本出願は、ネットワークデバイスによってデータチャネルをスケジュールするフレキシビリティを改善するために、リソース表示値を取得するための方法および装置を提供する。
第1の態様によれば、リソース表示値を取得するための方法が提供され、本方法は、ダウンリンク制御情報(DCI)を受信するステップであって、DCIはリソース表示値(RIV)nを含み、第1のRIV nのビットの量は、第1の帯域幅パート(BWP)に基づいて決定され、DCIは、第2のBWPに配置されたデータチャネルをスケジュールするために使用される、ステップと、第1のRIV nに基づいて第2のRIV rを決定するステップであって、
または
であり、aは正の数であり、bは正の整数である、ステップと、第2のRIV rに基づいて、データチャネルによって占有されるリソースを決定するステップとを含む。
任意選択で、第2のRIV rに基づいて、データチャネルによって占有されるリソースを決定するステップは、第2のRIV rおよび第2のBWPの帯域幅
に基づいて、データチャネルによって占有されるリソースを決定するステップを含む。
任意選択で、aは、第1のBWPの帯域幅
および第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定される。
任意選択で、a=2kであり、k=k2−k1であり、k2は、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量であり、k1は、第1のRIV nのビットの量である。
任意選択で、k1は、第1のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
であり、k2は、第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
である。
任意選択で、k1は、第1のBWPの帯域幅
、および第1のBWP中のリソースブロックグループ(RBG)中に含まれる仮想リソースブロック(VRB)の量P1に基づいて決定され、
であり、k2は、第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
である。
任意選択で、a=2kであり、
であり、Mは、第1のRIV nのビットの量によって表されることが可能なステータスの総量であり、Nは、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるステータスの総量である。
任意選択で、
またはa=N/Mであり、Mは、第1のRIV nのビットの量によって表されることが可能なステータスの総量であり、Nは、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるステータスの総量である。
任意選択で、M=2k1であり、k1は、第1のRIV nのビットの量である。
任意選択で、Nは、第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
である。
任意選択で、Nは、第2のBWPの帯域幅
およびスケジューリング粒度P2に基づいて決定され、
である。
任意選択で、
であるとき、bは、bが、上位レイヤシグナリングを使用することによって構成されるか、またはbが、端末デバイスのために構成されたパラメータに基づいて決定される、のうちの1つを満たす。
任意選択で、
であり、nUEは、端末デバイスのために構成されたパラメータである。
任意選択で、
であるとき、b=−b1+b2であり、b1は、b1が、上位レイヤシグナリングを使用することによって構成されるか、またはb1が、端末デバイスのために構成されたパラメータに基づいて決定される、のうちの1つを満たし、b2=N−1であり、Nは、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるステータスの総量である。
第2の態様によれば、リソース表示値を取得するための方法が提供され、本方法は、第2のリソース表示値(RIV)rを決定するステップであって、第2のRIV rは、第2の帯域幅パート(BWP)に配置されたデータチャネルによって占有されるリソースを示すために使用され、第2のRIV rに必要とされるビットの量は、第2のBWPに基づいて決定される、ステップと、第2のRIV rに基づいて第1のRIV nを決定するステップであって、
または
であり、aは正の数であり、bは正の整数である、ステップと、ダウンリンク制御情報(DCI)を送るステップであって、DCIは、第1のRIV nを含み、DCIは、第2のBWPに配置されたデータチャネルをスケジュールするために使用される、ステップとを含む。
任意選択で、第2のリソース表示値(RIV)rを決定するステップは、第2のBWPの帯域幅
に基づいて第2のRIV rを決定するステップを含む。
任意選択で、aは、第1のBWPの帯域幅
および第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定される。
任意選択で、a=2kであり、k=k2−k1であり、k2は、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量であり、k1は、第1のRIV nのビットの量である。
任意選択で、k1は、第1のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
であり、k2は、第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
である。
任意選択で、k1は、第1のBWPの帯域幅
、および第1のBWP中のリソースブロックグループ(RBG)中に含まれる仮想リソースブロック(VRB)の量P1に基づいて決定され、
であり、k2は、第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
である。
任意選択で、a=2kであり、
であり、Mは、第1のRIV nのビットの量によって表されることが可能なステータスの総量であり、Nは、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるステータスの総量である。
任意選択で、
またはa=N/Mであり、Mは、第1のRIV nのビットの量によって表されることが可能なステータスの総量であり、Nは、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるステータスの総量である。
任意選択で、M=2k1であり、k1は、第1のRIV nのビットの量である。
任意選択で、Nは、第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
である。
任意選択で、Nは、第2のBWPの帯域幅
およびスケジューリング粒度P2に基づいて決定され、
である。
任意選択で、
であるとき、bは、bが、上位レイヤシグナリングを使用することによって構成されるか、またはbが、端末デバイスのために構成されたパラメータに基づいて決定される、のうちの1つを満たす。
任意選択で、
であり、nUEは、端末デバイスのために構成されたパラメータである。
任意選択で、
であるとき、b=−b1+b2であり、b1は、b1が、上位レイヤシグナリングを使用することによって構成されるか、またはb1が、端末デバイスのために構成されたパラメータに基づいて決定される、のうちの1つを満たし、b2=N−1であり、Nは、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるステータスの総量である。
第3の態様によれば、リソース表示値を取得するための方法が提供され、本方法は、ダウンリンク制御情報(DCI)を受信するステップであって、DCIはリソース表示値(RIV)を含み、RIVのビットの量は、第1の帯域幅パート(BWP)に基づいて決定され、DCIは、第2のBWPに配置されたデータチャネルをスケジュールするために使用される、ステップと、RIVおよび第1のBWPの帯域幅に基づいて、データチャネルによって占有されるリソースを決定するステップとを含む。
任意選択で、RIVおよび第1のBWPの帯域幅に基づいて、データチャネルによって占有されるリソースを決定するステップは、RIVおよび第1のBWPの帯域幅
に基づいて第1の番号V1および第1の長さL1を決定するステップと、第1の番号V1およびオフセット値に基づいて第2の番号V2を決定するステップと、第2の番号V2および第1の長さL1に基づいて、データチャネルによって占有されるリソースを決定するステップとを含む。
任意選択で、RIVおよび第1のBWPの帯域幅に基づいて、データチャネルによって占有されるリソースを決定するステップは、RIVおよび第1のBWPの帯域幅
に基づいて第1の番号V1および第1の長さL1を決定するステップと、第1の番号V1に基づいて第2の番号V2を決定するステップであって、
である、ステップと、第1の長さL1に基づいて第2の長さL2を決定するステップであって、
であり、Kは正の数である、ステップと、第2の番号V2および第2の長さL2に基づいて、データチャネルによって占有されるリソースを決定するステップとを含む。
任意選択で、Kは、第1のBWPの帯域幅
および第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
である。
任意選択で、K=1である。
任意選択で、オフセット値noffsetは、上位レイヤシグナリングを使用することによって構成されるか、またはオフセット値noffsetは、第1のBWPの周波数領域開始位置と、第2のBWPの周波数領域開始位置との間の差である。
第4の態様によれば、周波数領域リソース表示値を取得するための方法が提供され、本方法は、ダウンリンク制御情報(DCI)を受信するステップであって、DCIは周波数領域リソース割振り情報を含み、周波数領域リソース割振り情報のビットの量は、第1の帯域幅パート(BWP)に基づいて決定され、DCIは、第2のBWPに配置されたデータチャネルをスケジュールするために使用される、ステップと、周波数領域リソース割振り情報のビットの量k1が、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量k2よりも少ないとき、第2のBWPのリソースブロックグループ(RBG)構成を変更し、第2のBWPのRBGの粒度を増加させるステップと、周波数領域リソース割振り情報に基づいて、データチャネルによって占有されるリソースを決定するステップとを含む。
任意選択で、第2のBWPのRBGの粒度を増加させるステップは、第2のBWPのRBG構成が第1のRBG構成であるとき、第2のBWPのリソースブロックグループ(RBG)構成を第2のRBG構成に変更するステップを含む。
任意選択で、周波数領域リソース割振り情報のビットの量k1が、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量k2よりも少ないとき、第2のBWPのRBGの粒度を増加させるステップは、周波数領域リソース割振り情報のビットの量k1が、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量k2よりも少なく、第2のBWPのRBGの粒度が最大値でないとき、第2のBWPのRBGの粒度を増加させるステップを含む。
任意選択で、k1は、第1のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
であり、k2は、第2のBWPの帯域幅
、および第2のBWPのRBG中に含まれるVRBの量P2に基づいて決定され、
である。
任意選択で、k1は、第1のBWPの帯域幅
、および第1のBWPのRBG中に含まれるVRBの量P1に基づいて決定され、
であり、k2は、第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
である。
第5の態様によれば、周波数領域リソース表示値を取得するための方法が提供され、本方法は、周波数領域リソース割振り情報を決定するステップであって、周波数領域リソース割振り情報は、第2の帯域幅パート(BWP)に配置されたデータチャネルによって占有されるリソースを示すために使用され、周波数領域リソース割振り情報に必要とされるビットの量は、第2のBWPに基づいて決定される、ステップと、周波数領域リソース割振り情報のビットの量k1が、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量k2よりも少ないとき、第2のBWPのリソースブロックグループ(RBG)構成を変更し、第2のBWPのデータチャネルのRBGの粒度を増加させるステップと、ダウンリンク制御情報(DCI)を送るステップであって、DCIは周波数領域リソース割振り情報を含み、DCIは、第2のBWPに配置されたデータチャネルをスケジュールするために使用される、ステップとを含む。
任意選択で、第2のBWPのRBGの粒度を増加させるステップは、第2のBWPのRBG構成が第1のRBG構成であるとき、第2のBWPのリソースブロックグループ(RBG)構成を第2のRBG構成に変更するステップを含む。
任意選択で、k1は、第1のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
であり、k2は、第2のBWPの帯域幅
、および第2のBWPのRBG中に含まれるVRBの量P2に基づいて決定され、
である。
任意選択で、k1は、第1のBWPの帯域幅
、および第1のBWPのRBG中に含まれるVRBの量P1に基づいて決定され、
であり、k2は、第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
である。
第6の態様によれば、周波数領域リソース表示値を取得するための方法が提供され、本方法は、ダウンリンク制御情報(DCI)を受信するステップであって、DCIは周波数領域リソース割振り情報を含み、周波数領域リソース割振り情報のビットの量は、第1の帯域幅パート(BWP)に基づいて決定され、DCIは、第2のBWPに配置されたデータチャネルをスケジュールするために使用される、ステップと、周波数領域リソース割振り情報に基づいてリソース表示値(RIV)rを決定するステップであって、RIV rは
または
を満たし、aは正の数であり、bは正の整数であり、nは、周波数領域リソース割振り情報に対応する値である、ステップと、RIV rに基づいて、データチャネルによって占有されるリソースを決定するステップとを含む。
第7の態様によれば、リソース表示値を取得するための方法が提供され、本方法は、リソース表示値(RIV)rを決定するステップであって、RIV rは、第2の帯域幅パート(BWP)に配置されたデータチャネルによって占有されるリソースを示すために使用され、RIV rに必要とされるビットの量は、第2のBWPに基づいて決定される、ステップと、RIV rに基づいて周波数領域リソース割振り情報nを決定するステップであって、
または
であり、aは正の数であり、bは正の整数である、ステップと、ダウンリンク制御情報(DCI)を送るステップであって、DCIは周波数領域リソース割振り情報nを含み、DCIは、第2のBWPに配置されたデータチャネルをスケジュールするために使用される、ステップとを含む。
第8の態様によれば、リソース表示値を取得するための装置が提供され、本装置は、通信デバイス(たとえば、端末デバイスもしくはネットワークデバイス)であり得るか、または通信デバイス内のチップであり得る。本装置は、処理ユニットおよびトランシーバユニットを含み得る。本装置が通信デバイスであるとき、処理ユニットはプロセッサであり得、トランシーバユニットはトランシーバであり得る。通信デバイスは記憶ユニットをさらに含み得、記憶ユニットはメモリであり得る。記憶ユニットは、命令を記憶するように構成される。処理ユニットは、記憶ユニットに記憶された命令を実行し、それにより、通信デバイスは、第1の態様から第8の態様のいずれか1つにおける方法およびその任意選択の実装を実施する。本装置が通信デバイス内のチップであるとき、処理ユニットはプロセッサであり得、トランシーバユニットは、入出力インターフェース、ピン、回路などであり得る。処理ユニットは、記憶ユニットに記憶された命令を実行し、それにより、通信デバイスは、第1の態様から第7の態様のいずれか1つにおける方法およびその任意選択の実装を実施する。記憶ユニットは、チップ内の(レジスタもしくはキャッシュなどの)記憶ユニットであり得るか、または通信デバイス内のおよびチップ外の(読取り専用メモリもしくはランダムアクセスメモリなどの)記憶ユニットであり得る。
第9の態様によれば、リソース表示値を取得するための装置が提供され、本装置はメモリおよびプロセッサを含み、メモリは命令を記憶し、命令がプロセッサによって実行されたとき、本装置は、第1の態様から第7の態様のいずれか1つにおける方法およびその任意選択の実装を実施する。本装置はチップまたはチップシステムであり得る。
第10の態様によれば、メモリおよびプロセッサを含む、チップまたはチップシステムが提供される。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出し、コンピュータプログラムを実行するように構成され、それにより、チップまたはチップシステムがその上に設置された(端末デバイスまたはネットワークデバイスなどの)通信デバイスは、第1の態様から第7の態様のいずれか1つにおける方法およびその任意選択の実装を実施する。
第11の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供され、コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードが、(端末デバイスまたはネットワークデバイスなどの)通信デバイスのトランシーバユニット、処理ユニット、トランシーバ、またはプロセッサによって実行されたとき、通信デバイスは、第1の態様から第7の態様のいずれか1つにおける方法およびその任意選択の実装を実施する。
第12の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを記憶する。プログラムは、(端末デバイスまたはネットワークデバイスなどの)通信デバイスが、第1の態様から第7の態様のいずれか1つにおける方法およびその任意選択の実装を実施することを可能にする。
第13の態様によれば、ネットワークシステムが提供され、ネットワークシステムは、第8の態様における端末デバイスおよび第8の態様におけるネットワークデバイスを含む。
第5世代無線アクセスシステム規格、すなわち、新無線(new radio、NR)では、周波数領域における基本ユニットは、1つのサブキャリアであり、サブキャリア間隔は、15KHz、30KHzなどであり得る。NR物理レイヤでは、アップリンク/ダウンリンク周波数領域リソースのユニットは、物理リソースブロック(physical resource block、PRB)であり、各PRBは、周波数領域において12個の連続するサブキャリアを含む。図1は、ダウンリンク時間周波数リソースグリッドを示す。図1に示されているように、リソースグリッド中の各要素はリソース要素(resource element、RE)と呼ばれ、REは、最小の物理リソースであり、1つの直交周波数分割多重化(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)シンボル中に1つのサブキャリアを含む。アップリンク時間周波数リソースグリッドは、ダウンリンク時間周波数リソースグリッドと同様である。NRにおけるアップリンク/ダウンリンクリソーススケジューリングの基本時間ユニットは、1つのスロット(slot)である。通常、1つのスロットは、時間領域において14個のOFDMシンボルを含む。
ネットワークデバイスは、端末デバイスのために1つまたは複数のアップリンク/ダウンリンク帯域幅パート(bandwidth part、BWP)を構成してよく、BWPは、周波数領域において連続するPRBを含み、BWPは、端末デバイスの帯域幅における1つのサブセットである。周波数領域におけるBWPの最小の粒度は、1つのPRBである。ネットワークデバイスは、端末デバイスのために1つまたは複数のBWPを構成してよく、図2に示されているように、複数のBWPが周波数領域において重複(overlap)することがある。
ネットワークデバイスは、端末デバイスのために、構成された帯域幅パートの1つのアップリンク/ダウンリンクBWPをアクティブにし、アクティブにされたダウンリンクBWP中で端末デバイスに物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)および物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を送り得る。端末デバイスは、アクティブにされたアップリンクBWP中でネットワークデバイスに物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)および物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)を送る。正しくPDSCHを受信するかまたはPUSCHを送るために、端末デバイスは、最初にPDCCHを復調する必要がある。PDCCH上で搬送されるダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)は、BWP中でPDSCH/PUSCHによって使用されるPRBの周波数領域位置を示すことができる情報、すなわち、アップリンク/ダウンリンク周波数領域リソース割振り(resource allocation、RA)情報を含む。
NRでは、DCI中の周波数領域RA情報フィールドは、アップリンク/ダウンリンク周波数領域RA情報を示すために使用され、情報フィールドのサイズ(すなわち、使用されるビットの量)は、BWPの対応する帯域幅、および対応する周波数領域RAタイプに依存する。現在、NRシステムでは、タイプ0およびタイプ1という、2つの周波数領域RAタイプが使用される。この特許における解決策は、主にタイプ1に関する。
周波数領域RAタイプ1では、NRにおいて仮想リソースブロック(virtual resource block、VRB)が定義される。VRBは論理的概念である。ネットワークデバイスは、端末デバイスのBWP中のPRBに番号を付ける。各PRBの番号と、1つのVRBの番号との間に対応がある。ネットワークデバイスは、周波数領域RA情報フィールド中で、端末デバイスに対して、割り振られたPRBリソースに対応するVRB番号を示す。端末デバイスは、VRBの番号とPRBの番号との間のマッピング関係に基づいて、割り振られたPRBリソースの番号(たとえば、BWP中のPRBリソースの番号)を取得して、BWP中の割り振られたPRBの周波数領域位置を取得する。具体的には、PDSCH/PUSCHの周波数領域リソース情報は、割り振られたVRBの番号によって表され、端末デバイスは、VRBの番号を対応するPRB番号にマッピングする。周波数領域RAタイプ1では、周波数領域RA情報は、RA情報フィールドによって示されるリソース表示値(resource indication value、RIV)であり、RIVは、一連の連続するVRB番号を端末デバイスに示すために使用される。通常、端末デバイスは、(RBstartによって表される)開始VRB番号および(LRBsによって表される)連続的に番号を付けられたVRBの量を、この値、およびPDSCH/PUSCHが配置されたBWPの帯域幅(しかしながら、代替として別のBWPの帯域幅であってよい)を使用することによって導出し得る。たとえば、BWPの帯域幅は、25個のRBである。図3に示されているように、3から10の一連の連続するVRB番号では、開始VRB番号は3であり、連続的に番号を付けられたVRBの量は8である。周波数領域RAタイプ1は、比較的小さいDCIオーバーヘッドを有する。
既存のNR規格では、RIVの値は以下の方式で決定される。
であるとき、
である。さもなければ、
である。本明細書では、LRBs≧1であり、LRBsは
を超えず、
は、BWPの帯域幅、すなわち、BWP中に含まれるPRBの量である。したがって、RIVは0から
にわたり、RIVを示す周波数領域RA情報フィールドに必要とされるビットの量は、
である。
理解しやすいように、周波数領域RAタイプ1においてRIVを計算するための公式は、樹形図を使用することによって表され、具体的には、
の深度および
個のノードを有する最下レイヤを有する樹形図が構築され、樹形図中の各ノードは番号を付けられ、各ノード番号は1つのRIVに対応する。したがって、ノード番号は0から
にわたる。最下レイヤにおける各ノードは、1つのVRB番号に対応し、最下レイヤにおけるノードを除く各ノードの番号は、最下レイヤにおけるノードのグループに対応する。周波数領域RA表示情報によって示される値は、樹形図中のノードの番号(すなわち、RIV)であり、ノードは、最下レイヤにおけるノードのグループに対応し、最下レイヤにおけるノードのグループに対応するVRB番号は、周波数領域RA表示情報によって示されるVRBセットである。
便宜的に、たとえば、帯域幅は、10個のPRBである。10の深度および10個のノードを有する最下レイヤを有する樹形図が構築される。構築された樹形図では、図4に示されているように、各ノードは、上記のRIV生成公式に従って番号を付けられる。10個のPRBでは、RIVは0から
にわたり、周波数領域RA情報フィールドに必要とされるビットの量は、
ビットである。フィールドのビットステータス値が「101010」であるとき、対応するRIVは「42」であり、対応するノードは、図において42の番号を付けられたノードであり、42の番号を付けられたノードに対応している最下レイヤにおけるノードは、{2,3,4,5,6}の番号を付けられ、{2,3,4,5,6}の番号を付けられたVRBにさらに対応する。具体的には、RBstart=2、およびLRBs=5である。同様に、RIVによって示される番号が7である場合、RIVは、7の番号を付けられたVRBに対応する。RIVによって示される番号が26である場合、番号26に対応する最下レイヤにおけるノードは、{6,7,8}の番号を付けられ、したがって、RIVは、{6,7,8}の番号を付けられたVRBに対応する。このようにして、樹形図中の1つの番号は、周波数領域RAを実装するために、連続的に番号を付けられたVRBのセットに対応する。また、樹形図中の各ノードがあるレイヤの番号は、スケジュールされたVRBの量、すなわち、LRBsの値を示すことを理解することもできる。
NRは、制御リソースセット(control resource set、CORESET)の概念を提案する。ネットワークデバイスは、各端末デバイスの各ダウンリンクBWPのために1つまたは複数のCORESETを構成し、端末デバイスのために構成された何らかの制御リソースセット上で端末デバイスにPDCCHを送る。各CORESETは、周波数領域においてPRBを、および時間領域において連続するOFDMシンボルを含む。各CORESETにおいて探索空間が構成される。探索空間は、共通探索空間(common search space、CSS)および端末デバイス固有探索空間(user equipment specific search space、USS)に分類され得る。端末デバイスは、対応する探索空間中でPDCCHをブラインド検出する。
上記で説明されたように、DCI中の周波数領域RA情報フィールドのサイズは、対応するBWPの帯域幅に依存する。通常、DCIを使用することによってスケジュールされたPDSCH/PUSCHが配置されたBWPは、DCI中の周波数領域RA情報フィールドのサイズを決定するBWPと同じである。しかしながら、いくつかの特定のシナリオでは、2つのBWPは一致せず、2つのBWPの帯域幅は異なることがある。以下で、例を使用してこれらのシナリオについて説明する。
シナリオ1:DCIは、BWP切替えをトリガしてクロスBWPスケジューリングを実施するために使用される。
図5に示されているように、例としてPDSCH送信が使用され、DCIは現在のBWP中にあり、DCI中の周波数領域RA情報フィールドのサイズは、現在のBWPの帯域幅によって決定される。DCIは、端末デバイスによってアクティブにされたBWPを示すために使用される、BWP表示情報フィールドを含む。情報フィールドによって示されるBWPが、端末デバイスによって現在アクティブにされているBWPの番号(すなわち、DCIを送信するための現在のBWP)と一致しないとき、端末デバイスは、現在のBWPから情報フィールドによって示されるBWP(すなわち、切替えの後に取得されたBWP)に切り替わる必要がある。加えて、DCIを使用することによってスケジュールされたPDSCHは、切替えの後に取得されたBWP中で送信され、言い換えれば、BWPを横断してスケジュールされる。通常、現在のBWPの帯域幅は、切替えの後に取得されたBWPのそれとは異なる。
シナリオ2:アクティブBWP(active BWP)が、初期BWP(initial BWP)を含む。
例としてダウンリンクが使用される。図5に示されているように、初期BWPは、端末デバイスによってアクティブにされるBWPの周波数領域リソース範囲において完全にカバーされる。初期BWPは、システム情報送信、ランダムアクセス、およびページングのために使用される。初期BWP中で送信されるCORESETはCORESET0と呼ばれる。CORESET0中の探索空間のタイプは「CSS」である。UEのアクティブBWP中で送信されるCORESETはCORESET1であり、CORESET1中の探索空間のタイプは「CSS」および「USS」である。したがって、アクティブBWPにおいて、端末デバイスは、アクティブBWPおよび初期BWP中のCORESETを使用することによって送信されるPDCCH上で搬送されるDCIを同時に受信する必要がある。
NRでは、DCIは、いくつかの異なるDCIフォーマット(DCI format)に分類される。BWPについて、各DCIフォーマットは、特定の情報サイズおよび使用に対応する。以下の表1は、アクティブBWP中で送信され得るDCIフォーマットのタイプ、各DCIフォーマットがその中で送信される探索空間のタイプ、および図5の場合における各DCIフォーマットの可能なサイズを示す。
DCIフォーマット0−0/1−0では、通常、同じBWP中で送信される2つのDCIフォーマットのサイズは同じである。DCIフォーマット0−0は、PUSCHをスケジュールするために使用され、DCIフォーマット1−0は、PDSCHをスケジュールするために使用される。NRでは、初期BWP中で送信されるDCIフォーマット0−0/1−0のサイズは、初期BWPによって決定される。図5に示されているシナリオでは、アクティブBWPのCORESET中で送信されるPDCCH上で搬送されるDCIフォーマットと、初期BWPのCORESET中で送信されるPDCCH上で搬送されるDCIフォーマットの両方は、0−0/1−0であり、これらの2つのBWPのCORESET中で送信されるDCIフォーマット0−0/1−0のサイズの各々は、対応するBWPによって決定される。したがって、DCIフォーマット0−0/1−0は、2つのタイプのサイズを有し得る。このシナリオでは表から、UEによってブラインド検出されるDCIの6つのタイプのサイズがあることを理解することができる。NR規格の結論では、端末デバイスがPDCCHをブラインド検出する時間の量を低減するために、端末デバイスによってブラインド検出されるDCIのサイズのタイプの最大量は4であり、3つのタイプのサイズの最大値のDCIが、セル無線ネットワーク一時識別子(cell radio network temporary identifier、C−RNTI)を使用することによってスクランブルされる。表では、4つのDCIフォーマット0−0、0−1、1−0、および1−1の各々は、C−RNTIを使用することによってスクランブルされてよく、DCIフォーマット0−1/1−1は、2つの異なるDCIサイズを有することがあり、DCIフォーマット0−0/1−0は、2つの異なるDCIサイズを有することがある。したがって、4つのタイプのサイズのDCIは、C−RNTIを使用することによってスクランブルされ得る。
端末デバイスによってブラインド検出されるDCIのサイズのタイプを低減するために、可能な解決策は、このシナリオでは、アクティブBWP中で送信されるすべてのDCIフォーマット0−0/1−0のサイズが、初期BWPによって決定されることである。この場合、アクティブBWPのCORESET1中で送信されるDCIフォーマット0−0/1−0のサイズは、初期BWPによって決定される。PDSCH送信のために、DCIフォーマット1−0における周波数領域RA情報フィールドのサイズが、初期BWPの帯域幅によって決定され、DCIを使用することによってスケジュールされたこれらのPDSCHは、アクティブBWPの周波数領域範囲中で送信され得る。
これらの2つのシナリオの共通点は、DCIを使用することによってスケジュールされるPDSCH/PUSCHが配置されたBWPが、DCI中の周波数領域RA情報フィールドのサイズを決定するためのBWPとは異なり、これらの2つのBWPの帯域幅が異なり得ることが理解され得る。図6では、上記の2つのシナリオを要約するために例としてPDSCHが送信されることが使用され、BWP1は、DCI中の周波数領域RA情報フィールドのサイズを決定するためのBWPであり、BWP2は、DCIを使用することによってスケジュールされるPDSCHが配置されたBWPである。
周波数領域RAタイプ1では、DCIを使用することによってスケジュールされるPDSCHが配置されたBWPの帯域幅は、DCI中の周波数領域RAフィールドのサイズを決定するためのBWPの帯域幅よりも大きい(これらの2つのBWPの周波数領域タイプはタイプ1であると仮定される)。例として図6がなお使用される。DCI中の周波数領域RA情報フィールドのサイズを決定するためのBWP1の帯域幅は、
である。したがって、DCI中の周波数領域RA情報フィールドのビットの量は、
であり、情報フィールドの値n1の値範囲は[0,15]である。DCIを使用することによってスケジュールされるPDSCHが配置されたBWP2の帯域幅は、
であり、RIVは、0から
にわたる。したがって、すべての可能なRIVを解釈するために必要とされるビットの量は、
であり、ビットの量の値n2の範囲は[0,63]である。この場合、DCI中の周波数領域RA情報フィールドのビットの量は、RIVを解釈するために必要とされるビットの量よりも少ない。したがって、DCI中の周波数領域RA情報フィールドを解釈することに対する解決策が設計される必要がある。
従来技術の解決策では、端末デバイスは、DCI中の復号された周波数領域RA情報フィールドの最上位ビットの前にk個の0をパディングし、具体的には、最上位ビットの前に0がパディングされた後のRIVを取得し、kは、RIVを解釈するために必要とされるビットの量と、周波数領域RA情報フィールドのビットの量との間の差である。例として図6がなお使用される。周波数領域RA情報フィールドの値が「1011」であるとき、フィールドの最上位ビットの前にk=2個の0がパディングされ、RIVの取得された値は、「001011」、すなわち、10進数11である。
図7に示されている事例が例として使用される。上記の従来技術の解決策を使用することによってRIVの値が取得されたとき、図8に示されているように、RIVの値範囲は、樹形図において色付けされたノードによって表される。RIVの取得された値は、連続し比較的小さい値(0から15)の中に集中されることを理解することができる。これらのRIVに対応する極めて少量のVRBがあり、これらのVRBの量には極めて少数のタイプ(または粒度)がある。これは、ネットワークデバイスによってデータチャネルをスケジュールするフレキシビリティを大幅に限定する。
したがって、DCIを使用することによってスケジュールされるデータチャネルが配置されたBWPが、DCI中の周波数領域RA情報フィールドのサイズを決定するためのBWPとは異なるときに情報フィールドを解釈することに対する別の解決策が設計される必要がある。以下で、添付の図面を参照しながら、本出願の技術的解決策について説明する。
本明細書において使用される「構成要素」、「モジュール」、および「システム」などの用語は、コンピュータ関連エンティティ、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行されているソフトウェアを示すために使用される。たとえば、構成要素は、限定はされないが、プロセッサ上で実行される処理、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得る。図に示されているように、コンピューティングデバイスと、コンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションの両方が構成要素であり得る。1つまたは複数の構成要素は、処理および/または実行スレッド内に常駐してよく、構成要素は、1つのコンピュータ上に配置されおよび/または2つ以上のコンピュータ間で分散されてよい。加えて、これらの構成要素は、様々なデータ構造を記憶する様々なコンピュータ可読媒体から実行されてよい。たとえば、構成要素は、ローカルおよび/またはリモート処理を使用することによって、ならびに1つまたは複数のデータパケット(たとえば、ローカルシステム、分散システム中の別の構成要素と対話する2つの構成要素からのデータ、および/または信号を使用することによって他のシステムと対話するインターネットなどのネットワークを介したデータ)を有する信号に基づいて通信し得る。
本出願の実施形態は、モバイル通信用グローバルシステム(Global System of Mobile communication、GSM)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、ロングタームエボリューションアドバンスト(Advanced long term evolution、LTE−A)システム、ユニバーサルモバイル電気通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、Wi−Fi)システム、または次世代通信システムなど、様々な通信システムに適用され得ることを理解されたい。本明細書では、たとえば、次世代通信システムは第5世代(fifth−generation、5G)通信システムを含み得る。
通常、従来の通信システムは、限られた量の接続をサポートし、実装するのが容易である。しかしながら、通信技術の発展とともに、モバイル通信システムは、従来の通信をサポートするだけでなく、たとえば、デバイス間(Device to Device、D2D)通信、マシン間(Machine to Machine、M2M)通信、マシンタイプ通信(Machine Type Communication、MTC)、および車両間(Vehicle to Vehicle、V2V)通信をもサポートする。
本出願の通信方法は、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間の通信に適用され得る。
限定ではなく例として、本出願の実施形態では、端末デバイスは、ユーザ機器(User Equipment、UE)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイルコンソール、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置と呼ばれることもある。端末デバイスは、WLAN中の局(STAION、ST)であり得るか、またはセルラーフォン、コードレスフォン、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)フォン、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)デバイス、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、ワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、もしくは次世代通信システムにおけるネットワーク中の端末デバイス、たとえば、5Gネットワーク中の端末デバイスもしくは将来の発展型パブリックランドモバイルネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)中の端末デバイスであり得る。
限定ではなく例として、本出願の実施形態では、端末デバイスは、代替としてウェアラブルデバイスであってよい。ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルインテリジェントデバイスと呼ばれることもあり、デイリーウェアのインテリジェント設計におけるウェアラブル技術を適用することによって開発されたグラス、グローブ、ウォッチ、衣類、および靴などのウェアラブルデバイスのための一般的な用語である。ウェアラブルデバイスは、体に直接着用されるかまたはユーザの衣類もしくはアクセサリーに組み込まれることが可能なポータブルデバイスである。ウェアラブルデバイスは、単なるハードウェアデバイスではなく、ソフトウェアサポート、データ対話、およびクラウド対話を介した強力な機能を実装するためにさらに使用される。一般化されたウェアラブルインテリジェントデバイスは、スマートウォッチまたはスマートグラスなど、スマートフォンに依存せずに完全なまたは部分的な機能を実装することができるフル機能の大型サイズデバイス、および身体的兆候を監視するための様々なスマートバンドまたはスマートジュエリーなど、ただ1つのタイプのアプリケーションに集中し、スマートフォンなどの他のデバイスとともに働く必要があるデバイスを含む。
代替として、本出願の実施形態では、端末デバイスは、モノのインターネット(Internet of Things、IoT)システム中の端末デバイスであってよい。IoTは、将来における情報技術開発の重要な構成部分であり、通信技術を使用することによってモノがネットワークに接続されて、マン−マシン接続されたおよびモノ−モノ接続されたインテリジェントネットワークが実装される、主要な技術的特徴を有する。
ネットワークデバイスは、モバイルデバイス、たとえば、ネットワークデバイスと通信するように構成されたデバイスであり得る。ネットワークデバイスは、WLAN中のアクセスポイント(Access Point、AP)、もしくはGSMもしくはCDMAにおける基地トランシーバ局(Base Transceiver Station、BTS)であり得るか、またはWCDMAにおけるノードB(NodeB、NB)、もしくは新無線(New Radio、NR)システム中のgNBであり得るか、またはLTEにおける発展型ノードB(Evolutional NodeB、eNBもしくはeNodeB)、中継局もしくはアクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワーク中のネットワークデバイス、将来の発展型PLMN中のネットワークデバイスなどであり得る。
端末デバイスおよびネットワークデバイスの上記のリストされた機能および特定の実装は、例として説明されたものにすぎず、これは本出願では限定されない。
図9は、本出願の実施形態によるリソース表示値を取得するための方法および装置に適用されることが可能なシステム100の概略図である。図9に示されているように、システム100はネットワークデバイス102を含む。ネットワークデバイス102は、1つまたは複数のアンテナ、たとえば、アンテナ104、106、108、110、112、および114を含み得る。加えて、ネットワークデバイス102は、送信機チェーンおよび受信機チェーンをさらに含み得る。当業者は、送信機チェーンおよび受信機チェーンがそれぞれ、信号送受信に関係する複数の構成要素(たとえば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、またはアンテナ)を含み得ることを理解されよう。ネットワークデバイス102は、複数の端末デバイス(たとえば、端末デバイス116および端末デバイス122)と通信し得る。しかしながら、ネットワークデバイス102は、端末デバイス116または122と同様の、任意の量の端末デバイスと通信し得ることが理解できよう。
図9に示されているように、端末デバイス116は、アンテナ112および114と通信する。アンテナ112および114は、順方向リンク(ダウンリンクとも呼ばれる)118を使用することによって端末デバイス116に情報を送り、逆方向リンク(アップリンクとも呼ばれる)120を使用することによって端末デバイス116から情報を受信する。加えて、端末デバイス122は、アンテナ104および106と通信する。アンテナ104および106は、順方向リンク124を使用することによって端末デバイス122に情報を送り、逆方向リンク126を使用することによって端末デバイス122から情報を受信する。
図9は、例の簡略図にすぎないことに留意されたい。ネットワークは、図9に示されていない別のネットワークデバイスをさらに含んでよい。
以下で、添付の図面を参照しながら、本出願の実施形態において提供されるリソース表示値を取得するための方法について詳細に説明する。
実施形態1
図10は、リソース表示値を取得するための方法200を示す。
S210において、ネットワークデバイスが、第2のリソース表示値(RIV)rを決定し、第2のRIV rは、第2の帯域幅パート(BWP)に配置されたデータチャネルによって占有されるリソースを示すために使用され、第2のRIV rに必要とされるビットの量は、第2のBWPに基づいて決定される。
本明細書では、ネットワークデバイスは、第2のBWPの帯域幅
に基づいて第2のリソース表示値(RIV)rを決定し得る。この理由により、第2のRIV rは、
の深度および
個のノードを有する最下レイヤを有する樹形図を使用することによって取得されることが理解されよう。もちろん、この実施形態の実装処理では、樹形図は特に使用されなくてよく、この説明は理解しやすくするためにすぎない。
データチャネルはPDSCH/PUSCHであってよい。データチャネルによって占有されるリソースは、データチャネルによって占有されるPRB周波数領域リソースであり得る。この場合、ネットワークデバイスは、端末デバイスに割り振られたPRBの番号(たとえば、第2のBWP中のPRBの番号)を決定し、PRBの番号とVRBの番号との間のマッピング関係(たとえば、インターリービングまたは非インターリービングマッピング関係)を使用することによってVRBの番号を取得し、次いで、VRBの番号および第2のBWPの帯域幅に基づいて第2のRIV rを決定し得る。対応して、端末デバイスは、第2のRIV rおよび第2のBWPの帯域幅を使用することによって開始VRB番号および連続的に番号を付けられたVRBの量を取得し、次いで、PRBの番号とVRBの番号との間のマッピング関係を使用することによって、端末デバイスに割り振られたPRBの番号を取得して、端末デバイスに割り振られた各PRBについて、第2のBWP中の周波数領域位置を取得し得る。
通常、第2のBWPの周波数領域リソース割振り方式は、タイプ1である。たとえば、第1のRIV nのビットの量が、第1のBWPのサブキャリア間隔および帯域幅に基づいて決定される。
S220において、ネットワークデバイスが、第2のRIV rに基づいて第1のRIV nを決定し、
または
である。加えて、
または
はこの実施形態にも適用され得る。
S230において、ネットワークデバイスがダウンリンク制御情報(DCI)を送り、DCIは第1のRIV nを含み、DCIは、第2のBWPに配置されたデータチャネルをスケジュールするために使用される。
S230において、端末デバイスがDCIを受信し、第1のRIV nのビットの量は、第1の帯域幅パート(BWP)に基づいて決定される。
たとえば、第1のRIV nのビットの量は、第1のBWPのサブキャリア間隔および帯域幅に基づいて決定される。別の例では、第1のBWPの周波数領域リソース割振りタイプがタイプ0であるとき、第1のRIV nのビットの量は、第1のBWPのサブキャリア間隔および帯域幅、ならびにデータリソーススケジューリング粒度に基づいて決定され、リソーススケジューリング粒度は、リソースブロックグループ(resource block group、RBG)サイズ、割り振られたVRBの粒度などであり得る。RBGは、周波数領域中の連続するリソースブロック(resource block、RB)のグループを意味する。
S240において、端末デバイスが、第1のRIV nに基づいて第2のRIV rを決定し、
または
である。
S250において、端末デバイスが、第2のRIV rに基づいて、データチャネルによって占有されるリソースを決定する。
本明細書では、端末デバイスは、第2のRIV rおよび第2のBWPの帯域幅
に基づいて、データチャネルによって占有されるリソースを決定し得る。この理由により、第2のRIV rは、
の深度および
個のノードを有する最下レイヤを有する樹形図を使用することによる解釈を通して取得されることが理解されよう。もちろん、この実施形態の実装処理では、樹形図は特に使用されなくてよく、この説明は理解しやすくするためにすぎない。
本明細書では、aは正の数であり、bは正の整数である。
上記の方式では、第2のRIVに対応するVRBの量と、これらのVRBの量のタイプの両方が増加し、したがって、ネットワークデバイスによってデータチャネルをスケジュールするフレキシビリティが増加する。
以下で、例を使用することによってaおよびbの計算方式について説明する。
任意選択で、aは、第1のBWPの帯域幅
および第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定される。本明細書では、第1のBWPの帯域幅
および第2のBWPの帯域幅
はそれぞれ、BWPの帯域幅に対応するPRBの量であり、この量は、BWPの帯域幅(たとえば、20MHz)およびサブキャリア間隔(たとえば、15KHz)に基づいて決定され得る。
たとえば、a=2kであり、k=k2−k1であり、k2は、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量であり、k1は、第1のRIV nのビットの量である。本明細書では、k1は、第1のBWPの帯域幅
に基づいて決定され得、
であり、k2は、第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定され得、
である。
第2のBWP中の周波数領域リソースに必要とされるビットの量は、第2のBWP中で送信されるデータチャネルを示す周波数領域リソース情報(たとえば、第2のRIV)のすべての可能な値を満たすことができるビットの量である。たとえば、周波数領域リソース割振りタイプ1では、第2のBWP中で送信されるデータチャネルの周波数領域リソース情報は、0から
にわたる。したがって、第2のBWP中の周波数領域リソースに必要とされるビットの量は、
である。
通常、このようにして、第1のBWPの周波数領域リソース割振りタイプは、タイプ1であり、したがって、ビットの量k1は、
である
このようにして、RIVの値は、2kの間隔で分布する。
別の例では、k1は、第1のBWPの帯域幅
、および第1のBWP中のリソースブロックグループ(RBG)中に含まれる仮想リソースブロック(VRB)の量P1に基づいて決定され、
であり、k2は、第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
である。
通常、このようにして、第1のBWPの周波数領域割振りタイプは、タイプ0である。
別の例では、a=2kであり、
であり、Mは、第1のRIV nのビットの量によって表されることが可能なステータスの総量であり、Nは、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるステータスの総量である。
第1のRIV nのビットの量によって表されることが可能なステータスの総量は、ビットの量によって表されることが可能な10進数の量である。たとえば、第1のRIV nのビットの量がk1であるとき、k1ビットは、2k1個の10進数を表すことができ、したがって、第1のRIV nのビットの量によって表されることが可能なステータスの総量は、2k1である。
第2のBWP中の周波数領域リソースに必要とされるステータスの総量は、第2のBWP中で送信されるデータチャネルを示す周波数領域情報(たとえば、第2のRIV)のすべての可能な値の量である。たとえば、周波数領域リソース割振りタイプ1では、第2のBWP中で送信されるデータチャネルの周波数領域リソース情報は、0から
にわたる。したがって、第2のBWP中の周波数領域リソースに必要とされるステータスの総量は、
である。
通常、このようにして、第1のBWPの周波数領域リソース割振り方式は、タイプ1である。
このようにして、第2のRIVのすべての取得された値は、データチャネルの周波数領域リソースを示すために使用されることが可能であることが保証されることが可能である。
別の例では、
またはa=N/Mであり、Mは、第1のRIV nのビットの量によって表されることが可能なステータスの総量であり、Nは、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるステータスの総量である。
通常、このようにして、第1のBWPの周波数領域リソース割振り方式は、タイプ1である。
たとえば、M=2k1であり、k1は、第1のRIV nのビットの量である。
このようにして、第2のRIVのすべての取得された値は、データチャネルの周波数領域リソースを示すために使用されることが可能であることが保証されることが可能である。
別の例では、Nは、第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
である。代替として、Nは、第2のBWPの帯域幅
およびスケジューリング粒度P2に基づいて決定され、
である。
本明細書では、スケジューリング粒度P2(スケジューリングユニット、リソースユニット、スケジューリングステップフォワード(step forward)値などと呼ばれることもある)は、ネットワークデバイスによって端末デバイスに割り振られるVRBの粒度であり、言い換えれば、主に周波数領域RAタイプ1に関する。端末デバイスのためにネットワークデバイスによってスケジュールされたデータチャネルが、
の帯域幅を有するBWP中で送信されるとき、ネットワークデバイスによって端末デバイスに割り振られるVRBの量は、P2から
にわたることがあり、ステッピングフォワードがP2の間隔で実施される。上記の方法に関して、番号RB’startおよび長さL’RBsは、第2のRIV rおよび第2のBWPの帯域幅に基づいて決定され得る。この場合、ネットワークデバイスによって端末デバイスに割り振られる連続するVRB中の開始VRBの番号は、RBstart=P2・RB’startであり、これらの連続するVRBの量は、LRBs=P2・L’RBsである。
ネットワークシステムは、端末デバイスのためにスケジューリング粒度P2の少なくとも1つの値を構成してよく、たとえば、この値は、あらかじめ定義されるかまたは上位レイヤシグナリングを使用することによって構成され得る。
任意選択で、ネットワークシステムは、事前定義を通してスケジューリング粒度P2の値を構成してよく、たとえば、この値は2または4であり得る。加えて、本発明は、別の可能な値、たとえば、3または8を除外しない。
任意選択で、ネットワークデバイスは、スケジューリング粒度P2の値として、複数の構成された候補スケジューリング粒度値のうちの1つを選択し得る。
スケジューリング粒度P2は、第2のBWPの帯域幅
のみに基づいて決定されてよい。たとえば、第2のBWPの帯域幅
とスケジューリング粒度P2の値との間の対応が、システムによってあらかじめ定義されてよい。たとえば、スケジューリング粒度P2は、以下の表2および表3のうちの1つを使用することによって決定され得る。
スケジューリング粒度P2は、代替として、第1のBWPの帯域幅
および第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定されてよい。たとえば、
である。
別の例では、スケジューリング粒度P2の値は、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量が、第1のRIV nのビットの量に可能な限り等しくなるように(または等しいように)、第1のRIV nのビットの量に基づいて決定され得る。たとえば、第1のRIV nのビットの量k1のすべての可能な値を十分に利用するために、P2の値は、
または
であってよく、cの値は、
であり、k1は、第1のRIV nのビットの量である。言い換えれば、任意選択で、スケジューリング粒度P2の値は、第1のRIV nのビットの量および第2のBWPの帯域幅
によって決定される。
周波数領域RAタイプ1と周波数領域RAタイプ0との間の適合性を考慮して、
、
、または
を満たす可能な値は、スケジューリング粒度P2として、周波数領域RAタイプ0に適用可能であるRBGサイズの可能な値(現在知られている可能な値は、2、4、8、および16である)から選択され得る。たとえば、スケジューリング粒度P2として、上記の式を満たすこれらの可能な値から、最も大きい可能な値または最も小さい可能な値が選択され得る。このようにして、リソース使用効率が改善されることが可能である。たとえば、
であり、第1のBWPの帯域幅
は、(15KHzのサブキャリアおよび25個のRBを有する)5Mであり、第2のBWPの帯域幅
は、(15KHzのサブキャリアおよび216個のRBを有する)40Mである。
であり、この式を満たす最大RBGサイズが8であり、スケジューリング粒度P2として8が選択され得ることを理解することができる。
加えて、aは、第1のBWP中で端末デバイスに割り振られ得るVRBの最大量
、および第2のBWP中で端末デバイスに割り振られ得るVRBの最大量
に基づいて決定され得る。この場合、上記の式中に含まれるパラメータ
および
は、それぞれ
および
と交換されてよい。
または
であるとき、任意選択で、bは、bが、上位レイヤシグナリングを使用することによって構成されるか、またはbが、端末デバイスのために構成されたパラメータに基づいて決定される、のうちの1つを満たす。たとえば、
であり、nUEは、端末デバイスのために構成されたパラメータである。たとえば、nUEの値は、端末デバイスのために構成されたC−RNTI値nRNTIであり得るか、またはDCIが配置されたCORESETのID番号であり得る。加えて、bは、代替として、物理レイヤシグナリングを使用することによって構成され得る。たとえば、bを示すための情報フィールドがDCIに追加される。
このようにして、異なるbは、異なる端末デバイス(もしくは異なるグループの端末デバイス)のために構成され得るか、または異なるbは、異なる端末デバイス(もしくは異なるグループの端末デバイス)の間で互いに区別されることが可能なパラメータに基づいて計算され得て、異なる端末デバイスの第2のRIVの値範囲は異なるようになる。したがって、異なる端末デバイスのためにスケジュールされるVRBの番号および量は異なる。ネットワークデバイスが、同じBWP中で複数の端末デバイスのためにデータチャネルをスケジュールするとき、PRBリソースを使用する効率が改善されることが可能である。加えて、第2のRIVの値分布は、bの値に基づいて調整されることが可能である。bの値が比較的大きいとき、第2のRIVの値が比較的大きく、したがって、第2のRIVに対応するVRBの量が比較的大きくなることが保証されることが可能である。
であるとき、任意選択で、b=−b1+b2であり、b1は、b1が、上位レイヤシグナリングを使用することによって構成されるか、またはb1が、端末デバイスのために構成されたパラメータに基づいて決定される、のうちの1つを満たし、b2=N−1であり、Nは、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるステータスの総量である。たとえば、
であり、
は、端末デバイスのために構成されたパラメータである。たとえば、nUEの値は、端末デバイスのために構成されたC−RNTI値nRNTIであり得る。加えて、bは、代替として、物理レイヤシグナリングを使用することによって構成され得る。たとえば、bを示すための情報フィールドがDCIに追加される。
このようにして、異なるbは、異なる端末デバイス(もしくは異なるグループの端末デバイス)のために構成され得るか、または異なるbは、異なる端末デバイス(もしくは異なるグループの端末デバイス)の間で互いに区別されることが可能なパラメータに基づいて計算され得て、異なる端末デバイスの第2のRIVの値範囲は異なるようになる。したがって、異なる端末デバイスのためにスケジュールされるVRBの番号および量は異なる。ネットワークデバイスが、同じBWP中で複数の端末デバイスのためにデータチャネルをスケジュールするとき、PRBリソースを使用する効率が改善されることが可能である。加えて、第2のRIVの値分布は、b1の値に基づいて調整されることが可能である。b1の値が比較的小さいとき、第2のRIVの値が比較的大きく、したがって、第2のRIVに対応するVRBの量が比較的大きくなることが保証されることが可能である。
以下で、上記の解決策について説明するための例として、図7に示されている事例をなお使用する。
例1
たとえば、
、a=2k、k=k2−k1、
、および
である。
であるとき、第2のRIVの2進値を取得するために、第1のRIVの2進値の最下位ビットの後にk個の0がパディングされることが理解されよう。この場合、第2のRIVの10進値は、第1のRIVの10進値の2k倍である。図7に示されている事例では、第1のBWPの帯域幅
は4であり、第2のBWPの帯域幅
は10である。したがって、k1は4であり、k2は6であり、kは6−4=2である。たとえば、第1のRIVの2進値が「1011」である(その10進値は11である)とき、第2のRIVの10進値は11×4=44であり(その2進値は「101100」であり)、「101100」は、「1011」の最下位ビットの後にk=2つの0をパディングすることによって取得され得る。
具体的には、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量によって表されることが可能なステータスの値範囲内で、値は、値の昇順で2kの間隔で取得されて、第2のRIVの可能な値が取得されることが可能である。図7に示されている事例では、第1のRIVのビットの量k1は4である。したがって、第1のRIVの値範囲は{0,1,2,…,15}である。第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量k2は6であり、この量によって表されることが可能なステータスの値範囲は{0,1,2,…,63}である。したがって、第2のRIVの値範囲は{0,4,8,…,60}である。図11に示されているように、樹形図中の色付けされたノードは、第2のRIVの値範囲を表す。既存の方式と比較して、第2のRIVに対応するVRBの量と、これらのVRBの量のタイプの両方が増加し、RIVの値が比較的一様に分布し、したがって、ネットワークデバイスによってデータチャネルをスケジュールするフレキシビリティが増加することが理解され得る。
例2
たとえば、
、a=2k、
、M=2k1、
、および
である。
であるとき、第2のRIVの2進値を取得するために、第1のRIVの2進値の最下位ビットの後にk個の0がパディングされ、第1のRIVの2進値の最上位ビットの前に(k’−k)個の0がパディングされることが理解されよう。k’の値は、例1におけるkの値と同じである(図7に示されている事例では2である)。この場合、第2のRIVの10進値は、第1のRIVの10進値の2k倍である。図7に示されている事例では、第1のBWPの帯域幅
は4であり、第2のBWPの帯域幅
は10であり、第1のRIVのビットの量k1は4であり、この量によって表されることが可能なステータスの総量Mは16であり、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるステータスの総量Nは55である。したがって、kは1であり、aは2である。たとえば、第1のRIVの2進値が「1011」である(その10進値は11である)とき、第2のRIVの10進値は11×2=22であり(その2進値は「010110」であり)、第2のRIVの「010110」は、第1のRIVの「1011」の最下位ビットの後にk=1つの0をパディングすることによって、および「1011」の最上位ビットの前にk2=2−1=1つの0をパディングすることによって取得され得る。
具体的には、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量によって表されることが可能なステータスの値範囲内で、値は、値の昇順で2kの間隔で取得されて、第2のRIVの可能な値が取得されることが可能である。図7に示されている事例では、第1のRIVのビットの量k1は4である。したがって、第1のRIVの値範囲は{0,1,2,…,15}である。第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるステータスの総量Nは55であり、第2のRIVの値範囲は{0,1,2,…,54}である。したがって、第2のRIVの値範囲は{0,2,4,…,30}である。図12に示されているように、樹形図中の色付けされたノードは、第2のRIVの値範囲を表す。既存の方式と比較して、第2のRIVに対応するVRBの量と、これらのVRBの量のタイプの両方が増加し、したがって、ネットワークデバイスによってデータチャネルをスケジュールするフレキシビリティが増加することが理解され得る。加えて、この方式は、第2のRIVのすべての値が使用されることが可能であることを保証することができる。
例3
たとえば、
、a=2k、
、M=2k1、
、
、b=−b1+b2、およびb2=N−1である。
b1=0であるとき、第2のRIVの2進値を取得するために、第1のRIVの2進値の最下位ビットの後にk個の0がパディングされ、第1のRIVの2進値の最上位ビットの前に(k’−k)個の0がパディングされ、次いで、b2=N−1と、ゼロパディングの後に取得された値との間で減算が実施されることが理解されよう。k’の値は、例1におけるkの値と同じである(図7に示されている事例では2である)。図7に示されている事例では、第1のBWPの帯域幅
は4であり、第2のBWPの帯域幅
は10であり、第1のRIVのビットの量k1は4であり、この量によって表されることが可能なステータスの総量Mは24=16であり、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるステータスの総量Nは55である。したがって、kは1であり、aは2であり、b2は54である。たとえば、第1のRIVの2進値が「1011」である(その10進値は11である)とき、第2のRIVの10進値は−(11×2)+54=32であり(その2進値は「101010」であり)、第1のRIVの「1011」の最下位ビットの後にk=1つの0をパディングすることによって、および「1011」の最上位ビットの前にk2=2−1=1つの0をパディングすることによって「010110」が取得され得、次いで、(その10進値が54である)「110110」から「010110」を減算することによって第2のRIVの「101010」が取得される。
具体的には、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量によって表されることが可能なステータスの値範囲内で、値は、値の降順で2kの間隔で取得されて、第2のRIVの可能な値が取得されることが可能である。図7に示されている事例では、第1のRIVのビットの量k1は4である。したがって、第1のRIVの値範囲は{0,1,2,…,15}である。第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるステータスの総量Nは55であり、第2のRIVの値範囲は{0,1,2,…,54}である。したがって、第2のRIVの値範囲は{54,52,50,…,24}である。図13に示されているように、樹形図中の色付けされたノードは、第2のRIVの値範囲を表す。既存の方式と比較して、第2のRIVに対応するVRBの量と、これらのVRBの量のタイプの両方が増加し、特に、第2のRIVに対応するVRBの量が比較的大きくなり、したがって、ネットワークデバイスによってデータチャネルをスケジュールするフレキシビリティが増加することが理解され得る。加えて、この方式は、第2のRIVのすべての値が使用されることが可能であることを保証することができる。
例4
たとえば、
、
、M=2k1、
、および
である。
図7に示されている事例では、第1のBWPの帯域幅
は4であり、第2のBWPの帯域幅
は10であり、第1のRIVのビットの量k1は4であり、この量によって表されることが可能なステータスの総量Mは16であり、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるステータスの総量Nは55である。したがって、aは3である。たとえば、第1のRIVの2進値が「1011」である(その10進値は11である)とき、第2のRIVの10進値は11×3=33である(その2進値は「100001」である)。
具体的には、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量によって表されることが可能なステータスの値範囲内で、値は、値の昇順でaの間隔で取得されて、第2のRIVの可能な値が取得されることが可能である。図7に示されている事例では、第1のRIVのビットの量k1は4である。したがって、第1のRIVの値範囲は{0,1,2,…,15}である。第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるステータスの総量Nは55であり、第2のRIVの値範囲は{0,1,2,…,54}である。したがって、第2のRIVの値範囲は{0,3,6,…,45}である。図14に示されているように、樹形図中の色付けされたノードは、第2のRIVの値範囲を表す。
加えて、a=N/Mであるとき、上記の計算方式と同様に、第2のRIVの10進値は37である(その2進値は「100101」である)。この場合、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量によって表されることが可能なステータスの値範囲内で、値は、値の昇順でaまたはa+1の間隔で取得されて、第2のRIVの可能な値が取得されることが可能である。図15に示されているように、樹形図中の色付けされたノードは、第2のRIVの値範囲を表す。
図14および図15から、既存の方式と比較して、第2のRIVに対応するVRBの量と、これらのVRBの量のタイプの両方が増加し、したがって、ネットワークデバイスによってデータチャネルをスケジュールするフレキシビリティが増加することが理解され得る。加えて、この方式は、第2のRIVのすべての値が使用されることが可能であることを保証することができる。
実施形態2
図16は、リソース表示値を取得するための方法300を示す。
S310において、ネットワークデバイスがリソース表示値(RIV)を決定し、RIVのビットの量は、第1の帯域幅パート(BWP)に基づいて決定され、RIVは、第2の帯域幅パート(BWP)に配置されたデータチャネルによって占有されるリソースを示すために使用される。
S320において、ネットワークデバイスがダウンリンク制御情報(DCI)を送り、DCIはRIVを含み、DCIは、第2のBWPに配置されたデータチャネルをスケジュールするために使用される。
S230において、端末デバイスがDCIを受信する。
S240において、端末デバイスが、RIVおよび第1のBWPの帯域幅に基づいて、データチャネルによって占有されるリソースを決定する。
任意選択で、S240において、端末デバイスは、RIVおよび第1のBWPの帯域幅に基づいて第1の番号V1および第1の長さL1を決定し、第1の番号V1およびオフセット値に基づいて第2の番号V2を決定し、第2の番号V2および第1の長さL1に基づいて、データチャネルによって占有されるリソースを決定する。
本明細書では、端末デバイスは、RIVおよび第1のBWPの帯域幅に基づいて、番号RB’start(すなわち、第1の番号V1)および長さLRBs(すなわち、第1の長さL1)を決定する。この場合、ネットワークデバイスによって端末デバイスに割り振られる連続するVRB中の開始VRBの番号(すなわち、第2の番号V2)は、RBstart=RB’start+noffsetであり、これらの連続するVRBの量は、LRBsである。
たとえば、オフセット値noffsetは、上位レイヤシグナリングを使用することによって構成されるか、またはオフセット値noffsetは、第1のBWPの周波数領域開始位置と、第2のBWPの周波数領域開始位置との間の差である。この方式の適用可能なシナリオは、限定はされないが、第1のBWPの周波数領域範囲が、第2のBWPの周波数領域範囲内にあることを含む。
任意選択で、S240において、端末デバイスは、RIVおよび第1のBWPの帯域幅
に基づいて第1の番号V1および第1の長さL1を決定することと、第1の番号V1に基づいて第2の番号V2を決定し、ここで、
であり、第1の長さL1に基づいて第2の長さL2を決定し、ここで、
であり、Kは正の数であり、第2の番号V2および第2の長さL2に基づいて、データチャネルによって占有されるリソースを決定する。
本明細書では、端末デバイスは、RIVおよび第1のBWPの帯域幅に基づいて、番号RB’start(すなわち、第1の番号V1)および長さL’RBs(すなわち、第1の長さL1)を決定する。この場合、ネットワークデバイスによって端末デバイスに割り振られる連続するVRB中の開始VRBの番号(すなわち、第1の番号V2)は、
であり、これらの連続するVRBの量(すなわち、第1の長さL2)は、
である。
たとえば、Kは、第1のBWPの帯域幅
および第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
である。代替として、Kは、スケジューリング粒度P2を決定するための方法に従って取得されてよく、スケジューリング粒度P2の定義は上記の実施形態においてすでに説明されており、スケジューリング粒度P2を決定するためのすべての方法は、Kを決定するために使用されてよい。詳細について本明細書で再び説明されない。
たとえば、
であり、第1のBWPの帯域幅
は、(15KHzのサブキャリアおよび25個のRBを有する)5Mであり、第2のBWPの帯域幅
は、(15KHzのサブキャリアおよび216個のRBを有する)40Mである。RIVの2進値が「011100110」である(その10進値が230である)とき、番号RB’start=5および長さL’RBs=10が、RIVおよび第1のBWPの帯域幅に基づいて決定される。この場合、ネットワークデバイスによって端末デバイスに割り振られる連続するVRB中の開始VRBの番号は、
であり、これらの連続するVRBの量は、
である。
実施形態3
図17は、リソース表示値を取得するための方法400を示す。
S410において、ネットワークデバイスが周波数領域リソース割振り情報を決定し、周波数領域リソース割振り情報は、第2の帯域幅パート(BWP)に配置されたデータチャネルによって占有されるリソースを示すために使用され、周波数領域リソース割振り情報に必要とされるビットの量は、第2のBWPに基づいて決定される。
S420において、周波数領域リソース割振り情報のビットの量k1が、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量k2よりも少ないとき、ネットワークデバイスが、第2のBWPのリソースブロックグループ(RBG)構成を変更して、第2のBWPのデータチャネルのRBGの粒度を増加させる。
任意選択で、第2のBWPのRBGの粒度を増加させることは、第2のBWPのRBG構成が第1のRBG構成であるとき、第2のBWPのリソースブロックグループ(RBG)構成を第2のRBG構成に変更することを含む。この場合、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量は、第2のRBG構成および第2のBWPの帯域幅によって決定される。
S430において、ネットワークデバイスがダウンリンク制御情報(DCI)を送り、DCIは周波数領域リソース割振り情報を含み、DCIは、第2のBWPに配置されたデータチャネルをスケジュールするために使用される。
S440において、端末デバイスがDCIを受信する。
S450において、周波数領域リソース割振り情報のビットの量k1が、第2のBWP中の周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量k2よりも少ないとき、端末デバイスによって受信された、第2のBWPのデータチャネルのRBGの粒度を増加させる。
任意選択で、S450において、端末デバイスによって受信された第2のBWPのRBG構成が変更されることは、第2のBWPのRBG構成が第1のRBG構成であるとき、第2のBWPのリソースブロックグループ(RBG)構成が第2のRBG構成に変更されることを含む。この場合、周波数領域リソース割振り情報のk1ビットの各々によって表されるRBGサイズは、第2のRBG構成および第2のBWPの帯域幅によって決定される。
S460において、端末デバイスが、周波数領域リソース割振り情報に基づいて、データチャネルによって占有されるリソースを決定する。
本明細書では、第1のBWPの周波数領域リソース割振りタイプはタイプ1またはタイプ0であり、第2のBWPの周波数領域リソース割振りタイプはタイプ0である。
任意選択で、k1は、第1のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
であり、k2は、第2のBWPの帯域幅
、および第2のBWPのRBG中に含まれるVRBの量P2に基づいて決定され、
である。
任意選択で、k1は、第1のBWPの帯域幅
、および第1のBWPのRBG中に含まれるVRBの量P1に基づいて決定され、
であり、k2は、第2のBWPの帯域幅
に基づいて決定され、
である。
周波数領域リソース割振りタイプがタイプ0であるBWPでは、BWP中の周波数領域リソース割振り情報フィールドはビットマップ(bitmap)であり、ビットマップは、データチャネルに割り振られたRBGの位置を示す。これは以下の表4に示されている。
表4から、2つのRBG構成がシステム中であらかじめ定義されることを理解することができる。RBG構成1(すなわち、第1のRBG構成)では、RBGサイズの候補値は、2、4、8、および16である。RBG構成2(すなわち、第2のRBG構成)では、RBGサイズの候補値は、4、8、および16である。ネットワークデバイスは、上位レイヤシグナリングを使用することによって各端末デバイスの各BWPのために1つのRBG構成を構成し、端末デバイスは、データチャネルが配置されたBWPの帯域幅、およびBWPのために構成されたRBG構成を使用することによって、RBGサイズを決定する。Pのサイズを有するRBGについて、BWPの帯域幅が
であり、BWP中のRBGの総量が
であるとき、対応するビットマップ中に合計で
ビットが含まれ、各ビットは1つのRBGに対応する。
上記の説明された方法および図4に関して、周波数領域リソース割振り情報のビットの量が、第2のBWP中でデータチャネルを送信するための周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量よりも少ないとき、および第2のBWPのRBG構成が構成1であるとき、第2のBWPのRBG構成は構成2に変更されてよく、したがって、いくつかの場合には、第2のBWP中でデータチャネルを送信するための周波数領域リソースを示すために必要とされるビットの量が低減される。
加えて、上記のシナリオ2では、アクティブBWPのCORESETのUSS中で送信されるフォーマット0_0/1_0におけるDCIのサイズが、初期BWPによって決定される場合、フォーマット1_0におけるDCIを使用することによってスケジュールされるPDSCHは、初期ダウンリンクBWP中で送信されることに限定され、加えて、フォーマット0−0におけるDCIを使用することによってスケジュールされるPUSCHは、初期アップリンクBWP中で送信されることに限定され得る。加えて、本出願において解決される必要がある問題のために、RIV生成公式は、代替として、
であるとき、
であり、さもなければ、
である、のように変更されてよい。本明細書では、LRBs≧1であり、LRBsは
を超えず、
は、BWPの帯域幅、すなわち、BWP中に含まれるPRBの量である。したがって、RIVは0から
にわたり、RIVを示す周波数領域RA情報フィールドに必要とされるビットの量は、
である。
たとえば、第1のBWPの帯域幅が4個のRBであり、第2のBWPの帯域幅が10個のRBであるとき、上記の生成公式に従って取得された樹形図が図18に示されている。端末デバイスに割り振られることが可能なVRBの量が、より良好なフレキシビリティを有することが理解され得る。
上記の方法に従って、図19は、本出願の実施形態によるリソース表示値を取得するための装置10の概略図1である。図19に示されているように、装置10は、端末デバイスであり得るか、またはチップもしくは回路、たとえば、端末デバイス中に配設され得るチップもしくは回路であり得る。
装置10は、プロセッサ11(処理ユニットの例)およびメモリ12を含み得る。メモリ12は、命令を記憶するように構成され、プロセッサ11は、メモリ12に記憶された命令を実行して、装置20が、上記の方法における端末デバイスによって実施されるステップを実施するように構成される。
さらに、装置10は、入力ポート13(通信ユニットの例)および出力ポート14(通信ユニットの別の例)をさらに含み得る。さらに、プロセッサ11、メモリ12、入力ポート13、および出力ポート14は、内部接続経路を使用することによって互いに通信して、制御および/またはデータ信号を送信し得る。メモリ12は、コンピュータプログラムを記憶するように構成される。プロセッサ11は、上記の方法における端末デバイスによって実施されるステップを実装するために、メモリ12からコンピュータプログラムを呼び出し、コンピュータプログラムを実行して、信号を受信するように入力ポート13を制御し、信号を送るように出力ポート14を制御するように構成され得る。メモリ12はプロセッサ11に組み込まれ得るか、またはメモリ12とプロセッサ11は別々に配設され得る。
任意選択で、装置10が通信デバイスである場合、入力ポート13は受信機であってよく、出力ポート14は送信機であってよい。受信機と送信機は、同じ物理エンティティまたは異なる物理エンティティであってよい。受信機と送信機が同じ物理エンティティであるとき、受信機と送信機は、まとめてトランシーバと呼ばれることがある。
任意選択で、装置10がチップまたは回路である場合、入力ポート13は入力インターフェースであり、出力ポート14は出力インターフェースである。
任意選択で、装置10がチップまたは回路である場合、装置10はメモリ12を含まないことがある。プロセッサ11は、チップの外部にあるメモリ中の命令(プログラムまたはコード)を読み取って、上記の方法における送信端部デバイスの機能を実装し得る。
実装では、入力ポート13および出力ポート14の機能は、トランシーバ回路または専用トランシーバチップを使用することによって実装され、プロセッサ11は、専用処理チップ、処理回路、またはプロセッサ、またはユニバーサルチップを使用することによって実装されることが考えられてよい。
別の実装では、本出願のこの実施形態において提供される端末デバイスは、汎用コンピュータを使用することによって実装されることが考えられてよい。具体的には、プロセッサ11、入力ポート13、および出力ポート14の機能を実装するためのプログラムコードがメモリ12に記憶され、汎用プロセッサは、メモリ12中のコードを実行することによってプロセッサ11、入力ポート13、および出力ポート14の機能を実装する。
リソース表示値を取得するための装置10中のモジュールまたはユニットの上記のリストされた機能および行為は、例として説明されたものにすぎない。リソース表示値を取得するための装置10中のモジュールまたはユニットは、方法200または方法300における端末デバイスによって実施される行為または処理手順を実施するように構成されてよい。繰り返しを回避するために、詳細な説明は本明細書において省略される。
装置10によって使用され、本出願のこの実施形態および他のステップにおいて提供される技術的解決策に関係する、概念、説明、および詳細な説明については、上記の方法または他の実施形態における内容の説明を参照されたい。詳細について本明細書で再び説明されない。
上記の方法に従って、図20は、本出願の実施形態による通信装置30の概略図2である。図20に示されているように、装置30は、ネットワークデバイスであり得るか、またはチップもしくは回路、たとえば、ネットワークデバイス中に配設され得るチップもしくは回路であり得る。
装置30は、プロセッサ31(処理ユニットの例)およびメモリ32を含み得る。メモリ32は、命令を記憶するように構成され、プロセッサ31は、メモリ32に記憶された命令を実行して、装置30が、上記の方法におけるネットワークデバイスによって実施されるステップを実施するように構成される。
さらに、装置30は、入力ポート33(通信ユニットの例)および出力ポート33(処理ユニットの別の例)をさらに含み得る。またさらに、プロセッサ31、メモリ32、入力ポート33、および出力ポート34は、内部接続経路を使用することによって互いに通信して、制御および/またはデータ信号を送信し得る。メモリ32は、コンピュータプログラムを記憶するように構成される。プロセッサ31は、上記の方法200における端末デバイスによって実施されるステップを実装するために、メモリ32からコンピュータプログラムを呼び出し、コンピュータプログラムを実行して、信号を受信するように入力ポート33を制御し、信号を送るように出力ポート34を制御するように構成され得る。メモリ32はプロセッサ31に組み込まれ得るか、またはメモリ32とプロセッサ31は別々に配設され得る。
上記の方法における受信端部デバイスによって実施されるステップを実装するために、入力ポート33は、信号を受信するように制御され、出力ポート34は、信号を送るように制御される。メモリ32はプロセッサ31に組み込まれ得るか、またはメモリ32とプロセッサ31は別々に配設され得る。
任意選択で、装置30が通信デバイスである場合、入力ポート33は受信機であり、出力ポート34は送信機である。受信機と送信機は、同じ物理エンティティまたは異なる物理エンティティであってよい。受信機と送信機が同じ物理エンティティであるとき、受信機と送信機は、まとめてトランシーバと呼ばれることがある。
任意選択で、装置30がチップまたは回路である場合、入力ポート33は入力インターフェースであり、出力ポート34は出力インターフェースである。
任意選択で、装置30がチップまたは回路である場合、装置30はメモリ32を含まないことがある。プロセッサ31は、チップの外部にあるメモリ中の命令(プログラムまたはコード)を読み取って、上記の方法における受信端部デバイスの機能を実装し得る。
実装では、入力ポート33および出力ポート34の機能は、トランシーバ回路または専用トランシーバチップを使用することによって実装され、プロセッサ31は、専用処理チップ、処理回路、またはプロセッサ、またはユニバーサルチップを使用することによって実装されることが考えられてよい。
別の実装では、本出願のこの実施形態において提供される受信端部デバイスは、汎用コンピュータを使用することによって実装されることが考えられてよい。具体的には、プロセッサ31、入力ポート33、および出力ポート34の機能を実装するためのプログラムコードがメモリに記憶され、汎用プロセッサは、メモリ中のコードを実行することによってプロセッサ31、入力ポート33、および出力ポート34の機能を実装する。
リソース表示値を取得するための装置30中のモジュールまたはユニットの上記のリストされた機能および行為は、例として説明されたものにすぎない。リソース表示値を取得するための装置30中のモジュールまたはユニットは、方法200または方法300におけるネットワークデバイスによって実施される行為または処理手順を実施するように構成されてよい。繰り返しを回避するために、詳細な説明は本明細書において省略される。
装置30に関し、本出願のこの実施形態および他のステップにおいて提供される技術的解決策に関係する、概念、説明、および詳細な説明については、上記の方法または他の実施形態における内容の説明を参照されたい。詳細について本明細書で再び説明されない。
図21は、本出願による端末デバイス20の概略構造図である。端末デバイス20は、上記の方法における端末デバイスの機能を実装するように構成され得る。端末デバイス20は、図9に示されているシステムに適用され得る。説明しやすいように、図21は、端末デバイスの主要な構成要素のみを示している。図21に示されているように、端末デバイス20は、プロセッサ、メモリ、制御回路、アンテナ、および入出力装置を含む。
プロセッサは、通信プロトコルおよび通信データを処理し、端末デバイス全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理する、たとえば、プリコーディング行列送信を命令するための方法の実施形態において説明される行為を実施する際に端末デバイスをサポートするように主に構成される。メモリは、ソフトウェアプログラムおよびデータを記憶するように、たとえば、上記の実施形態において説明されたコードブックを記憶するように主に構成される。制御回路は、ベースバンド信号および無線周波数信号を変換し、無線周波数信号を処理するように主に構成される。制御回路は、アンテナとともに、電磁波形中で無線周波数信号を送受信するように主に構成されるトランシーバと呼ばれることもある。タッチスクリーン、ディスプレイスクリーン、またはキーボードなどの入出力装置は、ユーザによって入力されたデータを受信し、ユーザにデータを出力するように主に構成される。
端末デバイスが電源投入された後に、プロセッサは、記憶ユニット中のソフトウェアプログラムを読み取り、ソフトウェアプログラムの命令を解釈および実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理し得る。データがワイヤレス方式で送られる必要があるとき、プロセッサは、送られるべきデータに対してベースバンド処理を実施し、ベースバンド信号を無線周波数回路に出力する。無線周波数回路は、ベースバンド信号に対して無線周波数処理を実施し、次いで、電磁波形態におけるアンテナを使用することによって無線周波数信号を送る。データが端末デバイスに送られたとき、無線周波数回路は、アンテナを使用することによって無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサに出力し、プロセッサは、ベースバンド信号をデータに変換し、データを処理する。
当業者は、説明しやすいように、図21が、ただ1つのメモリおよびただ1つのプロセッサを示していることを理解されよう。実際には、端末デバイスは、複数のプロセッサおよび複数のメモリを含んでよい。メモリは、記憶媒体、記憶デバイスなどと呼ばれることもある。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
任意選択の実装では、プロセッサは、ベースバンドプロセッサおよび中央処理ユニットを含み得る。ベースバンドプロセッサは、通信プロトコルおよび通信データを処理するように主に構成される。中央処理ユニットは、端末デバイス全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように主に構成される。図22のプロセッサは、ベースバンドプロセッサおよび中央処理ユニットの機能を組み込んでいる。当業者は、ベースバンドプロセッサおよび中央処理ユニットが、代替として、互いに依存しないプロセッサであってよく、バスなどの技術を使用することによって相互接続されることを理解されよう。当業者は、端末デバイスが、様々なネットワーク規格に適応するために複数のベースバンドプロセッサを含んでよく、端末デバイスが、端末デバイスの処理能力を改善するために複数の中央処理ユニットを含んでよく、端末デバイスの構成要素が、様々なバスを使用することによって接続され得ることを理解されよう。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド処理回路またはベースバンド処理チップとして表されることもある。中央処理ユニットは、中央処理回路または中央処理チップとして表されることもある。通信プロトコルおよび通信データを処理する機能は、プロセッサ中に構築され得るか、またはソフトウェアプログラムの形態で記憶ユニットに記憶され得て、プロセッサは、ソフトウェアプログラムを実行してベースバンド処理機能を実装する。
たとえば、本出願のこの実施形態では、送受信機能および制御回路を有するアンテナは、端末デバイス20のトランシーバユニット201と見なされてよく、処理機能を有するプロセッサは、端末デバイス20の処理ユニット202と見なされてよい。図21に示されているように、端末デバイス20は、トランシーバユニット201および処理ユニット202を含む。トランシーバユニットは、トランシーバ、トランシーバ装置などと呼ばれることもある。任意選択で、トランシーバユニット201中に受信機能を実装するように構成された構成要素は、受信ユニットと見なされてよく、トランシーバユニット201中に送信機能を実装するように構成された構成要素は、送信ユニットと見なされてよい。言い換えれば、トランシーバユニット201は、受信ユニットおよび送信ユニットを含む。たとえば、受信ユニットは、受信機、受信機回路などと呼ばれることもあり、送信ユニットは、送信機、送信機回路などと呼ばれることもある。
図22は、本出願の実施形態によるネットワークデバイスの概略構造図である。ネットワークデバイスは、上記の方法におけるネットワークデバイスの機能を実装するように構成され得る。たとえば、図22は、基地局の概略構造図であり得る。図22に示されているように、ネットワークデバイス(たとえば、基地局)は、図9に示されているシステムに適用され得る。ネットワークデバイス40は、1つまたは複数の無線周波数ユニット、たとえば、リモート無線ユニット(remote radio unit、RRU)401、および1つまたは複数のベースバンドユニット(baseband unit、BBU)(デジタルユニット(digital unit、DU)と呼ばれることもある)402を含む。RRU401は、トランシーバユニット、トランシーバ、トランシーバ回路などと呼ばれることがあり、少なくとも1つのアンテナ4011および無線周波数ユニット4012を含み得る。RRU401は、無線周波数信号を受信および送信し、たとえば、上記の実施形態におけるシグナリングメッセージを端末デバイスに送るように構成された、無線周波数信号とベースバンド信号との間の変換を実施するように主に構成される。BBU402は、ベースバンド処理を実行すること、基地局を制御することなどを行うように主に構成される。RRU401とBBU402は、物理的に一緒に配設され得るか、または物理的に別々に配設され得、具体的には、分散された基地局上にあり得る。
BBU402は、基地局の制御センターであり、処理ユニットと呼ばれることもあり、ベースバンド処理機能、たとえば、チャネルコーディング、多重化、変調、および拡散を実装するように主に構成される。たとえば、BBU(処理ユニット)402は、基地局40を制御して、方法実施形態におけるネットワークデバイスの動作手順を実施するように構成され得る。
例では、BBU402は、1つまたは複数のボードを含んでよく、複数のボードは、単一のアクセス規格の無線アクセスネットワーク(たとえば、LTEシステム、もしくは5Gシステム)を一緒にサポートし得るか、または様々なアクセス規格の無線アクセスネットワークを別々にサポートし得る。BBU402は、メモリ4021およびプロセッサ4022をさらに含む。メモリ4021は、必要な命令およびデータを記憶するように構成される。たとえば、メモリ4021は、上記の実施形態におけるコードブックなどを記憶する。プロセッサ4022は、必要な行為を実施するように基地局を制御するように構成される。たとえば、プロセッサ4022は、基地局を制御して、上記の方法実施形態におけるネットワークデバイスに関係する動作手順を実施するように構成される。メモリ4021およびプロセッサ4022は、1つまたは複数のボードをサービスし得る。言い換えれば、メモリとプロセッサは、各ボード上に別々に配設され得る。代替として、複数のボードが、同じメモリおよび同じプロセッサを共有し得る。加えて、各ボード上に、必要な回路がさらに配設され得る。
可能な実装では、システムオンチップ(System−on−chip、SoC)技術の発展とともに、構成要素402および401のすべてまたはいくつかの機能は、SoC技術を使用することによって実装され、たとえば、1つの基地局機能チップを使用することによって実装され得る。基地局機能チップは、プロセッサ、メモリ、およびアンテナインターフェースなどの構成要素を組み込む。基地局関連の機能のプログラムがメモリに記憶される。プロセッサは、プログラムを実行して基地局関連の機能を実装する。任意選択で、基地局機能チップは、基地局関連の機能を実装するためにチップの外部にあるメモリを読み取ることもできる。
図22に示されているネットワークデバイスの構造は、可能な形態にすぎず、本出願のこの実施形態に対するいかなる限定ともならないことを理解されたい。本出願では、将来において別の形態の基地局構造があり得る可能性は除外されない。
本出願の実施形態における方法によれば、本出願の実施形態は、送信端部デバイスおよび受信端部デバイスを含む、通信システムをさらに提供する。
本明細書における「/」という文字は、通常、関連する対象間の「または」関係を示す。
上記の処理のシーケンス番号は、本出願の実施形態における実行シーケンスを意味しないことを理解されたい。処理の実行シーケンスは、処理の機能および内部論理に基づいて決定されるべきであり、本出願の実施形態の実装処理に対するいかなる限定としても解釈されるべきではない。
上記の説明は、本出願の特定の実装にすぎず、本出願の保護範囲を限定することを意図されない。本出願に開示される技術範囲内で当業者によって容易に理解されるいかなる変更または置換も、本出願の保護範囲内に入るものである。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従わなければならないものである。
プロセッサは、通信プロトコルおよび通信データを処理し、端末デバイス全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理する、たとえば、説明される行為を実施する際に端末デバイスをサポートするように主に構成される。メモリは、ソフトウェアプログラムおよびデータを記憶するように主に構成される。制御回路は、ベースバンド信号および無線周波数信号を変換し、無線周波数信号を処理するように主に構成される。制御回路は、アンテナとともに、電磁波形中で無線周波数信号を送受信するように主に構成されるトランシーバと呼ばれることもある。タッチスクリーン、ディスプレイスクリーン、またはキーボードなどの入出力装置は、ユーザによって入力されたデータを受信し、ユーザにデータを出力するように主に構成される。
例では、BBU402は、1つまたは複数のボードを含んでよく、複数のボードは、単一のアクセス規格の無線アクセスネットワーク(たとえば、LTEシステム、もしくは5Gシステム)を一緒にサポートし得るか、または様々なアクセス規格の無線アクセスネットワークを別々にサポートし得る。BBU402は、メモリ4021およびプロセッサ4022をさらに含む。メモリ4021は、必要な命令およびデータを記憶するように構成される。プロセッサ4022は、必要な行為を実施するように基地局を制御するように構成される。たとえば、プロセッサ4022は、基地局を制御して、上記の方法実施形態におけるネットワークデバイスに関係する動作手順を実施するように構成される。メモリ4021およびプロセッサ4022は、1つまたは複数のボードをサービスし得る。言い換えれば、メモリとプロセッサは、各ボード上に別々に配設され得る。代替として、複数のボードが、同じメモリおよび同じプロセッサを共有し得る。加えて、各ボード上に、必要な回路がさらに配設され得る。