JP2021515465A - SpCell選択の支援情報 - Google Patents

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Abstract

例示的な実施形態は、基地局の中央ユニット(CU)により実行され、ユーザ機器(UE)にサーブするために基地局の第1の分散ユニット(DU)が使用するスペシャルセル(SpCell)を選択する方法を含む。このような実施形態は、UEの好適なSpCellとして、第1のDUがサーブする第1のセルの識別情報と、第1のDUがサーブする1つまたは複数の第2のセルの識別情報とを含む第1のリクエストを第1のDUに送信することを含み得る。また、このような実施形態は、第1のDUがUEのSpCellとして第1のセルを設定できないという第1の指標と、第1のDUがUEのSpCellとしてゼロ個以上の第3のセルを設定できるという第2の指標とを含む第1の応答を第1のDUから受信することを含み得る。【選択図】図10

Description

本願は、一般に、無線通信システムおよび方法の分野に関し、より詳細には、分割および/または分散基地局アーキテクチャにおいて特定の無線デバイスにサーブするスペシャルセル(SpCell)を選択するデバイス、方法、およびコンピュータ可読媒体に関する。
一般的に、本明細書において使用する用語はすべて、使用の文脈による異なる意味の明らかな付与および/または暗示のない限り、関連する技術分野における通常の意味に従って解釈されるものとする。別段の明示的な記述のない限り、要素、装置、構成要素、手段、ステップ等に対するすべての言及が、当該要素、装置、構成要素、手段、ステップ等の少なくとも1つの例に対する言及としてオープンに解釈されるものとする。本明細書に開示の如何なる方法のステップも、あるステップが別のステップに後続もしくは先行するものとする明示的な記載ならびに/またはあるステップが別のステップに後続もしくは先行する必要がある旨の暗示のない限り、開示の厳密な順序で実行する必要はない。本明細書に開示の実施形態のいずれかの如何なる特徴も、必要に応じて、その他任意の実施形態に適用可能である。同様に、実施形態のいずれかの如何なる利点も、その他任意の実施形態に適用可能であり、その逆もまた同様である。本明細書の実施形態の他の目的、特徴、および利点についても、以下の説明から明らかとなるであろう。
ロングタームエボリューション(LTE)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)内で開発され、最初はリリース8および9にて標準化された、いわゆる第4世代(4G)無線アクセス技術の総称であり、エボルブドUTRAN(E−UTRAN)としても知られている。LTEは、さまざまなライセンス周波数帯で対象となっており、エボルブドパケットコア(EPC)ネットワークを含むシステムアーキテクチャエボリューション(SAE)と一般的に称する非無線態様の改良を伴う。LTEは、3GPPおよびそのワーキンググループ(WG)(無線アクセスネットワーク(RAN)WGおよび下位のワーキンググループ(たとえば、RAN1、RAN2等)を含む)により規格設定プロセスに従って開発された後続のリリースで進化し続けている。
LTEリリース8以来、UEとeNBとの間の無線リソース制御(RRC)および非アクセス層(NAS)メッセージのトランスポートに対して、3つのシグナリング無線ベアラ(SRB)すなわちSRB0、SRB1、およびSRB2が利用可能となっている。また、Rel−13では、NB−IoTにおいてDoNAS(Data Over NAS)をサポートする新たなSRB(SRB1bisとして知られる)が導入されている。
SRB0は、CCCH論理チャネルを用いてRRCメッセージを搬送するが、これは、RRC接続設定、再開、および再確立の取り扱いに用いられる。UEがeNBに接続されると(すなわち、RRC接続設定またはRRC接続再確立/再開に成功すると)、SRB2の確立に先立って、RRCメッセージ(ピギーバックNASメッセージを含んでいてもよい)およびNASメッセージの別途取り扱いのため、SRB1が用いられる(これらすべてにおいて、DCCH論理チャネルを使用する)。SRB2は、記録済み測定情報等のRRCメッセージのほか、NASメッセージにも用いられる(これらすべてにおいて、DCCHを使用する)。SRB2がSRB1よりも優先されないのは、記録済み測定情報およびNASメッセージが非常に長くなる可能性があって、より緊急性が高く小さなSRB1メッセージを遮断してしまう可能性もあるためである。SRB2は常に、セキュリティの有効化の後、E−UTRANにより設定される。
LTE Rel−10(リリース10)において追加された特徴は、Rel−8との後方互換性を維持しつつ、20MHz超の帯域幅をサポートしたことである。このため、広帯域LTE Rel−10キャリア(たとえば、20MHzより広い)は、LTE Rel−8端末に対する多数のキャリア(「コンポーネントキャリア」または「CC」と称する)として現れるはずである。広帯域Rel−10キャリアの効率的な使用に関しては、広帯域LTE Rel−10キャリアのすべての部分において、レガシー(たとえば、Rel−8)端末をスケジューリング可能である。これを実現する1つの方法として、キャリアアグリゲーション(CA)が挙げられるが、これにより、LTE Rel−10端末は複数のCCを受信可能であり、それぞれ、Rel−8キャリアと同じ構造を有していることが好ましい。
CAの一例を図1に示す。本例において、基地局100(たとえば、eNodeB、略してeNB)は、図中にPCell1、SCell2、およびSCell3と表記した3つの異なるセルを用いて、UE102等のユーザ機器(UE(たとえば、無線デバイス))にサービスまたはカバレッジを提供する。これらのセルにおけるカバレッジはそれぞれ、3つの異なるコンポーネントキャリアCC1、CC2、およびCC3によって提供される。この設定は、ほんの一例に過ぎず、任意数のキャリアおよびセルを用いたCA設定が採用可能であることに留意すべきである。
LTEに関して、プライマリセル(PCell(たとえば、PCell1))は、データおよび制御シグナリングの両者をPCell上で伝送可能となるように無線デバイスにサーブする「主要」なセルとして規定される。一方、1つまたは複数の補助セルまたはセカンダリセル(SCell(たとえば、SCell2およびSCell3))は通常、データの伝送にのみ使用され、より高いデータスループットを可能にする追加の帯域幅を提供する。CA対応UEには、常に有効化されたPCell(たとえば、PCell1)と、動的に有効化または無効化可能な1つまたは複数のSCell(たとえば、SCell2および/またはSCell3)が割り当てられる。
アグリゲートCCの数および個々のCCの帯域幅は、アップリンクとダウンリンクとで異なり得る。「対称設定」は、ダウンリンクおよびアップリンクにおけるCCの数が同じ場合を表し、「非対称設定」は、CCの数が異なる場合を表す。さらに、あるセルで設定されるCCの数は、端末から見たCCの数とは異なっていてもよい。たとえば、同数のアップリンクおよびダウンリンクCCがセルに設定されている場合であっても、端末は、アップリンクCCよりも多くのダウンリンクCCをサポート可能である。
LTE Rel−12においては、デュアルコネクティビティフレームワークが規定されている。デュアルコネクティビティ(または、DC)は、非理想バックホールにより相互に接続された少なくとも2つの異なるネットワーク点により与えられる無線リソースをRRC_CONNECTED状態のUEが消費する動作モードを表す。LTE規格において、これら2つのネットワーク点は、「マスターeNB」(MeNB)および「セカンダリeNB」(SeNB)と称する場合がある。より一般的には、マスターノード(MN)およびセカンダリノード(SN)と称し得る。DCは、相互に物理的に分離され、相互に高速・高品質通信で接続されていないネットワークノードによりアグリゲートキャリアまたはセルが提供されるキャリアアグリゲーション(CA)の特殊な場合として見なし得る。
より具体的に、DCにおいては、マスターセルグループ(MCG)およびセカンダリセルグループ(SCG)がUEに設定される。セルグループ(CG)は、MeNBまたはSeNBと関連付けられたサービングセルのグループである。MCGおよびSCGは、以下のように規定される。
マスターセルグループ(MCG)は、MeNBと関連付けられたサービングセルのグループであり、プライマリセル(PCell)と、任意選択として1つまたは複数のセカンダリセル(SCell)とを含む。
セカンダリセルグループ(SCG)は、SeNBと関連付けられたサービングセルのグループであり、プライマリSCell(pSCell)と、任意選択として1つまたは複数のSCellとを含む。
用語「スペシャルセル(Special Cell)」(略して「SpCell」)は、UEのMACエンティティがMCGと関連付けられているか、SCGと関連付けられているかに応じてそれぞれ、MCGのPCellまたはSCGのpSCellを表す。非DC動作(たとえば、CA)において、SpCellは、PCellを表す。SpCellは、常に有効化されており、UEによる物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)伝送およびコンテンションベースのランダムアクセスをサポートする。
言い換えると、DCにおけるUEは、アンカーノードおよびブースターノードへの同時接続を維持するが、この場合のアンカーノードはMeNBとも称し、ブースターノードはSeNBとも称する。その名称が暗示する通り、MeNBは、UEに向かう制御プレーン接続を終端させるため、UEの制御ノードであり、SeNBへのハンドオーバおよびSeNBからのハンドオーバを含む。たとえば、MeNBは、少なくともS1−MME接続すなわちeNBとUEのモビリティ管理エンティティ(MME)との間の接続を終端させるeNBである。SeNBは、UEの付加的な無線リソース(たとえば、ベアラ)を提供しているeNBであるが、MeNBではない。無線リソースベアラの種類としては、MCGベアラ、SCGベアラ、およびスプリットベアラが挙げられる。
UEとのRRC接続はMeNBのみが取り扱うため、SRB(シグナリング無線ベアラ)は常にMCGベアラ型として設定され、MNの無線リソースのみを使用する。ただし、MeNBは、SeNBからの入力に基づいてUEを設定することも可能であるため、SeNBが間接的にUEを制御可能となる。LTE−DC設定において、MeNBは、Xnインターフェースを介してSeNBに接続されており、このインターフェースは現在、2つのeNB間のX2インターフェースと同じになるように選択されている。
LTEの原理によれば、UEは、イベントトリガへの応答であれ、周期的トリガへの応答であれ、サービングセルの測定結果を含む測定結果レポートを提供する。LTE−DCにおけるUEの場合、サービングセルは、MCG(MN)のセルおよびSCG(SN)のセルの両者を意味する。モビリティ測定に関して、MeNBは、たとえば測定周波数、報告方法等を含むさまざまな基準に従ってUEを設定する。これに対応して、UEは、測定基準が満たされると、測定結果をMeNBに送る。LTEの原理によれば、イベントトリガであれ、周期的トリガであれ、UEは、測定結果レポートを送る必要がある場合、常に、サービングセルの測定結果をネットワークに送るものとする。LTE−DCにおけるUEの場合、サービングセルは、MCG(MN)のセルおよびSCG(SN)のセルの両者を意味する。
図2は、UE110および基地局(eNB)120を伴う種々例示的なLTE DCシナリオを示している。図示のように、図中のUEのいずれに対しても、接続されているSeNBは(最大でも)1つだけである。ただし、一般的には、2つ以上のSeNBがUEにサーブし得る。さらに、MeNBおよびSeNBの両者からのセルは、UEに対して1つずつしかサーブしないものとして示しているが、実際には、MeNBおよびSeNBの両者から、2つ以上のセルがUEにサーブし得る。また、この図から、デュアルコネクティビティがUE固有の特徴であり、所与のネットワークノード(または、サービングセル)が二重接続UEおよびレガシーUEを同時にサポートし得ることも明らかである。言い換えると、MeNBおよびSeNBは、特定の状況において(たとえば、特定のUEに関して)eNB120が果たす役割または与える機能である。したがって、図2のeNB120は「MeNB」および「SeNB」と表記するが、これは、少なくとも1つのUE110に対して両者がこのような役割を果たしているに過ぎないことを示している。実際のところ、所与のeNB120は、あるUE110に対してはMeNB、別のUEに対してはSeNBとなり得る。
言い換えると、マスター/アンカーおよびセカンダリ/ブースターの役割は、UEの視点から規定されるが、これは、あるUEに対するアンカーとして作用するノード(または、セル)が別のUEに対するブースターとして作用し得ることを意味する。同様に、DCシナリオにおける所与のUEは、アンカーノード(または、セル)からシステム情報を読み出すが、あるUEに対するブースターとして作用するノード(または、セル)は、システム情報を別のUEに配布するようにしてもよいし、配布しなくてもよい。さらに、LTEにおいては、周波数間DCのみがサポートされている(すなわち、MCGおよびSCGは、異なるキャリア周波数を使用する必要がある)。
要約すると、DCによれば、LTE対応UEを2つのノード(MeNBおよびSeNB)に接続して、両ノードからデータを受信することにより、そのデータレートを増大させることができる。MeNB(または、MN)は、システム情報を提供するとともにCPを終端させ、また、UPを終端させ得る。一方、SeNB(または、SN)は、UPのみを終端させる。このUPアグリゲーションによれば、MeNBとSeNBとの間の低レイテンシバックホール/ネットワーク接続がなくても、チャネル状態が良好なユーザのユーザごとのスループットが向上し、単一のノードでサポート可能なデータレートよりも高いデータレートで受信および送信できる利益が実現される。
3GPPにおいては、第5世代(5G)セルラー(たとえば、無線)ネットワークの新無線インターフェースに関する検討事項が最近になって完了している。3GPPは現在、NR(New Radio)と省略されることの多いこの新無線インターフェースの規格化を行っている。図3は、次世代RAN(NG−RAN)および5Gコア(5GC)から成る5Gネットワークアーキテクチャの高レベル図である。NG−RANは、1つまたは複数のNGインターフェースを介して5GCに接続された一組のgNodeB(gNB)を含むことができ、このgNBは、図3のgNB300および350間のXnインターフェース等、1つまたは複数のXnインターフェースを介して互いに接続可能である。UEに対するNRインターフェースに関して、gNBはそれぞれ、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、またはこれらの組合せをサポート可能である。
NG−RANは、無線ネットワークレイヤ(RNL)およびトランスポートネットワークレイヤ(TNL)にレイヤ化されている。NG−RANアーキテクチャすなわちNG−RAN論理ノードおよびそれらの間のインターフェースは、RNLの一部として規定される。NG−RANインターフェース(NG、Xn、F1)のそれぞれについて、関連するTNLプロトコルおよび機能が定められている。TNLは、ユーザプレーントランスポートおよびシグナリングトランスポートのサービスを提供する。いくつかの例示的な設定において、各gNBは、3GPP TS 23.501に規定された「AMF領域」内のすべての5GCノードに接続されている。NG−RANインターフェースのTNL上のCPおよびUPデータに対するセキュリティ保護がサポートされている場合は、NDS/IP(3GPP TS 33.401)が適用されるものとする。
図3に示す(および、TS 38.401およびTR 38.801に記載の)NG−RAN論理ノードは、中央(または、集中)ユニット(CUまたはgNB−CU)と、1つまたは複数の分散(または、脱集中)ユニット(DUまたはgNB−DU)とを具備する。たとえば、図3のgNB300は、gNB−CU310と、gNB−DU320および330とを具備する。CU(たとえば、gNB−CU310)は、上位レイヤプロトコルをホスティングするとともに、DUの動作の制御等、さまざまなgNB機能を実行する論理ノードである。各DUは、下位レイヤプロトコルをホスティングするとともに、機能分割に応じてgNB機能のさまざまな部分集合を含み得る論理ノードである。このため、CUおよびDUはそれぞれ、処理回路、送受信回路(たとえば、通信用)、および電源回路等、それぞれの機能の実行に要するさまざまな回路を具備し得る。さらに、本明細書においては、用語「中央ユニット(central unit)」および「集中ユニット(centralized unit)」を区別なく使用しており、用語「分散ユニット(distributed unit)」および「脱集中ユニット(decentralized unit)」も同様である。
gNB−CUは、図3のインターフェース322および332等、各F1論理インターフェースを通じてgNB−DUに接続されている。gNB−CUおよび接続されたgNB−DUは、他のgNBおよび5GCに対してのみ、gNBとして見える。たとえば、F1インターフェースは、gNB−CUを越えては見られない。さらに、gNB−CUとgNB−DUとの間のF1インターフェースは、以下の一般原則に基づいて定められている。
F1は、オープンインターフェースである。
F1は、各エンドポイント間のシグナリング情報の交換のほか、各エンドポイントへのデータ伝送をサポートする。
F1は、論理的観点から、(エンドポイント間の物理的な直接接続がなくても)エンドポイント間のポイント・ツー・ポイントインターフェースである。
F1は、gNB−CUがCPおよびUPにおいて分離され得るように、制御プレーン(CP)およびユーザプレーン(UP)の分離をサポートする。
F1は、無線ネットワークレイヤ(RNL)およびトランスポートネットワークレイヤ(TNL)を分離する。
F1は、UE関連情報および非UE関連情報の交換を可能にする。
F1は、新たな要件、サービス、および機能に関して時代遅れにならないように設計されている。
gNBは、X2、Xn、NG、およびS1−Uインターフェースを終端させ、DUとCUとの間のF1インターフェースに関しては、3GPP TS 38.473に規定されたF1アプリケーション部プロトコル(F1−AP)を利用する。
簡潔に前述した通り、CUは、たとえばF1−AP、ストリーム制御伝送プロトコル(SCTP)、GPRSトンネリングプロトコル(GTP)、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、インターネットプロトコル(IP)、および無線リソース制御(RRC)プロトコル等の上位レイヤプロトコルをホスティング可能である。これに対して、DUは、たとえば無線リンク制御(RLC)、媒体アクセス制御(MAC)、および物理レイヤ(PHY)プロトコル等の下位レイヤプロトコルをホスティング可能である。ただし、CUにおけるRRC、PDCP、およびRLCプロトコルの一部(たとえば、自動再送信リクエスト(ARQ)機能)等、CUとDUとの間のプロトコル分布の他の変形も存在し得る一方、DUにおいては、MACおよびPHYと併せて、RLCプロトコルのその他の部分がホスティングされる。いくつかの例示的な実施形態において、CUは、RRCおよびPDCPをホスティング可能であるが、このPDCPは、UPトラフィックおよびCPトラフィックの両者を取り扱うものと仮定される。それにも関わらず、他の例示的な実施形態では、CUにおける特定のプロトコルおよびDUにおける他の特定のプロトコルのホスティングによって、他のプロトコル分割を利用し得る。また、例示的な実施形態においては、集中ユーザプレーンプロトコル(たとえば、PDCP−U)に関して、異なるCUで集中制御プレーンプロトコル(たとえば、PDCP−CおよびRRC)を設置することも可能である。
また、3GPP RAN3ワーキンググループ(WG)においては、gNB−CUの分離をCU−CP機能(シグナリング無線ベアラに対するRRCおよびPDCPを含む)およびCU−UP機能(ユーザプレーンに対するPDCPを含む)に対してサポートすることも合意されている。CU−CP部およびCU−UP部は、E1インターフェースを通じたE1−APプロトコルを用いて互いに通信する。図4は、DU−CU分割およびCU−CPとCU−UPとの間の別途分離に基づく例示的なgNBアーキテクチャを示している。
図3および図4に示すgNB分割CU−DUアーキテクチャは、同じCUがサーブする複数のDUへのUEの接続または異なるCUがサーブする複数のDUへのUEの接続を可能にすることにより実現され得る。図3に示すように、gNBは、各F1インターフェースを介して1つまたは複数のgNB−DUに接続されたgNB−CUを具備し得るが、gNB−DUが接続可能なgNB−CUは、1つだけである。
3GPP TR 38.804は、MNおよびSNがNR、LTE、または両者を適用している種々例示的なDCシナリオまたは設定を記述する。以下の専門用語は、これらの例示的なDCシナリオまたは設定の説明に用いられる。
DC:LTE DC(すなわち、上述の通り、MNおよびSNの両者がLTEを採用する)
EN−DC:LTEがマスター、NRがセカンダリであるLTE−NRデュアルコネクティビティ
NGEN−DC:MNとして作用する1つのNG−eNBおよびSNとして作用する1つのgNBにUEが接続されたLTE−NRデュアルコネクティビティ(NG−eNBが5GCに接続され、gNBがXnインターフェースを介してNG−eNBに接続されている)
NE−DC:MNとして作用する1つのgNBおよびSNとして作用する1つのNG−eNBにUEが接続されたLTE−NRデュアルコネクティビティ(gNBが5GCに接続され、NG−eNBがXnインターフェースを介してgNBに接続されている)
NR−DC(または、NR−NR DC):MNおよびSNの両者がNRおよび5GCを採用
MR−DC(マルチRAT DC):TS 36.300に記載のE−UTRA内デュアルコネクティビティ(DC)の一般化であり、非理想バックホールを介して接続された2つの異なるノードが提供するリソース(一方がE−UTRAアクセスを提供し、他方がNRアクセスを提供する)を利用するように、複数のRx/Tx UEが設定されていてもよい(一方のノードがMNとして作用し、他方がSNとして作用する。MNおよびSNは、ネットワークインターフェースを介して接続されており、少なくともMNがコアネットワークに接続されている。EN−DCおよびNE−DCは、MR−DCの2つの異なる事例である)
図3および図4に示す5Gネットワークアーキテクチャは、CAおよびDCのフレームワークを与えるが、分割CU−DUアーキテクチャにおけるSpCellの選択および/または設定と関連付けられたさまざまな問題、障害、および/または課題が存在する。
本明細書に開示の例示的な実施形態は、分散(たとえば、CU−DU分割)基地局アーキテクチャにおけるSpCellの選択のための柔軟かつ効率的な技術を提供することによって、既存のソリューションの上記および他の課題、問題、および/または障害に対処する。このような例示的な実施形態では、必要なネットワークシグナリングの量を減らすことによって、ネットワークの機能および/または信頼性を向上可能である。
例示的な実施形態は、ユーザ機器(UE)にサーブするために基地局の第1の分散ユニット(DU)が使用するスペシャルセル(SpCell)を選択する方法および/または手順を含む。これらの例示的な方法および/または手順は、基地局の1つまたは複数の分散ユニット(DU(たとえば、gNB−DU))と連通した基地局の中央ユニット(CU)またはノード(たとえば、gNB−CU)によって実行可能である。
いくつかの実施形態において、これらの例示的な方法および/または手順は、第1のDUおよび場合によっては第2のDUを含む1つまたは複数のDUと関連付けられた複数のセルに関する無線信号測定結果を受信することを含み得る。また、いくつかの実施形態において、これらの例示的な方法および/または手順は、無線信号測定結果に基づいて、複数のセルから、UEの好適なSpCellとしての第1のセルおよびUEの代替的なSpCellとしての1つまたは複数の第2のセルを選択することを含み得る。第1のセルならびに1つもしくは複数の第2のセルはともに、第1のDUがサーブ可能である。
また、これらの例示的な方法および/または手順は、UEの好適なSpCellとしての第1のセルの識別情報と、1つまたは複数の第2のセルの識別情報とを含む第1のリクエストを第1のDUに送信することを含み得る。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の第2のセルは、UEの候補SpCellおよびUEの候補セカンダリセル(SCell)のうちの一方を含み得る。また、これらの例示的な方法および/または手順は、第1のDUがUEのSpCellとして第1のセルを設定できないという第1の指標と、第1のDUがUEのSpCellとしてゼロ個以上の第3のセルを設定できるという第2の指標とを含む第1の応答を第1のDUから受信することを含み得る。いくつかの実施形態において、第2の指標は、第1のDUがUEのSpCellとして第2のセルのいずれも設定できないという指標と、識別された第3のセルのそれぞれが第2のセルのうちの1つである第3のセルの識別情報とのうちの少なくとも一方を含む。
また、いくつかの実施形態において、これらの例示的な方法および/または手順は、無線信号測定結果に基づいて、第2のDUがサーブする別の第1のセルならびに1つもしくは複数の別の第2のセルを選択することを含み得る。また、このような実施形態は、(たとえば、UEの好適なSpCellとしての)別の第1のセルの識別情報および別の第2のセルの識別情報を含む第2のリクエストを第2のDUに送信することを含み得る。また、このような実施形態は、第2のDUがUEのSpCellとして別の第1のセルを設定できないという別の第1の指標と、第2のDUがUEのSpCellとしてゼロ個以上の別の第3のセルを設定できるという別の第2の指標とを含む第2の応答を第2のDUから受信することを含み得る。
他の例示的な実施形態は、ユーザ機器(UE)にサーブするために使用されるスペシャルセル(SpCell)を選択する方法および/または手順を含む。これらの例示的な方法および/または手順は、基地局の中央ユニット(CU)またはノード(たとえば、gNB−CU)に接続された基地局の分散ユニット(DU)またはノード(たとえば、gNB−CU)によって実行可能である。
これらの例示的な方法および/または手順は、DUがサーブするUEの好適なSpCellとしての第1のセルの識別情報と、DUがサーブする1つまたは複数の第2のセルの識別情報とを含む第1のリクエストをCUから受信することを含み得る。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の第2のセルは、UEの候補SpCellおよびUEの候補セカンダリセル(SCell)のうちの一方を含み得る。
また、これらの例示的な方法および/または手順は、UEのSpCellとして第1のセルおよび第2のセルのいずれかを設定可能であるか否かを判定することを含み得る。いくつかの実施形態において、DUは、DU負荷状態と、第3のセルのそれぞれと関連付けられたDUリソースの可用性と、第3のセルのそれぞれと関連付けられたDUカバレッジエリア内のUEの場所とのうちのいずれかを含む1つまたは複数のDU動作状態に基づいて、上記決定を行うことができる。
また、これらの例示的な方法および/または手順は、DUがUEのSpCellとして第1のセルを設定できないという第1の指標と、DUがUEのSpCellとしてゼロ個以上の第3のセルを設定できるという第2の指標とを含む第1の応答をCUに送信することを含み得る。いくつかの実施形態において、第2の指標は、DUがUEのSpCellとして第2のセルのいずれも設定できないという指標と、識別された第3のセルのそれぞれが第2のセルのうちの1つである第3のセルの識別情報とのうちの少なくとも一方を含む。また、いくつかの実施形態において、これらの例示的な方法および/または手順は、CUから、UEの好適なSpCellとして第3のセルのうちの1つの識別情報を含む第2のリクエストを受信することを含み得る。
他の例示的な実施形態は、本明細書に記載の例示的な方法および/または手順に対応する動作を実行するように構成および/または設定された基地局の中央および分散ユニットおよび/またはノード(たとえば、gNB−CU、gNB−DU等)を含む。他の例示的な実施形態は、少なくとも1つのプロセッサにより実行された場合に、本明細書に記載の例示的な方法および/または手順に対応する動作を実行するように上記のような基地局のユニットおよび/またはノードを設定するプログラム命令を格納した非一時的コンピュータ可読媒体を含む。
本開示の例示的な実施形態の上記および他の目的、特徴、および利点については、本開示の例示的な実施形態に関する以下の詳細な説明を読むことにより明らかとなるであろう。
基地局(たとえば、eNB)がユーザ機器(UE)に提供するさまざまなセルを伴う例示的なLong−Term Evolution(LTE)キャリアアグリゲーション(CA)シナリオを示した高レベルネットワーク図である。 ユーザ機器(UE)および基地局(eNB)を伴う種々例示的なLTEデュアルコネクティビティ(DC)シナリオを示した高レベルネットワーク図である。 第5世代(5G)セルラー(たとえば、無線)ネットワークアーキテクチャの高レベル図である。 DU−CU分割およびCU−CPとCU−UPとの間の別途分離に基づく例示的なgNBアーキテクチャを示した図である。 UEの適当なSpCellをgNB−CUが選択して設定できる例示的な初期UEアクセス手順を示した図である。 UEの適当なSpCellをgNB−CUが選択して設定できる例示的なgNB−DU間モビリティ手順を示した図である。 本開示の種々例示的な実施形態に係る、UEコンテキスト設定または修正と関連するgNB−CUとgNB−DUとの間のシグナリングを示した図である。 本開示の種々例示的な実施形態に係る、gNB−CUからgNB−DUへの例示的なF1−APメッセージの一部を示した図である。 本開示の種々例示的な実施形態に係る、gNB−DUからgNB−CUへの例示的なF1−APメッセージの一部を示した図である。 本開示の種々例示的な実施形態に係る、基地局の中央ユニット(CU)またはノード(たとえば、gNB−CU)が実行する例示的な方法および/または手順を示したフロー図である。 本開示の種々例示的な実施形態に係る、基地局の分散ユニット(DU)またはノード(たとえば、gNB−DU)が実行する他の例示的な方法および/または手順を示したフロー図である。 本明細書に記載の種々の態様に係る、無線ネットワークの例示的な一実施形態を示す図である。 本明細書に記載の種々の態様に係る、UEの例示的な一実施形態を示す図である。 本明細書に記載のネットワークノードの種々の実施形態の実装に使用できる例示的な仮想化環境を示すブロック図である。 本明細書に記載の一態様に係る、例示的な通信システムおよび/またはネットワークのブロック図である。 本明細書に記載の一態様に係る、例示的な通信システムおよび/またはネットワークのブロック図である。 本開示の例示的な一実施形態に係る、通信システムにおいて実装される例示的な方法および/または手順を示したフロー図である。 本開示の例示的な一実施形態に係る、通信システムにおいて実装される例示的な方法および/または手順を示したフロー図である。 本開示の例示的な一実施形態に係る、通信システムにおいて実装される例示的な方法および/または手順を示したフロー図である。 本開示の例示的な一実施形態に係る、通信システムにおいて実装される例示的な方法および/または手順を示したフロー図である。
以下、添付の図面を参照することにより、本明細書において考えられる実施形態の一部をより詳しく説明する。ただし、本明細書に開示の主題の範囲内には、他の実施形態も含まれる。この開示の主題は、本明細書に示す実施形態のみに限定されるものと解釈すべきではなく、これらの実施形態は、主題の範囲を当業者に伝えるために一例として与えているに過ぎない。さらに、後述の説明全体を通して、以下の用語を使用する。
無線ノード(Radio Node):本明細書において、「無線ノード(radio node)」としては、「無線アクセスノード(radio access node)」または「無線デバイス(wireless device)」が可能である。
無線アクセスノード(Radio Access Node):本明細書において、「無線アクセスノード(radio access node)」(または、「無線ネットワークノード(radio network node)」)としては、信号を無線送信および/または受信するように動作するセルラー通信ネットワークの無線アクセスネットワーク(RAN)中の如何なるノードも可能である。無線アクセスノードのいくつかの例としては、基地局(たとえば、3GPP第5世代(5G)新無線(NR)ネットワーク中のNR基地局(gNB)または3GPP LTEネットワーク中のエンハンストもしくはエボルブドノードB(eNB))、高電力すなわちマクロ基地局、低電力基地局(たとえば、マイクロ基地局、ピコ基地局、ホームeNB等)、および中継ノード等が挙げられるが、これらに限定されない。
コアネットワークノード(Core Network Node):本明細書において、「コアネットワークノード(core network node)」は、コアネットワーク中の任意の種類のノードである。コアネットワークノードのいくつかの例としては、たとえばモビリティ管理エンティティ(MME)、パケットデータネットワークゲートウェイ(P−GW)、サービス能力公開機能(SCEF)等が挙げられる。
無線デバイス(Wireless Device):本明細書において、「無線デバイス(wireless device)」は、信号の無線アクセスノードに対する無線送信および/または受信によってセルラー通信ネットワークにアクセス可能(すなわち、セルラー通信ネットワークがサーブする)任意の種類のデバイスである。無線デバイスのいくつかの例としては、3GPPネットワーク中のUEおよびマシンタイプ通信(MTC)デバイスが挙げられるが、これらに限定されない。
ネットワークノード(Network Node):本明細書において、「ネットワークノード(network node)」は、無線アクセスネットワークまたはセルラー通信ネットワーク/システムのコアネットワークの一部である任意のノードである。
なお、本明細書の記述は、3GPPセルラー通信システムに焦点を当てているため、3GPPの専門用語またはそれに類似する専門用語を頻繁に使用する。ただし、本明細書に開示の概念は、3GPPシステムに限定されない。さらに、本明細書においては、用語「セル(cell)」を使用するが、(特に5G NRに関しては)セルの代わりにビームを使用可能であり、このため、本明細書に記載の概念がセルおよびビームの両者に等しく当てはまることが了解されるものとする。
前述の通り、図3および図4に示す5Gネットワークアーキテクチャは、CAおよびDCのフレームワークを与えるが、分割CU−DUアーキテクチャにおけるSpCellの選択および/または設定と関連付けられたさまざまな問題、障害、および/または課題が存在する。これらの問題について、以下により詳しく論じる。
前述の通り、SpCellは、常に有効化されており、UEによる物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)伝送およびコンテンションベースのランダムアクセスをサポートする。これらの重要なSpCell機能および能力を所与として、ネットワークは、当該ネットワークとの接続を確立する各UEの適当なSpCellを選択して設定するのが重要である。この選択は、たとえば各UEにより行われ、ネットワークに与えられる無線測定結果に基づき得る。さらに、UEモビリティおよび/または無線状態の変化により、ネットワークは、接続の継続時間全体にわたって、特定のUEの異なるSpCellを選択して設定することが必要になることが多い。
5Gネットワークに関して、現行のF1−AP仕様(たとえば、3GPP TS 38.470およびTS 38.473)では、SpCellの選択を分割CU−DUアーキテクチャのgNB−CUに担わせている。この要件の理由として、gNB−CUのみがUEから測定結果レポートを受信し、さまざまなセル上の無線リンク品質を把握している点が挙げられる。
図5は、UEの適当なSpCellをgNB−CUが選択して設定する例示的な初期UEアクセス手順を示している。図5において、これらの動作は、説明および理解を容易にするため、数値表記している。言い換えると、これらの動作の順序に関する任意の限定および/または制限が明確に記載されることになるため、これらが図中の数値の順序で暗示されることはないものとする。
動作1において、UEは、RRC接続リクエストメッセージをgNB−DUに送信する。これは、たとえばランダムアクセス(RA)手順の初期部分が完了した後に発生し得る。動作2において、gNB−DUは、UEのサービスを承認可能であるかを判定し、承認した場合は、関連するgNB−CUに送信するF1−AP初期UL RRCメッセージ伝送メッセージにおいて、UEに対するRRCメッセージおよび対応する下位レイヤ設定を含める。また、初期UL RRCメッセージ伝送メッセージは、gNB−DUによりUEに割り当てられた一時的識別情報(たとえば、C−RNTI)を含むことも可能である。なお、gNB−DUがRRCメッセージを転送するのは、gNB−CUがUEとのRRC(たとえば、CP)接続を終端させるためである。
動作3において、RRC接続リクエストメッセージを受信した後、gNB−CUは、UEに対するシグナリング接続ID(たとえば、gNB−CU UE F1−AP ID)を割り当て、UEへのRRC接続設定メッセージを生成する。このRRCメッセージは、gNB−CUがgNB−DUに送信するF1−AP DL RRCメッセージ伝送メッセージにカプセル化されている。動作4において、gNB−DUは、RRC接続設定メッセージをカプセル開放してUEに送信する。動作5において、UEは、RRC接続設定メッセージをと関連付けられた動作を実行し、RRC接続設定完了メッセージをgNB−DUに送信する。動作6において、gNB−DUは、gNB−CUに送信するF1−AP UL RRCメッセージ伝送メッセージにこのRRC接続設定完了メッセージをカプセル化する。
動作7においては、gNB−CUが初期UEメッセージ(たとえば、UEと関連付けられたパラメータを含む)をアクセス管理機能(AMF)に送信し、これが動作8において、初期UEコンテキスト設定リクエストメッセージにより応答する。動作9において、gNB−CUは、F1−AP UEコンテキスト設定リクエストメッセージを送信することにより、gNB−DUにおいてUEコンテキストを確立する。F1−AP UEコンテキスト設定リクエストメッセージは、AMFから受信されたさまざまなUEパラメータのほか、gNB−CUがUEに選択したSpCellの識別情報を含み得る。
gNB−DUは、その負荷状態等の因子に基づいて、gNB−CUにより選択されたSpCellを承認または拒絶可能である。gNB−DUは、選択されたSpCellを承認した場合、図5に示すように、F1−AP UEコンテキスト設定応答メッセージにより応答可能である。一方、gNB−DUは、選択されたSpCellを拒絶した場合、適当な原因値を含むF1−AP UEコンテキスト設定障害メッセージによって、gNB−CUに返信可能である。図7Aは、拒絶されたSpCell選択に関するgNB−CUとgNB−DUとの間の例示的なシグナリングを示している。
図6は、UEの適当なSpCellをgNB−CUが選択して設定する例示的なgNB−DU間モビリティ手順を示している。図6において、これらの動作は、説明および理解を容易にするため、数値表記している。言い換えると、これらの動作の順序に関する如何なる限定および/または制限も明確に記載され、これらは図中の数値の順序によって推論すべきではない。
図6において、gNB−CUは、2つのgNB−DU(起点gNB−DUおよび目標gNB−DU)に接続されるものと仮定される。UEは最初、起点gNB−DUが提供するSpCellを利用する。動作1において、UEは、RRC測定結果レポートメッセージを起点gNB−DUに送信する。このメッセージは、起点gNB−DUが提供するセル(UEのSpCellを含む)、目標gNB−DUが提供するセル、ならびに/または他のDUおよび/もしくはgNBが提供するセル等、UEに近接するさまざまなセルと関連するさまざまな無線信号測定結果を含み得る。
動作2において、起点gNB−DUは、F1−AP UL RRCメッセージ伝送メッセージをgNB−CUに送信することによって、受信したRRC測定結果レポートを伝達する。なお、gNB−DUがRRCメッセージを転送するのは、gNB−CUがUEとのRRC(たとえば、CP)接続を終端させるためである。ただし、gNB−DUは、UEから、さまざまな下位レイヤ(たとえば、MAC)測定結果も受信可能であり、gNB−DUがこれらUEとの下位レイヤ接続を終端させるため、対応する下位レイヤ測定結果をgNB−CUに転送することはない。一般的に、これらの下位レイヤ測定は、RRC測定結果レポートが報告する測定よりも高頻度に実行可能であるため、gNB−DUは、gNB−CUよりもUEとの接続を正確および/または直近に見ることができる。
受信した測定結果レポート(および任意選択として、過去に受信した1つまたは複数の測定結果レポートメッセージ)中の測定結果に基づいて、gNB−CUは、起点gNB−DUから目標gNB−DUへのUEのモビリティ動作(たとえば、ハンドオーバ)を実行するように決定可能である。これには、たとえばUEの新たなSpCellとして目標gNB−DUが提供するセルの選択を含み得る。
動作3において、gNB−CUは、F1−AP UEコンテキスト設定リクエストメッセージを送信することにより、目標gNB−DUにおいてUEコンテキストを確立する。F1−AP UEコンテキスト設定リクエストメッセージは、gNB−CUがUEに選択したSpCellの識別情報を含むさまざまなUEパラメータを含み得る。目標gNB−DUは、選択されたSpCellを承認した場合、図6に示すように、F1−AP UEコンテキスト設定応答メッセージにより応答可能である。一方、目標gNB−DUは、選択されたSpCellを拒絶した場合、図7A等に示すように、適当な原因値を含むF1−AP UEコンテキスト設定障害メッセージによって、gNB−CUに返信可能である。
図5および図6に示すシナリオの両者において、適当な原因値を伴うF1−AP UEコンテキスト設定障害メッセージを受信したら、gNB−CUは、異なるSpCellを選択して、別のF1−AP UEコンテキスト設定リクエストメッセージによりgNB−DUに通知可能である。ただし、gNB−CUは、gNB−DUにおける負荷に関する詳しい情報を有していないため、gNB−CUにより選択された新たなSpCellも拒絶されてしまうリスクが存在する。これにより、好適なSpCellが選択可能となる前に、多くの障害が発生し得る。
別のシナリオにおいては、図6に示すgNB−DU間モビリティ手順に類似のgNB−DU内モビリティ手順において、SpCell選択および設定を使用可能である。このようなシナリオにおいては、図6に示す「目標gNB−DU」および「起点gNB−DU」が単一のgNB−DUとなる。受信した測定結果レポート(および任意選択として、過去に受信した1つまたは複数の測定結果レポートメッセージ)中の測定結果に基づいて、gNB−CUは、gNB−DUが提供するセル間のUEのモビリティ動作(たとえば、ハンドオーバ)を実行するように決定可能である。これには、たとえばUEの新たなSpCellとしてgNB−DUが提供する異なるセルの選択を含み得る。
このような場合、gNB−CUは、F1−AP UEコンテキスト修正リクエストメッセージをgNB−DUに送信する。F1−AP UEコンテキスト修正リクエストメッセージは、gNB−CUがUEに選択したSpCellの識別情報を含むさまざまなUEパラメータを含み得る。gNB−DUは、修正されたSpCellを承認した場合、図7B等に示すように、F1−AP UEコンテキスト修正応答メッセージにより応答可能である。一方、目標gNB−DUは、選択されたSpCellを拒絶した場合、図7B等に示すように、適当な原因値を含むF1−AP UEコンテキスト修正障害メッセージによって、gNB−CUに返信可能である。
図5および図6に示すシナリオと同様に、対応する原因値を伴うF1−AP UEコンテキスト修正障害メッセージを受信したら、gNB−CUは、異なるSpCellを選択して、別のF1−AP UEコンテキスト修正リクエストメッセージによりgNB−DUに通知可能である。ただし、gNB−CUは、gNB−DUにおける負荷に関する詳しい情報を有していないため、gNB−CUにより選択された新たなSpCellも拒絶されてしまうリスクが存在する。これにより、DU内モビリティ動作中に新たなSpCellが選択可能となる前に、多くの障害が発生し得る。
本開示の例示的な実施形態は、対応するgNB−DUを介してつながるUEに対してCUが選択した必須および/または好適なSpCellの指標および/または識別情報を(たとえば、F1−AP UEコンテキスト設定リクエストメッセージによって)gNB−CUがgNB−DUに提供可能な新規技術により、先行ソリューションの上記および他の課題および/または欠点に対処する。また、gNB−CUは、候補SpCellリストを提供可能である。gNB−DUは、(たとえば、選択されたSpCellでは、特定のUEにサーブするのに過負荷またはリソース不足となることから)好適なSpCellを承認できない場合、UEに対して設定可能な潜在的SpCellリストを含むメッセージ(たとえば、F1−AP UEコンテキスト設定障害)により応答可能である。潜在的SpCellリスト中のセルとしては、候補SpCellリストに含まれるセルのいずれかが可能である。たとえば、gNB−DUにより送信されたメッセージに含まれるSpCellのリストは、gNB−DUがUEにサーブするために承認して十分なリソースを割り当て可能な候補SpCellリストのセルを表し得る。
他の実施形態において、gNB−CUは、対応するgNB−DUを介してつながるUEに対してCUが選択した必須および/または好適なSpCellの指標および/または識別情報を(たとえば、F1−AP UEコンテキスト設定リクエストメッセージによって)gNB−DUに提供可能である。また、gNB−CUは、キャリアアグリゲーション(CA)用の候補SCellリストを提供可能である。gNB−DUは、(たとえば、SpCellでは、特定のUEにサーブするのに過負荷またはリソース不足となることから)好適なSpCellを承認できない場合、UEに対して設定可能なセルの潜在的SpCellリストを含むメッセージ(たとえば、F1−AP UEコンテキスト設定障害)により応答可能である。潜在的SpCellリストに含まれるセルとしては、候補SCellリストに含まれるセルのいずれかが可能である。たとえば、gNB−DUにより送信されたメッセージに含まれるSpCellのリストは、gNB−DUがUEにサーブするために承認して十分なリソースを割り当て可能な候補SCellリスト内のセルを表し得る。
例示的な実施形態は、選択された1つまたは複数のSpCellがgNB−DUに承認されないためにUEコンテキスト設定またはUEコンテキスト修正手順が失敗となる可能性を抑えることによって、ネットワークの機能および/または信頼性を向上可能である。また、例示的な実施形態は、DUとCUとの間で交換されるメッセージを少なくして承認可能なSpCellの選択を容易化し、これによりネットワーク動作を高速化および効率化することによって、所要DU−CUシグナリング容量を抑える。本明細書の開示に照らして、別の技術的利点も容易に明らかとなり得る。
図8は、本開示の種々例示的な実施形態に係る、gNB−CUからgNB−DUへの例示的なF1−APメッセージの一部を示している。たとえば、図8に示すメッセージ部としては、図5〜図7に示すとともに上述した通り、F1−AP UEコンテキスト設定リクエストメッセージまたはF1−AP UEコンテキスト修正リクエストメッセージの一部が可能である。言い換えると、図8に示すメッセージフィールドは、必要および/または所望に応じて他のメッセージフィールドと組み合わせることにより、完全なF1−AP UEコンテキスト設定リクエストメッセージまたはF1−AP UEコンテキスト修正リクエストメッセージを構成可能である。
図8に示すフィールドには、UEの好適なSpCellとしてgNB−CUにより選択され、gNB−DUと関連付けられた特定のセルを指定および/または識別可能なSpCell IDを含む。たとえば、このパラメータは、選択/好適なセルのセルグローバル識別情報(CGI)として表すことができる。また、図8に示すフィールドには、UEのSpCellの代替的な(たとえば、承認可能であるが好適ではない)候補としてgNB−CUが選択し、同じくgNB−DUと関連付けられたセルに対応する複数の識別子(たとえば、CGI)を含み得る候補SpCellリストを含む。これら選択された代替的セルは、候補SpCellリストにおいて、たとえば各セルの無線信号測定結果、各セルの負荷等のさまざまな基準に従って、たとえば(識別された好適なSpCellの後の)最も好適なセルから最も好適ではないセルまで、任意の順序で配置可能である。候補SpCellリストには、最大数(たとえば、図8のmaxnoofCandidateSpCells)まで(最大数を含む)の任意数のセルを含み得る。
いくつかの実施形態において、図8に示すような候補SpCellリストの代わりに、メッセージ部は、選択/好適なSpCellによるキャリアアグリゲーション(CA)に対してgNB−CUが選択したgNB−DUと関連付けられた候補SCellのリストを識別する候補SCellリストを含み得る。ただし、これに加えて、候補SCellリストを構成するセルもまた、UEのSpCellの代替的な(たとえば、承認可能であるが好適ではない)候補である。候補SCellリストを構成するセルは、(たとえば、CGIによって)候補SpCellリストを構成するセルと同様に識別可能である。これら選択された代替的セルは、候補SCellリストにおいて、たとえば各セルの無線信号測定結果、各セルの負荷等のさまざまな基準に従って、たとえば(識別された好適なSpCellの後の)最も好適なセルから最も好適ではないセルまで、任意の順序で配置可能である。候補SCellリストには、最大数(たとえば、maxnoofCandidateSCells)まで(最大数を含む)の任意数のセルを含み得る。
また、いくつかの実施形態において、図8に示すメッセージ部を含むフィールドには、UEに対する設定が要求された無線ベアラの1つまたは複数のリストを含み得る。これには、シグナリング無線ベアラ(SRB)のリストおよび/またはデータ無線ベアラ(DRB)のリストを含み得る。各リストを構成する無線ベアラは、gNB−CUおよびgNB−DUの両者が理解する適当な識別子によって識別可能である。いくつかの実施形態においては、各リストを構成する無線ベアラごとに、付加的な特性および/または要件(たとえば、QoS)を識別可能である。このようなリストの一方または両方が存在する場合、受信gNB−DUでは、選択/好適なSpCellのUEに対する承認決定において、無線ベアラの特性および/または要件を使用可能であり、承認されない場合は、候補SpCellリスト(または、候補SCellリスト)上のその他のセルのいずれかが、承認可能なUE SpCellの代替物となるかの判定に使用可能である。
SpCell IDおよび候補SpCellリスト(または、候補SCellリスト)を含むgNB−CUからのリクエスト(たとえば、F1−AP UEコンテキスト設定リクエスト)の受信に際して、gNB−DUは、第1にSpCell IDにより識別されるセルに関して、第2に受信候補リスト上で識別されるセルに関して必要に応じて、上記の承認決定を実行可能である。これらの承認決定および/または判定の一部または全部には、(たとえば、メッセージ中で識別されるUEの無線ベアラに対して)UEが必要とするリソースと、特定のセルにおける利用可能なリソースの量および/または負荷状態との比較を伴い得る。いくつかの実施形態において、これらの承認決定および/または判定の一部または全部には、特定のセルと関連付けられたカバレッジエリアにUEが位置付けられているかの判定を伴い得る。
たとえば、gNB−DUは、UEにサーブするリソースの欠如および/またはUEのカバレッジの欠如のため、UEの好適なSpCell(すなわち、SpCell IDにより識別されるセル)をUEのSpCellとして設定できないという判定を行うことができる。このような場合、gNB−DUは、受信リスト中で識別される代替的SpCell候補のいずれをUEのSpCellとして設定可能であるか否かを判定することができる。いくつかの実施形態において、これらSpCell候補ごとの判定は、好適なSpCellの場合と同様に実行可能である。
これらの判定および/または承認決定の後、gNB−DUは、好適なSpCellにおいてUEを承認できないためにUEコンテキスト設定障害を示す応答をgNB−CUに送信可能である。図9は、本開示の種々例示的な実施形態に係る、gNB−DUからgNB−CUへの例示的なF1−APメッセージの一部を示している。たとえば、図9に示すメッセージ部としては、図7に示すとともに上述した通り、F1−AP UEコンテキスト設定障害メッセージまたはF1−AP UEコンテキスト修正障害メッセージの一部が可能である。言い換えると、図9に示すメッセージフィールドは、必要および/または所望に応じて他のメッセージフィールドと組み合わせることにより、完全なF1−AP UEコンテキスト設定障害メッセージまたはF1−AP UEコンテキスト修正障害メッセージを構成可能である。
図9に示すフィールドには、gNB−DUが要求されたUEコンテキスト設定または修正を実行できなかった特定の原因または理由を指定および/または識別可能なCauseを含む。Causeフィールドには、それぞれの数値が障害の特定の理由と関連付けられた複数の数値のうちの1つを含み得る。たとえば、好適なSpCellにおける利用可能なリソースの欠如を示してUEの要求を満たすには、特定の数値を使用可能である。同様に、UEが好適なSpCellのカバレッジエリアの外側にあることを示すには、異なる数値を使用可能である。
また、図9に示すフィールドには、潜在的SpCellリストを含む。このリストには、UEのSpCellとして設定可能のgNB−DUが判定した候補SpCellリスト(または、候補SCellリスト)中の任意のセルの識別子を含み得る。言い換えると、潜在的SpCellリストにおいて識別されたセルは、UEがその要求および各セルの動作状態(たとえば、負荷、容量、カバレッジ等)に従って承認可能なセルである。潜在的SpCellリストのセルは、たとえばCGIによって、候補SpCellリスト(または、候補SCellリスト)と同様に識別可能である。
潜在的SpCellリストにおいて識別されたセルは、たとえば各セルの測定結果、各セルの負荷、各セルのUEカバレッジ等、各セルのさまざまなgNB−DU動作状態に従って、たとえば最も好適なセルから最も好適ではないセルまで、任意の順序で配置可能である。潜在的SpCellリストには、最大数(たとえば、maxnoofPotentialSpCells)まで(最大数を含む)の任意数のセルを含み得るが、これは、候補SpCellリスト(または、候補SCellリスト)と関連付けられた最大数以下が可能である。いくつかの実施形態において、代替的候補SpCellがいずれもgNB−DUに承認されない場合は、潜在的SpCellリストが空になり得る。
潜在的SpCellリストを含むメッセージの受信に際して、gNB−CUは、このリストが識別する各セルにおける無線信号状態に関するgNB−CU自体の認識に対して、これらのセルを評価することができる。たとえば、これらの無線信号状態は、特定のUEを含む1つまたは複数のUEからの1つまたは複数のRRC測定結果レポートメッセージにて受信される測定結果に基づいて、gNB−CUにより決定可能である。いくつかの実施形態において、潜在的SpCellリストのセルがgNB−DUの選好の順序で配置されている場合、gNB−CUは、無線信号状態に関する認識に基づいて、gNB−DUの最も好適なセルのうちgNB−CUにも好適なセルを決定することができる。たとえば、gNB−CUは、最善、最適、および/または好適な無線信号状態および/または測定結果を伴うセルに対して、潜在的SpCellリストにおいて識別されたセルのいずれかが対応するものと判定することができる。
いずれにしろ、gNB−CUは、受信した潜在的SpCellリスト中の順序およびセルの無線信号状態に関する当該gNB−CUの認識に基づいて、受信した潜在的SpCellリストから、UEの新しい好適なSpCellとしてセルを選択することができる。その後、gNB−CUは、上記と同様に新しい好適なSpCellを識別する別のメッセージ(たとえば、UEコンテキスト設定リクエスト)をgNB−DUに送信可能である。gNB−DUが承認可能な代替物として過去に示したこの新しい好適なSpCellに関する新たなリクエストの受信に際して、gNB−DUは、UEを承認するとともに、このセルをUEのSpCellとして設定することができる。このように、UEに好適なSpCellを選択するgNB−CUとgNB−DUとの間のシグナリングの反復回数は、従来の技術と比較して、最小化および/または低減される。
いくつかの実施形態において、gNB−CUは、複数のgNB−CUに接続可能である。このような実施形態において、gNB−CUは、接続されたgNB−DUのそれぞれに対して、好適なSpCellおよび候補SpCellリスト(または、候補SCellリスト)を含むリクエストを送信可能である。言い換えると、各リクエストは、リクエストが対象とする特定のgNB−DUと関連付けられたセルを識別する。gNB−CUは、上記と同様に、1つまたは複数のUEからの1つまたは複数のRRC測定結果レポートメッセージに基づいて、各リクエストに含むセルを選択可能である。これらの実施形態において、gNB−DUのいずれもが好適なSpCellを承認できず、それぞれが潜在的SpCellリストを返す場合、gNB−CUは、これらのリストから新しい好適なSpCellを選択するととともに、この新しい好適なSpCellと関連付けられた特定のgNB−DUに対して別のリクエストを送信することができる。
図10は、本開示の種々例示的な実施形態に係る、ユーザ機器(UE)にサーブするために基地局の第1の分散ユニット(DU)が使用するスペシャルセル(SpCell)を選択する例示的な方法および/または手順を示したフロー図である。図10に示す例示的な方法および/または手順は、たとえば本明細書の他の図面に関して図示または説明する通り、1つまたは複数の分散ユニット(DU(たとえば、gNB−DU))と連通した基地局の中央ユニット(たとえば、gNB−CU)によって実装可能である。以下に説明する通り、図10に示す例示的な方法および/または手順は、図11(後述)に示す例示的な方法および/または手順との協調的な利用により、本明細書に記載の種々例示的な利益をもたらし得る。図10は、特定の順序にてブロックを示しているが、この順序は例示に過ぎず、例示的な方法および/または手順の動作を図10の図示と異なる順序で実行可能であるとともに、組合せおよび/または分割によって、異なる機能を有するブロックにすることも可能である。任意選択としての動作は、図10において破線で表す。
いくつかの実施形態において、この例示的な方法および/または手順は、ブロック1010の動作を含むことができ、この場合、CUは、第1のDUおよび場合によっては第2のDUを含む1つまたは複数のDUと関連付けられた複数のセルに関する無線信号測定結果を受信可能である。これらは、たとえば1つまたは複数のRRC測定結果レポートメッセージを介して受信可能である。いくつかの実施形態において、この例示的な方法および/または手順は、ブロック1020の動作を含むことができ、この場合、CUは、無線信号測定結果に基づいて、複数のセルから、UEの好適なSpCellとしての第1のセルおよびUEの代替的なSpCellとしての1つまたは複数の第2のセルを選択可能である。第1のセルならびに1つもしくは複数の第2のセルはともに、第1のDUがサーブ可能である。
また、この例示的な方法および/または手順は、ブロック1030の動作を含むことができ、この場合、UEは、UEの好適なSpCellとしての第1のセルの識別情報と、1つまたは複数の第2のセルの識別情報とを含む第1のリクエストを第1のDUに送信可能である。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の第2のセルは、UEの候補SpCellおよびUEの候補セカンダリセル(SCell)のうちの一方を含み得る。
また、この例示的な方法および/または手順は、ブロック1040の動作を含むことができ、この場合、CUは、第1のDUがUEのSpCellとして第1のセルを設定できないという第1の指標と、第1のDUがUEのSpCellとしてゼロ個以上の第3のセルを設定できるという第2の指標とを含む第1の応答を第1のDUから受信可能である。いくつかの実施形態において、第2の指標は、第1のDUがUEのSpCellとして第2のセルのいずれも設定できないという指標と、識別された第3のセルのそれぞれが第2のセルのうちの1つである第3のセルの識別情報とのうちの少なくとも一方を含む。
いくつかの実施形態において、第3のセルの識別情報は、順序付きリストにて受信され、このリストの順序は、第1のDUの1つまたは複数の動作状態に基づき得る。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の動作状態には、第1のDU負荷状態と、第3のセルのそれぞれと関連付けられた第1のDUリソースの可用性と、第3のセルのそれぞれと関連付けられた第1のDUカバレッジエリア内のUEの場所とのうちのいずれかを含み得る。いくつかの実施形態において、第1の応答は、第1のDUがUEのSpCellとして第1のセルを設定できない理由を示す原因値も含むことができ、この原因値は、第1のDUの1つまたは複数の動作状態と関連し得る。
いくつかの実施形態において、第1のリクエストおよび第1の応答は、UEコンテキスト設定リクエストとUEコンテキスト設定障害、およびUEコンテキスト修正リクエストとUEコンテキスト修正障害のメッセージ対のうちの一方を含み得る。
いくつかの実施形態において、この例示的な方法および/または手順は、ブロック1050の動作を含むことができ、この場合、CUは、無線信号測定結果に基づいて、第2のDUがサーブする別の第1のセルならびに1つもしくは複数の別の第2のセルを選択可能である。また、これらの実施形態は、ブロック1060の動作を含むことができ、この場合、CUは、(たとえば、UEの好適なSpCellとしての)別の第1のセルの識別情報および別の第2のセルの識別情報を含む第2のリクエストを第2のDUに送信可能である。
また、これらの実施形態は、ブロック1070の動作を含むことができ、この場合、CUは、第2のDUがUEのSpCellとして別の第1のセルを設定できないという別の第1の指標と、第2のDUがUEのSpCellとしてゼロ個以上の別の第3のセルを設定できるという別の第2の指標とを含む第2の応答を第2のDUから受信可能である。いくつかの実施形態において、別の第2の指標は、第2のDUがUEのSpCellとして別の第2のセルのいずれも設定できないという指標と、識別された別の第3のセルのそれぞれが別の第2のセルのうちの1つである別の第3のセルの識別情報とのうちの少なくとも一方を含む。
いくつかの実施形態において、この例示的な方法および/または手順は、ブロック1080の動作を含むことができ、この場合、CUは、(たとえば、動作1040において第1の応答の一部として受信された)識別した第3のセルからUEのSpCellを選択可能である。いくつかの実施形態において、第3のセルからUEのSpCellを選択することは、リストの順序および受信した無線信号測定結果に基づき得る。第2のDUに関する動作(すなわち、ブロック1050〜1070)を含むいくつかの実施形態において、ブロック1080における選択は、第1のDUからの第1の応答により識別される第3のセルおよび第2のDUからの第2の応答により識別される別の第3のセルの組合せから行うことができる。
いくつかの実施形態において、この例示的な方法および/または手順は、ブロック1090の動作を含むことができ、この場合、CUは、ブロック1080の動作において選択されたSpCellの識別情報を含む第3のリクエストを第1および第2のDUのうちの一方に送信可能である。たとえば、この第3のリクエストとしては、上述の第1および第2のリクエストと同様に、UEコンテキスト設定リクエストまたはUEコンテキスト修正リクエストが可能である。
図11は、本開示の種々例示的な実施形態に係る、ユーザ機器(UE)にサーブするために使用されるスペシャルセル(SpCell)を選択する例示的な方法および/または手順を示したフロー図である。図11に示す例示的な方法および/または手順は、たとえば本明細書の他の図面に関して図示または説明する通り、基地局の中央ユニット(CU)に接続された基地局の分散ユニット(DU)(たとえば、gNB−DU)によって実装可能である。さらに、図11に示す例示的な方法および/または手順は、図10(上述)に示す例示的な方法および/または手順との協調的な利用により、本明細書に記載の種々例示的な利益をもたらし得る。図11は、特定の順序にてブロックを示しているが、この順序は例示に過ぎず、例示的な方法および/または手順の動作を図11の図示と異なる順序で実行可能であるとともに、組合せおよび/または分割によって、異なる機能を有するブロックにすることも可能である。任意選択としての動作は、図11において破線で表す。
この例示的な方法および/または手順は、ブロック1110の動作を含むことができ、この場合、DUは、当該DUがサーブするUEの好適なSpCellとしての第1のセルの識別情報と、DUがサーブする1つまたは複数の第2のセルの識別情報とを含む第1のリクエストをCUから受信可能である。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の第2のセルは、UEの候補SpCellおよびUEの候補セカンダリセル(SCell)のうちの一方を含み得る。
また、この例示的な方法および/または手順は、ブロック1120の動作を含むことができ、この場合、DUは、UEのSpCellとして第1のセルおよび第2のセルのいずれかを設定可能であるかを判定可能である。いくつかの実施形態において、DUは、DU負荷状態と、第3のセルのそれぞれと関連付けられたDUリソースの可用性と、第3のセルのそれぞれと関連付けられたDUカバレッジエリア内のUEの場所とのうちの1つまたは複数を含み得る1つまたは複数のDU動作状態に基づいて、上記決定を行うことができる。
いくつかの実施形態において、第1のリクエストは、UEと関連付けられ、SpCellがサーブする1つまたは複数の無線ベアラの識別情報も含み得る。このような実施形態において、ブロック1120の動作には、サブブロック1122の動作を含むことができ、この場合、DUは、第1のセルおよび第2のセルに関して無線ベアラのアドミッション制御を実行可能である。
また、この例示的な方法および/または手順は、ブロック1130の動作を含むことができ、この場合、DUは、DUがUEのSpCellとして第1のセルを設定できないという第1の指標と、DUがUEのSpCellとしてゼロ個以上の第3のセルを設定できるという第2の指標とを含む第1の応答をCUに送信可能である。いくつかの実施形態において、第2の指標は、DUがUEのSpCellとして第2のセルのいずれも設定できないという指標と、識別された第3のセルのそれぞれが第2のセルのうちの1つである第3のセルの識別情報とのうちの少なくとも一方を含む。
いくつかの実施形態において、第3のセルの識別情報は、順序付きリストにて送信され、このリストの順序は、上述のDUの1つまたは複数の動作状態に基づき得る。いくつかの実施形態において、第1の応答は、第1のDUがUEのSpCellとして第1のセルを設定できない理由を示す原因値も含むことができ、この原因値は、上述のDUの1つまたは複数の動作状態と関連し得る。
いくつかの実施形態において、第1のリクエストおよび第1の応答は、UEコンテキスト設定リクエストとUEコンテキスト設定障害、およびUEコンテキスト修正リクエストとUEコンテキスト修正障害のメッセージ対のうちの一方を含み得る。
また、いくつかの実施形態において、この例示的な方法および/または手順は、ブロック1140の動作を含むことができ、この場合、DUは、CUから、UEの好適なSpCellとして第3のセルのうちの1つの識別情報を含む第2のリクエストを受信可能である。たとえば、第3のリクエストとしては、UEコンテキスト設定リクエストまたはUEコンテキスト修正リクエストが可能である。
本明細書に記載の主題は、任意好適な構成要素を用いた任意適当な種類のシステムにおいて実装可能であるものの、本明細書に開示の実施形態は、図12に示す例示的な無線ネットワーク等の無線ネットワークに関して説明する。簡素化のため、図12の無線ネットワークは、ネットワーク1206、ネットワークノード1260および1260b、ならびにWD1210、1210b、および1210cしか示していない。実際のところ、無線ネットワークは、固定電話、サービスプロバイダ、またはその他任意のネットワークノードもしくはエンドデバイス等、無線デバイス間または無線デバイスと別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに適した任意の付加的な要素をさらに含み得る。図示の構成要素のうち、ネットワークノード1260および無線デバイス(WD)1210について、さらに詳しく説明する。無線ネットワークは、通信および他種のサービスを1つまたは複数の無線デバイスに提供することにより、無線ネットワークにより提供されるサービスまたは無線ネットワークを介して提供されるサービスの無線デバイスによるアクセスおよび/または使用を容易化可能である。
無線ネットワークは、任意の種類の通信、遠隔通信、データ、セルラー、ならびに/または無線ネットワークもしくは他の同種のシステムの包含および/またはこれらとの連動が可能である。いくつかの実施形態において、無線ネットワークは、特定の規格または他種の所定のルールもしくは手順に従って動作するように設定可能である。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、ロングタームエボリューション(LTE)、ならびに/または他の好適な2G、3G、4G、もしくは5G規格等の通信規格、IEEE802.11規格等の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/またはWorldwide Interoperability for Microwave Access(WiMax)、Bluetooth、Z−Wave、および/もしくはZigBee規格等、その他任意適当な無線通信規格を実装し得る。
ネットワーク1206は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にする他のネットワークを備え得る。
ネットワークノード1260およびWD1210は、以下により詳しく説明するさまざまな構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおける無線接続の提供等、ネットワークノードおよび/または無線デバイスの機能を与えるために協働し得る。異なる実施形態において、無線ネットワークは、任意の数の有線もしくは無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/または有線もしくは無線接続のいずれかに関わらず、データおよび/もしくは信号の通信の容易化もしくは通信への関与が可能なその他任意の構成要素もしくはシステムを備え得る。
本明細書において使用される場合、「ネットワークノード」は、無線デバイスならびに/または当該無線デバイスへの無線アクセスを有効化および/もしくは提供する無線ネットワーク中の他の機器との直接的もしくは間接的な通信ならびに/または無線ネットワーク中の他の機能(たとえば、管理)の実行の可能化、設定、構成、ならびに/または動作可能化のための機器を表す。ネットワークノードの例としては、アクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)、およびNRノードB(gNB))が挙げられるが、これらに限定されない。基地局は、当該基地局が与えるカバレッジの量(または、言い方を変えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいて分類可能であり、その場合は、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局とも称し得る。基地局としては、中継を制御する中継ノードまたは中継ドナーノードが可能である。ネットワークノードには、場合によりリモート無線ヘッド(RRH)と称する集中型デジタルユニットおよび/またはリモートラジオユニット(RRU)等の分散型無線基地局の1つまたは複数(またはすべて)の部分も含み得る。このようなリモートラジオユニットは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合されていてもよいし、統合されていなくてもよい。分散型無線基地局の部分は、分散型アンテナシステム(DAS)において、ノードとも称し得る。
ネットワークノードのさらに別の例としては、マルチスタンダード無線(MSR)BS等のMSR無線デバイス、無線ネットワークコントローラ(RNC)もしくは基地局コントローラ(BSC)等のネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(たとえば、E−SMLC)、ならびに/またはMDTが挙げられる。別の例として、ネットワークノードとしては、以下により詳しく説明するような仮想ネットワークノードが可能である。ただし、より一般的には、無線デバイスに対する無線通信ネットワークへのアクセスの有効化および/もしくは提供または無線通信ネットワークにアクセスした無線デバイスへのサービスの提供の可能化、設定、構成、ならびに/または動作可能化のための任意好適なデバイス(または、デバイス群)をネットワークノードが表し得る。
図12において、ネットワークノード1260は、処理回路1270、デバイス可読媒体1280、インターフェース1290、補助機器1284、電源1286、電力回路1287、およびアンテナ1262を具備する。図12の例示的な無線ネットワークに示すネットワークノード1260は、図示のハードウェア構成要素の組合せを含むデバイスを表し得るものの、他の実施形態には、構成要素の異なる組合せを有するネットワークノードを含み得る。本明細書に開示のタスク、特徴、機能、ならびに方法および/もしくは手順の実行に必要なハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意好適な組合せをネットワークノードが含むことが了解されるものとする。さらに、ネットワークノード1260の各構成要素は、大きなボックス内に位置付けられた単一のボックスまたは複数のボックス内に入れ子とされた単一のボックスとして示しているが、ネットワークノードは、単一の図示構成要素を構成する複数の異なる物理的構成要素を含み得る(たとえば、デバイス可読媒体1280は、複数の別個のハードドライブのほか、複数のRAMモジュールを備え得る)。
同様に、ネットワークノード1260は、それぞれがそれ自体の構成要素を有し得る複数の物理的に別個の構成要素(たとえば、ノードB構成要素およびRNC構成要素またはBTS構成要素およびBSC構成要素等)で構成可能である。ネットワークノード1260が複数の別個の構成要素(たとえば、BTSおよびBSC構成要素)を備える特定のシナリオにおいては、これら別個の構成要素のうちの1つまたは複数を複数のネットワークノード間で共有可能である。たとえば、単一のRNCが複数のノードBを制御可能である。このようなシナリオにおいて、各一意のノードB・RNC対は、場合により単一の別個のネットワークノードと考えられる。いくつかの実施形態において、ネットワークノード1260は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定可能である。このような実施形態においては、一部の構成要素を複製可能である(たとえば、異なるRATに対する別個のデバイス可読媒体1280)とともに、一部の構成要素を再利用可能である(たとえば、RATにより同じアンテナ1262を共有可能である)。また、ネットワークノード1260は、たとえばGSM、WCDMA、LTE、NR、Wi−Fi、またはBluetooth無線技術等、当該ネットワークノード1260に組み込まれたさまざまな無線技術に対して、複数組のさまざまな図示構成要素を含み得る。これらの無線技術は、ネットワークノード1260内の同一もしくは異種チップもしくはチップセットならびに他の構成要素に組み込み可能である。
処理回路1270は、ネットワークノードが提供するものとして、本明細書に記載の任意の決定、計算、または類似動作(たとえば、特定の取得動作)を実行するように設定可能である。処理回路1270が実行するこれらの動作には、たとえば処理回路1270が取得した情報を他の情報に変換すること、ネットワークノードに格納された情報に対して取得情報もしくは変換情報を比較すること、ならびに/または取得情報もしくは変換情報に基づいて1つもしくは複数の動作を実行することにより取得情報を処理することと、前記処理の結果として決定を下すこととを含み得る。
処理回路1270は、単独またはデバイス可読媒体1280等の他のネットワークノード1260構成要素との協働でネットワークノード1260の機能を与えるように動作可能なマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央演算処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、あるいはその他任意の好適なコンピューティングデバイス、リソース、またはハードウェア、ソフトウェア、および/もしくは符号化ロジックの組合せのうちの1つまたは複数の組合せを含み得る。たとえば、処理回路1270は、デバイス可読媒体1280または処理回路1270内のメモリに格納された命令を実行し得る。このような機能は、本明細書に記載のさまざまな無線特徴、機能、または利益のいずれかを提供することを含み得る。いくつかの実施形態において、処理回路1270は、システム・オン・チップ(SOC)を含み得る。
いくつかの実施形態において、処理回路1270は、無線周波数(RF)トランシーバ回路1272およびベースバンド処理回路1274のうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態において、無線周波数(RF)トランシーバ回路1272およびベースバンド処理回路1274は、別個のチップ(もしくは、チップセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニット等のユニット上とすることができる。代替実施形態においては、RFトランシーバ回路1272およびベースバンド処理回路1274の一部または全部を同じチップもしくはチップセット、ボード、またはユニット上とすることができる。
特定の実施形態においては、デバイス可読媒体1280または処理回路1270内のメモリに格納された命令を実行する処理回路1270により、ネットワークノード、基地局、eNB、またはこのような他のネットワークデバイスが与えるものとして本明細書に記載の機能の一部または全部が実行され得る。代替実施形態においては、別個または個別のデバイス可読媒体に格納された命令を配線接続された様態等で実行することなく、機能の一部または全部が処理回路1270により提供され得る。これら実施形態のいずれにおいても、デバイス可読媒体に格納された命令を実行するか否かに関わらず、処理回路1270は、上記機能を実行するように設定可能である。このような機能によりもたらされる利益は、処理回路1270単独またはネットワークノード1260の他の構成要素に限定されず、全体としてのネットワークノード1260ならびに/または一般としてのエンドユーザおよび無線ネットワークにより享受される。
デバイス可読媒体1280には、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリを含むことができ、永続記憶装置、固体メモリ、遠隔搭載メモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)、もしくはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/または処理回路1270により使用可能な情報、データ、および/もしくは命令を格納するその他任意の揮発性もしくは不揮発性の持続性デバイス可読および/もしくはコンピュータ実行可能メモリデバイスが挙げられるが、これらに限定されない。デバイス可読媒体1280は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、ロジック、ルール、コード、テーブル等のうちの1つもしくは複数を含むアプリケーション、ならびに/または処理回路1270による実行およびネットワークノード1260による利用が可能な他の命令等、任意好適な命令、データ、または情報を格納し得る。デバイス可読媒体1280は、処理回路1270による任意の計算および/またはインターフェース1290を介して受信される任意のデータの格納に使用可能である。いくつかの実施形態において、処理回路1270およびデバイス可読媒体1280は、統合が考えられる。
インターフェース1290は、ネットワークノード1260、ネットワーク1206、および/またはWD1210間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信において使用される。図示のように、インターフェース1290は、たとえば有線接続を介したネットワーク1206へのデータ送信およびネットワーク1206からのデータ受信のためのポート/端子1294を備える。また、インターフェース1290は無線フロントエンド回路1292を含むが、これは、アンテナ1262に結合することも可能であるし、特定の実施形態においては、アンテナ1262の一部とすることも可能である。無線フロントエンド回路1292は、フィルタ1298および増幅器1296を備える。無線フロントエンド回路1292は、アンテナ1262および処理回路1270に接続可能である。無線フロントエンド回路は、アンテナ1262と処理回路1270との間で伝達される信号を調節するように設定可能である。無線フロントエンド回路1292は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送り出されるデジタルデータを受信可能である。無線フロントエンド回路1292は、フィルタ1298および/または増幅器1296の組合せによって、適当なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号へとデジタルデータを変換可能である。その後、アンテナ1262を介して、無線信号を送信可能である。同様に、データの受信時には、アンテナ1262が無線信号を収集した後、無線フロントエンド回路1292がこれをデジタルデータに変換可能である。デジタルデータは、処理回路1270に受け渡し可能である。他の実施形態において、インターフェースは、異なる構成要素および/または異なる組合せの構成要素を備え得る。
特定の代替実施形態においては、ネットワークノード1260が別個の無線フロントエンド回路1292を含んでいなくてもよく、代わりに、処理回路1270が無線フロントエンド回路を含み、別個の無線フロントエンド回路1292なしでアンテナ1262に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態においては、RFトランシーバ回路1272の全部または一部がインターフェース1290の一部と考えられる。さらに他の実施形態において、インターフェース1290は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つもしくは複数のポートもしくは端子1294、無線フロントエンド回路1292、ならびにRFトランシーバ回路1272を具備し得るとともに、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路1274と通信可能である。
アンテナ1262は、無線信号を送信および/または受信するように構成された1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得る。アンテナ1262は、無線フロントエンド回路1290に結合可能であるとともに、データおよび/または信号を無線で送信および受信可能な如何なる種類のアンテナも可能である。いくつかの実施形態において、アンテナ1262は、たとえば2GHzと66GHzとの間の無線信号を送信/受信するように動作可能な1つまたは複数の無指向性セクタまたはパネルアンテナを備え得る。無指向性アンテナは、任意の方向に無線信号を送信/受信するのに使用され得る。セクタアンテナは、特定のエリア内の機器から無線信号を送信/受信するのに使用され得る。パネルアンテナとしては、比較的直線状に無線信号を送信/受信するのに使用される見通し線アンテナが可能である。場合により、2つ以上のアンテナの使用は、MIMOと称し得る。特定の実施形態において、アンテナ1262は、ネットワークノード1260から分離可能であるとともに、インターフェースまたはポートを通じてネットワークノード1260に接続可能となり得る。
アンテナ1262、インターフェース1290、および/または処理回路1270は、ネットワークノードが実行するものとして、本明細書に記載の任意の受信動作および/または特定の取得動作を実行するように設定可能である。如何なる情報、データ、および/または信号も、無線デバイス、別のネットワークノード、および/またはその他任意のネットワーク機器から受信可能である。同様に、アンテナ1262、インターフェース1290、および/または処理回路1270は、ネットワークノードが実行するものとして、本明細書に記載の任意の送信動作を実行するように設定可能である。如何なる情報、データ、および/または信号も、無線デバイス、別のネットワークノード、および/またはその他任意のネットワーク機器に送信可能である。
電力回路1287は、電力管理回路を備えることも可能であるし、電力管理回路に結合することも可能であり、本明細書に記載の機能を実行するための電力をネットワークノード1260の構成要素に供給するように設定可能である。電力回路1287は、電源1286から電力を受電可能である。電源1286および/または電力回路1287は、ネットワークノード1260のさまざまな構成要素に対して、各構成要素に適した形態で(たとえば、各構成要素に必要な電圧および電流レベルで)電力を提供するように設定可能である。電源1286は、電力回路1287および/またはネットワークノード1260に含むことも可能であるし、電力回路1287および/またはネットワークノード1260の外部でも可能である。たとえば、ネットワークノード1260は、電気ケーブル等の入力回路またはインターフェースを介して外部電源(たとえば、コンセント)に接続可能とすることにより、当該外部電源が電力を電力回路1287に供給可能となる。別の例として、電源1286は、電力回路1287に接続または内蔵されたバッテリまたはバッテリパックの形態の電力源を備え得る。バッテリは、外部電源が故障した場合のバックアップ電力を提供可能である。光起電デバイス等の他種の電源も使用可能である。
ネットワークノード1260の代替実施形態は、本明細書に記載の任意の機能および/または本明細書に記載の主題のサポートに必要な任意の機能を含めて、ネットワークノードの機能の特定の態様の提供を担い得る、図12に示した構成要素以外の付加的な構成要素を含み得る。たとえば、ネットワークノード1260は、情報のネットワークノード1260への入力を許可および/または容易化するとともに、情報のネットワークノード1260からの出力を許可および/または容易化するユーザインターフェース機器を具備し得る。これにより、ユーザは、ネットワークノード1260の診断、保守、修繕、および他の管理機能の実行が許可および/または容易化され得る。
本明細書おいて、「無線デバイス(WD)」は、ネットワークノードおよび/または別の無線デバイスとの無線通信が可能な、設定された、構成された、ならびに/または動作可能なデバイスを指す。本明細書においては、別段の注記のない限り、WDという用語は、ユーザ機器(UE)と互換的に使用可能である。無線で通信することには、空中で情報を伝達するのに適した電磁波、電波、赤外線波、および/または他種の信号を使用して無線信号を送信および/または受信することを伴い得る。いくつかの実施形態において、WDは、直接的な人間の相互作用なく、情報を送信および/または受信するように設定可能である。たとえば、WDは、内部もしくは外部イベントによるトリガまたはネットワークからの要求を受けた場合に、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計可能である。WDの例としては、スマートフォン、移動式電話、携帯電話、ボイスオーバIP(VoIP)電話、無線ローカルループフォン、デスクトップコンピュータ、個人用デジタル補助装置(PDA)、無線カメラ、ゲームコンソールまたはデバイス、楽曲記憶装置、再生装置、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ埋込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線顧客構内機器(CPE)、車載無線端末デバイス等が挙げられるが、これらに限定されない。
WDは、たとえばサイドリンク通信、車両−車両間(V2V)、車両−インフラ間(V2I)、車両−任意間(V2X)のための3GPP規格を実装することによって、デバイス間(D2D)通信をサポート可能であり、この場合はD2D通信デバイスと称し得る。さらに別の特定例として、インターネット・オブ・シングス(IoT)のシナリオでは、WDが監視および/または測定を実行し、そのような監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信するマシンまたは他のデバイスを表し得る。この場合、無線デバイスは、マシン−マシン間(M2M)デバイスであってもよく、3GPPの背景においてMTCデバイスと称し得る。1つの特定例として、WDとしては、3GPP狭帯域インターネット・オブ・シングス(NB−IoT)規格を実装したUEが可能である。このようなマシンまたはデバイスの特定例は、センサ、電力計等の計量デバイス、産業用機械類、または家庭用もしくは個人用電気器具(たとえば、冷蔵庫、テレビ等)、個人用ウェアラブル(たとえば、時計、フィットネストラッカ等)である。他のシナリオでは、動作ステータスまたは動作と関連付けられた他の機能を監視および/または報告し得る車両等の機器をWDが表し得る。上述のWDは、無線接続のエンドポイントを表していてもよく、この場合は無線端末と称し得る。さらに、上述のWDはモバイルも可能であり、この場合はモバイルデバイスまたはモバイル端末とも称し得る。
図示のように、無線デバイス1210は、アンテナ1211、インターフェース1214、処理回路1220、デバイス可読媒体1230、ユーザインターフェース機器1232、補助機器1234、電源1236、および電力回路1237を具備する。WD1210は、少し挙げるだけでも、たとえばGSM、WCDMA、LTE、NR、Wi−Fi、WiMax、またはBluetooth無線技術等、当該WD1210がサポートするさまざまな無線技術に対して、複数組の1つまたは複数の図示構成要素を含み得る。これらの無線技術は、WD1210内の他の構成要素と同一または異種チップまたはチップセットに組み込み可能である。
アンテナ1211は、無線信号を送信および/または受信するように構成された1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含むことができ、インターフェース1214に接続されている。特定の代替実施形態において、アンテナ1211は、WD1210から分離可能であるとともに、インターフェースまたはポートを通じてWD1210に接続可能となり得る。アンテナ1211、インターフェース1214、および/または処理回路1220は、WDが実行するものとして、本明細書に記載の任意の受信または送信動作を実行するように設定可能である。如何なる情報、データ、および/または信号も、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信可能である。いくつかの実施形態においては、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ1211がインターフェースと考えられる。
図示のように、インターフェース1214は、無線フロントエンド回路1212およびアンテナ1211を備える。無線フロントエンド回路1212は、1つもしくは複数のフィルタ1218ならびに増幅器1216を備える。無線フロントエンド回路1214は、アンテナ1211および処理回路1220に接続され、アンテナ1211と処理回路1220との間で伝達される信号を調節するように設定可能である。無線フロントエンド回路1212は、アンテナ1211に結合することも可能であるし、アンテナ1211の一部とすることも可能である。いくつかの実施形態においては、WD1210が別個の無線フロントエンド回路1212を含んでいなくてもよく、代わりに、処理回路1220が無線フロントエンド回路を含み、アンテナ1211に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態においては、RFトランシーバ回路1222の一部または全部がインターフェース1214の一部と考えられる。無線フロントエンド回路1212は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送り出されるデジタルデータを受信可能である。無線フロントエンド回路1212は、フィルタ1218および/または増幅器1216の組合せによって、適当なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号へとデジタルデータを変換可能である。その後、アンテナ1211を介して、無線信号を送信可能である。同様に、データの受信時には、アンテナ1211が無線信号を収集した後、無線フロントエンド回路1212がこれをデジタルデータに変換可能である。デジタルデータは、処理回路1220に受け渡し可能である。他の実施形態において、インターフェースは、異なる構成要素および/または異なる組合せの構成要素を備え得る。
処理回路1220は、単独またはデバイス可読媒体1230等の他のWD1210構成要素との協働でWD1210の機能を与えるように動作可能なマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央演算処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、あるいはその他任意の好適なコンピューティングデバイス、リソース、またはハードウェア、ソフトウェア、および/もしくは符号化ロジックの組合せのうちの1つまたは複数の組合せを含み得る。このような機能は、本明細書に記載のさまざまな無線特徴または利益のいずれかを提供することを含み得る。たとえば、処理回路1220は、デバイス可読媒体1230または処理回路1220内のメモリに格納された命令を実行することによって、本明細書に開示の機能を提供可能である。
図示のように、処理回路1220は、RFトランシーバ回路1222、ベースバンド処理回路1224、およびアプリケーション処理回路1226のうちの1つまたは複数を含む。他の実施形態において、処理回路は、異なる構成要素および/または異なる組合せの構成要素を備え得る。特定の実施形態において、WD1210の処理回路1220は、SOCを含み得る。いくつかの実施形態において、RFトランシーバ回路1222、ベースバンド処理回路1224、およびアプリケーション処理回路1226は、別個のチップまたはチップセット上とすることができる。代替実施形態においては、ベースバンド処理回路1224およびアプリケーション処理回路1226の一部または全部を1つのチップまたはチップセットとして組合せ可能であり、RFトランシーバ回路1222を別個のチップまたはチップセット上とすることができる。別の代替実施形態においては、RFトランシーバ回路1222およびベースバンド処理回路1224の一部または全部を同じチップまたはチップセット上とすることができ、アプリケーション処理回路1226を別個のチップまたはチップセット上とすることができる。さらに他の代替実施形態においては、RFトランシーバ回路1222、ベースバンド処理回路1224、およびアプリケーション処理回路1226の一部または全部を同じチップまたはチップセットに組み合わせることができる。いくつかの実施形態においては、RFトランシーバ回路1222をインターフェース1214の一部とすることもできる。RFトランシーバ回路1222は、処理回路1220に対するRF信号を調節可能である。
特定の実施形態においては、デバイス可読媒体1230(特定の実施形態においては、コンピュータ可読記憶媒体が可能)に格納された命令を実行する処理回路1220により、WDが実行するものとして本明細書に記載の機能の一部または全部が提供され得る。代替実施形態においては、別個または個別のデバイス可読記憶媒体に格納された命令を配線接続された様態等で実行することなく、機能の一部または全部が処理回路1220により提供され得る。これら特定の実施形態のいずれにおいても、デバイス可読媒体に格納された命令を実行するか否かに関わらず、処理回路1220は、上記機能を実行するように設定可能である。このような機能によりもたらされる利益は、処理回路1220単独またはWD1210の他の構成要素に限定されず、全体としてのWD1210ならびに/または一般としてのエンドユーザおよび無線ネットワークにより享受される。
処理回路1220は、WDが実行するものとして、本明細書に記載の任意の決定、計算、または類似動作(たとえば、特定の取得動作)を実行するように設定可能である。処理回路1220が実行するこれらの動作には、たとえば処理回路1220が取得した情報を他の情報に変換すること、WD1210に格納された情報に対して取得情報もしくは変換情報を比較すること、ならびに/または取得情報もしくは変換情報に基づいて1つもしくは複数の動作を実行することにより取得情報を処理することと、前記処理の結果として決定を下すこととを含み得る。
デバイス可読媒体1230は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、ロジック、ルール、コード、テーブル等のうちの1つもしくは複数を含むアプリケーション、ならびに/または処理回路1220による実行が可能な他の命令を格納するように動作可能となり得る。デバイス可読媒体1230としては、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)もしくはリードオンリーメモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)もしくはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/または処理回路1220により使用可能な情報、データ、および/もしくは命令を格納するその他任意の揮発性もしくは不揮発性の持続性デバイス可読および/もしくはコンピュータ実行可能メモリデバイスが挙げられる。いくつかの実施形態において、処理回路1220およびデバイス可読媒体1230は、統合が考えられる。
ユーザインターフェース機器1232は、人間のユーザによるWD1210との相互作用を許可および/または容易化する構成要素を含み得る。このような相互作用としては、視覚、聴覚、触覚等、多くの形態が可能である。ユーザインターフェース機器1232は、ユーザへの出力を生成するとともに、ユーザによるWD1210への入力の提供を許可および/または容易化するように動作可能となり得る。相互作用の種類は、WD1210に組み込まれたユーザインターフェース機器1232の種類に応じて変化し得る。たとえば、WD1210がスマートフォンの場合、相互作用は、タッチスクリーンを介したものとなり得る。WD1210がスマートメータの場合、相互作用は、使用量(たとえば、使用したガロン数)を与えるスクリーンまたは(たとえば、煙が検出された場合の)警報を与えるスピーカを通じたものとなり得る。ユーザインターフェース機器1232は、入力インターフェース、デバイス、および回路、ならびに出力インターフェース、デバイス、および回路を含み得る。ユーザインターフェース機器1232は、情報のWD1210への入力を許可および/または容易化するように設定可能であり、処理回路1220に接続されて、処理回路1220による入力情報の処理を許可および/または容易化する。ユーザインターフェース機器1232は、たとえばマイク、近接センサ等のセンサ、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つもしくは複数のカメラ、USBポート、または他の入力回路を具備し得る。また、ユーザインターフェース機器1232は、WD1210からの情報の出力を許可および/または容易化するとともに、処理回路1220によるWD1210からの情報の出力を許可および/または容易化するように設定されている。ユーザインターフェース機器1232は、たとえばスピーカ、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路を具備し得る。ユーザインターフェース機器1232の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、および回路を使用することにより、WD1210は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信可能であるとともに、エンドユーザおよび/または無線ネットワークが本明細書に記載の機能から利益を享受することを許可および/または容易化し得る。
補助機器1234は、WDが一般的に実行し得ないより具体的な機能を提供するように動作可能である。これには、さまざまな目的で測定を行う特殊センサ、有線通信等の付加的な種類の通信用のインターフェース等を含み得る。補助機器1234の構成要素の具備および種類は、実施形態および/またはシナリオに応じて変化し得る。
いくつかの実施形態において、電源1236は、バッテリまたはバッテリパックの形態が可能である。外部電源(たとえば、コンセント)、光起電デバイス、または動力電池等の他種の電源も使用可能である。WD1210は、本明細書に記載または指定の任意の機能の実行に電源1236からの電力を必要とするWD1210のさまざまな部分に対して、電源1236から電力を送達する電力回路1237をさらに備え得る。特定の実施形態において、電力回路1237は、電力管理回路を備え得る。この追加または代替として、電力回路1237は、外部電源から電力を受電するように動作可能となり得る。この場合、WD1210は、電力ケーブル等の入力回路またはインターフェースを介して、外部電源(コンセント等)に接続可能となり得る。また、特定の実施形態において、電力回路1237は、外部電源から電源1236に電力を送達するように動作可能となり得る。これにより、たとえば電源1236を充電可能である。電力回路1237は、電源1236からの電力に対して任意の変換または他の変更を実行することにより、WD1210の各構成要素への供給に適したものとすることができる。
図13は、本明細書に記載の種々の態様に係る、UEの例示的な一実施形態を示している。本明細書において、ユーザ機器すなわちUEは必ずしも、関連するデバイスを所有および/または操作する人間の意味でのユーザを含まなくてもよい。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売または人間のユーザによる操作を意図したデバイスを表し得るが、特定の人間ユーザと関連付けられていなくてもよいし、最初は関連付けられていなくてもよい(たとえば、スマートスプリンクラーコントローラ)。あるいは、UEは、エンドユーザへの販売またはエンドユーザによる操作を意図しないデバイスを表し得るが、ユーザの利益との関連付けも可能であるし、ユーザの利益のための動作も可能である(たとえば、スマート電力計)。UE13200としては、NB−IoT UE、マシンタイプ通信(MTC)UE、および/またはエンハンストMTC(eMTC)UE等、第三世代携帯電話に関する標準仕様の策定を目指すプロジェクトが定めた標準規格のファイルフォーマット(3GPP)により識別される任意のUEが可能である。図13に示すように、UE1300は、第三世代携帯電話に関する標準仕様の策定を目指すプロジェクト(3GPP)により公布された1つまたは複数の通信規格に従って通信するように設定されたWDの一例であり、たとえば、3GPPのGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格である。前述の通り、WDおよびUEという用語は、区別なく使用可能である。したがって、図13はUEであるが、本明細書に記載の構成要素は、WDにも等しく適用可能であり、その逆もまた同様である。
図13において、UE1300は、入出力インターフェース1305、無線周波数(RF)インターフェース1309、ネットワーク接続インターフェース1311、ランダムアクセスメモリ(RAM)1317、リードオンリーメモリ(ROM)1319、および記憶媒体1321等を含むメモリ1315、通信サブシステム1331、電源1333、および/もしくはその他任意の構成要素、またはこれらの任意の組合せに対して動作可能に結合された処理回路1301を具備する。記憶媒体1321は、オペレーティングシステム1323、アプリケーションプログラム1325、およびデータ1327を含む。他の実施形態において、記憶媒体1321は、他の同種の情報を含み得る。特定のUEは、図13に示す構成要素をすべて利用することも可能であるし、一部の構成要素のみを利用することも可能である。構成要素間の統合のレベルは、UEごとに異なり得る。さらに、特定のUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機等、1つの構成要素について複数の実例を含み得る。
図13において、処理回路1301は、コンピュータ命令およびデータを処理するように設定可能である。処理回路1301は、(たとえば、離散ロジック、FPGA、ASIC等における)1つまたは複数のハードウェア実装ステートマシン、適当なファームウェアと併せたプログラマブルロジック、適当なソフトウェアと併せたマイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)等の1つまたは複数の格納プログラム汎用プロセッサ、またはこれらの任意の組合せ等、マシン可読コンピュータプログラムとしてメモリに格納されたマシン命令を実行するように動作する任意のシーケンシャルステートマシンを実装するように設定可能である。たとえば、処理回路1301は、2つの中央演算処理装置(CPU)を具備し得る。データとしては、コンピュータによる使用に適した形態の情報が可能である。
図示の実施形態において、入出力インターフェース1305は、入力装置、出力装置、または入出力装置に対する通信インターフェースを与えるように設定可能である。UE1300は、入出力インターフェース1305を介して出力装置を使用するように設定可能である。出力装置は、入力装置と同種のインターフェースポートを使用可能である。たとえば、UE1300に対する入力および出力として、USBポートを使用可能である。出力装置としては、スピーカ、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力装置、またはこれらの任意の組合せが可能である。UE1300は、入出力インターフェース1305を介した入力装置の使用によって、情報のUE1300への取り込みを許可および/または容易化するように設定可能である。入力装置としては、タッチセンサ式またはプレゼンスセンサ式ディスプレイ、カメラ(たとえば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラ等)、マイク、センサ、マウス、トラックボール、方向パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカード等が挙げられる。プレゼンスセンサ式ディスプレイは、ユーザからの入力を検知する容量性または抵抗性のタッチセンサを具備し得る。センサとしては、たとえば加速度計、ジャイロスコープ、傾斜センサ、力センサ、磁力計、光学センサ、近接センサ、別の類似センサ、またはこれらの任意の組合せが可能である。たとえば、入力装置としては、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイク、および光学センサが可能である。
図13において、RFインターフェース1309は、送信機、受信機、およびアンテナ等のRF構成要素に対する通信インターフェースを与えるように設定可能である。ネットワーク接続インターフェース1311は、ネットワーク1343aに対する通信インターフェースを与えるように設定可能である。ネットワーク1343aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、遠隔通信ネットワーク、別の類似ネットワーク、またはこれらの任意の組合せ等の有線および/または無線ネットワークを網羅し得る。たとえば、ネットワーク1343aは、Wi−Fiネットワークを含み得る。ネットワーク接続インターフェース1311は、Ethernet、TCP/IP、SONET、ATM等の1つまたは複数の通信プロトコルにより通信ネットワークを介して1つまたは複数の他のデバイスと通信するのに用いられる受信機および送信機インターフェースを含むように設定可能である。ネットワーク接続インターフェース1311は、通信ネットワークリンク(たとえば、光学的リンク、電気的リンク等)に適した受信機および送信機の機能を実装可能である。送信機および受信機の機能は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有することも可能であるし、あるいは、別個に実装することも可能である。
RAM1317は、バス1302を介した処理回路1301との相互作用によって、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバ等のソフトウェアプログラムの実行時に、データまたはコンピュータ命令を格納またはキャッシングするように設定可能である。ROM1319は、コンピュータ命令またはデータを処理回路1301に提供するように設定可能である。たとえば、ROM1319は、基本入出力(I/O)、起動、不揮発性メモリに格納されたキーボードからのキーストロークの受け付け等の基本的なシステム機能に対する不変の低レベルシステムコードまたはデータを格納するように設定可能である。記憶媒体1321は、RAM、ROM、プログラム可能リードオンリーメモリ(PROM)、消去・プログラム可能リードオンリーメモリ(EPROM)、電気的消去・プログラム可能リードオンリーメモリ(EEPROM)等のメモリ、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブを含むように設定可能である。一例として、記憶媒体1321は、オペレーティングシステム1323、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェットもしくはガジェットエンジン、または別のアプリケーション等のアプリケーションプログラム1325、およびデータファイル1327を含むように設定可能である。記憶媒体1321は、UE1300が使用するものとして、多様な種々のオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組合せのいずれかを格納し得る。
記憶媒体1321は、RAID(Redundant Array of Independent Disks)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD−DVD)光ディスクドライブ、内部ハードディスクドライブ、ブルーレイ光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータストレージ(HDDS)光ディスクドライブ、外部DIMM(mini−Dual In−line Memory Module)、同期型ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールまたはリムーバブルユーザ識別モジュール(SIM/RUIM)等のスマートカードメモリ、他のメモリ、またはこれらの任意の組合せ等、多くの物理的ドライブユニットを含むように設定可能である。記憶媒体1321は、非持続性または持続性記憶媒体に格納されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラム等へのUE1300によるアクセス、データのオフロード、またはデータのアップロードを許可および/または容易化し得る。通信システムを利用するような製造品を記憶媒体1321において実際に具現化可能であり、デバイス可読媒体を含み得る。
図13において、処理回路1301は、通信サブシステム1331を用いてネットワーク1343bと通信するように設定可能である。ネットワーク1343aおよびネットワーク1343bは、1つまたは複数の同一のネットワークとすることも可能であるし、1つまたは複数の異なるネットワークとすることも可能である。通信サブシステム1331は、ネットワーク1343bとの通信に用いられる1つまたは複数のトランシーバを含むように設定可能である。たとえば、通信サブシステム1331は、IEEE 802.13、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMax等の1つまたは複数の通信プロトコルに従って、無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、または基地局等、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバとの通信に用いられる1つまたは複数のトランシーバを含むように設定可能である。各トランシーバは、RANリンクに適した送信機または受信機の機能(たとえば、周波数割り当て等)をそれぞれ実装する送信機1333および/または受信機1335を具備し得る。さらに、各トランシーバの送信機1333および受信機1335は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有することも可能であるし、あるいは、別個に実装することも可能である。
図示の実施形態において、通信サブシステム1331の通信機能には、データ通信、音声通信、マルチメディア通信、Bluetooth等の短距離通信、近距離通信、全地球測位システム(GPS)を用いた位置の決定等の位置ベースの通信、別の類似通信機能、またはこれらの任意の組み合を含み得る。たとえば、通信サブシステム1331は、セルラー通信、Wi−Fi通信、Bluetooth通信、およびGPS通信を含み得る。ネットワーク1343bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、遠隔通信ネットワーク、別の類似ネットワーク、またはこれらの任意の組合せ等の有線および/または無線ネットワークを網羅し得る。たとえば、ネットワーク1343bとしては、セルラーネットワーク、Wi−Fiネットワーク、および/または近距離通信ネットワークが可能である。電源1313は、UE1300の構成要素に対して交流(AC)または直流(DC)電力を与えるように設定可能である。
本明細書に記載の特徴、利益、および/または機能は、UE1300の構成要素のうちの1つで実装することも可能であるし、UE1300の複数の構成要素全体で分配することも可能である。さらに、本明細書に記載の特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアの如何なる組合せにおいても実装可能である。一例として、通信サブシステム1331は、本明細書に記載の構成要素のいずれかを含むように設定可能である。さらに、処理回路1301は、このような構成要素のいずれかとバス1302を介して通信するように設定可能である。別の例においては、処理回路1301により実行された場合に、本明細書に記載の対応する機能を実行するメモリに格納されたプログラム命令によって、このような構成要素のいずれかを表し得る。別の例において、このような構成要素のいずれかの機能は、処理回路1301と通信サブシステム1331とに分配可能である。別の例において、このような構成要素のいずれかの非演算集約的機能は、ソフトウェアまたはファームウェアにおいて実装可能であり、演算集約的機能は、ハードウェアにおいて実装可能である。
図14は、いくつかの実施形態により実装される機能を仮想化し得る仮想化環境1400を示す模式ブロック図である。本文脈において、仮想化は、仮想化ハードウェアプラットフォーム、記憶装置、およびネットワークリソースを含み得る装置またはデバイスの仮想版を生成することを意味する。本明細書において、仮想化は、ノード(たとえば、仮想化基地局または仮想化無線アクセスノード)、デバイス(たとえば、UE、無線デバイス、またはその他任意の種類の通信デバイス)、またはそれらの構成要素に適用可能であり、機能の少なくとも一部が(たとえば、1つまたは複数のネットワークの1つまたは複数の物理的処理ノード上で実行される1つまたは複数のアプリケーション、コンポーネント、機能、仮想マシン、またはコンテナにより)1つまたは複数の仮想コンポーネントとして実装される一実施態様に関する。
いくつかの実施形態においては、ハードウェアノード1430のうちの1つまたは複数がホスティングする1つまたは複数の仮想化環境1400において実装された1つまたは複数の仮想マシンにより実行される仮想コンポーネントとして、本明細書に記載の機能の一部または全部を実装可能である。さらに、仮想ノードが無線アクセスノードでもなく、無線接続も必要としない(たとえば、コアネットワークノードである)実施形態においては、ネットワークノードを完全に仮想化可能である。
上記機能は、本明細書に開示の実施形態の一部の特徴、機能、および/または利益の一部を実現するように動作する1つまたは複数のアプリケーション1420(あるいは、ソフトウェアインスタンス、仮想電気器具、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能等と称し得る)によって実装可能である。アプリケーション1420は、処理回路1460およびメモリ1490を含むハードウェア1430を提供する仮想化環境1400において実行される。メモリ1490は、処理回路1460による実行によって、本明細書に開示の特徴、利益、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するようにアプリケーション1420が動作し得る命令1495を含む。
仮想化環境1400は、一組の1つまたは複数のプロセッサまたは処理回路1460(民生(COTS)プロセッサ、専用特定用途向け集積回路(ASIC)、またはデジタルもしくはアナログハードウェア構成要素もしくは専用プロセッサを含むその他任意の種類の処理回路が可能)を含む汎用または専用ネットワークハードウェアデバイス1430を備える。各ハードウェアデバイスは、メモリ1490−1(処理回路1460により実行される命令1495またはソフトウェアを一時的に格納する非永続メモリが可能)を備え得る。各ハードウェアデバイスは、物理的なネットワークインターフェース1480を含む1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)1470(ネットワークインターフェースカードとしても知られる)を備え得る。また、各ハードウェアデバイスは、処理回路1460により実行されるソフトウェア1495または命令が格納された持続性永続マシン可読記憶媒体1490−2を含み得る。ソフトウェア1495としては、1つまたは複数の仮想化レイヤ1450(ハイパーバイザとも称する)をインスタンス化するソフトウェア、仮想マシン1440を実行するソフトウェア、ならびに本明細書に記載のいくつかの実施形態に関連して説明する機能、特徴、および/もしくは利益を実行可能にするソフトウェア等、任意の種類のソフトウェアが挙げられる。
仮想マシン1440は、仮想プロセッサ、仮想メモリ、仮想ネットワークもしくはインターフェース、ならびに仮想ストレージを備え、対応する仮想化レイヤ1450またはハイパーバイザにより実行可能である。仮想マシン1440のうちの1つまたは複数においては、仮想電気器具1420のインスタンスの異なる実施形態を実装可能であり、また、異なる方法で実装可能である。
動作時、処理回路1460は、ソフトウェア1495の実行によって、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤ1450をインスタンス化するが、これは、仮想マシンモニタ(VMM)と称し得る場合もある。仮想化レイヤ1450は、仮想マシン1440に対する類似のネットワークハードウェアとして現れる仮想動作プラットフォームを提示し得る。
図14に示すように、ハードウェア1430としては、一般または特定の構成要素を備えた独立型のネットワークノードが可能である。ハードウェア1430は、アンテナ14225を備えるとともに、仮想化によって一部の機能を実装可能である。あるいは、ハードウェア1430は、(たとえば、データセンタまたは加入者宅内機器(CPE)等における)大規模なハードウェア群の一部とすることも可能であって、多くのハードウェアノードが協働するとともに、とりわけアプリケーション1420のライフサイクル管理を監視するMANO(Management And Orchestration)14100によって管理される。
いくつかの文脈において、ハードウェアの仮想化は、ネットワーク機能仮想化(NFV)と称する。NFVの使用によって、データセンタおよび加入者宅内機器に位置付け可能な業界標準の大容量サーバハードウェア、物理的スイッチ、および物理的ストレージに対して、ネットワーク機器の多くの種類を確立することができる。
NFVの文脈において、仮想マシン1440としては、物理的な非仮想化マシン上で実行されているようにプログラムを実行する物理マシンのソフトウェア実施態様が可能である。仮想マシン1440および当該仮想マシンを実行するハードウェア1430の部分は、当該仮想マシン専用のハードウェアおよび/または当該仮想マシンが他の仮想マシン1440と共有するハードウェアである場合、別個の仮想ネットワーク要素(VNE)を構成する。
さらに、NFVの文脈において、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワークインフラ1430上の1つまたは複数の仮想マシン1440において動作する特定のネットワーク機能の処理を担うとともに、図14のアプリケーション1420に対応する。
いくつかの実施形態においては、それぞれが1つもしくは複数の送信機14220ならびに1つもしくは複数の受信機14210を具備する1つまたは複数の無線ユニット14200を1つまたは複数のアンテナ14225に結合可能である。無線ユニット14200は、1つまたは複数の適当なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード1430と直接通信可能であり、仮想コンポーネントと組み合わせた使用によって、無線アクセスノードまたは基地局等の無線機能を仮想ノードに提供可能である。
いくつかの実施形態においては、代替としてハードウェアノード1430と無線ユニット14200との間の通信に使用可能な制御システム14230の使用によって、一部のシグナリングを有効にすることができる。
図15を参照して、一実施形態によれば、通信システムは、無線アクセスネットワーク等のアクセスネットワーク1511およびコアネットワーク1514を含む3GPP型のセルラーネットワーク等の遠隔通信ネットワーク1510を含む。アクセスネットワーク1511は、それぞれ対応するカバレッジエリア1513a、1513b、1513cを規定するNB、eNB、gNB、または他種の無線アクセスポイント等の複数の基地局1512a、1512b、1512cを備える。各基地局1512a、1512b、1512cは、有線または無線接続1515を介してコアネットワーク1514に接続可能である。カバレッジエリア1513cに位置付けられた第1のUE1591は、対応する基地局1512cに対する無線接続または対応する基地局1512cによるページングが行われるように設定可能である。カバレッジエリア1513aの第2のUE1592は、対応する基地局1512aに対して無線接続可能である。本例においては複数のUE1591、1592を示すが、開示の実施形態は、単一のUEのみがカバレッジエリア中に存在する状況または単一のUEのみがつながっている状況にも等しく適用可能である。
遠隔通信ネットワーク1510は、それ自体がホストコンピュータ1530に接続されているが、これは、独立型サーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/もしくはソフトウェアにおける具現化またはサーバファームにおける処理リソースとしての具現化が可能である。ホストコンピュータ1530は、サービスプロバイダによる所有もしくは制御またはサービスプロバイダによる運用もしくはサービスプロバイダの代わりの運用が可能である。遠隔通信ネットワーク1510とホストコンピュータ1530との間の接続1521および1522は、コアネットワーク1514からホストコンピュータ1530までの直接的な延伸または任意選択としての中間ネットワーク1520を介した延伸が可能である。中間ネットワーク1520としては、パブリック、プライベート、またはホステッドネットワークのうちの1つまたはこれらのうちの2つ以上の組合せが可能である。中間ネットワーク1520が存在する場合は、バックボーンネットワークまたはインターネットが可能である。特に、中間ネットワーク1520は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を含み得る。
図15の通信システムは全体として、接続UE1591、1592、およびホストコンピュータ1530間の接続を可能にする。この接続は、オーバー・ザ・トップ(OTT)接続1550として説明可能である。ホストコンピュータ1530および接続UE1591、1592は、アクセスネットワーク1511、コアネットワーク1514、任意の中間ネットワーク1520、および中間段階として考え得る別のインフラ(図示せず)を用いることにより、OTT接続1550を介してデータおよび/またはシグナリングを伝達するように設定されている。OTT接続1550は、それが通過する参加通信デバイスがアップリンクおよびダウンリンク通信のルーティングを認識しない意味において、透明と考えられる。たとえば、基地局1512は、接続UE1591に転送(たとえば、ハンドオーバ)されるホストコンピュータ1530からのデータを伴う入力ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、通知されなくてもよいし、その必要がなくてもよい。同様に、基地局1512は、UE1591からホストコンピュータ1530に向かう出力アップリンク通信の未来のルーティングを認識する必要がない。
以下、図16を参照して、各前項に記載のUE、基地局、およびホストコンピュータの一実施形態に係る例示的な実施態様を説明する。通信システム1600において、ホストコンピュータ1610は、通信システム1600の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェース1616を含むハードウェア1615を備える。ホストコンピュータ1610は、記憶および/または処理機能を有し得る処理回路1618をさらに備える。特に、処理回路1618は、命令を実行するように構成された1つまたは複数のプログラム可能プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ1610は、当該ホストコンピュータ1610に格納されるか、または、当該ホストコンピュータ1610によりアクセス可能かつ処理回路1618により実行可能なソフトウェア1611をさらに備える。ソフトウェア1611は、ホストアプリケーション1612を含む。ホストアプリケーション1612は、UE1630およびホストコンピュータ1610で終端するOTT接続1650を介してつながるUE1630等のリモートユーザにサービスを提供するように動作可能となり得る。リモートユーザへのサービスの提供において、ホストアプリケーション1612は、OTT接続1650を用いて送信されるユーザデータを提供可能である。
また、通信システム1600は、遠隔通信システムに設けられ、ホストコンピュータ1610およびUE1630との通信を可能にするハードウェア1625を備えた基地局1620を含み得る。ハードウェア1625は、通信システム1600の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線通信をセットアップおよび維持する通信インターフェース1626のほか、基地局1620がサーブするカバレッジエリア(図16に示さず)に位置付けられたUE1630との少なくとも無線の接続1670をセットアップおよび維持する無線インターフェース1627を具備し得る。通信インターフェース1626は、ホストコンピュータ1610への接続1660を容易化するように設定可能である。接続1660は、直接も可能であるし、遠隔通信システムのコアネットワーク(図16に示さず)および/または遠隔通信システムの外側の1つまたは複数の中間ネットワークを通過することも可能である。また、図示の実施形態において、基地局1620のハードウェア1625は、命令を実行するように構成された1つまたは複数のプログラム可能プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る処理回路1628を含み得る。基地局1620は、内部に格納されたソフトウェア1621または外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア1621をさらに有する。
また、通信システム1600は、すでに言及したUE1630を含み得る。そのハードウェア1635は、UE1630が現在位置付けられているカバレッジエリアにサーブする基地局との無線接続1670をセットアップおよび維持するように設定された無線インターフェース1637を含み得る。そのハードウェア1635は、UE1630が現在位置付けられているカバレッジエリアにサーブする基地局との無線接続1670をセットアップおよび維持するように設定された無線インターフェース1637を含み得る。また、UE1630のハードウェア1635は、命令を実行するように構成された1つまたは複数のプログラム可能プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る処理回路1638を含み得る。UE1630は、当該UE1630に格納されるか、または、当該UE1630によりアクセス可能かつ処理回路1638により実行可能なソフトウェア1631をさらに備える。ソフトウェア1631は、クライアントアプリケーション1632を含む。クライアントアプリケーション1632は、ホストコンピュータ1610の補助により、UE1630を介して人間または人間以外のユーザにサービスを提供するように動作可能となり得る。ホストコンピュータ1610においては、UE1630および当該ホストコンピュータ1610で終端するOTT接続1650を介して、実行ホストアプリケーション1612が実行クライアントアプリケーション1632と通信可能である。ユーザへのサービスの提供において、クライアントアプリケーション1632は、ホストアプリケーション1612からリクエストデータを受信し、このリクエストデータに応答してユーザデータを提供することができる。OTT接続1650は、リクエストデータおよびユーザデータの両者を伝送可能である。クライアントアプリケーション1632は、ユーザとの相互作用により、提供するユーザデータを生成することができる。
なお、図16に示すホストコンピュータ1610、基地局1620、およびUE1630はそれぞれ、図15のホストコンピュータ1530、基地局1512a、1512b、1512cのうちの1つ、およびUE1591、1592の一方と類似または同一のものが可能である。すなわち、これらのエンティティの内部作用は、図16に示す通りが可能である一方、これとは無関係に、周囲のネットワークトポロジは、図15のものが可能である。
図16においては、如何なる中間段階デバイスおよびこれらのデバイスを介したメッセージの厳密なルーティングも明示的に参照することなく、基地局1620を介したホストコンピュータ1610とUE1630との間の通信を示すため、OTT接続1650を抽象的に描画している。ネットワークインフラがルーティングを決定可能であるが、これは、UE1630もしくはサービスプロバイダが運用するホストコンピュータ1610、またはその両者から見えないように設定可能である。OTT接続1650がアクティブである間に、ネットワークインフラは、(たとえば、ネットワークの負荷分散の考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する決定をさらに行うことができる。
UE1630と基地局1620との間の無線接続1670は、本開示全体に記載の実施形態の教示内容に従う。種々の実施形態のうちの1つまたは複数により、OTT接続1650によってUE1630に提供されるOTTサービスの性能が向上するが、無線接続1670はその最新部分を構成する。より厳密に、本明細書に開示の例示的な実施形態によれば、5Gネットワークの外部のOTTデータアプリケーションまたはサービス等、ユーザ機器(UE)と別のエンティティとの間のデータセッションと関連付けられたデータフロー(それぞれの対応する無線ベアラを含む)のエンド・ツー・エンドサービス品質(QoS)をモニタリングするネットワークの柔軟性が向上し得る。これらの利点および他の利点によって、5G/NRソリューションの時宜を得た設計、実装、および展開が容易化され得る。さらに、このような実施形態によって、データセッションQoSの柔軟かつ時宜を得た制御が容易化され、5G/NRに想定されるとともにOTTサービスの成長にとって重要な容量、スループット、レイテンシ等が改善され得る。
1つまたは複数の実施形態により改善されるデータレート、レイテンシ、および他のネットワーク運用態様のモニタリングを目的として、測定手順を提供可能である。さらには、測定結果の変動に応じて、ホストコンピュータ1610とUE1630との間のOTT接続1650を再設定する任意選択としてのネットワーク機能が存在し得る。OTT接続1650を再設定する測定手順および/またはネットワーク機能は、ホストコンピュータ1610のソフトウェア1611およびハードウェア1615もしくはUE1630のソフトウェア1631およびハードウェア1635、またはその両者において実装可能である。実施形態においては、OTT接続1650が通過する通信デバイス中または通信デバイスとの関連でセンサ(図示せず)を展開可能である。センサは、上記例示のモニタリング量の値またはソフトウェア1611、1631がモニタリング量を演算もしくは推定可能な他の物理量の値を供給することによって、測定手順に関与し得る。OTT接続1650の再設定には、メッセージフォーマット、再送信設定、好ましいルーティング等を含み得る。この再設定は、基地局1620に影響を及ぼす必要がなく、基地局1620が把握も感知もできない。このような手順および機能は、当技術分野において既知かつ実行可能である。特定の実施形態においては、ホストコンピュータ1610のスループット、伝搬時間、レイテンシ等の測定を容易化する独占的なUEシグナリングを測定に伴い得る。測定は、伝搬時間、エラー等をモニタリングしつつ、OTT接続1650を用いることにより、特に空のメッセージすなわち「ダミー」メッセージとしてソフトウェア1611および1631がメッセージを送信するように実装可能である。
図17は、一実施形態に係る、通信システムにおいて実装される例示的な方法および/または手順を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを具備しており、いくつかの実施形態においては、図15および図16を参照して説明したものが可能である。本開示の簡素化のため、本項においては、図17のみを参照する。ステップ1710において、ホストコンピュータは、ユーザデータを提供する。ステップ1710のサブステップ1711(任意選択として可能)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションの実行によりユーザデータを提供する。ステップ1720において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始する。ステップ1730(任意選択として可能)において、基地局は、本開示全体に記載の実施形態の教示内容に従って、ホストコンピュータが開始した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。ステップ1740(同じく任意選択として可能)において、UEは、ホストコンピュータが実行するホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行する。
図18は、一実施形態に係る、通信システムにおいて実装される例示的な方法および/または手順を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを具備しており、図15および図16を参照して説明したものが可能である。本開示の簡素化のため、本項においては、図18のみを参照する。この方法のステップ1810において、ホストコンピュータは、ユーザデータを提供する。任意選択としてのサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションの実行によりユーザデータを提供する。ステップ1820において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始する。この送信は、本開示全体に記載の実施形態の教示内容に従って、基地局を通過し得る。ステップ1830(任意選択として可能)において、UEは、上記送信において搬送されたユーザデータを受信する。
図19は、一実施形態に係る、通信システムにおいて実装される例示的な方法および/または手順を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを具備しており、図15および図16を参照して説明したものが可能である。本開示の簡素化のため、本項においては、図19のみを参照する。ステップ1910(任意選択として可能)において、UEは、ホストコンピュータにより提供された入力データを受信する。この追加または代替として、ステップ1920において、UEは、ユーザデータを提供する。ステップ1920のサブステップ1921(任意選択として可能)において、UEは、クライアントアプリケーションの実行によりユーザデータを提供する。ステップ1910のサブステップ1911(任意選択として可能)において、UEは、ホストコンピュータにより提供された受信入力データに応じてユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータの提供において、実行されるクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されるユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された具体的様態に関わらず、UEは、サブステップ1930(任意選択として可能)において、ユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。この方法のステップ1940において、ホストコンピュータは、本開示全体に記載の実施形態の教示内容に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図20は、一実施形態に係る、通信システムにおいて実装される例示的な方法および/または手順を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを具備しており、図15および図16を参照して説明したものが可能である。本開示の簡素化のため、本項においては、図20のみを参照する。ステップ2010(任意選択として可能)において、基地局は、本開示全体に記載の実施形態の教示内容に従って、UEからユーザデータを受信する。ステップ2020(任意選択として可能)において、基地局は、受信したユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。ステップ2030(任意選択として可能)において、ホストコンピュータは、基地局が開始した送信において搬送されたユーザデータを受信する。
本明細書において、ユニット(unit)という用語は、エレクトロニクス、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野における従来の意味を有するとともに、たとえば、上述のような各タスク、手順、演算、出力、および/または表示機能等を実行する電気および/または電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、論理固体デバイスおよび/または個別デバイス、コンピュータプログラムまたは命令を含み得る。

Claims (52)

  1. 基地局の中央ユニット(CU)により実行され、ユーザ機器(UE)にサーブするために前記基地局の第1の分散ユニット(DU)が使用するスペシャルセル(SpCell)を選択する方法であって、
    前記UEの好適なSpCellとして、前記第1のDUがサーブする第1のセルの識別情報と、
    前記第1のDUがサーブする1つまたは複数の第2のセルの識別情報と、
    を含む第1のリクエストを前記第1のDUに送信すること(1030)と、
    前記第1のDUが前記UEのSpCellとして前記第1のセルを設定できないという第1の指標と、
    前記第1のDUが前記UEのSpCellとしてゼロ個以上の第3のセルを設定できるという第2の指標と、
    を含む第1の応答を前記第1のDUから受信すること(1040)と、
    を含む、方法。
  2. 前記第1のDUを含む1つまたは複数のDUと関連付けられた複数のセルに関する無線信号測定結果を受信すること(1010)と、
    前記無線信号測定結果に基づいて、前記複数のセルから前記第1のセルおよび前記1つまたは複数の第2のセルを選択すること(1020)と、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2の指標が、
    前記第1のDUが前記UEのSpCellとして前記第2のセルのいずれも設定できないという指標と、
    識別された前記第3のセルのそれぞれが前記第2のセルのうちの1つである前記第3のセルの識別情報と、
    のうちの少なくとも一方を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記識別した第3のセルから前記UEのSpCellを選択すること(1080)をさらに含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第3のセルの前記識別情報が、順序付きリストにて受信され、
    前記リストの順序が、前記第1のDUの1つまたは複数の動作状態に基づく、請求項3または4に記載の方法。
  6. 前記1つまたは複数の動作状態が、
    第1のDU負荷状態と、
    前記第3のセルのそれぞれと関連付けられた第1のDUリソースの可用性と、
    前記第3のセルのそれぞれと関連付けられた第1のDUカバレッジエリア内の前記UEの場所と、
    のうちのいずれかを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1の応答が、前記第1のDUが前記UEのSpCellとして前記第1のセルを設定できない理由を示す原因値も含み、
    前記原因値が、前記第1のDUの前記1つまたは複数の動作状態と関連する、請求項5または6に記載の方法。
  8. 前記第3のセルから前記UEの前記SpCellを選択すること(1080)が、前記リストの順序および前記受信した無線信号測定結果に基づく、請求項5から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記1つまたは複数の第2のセルが、前記UEの候補SpCellおよび前記UEの候補セカンダリセル(SCell)のうちの一方を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記第1のリクエストおよび前記第1の応答が、
    UEコンテキスト設定リクエストとUEコンテキスト設定障害、および
    UEコンテキスト修正リクエストとUEコンテキスト修正障害
    のメッセージ対のうちの一方を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記無線信号測定結果に基づいて、前記複数のセルから、第2のDUがサーブする別の第1のセルならびに1つもしくは複数の別の第2のセルを選択すること(1050)と、
    前記別の第1のセルの識別情報および前記別の第2のセルの識別情報を含む第2のリクエストを前記第2のDUに送信すること(1060)と、
    前記第2のDUが前記UEのSpCellとして前記別の第1のセルを設定できないという別の第1の指標と、
    前記第2のDUが前記UEのSpCellとしてゼロ個以上の別の第3のセルを設定できるという別の第2の指標と、
    を含む第2の応答を前記第2のDUから受信すること(1070)と、
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  12. 前記別の第2の指標が、
    前記第2のDUが前記UEのSpCellとして前記別の第2のセルのいずれも設定できないという指標と、
    識別された前記別の第3のセルのそれぞれが前記別の第2のセルのうちの1つである前記別の第3のセルの識別情報と、
    のうちの少なくとも一方を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1の応答により識別される前記第3のセルおよび前記第2の応答により識別される前記別の第3のセルの組合せから、前記UEのSpCellを選択すること(1080)をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 基地局の分散ユニット(DU)により実行され、ユーザ機器(UE)にサーブするために使用されるスペシャルセル(SpCell)を選択する方法であって、
    前記UEの好適なSpCellとして、前記DUがサーブする第1のセルの識別情報と、
    前記DUがサーブする1つまたは複数の第2のセルの識別情報と、
    を含む第1のリクエストを前記基地局の中央ユニット(CU)から受信すること(1110)と、
    前記UEのSpCellとして前記第1のセルおよび前記第2のセルのいずれかを設定可能であるか否かを判定すること(1120)と、
    前記UEのSpCellとして前記第1のセルを設定できないという第1の指標と、
    前記UEのSpCellとしてゼロ個以上の第3のセルを設定できるという第2の指標と、
    を含む第1の応答を前記CUに送信すること(1130)と、
    を含む、方法。
  15. 前記第2の指標が、
    前記第1のDUが前記UEのSpCellとして前記第2のセルのいずれも設定できないという指標と、
    識別された前記第3のセルのそれぞれが前記第2のセルのうちの1つである前記第3のセルの識別情報と、
    のうちの一方を含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第3のセルの前記識別情報が、順序付きリストにて送信され、
    前記リストの順序が、前記DUの1つまたは複数の動作状態に基づく、請求項14または15に記載の方法。
  17. 前記1つまたは複数の動作状態が、
    DU負荷状態と、
    前記第3のセルのそれぞれと関連付けられたDUリソースの可用性と、
    前記第3のセルのそれぞれと関連付けられたDUカバレッジエリア内の前記UEの場所と、
    のうちのいずれかを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第1の応答が、前記第1のDUが前記UEのSpCellとして前記第1のセルを設定できない理由を示す原因値も含み、
    前記原因値が、前記第1のDUの前記1つまたは複数の動作状態と関連する、請求項16または17に記載の方法。
  19. 前記CUから、前記UEの好適なSpCellとして前記第3のセルのうちの1つの識別情報を含む第2のリクエストを受信すること(1140)をさらに含む、請求項14から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記第1のリクエストが、前記UEと関連付けられ、SpCellがサーブする1つまたは複数の無線ベアラの識別情報も含み、
    前記UEのSpCellとして前記第1のセルおよび前記第2のセルのいずれかを設定可能であるか否かを判定すること(1120)が、前記第1のセルおよび前記第2のセルに関して前記無線ベアラのアドミッション制御を実行すること(1122)を含む、請求項14から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記1つまたは複数の第2のセルが、前記UEの候補SpCellおよび前記UEの候補セカンダリセル(SCell)のうちの一方を含む、請求項14から20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記第1のリクエストおよび前記第1の応答が、
    UEコンテキスト設定リクエストとUEコンテキスト設定障害、および
    UEコンテキスト修正リクエストとUEコンテキスト修正障害
    のメッセージ対のうちの一方を含む、請求項14から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. ユーザ機器(UE)にサーブするために基地局(300)の第1の分散ユニット(DU)(320)が使用するスペシャルセル(SpCell)を選択するように構成された前記基地局(300)の中央ユニット(CU)(310)であって、
    請求項1から13のいずれか一項に記載の方法に対応する動作を実行するように構成された処理回路(1270)と、
    前記CUに電力を供給するように構成された電源回路(1286)と、
    を備える、中央ユニット(CU)(310)。
  24. 前記処理回路(1270)が、少なくとも前記第1のDU(320)と通信するように構成された送受信回路(1272)をさらに備える、請求項23に記載のCU(310)。
  25. 前記処理回路(1270)により実行される場合に、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法に対応する動作を実行するように前記CU(310)を設定するコンピュータ実行可能命令を含む1つまたは複数のデバイス可読媒体(1280)をさらに備える、請求項23または24に記載のCU(310)。
  26. ユーザ機器(UE)にサーブするために使用されるスペシャルセル(SpCell)を選択するように構成された基地局(300)の分散ユニット(DU)(320)であって、
    請求項14から22のいずれか一項に記載の方法に対応する動作を実行するように構成された処理回路(1270)と、
    前記DUに電力を供給するように構成された電源回路(1286)と、
    を備える、分散ユニット(DU)(320)。
  27. 前記処理回路(1270)が、前記基地局(300)の中央ユニット(CU)(310)と通信するように構成された送受信回路(1272)をさらに備える、請求項26に記載のDU(320)。
  28. 前記処理回路(1270)により実行された場合に、請求項14から22のいずれか一項に記載の方法に対応する動作を実行するように前記DUを設定するコンピュータ実行可能命令を含む1つまたは複数のデバイス可読媒体(1280)をさらに備える、請求項26または27に記載のDU(320)。
  29. ユーザ機器(UE)にサーブするために基地局(300)の第1の分散ユニット(DU)(320)が使用するスペシャルセル(SpCell)を選択するように構成された前記基地局(300)の中央ユニット(CU)(310)であって、
    前記UEの好適なSpCellとして、前記第1のDUがサーブする第1のセルの識別情報と、
    前記第1のDUがサーブする1つまたは複数の第2のセルの識別情報と、
    を含む第1のリクエストを前記第1のDUに送信すること(1030)と、
    前記第1のDUが前記UEのSpCellとして前記第1のセルを設定できないという第1の指標と、
    前記第1のDUが前記UEのSpCellとしてゼロ個以上の第3のセルを設定できるという第2の指標と、
    を含む第1の応答を前記第1のDUから受信すること(1040)と、
    を行うように構成された、中央ユニット(CU)(310)。
  30. 前記第1のDUを含む1つまたは複数のDUと関連付けられた複数のセルに関する無線信号測定結果を受信すること(1010)と、
    前記無線信号測定結果に基づいて、前記複数のセルから前記第1のセルおよび前記1つまたは複数の第2のセルを選択すること(1020)と、
    を行うようにさらに構成された、請求項29に記載のCU。
  31. 前記第2の指標が、
    前記第1のDUが前記UEのSpCellとして前記第2のセルのいずれも設定できないという指標と、
    識別された前記第3のセルのそれぞれが前記第2のセルのうちの1つである前記第3のセルの識別情報と、
    のうちの少なくとも一方を含む、請求項29または30に記載のCU。
  32. 識別された前記第3のセルから前記UEのSpCellを選択すること(1080)を行うようにさらに構成された、請求項31に記載のCU。
  33. 前記第3のセルの前記識別情報が、順序付きリストにて受信され、
    前記リストの順序が、前記第1のDUの1つまたは複数の動作状態に基づく、請求項31または32に記載のCU。
  34. 前記1つまたは複数の動作状態が、
    第1のDU負荷状態と、
    前記第3のセルのそれぞれと関連付けられた第1のDUリソースの可用性と、
    前記第3のセルのそれぞれと関連付けられた第1のDUカバレッジエリア内の前記UEの場所と、
    のうちのいずれかを含む、請求項33に記載のCU。
  35. 前記第1の応答が、前記第1のDUが前記UEのSpCellとして前記第1のセルを設定できない理由を示す原因値も含み、
    前記原因値が、前記第1のDUの前記1つまたは複数の動作状態と関連する、請求項33または34に記載のCU。
  36. 前記リストの順序および前記受信した無線信号測定結果に基づいて、前記第3のセルから前記UEの前記SpCellを選択すること(1080)を行うように構成された、請求項33から35のいずれか一項に記載のCU。
  37. 前記1つまたは複数の第2のセルが、前記UEの候補SpCellおよび前記UEの候補セカンダリセル(SCell)のうちの一方を含む、請求項29から36のいずれか一項に記載のCU。
  38. 前記第1のリクエストおよび前記第1の応答が、
    UEコンテキスト設定リクエストとUEコンテキスト設定障害、および
    UEコンテキスト修正リクエストとUEコンテキスト修正障害
    のメッセージ対のうちの一方を含む、請求項29から37のいずれか一項に記載のCU。
  39. 前記無線信号測定結果に基づいて、前記複数のセルから、第2のDUがサーブする別の第1のセルおよび1つまたは複数の別の第2のセルを選択すること(1050)と、
    前記別の第1のセルの識別情報および前記別の第2のセルの識別情報を含む第2のリクエストを前記第2のDUに送信すること(1060)と、
    前記第2のDUが前記UEのSpCellとして前記別の第1のセルを設定できないという別の第1の指標と、
    前記第2のDUが前記UEのSpCellとしてゼロ個以上の別の第3のセルを設定できるという別の第2の指標と、
    を含む第2の応答を前記第2のDUから受信すること(1070)と、
    を行うようにさらに構成された、請求項30に記載のCU。
  40. 前記別の第2の指標が、
    前記第2のDUが前記UEのSpCellとして前記別の第2のセルのいずれも設定できないという指標と、
    識別された前記別の第3のセルのそれぞれが前記別の第2のセルのうちの1つである前記別の第3のセルの識別情報と、
    のうちの少なくとも一方を含む、請求項39に記載のCU。
  41. 前記第1の応答により識別される前記第3のセルおよび前記第2の応答により識別される前記別の第3のセルの組合せから、前記UEのSpCellを選択すること(1080)を行うようにさらに構成された、請求項40に記載のCU。
  42. ユーザ機器(UE)にサーブするために使用されるスペシャルセル(SpCell)を選択するように構成された基地局(300)の分散ユニット(DU)(320)であって、
    前記UEの好適なSpCellとして、前記DUがサーブする第1のセルの識別情報と、
    前記DUがサーブする1つまたは複数の第2のセルの識別情報と、
    を含む第1のリクエストを前記基地局の中央ユニット(CU)から受信すること(1110)と、
    前記UEのSpCellとして前記第1のセルおよび前記第2のセルのいずれかを設定可能であるか否かを判定すること(1120)と、
    前記UEのSpCellとして前記第1のセルを設定できないという第1の指標と、
    前記UEのSpCellとしてゼロ個以上の第3のセルを設定できるという第2の指標と、
    を含む第1の応答を前記CUに送信すること(1130)と、
    を行うように構成された、分散ユニット(DU)(320)。
  43. 前記第2の指標が、
    前記第1のDUが前記UEのSpCellとして前記第2のセルのいずれも設定できないという指標と、
    識別された前記第3のセルのそれぞれが前記第2のセルのうちの1つである前記第3のセルの識別情報と、
    のうちの一方を含む、請求項42に記載のDU。
  44. 前記第3のセルの前記識別情報が、順序付きリストにて送信され、
    前記リストの順序が、前記DUの1つまたは複数の動作状態に基づく、請求項42または43に記載のDU。
  45. 前記1つまたは複数の動作状態が、
    DU負荷状態と、
    前記第3のセルのそれぞれと関連付けられたDUリソースの可用性と、
    前記第3のセルのそれぞれと関連付けられたDUカバレッジエリア内の前記UEの場所と、
    のうちのいずれかを含む、請求項44に記載のDU。
  46. 前記第1の応答が、前記第1のDUが前記UEのSpCellとして前記第1のセルを設定できない理由を示す原因値も含み、
    前記原因値が、前記第1のDUの前記1つまたは複数の動作状態と関連する、請求項44または45に記載のDU。
  47. 前記CUから、前記UEの好適なSpCellとして前記第3のセルのうちの1つの識別情報を含む第2のリクエストを受信する(1140)ようにさらに構成された、請求項42から46のいずれか一項に記載のDU。
  48. 前記第1のリクエストが、前記UEと関連付けられ、SpCellがサーブする1つまたは複数の無線ベアラの識別情報も含み、
    前記第1のセルおよび前記第2のセルに関して前記無線ベアラのアドミッション制御を実行すること(1122)に基づいて、前記UEのSpCellとして前記第1のセルおよび前記第2のセルのいずれかを設定可能であるか否かを判定する(1120)ように構成された、請求項42から47のいずれか一項に記載のDU。
  49. 前記1つまたは複数の第2のセルが、前記UEの候補SpCellおよび前記UEの候補セカンダリセル(SCell)のうちの一方を含む、請求項42から48のいずれか一項に記載のDU。
  50. 前記第1のリクエストおよび前記第1の応答が、
    UEコンテキスト設定リクエストとUEコンテキスト設定障害、および
    UEコンテキスト修正リクエストとUEコンテキスト修正障害
    のメッセージ対のうちの一方を含む、請求項42から49のいずれか一項に記載のDU。
  51. 基地局(300)の中央ユニット(CU)(310)を含む処理回路により実行される場合に、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法に対応する動作を実行するように前記CUを設定するコンピュータ実行可能命令を格納した非一時的コンピュータ可読媒体(1280)。
  52. 基地局(300)の分散ユニット(DU)(320)を含む処理回路により実行される場合に、請求項14から22のいずれか一項に記載の方法に対応する動作を実行するように前記DUを設定するコンピュータ実行可能命令を格納した非一時的コンピュータ可読媒体(1280)。
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