JP2021510554A5 - - Google Patents

Claims (26)

1. 外科用器具のハンドルから遠位に延在するファスナキャリアであって、関節不動作形態と十分な関節動作形態との間で可動であるファスナキャリアと、
   前記ファスナキャリアに提供されたファスナであって、
   ヘッドと、
   前記ヘッドから遠位に延在するシャフトと、
   前記シャフトを貫通して、前記ヘッドの近位面から前記シャフトの遠位端部まで延在するスルーボアであって、前記ファスナキャリアは、前記スルーボアに摺動自在に受け入れられている、スルーボアと、を含むファスナと、を備える外科用器具であって、
   前記スルーボアは、前記ファスナキャリアが、前記十分な関節動作形態にあるとき、前記ファスナキャリアとの２つ以下の接触点を有するようなサイズ及び形状にされている、外科用器具。
2. 前記ファスナキャリアが前記関節動作形態にあるとき、前記ファスナキャリアの遠位端部は、前記関節不動作形態に対して少なくとも４５度の角度で関節動作されている、請求項１に記載の外科用器具。
3. 前記ファスナキャリアが前記関節動作形態にあるとき、前記スルーボア内にある前記ファスナキャリアの部分の曲率半径は、少なくとも３０ｍｍである、請求項１又は請求項２のいずれか１項に記載の外科用器具。
4. 前記スルーボアは、横断寸法ｄ及び長手方向寸法ｌを有し、並びに前記ファスナキャリアが、前記十分な関節動作形態にあるとき、前記スルーボア内にある前記ファスナキャリアの部分の曲率半径は、
   

   

   
   を上回る、請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の外科用器具。
5. 前記スルーボアの遠位端部にある第１開口部は、前記スルーボアの近位端部にある第２開口部の第２横断寸法を上回る第１横断寸法を有し、及び前記第１開口部は、前記スルーボアの長手方向軸に対して角度がつけられている、請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の外科用器具。
6. 前記ファスナは、前記ヘッドの近位面に形成され且つ前記スルーボアの中心軸から半径方向にオフセットされた凹部を含み、並びに前記凹部は、隣接するファスナの遠位先端を受け入れるように構成及び配置されている、請求項１から請求項５のいずれか１項に記載の外科用器具。
7. 外科用器具の動作方法であって、
   ファスナキャリアを関節不動作形態から十分な関節動作形態へ動かすことであって、前記ファスナキャリアは、外科用器具のハンドルから遠位に延在し、前記ファスナキャリアにはファスナが提供され、前記ファスナは、ヘッドと、前記ヘッドから遠位に延在するシャフトと、前記シャフトを貫通して、前記ヘッドの近位面から前記シャフトの遠位端部まで延在するスルーボアとを含み、及び前記ファスナキャリアは、前記スルーボアに摺動自在に受け入れられていることと、
   前記ファスナキャリアが、前記十分な関節動作形態にあるとき、前記スルーボアを前記ファスナキャリアと２つ以下の接触点で接触させることと、を含む方法。
8. 前記ファスナキャリアが、前記十分な関節動作形態にあるとき、前記ファスナキャリアの遠位端部は、前記関節不動作形態に対して少なくとも４５度の角度に関節動作される、請求項７に記載の方法。
9. 前記ファスナキャリアが、前記十分な関節動作形態にあるとき、前記スルーボア内にある前記ファスナキャリアの部分の曲率半径は、少なくとも３０ｍｍである、請求項７又は請求項８のいずれか１項に記載の方法。
10. 前記スルーボアは、横断寸法ｄ及び長手方向寸法ｌを有し、並びに前記ファスナキャリアが、前記十分な関節動作形態にあるとき、前記スルーボア内にある前記ファスナキャリアの部分の曲率半径は、
    

    

    
    を上回る、請求項７から請求項９のいずれか１項に記載の方法。
11. ヘッドと、
    前記ヘッドから遠位に延在するシャフトであって、遠位先端を含むシャフトと、
    前記遠位先端の方へ傾斜する傾斜面と、
    前記ヘッド、前記シャフト、及び前記傾斜面を通過するスルーボアであって、前記傾斜面は、前記スルーボアの互いに対向する側にそれぞれ位置する２つの肩部で終端し、前記遠位先端は、前記傾斜面の前記２つの肩部から離れるように遠位に延在するスルーボアと、を備える外科用ファスナ。
12. 前記傾斜面が湾曲している、請求項１１に記載の外科用ファスナ。
13. 前記傾斜面が直線的である、請求項１１に記載の外科用ファスナ。
14. 前記肩部が、前記遠位先端に隣接する平面に置かれ、及び前記遠位先端は、前記平面から遠位に延在する、請求項１１から請求項１３のいずれか１項に記載の外科用ファスナ。
15. 前記平面は、前記遠位先端の周りに少なくとも部分的に延在する、請求項１４に記載の外科用ファスナ。
16. 前記傾斜面は、バーブの外面から前記遠位先端の方に向かって延在する、請求項１１から請求項１５のいずれか１項に記載の外科用ファスナ。
17. 前記２つの肩部における前記傾斜面の横断寸法は、約０．０５ｍｍ以上である、請求項１１から請求項１６のいずれか１項に記載の外科用ファスナ。
18. 前記シャフトの横断寸法は、約０．２５ｍｍ〜約０．７５ｍｍの間であるか又はそれに等しい、請求項１１から請求項１７のいずれか１項に記載の外科用ファスナ。
19. 前記遠位先端は、前記スルーボアに対して半径方向にオフセットされている、請求項１１から請求項１８のいずれか１項に記載の外科用ファスナ。
20. 前記ヘッドの近位面に形成された凹部をさらに含み、前記凹部は、ファスナスタック内の隣接するファスナの遠位先端を受け入れるように構成及び配置され、並びに前記凹部の横断寸法は、前記平面の横断寸法を下回る、請求項１４に記載の外科用ファスナ。
21. ヘッドと、
    前記ヘッドから遠位に延在するシャフトと、
    前記シャフトを貫通して、前記ヘッドの近位面から前記シャフトの遠位端部まで延在するスルーボアであって、前記スルーボアは、前記スルーボアの近位端部に第１横断寸法、及び前記スルーボアの遠位端部に第２横断寸法を有し、前記第１横断寸法は前記第２横断寸法を下回る、スルーボアと、を備える外科用ファスナ。
22. 前記第１横断寸法は、約０．５ｍｍ〜約１．０ｍｍである、請求項２１に記載の外科用ファスナ。
23. 前記第２横断寸法は、約０．６ｍｍ〜約１．２ｍｍである、請求項２１又は請求項２２のいずれか１項に記載の外科用ファスナ。
24. 前記シャフトの前記遠位端部に遠位先端をさらに含み、前記遠位先端は、前記スルーボアに対して半径方向にオフセットされている、請求項２１から請求項２３のいずれか１項に記載の外科用ファスナ。
25. 前記ヘッドの近位面に形成された凹部をさらに含む、請求項２４に記載の外科用ファスナ。
26. 前記凹部は、前記スルーボアに対して半径方向にオフセットされ、且つ前記遠位先端と位置合わせされている、請求項２５に記載の外科用ファスナ。