発明の詳細な説明
〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2018年6月15日に出願された米国仮特許第62/685,368号の利益を主張し、その内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本出願は、一般に5G技術に関する。例えば本出願の態様は、超高信頼低遅延通信(Ultra Reliable Low Latency Communication:URLLC)サービスの設定に関する。
〔背景〕
5G新無線(New Radio:NR)アクセス技術は、3GPP標準化団体によりその71回大会で承認された。5GNRのスキームは、拡張モバイルブロードバンド(Enhanced Mobile Broadband:eMBB)、URLLC、および大規模マシンタイプ通信(massive Machine Type Communication:mMTC)を含む。eMBBは、以前の実装と比較して、より太いデータ帯域幅を提供し、遅延の改善と広いカバレッジエリアを提供する。これらの改善は、仮想現実、拡張現実、ストリーミングビデオ、リアルタイム翻訳などといった数多くの高帯域幅アプリケーションを補完する。mMTCは、高いカバレッジ、コスト効率、より低い電力消費、および長い可用性を提供し、多くのデバイスとの接続に堅牢な接続を許可する。URLLCは、5GNRの別の重要な使用事例である。URLLCは、最も重要な通信をサポートするために、遅延および信頼性に関する厳格な要件を有する。URLLCの目標は、技術報告(Technical Report:TR)38.913に記載されている性能要件を満たすことである。
eMBB、URLLC、およびmMTCのような多様な使用事例をサポートするために、新無線(NR)における無線フレーム構造(radio frame structure)および媒体アクセス(medium access:MAC)層手順の大部分は、高い柔軟性を有するように設計される。さらに、NRは、以前のバージョンよりも高い堅牢性(すなわち、低ブロックエラー率(block error rate:BLER)レベル)という特徴を有する、新タイプの無線リソースを導入する。新タイプの無線リソースは、1e−5の目標BLERを達成することを目的とする。
〔発明の概要〕
本アプリケーションの態様は、URLLCサービスを設定するための方法、装置、およびコンピュータ読み取り可能媒体を導入する。ユーザ機器(UE)のMACエンティティにおける現行のデータスケジューリング設計によれば、MACは、gNodeB(gNB)からグラントされた上りリンクリソースの使用を、サブキャリアスペーシング(subcarrier spacing:SCS)によって区別することができる。サブキャリアスペーシングは、送信遅延(例えば送信時間間隔)に関連する。しかしながら、MACエンティティは、異なる無線リソースのBLERレベルを区別することはできない。例えばgNBは、異なるBLERレベル(例えば、少なくとも一つのBLERレベルが10−1で、もう一つのBLERレベルが10−5になり得る)の無線リソースを許可する柔軟性がある。UEのMACエンティティが異なる無線リソースのBLERレベルを区別することができないことは、eMBBとURLLCサービスとの間の使用の公平性に深刻な影響を及ぼし得る。UEにおける現行のMAC手順は、より効率的な動作を達成するために、さらなる拡張を必要とする。
本開示の態様は、本明細書で記載された様々な技術を使用することにより、これらの問題およびその他のものに取り組む。一つの例において、URLLCサービスを設定するための方法が提供される。本方法は、UEに関連付けられた無線ネットワーク一時識別子(radio network temporary identifier:RNTI)を判定することができる。本方法は、ユーザ機器(UE)において、複数の情報要素(IE)を含む下りリンク無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することを含む。下りリンクRRCメッセージは、UEにRRCを設定するために使用される。本方法は、下りリンクRRCメッセージ内の複数のIEのうちのセルグループ固有IEに基づいて、UEに関連付けられたRNTIを判定することをさらに含む。セルグループ固有IEは、セルグループ(cell group:CG)、マスターセルグループ(master cell group:MCG)またはセカンダリセルグループ(secondary cell group:SCG)を設定するために使用される。RNTIは、セルグループ固有IEに基づいて、MCGまたはSCGに含まれるセルに設定される。
いくつかの態様において、MCGまたはSCGのための設定パラメータは、セルグループ固有IE内において提供される。
いくつかの態様において、RNTIは、変調符号化方式セルRNTI(Modulation Coding Scheme Cell-RNTI:MCS−C−RNTI)である。いくつかの態様において、本方法は、MCGまたはSCGの一つ以上の物理共有チャンネル(physical shared channel)上でUEのための上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングを受信することを更に含む。いくつかの態様において、セルグループ固有IEを介して設定されたMCS−C−RNTIに応じて、RNTIに基づいた変調符号化方式(modulation coding scheme:MCS)の判定ルールが、上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングに適用される。いくつかの態様において、RNTIに基づいたMCS判定ルールの適用は、物理下りリンク制御チャンネル(physical downlink control channel:PDCCH)から情報を取得すること、当該情報内の一つ以上の巡回冗長検査(cyclic redundancy check:CRC)ビットがRNTIを用いてスクランブルされていることを判定すること、および当該判定に基づいて第一の変調符号化方式(MCS)テーブルを適用することを含む。いくつかの態様において、PDCCHから取得された情報は、下りリンク制御情報(downlink control information:DCI)を含み、DCIは、RNTIを用いてスクランブルされた一つ以上のCRCビットを含む。いくつかの態様において、第一のMCSテーブルは、第二のMCSテーブルよりも高いチャンネル符号化率と関連付けられている。
いくつかの態様において、探索空間(search space)に基づいた変調符号化方式(MCS)テーブル判定ルールを適用する方法が提供される。本方法は、下りリンクチャンネルから下りリンク制御情報(DCI)を取得することを含む。本方法は、DCIに関連付けられたDCIフォーマットを判定することを更に含む。本方法は、下りリンクチャンネルに関連付けられた探索空間が共通探索空間(common search space:CSS)であるか、端末固有探索空間(user equipment specific search space:USS)であるかを、さらに判定することを含む。本方法は、DCIフォーマットおよび探索空間に基づいて、第一の変調符号化方式(MSC)テーブルまたは第二のMCSテーブルを適用することをさらに含む。
いくつかの態様において、DCIフォーマットは0_0DCIフォーマットまたは1_0DCIフォーマットであり、探索空間はCSSであり、第一のMCSテーブルが、探索空間がCSSであり、DCIフォーマットが0_0DCIフォーマットまたは1_0DCIフォーマットであることに基づいて適用される。いくつかの態様において、第一のMCSテーブルは、64直交振幅変調(64 quadrature amplitude modulation:64QAM)MCSテーブルである。
いくつかの態様において、DCIフォーマットは、0_0DCIフォーマット、1_0DCIフォーマット、0_1DCIフォーマット、または1_1DCIフォーマットであり、探索空間はUSSであり、第二のMCSテーブルが、探索空間がUSSであり、DCIフォーマットが0_0DCIフォーマット、1_0DCIフォーマット、0_1DCIフォーマット、または1_1DCIフォーマットであることに基づいて適用される。いくつかの態様において、第二のMCSテーブルは、第一のMCSテーブルよりも高いチャンネル符号化率と関連付けられている。いくつかの態様において、第二のMCSテーブルは、超高信頼低遅延通信(URLLC)−MCSテーブルである。
いくつかの態様において、第一のMCSテーブルまたは第二のMCSテーブルは、上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングのために適用される。
いくつかの態様において、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用する方法が提供される。本方法は、物理下りリンク制御チャンネル(PDCCH)から情報を取得することを含む。本方法はさらに、当該情報内の一つ以上の巡回冗長検査(CRC)ビットが無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を用いてスクランブルされていることを判定することを含む。本方法は、当該判定に基づいて第一の変調符号化方式(MCS)テーブルを適用することをさらに含む。
いくつかの態様において、PDCCHから取得された情報は、下りリンク制御情報(DCI)を含み、DCIは、RNTIを用いてスクランブルされた一つ以上のCRCビットを含んでいる。いくつかの態様において、本方法は、RNTIを用いて、DCIをスクランブル解除することをさらに含む。
いくつかの態様において、第一のMCSテーブルは、第二のMCSテーブルよりも高いチャンネル符号化率に関連付けられている。いくつかの態様において、第一のMCSテーブルは、超高信頼低遅延通信(URLLC)−MCS(U−MCS)テーブルである。
いくつかの態様において、本方法は、追加のPDCCHの情報内の一つ以上のCRCビットがRNTIを用いてスクランブルされていないことを判定し、当該判定に基づいて第二のMCSテーブルを適用することをさらに含む。いくつかの態様において、第一のMCSテーブルは、第二のMCSテーブルよりも高いチャンネル符号化率に関連付けられている。
いくつかの態様において、RNTIは、変調符号化方式セルRNTI(MCS−C−RNTI)、またはU−RNTIである。
別の例において、装置が提供される。当該装置は、一つ以上のデータセットを格納するように構成されたメモリと、メモリに接続されたプロセッサとを含む。プロセッサは、上記の方法のステップを含むステップを実行するように構成される。
本概要は、特許請求された主題の要点または本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、特許請求された主題の範囲を決定するために単独で使用されることを意図するものでもない。当該主題は、本特許の明細書全体、任意のまたはすべての図面、および各請求項の適切な部分を参照することによって理解されるべきである。
上記は、他の特徴および実施形態と共に、以下の明細書、特許請求の範囲、および添付の図面を参照することにより、より明らかになるのであろう。
〔図面の簡単な説明〕
本出願の説明のための実施形態が、以下の図面を参照して詳細に説明される。
〔図1〕図1は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、データストリームを通信するためのネットワークを示す。
〔図2〕図2は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、複数のRANにサービスを提供するワイヤレスネットワークを備える5Gネットワークアーキテクチャを示す。
〔図3〕図3は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、高い信頼性の送信用のMCSテーブルの例である。
〔図4〕図4は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、通常の信頼性の送信用の64QAMのためのMCSテーブルの例である。
〔図5〕図5は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、通常の信頼性の送信用の256QAMのためのMCSテーブルの例である。
〔図6〕図6は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、SSに基づいたMCSテーブル判定ルールである。
〔図7〕図7は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールである。
〔図8〕図8は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、どのMCSテーブル判定ルールを適用するかを決定するための方法を示すフローチャートである。
〔図9〕図9は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、UEごとに設定されたU−RNTI IEの草案(TP)の例である。
〔図10〕図10は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、セルグループごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
〔図11〕図11は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、セルグループごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
〔図12〕図12は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、セルグループごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
〔図13〕図13は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、セルごとに設定されたTP U−RNTI IEのTPの例である。
〔図14〕図14は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、セルごとに設定されたTP U−RNTI IEのTPの例である。
〔図15〕図15は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、BWPごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
〔図16〕図16は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、制御チャンネルごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
〔図17〕図17は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、制御チャンネルごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
〔図18〕図18は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、下りリンクデータチャンネルごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
〔図19〕図19は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、下りリンクデータチャンネルごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
〔図20〕図20は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、上りリンクデータチャンネルごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
〔図21〕図21は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、上りリンクデータチャンネルごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
〔図22〕図22は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、セルグループごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
〔図23〕図23は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、下りリンクデータチャンネルごとに設定されたU−RNTI−II IEのTPの例である。
〔図24〕図24は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、構成されたグラントIEのためのU−RNTI−IIのTPの例である。
〔図25〕図25は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、セルグループ毎のU−RNTIに基づいた設定を実行するための方法の例を示すフローチャートである。
〔図26〕図26は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、探索空間に基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するための方法の例を示すフローチャートである。
〔図27〕図27は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するための方法の例を示すフローチャートである。
〔図28〕図28は、本明細書で説明される様々な技術を実装することができるコンピューティングデバイスの例としてのコンピューティングデバイスアーキテクチャである。
〔詳細な説明〕
本開示の特定の態様および実施形態を以下に提供する。これらの態様および実施形態のいくつかは独立して適用されてもよく、それらのいくつかは、当業者に明らかであるように、組み合わせて適用されてもよい。以下の説明では、説明の目的のため、本出願の実施形態の完全な理解を提供するために、具体的な詳細が記載される。しかしながら、これらの具体的な詳細を用いずに様々な実施形態を実施できることは、明らかであろう。図面および説明は、限定を意図するものではない。
以下の説明は、例示的な実施形態のみを提供するものであり、本開示の範囲、適用性、または構成を限定することを意図するものではない。むしろ、例示的な実施形態の以下の説明は、例示的な実施形態を実施するための可能な説明を当業者に提供するだろう。添付の特許請求の範囲に記載された本出願の精神および範囲から逸脱することなく、要素の機能および配置において種々の変更がなされ得ることを理解されたい。
上述したように、5G新無線(NR)アクセス技術は、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、超高信頼低遅延通信(URLLC)、および大規模マシンタイプ通信(mMTC)サービスを含む。eMBBサービスは、広いカバレッジエリアにわたって高いデータレートを提供するために使用され得る。URLLCサービスは、無線ネットワークにおいて高信頼性および低遅延性を達成するために使用され得る。mMTCサービスは、高いカバレッジ、コスト効率性、より低い電力消費、および長い可用性を提供する。eMBB、URLLC、およびmMTCのような多様な使用事例をサポートするために、新無線(NR)における無線フレーム構造および媒体アクセス(MAC)層手順の大部分は、高い柔軟性を有するように設計されている。さらに、NRは、以前のバージョンよりも高い堅牢性(例えば低ブロックエラー率(BLER)レベル)という特徴を有する、新しいタイプの無線リソースを導入する。新しいタイプの無線リソースは、1e−5の目標BLERを達成することを目的とする。
(高信頼性および低遅延性のために)URLLCサービスを設定するための技術は、本明細書で説明される。本技術は、(例えばgNBの)ネットワークパフォーマンスを向上させ、とりわけ、より効率的な動作を達成するために、UE内のMAC手順を向上させることができる。いくつかの例において、様々な要因(例えば探索空間、RNTIなどに基づく)に基づいて適用するMCSテーブルを判定するための技術が説明される。いくつかの例において、RNTIを用いてUEを設定するための、様々な考慮事項(例えばセルグループごと、UEごと、セルごと、帯域幅パート(bandwidth part:BWP)ごと、制御チャンネルごと、下りリンクデータチャンネルごと、上りリンクチャンネルごと、または他の考慮事項)に基づいた様々な技術が説明される。このような技術を説明する前に、ワイヤレス通信システムの一例を、図1および図2に関して説明する。
図1は、データストリームを通信するためのネットワーク100を示す図である。本明細書で使用されるように、「データストリーム」は、音声ストリーム、および、ショートメッセージサービス(SMS)メッセージ、マルチメディアメッセージサービス(MMS)メッセージ、アプリケーション、アップロード、ダウンロード、電子メールなどのテキストメッセージングのためのストリーミングデータを含み得る。ネットワーク100は、アクセスポイント(AP)110を備えることができる。AP110は、例えば基地局のような、無線アクセスを提供するために構成された任意の構成要素または構成要素の集合とすることができる。基地局は例えば、拡張された基地局(eNBまたはeNodeB)、または次世代ノードB(gNB)であってもよい。AP110は、カバレッジエリア101(例えば、セル)、一つ以上のモバイルデバイス120、およびバックホールネットワーク130を有することができる。二つのモバイルデバイス120を有するものとして示され、説明されたが、たった一つのモバイルデバイス120から数千またはそれ以上のモバイルデバイス120までの範囲の任意の数のモバイルデバイス120が存在しうることが企図される。
AP110は、モバイルデバイス120を用いた上りリンク接続および/または下りリンク接続を確立することができる。上りリンクおよび/または下りリンク接続は、モバイルデバイス120とAP110との間において、データを搬送することができる。特定の数の構成要素が示され、説明されているが、ルータ、リレー、リモート無線ヘッドなど、任意の数の追加の構成要素が提供されてもよく、また、簡潔さのために図1から省略されてもよいことが企図される。
5Gはデジタルセルラーネットワークの第5世代を表す。3GPPは一般に、5G新無線(5GNR)として、「5G」と呼ぶ。世界中で、企業は、以前の技術と比較して高いダウンロードおよびアップロード速度を提供しており、キャリアのための5Gハードウェアおよびシステムを提供し始めている。一般に、以前のワイヤレス技術と同様に、5Gサービスエリアは、セルと呼ばれる地理的エリアに分割される。ユーザ機器が一つの地理的セルから別の地理的セルへ横断するとき、通信がドロップされず、観察可能な差がほとんどまたは全く見られないように、二つの地理的セルの間で通信がハンドオフされる。
本開示の態様は、複数の無線アクセスネットワーク(RAN)を含み得る5G無線ネットワークにおいて実装され得る。図2は、第一のRAN210および第二のRAN220を含む複数のRANにサービスを提供する無線ネットワーク205を備える5Gネットワークアーキテクチャ200を示す図である。無線ネットワークは、例えばサービングゲートウェイおよびパックデータネットワークゲートウェイといった様々なゲートウェイデバイスを備え得る。さらに、RANは、基地局またはノードといった一つ以上のAPを含み得、これは、5G通信ネットワークのためのgNBsを含むことができる。
3Gのための3つの主な種類の使用事例が定義されている。eMBB、URLLC、および大規模マシンタイプ通信(mMTC)である。eMBBは、4Gと比較して、より速い接続、より多くの容量、および、より高いスループットが評価される。例えばeMBBは、10〜20Gbpsのピーク、必要な場合には100Mbps、最大10,000倍のトラフィック、マクロおよびスモールセルのサポート、高い移動性のために最大500km/hにおけるサポート、および著しいネットワークエネルギー節約が評価され得る。URLLCは、高速応答率を必要とするミッションクリティカルアプリケーションのための中断されないデータ交換を提供する。例えばURLLCは、1ミリ秒(ms)未満のエアインターフェース遅延(air interface latency)を伴う極めて高い応答性を有する。さらに、URLLCは、信頼性が高く、ほぼ100%の確率で利用可能である。URLLCは、低〜中データ速度および高速移動性が評価される。4Gと比較して、URLLCは、1msの目標遅延が評価される。eMBBは、4msの目標遅延が評価される。一方、4Gは、20msを超える遅延時間が経験され得る。mMTCは、広範囲にわたるエリア内で多数の低電力デバイスに起因した拡張性および増加した寿命をサポートする。例えばmMTCは、長距離にわたる高密度のデバイス、低データレート、低コスト、および長時間のバッテリ電力をサポートすることができる。
ブロックエラー率(BLER)は、通信システムにおける品質の測定の一様式である。BLER測定の計算例は以下の通りである:
BLER計算は、巡回冗長検査(CRC)評価に基づくことができ、これは、UE側におけるトランスポートブロック(transport block)の検査に使用される。CRCは、各トランスポートブロックに添付され、送信機(例えばgNB)によって送信されることができる。目的地(例えばUE)において、トランスポートブロックは、UEによってクロスチェックされることができる。誤ったブロックは、間違った(またはエラー中の)CRCを含んでいるトランスポートブロックとして定義できる。トランスポートブロックは、添付されたCRCが受信機によって計算されたCRCと一致する場合、正常に復号化できる。エラー中に受信されたブロックのために再送信を実行することができる。
無線ネットワーク一時識別子(RNTI)は、一つの固有の無線チャンネルを他の無線チャンネルから、および/または(例えばUEなど)一つのデバイスを別のデバイスから区別する、および/または識別するために使用される。例えばRNTIは、セル内に接続されたUE、固有の無線チャンネル、ページングの場合のUEのグループ、eNBにより電力制御が発行されるUEのグループ、gNBによりすべてのUEのために送信されるシステム情報、および/または他の識別を、識別することができる。いくつかの場合において、(例えば各DCIのCRCビットなど)下りリンク制御情報(DCI)メッセージは、固有のRNTI値によってスクランブルされることがある。
一般的に、URLLCサービスは、eMBBサービスと比較して、無線リソースに対するより厳しい要件と、より低いBLERレベル要件とを有する。eMBBサービスは、BLERレベルよりもデータ速度に重点を置く。これは少なくとも部分的には、eMBBサービスが、通常のBLERレベル(例えばBLERレベル10−1。なお、10−1は1e−1として記述することもでき、10−5は1e−5として記述することもできる。)の無線リソースを用いても充足可能であるためである。したがって、gNBからグラントされた無線リソースおよび/またはデータが、低いBLERを目標とする場合、MACは、eMBBサービスではなくURLLCサービスによって採用される低いBLER無線リソースを優先することができる。この場合、URLLCサービスは、eMBBサービスより多く無線リソースを使用することができる。
異なるBLERレベル(例えば少なくとも10−1の一つのBLERレベルと10−5の別のBLERレベルが存在し得る)のgNBによる柔軟なグラントのため、UE内の現行のMAC手順は、より効率的な運用を達成するために、さらなる強化を必要とする。例えばUEのMACは、異なる無線リソースのBLERレベルを区別することができず、eMBBとURLLCサービスとの間の使用の公平性に悪影響を及ぼす可能性がある。
さらに、異なる目標BLERレベルを有する、グラントされた無線リソースの適切な変調および符号化方式(MCS)を示すために、gNBは、UEによって各サポートBLERレベルに基づいて報告されるチャンネル品質インジケータ(channel quality indicator:CQI)を参照する必要がある。上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングの間、gNBは、無線リソース制御(RRC)層によって、および/またはデータスケジューリングごと、サービスタイプごと、物理チャンネルごと、論理チャンネルごと、帯域幅部(BWP)ごと、サービングセルごと、またはMACエンティティ基準ごとの物理層によって、UEに対してスケジューリングされた無線リソースのMCSおよび/またはBLERを示す。
物理チャンネルは、物理上りリンク共有チャンネル(Physical Uplink Shared Channel:PUSCH)、物理下りリンク共有チャンネル(Physical Downlink Shared Channel:PDSCH)、物理上りリンク共通制御チャンネル(Physical Uplink Common Control Channel:PUCCH)、および物理下りリンク制御チャンネル(PDCCH)を含むが、これらに限定されない。論理チャンネルは、ブロードキャスト制御チャンネル(Broadcast Control Channel:BCCH)、ページング制御チャンネル(Paging Control Channel:PCCH)、共通制御チャンネル(Common Control Channel:CCCH)、専用制御チャンネル(Dedicated Control Channel:DCCH)、および専用トラフィックチャンネル(Dedicated Traffic Channel:DTCH)とすることができるが、これらに限定されない。帯域幅パート(BWP)は、セルの動作帯域幅内のUEの動作帯域幅を指し、gNBによって示される。UEの動作帯域幅は、セルの動作帯域幅の合計のサブセットである。
キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation:CA)のみが設定され、デュアルコネクティビティ(Dual Connectivity:DC)が設定されない場合、UEは、ネットワークを用いた一つのRRC接続のみを有する。RRC接続確立、再確立、およびハンドオーバにおいて、一つのサービングセルは、非アクセス階層(Non-access stratum:NAS)モビリティ情報を提供する。NASは、進化型パケットシステム(Evolved Packet System)のプロトコルセットであり、通信セッションの確立を管理し、移動時でのUEとの継続的な通信を維持するために使用できる。例えばNASは、(例えばLTE/E−UTRANアクセス、5Gアクセスなど)ネットワークアクセスのために、UEとモビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity:MME)との間で非無線信号を伝達するために使用されうる。RRC接続再確立およびハンドオーバにおいて、一つのサービングセルは、セキュリティインプット(security input)を提供する。このサービングセルは、プライマリセル(Primary Cell:PCell)と呼ばれる。UEの能力に応じて、セカンダリセル(Secondary Cell:SCell)は、PCellと共にサービングセルのセットを形成するように設定されうる。従って、UEのために設定されたサービングセルのセットは、一つのPCellおよび一つ以上のSCellを含み得る。
UEのMACエンティティは、ブロードキャストチャンネル(Broadcast Channel:BCH)、下りリンク共有チャンネル(Downlink Shared Channel:DL−SCH)、ページングチャンネル(Paging Channel:PCH)、上りリンク共有チャンネル(Uplink Shared Channel:UL−SCH)、およびランダムアクセスチャンネル(Random Access Channel:RACH)といったトランスポートチャンネル(transport channel)を処理することができる。キャリアアグリゲーション(CA)において、単一のMACエンティティは、UEに設定することができ、集約されたサービングセルのそれぞれ(例えばPCell、SCellなど)は、UEのために設定されたMACエンティティに関連付けることができる。デュアルコネクティビティにおいて、二つのMACエンティティは、UEに設定される:一つは、マスターセルグループ(Master Cell Group:MCG)のためのものであり、もう一つはセカンダリセルグループ(Secondary Cell Group:SCG)のためのものである。
本明細書で説明される例によれば、グラントに基づいたURLLCデータ送信のために、gNBは、URLLC固有のRNTIを設定するための新しいRRCパラメータを適用することができるとともに、URLLCデータ送信に適用されるべきMCSテーブルを示すようにMCS−tableと表された既存のRRC情報要素(IE)の任意的事項を拡張することができる。URLLCおよびeMBBの信頼性要件が異なるため、URLLCデータ送信およびeMBBデータ送信に適用されるMCSテーブルは、異なる場合があることに留意されたい。様々な要因に基づいてどのMCSテーブルを適用するかを決定するための技術は、本明細書で説明される。
UEがeMBBおよびURLLCデータ送信の両方を同時にサポートする場合、gNBは、少なくとも二つの独立したMCSテーブルをUEに示すことができる。MCSテーブルは、空間ストリームの数、変調タイプ、およびgNBに接続するときに可能であるUEの符号化率を要約する値を含むことができる。少なくとも二つの独立したMCSテーブルのインディケイションに基づいて、eMBBデータ送信のための一つのMCSテーブル、URLLCデータ送信のための別のMCSテーブルが存在することができる。ここで、新たに定義されたURLLC固有RNTIおよび新たなMCSテーブルが提供される。それらは、それぞれ、U−RNTI(またはMCS−C−RNTI)およびU−MCSと呼ばれる。新しいU−MCSテーブルは、eMBB送信といった他のサービスのために使用されることができる既存のMCSテーブルよりも高いチャンネル符号化率(例えばBLER1e−5に基づいて設計される。)に関連付けられる。
MCSテーブルのための二つの既存の任意的事項が存在し、それらは、例えば1e−1のBLERに基づいて設計された64QAMおよび256QAMを含んでいる。URLLCサービスをサポートするためのより低いBLERを達成するために、NR標準規格は、MCSテーブルの任意的事項を拡張して、1e−5のBLERに基づいて設計され、本明細書で説明される新しいMCSテーブル(U−MCS)を導入することができる。図3は(URLLCに基づく)高い信頼性の送信用のMCSテーブルの一例(例えばU−MCS)である。図4は、(例えばeMBBまたは他のサービスのための、1e−1のBLERに基づいて設計された)通常の信頼性の送信用の64QAMのためのMCSテーブルの例である。図5は(例えばeMBBまたは他のサービスなどのための、1e−1のBLERに基づいて設計された)通常の信頼性の送信用の256QAMのためのMCSテーブルの例である。
二つの独立したMCSテーブル判定ルールが本明細書で説明される。それらは、UEが上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングの各々に、どのMCSテーブルを適用すべきかを判定するように設計される。MCS判定ルールは、図6および図7に示される。
図6は、探索空間に基づいた(search-space-based:SSに基づいた)MCS判定ルールを示す。探索空間(またはPDCCH探索空間)は、PDCCHが搬送され得る下りリンクリソースグリッド内のエリアを指す。UEは、(例えばDCIといった)PDCCHデータを見つけようとする一つ以上の探索空間全体にわたってブラインド復号化を実行することができる。例えばUEが(例えばDCIといった)PDCCHデータを復号するために、UEは、位置(例えばCCEインデックス)、構造(例えば集約レベル(Aggregation Level)、インターリーブ(Interleaving)、および/または他の構造)、RNTI、および/または他の情報の正確な値を把握しなければならない。いくつかの事例において、この情報は、事前にUEに示されず、値が動的に変更されることがある。(例えば事前定義されたルールまたはシグナリングメッセージを介して)情報は、(例えばDCIといった)PDCCHデータを運ぶ可能性がある特定の探索範囲に関して、UEに提供される。探索範囲内で、UEは、試行錯誤に基づいて、様々なタイプのパラメータ(例えばCCEインデックス、集約レベル、RNTIなど)を使用してPDCCH/DCIを復号しようと試みることができる。このタイプの復号は、ブラインド復号と呼ばれる。UEがブラインド復号を実行する事前定義された領域は、探索空間と呼ばれる。
2タイプの探索空間が提供されており、端末固有探索空間(USS)と共通探索空間(CSS)と呼ばれる。USSは、各々の固有のUEの専用である。USSは、RRC信号メッセージを介してUEに示すことができ、その場合、UEは、USSに関する情報を得るために、RRCの確立を完了する必要がある。CSSは、UEが各UEに提供される信号(例えばシステム情報ブロック(system information block:SIB)のためのPDCCH)または固有のUEのために専用チャンネルが確立される前に各UEに適用されるシグナリングメッセージ(例えばランダムアクセスチャンネル(RACH)プロセス中に使用されるPDCCH)を検索する必要がある固有の検索空間である。
図6に戻ると、SSに基づいたMCSテーブル判定ルールは、DCIフォーマット(例えば0_0、1_0、0_1、または1_1)およびUEに指定された検索空間のタイプに基づくことができる。例えばUEは、下りリンクチャンネル(例えばPDCCHまたは他の下りリンクチャンネル)に含まれるDCIに関連するDCIフォーマットを判定することができる。UEは、下りリンクチャンネルに関連する検索空間がCSSであるかUSSであるかを判定することができる。特定のMCSテーブルは、DCIフォーマットと、検索空間がCSSまたはUSSのいずれであるかと、に基づいて適用される。例えば図6に示されるように、CSSにおけるDCIフォーマット0_0および1_0に対して、図4に示されるMCSテーブルといった(例えばeMBBのためのといった通常の信頼性の送信用の)既存の64QAM MCSテーブルが使用されることができる。別の例において、図6に示すように、USSにおけるDCIフォーマット0_0、1_0、0_1、および1_1に対して、図3に示すU−MCSテーブル(qam64LowSEと呼ばれることもある)のように、新たに定義されたU−MCSテーブルが使用される。
図7は、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールである。上述したように、RNTIsは、(例えばセル内のUEを区別するために)、一つの固有の無線チャンネルを他の無線チャンネルから、および/または、一つのUEを別のUEから、区別および/または識別するために使用されてよい。RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールは、DCI CRCが、新しく定義されたU−RNTI(MCS−C−RNTIと呼ばれることもある)でスクランブルされているかどうかに基づくことができる。例えばUEは、PDCCHから情報を得ることができ、当該情報内の一つ以上のCRCビットがU−RNTIでスクランブルされていることを判定することができる。UEは、この判定に基づいて、特定のMCSテーブルを適用することができる。例えば図6に示すように、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールは、DCI CRCがU−RNTI(またはMCS−C−RNTI)を用いてスクランブルされている場合、U−MCSテーブル(例えば図3に示すU−MCSテーブル)が使用されることを示す。そうでなければ、UEは、既存のNRの動作に従うことができる(例えばUEは、図4に示されるような64QAM MCSテーブル、または図5に示されるような256QAM MCSテーブルを使用することができる)。いくつかの例において、64QAM MCSテーブルまたは256QAM MCSテーブルのいずれかが、UEによって適用されるかは、RRCレイヤを介してgNBによって設定される。
RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールは、異なるMCSテーブルを用いるスケジューリング無線リソース間の動的変化(例えばBLERのレベル)に関して、より短い遅延時間を有する。PDCCHの各状況内で、gNBは(例えばRNTIに基づいたMCS判定ルールに基づいて)DCIをC−RNTIまたはU−RNTIを用いてスクランブルすることによって、MCSテーブルを示し得る。これは、UEがU−RNTIを用いてDCIをスクランブル解除する必要があるため、UEは、ブラインド復号オーバヘッドを増加させる可能性があるということを意味する。SSに基づいたMCSテーブル判定ルールは、DCIが受信されるSSのタイプ(一つのMCSテーブルの場合は、USS、別のMCSテーブルの場合は、CSS)によってスケジュールされた無線リソースのMCSテーブルを暗黙的に示す。したがって、ブラインド復号オーバヘッドは、SSに基づいたMCSテーブル判定ルールのために増加しないが、スケジューリングの柔軟性は、USSおよびCSSの周期性によって制限される。異なるシナリオに基づいて、gNBは、とりわけ、異なるセルグループ、BWPs、データチャンネルのための異なるMCSテーブル判定ルールを用いてUEを設定することができる。こういったMCS判定ルールの設定は、gNBがUEごと、セルグループごと(例えばMACエンティティごと)、BWPごと、制御チャンネルごと(例えばPDCCH)、またはデータチャンネルごと(例えばPDSCHまたはPUSCH)に、U−RNTIをUEに設定することができることを意味する。gNBがU−RNTIの設定をどのようにするかによって、各セルグループ、BWP、制御チャンネル、またはデータチャンネルのUE MCSテーブル判定ルールが異なる場合がある。
UEは、上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングの各々に、RNTIに基づいた、またはSSに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用することができる。どのMCSテーブル判定ルールをUEにより適用するかの決定は、図8に示されるフローチャートによって示されるように、新たに定義されたU−RNTIがUEに対して設定されているかどうかに基づくことができる。
図8は、どのMCSテーブル判定ルールを適用するかを決定する方法を示すフローチャートである。図8に示されるように、U−RNTIがgNBによって設定されるかどうかは、どのMCSテーブル判定ルールを適用すべきかをUEが決定するための状態の一つである。本方法は、ステップ805において、開始する。ステップ810において、U−RNTIが設定されているか否かが判定される。U−RNTIがUEのために設定されている場合、本方法は、ステップ825に進み、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールが適用される。次に本方法は、ステップ830において、終了する。ステップ810において、U−RNTIが設定されていない場合、本方法は、ステップ815に進み、MCSテーブルIEがU−MCSを示すかどうかを判定する。ステップ815において、MCSテーブルIEがU−MCSを示すと判定された場合(「真」判定)、ステップ820において、SSに基づいたMCSテーブル判定ルールが適用される。次いで本方法は、ステップ830において終了する。ステップ815において、MCSテーブルIEがU−MCSを示さないと判定された場合(「偽」判定)、本方法は、ステップ830において、終了する。しかしながら、gNBがUEにU−RNTIをどのように設定するか、および、U−RNTIが、どのような根拠に基づいて、gNBからUEにどのように設定されるかは不明である。上記に列挙された構成の選択肢の各々は、異なるレベルのUEブラインド復号オーバヘッドと、上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングの異なる柔軟性とをもたらす。
U−RNTI(またはMCS−C−RNTI)の設定のための異なる技術について説明する。一つの例において、U−RNTIの設定は、UEごとに設定される。例えばRRC構成またはRRC再構成手順の間に、gNBは、固有の下りリンクRRCメッセージ(例えばRRCReconfiguration)を介して、UEの観点ごとにUEへのU−RNTIを設定することができる。RRCReconfigurationメッセージ内にU−RNTI IEを含むことによって、gNBは、固有の下りリンクRRCメッセージ内で、UEに対するU−RNTIの値(例えばU−RNTI−Value)を示すことができる。このようなRRCReconfigurationの一例は、テキスト提案(TP)の一例として図9に示されている。「U−RNTI」IE(対応するU−RNTI−Valueと共に図9中に強調で示される)は、単なる一例である。いくつかの実装形態において、U−RNTI IEは、RRC再構成メッセージの他の任意の位置に含むことができる。
一旦、gNBがUEの観点ごとに、U−RNTIをUEに設定すると、データチャンネル、制御チャンネル、BWP、および/またはセルグループの一部または全部において、上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングの一部または全部が、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するためにgNBによって割り当てられるとみなされる。
別の例において、U−RNTIがセルグループごとに(例えばMACエンティティごとに)設定される。例えばマスターセルグループ(MCG)またはセカンダリセルグループ(SCG)を設定するためのセルグループ固有IEは、UEによって、UEのために設定されたU−RNTIを判定するために、使用されることができる。セルグループ固有IEは、U−RNTIの値を示すことができる。このような例において、U−RNTIは、セルグループ固有IEに基づいたMCGまたはSCG内のセルに対して設定される。セルグループ固有IEは、CellGroupConfig情報要素、MAC−CellGroupConfig情報要素、またはPhysicalCellGroupConfig情報要素を含むことができる。
例えばRRC構成またはRRC再構成手順の間、gNBは、固有の下りリンクRCメッセージ(例えばRRCReconfiguration)を介して、セルグループの観点ごとからU−RNTIを設定してもよい。固有の下りリンクRRCメッセージ内で、gNBは、図10、図11、および図12に示すように、RRC再構成メッセージ内のCellGroupConfig情報要素、MAC−CellGroupConfig情報要素、またはPhysicalCellGroupConfig情報要素内にU−RNTI IEを格納することによって、UEに対するU−RNTI(例えばU−RNTI−Value)の値を示すことができる。図10、11、および12内のU−RNTI IE(U−RNTI−valueと共に強調で示されている)は単なる例である。いくつかの実装形態において、U−RNTI IEは、RRCReconfigurationメッセージの他の任意の位置(例えば他のIE内)に格納することができる。
セルグループの観点ごとで、gNBがUEにU−RNTIを設定すると、設定されたセルグループ内の一部かまたは全部のデータチャンネル、制御チャンネル、および/またはBWPs上のUEへの一部かまたは全部の上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングは、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するために、gNBによって割り当てられるとみなされる。例えばgNBからUEが受信した他のセルグループに対する上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングは、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するために、gNBによって割り当てられるとはみなされない。
別の例において、U−RNTIは、セルごとに設定される。例えばRRC構成またはRRC再構成手順の間に、gNBは、固有の下りリンクRRCメッセージ(例えばRRCReconfiguration)を介して、セルの観点ごとで、UEへのU−RNTIを設定してもよい。固有の下りリンクRRCメッセージ内で、gNBは、図13および図14に示すように、ServingCellConfig情報要素またはServingCellConfigCommon情報内のU−RNTI IEを格納することによって、UEに対するU−RNTIの値(例えばU−RNTI−Value)を示すことができる。図13および図14に示されるU−RNTI IE(U−RNTI−valueと共に強調で示される)は、単なる例である。いくつかの実装形態において、U−RNTI IEは、RRCReconfigurationメッセージの他の任意の位置(例えば他のIE内)に格納することもできる。
同じセルスケジューリングの場合(すなわちスケジューリングセルおよびスケジューリングされたセルが同じセルである)、いったんgNBが、セルの観点ごとに、UEにU−RNTIを設定すると、設定されたセル(すなわちU−RNTIを用いて設定されたセル)内のBWPの一部または全部に関するUEへの上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングの一部または全部が、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するために、gNBによって割り当てられるとみなされる。スケジューリングセルは、UEがDCIを受信するセルであり、スケジューリングされたセルは、受信されたDCIによって示されるセルである。gNBからUEによって受信された他のセル上の上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングは、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するために、gNBによって割り当てられるとみなされるべきではない。
いくつかの態様において、クロスセルスケジューリング(すなわちスケジューリングセルおよびスケジュールされたセルが同じセルではない)のために、導入されたセルごとのU−RNTI設定方法は、スケジューリングセルまたはスケジューリングされたセルのみに限定することができる。例えばU−RNTI設定方法がスケジューリングセルのみに限定され得る場合、スケジューリングセル上で受信されるDCIによって示される上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングは、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するように示され得る。しかしながら、U−RNTI設定方法がスケジュールされたセルのみに限定される場合、スケジュールされたセル上の上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングは、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するように示され得る。
いくつかの事例において、一旦、UEがサプリメンタル上りリンク(SUL)に対応するセルでも設定されると、gNBは、固有下りリンクRRCメッセージ(例えばRRC再構成)を介してUEに対して、U−RNTIを設定することによって、SULに対してどのMCSテーブル判定ルールを適用する必要があるかをUEに示してもよい。固有下りリンクRRCメッセージ内で、gNBはServingCellConfig情報要素、ServingCellConfigCommon情報要素、supplementaryUplinkConfig情報要素、UplinkConfigCommon情報要素、またはServingCellConfigCommon情報要素内にU−RNTI IEを含んでいることにより、UEに対するU−RNTIの値(例えばU−RNTI−Value)を示す。
別の例において、U−RNTIは、帯域幅パート(BWP)ごとに設定される。例えばRRC構成またはRRC再構成手順の間、gNBは、固有下りリンクRRCメッセージ(例えばRRCReconfiguration)を介して、BWPの観点ごとにUEへのU−RNTIを設定することができる。固有下りリンクRRCメッセージ内で、gNBは、図15に示すように、RRC再構成メッセージ内のBWP−Uplink情報要素、BWP−UplinkDedicated情報要素、BWP−DownlinkDedicated情報要素、またはBWP−DownlinkDedicated情報要素である、BWP情報要素内のU−RNTI IE(すなわちBWPを設定するための一つのIE)を格納することによって、UEへのU−RNTI(例えばU−RNTI−Value)の値を示す。図15内のU−RNTI IE(U−RNTI−valueと共に強調で示されている)は、単なる一例である。いくつかの実装形態において、U−RNTI IEは、RRCReconfigurationメッセージの他の位置(例えば任意の他のIE内)に格納されてもよい。
同じBWPスケジューリングの事例(すなわちスケジューリングBWPとスケジューリングされたBWPが同じBWP)に対して、いったんgNBがBWPの観点ごとにUEにU−RNTIを設定すると、設定されたBWP内のデータチャンネルと制御チャンネルの一部または全部で、上りリンクグラントと下りリンクデータスケジューリングの一部または全部が、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するために、gNBによって割り当てられたとみなされてもよい。スケジューリングBWPは、UEがDCIを受信するBWPであり、スケジューリングされたBWPは、受信されたDCIによって示されるBWPである。gNBからUEによって受信された他のBWP上の上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングは、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するためにgNBによって割り当てられるとはみなされない。
いくつかの態様において、クロスBWPスケジューリング(すなわちスケジューリングBWPおよびスケジューリングされたBWPが同じBWPではない)のために、導入されたBWPごとのU−RNTI設定方法は、スケジューリングBWPまたはスケジューリングされたBWPのいずれかにのみ限定され得る。例えばU−RNTI設定方法がスケジューリングBWPのみに限定される場合、スケジューリングBWP上で受信されるDCIによって示される上りリンクグラントと下りリンクデータスケジューリングは、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するために示されてもよい。しかしながら、U−RNTI設定方法がスケジュールされたBWPのみに限定される場合、スケジュールされたBWP上の上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングは、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するように示されてよい。
別の例において、U−RNTIは、制御チャンネルごとに設定される。例えばRRC構成またはRRC再構成手順の間に、gNBは、固有下りリンクRRCメッセージ(例えばRRCReconfiguration)を介して、制御チャンネルの観点ごとにUEへのU−RNTIを設定することができる。固有下りリンクRRCメッセージ内で、gNBは、図16および図17に示すように、RRC再構成メッセージ内のPDCCH−ConfigCommon情報要素またはPDCCH−Config情報要素内にU−RNTI IEを格納することによって、UEに対するU−RNTIの値(例えばU−RNTI−Value)を示してもよい。図16および17内のU−RNTI IE(U−RNTI値と共に強調で示されている)は単なる例である。いくつかの実装形態において、U−RNTI IEは、RRCReconfigurationメッセージの他の任意の位置(例えば任意の他のIE内)に格納することができる。
一旦、gNBが制御チャンネルの観点ごとにU−RNTIをUEに設定すると、設定されたPDCCHを介してgNBによってUEにスケジュールされた上りリンクグラントおよび下りリンクデータの一部または全部は、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するためにgNBによって割り当てられたものと見なしてもよい。他のPDCCHを介して、gNBによってUEにスケジュールされた上りリンクグラントおよび下りリンクデータは、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するためにgNBによって割り当てられるとはみなされない。
別の例において、U−RNTIは、下りリンクデータチャンネルごとに設定される。例えばRRC構成またはRRC再構成手順の間に、gNBは、固有下りリンクRRCメッセージ(例えばRRCReconfiguration)を介して下りリンクデータチャンネルの観点ごとに、UEへのU−RNTIを設定してもよい。固有下りリンクRRCメッセージ内で、gNBは、図18および図19に示すように、RRCReconfigurationメッセージ内のPDSCH−ConfigCommon情報要素またはPDSCH−Config情報要素内にU−RNTI IEを格納することによって、UEに対するU−RNTIの値(例えばU−RNTI−Value)を示してもよい。図18および19におけるU−RNTI IE(U−RNTI値と共に強調で示されている)は、単なる例である。いくつかの実装形態において、U−RNTI IEがRRCReconfigurationメッセージの他の任意の位置(例えば任意の他のIE内)に含めることもできる。
一旦、gNBが下りリンクデータチャンネルの観点ごとにU−RNTIをUEに設定すると、設定されたPDSCH上のgNBによってUEにスケジュールされた下りリンクデータの一部または全部は、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するために、gNBによって割り当てられたとみなされる。他のPDSCH上でgNBによってUEにスケジュールされた下りリンクデータは、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するためにgNBによって割り当てられるとみなされなくてもよい。UEは、NRがクロスBWPおよびクロスサービングセルスケジューリングをサポートするため、設定されたPDSCH上で下りリンクデータをgNBがスケジュールするセルを予測することができず、また、PDCCHが介する下りリンクデータをどのようにgNBがスケジュールするかを予測することもできない。これは、UEの一つ以上のPDSCHのいずれかがU−RNTIで設定されると、UEが、PDSCHへの下りリンクデータスケジューリングを実行する可能性を有するすべてのPDCCHにおいてU−RNTIのためのブラインド復号化を実行する必要があることを意味する。
別の例において、U−RNTIは、上りリンクデータチャンネルごとに設定される。例えばRRC構成またはRRC再構成手順の間に、gNBは、固有下りリンクRRCメッセージ(例えばRRCReconfiguration)を介して、上りリンクデータチャンネルの観点ごとにUEへのU−RNTIを設定することができる。固有下りリンクRRCメッセージ内で、gNBは、図20および図21に示すように、RRCReconfigurationメッセージ内のPUSCH−ConfigCommon情報要素またはPUSCH−Config情報要素内にU−RNTI IEを格納することによって、UEに対するU−RNTIの値(例えばU−RNTI−Value)を示すことができる。図20および21内のU−RNTI IE(U−RNTI値と共に強調で示されている)は、単なる例である。いくつかの実装形態において、U−RNTI IEは、RRC再構成メッセージの他の任意の位置(例えば他の任意のIE内)に格納することもできる。
上りリンクデータチャンネルの観点ごとに、gNBがUEにU−RNTIを設定すると、設定されたPUSCH上のgNBによってUEにスケジュールされた上りリンクグラントの一部または全部が、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するためにgNBによって割り当てられたものとみなされる。他のPUSCH上でgNBによってUEにスケジュールされた上りリンクグラントは、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するためにgNBによって割り当てられるとみなされるべきではない。
NRがクロスBWPおよびクロスサービングセルスケジューリングをサポートするため、UEは、gNBが設定されたPUSCH上で上りリンクグラントをスケジュールするときを予測することができず、また、gNBがどのようにPDCCHを介して上りリンクグラントをスケジュールするかを予測することもできないことが観察される。これは、UEの一つ以上のPUSCHのいずれかがU−RNTIで設定されると、UEは、PUSCHへの上りリンクグラントのスケジューリングを実行する可能性があるすべてのPDCCHにおいてU−RNTIのためのブラインド復号化を実行する必要があることを意味する。
いくつかの実装形態において、2ステップのU−RNTI(またはMCS−C−RNTI)設定を実行できる。上記で導入されたU−RNTI設定の設計によれば、gNBが対応するIEまたはRRCメッセージ中にU−RNTI IE(U−RNTI−Value)を含めるかどうかは、UEがRNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用すべきかどうかの指示を表す。しかしながら、いくつかの事例において、gNBは、無線リソースを浪費する、セル別に、BWP別に、またはチャンネル別に、U−RNTI値をUEに対して示すことを行わなくてもよい。全体的な設定手順をより効率的にするために、セルグループ、セル、BWP、制御チャンネル、またはデータチャンネルのそれぞれについて、複数のIEs(例えばCellGroupConfig、ServingCellConfig、BWP、PDCCH−Config、PDSCH−Config、またはPUSCH−Config IE)に対し、U−RNTI IEを含ませることの繰り返しを大幅に低減することができる2ステップのU−RNTI設定方法を実装してもよい。2ステップのU−RNTI設定方法において、gNBからUEへのU−RNTIの設定は、同一または異なる下りリンクRRCメッセージ/IEに含まれる二つの部分(すなわち、U−RNTI−IおよびU−RNTI−II)に分割されてもよい。
U−RNTI−Iは、UE内の、設定されたセルグループ、セル、BWP、制御チャンネル、またはデータチャンネルの間で共有されるU−RNTI値を示す。U−RNTI−IIはU−RNTI−I(例えばU−RNTI−Value)が、対応するセルグループ、セル、BWP、制御チャンネル、またはデータチャンネルのためのPDCCHブラインド復号化のために適用されるべきかどうかを示してもよい。いくつかの実装形態において、U−RNTI−IIは、ブールパラメータであってもよい:いくつかの例において、1は真で、0は偽である。UEは、U−RNTI−IIブールパラメータが真にセットされるとき、U−RNTI−Iを適用してよく、一方、UEは、ブールパラメータが偽にセットされるとき、U−RNTI−Iを無視してよい。いくつかの態様において、UEは、U−RNTI−IIが存在するとき、U−RNTI−Iを適用することができ、一方、UEは、U−RNTI−IIが存在しないとき、U−RNTI−Iを無視する。
いくつかの例において、U−RNTIを適用すべきかどうかの個々の指示を使用することができる。例えば上記で導入された様々なRNTI設定技術のそれぞれについて、U−RNTI−IおよびU−RNTI−II IEは、それに応じて異なるIEに含めることができる。次に、U−RNTI−IおよびU−RNTI−II IEがどのように配置され得るかを説明する例を説明する。
一例としてセルグループごとであるU−RNTIの設定を使用することにより、UEに対して設定されたセルグループ(例えばMCG、SCGなど)の全てが単一のU−RNTIの値を共有するとき、U−RNTI−I IEは、限定はされないが、RRCReconfigurationメッセージまたはCellGroupConfig情報要素(または他のセルグループ固有IE)に含まれ得るが、CellGroupConfig情報要素、MAC−CellGroupConfig情報要素またはPhysicalCellGroupConfig情報要素に対応するセルグループが、RNTIに基づいたMCS判定ルールを適用するために示される必要がある場合、U−RNTI−II IEは、個別に、CellGroupConfig情報要素、MAC−CellGroupConfig情報要素またはPhysicalCellGroupConfig情報要素のそれぞれに格納されることができる。例えばCellGroupConfig、Mac−CellGroupConfigまたはPhysicalCellGroupConfigに対応するセルグループが、U−RNTI−IIに示されていなかった、またはU−RNTI−IIに偽がセットされている場合、UEは、セルグループにRNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用しないだろう。
一例としてセルごとであるU−RNTIの設定を使用することにより、UEに対して設定されたセルの全てが単一のU−RNTIの値を共有するとき、U−RNTI−I IEは、限定はされないが、RRCReconfigurationメッセージまたはCellGroupConfig IEに含まれることができるが、U−RNTI−II IEは、セルがRNTIに基づいたMCS判定ルールを適用するために示される必要がある場合、個別に、ServingCellConfigまたはServingCellConfigCommon IEに対応する設定されたセルのそれぞれに含まれることができる。例えばServingCellConfigまたはServingCellConfigCommonに対応するセルが、U−RNTI−IIに示されていなかった、またはU−RNTI−IIに偽がセットされている場合、UEは、セルにRNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用しないだろう。
一例としてBWPごとであるU−RNTIの設定を使用することにより、UEに対して設定されたBWPの全てが単一のU−RNTIの値を共有するとき、U−RNTI−I IEは、限定はされないが、RRCReconfigurationメッセージ中、CellGroupConfig IE中、ServingCellConfig IE中または、ServingCellConfigCommon IE中に含まれることができるが、U−RNTI−II IEは、BWPがRNTIに基づいたMCS判定ルールを適用するために示される必要がある場合、個別に、設定されたBWPに対応する、BWP、BWP−Uplink、BWP−UplinkDedicated、BWP−DownlinkまたはBWP−DownlinkDedicated IEにそれぞれに含まれることができる。例えばBWP、BWP−Uplink、BWP−UplinkDedicated、BWP−DownlinkまたはBWP−DownlinkDedicatedに対応するBWPが、U−RNTI−IIに示されていなかった、またはU−RNTI−IIに偽がセットされている場合、UEは、BWPに対しRNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用しないだろう。
一例として制御チャンネルごとであるU−RNTIの設定を使用することにより、UEに対して設定された制御チャンネルの全てが単一のU−RNTIの値を共有するとき、U−RNTI−I IEは、限定はされないが、RRCReconfigurationメッセージ、CellGroupConfig IE、ServingCellConfig IE、BWP IE、BWP−Downlink IE、またはBWP−DownlinkDedicated IE中に含まれることができるが、U−RNTI−II IEは、制御チャンネルがRNTIに基づいたMCS判定ルールを適用するために示される必要がある場合、個別に、設定された制御チャンネルに対応する、PDCCH−ConfigCommon、またはPSCCH−Config IEのそれぞれに含まれることができる。例えばPDCCH−ConfigCommonまたはPDCCH−Configに対応する制御チャンネルが、U−RNTI−IIに示されていなかった、またはU−RNTI−IIに偽がセットされている場合、UEは、BWPにRNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用しないだろう。
一例として下りリンクデータチャンネルごとであるU−RNTIの設定を使用することにより、UEに対して設定された下りリンクデータチャンネルの全てが単一のU−RNTIの値を共有するとき、U−RNTI−I IEは、限定はされないが、RRCReconfigurationメッセージ中、CellGroupConfig IE中、ServingCellConfig IE中、ServingCellConfigCommon IE中、BWP IE中、BWP−Downlink IE中、またはBWP−DownlinkDedicated IE中に含まれることができるが、U−RNTI−II IEは、下りリンクデータチャンネルがRNTIに基づいたMCS判定ルールを適用するために示される必要がある場合、個別に、設定された制御チャンネルのそれぞれに対応する、PDSCH−ConfigCommon、またはPDSCH−Config IEに含まれることができる。例えばPDSCH−ConfigCommonまたはPDSCH−Configに対応する制御が、U−RNTI−IIに示されていなかった、またはU−RNTI−IIに偽がセットされている場合、UEは、下りリンクデータチャンネルにRNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用しないだろう。
図22および図23は、考えられる設定の草案(text proposal:TP)を示す。図22は、セルグループごとに設定されたU−RNTI−I IEを示すTPの一例である。図22に示されるU−RNTI−Iは、U−RNTI−Valueを示し、これは、設定されたセルグループ、セル、BWPs、制御チャンネル、またはデータチャンネルの間で共有される。図23は、下りリンクデータチャンネルごとに設定されたU−RNTI−II IEを示すTPの例である。図23に示されるU−RNTI−IIは、U−RNTI−I(すなわちU−RNTI−Value)が、対応するセルグループ、セル、BWP、制御チャンネル、またはデータチャンネルのためのPDCCHブラインド復号化に適用されるべきかどうかを、示す。U−RNTIが適用されるべきかどうかを個別に示すための上記の態様の一部または全ては、U−RNTI−IおよびU−RNTI−IIの同様の設定を、対応するIEに論理的に適用することができる。
一例として上りリンクデータチャンネルごとであるU−RNTIの設定を使用することにより、UEに対して設定された上りリンクデータチャンネルの全てが単一のU−RNTIの値を共有するとき、U−RNTI−I IEは、限定はされないが、RRC再構成メッセージ中、CellGroupConfig IE中、ServingCellConfig IE中、ServingCellConfigCommon IE中、BWP IE中、BWP−Uplink IE中、またはBWP−UplinkDedicated IE中に含まれることができるが、U−RNTI−II IEは、上りリンクデータチャンネルがRNTIに基づいたMCS判定ルールを適用するために示される必要がある場合、個別に、設定された制御チャンネルのそれぞれに対応するPUSCH−ConfigCommon、またはPUSCH−Config IEに含まれることができる。例えばPUSCH−ConfigCommonまたはPUSCH−Configに対応する制御が、U−RNTI−IIに示されていなかった、またはU−RNTI−IIに偽がセットされている場合、UEは、上りリンクデータチャンネルにRNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用しないだろう。
いくつかの実装形態において、U−RNTI−IIは、設定されたグラントの設定IE(例えば図24に示すようにConfiguredGrantConfig)に含まれてもよいが、U−RNTI−I IEは、RRCReconfigurationメッセージ、CellGroupConfig IE、ServingCellConfig IE、ServingCellConfigCommon IE、BWP IE、BWP−Uplink IE、BWP−UplinkDedicated IE、BWP−Downlink IE、または、BWP−DownlinkDedicated IEに含まれてもよいが、これらに限定されない。設定されたグラントは、サービングセルごとおよび/またはBWPごとにRRCによって設定され得ることに留意されたい。
次に、BLERおよびMCSの設定について説明する。BLERレベル固有RNTIを、本明細書に導入する。例えばNRは、UEがURLLCサービスのために1e−5のBLERのMCSテーブルを適用すべきかどうかを示すことの目的のために、U−RNTIを導入することができる。しかしながら、NRは、様々な変調符号化方式を用いてバンドルする、より低い目標BLERを有するMCSテーブルのより多くのオプションを導入することができる。したがって、より積極的なMCSテーブルの指示方法は、gNBからUEへ判定され得る。例えばgNBは、U−RNTI−I内のU−RNTI−Valueのリストを提供することができる。これは、U−RNTI−I IEがU−RNTIの値のリスト(例えばU−RNTI−Value{Value_1、Value_2、Value_3、Value_4})になることができることを意味する。U−RNTIの値のリスト内の値の各々は、様々な目的(例えばMCSテーブルの様々な目標BLERレベルを暗黙的に示す)を参照することがある。U−RNTIの第3の種類(すなわちU−RNTI−III)は、U−RNTI−I内のどの値がUEに適用されるべきかを示すことができる。例えばU−RNTI−IIIが2ビットストリームである場合、00は、UEがValue_1を適用するべきであることを意味し、01は、UEがValue_2を適用するべきであることを意味し、10は、UEがValue_3を適用するべきであることを意味し、11は、UEがValue_4を適用するべきであることを意味する。U−RNTI−Value内の各値は、対応するMCSテーブルに関係することに留意されたい。Value_1は、対応するMCSテーブル1に関係し、Value_2は、対応するMCSテーブル2に関係し、Value_3は、対応するMCSテーブル3に関係し、Value_4は、対応するMCSテーブル4に関係し得る。4つのMCSテーブルは、目標BLERレベル、または変調符号化レベル(最大変調符号化比率)が異なる場合がある。
いくつかの態様において、UEがSSに基づいたMCS判定ルールを適用するためにgNBによって示される場合、gNBは、MCSテーブルのリストを示すために第一−IEを適用し、第一−IE内のどのMCSテーブルを対応する探索空間に適用すべきかを示すために第二−IEを適用することもできる。CSSとUSSの両方は、CSSとUSSによって適用されるMCSテーブルが同じであることを意味する、単一の第二−IEで示すことができる。あるいはCSSとUSSは、二つの異なる第二−IEsで示すことができ、この場合、CSSとUSSによって適用されるMCSテーブルは同じであるか、異なるものになる。
U−RNTI−IIIは、U−RNTI−IIと組んで配置することができるが、これに限定されないことに留意されたい。あるいはgNBは、U−RNTI−IIIを、何らかの他の対応するIE/RRCメッセージに入れることができる。
BLERおよびMCSは、二つの独立したファクターである。NRがより多様なサービスをサポートしたい場合、NRは、MCS(例えば64QAM、256QAM、または1024QAM)およびBLER(例えば1e−1、1e−5、1e−7、または1e−9)のより多くのオプションを導入することができる。可能性のあるMCSおよびBLERを示す例は、gNBがUEに対するMCSテーブル(例えば現在はNR IE)を示しているのに対し、gNBは、別の独立したIE(例えばBLER_indication)を介してMCSテーブルのBLERを独立に示すことができることである。したがって、UEは、MCSテーブルと新しいBLER_indication IEの両方を参照してMCSテーブルを決定することができる。あるいはgNBがBLERレベル固有U−RNTIを導入することができ、ここで、gNBは、BLERレベル固有U−RNTIの各々のためにMCSを事前に設定する。したがって、UEは、BLERレベル固有U−RNTIのみによって使用するためのMCSテーブルを暗黙的に示すことができる。
いくつかの態様において、gNBは、別の固有BLERレベルのために別の独立したMSCテーブルIEを適用してもよい。例えば1e−1のBLER(例えばMCS−table_eMBB IE)用のMCSテーブル:{64QAMまたは256QAM}、1e−5のBLER(例えばMCS−table_URLLC IE)用のMCSテーブル:{64QAMまたは256QAM}および1e−7のBLER(例えばMCS−table_SomeOtherService IE)用のMCSテーブル:{64QAMまたは256QAM}である。
いくつかの態様において、gNBは、現行のMCSテーブルIE内の範囲/オプションを拡張してもよい。MCSテーブルをUEに設定する前に、gNBは、どの種類のBLERおよびMCSを表現するMCSテーブル内の各オプションについて、UEに事前に通知してもよい。
なお、RNTIに基づいたMCS判定ルールおよびSSに基づいたMCS判定ルールの両方は、単なる例である。いくつかの事例において、他のMCSテーブル判定ルールを適用することもできる。例えばMCS判定ルールをどのように決定するかについての設計は、論理的に採用され、および/またはいくつかの他のMCS判定ルールに拡張されてもよい。
いくつかの態様において、UEに設定されたセルグループのうちの一つが別のgNBまたはeNB(例えばセカンダリノード)から提供され、一方でセルグループがマスターgNBまたはeNBから提供される場合、U−RNTI−Iおよび/またはU−RNTI−IIおよび/またはU−RNTI−III IEsは、マスターgNBからセカンダリノードに送信されてもよく、逆もまた同様である。セカンダリノードは、ここでUEに導入されたそれらの設定情報要素を直接的に設定するか、もしくはマスターgNBまたはeNBから受信する対応する設定に従ってそれらの設定情報要素を設定してもよく、逆もまた同様である。
いくつかの態様において、U−RNTI−Iは、常にRRCReconfigurationメッセージ内に格納されるが、U−RNTI−IIはブールパラメータである。UEは、ブールパラメータが真に設定されるとき、U−RNTI−Iを適用してもよく、そうでなければ、UEは、ブールパラメータが偽に設定されるとき、U−RNTI−Iを無視してもよい。
図25は、本明細書に提供された、いくつかの例に従った、セルグループごとの設定に基づいたU−RNTIを実施するための方法の一例を示すフローチャートである。ステップ2510において、下りリンク無線リソース制御(RRC)メッセージは、ユーザ機器(UE)において受信される。RRCメッセージは、複数の情報要素(IE)を含む。下りリンクRRCメッセージは、UEのためのRRCを設定するために使用される。
ステップ2520において、本方法は、下りリンクRRCメッセージ内の複数のIEのセル固有IEに基づいたUEに関連付けられた無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を判定する。グループ固有IEは、マスターセルグループ(MCG)またはセカンダリセルグループ(SCG)を設定するために使用される。RNTIは、グループ固有IEに基づいて、MCGまたはSCG内のセルのために設定される。セルグループ固有IEは、CellGroupConfig情報要素、MAC−CellGroupConfig情報要素、またはPhysicalCellGroupConfig情報要素を含むことができる。いくつかの態様において、MCGまたはSCGのための設定パラメータは、セルグループ固有IE内で提供される。
いくつかの態様において、RNTIは、変調符号化方式セルRNTI(MCS−C−RNTI)、またはU−RNTIである。いくつかの態様において、本方法は、MCGまたはSCGの一つ以上の物理共有チャンネル上で、UEのための上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングを受信することをさらに含む。いくつかの態様において、上述したように、グループ固有IEを介して設定されているMCS−C−RNTIに対応した上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングに、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールが適用される。いくつかの例において、RNTIに基づいたMCS判定ルールを適用することは、物理下りリンク制御チャンネル(PDCCH)から情報を取得すること、情報中の一つ以上の巡回冗長検査(CRC)ビットがRNTIを用いてスクランブルされることを判定すること、および判定に基づいて第一の変調符号化方式(MCS)テーブルを適用することを含む。いくつかの態様において、PDCCHから得られた情報は、下りリンク制御情報(DCI)を含む。DCIは、RNTIを用いてスクランブルされた一つ以上のCRCビットを含む。いくつかの態様において、第一のMCSテーブルは、第二のMCSテーブルよりも高いチャンネル符号化率に関連付けられる。
図26は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、探索空間に基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するための方法を示すフローチャートである。ステップ2610において、下りリンク制御情報(DCI)は、下りリンクチャンネルから取得される。ステップ2620において、DCIに関連付けられたDCIフォーマットが判定される。ステップ2630において、下りリンクチャンネルに関連付けられた探索空間が共通探索空間(CSS)であるか、端末固有探索空間(USS)であるかが判定される。ステップ2640において、DCIフォーマットおよび探索空間に基づいて、第一の変調符号化方式(MCS)テーブルが適用されるか、または第二のMCSテーブルが適用される。例えば第一のMCSテーブルまたは第二のMCSテーブルは、上りリンクグラントおよび下りリンクデータスケジューリングに適用できる。
いくつかの態様において、DCIフォーマットは、0_0 DCIフォーマットまたは1_0 DCIフォーマットであり、探索空間は、CSSであり、第一のMCSテーブルは、探索空間がCSSであること、およびDCIフォーマットが0_0 DCIフォーマットまたは1_0 DCIフォーマットであることに基づいて適用される。いくつかの態様において、第一のMCSテーブルは、図4に示されたような、64直交振幅変調(64QAM)MCSテーブルである。いくつかの態様において、第一のMCSテーブルは、図5に示されるように、256直交振幅変調(256QAM)MCSテーブルである。
いくつかの態様において、DCIフォーマットは、0_0 DCIフォーマット、1_0 DCIフォーマット、0_1 DCIフォーマット、または1_1 DCIフォーマットであり、探索空間はUSSであり、第二のMCSテーブルは、探索空間がUSSであること、およびDCIフォーマットが0_0 DCIフォーマット、1_0 DCIフォーマット、0_1 DCIフォーマット、または1_1 DCIフォーマットであることに基づいて適用される。いくつかの態様において、第二のMCSテーブルは、第一のMCSテーブルよりも高いチャンネル符号化率に関連付けられ、および/または10−5のBLERのために設計される。いくつかの態様において、第二のMCSテーブルは、図3に示されるように、超高信頼低遅延通信(URLLC)−MCSテーブルである。
図27は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するための方法を示すフローチャートである。ステップ2710において、物理下りリンク制御チャンネル(PDCCH)から情報が取得される。ステップ2720で、情報内の一つ以上の巡回冗長検査(CRC)ビットは、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を用いてスクランブルされるために判定される。ステップ2730において、情報中の一つ以上のCRCビットがRNTIを用いてスクランブルされるという判定に基づいて、第一の変調符号化方式(MCS)テーブルが適用される。
いくつかの例において、PDCCHから得られた情報は、下りリンク制御情報(DCI)を含む。DCIは、RNTIを用いてスクランブルされた一つ以上のCRCビットを含む。いくつかの態様において、本方法は、RNTIを用いてDCIをスクランブル解除することをさらに含む。
いくつかの例において、第一のMCSテーブルは、第二のMCSテーブルよりも高いチャンネル符号化率に関連付けられ、および/または10−5のBLERのために設計される。いくつかの態様において、第一のMCSテーブルは、図3に示されるように、超高信頼低遅延通信(URLLC)−MCS(U−MCS)テーブルである。
いくつかの例において、本方法は、追加のPDCCHの情報中の一つ以上のCRCビットは、RNTIを用いてスクランブルされていないことを判定すること、およびこの判定に基づいた第二のMCSテーブルを適用することをさらに含む。いくつかの態様において、第一のMCSテーブルは、第二のMCSテーブルよりも高いチャンネル符号化率に関連付けられ、図3に示されるように、U−MCSテーブルを含むことができる。
いくつかの例において、方法2500、2600、および2700は、図28に示されるコンピューティングデバイスアーキテクチャ2800を有するコンピューティングデバイスといったコンピューティングデバイスまたは装置によって実行されてもよい。コンピューティングデバイスは、UEまたは他の適切なデバイスを含むことができる。いくつかの事例において、コンピューティングデバイスまたは装置は、入力デバイス、出力デバイス、一つ以上のプロセッサ、一つ以上のマイクロプロセッサ、一つ以上のマイクロコンピュータ、または方法2500、2600、2700のステップを実行するために構成された他の構成要素を含むことができる。コンピューティングデバイスは、ディスプレイ、データを通信および/または受信するために構成されたネットワークインターフェース、それらの任意の組合せ、および/または他の構成要素(複数可)をさらに含んでもよい。ネットワークインターフェースは、電気通信に基づいたデータまたは他の種類のデータを通信および/または受信するために構成してもよい。
方法2500、2600、および2700は、論理フロー図として示され、その動作は、ハードウェア、コンピュータ命令、またはそれらの組合せで実装され得る動作のシーケンスを表現する。コンピュータ命令の文脈において、動作は、一つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記動作を実行する、一つ以上のコンピュータ読み取り可能記憶媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を表現する。一般に、コンピュータ実行可能命令は、特定の機能を実行するか、または特定のデータの種類を実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造などを含む。動作が説明される順序は、限定として解釈されることを意図されておらず、説明される動作の任意の数は、プロセスを実装するために任意の順序および/または並列に組み合わせることができる。
さらに、方法2500、2600、および2700は、実行可能命令を用いて構成された一つ以上のコンピュータシステムの制御下で実行されてもよく、一つ以上のプロセッサ上で集合的に実行するコード(例えば実行可能命令、一つ以上のコンピュータプログラム、または一つ以上のアプリケーション)として、ハードウェアによって、またはそれらの組合せとして実装されてもよい。上述したように、コードは例えば一つ以上のプロセッサによって実行可能な複数の命令を含むコンピュータプログラムの形態で、コンピュータ読み取り可能または機械読み取り可能な記憶媒体に記憶することができる。コンピュータ読み取り可能または機械読み取り可能な記憶媒体は、一時的なものでなくてもよい。
図28は、本明細書で説明する様々な技術を実装することができる例示的なコンピューティングデバイスの例示的なコンピューティングデバイスアーキテクチャ2800を示す。コンピューティングデバイスアーキテクチャ2800の構成要素は、バスといった、接続2805を使用して互いに電気通信するように示されている。例としてのコンピューティングデバイスアーキテクチャ2800は、読み取り専用メモリ(ROM)2820およびランダムアクセスメモリ(RAM)2825といった、コンピューティングデバイスメモリ2815を含んでいる様々なコンピューティングデバイスの構成要素をプロセッサ2810に結合するプロセッサユニット(CPUまたはプロセッサ)2810およびコンピューティングデバイス接続2805を含む。
コンピューティングデバイスアーキテクチャ2800は、プロセッサ2810に近接して直接接続された、またはその一部として集積された高速メモリのキャッシュを含むことができる。コンピューティングデバイスアーキテクチャ2800は、プロセッサ2810による迅速なアクセスのために、メモリ2815および/または記憶デバイス2830からキャッシュ2812にデータをコピーすることができる。このようにして、キャッシュは、データを待つ間、プロセッサ2810の遅延を回避する性能向上を提供することができる。これらおよび他のモジュールは、プロセッサ2810を制御して様々な動作を実行するように制御または構成することができる。他のコンピューティングデバイスメモリ2815も同様に使用可能であってよい。メモリ2815は、異なる性能特性を有する複数の異なる種類のメモリを含むことができる。プロセッサ2810は、プロセッサ2810を制御するように構成された記憶デバイス2830に記憶されたサービス1 2832、サービス2 2834、サービス3 2836といった任意の汎用プロセッサおよびハードウェアまたはソフトウェアサービス、ならびにソフトウェア命令がプロセッサ設計に組み込まれる特殊目的プロセッサを含むことができる。プロセッサ2810は、複数のコアまたはプロセッサ、バス、メモリコントローラ、キャッシュメモリを含む自己格納型システムであってもよい。マルチコアプロセッサは、対称であっても非対称であってもよい。
コンピューティングデバイスアーキテクチャ2800を用いてユーザ対話を可能にするために、入力デバイス2845は、発話のためのマイクロフォン、ジェスチャまたはグラフィカル入力のためのタッチセンシティブスクリーン、キーボード、マウス、モーション入力、発話など、任意の数の入力機構として表すことができる。出力デバイス2835はまた、ディスプレイ、プロジェクタ、テレビ、スピーカデバイスなど、当業者に知られているいくつかの出力メカニズムのうちの一つ以上とすることができる。ある場合において、マルチモーダルコンピューティングデバイスは、ユーザにコンピューティングデバイスアーキテクチャ2800と通信するために、複数の種類の入力を提供することを可能にすることができる。通信インターフェース2840は一般に、ユーザ入力およびコンピューティングデバイス出力を制御および管理することができる。特定のハードウェア構成での操作に制限はなく、したがって、ここに記載されている基本的な機能は、開発時に改良されたハードウェアまたはファームウェア構成に簡単に代わってもよい。
記憶デバイス2830は、不揮発性メモリであり、磁気カセット、フラッシュメモリカード、固体状メモリデバイス、デジタル多用途ディスク、カートリッジ、ランダムアクセスメモリ(RAMs)2825、読み取り専用メモリ(ROM)2820、およびそれらの混合といった、コンピュータによってアクセス可能なデータを記憶することができるハードディスクまたは他の種類のコンピュータ読み取り可能な媒体とすることができる。記憶デバイス2830は、プロセッサ2810を制御するためのサービス2832、2834、2836を含むことができる。他のハードウェアまたはソフトウェアモジュールは、考慮される。記憶デバイス2830は、コンピューティングデバイス接続2805に接続することができる。一態様において、特定の機能を実行するハードウェアモジュールは、その機能を実行するために、プロセッサ2810、接続2805、出力デバイス2835などといった必要なハードウェア構成要素に関連して、コンピュータ読み取り可能媒体に記憶されたソフトウェア構成要素を含むことができる。
用語「コンピュータ読み取り可能媒体」は、携帯または非携帯の記憶デバイス、光記憶デバイス、ならびに命令(複数可)および/またはデータを記憶すること、格納すること、または搬送することができる様々な他の媒体を含むが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能媒体は、データを記憶することができ、ワイヤレスまたはワイヤ接続を介して伝搬する搬送波および/または一時的電子信号を含まない非一時的媒体を含むことができる。非一時的媒体の例は、磁気ディスクまたはテープ、コンパクトディスク(CD)またはデジタル多用途ディスク(DVD)などの光記憶媒体、フラッシュメモリ、メモリ、またはメモリデバイスを含んでもよいが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能媒体はその上に、プロシージャ、関数、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、クラス、もしくは命令、データ構造、またはプログラム文の任意の組み合わせを表すことができるコードおよび/またはマシン実行可能命令を記憶してもよい。コードセグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、またはメモリ内容を渡し、および/または受信することによって、別のコードセグメントまたはハードウェア回路に結合されてもよい。情報、引数、パラメータ、データなどは、メモリシェアリング、メッセージパッシング、トークンパッシング、ネットワークトランスミッションなどを含む任意の好適な手段を介して渡され、転送され、または送信されてもよい。
いくつかの実施形態において、コンピュータ読み取り可能記憶デバイス、媒体、およびメモリは、ビットストリームなどといったものを格納するケーブルまたはワイヤレス信号を含むことができる。しかしながら、このとき、非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体は、エネルギー、搬送波信号、電磁波、および信号自体などといった媒体を明示的に除外する。
本明細書で提供される実施形態および例の完全な理解を提供するために、具体的な詳細が上記の説明で提供される。しかし、当業者であれば、これらの具体的な詳細なしに実施形態を実施できることを理解されるであろう。説明を明確にするために、いくつかの例において、本技術がデバイス、デバイス構成要素、ソフトウェアで具体化された方法におけるステップまたはルーチン、またはハードウェアとソフトウェアの組合せを含む機能ブロックを含む個々の機能ブロックを含むものとして提示することができる。追加の構成要素は、図面に示され、および/または本明細書に記載されるもの以外に使用されてもよい。例えば回路、システム、ネットワーク、プロセス、および他の構成要素は、不必要な詳細で実施形態を不明瞭にしないために、ブロック図形式で構成要素として示され得る。他の例において、周知の回路、プロセス、アルゴリズム、構造、および技術は実施形態を曖昧にすることを回避するために、不必要な詳細なしに示され得る。
個々の実施形態は、フローチャート、フロー図、データフロー図、構造図、またはブロック図として示されるプロセスまたは方法として上記で説明されてもよい。フローチャートは、動作を順次プロセスとして説明することができるが、動作の多くは並行して、または同時に実行することができる。さらに、動作の順序は、再配置されてもよい。プロセスは、その動作が完了したときに終了するが、図に含まれていない追加のステップを有することができる。プロセスは、メソッド、関数、プロシージャ、サブルーチン、サブプログラムなどに対応してもよい。プロセスが関数に対応するとき、その終了は、呼び出し元の関数または主な関数への関数の戻り値に対応することができる。
上述の例によるプロセスおよび方法は、コンピュータ読み取り可能媒体から記憶されるか、または別の方法で利用可能なコンピュータ実行可能命令を使用して実現することができる。このような命令は例えば、汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、または特定の機能または機能のグループを実行するための処理デバイスを引き起こすか、または別の方法で構成する命令およびデータを含むことができる。使用されるコンピュータリソースの一部は、ネットワーク経由でアクセス可能である。コンピュータ実行可能命令は例えば、バイナリ、アセンブリ言語、ファームウェア、ソースコードなどといった中間フォーマット命令であってもよい。記載された例に従った方法の間に作成される命令、使用される情報、および/または情報を記憶するために使用され得るコンピュータ読み取り可能媒体の例は、磁気または光ディスク、フラッシュメモリ、不揮発性メモリを備えたUSBデバイス、ネットワーク接続された記憶デバイスなどを含む。
これらの開示に従ったプロセスおよび方法を実装するデバイスは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはこれらの任意の組み合わせを含むことができ、様々なフォームファクタのいずれかを含むことができる。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、またはマイクロコードで実装される場合、必要なタスク(例えばコンピュータプログラム製品)を実行するためのプログラムコードまたはコードセグメントは、コンピュータ読み取り可能媒体または機械読み取り可能媒体に格納されてもよい。プロセッサは、必要なタスクを実行してよい。フォームファクタの典型的な例は、ラップトップ、スマートフォン、携帯電話、タブレットデバイスまたは他のスモールフォームファクタパーソナルコンピュータ、携帯情報端末、ラックマウントデバイス、スタンドアロンデバイスなどを含む。本明細書で説明される機能は、周辺機器またはアドインカード内で実施することもできる。そのような機能性は、さらなる例として、異なるチップ間の回路基板上で、または単一のデバイス内で実行される異なるプロセス上で実装することもできる。
命令、そのような命令を伝達するための媒体、それらを実行するためのコンピューティングリソース、およびそのようなコンピューティングリソースをサポートするための他の構造は、本開示に記載される機能を提供するための例示的な手段である。
前述の説明において、本出願の態様は、その特定の実施形態を参照して説明されているが、当業者は本出願がそれに限定されないことを認識するであろう。したがって、本出願の例示的な実施形態を本明細書で詳細に説明してきたが、本発明の概念は、別の方法で様々に具現化され、使用されてもよく、添付の特許請求の範囲は先行技術によって限定される場合を除いて、そのような変形形態を含むと解釈されることが意図されることを理解されたい。上述の出願の様々な特徴および態様は、個別にまたは共に使用されてもよい。さらに、実施形態は、本明細書のより広い精神および範囲から逸脱することなく、本明細書に記載されたものを超える任意の数の環境および適用において利用することができる。したがって、本明細書および図面は、限定ではなく例示とみなされるべきである。例示の目的のために、方法を特定の順序で記載した。代替の実施形態において、本方法が記載された順序とは異なる順序で実行されてもよいことを理解されたい。
当業者は、本明細書の範囲から逸脱することなく、本明細書で使用されるより少ない(「<」)およびより多い(「>」)記号または用語を、それぞれ、より少ないまたは等しい(「≦」)およびより多いまたは等しい(「≧」)記号で置き換えることができることを理解するのであろう。
構成要素が特定の動作を実行するように「構成される」として説明される場合、そのような構成は例えば、動作を実行するように電子回路または他のハードウェアを設計することによって、動作を実行するようにプログラマブル電子回路(例えばマイクロプロセッサ、または他の適切な電子回路)をプログラミングすることによって、またはそれらの任意の組合せによって、達成され得る。
「結合される」という語句は、直接的または間接的に別の構成要素に物理的に接続される任意の構成要素、および/または直接的または間接的に別の構成要素と通信する(例えば有線または無線接続、および/または他の適切な通信インターフェースを介して他の構成要素に接続される)任意の構成要素を指す。
「少なくとも一つ」のセットを列挙するクレーム言語または他の言語は、セットの一つのメンバまたはセットの複数のメンバがクレームを満たすことを示す。例えば「AおよびBのうちの少なくとも一つ」を列挙するクレーム言語は、A、B、またはAおよびBを意味する。
本明細書で開示される実施形態に関連して説明される様々な実例となる論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せとして実装されてよい。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明白に示すために、さまざまな実例となる構成要素、ブロック、モジュール、回路およびステップは、それらの機能の点から上記で一般的に説明した。このような機能をハードウェアまたはソフトウェアで実装するか否かは、特定の適用およびシステムに課される設計上の制約次第である。当業者は、説明された機能性を、特定のアプリケーションごとに様々な方法で実装することができるが、そのような実装の決定は、本出願の範囲からの逸脱を引き起こすものとして解釈されるべきではない。
本明細書で説明する技術は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装されてもよい。そのような技術は、汎用コンピュータ、無線通信デバイスハンドセット、または無線通信デバイスハンドセットおよび他のデバイスにおけるアプリケーションを含む複数の用途を有する集積回路デバイスなど様々なデバイスのうちの任意のものにおいて実装され得る。モジュールまたは構成要素として記載される任意の特徴は、集積論理デバイスにおいて共に、または個別であるが相互運用可能な論理デバイスとして別々に実装されてもよい。ソフトウェアで実装される場合、本技術は、少なくとも一部が実行されると、上述の一つ以上の方法を実行する命令を含むプログラムコードを含むコンピュータ読み取り可能データ記憶媒体によって実現されてもよい。コンピュータ読み取り可能データ記憶媒体は、パッケージング材料を含むことができるコンピュータプログラム製品の一部を形成することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)といった、または同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気または光データ記憶媒体などといった、データ記憶媒体を含むことができる。本技術は追加的に、または代替的に、命令またはデータ構造の形態でプログラムコードを搬送または通信し、伝搬された信号または波などといった、コンピュータによってアクセス、読み取り、および/または実行することができるコンピュータ読み取り可能通信媒体によって、少なくとも部分的に実現することができる。
プログラムコードは、一つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルロジックアレイ(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、または他の同等の集積またはディスクリート論理回路などといった、一つ以上のプロセッサを含んでよいプロセッサによって実行することができる。そのようなプロセッサは、本開示で説明される技術のいずれかを実行するように構成されてよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、代替的には、プロセッサが従来の任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、例えばDSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと接続された一つ以上のマイクロプロセッサ、または他のそのような構成として実装されてよい。したがって、本明細書で使用される「プロセッサ」という用語は、前述の構造のいずれか、前述の構造の任意の組み合わせ、または本明細書で説明される技術の実装に適した他の構造または装置を指すことができる。
図1は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、データストリームを通信するためのネットワークを示す。
図2は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、複数のRANにサービスを提供するワイヤレスネットワークを備える5Gネットワークアーキテクチャを示す。
図3は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、高い信頼性の送信用のMCSテーブルの例である。
図4は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、通常の信頼性の送信用の64QAMのためのMCSテーブルの例である。
図5は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、通常の信頼性の送信用の256QAMのためのMCSテーブルの例である。
図6は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、SSに基づいたMCSテーブル判定ルールである。
図7は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールである。
図8は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、どのMCSテーブル判定ルールを適用するかを決定するための方法を示すフローチャートである。
図9は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、UEごとに設定されたU−RNTI IEの草案(TP)の例である。
図10は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、セルグループごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
図11は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、セルグループごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
図12は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、セルグループごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
図13は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、セルごとに設定されたTP U−RNTI IEのTPの例である。
図14は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、セルごとに設定されたTP U−RNTI IEのTPの例である。
図15は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、BWPごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
図16は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、制御チャンネルごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
図17は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、制御チャンネルごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
図18は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、下りリンクデータチャンネルごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
図19は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、下りリンクデータチャンネルごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
図20は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、上りリンクデータチャンネルごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
図21は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、上りリンクデータチャンネルごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
図22は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、セルグループごとに設定されたU−RNTI IEのTPの例である。
図23は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、下りリンクデータチャンネルごとに設定されたU−RNTI−II IEのTPの例である。
図24は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、構成されたグラントIEのためのU−RNTI−IIのTPの例である。
図25は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、セルグループ毎のU−RNTIに基づいた設定を実行するための方法の例を示すフローチャートである。
図26は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、探索空間に基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するための方法の例を示すフローチャートである。
図27は、本明細書で提供されるいくつかの例に従った、RNTIに基づいたMCSテーブル判定ルールを適用するための方法の例を示すフローチャートである。
図28は、本明細書で説明される様々な技術を実装することができるコンピューティングデバイスの例としてのコンピューティングデバイスアーキテクチャである。