JP2021526903A - 組織除去中の選択的な生検サンプルの可視化を可能にする装置 - Google Patents

組織除去中の選択的な生検サンプルの可視化を可能にする装置 Download PDF

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Abstract

生検デバイスは、ボディ、針、カッター、組織サンプルホルダ、及びサンプル停止アセンブリを含んでいる。針はボディから遠位に延びる。カッターは針に対して長手方向に平行移動可能であり、カッター内腔を規定する。組織サンプルホルダはボディに対して近位に結合されている。カッターのカッター内腔は、カッターの遠位端と組織サンプルホルダとの間を延びる流体管の少なくとも一部を規定する。サンプル停止アセンブリは、カッターと組織サンプルホルダとの間の流体管内の組織サンプルの動きを選択的に停止させるように構成された回転可能なろ過器を含む。
【選択図】図10

Description

開示の内容
関連出願の相互参照
本出願は米国仮特許出願第62/682,286号、発明の名称「Apparatus to Permit Selective Biopsy Sample Visualization During Tissue Removal」(2018年6月8日に出願)の優先権を主張する。なおこの文献の開示は、参照により本明細書に組み込まれている。
生検は、患者から組織サンプルを除去して、組織の試験を行い癌または他の疾患の兆候を調べられるようにすることである。組織サンプルは、種々のサンプル収集デバイスを伴う種々の医療処置を用いた種々の方法で取得し得る。たとえば、生検は、開腹処置(切開部を形成した後に組織を外科的に除去する)または経皮的処置(たとえば細針吸引、コア針生検、または真空補助生検)であり得る。組織サンプルを収集した後で、組織サンプルは、適切なテスト(たとえば組織学の)を行うようにセットアップされたラボ(たとえば病理学ラボ、生物医学ラボなど)で分析する場合がある。
単に典型的な生検デバイス及び生検システムコンポーネントは以下に開示されている。米国特許第5,526,822号、発明の名称「Method and Apparatus for Automated Biopsy and Collection of Soft Tissue」(1996年6月18日に付与)、米国特許第5,928,164号、発明の名称「Apparatus for Automated Biopsy and Collection of Soft Tissue」(1999年7月27日に付与)、米国特許第6,086,544号、発明の名称「Control Apparatus for an Automated Surgical Biopsy Device」(2000年7月11日に付与)、米国特許第6,162,187号、発明の名称「Fluid Collection Apparatus for A Surgical Device」(2000年12月19日に付与)、米国特許第6,432,065号、発明の名称「Method for Using a Surgical Biopsy System with Remote Control for Selecting an Operational Mode」(2002年8月13日に付与)、米国特許第6,752,768号、発明の名称「Surgical Biopsy System with Remote Control for Selecting an Operational Mode」(2004年6月22日に付与)、米国特許第7,442,171、発明の名称「Remote Thumbwheel for A Surgical Biopsy Device」(2008年9月8日に付与)、米国特許第7,854,706号、発明の名称「Clutch and Valving System for Tetherless Biopsy Device」(2010年12月1日に付与)、米国特許第7,914,464号、発明の名称「Surgical Biopsy System with Remote Control for Selecting an Operational Mode」(2011年3月29日に付与)、米国特許第7,938,786号、発明の名称「Vacuum Timing Algorithm for Biopsy Device」(2011年5月10日に付与)、米国特許第8,118,755号、発明の名称「Biopsy Sample Storage」(2012年2月21日に付与)、米国特許第8,206,316号、発明の名称「Tetherless Biopsy Device with Reusable Portion」(2012年6月26日に付与)、米国特許第8,241,226号、発明の名称「Biopsy Device with Rotatable Tissue Sample Holder」(2012年8月14日に付与)、米国特許第8,764,680号、発明の名称「Handheld Biopsy Device with Needle Firing」(2014年7月1日に付与)、米国特許第8,801,742号、発明の名称「Needle Assembly and Blade Assembly for Biopsy Device」(2014年8月12日に付与)、米国特許第8,938,285号、発明の名称「Access Chamber and Markers for Biopsy Device」(2015年1月20日に付与)、米国特許第8,858,465号、発明の名称「Biopsy Device with Motorized Needle Firing」(2014年9月14日に付与)、米国特許第9,326,755号、発明の名称「Biopsy Device Tissue Sample Holder with Bulk Chamber and Pathology Chamber」(2016年5月3日に付与)、及び米国特許第9,345,457号、発明の名称「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」(2016年5月24日に付与)。上記で引用した各米国特許の開示は参照により本明細書に組み込まれている。
さらなる典型的な生検デバイス及び生検システムコンポーネントは、以下に開示されている。米国特許公開第2006/0074345号、発明の名称「Biopsy Apparatus and Method」(2006年4月6日に公開、現在は放棄)、米国特許公開第2009/0131821号、発明の名称「Graphical User Interface For Biopsy System Control Module」(2009年5月21日に公開、現在は放棄)、米国特許公開第2010/0160819号、発明の名称「Biopsy Device with Central Thumbwheel」(2010年6月24日に公開)、及び米国特許公開第2013/0324882号、発明の名称「Control for Biopsy Device」(2013年12月5日に公開、現在は放棄)。上記で引用した各米国特許出願公開、米国非仮特許出願、及び米国仮特許出願の開示は、参照により本明細書に組み込まれている。
生検サンプルを取得及び処理するためにいくつかのシステム及び方法が製造及び使用されているが、添付の請求項に記載した発明を本発明者よりも前に製造または使用した者はいないと考えられる。
本明細書は、この技術を特に示して明確に請求する請求項で終えているが、この技術は以下の特定の実施例の説明と共に添付図面からより良好に理解されると考えられる。添付図面では同様の参照符号は同じ要素を特定している。
典型的な生検デバイスの斜視図を示す図である。 図1の生検デバイスの組織サンプル採取アセンブリの斜視図を示す図である。 図2の組織採取センブリの針の分解斜視図である。 図3の針の側断面図であり、図2の線分4―4に沿って見た断面図である。 図2のサンプル採取アセンブリのゲートアセンブリ及びカッター駆動アセンブリの斜視図である。 図5のカッター駆動アセンブリの部分分解図である。 図5のカッター駆動アセンブリの平行移動部材の斜視図である。 図5のカッター駆動アセンブリの回転部材の斜視図である。 図5のゲートアセンブリの詳細な斜視図である。 図5のゲートアセンブリの分解斜視図である。 図5のゲートアセンブリの近位カプラの詳細な斜視図である。 図11の近位カプラの正面図である。 図5のゲートアセンブリの遠位カプラの斜視図である。 図13の遠位カプラの背面図である。 図5のゲートアセンブリのフィルターゲートの斜視図である。 図15のフィルターゲートの別の斜視図である。 図5のゲートアセンブリの斜視断面図であり、図9の線分17―17に沿って見た断面図である。 図5のゲートアセンブリの正面図であり、図13の遠位カプラは省略され、ゲートアセンブリはサンプル停止位置にある図である。 図5のゲートアセンブリの別の正面図であり、図13の遠位カプラは省略され、ゲートアセンブリは移送位置にある図である。 図5のゲートアセンブリの背面図であり、図11の近位カプラは省略され、ゲートアセンブリはサンプル停止位置にある図である。 図5のゲートアセンブリの別の背面図であり、図11の近位カプラは省略され、ゲートアセンブリは移送位置にある図である。 図5のゲートアセンブリの正面断面図であり、図9の線分20―20に沿って見た断面図であり、ゲートアセンブリはサンプル停止位置にある図である。 図5のゲートアセンブリの正面断面図であり、図9の線分20―20に沿って見た断面図であり、ゲートアセンブリは移送位置にある図である。 観察チューブを備え付けた図1の生検デバイスのサンプル検査領域の詳細な斜視図であり、検査部材が遠位位置にある図である。 図21Aのサンプル検査領域の別の詳細な斜視図であり、検査部材が近位位置にある図である。
図面は決して限定することは意図しておらず、技術の種々の実施形態を、必ずしも図面に示されていないものを含む種々の他の方法で行ってもよいことが考えられる。明細書に組み込まれて明細書の一部を構成する添付図面は本技術のいくつかの態様を例示しており、説明とともに、本技術の原理を説明する働きをする。しかしこの技術は図示した正確な配置には限定されないことを理解されたい。
本技術のある例についての以下の説明は、その範囲を限定するために用いてはならない。以下の説明から、本技術の他の例、特徴、態様、実施形態、及び利点が当業者には明らかになる。以下の説明は、例として、本技術を行うために考えられるベストモードの1つである。理解されるように、本明細書で説明する技術は、他の異なった明らかな態様が、すべて本技術から逸脱することなく可能である。したがって、図面及び説明は本質的に例示的であって限定的ではないとみなさなければならない。
I. 典型的な生検デバイス
図1に示すのは、胸部生検システムにおいて用いてもよい典型的な生検デバイス(10)である。胸部生検システムには、いくつかの例では真空制御モジュール(図示せず)が含まれる。本実施例の生検デバイス(10)は、プローブ(100)及びホルスター(200)を含んでいる。針(110)がプローブ(100)から遠位に延びており、組織サンプルを取得するために患者の組織内に挿入される。これらの組織サンプルは、プローブ(100)の近位端にある組織サンプルホルダ(300)内に堆積させる。これについては以下で詳細に説明する。
本実施例のホルスター(200)は、プローブ(100)に選択的に取り付け可能であり、プローブ(100)内の種々のコンポーネントを駆動させる。本構成では、ホルスター(200)は再利用可能なコンポーネントであり、一方でプローブ(100)及び組織サンプルホルダ(300)は使い捨てである。本明細書において用語「ホルスター」を用いることが、プローブ(100)の任意の部分がホルスター(200)の任意の部分内に挿入されることを要求していると解釈してはならないことを理解されたい。たとえば、本実施例において、ホルスター(200)には、プローブ(100)をホルスター(200)に取り外し可能に固定するためにプローブ(100)が受け取る突起物(図示せず)または他の保持特徴部の組が含まれている。またプローブ(100)には、突起物を取り外すために内部に押圧し得る弾性タブ(図示せず)または他の好適な放出特徴部の組が含まれている。こうすることで、ユーザが両方のタブを同時に押し下げた後に、プローブ(100)をホルスター(200)から後方に離れるように引いて、プローブ(100)をホルスター(200)から分離し得る。当然のことながら、種々の他のタイプの構造、コンポーネント、特徴部など(たとえば、バイオネットマウント、ラッチ、クランプ、クリップ、スナップフィッティングなど)を用いて、プローブ(100)及びホルスター(200)の取り外し可能なカップリングを得てもよい。さらに、いくつかの生検デバイス(10)では、プローブ(100)及びホルスター(200)を単一構造または一体構造にして、2つのコンポーネントが分離できないようにしてもよい。単に一例として、プローブ(100)及びホルスター(200)が分離可能なコンポーネントとして与えられるバージョンでは、プローブ(100)を使い捨てコンポーネントとして与えて、一方でホルスター(200)を再利用可能なコンポーネントとして与えてもよい。プローブ(100)とホルスター(200)との間のさらに他の好適な構造的及び機能的関係は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかである。
生検デバイス(10)のいくつかの変形には、プローブ(100)及び/またはホルスター(200)内の1つ以上のセンサ(図示せず)であって、いつプローブ(100)がホルスター(200)と結合したかを検出するように構成されたセンサが含まれていてもよい。このようなセンサまたは他の特徴部はさらに、ある種のプローブ(100)及びホルスター(200)のみを互いに結合することができるように構成されていてもよい。加えて、または代替的に、このようなセンサは、好適なプローブ(100)及びホルスター(200)が互いに結合されるまで、プローブ(100)及び/またはホルスター(200)の1つ以上の機能を無効にするように構成してもよい。1つの単なる説明例では、プローブ(100)には磁石(図示せず)が含まれ、プローブ(100)がホルスター(200)と結合したときに、ホルスター(200)内のホール効果センサ(図示せず)またはいくつかの他のタイプのセンサによってこの磁石は検出される。さらに別の単なる説明例として、プローブ(100)のホルスター(200)とのカップリングを、伝導性表面または電極間の物理的接触を用いて、RFID技術を用いて、及び/または本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかな他の多くの方法で、検出してもよい。当然のことながら、このようなセンサ及び特徴部は必要に応じて変更または省略してもよい。
本実施例の生検デバイス(10)は、手持ち使用用に及び超音波ガイダンスの下で使用するように構成されている。当然のことながら、その代わりに、生検デバイス(10)を定位ガイダンス、MRIガイダンス、PEMガイダンス、BSGIガイダンス、または他の方法で使用してもよい。また生検デバイス(10)のサイズ及び構成は、オペレータが片手で生検デバイス(10)を操作し得るようなものであってもよいことを理解されたい。詳細には、オペレータが生検デバイス(10)を把持し、患者の胸部内に針(110)を挿入し、患者の胸部内から1つまたは複数の組織サンプルを収集することを、すべて片手を用いるだけで行ってもよい。代替的に、オペレータは、複数の手を用いて及び/または任意の望ましい支援を用いて、生検デバイス(10)を把持してもよい。さらに他の例では、生検デバイス(10)を、手持ち動作を伴うことなくテーブルまたは他の固定具に固定するように構成することができる。
いくつかの設定、生検デバイス(10)が手持ち式であろうと固定具に取り付けられていようと、オペレータは、患者の胸部内に針(110)を1回だけ挿入することによって複数の組織サンプルを捕捉してもよい。このような組織サンプルは組織サンプルホルダ(300)内に堆積させてもよく、後に組織サンプルホルダ(300)から取り出して分析してもよい。本明細書で説明する例は、患者の胸部からの生検サンプルの採取を指すことが多いが、種々の他の目的に対する種々の他の処置で、及び患者の生体構造の種々の他の部分(たとえば、前立腺、甲状腺など)で、生検デバイス(10)を用いてもよいことを理解されたい。生検デバイス(10)の種々の典型的なコンポーネント、特徴部、構成、及び操作性について以下に詳細に説明するが、他の好適なコンポーネント、特徴部、構成、及び操作性が、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかである。
本実施例のホルスター(200)には、ホルスター(200)の内部コンポーネントを少なくとも部分的に取り囲むように構成された外部ハウジング(210)が含まれている。図示しないが、本実施例のホルスター(200)には、プローブの種々のコンポーネントを駆動するように構成された1つ以上のモータ及び/または他のアクチュエータが含まれていることを理解されたい。プローブ(100)にパワーまたは動きを伝達するために、ホルスター(200)には1つ以上のギアを含めることができる。たとえば、いくつかの例では、1つ以上のギアは外部ハウジング(210)内の開口部を通して少なくとも部分的に延びる。外部ハウジング(210)内の開口部は、プローブ(100)に付随する対応する開口部と位置が合うように構成することができ、その結果、ホルスター(200)の1つ以上のギアがプローブ(100)の1つ以上の対応するギアと噛み合うことできる。
図示しないが、ホルスター(200)にはまた、コントロールモジュールまたは別の制御特徴部にホルスター(200)を結合するように構成された種々のケーブルが含まれていてもよいことを理解されたい。好適なケーブルには、電気ケーブル、回転駆動ケーブル、空気圧ケーブル、またはそれらのいくつかの組み合わせが含まれていてもよい。したがって、いくつかの例では、ホルスター(200)内の内部コンポーネントには、電力(電気ケーブル)、回転パワー(回転駆動ケーブル)、及び/または空気圧力(空気圧ケーブル)によってパワー供給してもよいことを理解されたい。代替的に、いくつかの例では、ケーブルは全く省略し、ホルスター(200)を電池式にして、モータ及び真空ポンプをホルスター(200)内に完全に収容することができる。
前述したように、本実施例のホルスター(200)は再利用可能な部分として構成され、一方でプローブ(100)は使い捨ての部分として構成されている。いくつかの状況では、生検処置中に再利用可能なコンポーネントの無菌性を維持することが望ましい場合がある。したがって、ある場合には、ホルスター(200)をある特徴部と共に用いてホルスター(200)の無菌を維持し、一方でホルスター(200)の機能も保持することが望ましい場合がある。ホルスター(200)の無菌性を保持するための単に典型的な特徴及び方法が、米国特許第15/829,464号、発明の名称「Functional Cover for Biopsy Device」(2017年12月1日に出願)に図示及び説明されている。なお、この文献の開示は参照により本明細書に組み込まれている。
本実施例のプローブ(100)には、プローブ(100)から遠位に延びる針(110)が含まれている。針(110)は組織サンプルを取得するために患者の組織内に挿入される。これらの組織サンプルは、プローブ(100)の近位端にある組織サンプルホルダ(300)内に堆積される。いくつかの例では、真空制御モジュール(図示せず)がバルブアセンブリ(図示せず)及びチューブ(図示せず)を介してプローブ(100)と結合されている。真空制御モジュールは、プローブ(100)に真空、生理食塩水、大気空気、及びベンティングを選択的にもたらすように動作可能である。単に一例として、本実施例のバルブアセンブリの内部コンポーネントは、米国特許第9,724,076号、発明の名称「Biopsy Device Valve Assembly」(2017年8月8日に付与)に説明されているように構成及び配置してもよい。なお、この文献の開示は参照により本明細書に組み込まれている。
ホルスター(200)に関してすでに述べたように、プローブ(100)はホルスター(200)に選択的に結合可能であるため、ホルスター(200)はプローブ(100)にパワーを与えるかまたは他の方法でプローブ(100)を駆動させ得る。詳細には、プローブ(100)には外部ハウジング(102)が含まれている。外部ハウジング(102)には、ホルスター(200)を受け取るように構成されたホルスター受け取り部分(104)が含まれている。いくつかの例では、ホルスター受け取り部分(104)には、ホルスター(200)の対応する開口部と位置が合うように構成された開口部が含まれている。1つ以上の駆動ギア(図示せず)が外部ハウジング(102)内の開口部を通して露出しており、プローブ(100)内のカッター駆動メカニズムを駆動するように動作可能である。プローブ(100)及びホルスター(200)が互いに結合されたときに、プローブ(100)の1つ以上の駆動ギアがホルスター(200)の1つ以上のギアと噛み合う。したがって、ホルスター(200)は、プローブ(100)及びホルスター(200)のギアを介して、プローブ(100)内のコンポーネントの動きに機械動力を与えるかまたは他の方法で駆動してもよい。
プローブ(100)の外部ハウジング(102)はさらに、外部ハウジング(102)の遠位端に隣接する外部ハウジング(102)の外部上に遠位に配置されたサンプル検査領域(140)を規定する。いくつかの例では、サンプルが針(110)によって収集されたときに、オペレータがサンプルを観察することが望ましい場合がある。たとえば、また以下に詳細に説明するように、本実施例では、組織サンプルホルダ(300)は組織サンプルをバルク構成で収集するように構成されている。組織サンプル収集のこの構成によって組織サンプル容量は高まる場合があるが、複数の組織サンプルが共通スペース内で混ざり合うために個々の組織サンプルを視覚化できることが限定される場合がある。したがって、サンプル検査領域(140)は、組織サンプルが針(110)によって収集されたときに、オペレータが個々の組織サンプルを視覚化することができるように構成されている。以下に詳細に説明するように、サンプル検査領域(140)では、切断した組織サンプルを組織サンプルホルダ(300)に移送する前に、切断した組織サンプルをオペレータが視覚的に検査することができる。いくつかの例では、サンプル検査領域(140)に付随する種々のコンポーネントを選択的に開閉して、組織サンプルホルダ(300)に移送する前に個々のサンプルにアクセスし、操作し、及び物理的に検査することもできるように構成できることを理解されたい。このようなコンポーネントの例について以下に詳細に説明する。
本実施例の針(110)には、突刺先端部(112)を有するカニューレ(113)と、先端部(112)よりも近位に配置された側面開口部(114)とが含まれている。組織突刺先端部(112)は、強い力を必要とすることなく、また先端部(112)を挿入する前に組織に開口部を予め形成することを必要とせずに、組織に突き刺して侵入するように構成されている。代替的に、先端部(112)は必要に応じて鈍くてもよい(たとえば、丸みを帯びている、平坦である等)。単に一例として、先端部(112)は、米国特許第8,801,742号、発明の名称「Needle Assembly and Blade Assembly for Biopsy Device」(2011年6月1日に出願)の教示のいずれかに従って構成してもよい。なお、この文献の開示は参照により本明細書に組み込まれている。別の単なる説明例として、先端部(112)は、米国特許第9,486,186号、発明の名称「Biopsy Device with Slide−In Probe」(2016年11月8日に付与)の教示の少なくとも一部に従って構成してもよい。なお、この文献の開示は参照により本明細書に組み込まれている。先端部(112)に対して用いてもよい他の好適な構成は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかである。
側面開口部(114)のサイズは、デバイス(10)の動作中に脱出した組織を受け取るように設けられている。鋭い遠位縁(132)を有する中空の管状カッター(130)が針(110)内に配置されている。カッター(130)は、針(110)に対して回転及び平行移動して側面開口部(114)を過ぎるように動作することができ、側面開口部(114)を通って突き出た組織から組織サンプルを切断することができる。たとえば、カッター(130)を延長位置から後退位置まで動かすことによって、側面開口部(114)を「開いて」、そこを通して組織を突き出させることができ、そして後退位置から延長位置まで戻って、突き出た組織を切断する。切断した組織サンプルを次に、針(110)を通して、カッター(130)によって規定された内腔を経由して近位に移送することができる。
いくつかの例では、針(110)を回転させて、側面開口部(114)を、針(110)の長手軸の周りの複数の所望の角度位置に合わせることが望ましい場合がある。本実施例では、針(110)を、プローブ(100)またはホルスター(200)内に配置されたモータによって回転させることができる。他の例では、針(110)は、プローブ(100)上のサムホイールまたは針(110)上に直接オーバーモールドされた針ハブによって手動で回転させることができる。それとは関係なく、本明細書で説明する他のコンポーネントの場合と同様に、針(110)を種々の方法で変形しても、変更しても、置換しても、または補ってもよく、また針(110)は種々の代替的な特徴部、コンポーネント、構成、及び機能を有していてもよいことも理解されたい。たとえば、針(110)を、米国特許第9,345,457号(2016年5月24日に付与)(この文献の開示は参照により本明細書に組み込まれている)の教示に従って及び/または本明細書で引用した何らかの他の参考文献の教示に従って構成してもよい。
組織サンプルホルダ(300)は、プローブ(100)の近位端に選択的に接続可能である。本実施例では、組織サンプルホルダ(300)は、複数の組織サンプルを種々の組織サンプル収集構成で受け取るように構成されている。単に一例として、好適な組織収集構成には、バルク組織サンプル収集構成及び/または個別サンプル収集構成が含まれていてもよい。バルクサンプル収集構成では、採取した組織サンプルが1つ以上の組織サンプル収集チャンバ内で混ざり合う。対照的に、個別サンプル収集構成では、組織サンプルは個々のサンプル室に隔離される。いくつかの例では、組織サンプルホルダ(300)をバルクサンプル収集または個別サンプル収集に限定して構成してもよいが、他の例では、両方の組織サンプル収集構成を単一の組織サンプルホルダ(300)内で組み合わせられることを理解されたい。組織サンプルホルダに対する単に典型的な構成が以下に図示及び説明されている。米国特許公開第2018/0242959号、発明の名称「Tissue Sample Holder with Bulk Tissue Collection Feature」(2018年8月30日に公開)、及び米国特許公開第2018/0153524号、発明の名称「Multi−Chamber Tissue Sample Cup for Biopsy Device」(2018年6月7日に公開)。なおこれらの文献の開示は、参照により本明細書に組み込まれている。
II. 典型的な組織採取アセンブリ
図2において最も良く分かるように、プローブ(100)にはさらに組織採取センブリ(400)が含まれている。図から分かるように、組織採取センブリ(400)には、針(110)、カッター(130)、カッター駆動アセンブリ(500)、及びゲートアセンブリ(600)が含まれている。前述したように、針(110)にはカニューレ(113)及び組織突刺先端部(112)が含まれている。本実施例のカニューレ(113)は略環状の断面形状を含んで内部に内腔を規定し、カニューレ(113)はカニューレ(113)の内腔内にカッター(130)を同軸に受け取るように構成されている。組織突刺先端部(112)はカニューレ(113)の遠位端に固定されている。本実施例では、組織突刺先端部(112)は材料の固体均質片であり、これを研削して複数の側面が形成されている。複数の側面は全体として、組織突刺先端部(112)の鋭く尖った先を規定している。本実施例の組織突刺先端部(112)を単一部分として示しているが、他の例では組織突刺先端部(112)には複数部分アセンブリが含まれていることを理解されたい。組織突刺先端部(112)に対する単に典型的な代替的な構成が、米国特許第8,801,742号、発明の名称「Needle Assembly and Blade Assembly for Biopsy Device、」(2014年8月12日に付与)に図示及び説明されている。なお、この文献の開示は参照により本明細書に組み込まれている。
図3及び図4において最も良く分かるように、針(110)にはさらに、カニューレ(113)の遠位端に固定されたマニフォールド(116)が含まれている。マニフォールド(116)は概して、カニューレ(113)の内腔内に流体を送るように構成されている。マニフォールド(116)には、ポート(118)及びポート(118)と連絡する内腔(120)が含まれている。図示しないが、チューブまたはバルブアセンブリをポート(118)に接続して内腔(120)内に流体を伝達できることを理解されたい。内腔(120)はマニフォールド(116)を通って延びてカッター(130)の内腔と連絡している。したがって、流体をポート(118)へそして内腔(120)内に送って、流体をカニューレ(113)の内腔に伝達してもよいことを理解されたい。使用中、任意の好適な流体を、マニフォールド(116)を通して伝達してもよい。たとえば、いくつかの例では、マニフォールド(116)を用いてカニューレ(113)の内腔に大気空気を送ってもよい。このような例では、組織サンプルの両側に圧力差を与えることによってカッター(130)を通した組織サンプルの移送を高めるのに、大気空気が望ましい場合がある。加えて、いくつかの例では、マニフォールド(116)を用いて真空及び/または生理食塩水を与えて、生検処置を支援する。
図5〜図8にカッター駆動アセンブリ(500)を示す。図から分かるように、カッター駆動アセンブリには、カッター駆動部材(502)、平行移動部材またはギア(530)、回転部材またはギア(540)、及び伝達管(560)が含まれている。カッター駆動部材(502)にはゲート部分(504)及び駆動部分(520)が含まれている。以下に詳細に説明するように、ゲート部分(504)の少なくとも一部は概して、ゲートアセンブリ(600)の少なくとも一部に結合して、カッター駆動部材(502)の回転及び並進運動をゲートアセンブリ(600)に伝達するように構成されている。また以下に詳細に説明するように、ゲートアセンブリ(600)の少なくとも一部はカッター(130)に結合されて、ゲートアセンブリ(600)の回転及び並進運動をカッター(130)に伝達するようになっている。したがって、カッター駆動部材(502)が回転及び平行移動すると、ゲート部分(504)の少なくとも一部とゲートアセンブリ(600)の少なくとも一部との間の結合を介して、カッター(130)の対応する回転及び平行移動が生じることを理解されたい。
図6において分かるように、本実施例のカッター駆動アセンブリ(500)は、2つの独立したドライバまたはモータ(710、720)によって駆動される。各モータ(710、720)は平行移動部材(530)及び回転部材(540)に、それぞれ対応している。したがって、モータ(710、720)には、平行移動部材(530)に対応する平行移動モータ(710)と、回転部材(540)に対応する回転モータ(720)とが含まれている。図示しないが、いくつかの例では、モータ(710、720)をホルスター(200)内に組み込んで、モータ(710、720)またはそれに関連するアセンブリの少なくとも一部がホルスター(200)から突き出て平行移動部材(530)と回転部材(540)とを嵌合するようにすることができる。平行移動部材(530)と回転部材(540)はプローブ(100)内に配置することができる。カッター駆動アセンブリ(500)は、平行移動部材(530)及び回転部材(540)の独立した駆動が得られるように構成されていることを理解されたい。以下に詳細に説明するように、この構成によって、平行移動が回転運動と独立するようにカッター(130)を動かすことができる。
カッター駆動部材(502)の駆動部分(520)にはネジ部分(522)と長手方向の溝(528)とが含まれている。溝(528)は、ネジ部分(522)を通ってカッター駆動部材(502)に沿って軸方向に延びている。ネジ部分(522)は、遠位の無ピッチゾーン(524)と近位の無ピッチゾーン(526)との間に配置されている。以下に詳細に説明するように、ネジ部分(522)は概して、平行移動部材(530)と嵌合してカッター駆動部材(502)の平行移動をもたらすように構成されている。同様に、長手方向の溝(528)は、回転部材(540)と嵌合してカッター駆動部材(502)の回転をもたらすように構成されている。また以下に詳細に説明するように、各無ピッチゾーン(524、526)は、カッター駆動部材(502)の平行移動を伴わずにカッター駆動部材(502)の回転ができるように構成されている。
図7において最も良く分かるように、平行移動部材またはギア(530)には円筒体(532)が含まれている。円筒体(532)は略中空で、そこを通って軸方向に延びる穴(534)を規定している。穴(534)の内部には、カッター駆動部材(502)のネジ部分(522)と嵌合するように構成された複数のネジ山(536)が含まれている。以下に詳細に説明するように、平行移動部材(530)のネジ山(536)とカッター駆動部材(502)のネジ部分(522)との間の嵌合は概して、カッター駆動部材(502)の回転に応じてカッター駆動部材(502)の平行移動が生じるように構成されている。
平行移動部材(530)にはさらに、円筒体(532)の外部から外側に延びる複数の歯(538)が含まれている。歯(538)はモータ(710)の対応する歯(712)と嵌合するように構成されている。図示しないが、平行移動部材(530)の少なくとも一部は、プローブ(100)の外部ハウジング(102)内の開口部を通って延びて、平行移動部材(530)とモータ(710)の歯(712)との間の嵌合を可能にしていることを理解されたい。以下に詳細に説明するように、モータ(710)を介した平行移動部材(530)の回転は概して、カッター駆動部材(502)の平行移動を起こすことによってカッター(130)を平行移動させるように構成されている。
図8において分かるように、回転部材(540)には、カッター駆動部材(502)の外径の周りにフィットするように構成された円筒体(542)が含まれている。回転部材(540)の円筒体(542)は略中空で、そこを通って軸方向に延びる穴(544)を規定している。穴(544)の内部には、穴(544)の中心に向かって半径方向内側に延びる一対のキー(546)が含まれている。以下に詳細に説明するように、各キー(546)は、カッター駆動部材(502)の長手方向の溝(528)と嵌合するように構成されている。図示しないが、カッター駆動部材(502)には、別の実質的に同一の長手方向の溝(528)がカッター駆動部材(502)の反対側に含まれていて、両方のキー(546)が、対応する長手方向の溝(528)内に受け入れられるようになっていることを理解されたい。理解されるように、この構成によって、回転部材(540)は、回転部材(540)の回転に応じてカッター駆動部材(502)を回転させることができる。
円筒体(542)の外部によって側面の穴(543)が規定されている。側面の穴(543)は概して、センサまたは他のデバイスと共に機能して、回転部材(540)によるカッター(130)の回転位置を検知するように構成されている。たとえば、いくつかの例では、側面の穴(543)は磁石または他の識別子を受け取ることができる。このような例では、磁気センサを回転部材(540)に隣接して配置して、磁石がセンサに隣接して配置されたときを検出することができる。このような構成は、カッター(130)の少なくとも1つの回転位置が希望される構成において望ましい場合がある。
回転部材(540)にはさらに、円筒体(542)の外部から外側に延びる複数の歯(548)が含まれている。歯(548)はモータ(720)の対応する歯(722)と嵌合するように構成されている。図示しないが、回転部材(540)の少なくとも一部は、プローブ(100)の外部ハウジング(102)内の開口部を通って延びて、回転部材(540)とモータ(720)の歯(722)との間の嵌合を可能にしていることを理解されたい。以下に詳細に説明するように、モータ(720)を介した回転部材(540)の回転は概して、カッター駆動部材(502)の回転を起こすことによってカッター(130)を回転させるように構成されている。
本明細書ではカッター駆動アセンブリ(500)の特定例を図示して説明しているが、種々の代替的な構成を使用できることを理解されたい。たとえば、前述したように、本実施例のカッター駆動アセンブリ(500)は概して、カッター(130)を独立回転及び平行移動で動かすように構成されている。しかし、他の例では、カッター駆動アセンブリ(500)を、カッター(130)を平行移動と回転との間の固定した関係で動かすように構成することできる。いくつかの例では、カッター駆動アセンブリ(500)の種々のコンポーネントを、米国公開番号2018/0153529号、発明の名称「Apparatus to Allow Biopsy Sample Visualization During Tissue Removal」(2018年6月7日に公開)の教示に従って構成することができる。
伝達管(560)はカッター駆動部材(502)から組織サンプルホルダ(300)まで延びて、カッター駆動部材(502)から組織サンプルホルダ(300)までの組織サンプルの伝達を行う。伝達管(560)内には内腔(図示せず)が規定されている。対応する内腔(503)がカッター駆動部材(502)を通って延びている。したがって、伝達管(560)の内腔とカッター駆動部材(502)の内腔(503)とは全体として、組織サンプルがカッター駆動部材(502)及び伝達管(560)を通って組織サンプルホルダ(300)まで流れる連続経路を規定することを理解されたい。以下に詳細に説明するように、組織サンプルは概して、カッター(130)を通ってゲートアセンブリ(600)内まで流れ、そしてカッター駆動部材(502)及び伝達管(560)を通ることを、最後に組織サンプルホルダ(300)内に堆積される前に行う。したがって、伝達管(560)の内腔(562)とカッター駆動部材(502)の内腔(503)とは両方とも、カッター(130)の内部と流体連絡していることを理解されたい。
図9〜図17にゲートアセンブリ(600)をより詳細に示す。以下に詳細に説明するように、ゲートアセンブリ(600)は概して、検査用の切断された組織サンプルがプローブ(100)のサンプル検査領域(140)を通って進むことを、切断された組織サンプルがカッター(130)及び伝達管(560)を通って組織サンプルホルダ(300)まで進むときに、一時的に停止するように構成されている。サンプル検査領域(140)を通して行う検査には、目視検査、組織分析センサを通した検査、及び/またはサンプル検査領域(140)を通して組織サンプルを取り出すことによる物理的検査を含められることを理解されたい。
図10において最も良く分かるように、ゲートアセンブリ(600)には、近位カプラ(602)、遠位カプラ(622)を含む検査部材(620)、近位カプラ(602)と遠位カプラ(622)との間に配置されたフィルターゲート(640)、及びカップリングカラー(660)が含まれている。図11において最も良く分かるように、近位カプラ(602)はカッター駆動部材(502)の遠位端に配置されている。本実施例では近位カプラ(602)はカッター駆動部材(502)と一体であると示しているが、いくつかの例では近位カプラ(602)はカッター駆動部材(502)に取り付けられた個別コンポーネントとすることができることを理解されたい。それとは関係なく、近位カプラ(602)は概して、フィルターゲート(640)の動きを少なくとも部分的に駆動すると同時に、カッター駆動部材(502)の動きを検査部材(620)によってカッター(130)に伝えるように構成されていることを理解されたい。
本実施例の近位カプラ(602)には、近位フランジ(604)、旋回開口部(606)、第1のアクチュエータ(610)、及び第2のアクチュエータ(614)、及び近位カプラ(602)を通って延びる移送内腔(619)が含まれている。近位フランジ(604)は近位カプラ(602)の外部ボディ部分の周りに同軸に配置されている。以下に詳細に説明するように、近位フランジ(604)は概して、カップリングカラー(660)と嵌合して、近位カプラ(602)の外部に対して近位カプラ(602)の内部をシールするように構成されている。
旋回開口部(606)は、近位カプラ(602)の遠位面から近位に延びている。以下に詳細に説明するように、旋回開口部(606)は概して、フィルターゲート(640)の嵌合部分を受け取るように構成されている。この構成によって概して、フィルターゲート(640)が旋回開口部(602)の軸中心に対して旋回することができる。この旋回機能をサポートするために、旋回開口部(606)は形状が略円筒型である。加えて、移送内腔(619)に対して特定の所定経路を通してフィルターゲート(640)が旋回することをサポートするために、旋回開口部(602)の軸中心は概して、近位カプラ(602)及び/または移送内腔(619)の軸中心に対してずれている。したがって、旋回開口部(602)は概して、旋回開口部(606)を遮るサンプル停止位置と旋回開口部(606)を開く移送位置との間でフィルターゲート(640)が旋回できるように、軸方向グラウンドとして働く。
第1のアクチュエータ(610)及び第2のアクチュエータ(614)は近位カプラ(602)のボディの遠位面から外側に延びている。第1のアクチュエータ(610)及び第2のアクチュエータ(614)は概して、近位カプラ(602)の外径の対向する側に位置している。このような位置付けによって、第1のアクチュエータ(610)と第2のアクチュエータ(614)との間に駆動スロット(612)及び旋回スロット(616)が規定される。以下に詳細に説明するように、第1のアクチュエータ(610)の駆動面(611)と第2のアクチュエータ(614)の駆動面(615)とはそれぞれ、遠位カプラ(622)の少なくとも一部と嵌合するように構成されている。本実施例では、遠位カプラ(622)の同じ部分が、第1のアクチュエータ(610)及び第2のアクチュエータ(614)と、異なる動作段階で嵌合する。第1のアクチュエータ(610)と第2のアクチュエータ(614)との間で遠位カプラ(622)の少なくとも一部が移動することが、駆動スロット(612)によって可能である。この構成によって概して、近位カプラ(602)と遠位カプラ(622)との間の動きが少なくとも多少失われて、いくつかの動作段階において、近位カプラ(602)は遠位カプラ(622)の対応する動きを伴うことなく動けることを理解されたい。
前述したように、第1のアクチュエータ(610)及び第2のアクチュエータ(614)は合わせて、旋回スロット(616)を規定する。図11において分かるように、旋回スロット(616)は、駆動スロット(612)に対して近位カプラ(602)の外径上の反対側に位置している。旋回スロット(616)は概して、フィルターゲート(640)の少なくとも一部が旋回して入ってくるスペースを与えるように構成されている。本実施例では、第2のアクチュエータ(614)の一部がさらに、フィルターゲート(640)のこの旋回動作に適応するように成形されている。第2のアクチュエータ(614)はこの旋回動作に適応する種々の形状を含むことができるが、本実施例では、第2のアクチュエータ(614)は概して、曲線状のウェッジ形状を規定している。
図13及び図14に、検査部材(620)及び遠位カプラ(622)をより詳細に示す。図から分かるように、検査部材(620)は遠位カプラ(622)から遠位に延びて、カッター(130)に固定されている。対応して、遠位カプラ(622)は概して、近位カプラ(602)に結合するように構成されている。検査部材(620)はサンプルウィンドウ(621)を規定している。サンプルウィンドウ(621)は、サンプル内腔(623)と連絡していて、検査部材(620)及び遠位カプラ(622)を通して延びている。以下に詳細に説明するように、サンプルウィンドウ(621)及びサンプル内腔(623)の構成は概して、単一の組織サンプルがカッター(130)を通してサンプル内腔(623)内に移送されて、遠位カプラ(622)の少しだけ遠位に停止したときに、単一の組織サンプルを観察できるように構成されている。また以下に詳細に説明するように、サンプルウィンドウ(621)を用いて、サンプル内腔(623)に外部からアクセスして個々の組織サンプルを取り出せるようにすることもできることを理解されたい。その結果、個々の組織サンプルの物理的検査が、触診または他の物理的検査を通して可能になる。
図示しないが、いくつかの例では、さらなる機能をサポートするためにサンプルウィンドウ(621)内にセンサを組み込めることを理解されたい。たとえば、いくつかの例では、センサを用いて個々の組織サンプルのある物理特性を検知することができる。さらに他の例では、センサを用いて単に個々の組織サンプルの存在を検知して、サンプルウィンドウ(621)内にサンプルが堆積されたときを確認することができる。これによって、真空または他の流体制御アルゴリズムにある種の変化を起こして、サンプルウィンドウ(621)を通した個々の組織サンプルの検査を容易にすることができる。当然のことながら、センサの種々の代替的な実施態様を使用できることは、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかである。
遠位カプラ(622)には、遠位壁(624)と遠位壁(624)から近位に延びる外部シース(630)とが含まれている。理解されるように、遠位壁(624)と外部シース(630)との組み合わせは概して、遠位カプラ(622)を近位カプラ(602)に固定して、ゲートアセンブリ(600)を通した組織サンプルの制御された移送ができるように構成されている。このような組織サンプルの制御された移送は概して、近位カプラ(602)と遠位カプラ(622)との間の相対運動を介してフィルターゲート(640)を駆動することを通して達成される。
遠位壁(624)には、遠位壁(624)の近位面から近位に延びる駆動突出部(626)が含まれている。駆動突出部(626)は略台形状の突出部を規定している。以下に詳細に説明するように、駆動突出部(626)は概して、近位カプラ(602)の少なくとも一部と嵌合するように構成されている。動作時には、種々の動作段階において、この嵌合を用いて回転運動を近位カプラ(602)から遠位カプラ(622)へ伝える。本実施例の駆動突出部(626)は特定形状を有していると示しているが、他の例では種々の代替的な形状を使用できることを理解されたい。たとえば、いくつかの例では、駆動突出部は三角形、矩形、四角形、または丸みを帯びているとすることができる。加えて、本明細書では駆動突出部(626)を突出部として特徴付けているが、他の例では、駆動突出部(626)を、近位カプラ(602)内の他の対応する構造と相補的であるくぼみまたは他の任意の好適な構造として構成できることを理解されたい。
遠位壁(624)はさらに、サンプル内腔(623)から外側に延びる駆動溝(628)を規定している。駆動溝(628)の外側への延長は部分的に半径方向である。しかし、駆動溝(628)の外側への延長は、駆動溝(628)が遠位壁(624)の中心から垂直に突き出るという意味では、真に半径方向ではない。そうではなく、駆動溝(628)は遠位壁(624)の中心に対してある角度で突き出る。本実施例では、この角度はサンプル内腔(623)に対してほぼ接線方向であるが、他の好適な角度を用いることもできる。駆動溝(628)のの特定の角度は概して、所定の経路を通してフィルターゲート(640)の旋回を駆動するように構成されていることを理解されたい。以下に詳細に説明するように、駆動溝(628)はフィルターゲート(640)の一部を受け取るように構成されており、フィルターゲート(640)のその一部は駆動溝(628)内で平行移動することができ、その結果、サンプル停止位置と移送位置との間でフィルターゲート(640)を旋回させることができる。
外部シース(630)は遠位壁(624)から近位に延びている。外部シース(630)は形状が略円筒型であり、近位カプラ(602)の外径とほぼ同等の内径を規定している。理解されるように、外部シース(630)は概して、近位カプラ(602)を受け取って近位カプラ(602)を遠位カプラ(622)に固定するように構成されている。近位カプラ(602)を遠位カプラ(622)に固定するために、外部シース(630)には、外部シース(630)によって規定された円柱形状の中心に向かって内部に延びる複数の突出部(632)が含まれている。理解されるように、各突出部(632)が近位カプラ(602)の近位部分を把持することによって、近位カプラ(602)を遠位カプラ(622)に固定する。したがって、突出部(632)は概して、近位カプラ(602)と遠位カプラ(622)との間にスナップフィットアセンブリを形成することを理解されたい。
近位カプラ(602)と遠位カプラ(622)との間の組立ての容易性を助長するために、外部シース(630)にはさらに、外部シース(630)の周囲の周りに等しい距離で離間に配置された複数のリリーフ溝(634)が含まれる。すべてのリリーフ溝(634)の組み合わせによって、外部シース(630)が複数の別個のセグメントに分割されている。このため、外部シース(630)の別個の各セグメントは概して外側に湾曲して、各突出部が湾曲して近位カプラ(602)と嵌合できるようにすることができる。本構成では、外部シース(630)は4つの別個のセグメントに分割されており、各セグメントに4つの別個の突出部(632)が対応する。他の例では、この構成は複数の他の形態を呈することができる。たとえば、外部シース(630)は3つまたは6つの別個のセグメントに分割することができる。加えて、または代替的に、他の例では、図示したように突出部(632)が別個の各セグメントに1:1の比で対応することは必須ではない。たとえば、いくつかの例では、別個の各セグメントには複数の突出部(632)を含めることができる。当然のことながら、他の例では種々の代替的な構成を使用できることは、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかである。
図15及び図16に、フィルターゲート(640)をより詳細に示す。図から分かるように、フィルターゲート(640)にはフィルターボディ(642)が含まれ、近位旋回軸(648)及び遠位旋回軸(650)が旋回ボディ(642)から近位及び遠位にそれぞれ延びている。フィルターボディ(642)は概して、1つ以上の組織サンプルをゲートアセンブリ(600)内でフィルターゲート(640)の遠位で停止させて、停止した組織サンプルを、サンプルウィンドウ(621)を介して観察及びまたは検査することができるように構成されている。フィルターボディ(642)が1つ以上の組織サンプルを停止させる一方で、フィルターボディ(642)はさらに概して、真空などの流体がフィルターゲート(640)を通って流れることができるように構成されていることを理解されたい。フィルターボディ(642)によって流体がフィルターゲート(640)を通って流れることができるように、フィルターボディ(642)は、フィルターボディ(642)の遠位面と近位面との間を延びる複数の開口部(644)を規定している。開口部(644)は概して、真空及び/または生物学的もしくは非生物学的流体などの流体がそこを通って流れることを促進すると同時に、固体の組織サンプルが流れることを防止するようなサイズである。
組織サンプルを停止するように構成されていることに加えて、フィルターボディ(642)はまた概して、旋回軸(648、650)による操作が、ある種の状況の下ではサンプルがゲートアセンブリ(600)を通って流れることを可能にするように構成されている。理解されるように、フィルターボディ(642)は概して、サンプル停止位置及び移送位置に操作されるように構成されている。フィルターボディ(642)が移送位置にあるときに組織サンプルがゲートアセンブリ(600)を通って流れることをサポートするために、フィルターボディ(642)には切り取り(646)が含まれている。切り取り(646)は形状が略半円柱型で、直径は近位カプラ(602)を通って延びる移送内腔(619)に略対応している。理解されるように、切り取り(646)のこの形状は、移送内腔(618)と一列に並んで、検査部材(620)のサンプル内腔(623)と移送内腔(619)との間の滑らかな移行が得られるようされている。
旋回軸(648、650)はフィルターボディ(642)に対して反対方向に延びている。各旋回軸(648、650)は概して、対応するカプラ(602、622)の一部と嵌合するように構成されている。たとえば、近位旋回軸(648)は近位カプラ(602)の旋回開口部(606)と嵌合するように構成されている。同様に、遠位旋回軸は遠位カプラ(622)の駆動溝(628)と嵌合するように構成されている。この嵌合をサポートするために、旋回軸(648、650)は両方とも略円柱型の構成である。以下に詳細に説明するように、この構成によって概して、カプラ(602、622)が旋回軸(648、650)を操作することができ、その結果、フィルターボディ(632)をサンプル停止位置と移送位置との間で操作することができる。
図17からわかるように、ゲートアセンブリ(600)を組み立てたとき、フィルターゲート(640)は近位カプラ(602)と遠位カプラ(622)との間に配置される。フィルターゲート(640)がこの位置にあるとき、フィルターゲート(640)は概して、近位カプラ(602)と遠位カプラ(622)との間に形成された空洞内で移動できることを理解されたい。以下に詳細に説明するように、この構成によって、近位カプラ(602)と遠位カプラ(622)は、フィルターゲート(640)をサンプル停止位置と移送位置との間で操作することができる。
図18A〜図20Bに、ゲートアセンブリ(600)の典型的な動作を示す。図から分かるように、ゲートアセンブリ(600)は最初、図18A、図19A、及び図20Aに示すサンプル停止位置にフィルターゲート(640)があるところから始まる。サンプル停止位置では、フィルターゲート(640)は最初、検査部材(620)のサンプル内腔(623)と近位カプラ(602)の移送内腔(619)とを遮る位置にある。この位置では、フィルターゲート(640)は概して、カッター(130)によって収集された任意の組織サンプルがサンプル内腔(623)を通して移送されることを防いでいることを理解されたい。したがって、任意の収集された組織サンプルは検査部材(620)内に保持されて、サンプルウィンドウ(621)を通した検査が行える。同時に、フィルターゲート(640)は、フィルターゲート(640)内の開口部(644)によって真空がサンプル内腔(623)を通って流れることも可能にしている。このような真空の流れによって、移送内腔(619)がフィルターゲート(640)によって遮られているときであっても、組織サンプルをカッター(130)及びサンプル内腔(623)を通して移送することができる。
フィルターゲート(640)は、近位旋回軸(648)及び近位カプラ(602)と遠位旋回軸(650)及び遠位カプラ(622)との嵌合を通して、サンプル停止位置に保持される。図18Aにおいて最も良く分かるように、近位旋回軸(648)は近位カプラ(602)の旋回開口部(606)内に配置される。一方で、図19A及び図20Aから分かるように、遠位旋回軸(650)は、遠位カプラ(622)の駆動溝(628)の下方(または内部)部分に配置される。たとえ近位カプラ(602)と遠位カプラ(622)が回転しても、近位カプラ(602)と遠位カプラ(622)の間に相対回転がほとんどないかまったくないならば、フィルターゲート(640)はサンプル停止位置に留まる。
ある使用では、近位カプラ(602)と遠位カプラ(622)のこの回転は、近位カプラ(602)と遠位カプラ(622)の時計回りの回転(たとえば、図18Aに示すような時計回りの回転)に対応し、カッター(130)が遠位に進んで組織サンプルを切断することになる。たとえば、近位カプラ(602)がサンプル停止位置で時計方向に回転すると、近位カプラ(602)の第1のアクチュエータ(610)が遠位カプラ(622)の駆動突出部(626)と嵌合して、遠位カプラ(622)の時計回りの回転(たとえば、図18Aに示すような時計回りの回転)が同時に起こる。使用中、この回転は概して、カッター(130)が遠位に平行移動して組織サンプルを切断することに対応する。
フィルターゲート(640)をサンプル停止位置から移送位置に移動させるために、概して、近位カプラ(602)と遠位カプラ(622)との間の少なくとも何らかの相対回転が起こる。詳細には、図18Bからわかるように、フィルターゲート(640)が移送位置に動くことは、近位カプラ(602)が反時計方向(たとえば、図18Bに示す反時計方向)に回転することによって始まる。近位カプラ(602)の回転が始まるとき、駆動突出部(626)が第1のアクチュエータ(610)と第2のアクチュエータ(614)との間の近位カプラ(602)の駆動スロット(612)内で動くときに、遠位カプラ(622)は略静止していることを理解されたい。生検処置では、近位カプラ(602)の反時計回りの回転モーメントは、カッター(130)の平行移動が遠位への平行移動から近位への平行移動に反転することに略対応する。
近位カプラ(602)が反時計方向に回転し始めると、近位旋回軸(648)と近位カプラ(602)の旋回開口部(606)との間の嵌合によって、フィルターゲート(640)の近位旋回軸(648)は近位カプラ(602)と一緒に動く。近位カプラ(602)が回転すると、近位旋回軸(648)は円形路に沿って動く。しかし、近位旋回軸(648)が円形路に沿って回転すると、近位旋回軸は近位カプラ(602)の旋回開口部(606)内でも旋回できることを理解されたい。
近位旋回軸(648)が、近位カプラ(602)の回転によって規定される円形路に沿って回転するとき、遠位旋回軸(650)は部分的に固定されたままである。遠位旋回軸(650)が部分的に固定されているため、フィルターゲート(640)全体が移送内腔(619)から離れて近位カプラ(602)の旋回スロット(616)内に旋回する。遠位旋回軸(650)は部分的に固定されているが、遠位旋回軸(650)の少なくとも多少の動きは可能であることを理解されたい。詳細には、前述したように、遠位旋回軸(650)を遠位カプラ(622)の駆動溝(628)が受け取る。駆動溝(628)は細長い溝を規定しているため、遠位旋回軸(650)は、駆動溝(628)内の駆動溝(628)によって規定される軸に沿って動くことができる。この自由度の結果、フィルターゲート(640)が近位旋回軸(648)によって動くと、遠位旋回軸(650)は遠位カプラ(622)の中心に対して外側にスライドする。
フィルターゲート(640)が近位旋回軸(648)と遠位旋回軸(650)との間の相対運動によって旋回すると、フィルターボディ(642)の切り取り(646)が動いてサンプル内腔(623)及び移送内腔(619)と位置が合い、その結果、サンプル内腔(623)は移送内腔(619)と組織サンプル連絡状態になる。この段階(図18B、図16B、及び図17Bに示す)では、フィルターゲート(640)は移送位置にあり、組織サンプルをサンプル内腔(623)から移送内腔(619)内に容易に移送することができる。
いったんフィルターゲート(640)が移送位置にあると、近位カプラ(602)のさらなる反時計回りの回転によって、近位カプラ(602)の第2のアクチュエータ(614)は、駆動面(615)によって遠位カプラ(622)の駆動突出部(626)と嵌合する。第2のアクチュエータ(614)の駆動面(615)と駆動突出部(626)との間の嵌合が起きると、フィルターゲート(640)がさらに動くことなく、近位カプラ(602)と遠位カプラ(622)が一斉に回転する。近位カプラ(602)と遠位カプラ(622)の両方の回転は、カッター(130)が完全に後退するまで続くことができる。
フィルターゲート(640)をサンプル停止位置に戻すためには、前述した進みを逆に行う。たとえば、近位カプラ(602)を、回転方向を逆にして時計方向に戻す。一方で、駆動突出部(626)が第2のアクチュエータ(614)と第1のアクチュエータ(610)との間の駆動スロット(612)内で動けるようになっているときに、遠位カプラ(622)は静止したままである。この結果、近位カプラ(602)と遠位カプラ(622)との間の相対運動が生じて、前述の説明に従ってフィルターゲート(640)の動きをサンプル停止位置に戻す。
いくつかの例では、ゲートアセンブリ(600)を2つの別個のモード(自動モード及び抜き出しモード)で動作するように構成することができる。自動モードでは、フィルターゲート(640)は、カッター(130)の平行移動と連携してサンプル停止位置と移送位置との間で移動する。たとえば、前述したように、カッター(130)が遠位に平行移動して組織サンプルを切断するときに、フィルターゲート(640)は概してサンプル停止位置にある。そして、カッター(130)が近位に平行移動するときに、フィルターゲート(640)は移送位置に移動する。この結果、動作は実質的に自動であり、それによってカッター(130)は進んで組織サンプルを切断する。切断された組織サンプルは移送内腔(619)から遠位に停止して、サンプルウィンドウ(621)によって観察される。そして、カッター(130)を後退させて、切断された組織サンプルを移送内腔(619)を通して移送することができる。そしてこのプロセスを必要な数のサンプルに対して繰り返す。
対照的に、抜き出しモードでは、カッター(130)の平行移動とフィルターゲート(640)のステータスとの間の連係を切り離す。ある使用では、このモードは、切断された組織サンプルをオペレータがサンプルウィンドウ(621)から「抜き出して」より詳細なサンプル検査を行えるようにするために、望ましい可能性がある。抜き出しモードでは、カッター(130)の回転をカッター(130)の平行移動から切り離して、カッター(130)をどんな回転からも独立して平行移動させることができる。フィルターゲート(640)の位置は、カッター(130)の回転をもたらすものによって制御されるため、カッター(130)の平行移動とは独立してカッター(130)を回転させることができるならば、フィルターゲート(640)の位置はカッター(130)の平行移動に結びつかない。図示しないが、抜き出しモードを実施する例では、カッター平行移動及びカッター回転に対する別個のコンポーネントによって、カッター駆動部材(502)をカッター駆動アセンブリに結合できることを理解されたい。いくつかの例では、これには、平行移動用のカッターキャリッジとカッター回転用の対応する細長い平歯車を含めることができる。当然のことながら、任意の他の好適なカッター駆動アセンブリを使用できることは、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかである。
III. 典型的な観察チューブを伴う生検デバイス
いくつかの例では、前述した生検デバイス(10)の外部ハウジング(210)のサンプル検査領域(140)内に観察チューブ(680)を備え付けることが望ましい場合がある。理解されるように、観察チューブ(680)は概して、検査部材(620)に対するドアまたは選択可能なバリアとして働く。この機能によって、検査部材(620)の内部に対する略選択可能なアクセスが得られ、組織サンプルを検査部材(620)の内部から取り出してさらなる検査を行うことができる。この構成は、生検デバイス(10)が前述の抜き出しモードで動作するように構成されている状況で特に有用となり得る。なぜならば、カッター(130)の回転に対するカッター(130)の独立した平行移動によって、この選択可能性を得ることができるからである。しかし、他の例では、生検デバイス(10)が単に前述の自動モードで動作するように構成されているときには、やはり観察チューブ(680)が容易に使用できることを理解されたい。本明細書では、種々の構造の観察チューブ(680)及び観察チューブ(680)自体が管状であると説明しているが、他の例では管状構造以外に種々の代替的な幾何学的構成を使用できることを理解されたい。
図21Aにおいて最も良く分かるように、観察チューブ(680)はカッター(130)と略同軸であり、検査部材(620)の少なくとも一部を動作可能にカバーする。観察チューブ(680)には受け取りカラー(682)及びカバーチューブ(684)が含まれている。受け取りカラー(680)は概して、カップリングカラー(660)の少なくとも一部を受け取るように構成されている。そのため、受け取りカラー(680)は概して、カップリングカラー(660)の外径に対応する内径を規定している。いくつかの例では、この内径のサイズは、カップリングカラー(660)と受け取りカラー(680)との間の締まり嵌めを促進するように設定することができる。理解されるように、このような締まり嵌めによって、カップリングカラー(660)と受け取りカラー(680)との間のシーリングを促進して検査部材(620)からの流体漏れを防ぐことができる。
カバーチューブ(684)は、検査部材(620)が遠位に進んだときに、検査部材(620)のサンプルウィンドウ(621)を囲む。図示しないが、カバーチューブ(684)は、検査部材(620)の受け取りをサポートする内部管腔または空洞を規定できることを理解されたい。いくつかの例では、この内部管腔の直径は概してサンプルウィンドウ(621)の外径に対応して、観察チューブ(680)と検査部材(680)との間のさらなるシーリングを促進する。
本実施例では、少なくともカバーチューブ(684)は透明材料で構成されている。この透明材料は概して、カバーチューブ(684)を通して検査部材(620)のサンプルウィンドウ(621)を観察できるように構成されている。観察をさらに促進するために、いくつかの例では受け取りカラー(680)も透明とすることができる。したがって、いくつかの例では、観察チューブ(680)は全体的に透明材料から構成されていることを理解されたい。
図21Aを図21Bと比べることによって、観察チューブ(680)の典型的な使用を示すことができる。概して、観察チューブ(680)は、自動モード中に検査部材(620)と一緒に固定の遠位近位の可動域を通して移動する。自動モードでは、図21Aに示す位置は、観察チューブ(680)及び検査部材(620)の最近位位置に対応することに注意されたい。しかし、抜き出しモードでは、検査部材(620)はより大きい遠位近位の可動域を通して平行移動し、一方で観察チューブ(680)の可動域はサンプルウィンドウ(621)を開くことに限定される。理解されるように、抜き出しモードの間は、カッター(130)及び検査部材(620)の回転を、サンプルウィンドウ(621)が開いている間に向心力によって何らかのサンプル及びまたは流体が放出されることを防止することに限定することができる。
前述で概略的に説明した典型的な使用では、図21Aに示すように、検査部材(620)を最初に外部ハウジング(210)のサンプル検査領域(140)に対して観察位置に位置させることができる。この位置では、検査部材(620)の少なくとも一部は観察チューブ(680)内に位置している。詳細には、検査部材(620)のサンプルウィンドウ(621)は、観察チューブ(680)のカバーチューブ(684)の内部に全体的に位置している。一方で、カップリングカラー(660)を受け取りカラー(682)内に受け取って、検査部材(620)を観察チューブ(680)に対してシールする。
検査部材(620)が観察位置に位置するとき、カッター(130)を観察位置に対して遠位に進めて組織サンプルを切断することができる。そして組織サンプルを、カッター(130)を通して検査部材(620)内に移送することができる。同時に、フィルターゲート(640)はサンプル停止位置にあって、切断された組織サンプルが検査部材(620)から外に移送されることを防止している。切断された組織サンプルが検査部材(620)内に配置されているとき、検査部材(620)を図21Aに示す観察位置まで後退させることによって、切断された組織サンプルを透明なカバーチューブ(684)を通して視覚的に検査することができる。
オペレータが、切断された組織サンプルのより詳細な検査を行うことを希望する場合、図21Bに示すように、検査部材(620)を次に近位に、抜き出し位置まで後退させることができる。前述したように、カッター駆動アセンブリ(500)は、独立した平行移動及び回転によってカッター(130)を動かすことができる。そのため、検査部材(620)を観察位置から抜き出し位置まで後退させることには、いくつかの例では、平行移動のみを含めて、サンプルまたは流体が、向心力が原因で検査部材(620)から放出されることを防止することができる。
検査部材(620)を抜き出し位置まで後退させたとき、観察チューブ(680)は静止したままであるか、または検査部材(620)のサンプルウィンドウ(621)が露出されるようないくつかの制限された動きをする。いくつかの例では、観察チューブ(680)の位置を、プローブボディ(102)から延びる1つ以上の突出部によって維持することができる。言い換えれば、プローブボディ(102)には、観察チューブ(680)に対する機械的ストップとして働く突出部または他の特徴部を含めることができる。これによって、検査部材(620)の内部にアクセスすることができるため、切断された組織サンプルを検査部材(620)から取り除いて、高度な検査技術(たとえば、拡大して目視検査、動悸、X線、及び/またはなど)を行うことができる。
前述したように、本明細書で説明する観察チューブ(680)の構成は、生検デバイス(10)が抜き出しモードで動作するように構成されている場合に特に有用となり得る。このモードで動作するとき、切断された組織サンプルを高度な検査技術を受けた後に検査部材(620)内に戻すことができる。そして検査部材(620)を、カッター(130)を介して図21Aに示す位置まで遠位に平行移動させることができる。次にカッター(130)を任意の平行移動と独立に回転させて、フィルターゲート(640)を移送位置まで移動させ、切断された組織サンプルを移送内腔(619)を通して組織サンプルホルダ(300)内に移送することができる。いくつかの例では、これは有用な操作順序であり得る。なぜならば、組織サンプルを移送することは、検査部材(620)が観察チューブ(680)によってシールされて真空の流れが最適であるときに最も有効であり得るからである。
生検デバイス(10)が単に自動モードに対して構成されている例では、やはり観察チューブ(680)を用いて検査部材(620)の内部へのアクセスを得ることができる。しかし、このような構成では、切断された組織サンプルを移送内腔(619)を通して移送することは、移送中に検査部材(620)のサンプルウィンドウ(621)が雰囲気に露出するために、完全に最適ではない場合があることを理解されたい。このことを考慮するために、いくつかの例では、観察チューブ(680)を、外部ハウジング(210)に対して固定または部分的に固定するのではなく、自由にして検査部材(620)とともに動くようにすることができる。このような構成では、生検デバイス(10)の種々の動作段階において、観察チューブ(680)をオペレータが手動で駆動して検査部材(620)の内部にアクセスすることができる。その結果、このような構成によって、切断された組織サンプルを移送するための検査部材(620)を通る真空の最適な流れを促進することができると同時に、高度な検査技術を用いるために検査部材(620)の内部にアクセスすることができる。
図示しないが、いくつかの例では、生検デバイスの動作を支援するために、生検デバイス(10)に1つ以上のセンサを備え付けられることを理解されたい。たとえば、いくつかの例では、検査部材(620)または観察チューブ(680)に、検査部材(620)内に受け取った組織サンプルの存在を検出するように構成されたセンサを備え付けることができる。このようなセンサをコントロールモジュールまたは他のコントローラと連絡させて、真空またはカッターの動きなどの生検デバイス(10)の動作パラメータを調整することができる。
IV. 典型的な組み合わせ
以下の例は、本明細書での教示を組み合わされるかまたは適用してもよい種々の非網羅的な方法に関する。以下の例は、本出願または本出願の以後の出願における任意の時点で示され得るどんな請求項の適用範囲も限定することは意図していないことを理解されたい。権利放棄は意図していない。以下の例は単に例示的な目的で示しているにすぎない。本明細書での種々の教示を他の多くの方法で配置及び適用してもよいことが考えられる。またいくつかの変形では、以下の例で言及する特定の特徴部を省略してもよいことも考えられる。したがって、後日、発明者または発明者の権利承継人がそのように明記しない限り、以下で言及する態様または特徴はどれも重要であるとみなしてはならない。本出願または本出願に関係する以後の出願において、以下で言及すること以外のさらなる特徴を含む何らかの請求項が示された場合、これらのさらなる特徴は、特許性に関係する何らかの理由で加えられたとは推定されないものとする。
実施例1
生検デバイスであって、ボディと、ボディから遠位に延びる針と、針に対して長手方向に平行移動可能なカッターであって、カッター内腔を規定するカッターと、ボディに対して近位に結合された組織サンプルホルダであって、カッターのカッター内腔は、カッターの遠位端と組織サンプルホルダとの間を延びる流体管の少なくとも一部を規定する、組織サンプルホルダと、サンプル停止アセンブリであって、カッターと組織サンプルホルダとの間の流体管内の組織サンプルの動きを選択的に停止させるように構成された旋回可能なろ過器を含むサンプル停止アセンブリと、を含む生検デバイス。
実施例2
サンプル停止アセンブリは、ろ過器に隣接するサンプル検査部材を含む実施例1に記載の生検デバイス。
実施例3
サンプル検査部材を通した組織サンプルの目視検査が可能になるように、サンプル検査部材の少なくとも一部は透明である実施例2に記載の生検デバイス。
実施例4
ろ過器をサンプル停止位置から移送位置まで移動させるように、サンプル検査部材及びろ過器は両方ともボディに対して移動可能である実施例2または実施例3に記載の生検デバイス。
実施例5
ろ過器は複数の真空開口部を含み、サンプル検査部材はサンプル内腔を規定し、ろ過器は、ろ過器の真空開口部がサンプル検査部材の内腔と流体連絡するように、サンプル検査部材に対して位置する実施例2〜4のいずれか1つ以上に記載の生検デバイス。
実施例6
サンプル検査部材の内腔はろ過器の真空開口部とともに、組織サンプルがろ過器に隣接するときにろ過器を通る流体の流れを促進するように構成されている実施例5に記載の生検デバイス。
実施例7
ろ過器は剛性である実施例2〜6のいずれか1つ以上に記載の生検デバイス。
実施例8
カッター駆動アセンブリをさらに含み、カッター駆動アセンブリはカッターの動きを駆動するように動作可能である実施例2〜7のいずれか1つ以上に記載の生検デバイス。
実施例9
カッター駆動アセンブリはカッター駆動部材を含み、カッター駆動部材の少なくとも一部は、ろ過器をゲートアセンブリのサンプル検査部材に固定するように構成されている実施例8に記載の生検デバイス。
実施例10
サンプル検査部材は内腔を含み、カッター駆動部材は内腔を含み、サンプル検査部材及びカッター駆動部材の内腔は両方とも、カッターの遠位端と組織サンプルホルダとの間を延びる流体管の一部を規定する実施例9に記載の生検デバイス。
実施例11
ろ過器はサンプル停止位置と移送位置との間を移動するように構成され、ろ過器は複数の開口部を含み、複数の開口部の各開口部は、ろ過器がサンプル停止位置にあるときにろ過器を通る流体の連絡を可能にするように構成されている実施例2〜10のいずれか1つ以上に記載の生検デバイス。
実施例12
サンプル停止アセンブリは、サンプル検査部材内の組織サンプルの存在を検出するセンサを含む実施例1〜11のいずれか1つ以上に記載の生検デバイス。
実施例13
センサはコントローラと連絡しており、コントローラは、センサが組織サンプルの存在を検出することに応じて、組織サンプルホルダに供給される真空を低減するように構成されている実施例12に記載の生検デバイス。
実施例14
センサはインピーダンスセンサを含み、コントローラは、インピーダンスセンサからの信号に基づいて組織サンプルの特性を特定するように構成されている実施例13に記載の生検デバイス。
実施例15
サンプル検査部材は観察エンクロージャを含み、サンプル停止アセンブリの少なくとも一部は、サンプル停止アセンブリから組織サンプルを取り出せるように、観察エンクロージャに対して開構成と閉構成との間で動くように構成されている実施例1〜12のいずれか1つ以上に記載の生検デバイス。
実施例16
生検デバイスであって、ボディと、ボディから遠位に延びる針と、針に対して長手方向に平行移動可能なカッターであって、カッター内腔を規定するカッターと、ボディに対して近位に結合された組織サンプルホルダであって、カッターのカッター内腔は、カッターの遠位端と組織サンプルホルダとの間を延びる流体管の少なくとも一部を規定する、組織サンプルホルダと、カッター駆動アセンブリであって、カッターを平行移動及び回転させるように構成されたカッター駆動アセンブリと、サンプル停止アセンブリであって、サンプル停止アセンブリは検査部材及びフィルターゲートを含み、フィルターゲートは検査部材とカッター駆動アセンブリの一部との間に配置され、サンプル停止アセンブリは、検査部材とカッター駆動アセンブリとの間の相対回転によって、フィルターゲートをサンプル停止位置と移送位置との間で移動させるように構成されている、サンプル停止アセンブリと、観察チューブであって、観察チューブは、組織停止アセンブリの検査部材の少なくとも一部を受け取るように構成され、検査部材が観察チューブに対して動くと観察チューブが組織停止アセンブリの検査部材の少なくとも一部を開閉するように構成されているように、観察チューブはボディに対して固定されている、観察チューブと、を含む生検デバイス。
実施例17
カッター駆動アセンブリは、カッターの回転及び平行移動を、カッターの回転及び平行移動が独立に制御できるように行うように構成されている実施例16に記載の生検デバイス。
実施例18
カッター駆動アセンブリは、カッターの回転及び平行移動を、カッターの回転及び平行移動がリンクされてカッターの回転とカッターの平行移動との間に所定の関係がもたらされるように行うように構成されている実施例16に記載の生検デバイス。
実施例19
カッター駆動アセンブリはネジ及びナットを含み、ナットの回転はカッターを回転及び平行移動させるように構成されている実施例18に記載の生検デバイス。
実施例20
観察チューブの外部から観察チューブを通して検査部材内に捕捉された組織サンプルを観察することができるように、観察チューブは透明である実施例16〜19のいずれか1つ以上に記載の生検デバイス。
実施例21
フィルターゲートは、複数の開口部を規定するフィルターボディ、近位旋回軸、及び遠位旋回軸を含む実施例16〜20のいずれか1つ以上に記載の生検デバイス。
実施例22
カッター駆動アセンブリはカッタードライバを含み、カッタードライバは第1のカプラを含み、第1のカプラは、フィルターゲートの近位旋回軸を受け取るように構成された開口部を含む実施例21に記載の生検デバイス。
実施例23
検査部材は第2のカプラを含み、第2のカプラは旋回溝を規定し、旋回溝は、フィルターゲートの遠位旋回軸を受け取るように構成されている実施例22に記載の生検デバイス。
実施例24
第1のカプラは第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータを含み、第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータは駆動スロットを規定し、第2のカプラは突出部を含み、第2のカプラの突出部は、フィルターゲートがサンプル停止位置と移送位置との間で移動するときに、第1のアクチュエータと第2のアクチュエータとの間の駆動スロット内で動くように構成されている実施例23に記載の生検デバイス。
実施例25
フィルターゲートは、複数の開口部を規定するフィルターボディ、近位旋回軸、及び遠位旋回軸を含み、カッター駆動アセンブリはカッタードライバを含み、カッタードライバは第1のカプラを含み、第1のカプラは、フィルターゲートの近位旋回軸を受け取るように構成された開口部を含み、検査部材は第2のカプラを含み、第2のカプラは旋回溝を規定し、旋回溝は、フィルターゲートの遠位旋回軸を受け取るように構成され、第1のカプラは第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータを含み、第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータは駆動スロットを規定し、第2のカプラは突出部を含み、第2のカプラの突出部は、フィルターゲートがサンプル停止位置と移送位置との間で移動するときに、第1のアクチュエータと第2のアクチュエータとの間の駆動スロット内で動くように構成されている実施例16に記載の生検デバイス。
実施例26
生検デバイスであって、ホルスターと、プローブであって、プローブから遠位に延びる針と、針によって規定される組織受け取り開口部に対して長手方向に平行移動可能なカッターとを含み、カッターはカッター内腔を規定する、プローブと、カッターの遠位端と組織サンプルホルダとの間を延びる導管を少なくとも部分的に規定する伝達管と、サンプル停止アセンブリであって、サンプル停止アセンブリは、第1のカプラ、第2のカプラ、及び第1のカプラと第2のカプラとの間に配置されたフィルターゲートを含み、サンプル停止アセンブリは、第1のカプラと第2のカプラとの間の相対運動によって、フィルターゲートをサンプル停止位置と移送位置との間で移動させるように構成されている、サンプル停止アセンブリと、を含む生検デバイス。
実施例27
サンプル停止アセンブリはサンプル検査部材を含む実施例26に記載の生検デバイス。
実施例28
サンプル検査部材は、サンプル検査部材内の組織サンプルの存在を検出するセンサを含む実施例27に記載の生検デバイス。
実施例29
センサはコントローラと連絡しており、コントローラは、センサが組織サンプルの存在を検出することに応じて、組織サンプルホルダに供給される真空を低減するように構成されている実施例28に記載の生検デバイス。
実施例30
アクセスウィンドウをさらに含み、サンプル検査部材は、サンプル検査部材から組織サンプルを取り出せるように、アクセスウィンドウに対して開構成と閉構成との間で動くように構成されている実施例27〜29のいずれか1つ以上に記載の生検デバイス。
実施例31
サンプル停止アセンブリのフィルターゲートは複数の開口部を含み、開口部は、フィルターゲートがサンプル停止位置にあるときにフィルターゲートを通して流体を伝達するように構成されている実施例26〜30のいずれか1つ以上に記載の生検デバイス。
実施例32
第1のカプラ及び第2のカプラはそれぞれ内腔を規定し、フィルターゲートは、フィルターゲートがサンプル停止位置にあるときに第1のカプラ及び第2のカプラの内腔を実質的に遮るように構成され、フィルターゲートは、フィルターゲートが移送位置にあるときに第1のカプラ及び第2のカプラの内腔を遮らないように構成されている実施例26〜31のいずれか1つ以上に記載の生検デバイス。
実施例33
移送チューブによって少なくとも部分的に規定される導管はさらに、第1のカプラの内腔及び第2のカプラの内腔によって少なくとも部分的に規定される実施例32に記載の生検デバイス。
実施例34
カッターは近位位置と遠位位置との間で平行移動するように構成され、フィルターゲートは、カッターが近位位置と遠位位置との間で平行移動すると、カッターとともに平行移動するように構成されている実施例26〜33のいずれか1つ以上に記載の生検デバイス。
実施例35
フィルターゲートは、カッターが近位位置にあるときに移送位置にあるように構成され、フィルターゲートは、カッターが遠位位置にあるときに移送位置にあるように構成されている実施例34に記載の生検デバイス。
実施例36
生検デバイスを用いて組織サンプルを収集するための方法であって、第1の組織サンプルを生検デバイスのカッターを通して生検デバイスのサンプル観察部分まで移送することと、サンプル観察部分において第1の組織サンプルを停止させることと、第1の組織サンプルが観察部分内に配置されている間に第1の組織サンプルを検査することと、第1の組織サンプルをサンプル観察部分から組織サンプルホルダまで移送することであって、フィルターゲートをサンプル停止位置から移送位置まで旋回させることを含む移送するステップと、第2の組織サンプルを、カッターを通してサンプル観察部分まで移送することと、を含む方法。
実施例37
第1の組織サンプルを検査するステップは第1の組織サンプルの目視検査を含む実施例36に記載の本方法。
実施例38
サンプル観察部分から第1の組織サンプルを取り出して第1の組織サンプルを動悸によって検査することをさらに含む実施例36〜37のいずれか1つ以上に記載の方法。
実施例39
第1の組織サンプルを検査するステップは、検査部材の少なくとも一部を開くためにカッターを回転させることなくカッターを平行移動させることを含む実施例36〜38のいずれか1つ以上に記載の方法。
実施例40
第1の組織サンプルをサンプル観察部分からサンプルホルダまで移送するステップは、カッターの回転によってフィルターゲートを旋回させることを含み、カッターの回転は、カッターを平行移動させる間に行われる実施例36〜38のいずれか1つ以上に記載の方法。
V.結論
参照により本明細書に組み込まれていると言われる任意の特許、刊行物、または他の開示材料は、全体的または部分的に、組み込まれる材料が本開示で述べた既存の定義、記述、または他の開示材料と矛盾しない範囲内でのみ本明細書に組み込まれていることを理解されたい。したがって、また必要な範囲において、本明細書で明示的に述べる開示は、参照により本明細書に組み込まれている任意の相反する材料に取って代わる。参照により本明細書に組み込まれていると言われるが、本明細書で述べた既存の定義、記述、または他の開示材料と矛盾する任意の材料またはその一部は、組み込まれた材料と既存の開示材料との間で矛盾が生じない範囲内でのみ組み込まれている。
単に一例として、本明細書で説明する実施形態を外科手術の前に処理してもよい。最初に、新しいかまたは使用済みの器具を取得して、必要に応じて洗浄してもよい。次に器具を滅菌してもよい。1つの滅菌技術では、器具をプラスチックまたはTYVEKバッグなどの閉鎖及びシールした容器内に置く。次に容器及び器具を、容器に侵入することができる放射線場(たとえば、ガンマ線、X線、または高エネルギー電子)の中に置いてもよい。放射線が器具上及び容器内のバクテリアを殺す場合がある。滅菌された器具を次に、滅菌容器に保管してもよい。シールされた容器は、医療設備で開かれるまで、器具を滅菌状態に保ち得る。またデバイスを当該技術分野で知られる任意の他の技術(たとえば、限定することなく、ベータ線またはガンマ線、エチレンオキシド、または蒸気)を用いて滅菌してもよい。
本明細書で開示したデバイスの実施形態を、少なくとも1回使用した後に再調整して、再使用に備えることができる。再調整には、デバイスの分解、続いて特定の部片の洗浄または交換、及び後続の再組立てのステップの任意の組み合わせが含まれていてもよい。詳細には、本明細書で開示したデバイスの実施形態を分解してもよく、またデバイスの任意の数の特定の部片または部品を任意の組み合わせで選択的に交換するかまたは取り外してもよい。特定の部分を洗浄及び/または交換したら、デバイスの実施形態を再び組み立てて、再調整設備における以後の使用または外科手術の直前の外科チームによる以後の使用に備えてもよい。当業者であれば分かるように、デバイスの再調整では分解、洗浄/交換、及び再組立てに対する種々の技術を用いてもよい。このような技術を用いること及び結果として得られる再調整されたデバイスは、すべて本出願の範囲内である。
本発明の種々の実施形態を図示し説明してきたが、本明細書で説明した方法及びシステムのさらなる適応が、本発明の範囲から逸脱することなく行う当業者による適切な変更によって達成され得る。このような潜在的な変更のいくつかについて述べたが、他は当業者には明らかである。たとえば、前述した例、実施形態、幾何学、材料、寸法、比、ステップなどは例示的であって必須ではない。したがって、本発明の範囲は以下の請求項の点で考慮すべきであり、明細書及び図面で図示及び説明した構造及び動作の詳細には限定されないと理解される。
〔実施の態様〕
(1) 生検デバイスであって、
(a)ボディと、
(b)前記ボディから遠位に延びる針と、
(c)前記針に対して長手方向に平行移動可能なカッターであって、カッター内腔を規定する前記カッターと、
(d)前記ボディに対して近位に結合された組織サンプルホルダであって、前記カッターの前記カッター内腔は、前記カッターの遠位端と前記組織サンプルホルダとの間を延びる流体管の少なくとも一部を規定する、前記組織サンプルホルダと、
(e)サンプル停止アセンブリであって、前記カッターと前記組織サンプルホルダとの間の前記流体管内の組織サンプルの動きを選択的に停止させるように構成された回転可能なろ過器を含む前記サンプル停止アセンブリと、を含む前記生検デバイス。
(2) 前記サンプル停止アセンブリは、前記ろ過器に隣接するサンプル検査部材を含む実施態様1に記載の生検デバイス。
(3) 前記サンプル検査部材を通した組織サンプルの目視検査が可能になるように、前記サンプル検査部材の少なくとも一部は透明である実施態様2に記載の生検デバイス。
(4) 前記ろ過器をサンプル停止位置から移送位置へ移動させるように、前記サンプル検査部材及び前記ろ過器は両方とも前記ボディに対して移動可能である実施態様2に記載の生検デバイス。
(5) 前記ろ過器は複数の真空開口部を含み、前記サンプル検査部材はサンプル内腔を規定し、前記ろ過器は、前記ろ過器の前記真空開口部が前記サンプル検査部材の前記内腔と流体連絡するように、前記サンプル検査部材に対して位置する実施態様2に記載の生検デバイス。
(6) 前記サンプル検査部材の前記内腔は前記ろ過器の前記真空開口部とともに、組織サンプルが前記ろ過器に隣接するときに前記ろ過器を通る流体の流れを促進するように構成されている実施態様5に記載の生検デバイス。
(7) 前記ろ過器は剛性である実施態様2に記載の生検デバイス。
(8) カッター駆動アセンブリをさらに含み、前記カッター駆動アセンブリは前記カッターの動きを駆動するように動作可能である実施態様2に記載の生検デバイス。
(9) 前記カッター駆動アセンブリはカッター駆動部材を含み、前記カッター駆動部材の少なくとも一部は、前記ろ過器を前記ゲートアセンブリの前記サンプル検査部材に固定するように構成されている実施態様8に記載の生検デバイス。
(10) 前記サンプル検査部材は内腔を含み、前記カッター駆動部材は内腔を含み、前記サンプル検査部材及び前記カッター駆動部材の前記内腔は両方とも、前記カッターの前記遠位端と前記組織サンプルホルダとの間を延びる前記流体管の一部を規定する実施態様9に記載の生検デバイス。
(11) 前記ろ過器はサンプル停止位置と移送位置との間を移動するように構成され、前記ろ過器は複数の開口部を含み、前記複数の開口部の各開口部は、前記ろ過器が前記サンプル停止位置にあるときに前記ろ過器を通る流体の連絡を可能にするように構成されている実施態様2に記載の生検デバイス。
(12) 前記サンプル停止アセンブリは、前記サンプル検査部材内の組織サンプルの存在を検出するセンサを含む実施態様1に記載の生検デバイス。
(13) コントローラをさらに含み、前記センサは前記コントローラと連絡しており、前記コントローラは、前記センサが組織サンプルの存在を検出することに応じて、前記組織サンプルホルダに供給される真空を低減するように構成されている実施態様12に記載の生検デバイス。
(14) 前記センサはインピーダンスセンサを含み、前記コントローラは、前記インピーダンスセンサからの信号に基づいて組織サンプルの特性を特定するように構成されている実施態様13に記載の生検デバイス。
(15) 前記サンプル検査部材は観察エンクロージャを含み、前記サンプル停止アセンブリの少なくとも一部は、前記サンプル停止アセンブリから組織サンプルを取り出せるように、前記観察エンクロージャに対して開構成と閉構成との間で動くように構成されている実施態様1に記載の生検デバイス。
(16) 生検デバイスであって、
(a)ボディと、
(b)前記ボディから遠位に延びる針と、
(c)前記針に対して長手方向に平行移動可能なカッターであって、カッター内腔を規定する前記カッターと、
(d)前記ボディに対して近位に結合された組織サンプルホルダであって、前記カッターの前記カッター内腔は、前記カッターの遠位端と前記組織サンプルホルダとの間を延びる流体管の少なくとも一部を規定する、前記組織サンプルホルダと、
(e)カッター駆動アセンブリであって、前記カッターを平行移動及び回転させるように構成された前記カッター駆動アセンブリと、
(f)サンプル停止アセンブリであって、前記サンプル停止アセンブリは検査部材及びフィルターゲートを含み、前記フィルターゲートは前記検査部材と前記カッター駆動アセンブリの一部との間に配置され、前記サンプル停止アセンブリは、前記検査部材と前記カッター駆動アセンブリとの間の相対回転によって、前記フィルターゲートをサンプル停止位置と移送位置との間で移動させるように構成されている、前記サンプル停止アセンブリと、
(g)観察チューブであって、前記観察チューブは、前記組織停止アセンブリの前記検査部材の少なくとも一部を受け取るように構成され、前記検査部材が前記観察チューブに対して動くと前記観察チューブが前記組織停止アセンブリの前記検査部材の少なくとも一部を開閉するように構成されるように、前記観察チューブは前記ボディに対して固定されている、前記観察チューブと、を含む前記生検デバイス。
(17) 前記カッター駆動アセンブリは、前記カッターの回転及び平行移動を、前記カッターの回転及び平行移動が独立に制御できるように行うように構成されている実施態様16に記載の生検デバイス。
(18) 前記カッター駆動アセンブリは、前記カッターの回転及び平行移動を、前記カッターの回転及び平行移動がリンクされて前記カッターの前記回転と前記カッターの前記平行移動との間に所定の関係がもたらされるように行うように構成されている実施態様16に記載の生検デバイス。
(19) 前記カッター駆動アセンブリはネジ及びナットを含み、前記ナットの回転は前記カッターを回転及び平行移動させるように構成されている実施態様18に記載の生検デバイス。
(20) 生検デバイスであって、
(a)ホルスターと、
(b)プローブであって、前記プローブから遠位に延びる針と、前記針によって規定される組織受け取り開口部に対して長手方向に平行移動可能なカッターとを含み、前記カッターはカッター内腔を規定する、前記プローブと、
(c)前記カッターの遠位端と組織サンプルホルダとの間を延びる導管を少なくとも部分的に規定する伝達管と、
(d)サンプル停止アセンブリであって、前記サンプル停止アセンブリは、第1のカプラ、第2のカプラ、及び前記第1のカプラと前記第2のカプラとの間に配置されたフィルターゲートを含み、前記サンプル停止アセンブリは、前記第1のカプラと前記第2のカプラとの間の相対運動によって、前記フィルターゲートをサンプル停止位置と移送位置との間で移動させるように構成されている、前記サンプル停止アセンブリと、を含む前記生検デバイス。

Claims (20)

  1. 生検デバイスであって、
    (a)ボディと、
    (b)前記ボディから遠位に延びる針と、
    (c)前記針に対して長手方向に平行移動可能なカッターであって、カッター内腔を規定する前記カッターと、
    (d)前記ボディに対して近位に結合された組織サンプルホルダであって、前記カッターの前記カッター内腔は、前記カッターの遠位端と前記組織サンプルホルダとの間を延びる流体管の少なくとも一部を規定する、前記組織サンプルホルダと、
    (e)サンプル停止アセンブリであって、前記カッターと前記組織サンプルホルダとの間の前記流体管内の組織サンプルの動きを選択的に停止させるように構成された回転可能なろ過器を含む前記サンプル停止アセンブリと、を含む前記生検デバイス。
  2. 前記サンプル停止アセンブリは、前記ろ過器に隣接するサンプル検査部材を含む請求項1に記載の生検デバイス。
  3. 前記サンプル検査部材を通した組織サンプルの目視検査が可能になるように、前記サンプル検査部材の少なくとも一部は透明である請求項2に記載の生検デバイス。
  4. 前記ろ過器をサンプル停止位置から移送位置へ移動させるように、前記サンプル検査部材及び前記ろ過器は両方とも前記ボディに対して移動可能である請求項2に記載の生検デバイス。
  5. 前記ろ過器は複数の真空開口部を含み、前記サンプル検査部材はサンプル内腔を規定し、前記ろ過器は、前記ろ過器の前記真空開口部が前記サンプル検査部材の前記内腔と流体連絡するように、前記サンプル検査部材に対して位置する請求項2に記載の生検デバイス。
  6. 前記サンプル検査部材の前記内腔は前記ろ過器の前記真空開口部とともに、組織サンプルが前記ろ過器に隣接するときに前記ろ過器を通る流体の流れを促進するように構成されている請求項5に記載の生検デバイス。
  7. 前記ろ過器は剛性である請求項2に記載の生検デバイス。
  8. カッター駆動アセンブリをさらに含み、前記カッター駆動アセンブリは前記カッターの動きを駆動するように動作可能である請求項2に記載の生検デバイス。
  9. 前記カッター駆動アセンブリはカッター駆動部材を含み、前記カッター駆動部材の少なくとも一部は、前記ろ過器を前記ゲートアセンブリの前記サンプル検査部材に固定するように構成されている請求項8に記載の生検デバイス。
  10. 前記サンプル検査部材は内腔を含み、前記カッター駆動部材は内腔を含み、前記サンプル検査部材及び前記カッター駆動部材の前記内腔は両方とも、前記カッターの前記遠位端と前記組織サンプルホルダとの間を延びる前記流体管の一部を規定する請求項9に記載の生検デバイス。
  11. 前記ろ過器はサンプル停止位置と移送位置との間を移動するように構成され、前記ろ過器は複数の開口部を含み、前記複数の開口部の各開口部は、前記ろ過器が前記サンプル停止位置にあるときに前記ろ過器を通る流体の連絡を可能にするように構成されている請求項2に記載の生検デバイス。
  12. 前記サンプル停止アセンブリは、前記サンプル検査部材内の組織サンプルの存在を検出するセンサを含む請求項1に記載の生検デバイス。
  13. コントローラをさらに含み、前記センサは前記コントローラと連絡しており、前記コントローラは、前記センサが組織サンプルの存在を検出することに応じて、前記組織サンプルホルダに供給される真空を低減するように構成されている請求項12に記載の生検デバイス。
  14. 前記センサはインピーダンスセンサを含み、前記コントローラは、前記インピーダンスセンサからの信号に基づいて組織サンプルの特性を特定するように構成されている請求項13に記載の生検デバイス。
  15. 前記サンプル検査部材は観察エンクロージャを含み、前記サンプル停止アセンブリの少なくとも一部は、前記サンプル停止アセンブリから組織サンプルを取り出せるように、前記観察エンクロージャに対して開構成と閉構成との間で動くように構成されている請求項1に記載の生検デバイス。
  16. 生検デバイスであって、
    (a)ボディと、
    (b)前記ボディから遠位に延びる針と、
    (c)前記針に対して長手方向に平行移動可能なカッターであって、カッター内腔を規定する前記カッターと、
    (d)前記ボディに対して近位に結合された組織サンプルホルダであって、前記カッターの前記カッター内腔は、前記カッターの遠位端と前記組織サンプルホルダとの間を延びる流体管の少なくとも一部を規定する、前記組織サンプルホルダと、
    (e)カッター駆動アセンブリであって、前記カッターを平行移動及び回転させるように構成された前記カッター駆動アセンブリと、
    (f)サンプル停止アセンブリであって、前記サンプル停止アセンブリは検査部材及びフィルターゲートを含み、前記フィルターゲートは前記検査部材と前記カッター駆動アセンブリの一部との間に配置され、前記サンプル停止アセンブリは、前記検査部材と前記カッター駆動アセンブリとの間の相対回転によって、前記フィルターゲートをサンプル停止位置と移送位置との間で移動させるように構成されている、前記サンプル停止アセンブリと、
    (g)観察チューブであって、前記観察チューブは、前記組織停止アセンブリの前記検査部材の少なくとも一部を受け取るように構成され、前記検査部材が前記観察チューブに対して動くと前記観察チューブが前記組織停止アセンブリの前記検査部材の少なくとも一部を開閉するように構成されるように、前記観察チューブは前記ボディに対して固定されている、前記観察チューブと、を含む前記生検デバイス。
  17. 前記カッター駆動アセンブリは、前記カッターの回転及び平行移動を、前記カッターの回転及び平行移動が独立に制御できるように行うように構成されている請求項16に記載の生検デバイス。
  18. 前記カッター駆動アセンブリは、前記カッターの回転及び平行移動を、前記カッターの回転及び平行移動がリンクされて前記カッターの前記回転と前記カッターの前記平行移動との間に所定の関係がもたらされるように行うように構成されている請求項16に記載の生検デバイス。
  19. 前記カッター駆動アセンブリはネジ及びナットを含み、前記ナットの回転は前記カッターを回転及び平行移動させるように構成されている請求項18に記載の生検デバイス。
  20. 生検デバイスであって、
    (a)ホルスターと、
    (b)プローブであって、前記プローブから遠位に延びる針と、前記針によって規定される組織受け取り開口部に対して長手方向に平行移動可能なカッターとを含み、前記カッターはカッター内腔を規定する、前記プローブと、
    (c)前記カッターの遠位端と組織サンプルホルダとの間を延びる導管を少なくとも部分的に規定する伝達管と、
    (d)サンプル停止アセンブリであって、前記サンプル停止アセンブリは、第1のカプラ、第2のカプラ、及び前記第1のカプラと前記第2のカプラとの間に配置されたフィルターゲートを含み、前記サンプル停止アセンブリは、前記第1のカプラと前記第2のカプラとの間の相対運動によって、前記フィルターゲートをサンプル停止位置と移送位置との間で移動させるように構成されている、前記サンプル停止アセンブリと、を含む前記生検デバイス。
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