JP2021513756A - ユーザ装置をページングする方法、第1ネットワーク装置、及びユーザ装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、ユーザ装置(UE)をページングする方法、第1ネットワーク装置、ユーザ装置(UE)、及びコンピュータ記憶媒体を開示し、前記方法は、第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した時、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内でRAN初期ページングを開始し、そして前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示すことを含む。
Description
本発明は通信処理技術分野に関し、特にユーザ装置(UE)をページングする方法、第1ネットワーク装置、ユーザ装置(UE)及びコンピュータ記憶媒体に関する。
5Gの主な応用シーンは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、低遅延高信頼通信(URLLC)、大量マシン通信(mMTC)である。5Gネットワーク環境では、無線シグナリングを低減し、無線接続を迅速に回復し、データ・トラフィックを迅速に回復するために、新しいRRC状態、即ちRRC_INACTIVE状態(無線リソース制御−非アクティブ状態)が定義されている。この状態は、無線リソース制御−アイドル状態(RRC_IDLE)及び無線リソース制御−アクティブ状態(RRC_ACTIVE)とは異なる。UEがRRC_INACTIVE状態にある時、ネットワーク側は専用シグナリングを介してUEにRANのページング領域を設定し、該RANページング領域は、1つのセル又は複数のセルであってもよい。
現在、デュアル接続(DC)モードではINACTIVE状態がサポートされず、そしてINACTIVE state又はsuspend状態からDCモードに回復することもサポートされないため、セカンダリセルグループ(SCG)の分岐キャリア(split bearer)とSCGキャリアbearerでは、INACTIVE state又はsuspend状態の回復時にベアラを紛失する。そのため、DC設定モードは、INACTIVEの、例えば、迅速接続回復、低遅延データ伝送、及び低シグナリング負荷などのメリットを得ることができない。
上記の技術課題を解決するために、本発明の実施例は、ユーザ装置(UE)をページングする方法、第1ネットワーク装置、ユーザ装置(UE)及びコンピュータ記憶媒体を提供する。
本発明の実施例が提供するユーザ装置(UE)をページングする方法は、第1ネットワーク装置に適用され、
第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した時、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内でRAN初期ページングを開始し、そして前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示すことを含む。
第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した時、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内でRAN初期ページングを開始し、そして前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示すことを含む。
本発明の実施例が提供するUEをページングする方法は、UEに適用され、
第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、又は、第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域においてRAN初期ページングを受信することと、
前記RAN初期ページングから、前記ネットワーク側の指示する、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であることを取得することと、を含む。
第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、又は、第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域においてRAN初期ページングを受信することと、
前記RAN初期ページングから、前記ネットワーク側の指示する、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であることを取得することと、を含む。
本発明の実施例が提供する第1ネットワーク装置は、
第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した時、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内でRAN初期ページングを開始し、そして前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示す第1処理ユニットと、
RAN初期ページングを開始する第1通信ユニットと、を含む。
第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した時、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内でRAN初期ページングを開始し、そして前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示す第1処理ユニットと、
RAN初期ページングを開始する第1通信ユニットと、を含む。
本発明の実施例が提供するUEは、
第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、又は、第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域においてRAN初期ページングを受信する第2通信ユニットと、
前記RAN初期ページングから、前記ネットワーク側の指示する、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であることを取得する第2処理ユニットと、を含む。
第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、又は、第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域においてRAN初期ページングを受信する第2通信ユニットと、
前記RAN初期ページングから、前記ネットワーク側の指示する、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であることを取得する第2処理ユニットと、を含む。
本発明の実施例は第1ネットワーク装置を提供し、プロセッサ、及びプロセッサにおいて実行できるコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを含み、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムが実行される時、前述の方法のステップを実行することに用いられる。
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムが実行される時、前述の方法のステップを実行することに用いられる。
本発明の実施例はユーザ装置(UE)を提供し、プロセッサ、及びプロセッサにおいて実行できるコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを含み、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムが実行される時、前述の方法のステップを実行することに用いられる。
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムが実行される時、前述の方法のステップを実行することに用いられる。
本発明の実施例はコンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータ記憶媒体にはコンピュータ実行可能な命令が記憶され、前記コンピュータ実行可能な命令が実行される時、前述の方法ステップが実現される。
本発明の実施例の技術案では、デュアル接続モードにある第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置において、UEに設定した異なる2つのページング領域及び2種類のUEコンテキスト識別子に基づいて、独立してページングをトリガし、そして、ページングメッセージにおいて、RRC接続回復を開始するUEがどのネットワーク装置がUEに設定したUEコンテキスト識別子を使用するかを、UEに示すことができる。それによって、データの転送を回避し、そしてCNを介してUEコンテキスト情報を取得するのも回避し、そしてDCモードでの非アクティブ状態もサポートできる。
本発明の実施例の特徴と技術内容をより詳しく理解してもらうために、以下は図面を参照しながら本発明の実施例の実現について詳しく説明する。添付の図面は単に説明・参考するためのもので、本発明の実施例を限定するためのものではない。
実施例1、
本発明の実施例はユーザ装置(UE)をページングする方法を提供し、第1ネットワーク装置に適用され、前記方法は、第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した時、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内でRAN初期ページングを開始し、そして前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示すことを含む。
本発明の実施例はユーザ装置(UE)をページングする方法を提供し、第1ネットワーク装置に適用され、前記方法は、第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した時、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内でRAN初期ページングを開始し、そして前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示すことを含む。
第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置は、デュアル接続モードにあるネットワーク装置であってもよい。
前述の案では、ネットワーク側がどのようにUEに対してページングを開始するかについて説明しているが、第1ページング領域、第2ページング領域について、前述の案を実行する前に更に処理を行う必要があり、具体的に前述の案と組み合わせて本実施例の処理プロセスを形成する。前記プロセスは、図1のように、以下のステップ101〜ステップ102を含む。
ステップ101では、第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、及び第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域を、前記UEに設定する。
ステップ102では、第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した時、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内においてRAN初期ページングを開始し、そして前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示す。
以下は図1を参照しながら、設定及びページングの処理についてそれぞれ説明する。まずはどのように事前の設定をするかについて説明する。
第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、及び第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域を実行する前に、前記方法は更に、
第2ネットワーク装置の設定した第2ページング領域を取得することを含む。
第2ネットワーク装置の設定した第2ページング領域を取得することを含む。
前述の第1ネットワーク装置と第2ネットワーク装置は、それぞれマスタノード(MN)とスレーブノード(SN)であってもよく、そのうち、第1ネットワーク装置はMNとして理解してもよく、第2ネットワーク装置はSNとして理解してもよい。
すなわち、まずRANページング領域の設定はMNとSN(すなわち、第1ネットワーク装置と第2ネットワーク装置)が共同で決定し、MNとSNとが協議してUEをINACTIVE状態に解放すると決定した場合、SN(即ち第2ネットワーク装置)は決定したRAN第2ページング領域設定情報をMN(即ち第1ネットワーク装置)に送信する。即ち、設定の時、第1ネットワーク装置は事前に自身の第1ページング領域を設定し、そして第2ネットワーク装置も自身の第2ページング領域を設定し、それから、第2ネットワーク装置は自身の設定した第2ページング領域を第1ネットワーク装置に送信し、第1ネットワーク装置は第1ページング領域及び第2ページング領域をユーザ装置(UE)に設定する。
前述のステップ102を実行する前に、更に、第1ネットワーク装置は、第1ネットワーク装置の割り当てたUEコンテキスト識別子及び第2ネットワーク装置の割り当てたUEコンテキスト識別子を、前記UEに設定することを含んでもよく、すなわち、MNとSNのいずれもUEに対応するコンテキストIDをUEに設定し、MNは、MN及びSNのそれぞれがUEに設定するMN及びSNに対応するUEコンテキストIDを設定する。それから、MNはMNの決定したRANページング領域及びSNの決定したページング領域をUEに設定する。
ステップ102を実行する時、それは、第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置が事前にコアネットワーク(CN)のデータパケットを受信した時にトリガされてもよい。
第1ネットワーク装置と第2ネットワーク装置のいずれのネットワーク装置がCNのデータパケットを受信しても、他方のネットワーク装置をトリガしてRAN初期ページングを行うようにさせ、そして受信したデータのデータベアラ(DRB)識別情報IDを他方のネットワーク装置に知らせる。すなわち、MN又はSNがCNからのデータパケットを受信した場合、Xn又はX2を介して相手をトリガしてRAN初期のページングを開始するようにさせ、それと同時に、受信したデータのDRB ID情報を相手に知らせる。
分けて言うと、
前記第1ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した場合は、第2ネットワーク装置をトリガして第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域内においてRAN初期ページングを開始するようにさせ、そして受信したデータパケットに対応するDRB識別ID情報を前記第2ネットワーク装置に知らせ、
又は、
前記第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した場合は、第2ネットワーク装置のトリガに基づいて、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内においてRAN初期ページングを開始し、そして第2ネットワーク装置から送信された、第2ネットワーク装置の受信したデータパケットに対応するDRB識別ID情報を受信する。
前記第1ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した場合は、第2ネットワーク装置をトリガして第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域内においてRAN初期ページングを開始するようにさせ、そして受信したデータパケットに対応するDRB識別ID情報を前記第2ネットワーク装置に知らせ、
又は、
前記第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した場合は、第2ネットワーク装置のトリガに基づいて、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内においてRAN初期ページングを開始し、そして第2ネットワーク装置から送信された、第2ネットワーク装置の受信したデータパケットに対応するDRB識別ID情報を受信する。
すなわち、MNはMNの設定したページング領域においてRAN初期のページングメッセージを開始し、SNはSNの設定したページング領域においてRAN初期のページングメッセージを開始する。それと同時に、MNとSNはページングメッセージにおいて、UEがRRC回復要求メッセージにおいてMNそれともSNの設定したUEコンテキスト識別子を使用するかを示す。
具体的に、以下2つの方式があってもよい。
方式1、ページング領域内のRANノードと第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置との間にX2/Xn接続が存在する場合、前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用するUEコンテキスト識別子が、ページング領域内のRANノードとの間にX2/Xn接続が存在するネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示す。
すなわち、今後RANページング領域におけるRANノードは必ずしもX2/Xn接続がなく、そこで、UEがRRC接続回復を開始するノードとMN及びSNのどちらとの間に接続が存在すれば、そちらの方へRRC回復を開始し、コンテキストを取得できるように確保する。
方式2、
ページング領域内のRANノードと第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置のいずれとの間にもX2/Xn接続が存在する場合、前記コアネットワークのデータパケットが第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置に送信されることに基づいて、前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用するUEコンテキスト識別子を決定する。
ページング領域内のRANノードと第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置のいずれとの間にもX2/Xn接続が存在する場合、前記コアネットワークのデータパケットが第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置に送信されることに基づいて、前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用するUEコンテキスト識別子を決定する。
すなわち、UEがRRC接続回復を開始するノードは、MN及びSNのいずれとの間にもX2/Xn接続が存在し、そこで、MN及びSNのどちらにCNからのデータが存在すれば、そちらの方へRRC接続回復を開始し、データの転送を避ける。
要するに、ネットワーク側は実際の情況に応じて、ページングメッセージに適切な指示を入れる。
これで分かるように、上記の案を採用することで、デュアル接続モードにある第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置において、UEに設定した異なる2つのページング領域及び2種類のUEコンテキスト識別子に基づいて、独立してページングをトリガし、そして、ページングメッセージにおいて、RRC接続回復を開始するUEがどのネットワーク装置がUEに設定したUEコンテキスト識別子を使用するかを、UEに示すことができる。それによって、データの転送を回避し、そしてCNを介してUEコンテキスト情報を取得するのも回避し、そしてDCモードでのinactive状態もサポートできる。
実施例2、
本発明の実施例はユーザ装置(UE)をページングする方法を提供し、UEに適用され、前記方法は、図2に示すように、以下のステップ201〜ステップ202を含む。
本発明の実施例はユーザ装置(UE)をページングする方法を提供し、UEに適用され、前記方法は、図2に示すように、以下のステップ201〜ステップ202を含む。
ステップ201では、第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、又は、第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域において、RAN初期ページングを受信する。
ステップ202では、前記RAN初期ページングから、前記ネットワーク側の指示する、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であることを取得する。
第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置は、デュアル接続モードにあるネットワーク装置であってもよい。
以下は設定とページングの処理についてそれぞれ説明する。まずはどのように事前の設定をするかについて説明する。
第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、又は、第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域においてRAN初期ページングを受信する前に、前記方法は更に、
第1ネットワーク装置により前記UEに設定される、第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、及び第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域を受信することを含む。
第1ネットワーク装置により前記UEに設定される、第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、及び第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域を受信することを含む。
前述の第1ネットワーク装置と第2ネットワーク装置は、それぞれマスタノード(MN)とスレーブノード(SN)であってもよく、そのうち、第1ネットワーク装置はMNとして理解してもよく、第2ネットワーク装置はSNとして理解してもよい。
すなわち、まずRANページング領域の設定はMNとSN(すなわち、第1ネットワーク装置と第2ネットワーク装置)が共同で決定し、MNとSNとが協議してUEをINACTIVE状態に解放すると決定した場合、SN(即ち第2ネットワーク装置)は決定したRAN第2ページング領域設定情報をMN(即ち第1ネットワーク装置)に送信する。即ち、設定の時、第1ネットワーク装置は事前に自身の第1ページング領域を設定し、そして第2ネットワーク装置も自身の第2ページング領域を設定し、それから、第2ネットワーク装置は自身の設定した第2ページング領域を第1ネットワーク装置に送信し、第1ネットワーク装置は第1ページング領域及び第2ページング領域をユーザ装置(UE)に設定する。
更に、第1ネットワーク装置により前記UEに設定される、第1ネットワーク装置の割り当てたUEコンテキスト識別子及び第2ネットワーク装置の割り当てたUEコンテキスト識別子を取得することを含んでもよく、すなわち、MNとSNのいずれもUEに対応するコンテキストIDをUEに設定し、MNは、MN及びSNのそれぞれがUEに設定するMN及びSNに対応するUEコンテキストIDを設定する。それから、MNはMNの決定したRANページング領域及びSNの決定したページング領域をUEに設定する。
RAN初期ページングを行い、それは、第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置が事前にコアネットワーク(CN)のデータパケットを受信した時にトリガされてもよい。前記RAN初期ページングに更に含まれるUEコンテキスト識別情報に基づいて、前記RAN初期ページングにおける対応するUEコンテキスト識別子を採用して、ネットワーク側へRRC接続回復処理を開始する。
具体的に、以下2つの方式があってもよい。
方式1、ページング領域内のRANノードと第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置との間にX2/Xn接続が存在する場合、前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用するUEコンテキスト識別子が、ページング領域内のRANノードとの間にX2/Xn接続が存在するネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示す。
すなわち、今後RANページング領域におけるRANノードは必ずしもX2/Xn接続がなく、そこで、UEがRRC接続回復を開始するノードとMN及びSNのどちらとの間に接続が存在すれば、そちらの方へRRC回復を開始し、コンテキストを取得できるように確保する。
方式2、
ページング領域内のRANノードと第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置のいずれとの間にもX2/Xn接続が存在する場合、前記コアネットワークのデータパケットが第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置に送信されることに基づいて、前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用するUEコンテキスト識別子を決定する。
ページング領域内のRANノードと第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置のいずれとの間にもX2/Xn接続が存在する場合、前記コアネットワークのデータパケットが第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置に送信されることに基づいて、前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用するUEコンテキスト識別子を決定する。
すなわち、UEがRRC接続回復を開始するノードは、MN及びSNのいずれとの間にもX2/Xn接続が存在し、そこで、MN及びSNのどちらにCNからのデータが存在すれば、そちらの方へRRC接続回復を開始し、データの転送を避ける。
それに対応して、UEはページングを受信し、ページングにおける指示に基づいて、適切なresume id(すなわち、UEコンテキスト識別子)を使用してRRC回復プロセスを開始し、RRC接続を回復する。
これで分かるように、上記の案を採用することで、デュアル接続モードにある第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置において、UEに設定した異なる2つのページング領域及び2種類のUEコンテキスト識別子に基づいて、独立してページングをトリガし、そして、ページングメッセージにおいて、RRC接続回復を開始するUEがどのネットワーク装置がUEに設定したUEコンテキスト識別子を使用するかを、UEに示すことができる。それによって、データの転送を回避し、そしてCNを介してUEコンテキスト情報を取得するのも回避し、そしてDCモードでのinactive状態もサポートできる。
実施例3、
本発明の実施例は第1ネットワーク装置を提供し、前記第1ネットワーク装置は、図3に示すように、
第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した時、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内でRAN初期ページングを開始し、そして前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示す第1処理ユニット31と、
RAN初期ページングを開始する第1通信ユニット32と、を含む。
本発明の実施例は第1ネットワーク装置を提供し、前記第1ネットワーク装置は、図3に示すように、
第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した時、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内でRAN初期ページングを開始し、そして前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示す第1処理ユニット31と、
RAN初期ページングを開始する第1通信ユニット32と、を含む。
第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置は、デュアル接続モードにあるネットワーク装置であってもよい。
前述の案では、ネットワーク側がどのようにUEに対してページングを開始するかについて説明しているが、第1ページング領域、第2ページング領域について、前述の案を実行する前に更に処理を行う必要があり、前記処理は、
第1通信ユニット32が、第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、及び第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域を、前記UEに設定することと、
第1処理ユニット31が、第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した時、第1通信ユニット32を介して、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内でRAN初期ページングを開始し、そして前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示すことと、を含む。
第1通信ユニット32が、第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、及び第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域を、前記UEに設定することと、
第1処理ユニット31が、第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した時、第1通信ユニット32を介して、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内でRAN初期ページングを開始し、そして前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示すことと、を含む。
以下は図1を参照しながら、設定及びページングの処理についてそれぞれ説明する。まずはどのように事前の設定をするかについて説明する。
第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、及び第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域を実行する前に、前記第1処理ユニット31は第2ネットワーク装置の設定した第2ページング領域を取得する。
前述の第1ネットワーク装置と第2ネットワーク装置は、それぞれマスタノード(MN)とスレーブノード(SN)であってもよく、そのうち、第1ネットワーク装置はMNとして理解してもよく、第2ネットワーク装置はSNとして理解してもよい。
すなわち、まずRANページング領域の設定はMNとSN(すなわち、第1ネットワーク装置と第2ネットワーク装置)が共同で決定し、MNとSNとが協議してUEをINACTIVE状態に解放すると決定した場合、SN(即ち第2ネットワーク装置)は決定したRAN第2ページング領域設定情報をMN(即ち第1ネットワーク装置)に送信する。即ち、設定の時、第1ネットワーク装置は事前に自身の第1ページング領域を設定し、そして第2ネットワーク装置も自身の第2ページング領域を設定し、それから、第2ネットワーク装置は自身の設定した第2ページング領域を第1ネットワーク装置に送信し、第1ネットワーク装置は第1ページング領域及び第2ページング領域をユーザ装置(UE)に設定する。
第1通信ユニットは、第1ネットワーク装置の割り当てたUEコンテキスト識別子及び第2ネットワーク装置の割り当てたUEコンテキスト識別子を前記UEに設定し、すなわち、MNとSNのいずれもUEに対応するコンテキストIDをUEに設定し、MNは、MN及びSNのそれぞれがUEに設定するMN及びSNに対応するUEコンテキストIDを設定する。それから、MNはMNの決定したRANページング領域及びSNの決定したページング領域をUEに設定する。
第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置が事前にコアネットワーク(CN)のデータパケットを受信した時に、RAN初期ページングの実行がトリガされてもよい。
第1ネットワーク装置と第2ネットワーク装置のいずれのネットワーク装置がCNのデータパケットを受信しても、他方のネットワーク装置をトリガしてRAN初期ページングを行うようにさせ、そして受信したデータのデータベアラ(DRB)識別情報IDを他方のネットワーク装置に知らせる。すなわち、MN又はSNがCNからのデータパケットを受信した場合、Xn又はX2を介して相手をトリガしてRAN初期のページングを開始するようにさせ、それと同時に、受信したデータのDRB ID情報を相手に知らせる。
分けて言うと、
前記第1処理ユニットは、前記第1ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した場合、第2ネットワーク装置をトリガして第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域内においてRAN初期ページングを開始するようにさせ、そして受信したデータパケットに対応するDRB識別ID情報を前記第2ネットワーク装置に知らせ、
または、
前記第1処理ユニットは、前記第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した場合、第2ネットワーク装置のトリガに基づいて、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内においてRAN初期ページングを開始し、そして第2ネットワーク装置から送信された、第2ネットワーク装置の受信したデータパケットに対応するDRB識別ID情報を受信する。
前記第1処理ユニットは、前記第1ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した場合、第2ネットワーク装置をトリガして第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域内においてRAN初期ページングを開始するようにさせ、そして受信したデータパケットに対応するDRB識別ID情報を前記第2ネットワーク装置に知らせ、
または、
前記第1処理ユニットは、前記第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した場合、第2ネットワーク装置のトリガに基づいて、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内においてRAN初期ページングを開始し、そして第2ネットワーク装置から送信された、第2ネットワーク装置の受信したデータパケットに対応するDRB識別ID情報を受信する。
すなわち、MNはMNの設定したページング領域においてRAN初期のページングメッセージを開始し、SNはSNの設定したページング領域においてRAN初期のページングメッセージを開始する。それと同時に、MNとSNはページングメッセージにおいて、UEがRRC回復要求メッセージにおいてMNそれともSNの設定したUEコンテキスト識別子を使用するかを示す。
具体的に、以下2つの方式があってもよい。
方式1、ページング領域内のRANノードと第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置との間にX2/Xn接続が存在する場合、前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用するUEコンテキスト識別子が、ページング領域内のRANノードとの間にX2/Xn接続が存在するネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示す。
すなわち、今後RANページング領域におけるRANノードは必ずしもX2/Xn接続がなく、そこで、UEがRRC接続回復を開始するノードとMN及びSNのどちらとの間に接続が存在すれば、そちらの方へRRC回復を開始し、コンテキストを取得できるように確保する。
方式2、
ページング領域内のRANノードと第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置のいずれとの間にもX2/Xn接続が存在する場合、前記コアネットワークのデータパケットが第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置に送信されることに基づいて、前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用するUEコンテキスト識別子を決定する。
ページング領域内のRANノードと第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置のいずれとの間にもX2/Xn接続が存在する場合、前記コアネットワークのデータパケットが第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置に送信されることに基づいて、前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用するUEコンテキスト識別子を決定する。
すなわち、UEがRRC接続回復を開始するノードは、MN及びSNのいずれとの間にもX2/Xn接続が存在し、そこで、MN及びSNのどちらにCNからのデータが存在すれば、そちらの方へRRC接続回復を開始し、データの転送を避ける。
要するに、ネットワーク側は実際の情況に応じて、ページングメッセージに適切な指示を入れる。
これで分かるように、上記の案を採用することで、デュアル接続モードにある第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置において、UEに設定した異なる2つのページング領域及び2種類のUEコンテキスト識別子に基づいて、独立してページングをトリガし、そして、ページングメッセージにおいて、RRC接続回復を開始するUEがどのネットワーク装置がUEに設定したUEコンテキスト識別子を使用するかを、UEに示すことができる。それによって、データの転送を回避し、そしてCNを介してUEコンテキスト情報を取得するのも回避し、そしてDCモードでのinactive状態もサポートできる。
実施例4、
本発明の実施例はUEを提供し、前記UEは、図4に示すように、
第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、又は、第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域においてRAN初期ページングを受信する第2通信ユニット41と、
前記RAN初期ページングから、前記ネットワーク側の指示する、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であることを取得する第2処理ユニット42と、を含む。
本発明の実施例はUEを提供し、前記UEは、図4に示すように、
第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、又は、第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域においてRAN初期ページングを受信する第2通信ユニット41と、
前記RAN初期ページングから、前記ネットワーク側の指示する、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であることを取得する第2処理ユニット42と、を含む。
第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置は、デュアル接続モードにあるネットワーク装置であってもよい。
以下は設定とページングの処理についてそれぞれ説明する。まずはどのように事前の設定をするかについて説明する。
第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、又は、第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域においてRAN初期ページングを受信する前に、前記第2通信ユニットは、第1ネットワーク装置により前記UEに設定される、第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、及び第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域を受信する。
前述の第1ネットワーク装置と第2ネットワーク装置は、それぞれマスタノード(MN)とスレーブノード(SN)であってもよく、そのうち、第1ネットワーク装置はMNとして理解してもよく、第2ネットワーク装置はSNとして理解してもよい。
すなわち、まずRANページング領域の設定はMNとSN(すなわち、第1ネットワーク装置と第2ネットワーク装置)が共同で決定し、MNとSNとが協議してUEをINACTIVE状態に解放すると決定した場合、SN(即ち第2ネットワーク装置)は決定したRAN第2ページング領域設定情報をMN(即ち第1ネットワーク装置)に送信する。即ち、設定の時、第1ネットワーク装置は事前に自身の第1ページング領域を設定し、そして第2ネットワーク装置も自身の第2ページング領域を設定し、それから、第2ネットワーク装置は自身の設定した第2ページング領域を第1ネットワーク装置に送信し、第1ネットワーク装置は第1ページング領域及び第2ページング領域をユーザ装置(UE)に設定する。
前記第2通信ユニットは、第1ネットワーク装置により前記UEに設定される、第1ネットワーク装置の割り当てたUEコンテキスト識別子及び第2ネットワーク装置の割り当てたUEコンテキスト識別子を取得し、すなわち、MNとSNのいずれもUEに対応するコンテキストIDをUEに設定し、MNは、MN及びSNのそれぞれがUEに設定するMN及びSNに対応するUEコンテキストIDを設定する。それから、MNはMNの決定したRANページング領域及びSNの決定したページング領域をUEに設定する。
RAN初期ページングを行い、それは、第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置が事前にコアネットワーク(CN)のデータパケットを受信した時にトリガされてもよい。前記RAN初期ページングに更に含まれるUEコンテキスト識別情報に基づいて、前記RAN初期ページングにおける対応するUEコンテキスト識別子を採用して、ネットワーク側へRRC接続回復処理を開始する。
具体的に、以下2つの方式があってもよい。
方式1、
ページング領域内のRANノードと第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置との間にX2/Xn接続が存在する場合、前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用するUEコンテキスト識別子が、ページング領域内のRANノードとの間にX2/Xn接続が存在するネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示す。
ページング領域内のRANノードと第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置との間にX2/Xn接続が存在する場合、前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用するUEコンテキスト識別子が、ページング領域内のRANノードとの間にX2/Xn接続が存在するネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示す。
すなわち、今後RANページング領域におけるRANノードは必ずしもX2/Xn接続がなく、そこで、UEがRRC接続回復を開始するノードとMN及びSNのどちらとの間に接続が存在すれば、そちらの方へRRC回復を開始し、コンテキストを取得できるように確保する。
方式2、
ページング領域内のRANノードと第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置のいずれとの間にもX2/Xn接続が存在する場合、前記コアネットワークのデータパケットが第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置に送信されることに基づいて、前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用するUEコンテキスト識別子を決定する。
ページング領域内のRANノードと第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置のいずれとの間にもX2/Xn接続が存在する場合、前記コアネットワークのデータパケットが第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置に送信されることに基づいて、前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用するUEコンテキスト識別子を決定する。
すなわち、UEがRRC接続回復を開始するノードは、MN及びSNのいずれとの間にもX2/Xn接続が存在し、そこで、MN及びSNのどちらにCNからのデータが存在すれば、そちらの方へRRC接続回復を開始し、データの転送を避ける。
それに対応して、UEはページングを受信し、前記第2処理ユニットはページングにおける指示に基づいて、適切なresume id(すなわち、UEコンテキスト識別子)を使用してRRC回復プロセスを開始し、RRC接続を回復する。
これで分かるように、上記の案を採用することで、デュアル接続モードにある第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置において、UEに設定した異なる2つのページング領域及び2種類のUEコンテキスト識別子に基づいて、独立してページングをトリガし、そして、ページングメッセージにおいて、RRC接続回復を開始するUEがどのネットワーク装置がUEに設定したUEコンテキスト識別子を使用するかを、UEに示すことができる。それによって、データの転送を回避し、そしてCNを介してUEコンテキスト情報を取得するのも回避し、そしてDCモードでのinactive状態もサポートできる。
本発明の実施例は更にユーザ装置、又は受信側装置のハードウェア構成アーキテクチャを提供し、図5に示すように、少なくとも1つのプロセッサ51、メモリ52、少なくとも1つのネットワークインタフェース53を含む。各構成要素はバスシステム54によって結合される。理解できるように、バスシステム54はこれらの構成要素間の接続・通信を実現することに用いられる。バスシステム54はデータバスを含む他、更に電源バス、制御バス及び状態信号バスを含む。しかし明確に説明するために、図5では様々なバスを全てバスシステム54と表記する。
理解できるように、本発明の実施例におけるメモリ52は揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は、揮発性と不揮発性メモリの両方を含んでもよい。
幾つかの実施形態では、メモリ52は以下の要素、オペレーティングシステム521及びアプリケーション522のような実行可能なモジュール又はデータ構造、又はそのサブセット、又はその拡張セットを記憶している。
前記プロセッサ51は前述の実施例1又は2の方法ステップを処理できるように設定され、ここでは更に詳しく説明することをしない。
本発明の実施例はコンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータ記憶媒体にはコンピュータ実行可能な命令が記憶され、前記コンピュータ実行可能な命令が実行される時、前述の実施例1又は2の方法ステップが実行される。
本発明の実施例の上記装置がソフトウェア機能モジュールの形で実現され、そして独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づくと分かるように、本発明の実施例の技術案の本質的な部分、又は従来技術に貢献する部分は、ソフトウェア製品の形式で具現でき、該コンピュータソフトウェア製品は1つの記憶媒体に記憶され、そして、1台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置等)に本発明の各実施例に記載の方法の全部又は一部を実行させるための若干の命令を含む。前述の記憶媒体は、USBディスク、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM、Read−Only Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等、プログラムコードを記憶できる各種の媒体を含む。このように、本発明の実施例は、如何なる特定のハードウェアとソフトウェアの組み合わせにも制限されない。
それに対応して、本発明の実施例は更に、コンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ記憶媒体を提供し、該コンピュータプログラムは、本発明の実施例のデータスケジューリング方法を実行するように設定される。
例示のために、本発明の好ましい実施例を開示したが、当業者は各種の改善、追加、置換を意識することが可能であり、従って、本発明の範囲は上記の実施例に制限されないとすべきである。
Claims (27)
- ユーザ装置(UE)をページングする方法であって、第1ネットワーク装置に適用され、
第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した時、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内においてRAN初期ページングを開始し、そして前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示すことを含むユーザ装置(UE)をページングする方法。 - 前記方法は更に、
前記第1ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した場合、第2ネットワーク装置をトリガして第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域内においてRAN初期ページングを開始するようにさせ、そして受信したデータパケットに対応するDRB識別ID情報を前記第2ネットワーク装置に知らせることを含む請求項1に記載の方法。 - 第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した場合、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内においてRAN初期ページングを開始することは、更に、
前記第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した場合、第2ネットワーク装置のトリガに基づいて、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内においてRAN初期ページングを開始し、そして第2ネットワーク装置から送信された、第2ネットワーク装置の受信したデータパケットに対応するDRB識別ID情報を受信することを含む請求項1に記載の方法。 - 前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示すことは、
ページング領域内のRANノードと第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置との間にX2/Xn接続が存在する場合、前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用するUEコンテキスト識別子が、ページング領域内のRANノードとの間にX2/Xn接続が存在するネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示すことを含む請求項1に記載の方法。 - 前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示すことは、
ページング領域内のRANノードと第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置のいずれとの間にもX2/Xn接続が存在する場合、前記コアネットワークのデータパケットが第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置に送信されることに基づいて、前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用するUEコンテキスト識別子を決定することを含む請求項1に記載の方法。 - 前記第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信する前に、前記方法は更に、
第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、及び第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域を、前記UEに設定することを含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。 - 第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、及び第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域を前記UEに設定する前に、前記方法は更に、
第2ネットワーク装置の設定した第2ページング領域を取得することを含む請求項6に記載の方法。 - 前記方法は更に、
第1ネットワーク装置が、第1ネットワーク装置の割り当てたUEコンテキスト識別子及び第2ネットワーク装置の割り当てたUEコンテキスト識別子を、前記UEに設定することを含む請求項6に記載の方法。 - UEをページングする方法であって、UEに適用され、
第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、又は、第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域においてRAN初期ページングを受信することと、
前記RAN初期ページングから、前記ネットワーク側の指示する、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であることを取得することと、を含むUEをページングする方法。 - 前記方法は更に、
前記RAN初期ページングに更に含まれるUEコンテキスト識別情報に基づいて、前記RAN初期ページングにおける対応するUEコンテキスト識別子を採用して、ネットワーク側へRRC接続回復処理を開始することを含む請求項9に記載の方法。 - 第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、又は、第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域においてRAN初期ページングを受信する前に、前記方法は更に、
第1ネットワーク装置により前記UEに設定される、第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、及び第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域を受信することを含む請求項9に記載の方法。 - 前記方法は更に、
第1ネットワーク装置により前記UEに設定される、第1ネットワーク装置の割り当てたUEコンテキスト識別子及び第2ネットワーク装置の割り当てたUEコンテキスト識別子を取得することを含む請求項9に記載の方法。 - 第1ネットワーク装置であって、
第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した時、前記第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域内でRAN初期ページングを開始し、そして前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示す第1処理ユニットと、
RAN初期ページングを開始する第1通信ユニットと、を含む第1ネットワーク装置。 - 前記第1処理ユニットは、前記第1ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した場合、第2ネットワーク装置をトリガして第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域内においてRAN初期ページングを開始するようにさせ、そして受信したデータパケットに対応するDRB識別ID情報を前記第2ネットワーク装置に知らせる請求項13に記載の第1ネットワーク装置。
- 前記第1処理ユニットは、前記第2ネットワーク装置がコアネットワークから送信されたデータパケットを受信した場合、第2ネットワーク装置のトリガに基づいて、第1通信ユニットによって第1ページング領域内においてRAN初期ページングを開始し、そして第2ネットワーク装置から送信された、第2ネットワーク装置の受信したデータパケットに対応するDRB識別ID情報を受信する請求項13に記載の第1ネットワーク装置。
- 前記第1処理ユニットは、ページング領域内のRANノードと第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置との間にX2/Xn接続が存在する場合、前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用するUEコンテキスト識別子が、ページング領域内のRANノードとの間にX2/Xn接続が存在するネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であると示す請求項13に記載の第1ネットワーク装置。
- 前記第1処理ユニットは、ページング領域内のRANノードと第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置のいずれとの間にもX2/Xn接続が存在する場合、前記コアネットワークのデータパケットが第1ネットワーク装置又は第2ネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置に送信されることに基づいて、前記RAN初期ページングにおいて、前記UEがRRC回復要求をする時に使用するUEコンテキスト識別子を決定する請求項13に記載の第1ネットワーク装置。
- 前記第1処理ユニットは、第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、及び第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域を前記UEに設定する請求項13〜17のいずれか1項に記載の第1ネットワーク装置。
- 前記第1処理ユニットは、第2ネットワーク装置の設定した第2ページング領域を取得する請求項18に記載の第1ネットワーク装置。
- 前記第1通信ユニットは、第1ネットワーク装置の割り当てたUEコンテキスト識別子及び第2ネットワーク装置の割り当てたUEコンテキスト識別子を前記UEに設定する請求項19に記載の第1ネットワーク装置。
- UEであって、
第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、又は、第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域においてRAN初期ページングを受信する第2通信ユニットと、
前記RAN初期ページングから、前記ネットワーク側の指示する、前記UEがRRC回復要求をする時に使用する識別子が、第1ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子又は第2ネットワーク装置が割り当てたUEコンテキスト識別子であることを取得する第2処理ユニットと、を含むUE。 - 前記第2処理ユニットは、前記RAN初期ページングに更に含まれるUEコンテキスト識別情報に基づいて、前記RAN初期ページングにおける対応するUEコンテキスト識別子を採用して、ネットワーク側へRRC接続回復処理を開始する請求項21に記載のUE。
- 前記第2通信ユニットは、第1ネットワーク装置により前記UEに設定される、第1ネットワーク装置に対応する第1ページング領域、及び第2ネットワーク装置に対応する第2ページング領域を受信する請求項21に記載のUE。
- 前記第2通信ユニットは、第1ネットワーク装置により前記UEに設定される、第1ネットワーク装置の割り当てたUEコンテキスト識別子及び第2ネットワーク装置の割り当てたUEコンテキスト識別子を取得する請求項21に記載のUE。
- 第1ネットワーク装置であって、プロセッサ、及びプロセッサにおいて実行できるコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを含み、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムが実行される時、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法のステップを実行することに用いられる第1ネットワーク装置。 - 第1ネットワーク装置であって、プロセッサ、及びプロセッサにおいて実行できるコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを含み、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムが実行される時、請求項9〜12のいずれか1項に記載の方法のステップを実行することに用いられる第1ネットワーク装置。 - コンピュータ記憶媒体であって、コンピュータ実行可能な命令が記憶され、前記コンピュータ実行可能な命令が実行される時、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法のステップが実現されるコンピュータ記憶媒体。
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