JP2021510987A - 符号化方法、復号方法、および装置 - Google Patents

符号化方法、復号方法、および装置 Download PDF

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Abstract

本出願の実施形態は、符号化方法、復号方法、および装置を提供する。符号化方法は、現在フレーム内のM個の第1のパッチからX個の第1のパッチを決定するステップであって、X個の第1のパッチとX個の第2のパッチとの間に整合関係が存在し、X個の第2のパッチが現在フレームの前のフレームに含まれ、XがM以下であり、XとMの両方が正の整数である、ステップと、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報を取得するステップと、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個のグループの補助情報差を取得するステップと、X個のグループの補助情報差を符号化するステップとを含む。本出願の実施形態において提供される符号化方法は、2つの隣接するフレームの点群データの間の相関関係を使用することにより、コーディング/圧縮パフォーマンスを改善する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2018年1月17日に中国特許庁に出願された、「ENCODING METHOD, DECODING METHOD, AND APPARATUS」と題する、中国特許出願第201810045808.X号の優先権を主張するものであり、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本出願の実施形態は、画像処理技術の分野に関し、詳細には、符号化方法、復号方法、および装置に関する。
コンピュータ技術および3次元(Three Dimensions、3D)センサ技術の継続的な発展に伴い、点群データを収集することがますます便利になり、収集されたデータの品質がますます高くなり、データの規模がますます大きくなっている。点群または点群データは、測定計器を使用して取得された、製品の外観面の一組の点データである。大規模な点群データに対して高品質の圧縮、コーディング、保存、および送信を効果的に実行する方法は非常に重要である。
点群データを処理するための一般的な処理方法は、現在フレームの点群データを複数のパッチ(またはpatchと呼ばれる)に区分化し、複数の2次元画像ブロックを形成するために複数のパッチを投影し、深度マップおよび(点群データが色情報を搬送する場合)テクスチャマップを形成するためにすべての2次元画像ブロックに対してパッキング動作(またはpackingと呼ばれる)を実行し、画像またはビデオのコーディング方式で深度マップおよびテクスチャマップを符号化し、パッチの補助情報を符号化することである。そのような方法は、成熟したコーディング技術の利点を十分に活用するので、コーディング効率を非常に高くすることができる。
しかしながら、連続するフレームの点群データの間には非常に密接な相関関係がある。前述の方法は、各フレームの点群データを個別に処理するために使用されるだけである。これにより、コーディング/圧縮パフォーマンスの損失がもたらされる。
本出願の実施形態は、コーディング/圧縮パフォーマンスを改善するために、符号化方法、復号方法、および装置を提供する。
第1の態様によれば、本出願の一実施形態は符号化方法を提供する。方法は、現在フレーム内のM個の第1のパッチからX個の第1のパッチを決定するステップと、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報を取得するステップと、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個のグループの補助情報差を取得するステップと、X個のグループの補助情報差を符号化するステップとを含む。
第1の態様において提供された符号化方法によれば、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて取得されたX個のグループの補助情報差は、2つの隣接するフレームの点群データの間の相関関係を使用して符号化される。これにより、コーディング損失が減少し、コーディング/圧縮パフォーマンスが改善される。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、X<Mである場合、方法は、M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの補助情報を取得するステップであって、Y=M−Xである、ステップと、Y個の第1のパッチの補助情報の最大値Aを取得するステップと、最大値Aに基づいて、Y個の第1のパッチの補助情報をコーディングするための第1のビット数を決定するステップと、コーディング用の第1のビット数を符号化するステップと、コーディング用の第1のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの補助情報を符号化するステップとをさらに含む。
この可能な実装形態において提供された符号化方法によれば、コーディングに必要なビット数は、残りのY個の第1のパッチの補助情報に基づいて決定される。これにより、すべてのM個の第1のパッチの補助情報に基づいてコーディングに必要なビット数を決定することが回避される。これにより、処理対象データのデータ量が削減され、コーディングの効率および適切性が改善され、コーディングパフォーマンスが改善される。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、X<Mであり、Z個のタイプの補助情報が存在し、かつZ>1である場合、方法は、M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチのZ個のタイプの補助情報を取得するステップであって、Y=M−Xである、ステップと、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値BkおよびY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akを取得するステップであって、k=1,…,Zである、ステップと、最大値Bkが最大値Ak以上である場合、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルであると判断するステップ、または最大値Bkが最大値Akよりも小さい場合、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルであると判断するステップと、第1の識別情報内の各ビットが第1のシンボルである場合、第2の識別情報が第1のシンボルであると判断し、第2の識別情報を符号化するステップと、最大値Bkに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化するステップであって、k=1,…,Zである、ステップと、第1の識別情報内の少なくとも1つのビットが第2のシンボルである場合、第2の識別情報が第2のシンボルであると判断し、第1の識別情報および第2の識別情報を符号化するステップと、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルである場合、最大値Bkに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化するステップであって、k=1,…,Zである、ステップと、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、最大値Akに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第3のビット数を決定し、コーディング用の第3のビット数の符号化し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化するステップであって、k=1,…,Zである、ステップとをさらに含む。
この可能な実装形態において提供された符号化方法によれば、X個の第1のパッチの補助情報の最大値は、Y個の第1のパッチの補助情報の最大値と比較され、次いで、Y個の第1のパッチの補助情報をコーディングするためのビット数を決定することができる。X個の第1のパッチの補助情報の最大値に基づいて決定されたコーディング用のビット数がY個の第1のパッチの補助情報を符号化するために使用されると、ビットストリームがさらに圧縮され、それによってコーディング効率および圧縮パフォーマンスが改善される。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、事前設定された整合関係は、現在フレームの前のフレーム内のN個の第2のパッチを取得するステップであって、Nが正の整数である、ステップ、N個の第2のパッチの中の第iの第2のパッチ(i=1,…,N)の場合、整合に失敗したj個の第1のパッチと第iの第2のパッチとの間の関連付け値Qijを取得し、最大関連付け値Qikを決定するステップであって、整合に失敗したj個の第1のパッチの投影方向が第iの第2のパッチの投影方向と同じである、ステップ、およびQikが事前設定されたしきい値よりも大きい場合、Qikに対応する第kの第1のパッチが第iの第2のパッチと整合すると判断するステップであって、第kの第1のパッチが、整合に失敗したj個の第1のパッチのうちの1つである、ステップに従って決定される。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、O個の第1のパッチとN個の第2のパッチとの間に整合関係が存在すると判断された場合、現在フレーム内のM個の第1のパッチからX個の第1のパッチを決定するステップは、O個の第1のパッチからX個の第1のパッチを決定するステップを含み、O個の第1のパッチはN個の第2のパッチと整合する第1のパッチであり、O≧Xである。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、関連付け値Qijは、第1の基準値を第2の基準値で除算することによって得られる商であり、第1の基準値は、第1の占有行列と第2の占有行列の交差領域の面積であり、第2の基準値は、第1の占有行列と第2の占有行列の結合領域の面積であるか、または第1の基準値は、第1の占有行列の有効領域と第2の占有行列の有効領域の交差領域に含まれるサンプルの数であり、第2の基準値は、第1の占有行列の有効領域と第2の占有行列の有効領域の結合領域に含まれるサンプルの数であり、第1の占有行列の有効領域は、第jの第1のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、第2の占有行列の有効領域は、第iの第2のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、第1の占有行列は第1の占有行列の有効領域に対応する行列領域であり、第2の占有行列は第2の占有行列の有効領域に対応する行列領域である。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、事前設定された整合関係が決定される前に、方法は、M個の第1のパッチをソートするステップをさらに含んでよい。
この可能な実装形態において提供された符号化方法によれば、第1のパッチと第2のパッチを整合させる速度を上げることができ、それによって符号化処理速度が上がるように、M個の第1のパッチがソートされる。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、事前設定された整合関係は、X個の第1のパッチのソーティング順序およびX個の第2のパッチのソーティング順序に基づいて、X個の第1のパッチの中の第kの第1のパッチがX個の第2のパッチの中の第kの第2のパッチと整合することを含み、ここで、k=1,…,Xである。
この可能な実装形態において提供された符号化方法によれば、同じシーケンス番号を有する第1のパッチと第2のパッチが互いに整合することが指定される。これにより、整合関係が簡略化され、符号化速度が上がる。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個のグループの補助情報差を取得するステップは、X個の第1のパッチの補助情報とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の第2のパッチの補助情報との間の差を、X個のグループの補助情報差として決定するステップを含む。方法は、整合情報を取得するステップであって、整合情報がX個の第1のパッチとX個の第2のパッチとの間の整合関係を示す、ステップと、整合情報を符号化するステップとをさらに含む。
この可能な実装形態において提供された符号化方法によれば、X個のグループの補助情報差を取得するために、各第1のパッチの補助情報および第1のパッチと同じシーケンス番号を有する第2のパッチの補助情報に対して減算が対応して実行される。これにより、差を計算する複雑さが簡略化され、それによって符号化速度が上がる。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個のグループの補助情報差を取得するステップは、X個の第1のパッチのソーティング順序およびX個の第2のパッチのソーティング順序に基づいて、X個の第1のパッチの中の第kの第1のパッチの補助情報とX個の第2のパッチの中の第kの第2のパッチの補助情報との間の差を、X個のグループの補助情報差の中の第kのグループの補助情報差として決定するステップであって、k=1,…,Xである、ステップを含む。
この可能な実装形態において提供された符号化方法によれば、X個の第1のパッチの補助情報とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の第2のパッチの補助情報との間の差が、X個のグループの補助情報差として決定される。これにより、符号化精度が向上し、それによってコーディングパフォーマンスが改善される。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、方法は、Mに基づいてコーディング用の第4のビット数を決定するステップと、コーディング用の第4のビット数に基づいて、Xを符号化するステップとをさらに含む。
第2の態様によれば、本出願の一実施形態は復号方法を提供する。方法は、ビットストリームに基づいて、現在フレーム内のX個の第1のパッチに対応するX個のグループの補助情報差を取得するステップと、X個の第2のパッチの補助情報を取得するステップと、X個のグループの補助情報差およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個の第1のパッチの補助情報を取得するステップとを含む。
場合によっては、第2の態様の可能な実装形態では、X<Mである場合、方法は、ビットストリームに基づいてコーディング用の第1のビット数を取得するステップであって、コーディング用の第1のビット数が、M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの補助情報の最大値Aに基づいて符号化装置によって決定され、Y=M−Xである、ステップと、コーディング用の第1のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてY個の第1のパッチの補助情報を取得するステップとをさらに含む。
場合によっては、第2の態様の可能な実装形態では、X<Mであり、Z個のタイプの補助情報が存在し、かつZ>1である場合、方法は、ビットストリームに基づいて第2の識別情報を取得するステップと、第2の識別情報が第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてM個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、k=1,…,Zである、ステップと、第2の識別情報が第2のシンボルである場合、第1の識別情報を取得するステップと、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてM個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、k=1,…,Zである、ステップと、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、ビットストリームに基づいてコーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに基づいて符号化装置によって決定され、k=1,…,Zである、ステップとをさらに含む。
場合によっては、第2の態様の可能な実装形態では、方法は、Mに基づいてコーディング用の第4のビット数を決定するステップと、コーディング用の第4のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてXを取得するステップとをさらに含む。
第3の態様によれば、本出願の一実施形態は、決定モジュール、取得モジュール、および符号化モジュールを含む符号化装置を提供する。決定モジュールは、現在フレーム内のM個の第1のパッチからX個の第1のパッチを決定するように構成される。取得モジュールは、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報を取得するように構成される。符号化モジュールは、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個のグループの補助情報差を取得し、X個のグループの補助情報差を符号化するように構成される。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、X<Mである場合、取得モジュールは、M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの補助情報を取得し、Y=M−Xであり、Y個の第1のパッチの補助情報の最大値Aを取得するようにさらに構成される。符号化モジュールは、最大値Aに基づいて、Y個の第1のパッチの補助情報をコーディングするための第1のビット数を決定し、コーディング用の第1のビット数を符号化し、コーディング用の第1のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの補助情報を符号化するようにさらに構成される。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、X<Mであり、Z個のタイプの補助情報が存在し、かつZ>1である場合、取得モジュールは、M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチのZ個のタイプの補助情報を取得し、Y=M−Xであり、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値BkおよびY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akを取得し、k=1,…,Zである、ようにさらに構成され、符号化モジュールは、最大値Bkが最大値Ak以上である場合、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルであると判断し、または最大値Bkが最大値Akよりも小さい場合、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルであると判断し、第1の識別情報内の各ビットが第1のシンボルである場合、第2の識別情報が第1のシンボルであると判断し、第2の識別情報を符号化し、最大値Bkに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化し、k=1,…,Zであり、第1の識別情報内の少なくとも1つのビットが第2のシンボルである場合、第2の識別情報が第2のシンボルであると判断し、第1の識別情報および第2の識別情報を符号化し、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルである場合、最大値Bkに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化し、k=1,…,Zであり、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、最大値Akに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第3のビット数を決定し、コーディング用の第3のビット数の符号化し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化し、k=1,…,Zである、ようにさらに構成される。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、決定モジュールは、具体的に、現在フレームの前のフレーム内のN個の第2のパッチを取得するステップであって、Nが正の整数である、ステップ、N個の第2のパッチの中の第iの第2のパッチ(i=1,…,N)の場合、整合に失敗したj個の第1のパッチと第iの第2のパッチとの間の関連付け値Qijを取得し、最大関連付け値Qikを決定するステップであって、整合に失敗したj個の第1のパッチの投影方向が第iの第2のパッチの投影方向と同じである、ステップ、およびQikが事前設定されたしきい値よりも大きい場合、Qikに対応する第kの第1のパッチが第iの第2のパッチと整合すると判断するステップであって、第kの第1のパッチが、整合に失敗したj個の第1のパッチのうちの1つである、ステップに従って、事前設定された整合関係を決定するように構成される。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、O個の第1のパッチとN個の第2のパッチとの間に整合関係が存在すると判断された場合、決定モジュールは、具体的に、O個の第1のパッチからX個の第1のパッチを決定し、O個の第1のパッチはN個の第2のパッチと整合する第1のパッチであり、O≧Xである、ように構成される。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、関連付け値Qijは、第1の基準値を第2の基準値で除算することによって得られる商であり、第1の基準値は、第1の占有行列と第2の占有行列の交差領域の面積であり、第2の基準値は、第1の占有行列と第2の占有行列の結合領域の面積であるか、または第1の基準値は、第1の占有行列の有効領域と第2の占有行列の有効領域の交差領域に含まれるサンプルの数であり、第2の基準値は、第1の占有行列の有効領域と第2の占有行列の有効領域の結合領域に含まれるサンプルの数であり、第1の占有行列の有効領域は、第jの第1のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、第2の占有行列の有効領域は、第iの第2のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、第1の占有行列は第1の占有行列の有効領域に対応する行列領域であり、第2の占有行列は第2の占有行列の有効領域に対応する行列領域である。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、事前設定された整合関係は、X個の第1のパッチのソーティング順序およびX個の第2のパッチのソーティング順序に基づいて、X個の第1のパッチの中の第kの第1のパッチがX個の第2のパッチの中の第kの第2のパッチと整合することを含み、ここで、k=1,…,Xである。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、符号化モジュールは、具体的に、X個の第1のパッチの補助情報とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の第2のパッチの補助情報との間の差を、X個のグループの補助情報差として決定するように構成される。取得モジュールは、整合情報を取得するようにさらに構成され、整合情報はX個の第1のパッチとX個の第2のパッチとの間の整合関係を示す。符号化モジュールは、整合情報を符号化するようにさらに構成される。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、符号化モジュールは、具体的に、X個の第1のパッチのソーティング順序およびX個の第2のパッチのソーティング順序に基づいて、X個の第1のパッチの中の第kの第1のパッチの補助情報とX個の第2のパッチの中の第kの第2のパッチの補助情報との間の差を、X個のグループの補助情報差の中の第kのグループの補助情報差として決定し、k=1,…,Xである、ように構成される。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、符号化モジュールは、Mに基づいてコーディング用の第4のビット数を決定し、コーディング用の第4のビット数に基づいて、Xを符号化するようにさらに構成される。
第4の態様によれば、本出願の一実施形態は、復号モジュールおよび取得モジュールを含む復号装置を提供する。復号モジュールは、ビットストリームに基づいて、現在フレーム内のX個の第1のパッチに対応するX個のグループの補助情報差を取得するように構成される。取得モジュールは、X個の第2のパッチの補助情報を取得するように構成される。復号モジュールは、X個のグループの補助情報差およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個の第1のパッチの補助情報を取得するようにさらに構成される。
場合によっては、第4の態様の可能な実装形態では、X<Mである場合、復号モジュールは、ビットストリームに基づいてコーディング用の第1のビット数を取得し、コーディング用の第1のビット数が、M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの補助情報の最大値Aに基づいて符号化装置によって決定され、Y=M−Xであり、コーディング用の第1のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてY個の第1のパッチの補助情報を取得するようにさらに構成される。
場合によっては、第4の態様の可能な実装形態では、X<Mであり、Z個のタイプの補助情報が存在し、かつZ>1である場合、復号モジュールは、ビットストリームに基づいて第2の識別情報を取得し、第2の識別情報が第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてM個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、k=1,…,Zであり、第2の識別情報が第2のシンボルである場合、第1の識別情報を取得し、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてM個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、k=1,…,Zであり、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、ビットストリームに基づいてコーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに基づいて符号化装置によって決定され、k=1,…,Zである、ようにさらに構成される。
場合によっては、第4の態様の可能な実装形態では、復号モジュールは、Mに基づいてコーディング用の第4のビット数を決定し、コーディング用の第4のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてXを取得するようにさらに構成される。
第1の態様および第1の態様の可能な実装形態、第2の態様および第2の態様の可能な実装形態、第3の態様および第3の態様の可能な実装形態、ならびに第4の態様および第4の態様の可能な実装形態を参照して、X個の第1のパッチとX個の第2のパッチとの間に事前設定された整合関係が存在し、X個の第2のパッチは現在フレームの前のフレームに含まれ、XはM以下であり、XとMの両方は正の整数である。補助情報は、3次元座標系におけるパッチの最小X座標値、3次元座標系におけるパッチの最小Y座標値、3次元座標系におけるパッチの最小Z座標値、投影方向の占有マップ内のパッチの最小X座標値、および投影方向の占有マップ内のパッチの最小Y座標値のうちの少なくとも1つを含む。
第5の態様によれば、本出願の一実施形態はエンコーダを提供する。エンコーダは、プロセッサおよびメモリを含む。メモリは命令を記憶するように構成され、プロセッサは、メモリに記憶された命令を実行するように構成され、その結果、エンコーダは第1の態様の方法を実行する。
第5の態様のエンコーダはトランシーバをさらに含んでよく、トランシーバは別のデバイスと通信するように構成される。
第6の態様によれば、本出願の一実施形態はデコーダを提供する。デコーダは、プロセッサおよびメモリを含む。メモリは命令を記憶するように構成され、プロセッサは、メモリに記憶された命令を実行するように構成され、その結果、デコーダは第2の態様の方法を実行する。
第6の態様のデコーダはトランシーバをさらに含んでよく、トランシーバは別のデバイスと通信するように構成される。
第7の態様によれば、本出願の一実施形態は、可読記憶媒体を含む記憶媒体およびコンピュータプログラムを提供する。コンピュータプログラムは、第1の態様または第2の態様の方法を実施するために使用される。
第8の態様によれば、本出願の一実施形態はプログラム製品を提供する。プログラム製品は、コンピュータプログラム(すなわち、実行可能命令)を含み、コンピュータプログラムは可読記憶媒体に記憶される。エンコーダの少なくとも1つのプロセッサまたはデコーダの少なくとも1つのプロセッサは、可読記憶媒体からコンピュータプログラムを読み取ることができ、少なくとも1つのプロセッサはコンピュータプログラムを実行し、その結果、エンコーダまたはデコーダは、第1の態様の実装形態または第2の態様の実装形態において提供された方法を実施する。
本出願の第9の態様はチップを提供する。チップはエンコーダに適用されてよく、チップは、少なくとも1つの通信インターフェース、少なくとも1つのプロセッサ、および少なくとも1つのメモリを含む。通信インターフェース、メモリ、およびプロセッサは、バスを介して互いに接続される。プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して、本出願の第1の態様において提供された符号化方法を実行する。
本出願の第10の態様はチップを提供する。チップはデコーダに適用されてよく、チップは、少なくとも1つの通信インターフェース、少なくとも1つのプロセッサ、および少なくとも1つのメモリを含む。通信インターフェース、メモリ、およびプロセッサは、バスを介して互いに接続される。プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して、本出願の第2の態様において提供された復号方法を実行する。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、X<Mであり、Z個のタイプの補助情報が存在し、かつZ≧1である場合、方法は、
M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチのZ個のタイプの補助情報を取得するステップであって、Y=M−Xであり、Yが正の整数である、ステップと、
X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値BkおよびY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akを取得するステップであって、k=1,…,Zである、ステップと、
最大値Bkが最大値Ak以上であるか、もしくは最大値Bkに必要なビット数が最大値Akに必要なビット数以上である場合、第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第1のシンボルであると判断するステップ、または
最大値Bkが最大値Akよりも小さいか、もしくは最大値Bkに必要なビット数が最大値Akに必要なビット数よりも小さい場合、第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルであると判断するステップと
をさらに含む。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、方法は、
Z個のタイプの補助情報に対応するZ個の識別情報の各々が第1のシンボルである場合、第2の識別情報が第3のシンボルであると判断し、第2の識別情報をビットストリームに符号化するステップと、
最大値Bkに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をビットストリームに符号化するステップであって、k=1,…,Zである、ステップと
をさらに含む。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、方法は、
Z個のタイプの補助情報に対応するZ個の識別情報のうちの少なくとも1つが第2のシンボルである場合、第2の識別情報が第4のシンボルであると判断し、Z個のタイプの補助情報に対応するZ個の識別情報および第2の識別情報をビットストリームに符号化するステップと、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第1のシンボルである場合、最大値Bkに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をビットストリームに符号化するステップであって、k=1,…,Zである、ステップ、または
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルである場合、最大値Akに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第3のビット数を決定し、コーディング用の第3のビット数をビットストリームに符号化し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をビットストリームに符号化するステップであって、k=1,…,Zである、ステップと
をさらに含む。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、コーディング用の第3のビット数をビットストリームに符号化するステップは、
コーディング用の第3のビット数と最大値Bkに必要なビット数との間の差をビットストリームに符号化するステップ
を含む。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、整合情報は、
X個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値、または
X個のインデックス差
のいずれかを含み、X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値との間の差である。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、整合情報は、
X個の第1のパッチのインデックス値およびX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値、または
X個の第1のパッチのインデックス値およびX個の第1のパッチにそれぞれ対応するX個のインデックス差
のいずれかを含み、X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値との間の差である。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、補助情報差は、
3次元座標系における第1のパッチの最小X座標値と3次元座標系における基準パッチの最小X座標値との間の差、
3次元座標系における第1のパッチの最小Y座標値と3次元座標系における基準パッチの最小Y座標値との間の差、
3次元座標系における第1のパッチの最小Z座標値と3次元座標系における基準パッチの最小Z座標値との間の差、
投影方向の占有マップ内の第1のパッチの最小X座標値と投影方向の占有マップ内の基準パッチの最小X座標値との間の差、および
投影方向の占有マップ内の第1のパッチの最小Y座標値と投影方向の占有マップ内の基準パッチの最小Y座標値との間の差
のうちの少なくとも1つを含む。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、補助情報は、
3次元座標系における第1のパッチの最小X座標値と3次元座標系における基準パッチの最小X座標値との間の差、
3次元座標系における第1のパッチの最小Y座標値と3次元座標系における基準パッチの最小Y座標値との間の差、
3次元座標系における第1のパッチの最小Z座標値と3次元座標系における基準パッチの最小Z座標値との間の差、
投影方向の占有マップ内の第1のパッチの最小X座標値と投影方向の占有マップ内の基準パッチの最小X座標値との間の差、
投影方向の占有マップ内の第1のパッチの最小Y座標値と投影方向の占有マップ内の基準パッチの最小Y座標値との間の差、
占有マップ内の第1のパッチの高さと占有マップ内の基準パッチの高さとの間の差、および
占有マップ内の第1のパッチの幅と占有マップ内の基準パッチの幅との間の差
のうちの少なくとも1つを含む。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、現在フレームの基準フレームは、現在フレームの前のフレームまたは現在フレームの次のフレームを含む。
場合によっては、第2の態様の可能な実装形態では、方法は、
第2の識別情報が第4のシンボルである場合、ビットストリームから、Z個のタイプの補助情報に対応するZ個の識別情報を取得するステップと、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、k=1,…,Zである、ステップと
をさらに含む。
場合によっては、第2の態様の可能な実装形態では、方法は、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルである場合、ビットストリームからコーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zである、ステップ
をさらに含む。
場合によっては、第2の態様の可能な実装形態では、方法は、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルである場合、ビットストリームから差を取得するステップであって、差が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに必要なビット数と最大値Bkに必要なビット数との間の差であり、k=1,…,Zである、ステップと、
差および最大値Bkに必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得するステップであって、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zである、ステップと、
コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップと
をさらに含む。
場合によっては、第2の態様の可能な実装形態では、方法は、
第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、ビットストリームから差を取得するステップであって、差が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに必要なビット数と最大値Bkに必要なビット数との間の差であり、k=1,…,Zである、ステップと、
差および最大値Bkに必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得するステップであって、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zである、ステップと、
コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップと
をさらに含む。
場合によっては、第2の態様の可能な実装形態では、方法は、
ビットストリームを構文解析して、整合情報を取得するステップであって、整合情報が、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を示すために使用される、ステップ
をさらに含み、
X個の基準パッチの補助情報を取得するステップは、
整合情報に基づいて、X個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチを決定するステップと、
X個の基準パッチの補助情報を取得するステップと
を含む。
場合によっては、第2の態様の可能な実装形態では、整合情報は、
X個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値、または
X個のインデックス差
のいずれかを含み、X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値との間の差である。
場合によっては、第2の態様の可能な実装形態では、整合情報は、
X個の第1のパッチのインデックス値およびX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値、または
X個の第1のパッチのインデックス値およびX個の第1のパッチにそれぞれ対応するX個のインデックス差
のいずれかを含み、X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値との間の差である。
場合によっては、第2の態様の可能な実装形態では、補助情報差は、
3次元座標系における第1のパッチの最小X座標値と3次元座標系における基準パッチの最小X座標値との間の差、
3次元座標系における第1のパッチの最小Y座標値と3次元座標系における基準パッチの最小Y座標値との間の差、
3次元座標系における第1のパッチの最小Z座標値と3次元座標系における基準パッチの最小Z座標値との間の差、
投影方向の占有マップ内の第1のパッチの最小X座標値と投影方向の占有マップ内の基準パッチの最小X座標値との間の差、および
投影方向の占有マップ内の第1のパッチの最小Y座標値と投影方向の占有マップ内の基準パッチの最小Y座標値との間の差
のうちの少なくとも1つを含む。
場合によっては、第2の態様の可能な実装形態では、補助情報は、
3次元座標系における第1のパッチの最小X座標値と3次元座標系における基準パッチの最小X座標値との間の差、
3次元座標系における第1のパッチの最小Y座標値と3次元座標系における基準パッチの最小Y座標値との間の差、
3次元座標系における第1のパッチの最小Z座標値と3次元座標系における基準パッチの最小Z座標値との間の差、
投影方向の占有マップ内の第1のパッチの最小X座標値と投影方向の占有マップ内の基準パッチの最小X座標値との間の差、
投影方向の占有マップ内の第1のパッチの最小Y座標値と投影方向の占有マップ内の基準パッチの最小Y座標値との間の差、
占有マップ内の第1のパッチの高さと占有マップ内の基準パッチの高さとの間の差、および
占有マップ内の第1のパッチの幅と占有マップ内の基準パッチの幅との間の差
のうちの少なくとも1つを含む。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、X<Mであり、Z個のタイプの補助情報が存在し、かつZ≧1である場合、取得モジュールは、
M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチのZ個のタイプの補助情報を取得し、Y=M−Xであり、Yが正の整数であり、
X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値BkおよびY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akを取得し、k=1,…,Zであり、
最大値Bkが最大値Ak以上であるか、もしくは最大値Bkに必要なビット数が最大値Akに必要なビット数以上である場合、第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第1のシンボルであると判断し、または
最大値Bkが最大値Akよりも小さいか、もしくは最大値Bkに必要なビット数が最大値Akに必要なビット数よりも小さい場合、第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルであると判断する
ようにさらに構成される。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、符号化モジュールは、
Z個のタイプの補助情報に対応するZ個の識別情報の各々が第1のシンボルである場合、第2の識別情報が第3のシンボルであると判断し、第2の識別情報をビットストリームに符号化し、
最大値Bkに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をビットストリームに符号化し、k=1,…,Zである、
ようにさらに構成される。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、符号化モジュールは、
Z個のタイプの補助情報に対応するZ個の識別情報のうちの少なくとも1つが第2のシンボルである場合、第2の識別情報が第4のシンボルであると判断し、Z個のタイプの補助情報に対応するZ個の識別情報および第2の識別情報をビットストリームに符号化し、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第1のシンボルである場合、最大値Bkに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をビットストリームに符号化し、k=1,…,Zであり、または
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルである場合、最大値Akに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第3のビット数を決定し、コーディング用の第3のビット数をビットストリームに符号化し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をビットストリームに符号化し、k=1,…,Zである、
ようにさらに構成される。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、符号化モジュールは、具体的に、
コーディング用の第3のビット数と最大値Bkに必要なビット数との間の差をビットストリームに符号化する
ように構成される。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、整合情報は、
X個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値、または
X個のインデックス差
のいずれかを含み、X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値との間の差である。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、整合情報は、
X個の第1のパッチのインデックス値およびX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値、または
X個の第1のパッチのインデックス値およびX個の第1のパッチにそれぞれ対応するX個のインデックス差
のいずれかを含み、X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値との間の差である。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、補助情報差は、
3次元座標系における第1のパッチの最小X座標値と3次元座標系における基準パッチの最小X座標値との間の差、
3次元座標系における第1のパッチの最小Y座標値と3次元座標系における基準パッチの最小Y座標値との間の差、
3次元座標系における第1のパッチの最小Z座標値と3次元座標系における基準パッチの最小Z座標値との間の差、
投影方向の占有マップ内の第1のパッチの最小X座標値と投影方向の占有マップ内の基準パッチの最小X座標値との間の差、および
投影方向の占有マップ内の第1のパッチの最小Y座標値と投影方向の占有マップ内の基準パッチの最小Y座標値との間の差
のうちの少なくとも1つを含む。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、補助情報は、
3次元座標系における第1のパッチの最小X座標値と3次元座標系における基準パッチの最小X座標値との間の差、
3次元座標系における第1のパッチの最小Y座標値と3次元座標系における基準パッチの最小Y座標値との間の差、
3次元座標系における第1のパッチの最小Z座標値と3次元座標系における基準パッチの最小Z座標値との間の差、
投影方向の占有マップ内の第1のパッチの最小X座標値と投影方向の占有マップ内の基準パッチの最小X座標値との間の差、
投影方向の占有マップ内の第1のパッチの最小Y座標値と投影方向の占有マップ内の基準パッチの最小Y座標値との間の差、
占有マップ内の第1のパッチの高さと占有マップ内の基準パッチの高さとの間の差、および
占有マップ内の第1のパッチの幅と占有マップ内の基準パッチの幅との間の差
のうちの少なくとも1つを含む。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、現在フレームの基準フレームは、現在フレームの前のフレームまたは現在フレームの次のフレームを含む。
場合によっては、第4の態様の可能な実装形態では、復号モジュールは、
第2の識別情報が第4のシンボルである場合、ビットストリームから、Z個のタイプの補助情報に対応するZ個の識別情報を取得し、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、k=1,…,Zである、
ようにさらに構成される。
場合によっては、第4の態様の可能な実装形態では、復号モジュールは、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルである場合、ビットストリームからコーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zである、
ようにさらに構成される。
場合によっては、第4の態様の可能な実装形態では、復号モジュールは、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルである場合、ビットストリームから差を取得し、差が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに必要なビット数と最大値Bkに必要なビット数との間の差であり、k=1,…,Zであり、
差および最大値Bkに必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zであり、
コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得する
ようにさらに構成される。
場合によっては、第4の態様の可能な実装形態では、復号モジュールは、
第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、ビットストリームから差を取得し、差が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに必要なビット数と最大値Bkに必要なビット数との間の差であり、k=1,…,Zであり、
差および最大値Bkに必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zであり、
コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得する
ようにさらに構成される。
場合によっては、第4の態様の可能な実装形態では、復号モジュールは、
ビットストリームを構文解析して、整合情報を取得し、整合情報が、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を示すために使用される、
ようにさらに構成され、
取得モジュールは、具体的に、
整合情報に基づいて、X個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチを決定し、
X個の基準パッチの補助情報を取得する
ように構成される。
場合によっては、第4の態様の可能な実装形態では、整合情報は、
X個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値、または
X個のインデックス差
のいずれかを含み、X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値との間の差である。
場合によっては、第4の態様の可能な実装形態では、整合情報は、
X個の第1のパッチのインデックス値およびX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値、または
X個の第1のパッチのインデックス値およびX個の第1のパッチにそれぞれ対応するX個のインデックス差
のいずれかを含み、X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値との間の差である。
場合によっては、第4の態様の可能な実装形態では、補助情報差は、
3次元座標系における第1のパッチの最小X座標値と3次元座標系における基準パッチの最小X座標値との間の差、
3次元座標系における第1のパッチの最小Y座標値と3次元座標系における基準パッチの最小Y座標値との間の差、
3次元座標系における第1のパッチの最小Z座標値と3次元座標系における基準パッチの最小Z座標値との間の差、
投影方向の占有マップ内の第1のパッチの最小X座標値と投影方向の占有マップ内の基準パッチの最小X座標値との間の差、および
投影方向の占有マップ内の第1のパッチの最小Y座標値と投影方向の占有マップ内の基準パッチの最小Y座標値との間の差
のうちの少なくとも1つを含む。
場合によっては、第4の態様の可能な実装形態では、補助情報は、
3次元座標系における第1のパッチの最小X座標値と3次元座標系における基準パッチの最小X座標値との間の差、
3次元座標系における第1のパッチの最小Y座標値と3次元座標系における基準パッチの最小Y座標値との間の差、
3次元座標系における第1のパッチの最小Z座標値と3次元座標系における基準パッチの最小Z座標値との間の差、
投影方向の占有マップ内の第1のパッチの最小X座標値と投影方向の占有マップ内の基準パッチの最小X座標値との間の差、
投影方向の占有マップ内の第1のパッチの最小Y座標値と投影方向の占有マップ内の基準パッチの最小Y座標値との間の差、
占有マップ内の第1のパッチの高さと占有マップ内の基準パッチの高さとの間の差、および
占有マップ内の第1のパッチの幅と占有マップ内の基準パッチの幅との間の差
のうちの少なくとも1つを含む。
第11の態様によれば、本出願の一実施形態は、パッチ間の整合関係を決定するための方法を提供し、方法は、
現在フレーム内のM個の第1のパッチおよび現在フレームの基準フレーム内のN個の基準パッチを取得するステップであって、MとNの両方が正の整数である、ステップと、
M個の第1のパッチおよびN個の基準パッチに基づいて、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を決定するステップであって、XがM以下であり、XがN以下である、ステップと
を含む。
場合によっては、第11の態様の可能な実装形態では、M個の第1のパッチおよびN個の基準パッチに基づいて、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を決定するステップは、
M個の第1のパッチおよびN個の基準パッチに基づいて、M個の第1のパッチとN個の基準パッチとの間の関連付け値を取得するステップと、
M個の第1のパッチとN個の基準パッチとの間の関連付け値に基づいて、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を決定するステップと
を含む。
場合によっては、第11の態様の可能な実装形態では、M個の第1のパッチとN個の基準パッチとの間の関連付け値に基づいて、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を決定するステップは、
N個の基準パッチの中の第iの基準パッチの場合(i=1,…,N)、整合に失敗したj個の第1のパッチと第iの基準パッチとの間の関連付け値を取得し、j個の関連付け値の中の最大関連付け値Qikを決定するステップであって、整合に失敗したj個の第1のパッチが、第iの基準パッチの前の(i−1)個の基準パッチと整合せず、かつその投影方向が第iの基準パッチの投影方向と同じである、現在フレーム内のM個の第1のパッチの中の第1のパッチを含み、jがM以下であり、kがj以下であり、j、k、およびMがすべて正の整数である、ステップと、
Qikが事前設定されたしきい値よりも大きい場合、Qikに対応する第kの第1のパッチが第iの基準パッチと整合すると判断するステップであって、第kの第1のパッチが、整合に失敗したj個の第1のパッチのうちの1つである、ステップと
を含む。
場合によっては、第11の態様の可能な実装形態では、関連付け値は、第1の基準値を第2の基準値で除算することによって得られる商であり、
第1の基準値は、第1の占有行列と第2の占有行列の交差領域の面積であり、第2の基準値は、第1の占有行列と第2の占有行列の結合領域の面積であるか、または
第1の基準値は、第1の占有行列の有効領域と第2の占有行列の有効領域の交差領域に含まれるサンプルの数であり、第2の基準値は、第1の占有行列の有効領域と第2の占有行列の有効領域の結合領域に含まれるサンプルの数であり、
第1の占有行列の有効領域は、第jの第1のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、第2の占有行列の有効領域は、第iの第2のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、第1の占有行列は、第jの第1のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域に対応する行列領域であり、第2の占有行列は、第iの第2のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域に対応する行列領域である。
場合によっては、第11の態様の可能な実装形態では、M個の第1のパッチおよびN個の基準パッチに基づいて、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を決定するステップは、
基準フレーム内のN個の基準パッチのソーティング順序および現在フレーム内のM個の第1のパッチのソーティング順序に基づいて、X個の第1のパッチがそれぞれX個の基準パッチと整合すると判断するステップ
を含む。
場合によっては、第11の態様の可能な実装形態では、方法は、
X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間を整合する順序に基づいて、現在フレーム内のX個の第1のパッチをソートするステップと、
X個の第1のパッチの後に、現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外の少なくとも1つの第1のパッチを配置するステップと
をさらに含む。
第12の態様によれば、本出願の一実施形態は、符号化方法を提供し、方法は、
整合情報を取得するステップであって、整合情報が、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を示すために使用され、X個の基準パッチが現在フレームの基準フレームに含まれ、XがM以下であり、XとMの両方が正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、ステップと、
整合情報をビットストリームに符号化するステップと
を含む。
場合によっては、第12の態様の可能な実装形態では、整合情報は、
X個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値、または
X個のインデックス差
のいずれかを含み、X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値との間の差である。
場合によっては、第12の態様の可能な実装形態では、整合情報は、
X個の第1のパッチのインデックス値およびX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値、または
X個の第1のパッチのインデックス値およびX個の第1のパッチにそれぞれ対応するX個のインデックス差
のいずれかを含み、X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値との間の差である。
場合によっては、第12の態様の可能な実装形態では、方法は、
X個のグループの補助情報差をビットストリームに符号化するステップであって、X個のグループの補助情報差が、それぞれ、X個の第1のパッチの補助情報とX個の基準パッチの補助情報との間の差を示す、ステップ
をさらに含む。
場合によっては、第12の態様の可能な実装形態では、方法は、Xをビットストリームに符号化するステップをさらに含むか、または方法は、Mに基づいてコーディング用の第4のビット数を決定し、コーディング用の第4のビット数に基づいて、Xをビットストリームに符号化するステップをさらに含む。
第13の態様によれば、本出願の一実施形態は、復号方法を提供し、方法は、
ビットストリームを構文解析して、整合情報を取得するステップであって、整合情報が、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を示すために使用され、Xが現在フレーム内の基準パッチと整合する第1のパッチの数であり、基準パッチが現在フレームの基準フレームに含まれ、XがM以下であり、XとMの両方が正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、ステップと、
整合情報に基づいて、X個の第1のパッチの補助情報を取得するステップと
を含む。
場合によっては、第13の態様の可能な実装形態では、整合情報に基づいて、X個の第1のパッチの補助情報を取得するステップは、
整合情報に基づいて、X個の基準パッチを決定するステップと、
X個の基準パッチの補助情報に基づいて、X個の第1のパッチの補助情報を取得するステップと
を含む。
場合によっては、第13の態様の可能な実装形態では、整合情報は、
X個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値、または
X個のインデックス差
のいずれかを含み、X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値との間の差である。
場合によっては、第13の態様の可能な実装形態では、整合情報は、
X個の第1のパッチのインデックス値およびX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値、または
X個の第1のパッチのインデックス値およびX個の第1のパッチにそれぞれ対応するX個のインデックス差
のいずれかを含み、X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値との間の差である。
場合によっては、第13の態様の可能な実装形態では、方法は、
ビットストリームを構文解析して、X個のグループの補助情報差を取得するステップであって、X個のグループの補助情報差が、それぞれ、X個の第1のパッチの補助情報とX個の基準パッチの補助情報との間の差を示す、ステップ
をさらに含み、
整合情報に基づいて、X個の第1のパッチの補助情報を取得するステップは、
整合情報に基づいて、X個の基準パッチを決定するステップと、
X個のグループの補助情報差およびX個の基準パッチの補助情報に基づいて、X個の第1のパッチの補助情報を取得するステップと
を含む。
場合によっては、第13の態様の可能な実装形態では、方法は、ビットストリームを構文解析して、Xを取得するステップをさらに含むか、または方法は、Mに基づいてコーディング用の第4のビット数を決定し、コーディング用の第4のビット数に基づいて、ビットストリームを構文解析して、Xを取得するステップをさらに含む。
第14の態様によれば、本出願の一実施形態は、復号方法を提供し、方法は、
ビットストリームを構文解析して、第2の識別情報を取得するステップと、
第2の識別情報が第4のシンボルである場合、ビットストリームから、Z個のタイプの補助情報に対応するZ個の識別情報を取得するステップと、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルである場合、ビットストリームからコーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zであり、Z≧1であり、YとZの両方が正の整数である、ステップと
を含む。
場合によっては、第14の態様の可能な実装形態では、方法は、
第2の識別情報が第3のシンボルである場合、現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームから現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、ステップ
をさらに含む。
場合によっては、第14の態様の可能な実装形態では、方法は、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップ
をさらに含む。
第15の態様によれば、本出願の一実施形態は、復号方法を提供し、方法は、
ビットストリームを構文解析して、第2の識別情報を取得するステップと、
第2の識別情報が第4のシンボルである場合、ビットストリームから第1の識別情報を取得するステップと、
第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、ビットストリームからコーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zであり、Z≧1であり、YとZの両方が正の整数である、ステップと
を含む。
場合によっては、第15の態様の可能な実装形態では、方法は、
第2の識別情報が第3のシンボルである場合、現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームから現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、ステップ
をさらに含む。
場合によっては、第15の態様の可能な実装形態では、方法は、
第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップ
をさらに含む。
第16の態様によれば、本出願の一実施形態は、復号方法を提供し、方法は、
ビットストリームを構文解析して、第2の識別情報を取得するステップと、
第2の識別情報が第4のシンボルである場合、ビットストリームから、Z個のタイプの補助情報に対応するZ個の識別情報を取得するステップと、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルである場合、ビットストリームから差を取得するステップであって、差が、現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに必要なビット数と現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに必要なビット数との間の差である、ステップと、
差および最大値Bkに必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得するステップであって、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数である、ステップと、
コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、k=1,…,Zであり、Z≧1であり、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、ステップと
を含む。
場合によっては、第16の態様の可能な実装形態では、方法は、
第2の識別情報が第3のシンボルである場合、現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームから現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、ステップ
をさらに含む。
場合によっては、第16の態様の可能な実装形態では、方法は、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第1のシンボルである場合、現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、ステップ
をさらに含む。
第17の態様によれば、本出願の一実施形態は、復号方法を提供し、方法は、
ビットストリームを構文解析して、第2の識別情報を取得するステップと、
第2の識別情報が第4のシンボルである場合、ビットストリームから第1の識別情報を取得するステップと、
第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、ビットストリームから差を取得するステップであって、差が、現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに必要なビット数と現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに必要なビット数との間の差である、ステップと、
差および最大値Bkに必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得するステップであって、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数である、ステップと、
コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、k=1,…,Zであり、Z≧1であり、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、ステップと
を含む。
場合によっては、第17の態様の可能な実装形態では、方法は、
第2の識別情報が第3のシンボルである場合、現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームから現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、ステップ
をさらに含む。
場合によっては、第17の態様の可能な実装形態では、方法は、
第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップ
をさらに含む。
第18の態様によれば、本出願の一実施形態は、パッチ間の整合関係を決定するための装置を提供し、装置はメモリおよびプロセッサを含み、
メモリはプログラム命令を記憶するように構成され、プロセッサは、
現在フレーム内のM個の第1のパッチおよび現在フレームの基準フレーム内のN個の基準パッチを取得し、MとNの両方が正の整数であり、
M個の第1のパッチおよびN個の基準パッチに基づいて、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を決定し、XがM以下である、
ように構成される。
場合によっては、第18の態様の可能な実装形態では、プロセッサは、具体的に、
M個の第1のパッチおよびN個の基準パッチに基づいて、M個の第1のパッチとN個の基準パッチとの間の関連付け値を取得し、
M個の第1のパッチとN個の基準パッチとの間の関連付け値に基づいて、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を決定する
ように構成される。
場合によっては、第18の態様の可能な実装形態では、プロセッサは、具体的に、
N個の基準パッチの中の第iの基準パッチの場合(i=1,…,N)、整合に失敗したj個の第1のパッチと第iの基準パッチとの間の関連付け値を取得し、j個の関連付け値の中の最大関連付け値Qikを決定し、整合に失敗したj個の第1のパッチが、第iの基準パッチの前の(i−1)個の基準パッチと整合せず、かつその投影方向が第iの基準パッチの投影方向と同じである、現在フレーム内のM個の第1のパッチの中の第1のパッチを含み、jがM以下であり、kがj以下であり、j、k、およびMがすべて正の整数であり、
Qikが事前設定されたしきい値よりも大きい場合、Qikに対応する第kの第1のパッチが第iの基準パッチと整合すると判断し、第kの第1のパッチが、整合に失敗したj個の第1のパッチのうちの1つである、
ように構成される。
場合によっては、第18の態様の可能な実装形態では、関連付け値は、第1の基準値を第2の基準値で除算することによって得られる商であり、
第1の基準値は、第1の占有行列と第2の占有行列の交差領域の面積であり、第2の基準値は、第1の占有行列と第2の占有行列の結合領域の面積であるか、または
第1の基準値は、第1の占有行列の有効領域と第2の占有行列の有効領域の交差領域に含まれるサンプルの数であり、第2の基準値は、第1の占有行列の有効領域と第2の占有行列の有効領域の結合領域に含まれるサンプルの数であり、
第1の占有行列の有効領域は、第jの第1のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、第2の占有行列の有効領域は、第iの第2のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、第1の占有行列は、第jの第1のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域に対応する行列領域であり、第2の占有行列は、第iの第2のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域に対応する行列領域である。
場合によっては、第18の態様の可能な実装形態では、プロセッサは、具体的に、
基準フレーム内のN個の基準パッチのソーティング順序および現在フレーム内のM個の第1のパッチのソーティング順序に基づいて、X個の第1のパッチがそれぞれX個の基準パッチと整合すると判断する
ように構成される。
場合によっては、第18の態様の可能な実装形態では、プロセッサは、
X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間を整合する順序に基づいて、現在フレーム内のX個の第1のパッチをソートし、
X個の第1のパッチの後に、現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外の少なくとも1つの第1のパッチを配置する
ようにさらに構成される。
第19の態様によれば、本出願の一実施形態は、符号化装置を提供し、装置は、
整合情報を取得するように構成された取得モジュールであって、整合情報が、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を示すために使用され、X個の基準パッチが現在フレームの基準フレームに含まれ、XがM以下であり、XとMの両方が正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、取得モジュールと、
整合情報をビットストリームに符号化するように構成された符号化モジュールと
を含む。
場合によっては、第19の態様の可能な実装形態では、整合情報は、
X個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値、または
X個のインデックス差
のいずれかを含み、X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値との間の差である。
場合によっては、第19の態様の可能な実装形態では、整合情報は、
X個の第1のパッチのインデックス値およびX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値、または
X個の第1のパッチのインデックス値およびX個の第1のパッチにそれぞれ対応するX個のインデックス差
のいずれかを含み、X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値との間の差である。
場合によっては、第19の態様の可能な実装形態では、符号化モジュールは、
X個のグループの補助情報差をビットストリームに符号化し、X個のグループの補助情報差が、それぞれ、X個の第1のパッチの補助情報とX個の基準パッチの補助情報との間の差を示す、
ようにさらに構成される。
場合によっては、第19の態様の可能な実装形態では、符号化モジュールは、Xをビットストリームに符号化するようにさらに構成されるか、または
符号化モジュールは、Mに基づいてコーディング用の第4のビット数を決定し、コーディング用の第4のビット数に基づいて、Xをビットストリームに符号化するようにさらに構成される。
第20の態様によれば、本出願の一実施形態は、メモリおよびプロセッサを含む復号装置を提供し、
メモリはプログラム命令を記憶するように構成され、
プロセッサは、
ビットストリームを構文解析して、整合情報を取得し、整合情報が、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を示すために使用され、Xが現在フレーム内の基準パッチと整合する第1のパッチの数であり、基準パッチが現在フレームの基準フレームに含まれ、XがM以下であり、XとMの両方が正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表し、
整合情報に基づいて、X個の第1のパッチの補助情報を取得する
ように構成される。
場合によっては、第20の態様の可能な実装形態では、プロセッサは、具体的に、
整合情報に基づいて、X個の基準パッチを決定し、
X個の基準パッチの補助情報に基づいて、X個の第1のパッチの補助情報を取得する
ように構成される。
場合によっては、第20の態様の可能な実装形態では、整合情報は、
X個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値、または
X個のインデックス差
のいずれかを含み、X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値との間の差である。
場合によっては、第20の態様の可能な実装形態では、整合情報は、
X個の第1のパッチのインデックス値およびX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値、または
X個の第1のパッチのインデックス値およびX個の第1のパッチにそれぞれ対応するX個のインデックス差
のいずれかを含み、X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の基準パッチのインデックス値との間の差である。
場合によっては、第20の態様の可能な実装形態では、プロセッサは、
ビットストリームを構文解析して、X個のグループの補助情報差を取得し、X個のグループの補助情報差が、それぞれ、X個の第1のパッチの補助情報とX個の基準パッチの補助情報との間の差を示す、
ようにさらに構成され、
プロセッサは、具体的に、
整合情報に基づいて、X個の基準パッチを決定し、
X個のグループの補助情報差およびX個の基準パッチの補助情報に基づいて、X個の第1のパッチの補助情報を取得する
ように構成される。
場合によっては、第20の態様の可能な実装形態では、プロセッサは、ビットストリームを構文解析して、Xを取得するようにさらに構成されるか、または
プロセッサは、Mに基づいてコーディング用の第4のビット数を決定し、コーディング用の第4のビット数に基づいて、ビットストリームを構文解析して、Xを取得するようにさらに構成される
第21の態様によれば、本出願の一実施形態は、メモリおよびプロセッサを含む復号装置を提供し、
メモリはプログラム命令を記憶するように構成され、
プロセッサは、
ビットストリームを構文解析して、第2の識別情報を取得し、
第2の識別情報が第4のシンボルである場合、ビットストリームから、Z個のタイプの補助情報に対応するZ個の識別情報を取得し、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルである場合、ビットストリームからコーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zであり、Z≧1であり、YとZの両方が正の整数である、
ように構成される。
場合によっては、第21の態様の可能な実装形態では、プロセッサは、
第2の識別情報が第3のシンボルである場合、現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームから現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、
ようにさらに構成される。
場合によっては、第21の態様の可能な実装形態では、プロセッサは、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第1のシンボルである場合、現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、
ようにさらに構成される。
第22の態様によれば、本出願の一実施形態は、メモリおよびプロセッサを含む復号装置を提供し、
メモリはプログラム命令を記憶するように構成され、
プロセッサは、
ビットストリームを構文解析して、第2の識別情報を取得し、
第2の識別情報が第4のシンボルである場合、ビットストリームから第1の識別情報を取得し、
第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、ビットストリームからコーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zであり、Z≧1であり、YとZの両方が正の整数である、
ように構成される。
場合によっては、第22の態様の可能な実装形態では、プロセッサは、
第2の識別情報が第3のシンボルである場合、現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームから現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、
ようにさらに構成される。
場合によっては、第22の態様の可能な実装形態では、プロセッサは、
第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルである場合、現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、
ようにさらに構成される。
第23の態様によれば、本出願の一実施形態は、メモリおよびプロセッサを含む復号装置を提供し、
メモリはプログラム命令を記憶するように構成され、
プロセッサは、
ビットストリームを構文解析して、第2の識別情報を取得し、
第2の識別情報が第4のシンボルである場合、ビットストリームから、Z個のタイプの補助情報に対応するZ個の識別情報を取得し、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルである場合、ビットストリームから差を取得し、差が、現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに必要なビット数と現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに必要なビット数との間の差であり、
差および最大値Bkに必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、
コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、k=1,…,Zであり、Z≧1であり、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、
ように構成される。
場合によっては、第23の態様の可能な実装形態では、プロセッサは、
第2の識別情報が第3のシンボルである場合、現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームから現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、
ようにさらに構成される。
場合によっては、第23の態様の可能な実装形態では、プロセッサは、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得する
ようにさらに構成される。
第24の態様によれば、本出願の一実施形態は、メモリおよびプロセッサを含む復号装置を提供し、
メモリはプログラム命令を記憶するように構成され、
プロセッサは、
ビットストリームを構文解析して、第2の識別情報を取得し、
第2の識別情報が第4のシンボルである場合、ビットストリームから第1の識別情報を取得し、
第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、ビットストリームから差を取得し、差が、現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに必要なビット数と現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに必要なビット数との間の差であり、
差および最大値Bkに必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、
コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、k=1,…,Zであり、Z≧1であり、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、
ように構成される。
場合によっては、第24の態様の可能な実装形態では、プロセッサは、
第2の識別情報が第3のシンボルである場合、現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームから現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、
ようにさらに構成される。
場合によっては、第24の態様の可能な実装形態では、プロセッサは、
第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得する
ようにさらに構成される。
本出願の実施形態は、符号化方法、復号方法、および装置を提供する。X個の第1のパッチは、2つの隣接するフレームの点群データの間の相関関係を使用することにより、現在フレーム内のM個の第1のパッチから決定され、X個の第1のパッチと現在フレームの前のフレーム内のX個の第2のパッチとの間に事前設定された整合関係が存在し、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいてX個のグループの補助情報差が取得され、X個のグループの補助情報差が符号化される。これにより、コーディング損失が減少し、コーディングパフォーマンスが改善される。
既存の点群データ区分化の概略図である。 既存の占有マップの概略図である。 既存の点群データのパッキング方法のフローチャートである。 既存の符号化方法のフローチャートである。 本出願の実施形態1による符号化方法のフローチャートである。 本出願の実施形態2による符号化方法のフローチャートである。 本出願の実施形態3に係る符号化方法のフローチャートである。 本出願の実施形態1による復号方法のフローチャートである。 本出願の一実施形態による、占有マップの概略図である。 本出願の実施形態1による符号化装置の概略構造図である。 本出願の実施形態1による復号装置の概略構造図である。 本出願の実施形態1によるエンコーダの概略構造図である。 本出願の実施形態1によるデコーダの概略構造図である。
本出願の実施形態は、各フレームの点群データの別々の処理に起因するコーディング/圧縮パフォーマンスの損失の既存の技術的問題を解決するために、符号化方法、復号方法、および装置を提供する。
以下で、既存の点群データ処理方法を簡単に記載する。4つの段階:点群データ区分化段階、点群データパッキング(またはpackingと呼ばれる)段階、補助情報符号化段階、および補助情報復号段階が含まれる。
(1)点群データ区分化段階
点群データは、複数のパッチ(またはpatchと呼ばれる)を取得するために、事前設定された規則に従って区分化される。各パッチは接続されたコンポーネント領域であり、どの2つのパッチの間にも重複領域は存在しない。
たとえば、図1は、既存の点群データ区分化の概略図である。図1の左側は3次元座標系における点群データを示し、点群データは、人の肖像11の外観面の、計測器を使用して取得された一組の点データを含む。3次元座標系は、x軸、y軸、およびz軸を含む。投影方向としてz軸の負の方向を使用すると、図1の右側は点群データの区分化結果を示す。説明を簡単にするために、パッチはx軸およびy軸に基づいて決定される2次元平面を使用して記載される。図1の右側に示されたように、点群データは、パッチ12〜パッチ17の6つのパッチに区分化される場合がある。
3つの座標軸に基づく3次元座標系には、合計6つの投影方向:x軸の正の方向、x軸の負の方向、y軸の正の方向、y軸の負の方向、z軸の正の方向、およびz軸の負の方向が存在する。点群データは、複数のパッチを形成するために少なくとも1つの投影方向に区分化される場合がある。
(2)点群データパッキング(packing)段階
パッキング(packing)は数学の最適化問題であり、パッキングは、コンテナをより高密度にするか、または使用するコンテナを少なくするように、異なるサイズのボックスを1つのコンテナにどのように配置するかを意味する。点群データのパッキングは、2次元画像がより少ないギャップを含むか、またはターゲット画像を小さくするために、すべてのパッチが特定のルールに従って1つの2次元画像内に密に配置され得るように、様々な形状の複数のパッチを3次元から投影方向の2次元に投影することを意味する。すべてのパッチを配置するそのようなプロセスは、点群データパッキング(packing)と呼ばれる。この段階において、パッチを3次元から2次元に投影することができ、パッチに対応する補助情報を取得することができる。関連する概念が最初に記載される。
1.投影画像
パッチは3次元から2次元に投影され、次いで、パッキング順序に基づいて2次元投影画像を形成する。
投影画像は、深度投影マップおよびテクスチャ投影マップを含んでよい。深度投影マップは、様々なパッチを投影することによって取得された深度マップを使用することにより、パッキング順序に基づいて生成された2次元画像である。テクスチャ投影マップは、様々なパッチを投影することによって取得されたテクスチャマップを使用することにより、パッキング順序に基づいて生成された2次元画像である。深度投影マップの長さおよび幅は、テクスチャ投影マップのそれらと同じであってよい。
2.占有マップ(またはoccupancy mapと呼ばれる)
占有マップは2次元バイナリ画像であり、投影画像内のピクセル位置が点群データ内のポイントによって占有されているかどうかを示すために使用される。一般に、使用されるコーディングビットの数を減らすために、占有マップの解像度は投影画像の解像度よりも低い。
たとえば、図2は既存の占有マップの概略図である。図2の左側および右側は、それぞれ、2つの隣接するフレーム内のパッチに対応する占有マップを示す。異なる文字は、パッチの異なる投影方向または法線軸を表す。文字A〜Fは、それぞれ、投影方向または法線軸:x軸の正の方向、x軸の負の方向、y軸の正の方向、y軸の負の方向、z軸の正の方向、およびz軸の負の方向を表すことができる。たとえば、図2の左側にパッチ21〜25が含まれ、図2の右側にパッチ31〜35が含まれる。それは、連続して配置された同じ文字を使用して表示されたポイント(サンプル)が1つのパッチによって占有されていることを示し、パッチによって実際に占有された領域は有効領域と呼ばれる場合がある。それは、文字によって表示されない点が点群データによって占有されていないことを示し、これらのポイントによって形成された領域は無効領域と呼ばれる場合がある。
3.補助情報
補助情報はパッチの位置情報を示すことができる。以下で、表1に基づいて説明を提供する。
表1では、u1、v1、およびd1は、3次元座標系におけるパッチの位置を示す。点群データの区分化が完了した後に、パッチのu1、v1、およびd1が取得されてよい。表1では、sizeUおよびsizeVは、投影画像内のパッチの幅および高さを示す。パッチが3次元から投影方向の2次元に投影された後に、sizeUおよびsizeVが取得されてよい。sizeUとsizeU0との間の特定の対応関係、およびsizeVとsizeV0との間の特定の対応関係が存在してよい。具体的には、対応関係は占有マップの解像度に関係してよい。u0、v0、sizeU0、およびsizeV0は、占有マップ内のパッチの位置を示す。sizeU0およびsizeV0は、sizeUおよびsizeVに基づいて取得されてよい。u0およびv0は、特定のルールに従って占有マップ内のすべてのパッチを密に配置することによって取得されてよい。
Figure 2021510987
図3は、既存の点群データのパッキング方法のフローチャートである。図3に示されたように、既存の点群データのパッキング方法は、各フレームの点群データを別々に処理するために使用され、以下のステップを含んでよい。
S101.現在フレーム内のパッチをソートする。
具体的には、パッチが2次元平面に投影された後に、パッチはパッチの高さの降順にソートされてよい。同じ高さをもつ複数のパッチの場合、複数のパッチが2次元平面に投影された後に、複数のパッチはパッチの幅の降順にソートされてよく、その結果、すべてのパッチのソーティングを完了することができる。前述の方法によれば、現在フレーム内のパッチのソーティング順序は以下のように取得されてよい:patch[1]、…、patch[i]、…、patch[M]、ここで、0<i≦Mであり、Mは現在フレーム内のパッチの数を表す。
S102.現在フレームの占有マップの高さおよび幅の初期値を取得する。
計算式は以下の通りである:
占有マップの幅の最小値=投影画像の幅の最小値/占有マップの解像度、
占有マップの幅の初期値=max(占有マップの幅の最小値,占有マップ内の第iのパッチの幅+1)、ここで、0<i≦M、
占有マップの高さの最小値=投影画像の高さの最小値/占有マップの解像度、
占有マップの高さの初期値=max(占有マップの高さの最小値,占有マップ内の第iのパッチの高さ)、ここで、0<i≦M、および
占有マップの初期サイズ=占有マップの高さの初期値×占有マップの幅の初期値。
S103.現在フレーム内のパッチのソーティング順序に基づいて第iのパッチpatch[i]を取得し、ここで、0<i≦Mである。
S104.左から右、上から下の方向で、第iのパッチpatch[i]を占有マップに挿入することができるかどうかを判定する。
第iのパッチpatch[i]を挿入することができる場合、占有マップ内の第iのパッチpatch[i]の位置(u0,v0)が取得される。次いで、第Mのパッチpatch[M]が取得されるまで、S103が再び実行される。
第iのパッチpatch[i]を占有マップに挿入することができる場所が存在しない場合、S105が実行される。
占有マップ内のパッチによって占有されている場所に新しいパッチを挿入することはできない。
S105.占有マップの高さおよび幅を2倍にする。
加えて、第iのパッチpatch[i]を挿入することができるまで、S104が再び実行される。
以下で、具体例を使用することにより、図2を参照して説明を提供する。
図2の左側を参照すると、5個の第1のパッチがパッチ21〜25として連続的にソートされ、投影方向がそれぞれ文字C、F、A、D、Aによって識別されると仮定する。占有マップが十分に大きいと仮定すると、S105は実行されない。点群データのパッキング方法は以下の通りである:パッチのソーティング順序に基づいてパッチ21を取得し、パッチ21を占有マップに左から右、上から下の方向に挿入し、パッチ22を取得し、パッチ22を占有マップに左から右、上から下の方向に挿入し、パッチ23を取得し、パッチ23を占有マップに左から右、上から下の方向に挿入し、パッチ24を取得し、パッチ24を占有マップに左から右、上から下の方向に挿入し、パッチ25を取得し、パッチ25を占有マップに左から右、上から下の方向に挿入する。
点群データのパッキング(packing)が完了した後に、現在フレーム内のすべてのパッチの占有マップ内の位置が決定されてよい。次いで、パッチの補助情報が符号化されてよい。
(3)補助情報符号化段階
パッチの以下のいくつかのタイプの補助情報を符号化することが主に含まれる。補助情報は、u0、v0、u1、v1、d1、sizeU0、およびsizeV0のうちの少なくとも1つを含んでよい。固定ビット数の固定長コーディングが、u0、v0、u1、v1、およびd1に使用されてよい。インデックスゴロムライス(Glomb Rice)コーディングが、sizeU0およびsizeV0に使用されてよい。前述の符号化方法は、他の補助情報を符号化するために使用されてもよいことに留意されたい。
符号化方法における入力情報は、現在フレーム内のM個のパッチおよび各パッチの補助情報である。入力情報はビットストリームを取得するために符号化されてよく、ビットストリームは復号装置の入力情報として使用される。
図4は、既存の符号化方法のフローチャートである。図4に示されたように、既存の符号化方法は、各フレーム内のパッチの補助情報を別々に処理するために使用され、以下のステップを含んでよい。
S201.現在フレーム内のM個のパッチに対して32ビット符号化を実行する。
たとえば、Mは200に等しい。符号化後に取得されたビットストリームは0xC8を含んでよい。
S202.パッチの補助情報を符号化し、ここで、補助情報は、u0、v0、u1、v1、およびd1のうちの少なくとも1つを含む。
補助情報のタイプごとに、現在フレーム内のすべてのパッチの補助情報のタイプの最大値が取得される。最大値に基づいてコーディングに必要なビット数が決定され、コーディング用のビット数に対して8ビット符号化が実行される。現在フレーム内のすべてのパッチの補助情報のタイプは、コーディング用のビット数に基づいて符号化される。
以下で、具体例を使用して説明を提供する。
補助情報がu0およびv0を含み、現在フレーム内に3つのパッチが存在し、3つのパッチの補助情報u0の10進値がそれぞれ2、5、および9であり、3つのパッチの補助情報v0の10進値がそれぞれ3、4、および7であると仮定する。
符号化方法は、具体的に以下の通りである。
補助情報u0の場合、現在フレーム内の3つのパッチの補助情報u0は{2,5,9}であり、その中で最大値は9である。固定ビット数の固定長コーディングが9に対して使用され、コーディングに必要なビット数は4である。コーディング用のビット数4に対して最初に8ビット符号化が実行され、符号化後に取得されたビットストリームは0x4を含む。次いで、コーディング用のビット数4に基づいて、現在フレーム内の3つのパッチの補助情報u0が連続して符号化され、符号化後に取得されたビットストリームは、0x2、0x5、および0x9を含む。
補助情報v0の場合、現在フレーム内の3つのパッチの補助情報v0は{3,4,7}であり、その中で最大値は7である。固定ビット数の固定長コーディングが7に対して使用され、コーディングに必要なビット数は3である。コーディング用のビット数3に対して最初に8ビット符号化が実行され、符号化後に取得されたビットストリームは0x3を含む。次いで、コーディング用のビット数3に基づいて、現在フレーム内の3つのパッチの補助情報v0が連続して符号化され、符号化後に取得されたビットストリームは、0x3、0x4、および0x7を含む。
S203.パッチの補助情報を符号化し、ここで、補助情報はsizeU0およびsizeV0を含む。
補助情報sizeU0の場合、現在フレーム内の第iのパッチの補助情報差delta_sizeU0=sizeU0−pre_sizeU0が取得され、delta_sizeU0に対してインデックスGlomb Riceコーディングが実行され、ここで、sizeU0は第iのパッチの補助情報sizeU0を表し、pre_sizeU0は第(i−1)のパッチの補助情報sizeU0を表し、0<i≦Mである。
補助情報sizeV0の場合、現在フレーム内の第iのパッチの補助情報差delta_sizeV0=pre_sizeV0−sizeV0が取得され、delta_sizeV0に対してインデックスGlomb Riceコーディングが実行され、ここで、sizeV0は第iのパッチの補助情報sizeV0を表し、pre_sizeV0は第(i−1)のパッチの補助情報sizeV0を表す。
現在フレーム内の第1のパッチの補助情報差が取得されるべきとき、pre_sizeU0は第1のプリセット値、たとえば0であってよく、pre_sizeV0は第2のプリセット値であってよい。
符号化プロセスでは、S202およびS203の実行順序は限定されないことに留意されたい。S202において、複数のタイプの補助情報が存在する場合、様々なタイプの補助情報の符号化順序は限定されない。たとえば、3つのタイプの補助情報:u1、v1、およびd1が存在する場合、符号化順序は、現在フレーム内の前のパッチのu1、v1、およびd1を符号化し、現在フレーム内の現在のパッチのu1、v1、およびd1を符号化し、現在フレーム内の次のパッチのu1、v1、およびd1を符号化するなどであってよい。あるいは、符号化順序は、現在フレーム内のすべてのパッチのu1を符号化し、現在フレーム内のすべてのパッチのv1を符号化し、現在フレーム内のすべてのパッチのd1を符号化するであってよい。同様に、S203において、sizeU0およびsizeV0の符号化順序は限定されない。符号化装置および復号装置は、符号化順序および復号順序を事前に定義できることに留意されたい。
(4)補助情報復号段階
復号方法における入力情報は、符号化装置によって出力されたビットストリームである。復号方法は符号化方法に対応する。
以下で、補助情報がu0、v0、u1、v1、d1、sizeU0、およびsizeV0を含み、u0、v0、u1、v1、およびd1がsizeU0およびsizeV0の前に符号化される例を使用することにより、既存の復号方法を記載する。既存の復号方法は、各フレーム内のパッチの補助情報を別々に処理するために使用され、以下のステップを含んでよい。
S301.現在フレーム内のM個のパッチを取得するために、ビットストリームから32ビットを復号する。
S302.u0、v0、u1、v1、およびd1の最大値を符号化するために必要なビット数を連続して取得するために、ビットストリームから連続する5個の8ビットを復号する。
S303.現在フレーム内のパッチのu0、v0、u1、v1、およびd1の値を取得するために、現在フレーム内のM個のパッチ、ならびにu0、v0、u1、v1、およびd1にそれぞれ対応するコーディング用のビット数に基づいて、ビットストリームからの復号を連続して実行する。
S304.現在フレーム内の各パッチのsizeU0についての差delta_sizeU0および現在フレーム内の各パッチのsizeV0についての差delta_sizeV0を取得するために、インデックスGlomb Rice方法を使用して現在フレーム内のM個のパッチに基づいて復号を実行し、sizeU0=pre_sizeU0+delta_sizeU0およびsizeV0=pre_sizeV0−delta_sizeV0に従って、現在フレーム内の各パッチのsizeU0およびsizeV0の値を取得する。
既存の補助情報の符号化方法および復号方法は、各フレーム内のパッチの補助情報に対して別々に符号化処理および復号処理を実行するためにのみ使用されるが、連続するフレームの点群データの間に非常に密接な相関関係が存在し、補助情報コーディングの圧縮パフォーマンス損失がもたらされることを知ることができる。
以下で、具体的な実施形態を使用することにより、本出願における詳細な技術的解決策、および本出願における技術的解決策を通して前述の技術的問題を解決する方式を記載する。以下のいくつかの具体的な実施形態は互いに組み合わされてよく、同じまたは同様の概念またはプロセスは、いくつかの実施形態では繰り返し記載されない場合がある。
本出願の明細書、特許請求の範囲、および添付図面において、「第1の」、「第2の」、「第3の」、「第4の」など(存在する場合)という用語は、同様のオブジェクトを区別するものであり、必ずしも特定の順序または順番を示すとは限らない。
図5は、本出願の実施形態1による符号化方法のフローチャートである。この実施形態において提供される符号化方法は、符号化装置によって実行されてよい。図5に示されたように、この実施形態において提供される符号化方法は、以下のステップを含んでよい。
S401.現在フレーム内のM個の第1のパッチからX個の第1のパッチを決定する。
X個の第1のパッチとX個の第2のパッチとの間に事前設定された整合関係が存在し、X個の第2のパッチは現在フレームの前のフレームに含まれ、XはM以下であり、XとMの両方は正の整数である。
具体的には、現在フレーム内のパッチは第1のパッチと呼ばれる場合があり、現在フレーム内のパッチの数はMである。現在フレームの前のフレーム内のパッチは第2のパッチと呼ばれる場合がある。現在フレーム内のX個の第1のパッチと前のフレーム内のX個の第2のパッチとの間に事前設定された整合関係が存在する。言い換えれば、連続するフレームの点群データの間に特定の相関関係が存在することは、X個の第1のパッチおよびX個の第2のパッチから知ることができる。相関関係は、次の符号化および復号の中に利用することができる。
MおよびXの具体的な値は、この実施形態では限定されないことに留意されたい。加えて、前のフレーム内の第2のパッチの数がN0と定義された場合、XはN0以下である。言い換えれば、X≦min(M,N0)であり、ここで、min(M,N0)はMとN0の小さい方である。場合によっては、Xはプリセット値であってよく、符号化装置および復号装置に既知の値である。たとえば、X=min(M,N0)である。
S402.X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報を取得する。
補足情報については、表1を参照されたい。詳細は本明細書では再び記載されない。
補助情報は、表1に示された様々なタイプの補助情報を含んでよいが、それらに限定されず、他のパッチ関連情報をさらに含んでよいことに留意されたい。場合によっては、補助情報は、パッチのインデックス値をさらに含んでよく、インデックス値は、すべてのパッチの中のパッチのシーケンス番号を示す。たとえば、現在フレーム内のM個の第1のパッチのソーティング順序に基づいて、第1のパッチのインデックス値は、続けて0、1、2、…、M−2、およびM−1、または1、2、…、M−1、およびMであってよい。
S403.X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個のグループの補助情報差を取得する。
具体的には、1つの第1のパッチの補助情報および1つの第2のパッチの補助情報に基づいて、1つのグループの補助情報差が取得されてよい。このようにして、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個のグループの補助情報差が取得される。補助情報のタイプの数は、この実施形態では限定されないことに留意されたい。1つまたは複数のタイプの補助情報が存在してよい。1つのタイプの補助情報が存在するとき、1つのグループの補助情報差はただ1つの値を含む。複数のタイプの補助情報が存在するとき、1つのグループの補助情報差は複数の値を含み、各値は1つのタイプの補助情報に対応する。
以下で、具体例を使用することにより、表1を参照して説明を提供する。
表1において具体的にu0である1つのタイプの補助情報が存在すると仮定すると、1つのグループの補助情報差はdelta_u0=u0−pre_u0である。式の中のu0は第1のパッチの補助情報u0を表し、式の中のpre_u0は第2のパッチの補助情報u0を表す。
表1において具体的にu0、v0、u1、v1、d1、sizeU0、およびsizeV0である7個のタイプの補助情報が存在すると仮定すると、1つのグループの補助情報差はdelta_x=x−pre_xである。式の中のxは第1のパッチの補助情報xを表し、式の中のpre_xは第2のパッチの補助情報xを表し、xはu0、v0、u1、v1、d1、sizeU0、またはsizeV0であってよい。具体的には、補助情報差のグループは、{delta_u0,delta_v0,delta_u1,delta_v1,delta_d1,delta_sizeU0,delta_sizeV0}である。
場合によっては、一実装形態では、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個のグループの補助情報差を取得するステップは、
X個の第1のパッチのソーティング順序およびX個の第2のパッチのソーティング順序に基づいて、X個の第1のパッチの中の第kの第1のパッチの補助情報と、X個の第2のパッチの中の第kの第2のパッチの補助情報との間の差を、X個のグループの補助情報差の中の第kのグループの補助情報差として決定するステップであって、k=1,…,Zである、ステップを含んでよい。
具体的には、X個の第1のパッチとX個の第2のパッチとの間に事前設定された整合関係が存在する。この実装形態では、同じシーケンス番号を有する第1のパッチおよび第2のパッチは、X個の第1のパッチのソーティング順序およびX個の第2のパッチのソーティング順序に基づいて互いに整合する。したがって、第kの第1のパッチの補助情報と第kの第2のパッチの補助情報との間の差は、第kのグループの補助情報差として決定される。
X個のグループの補助情報差を取得するために、各第1のパッチの補助情報および第1のパッチと同じシーケンス番号を有する第2のパッチの補助情報に対して減算が対応して実行される。これにより、差を計算する複雑さが簡略化され、それによって符号化速度が上がる。
場合によっては、別の実装形態では、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個のグループの補助情報差を取得するステップは、
X個の第1のパッチの補助情報と、X個の第1のパッチに対応して整合するX個の第2のパッチの補助情報との間の差を、X個のグループの補助情報差として決定するステップ
を含んでよく、
方法は、
整合情報を取得するステップであって、整合情報が、X個の第1のパッチとX個の第2のパッチとの間の整合関係を示す、ステップと、
整合情報を符号化するステップと
をさらに含んでよい。
具体的には、X個の第1のパッチとX個の第2のパッチとの間に事前設定された整合関係が存在する。この実装形態では、X個の第1のパッチの中の第2のパッチと整合する第1のパッチのシーケンス番号は、X個の第2のパッチの中の第2のパッチのシーケンス番号と同じであっても異なってもよい。X個の第1のパッチの補助情報と、X個の第1のパッチに対応して整合するX個の第2のパッチの補助情報との間の差が、X個のグループの補助情報差として決定される。これにより、符号化精度が向上し、それによってコーディングパフォーマンスが改善される。
場合によっては、整合情報は、X個の第1のパッチのインデックス値およびX個の第2のパッチのインデックス値を含んでよい。たとえば、X=3であり、3つの第1のパッチのインデックス値は続けて0、1、2であり、3つの第2のパッチのインデックス値は続けて0、1、2である。インデックス値が0である第1のパッチが、インデックス値が0である第2のパッチと整合し、インデックス値が1である第1のパッチが、インデックス値が2である第2のパッチと整合し、インデックス値が2である第1のパッチが、インデックス値が1である第2のパッチと整合すると仮定する。この場合、整合情報は、3つの第1のパッチのインデックス値{0,1,2}および3つの第2のパッチのインデックス値{0,2,1}を含んでよい。
場合によっては、整合情報は、X個の第1パッチのインデックス値およびX個のインデックス差を含んでよく、X個のインデックス差は、X個の第1パッチのインデックス値と、X個の第1パッチと整合するX個の第2パッチのインデックス値との間の差である。前述の例がまだ使用されている。X個の第1のパッチのインデックス値は{0,1,2}であり、X個の第1のパッチと整合するX個の第2のパッチのインデックス値は{0,2,1}である。その結果、X個のインデックス差は、{0−0,1−2,2−1}={0,−1,1}であってよい。この場合、整合情報は、3つの第1のパッチのインデックス値{0,1,2}、および3つのインデックス差{0,−1,1}を含んでよい。
場合によっては、X個の第1のパッチのシーケンス番号が、それぞれ、X個の第1のパッチと整合するX個の第2のパッチのシーケンス番号と同じである場合、整合情報は1bitの指示情報を含んでよい。場合によっては、1bitの指示情報は0または1であってよい。
1bitの指示情報は、互いに整合する第1のパッチおよび第2のパッチが同じシーケンス番号を有することを示すために使用される。これにより、ビットストリームがさらに圧縮され、それによってコーディング効率が改善される。
S404.X個のグループの補助情報差を符号化する。
具体的には、X個の第1のパッチとX個の第2のパッチとの間に事前設定された整合関係が存在するので、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個のグループの補助情報差が取得される。X個のグループの補助情報差が符号化される。これは、2つの隣接するフレームのデータ間の相関関係を考慮する。したがって、コーディング損失が減少し、コーディング/圧縮パフォーマンスが改善される。
X個のグループの補助情報差を符号化するための方法は、この実施形態では限定されないことに留意されたい。符号化方法が復号方法に対応していれば、既存の符号化方法が使用されてよい。場合によっては、X個のグループの補助情報差は、インデックスGlomb Riceコーディングを介して符号されてよい。
この実施形態おいて提供された符号化方法では、X個の第1のパッチは、現在フレーム内のM個の第1のパッチから決定され、X個の第1のパッチと現在フレームの前のフレーム内のX個の第2のパッチとの間に事前設定された整合関係が存在し、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいてX個のグループの補助情報差が取得され、X個のグループの補助情報差が符号化されることを知ることができる。これは、2つの隣接するフレームのデータ間の相関関係を考慮する。したがって、コーディング損失が減少し、コーディング/圧縮パフォーマンスが改善される。
場合によっては、この実施形態において提供された符号化方法は、
Mを符号化するステップ
をさらに含んでよい。
Mを符号化するための方法は、この実施形態では限定されないことに留意されたい。符号化方法が復号方法に対応していれば、既存の符号化方法が使用されてよい。場合によっては、Mは、コーディング用の事前設定されたビット数を有する固定長コーディングを介して符号化されてよい。コーディング用の事前設定されたビット数の具体的な値は、この実施形態では限定されず、たとえば、32ビットであってよい。
場合によっては、この実施形態において提供された符号化方法は、
Xを符号化するステップ
をさらに含んでよい。
具体的には、Xが符号化され、その結果、前のフレーム内の第2のパッチと整合する現在フレーム内の第1のパッチの数は、復号中に明確に知ることができる。これにより、コーディング効率が改善される。
場合によっては、Xを符号化するステップは、
Mに基づいてコーディング用の第4のビット数を決定するステップと、
コーディング用の第4のビット数に基づいてXを符号化するステップと
を含んでよい。
具体的には、XはM以下であり、したがって、Xを符号化するために必要なコーディング用の最大ビット数(コーディング用の第4ビット数)は、Mに基づいて決定されてよい。次いで、コーディング用の第4ビット数に基づいてXが符号化される。これにより、ビットストリームをさらに圧縮することができ、それによってコーディング/圧縮パフォーマンスが改善される。
以下で、具体例を使用して説明を提供する。
たとえば、M=200であり、X=90である。M=200に基づいて、コーディング用の第4ビット数が16であると決定されてよい。この場合、Xは16bitに基づいて符号化されてよく、符号化後に取得されるビットストリームは0×5Aを含んでよい。
場合によっては、一実装形態では、事前設定された整合関係は、以下の、
現在フレームの前のフレーム内のN個の第2のパッチを取得するステップであって、Nが正の整数である、ステップ、
N個の第2のパッチの中の第iの第2のパッチ(i=1,…,N)の場合、整合に失敗したj個の第1のパッチと第iの第2のパッチとの間の関連付け値Qijを取得し、最大関連付け値Qikを決定するステップであって、整合に失敗したj個の第1のパッチの投影方向が第iの第2のパッチの投影方向と同じである、ステップ、および
Qikが事前設定されたしきい値よりも大きい場合、Qikに対応する第kの第1のパッチが第iの第2のパッチと整合すると判断するステップであって、第kの第1のパッチが、整合に失敗したj個の第1のパッチのうちの1つである、ステップ、または
Qikが事前設定されたしきい値以下である場合、第1のパッチが第iの第2のパッチと整合しないと判断するステップ
に従って決定されてよい。
以下で、具体例を使用して説明を提供する。
N=10であると仮定する。第2のパッチのソーティング順序に基づいて、10個の第2のパッチはpre_patch[i]として識別されてよく、ここで、i=1,…,10であり、対応するインデックス値は1〜10であってよい。M=20であると仮定する。第1のパッチのソーティング順序に基づいて、20個の第1のパッチはpatch[k]として識別されてよく、ここで、k=1,…,20であり、対応するインデックス値は1〜20であってよい。事前設定されたしきい値は、thrとして識別されてよい。
N個の第2のパッチがトラバースされる。(インデックス値1を有する)pre_patch[1]が最初に取得され、次いで第1のセットがトラバースされる。第1のセットは、整合に失敗したT個の第1のパッチを含む。この場合、T=M=20であり、第1のセットは、pre_patch[j]として識別されてよい20個の第1のパッチを含み、ここで、j=1,…,20であり、対応するインデックス値は1〜20である。投影方向がpre_patch[1]の投影方向と同じである第1のセット内の第1のパッチは、patch[1]およびpatch[2]であると仮定する。次いで、pre_patch[1]とpatch[1]との間の関連付け値Q11、およびpre_patch[1]とpatch[2]との間の関連付け値Q12が取得される。Q11>Q12であると仮定すると、Q11は事前設定されたしきい値thrと比較される。Q11>thrである場合、pre_patch[1]がpatch[1]と整合すると判断される。言い換えれば、現在フレーム内のインデックス値が1である第1のパッチは、前のフレーム内のインデックス値が1である第2のパッチと整合する。新しい第1のセットを構成するために、(インデックス値1を有する)patch[1]が第1のセットから削除される。この場合、新しい第1のセットは、pre_patch[j]として再識別されてよい19個の第1のパッチを含み、ここで、0<j≦19であり、対応するインデックス値は2〜20である。
引き続きN個の第2のパッチがトラバースされる。(インデックス値2を有する)pre_patch[2]が取得され、第1のセットがトラバースされる。この場合、T=19である。投影方向がpre_patch[2]の投影方向と同じである第1のセット内の第1のパッチは、patch[3]およびpatch[4]であると仮定する。次いで、pre_patch[2]とpatch[3]との間の関連付け値Q23、およびpre_patch[2]とpatch[4]との間の関連付け値Q24が取得される。Q24>Q23であると仮定すると、Q24は事前設定されたしきい値thrと比較される。Q24<thrである場合、それは、現在フレーム内の第1のパッチがpre_patch[2]と整合しないことを示す。この場合、第1のセットは変更されないままである。その後、N個の第2のパッチすべてがトラバースされるまで、引き続き次の第2のパッチがトラバースされる。
N個の第2のパッチおよびM個の第1のパッチをトラバースし、第1のパッチと投影方向が同じである第2のパッチとの間の関連付け値を比較することにより、N個の第2のパッチと1対1の整合関係にあるすべての第1のパッチを決定できることを知ることができる。
事前設定されたしきい値の具体的な値は、この実施形態では限定されず、必要に応じて設定されることに留意されたい。
Nの具体的な値は、この実施形態では限定されず、必要に応じて設定されることに留意されたい。N≦N0であり、N0は前のフレーム内の第2のパッチの数を表す。N0個の第2のパッチからN個の第2のパッチを取得する方式は、この実施形態では限定されないことに留意されたい。たとえば、最初のN個の第1のパッチは、N0個の第1のパッチのソーティング順序に基づいて取得されてよい。
場合によっては、関連付け値Qijは、第1の基準値を第2の基準値で除算することによって得られる商であってよく、
第1の基準値は、第1の占有行列と第2の占有行列の交差領域の面積であり、第2の基準値は、第1の占有行列と第2の占有行列の結合領域の面積であるか、または
第1の基準値は、第1の占有行列の有効領域と第2の占有行列の有効領域の交差領域に含まれるサンプルの数であり、第2の基準値は、第1の占有行列の有効領域と第2の占有行列の有効領域の結合領域に含まれるサンプルの数であり、
第1の占有行列の有効領域は、第jの第1のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、第2の占有行列の有効領域は、第iの第2のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、第1の占有行列は第1の占有行列の有効領域に対応する行列領域であり、第2の占有行列は第2の占有行列の有効領域に対応する行列領域である。
場合によっては、事前設定された整合関係が決定される前に、方法は、
M個の第1のパッチをソートするステップ
をさらに含んでよい。
具体的には、M個の第1のパッチは、占有マップ内の第1のパッチの高さの降順でソートされてよい。同じ高さをもつ複数の第1のパッチの場合、複数の第1のパッチは、占有マップ内の第1のパッチの幅の降順でソートされてよく、その結果、M個の第1のパッチのソーティングが完了する。たとえば、図2の右側に示されたように、パッチ31〜34のソーティング順序のみが説明用の例として使用される。占有マップ内のパッチの高さの降順は、続けてパッチ31、パッチ32、パッチ33、およびパッチ34である。占有マップ内のパッチ32とパッチ33の高さは同じなので、パッチ32およびパッチ33は、占有マップ内のパッチの幅の降順でソートされる。この場合、パッチ31〜パッチ34がソートされた後に得られる順番は、続けてパッチ31、パッチ32、パッチ33、およびパッチ34である。
現在フレーム内のM個の第1のパッチと前のフレーム内のN個の第2のパッチとの間の整合関係が決定される前に、M個の第1のパッチがソートされ、その結果、第1のパッチと第2のパッチの整合速度を上げることができ、それによって符号化処理速度が上がる。
場合によっては、この実施形態において提供された符号化方法では、O個の第1のパッチとN個の第2のパッチとの間に整合関係が存在すると判断された場合、現在フレーム内のM個の第1のパッチからX個の第1のパッチを決定するステップは、
O個の第1のパッチからX個の第1のパッチを決定するステップであって、O個の第1のパッチがN個の第2のパッチと整合する第1のパッチであり、O≧Xである、ステップ
を含んでよい。
具体的には、X個の第1のパッチは、N個の第2のパッチと整合するすべての第1のパッチから決定されてよい。言い換えれば、X≦Oであり、OはN個の第2のパッチと1対1の整合関係にある第1のパッチの数を表す。
場合によっては、別の実装形態では、事前設定された整合関係は、
X個の第1のパッチのソーティング順序およびX個の第2のパッチのソーティング順序に基づいて、X個の第1のパッチの中の第kの第1のパッチがX個の第2のパッチの中の第kの第2のパッチと整合することを含んでよく、ここで、k=1,…,Xである。
同じシーケンス番号を有する第1のパッチと第2のパッチは互いに整合することが指定されている。これにより、整合関係が簡略化され、符号化速度が上がる。
符号化プロセスでは、X個のグループの補助情報差の符号化とMの符号化の実行順序は限定されないことに留意されたい。複数のタイプの補助情報が存在する場合、X個のグループの補助情報差を符号化するプロセスにおいて、符号化装置および復号装置が符号化順序および復号順序を事前定義していれば、様々なタイプの補助情報の符号化順序は限定されない。
この実施形態は、現在フレーム内のM個の第1のパッチからX個の第1のパッチを決定するステップと、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報を取得するステップと、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個のグループの補助情報差を取得するステップとを含む、符号化方法を提供する。この実施形態において提供された符号化方法によれば、X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて取得されたX個のグループの補助情報差は、2つの隣接するフレームの点群データの間の相関関係を使用して符号化される。これにより、コーディング損失が減少し、コーディング/圧縮パフォーマンスが改善される。
図6は、本出願の実施形態2による符号化方法のフローチャートである。図5に示された方法実施形態1に基づいて、この実施形態において提供される符号化方法は符号化方法の別の実装形態であり、主として、X<Mであるとき、X個の第1のパッチ以外のM個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの補助情報を符号化するための方法である。図6に示されたように、この実施形態において提供される符号化方法は、以下のステップをさらに含んでよい。
S501.M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの補助情報を取得し、ここで、Y=M−Xである。
S502.Y個の第1のパッチの補助情報の最大値Aを取得する。
S503.最大値Aに基づいて、Y個の第1のパッチの補助情報をコーディングするための第1のビット数を決定する。
S504.コーディング用の第1のビット数を符号化する。
S505.コーディング用の第1のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの補助情報を符号化する。
コーディング用の第1のビット数を符号化する実装形態は、この実施形態では限定されないことに留意されたい。場合によっては、コーディング用の第1のビット数は、事前設定されたビット数に基づいて符号化されてよい。コーディング用の事前設定されたビット数の具体的な値は、この実施形態では限定されず、たとえば、8である。
補助情報のタイプの数は、この実施形態では限定されないことに留意されたい。場合によっては、補助情報は、以下の3次元座標系におけるパッチの最小X座標値(u1)、3次元座標系におけるパッチの最小Y座標値(v1)、3次元座標系におけるパッチの最小Z座標値(d1)、投影方向の占有マップ内のパッチの最小X座標値(u0)、および投影方向の占有マップ内のパッチの最小Y座標値(v0)のうちの少なくとも1つを含んでよい。
以下で、例を使用することにより、表1を参照して説明を提供する。
M=10、X=7、およびY=3であり、補助情報はu0およびv0を含むと仮定する。7個の第1のパッチの補助情報が符号された後、残りの3つの第1のパッチの補助情報が符号化される必要がある。残りの3つの第1のパッチの補助情報u0の10進値は、それぞれ、2、5、および9であり、残りの3つの第1のパッチの補助情報v0の10進値は、それぞれ、3、4、および7である。コーディング用の事前設定されたビット数は8である。
符号化方法は、具体的に以下の通りである。
補助情報u0の場合、3つの第1のパッチの補助情報u0は{2,5,9}で、その中の最大値は9であり、コーディングに必要なビット数は4である。最初に、コーディング用のビット数4に対して8bit符号化が実行され、符号化後に取得されたビットストリームは0x4を含む。次いで、コーディング用のビット数4に基づいて、3つの第1パッチの補助情報u0が連続して符号化され、符号化後に取得されたビットストリームは、0x2、0x5、および0x9を含む。
補助情報v0の場合、3つの第1のパッチの補助情報v0は{3,4,7}で、その中の最大値は7であり、コーディングに必要なビット数は3である。最初に、コーディング用のビット数3に対して8bit符号化が実行され、符号化後に取得されたビットストリームは0x3を含む。次いで、コーディング用のビット数3に基づいて、3つの第1パッチの補助情報v0が連続して符号化され、符号化後に取得されたビットストリームは、0x3、0x4、および0x7を含む。
符号化プロセスでは、Y個の第1のパッチの補助情報とコーディング用の第3のビット数を符号化する実行順序は限定されないことに留意されたい。複数のタイプの補助情報が存在する場合、符号化装置および復号装置が符号化順序および復号順序を事前定義していれば、様々なタイプの補助情報の符号化順序は限定されない。
この実施形態は、Y個の第1のパッチの補助情報を取得するステップと、Y個の第1のパッチの補助情報の最大値Aを取得するステップと、最大値Aに基づいて、Y個の第1のパッチの補助情報をコーディングするための第1のビット数を決定するステップと、コーディング用の事前設定されたビット数に基づいて、コーディング用の第1のビット数を符号化するステップと、コーディング用の第1のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの補助情報を符号化するステップとを含む、符号化方法を提供する。この実装形態において提供された符号化方法によれば、コーディングに必要なビット数は、残りのY個の第1のパッチの補助情報に基づいて決定される。これにより、すべてのM個の第1のパッチの補助情報に基づいてコーディングに必要なビット数を決定することが回避される。これにより、処理対象データのデータ量が削減され、コーディングの効率および適切性が改善され、コーディングパフォーマンスが改善される。
図7は、本出願の実施形態3による符号化方法のフローチャートである。図5に示された方法実施形態1に基づいて、この実施形態において提供される符号化方法は符号化方法のさらに別の実装形態であり、主として、X<Mであるとき、X個の第1のパッチ以外のM個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの補助情報を符号化するための方法である。図7に示されたように、この実施形態において提供される符号化方法は、以下のステップをさらに含んでよい。
S601.M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチのZ個のタイプの補助情報を取得し、ここで、Y=M−Xであり、Z≧1である。
S602.X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bk、およびY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akを取得し、ここで、k=1,…,Zである。
S603.最大値Bkが最大値Ak以上である場合、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルであると判断し、最大値Bkに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化し、ここで、k=1,…,Zである。
S604.最大値Bkが最大値Akよりも小さい場合、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルであると判断し、最大値Akに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第3のビット数を決定し、コーディング用の第3のビット数を符号化し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化し、ここで、k=1,…,Zである。
S605.第1の識別情報を符号化する。
場合によっては、第1のシンボルは0であってよく、第2のシンボルは1であってよいか、または第1のシンボルは1であってよく、第2のシンボルは0であってよい。
場合によっては、補助情報は、以下の3次元座標系におけるパッチの最小X座標値(u1)、3次元座標系におけるパッチの最小Y座標値(v1)、3次元座標系におけるパッチの最小Z座標値(d1)、投影方向の占有マップ内のパッチの最小X座標値(u0)、および投影方向の占有マップ内のパッチの最小Y座標値(v0)のうちの少なくとも1つを含んでよい。
コーディング用の第3のビット数を符号化する実装形態は、この実施形態では限定されないことに留意されたい。場合によっては、コーディング用の第3のビット数は、事前設定されたビット数に基づいて符号化されてよい。コーディング用の事前設定されたビット数の具体的な値は、この実施形態では限定されず、たとえば、8である。
第1の識別情報を符号化する実装形態は、この実施形態では限定されないことに留意されたい。場合によっては、第1の識別情報は、事前設定されたビット数に基づいて符号化されてよい。コーディング用の事前設定されたビット数の具体的な値は、この実施形態では限定されず、たとえば、8またはZである。Zは補助情報のタイプの数を表す。
以下で、具体例を使用することにより、表1を参照して詳細説明を提供する。
5個のタイプの補助情報:u0、v0、u1、v1、およびd1が存在し、第1の識別情報は、A=abcdeによって識別される5個のbitを含む。ビットa、b、c、d、およびeは、u0、v0、u1、v1、およびd1に1対1に対応する。第1のシンボルは0であり、第2のシンボルは1である。
X個の第1のパッチの5個のタイプの補助情報、すなわち、u0、v0、u1、v1、およびd1の最大値は、それぞれ、max_u0、max_v0、max_u1、max_v1、およびmax_d1である。Y個の第1のパッチの5個のタイプの補助情報、すなわち、u0、v0、u1、v1、およびd1の最大値は、それぞれ、max_u0’、max_v0’、max_u1’、max_v1’、およびmax_d1’である。
補助情報u0について、max_u0≧max_u0’である場合、a=0である。この場合、Y個の第1のパッチの補助情報u0をコーディングするための第2のビット数は、max_u0に基づいて決定されてよく、Y個の第1のパッチの補助情報u0は、コーディング用の第2のビット数に基づいて符号化される。たとえば、max_u0=7であり、コーディング用の第2のビット数は3である。次いで、Y個の第1のパッチの補助情報u0が、コーディング用の第2のビット数3に基づいて符号化される。max_u0<max_u0’である場合、a=1である。この場合、Y個の第1のパッチの補助情報u0をコーディングするための第3のビット数は、max_u0に基づいて決定されてよく、Y個の第1のパッチの補助情報u0は、コーディング用の第3のビット数に基づいて符号化される。
同様に、補助情報v0、u1、v1、およびd1について、b、c、d、およびeの値が0であるか1であるかは、比較結果に基づいて決定されてよい。第1の識別情報の具体的な値については、表2を参照されたい。
Figure 2021510987
この実施形態では、X個の第1のパッチの補助情報は、X個のグループの補助情報の差を符号化することによって取得される。X個の第1パッチの補助情報が最初に符号化された場合、X個の第1パッチの補助情報はそれに対応して最初に復号される。言い換えれば、復号装置は、最初にX個の第1のパッチの補助情報を取得する。符号化中に、X個の第1のパッチの補助情報の最大値が、Y個の第1のパッチの補助情報の最大値と比較される。X個の第1のパッチの補助情報の最大値がY個の第1のパッチの補助情報の最大値以上である場合、X個の第1のパッチの補助情報の最大値に基づいて決定されたコーディングに必要なビット数は、Y個の第1のパッチの補助情報を符号化するために、Y個の第1のパッチの補助情報をコーディングするためのビット数として使用されてよい。このようにして、Y個の第1のパッチの補助情報をコーディングするためのビット数が特別に符号化され、復号装置に通知される必要はない。これにより、ビットストリームがさらに圧縮され、それによってコーディング効率および圧縮パフォーマンスが改善される。それに対応して、復号中に、第1の識別情報内の各ビットの値に基づいて、Y個の第1のパッチの補助情報をコーディングするためのビット数がX個の第1のパッチの補助情報の最大値に基づいて決定されることが知られた場合、Y個の第1のパッチの補助情報をコーディングするためのビット数は、復号を介して取得されたX個の第1のパッチの補助情報に基づいて取得され、ビットストリームは、Y個の第1のパッチの補助情報を取得するために、コーディング用のビット数に基づいてさらに構文解析されてよい。
場合によっては、この実施形態において提供された符号化方法では、Z個のタイプの補助情報が存在し、Z>1である場合、第1の識別情報を符号化するステップの前に、方法は、
第1の識別情報内の少なくとも1つのビットが第2のシンボルであると判断するステップ
をさらに含んでよい。
具体的には、複数のタイプの補助情報が存在するとき、いくつかのタイプの補助情報の場合、X個の第1のパッチの補助情報のタイプの最大値は、Y個の第1のパッチの補助情報のタイプの最大値以上であり、いくつかの他のタイプの補助情報の場合、X個の第1のパッチの補助情報のタイプの最大値は、Y個の第1のパッチの補助情報のタイプの最大値よりも小さい。この場合、第1の識別情報が符号化される。
場合によっては、方法は、
第2の識別情報が第2のシンボルであると判断するステップと
第2の識別情報を符号化するステップと
をさらに含んでよい。
具体的には、(Fによって表される)第2の識別情報は1bitを含み、X個の第1のパッチのZ個のタイプの補助情報の最大値が、すべてY個の第1のパッチのZ個のタイプの補助情報の最大値以上であるかどうかを示す。このシナリオでは、第2の識別情報は第2のシンボルである。Z個のタイプの補助情報において、いくつかのタイプの補助情報の場合、X個の第1のパッチの補助情報のタイプの最大値は、Y個の第1のパッチの補助情報のタイプの最大値以上であり、いくつかの他のタイプの補助情報の場合、X個の第1のパッチの補助情報のタイプの最大値は、Y個の第1のパッチの補助情報のタイプの最大値よりも小さい。この場合、第1の識別情報と第2の識別情報の両方が符号化されてよい。場合によっては、第1の識別情報および第2の識別情報は別々に符号化されてよい。具体的には、第1の識別情報は事前設定されたビット数に基づいて符号化され、第2の識別情報は1bitに基づいて符号化される。たとえば、第1の識別情報がA=abcdeである場合、Aは5bitに基づいて符号化されてよく、第2の識別情報は1bitに基づいて符号化される。場合によっては、第1の識別情報および第2の識別情報は、事前設定されたビット数に基づいて一緒に符号化されてよい。たとえば、第1の識別情報がA=abcdeであり、第2の識別情報がF=fである場合、abcdefまたはfabcdeは、1バイトに基づいて符号化されてよい。
場合によっては、この実施形態において提供された符号化方法では、Z個のタイプの補助情報が存在し、Z>1であり、第1の識別情報内の各ビットが第1のシンボルである場合、方法は、
第2の識別情報が第1のシンボルであると判断するステップと、
第2の識別情報のみを符号化するステップと
をさらに含んでよい。
具体的には、(Fによって表される)第2の識別情報は1bitを含む。このシナリオでは、第2の識別情報は第1のシンボルである。Z個のタイプの補助情報において、補助情報のタイプごとに、X個の第1のパッチの補助情報のタイプの最大値は、Y個の第1のパッチの補助情報のタイプの最大値以上である。この場合、S604は実行されない。1bitの第2の識別情報のみが符号化される必要がある。これにより、ビットストリームがさらに圧縮され、それによってコーディング効率および圧縮パフォーマンスが改善される。たとえば、第2の識別情報の具体的な値については、表2を参照されたい。
符号化プロセスでは、Y個の第1のパッチの補助情報、第1の識別情報および/または第2の識別情報、ならびにコーディング用の第3のビット数を符号化する実行順序は限定されないことに留意されたい。複数のタイプの補助情報が存在する場合、符号化装置および復号装置が符号化順序および復号順序を事前定義していれば、様々なタイプの補助情報の符号化順序は限定されない。
たとえば、以下で、具体的な符号化順序を提供する。
ステップ1:M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチのZ個のタイプの補助情報を取得し、ここで、Y=M−Xである。
ステップ2:X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bk、およびY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akを取得し、ここで、k=1,…,Zである。
ステップ3:最大値Bkが最大値Ak以上である場合、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルであると判断するか、または最大値Bkが最大値Akよりも小さい場合、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2シンボルであると判断する。
ステップ4:第1の識別情報内の各ビットが第1のシンボルである場合、第2の識別情報が第1のシンボルであると判断し、第2の識別情報を符号化し、最大値Bkに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化し、ここで、k=1,…,Zである。
ステップ5:第1の識別情報内の少なくとも1つのビットが第2のシンボルである場合、第2の識別情報が第2のシンボルであると判断し、第1の識別情報および第2の識別情報を符号化し、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルである場合、最大値Bkに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化し、ここで、k=1,…,Zであり、または第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、最大値Akに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第3のビット数を決定し、コーディング用の第3のビット数を符号化し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化し、ここで、k=1,…,Zである。
この実装形態において提供された符号化方法によれば、X個の第1のパッチの補助情報の最大値は、Y個の第1のパッチの補助情報の最大値と比較され、次いで、Y個の第1のパッチの補助情報をコーディングするためのビット数が決定されてよい。X個の第1のパッチの補助情報の最大値に基づいて決定されたコーディング用のビット数がY個の第1のパッチの補助情報を符号化するために使用されると、ビットストリームがさらに圧縮され、それによってコーディング効率および圧縮パフォーマンスが改善される。
図8は、本出願の実施形態1による復号方法のフローチャートである。この実施形態において提供される復号方法は、図5〜図7に示された方法実施形態において提供された符号化方法に対応する。図8に示されたように、この実施形態において提供される復号方法は、以下のステップを含んでよい。
S701.ビットストリームに基づいて、現在フレーム内のX個の第1のパッチに対応するX個のグループの補助情報差を取得する。
現在フレーム内のM個の第1のパッチはX個の第1のパッチを含み、X個の第1のパッチと現在フレームの前のフレーム内のX個の第2のパッチとの間に事前設定された整合関係が存在し、XはM以下であり、XとMの両方は正の整数である。
S702.X個の第2のパッチの補助情報を取得する。
S703.X個のグループの補助情報差およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個の第1のパッチの補助情報を取得する。
場合によっては、X<Mである場合、この実施形態において提供された復号方法は、
ビットストリームに基づいてコーディング用の第1のビット数を取得するステップであって、コーディング用の第1のビット数が、M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの補助情報の最大値Aに基づいて符号化装置によって決定され、Y=M−Xである、ステップと、
コーディング用の第1のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてY個の第1のパッチの補助情報を取得するステップと
をさらに含む。
場合によっては、X<Mであり、Z個のタイプの補助情報が存在し、Z≧1である場合、この実施形態において提供された復号方法は、
ビットストリームに基づいて第1の識別情報を取得するステップと、
第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてM個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、k=1,…,Zである、ステップ、または
第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、ビットストリームに基づいてコーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに基づいて符号化装置によって決定され、k=1,…,Zである、ステップと
をさらに含む。
場合によっては、X<Mであり、Z個のタイプの補助情報が存在し、Z>1である場合、この実施形態において提供された復号方法は、
ビットストリームに基づいて識別情報を取得するステップと、
識別情報が第1の識別情報を含み、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてM個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、k=1,…,Zである、ステップ、
識別情報が第1の識別情報を含み、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、ビットストリームに基づいてコーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに基づいて符号化装置によって決定され、k=1,…,Zである、ステップ、
識別情報が第2の識別情報を含み、第2の識別情報が第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてM個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、k=1,…,Zである、ステップ、
識別情報が第1の識別情報および第2の識別情報を含み、第2の識別情報が第2のシンボルであり、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてM個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、k=1,…,Zである、ステップ、または
識別情報が第1の識別情報および第2の識別情報を含み、第2の識別情報が第2のシンボルであり、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、ビットストリームに基づいてコーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに基づいて符号化装置によって決定され、k=1,…,Zである、ステップと
をさらに含む。
たとえば、識別情報が第1の識別情報および第2の識別情報を含むと仮定すると、具体的な復号順序は以下のように提供される。
ステップ11:ビットストリームに基づいて第2の識別情報を取得する。
ステップ12:第2の識別情報が第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてM個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、ここで、k=1,…,Zである。
ステップ13:第2の識別情報が第2のシンボルである場合、第1の識別情報を取得する。
ステップ14:第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてM個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、ここで、k=1,…,Zである。
ステップ15:第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、ビットストリームに基づいてコーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、ここで、コーディング用の第3のビット数は、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに基づいて符号化装置によって決定され、k=1,…,Zである、
ステップ13において、第1の識別情報を取得する方式は、第1の識別情報および第2の識別情報を符号化する方式に基づいて決定される。場合によっては、第1の識別情報および第2の識別情報が別々に符号化された場合、たとえば、第1の識別情報がZbitに基づいて符号化され、第2の識別情報が1bitに基づいて符号化された場合、ビットストリームは第1の識別情報を取得するために復号される。場合によっては、第1の識別情報および第2の識別情報が一緒に符号化された場合、たとえば、第1の識別情報および第2の識別情報が1バイトに基づいて符号化された場合、第1の識別情報はステップ11において取得されている。
場合によっては、X個のグループの補助情報差およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個の第1のパッチの補助情報を取得するステップは、
X個のグループの補助情報差のソーティング順序およびX個の第2のパッチのソーティング順序に基づいて、X個のグループの補助情報差の中の第kのグループの補助情報差およびX個の第2のパッチの中の第kの第2のパッチの補助情報の合計を、X個の第1のパッチの中の第kの第1のパッチの補助情報として決定するステップ
を含む。
場合によっては、X個のグループの補助情報差およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個の第1のパッチの補助情報を取得するステップは、
ビットストリームに基づいて整合情報を取得するステップであって、整合情報が、X個の第1のパッチとX個の第2のパッチとの間の整合関係を示す、ステップと、
整合情報、X個のグループの補助情報差、およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個の第1のパッチの補助情報を取得するステップと
を含む。
場合によっては、この実装形態において提供された復号方法は、
Mに基づいてコーディング用の第4のビット数を決定するステップと、
コーディング用の第4のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてXを取得するステップと
をさらに含む。
場合によっては、補助情報は、以下の3次元座標系におけるパッチの最小X座標値(u1)、3次元座標系におけるパッチの最小Y座標値(v1)、3次元座標系におけるパッチの最小Z座標値(d1)、投影方向の占有マップ内のパッチの最小X座標値(u0)、および投影方向の占有マップ内のパッチの最小Y座標値(v0)のうちの少なくとも1つを含む。
本出願のこの実施形態において提供された復号方法は、図5〜図7に示された方法実施形態において提供された符号化方法に対応する。復号方法の技術的原理および技術的効果は、符号化方法の技術的原理および技術的効果と同様である。詳細は本明細書では再び記載されない。
本出願の一実施形態は、エンコーダによって実行され得る点群データのパッキング方法をさらに提供する。方法は、各フレームの点群データが個別にパックされるので、時間および空間の観点からパッチに整合性がないという既存の技術的な問題を解決するために使用される。
図2の左側および右側は、それぞれ、2つの隣接するフレームの点群データに対応する占有マップを示す。図2の左側に示されたように、前のフレーム内のパッチが個別にソートされ、最初の5個のパッチが続けてパッチ21〜25としてソートされる。パッチ21〜25は、パッチのソーティング順序に基づいて、占有マップに続けて挿入される。図2の右側に示されたように、後のフレーム内のパッチが個別にソートされ、最初の5個のパッチが続けてパッチ31〜35としてソートされる。パッチ31〜35は、パッチのソーティング順序に基づいて、占有マップに続けて挿入される。各フレーム内のパッチは個別にソートされるので、図2の左側のパッチ21およびパッチ22の位置は、それぞれ、2つの隣接するフレームの占有率マップ内の図2の右側のパッチ31およびパッチ32の位置と異なる。これは、時間および空間の観点からパッチの整合性に影響を与え、その後のパッチの補助情報の符号化中に圧縮パフォーマンスの損失をもたらし、それによってコーディングパフォーマンスが影響を受ける。
本出願のこの実施形態において提供される点群データのパッキング方法は、主として図3のS101を含み、図3のステップと同様の他のステップを含む。本出願のこの実施形態において提供される点群データのパッキング方法では、現在フレーム内のM個の第1のパッチをソートするステップは、
現在フレームの前のフレーム内のN個の第2のパッチを取得するステップであって、Nが正の整数である、ステップと、
N個の第2のパッチの中の第iの第2のパッチ(i=1,…,N)の場合、整合に失敗したj個の第1のパッチと第iの第2のパッチとの間の関連付け値Qijを取得し、最大関連付け値Qikを決定するステップであって、整合に失敗したj個の第1のパッチの投影方向が第iの第2のパッチの投影方向と同じである、ステップと、
Qikが事前設定されたしきい値よりも大きい場合、Qikに対応する第kの第1のパッチが第iの第2のパッチと整合すると判断するステップであって、第kの第1のパッチが、整合に失敗したj個の第1のパッチのうちの1つである、ステップ、または
Qikが事前設定されたしきい値以下である場合、第1のパッチが第iの第2のパッチと整合しないと判断するステップと、
N個の第2のパッチのソーティング順序に基づいて、N個の第2のパッチと整合する第1のパッチを連続してソートするステップと
を含んでよい。
N個の第2のパッチと整合しない第1のパッチのソーティング順序は、この実施形態では限定されないことに留意されたい。
場合によっては、関連付け値Qijは、第1の基準値を第2の基準値で除算することによって得られる商であってよく、
第1の基準値は、第1の占有行列と第2の占有行列の交差領域の面積であり、第2の基準値は、第1の占有行列と第2の占有行列の結合領域の面積であるか、または
第1の基準値は、第1の占有行列の有効領域と第2の占有行列の有効領域の交差領域に含まれるサンプルの数であり、第2の基準値は、第1の占有行列の有効領域と第2の占有行列の有効領域の結合領域に含まれるサンプルの数であり、
第1の占有行列の有効領域は、第jの第1のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、第2の占有行列の有効領域は、第iの第2のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、第1の占有行列は第1の占有行列の有効領域に対応する行列領域であり、第2の占有行列は第2の占有行列の有効領域に対応する行列領域である。
場合によっては、現在フレームの前のフレーム内のN個の第2のパッチを取得するステップの前に、方法は、
M個の第1のパッチをソートするステップ
をさらに含んでよい。
詳細な説明については、図5に示された方法実施形態を参照されたい。その技術的原理および技術的効果は、図5に示された方法実施形態の技術的原理および技術的効果と同様である。詳細は本明細書では再び記載されない。
以下で、具体例を使用して説明を提供する。
図9は、本出願の一実施形態による、占有マップの概略図である。図9の左側および右側は、それぞれ、2つの隣接するフレーム内のパッチに対応する占有マップを示す。図9の左側に示されたように、一例としてパッチ41〜44が使用される。前のフレーム内のパッチ41〜44は、パッチ41〜44として連続的にソートされる。図9の右側に示されたように、現在フレーム内のパッチがソートされるべきとき、それらのパッチとパッチ41〜44との間で整合が実行される必要がある。整合が実行された後、パッチ51〜54は、パッチ51〜54として連続的にソートされる。これにより、2つの隣接するフレーム内で整合関係を有するパッチがそれぞれ占有マップ内で同じ位置を有することが保証され、時間および空間の観点からパッチの一貫性が保証される。したがって、その後のパッチの補助情報の符号化中に、コーディング/圧縮パフォーマンスを改善することができる。
この実施形態で提供された点群データのパッキング方法によれば、現在フレーム内のパッチのソーティング順序は、前のフレーム内のパッチのソーティング順序に基づいて取得される。これにより、時間および空間の観点から2つの隣接するフレーム内のパッチの一貫性が保証され、それによって後続のコーディング/圧縮パフォーマンスが改善される。
一実施形態は、本出願のこの実施形態において提供された点群データのパッキング方法を実行するように構成された処理モジュールを含む符号化装置をさらに提供する。符号化装置の技術的原理および技術的効果は、点群データのパッキング方法の技術的原理および技術的効果と同様である。詳細は本明細書では再び記載されない。
図10は、本出願の実施形態1による符号化装置の概略構造図である。本出願のこの実施形態において提供される符号化装置は、図5〜図7に示された方法実施形態のうちのいずれか1つにおいて提供された符号化方法を実行するように構成される。図10に示されたように、本出願のこの実施形態において提供される符号化装置は、
現在フレーム内のM個の第1のパッチからX個の第1のパッチを決定するように構成された決定モジュール61であって、X個の第1のパッチとX個の第2のパッチとの間に事前設定された整合関係が存在し、X個の第2のパッチが現在フレームの前のフレームに含まれ、XがM以下であり、XとMの両方が正の整数である、決定モジュール61と、
X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報を取得するように構成された取得モジュール62と、
X個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個のグループの補助情報差を取得し、X個のグループの補助情報差を符号化するように構成された符号化モジュール63と
を含んでよい。
場合によっては、X<Mである場合、取得モジュール62は、
M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの補助情報を取得し、Y=M−Xであり、
Y個の第1のパッチの補助情報の最大値Aを取得する
ようにさらに構成される。
符号化モジュール63は、
最大値Aに基づいて、Y個の第1のパッチの補助情報をコーディングするための第1のビット数を決定し、
コーディング用の第1のビット数を符号化し、
コーディング用の第1のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの補助情報を符号化する
ようにさらに構成される。
場合によっては、X<Mであり、Z個のタイプの補助情報が存在、Z>1である場合、取得モジュール62は、
M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチのZ個のタイプの補助情報を取得し、Y=M−Xであり、
X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値BkおよびY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akを取得し、k=1,…,Zである、
ようにさらに構成される。
符号化モジュール63は、
最大値Bkが最大値Ak以上である場合、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルであると判断し、または最大値Bkが最大値Akよりも小さい場合、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルであると判断し、
第1の識別情報内の各ビットが第1のシンボルである場合、第2の識別情報が第1のシンボルであると判断し、第2の識別情報を符号化し、最大値Bkに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化し、k=1,…,Zであり、
第1の識別情報内の少なくとも1つのビットが第2のシンボルである場合、第2の識別情報が第2のシンボルであると判断し、第1の識別情報および第2の識別情報を符号化し、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルである場合、最大値Bkに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化し、k=1,…,Zであり、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、最大値Akに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第3のビット数を決定し、コーディング用の第3のビット数の符号化し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化し、k=1,…,Zである、
ようにさらに構成される。
場合によっては、決定モジュール61は、具体的に、以下の、
現在フレームの前のフレーム内のN個の第2のパッチを取得するステップであって、Nが正の整数である、ステップ、
N個の第2のパッチの中の第iの第2のパッチ(i=1,…,N)の場合、整合に失敗したj個の第1のパッチと第iの第2のパッチとの間の関連付け値Qijを取得し、最大関連付け値Qikを決定するステップであって、整合に失敗したj個の第1のパッチの投影方向が第iの第2のパッチの投影方向と同じである、ステップ、および
Qikが事前設定されたしきい値よりも大きい場合、Qikに対応する第kの第1のパッチが第iの第2のパッチと整合すると判断するステップであって、第kの第1のパッチが、整合に失敗したj個の第1のパッチのうちの1つである、ステップ
に従って、事前設定された整合関係を決定するように構成される。
場合によっては、O個の第1のパッチとN個の第2のパッチとの間に整合関係が存在すると判断された場合、決定モジュール61は、具体的に、
O個の第1のパッチからX個の第1のパッチを決定し、O個の第1のパッチはN個の第2のパッチと整合する第1のパッチであり、O≧Xである、
ように構成される。
場合によっては、関連付け値Qijは、第1の基準値を第2の基準値で除算することによって得られる商であり、
第1の基準値は、第1の占有行列と第2の占有行列の交差領域の面積であり、第2の基準値は、第1の占有行列と第2の占有行列の結合領域の面積であるか、または
第1の基準値は、第1の占有行列の有効領域と第2の占有行列の有効領域の交差領域に含まれるサンプルの数であり、第2の基準値は、第1の占有行列の有効領域と第2の占有行列の有効領域の結合領域に含まれるサンプルの数であり、
第1の占有行列の有効領域は、第jの第1のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、第2の占有行列の有効領域は、第iの第2のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、第1の占有行列は第1の占有行列の有効領域に対応する行列領域であり、第2の占有行列は第2の占有行列の有効領域に対応する行列領域である。
場合によっては、事前設定された整合関係は、X個の第1のパッチのソーティング順序およびX個の第2のパッチのソーティング順序に基づいて、X個の第1のパッチの中の第kの第1のパッチがX個の第2のパッチの中の第kの第2のパッチと整合することを含み、ここで、k=1,…,Xである。
場合によっては、符号化モジュール63は、具体的に、
X個の第1のパッチの補助情報と、X個の第1のパッチに対応して整合するX個の第2のパッチの補助情報との間の差を、X個のグループの補助情報差として決定する
ように構成され、
取得モジュール62は、整合情報を取得するようにさらに構成され、整合情報は、X個の第1のパッチとX個の第2のパッチとの間の整合関係を示し、
符号化モジュール63は、整合情報を符号化するようにさらに構成される。
場合によっては、符号化モジュール63は、具体的に、
X個の第1のパッチのソーティング順序およびX個の第2のパッチのソーティング順序に基づいて、X個の第1のパッチの中の第kの第1のパッチの補助情報と、X個の第2のパッチの中の第kの第2のパッチの補助情報との間の差を、X個のグループの補助情報差の中の第kのグループの補助情報差として決定し、k=1,…,Xである、
ように構成される。
場合によっては、符号化モジュール63は、
Mに基づいてコーディング用の第4のビット数を決定し、
コーディング用の第4のビット数に基づいてXを符号化する
ようにさらに構成される。
場合によっては、補助情報は、以下の3次元座標系におけるパッチの最小X座標値、3次元座標系におけるパッチの最小Y座標値、3次元座標系におけるパッチの最小Z座標値、投影方向の占有マップ内のパッチの最小X座標値、および投影方向の占有マップ内のパッチの最小Y座標値のうちの少なくとも1つを含む。
この実施形態において提供された符号化装置は、図5〜図7に示された実施形態のうちのいずれか1つにおいて提供された符号化方法を実行することができる。符号化装置の技術的原理および技術的効果は、符号化方法の技術的原理および技術的効果と同様である。詳細は本明細書では再び記載されない。
図11は、本出願の実施形態1による復号装置の概略構造図である。本出願のこの実施形態において提供される復号装置は、図8に示された方法実施形態において提供された復号方法を実行するように構成される。図11に示されたように、本出願のこの実施形態において提供される復号装置は、
ビットストリームに基づいて、現在フレーム内のX個の第1のパッチに対応するX個のグループの補助情報差を取得するように構成された復号モジュール72であって、現在フレーム内のM個の第1のパッチがX個の第1のパッチを含み、X個の第1のパッチと現在フレームの前のフレーム内のX個の第2のパッチとの間に事前設定された整合関係が存在し、XがM以下であり、XとMの両方が正の整数である、復号モジュール72と、
X個の第2のパッチの補助情報を取得するように構成された取得モジュール71と
を含んでよく、
復号モジュール72は、X個のグループの補助情報差およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個の第1のパッチの補助情報を取得するようにさらに構成される。
場合によっては、X<Mである場合、復号モジュール72は、
ビットストリームに基づいてコーディング用の第1のビット数を取得し、コーディング用の第1のビット数が、M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの補助情報の最大値Aに基づいて符号化装置によって決定され、Y=M−Xであり、
コーディング用の第1のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてY個の第1のパッチの補助情報を取得する
ようにさらに構成される。
場合によっては、X<Mであり、Z個のタイプの補助情報が存在し、Z>1である場合、復号モジュール72は、
ビットストリームに基づいて第2の識別情報を取得し、第2の識別情報が第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてM個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、k=1,…,Zであり、
第2の識別情報が第2のシンボルである場合、第1の識別情報を取得し、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルである場合、X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてM個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、k=1,…,Zであり、または
第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、ビットストリームに基づいてコーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに基づいて符号化装置によって決定され、k=1,…,Zである、
ようにさらに構成される。
場合によっては、復号モジュール72は、
Mに基づいてコーディング用の第4のビット数を決定し、
コーディング用の第4のビット数に基づいて、ビットストリームに基づいてXを取得する
ようにさらに構成される。
この実施形態において提供された復号装置は、図8に示された実施形態において提供された復号方法を実行することができる。復号装置の技術的原理および技術的効果は、復号方法の技術的原理および技術的効果と同様である。詳細は本明細書では再び記載されない。
図12は、本出願の実施形態1によるエンコーダの概略構造図である。図12に示されたように、この実施形態において提供されるエンコーダは、プロセッサ81およびメモリ82を含んでよい。メモリ82は命令を記憶するように構成される。プロセッサ81はメモリに記憶された命令を実行するように構成され、その結果、エンコーダは、図5〜図7に示された実施形態のうちの1つにおいて提供された符号化方法を実行する。エンコーダの具体的な実装形態および技術的効果は、符号化方法の具体的な実装形態および技術的効果と同様である。詳細は本明細書では再び記載されない。エンコーダはトランシーバ83をさらに含んでよく、トランシーバ83は別のデバイスと通信するように構成される。
図13は、本出願の実施形態1によるデコーダの概略構造図である。図13に示されたように、この実施形態において提供されるデコーダは、プロセッサ91およびメモリ92を含んでよい。メモリ92は命令を記憶するように構成される。プロセッサ91はメモリに記憶された命令を実行するように構成され、その結果、ネットワークデバイスは、図8に示された実施形態において提供された復号方法を実行する。デコーダの具体的な実装形態および技術的効果は、復号方法の具体的な実装形態および技術的効果と同様である。詳細は本明細書では再び記載されない。デコーダはトランシーバ93をさらに含んでよく、トランシーバ93は別のデバイスと通信するように構成される。
本出願の実施形態におけるプロセッサは、中央処理装置(CPU)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲート配列(FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せであってよいことが理解されよう。プロセッサは、本出願で開示された内容を参照して記載された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路を実装または実行することができる。プロセッサは、計算機能を実装するプロセッサの組合せ、たとえば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサの組合せ、またはDSPとマイクロプロセッサの組合せであってよい。
前述の実施形態のすべてまたはいくつかは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装されてよい。実施形態を実装するためにソフトウェアが使用されるとき、実施形態はコンピュータプログラム製品の形態で完全または部分的に実装されてよい。コンピュータプログラム製品は1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされ実行されると、本出願の実施形態による手順または機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、コンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されてもよい。たとえば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに、有線(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、もしくはデジタル加入者回線(DSL))、またはワイヤレス(たとえば、赤外線、無線、もしくはマイクロ波)で送信されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能媒体、または1つもしくは複数の使用可能媒体を統合するサーバもしくはデータセンタなどのデータストレージデバイスであってよい。使用可能媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気ディスク)、光学媒体(たとえば、DVD)、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートドライブsolid state disk(SSD))などであってよい。
場合によっては、別の実装形態では、本出願の実施形態における整合情報は、以下の
X個の第1のパッチに対応して整合するX個の第2のパッチのインデックス値、または
X個のインデックス差
のいずれかを含んでよく、X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値とX個の第1のパッチに対応して整合するX個の第2のパッチのインデックス値との間の差である。
この実装形態では、復号装置は、X個の第1のパッチのインデックス値を取得または導出することができる。
以下で、具体例を使用して説明を提供する。
Xは5に等しいと仮定する。符号化装置および復号装置は、X個の第1のパッチのインデックス値が続けて0、1、2、3および4であることを知ることができる。5個の第1のパッチに対応して整合する5個の第2のパッチのインデックス値は、続けて0、2、3、1、および4である。
場合によっては、一実装形態では、整合情報は、5個の第1のパッチに対応して整合する5個の第2のパッチのインデックス値を含んでよく、インデックス値は、具体的に、0、2、3、1、および4である。整合情報は、3ビットに基づいて符号化されてよい。
場合によっては、別の実装形態では、整合情報は、X個のインデックス差を含んでよい。X個のインデックス差は、第1のパッチのインデックス値から第1のパッチに対応して整合する第2のパッチのインデックス値を引いたものであってよい。具体的には、X個のインデックス差は、0−0、1−2、2−3、3−1、および4−4、すなわち、0、−1、−1、2、および0であってよい。
場合によっては、さらに別の実装形態では、整合情報は、X個のインデックス差を含んでよい。X個のインデックス差は、第1のパッチに対応して整合する第2のパッチのインデックス値から第1のパッチのインデックス値を引いたものであってよい。具体的には、X個のインデックス差は、0−0、2−1、3−2、1−3、および4−4、すなわち、0、1、1、−2、および0であってよい。
場合によっては、本出願の図5に示された実施形態において提供された符号化方法では、整合情報が取得された場合、S402においてX個の第1のパッチの補助情報およびX個の第2のパッチの補助情報を取得するステップは、
X個の第1のパッチの補助情報を取得するステップと、
整合情報に基づいて、X個の第1のパッチに対応して整合するX個の第2のパッチの補助情報を取得するステップと
を含んでよい。
以下で、具体例を使用して説明を提供する。
表1では、具体的に、u0、v0、u1、v1、d1、sizeU0、およびsizeV0である、7個のタイプの補助情報が存在すると想定されている。X=5である。
5個の第1のパッチのインデックス値は、続けて0、1、2、3、および4である。インデックス値がiである第1のパッチの7個のタイプの補助情報は、u0i、v0i、u1i、v1i、d1i、sizeU0i、およびsizeV0iとしてマークされ、ここで、i=0,1,2,3,4である。たとえば、インデックス値が0である第1のパッチの7個のタイプの補助情報は、u00、v00、u10、v10、d10、sizeU00、およびsizeV00としてマークされる。
5個の第2のパッチのインデックス値は、続けて0、1、2、3、および4である。インデックス値がjである第2のパッチの7個のタイプの補助情報は、pre_u0j、pre_v0j、pre_u1j、pre_v1j、pre_d1j、pre_sizeU0j、およびpre_sizeV0jとしてマークされ、ここで、j=0,1,2,3,4である。たとえば、インデックス値が2である第2のパッチの7個のタイプの補助情報は、pre_u02、pre_v02、pre_u12、pre_v12、pre_d12、pre_sizeU02、およびpre_sizeV02としてマークされる。
場合によっては、一例では、整合情報は、X個の第1のパッチのインデックス値、およびX個の第1のパッチに対応して整合するX個の第2のパッチのインデックス値を含む。たとえば、5個の第1のパッチのインデックス値は{0,1,2,3,4}であり、5個の第2のパッチのインデックス値は{0,2,3,1,4}である。
この場合、5個の第1のパッチの補助情報は以下の通りである。
u00、v00、u10、v10、d10、sizeU00、sizeV00
u01、v01、u11、v11、d11、sizeU01、sizeV01
u02、v02、u12、v12、d12、sizeU02、sizeV02
u03、v03、u13、v13、d13、sizeU03、sizeV03
u04、v04、u14、v14、d14、sizeU04、sizeV04
5個の第1のパッチに対応して整合する5個の第2のパッチの補助情報は以下の通りである。
pre_u00、pre_v00、pre_u10、pre_v10、pre_d10、pre_sizeU00、pre_sizeV00
pre_u02、pre_v02、pre_u12、pre_v12、pre_d12、pre_sizeU02、pre_sizeV02
pre_u03、pre_v03、pre_u13、pre_v13、pre_d13、pre_sizeU03、pre_sizeV03
pre_u01、pre_v01、pre_u11、pre_v11、pre_d11、pre_sizeU01、pre_sizeV01
pre_u04、pre_v04、pre_u14、pre_v14、pre_d14、pre_sizeU04、pre_sizeV04
5個の第1のパッチの補助情報差は以下の通りである。
delta_u00=u00−pre_u00、delta_v00=v00−pre_v00、delta_u10=u10−pre_u10
delta_v10=v10−pre_v10、delta_d10=d10−pre_d10、delta_sizeU00=sizeU00−pre_sizeU00、delta_sizeV00=sizeV00−pre_sizeV00
delta_u01=u01−pre_u02、delta_v01=v01−pre_v02、delta_u1=u11−pre_u12
delta_v11=v11−pre_v12、delta_d11=d11−pre_d12、delta_sizeU01=sizeU01−pre_sizeU02、delta_sizeV01=sizeV01−pre_sizeV02
delta_u02=u02−pre_u03、delta_v02=v02−pre_v03、delta_u2=u12−pre_u13
delta_v12=v12−pre_v13、delta_d12=d12−pre_d13、delta_sizeU02=sizeU02−pre_sizeU03、delta_sizeV02=sizeV02−pre_sizeV03
delta_u03=u03−pre_u01、delta_v03=v03−pre_v01、delta_u3=u13−pre_u11
delta_v13=v13−pre_v11、delta_d13=d13−pre_d11、delta_sizeU03=sizeU03−pre_sizeU01、delta_sizeV03=sizeV03−pre_sizeV01
delta_u04=u04−pre_u04、delta_v04=v04−pre_v04、delta_u4=u14−pre_u14
delta_v14=v14−pre_v14、delta_d14=d14−pre_d14、delta_sizeU04=sizeU04−pre_sizeU04、delta_sizeV04=sizeV04−pre_sizeV04
場合によっては、別の例では、整合情報はX個のインデックス差を含む。X個のインデックス差は、X個の第1のパッチのインデックス値から、X個の第1のパッチに対応して整合するX個の第2のパッチのインデックス値を引いて得られる差であり、たとえば、{0,−1,−1,2,0}である。
最初に、5個の第1のパッチのインデックス値が、続けて0、1、2、3、および4であることが知られてよい。5個のインデックス差は0、−1、−1、2、0であり、この場合、5個の第1のパッチに対応して整合する5個の第2のパッチのインデックス値は、続けて0−0、1−(−1)、2−(−1)、3−2、4−0、すなわち、0、2、3、1、4である。
5個の第1のパッチの補助情報、5個の第1のパッチに対応して整合する5個の第2のパッチの補助情報、および5個の第1のパッチに対応する補助情報差は、前述の説明と同じである。詳細は本明細書では再び記載されない。
第1のパッチの補助情報を取得すること、および第2のパッチの補助情報を取得することの実行順序は、この実施形態では限定されないことに留意されたい。
場合によっては、本出願の図8に示された実施形態において提供された復号方法では、整合情報を取得するためにビットストリームが構文解析された場合、S703においてX個のグループの補助情報差およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個の第1のパッチの補助情報を取得するステップは、
整合情報に基づいて、X個の第1のパッチに対応して整合するX個の第2のパッチの補助情報を決定するステップと、
X個のグループの補助情報差およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて、X個の第1のパッチの補助情報を取得するステップと
を含んでよい。
以下で、例を使用して説明を提供する。
表1では、具体的に、u0、v0、u1、v1、d1、sizeU0、およびsizeV0である、7個のタイプの補助情報が存在すると想定されている。X=5である。
5個の第2のパッチのインデックス値は、続けて0、1、2、3、および4である。インデックス値がjである第2のパッチの7個のタイプの補助情報は、pre_u0j、pre_v0j、pre_u1j、pre_v1j、pre_d1j、pre_sizeU0j、およびpre_sizeV0jとしてマークされ、ここで、j=0,1,2,3,4である。たとえば、インデックス値が2である第2のパッチの7個のタイプの補助情報は、pre_u02、pre_v02、pre_u12、pre_v12、pre_d12、pre_sizeU02、およびpre_sizeV02としてマークされる。
場合によっては、一例では、整合情報は、X個の第1のパッチに対応して整合するX個の第2のパッチのインデックス値を含む。たとえば、5個の第2のパッチのインデックス値は、{0,2,3,1,4}である。
最初に、5個の第1のパッチのインデックス値が、続けて0、1、2、3、および4であることが知られてよい。次いで、インデックス値が0、1、2、3、および4である5個の第1のパッチに対応して整合する5個の第2のパッチの補助情報は以下の通りである。
pre_u00、pre_v00、pre_u10、pre_v10、pre_d10、pre_sizeU00、pre_sizeV00
pre_u02、pre_v02、pre_u12、pre_v12、pre_d12、pre_sizeU02、pre_sizeV02
pre_u03、pre_v03、pre_u13、pre_v13、pre_d13、pre_sizeU03、pre_sizeV03
pre_u01、pre_v01、pre_u11、pre_v11、pre_d11、pre_sizeU01、pre_sizeV01
pre_u04、pre_v04、pre_u14、pre_v14、pre_d14、pre_sizeU04、pre_sizeV04
場合によっては、別の例では、整合情報は、X個の第1のパッチのインデックス値およびX個のインデックス差を含む。X個のインデックス差は、X個の第1のパッチに対応して整合するX個の第2のパッチのインデックス値から、X個の第1のパッチのインデックス値を引いて得られる差である。たとえば、5個の第1のパッチのインデックス値は{0,1,2,3,4}であり、5個のインデックス差は{0,1,1,−2,0}である。
第1のパッチのインデックス値およびインデックス差が既知であり、この場合、5個の第1のパッチに対応して整合する5個の第2のパッチのインデックス値は、続けて0+0、1+1、2+1、3+(−2)、および4+0、すなわち、0、2、3、1、および4である。
5個の第1のパッチに対応して整合する5個の第2のパッチの補助情報は、前述の説明と同じである。詳細は本明細書では再び記載されない。
X個の第1のパッチに対応して整合するX個の第2のパッチの補助情報が決定された後、X個の第1のパッチの補助情報は、X個のグループの補助情報差およびX個の第2のパッチの補助情報に基づいて取得されてよい。
パッチの補助情報が法線軸インデックスnormalAxisを有する場合、デコーダ側で、X個の第1のパッチの補助情報の法線軸インデックスnormalAxisは、X個の第1のパッチと整合する第2のパッチの補助情報の法線軸インデックスを使用して決定されてよい。
たとえば、X=5である。
5個の第1のパッチのインデックス値は、続けて0、1、2、3、および4である。インデックス値がiである第1のパッチの補助情報の法線軸インデックスnormalAxisは、normalAxisiとしてマークされ、ここで、i=0,1,2,3,4である。たとえば、インデックス値が0である第1のパッチの補助情報の法線軸インデックスnormalAxisは、normalAxis0としてマークされる。
5個の第2のパッチのインデックス値は、続けて0、1、2、3、および4である。インデックス値がjである第2のパッチの補助情報の法線軸インデックスnormalAxisは、pre_normalAxisjとしてマークされ、ここで、j=0,1,2,3,4である。たとえば、インデックス値が0である第2のパッチの補助情報の法線軸インデックスnormalAxisは、pre_normalAxis0としてマークされる。
場合によっては、一例では、整合情報は、X個の第1のパッチに対応して整合するX個の第2のパッチのインデックス値を含む。たとえば、5個の第2のパッチのインデックス値は、{0,2,3,1,4}である。
最初に、5個の第1のパッチのインデックス値が、続けて0、1、2、3、および4であることが知られてよい。次いで、インデックス値が0、1、2、3、4である5個の第1のパッチに対応して整合する5個の第2のパッチの補助情報の法線軸normalAxisは、以下の通りである。
pre_normalAxis0
pre_normalAxis2
pre_normalAxis3
pre_normalAxis1
pre_normalAxis4
この場合、インデックス値がi(i=0,1,2,3,4)である第1のパッチの補助情報の、normalAxisiとしてマークされた法線軸インデックスnormalAxisは、以下の式を使用して取得されてよい。
normalAxis0=pre_normalAxis0
normalAxis1=pre_normalAxis2
normalAxis2=pre_normalAxis3
normalAxis3=pre_normalAxis1
normalAxis4=pre_normalAxis4
場合によっては、本出願のこの実装形態における整合関係は、以下の、
現在フレームの前のフレーム内のN個の第2のパッチを取得するステップであって、Nが正の整数である、ステップ、
N個の第2のパッチの中の第iの第2のパッチ(i=1,…,N)の場合、整合に失敗したj個の第1のパッチと第iの第2のパッチとの間の関連付け値を取得し、最大関連付け値Qikを決定するステップであって、整合に失敗したj個の第1のパッチの投影方向が第iの第2のパッチの投影方向と同じである、ステップ、および
Qikが事前設定されたしきい値よりも大きい場合、Qikに対応する第kの第1のパッチが第iの第2のパッチと整合すると判断するステップであって、第kの第1のパッチが、整合に失敗したj個の第1のパッチのうちの1つである、ステップ、または
Qikが事前設定されたしきい値以下である場合、第1のパッチが第iの第2のパッチと整合しないと判断するステップ
に従って決定されてよい。
以下で、別の例を使用して説明を提供する。
N=10であると仮定する。第2のパッチはpre_patchとして識別され、第1のパッチは「patch」として識別される。第2のパッチのソーティング順序に基づいて、10個の第2のパッチはpre_patch[i]として識別されてよく、ここで、i=1,…,10であり、対応するインデックス値は1〜10であってよい。M=20であると仮定する。第1のパッチのソーティング順序に基づいて、20個の第1のパッチはpatch[k]として識別されてよく、ここで、k=1,…,20であり、対応するインデックス値は1〜20であってよく、対応するベストマッチインデックスbestMatchIndexはすべて−1である。bestMatchIndeXのデフォルト値は−1であるか、または別の値であってよい。たとえば、N以上の値が選択されてよい。ベストマッチインデックスは、現在の第1のパッチと整合する第2のパッチのインデックスを示すために使用される。事前設定されたしきい値は、thrとして識別されてよい。
N個の第2のパッチがトラバースされる。(インデックス値1を有する)pre_patch[1]が最初に取得され、次いでM個の第1のパッチがトラバースされる。patch[k]が想定され、ここで、k=1,…,20である。patch[k]の投影方向がpre_patch[1]の投影方向と同じであり、patch[k]のベストマッチインデックスbestMatchIndexが−1である場合、上記の条件を満たすすべての第1のパッチpatch[k]とpre_patch[1]との間の関連付け値が計算され、関連付け値の中の最大値Q1mが取得される。mは、関連付け値の中の最大値に対応する第1のパッチのインデックスを表す。Q1mの値が事前設定されたしきい値thrの値と比較される。Q1m>thrである場合、pre_patch[1]がpatch[m]と整合すると判断される。言い換えれば、現在フレーム内のインデックス値がmである第1のパッチは、前のフレーム内のインデックス値が1である第2のパッチと整合する。patch[m]のベストマッチインデックスbestMatchIndexがmに更新され、配列Wに格納される。Q1m≦thrである場合、それは、M個の第1のパッチの中のどのパッチもpre_patch[1]との整合関係をもたないことを示す。
引き続きN個の第2のパッチがトラバースされる。(インデックス値2を有する)pre_patch[2]が取得され、同じステップが実行される。pre_patch[2]との整合関係をもつパッチを求めてM個の第1のパッチが検索される。pre_patch[2]と整合する第2のパッチのインデックス値が−1である場合、それは、M個の第1のパッチの中で、どのパッチもpre_patch[2]との整合関係をもたないことを示す。pre_patch[2]と整合する第2のパッチのインデックス値がnである場合、それは、M個の第1のパッチの中の第nのパッチがpre_patch[2]との整合関係をもつことを示す。言い換えれば、patch[n]のベストマッチインデックスbestMatchIndexはnである。N個の第2のパッチすべてがトラバースされるまで、引き続き次の第2のパッチがトラバースされる。
前述のステップによれば、配列Wは、第2のパッチとそれぞれ整合関係をもつすべての第1のパッチを格納し、matchedPatchCount個の第1のパッチが存在することが想定される。配列Wでは、整合関係をもつmatchedPatchCount個の第1のパッチのソーティング順序は、N個の第2のパッチのソーティング順序と同じである。M個の第1のパッチの中でN個の第2のパッチと整合関係をもたない残りの第1のパッチ(patch)は、配列Wに格納され、整合関係をもつmatchedPatchCount個の第1のパッチの後に格納される。配列Wの以前のmatchedPatchCount個のパッチは整合関係をもつパッチであり、残りのパッチは整合関係をもたないパッチである。整合関係をもたない第1のパッチを配列Wに格納する順序は、本出願のこの実施形態では限定されないことに留意されたい。M個の第1のパッチの中で整合関係をもたないパッチ(すなわち、bestMatchIndexが−1であるパッチ)は、配列Wに連続して格納される。あるいは、M個の第1のパッチの中で整合関係をもたないパッチ(すなわち、bestMatchIndexが−1であるパッチ)は、ランダムな順序で配列Wに格納される。
次いで、配列Wを使用して、M個の第1のパッチの中のパッチ配列の順番が更新される。このようにして、M個の第1のパッチの中の以前のmatchedPatchCount個の第1のパッチは整合関係をもつ第1のパッチであり、以後のM−matchedPatchCount個の第1のパッチは、整合関係をもたない(ベストマッチインデックスbestMatchIndexが−1である)第1のパッチである。
場合によっては、本出願の一実施形態は符号化方法をさらに提供し、主として、X<Mであるとき、X個の第1のパッチ以外のM個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの補助情報を符号化するための方法である。この実施形態において提供される符号化方法は、以下のステップを含んでよい。
ステップ21:M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチのZ個のタイプの補助情報を取得し、ここで、Y=M−Xであり、Z≧1である。
ステップ22:X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bk、およびY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akを取得し、ここで、k=1,…,Zである。
ステップ23:最大値Bkに必要なビット数が最大値Akに必要なビット数以上である場合、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルであると判断し、最大値Bkに必要なビット数または最大値Bkに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化し、ここで、k=1,…,Zである。
以下で、例を使用して説明を提供する。
X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkは200であり、Bkをコーディングするために必要なビット数は8であり、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akは209であり、Akをコーディングするために必要なビット数は8であると仮定する。この場合、最大値Bkに必要なビット数または最大値Bkに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数は8であると決定されてよい。次いで、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報が、コーディング用の第2のビット数8に基づいて符号化される。
図7に示された実施形態と比較して、この実施形態において提供される符号化方法では、比較される対象は、最大値Bkおよび最大値Akではなく、最大値Bkに必要なビット数および最大値Akに必要なビット数である。最大値Bkに必要なビット数が最大値Akに必要なビット数以上であるとき、最大値Bkに必要なビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報が直接符号化されてよい。Y個の第1のパッチの補助情報をコーディングするためのビット数が特別に符号化され、復号装置に通知すされる必要はない。これにより、ビットストリームがさらに圧縮され、それによってコーディング効率および圧縮パフォーマンスが改善される。
ステップ24:最大値Bkに必要なビット数が最大値Akに必要なビット数よりも小さい場合、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルであると判断し、最大値Akに必要なビット数または最大値Akに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第3のビット数を決定し、コーディング用の第3のビット数を符号化し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化し、ここで、k=1,…,Zである。
ステップ25:第1の識別情報を符号化する。
ステップ21については、図7に示された実施形態におけるS601の説明を参照し、ステップ22については、S602の説明を参照し、ステップ25については、S605の説明を参照することに留意されたい。その技術的原理および技術的効果は、図7に示された実施形態の技術的原理および技術的効果と同様である。詳細は本明細書では再び記載されない。
場合によっては、一実装形態では、図7に示された実施形態におけるS604およびステップ24においてコーディング用の第3のビット数を符号化するステップは、
コーディング用の第3のビット数を直接符号化するステップ
を含んでよい。
以下で、例を使用して説明を提供する。
コーディング用の第3のビット数が6であると仮定すると、コーディング用の第3のビット数は3bitに基づいて直接符号化されてよく、符号化後に取得されるビットストリームは0×6を含む。
それに対応して、デコーダ側では、復号装置は、コーディング用の第3のビット数を取得するためにビットストリームを構文解析することができる。
前述の例がまだ使用されている。復号装置は、ビットストリームから、コーディング用の第3のビット数6を取得するために、0x6であると想定される3bitを構文解析することができる。
場合によっては、別の実装形態では、図7に示された実施形態におけるS604およびステップ24においてコーディング用の第3のビット数を符号化するステップは、
コーディング用の第3のビット数と最大値Bkに必要なビット数との間の差を符号化するステップ
を含んでよい。
以下で、例を使用して説明を提供する。
コーディング用の第3のビット数が7であると仮定すると、コーディング用の第3のビット数は、概して、最大値Akに必要なコーディングのビット数以上であり、最大値Bkに必要なビット数は3であり、コーディング用の第3のビット数と最大値Bkに必要なビット数との間の差は4である。差は2bitに基づいて符号化されてよく、符号化後に取得されるビットストリームは0x4を含む。
それに対応して、デコーダ側では、復号装置は、ビットストリームから差のビット情報を取得することができる。差のビット情報は、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに必要なビット数と最大値Bkに必要なビット数との間の差を示すために使用され、ここで、k=1,…,Zである。次いで、差のビット情報および最大値Bkに必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数が取得される。
前述の例がまだ使用されている。復号装置は、ビットストリームから、差のビット情報4を取得するために、0×4であると想定される2bitを構文解析することができ、取得された最大値Bkに必要なビット数は3である。この場合、差のビット情報4および最大値Bkに必要なビット数3に基づいて、コーディング用の第3のビット数7が取得されてよい。
ステップ23およびステップ24を除き、この実施形態において提供された符号化方法の他の内容は、図7に示された実施形態の内容と同様であることに留意されたい。その技術的原理および技術的効果は、図7に示された実施形態と同様である。詳細は本明細書では再び記載されない。
本出願の実施形態では、連続するフレームの点群データの間の相関関係が利用され、現在フレームおよび現在フレームの前のフレームが2つの連続するフレームであることに留意されたい。いくつかの実装形態では、2つの連続するフレームは、現在フレームおよび現在フレームの基準フレームと呼ばれる場合もある。現在フレームの基準フレームは、現在フレームの前のフレームまたは現在フレームの次のフレームであってよい。現在フレーム内のパッチは第1のパッチと呼ばれる場合があり、基準フレーム内のパッチは基準パッチと呼ばれる場合がある。
現在フレームの前のフレームまたは次のフレームは、順序が調整された後に取得されたフレームであってよい。現在フレームの前のフレームまたは次のフレームは、必ずしも時系列の前のフレームまたは次のフレームであるとは限らない。たとえば、いくつかのフレームの入力された処理されるべき点群は、時系列が調整された後に取得された順序であってよい。たとえば、時系列のフレーム順序は、第1のフレーム、第2のフレーム、第3のフレーム、…、第7のフレームであり、調整された順序は、第1のフレーム、第3のフレーム、第7のフレーム、第4のフレーム、第5のフレーム、第2のフレーム、および第6のフレームに変更される。現在フレームが第7のフレームであると仮定すると、順序が調整された後に取得されたフレーム順序の第7のフレームの前のフレームは第3のフレームであり、順序が調整された後に取得されたフレーム順序の第7のフレームの次のフレームは第4のフレームである。
11 肖像
12 パッチ
13 パッチ
14 パッチ
15 パッチ
16 パッチ
17 パッチ
21 パッチ
22 パッチ
23 パッチ
24 パッチ
25 パッチ
31 パッチ
32 パッチ
33 パッチ
34 パッチ
35 パッチ
41 パッチ
42 パッチ
43 パッチ
44 パッチ
51 パッチ
52 パッチ
53 パッチ
54 パッチ
61 決定モジュール
62 取得モジュール
63 符号化モジュール
71 取得モジュール
72 復号モジュール
81 プロセッサ
82 メモリ
83 トランシーバ
91 プロセッサ
92 メモリ
93 トランシーバ
点群データを処理するための一般的な処理方法は、現在フレームの点群データを複数のパッチに区分化し、複数の2次元画像ブロックを形成するために複数のパッチを投影し、深度マップおよび(点群データが色情報を搬送する場合)テクスチャマップを形成するためにすべての2次元画像ブロックに対してパッキング動作(またはパッキングと呼ばれる)を実行し、画像またはビデオのコーディング方式で深度マップおよびテクスチャマップを符号化し、パッチの補助情報を符号化することである。そのような方法は、成熟したコーディング技術の利点を十分に活用するので、コーディング効率を非常に高くすることができる。
第8の態様によれば、本出願の一実施形態はプログラム製品を提供する。プログラム製品は、コンピュータプログラム(すなわち、実行可能命令)を含み、コンピュータプログラムは可読記憶媒体に記憶される。エンコーダの少なくとも1つのプロセッサまたはデコーダの少なくとも1つのプロセッサは、可読記憶媒体からコンピュータプログラムを読み取ることができ、少なくとも1つのプロセッサはコンピュータプログラムを実行し、その結果、エンコーダまたはデコーダは、第1の態様および第1の態様の実装形態または第2の態様および第2の態様の実装形態において提供された方法を実施する。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、X<Mであり、Z個のタイプの補助情報が存在し、かつZ≧1である場合、方法は、
M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチのZ個のタイプの補助情報を取得するステップであって、Y=M−Xであり、Yが正の整数である、ステップと、
X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値BkおよびY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akを取得するステップであって、k=1,…,Zである、ステップと、
最大値Bkが最大値Ak以上であるか、もしくは最大値Bkをコーディングするために必要なビット数が最大値Akをコーディングするために必要なビット数以上である場合、第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第1のシンボルであると判断するステップ、または
最大値Bkが最大値Akよりも小さいか、もしくは最大値Bkをコーディングするために必要なビット数が最大値Akをコーディングするために必要なビット数よりも小さい場合、第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルであると判断するステップと
をさらに含む。
場合によっては、第1の態様の可能な実装形態では、コーディング用の第3のビット数をビットストリームに符号化するステップは、
コーディング用の第3のビット数と最大値Bkをコーディングするために必要なビット数との間の差をビットストリームに符号化するステップ
を含む。
場合によっては、第2の態様の可能な実装形態では、方法は、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルである場合、ビットストリームから差を取得するステップであって、差が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数と最大値Bkをコーディングするために必要なビット数との間の差であり、k=1,…,Zである、ステップと、
差および最大値Bkをコーディングするために必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得するステップであって、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zである、ステップと、
コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップと
をさらに含む。
場合によっては、第2の態様の可能な実装形態では、方法は、
第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、ビットストリームから差を取得するステップであって、差が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数と最大値Bkをコーディングするために必要なビット数との間の差であり、k=1,…,Zである、ステップと、
差および最大値Bkをコーディングするために必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得するステップであって、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zである、ステップと、
コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップと
をさらに含む。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、X<Mであり、Z個のタイプの補助情報が存在し、かつZ≧1である場合、取得モジュールは、
M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチのZ個のタイプの補助情報を取得し、Y=M−Xであり、Yが正の整数であり、
X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値BkおよびY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akを取得し、k=1,…,Zであり、
最大値Bkが最大値Ak以上であるか、もしくは最大値Bkをコーディングするために必要なビット数が最大値Akをコーディングするために必要なビット数以上である場合、第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第1のシンボルであると判断し、または
最大値Bkが最大値Akよりも小さいか、もしくは最大値Bkをコーディングするために必要なビット数が最大値Akをコーディングするために必要なビット数よりも小さい場合、第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルであると判断する
ようにさらに構成される。
場合によっては、第3の態様の可能な実装形態では、符号化モジュールは、具体的に、
コーディング用の第3のビット数と最大値Bkをコーディングするために必要なビット数との間の差をビットストリームに符号化する
ように構成される。
場合によっては、第4の態様の可能な実装形態では、復号モジュールは、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルである場合、ビットストリームから差を取得し、差が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数と最大値Bkをコーディングするために必要なビット数との間の差であり、k=1,…,Zであり、
差および最大値Bkをコーディングするために必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zであり、
コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得する
ようにさらに構成される。
場合によっては、第4の態様の可能な実装形態では、復号モジュールは、
第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、ビットストリームから差を取得し、差が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数と最大値Bkをコーディングするために必要なビット数との間の差であり、k=1,…,Zであり、
差および最大値Bkをコーディングするために必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zであり、
コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得する
ようにさらに構成される。
第16の態様によれば、本出願の一実施形態は、復号方法を提供し、方法は、
ビットストリームを構文解析して、第2の識別情報を取得するステップと、
第2の識別情報が第4のシンボルである場合、ビットストリームから、Z個のタイプの補助情報に対応するZ個の識別情報を取得するステップと、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルである場合、ビットストリームから差を取得するステップであって、差が、現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数と現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkをコーディングするために必要なビット数との間の差である、ステップと、
差および最大値Bkをコーディングするために必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得するステップであって、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数である、ステップと、
コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、k=1,…,Zであり、Z≧1であり、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、ステップと
を含む。
第17の態様によれば、本出願の一実施形態は、復号方法を提供し、方法は、
ビットストリームを構文解析して、第2の識別情報を取得するステップと、
第2の識別情報が第4のシンボルである場合、ビットストリームから第1の識別情報を取得するステップと、
第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、ビットストリームから差を取得するステップであって、差が、現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数と現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkをコーディングするために必要なビット数との間の差である、ステップと、
差および最大値Bkをコーディングするために必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得するステップであって、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数である、ステップと、
コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、k=1,…,Zであり、Z≧1であり、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、ステップと
を含む。
第23の態様によれば、本出願の一実施形態は、メモリおよびプロセッサを含む復号装置を提供し、
メモリはプログラム命令を記憶するように構成され、
プロセッサは、
ビットストリームを構文解析して、第2の識別情報を取得し、
第2の識別情報が第4のシンボルである場合、ビットストリームから、Z個のタイプの補助情報に対応するZ個の識別情報を取得し、
第kのタイプの補助情報に対応する識別情報が第2のシンボルである場合、ビットストリームから差を取得し、差が、現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数と現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkをコーディングするために必要なビット数との間の差であり、
差および最大値Bkをコーディングするために必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、
コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、k=1,…,Zであり、Z≧1であり、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、
ように構成される。
第24の態様によれば、本出願の一実施形態は、メモリおよびプロセッサを含む復号装置を提供し、
メモリはプログラム命令を記憶するように構成され、
プロセッサは、
ビットストリームを構文解析して、第2の識別情報を取得し、
第2の識別情報が第4のシンボルである場合、ビットストリームから第1の識別情報を取得し、
第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、ビットストリームから差を取得し、差が、現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数と現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkをコーディングするために必要なビット数との間の差であり、
差および最大値Bkをコーディングするために必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の第3のビット数が、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、
コーディング用の第3のビット数に基づいて、ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得し、k=1,…,Zであり、Z≧1であり、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、
ように構成される。
投影画像は、深度投影マップおよびテクスチャ投影マップを含んでよい。深度投影マップは、様々なパッチを投影することによって取得された深度マップを使用することにより、パッキング順序に基づいて生成された2次元画像である。テクスチャ投影マップは、様々なパッチを投影することによって取得されたテクスチャマップを使用することにより、パッキング順序に基づいて生成された2次元画像である。深度投影マップの幅および高さは、テクスチャ投影マップのそれらと同じであってよい。
Nの具体的な値は、この実施形態では限定されず、必要に応じて設定されることに留意されたい。N≦N0であり、N0は前のフレーム内の第2のパッチの数を表す。N0個の第2のパッチからN個の第2のパッチを取得する方式は、この実施形態では限定されないことに留意されたい。たとえば、最初のN個の第2のパッチは、N0個の第2のパッチのソーティング順序に基づいて取得されてよい。
S501.M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの補助情報を取得し、ここで、図5において、Y=M−Xである。
符号化プロセスでは、Y個の第1のパッチの補助情報とそのような情報をコーディングするための1のビット数を符号化する実行順序は限定されないことに留意されたい。複数のタイプの補助情報が存在する場合、符号化装置および復号装置が符号化順序および復号順序を事前定義していれば、様々なタイプの補助情報の符号化順序は限定されない。
図2の左側および右側は、それぞれ、2つの隣接するフレーム内のパッチに対応する占有マップを示す。図2の左側に示されたように、前のフレーム内のパッチが個別にソートされ、最初の5個のパッチが続けてパッチ21〜25としてソートされる。パッチ21〜25は、パッチのソーティング順序に基づいて、前のフレームの占有マップに続けて挿入される。図2の右側に示されたように、後のフレーム内のパッチが個別にソートされ、最初の5個のパッチが続けてパッチ31〜35としてソートされる。パッチ31〜35は、パッチのソーティング順序に基づいて、後のフレームの占有マップに続けて挿入される。各フレーム内のパッチは個別にソートされるので、図2の左側のパッチ21およびパッチ22の位置は、それぞれ、2つの隣接するフレームの占有率マップ内の図2の右側のパッチ31およびパッチ32の位置と異なる。これは、時間および空間の観点からパッチの整合性に影響を与え、その後のパッチの補助情報の符号化中に圧縮パフォーマンスの損失をもたらし、それによってコーディングパフォーマンスが影響を受ける。
図13は、本出願の実施形態1によるデコーダの概略構造図である。図13に示されたように、この実施形態において提供されるデコーダは、プロセッサ91およびメモリ92を含んでよい。メモリ92は命令を記憶するように構成される。プロセッサ91はメモリに記憶された命令を実行するように構成され、その結果、デコーダは、図8に示された実施形態において提供された復号方法を実行する。デコーダの具体的な実装形態および技術的効果は、復号方法の具体的な実装形態および技術的効果と同様である。詳細は本明細書では再び記載されない。デコーダはトランシーバ93をさらに含んでよく、トランシーバ93は別のデバイスと通信するように構成される。
前述の実施形態のすべてまたはいくつかは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装されてよい。実施形態を実装するためにソフトウェアが使用されるとき、実施形態はコンピュータプログラム製品の形態で完全または部分的に実装されてよい。コンピュータプログラム製品は1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされ実行されると、本出願の実施形態による手順または機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、コンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されてもよい。たとえば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに、有線(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、もしくはデジタル加入者回線(DSL))、またはワイヤレス(たとえば、赤外線、無線、もしくはマイクロ波)で送信されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能媒体、または1つもしくは複数の使用可能媒体を統合するサーバもしくはデータセンタなどのデータストレージデバイスであってよい。使用可能媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気ディスク)、光学媒体(たとえば、DVD)、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートドライブ(SSD))などであってよい。
パッチの補助情報が法線軸インデックスnormalAxisを有する場合、デコーダ側で、X個の第1のパッチの補助情報の法線軸インデックスnormalAxisは、X個の第1のパッチと整合するX個の第2のパッチの補助情報の法線軸インデックスを使用して決定されてよい。
引き続きN個の第2のパッチがトラバースされる。(インデックス値2を有する)pre_patch[2]が取得され、同じステップが実行される。pre_patch[2]との整合関係をもつパッチを求めてM個の第1のパッチが検索される。pre_patch[2]と整合する第1のパッチのインデックス値が−1である場合、それは、M個の第1のパッチの中で、どのパッチもpre_patch[2]との整合関係をもたないことを示す。pre_patch[2]と整合する第1のパッチのインデックス値がnである場合、それは、M個の第1のパッチの中の第nのパッチがpre_patch[2]との整合関係をもつことを示す。言い換えれば、patch[n]のベストマッチインデックスbestMatchIndexはnである。N個の第2のパッチすべてがトラバースされるまで、引き続き次の第2のパッチがトラバースされる。
前述のステップによれば、配列Wは、第2のパッチとそれぞれ整合関係をもつすべての第1のパッチを格納し、matchedPatchCount個の第1のパッチが存在することが想定される。配列Wでは、N個の第2のパッチと整合関係をもつmatchedPatchCount個の第1のパッチのソーティング順序は、N個の第2のパッチのソーティング順序と同じである。M個の第1のパッチの中でN個の第2のパッチと整合関係をもたない残りの第1のパッチ(patch)は、配列Wに格納され、整合関係をもつmatchedPatchCount個の第1のパッチの後に格納される。配列Wの以前のmatchedPatchCount個のパッチは整合関係をもつパッチであり、残りのパッチは整合関係をもたないパッチである。整合関係をもたない第1のパッチを配列Wに格納する順序は、本出願のこの実施形態では限定されないことに留意されたい。M個の第1のパッチの中で整合関係をもたないパッチ(すなわち、bestMatchIndexが−1であるパッチ)は、配列Wに連続して格納される。あるいは、M個の第1のパッチの中で整合関係をもたないパッチ(すなわち、bestMatchIndexが−1であるパッチ)は、ランダムな順序で配列Wに格納される。
次いで、配列Wを使用して、M個の第1のパッチの中のパッチの順番が更新される。このようにして、M個の第1のパッチの中の以前のmatchedPatchCount個の第1のパッチは整合関係をもつ第1のパッチであり、以後のM−matchedPatchCount個の第1のパッチは、整合関係をもたない(ベストマッチインデックスbestMatchIndexが−1である)第1のパッチである。
ステップ23:最大値Bkをコーディングするために必要なビット数が最大値Akをコーディングするために必要なビット数以上である場合、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルであると判断し、最大値Bkをコーディングするために必要なビット数または最大値Bkに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数を決定し、コーディング用の第2のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化し、ここで、k=1,…,Zである。
X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkは200であり、Bkをコーディングするために必要なビット数は8であり、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akは209であり、Akをコーディングするために必要なビット数は8であると仮定する。この場合、最大値Bkをコーディングするために必要なビット数または最大値Bkに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数は8であると決定されてよい。次いで、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報が、コーディング用の第2のビット数8に基づいて符号化される。
図7に示された実施形態と比較して、この実施形態において提供される符号化方法では、比較される対象は、最大値Bkおよび最大値Akではなく、最大値Bkをコーディングするために必要なビット数および最大値Akをコーディングするために必要なビット数である。最大値Bkをコーディングするために必要なビット数が最大値Akをコーディングするために必要なビット数以上であるとき、最大値Bkをコーディングするために必要なビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報が直接符号化されてよい。Y個の第1のパッチの補助情報をコーディングするためのビット数が特別に符号化され、復号装置に通知すされる必要はない。これにより、ビットストリームがさらに圧縮され、それによってコーディング効率および圧縮パフォーマンスが改善される。
ステップ24:最大値Bkをコーディングするために必要なビット数が最大値Akをコーディングするために必要なビット数よりも小さい場合、第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルであると判断し、最大値Akをコーディングするために必要なビット数または最大値Akに基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報をコーディングするための第3のビット数を決定し、コーディング用の第3のビット数を符号化し、コーディング用の第3のビット数に基づいて、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を符号化し、ここで、k=1,…,Zである。
場合によっては、別の実装形態では、図7に示された実施形態におけるS604およびステップ24においてコーディング用の第3のビット数を符号化するステップは、
コーディング用の第3のビット数と最大値Bkをコーディングするために必要なビット数との間の差を符号化するステップ
を含んでよい。
コーディング用の第3のビット数が7であると仮定すると、コーディング用の第3のビット数は、概して、最大値Akをコーディングするために必要なコーディングのビット数以上であり、最大値Bkをコーディングするために必要なビット数は3であり、コーディング用の第3のビット数と最大値Bkをコーディングするために必要なビット数との間の差は4である。差は2bitに基づいて符号化されてよく、符号化後に取得されるビットストリームは0x4を含む。
それに対応して、デコーダ側では、復号装置は、ビットストリームから差のビット情報を取得することができる。差のビット情報は、Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数と最大値Bkをコーディングするために必要なビット数との間の差を示すために使用され、ここで、k=1,…,Zである。次いで、差のビット情報および最大値Bkをコーディングするために必要なビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数が取得される。
前述の例がまだ使用されている。復号装置は、ビットストリームから、差のビット情報4を取得するために、0×4であると想定される2bitを構文解析することができ、取得された最大値Bkをコーディングするために必要なビット数は3である。この場合、差のビット情報4および最大値Bkをコーディングするために必要なビット数3に基づいて、コーディング用の第3のビット数7が取得されてよい。

Claims (100)

  1. 点群データ符号化方法であって、
    現在フレーム内のM個の第1のパッチからX個の第1のパッチを決定するステップであって、前記X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間に整合関係が存在し、前記X個の基準パッチが前記現在フレームの基準フレームに含まれ、XがM以下であり、XとMの両方が正の整数である、ステップと、
    前記X個の第1のパッチの補助情報および前記X個の基準パッチの補助情報を取得するステップと、
    前記X個の第1のパッチの前記補助情報および前記X個の基準パッチの前記補助情報に基づいて、X個のグループの補助情報差を取得するステップと、
    前記X個のグループの補助情報差をビットストリームに符号化するステップと
    を有する方法。
  2. X<Mである場合、前記方法が、
    前記M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの少なくとも1つのタイプの補助情報を取得するステップであって、Y=M−Xであり、Yが正の整数である、ステップと、
    補助情報のタイプごとに、前記Y個の第1のパッチの前記タイプの補助情報の最大値Aを取得するステップと、
    前記最大値Aに基づいて、前記Y個の第1のパッチの前記タイプの補助情報をコーディングするための第1のビット数を決定するステップと、
    コーディング用の前記第1のビット数を前記ビットストリームに符号化するステップと、
    コーディング用の前記第1のビット数に基づいて、前記Y個の第1のパッチの前記タイプの補助情報を前記ビットストリームに符号化するステップと
    をさらに有する、請求項1に記載の方法。
  3. X<Mであり、Z個のタイプの補助情報が存在し、かつZ≧1である場合、前記方法が、
    前記M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチのZ個のタイプの補助情報を取得するステップであって、Y=M−Xであり、Yが正の整数である、ステップと、
    前記X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkおよび前記Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akを取得するステップであって、k=1,…,Zである、ステップと、
    前記最大値Bkが前記最大値Ak以上であるか、もしくは前記最大値Bkに必要なビット数が前記最大値Akに必要なビット数以上である場合、第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルであると判断するステップ、または
    前記最大値Bkが前記最大値Akよりも小さいか、もしくは前記最大値Bkに必要なビット数が前記最大値Akに必要なビット数よりも小さい場合、第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルであると判断するステップと
    をさらに有する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記方法が、
    前記第1の識別情報内の各ビットが前記第1のシンボルである場合、第2の識別情報が第3のシンボルであると判断し、前記第2の識別情報を前記ビットストリームに符号化するステップと、
    前記最大値Bkに基づいて、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数を決定し、コーディング用の前記第2のビット数に基づいて、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を前記ビットストリームに符号化するステップであって、k=1,…,Zである、ステップと
    をさらに有する、請求項3に記載の方法。
  5. 前記方法が、
    前記第1の識別情報内の少なくとも1つのビットが前記第2のシンボルである場合、前記第2の識別情報が第4のシンボルであると判断し、前記第1の識別情報および前記第2の識別情報を前記ビットストリームに符号化するステップと、
    前記第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応する前記ビットが前記第1のシンボルである場合、前記最大値Bkに基づいて、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報をコーディングするための前記第2のビット数を決定し、コーディング用の前記第2のビット数に基づいて、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を前記ビットストリームに符号化するステップであって、k=1,…,Zである、ステップ、または
    前記第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応する前記ビットが前記第2のシンボルである場合、前記最大値Akに基づいて、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報をコーディングするための第3のビット数を決定し、コーディング用の前記第3のビット数を前記ビットストリームに符号化し、コーディング用の前記第3のビット数に基づいて、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を前記ビットストリームに符号化するステップであって、k=1,…,Zである、ステップと
    をさらに有する、請求項3または4に記載の方法。
  6. コーディング用の前記第3のビット数を前記ビットストリームに符号化する前記ステップが、
    コーディング用の前記第3のビット数と前記最大値Bkに必要な前記ビット数との間の差を前記ビットストリームに符号化するステップ
    を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記X個の第1のパッチの前記補助情報および前記X個の基準パッチの前記補助情報に基づいて、X個のグループの補助情報差を取得する前記ステップが、
    前記X個の第1のパッチの前記補助情報と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチの前記補助情報との間の差を、前記X個のグループの補助情報差として決定するステップ
    を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記方法が、
    整合情報を取得するステップであって、前記整合情報が、前記X個の第1のパッチと前記X個の基準パッチとの間の前記整合関係を示すために使用される、ステップと、
    前記整合情報を前記ビットストリームに符号化するステップと
    をさらに有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記整合情報が、
    前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値、または
    X個のインデックス差
    のいずれかを含み、前記X個のインデックス差が、前記X個の第1のパッチのインデックス値と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値との間の差である、請求項8に記載の方法。
  10. 前記整合情報が、
    前記X個の第1のパッチのインデックス値および前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値、または
    前記X個の第1のパッチのインデックス値および前記X個の第1のパッチにそれぞれ対応するX個のインデックス差
    のいずれかを含み、前記X個のインデックス差が、前記X個の第1のパッチの前記インデックス値と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値との間の差である、請求項8に記載の方法。
  11. 前記X個の第1のパッチの前記補助情報および前記X個の基準パッチの前記補助情報に基づいて、X個のグループの補助情報差を取得する前記ステップが、
    前記現在フレーム内の前記X個の第1のパッチのソーティング順序および前記基準フレーム内の前記X個の基準パッチのソーティング順序に基づいて、前記X個の第1のパッチの中の第kの第1のパッチの補助情報と前記X個の基準パッチの中の第kの基準パッチの補助情報との間の差を、前記X個のグループの補助情報差の中の第kのグループの補助情報差として決定するステップであって、k=1,…,Xである、ステップ
    を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記方法が、
    Mに基づいて、コーディング用の第4のビット数を決定するステップと、
    コーディング用の前記第4のビット数に基づいて、Xを前記ビットストリームに符号化するステップと
    をさらに有する、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記補助情報差が、
    3次元座標系における前記第1のパッチの最小X座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小X座標値との間の差、
    前記3次元座標系における前記第1のパッチの最小Y座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小Y座標値との間の差、
    前記3次元座標系における前記第1のパッチの最小Z座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小Z座標値との間の差、
    投影方向の占有マップ内の前記第1のパッチの最小X座標値と前記投影方向の前記占有マップ内の前記基準パッチの最小X座標値との間の差、および
    前記投影方向の前記占有マップ内の前記第1のパッチの最小Y座標値と前記投影方向の前記占有マップ内の前記基準パッチの最小Y座標値との間の差
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記補助情報が、
    3次元座標系における前記第1のパッチの最小X座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小X座標値との間の差、
    前記3次元座標系における前記第1のパッチの最小Y座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小Y座標値との間の差、
    前記3次元座標系における前記第1のパッチの最小Z座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小Z座標値との間の差、
    投影方向の占有マップ内の前記第1のパッチの最小X座標値と前記投影方向の前記占有マップ内の前記基準パッチの最小X座標値との間の差、
    前記投影方向の前記占有マップ内の前記第1のパッチの最小Y座標値と前記投影方向の前記占有マップ内の前記基準パッチの最小Y座標値との間の差、
    前記占有マップ内の前記第1のパッチの高さと前記占有マップ内の前記基準パッチの高さとの間の差、および
    前記占有マップ内の前記第1のパッチの幅と前記占有マップ内の前記基準パッチの幅との間の差
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記現在フレームの前記基準フレームが、前記現在フレームの前のフレームまたは前記現在フレームの次のフレームを含む、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 点群データ復号方法であって、
    ビットストリームを構文解析して、X個のグループの補助情報差を取得するステップであって、Xが現在フレーム内の基準パッチと整合する第1のパッチの数であり、XがM以下であり、Mが前記現在フレーム内の第1のパッチの数を表し、XとMの両方が正の整数である、ステップと、
    X個の基準パッチの補助情報を取得するステップであって、前記X個の基準パッチが前記現在フレームの基準フレームに含まれる、ステップと、
    前記X個のグループの補助情報差および前記X個の基準パッチの前記補助情報に基づいて、前記現在フレーム内のX個の第1のパッチの補助情報を取得するステップと
    を有する方法。
  17. X<Mである場合、前記方法が、
    前記ビットストリームを構文解析して、コーディング用の少なくとも1つの第1のビット数を取得するステップであって、コーディング用の各第1のビット数が、1つのタイプの補助情報の最大値Aをコーディングするために必要なビット数であり、前記1つのタイプの補助情報が、Y個の第1のパッチの少なくとも1つのタイプの補助情報の中の、コーディング用の前記第1のビット数に対応する1つのタイプの補助情報であり、Y=M−Xであり、Yが正の整数である、ステップと、
    コーディング用の前記少なくとも1つの第1のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記Y個の第1のパッチの前記少なくとも1つのタイプの補助情報を取得するステップと
    をさらに有する、請求項16に記載の方法。
  18. X<Mであり、Z個のタイプの補助情報が存在し、かつZ≧1である場合、前記方法が、
    前記ビットストリームから第2の識別情報を取得するステップと、
    前記第2の識別情報が第3のシンボルである場合、前記X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の前記第2のビット数に基づいて、前記ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、k=1,…,Zであり、Y=M−Xであり、Yが正の整数である、ステップと
    をさらに有する、請求項16に記載の方法。
  19. 前記第2の識別情報が第4のシンボルである場合、前記ビットストリームから第1の識別情報を取得するステップと、
    前記第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルである場合、前記X個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の前記最大値Bkに基づいて、コーディング用の前記第2のビット数を決定し、コーディング用の前記第2のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を取得するステップと
    をさらに有する、請求項18に記載の方法。
  20. 前記第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応する前記ビットが第2のシンボルである場合、前記ビットストリームからコーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の前記第3のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、コーディング用の前記第3のビット数が、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zである、ステップ
    をさらに有する、請求項19に記載の方法。
  21. 前記第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応する前記ビットが第2のシンボルである場合、前記ビットストリームから差を取得するステップであって、前記差が、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の最大値Akに必要なビット数と前記最大値Bkに必要なビット数との間の差であり、k=1,…,Zである、ステップと、
    前記差および前記最大値Bkに必要な前記ビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得するステップであって、コーディング用の前記第3のビット数が、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の前記最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zである、ステップと、
    コーディング用の前記第3のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を取得するステップと
    をさらに有する、請求項19に記載の方法。
  22. 前記方法が、
    前記ビットストリームを構文解析して、整合情報を取得するステップであって、前記整合情報が、前記X個の第1のパッチと前記X個の基準パッチとの間の整合関係を示すために使用される、ステップ
    をさらに有し、
    X個の基準パッチの補助情報を取得する前記ステップが、
    前記整合情報に基づいて、前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチを決定するステップと、
    前記X個の基準パッチの前記補助情報を取得するステップと
    を含む、請求項16から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記整合情報が、
    前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値、または
    X個のインデックス差
    のいずれかを含み、前記X個のインデックス差が、前記X個の第1のパッチのインデックス値と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値との間の差である、請求項22に記載の方法。
  24. 前記整合情報が、
    前記X個の第1のパッチのインデックス値および前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値、または
    前記X個の第1のパッチのインデックス値および前記X個の第1のパッチにそれぞれ対応するX個のインデックス差
    のいずれかを含み、前記X個のインデックス差が、前記X個の第1のパッチの前記インデックス値と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値との間の差である、請求項22に記載の方法。
  25. 前記方法が、
    Mに基づいて、コーディング用の第4のビット数を決定するステップと、
    コーディング用の前記第4のビット数に基づいて、前記ビットストリームを構文解析して、Xを取得するステップと
    をさらに有する、請求項16から24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記補助情報差が、
    3次元座標系における前記第1のパッチの最小X座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小X座標値との間の差、
    前記3次元座標系における前記第1のパッチの最小Y座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小Y座標値との間の差、
    前記3次元座標系における前記第1のパッチの最小Z座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小Z座標値との間の差、
    投影方向の占有マップ内の前記第1のパッチの最小X座標値と前記投影方向の前記占有マップ内の前記基準パッチの最小X座標値との間の差、および
    前記投影方向の前記占有マップ内の前記第1のパッチの最小Y座標値と前記投影方向の前記占有マップ内の前記基準パッチの最小Y座標値との間の差
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項16から25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記補助情報が、
    3次元座標系における前記第1のパッチの最小X座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小X座標値との間の差、
    前記3次元座標系における前記第1のパッチの最小Y座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小Y座標値との間の差、
    前記3次元座標系における前記第1のパッチの最小Z座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小Z座標値との間の差、
    投影方向の占有マップ内の前記第1のパッチの最小X座標値と前記投影方向の前記占有マップ内の前記基準パッチの最小X座標値との間の差、
    前記投影方向の前記占有マップ内の前記第1のパッチの最小Y座標値と前記投影方向の前記占有マップ内の前記基準パッチの最小Y座標値との間の差、
    前記占有マップ内の前記第1のパッチの高さと前記占有マップ内の前記基準パッチの高さとの間の差、および
    前記占有マップ内の前記第1のパッチの幅と前記占有マップ内の前記基準パッチの幅との間の差
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項16から25のいずれか一項に記載の方法。
  28. パッチ間の整合関係を決定するための方法であって、
    現在フレーム内のM個の第1のパッチおよび前記現在フレームの基準フレーム内のN個の基準パッチを取得するステップであって、MとNの両方が正の整数である、ステップと、
    前記M個の第1のパッチおよび前記N個の基準パッチに基づいて、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を決定するステップであって、XがM以下であり、XがN以下である、ステップと
    を有する方法。
  29. 前記M個の第1のパッチおよび前記N個の基準パッチに基づいて、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を決定する前記ステップが、
    前記M個の第1のパッチおよび前記N個の基準パッチに基づいて、前記M個の第1のパッチと前記N個の基準パッチとの間の関連付け値を取得するステップと、
    前記M個の第1のパッチと前記N個の基準パッチとの間の前記関連付け値に基づいて、前記X個の第1のパッチと前記X個の基準パッチとの間の前記整合関係を決定するステップと
    を含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記M個の第1のパッチと前記N個の基準パッチとの間の前記関連付け値に基づいて、前記X個の第1のパッチと前記X個の基準パッチとの間の前記整合関係を決定する前記ステップが、
    前記N個の基準パッチの中の第iの基準パッチに対して、整合に失敗したj個の第1のパッチと前記第iの基準パッチとの間の関連付け値を取得し、前記j個の関連付け値の中の最大関連付け値Qikを決定するステップであって、i=1,…,Nであり、整合に失敗した前記j個の第1のパッチが、前記第iの基準パッチの前の(i−1)個の基準パッチと整合せず、かつ投影方向が前記第iの基準パッチの投影方向と同じである、前記現在フレーム内の前記M個の第1のパッチの中の第1のパッチを含み、jがM以下であり、kがj以下であり、j、k、およびMがすべて正の整数である、ステップと、
    Qikが事前設定されたしきい値よりも大きい場合、Qikに対応する第kの第1のパッチが前記第iの基準パッチと整合すると判断するステップであって、前記第kの第1のパッチが、整合に失敗した前記j個の第1のパッチのうちの1つである、ステップと
    を含む、請求項29に記載の方法。
  31. 前記関連付け値が、第1の基準値を第2の基準値で除算することによって得られる商であり、
    前記第1の基準値が、第1の占有行列と第2の占有行列の交差領域の面積であり、前記第2の基準値が、前記第1の占有行列と前記第2の占有行列の結合領域の面積であるか、または
    前記第1の基準値が、第1の占有行列の有効領域と第2の占有行列の有効領域の交差領域に含まれるサンプルの数であり、前記第2の基準値が、前記第1の占有行列の前記有効領域と前記第2の占有行列の前記有効領域の結合領域に含まれるサンプルの数であり、
    前記第1の占有行列の前記有効領域が、第jの第1のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、前記第2の占有行列の前記有効領域が、第iの第2のパッチを前記投影方向の前記2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、前記第1の占有行列が、前記第jの第1のパッチを前記投影方向の前記2次元平面に投影することによって得られる前記実際の占有領域に対応する行列領域であり、前記第2の占有行列が、前記第iの第2のパッチを前記投影方向の前記2次元平面に投影することによって得られる前記実際の占有領域に対応する行列領域である、請求項29に記載の方法。
  32. 前記M個の第1のパッチおよび前記N個の基準パッチに基づいて、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を決定する前記ステップが、
    前記基準フレーム内の前記N個の基準パッチのソーティング順序および前記現在フレーム内の前記M個の第1のパッチのソーティング順序に基づいて、前記X個の第1のパッチがそれぞれ前記X個の基準パッチと整合すると判断するステップ
    を含む、請求項28に記載の方法。
  33. 前記X個の第1のパッチと前記X個の基準パッチとの間を整合する順序に基づいて、前記現在フレーム内の前記X個の第1のパッチをソートするステップと、
    前記X個の第1のパッチの後に、前記現在フレーム内の前記X個の第1のパッチ以外の少なくとも1つの第1のパッチを配置するステップと
    をさらに有する、請求項28から32のいずれか一項に記載の方法。
  34. 符号化方法であって、
    整合情報を取得するステップであって、前記整合情報が、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を示すために使用され、前記X個の基準パッチが現在フレームの基準フレームに含まれ、XがM以下であり、XとMの両方が正の整数であり、Mが前記現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、ステップと、
    前記整合情報をビットストリームに符号化するステップと
    を有する方法。
  35. 前記整合情報が、
    前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値、または
    X個のインデックス差
    のいずれかを含み、前記X個のインデックス差が、前記X個の第1のパッチのインデックス値と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値との間の差である、請求項34に記載の方法。
  36. 前記整合情報が、
    前記X個の第1のパッチのインデックス値および前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値、または
    前記X個の第1のパッチのインデックス値および前記X個の第1のパッチにそれぞれ対応するX個のインデックス差
    のいずれかを含み、前記X個のインデックス差が、前記X個の第1のパッチの前記インデックス値と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値との間の差である、請求項34に記載の方法。
  37. 前記方法が、
    X個のグループの補助情報差を前記ビットストリームに符号化するステップであって、前記X個のグループの補助情報差が、それぞれ、前記X個の第1のパッチの補助情報と前記X個の基準パッチの補助情報との間の差を示す、ステップ
    をさらに有する、請求項34から36のいずれか一項に記載の方法。
  38. 前記方法が、Xを前記ビットストリームに符号化するステップをさらに有するか、または
    前記方法が、Mに基づいて、コーディング用の第4のビット数を決定し、コーディング用の前記第4のビット数に基づいて、Xを前記ビットストリームに符号化するステップをさらに有する、請求項34から37のいずれか一項に記載の方法。
  39. 復号方法であって、
    ビットストリームを構文解析して、整合情報を取得するステップであって、前記整合情報が、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を示すために使用され、Xが現在フレーム内の基準パッチと整合する第1のパッチの数であり、前記X個の基準パッチが前記現在フレームの基準フレームに含まれ、XがM以下であり、XとMの両方が正の整数であり、Mが前記現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、ステップと、
    前記整合情報に基づいて、前記X個の第1のパッチの補助情報を取得するステップと
    を有する方法。
  40. 前記整合情報に基づいて、前記X個の第1のパッチの補助情報を取得する前記ステップが、
    前記整合情報に基づいて、前記X個の基準パッチを決定するステップと、
    前記X個の基準パッチの補助情報に基づいて、前記X個の第1のパッチの前記補助情報を取得するステップと
    を含む、請求項39に記載の方法。
  41. 前記整合情報が、
    前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値、または
    X個のインデックス差
    のいずれかを含み、前記X個のインデックス差が、前記X個の第1のパッチのインデックス値と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値との間の差である、請求項39または40に記載の方法。
  42. 前記整合情報が、
    前記X個の第1のパッチのインデックス値および前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値、または
    前記X個の第1のパッチのインデックス値および前記X個の第1のパッチにそれぞれ対応するX個のインデックス差
    のいずれかを含み、前記X個のインデックス差が、前記X個の第1のパッチの前記インデックス値と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値との間の差である、請求項39または40に記載の方法。
  43. 前記方法が、
    前記ビットストリームを構文解析して、X個のグループの補助情報差を取得するステップであって、前記X個のグループの補助情報差が、それぞれ、前記X個の第1のパッチの前記補助情報と前記X個の基準パッチの前記補助情報との間の差を示す、ステップ
    をさらに有し、
    前記整合情報に基づいて、前記X個の第1のパッチの補助情報を取得する前記ステップが、
    前記整合情報に基づいて、前記X個の基準パッチを決定するステップと、
    前記X個のグループの補助情報差および前記X個の基準パッチの前記補助情報に基づいて、前記X個の第1のパッチの前記補助情報を取得するステップと
    を含む、請求項39から42のいずれか一項に記載の方法。
  44. 前記方法が、前記ビットストリームを構文解析して、Xを取得するステップをさらに有するか、または
    前記方法が、Mに基づいて、コーディング用の第4のビット数を決定し、コーディング用の前記第4のビット数に基づいて、前記ビットストリームを構文解析して、Xを取得するステップをさらに有する、請求項39から43のいずれか一項に記載の方法。
  45. 復号方法であって、
    ビットストリームを構文解析して、第2の識別情報を取得するステップと、
    前記第2の識別情報が第4のシンボルである場合、前記ビットストリームから第1の識別情報を取得するステップと、
    第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、前記ビットストリームからコーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の前記第3のビット数に基づいて、前記ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、コーディング用の前記第3のビット数が、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zであり、Z≧1であり、YとZの両方が正の整数である、ステップと
    を有する方法。
  46. 前記第2の識別情報が第3のシンボルである場合、現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の前記第2のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記現在フレーム内の前記X個の第1のパッチ以外の前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが前記現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、ステップ
    をさらに有する、請求項45に記載の方法。
  47. 前記第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応する前記ビットが第1のシンボルである場合、前記現在フレーム内の前記X個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の前記最大値Bkに基づいて、コーディング用の前記第2のビット数を決定し、コーディング用の前記第2のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが前記現在フレーム内の第1のパッチの前記数を表す、ステップ
    をさらに有する、請求項45または46に記載の方法。
  48. 復号方法であって、
    ビットストリームを構文解析して、第2の識別情報を取得するステップと、
    前記第2の識別情報が第4のシンボルである場合、前記ビットストリームから第1の識別情報を取得するステップと、
    前記第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、前記ビットストリームから差を取得するステップであって、前記差が、現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに必要なビット数と前記現在フレーム内の前記X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに必要なビット数との間の差である、ステップと、
    前記差および前記最大値Bkに必要な前記ビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得するステップであって、コーディング用の前記第3のビット数が、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の前記最大値Akをコーディングするために必要なビット数である、ステップと、
    コーディング用の前記第3のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、k=1,…,Zであり、Z≧1であり、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが前記現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、ステップと
    を有する方法。
  49. 前記第2の識別情報が第3のシンボルである場合、前記現在フレーム内の前記X個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の前記最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の前記第2のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記現在フレーム内の前記X個の第1のパッチ以外の前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を取得するステップであって、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが前記現在フレーム内の第1のパッチの前記数を表す、ステップ
    をさらに有する、請求項48に記載の方法。
  50. 前記第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応する前記ビットが第1のシンボルである場合、前記X個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の前記最大値Bkに基づいて、コーディング用の前記第2のビット数を決定し、コーディング用の前記第2のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を取得するステップ
    をさらに有する、請求項48または49に記載の方法。
  51. 点群データ符号化装置であって、
    現在フレーム内のM個の第1のパッチからX個の第1のパッチを決定するように構成された決定モジュールであって、前記X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間に整合関係が存在し、前記X個の基準パッチが前記現在フレームの基準フレームに含まれ、XがM以下であり、XとMの両方が正の整数である、決定モジュールと、
    前記X個の第1のパッチの補助情報および前記X個の基準パッチの補助情報を取得するように構成された取得モジュールと、
    前記X個の第1のパッチの前記補助情報および前記X個の基準パッチの前記補助情報に基づいて、X個のグループの補助情報差を取得し、前記X個のグループの補助情報差をビットストリームに符号化するように構成された符号化モジュールと
    を備える符号化装置。
  52. X<Mである場合、前記取得モジュールが、
    前記M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチの少なくとも1つのタイプの補助情報を取得することであって、Y=M−Xであり、Yが正の整数である、ことと、
    補助情報のタイプごとに、前記Y個の第1のパッチの前記タイプの補助情報の最大値Aを取得することと
    を行うようにさらに構成され、
    前記符号化モジュールが、
    前記最大値Aに基づいて、前記Y個の第1のパッチの前記タイプの補助情報をコーディングするための第1のビット数を決定することと、
    コーディング用の前記第1のビット数を前記ビットストリームに符号化することと、
    コーディング用の前記第1のビット数に基づいて、前記Y個の第1のパッチの前記タイプの補助情報を前記ビットストリームに符号化することと
    を行うようにさらに構成される、請求項51に記載の符号化装置。
  53. X<Mであり、Z個のタイプの補助情報が存在し、かつZ≧1である場合、前記取得モジュールが、
    前記M個の第1のパッチの中の残りのY個の第1のパッチのZ個のタイプの補助情報を取得することであって、Y=M−Xであり、Yが正の整数である、ことと、
    前記X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkおよび前記Y個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akを取得することであって、k=1,…,Zである、ことと
    を行うようにさらに構成され、
    前記符号化モジュールが、
    前記最大値Bkが前記最大値Ak以上であるか、もしくは前記最大値Bkに必要なビット数が前記最大値Akに必要なビット数以上である場合、第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルであると判断すること、または
    前記最大値Bkが前記最大値Akよりも小さいか、もしくは前記最大値Bkに必要なビット数が前記最大値Akに必要なビット数よりも小さい場合、第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルであると判断すること
    を行うようにさらに構成される、請求項51に記載の符号化装置。
  54. 前記符号化モジュールが、
    前記第1の識別情報内の各ビットが前記第1のシンボルである場合、第2の識別情報が第3のシンボルであると判断し、前記第2の識別情報を前記ビットストリームに符号化することと、
    前記最大値Bkに基づいて、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報をコーディングするための第2のビット数を決定し、コーディング用の前記第2のビット数に基づいて、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を前記ビットストリームに符号化することであって、k=1,…,Zである、ことと
    を行うようにさらに構成される、請求項53に記載の符号化装置。
  55. 前記符号化モジュールが、
    前記第1の識別情報内の少なくとも1つのビットが前記第2のシンボルである場合、前記第2の識別情報が第4のシンボルであると判断し、前記第1の識別情報および前記第2の識別情報を前記ビットストリームに符号化することと、
    前記第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応する前記ビットが前記第1のシンボルである場合、前記最大値Bkに基づいて、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報をコーディングするための前記第2のビット数を決定し、コーディング用の前記第2のビット数に基づいて、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を前記ビットストリームに符号化することであって、k=1,…,Zである、こと、または
    前記第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応する前記ビットが前記第2のシンボルである場合、前記最大値Akに基づいて、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報をコーディングするための第3のビット数を決定し、コーディング用の前記第3のビット数を前記ビットストリームに符号化し、コーディング用の前記第3のビット数に基づいて、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を前記ビットストリームに符号化することであって、k=1,…,Zである、ことと
    を行うようにさらに構成される、請求項53または54に記載の符号化装置。
  56. 前記符号化モジュールが、
    コーディング用の前記第3のビット数と前記最大値Bkに必要な前記ビット数との間の差を前記ビットストリームに符号化すること
    を行うようにさらに構成される、請求項55に記載の符号化装置。
  57. 前記符号化モジュールが、
    前記X個の第1のパッチの前記補助情報と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチの前記補助情報との間の差を、前記X個のグループの補助情報差として決定すること
    を行うようにさらに構成される、請求項51から56のいずれか一項に記載の符号化装置。
  58. 前記取得モジュールが、
    整合情報を取得することであって、前記整合情報が、前記X個の第1のパッチと前記X個の基準パッチとの間の前記整合関係を示すために使用される、こと
    を行うようにさらに構成され、
    前記符号化モジュールが、
    前記整合情報を前記ビットストリームに符号化すること
    を行うようにさらに構成される、請求項51から57のいずれか一項に記載の符号化装置。
  59. 前記整合情報が、
    前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値、または
    X個のインデックス差
    のいずれかを含み、前記X個のインデックス差が、前記X個の第1のパッチのインデックス値と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値との間の差である、請求項58に記載の符号化装置。
  60. 前記整合情報が、
    前記X個の第1のパッチのインデックス値および前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値、または
    前記X個の第1のパッチのインデックス値および前記X個の第1のパッチにそれぞれ対応するX個のインデックス差
    のいずれかを含み、前記X個のインデックス差が、前記X個の第1のパッチの前記インデックス値と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値との間の差である、請求項58に記載の符号化装置。
  61. 前記符号化モジュールが、
    前記現在フレーム内の前記X個の第1のパッチのソーティング順序および前記基準フレーム内の前記X個の基準パッチのソーティング順序に基づいて、前記X個の第1のパッチの中の第kの第1のパッチの補助情報と前記X個の基準パッチの中の第kの基準パッチの補助情報との間の差を、前記X個のグループの補助情報差の中の第kのグループの補助情報差として決定することであって、k=1,…,Zである、こと
    を行うようにさらに構成される、請求項51から56のいずれか一項に記載の符号化装置。
  62. 前記符号化モジュールが、
    Mに基づいて、コーディング用の第4のビット数を決定することと、
    コーディング用の前記第4のビット数に基づいて、Xを前記ビットストリームに符号化することと
    を行うようにさらに構成される、請求項51から61のいずれか一項に記載の符号化装置。
  63. 前記補助情報差が、
    3次元座標系における前記第1のパッチの最小X座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小X座標値との間の差、
    前記3次元座標系における前記第1のパッチの最小Y座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小Y座標値との間の差、
    前記3次元座標系における前記第1のパッチの最小Z座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小Z座標値との間の差、
    投影方向の占有マップ内の前記第1のパッチの最小X座標値と前記投影方向の前記占有マップ内の前記基準パッチの最小X座標値との間の差、および
    前記投影方向の前記占有マップ内の前記第1のパッチの最小Y座標値と前記投影方向の前記占有マップ内の前記基準パッチの最小Y座標値との間の差
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項51から62のいずれか一項に記載の符号化装置。
  64. 前記補助情報が、
    3次元座標系における前記第1のパッチの最小X座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小X座標値との間の差、
    前記3次元座標系における前記第1のパッチの最小Y座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小Y座標値との間の差、
    前記3次元座標系における前記第1のパッチの最小Z座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小Z座標値との間の差、
    投影方向の占有マップ内の前記第1のパッチの最小X座標値と前記投影方向の前記占有マップ内の前記基準パッチの最小X座標値との間の差、
    前記投影方向の前記占有マップ内の前記第1のパッチの最小Y座標値と前記投影方向の前記占有マップ内の前記基準パッチの最小Y座標値との間の差、
    前記占有マップ内の前記第1のパッチの高さと前記占有マップ内の前記基準パッチの高さとの間の差、および
    前記占有マップ内の前記第1のパッチの幅と前記占有マップ内の前記基準パッチの幅との間の差
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項51から62のいずれか一項に記載の符号化装置。
  65. 前記現在フレームの前記基準フレームが、前記現在フレームの前のフレームまたは前記現在フレームの次のフレームを含む、請求項51から64のいずれか一項に記載の符号化装置。
  66. 点群データ復号装置であって、
    ビットストリームを構文解析して、X個のグループの補助情報差を取得するように構成された復号モジュールであって、Xが現在フレーム内の基準パッチと整合する第1のパッチの数であり、XがM以下であり、Mが前記現在フレーム内の第1のパッチの数を表し、XとMの両方が正の整数である、復号モジュールと、
    X個の基準パッチの補助情報を取得するように構成された取得モジュールであって、前記X個の基準パッチが前記現在フレームの基準フレームに含まれる、取得モジュールと
    を備え、
    前記復号モジュールが、前記X個のグループの補助情報差および前記X個の基準パッチの前記補助情報に基づいて、前記現在フレーム内のX個の第1のパッチの補助情報を取得するようにさらに構成される、復号装置。
  67. X<Mである場合、前記復号モジュールが、
    前記ビットストリームを構文解析して、コーディング用の少なくとも1つの第1のビット数を取得することであって、コーディング用の各第1のビット数が、1つのタイプの補助情報の最大値Aをコーディングするために必要なビット数であり、前記1つのタイプの補助情報が、Y個の第1のパッチの少なくとも1つのタイプの補助情報の中の、コーディング用の前記第1のビット数に対応する1つのタイプの補助情報であり、Y=M−Xであり、Yが正の整数である、ことと、
    コーディング用の前記少なくとも1つの第1のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記Y個の第1のパッチの前記少なくとも1つのタイプの補助情報を取得することと
    を行うようにさらに構成される、請求項66に記載の復号装置。
  68. X<Mであり、Z個のタイプの補助情報が存在し、かつZ≧1である場合、前記復号モジュールが、
    前記前記ビットストリームから第2の識別情報を取得することと、
    前記第2の識別情報が第3のシンボルである場合、前記X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の前記第2のビット数に基づいて、前記ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得することであって、k=1,…,Zであり、Y=M−Xであり、Yが正の整数である、ことと
    を行うようにさらに構成される、請求項66に記載の復号装置。
  69. 前記復号モジュールが、
    前記第2の識別情報が第4のシンボルである場合、前記ビットストリームから第1の識別情報を取得することと、
    前記第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応するビットが第1のシンボルである場合、前記X個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の前記最大値Bkに基づいて、コーディング用の前記第2のビット数を決定し、コーディング用の前記第2のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を取得することと
    を行うようにさらに構成される、請求項68に記載の復号装置。
  70. 前記復号モジュールが、
    前記第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応する前記ビットが第2のシンボルである場合、前記ビットストリームからコーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の前記第3のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を取得することであって、コーディング用の前記第3のビット数が、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zである、こと
    を行うようにさらに構成される、請求項69に記載の復号装置。
  71. 前記復号モジュールが、
    前記第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応する前記ビットが第2のシンボルである場合、前記ビットストリームから差を取得することであって、前記差が、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の最大値Akに必要なビット数と前記最大値Bkに必要なビット数との間の差であり、k=1,…,Zである、ことと、
    前記差および前記最大値Bkに必要な前記ビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得することであって、コーディング用の前記第3のビット数が、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の前記最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zである、ことと、
    コーディング用の前記第3のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を取得することと
    を行うようにさらに構成される、請求項69に記載の復号装置。
  72. 前記復号モジュールが、
    前記ビットストリームを構文解析して、整合情報を取得することであって、前記整合情報が、前記X個の第1のパッチと前記X個の基準パッチとの間の整合関係を示すために使用される、こと
    を行うようにさらに構成され、
    前記取得モジュールが、
    前記整合情報に基づいて、前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチを決定することと、
    前記X個の基準パッチの前記補助情報を取得することと
    を行うようにさらに構成される、請求項66から71のいずれか一項に記載の復号装置。
  73. 前記整合情報が、
    前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値、または
    X個のインデックス差
    のいずれかを含み、前記X個のインデックス差が、前記X個の第1のパッチのインデックス値と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値との間の差である、請求項72に記載の復号装置。
  74. 前記整合情報が、
    前記X個の第1のパッチのインデックス値および前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値、または
    前記X個の第1のパッチのインデックス値および前記X個の第1のパッチにそれぞれ対応するX個のインデックス差
    のいずれかを含み、前記X個のインデックス差が、前記X個の第1のパッチの前記インデックス値と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値との間の差である、請求項72に記載の復号装置。
  75. 前記復号モジュールが、
    Mに基づいて、コーディング用の第4のビット数を決定することと、
    コーディング用の前記第4のビット数に基づいて、前記ビットストリームに構文解析して、Xを取得することと
    を行うようにさらに構成される、請求項66から74のいずれか一項に記載の復号装置。
  76. 前記補助情報差が、
    3次元座標系における前記第1のパッチの最小X座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小X座標値との間の差、
    前記3次元座標系における前記第1のパッチの最小Y座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小Y座標値との間の差、
    前記3次元座標系における前記第1のパッチの最小Z座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小Z座標値との間の差、
    投影方向の占有マップ内の前記第1のパッチの最小X座標値と前記投影方向の前記占有マップ内の前記基準パッチの最小X座標値との間の差、および
    前記投影方向の前記占有マップ内の前記第1のパッチの最小Y座標値と前記投影方向の前記占有マップ内の前記基準パッチの最小Y座標値との間の差
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項66から75のいずれか一項に記載の復号装置。
  77. 前記補助情報が、
    3次元座標系における前記第1のパッチの最小X座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小X座標値との間の差、
    前記3次元座標系における前記第1のパッチの最小Y座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小Y座標値との間の差、
    前記3次元座標系における前記第1のパッチの最小Z座標値と前記3次元座標系における前記基準パッチの最小Z座標値との間の差、
    投影方向の占有マップ内の前記第1のパッチの最小X座標値と前記投影方向の前記占有マップ内の前記基準パッチの最小X座標値との間の差、
    前記投影方向の前記占有マップ内の前記第1のパッチの最小Y座標値と前記投影方向の前記占有マップ内の前記基準パッチの最小Y座標値との間の差、
    前記占有マップ内の前記第1のパッチの高さと前記占有マップ内の前記基準パッチの高さとの間の差、および
    前記占有マップ内の前記第1のパッチの幅と前記占有マップ内の前記基準パッチの幅との間の差
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項66から75のいずれか一項に記載の復号装置。
  78. パッチ間の整合関係を決定するための装置であって、
    メモリおよびプロセッサを備え、
    前記メモリがプログラム命令を記憶するように構成され、
    前記プロセッサが、
    現在フレーム内のM個の第1のパッチおよび前記現在フレームの基準フレーム内のN個の基準パッチを取得することであって、MとNの両方が正の整数である、ことと、
    前記M個の第1のパッチおよび前記N個の基準パッチに基づいて、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を決定することであって、XがM以下である、ことと
    を行うように構成される、装置。
  79. 前記プロセッサが、
    前記M個の第1のパッチおよび前記N個の基準パッチに基づいて、前記M個の第1のパッチと前記N個の基準パッチとの間の関連付け値を取得することと、
    前記M個の第1のパッチと前記N個の基準パッチとの間の前記関連付け値に基づいて、前記X個の第1のパッチと前記X個の基準パッチとの間の前記整合関係を決定することと
    を行うようにさらに構成される、請求項78に記載の装置。
  80. 前記プロセッサが、
    前記N個の基準パッチの中の第iの基準パッチに対して、整合に失敗したj個の第1のパッチと前記第iの基準パッチとの間の関連付け値を取得し、前記j個の関連付け値の中の最大関連付け値Qikを決定することであって、i=1,…,Nであり、整合に失敗した前記j個の第1のパッチが、前記第iの基準パッチの前の(i−1)個の基準パッチと整合せず、かつ投影方向が前記第iの基準パッチの投影方向と同じである、前記現在フレーム内の前記M個の第1のパッチの中の第1のパッチを含み、jがM以下であり、kがj以下であり、j、k、およびMがすべて正の整数である、ことと、
    Qikが事前設定されたしきい値よりも大きい場合、Qikに対応する第kの第1のパッチが前記第iの基準パッチと整合すると判断することであって、前記第kの第1のパッチが、整合に失敗した前記j個の第1のパッチのうちの1つである、ことと
    を行うようにさらに構成される、請求項79に記載の装置。
  81. 前記関連付け値が、第1の基準値を第2の基準値で除算することによって得られる商であり、
    前記第1の基準値が、第1の占有行列と第2の占有行列の交差領域の面積であり、前記第2の基準値が、前記第1の占有行列と前記第2の占有行列の結合領域の面積であるか、または
    前記第1の基準値が、第1の占有行列の有効領域と第2の占有行列の有効領域の交差領域に含まれるサンプルの数であり、前記第2の基準値が、前記第1の占有行列の前記有効領域と前記第2の占有行列の前記有効領域の結合領域に含まれるサンプルの数であり、
    前記第1の占有行列の前記有効領域が、第jの第1のパッチを投影方向の2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、前記第2の占有行列の前記有効領域が、第iの第2のパッチを前記投影方向の前記2次元平面に投影することによって得られる実際の占有領域であり、前記第1の占有行列が、前記第jの第1のパッチを前記投影方向の前記2次元平面に投影することによって得られる前記実際の占有領域に対応する行列領域であり、前記第2の占有行列が、前記第iの第2のパッチを前記投影方向の前記2次元平面に投影することによって得られる前記実際の占有領域に対応する行列領域である、請求項79に記載の装置。
  82. 前記プロセッサが、
    前記基準フレーム内の前記N個の基準パッチのソーティング順序および前記現在フレーム内の前記M個の第1のパッチのソーティング順序に基づいて、前記X個の第1のパッチがそれぞれ前記X個の基準パッチと整合すると判断すること
    を行うようにさらに構成される、請求項78に記載の装置。
  83. 前記プロセッサが、
    前記X個の第1のパッチと前記X個の基準パッチとの間を整合する順序に基づいて、前記現在フレーム内の前記X個の第1のパッチをソートすることと、
    前記X個の第1のパッチの後に、前記現在フレーム内の前記X個の第1のパッチ以外の少なくとも1つの第1のパッチを配置することと
    を行うようにさらに構成される、請求項78から82のいずれか一項に記載の装置。
  84. 符号化装置であって、
    整合情報を取得するように構成された取得モジュールであって、前記整合情報が、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を示すために使用され、前記X個の基準パッチが現在フレームの基準フレームに含まれ、XがM以下であり、XとMの両方が正の整数であり、Mが前記現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、取得モジュールと、
    前記整合情報をビットストリームに符号化するように構成された符号化モジュールと
    を備える装置。
  85. 前記整合情報が、
    前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値、または
    X個のインデックス差
    のいずれかを含み、前記X個のインデックス差が、前記X個の第1のパッチのインデックス値と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値との間の差である、請求項84に記載の装置。
  86. 前記整合情報が、
    前記X個の第1のパッチのインデックス値および前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値、または
    前記X個の第1のパッチのインデックス値および前記X個の第1のパッチにそれぞれ対応するX個のインデックス差
    のいずれかを含み、前記X個のインデックス差が、前記X個の第1のパッチの前記インデックス値と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値との間の差である、請求項84に記載の装置。
  87. 前記符号化モジュールが、
    X個のグループの補助情報差を前記ビットストリームに符号化することであって、前記X個のグループの補助情報差が、それぞれ、前記X個の第1のパッチの補助情報と前記X個の基準パッチの補助情報との間の差を示す、こと
    を行うようにさらに構成される、請求項84から86のいずれか一項に記載の装置。
  88. 前記符号化モジュールが、Xを前記ビットストリームに符号化するようにさらに構成されるか、または
    前記符号化モジュールが、Mに基づいて、コーディング用の第4のビット数を決定し、コーディング用の前記第4のビット数に基づいて、Xを前記ビットストリームに符号化するようにさらに構成される、請求項84から87のいずれか一項に記載の装置。
  89. 復号装置であって、
    メモリおよびプロセッサを備え、
    前記メモリがプログラム命令を記憶するように構成され、
    前記プロセッサが、
    ビットストリームを構文解析して、整合情報を取得することであって、前記整合情報が、X個の第1のパッチとX個の基準パッチとの間の整合関係を示すために使用され、Xが現在フレーム内の基準パッチと整合する第1のパッチの数であり、前記X個の基準パッチが前記現在フレームの基準フレームに含まれ、XがM以下であり、XとMの両方が正の整数であり、Mが前記現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、ことと、
    前記整合情報に基づいて、前記X個の第1のパッチの補助情報を取得することと
    を行うように構成される、装置。
  90. 前記プロセッサが、
    前記整合情報に基づいて、前記X個の基準パッチを決定することと、
    前記X個の基準パッチの補助情報に基づいて、前記X個の第1のパッチの前記補助情報を取得することと
    を行うようにさらに構成される、請求項89に記載の装置。
  91. 前記整合情報が、
    前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値、または
    X個のインデックス差
    のいずれかを含み、前記X個のインデックス差が、前記X個の第1のパッチのインデックス値と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値との間の差である、請求項89または90に記載の装置。
  92. 前記整合情報が、
    前記X個の第1のパッチのインデックス値および前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値、または
    前記X個の第1のパッチのインデックス値および前記X個の第1のパッチにそれぞれ対応するX個のインデックス差
    のいずれかを含み、前記X個のインデックス差が、前記X個の第1のパッチの前記インデックス値と前記X個の第1のパッチに対応して整合する前記X個の基準パッチのインデックス値との間の差である、請求項89または90に記載の装置。
  93. 前記プロセッサが、
    前記ビットストリームを構文解析して、X個のグループの補助情報差を取得することであって、前記X個のグループの補助情報差が、それぞれ、前記X個の第1のパッチの前記補助情報と前記X個の基準パッチの前記補助情報との間の差を示す、こと
    を行うようにさらに構成され、
    前記プロセッサが、
    前記整合情報に基づいて、前記X個の基準パッチを決定することと、
    前記X個のグループの補助情報差および前記X個の基準パッチの前記補助情報に基づいて、前記X個の第1のパッチの前記補助情報を取得することと
    を行うようにさらに構成される、請求項89から92のいずれか一項に記載の装置。
  94. 前記プロセッサが、前記ビットストリームを構文解析して、Xを取得するようにさらに構成されるか、または
    前記プロセッサが、Mに基づいて、コーディング用の第4のビット数を決定し、コーディング用の前記第4のビット数に基づいて、前記ビットストリームを構文解析して、Xを取得するようにさらに構成される、請求項89から93のいずれか一項に記載の装置。
  95. 復号装置であって、
    メモリおよびプロセッサを備え、
    前記メモリがプログラム命令を記憶するように構成され、
    前記プロセッサが、
    ビットストリームを構文解析して、第2の識別情報を取得することと、
    前記第2の識別情報が第4のシンボルである場合、前記ビットストリームから第1の識別情報を取得することと、
    第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、前記ビットストリームからコーディング用の第3のビット数を取得し、コーディング用の前記第3のビット数に基づいて、前記ビットストリームからY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報を取得することであって、コーディング用の前記第3のビット数が、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の最大値Akをコーディングするために必要なビット数であり、k=1,…,Zであり、Z≧1であり、YとZの両方が正の整数である、ことと
    を行うように構成される、装置。
  96. 前記プロセッサが、
    前記第2の識別情報が第3のシンボルである場合、現在フレーム内のX個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の前記第2のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記現在フレーム内の前記X個の第1のパッチ以外の前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を取得することであって、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが前記現在フレーム内の第1のパッチの前記数を表す、こと
    を行うようにさらに構成される、請求項95に記載の装置。
  97. 前記プロセッサが、
    前記第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応する前記ビットが第1のシンボルである場合、前記現在フレーム内の前記X個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の前記最大値Bkに基づいて、コーディング用の前記第2のビット数を決定し、コーディング用の前記第2のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を取得することであって、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが前記現在フレーム内の第1のパッチの前記数を表す、こと
    を行うようにさらに構成される、請求項95または96に記載の装置。
  98. 復号装置であって、
    メモリおよびプロセッサを備え、
    前記メモリがプログラム命令を記憶するように構成され、
    前記プロセッサが、
    ビットストリームを構文解析して、第2の識別情報を取得することと、
    前記第2の識別情報が第4のシンボルである場合、前記ビットストリームから第1の識別情報を取得することと、
    前記第1の識別情報内の第kのタイプの補助情報に対応するビットが第2のシンボルである場合、前記ビットストリームから差を取得することであって、前記差が、現在フレーム内のX個の第1のパッチ以外のY個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Akに必要なビット数と前記現在フレーム内の前記X個の第1のパッチの第kのタイプの補助情報の最大値Bkに必要なビット数との間の差である、ことと、
    前記差および前記最大値Bkに必要な前記ビット数に基づいて、コーディング用の第3のビット数を取得することであって、コーディング用の前記第3のビット数が、前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の前記最大値Akをコーディングするために必要なビット数である、ことと、
    コーディング用の前記第3のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を取得することであって、k=1,…,Zであり、Z≧1であり、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが前記現在フレーム内の第1のパッチの数を表す、ことと
    を行うように構成される、装置。
  99. 前記プロセッサが、
    前記第2の識別情報が第3のシンボルである場合、前記現在フレーム内の前記X個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の前記最大値Bkに基づいて、コーディング用の第2のビット数を決定し、コーディング用の前記第2のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記現在フレーム内の前記X個の第1のパッチ以外の前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を取得することであって、Y=M−Xであり、X、Y、およびMがすべて正の整数であり、Mが前記現在フレーム内の第1のパッチの前記数を表す、こと
    を行うようにさらに構成される、請求項98に記載の装置。
  100. 前記プロセッサが、
    前記第1の識別情報内の前記第kのタイプの補助情報に対応する前記ビットが第1のシンボルである場合、前記X個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報の前記最大値Bkに基づいて、コーディング用の前記第2のビット数を決定し、コーディング用の前記第2のビット数に基づいて、前記ビットストリームから前記Y個の第1のパッチの前記第kのタイプの補助情報を取得すること
    を行うようにさらに構成される、請求項98または99に記載の装置。
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