JP2021502889A - 物質移動アセンブリ、及び分割壁を有するカラム、並びにそれらを伴う方法 - Google Patents

物質移動アセンブリ、及び分割壁を有するカラム、並びにそれらを伴う方法 Download PDF

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Abstract

物質移動アセンブリは、少なくとも1つの分割壁と、分割壁の両側の物質移動構造のゾーンと、分割壁の両側の物質移動構造のゾーンを通って上昇する蒸気の分離を変化させるように動作可能である蒸気流制限器と、を有する。

Description

本発明は、一般に、物質移動カラムに関し、より具体的には、3つ以上の成分混合物を分離するなどのための、分割壁カラムとして知られている物質移動カラム、及びそれを使用する方法に関する。
物質移動カラムは、特定の組成物及び/又は温度の製品流を提供するために、少なくとも2つの流体流に接触するように構成される。本明細書で使用するとき、用語「物質移動カラム」は、物質及び/又は熱の移動が主目的であるカラムを包含することを意図する。多成分蒸留及び吸収用途で利用されるものなど、気相流を液相流に接触させるいくつかの物質移動カラムがあるが、抽出カラムなど、異なる密度の2つの液相間の接触を促進するように設計され得る他の物質移動カラムもある。しばしば、物質移動カラムは、通常は2つの液相間の密な接触を促進するためにカラムの内部領域に配置されている物質移動構造の表面に沿って、又はその上側で、上昇蒸気流又は液体流を下降液体流と接触させるように構成される。2つの相の間を移動する質量及び熱の速度及び/又は程度は、様々な種類のトレイ、構造化パッキング、ランダムパッキング、又はグリッドパッキングの形態であり得る質量移動構造によって高められる。
分割壁カラムと称されることもある1つの種類の物質移動カラムでは、物質移動カラム内での3つ以上の成分フィード流の分離を可能にするために、1つ以上の垂直方向延在分割壁が物質移動カラム内の開放内部領域内に位置決めされる。一例として、3つの成分フィード流を分離するときに、単一の分割壁は、通常、物質移動カラムの中間セクション内で中央に位置決めされ、物質移動カラムの両側から弦様式で延在する。フィード流は、分割壁の片側のシェルを通して取り入れられ、側部ドローオフは、分割壁の反対側でシェルを通って延在している。
フィード流は、分割壁のフィード側で、低沸点留分及び重沸点留分に分離され、中沸点留分の一部は、物質移動カラムの上部セクションの中へ低沸点留分を伴い、中沸点留分の残部は、重沸点留分と共に、質量移動カラムの下部セクションへと下降する。低沸点留分は、物質移動カラムの上部セクション内の中沸点留分から、より少ない程度で、分割壁のドローオフ側に分離されて、そして、シェルの頂部で塔頂生成物として回収される。高沸点留分は、物質移動カラムの下部セクション内の中沸点留分から、より少ない程度で、分割壁の熱的に連結されたドローオフ側に分離され、そして、塔底生成物としてサンプに回収される。分離された中沸点留分は、物質移動カラムの上方セクション及び下方セクションから、物質移動カラムの中間セクション内の分割壁のドローオフ側へと送達され、そして、側部ドローオフを通して回収される。したがって、分割壁は、3つの成分フィード流を3つの高純度留分に蒸留分離することを可能にする。4つ以上の成分フィード流の分離には、追加の分割壁を使用することができる。分割壁はまた、共沸、抽出、及び反応蒸留プロセスが生じている物質移動カラムでも使用することができる。
物質移動カラムの分割壁の使用は、分割壁が単一の物質移動カラム内で生じることを可能にする同じ処理を達成するための追加の物質移動カラムに対する必要性を排除することができ、その結果、投資及び動作コストを節約するという点で有利である。しかしながら、物質移動カラムにおける分割壁の使用によって、いくつかの設計及び動作の課題が提示される。そうした課題のうちの1つは、物質移動カラムの下部セクションからフィード側へと、及び分割壁のドローオフ側へと上昇する蒸気の分離を制御することに関与する。分割壁のフィード側とドローオフ側との間の蒸気の分離を修正するための様々な設計手法が提案されてきたが、物質移動カラム内で生じる蒸留プロセスの高められた動作の柔軟性及び制御を提供するように蒸気の分離を制御し、かつ調整する能力の更なる向上が必要である。
添付の図面は、明細書の一部を形成し、種々の図において同一の構成要素を示すために同一の番号が使用される。
分割壁を示す物質移動カラム、及び物質移動カラム内の開放内部領域内に位置決めされた概略的に表した構成要素の概略側面図である。 図1aに示される物質移動カラムに類似しているが、物質移動カラム内の開放内部領域内に位置決めされた2つの分割壁を示す、物質移動カラムの概略側面図である。 分割壁及び蒸気流制限器を組み込んだ物質移動アセンブリの一実施形態を示すために、物質移動カラムのシェルの一部分を破断した、図1aに示される物質移動カラムの側面斜視図である。 図2の物質移動カラム及び物質移動アセンブリの部分上面斜斜視図であり、図2に使用されている尺度から拡大して示す。 図3に示される物質移動カラム及び物質移動アセンブリの一部分の側面図である。 図4に示される物質移動アセンブリの部分斜視図であるが、蒸気流制限器が図4とは異なる配向で示されている。 図4に示されている側の反対側から見た、物質移動アセンブリの部分斜視図であり、図4に使用されている尺度から拡大して示す。 図6に示されている側の反対側から見た、物質移動アセンブリの部分斜視図であり、図6に示される配向とは異なる配向で示されている蒸気流制限器を示す。 蒸気流制限器の代替の実施形態を示す、物質移動アセンブリの部分斜視図である。 蒸気流制限器の別の実施形態を示す、物質移動アセンブリの部分斜視図である。 図9に示される移動アセンブリの部分底面斜視図であるが、蒸気流制限器が図9に示される配向とは異なる配向である。 物質移動アセンブリの代替の実施形態を示す、物質移動カラムの部分側面図である。 図11の物質移動カラム及び物質移動アセンブリの部分側面図であるが、蒸気流制限器の代替の実施形態を示す。 図11に示される物質移動カラム及び物質移動アセンブリの部分底面斜視図である。 図13に示される物質移動カラム及び物質移動アセンブリの拡大部分底面斜視図である。 図13に示されるものに類似する物質移動カラム及び物質移動アセンブリの部分底面斜視図であるが、蒸気流制限器が図13に示される配向とは異なる配向で再位置決めされている。 図15に示される物質移動カラム及び物質移動アセンブリの部分底平面図である。 図16に示され、図16の線分17−17に沿って切断した、物質移動カラム及び物質移動アセンブリの部分側面図である。 図17に示される物質移動カラム及び物質移動アセンブリの部分側面図であるが、蒸気流制限器が図17に示される配向とは異なる配向で再位置決めされている。 物質移動アセンブリ及び蒸気流制限器の更なる実施形態を示す、物質移動カラムの部分側面図である。 図19に示される物質移動アセンブリの部分底面斜視図である。 図20に示される図に類似する物質移動アセンブリの部分底面斜視図であるが、蒸気流制限器が図20に示される配向とは異なる配向で再位置決めされている。 物質移動アセンブリ及び蒸気流制限器のなお更なる実施形態を有する、物質移動カラムの部分側面斜視図である。 図22に示される物質移動カラム及び物質移動アセンブリの部分底面斜視図である。 図23に示される物質移動カラム及び物質移動アセンブリの部分底面斜視図であるが、蒸気流制限器が図23に示される配向とは異なる配向で再位置決めされている。 図22〜図24の物質移動カラム及び物質移動アセンブリの部分底面斜視図であるが、トレイデッキ内の円形蒸気流開口、及び制限器プレート内の円形開口部を有する。 図22〜図24の物質移動カラム及び物質移動アセンブリの部分底面斜視図であるが、トレイデッキ内の正方形蒸気流開口、及び制限器プレート内の正方形開口部を有する。 図22〜図24の物質移動カラム及び物質移動アセンブリの部分底面斜視図であるが、断面円形を有するトレイデッキ上のライザー、トレイデッキ内の円形蒸気流開口、及び制限器プレート内の円形開口部を有する。 図3に示されるものに類似する物質移動カラム及び物質移動アセンブリの一部分の底面斜視図であるが、図22〜図24に示される種類の蒸気流制限器を使用する。
一態様において、本発明は、物質移動カラム内の開放内部領域で使用するための物質移動アセンブリを対象とし、物質移動アセンブリは、分割壁と、分割壁の対向する第1及び第2の側部に位置決めされた物質移動構造の1つ以上のゾーンと、第1のサブ領域内に位置決めされた蒸気流制限器と、を備える。蒸気流制限器は、分割壁の両側の第1及び第2のサブ領域を通って上昇するときに蒸気の体積分離の調整を可能にするために、第1のサブ領域を通した第1の蒸気流抵抗を生じさせる第1の配向と、第1の蒸気流抵抗よりも大きい、サブ領域を通した第2の蒸気流抵抗を生じさせる第2の配向との間で運動可能である。一実施形態では、第1のサブ領域を通した第1の蒸気流抵抗は、分割壁の反対側の第2のサブ領域を通した蒸気流抵抗以下であり、第2の蒸気流抵抗は、分割壁の反対側の第2のサブ領域を通した蒸気流抵抗よりも大きい。
別の態様では、本発明は、物質移動カラムを対象とし、この物質移動カラムは、シェルと、当該シェルによって画定された開放内部領域と、当該開放内部領域内に位置決めされた、上で説明した物質移動アセンブリと、を備える。
更なる態様において、本発明は、上で説明した物質移動カラムの方法を対象とする。本方法は、アクチュエータを動作させて、分割壁の両側の第1及び第2のサブ領域を通って上昇するときに蒸気の体積分離を調整するために、第1のサブ領域を通した第1の蒸気流抵抗を生じさせる第1の配向と、第1の蒸気流抵抗よりも大きい、サブ領域を通した第2の蒸気流抵抗を生じさせる第2の配向との間で、第1のサブ領域内に位置決めされた蒸気流制限器を運動させるステップと、フィード流を開放内部領域の中へ取り入れるステップと、フィード流を処理して、蒸気を、第1及び第2のサブ領域を通して上昇させるステップと、物質移動カラムから生成物又は生成物を取り出すステップと、を含む。
以下、図面をより詳細に参照するが、最初に図1を参照すると、物質移動及び熱交換プロセスに使用するために好適な物質移動カラムをいくらか概略的に示し、全体にわたって番号10で示す。物質移動カラム10は、多角形を含む他の形状が可能であり、本発明の範囲内であるが、概ね円筒形の形状である直立の外部シェル12を含む。シェル12は、任意の好適な直径及び高さを有し、物質移動カラム10の動作中に存在する流体及び条件と不活性であることが望ましいが、又はそうでなければそれらと適合性がある1つ以上の硬質材料で構築される。
物質移動カラム10のシェル12は、流体流間で望ましい物質移動及び/又は熱交換が発生する開放内部領域14を画定する。1つ以上の分割壁18及び物質移動構造の1つ以上のゾーン20を備える物質移動アセンブリ16は、開放内部領域14内に位置決めされる。図1aには、単一の分割壁18を示すが、この分割壁は、シェル12の片側からシェル12の反対側まで弦様式で延在している。分割壁18は、単一の材料シートとして、又は個々のパネルを一緒に接合することによって形成することができる。分割壁18は、ボルティングバーを使用すること若しくは溶接することなどによってシェル12に固定することができ、又はビーム、若しくは物質移動構造を含む他の構造によって、固定せずに支持することができる。
分割壁18は、シェル12の中心垂直軸と交差する垂直平面内を延在するように示されている。示されるように、分割壁18は、開放内部領域14を二分し、かつ等しい断面積である分割壁18の両側の2つのサブ領域22及び24を形成する。シェル12が円筒形状である場合、分割壁18の両側のサブ領域22及び24は、半球形状である。他の実施形態では、分割壁18は、分割壁18の両側の領域22及び24が不等な断面積であるように、シェル12の中心垂直軸からオフセットすることができる。分割壁18は、単一平面内に延在する必要はない。いくつかの実施形態では、分割壁18は、傾斜セグメントによって相互接続された異なる垂直平面内にあるセグメントを有することができる。他の実施形態では、分割壁18は、同じ垂直平面内にあり、かつ互いに一部分のみが接続された、又は全く接続されていない、離間されたセグメントを有することができる。
フィード流26は、物質移動カラム10のシェル12のノズル(図示せず)を通して、分割壁18の片側のサブ領域22の中へなどの、開放内部領域14の中へ送達される。フィード流26は、物質移動カラム10内で生じる処理によって互いに分離することを意図する複数の成分を含有するものであり得る。側部ドローオフ28は、シェル12の別のノズル(図示せず)を通して、分割壁18の反対側のサブ領域24からなどの、開放内部領域14から取り出される。フィード流26は、物質移動カラム10の中へ半径方向に方向付けることができる。同様に、側部ドローオフ28は、物質移動カラム10から半径方向に取り出すことができる。他の流体流は、物質移動カラム10の高さに沿って適切な場所に位置決めされた任意の数のフィードノズル(図示せず)を通して物質移動カラム10の中へ方向付けることができる。同様に、他の側部ドローオフは、適切な場所に位置決めされた任意の数の側部ドローオフノズル(図示せず)を通して、物質移動カラム10から取り出すことができる。1つ以上の蒸気流はまた、フィードラインを通ってカラム10に取り入れられるのではなく物質移動カラム10内で生成され得る。
物質移動カラム10はまた、シェル12の頂部に、蒸気生成物又は副生成物を取り出すための塔頂生成物ライン30も含む。凝縮器32及び還流リターンライン34は、蒸気生成物又は副生成物の一部分を液体の形態で物質移動カラム10に戻すために、塔頂生成物ライン30と連通して提供することができる。シェル12の底部には、液体生成物又は副生成物を物質移動カラム10から取り出すための底部流テイクオフライン36が提供される。液体生成物又は副生成物の一部分を蒸気形態で物質移動カラム10に戻すために、再沸騰器38及び蒸気リターンライン40を提供することができる。
分割壁18は、物質移動カラム10の開放内部領域14内に様々な高度で位置決めすることができる。図1aでは、分割壁18を、物質移動カラム10の中間セクション内に位置決めして示す。他の実施形態では、分割壁18は、物質移動カラム10の上部セクション内に又は下部セクション内に位置決めされる。分割壁18の高さを変化させて、物質移動カラム10内で生じるように設計されたプロセス動作を達成することができる。
サブ領域22及び24内の物質移動構造のゾーン20の数及び垂直範囲は、物質移動カラム10内で生じることを意図したプロセスの種類に応じて変化させることができる。物質移動構造を含む他のゾーン42及び44は、それぞれ、物質移動カラム10の上部セクション及び下部セクション内に位置決めすることができる。物質移動構造は、直交流又は他の種類のトレイ又はパッキングの形態とすることができる。パッキングは、構造化パッキング、ランダムパッキング、及び/又はグリッドパッキングとすることができる。物質移動構造は、ゾーン20、42、及び44の全てにおいて同じ種類である必要はない。例えば、ゾーン20のいくつかは、ある種類の物質移動構造とすることができ、一方で、ゾーン20の他のものは、他の種類の物質移動構造である。同様に、ゾーン42内の物質移動構造は、ゾーン44又はゾーン20内の物質移動構造と同じである必要はない。ゾーン20、42、及び44のうちの1つ以上又は全ては、追加的に、液体収集器、液体分配器、及びグリッド支持体などの他の内部装置を含むことができる。
サブ領域22又は24のうちの少なくとも1つは、蒸気流制限器46を含み、これは、サブ領域22又は24を通る蒸気流に対する抵抗を増加又は減少させるように動作可能であり、サブ領域には、流動に対する抵抗が、分割壁18の反対側のサブ領域22又は24を通る蒸気流に対する抵抗よりも大きく又は小さくなるように関連付けられる。したがって、蒸気流制限器46は、分割壁18の両側のサブ領域22及び24を通って開放内部領域14内を上昇する蒸気の体積分離を変化させるように動作可能である。例えば、蒸気流制限器46は、サブ領域24を通るよりもサブ領域22を通る蒸気の体積流を多くさせるように、又はサブ領域22を通るよりもサブ領域24を通る体積流を少なくさせるように動作させることができる。図1aでは、1つの蒸気流制限器46のみを示し、この蒸気流制限器は、分割壁18のフィード側のサブ領域22と関連付けられている。蒸気流制限器は、代替的に、分割壁18のドローオフ側のサブ領域24と関連付けることができ、又は、1つの蒸気流制限器46をサブ領域22と関連付け、別の1つの蒸気流制限器46をサブ領域24と関連付けることができる。蒸気流制限器46は、サブ領域22の下端部に位置決めされて示されているが、代替的に、サブ領域22の上端部に、又は下端部と頂端部との間の位置に配置することができる。蒸気流制限器46は、同様に、物質移動構造のゾーン20の上側、下側、又はその中に配置することができる。
一実施形態では、蒸気流制限器46は、関連付けられたサブ領域22を通した蒸気流抵抗を、分割壁18の反対側のサブ領域24を通したものよりも小さくさせる第1の配向と、蒸気流制限器46が、関連付けられたサブ領域22を通した蒸気流抵抗を、分割壁18の反対側のサブ領域24を通したものよりも大きくさせる第2の配向との間で運動可能である。他の実施形態では、蒸気流制限器46は、第1の配向にあるときに、関連付けられたサブ領域22を通した蒸気流抵抗を、分割壁18の反対側のサブ領域24を通したものとほぼ同じにさせ、第2の配向にあるときに、関連付けられたサブ領域22を通した蒸気流抵抗を、分割壁18の反対側のサブ領域24を通したものよりも大きくさせる。
2つ以上の分割壁18が使用されるときに、分割壁18によって形成されるサブ領域の数は、通常、分割壁18の数よりも1つ以上多くなり、蒸気流制限器46の最小数は、分割壁18の数と同じである。図1bには、物質移動カラム10の2つの分割壁18a及び18bの使用の実施例を示す。分割壁18a及び18bは、互いに並列関係で、かつ水平方向に離間されて延在している。分割壁18a及び18bは、先に説明した分割壁18と同じ構造とすることができる。分割壁18a及び18bは、互いに対して垂直方向に千鳥状に、かつ部分的に重なって示されている。他の実施形態では、分割壁18a及び18bは、いかなる重なりも伴わずに垂直方向に千鳥状とすることができ、又は分割壁は、互いに同一の領域を占めることができる。
分割壁18a及び18bは、物質移動カラム10の開放内部領域14を3つのサブ領域48、50、及び52に分割する。サブ領域48、50、及び52は、同じ又は異なる断面積を有し得る。物質移動構造及び任意の他の内部装置を含む1つ以上のゾーン20は、サブ領域48、50、及び52内に位置決めされる。蒸気流制限器46は、ゾーン50及び52と関連付けられて示されているが、代替的に、ゾーン48、50、及び52のうちの任意の2つ又は3つ全てと関連付けることができる。物質移動構造及び任意の他の内部装置を含むゾーン20の1つ以上はまた、サブ領域48、50、及び52のうちの2つ又は全ての全体にわたることもできる。側部ドローオフ28a及び28bの2つを使用して、サブ領域52からなどの、開放内部領域14内から異なる生成物又は副生成物を取り出すことができる。
図2に示される物質移動アセンブリ16の実施形態では、物質移動構造のゾーン20は、分割壁18の両側のサブ領域22及び24内に位置決めされた直交流トレイ54を備える。加えて、図3〜図6を参照すると、直交流トレイ54の各々は、トレイデッキ56と、トレイデッキ56の蒸気流開口58と、出口堰60と、を備える。蒸気流開口58の各々は、蒸気流開口60及び固定又は浮動弁カバー64を備える弁62の一部であり得る。直交流トレイ54は、それぞれ、トレイデッキ56の一方の端部で位置決めされた降下管66を含み、これは、液体が出口堰60から溢れたときに液体を受容し、下にある直交流トレイ54の1つのトレイデッキ56に送達し、そこで液体は、トレイデッキ56を横断して流れ、液体がそのトレイデッキ56の出口堰60から溢れた後に、別の降下管66に進入する。したがって、直交流トレイ54は、液体が各ゾーン20を通って蛇行する様式で下降するように、連続した直交流トレイ54の対向端部に位置決めされた降下管66を伴う、シングルパス配設で配設される。また、直交流トレイ54のマルチパス配設も使用することができる。
図2〜図6に示される物質移動アセンブリ16の蒸気流制限器46は、直交流トレイ54の1つ以上を備え、そこでは、出口堰60がトレイデッキ56の上側に異なる高さに延在するように運動可能である。運動可能な出口堰60を有する直交流トレイ54は、別様に固定された出口堰60を有する直交流トレイと同じであってもよく、又は他の方式で異なっていてもよい。直交流トレイ54が図5に示されるような第1の配向にあるときに、運動可能な出口堰60は、トレイデッキ56の上側に第1の高さまで延在し、直交流トレイ54が図4に示されるような第2の配向にあるときに、運動可能な出口堰60は、トレイデッキ56の上側に、第1の高さよりも高い第2の高さまで延在する。運動可能な出口堰60の高さを延在又は減少させることによって、トレイデッキ56の液体が運動可能な出口堰60の上部から溢れる前に到達しなければならない深さを、対応して増加又は減少させることができる。通常、運動可能な出口堰60が図5に示される第1の高さであるときには、破線68a及び68bによって表される液体深さが同じであること、並びに運動可能な出口堰60が図4に示される第2の高さであるときには、破線68aによって表される液体深さが破線68bによって表される液体深さよりも深いことがわかる。
トレイデッキ56の液体深さ又は液体ヘッドは、湿潤圧力降下を生成し、これは、蒸気がトレイデッキ56の蒸気流開口58を通って上昇するときに蒸気流を制限し、次いで、トレイデッキ56を横断して流れている液体との物質移動及び/又は熱移動を受けるように作用する。したがって、運動可能な出口堰60の高さの調整は、トレイデッキ56を通る蒸気流に対する制限を変化させるように作用し、また、この調整を使用して、分割壁18の両側のサブ領域22及び24を通る蒸気流の分離を制御することができる。例えば、破線68aによって表される、運動可能な出口堰60による直交流トレイ54のトレイデッキ56の液体深さ、及び破線68bによって表される、分割壁18の反対側の固定された出口堰60による1つの直交流トレイ54のトレイデッキ56の液体深さがほぼ同じであった場合は、図5に示されるように、分割壁18の両側の蒸気分離は、ほぼ等しくなり得る。図4に示されるように、破線68aによって表される液体深さが、破線68bによって表される液体深さよりも深い場合は、蒸気分離が不等になり、より多くの蒸気の体積流が分割壁18のドローオフ側のサブ領域24を通って進行する。サブ領域22を通るより多くの体積流が所望される場合、サブ領域22内の直交流トレイ54の破線68aによって表される液体深さが、サブ領域24内の直交流トレイ54の破線68bによって表される液体深さよりも浅くなるように、運動可能な堰60の第1の高さを選択することができる。
図2〜図6に示される蒸気流制限器46は、運動可能な出口堰60を第1及び第2の高さの間で運動させるための、運動可能な出口堰と関連付けられたアクチュエータ70を更に備える。アクチュエータ70は、油圧アクチュエータ、空気圧アクチュエータ、電動アクチュエータ、磁気アクチュエータ、及び熱アクチュエータなどの、様々な種類のものとすることができる。アクチュエータ70はまた、アクチュエータ70をオペレータが手動で調整できることを可能にする手動オーバライドも含むことができ、又はオペレータによって手動で調整できる機械的アクチュエータとすることができる。一実施形態では、運動可能な出口堰60は、トレイデッキ56の枢動軸72を中心に枢動可能に載置されている。アクチュエータ70は、第1及び第2の高さの間で枢動させるように、運動可能な出口堰60と動作可能に連結されている。
図6及び図7で最も良くわかるように、アクチュエータ70は、枢動軸72を中心に、アクチュエータ70からの直線運動を出口堰60の回転運動に変換するリンケージ74によって接続されている。アクチュエータ70は、物質移動カラム10のシェル12の外側に載置されているように示され、リンケージ74は、シェル12内の封止開口部76を通過する。一実施形態では、リンケージ74は、出口堰60に固定されたロッド78を含む。ロッド78は、バレルセグメント80内を回転可能であり、かつ出口堰60がそれを中心に回転する枢動軸72としての役割を果たす。
出口堰60は、その第1の高さであるときに降下管66の方向に回転する。代替的に、出口堰は、その第1の高さであるときにトレイデッキ56に向かって回転させることができる。出口堰60は、その第2の高さであるときに、直立位置まで回転する。出口堰60は、その第1及び第2の高さの間で回転する必要はない。例えば、出口堰は、第1及び第2の高さの間で垂直方向に運動させることができるように載置することができる。
出口堰60の運動及び結果として生じる高さ調整は、種々の方式で達成することができる。図8に示される実施形態では、アクチュエータ70は、ロータリアクチュエータであり、アクチュエータ70の直線運動を回転運動に変換する図6及び図7に示される他のリンケージ74構成要素を必要とすることなく、出口堰60に固定されたロッド78を直接回転させる。図9及び図10に示される実施形態では、リンケージ74が出口堰60の外面82に直接接続され、アクチュエータ70は、直線運動を回転運動に変換するリンケージ74構成要素を必要とすることなく、出口堰60の回転を生じさせるリニアアクチュエータである。代替的に、リンケージ74は、ロッド78の磁気連結具、又はアクチュエータ70に対するリンケージ74の別の構成要素を備えることができる。好適な磁気連結具の1つの例として、駆動用磁石は、アクチュエータ70の軸に取り付けられ、それによってシェル12の外側にある場所から駆動される。ロッド78の一方の端部又はリンケージ74の他の構成要素は、シェル12内に位置付けられた別の磁石に取り付けられ、駆動用磁石の回転によって回転する。この磁気連結具は、シェル12の封止開口部76に対する必要性を排除する。
図11〜図18には、蒸気流開口158の総開口面積を変化させるように動作可能である蒸気流制限器146の別の実施形態を示すが、図中、図2〜図10に関連して記載されているものと同様の構成要素には、接頭辞「1」の後に同じ番号を使用する。蒸気流制限器146は、分割壁118の片側又は両側に1つ以上の直交流トレイ154を備える。蒸気流制限器146のこの実施形態の第1の配向では、トレイデッキ156の蒸気流開口158の総開口面積は、蒸気流制限器146が第2の配向である場合のトレイデッキ156内の蒸気流開口158の総開口面積よりも小さい。蒸気流開口158は、弁カバー164を有する固定バルブ162の一部として示されている。
したがって、1つ以上の直交流トレイ154のトレイデッキ156内の蒸気流開口158の総開口面積の調整は、トレイデッキ156を通る蒸気流に対する制限を変化させるように作用し、またこの調整を使用して、分割壁118の両側のサブ領域122及び124を通る蒸気流の分離を制御することができる。例えば、サブ領域122内の蒸気流制限器146の蒸気流開口158の総開口面積が、サブ領域124内の分割壁188の反対側の直交流トレイ154の各々の蒸気流開口158の総開口面積よりも小さい場合、分割壁18の両側の蒸気分離は、不等になり、より多くの蒸気の体積流が、サブ領域124を通って上昇する。サブ領域122を通るより多くの体積流が所望される場合、サブ領域122内の蒸気流制限器146の蒸気流開口158の総開口面積は、サブ領域124の分割壁188の反対側の直交流トレイ154の蒸気流開口158の総開口面積よりも大きくなるように、制限器プレート84の運動によって増加させる。他の実施形態では、蒸気分離は、サブ領域122及び124の分割壁118の両側に位置決めされた蒸気流制限器146の制限器プレート84の運動によって制御することができる。
蒸気流制限器146はまた、シェル12の外側に載置することができ、かつ制限器プレート84の運動を制御するために制限器プレート84と動作可能に関連付けられた、アクチュエータ170も備える。制限器プレート84は、蒸気流制限器146の一部を形成する直交流トレイ154のトレイデッキ156の下に載置することができる。図12に示されるように、アクチュエータ170は、アクチュエータ170の直線運動を制限器プレート84に伝達するリンケージ174によって、制限器プレート84と連結することができる。1つの代替例として、図11に示されるように、リンケージ174は、アクチュエータ170の直線運動が制限器プレート84に伝達されるときに、直線運動を増加させるように調整することができる。
図13〜図18で最も良くわかるように、制限器プレート84は、支持ガイド88に静置され、かつそれに沿って摺動する、1つ以上のセグメント86を備える。制限器プレート84のセグメント86は、図15〜図17に示されるように、蒸気流開口158のいくつか又は全てと整列させることができ、また、図14及び図18に示されるように、そのような整列を解除することができる。蒸気流制限器146が第1の配向にあるときに、セグメント86は、蒸気流制限器146のトレイデッキ156の蒸気流開口158の総開口面積が、分割壁118の反対側の直交流トレイ154のトレイデッキ156の蒸気流開口158の総開口面積よりも小さくなるように、蒸気流制限器158のいくつか又は全てと整列するように運動する。この結果、蒸気流制限器146が位置決めされているサブ領域122を通るよりも多くの蒸気の体積流を、サブ領域124に通すことができる。蒸気流制限器146が第2の配向にあるときに、セグメント86は、蒸気流制限器146のトレイデッキ156の蒸気流開口158の総開口面積が、分割壁118の反対側の直交流トレイ154のトレイデッキ156の蒸気流開口158の総開口面積よりも大きくなるように再位置決めされる。この結果、蒸気流制限器146が位置決めされているサブ領域122を通るよりも多くの蒸気の体積流を、サブ領域124に通すことができる。
直交流トレイ154は、シングルパス配設で図11〜図18に示されているが、代替的に、図19〜図21に示されるツーパス配設などのマルチパス配設で構築することができ、図中、同様の構成要素には、接頭辞「2」を使用する。蒸気流制限器246において、アクチュエータ270は、リンケージ274によって、トレイデッキ256の下に位置決めされた2つの制限器プレート284に接続されている。リンケージ274は、アクチュエータ270の直線的な延在がロッド278の回転運動を生じさせるように配設される。ロッド278は、別々のリンク290によって、ロッド278の回転が制限器プレート284を運動させて蒸気流開口258のいくつか又は全てと整列及び配列解除するように、2つの制限器プレート284に接続されている。これは、サブ領域222及び224を通した蒸気分離を、先に説明した様態で変化させることを可能にする。
図22〜図24に示される実施形態では、物質移動アセンブリは、番号316によって示され、物質移動構造20としての構造化パッキング92との本発明の使用を例示する。この実施形態では、同様に番号付けされた構成要素には、接頭辞「3」を使用する。構造化パッキング92の波形シートは、蒸気流制限器346の上側に離間されたグリッドサポート94の上で支持される。構造化パッキング92の代わりに、ランダムパッキング又はグリッドパッキングを使用することができる。
蒸気流制限器346は、トレイデッキ100から上方へ延在しており、かつトレイデッキ100の蒸気流開口102を取り囲んでいるライザー98を有するチムニートレイ96を備える。例示される実施形態では、ライザー98は、矩形断面を有し、かつキャップ104によって覆われている。蒸気流制限器346は、トレイデッキ100の下に載置された制限器プレート384と、リンケージ374によって制限器プレート384と連結されたアクチュエータ370と、を含む。制限器プレート384は、ガイド106内を摺動し、また、セグメント386が、制限器プレート384の摺動運動によって、蒸気流開口102の1つ以上又は全てと整列及び整列解除して、制限器プレート84に関して説明した様態に類似する様態で、蒸気流開口102の総開口面積を変化させるように構築される。このようにして、サブ領域322及び324を通した蒸気分離を制御することができる。
トレイデッキ100の蒸気流開口102の総開口面積を変化させるために使用される制限器プレート384のセグメント386は、様々なサイズ及び形状とすることができる。一実施形態では、セグメント386は、トレイデッキ100の蒸気流開口102と同じ又は類似のサイズ及び形状である制限器プレート384の開口部108を形成し、取り囲むように構築される。開口部108は、制限器プレート384の摺動運動が開口部108を蒸気流開口102のいくつか又は全てと整列及び整列解除させるような場所で、制限器プレート384に位置決めされる。
チムニートレイ96は、各ライザー98が、ライザー98の断面と同じサイズ及び形状である蒸気流開口102の1つを取り囲むように、図22〜図24及び図27に示されるように構築することができる。図25及び図26に示されるような他の実施形態では、ライザー98の各々は、その各々がライザー98の断面よりも小さいサイズである蒸気流開口102の複数のものを取り囲むことができる。ライザー98の断面形状は、図22〜図24に示される矩形、図27に示される円形、又は四角形などの、様々な好適な形状のうちのいずれかから選択することができる。同様に、蒸気流開口102の形状は、図22〜24に示される矩形、図25及び図27に示される円形、並びに図26に示される四角形などの、様々な好適な形状のうちのいずれかから選択することができる。制限器プレート384の開口部108、トレイデッキ100の蒸気流開口102、及びライザー98の断面は、例示される実施形態の各々で同じ形状を有するが、他の実施形態では、異なる形状とすることができる。
図22〜図27に示される及び/又は上で説明した蒸気流制限器346は、物質移動構造が構造化又はランダムパッキング以外である物質移動アセンブリと共に使用することができる。例えば、図29に示されるように、蒸気流制限器346は、図2〜図6に関して上で先に説明した直交流トレイ54を備える物質移動構造と共に使用される。
上で説明した物質移動カラムは、分割壁18の両側の第1のサブ領域22及び第2のサブ領域24を通して上昇するときに蒸気の体積分離を調整するために、第1のサブ領域22を通した第1の蒸気流抵抗を生じさせる第1の配向と、第1の蒸気流抵抗よりも大きい、サブ領域22を通した第2の蒸気流抵抗を生じさせる第2の配向との間で、第1のサブ領域22内に位置決めされた蒸気流制限器46を運動させて、アクチュエータ70を動作させるステップを含む方法で動作させることができる。本方法は、フィード流を開放内部領域16の中へ取り入れることと、フィード流を処理して蒸気を第1のサブ領域22及び第2のサブ領域24を通して上昇させることと、物質移動カラム10から生成物又は生成物を取り出すことと、を含む。フィード流は、3つ以上の成分を有するものとすることができ、処理には、フィード流を高純度成分に分離することを含むことができる。本明細書に開示される他の実施形態によって、類似する方法を実施することができる。
以上により、本発明は、その構造に固有である他の利点と共に上記の本明細書の目的及び目標を全て実現するようによく適合された発明であることがわかるであろう。
特定の機能及び部分的組み合わせは有用なものであり、他の機能及び部分的組み合わせと関係なく使用され得ることが理解されるだろう。これは本発明の範囲によって想到されるものであり、本発明の範囲内である。
本発明の範囲から逸脱することなく多くの考えられる実施形態が本発明から作られてよいため、本明細書に記載された又は添付図面に示された全ての事項は例示として解釈されるべきで、限定する趣旨ではないことが理解されるべきである。

Claims (20)

  1. 物質移動カラム内の開放内部領域で使用するための物質移動アセンブリであって、
    前記分割壁の両側に第1及び第2のサブ領域を形成している、分割壁と、
    前記分割壁の前記両側の前記サブ領域内に位置決めされた物質移動構造の1つ以上のゾーンと、
    前記第1のサブ領域内に位置設定され、かつ前記分割壁の前記両側の前記第1及び第2のサブ領域を通って上昇するときに蒸気の体積分離の調整を可能にするために、前記第1のサブ領域で第1の蒸気流抵抗を生じさせる第1の配向と、前記サブ領域で、前記第1の蒸気流抵抗よりも大きな第2の蒸気流抵抗を生じさせる第2の配向との間で可動である、蒸気流制限器と、を備える、物質移動アセンブリ。
  2. 前記第1のサブ領域での前記第1の蒸気流抵抗が、前記分割壁の反対側の前記第2のサブ領域での蒸気流抵抗以下であり、
    前記第2の蒸気流抵抗は、前記分割壁の前記反対側の前記第2のサブ領域での前記蒸気流抵抗よりも大きい、
    請求項1に記載の物質移動アセンブリ。
  3. 前記蒸気流制限器が、トレイデッキと、前記トレイデッキ内の蒸気流開口と、出口堰とを有する直交流トレイを含み、
    前記直交流トレイが前記第1の配向にあるときに、前記出口堰は、前記トレイデッキの上側の第1の高さまで延在し、
    前記直交流トレイが前記第2の配向にあるときに、前記出口堰は、前記第1の高さよりも高い、前記トレイデッキの上側の第2の高さまで延在する、
    請求項2に記載の物質移動アセンブリ。
  4. 前記蒸気流制限器が、前記第1及び第2の高さの間で前記出口堰を移動させるように、前記出口堰と関連付けられたアクチュエータを更に備える、請求項3に記載の物質移動アセンブリ。
  5. 前記出口堰が枢動可能に載置され、
    前記アクチュエータは、前記トレイデッキの上側の前記第1及び第2の高さの間で前記出口堰を枢動させるように、前記出口堰と動作可能に連結されている、
    請求項4に記載の物質移動アセンブリ。
  6. 前記蒸気流制限器が、トレイデッキと、前記トレイデッキ内の蒸気流開口と、を有するトレイ、を備え、
    前記トレイが前記第1の配向にあるときに、前記蒸気流開口の総開口面積が、前記トレイが前記第2の配向にあるときの前記蒸気流開口の前記総開口面積よりも小さい、
    請求項2に記載の物質移動アセンブリ。
  7. 前記蒸気流制限器が、前記蒸気流開口の前記総開口面積を変化させるように移動可能である制限器プレートと、前記制限器プレートの運動を制御するための、前記制限器プレートと関連付けられたアクチュエータと、を更に備える、請求項6に記載の物質移動アセンブリ。
  8. 前記制限器プレートが、前記トレイの前記トレイデッキの下に摺動可能に載置され、
    前記アクチュエータは、前記制限器プレートの前記摺動運動を生じさせるように、前記制限器プレートと動作可能に連結されている、
    請求項7に記載の物質移動アセンブリ。
  9. 前記トレイが、直交流トレイである、請求項8に記載の物質移動アセンブリ。
  10. 前記トレイが、チムニートレイであり、前記分割壁の前記第1の側部の前記物質移動構造のゾーンの少なくとも1つが、パッキングを含む、請求項8に記載の物質移動アセンブリ。
  11. 前記分割壁の別の1つを含み、
    前記分割壁が、水平方向に離間され、かつ互いに並列となるように位置設定されている、
    請求項1に記載の物質移動アセンブリ。
  12. 物質移動カラムであって、
    シェルと、
    前記シェルによって画定された開放内部領域と、
    前記開放内部領域内に位置設定された請求項1に記載の物質移動アセンブリと、を備える、物質移動カラム。
  13. 前記第1のサブ領域での前記第1の蒸気流抵抗が、前記分割壁の前記反対側の前記第2のサブ領域での蒸気流抵抗以下であり、
    前記第2の蒸気流抵抗は、前記分割壁の前記反対側の前記第2のサブ領域での前記蒸気流抵抗よりも大きい、
    請求項12に記載の物質移動カラム。
  14. 前記蒸気流制限器が、トレイデッキと、前記トレイデッキ内の蒸気流開口と、前記トレイデッキから上方へ延在している出口堰と、を有する直交流トレイと、前記出口堰と動作可能に関連付けられたアクチュエータと、を備え、
    前記直交流トレイが前記第1の配向にあるときに、前記出口堰は、前記トレイデッキの上側の第1の高さまで延在し、
    前記直交流トレイが前記第2の配向にあるときに、前記出口堰が、前記第1の高さよりも高い、前記トレイデッキの上側の第2の高さまで延在し、
    前記アクチュエータは、リニア又はロータリアクチュエータであり、かつ前記第1及び第2の高さの間で前記出口堰を移動するように動作可能である、
    請求項13に記載の物質移動カラム。
  15. 前記蒸気流制限器が、トレイデッキを有するトレイと、前記トレイデッキ内の蒸気流開口と、前記蒸気流開口の前記総開口面積を変化させるように運動可能である制限器プレートと、前記制限器プレートの運動を制御するための、前記制限器プレートと関連付けられたアクチュエータと、を備え、
    前記トレイが前記第1の配向にあるときに、前記アクチュエータは、前記蒸気流開口の前記総開口面積は、前記トレイが前記第2の配向にあり、かつ前記アクチュエータが前記制限器プレートを再度位置設定するときの前記蒸気流開口の前記総開口面積よりも小さくなるように、前記制限器プレートを位置決めする、請求項13に記載の物質移動カラム。
  16. 前記制限器プレートが、前記トレイの前記トレイデッキの下に摺動可能に載置され、
    前記アクチュエータは、リニア又はロータリアクチュエータであり、かつ前記制限器プレートの前記摺動運動を生じさせるように、前記制限器プレートに動作可能に連結されている、
    請求項15に記載の物質移動カラム。
  17. 前記トレイが、直交流トレイ又はチムニートレイである、請求項16に記載の物質移動カラム。
  18. 前記トレイが直交流トレイであるときに、前記分割壁の前記第1の側部の前記物質移動構造のゾーンの少なくとも1つは、直交流トレイを備え、
    前記トレイがチムニートレイであるときに、前記分割壁の前記第1の側部の前記物質移動構造のゾーンの少なくとも1つは、パッキングを備える、
    請求項16に記載の物質移動カラム。
  19. 前記分割壁の別の1つを含み、前記分割壁が、水平方向に離間され、かつ互いに並列となるように位置設定されている、請求項12に記載の物質移動カラム。
  20. シェルと、前記シェルによって画定された開放内部領域と、前記開放内部領域内に位置決めされた請求項1に記載の物質移動アセンブリと、を備える、物質移動カラムを動作させる方法であって、
    アクチュエータを動作させて、前記分割壁の前記両側の前記第1及び第2のサブ領域を通って上昇するときに蒸気の体積分離を調整するために、前記第1のサブ領域での第1の蒸気流抵抗を生じさせる第1の配向と、前記サブ領域での、前記第1の蒸気流抵抗よりも大きい第2の蒸気流抵抗を生じさせる第2の配向との間で、前記第1のサブ領域内に位置設定された前記蒸気流制限器を運動させるステップと、
    フィード流を前記開放内部領域の中へ取り入れるステップと、
    前記フィード流を処理して、蒸気を、前記第1及び第2のサブ領域を通して上昇させるステップと、
    前記物質移動カラムから生成物又は生成物を取り出すステップと、を含む、方法。

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