JP2021509141A - 塩化物ヒープ浸出における水バランス - Google Patents
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Abstract
Description
a)水不足は、浸出操作からの蒸発を増加させることによって、たとえば空中噴霧器を利用することによって、またはポンドのカバーまたはヒープ上の太陽電池フィルムなどの蒸発減少装置を配置しないことによって、すなわちこのような装置を設置しないままにすることによって起こる恐れがある。
b)雨水がヒープに入らないようにする。
c)銅溶剤抽出回路のスクラブ水量は、多段向流負荷有機溶媒スクラブアプローチを利用することによって、減少することができる。
d)電解採取ブリード補給水の需要は、負荷された有機物の効果的なスクラビングによって減少することができるため、上記に関連している。
a)鉱石12:価値のある鉱物または金属を含む鉱石、この場合は銅。
b)酸14:一般にこの酸は、酸性環境を維持するために、脈石と反応するための酸を供給するために、銅鉱石の溶解とFe(III)およびCu(II)酸化剤の生成のために、並びに、可溶性銅および他の金属イオンを浸出溶液22に溶出するために、鉱石12に添加される硫酸である。
c)雨または降水32:ヒープ18および関連するポンドに降る雨で、プロセスで循環する溶液に加えられる。
d)空気34:空気は、Cu(II)とFe(III)を生成するための、および硫化鉱物の浸出のための酸化剤として酸素を供給するため、プロセスに送り込まれる。
e)プロセス補給水36:この水は、アウトプットされる水の量がインプットされる水の量よりも多い場合、不足分を補給するために使用される。プロセス補給水は、必要に応じて、蒸発42によって失われた水、浸出済み鉱石残留物30中の水分として失われた水、および浸出回路から取り出されたパージストリーム45で失われた水を補うために追加される。
f)銅溶媒スクラブ水38:この水は、有機相に混入した塩化物を除去するために、溶媒抽出中に使用され、後続の電解採取プロセスに流入する電解液への塩化物の移動を防ぐ。
g)電解採取ブリード補給水40:回路から除去される電解液ブリードを補充して、その中の不純物のレベルを制御するために使用される。
h)塩16:塩化物を取り込むため。
i)水37:補給水36、スクラブ水38および電解採取補給水40を含む。
a)浸出済み鉱石残留物(すなわち、リピオス)30は、浸出済み鉱石残留物30(リピオス)中に混入した溶液31として水分を含む。これは、浸出液20による給液が停止され、浸出済み鉱石30が排出され、浸出溶液22が収集されると、浸出済み鉱石30と共に残る残留水溶液である。
b)ヒープおよび関連するポンドからの蒸発42、すなわち大気中に失われた水。
c)銅29、つまり鉱石12から回収される対象金属。
d)回路から不純物を除去するために、または浸出液20中の酸濃度を下げるために、必要に応じて使用されるパージストリーム45。パージストリーム45は、不純物を除去するために、ヒープ浸出プロセス10の任意の適切な溶液ストリームまたはポンドから得ることができる。ヒープ浸出プロセス10からの大量の銅損失を防ぐために、パージストリーム45の銅濃度は、低くなっていることが望ましい。
・ラフィネートタンク1:溶媒抽出(SX)7からの戻りラフィネートを保管する。1m3のラフィネート供給タンク2A−I、各クリブ3A−Iに供給する。プロセスの操作上の酸の需要を満たすために、必要に応じて補給酸をラフィネートタンクに加えることができる。
・浸出溶液(PLS)4および5:各クリブ3A−IからのPLSは、1m3PLSタンク4A−Iに集められる。PLS、はタンク4A−IからPLS保持タンク5に移送される。
・高濃度銅溶液PLS6:鉱石の養生後のクリブの初期の給液から集めた最初のPLSは、高濃度の銅を含有量している。この初期PLSは、保持タンク6に集められる。タンク6の高濃度銅溶液PLSに補給酸を加えることができる。タンク6の高濃度銅溶液PLSにSXからのパージ水を加えることができる。
・鉱石の凝集8:鉱石を凝集ドラムで凝集させる。ラフィネートタンク1のラフィネートを鉱石に追加する。必要に応じて、目標とする酸の追加と総塩の追加とにあわせるために、酸と固形塩とを追加する。高濃度銅溶液PLSは、鉱石の凝集に使用することができ、銅と酸(高濃度銅溶液PLSに含まれる)を鉱石の凝集に直接戻すことができる。酸を含む凝集鉱石の銅含有量が高いと、初期の休止工程での鉱石の養生中に銅の溶解を改善することができる。必要に応じて、凝集した鉱石をロードクリブ(3A−I)に移動する。
・鉱石がクリブ3A−Iで浸出される:凝集した鉱石をクリブに積み上げる。養生(初期休止期間)することができる。その後、給液を開始する。給液は、鉱石を確実に濡らすためにゆっくり開始する。給液は、低濃度銅ラフィネートを溶媒抽出プロセスからクリブの上部にポンプで送ることによって行われる。液は、ドリッパーネットワークを介して散布により、クリブの表面に分散される。溶液を各クリブ内の鉱石に浸透させる。同時に、各クリブの底部に空気を導入する。銅は、プロセス液中の酸と空気中の酸素との組み合わせによって溶けやすくなる。給液は、クリブの底部に流入する。すでに銅含有量が高く、PLS(浸出溶液)と呼ばれている。これは集められ、溶媒抽出プロセスに流入する。
・鉱石の浸出に続いて、ラフィネートによる鉱石の給液を停止する。鉱床を排水し、次に鉱石を洗浄水で洗浄して、混入した塩化物(塩)と溶解した銅とを回収する。洗浄された浸出済み鉱石残留物は、次にクリブから取り除かれ、廃棄される。
・溶媒抽出(SX)7:銅をPLSから溶媒抽出によって回収する。銅をE1およびE2の2つの抽出段で有機物に負荷する。次に、負荷された有機物を2段洗浄L1およびL2で水洗する。混入した水溶液を除去するために洗浄が必要であり、そのため、負荷された有機物のストリッピング後のアドバンス電解液の塩化物含有量は50ppm未満である。洗浄段に続いて、銅をアドバンス電解液7bに回収するために、負荷された有機物は、S1でストリッピングされる。負荷された有機物をストリッピングするための使用済み電解液は、保持タンク7cから供給される。負荷された有機物を完全にストリッピングするために必要な量まで酸濃度を上げるために、必要に応じて、保持タンク7cの使用済み電解液に補給酸を加えることができる。銅の回収のために、アドバンス電解液が回路から取り除かれ、使用済み電解液が回路に戻される。負荷された有機物の洗浄効率は、洗浄段の数を3つに増やすことで改善することができる(図7Cを参照)。洗浄効率の向上により、負荷された有機物の洗浄に必要な洗浄水量が減少し、浸出済み鉱石残留物の洗浄用水量を増加させることができるので、鉱石残留物に混入した溶液を取り出すことにより、塩化物と銅の回収率が向上する。
銅回収:図10に示す結果は、パイロットプラント運転の2つのクリブ、すなわちクリブ1のフェーズI(鉱石A;0.5%Cuおよび60%CSR黄銅鉱)およびクリブ5のフェーズII(鉱石B;0.65%Cuおよび75%CSR黄銅鉱)の運転時間の関数としての銅回収およびPLS(または給液排水溶液)銅濃度のプロフィールを表している。
洗浄は、塩化物を保持し、銅の回収をわずかに増加させると考えられる。負の側面としては、脈石鉱物と酸との反応から生じる潜在的に望ましくない成分もプロセスに保持されることである。
・ヒープ給液に使用するドリッパーラインにおける硫酸塩の沈殿。ドリッパーラインが閉塞し、効果的なヒープ給液ができなくなる。
・溶液保持ポンドにおける塩の沈殿。溶液保持ポンドの有効容量が減少する。
・ヒープの層内における沈殿。細孔空間が閉塞し、鉱床を通る溶液の流れおよび溶液の分布が不十分になり、銅の回収率が低下する恐れがある。
a)水不足は、浸出操作からの蒸発を増加させることによって、たとえば空中噴霧器を利用することによって、またはポンドのカバーまたはヒープ上の太陽電池フィルムなどの蒸発減少装置を配置しないことによって、すなわちこのような装置を設置しないままにすることによって起こる恐れがある。
b)雨水がヒープに入らないようにする。
c)電解採取ブリード補給水の需要は、負荷された有機物の効果的なスクラビングによって減少することができる。
a)鉱石12:価値のある鉱物または金属を含む鉱石、この場合は銅。
b)酸14:一般にこの酸は、酸性環境を維持するために、脈石と反応するための酸を供給するために、銅鉱石の溶解とFe(III)およびCu(II)酸化剤の生成のために、並びに、可溶性銅および他の金属イオンを浸出溶液22に溶出するために、鉱石12に添加される硫酸である。
c)雨または降水32:ヒープ18および関連するポンドに降る雨で、プロセスで循環する溶液に加えられる。
d)空気34:空気は、Cu(II)とFe(III)を生成するための、および硫化鉱物の浸出のための酸化剤として酸素を供給するため、プロセスに送り込まれる。
e)プロセス補給水36:この水は、アウトプットされる水の量がインプットされる水の量よりも多い場合、不足分を補給するために使用される。プロセス補給水は、必要に応じて、蒸発42によって失われた水、浸出済み鉱石残留物30中の水分として失われた水、および浸出回路から取り出されたパージストリーム45で失われた水を補うために追加される。
f)銅溶媒スクラブ水38:この水は、有機相に混入した塩化物を除去するために、溶媒抽出中に使用され、後続の電解採取プロセスに流入する電解液への塩化物の移動を防ぐ。
g)電解採取ブリード補給水40:回路から除去される電解液ブリードを補充して、その中の不純物のレベルを制御するために使用される。
h)塩16:塩化物を取り込むため。
i)水37:補給水36、スクラブ水38および電解採取補給水40を含む。
a)浸出済み鉱石残留物(すなわち、リピオス)30は、浸出済み鉱石残留物30(リピオス)中に混入した溶液31として水分を含む。これは、浸出液20による給液が停止され、浸出済み鉱石30が排出され、浸出溶液22が収集されると、浸出済み鉱石30と共に残る残留水溶液である。
b)ヒープおよび関連するポンドからの蒸発42、すなわち大気中に失われた水。
c)銅29、つまり鉱石12から回収される対象金属。
d)回路から不純物を除去するために、または浸出液20中の酸濃度を下げるために、必要に応じて使用されるパージストリーム45。パージストリーム45は、不純物を除去するために、ヒープ浸出プロセス10の任意の適切な溶液ストリームまたはポンドから得ることができる。ヒープ浸出プロセス10からの大量の銅損失を防ぐために、パージストリーム45の銅濃度は、低くなっていることが望ましい。
・ラフィネートタンク1:溶媒抽出(SX)7からの戻りラフィネートを保管する。1m3のラフィネート供給タンク2A−I、各クリブ3A−Iに供給する。プロセスの操作上の酸の需要を満たすために、必要に応じて補給酸をラフィネートタンクに加えることができる。
・浸出溶液(PLS)4および5:各クリブ3A−IからのPLSは、1m3PLSタンク4A−Iに集められる。PLS、はタンク4A−IからPLS保持タンク5に移送される。
・高濃度銅溶液PLS6:鉱石の養生後のクリブの初期の給液から集めた最初のPLSは、高濃度の銅を含有量している。この初期PLSは、保持タンク6に集められる。タンク6の高濃度銅溶液PLSに補給酸を加えることができる。タンク6の高濃度銅溶液PLSにSXからのパージ水を加えることができる。
・鉱石の凝集8:鉱石を凝集ドラムで凝集させる。ラフィネートタンク1のラフィネートを鉱石に追加する。必要に応じて、目標とする酸の追加と総塩の追加とにあわせるために、酸と固形塩とを追加する。高濃度銅溶液PLSは、鉱石の凝集に使用することができ、銅と酸(高濃度銅溶液PLSに含まれる)を鉱石の凝集に直接戻すことができる。酸を含む凝集鉱石の銅含有量が高いと、初期の休止工程での鉱石の養生中に銅の溶解を改善することができる。必要に応じて、凝集した鉱石をロードクリブ(3A−I)に移動する。
・鉱石がクリブ3A−Iで浸出される:凝集した鉱石をクリブに積み上げる。養生(初期休止期間)することができる。その後、給液を開始する。給液は、鉱石を確実に濡らすためにゆっくり開始する。給液は、低濃度銅ラフィネートを溶媒抽出プロセスからクリブの上部にポンプで送ることによって行われる。液は、ドリッパーネットワークを介して散布により、クリブの表面に分散される。溶液を各クリブ内の鉱石に浸透させる。同時に、各クリブの底部に空気を導入する。銅は、プロセス液中の酸と空気中の酸素との組み合わせによって溶けやすくなる。給液は、クリブの底部に流入する。すでに銅含有量が高く、PLS(浸出溶液)と呼ばれている。これは集められ、溶媒抽出プロセスに流入する。
・鉱石の浸出に続いて、ラフィネートによる鉱石の給液を停止する。鉱床を排水し、次に鉱石を洗浄水で洗浄して、混入した塩化物(塩)と溶解した銅とを回収する。洗浄された浸出済み鉱石残留物は、次にクリブから取り除かれ、廃棄される。
・溶媒抽出(SX)7:銅をPLSから溶媒抽出によって回収する。銅をE1およびE2の2つの抽出段で有機物に負荷する。次に、負荷された有機物を2段洗浄L1およびL2で水洗する。混入した水溶液を除去するために洗浄が必要であり、そのため、負荷された有機物のストリッピング後のアドバンス電解液の塩化物含有量は50ppm未満である。洗浄段に続いて、銅をアドバンス電解液7bに回収するために、負荷された有機物は、S1でストリッピングされる。負荷された有機物をストリッピングするための使用済み電解液は、保持タンク7cから供給される。負荷された有機物を完全にストリッピングするために必要な量まで酸濃度を上げるために、必要に応じて、保持タンク7cの使用済み電解液に補給酸を加えることができる。銅の回収のために、アドバンス電解液が回路から取り除かれ、使用済み電解液が回路に戻される。負荷された有機物の洗浄効率は、洗浄段の数を3つに増やすことで改善することができる(図7Cを参照)。洗浄効率の向上により、負荷された有機物の洗浄に必要な洗浄水量が減少し、浸出済み鉱石残留物の洗浄用水量を増加させることができるので、鉱石残留物に混入した溶液を取り出すことにより、塩化物と銅の回収率が向上する。
銅回収:図10に示す結果は、パイロットプラント運転の2つのクリブ、すなわちクリブ1のフェーズI(鉱石A;0.5%Cuおよび60%CSR黄銅鉱)およびクリブ5のフェーズII(鉱石B;0.65%Cuおよび75%CSR黄銅鉱)の運転時間の関数としての銅回収およびPLS(または給液排水溶液)銅濃度のプロフィールを表している。
洗浄は、塩化物を保持し、銅の回収をわずかに増加させると考えられる。負の側面としては、脈石鉱物と酸との反応から生じる潜在的に望ましくない成分もプロセスに保持されることである。
・ヒープ給液に使用するドリッパーラインにおける硫酸塩の沈殿。ドリッパーラインが閉塞し、効果的なヒープ給液ができなくなる。
・溶液保持ポンドにおける塩の沈殿。溶液保持ポンドの有効容量が減少する。
・ヒープの層内における沈殿。細孔空間が閉塞し、鉱床を通る溶液の流れおよび溶液の分布が不十分になり、銅の回収率が低下する恐れがある。
Claims (11)
- 高濃度塩化物ヒープ浸出操作におけるすすぎに利用可能な水の量を最大化する方法であって、ヒープ内の浸出済み残留鉱石をすすぐために、鉱石1トン当たり0.05〜0.35m3のプロセス補給水を使用し、前記浸出済み残留鉱石から塩化物含有水性液を取り出す工程を含むことを特徴とする方法。
- 前記すすぎ工程におけるプロセス補給水の量は、鉱石1トン当たり0.1〜0.15m3であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 有機相中の塩化物濃度を低減するために多段向流負荷有機溶媒スクラブ回路を利用することにより、すすぎに利用可能なプロセス補給水の量を増加させる工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 次の少なくとも1つを使用して、すすぎに使用可能なプロセス補給水の量を増やす工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
(1)浸出回路からの水の蒸発を増加させる。
(2)前記ヒープに雨水が入らないようにする。
(3)負荷された有機物の効果的なスクラビングにより、電解採取ブリード補給水の需要を削減する。 - 前記有機相の前記塩化物濃度を50ppm未満に減少させることを特徴とする請求項3に記載の方法。
- 取り出された前記塩化物含有水性液は回収され、前記ヒープ浸出操作にリサイクルすることにより、前記ヒープ浸出操作に追加する補給塩の量が減少することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記すすぎ工程を5〜100日の期間行うことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記期間が20日であることを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 前記すすぎ工程で取り出された前記塩化物含有水性液中に回収された銅は、前記高濃度塩化物ヒープ浸出操作に戻され、その後、溶媒抽出工程および電解採取工程を使用して回収されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記すすぎ工程で前記プロセス補給水により取り出された前記塩化物含有水性液中に回収された塩化物の、すすぎ前の前記浸出済み残留鉱石中の塩化物の総含有量に対する比率は、40〜85%であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記比率が60%であることを特徴とする請求項10に記載の方法。
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