JP2021528197A - 外科用装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

股関節置換手技中に大腿骨の頸部の制御された切除を行うための外科用装置及び方法である。外科用装置は、本体部分を含む。本体部分は、取り付け部分を有する。取り付け部分は、大腿骨頭の中心に対して本体部分を位置付けるように、大腿骨の大腿骨頭に取り付け可能である。本体部分はまた、大腿骨の髄内管に位置する髄内ピンに本体部分を取り付けるための開口部を有する。外科用装置はまた、切除ガイドを含む。切除ガイドは、大腿骨頭の測定された半径/直径に応じて、切除ガイドの切除面インジケータを大腿骨の頸部に対して位置付けるために、本体部分上の複数の位置に調節可能に位置する。

Description

本発明は、股関節置換手技中に大腿骨の頸部の制御された切除を行うための外科用装置及び方法に関する。
股関節置換術は、股関節を人工関節インプラントに置換する外科的処置である。股関節の全置換は、患者の寛骨臼内に寛骨臼カップインプラントを据え付けることと、患者の大腿骨に別のインプラントを据え付けることと、を含む。部分的股関節置換術では、インプラントは、患者の大腿骨に据え付けられるが、寛骨臼カップは、寛骨臼に据え付けられない。いずれのタイプの処置においても、大腿骨に据え付けられるインプラントは、典型的には、髄内管に受容されるステムと、寛骨臼又は寛骨臼カップインプラントに受容される軸受面を有する頭部と、を含む。インプラントはまた、典型的には、ステムの近位端と頭部との間に延びる頸部も含む。
インプラントを髄内管に据え付けるために、大腿骨の頸部を最初に切除する。大腿骨頸部の切除により、髄内管へのアクセスを提供し、次いで、ブローチ及びリーマーを使用してインプラントのステムを受容するように準備することができる。股関節置換手技中、脚部の長さの復元は、大略的に、良好な計画及び経験の成果であり、大略的に術前計画によって制御され得る。頸部切除は、一般に、フリーハンドカット及びであってもよい。ステムが髄内管内に据え付けられると、インプラントの着座位置は、切断部の位置に概ね依拠し得る。切断部が正しく位置付けられていない場合、これはインプラントの不正確な着座位置をもたらす可能性がある。これは次いで、大腿骨インプラントを有する大腿骨の得られた脚部の長さに悪影響を及ぼす可能性がある。
米国特許第6,503,255(B1)号は、大腿骨シャフトに対して所定の切断角度で、かつ頭部の近位端に対して所定の切断レベルで、ヒト大腿骨の頸部の頭部の高精度な切除を可能にするための切断ガイド器具及び方法を記載している。支持部分は、切除中に大腿骨に固定される。長手方向ガイドキャリアは、支持部分によって支持され、大腿骨シャフトに対して当該所定の切断角度で大腿骨頸部に沿って整列される。切断ガイドは、ガイドキャリアによって支持され、ガイドキャリアの軸に沿って、所定の切断レベルに対応する切断位置に移動可能である。
国際公開第2002/026145(A1)号は、股関節全置換術に関連して大腿骨頸部を切除するためのガイド器具を記載しており、当該ガイド器具は、大腿骨頸部の髄内管に取り付けられたシャンクなどを受容するための手段を有する器具本体を備え、当該シャンクは、当該シャンクに沿って変位可能である器具本体の長手方向中心軸を有し、ガイド手段は、大腿骨頸部の切断を行う手段のためのクワイディング配置を有する。少なくとも回転定規が器具本体に取り付けられ、当該回転定規は、大腿骨の既存の大腿骨頭と協働するように意図されている。
米国特許第5,578,037(A)号は、外科医が股関節形成手技中に大腿骨頸部を切除することを可能にする外科用切除ガイドを記載しており、これにより、大腿骨プロテーゼは、患者内に植え込まれて、股関節の回転の解剖学的中心を保持するか、又はほぼ近似させることができる。ガイドは、前方又は後方の外科的アプローチのいずれかで、左又は右の股関節形成術に使用することができる。
米国特許第8,246,621(B2)号は、骨の頭部の周囲の骨をリーミングするために提供される器具キットを記載しており、骨は、植え込まれた骨端コンポーネントを含む。器具キットは、リーミングガイド及びリーマーを含む。リーミングガイドは、骨端コンポーネントに連結可能であり、第1のリーマー支持機構及び第2のリーマー支持機構を有する。リーマーは、骨端コンポーネントの周囲で骨をリーマー加工するために、第1のリーマー支持機構及び第2の支持機構のうちの1つに連結可能である。
米国特許第7,601,155(B2)号は、2つの器具を整列させる髄内大腿骨ブローチを記載している。大腿骨頸部切除ガイドは、患者の大腿骨頭上のブローチ及び中心の上を摺動して、切除の高さ及び角度回転を決定する。頭部の円形リング及び切断アームは、システムが任意の大腿骨に適合することを確実にする。テンプレートを大腿骨ブローチに適用し、ブローチのバットレスに対してそれ自体を着座させて定位置に固定する。次いで、ブローチを髄内管内に再挿入する。テンプレートが大転子に到達すると、寸法測定器は、管の回転前捻に調節される。大腿骨ブローチのハンドルは、テンプレートが近位大腿骨頸部髄内骨に埋め込まれるまで、木槌で打撃される。リトラクタは、小さい前方切開部を通って寛骨臼のリーミングを容易にする。近位部分は、軟組織の後退を可能にするために、上寛骨臼の骨内に食い込む。
米国特許第4,959,066(A)号は、サドル位置決定器アセンブリ及び鋸ガイドアタッチメントを含む、大腿骨頸骨の骨切り術のための骨切り術用ガイドアセンブリを記載している。サドル位置決定器アセンブリは、近位大腿骨のサドル領域を位置決定する、バレル形状の位置決定装置を含む。バレルは、バレルから延びる横断支持バーを更に含む。バレルは、大腿骨の髄管内に一時的に位置付けられ、かつ大腿骨の髄管から延びる、髄内シャフトの上に位置付けられる。鋸ガイドは、サドル位置決定器アセンブリと併せて使用される。鋸ガイドは、支持バーに対する鋸ガイドの位置調節を二方向で提供する単一のロック手段によって支持バーに取り付けられ、横断支持バーに沿う前後方向の調節、及び鋸ガイドから延びるポストを介して大腿骨に軸線方向に沿った調節を含む。
米国特許第7,833,275(B2)号は、低侵襲的全股関節形成術を行うための方法及び装置を記載している。約3.75〜5センチメートル(1.5〜2インチ)の前方切開部を大腿骨頸部と一直線にする。大腿骨頸部は、大腿骨シャフトから切断され、前方切開部を通って除去される。寛骨臼は、前切開部を通して寛骨臼カップを受容するために準備され、寛骨臼カップは、前方切開部を通して寛骨臼内に配置される。約2〜3センチメートル(0.8〜1.2インチ)の後方切開部は、大腿骨シャフトの軸線と概ね整列し、大腿骨シャフトへのアクセスを提供する。リーマー加工及びそのラスプ処理を含む大腿骨シャフトの準備は、後方切開部を通って実施され、大腿骨ステムは、大腿骨内への植え込みのために後側切開部を通って挿入される。骨切り術用ガイドを含む様々な新規器具と、大腿骨シャフトの軸線と整列された後方切開部を位置決定するための突き錐と、管状後方リトラクタと、係合ガイドを有する選択的にロック可能なラスプハンドルと、選択的にロック可能な暫定的ネックと、を利用して全股関節形成術を実施する。
米国特許第5,607,431(A)号は、X線から骨切り術位置を決定する際に使用されるテンプレートを含む、人工大腿骨コンポーネントを植え込むために大腿骨の髄管を準備するための外科用器具システムを記載している。大腿骨前方上のこの位置を位置決定し、かつマーキングするためのゲージが提供される。細長い駆動シャフトを有する遠位リーマーを使用して、大腿骨コンポーネントの遠位ステムを受容するために管を形成する。骨幹端テンプレートを使用して、適切な前捻/後捻を決定し、のみを使用して、大腿骨の外側領域を切断し、その両方が細長いリーマーシャフトによって案内される。近位ブローチはまた、近位髄管を形成するために使用されるリーマーシャフトによって案内される。
米国特許第7,582,091(B2)号は、大腿骨上の大腿骨頸部切除を示すための骨切り術用ガイドを記載しており、その使用方法が提示されている。骨切り術用ガイドは、ガイドを解剖学的ランドマークと位置合わせするためのインデックス機構と、インデックス機構に対する切除を示す切除ガイドと、を含む。
米国特許第4,621,630(A)号は、大転子においてロッドを大腿骨に固定するための、その下端に取り付け構造を有する長手方向ロッドを備える大腿骨頸部骨切り術のためのガイドを記載している。横断して延びる支持アームは、その下端に隣接するロッドに固定され、ガイドバーは、支持アームに接続される。ガイドバーは、ロッドの軸線に対して45度の角度で配置された少なくとも1つの細長い平面を有する。使用中、ロッドは、大腿骨の長尺シャフトの軸線と整列され、大転子において大腿骨に取り付けられる。支持アーム及び脛骨の長尺シャフトの軸線が同じ平面内に配置されるまでロッドを操作する。この手順は、ガイドバーの細長い平面表面を適切に位置付け、それにより、その表面と係合する器具は、大腿骨の長尺シャフトの軸線に対して45度の角度で大腿骨頸部を横断する。
米国特許出願公開第2004/236341(A1)号は、手技を容易にする4つの固有の器具を特徴とする全股関節手術のための低侵襲外科手技を記載している。手動の髄内大腿骨ブローチは、位置合わせ及び安定性のためにそれに取り付けられる後続の2つの器具の軸線方向の位置合わせを容易にする。大腿骨頸部切除ガイドは、患者の大腿骨頭上のブローチの近位部分及びそれ自体の中心の上を摺動して、大腿骨頸部の切除の高さ及び角度回転を決定する。頭部位置決定器の円形リング及び切断アームにより、システムが任意のサイズの大腿骨に適合することを確実になる。寸法測定器/カッターテンプレートは、先端が髄内管から除去された、先端からの大腿骨ブローチに適用され、寸法測定器/カッターテンプレートを定位置にロックする、大腿骨ブローチ隆起バットレスに対してしっかりと着座する。次いで、大腿骨ブローチを髄内管内に再挿入する。寸法測定器/カッターテンプレートが大転子に到達すると、寸法測定器は、管の回転前捻に調節される。次いで、大腿骨ブローチのハンドルは、寸法測定器/カッターテンプレートが近位大腿骨頸部髄内骨に埋め込まれるまで、木槌で打撃される。右に角度をなした前方寛骨臼リトラクタは、小さな前方切開部を通って寛骨臼のリーミングを容易にするように細長い。拡大された湾曲近位部分は、上寛骨臼の骨内に食い込む角度を付けられた歯を有して、上を覆う軟組織の後退のための支点を提供する。
欧州特許第1797834(A1)号は、支持部材と、支持部材によって支持され、支持部材に対して調節可能なカニューレ状ロッドと、支持部材に接続された近位端と、大腿骨頭の高点上の位置に対する位置決定手段を有する遠位端と、使用中に大腿骨頸部の少なくとも一部の周りに延びるノッチガードと、を有する、位置決定器アームと、を備える、大腿骨頭外科手術に使用するための位置合わせガイドを記載している。
米国特許出願公開第2003/009170(A1)号は、補助ツールを記載しており、その補助ツールは、尺骨の切り欠きのためのガイド及び/又は当該補助ツールにも属する試行上腕骨滑車に対して位置付けられることを意図された半径を含み、その試行滑車が対応する切頭及び/又は径方向の関節表面に対して定位置にあるときに解剖学的上腕骨滑車を表す。このガイドはまた、尺骨に対して、かつ/又はこの試行滑車を備えた半径に位置付けられるように適合される。
本発明の態様は、添付の独立請求項及び従属請求項に記載される。従属請求項からの特徴の組み合わせは、独立請求項の特徴と適宜組み合わせることができ、請求項に明示的に記載されるものだけに限定されない。
本発明の態様によれば、股関節置換手技中に大腿骨の頸部の制御された切除を行うための外科用装置が提供され、外科用装置は、
本体部分であって、
取り付け部分であって、取り付け部分は、大腿骨頭の中心に対して本体部分を位置付けるように、大腿骨の大腿骨頭に取り付け可能である、取り付け部分と、
大腿骨の髄内管に位置する髄内ピンに本体部分を取り付けるための開口部と、を備える、本体部分と、
切除ガイドであって、切除ガイドは、大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、大腿骨の頸部に対して切除ガイドの切除面インジケータを位置付けるために、本体部分上の複数の位置に調節可能に位置する、切除ガイドと、を備える。
本発明の実施形態による装置は、股関節置換手技における脚部の長さ及び/又は大腿骨オフセットを復元するために、頸部切除面の正しい位置を示すことを補助することができる。本発明の実施形態は、これを、大腿骨の髄内管に位置する髄内ピンを使用して大腿骨に取り付けることができる本体部分を提供し、髄内軸線に対する髄外基準及び大腿骨頭の中心を参照するための取り付け部分を作製することによって達成する。次いで、切除ガイドを、大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、本体部分に位置付けることができる。典型的には、大腿骨頭の測定サイズがより大きい場合、切除ガイドは、切除面インジケータが取り付け部分(によって取られた基準)から更に離れて位置するように、本体部分に位置付けることができる。
本体部分は、複数の別個の接続機構を含むことができ、それぞれの別個の接続機構は、大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、切除面インジケータをそれぞれの位置に配置するように、切除ガイドを本体部分に取り付けるためのものである。これは、切除面を正確に示すために、大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、切除ガイドを取り付ける簡便な方法を提供する。
本体部分は、切除ガイドを本体部分に取り付けるための接続機構を含むことができる。接続機構の位置は、大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、切除ガイドの切除面インジケータを連続的に位置付けるために、本体部分内で摺動可能に調節可能であり得る。これは、切除面を正確に示すために、大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、切除ガイドを取り付ける別の簡便な方法を提供する。摺動可能に調節可能な接続機構は、切除ガイドのより正確な位置付けを可能にすることができる。
接続機構又はそれぞれの接続機構は、切除ガイドの取り付け部材を内部に受容可能である、本体部分における開口部を含むことができる。これにより、切除ガイドの堅牢かつ確実な取り付けを提供することができる。
切除ガイドは、本体部分に取り外し可能に取り付けることができる。これにより、切除ガイドを取り付ける前に、本体部分を大腿骨に取り付ける間、本体部分をより容易に操作することができる。
取り付け部分は、大腿骨頭の前面に取り付け可能であり得る。
外科用装置は、第2の取り付け部分を含むことができる。前方に取り付け可能な取り付け部分が、大腿骨頭の前面に取り付けられる一方で、第2の取り付け部分は、大腿骨頭の上面に又は上外側面に取り付け可能である。2つの取り付け部分を設けることにより、本体部分を大腿骨により確実かつ正確に取り付けることができる。大腿骨頭の上面は、大腿骨の摩損について一般的な領域である。このため、前面にかつ/又は上外側面に取り付けられた取り付け部分は、大腿骨頭の中心に対するより正確な基準を提供してもよい。
前方に取り付け可能な取り付け部分は、大腿骨の大腿骨頭の半径/直径に従って、大腿骨の髄内軸線に平行な方向に、本体部分の残部に対して調節可能に位置付けることができる。
本体部分は、本体部分の残部に対する前方に取り付け可能な取り付け部分の位置に従って、大腿骨頭の半径/直径を読み取るためのマーキングを含むことができる。読み取られた値を使用して、大腿骨の脚の長さ及び/又は大腿骨オフセットを復元させるために、インプラントに使用される頸部/頭部の組み合わせの種類を決定することができる。
取り付け部分は、大腿骨頭の上面に又は上外側面に取り付け可能であり得る。
切除面インジケータは、ガイドスロット又はガイド面を含むことができる。
ガイドスロット又はガイド面は、頸部の切除中に切断装置のブレードを受容するための切断スロット又は切断ガイド面であり得る。
髄内ピンに本体部分を取り付けるための開口部は、大腿骨の大腿骨オフセットに従って、本体部分内に調節可能に位置付け可能であり得る。
本体部分は、取り付け部分又はそれぞれの取り付け部分が、大腿骨頭に取り付けられている間に、髄内ピンに本体部分を取り付けるための開口部の位置に従う大腿骨の大腿骨オフセットを読み取るためのマーキングを含むことができる。読み取られた大腿骨オフセット値を使用して、大腿骨オフセットを復元させるために、インプラントに使用される頸部/頭部の組み合わせの種類を決定することができる。
取り付け部分又はそれぞれの取り付け部分は、実質的に円形の大腿骨頭接触面を含んでもよい。
取り付け部分(複数可)は、当業者によって球面計(複数可)と称される場合がある。
本発明の別の態様によれば、外科用装置を使用して股関節置換手技中に大腿骨の頸部の制御された切除を行う方法が提供され、外科用装置は、
本体部分であって、
取り付け部分であって、取り付け部分は、大腿骨頭の中心に対して本体部分を位置付けるように、大腿骨の大腿骨頭に取り付け可能である、取り付け部分と、
大腿骨の髄内管に位置する髄内ピンに本体部分を取り付けるための開口部と、を備える、本体部分と、
切除ガイドであって、切除ガイドは、大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、大腿骨に対して切除ガイドの切除面インジケータを位置付けるために、本体部分上の複数の位置に調節可能に位置する、切除ガイドと、を備え、
本方法は、
本体部分の開口部内にピンを挿入することによって、大腿骨の髄内管に位置する髄内ピンに本体部分を取り付けることと、
大腿骨頭に取り付け部分を取り付けることと、
大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、大腿骨に対して切除面インジケータを位置付けるために、本体部分に切除ガイドを設置することと、
切除面インジケータを使用して、
大腿骨の頸部上の切除面の位置をマーキングすること、
又は
大腿骨の頸部を切除するために切断装置のブレードを案内すること、のいずれか一方を行うことと、を含む。
本発明の実施形態による方法は、股関節置換手技において脚部の長さ及び/又は大腿骨オフセットを復元するために、頸部切除面の正しい位置を示すことを補助することができる。本発明の実施形態は、これを、大腿骨の髄内管に位置する髄内ピンを使用して大腿骨に取り付けることができる本体部分を提供し、髄内軸線に対する髄外基準及び大腿骨頭の中心を参照するための取り付け部分を作製することによって達成する。次いで、切除ガイドを、大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、本体部分に位置付けることができる。典型的には、大腿骨頭の測定サイズがより大きい場合、本方法は、切除面インジケータが取り付け部分(によって取られた基準)から更に離れて位置するように、切除ガイドを本体部分に位置付けることを含むことができる。
本方法は、大腿骨頭の半径/直径を測定することを含んでもよい。これは、キャリパーなどを使用して行われてもよく、かつ/又は装置自体の機構を使用して行われてもよい。
本方法は、本体部分の複数の別個の接続機構のうちの1つを使用して、本体部分に切除ガイドを取り付けて、大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、切除面インジケータを配置することを更に含むことができる。これは、切除面を正確に示すために、大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、切除ガイドを取り付ける簡便な方法である。
本方法は、本体部分の接続機構を使用して、本体部分に切除ガイドを取り付けることと、本体部分内の接続機構の位置を摺動可能に調節して、大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、切除面インジケータを配置することと、を含むことができる。これは、切除面を正確に示すために、大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、切除ガイドを取り付ける別の簡便な方法である。摺動可能に調節可能な接続機構は、切除ガイドのより正確な位置付けを可能にすることができる。
本方法は、大腿骨頭の前面に取り付け部分を取り付けることを含むことができる。
本方法は、外科用装置の第2の取り付け部分を、大腿骨頭の上面に又は上外側面に取り付けることを含むことができる。2つの取り付け部分の使用により、本体部分を大腿骨により確実かつ正確に取り付けることができる。大腿骨頭の上面は、大腿骨の摩損について一般的な領域である。このため、前面にかつ/又は上外側面に取り付けられた取り付け部分を使用することにより、大腿骨頭の中心に対するより正確な基準を提供してもよい。
本方法は、大腿骨の大腿骨頭の半径/直径に従って、大腿骨の髄内軸線に平行な方向に、本体部分の残部に対する前方に取り付けられた取り付け部分の位置を調節することを含むことができる。
本方法は、本体部分の残部(例えば、第2の取り付け部分)に対する前方に取り付けられた取り付け部分の位置に従って、本体部分上のマーキングを使用して、大腿骨頭の半径/直径を読み取ることを含むことができる。
本方法は、大腿骨頭の上面に又は上外側面に取り付け部分を取り付けることを含むことができる。
本方法は、大腿骨の大腿骨オフセットに従って、本体部分の残部に対して、髄内ピンに本体部分を取り付けるための開口部を調節可能に位置付けることを含むことができる。
本方法は、取り付け部分又はそれぞれの取り付け部分が、大腿骨頭に取り付けられている間に、大腿骨の大腿骨オフセットに従って、本体部分の残部に対して、髄内ピンに本体部分を取り付けるための開口部の位置に従う大腿骨の大腿骨オフセットを読み取ることを含むことができる。
本方法は、大腿骨頭の半径/直径及び/又は外科用装置から読み取られた大腿骨オフセット値を使用して、股関節置換手技において据え付けられる大腿骨インプラントの脚部の長さ及び/又は大腿骨オフセットを決定することを含むことができる。
本方法は、髄内ピンに本体部分を取り付ける前に、大腿骨の髄内管内に髄内ピンを挿入することを含むことができる。
取り付け部分又はそれぞれの取り付け部分は、実質的に円形の大腿骨頭接触面を含んでもよい。
取り付け部分(複数可)は、当業者によって球面計(複数可)と称される場合がある。
本発明の実施形態を、あくまで実例として、添付図面を参照しながら以下に説明する。なお、図中、同様の参照符合は同様の要素を示す。
本発明の実施形態による、大腿骨に取り付けられた装置を示す図である。 大腿骨に取り付けられた図1の装置の前面図である。 図1の装置の内側図である。 図3AのA−A線に沿った図1の装置の断面図である。 図1の装置の底面図である。 本発明の別の実施形態よる装置を示す図である。
本発明の実施形態を、添付の図面を参照しながら以下に説明する。
図1は、本発明の実施形態による、大腿骨に取り付けられた外科用装置10を示す。図2、図3A及び図4は、図1の装置10の前面図、内側図、及び底面図を示す。図3Bは、図3AのA−A線に沿った図1の装置の断面図である。図1〜図4の外科用装置10は、股関節置換手技中に大腿骨の頸部の制御された切除を行うために使用することができる。
装置10は、本体部分2を含む。本体部分2は、取り付け部分6を含む。取り付け部分6は、当業者によって球面計と称される場合がある。取り付け部分6は、大腿骨対向面66を含む。大腿骨対向面は、大腿骨頭62に適合するように、実質的に凹状かつ湾曲していてもよい(図3Bの整数66を参照)。取り付け部分6は、実質的に円形の大腿骨頭接触面を含んでもよい。例えば、図3Bに示すように、大腿骨対向面66のリムは、大腿骨頭62に載せるために、実質的に円形であってもよい。いくつかの実施形態では、大腿骨対向面66は、実質的に円形の大腿骨頭接触面を形成するリングを含んでもよく、そのリングは、大腿骨頭62に載せることができる。したがって、取り付け部分6は、大腿骨頭62に取り外し可能に取り付けられてもよい。本明細書に記載される他の取り付け部分は、取り付け部分6に関して上述したものと同じ方法で成形かつ構成されてもよい。
股関節置換手技中、外科医は、大腿骨頭62を前方位置から見たときに、取り付け部分6の中心軸線(図1でAと標示された点線矢印を参照されたい)が大腿骨頭の中心312と位置合わせされるように、大腿骨頭62の前面に取り付け部分6を取り付けることができる。これは、取り付け部分6を手動で位置付けながら、大腿骨60の前面及び大腿骨頭62を目視検査することによって概ね達成されてもよい。このように大腿骨頭に取り付け部分6を取り付けることにより、大腿骨頭の中心312に対して本体部分2を位置付ける。
いくつかの実施形態では、図に示すように、本体部分2は、第2の取り付け部分4を含んでもよい。第2の取り付け部分4は、当業者によって球面計と称される場合がある。本実施形態における第2の取り付け部分4は、大腿骨頭62の上面に取り付けることができるように、本体部分2の下側(下方に向いた側)に位置付けられ、一方で、前方に取り付け可能な取り付け部分6は、大腿骨頭62の前面に取り付けられている。第2の取り付け部分4はまた、大腿骨対向面を含む。大腿骨対向面は、大腿骨頭62に適合するように、実質的に凹状かつ湾曲していてもよい(図4の整数74を参照されたい)。第2の取り付け部分4は、実質的に円形の大腿骨頭接触面を含んでもよい。例えば、図4に示されるように、大腿骨対向面74のリムは、大腿骨頭62に載せるために、実質的に円形であってもよい。いくつかの実施形態では、大腿骨対向面は、実質的に円形の大腿骨頭接触面を形成するリングを含んでもよく、そのリングは、大腿骨頭62に載せることができる。したがって、第2の取り付け部分4もまた、大腿骨頭62に取り外し可能に取り付けられてもよい。
第2の取り付け部分4は、大腿骨頭の中心312に対する本体部分2の正しい位置付けを支援することができる。第2の取り付け部分4はまた、装置10が使用されている間に、大腿骨頭60に装置10をより確実に取り付けることを可能にすることができる。大腿骨頭60の上面は、大腿骨の摩損について一般的な領域である。したがって、装置の第2の取り付け部分は、その代わりに、大腿骨頭62の上外側面に取り付けることができるように、本体部分2に位置付けられる場合もあり、一方で、前方に取り付け可能な取り付け部分6は、大腿骨頭62の前面に取り付けられていることもまた想定される(以下でより詳細に説明される図5の実施形態を参照されたい)。
装置10はまた、切除ガイド34を含む。切除ガイドは、大腿骨60の頸部上の切除面を示す切除面インジケータを含む。本実施形態では、切除ガイド34の切除面インジケータは、ガイドスロット36を備える。ガイドスロット36は、一対のジョー38によって画定されてもよい。大腿骨60の前方位置から見たときにガイドスロット36によって示される切除面は、大腿骨60の髄内軸線(図2においてBと標示された点線を参照されたい)に対してある角度で延びてもよい。角度は、例えば、約127°、129°又は135°であってもよい。
切除面インジケータは、代替的にガイド面を含んでもよい。例えば、切除面インジケータの周縁部は、切除面を示すために実質的に平坦な表面であってもよい。
ガイドスロット36(又はガイド面)は、ペン又はスクライブなどを使用して切除面をマーキングするために使用され得る。ガイドスロット36(又はガイド面)はまた、大腿骨60の頸部の切除中に切断装置のブレードを受容するための切断スロット又は切断ガイド面として使用されてもよい。
本実施形態では、切除ガイド34は、第1のアーム32を含み、その第1のアーム32は、上述のように取り付け部分6が大腿骨頭62の前面に取り付けられた状態で、本体部分2から前方外側に延びてもよい。切除ガイド34はまた、第1のアーム32に対して実質的に垂直に延びてもよく、大腿骨60の前方位置から見たときに髄内軸線Bに概ね向かう、第2のアーム35を含む。一対のジョー38は、上述のようにガイドスロット36を画定するように、第2のアーム34から延びてもよい。
図2を参照すると、本開示の目的のために、大腿骨60の脚部の長さ(LL)は、髄内軸線Bに平行な方向に沿う小転子64と大腿骨頭の中心との間の距離として定義されてもよい。再び図2を参照すると、本開示の目的のために、大腿骨60の大腿骨オフセットは、髄内軸線Bに垂直な方向における大腿骨頭の中心と髄内軸線Bとの間の距離として定義されてもよい。
股関節置換手技中、大腿骨頭62のサイズ(例えば、直径/半径)を測定することができる。これは、キャリパーなどを使用して行われてもよく、又は装置10自体の機構(例えば、以下で説明されるスケール27)を使用して行うことができる。切除ガイド34は、大腿骨頭62の測定された半径/直径に従って、大腿骨の頸部に対して切除ガイド34の切除面インジケータを位置付けるために、本体部分2上の複数の位置に調節可能に位置する。したがって、切除面インジケータは、基準として大腿骨頭の中心312を使用して、大腿骨頭62の測定サイズによって決定される大腿骨頭の中心からの距離に位置付けることができる。典型的には、大腿骨頭62の測定サイズがより大きい場合、切除ガイド34は、切除面インジケータが取り付け部分(複数可)6、4(によって取られた基準)から更に離れて位置するように、本体部分2に位置付けることができる。このようにして、切除面(複数可)の位置を制御された方法で決定することができる。これは次いで、インプラントのステムが髄内管内に据え付けられると、インプラントの着座位置が制御されてもよいことを意味する。これは、インプラントの頸部の長さが一定であるインプラントシステムを使用するとき、特に、結果として得られる大腿骨60の脚部の長さ及び/又は大腿骨オフセットの復元を、その大腿骨インプラントを用いて容易にすることができるが、必ずしも限定するものではない。
切除面インジケータを正確に位置付けるための、本体部分2上の切除ガイド34の調節可能な位置は、多数の方法で実施することができる。
本体部分2は、例えば、複数の別個の接続機構を含んでもよく、それぞれの別個の接続機構は、大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、切除面インジケータをそれぞれの位置に配置するように、切除ガイド34を本体部分2に取り付けるためのものである。本実施形態では、これらの別個の接続機構は、本体部分2の前面30の開口部18として実装される。それぞれの開口部18は、切除ガイド34の取り付け部材を形成する第1のアーム32の端部を受容するようにサイズ決めされ、かつ成形されている。図4に示すように、本体部分2の後面には対応する開口部が設けられてもよく、それによって、第1のアーム32は、切除ガイド34のより確実な取り付けのために、本体部分2を完全に通過させることができる。第1のアーム32と開口部18との間の接続構成を反転させる場合があることが想定される。例えば、本体部分は、第1のアーム32の端部に位置する開口部における受容のために、前面30に位置する複数のペグを含んでもよい。
開口部34は、本体部分2上で列をなして分配されてもよい。図2に最も明確に示されるように、その列は、切除ガイドによって示される切除面に対して実質的に垂直な方向に配向されてもよい。本実施形態では、装置10は、4つの別個の接続機構を含むが、より多い又はより少ないこのような別個の接続機構が提供されてもよいことが想定される。
切除面インジケータを正確に位置付けるための、本体部分2上の切除ガイド34の調節可能な位置の実施の別の実施例を、図5の実施形態に関して以下に説明する。
いくつかの実施形態では、本体部分2は、大腿骨頭62上の取り付け部分(複数可)6、4の正確な位置付けを支援することができ、また、大腿骨オフセットの測定を可能にすることもできる。
本実施形態では、本体部分20は、大腿骨60の髄内管に位置する髄内ピン50に本体部分2を取り付けるための開口部8を含む。髄内ピン50は、大腿骨60に本体部分2を取り付ける前に髄内管内に挿入されて、髄内軸線Bに髄外基準を提供することができる。髄内ピン50は、例えば、始動ロッド又はリーマーを含むことができる。このように本体部分2を取り付けることにより、本体部分2は、髄内ピン50によって提供される髄内軸線Bに対する髄外基準及び取り付け部分(複数可)6、4によって提供される大腿骨頭の中心312に対する基準の両方に対して、本体部分2を位置付けることができる。このように本体部分2を取り付けることにより、例えば、切除ガイド34を使用している間、及び/又は以下に説明される読み取り値を使用して、取り付け部分(複数可)6、4及び本体部分2を適所に保持するための更なる安定性を提供することもまたできる。
開口部8は、例えば、(図に示すように)本体部分22を貫通する開口を含んでもよい。あるいは、開口部8は、本体部分に凹部を含み、その凹部内に髄内ピン50が受容されてもよい。本体部分2には、開口部8に髄内ピン50を固定し、かつ保持するための手段が設けられてもよい。例えば、本実施形態では、開口部8には、雄ねじ山を有する分割ブッシング72(図3Bを参照されたい)が設けられ、その分割ブッシング72の上に雌ねじ山を有するリング70が取り付けられている。リング70を回転させることによって、本体部分及び取り付け部分(複数可)6、4が大腿骨60に配置されると、分割ブッシング72は、髄内ピン50に対して付勢されて、髄内ピン50に対して本体部分2の位置を固定してもよい。
開口部8の位置は、大腿骨60の大腿骨オフセットに従って、本体部分2内に調節可能に位置付け可能であってもよい。これにより、本体部分2が、上述のように、髄内ピン50上で大腿骨頭62の前面に取り付けられた取り付け部分(複数可)6、4と正しく適合するように、本体部分2を調節することができる。本体部分2はまた、取り付け部分(複数可)6、4に対する開口部8の位置に従って、大腿骨60の大腿骨オフセットを読み取るためのマーキング25を含んでもよく、一方で、取り付け部分(複数可)6、4は、大腿骨頭62に取り付けられている。本実施形態では、これは、本体部分2内に摺動可能に取り付けられた摺動可能な部材74を通って開口部8を設けることによって実施される。摺動可能な部材74は、本体部分2の前面30に(かつ任意選択で後面にも)位置するスロット12内に摺動可能に受容されるペグ(複数可)14を含んでもよい。スロット12は、本体部分2上の側方内側方向に延びてもよい。スロット12には、スロット12内のペグ14の位置を検査することによって大腿骨60の大腿骨オフセットを読み取るための前述のマーキング25が設けられてもよい。
本体部分2はまた、摺動可能に調節可能なアームを含み、そのアームに取り付け部分6が摺動可能に取り付けられる。この実施形態におけるアームは、実質的にL字型であり、本体部分2の残部に対するアームの位置を調節するためのハンドルとしてもまた機能してもよいエルボ22を含む。
取り付け部分6は、アームの第1の部分26に摺動可能に取り付けられている。上述のように取り付け部分6が大腿骨頭62に取り付けられると、アームの第1の部分26は、髄内軸線Bに実質的に平行に延びる。アームの第1の部分26は、取り付け部分6をアームの第1の部分26上で前後に摺動させることができるように、取り付け部分6の開口部29を通過してもよい。取り付け部分6には、アームの第1の部分26に対して取り付け部分6をロックするようにアームの第1の部分26に対して付勢するために、取り付け部分6上の対応するねじ山上で回転させることができる雌ねじ山リング24が設けられてもよい。
取り付け部分6は、アームの第1の部分26に位置するマーキング27を見ることができる窓28を含んでもよい。これらのマーキング27は、大腿骨頭のサイズ(直径/半径)を読み取るために使用することができる(マーキング27は、取り付け部分6が上述のように大腿骨頭の中心312と正しく整列されていると仮定すると、大腿骨頭の中心312と第2の取り付け部分4との間の距離を示すことができる)。
アームはまた、第2の部分16を含む。アームの第2の部分16は、取り付け部分6の中心軸線Aに実質的に平行に延びてもよい。アームの第2の部分16は、本体部分2のスロット46内に摺動可能に受容される。これにより、異なる大きさの大腿骨頭62を収容するために、アーム(及びその結果として取り付け部分6)を後方方向/前方方向に前後に移動させて、本体部分2の残部に対して取り付け部分6を位置付けることを可能にすることができるため、取り付け部分6は、開口部8に受容された髄内ピン50により(装置10に含まれる場合、第2の取り付け部分4が大腿骨頭に取り付けられた状態で)、大腿骨頭62の前面に取り付けることができる。このようにアームの第2の部分16の移動はまた、装置10が患者のいずれか一方の脚に使用されるように、取り付け部分6の位置の調節を可能にすることができる。
大腿骨60に据え付けられるインプラントは、一般に、髄内管に受容されることとなるステムと、寛骨臼又は寛骨臼カップインプラントに受容されることとなる軸受面を有するヘッドと、を含んでもよい。インプラントはまた、典型的には、ステムの近位端と頭部との間に延びる頸部も含む。ステム及び頸部は、一体的に形成されてもよい。頭部は、頸部の端部に取り付け可能であってもよい。マーキング25及び/又は27を使用して取られた読み取り値を使用して、大腿骨オフセットを復元するために、使用される頭部の選択を知らせることができる。
図5は、本発明の別の実施形態による外科用装置10を示す。図5の外科用装置10は、股関節置換手技中に大腿骨の頸部の制御された切除を行うために使用することができる。図5の装置10は、図1〜図4の装置10と多くの点で類似しており、相違点のみを以下で詳細に説明する。
本実施形態では、第2の取り付け部分104は、この場合も本体部分2の下側に位置しているが、大腿骨頭62の上外側面に取り付けられるように位置付けられ、かつ配向されており、一方で、前方に取り付け可能な取り付け部分6は、大腿骨頭62の前面に取り付けられている。図1〜図4の実施形態と同様に、図5の実施形態における取り付け部分6、104は、当業者によって球面計(複数可)と称される場合がある。
前述したように、大腿骨頭60の上面は、大腿骨の摩損について一般的な領域である。これにより、上方に取り付けられた第2の取り付け部分6を有する装置10を効果的に使用できないようにするおそれがある(例えば、大腿骨頭62の上面の表面及び大腿骨頭の中心312からの距離は、健康な値とは異なるおそれがある)。したがって、上外側面取り付けのために位置付けられた第2の取り付け部分104を有する装置10を、かなりの量のかかる摩損を有する患者に使用してもよい。取り付け部分6が取り付けられたアームの構成は、図1〜図4に関連して上述したものと実質的に同じであってもよい。スケール27は、大腿骨頭62のサイズを決定するために、取り付け部分6及び第2の取り付け部分104の中心軸線Aの相対位置を依然として使用することができる。
本実施形態の切除ガイドは、図5には示されていないが、実質的に図1〜図4に関して上述したような切除ガイドであってもよい。本実施形態では、本体部分2への切除ガイドの接続は、開口部118を含む摺動可能な部材150の形態で実装される。摺動可能な部材150は、本体部分2の前面30に位置するスロット120に摺動可能に取り付けられる。後面もまた、摺動可能な部材150のより確実な取り付けのために、そのようなスロットを含んでもよいことに留意されたい。開口部118は、切除ガイド34の第1のアーム32の端部を密着して受容するようにサイズ決めされ、かつ成形されている。第1のアーム32と開口部118との間の接続構成を反転させる場合があることが想定される。例えば、摺動可能な部材150は、切除ガイド34の第1のアーム32の端部に位置する開口部おける受容のためのペグを含んでもよい。図4の実施形態に関連して上述した開口部18の列と同様に、スロット120は、切除ガイド34によって示される切除面に対して実質的に垂直な方向に配向されてもよい。
摺動可能な部材150は、スロット120内で前後に摺動されて、大腿骨頭62の測定された半径/直径に従って、ある位置に切除面インジケータを配置することができる。これにより、図1〜図4に関連して上述した種類の別個の開口部18の提供よりも、切除面インジケータの位置のより微妙な(すなわち連続的な)調節を可能にしてもよい。スロットには、大腿骨頭62の測定された半径/直径に従って、摺動可能な部材を正しい位置に配置するために、外科医によって参照することができる目盛りなどのマーキング124が設けられてもよい。
上記の実施形態では、切除ガイド34は、本体部分2に取り外し可能に取り付け可能である。しかしながら、図5の実施形態の場合、切除ガイド34が摺動可能な部材150と一体的に形成されてもよく、それによって切除ガイド34が本体部分2に恒久的に取り付けられることが想定される。
したがって、股関節置換手技中に大腿骨の頸部の制御された切除を行うための外科用装置及び方法を説明してきた。外科用装置は、取り付け部分を有する本体部分を含む。取り付け部分は、大腿骨頭の中心に対して本体部分を位置付けるように、大腿骨の大腿骨頭に取り付け可能である。外科用装置はまた、切除ガイドを含む。切除ガイドは、大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、切除ガイドの切除面インジケータを大腿骨の頸部に対して位置付けるために、本体部分上の複数の位置に調節可能に位置する。本方法は、大腿骨頭の半径/直径を測定することを含む。本方法はまた、大腿骨頭に取り付け部分を取り付けることを含む。本方法は、大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、大腿骨に対して切除面インジケータを位置付けるために、本体部分に切除ガイドを配置することを更に含む。本方法はまた、切除面インジケータを使用して、大腿骨の頸部上の切除面の位置をマーキングすること、又は切断装置のブレードを案内して大腿骨の頸部を切除すること、のいずれか一方を含む。
以上、本発明の特定の実施形態について説明したが、特許請求される発明の範囲内で多くの変更/追加、及び/又は置換を行い得ることが理解されよう。
〔実施の態様〕
(1) 股関節置換手技中に大腿骨の頸部の制御された切除を行うための外科用装置であって、前記外科用装置は、
本体部分であって、
前記大腿骨の大腿骨頭の中心に対して前記本体部分を位置付けるように、前記大腿骨頭に取り付け可能である取り付け部分と、
前記大腿骨の髄内管に設置された髄内ピンに前記本体部分を取り付けるための開口部と、を備える、本体部分と、
切除ガイドであって、前記切除ガイドは、前記大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、前記大腿骨の前記頸部に対して前記切除ガイドの切除面インジケータを位置付けるために、前記本体部分上の複数の位置に調節可能に設置可能である、切除ガイドと、を備える、外科用装置。
(2) 前記本体部分は、複数の別個の接続機構を含み、それぞれの別個の接続機構は、前記大腿骨頭の前記測定された半径/直径に従って、前記切除面インジケータをそれぞれの位置に配置するように、前記切除ガイドを前記本体部分に取り付けるためのものである、実施態様1に記載の外科用装置。
(3) 前記本体部分は、前記本体部分に前記切除ガイドを取り付けるための接続機構を含み、前記接続機構の位置は、前記大腿骨頭の前記測定された半径/直径に従って、前記切除ガイドの切除面インジケータを連続的に位置付けるために、前記本体部分内で摺動可能に調節可能である、実施態様1に記載の外科用装置。
(4) 前記接続機構又はそれぞれの接続機構は、前記切除ガイドの取り付け部材を内部に受容可能である、前記本体部分における開口部を含む、実施態様2又は3に記載の外科用装置。
(5) 前記切除ガイドは、前記本体部分に取り外し可能に取り付け可能である、実施態様1〜4のいずれかに記載の外科用装置。
(6) 前記取り付け部分は、前記大腿骨頭の前面に取り付け可能である、実施態様1〜5のいずれかに記載の外科用装置。
(7) 第2の取り付け部分を備え、前記前方に取り付け可能な取り付け部分が、前記大腿骨頭の前記前面に取り付けられる一方、前記第2の取り付け部分は、前記大腿骨頭の上面に又は上外側面に取り付け可能である、実施態様6に記載の外科用装置。
(8) 前記前方に取り付け可能な取り付け部分は、前記大腿骨の前記大腿骨頭の半径/直径に従って、前記大腿骨の髄内軸線に平行な方向に、前記本体部分の残部に対して調節可能に位置付け可能である、実施態様6又は7に記載の外科用装置。
(9) 前記本体部分は、前記本体部分の前記残部に対する前記前方に取り付け可能な取り付け部分の位置に従って、前記大腿骨頭の前記半径/直径を読み取るためのマーキングを含む、実施態様8に記載の外科用装置。
(10) 前記取り付け部分は、前記大腿骨頭の上面に又は上外側面に取り付け可能である、実施態様1〜5のいずれかに記載の外科用装置。
(11) 前記切除面インジケータは、ガイドスロット又はガイド面を含む、実施態様1〜10のいずれかに記載の外科用装置。
(12) 前記ガイドスロット又は前記ガイド面は、前記頸部の前記切除中に切断装置のブレードを受容するための切断スロット又は切断ガイド面である、実施態様11に記載の外科用装置。
(13) 前記髄内ピンに前記本体部分を取り付けるための前記開口部は、前記大腿骨の大腿骨オフセットに従って、前記本体部分内に調節可能に位置付け可能である、実施態様1〜12のいずれかに記載の外科用装置。
(14) 前記本体部分は、前記取り付け部分又はそれぞれの取り付け部分が、前記大腿骨頭に取り付けられている間に、前記髄内ピンに前記本体部分を取り付けるための前記開口部の前記位置に従う前記大腿骨の前記大腿骨オフセットを読み取るためのマーキングを含む、実施態様13に記載の外科用装置。
(15) 前記取り付け部分又はそれぞれの取り付け部分は、実質的に円形の大腿骨頭接触面を備える、実施態様1〜14のいずれかに記載の外科用装置。
(16) 外科用装置を使用して股関節置換手技中に大腿骨の頸部の制御された切除を行う方法であって、前記外科用装置は、
本体部分であって、
前記大腿骨の大腿骨頭の中心に対して前記本体部分を位置付けるように、前記大腿骨頭に取り付け可能である取り付け部分と、
前記大腿骨の髄内管に設置された髄内ピンに前記本体部分を取り付けるための開口部と、を備える、本体部分と、
切除ガイドであって、前記切除ガイドは、前記大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、前記大腿骨に対して前記切除ガイドの切除面インジケータを位置付けるために、前記本体部分上の複数の位置に調節可能に設置可能である、切除ガイドと、を備え、
前記方法は、
前記本体部分の前記開口部内に髄内ピンを挿入することによって、前記大腿骨の髄内管内に設置された前記ピンに前記本体部分を取り付けることと、
前記大腿骨頭に前記取り付け部分を取り付けることと、
前記大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、前記大腿骨に対して前記切除面インジケータを位置付けるために、前記本体部分に前記切除ガイドを設置することと、
前記切除面インジケータを使用して、
前記大腿骨の前記頸部上の前記切除面の前記位置をマーキングすること、又は
前記大腿骨の前記頸部を切除するように切断装置のブレードを案内すること、のいずれか一方を行うことと、を含む、方法。
(17) 前記本体部分の複数の別個の接続機構のうちの1つを使用して、前記本体部分に前記切除ガイドを取り付けて、前記大腿骨頭の前記測定された半径/直径に従って、前記切除面インジケータを配置することを更に含む、実施態様16に記載の方法。
(18) 前記本体部分の接続機構を使用して、前記本体部分に前記切除ガイドを取り付けることと、
前記本体部分内の前記接続機構の位置を摺動可能に調節して、前記大腿骨頭の前記測定された半径/直径に従って、前記切除面インジケータを配置することと、を更に含む、実施態様16に記載の方法。
(19) 前記大腿骨頭の前面に前記取り付け部分を取り付けることを含み、任意選択で、前記大腿骨頭の上面に又は上外側面に前記外科用装置の第2の取り付け部分を取り付けることを更に含む、実施態様16〜18のいずれかに記載の方法。
(20) 前記大腿骨の前記大腿骨頭の半径/直径に従って、前記大腿骨の髄内軸線に平行な方向に、前記本体部分の残部に対して、前記前方に取り付けられた取り付け部分の前記位置を調節することを更に含む、実施態様19に記載の方法。
(21) 前記本体部分の前記残部に対する前記前方に取り付けられた取り付け部分の前記位置に従って、前記本体部分上のマーキングを使用して、前記大腿骨頭の前記半径/直径を読み取ることを更に含む、実施態様20に記載の方法。
(22) 前記大腿骨頭の上面に又は上外側面に前記取り付け部分を取り付けることを含む、実施態様16〜18のいずれかに記載の方法。
(23) 前記大腿骨の大腿骨オフセットに従って、前記本体部分の前記残部に対して、前記髄内ピンに前記本体部分を取り付けるための前記開口部を調節可能に位置付けることを含む、実施態様16〜22のいずれかに記載の方法。
(24) 前記取り付け部分又はそれぞれの取り付け部分が、前記大腿骨頭に取り付けられている間に、前記大腿骨の前記大腿骨オフセットに従う前記本体部分の前記残部に対する前記髄内ピンに前記本体部分を取り付けるための前記開口部の前記位置に従って、前記大腿骨の前記大腿骨オフセットを読み取ることを含む、実施態様23に記載の方法。
(25) 前記大腿骨頭の前記半径/直径及び/又は前記外科用装置から読み取られた大腿骨オフセット値を使用して、前記股関節置換手技において据え付けられる大腿骨インプラントの脚部の長さ及び/又は大腿骨オフセットを決定することを含む、実施態様21又は24に記載の方法。
(26) 前記髄内ピンに前記本体部分を取り付ける前に、前記大腿骨の前記髄内管内に前記髄内ピンを挿入することを含む、実施態様16〜25のいずれかに記載の方法。
(27) 前記取り付け部分又はそれぞれの取り付け部分は、実質的に円形の大腿骨頭接触面を備える、実施態様16〜26のいずれかに記載の方法。

Claims (15)

  1. 股関節置換手技中に大腿骨の頸部の制御された切除を行うための外科用装置であって、前記外科用装置は、
    本体部分であって、
    前記大腿骨の大腿骨頭の中心に対して前記本体部分を位置付けるように、前記大腿骨頭に取り付け可能である取り付け部分と、
    前記大腿骨の髄内管に設置された髄内ピンに前記本体部分を取り付けるための開口部と、を備える、本体部分と、
    切除ガイドであって、前記切除ガイドは、前記大腿骨頭の測定された半径/直径に従って、前記大腿骨の前記頸部に対して前記切除ガイドの切除面インジケータを位置付けるために、前記本体部分上の複数の位置に調節可能に設置可能である、切除ガイドと、を備える、外科用装置。
  2. 前記本体部分は、複数の別個の接続機構を含み、それぞれの別個の接続機構は、前記大腿骨頭の前記測定された半径/直径に従って、前記切除面インジケータをそれぞれの位置に配置するように、前記切除ガイドを前記本体部分に取り付けるためのものである、請求項1に記載の外科用装置。
  3. 前記本体部分は、前記本体部分に前記切除ガイドを取り付けるための接続機構を含み、前記接続機構の位置は、前記大腿骨頭の前記測定された半径/直径に従って、前記切除ガイドの切除面インジケータを連続的に位置付けるために、前記本体部分内で摺動可能に調節可能である、請求項1に記載の外科用装置。
  4. 前記接続機構又はそれぞれの接続機構は、前記切除ガイドの取り付け部材を内部に受容可能である、前記本体部分における開口部を含む、請求項2又は3に記載の外科用装置。
  5. 前記切除ガイドは、前記本体部分に取り外し可能に取り付け可能である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の外科用装置。
  6. 前記取り付け部分は、前記大腿骨頭の前面に取り付け可能である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の外科用装置。
  7. 第2の取り付け部分を備え、前記前方に取り付け可能な取り付け部分が、前記大腿骨頭の前記前面に取り付けられる一方、前記第2の取り付け部分は、前記大腿骨頭の上面に又は上外側面に取り付け可能である、請求項6に記載の外科用装置。
  8. 前記前方に取り付け可能な取り付け部分は、前記大腿骨の前記大腿骨頭の半径/直径に従って、前記大腿骨の髄内軸線に平行な方向に、前記本体部分の残部に対して調節可能に位置付け可能である、請求項6又は7に記載の外科用装置。
  9. 前記本体部分は、前記本体部分の前記残部に対する前記前方に取り付け可能な取り付け部分の位置に従って、前記大腿骨頭の前記半径/直径を読み取るためのマーキングを含む、請求項8に記載の外科用装置。
  10. 前記取り付け部分は、前記大腿骨頭の上面に又は上外側面に取り付け可能である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の外科用装置。
  11. 前記切除面インジケータは、ガイドスロット又はガイド面を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の外科用装置。
  12. 前記ガイドスロット又は前記ガイド面は、前記頸部の前記切除中に切断装置のブレードを受容するための切断スロット又は切断ガイド面である、請求項11に記載の外科用装置。
  13. 前記髄内ピンに前記本体部分を取り付けるための前記開口部は、前記大腿骨の大腿骨オフセットに従って、前記本体部分内に調節可能に位置付け可能である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の外科用装置。
  14. 前記本体部分は、前記取り付け部分又はそれぞれの取り付け部分が、前記大腿骨頭に取り付けられている間に、前記髄内ピンに前記本体部分を取り付けるための前記開口部の前記位置に従う前記大腿骨の前記大腿骨オフセットを読み取るためのマーキングを含む、請求項13に記載の外科用装置。
  15. 前記取り付け部分又はそれぞれの取り付け部分は、実質的に円形の大腿骨頭接触面を備える、請求項1〜14のいずれか一項に記載の外科用装置。
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