランダムアクセス情報が送信されるかに基づいて端末デバイスによって検出されるSSBを特定することに失敗し、さらに、後続のダウンリンク信号のビーム方向を決定することに失敗することがある。
それに対応して、この実施形態では、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方のためにチャネル検知を実行することに成功し、従来技術のように、異なるビームを使用することによって第1のSSBおよび第2のSSBを送信する場合、明確なビーム方向が決定されることが可能ではないという問題も引き起こされる。ネットワークデバイスがビーム方向を区別することを可能にするために、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方でチャネル検知を実行することに成功する場合であっても、明確なビーム方向が決定されることが可能ではないという問題を避けるために、ネットワークデバイスは、SSBを送信するために2つのSSB機会候補のうちの1つだけを占有し、SSBを送信するために他方のSSB機会候補を占有しないという制約が、本出願のこの実施形態においてさらに課され得る。
前述の実施形態では、ネットワークデバイスがSSB機会候補(たとえば、第1のSSB機会候補または第2のSSB機会候補)の前にチャネル検知を実行することは、SSB機会候補を含むダウンリンクバースト(burst)の前にネットワークデバイスがチャネル検知を実行することを意味することを理解されたい。ダウンリンクバーストとは、時間に関して連続しておりネットワークデバイスがチャネルを占有した後に送信される、少なくとも1つの時間単位を指す。さらに、SSB機会候補を含むダウンリンクバーストおよび別のダウンリンクバーストは、時間に関して連続していない。チャネル検知を実行することに成功した後で、ネットワークデバイスは、ダウンリンクバーストを送信することを開始するためにチャネルをただちに占有し得る。SSB機会候補の開始の瞬間は、ダウンリンクバーストの開始の瞬間に等しくてもよく、または、ダウンリンクバーストの開始の瞬間より遅くてもよい。言い換えると、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補が同じダウンリンクバーストに配置されるとき、第1のSSB機会候補の前にネットワークデバイスによって実行されるチャネル検知および第2のSSB機会候補の前にネットワークデバイスによって実行されるチャネル検知は同じチャネル検知である。
ネットワークデバイスがSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することは、ネットワークデバイスが、SSB機会候補の前に、SSB機会候補が配置されるサブバンドもしくはSSB機会候補が配置されるキャリアのためにチャネル検知を実行すること、または、ネットワークデバイスが、SSB機会候補の前に、SSB機会候補が配置されるサブバンドにおいて、もしくはSSB機会候補が配置されるキャリア上でチャネル検知を実行することとしても言及され得ることを、さらに理解されたい。
前述の実施形態では、端末デバイスが第1のPRACH時間−周波数−符号リソース上でランダムアクセス情報を送信し得ることは、LBTが第1のPRACH時間−周波数−符号リソースの前に実行されることに成功するとき、端末デバイスが第1のPRACH時間−周波数−符号リソース上でランダムアクセス情報を送信し得ることを意味することを理解されたい。
本出願のこの実施形態において提供されるランダムアクセス方法によれば、2つのSSB機会候補が同じPRACH時間−周波数−符号リソースと対応付けられる。こうすると、ネットワークデバイスがチャネル検知の結果に基づいてSSB機会候補でSSBを送信するとき、チャネル検知の失敗により2つのSSB機会候補のうちの1つでSSBが送信されることが可能ではないが、チャネル検知の成功により他方のSSB機会候補で別のSSBが送信されることが可能である場合でも、その別のSSBを検出する端末デバイスにより、PRACH時間−周波数−符号リソースが使用されることが可能であり、これによりPRACHリソースの浪費を回避する。
図12は、本出願の実施形態による通信装置の概略構造図である。通信装置は、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組合せを使用することによって、ネットワークデバイスの一部またはすべての機能を実装する。通信装置は、ネットワークデバイスであってもよく、またはネットワークデバイスにおいて使用されるチップであってもよい。図12に示されるように、通信装置は、送信モジュール11および受信モジュール12を含み得る。
送信モジュール11は、第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、および/または、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するように構成され、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。
受信モジュール12は、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上で端末デバイスによって送信されるランダムアクセス情報を受信するように構成される。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第2の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。
この実装では、任意選択で、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用される。Lが第1の閾値以上であるとき、L個のSSB機会候補が少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つが時系列において隣接する少なくとも1つのSSB機会候補を含み、Lは正の整数である。少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補が、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補が、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に含まれる。
たとえば、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々が、時系列において隣接するM個のSSB機会候補を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられ、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合の中にある同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補が、同じランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補の時系列インデックスが、第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じであり、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含む。
任意選択で、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用される。L個のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接するM個のSSB機会候補を使用することによって、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、L個のSSB機会候補の中にある同じ対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補が、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSBおよび第2のSSBが異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信され、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含み、Mは正の整数である。
Mは、たとえば、SSB送信周期において通信装置によって送信されることが許容されるSSBの最大の量であり得る。Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって、端末デバイスのために通信装置によって構成され得る。
任意選択で、送信モジュール11が第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するとき、送信モジュール11が第1のSSBを送信するビーム方向は、送信モジュール11が第2のSSBを送信するビーム方向と同じである。
また図12を参照すると、任意選択で、装置は処理モジュール13をさらに含み得る。
処理モジュール13は、チャネル検知が第1のSSB機会候補の前および第2のSSB機会候補の前に実行されることに成功するとき、第1のSSB機会候補で第1のSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するのを飛ばすように送信モジュール11を制御するように構成され、第1のSSB機会候補は第2のSSB機会候補の前に配置される。
別の可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第2のサブバンドを占有する。
本出願のこの実施形態において提供される通信装置は、前述の方法の実施形態においてネットワークデバイス側で行動を実行し得る。通信装置の実装原理および技術的効果は、方法の実施形態のそれらと同様であり、詳細はここで再び説明されない。
図13は、本出願の実施形態による別の通信装置の概略構造図である。通信装置は、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組合せを使用することによって、端末デバイスの一部またはすべての機能を実装する。通信装置は、端末デバイスであってもよく、または端末デバイスにおいて使用されるチップであってもよい。図13に示されるように、通信装置は、受信モジュール21および送信モジュール22を含み得る。
受信モジュール21は、第1のSSB機会候補でネットワークデバイスによって送信された第1の同期信号/PBCHブロックSSBを受信し、および/または、第2のSSB機会候補でネットワークデバイスによって送信された第2のSSBを受信するように構成され、第1のSSB機会候補と第2のSSB機会候補の両方が、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる。
送信モジュール22は、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上でランダムアクセス情報をネットワークデバイスに送信するように構成される。
可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第2の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。
この実装では、任意選択で、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用される。Lが第1の閾値以上であるとき、L個のSSB機会候補が少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つが時系列において隣接する少なくとも1つのSSB機会候補を含み、Lは正の整数である。少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補が、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補が、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に含まれる。
たとえば、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々が、時系列において隣接するM個のSSB機会候補を含み、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられ、少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合の中にある同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補が、同じランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSB機会候補の時系列インデックスが、第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じであり、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含む。
任意選択で、第1のSSB機会候補および第2のSSB機会候補がL個のSSB機会候補に含まれ、L個のSSB機会候補のいずれか1つが1つのSSBを送信するために使用される。L個のSSB機会候補が、SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接するM個のSSB機会候補を使用することによって、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、L個のSSB機会候補の中にある同じ対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補が、ランダムチャネルアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、第1のSSBおよび第2のSSBが異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信され、ランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース集合は、ランダムアクセス情報を送信するために端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを含み、Mは正の整数である。
Mは、たとえば、SSB送信周期においてネットワークデバイスによって送信されることが許容されるSSBの最大の量であり得る。Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって、通信装置のためにネットワークデバイスによって構成され得る。
任意選択で、ネットワークデバイスが第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するとき、ネットワークデバイスが第1のSSBを送信するビーム方向は、ネットワークデバイスが第2のSSBを送信するビーム方向と同じである。
別の可能な実装では、第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有する。第2のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第2のサブバンドを占有する。
本出願のこの実施形態において提供される通信装置は、前述の方法の実施形態において端末デバイス側で行動を実行し得る。通信装置の実装原理および技術的効果は、方法の実施形態のそれらと同様であり、詳細はここで再び説明されない。
送信モジュールは実際の実装では送信機であってもよく、受信モジュールは実際の実装では受信機であってもよいことが理解されるべきであることに留意されたい。処理モジュールは、処理要素によって呼び出されるソフトウェアの形式で実装されてもよく、ハードウェアの形式で実装されてもよい。たとえば、処理モジュールは、別々に配設される処理要素であってもよく、または、実装のために前述の装置のチップに統合されてもよい。加えて、処理モジュールは代替として、プログラムコードの形式で前述の装置のメモリに記憶されてもよく、処理モジュールの機能を実行するために前述の装置の処理要素によって呼び出される。加えて、モジュールのすべてまたは一部が一緒に統合されてもよく、または独立に実装されてもよい。本明細書で説明される処理要素は、信号処理能力を伴う集積回路であってもよい。実装プロセスにおいて、方法のステップまたはモジュールは、処理要素の中のハードウェア集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形式の命令を使用することによって実装されることが可能である。
たとえば、前述のモジュールは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit,ASIC)、1つまたは複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor,DSP)、または1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array,FPGA)などの、方法を実施するための1つまたは複数の集積回路として構成され得る。別の例では、前述のモジュールのうちの1つが処理要素によってスケジューリングプログラムコードの形式で実装されるとき、処理要素は、汎用プロセッサ、たとえば中央処理装置(central processing unit,CPU)またはプログラムコードを呼び出すことができる別のプロセッサであり得る。別の例では、モジュールは、一緒に集積され、システムオンチップ(system−on−a−chip,SOC)の形態で実装されてもよい。
図14は、本出願の実施形態によるさらに別の通信装置の概略構造図である。図14に示されるように、通信装置は、プロセッサ31(たとえば、CPU)、メモリ32、受信機33、および送信機34を含み得る。受信機33と送信機34の両方がプロセッサ31に結合され、プロセッサ31は受信機33の受信行動および送信機34の送信行動を制御する。メモリ32は、高速ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)を含むことがあり、不揮発性メモリ(non−volatile memory,NVM)、たとえば、少なくとも1つの磁気ディスクストレージをさらに含むことがある。メモリ32は、様々な処理機能を完了して本出願の方法ステップを実施するために、様々な命令を記憶し得る。任意選択で、本出願の通信装置はさらに、電源35、通信バス36、および通信ポート37を含み得る。受信機33および送信機34は、通信装置のトランシーバへと統合されてもよく、または通信装置の独立したトランシーバアンテナであってもよい。通信バス36は、コンポーネント間の通信接続を実装するように構成される。通信ポート37は、通信装置と別の周辺機器との間の接続と通信を実装するように構成される。
本出願のこの実施形態では、メモリ32はコンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するように構成され、プログラムコードは命令を含む。プロセッサ31が命令を実行するとき、命令は、通信装置のプロセッサ31が、前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイスの処理行動を実行することを可能にし、受信機33が、前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイスの受信行動を実行することを可能にし、送信機34が、前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイスの送信行動を実行することを可能にする。通信装置の実装原理および技術的効果は、方法の実施形態のそれらと同様であり、詳細はここで再び説明されない。
図15は、本出願の実施形態によるさらに別の通信装置の概略構造図である。図15に示されるように、通信装置は、プロセッサ41(たとえば、CPU)、メモリ42、受信機43、および送信機44を含み得る。受信機43と送信機44の両方がプロセッサ41に結合され、プロセッサ41は受信機43の受信行動および送信機44の送信行動を制御する。メモリ42は、高速RAMを含んでもよく、または不揮発性メモリNVM、たとえば、少なくとも1つの磁気ディスクストレージをさらに含んでもよい。メモリ42は、様々な処理機能を完了して本出願の方法ステップを実施するために、様々な命令を記憶し得る。任意選択で、本出願の通信装置はさらに、電源45、通信バス46、および通信ポート47を含み得る。受信機43および送信機44は、通信装置のトランシーバへと統合されてもよく、または通信装置の独立したトランシーバアンテナであってもよい。通信バス46は、コンポーネント間の通信接続を実装するように構成される。通信ポート47は、通信装置と別の周辺機器との間の接続と通信を実装するように構成される。
本出願では、メモリ42はコンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するように構成され、プログラムコードは命令を含む。プロセッサ41が命令を実行するとき、命令は、通信装置のプロセッサ41が、前述の方法の実施形態における端末デバイスの処理行動を実行することを可能にし、受信機43が、前述の方法の実施形態における端末デバイスの受信行動を実行することを可能にし、送信機44が、前述の方法の実施形態における端末デバイスの送信行動を実行することを可能にする。通信装置の実装原理および技術的効果は、方法の実施形態のそれらと同様であり、詳細はここで再び説明されない。
前述の実施形態のすべてまたはいくつかは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用することによって実装され得る。ソフトウェアが実施形態を実装するために使用されるとき、実施形態のすべてまたは一部は、コンピュータプログラム製品の形式で実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がロードされコンピュータ上で実行されるとき、本出願の実施形態に従った手順または機能が、完全にまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、または、コンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されてもよい。たとえば、コンピュータ命令は、有線(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者線(DSL))またはワイヤレス(たとえば、赤外線、無線、またはマイクロ波)の方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによって、または、1つまたは複数の使用可能な媒体を統合する、サーバもしくはデータセンタなどのデータストレージデバイスによって、アクセス可能な任意の使用可能な媒体であり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光学媒体(たとえば、DVD)、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートドライブ(SSD))などであり得る。
本出願の「複数の」は、2つまたは2つより多くを指す。本明細書における用語「および/または」は、関連付けられる対象物を記述するための関連付け関係のみを記述し、3つの関係が存在し得ることを表す。たとえば、Aおよび/またはBは以下の3つの事例を表し得る。Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、Bのみが存在する。加えて、本明細書における文字「/」は、関連付けられる対象物間の「または」の関係を通常は示す。式において、文字「/」は関連付けられる対象物間の「除算」を示す。
本出願の実施形態において使用される数値記号は、単に説明の容易さのために区別されるが、本出願の実施形態の範囲を限定するために使用されないことが理解され得る。
前述のプロセスの順序番号は、本出願の実施形態における実行の順序を意味しないことを理解されたい。処理の実行順序は、プロセスの機能および内部論理に従って決定されるべきであり、本出願の実施形態の実装プロセスに対するどのような制約としても解釈されるべきではない。

Claims (44)

  1. ランダムアクセス方法であって、
    ネットワークデバイスによって、第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、および/または、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するステップであって、前記第1のSSB機会候補と前記第2のSSB機会候補の両方は、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる、ステップと、
    前記ネットワークデバイスによって、前記第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上で端末デバイスによって送信されるランダムアクセス情報を受信するステップとを備える、ランダムアクセス方法。
  2. 前記第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有し、前記第2のSSB機会候補は、時間領域における第2の時間単位を占有し、周波数領域における前記第1のサブバンドを占有する請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のSSB機会候補および前記第2のSSB機会候補はL個のSSB機会候補に備えられ、前記L個のSSB機会候補のいずれか1つは1つのSSBを送信するために使用され、
    Lが第1の閾値以上であるとき、前記L個のSSB機会候補は少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を備え、前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つは時系列において隣接する少なくとも1つのSSB機会候補を備え、Lは正の整数であり、
    前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、前記第1のSSB機会候補および前記第2のSSB機会候補は、前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に備えられる請求項2に記載の方法。
  4. 前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々は、前記時系列において隣接するM個のSSB機会候補を備え、前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の前記SSB機会候補は、前記SSB機会候補のインデックスに基づいて、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられ、前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合の中にある同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補は、同じランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、前記第1のSSB機会候補の時系列インデックスは、前記第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じであり、前記ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、前記ランダムアクセス情報を送信するために前記端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを備える請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1のSSB機会候補および前記第2のSSB機会候補はL個のSSB機会候補に備えられ、前記L個のSSB機会候補のいずれか1つは1つのSSBを送信するために使用され、
    前記L個のSSB機会候補は、前記SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接するM個のSSB機会候補を使用することによって、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、前記L個のSSB機会候補の中にある同じ対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補は、前記ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、前記第1のSSBおよび前記第2のSSBは異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信され、前記ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、前記ランダムアクセス情報を送信するために前記端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを備え、Mは正の整数である請求項2に記載の方法。
  6. Mは、SSB送信周期において前記ネットワークデバイスによって送信されることが許容されるSSBの最大の量である請求項4または5に記載の方法。
  7. Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって前記端末デバイスのために前記ネットワークデバイスによって構成される請求項4乃至6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記ネットワークデバイスが前記第1のSSB機会候補で前記第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、前記第2のSSB機会候補で前記第2のSSBを送信するとき、前記ネットワークデバイスが前記第1のSSBを送信するビーム方向は、前記ネットワークデバイスが前記第2のSSBを送信するビーム方向と同じである請求項2乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有し、前記第2のSSB機会候補は、時間領域における前記第1の時間単位を占有し、周波数領域における第2のサブバンドを占有する請求項1に記載の方法。
  10. 前記第1のSSB機会候補は前記第2のSSB機会候補の前に配置され、
    前記ネットワークデバイスが前記第1のSSB機会候補の前および前記第2のSSB機会候補の前にチャネル検知を実行することに成功するとき、前記ネットワークデバイスは、前記第1のSSB機会候補で前記第1のSSBを送信し、前記第2のSSB機会候補で前記第2のSSBを送信するのを飛ばす請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
  11. ランダムアクセス方法であって、
    端末デバイスによって、第1のSSB機会候補でネットワークデバイスによって送信された第1の同期信号/PBCHブロックSSBを受信し、および/または、第2のSSB機会候補で前記ネットワークデバイスによって送信された第2のSSBを受信するステップであって、前記第1のSSB機会候補と前記第2のSSB機会候補の両方は、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる、ステップと、
    前記端末デバイスによって、前記第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上でランダムアクセス情報を前記ネットワークデバイスに送信するステップとを備える、ランダムアクセス方法。
  12. 前記第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有し、前記第2のSSB機会候補は、時間領域における第2の時間単位を占有し、周波数領域における前記第1のサブバンドを占有する請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1のSSB機会候補および前記第2のSSB機会候補はL個のSSB機会候補に備えられ、前記L個のSSB機会候補のいずれか1つは1つのSSBを送信するために使用され、
    Lが第1の閾値以上であるとき、前記L個のSSB機会候補は少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を備え、前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つは時系列において隣接する少なくとも1つのSSB機会候補を備え、Lは正の整数であり、
    前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、前記第1のSSB機会候補および前記第2のSSB機会候補は、前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に備えられる請求項12に記載の方法。
  14. 前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々は、前記時系列において隣接するM個のSSB機会候補を備え、前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の前記SSB機会候補は、前記SSB機会候補のインデックスに基づいて、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられ、前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合の中にある同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補は、同じランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、前記第1のSSB機会候補の時系列インデックスは、前記第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じであり、前記ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、前記ランダムアクセス情報を送信するために前記端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを備える請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1のSSB機会候補および前記第2のSSB機会候補はL個のSSB機会候補に備えられ、前記L個のSSB機会候補のいずれか1つは1つのSSBを送信するために使用され、
    前記L個のSSB機会候補は、前記SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接するM個のSSB機会候補を使用することによって、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、前記L個のSSB機会候補の中にある同じ対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補は、前記ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、前記第1のSSBおよび前記第2のSSBは異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信され、前記ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、前記ランダムアクセス情報を送信するために前記端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを備え、Mは正の整数である請求項12に記載の方法。
  16. Mは、SSB送信周期において前記ネットワークデバイスによって送信されることが許容されるSSBの最大の量である請求項14または15に記載の方法。
  17. Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって前記端末デバイスのために前記ネットワークデバイスによって構成される請求項14乃至16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記ネットワークデバイスが前記第1のSSB機会候補で前記第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、前記第2のSSB機会候補で前記第2のSSBを送信するとき、前記ネットワークデバイスが前記第1のSSBを送信するビーム方向は、前記ネットワークデバイスが前記第2のSSBを送信するビーム方向と同じである請求項12乃至17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有し、前記第2のSSB機会候補は、時間領域における前記第1の時間単位を占有し、周波数領域における第2のサブバンドを占有する請求項11に記載の方法。
  20. 第1のSSB機会候補で第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、および/または、第2のSSB機会候補で第2のSSBを送信するように構成される送信モジュールであって、前記第1のSSB機会候補と前記第2のSSB機会候補の両方は、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる、送信モジュールと、
    前記第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上で端末デバイスによって送信されるランダムアクセス情報を受信するように構成される受信モジュールとを備える、通信装置。
  21. 前記第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有し、前記第2のSSB機会候補は、時間領域における第2の時間単位を占有し、周波数領域における前記第1のサブバンドを占有する請求項20に記載の通信装置。
  22. 前記第1のSSB機会候補および前記第2のSSB機会候補はL個のSSB機会候補に備えられ、前記L個のSSB機会候補のいずれか1つは1つのSSBを送信するために使用され、
    Lが第1の閾値以上であるとき、前記L個のSSB機会候補は少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を備え、前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つは時系列において隣接する少なくとも1つのSSB機会候補を備え、Lは正の整数であり、
    前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、前記第1のSSB機会候補および前記第2のSSB機会候補は、前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に備えられる請求項21に記載の通信装置。
  23. 前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々は、前記時系列において隣接するM個のSSB機会候補を備え、前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の前記SSB機会候補は、前記SSB機会候補のインデックスに基づいて、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられ、前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合の中にある同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補は、同じランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、前記第1のSSB機会候補の時系列インデックスは、前記第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じであり、前記ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、前記ランダムアクセス情報を送信するために前記端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを備える請求項22に記載の通信装置。
  24. 前記第1のSSB機会候補および前記第2のSSB機会候補はL個のSSB機会候補に備えられ、前記L個のSSB機会候補のいずれか1つは1つのSSBを送信するために使用され、
    前記L個のSSB機会候補は、前記SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接するM個のSSB機会候補を使用することによって、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、前記L個のSSB機会候補の中にある同じ対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補は、前記ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、前記第1のSSBおよび前記第2のSSBは異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信され、前記ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、前記ランダムアクセス情報を送信するために前記端末デバイスによって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを備え、Mは正の整数である請求項21に記載の通信装置。
  25. Mは、SSB送信周期において前記通信装置によって送信されることが許容されるSSBの最大の量である請求項23または24に記載の通信装置。
  26. Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって前記端末デバイスのために前記通信装置によって構成される請求項23乃至25のいずれか一項に記載の通信装置。
  27. 前記送信モジュールが前記第1のSSB機会候補で前記第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、前記第2のSSB機会候補で前記第2のSSBを送信するとき、前記送信モジュールが前記第1のSSBを送信するビーム方向は、前記送信モジュールが前記第2のSSBを送信するビーム方向と同じである請求項21乃至26のいずれか一項に記載の通信装置。
  28. 前記第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有し、前記第2のSSB機会候補は、時間領域における前記第1の時間単位を占有し、周波数領域における第2のサブバンドを占有する請求項20に記載の通信装置。
  29. チャネル検知が前記第1のSSB機会候補の前および前記第2のSSB機会候補の前に実行されることに成功するとき、前記第1のSSB機会候補で前記第1のSSBを送信し、前記第2のSSB機会候補で前記第2のSSBを送信するのを飛ばすように前記送信モジュールを制御するように構成される、処理モジュールをさらに備え、前記第1のSSB機会候補は前記第2のSSB機会候補の前に配置される請求項20乃至27のいずれか一項に記載の通信装置。
  30. 第1のSSB機会候補でネットワークデバイスによって送信された第1の同期信号/PBCHブロックSSBを受信し、および/または、第2のSSB機会候補で前記ネットワークデバイスによって送信された第2のSSBを受信するように構成される受信モジュールであって、前記第1のSSB機会候補と前記第2のSSB機会候補の両方は、第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられる、受信モジュールと、
    前記第1のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソース上でランダムアクセス情報を前記ネットワークデバイスに送信するように構成される送信モジュールとを備える、通信装置。
  31. 前記第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有し、前記第2のSSB機会候補は、時間領域における第2の時間単位を占有し、周波数領域における前記第1のサブバンドを占有する請求項30に記載の通信装置。
  32. 前記第1のSSB機会候補および前記第2のSSB機会候補はL個のSSB機会候補に備えられ、前記L個のSSB機会候補のいずれか1つは1つのSSBを送信するために使用され、
    Lが第1の閾値以上であるとき、前記L個のSSB機会候補は少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合を備え、前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つは時系列において隣接する少なくとも1つのSSB機会候補を備え、Lは正の整数であり、
    前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の任意の2つの異なるSSB機会候補は、異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、前記第1のSSB機会候補および前記第2のSSB機会候補は、前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合に備えられる請求項31に記載の通信装置。
  33. 前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の各々は、前記時系列において隣接するM個のSSB機会候補を備え、前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の任意の1つの中の前記SSB機会候補は、前記SSB機会候補のインデックスに基づいて、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと逐次関連付けられ、前記少なくとも2つの互いに素のSSB機会候補集合の中の異なるSSB機会候補集合の中にある同じ時系列インデックスを有するSSB機会候補は、同じランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、前記第1のSSB機会候補の時系列インデックスは、前記第2のSSB機会候補の時系列インデックスと同じであり、前記ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、前記ランダムアクセス情報を送信するために前記通信装置によって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを備える請求項32に記載の通信装置。
  34. 前記第1のSSB機会候補および前記第2のSSB機会候補はL個のSSB機会候補に備えられ、前記L個のSSB機会候補のいずれか1つは1つのSSBを送信するために使用され、
    前記L個のSSB機会候補は、前記SSB機会候補のインデックスに基づいて、かつ、対応付け周期として時系列において隣接するM個のSSB機会候補を使用することによって、ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中のランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと周期的におよび逐次的に関連付けられ、前記L個のSSB機会候補の中にある同じ対応付け周期に属する任意の2つのSSB機会候補は、前記ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合の中の異なるランダムアクセスチャネル時間−周波数−符号リソースと関連付けられ、前記第1のSSBおよび前記第2のSSBが異なる対応付け周期の中のSSB機会候補で送信され、前記ランダムアクセス時間−周波数−符号リソース集合は、前記ランダムアクセス情報を送信するために前記通信装置によって使用される少なくとも1つの時間−周波数−符号リソースを備え、Mは正の整数である請求項31に記載の通信装置。
  35. Mは、SSB送信周期において前記ネットワークデバイスによって送信されることが許容されるSSBの最大の量である請求項33または34に記載の通信装置。
  36. Mは、ブロードキャスト情報を使用することによって前記通信装置のために前記ネットワークデバイスによって構成される請求項33乃至35のいずれか一項に記載の通信装置。
  37. 前記ネットワークデバイスが前記第1のSSB機会候補で前記第1の同期信号/PBCHブロックSSBを送信し、前記第2のSSB機会候補で前記第2のSSBを送信するとき、前記ネットワークデバイスが前記第1のSSBを送信するビーム方向は、前記ネットワークデバイスが前記第2のSSBを送信するビーム方向と同じである請求項31乃至36のいずれか一項に記載の通信装置。
  38. 前記第1のSSB機会候補は、時間領域における第1の時間単位を占有し、周波数領域における第1のサブバンドを占有し、前記第2のSSB機会候補は、時間領域における前記第1の時間単位を占有し、周波数領域における第2のサブバンドを占有する請求項31に記載の通信装置。
  39. コンピュータプログラムまたは命令を記憶するように構成される、コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムまたは前記命令がコンピュータ上で実行されるとき、前記コンピュータは請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能にされる、コンピュータ可読記憶媒体。
  40. コンピュータプログラムまたは命令を記憶するように構成される、コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムまたは前記命令がコンピュータ上で実行されるとき、前記コンピュータは請求項11乃至19のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能にされる、コンピュータ可読記憶媒体。
  41. チップであって、前記チップはコンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムが前記チップによって実行されるとき、請求項1から10のいずれか一項に記載のランダムアクセス方法が実施される、チップ。
  42. チップであって、前記チップはコンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムが前記チップによって実行されるとき、請求項11乃至19のいずれか一項に記載のランダムアクセス方法が実施される、チップ。
  43. プロセッサおよびメモリを備える通信装置であって、
    前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、
    前記通信装置が請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法を実行するように、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている前記コンピュータ実行可能命令を実行するように構成される、通信装置。
  44. プロセッサおよびメモリを備える通信装置であって、
    前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、
    前記通信装置が請求項11乃至19のいずれか一項に記載の方法を実行するように、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている前記コンピュータ実行可能命令を実行するように構成される、通信装置。
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