[0020]いくつかの例示的な実装形態に従って、様々な図における同様の参照番号および記号は同様の要素を示す。さらに、要素の複数のインスタンスは、要素のための第1の番号の後にハイフンおよび第2の番号を続ける、または文字が続くことよって示され得る。たとえば、要素110の複数のインスタンスは、110−1、110−2、110−3などとして、または、110A、110B、110Cなどとして示され得る。第1の番号のみを使用してそのような要素を指すとき、要素の任意のインスタンスが理解されるべきである(たとえば、前の例における要素110は、要素110−1、110−2および110−3を指すか、または、要素110A、110Bおよび110Cを指す)。
[0021]第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のための5Gコアネットワーク(5GCN)について、2つの異なる制御プレーン(CP)ロケーションソリューションが識別されている。ここでは「ソリューションA」と呼ばれる、一方のソリューションは、3GPPのためのロングタームエボリューション(LTE)アクセスのためにすでに定義されているCPロケーションソリューションと同様であり、モビリティ管理エンティティ(MME)の代わりにアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)を使用し、拡張サービングモバイルロケーションセンター(E−SMLC)の代わりにロケーション管理機能(LMF)を使用し、ロケーション機能の対応する割振りとともに使用する。ここでは「ソリューションB」と呼ばれる、他方のソリューションは、ソリューションAの場合のようにAMFおよびLMFを使用するが、大部分のロケーション関係機能をLMFに移動し、AMFには最小限のロケーション関係機能をもつ。
[0022]本明細書で説明される実施形態は、ソリューションAおよびソリューションBのための共通プロトコルおよび共通プロシージャの使用を可能にすることができ、それらの共通プロトコルおよび共通プロシージャは、両方のソリューションのために1回のみ規格化され得る。これらのプロトコルおよびプロシージャは、ソリューションAについてゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC:Gateway Mobile Location Center)とAMFとの間で、およびソリューションBについてGMLCとLMFとの間で使用され得る。共通プロトコルおよびプロシージャは、両方のソリューションをサポートするための同等のまたはほとんど同等のGMLC実装形態を可能にし、それにより、一方のソリューションから他方のソリューションへの任意の移行におけるネットワーク影響を低減することができる。本明細書で説明される実施形態はまた、両方のソリューションが、いくつかの小さな制限を伴って同じネットワーク中で共存することを可能にし、一方のソリューションをサポートするAMFから他方のソリューションをサポートするAMFへのハンドオーバを受ける緊急(EM)呼のためのロケーションの連続性を可能にすることができる。たとえば、XがAまたはBに対応する、ソリューションXは、ソリューションXが、異なるRANへのまたはそこからのEM呼ハンドオーバのためのロケーションの連続性をサポートするのと同様にして、(YがBまたはAに対応する)他方のソリューションYをサポートする別のAMFへのまたはそこからのEM呼ハンドオーバのためのロケーションの連続性をサポートし得る。これのさらなる詳細が以下で与えられる。
[0023]図1Aは、一実施形態による、通信システムアーキテクチャ100の図を示す。通信システム100は、ソリューションAとソリューションBとの共存など、5Gワイヤレスネットワークのための異なるロケーションソリューションの共存を実装するように構成され得る。ここで、通信システム100は、ユーザ機器(UE)105と、5Gネットワークの構成要素とを備え、5Gネットワークの構成要素は、訪問先パブリックランドモバイルネットワーク(VPLMN:Visited Public Land Mobile Network)のための次世代RAN(NG−RAN)112と、VPLMN 5Gコアネットワーク(5GCN)150と、ホームネットワーク5GCN140とを備える。ホームネットワーク5GCN140は、UE105のためのホームパブリックランドモバイルネットワーク(HPLMN:Home Public Land Mobile Network)のためのものであり、VPLMNのための5GCN150と通信し、VPLMNのための5GCN150はUE105と通信する。5Gネットワークは、新無線(NR)ネットワークと呼ばれることもあり、NG−RAN112は、NR RANまたは5G RANと呼ばれることがあり、5GCN140および150は、NGコアネットワーク(NGC)と呼ばれることがある。NG−RANおよび5GCNの規格化は、3GPPにおいて進行中である。したがって、NG−RAN112ならびに5GCN140および150は、3GPPからの5Gサポートのための現在のまたは将来の規格に準拠し得る。通信システム100は、さらに、GPS、GLONASS、GalileoまたはBeidouのようなグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)、あるいは、IRNSS、EGNOSまたはWAASなど、何らかの他のローカルまたは地域衛星測位システム(SPS)のための、衛星ビークル(SV:satellite vehicle)190からの情報を利用し得る。通信システム100の追加の構成要素が以下で説明される。通信システム100は、追加または代替の構成要素を含み得る。
[0024]図1Aは、様々な構成要素の一般化された図を与えるにすぎず、それらの構成要素のいずれかまたはすべてが適宜に利用され得、それらの構成要素の各々が必要に応じて複製または省略され得ることに留意されたい。詳細には、1つのUE105のみが示されているが、多くのUE(たとえば、数百、数千、数百万など)が通信システム100を利用し得ることを理解されよう。同様に、通信システム100は、より多数またはより少数のSV190、gNB110、外部クライアント130、および/または他の構成要素を含み得る。通信システム100中の様々な構成要素を接続する図示された接続は、追加の(中間)構成要素、直接的または間接的な物理的および/またはワイヤレス接続、ならびに/あるいは追加のネットワークを含み得る、データおよびシグナリング接続を含む。さらに、構成要素は、所望の機能に応じて、並べ替えられ、組み合わせられ、分離され、置換され、および/または省略され得る。
[0025]図1Aは5Gベースのネットワークを示すが、同様のネットワーク実装形態および構成が、3G、(4Gとも呼ばれる)ロングタームエボリューション(LTE)、IEEE802.11 WiFi(登録商標)など、他の通信技術のために使用され得る。
[0026]UE105は、デバイス、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、モバイル端末、端末、移動局(MS)、セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL:Secure User Plane Location)対応端末(SET:SUPL Enabled Terminal)を備え、および/またはそのように呼ばれるか、あるいは、何らかの他の名前で呼ばれることがある。その上、UE105は、セルフォン、スマートフォン、ラップトップ、タブレット、PDA、トラッキングデバイス、あるいは何らかの他のポータブルデバイスまたは可動デバイスに対応し得る。一般に、必ずしもそうとは限らないが、UE105は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、符号分割多元接続(CDMA)、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、LTE、高速パケットデータ(HRPD)、IEEE802.11 WiFi(Wi−Fi(登録商標)とも呼ばれる)、Bluetooth(登録商標)(BT)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX(登録商標))、(たとえば、NG−RAN112および5GCN140、150を使用する)5G新無線(NR)など、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)を使用してワイヤレス通信をサポートし得る。UE105はまた、たとえばデジタル加入者回線(DSL)またはパケットケーブルを使用して他のネットワーク(たとえばインターネット)に接続し得るワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を使用して、ワイヤレス通信をサポートし得る。これらのRATのうちの1つまたは複数の使用は、UE105が(図1Aに示されていない5GCN140、150の要素を介して、または場合によってはゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)145または155を介して)外部クライアント130と通信することを可能にし、および/または外部クライアント130が(たとえば、GMLC145または155を介して)UE105に関するロケーション情報を受信することを可能にし得る。
[0027]UE105は、単一のエンティティを含み得、あるいは、ユーザがオーディオ、ビデオおよび/もしくはデータI/Oデバイスならびに/またはボディセンサーならびに別個のワイヤラインもしくはワイヤレスモデムを採用し得るパーソナルエリアネットワーク中などで複数のエンティティを含み得る。UE105のロケーションの推定値は、ロケーション、ロケーション推定値、ロケーションフィックス、フィックス、位置、位置推定値または位置フィックスと呼ばれることがあり、測地的なものであり、したがって、高度成分(たとえば、海抜高、地表高または地表深度、フロアレベルまたは地階レベル)を含むことも含まないこともあるUE105のロケーション座標(たとえば、緯度および経度)を与え得る。代替的に、UE105のロケーションは、都市ロケーションとして(たとえば、郵便住所として、あるいは、特定の部屋またはフロアなど、建築物中の何らかの地点または小さいエリアの指定として)表され得る。UE105のロケーションはまた、ある確率または信頼性レベル(たとえば、67%、95%など)でUE105がそれの内部に位置することが予想される(測地的にまたは都市形態でのいずれかで定義される)エリアまたはボリュームとして表され得る。UE105のロケーションは、さらに、たとえば、測地的に、都市に関して、あるいは、マップ、フロアプランまたは建築物プラン上に示された地点、エリア、またはボリュームを参照することによって定義され得る知られているロケーションにある何らかの原点に対して定義された、距離および方向または相対X、Y(およびZ)座標を備える、相対ロケーションであり得る。本明細書に含まれている説明では、ロケーションという用語の使用は、別段に規定されていない限り、これらの変形態のいずれかを備え得る。UEのロケーションを算出するとき、局所的なx、y、および場合によってはz座標の値を求め、次いで、必要な場合、局所的な座標を(たとえば、緯度、経度、および平均海面の上または下の高度に対する)絶対的な座標に変換することが一般的である。
[0028]図1Aに示されているNG−RAN112中の基地局(BS)は、gNB110−1、110−2および110−3(本明細書では、まとめておよび総称的にgNB110と呼ばれる)とも呼ばれる、NRノードBを備える。NG−RAN112中のgNB110のペアは、たとえば、図1Aに示されているように直接的に、または他のgNB110を介して間接的に、互いに接続され得る。5Gネットワークへのアクセスは、UE105とgNB110のうちの1つまたは複数との間のワイヤレス通信を介してUE105に与えられ、gNB110は、5G NRを使用するUE105のために5GCN150へのワイヤレス通信アクセスを与え得る。図1Aでは、UE105のためのサービングgNBは、gNB110−1であると仮定されるが、他のgNB(たとえば、gNB110−2および/またはgNB110−3)は、UE105が別のロケーションに移動する場合にサービングgNBとして働き得るか、またはUE105に追加のスルーアウト(throughout)および帯域幅を与えるための2次gNBとして働き得る。図1A中のいくつかのgNB110(たとえば、gNB110−2またはgNB110−3)は、UE105の測位を支援するための信号(たとえば、測位基準信号(PRS:positioning reference signal))を送信し得るが、UE105からのまたは他のUEからの信号を受信しないことがある、測位専用ビーコンとして機能するように構成され得る。
[0029]述べられたように、図1Aは、5G通信プロトコルに従って通信するように構成されたノードを示すが、たとえばLTEプロトコルなど、他の通信プロトコルに従って通信するように構成されたノードが使用され得る。異なるプロトコルを使用して通信するように構成されたそのようなノードは、少なくとも部分的に、5GCN150によって制御され得る。したがって、NG−RAN112は、gNB、LTEアクセスをサポートする発展型ノードB(eNB)、あるいは他のタイプの基地局またはアクセスポイントの任意の組合せを含み得る。一例として、NG−RAN112は、1つまたは複数の次世代eNB(ng−eNB)を含み得、それらの次世代eNBは、UE105にLTEワイヤレスアクセスを与え、AMF154およびUPF157など、5GCN150中のエンティティに接続し得る。
[0030]gNB110は、測位機能のためにロケーション管理機能(LMF)152と通信する、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)154と通信することができる。AMF154は、UE105の登録とセル変更とハンドオーバとを含む、UE105のアクセスおよびモビリティをサポートし得、UE105へのシグナリング接続をサポートすることと、場合によってはUE105のためのプロトコルデータユニット(PDU)セッションを確立および解放するのを助けることとに参加し得る。AMF154の他の機能は、NG−RAN112からの制御プレーン(CP)インターフェースの終端と、UE105などのUEからの非アクセス層(NAS)シグナリング接続の終端と、NAS暗号化および完全性保護と、登録管理と、接続管理と、到達可能性管理と、モビリティ管理と、アクセス認証および許可と含み得る。
[0031]LMF152は、UE105がNG−RAN112にアクセスするときにUE105の測位をサポートし得、補助GNSS(A−GNSS:Assisted GNSS)、観測到着時間差(OTDOA:Observed Time Difference of Arrival)、リアルタイムキネマティクス(RTK:Real Time Kinematics)、精密単独測位(PPP:Precise Point Positioning)、差動GNSS(DGNSS:Differential GNSS)、拡張セルID(ECID:Enhanced Cell ID)、発射角(AOD:angle of departure)、到来角(AOA:angle of arrival)、および他の位置方法など、位置プロシージャ/方法をサポートし得る。LMF152はまた、たとえば、AMF154から、または訪問先GMLC(VGMLC:Visited GMLC)155から受信された、UE105のためのロケーションサービス要求を処理し得る。いくつかの実施形態では、LMF152を実装するノード/システムは、追加または代替として、拡張サービングモバイルロケーションセンター(E−SMLC)またはセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP:SUPL Location Platform)など、他のタイプのロケーションサポートモジュールを実装し得る。いくつかの実施形態では、(UE105のロケーションの導出を含む)測位機能の少なくとも一部は、(たとえば、ワイヤレスノードによって送信された信号についての信号測定値と、UE105に与えられた支援データとを使用して)UE105において実施され得ることに留意されたい。
[0032]VGMLC155は、外部クライアント130から、またはホームGMLC(HGMLC:Home GMLC)145から受信されたUE105のためのロケーション要求をサポートし得、AMF154によってLMF152にフォワーディングするためにAMF154にそのようなロケーション要求をフォワーディングし得るか、またはLMF152に直接的にロケーション要求をフォワーディングし得る。(たとえば、UE105のためのロケーション推定値を含んでいる)LMF152からのロケーション応答は、直接的にまたはAMF154を介してのいずれかで、VGMLC155に同様に返され得、VGMLC155は、次いで、(たとえば、ロケーション推定値を含んでいる)ロケーション応答を、外部クライアント130にまたはHGMLC145に返し得る。VGMLC155は、AMF154とLMF152の両方に接続されて示されているが、いくつかの実装形態では、これらの接続のうちの一方のみが、5GCN150によってサポートされ得る。
[0033]図1Aにさらに示されているように、LMF152とgNB110とは、(NPPaまたはNRPPaと呼ばれることがある)新無線位置プロトコルA(New Radio Position Protocol A)を使用して通信し得る。NRPPaは、3GPP技術仕様(TS)38.455において定義され得、3GPP TS36.455において定義されているLTE測位プロトコルA(LPPa:LTE Positioning Protocol A)と同じであり、LPPaと同様であり、またはLPPaの拡張であり得、NRPPaメッセージは、AMF154を介してgNB110とLMF152との間で転送される。図1Aにさらに示されているように、LMF152とUE105とは、3GPP TS36.355において定義されているLTE測位プロトコル(LPP)を使用して通信し得、LPPメッセージは、UE105のためのサービングgNB110−1を介して、UE105とAMF154との間のNASトランスポートメッセージ内で転送される。LPPメッセージは、AMF154によって中継され、インターネットプロトコル(IP)上のハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)の使用に基づくサービスベースのインターフェース(SBI)など、SBIを使用して、LMF152とAMF154との間で転送され得る。LPPプロトコルは、A−GNSS、RTK、OTDOAおよび/またはECIDなど、UE支援および/またはUEベース位置方法を使用して、UE105の測位をサポートするために使用され得る。NRPPaプロトコルは、(gNB110によって取得された測定値とともに使用されるときは)ECIDなどのネットワークベース位置方法を使用してUE105の測位をサポートするために使用され得、および/または、OTDOAのサポートのためのgNB110からのPRS送信を定義するパラメータなど、gNB110からのロケーション関係情報を取得するためにLMF152によって使用され得る。
[0034]NRPPaを使用してgNB110によってLMF152に与えられる情報は、PRS送信のためのタイミングおよび構成情報と、gNB110のロケーション座標とを含み得る。LMF152は、次いで、この情報の一部または全部を、NG−RAN112およびAMF154を介してLPPメッセージ中の支援データとしてUE105に与えることができる。
[0035]LMF152からUE105に送られるLPPメッセージは、所望の機能に応じて、様々な事のいずれかを行うようにUE105に命令し得る。たとえば、LPPメッセージは、GNSS(またはA−GNSS)、ワイヤレスLAN、および/またはOTDOA(または何らかの他の位置方法)についての測定値を取得するようにとのUE105に対する命令を含んでいることがある。OTDOAの場合、LPPメッセージは、特定のgNB110によってサポートされる(あるいは1つまたは複数のng−eNBまたはeNBによってサポートされる)特定のセル内で送信されたPRS信号の1つまたは複数の測定値(たとえば、基準信号時間差(RSTD:Reference Signal Time Difference)測定値)を取得するようにUE105に命令し得る。UE105は、サービングgNB110−1およびAMF154を介して、(たとえば、5G NASトランスポートメッセージ内の)LPPメッセージ中でLMF152に測定値を送り返し得る。
[0036]いくつかの実施形態では、LPPは、NR無線アクセスのためのE−CIDおよびOTDOAなど、位置方法をサポートするNR測位プロトコル(NPP)によって増強されるか、またはNPPによって置き換えられ得る。たとえば、LPPメッセージは、埋込みNPPメッセージを含んでいることがあるか、またはNPPメッセージによって置き換えられ得る。
[0037]VPLMN 5GCN150はまた、UPF157に、VGMLC155に、および公共安全応答ポイント(PSAP:Public Safety Answering Point)174に接続され得る、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)172を含み得る。IMS172は、IETFセッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)を使用して、UE105によって発信されるかまたはUE105に着信し得る、ボイス呼、データセッションおよび/または緊急呼を確立および解放するために使用され得る。たとえば、IMS172は、図1Aに示されていないが、場合によっては3GPP TS23.228および23.167に記載されている、プロキシ呼セッション制御機能(P−CSCF:Proxy Call Session Control Function)、サービング呼セッション制御機能(S−CSCF:Serving Call Session Control Function)、緊急呼セッション制御機能(E−CSCF:Emergency Call Session Control Function)および/またはロケーション取出し機能(LRF:Location Retrieval Function)を含み得る。
[0038]図示のように、HPLMN140は、統合データ管理(UDM:Unified Data Management)142、(たとえば、インターネットを介して)VGMLC155に接続され得るホームGMLC(H−GMLC)145、ならびにVPLMN150中のUPF157に接続され得るユーザプレーン機能(UPF:User Plane Function)147を含む。UDM142は、UE105のためのサブスクリプションデータを記憶し得、以下の機能、すなわち、UE認証、UE識別、アクセス許可、登録およびモビリティ管理およびサブスクリプション管理を実施し得る。UPF147およびUPF157は、UE105のためのボイスおよびデータベアラを各々サポートし得、インターネットなどの他のネットワークへのUE105のボイスおよびデータアクセスを可能にし得る。UPF147およびUPF157の機能は、データネットワークへの相互接続の外部PDUセッションポイントと、パケット(たとえばIP)ルーティングおよびフォワーディングと、パケット検査およびポリシールール実施のユーザプレーン部分と、ユーザプレーンのためのQoS処理と、ダウンリンクパケットバッファリングおよびダウンリンクデータ通知トリガリングとを含み得る。
[0039]UPF147は、SUPLロケーションプラットフォーム(SLP)148など、ロケーションサーバ(LS:location server)に接続され得る。SLP148は、オープンモバイルアライアンス(OMA:Open Mobile Alliance)によって定義されたSUPLユーザプレーン(UP:user plane)ロケーションソリューションをサポートし得、SLP148に記憶されたUE105のためのサブスクリプション情報に基づいて、UE105のためのロケーションサービスをサポートし得る。SLP148は、UE105のためのホームSLP(H−SLP:home SLP)であり得る。通信システム100のいくつかの実施形態では、VPLMN 5GCN150中のまたはそれからアクセス可能な(たとえば、UPF157に接続された)、(図1Aに示されていない)発見されたSLP(D−SLP:Discovered SLP)または緊急SLP(E−SLP:Emergency SLP)が、SUPL UPソリューションを使用してUE105の位置を特定するために使用され得る。通信システムアーキテクチャ100中のSLP148とLMF152とは、両方とも、UE105の測位のためにLPPおよび/またはLPP/NPPプロトコルを採用し得るLSの例である。
[0040]3GPP TS23.271およびTS36.305において定義されている3GPP CPロケーションソリューションなど、CPロケーションソリューションでは、UE105のロケーションをサポートするための(たとえば、LPP、LPP/NPPおよび他のメッセージを含む)シグナリングは、VPLMN 5GCN150およびHPLMN 5GCN140のための既存のシグナリングインターフェースおよびプロトコルを使用して、参加しているエンティティ(たとえば、VGMLC155、gNB110およびUE105)間で転送され得る。対照的に、SUPLなどのUPロケーションソリューションでは、UE105のロケーションをサポートするための(たとえば、埋込みLPPおよび/またはLPP/NPPメッセージを搬送するSUPLメッセージなどの)シグナリングは、(たとえば、インターネットプロトコル(IP)を使用して)データベアラを使用して、参加しているエンティティ(たとえば、UE105およびSLP148)間で転送され得る。
[0041]HGMLC145は、UE105のためのUDM142に接続され得る。HGMLC145は、外部クライアント130などの外部クライアントのために、UE105へのロケーションアクセスを与え得る。HGMLC145、UPF147、およびSLP148のうちの1つまたは複数は、たとえば、インターネットなどの別のネットワークを通して、外部クライアント130に接続され得る。いくつかの場合には、(図1Aに示されていない)別のPLMN中にある要求側GMLC(R−GMLC:Requesting GMLC)が、R−GMLCに接続された外部クライアントのためにUE105へのロケーションアクセスを与えるために、(たとえば、インターネットを介して)HGMLC145に接続され得る。R−GMLC、HGMLC145およびVGMLC155は、3GPP TS23.271において定義されている3GPP CPソリューションを使用して、UE105へのロケーションアクセスをサポートし得る。
[0042]VPLMN150および別個のHPLMN140が、図1Aに示されているが、両方のPLMN(ネットワーク)は同じPLMNであり得ることを理解されたい。その場合、(i)SLP148、UDM142およびUPF147は、AMF154およびLMF152と同じ5GCN中にあり得、(ii)VGMLC155とHGMLC145とは同じGMLCであり得、したがってGMLC155と呼ばれることがあり、および(iii)UPF147とUPF157とは同じUPFであり得る。
[0043]述べられたように、通信システム100は5G技術に関して説明されるが、通信システム100は、GSM、WCDMA、LTEなど、他の通信技術をサポートするために実装され得、それらの通信技術は、(たとえば、ボイス、データ、測位、および他の機能を実装するために)UE105などのモバイルデバイスをサポートし、それらと対話するために使用される。いくつかのそのような実施形態では、5GCN150は、gNB110の代わりに1つまたは複数の発展型ノードB(eNB)を備える発展型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)など、異なるエアインターフェースを制御するように構成され得る。いくつかの他の実施形態では、NG−RAN112と5GCN140、150の両方は、他のRANと他のコアネットワークとによって置き換えられ得る。たとえば、LTEアクセスをサポートするための3GPPによって定義される発展型パケットシステム(EPS:Evolved Packet System)では、UE105は、NG−RAN112および5GCN140、150ではなくEPSにアクセスし得、NG−RAN112は、gNB110の代わりにeNBを含んでいるE−UTRANによって置き換えられ得、5GCN140、150は、AMF154の代わりにモビリティ管理エンティティ(MME)を備える発展型パケットコア(EPC:Evolved Packet Core)と、LMF152の代わりの拡張サービングモバイルロケーションセンター(E−SMLC)と、VGMLC155と同様であり得るGMLCとによって置き換えられ得る。そのようなEPSでは、E−SMLCは、E−UTRAN中のeNBにロケーション情報を送り、それらのeNBからロケーション情報を受信するために、NRPPaの代わりにLPPaを使用し得、UE105の測位をサポートするためにLPPを使用し得る。さらに、いくつかの実装形態では、(たとえば、gNB110またはeNBと同様の、またはそれらに基づく)基地局は、測位専用ビーコンとして機能し、UE105の測位を支援するための信号(たとえばPRS)を送信し得るが、UE105からの信号を受信しないことがある。
[0044]CPロケーションソリューションは、異なるやり方で、通信システムアーキテクチャ100によってサポートされ得る。図1Aからのすべての物理的要素を組み込む図1Bは、ソリューションAによるCPロケーションのサポートを高レベルにおいて示す。ソリューションAは、UE105のロケーションの調整および制御が、(3GPP TS23.271において定義されているLTEアクセスのためのCPロケーションソリューションのためにMMEによって実施される機能と同様の機能を実施し得る)AMF154によって実施されるので、「旧来のCPロケーションソリューション」または「AMFベースのロケーションソリューション」と呼ばれることがある。図1Bに示されているように、UE105のためのロケーション要求は、外部クライアント130から発信し得、これは「モバイル着信ロケーション要求」(MT−LR)と呼ばれることがある。ソリューションAを伴うMR−LRの場合、ロケーション要求は、外部クライアント130によってHGMLC145に送られ、HGMLC145は、段階1aにおいてVGMLC155に(たとえば、シグナリングメッセージの一部として)要求をフォワーディングする。VGMLC155は、次いで、段階1bにおいて、UEのためのサービングAMFであるAMF154に要求をフォワーディングし得る。AMFは、次いで、段階2においてLMF152にロケーション要求を送り得る。図1Bに示されていない段階3において、LMF152は、図1Aについて前に説明されたように、UE105のためのロケーション測定値またはロケーション推定値を取得するために、LPPまたはNPPメッセージをUE105と交換し得、および/あるいはNRPPaメッセージをgNB110−1と交換し得る。LMF152は、次いで、(たとえば、LPPまたはNPPを使用してUE105から取得されたロケーション測定値から、および/あるいはNRPPaを使用してgNB110−1から取得されたロケーション測定値から)UE105のためのロケーション推定値を決定し得、段階4においてAMF154にロケーション推定値を返し得る。AMF154は、次いで、(たとえば、シグナリングメッセージの一部として)段階5aにおいてVGMLC155にロケーション推定値を返し、VGMLC155は、段階5bにおいてHGMLC145を介して外部クライアント130にロケーション推定値を返す。
[0045]同じくソリューションAによってサポートされ得、同じく図1Bに示されている代替プロシージャでは、UE105のロケーションは、UE105によって要求され得、これは、モバイル発信ロケーション要求(MO−LR:Mobile Originated Location Request)と呼ばれることがある。代替的に、UE105のロケーションは、緊急呼のためのUE105からの要求により、5GCN150内で誘発され得、これは、ネットワーク誘発ロケーション要求(NI−LR)と呼ばれることがある。ソリューションAを伴うMO−LRの場合、UE105は、図1B中の段階1cにおいてサービングAMFにロケーション要求を送る。ソリューションAを伴うNI−LRの場合、UE105は、図1B中の段階1cにおいてサービングAMFに緊急呼のための要求または要求のインジケーションを送る。MO−LRのためのロケーション要求、またはNI−LRについての緊急呼のための要求に基づいて、AMF154は、ソリューションAのためのMT−LRについて前に説明された段階2と同様または同じである段階2において、LMF152にUE105のためのロケーション要求を送る。MO−LRまたはNI−LRの場合、LMF152は、次いで、ソリューションAのためのMT−LRについて前に説明された段階3および4を実施する。ロケーション推定値が段階4においてLMF152によってAMF154に返された後に、およびそのロケーションがNI−LRのために取得された場合、AMF154は、(たとえば、シグナリングメッセージの一部として)段階5aにおいてVGMLC155にUE105のためのロケーション推定値を送り得、VGMLC155は、段階5dにおいてIMS172中のLRFを介してPSAP174にロケーション推定値を送り得る。NI−LRの場合、段階5aおよび5dのために使用されるシグナリングメッセージは、MT−LRの場合のステップ5aおよび5bのために使用されるシグナリングメッセージとは異なり得、VGMLC155は、HGMLC145を介してでなく、段階5dにおいてPSAP174に直接的にロケーション推定値を送り得る。代替的に、ロケーションがMO−LRのために取得された場合、次いで、ロケーション推定値が図1B中の段階4においてLMF152によってAMF154に返された後に、AMF154は、段階5cにおいてUE105に直接的にUE105のためのロケーション推定値を返し得る。ソリューションAのためのすべてのプロシージャ(MT−LR、MO−LRおよびNI−LR)について、ロケーション要求、またはロケーション要求を誘発するEM呼のための要求は、最初にAMF154に送られ、AMF154は、次いで、そのロケーション要求をLMF152にフォワーディングし、宛先エンティティにロケーション推定値を返すことがわかり得る。したがって、ソリューションAでは、AMF154はメイン制御エンティティであるが、LMF152は、単に、ロケーション推定値を取得し、それをAMF154に返す。
[0046]図1Aからのすべての物理的要素を組み込む図1Cは、ソリューションBによるCPロケーションのサポートを高レベルにおいて示す。ソリューションBは、UE105のロケーションの調整および制御がLMF152によって実施されるので、「LMFベースのロケーションソリューション」と呼ばれることがある。図1Cに示されているように、UE105のためのロケーション要求は、外部クライアント130から発信し得、これは、(ソリューションAの場合のように)MT−LRと呼ばれることがある。ソリューションBを伴うMR−LRの場合、ロケーション要求は、外部クライアント130によってHGMLC145に送られ、HGMLC145は、段階1aにおいてVGMLC155に要求をフォワーディングする。VGMLC155は、次いで、(たとえば、シグナリングメッセージの一部として)段階2aにおいてLMF152に要求をフォワーディングし得る。図1Cに示されていない段階3において、LMF152は、図1Aについて前に説明されたように、UE105のためのロケーション測定値またはロケーション推定値を取得するために、LPPまたはNPPメッセージをUE105と交換し得、および/あるいはNRPPaメッセージをgNB110−1と交換し得る。図1C中のソリューションBのための段階3は、図1B中のソリューションAのための段階3と同様または同じであり得る。LMF152は、次いで、(たとえば、LPPまたはNPPを使用してUE105から取得されたロケーション測定値から、および/あるいはNRPPaを使用してgNB110−1から取得されたロケーション測定値から)UE105のためのロケーション推定値を決定し得、(たとえば、シグナリングメッセージの一部として)段階4aにおいてVGMLC155にロケーション推定値を返し得る。VGMLC155は、次いで、段階5aにおいてHGMLC145を介して外部クライアント130にロケーション推定値を返す。
[0047]同じくソリューションBによってサポートされ得、同じく図1Cに示されている代替プロシージャでは、UE105のロケーションは、UE105によって要求され得、これは、(ソリューションAの場合のように)MO−LRと呼ばれることがある。代替的に、UE105のロケーションは、緊急呼のためのUE105からの要求により、5GCN150内で誘発され得、これは、(ソリューションAの場合のように)NI−LRと呼ばれることがある。ソリューションBを伴うMO−LRの場合、UE105は、図1C中の段階1bにおいてサービングAMFにロケーション要求を送る。ソリューションBを伴うNI−LRの場合、UE105は、図1C中の段階1bにおいてサービングAMFに緊急呼のための要求または要求のインジケーションを送る。MO−LRのための段階1bにおいて送られるロケーション要求の場合、AMF154は、中継器として働き得、ロケーション要求の解釈または変更なしに、図1C中の段階2bにおいてLMF152にロケーション要求をフォワーディングし得る。NI−LRのための段階1bにおけるEM呼のための要求またはEM呼のインジケーションの場合、AMF154は、段階2bにおいてEM呼の通知をLMF152に送り得る。段階2bにおいてAMF154によってフォワーディングされたMO−LRについてのUE105からのロケーション要求、またはNI−LRのための段階2bにおいてAMF154によって送られたUE105のための緊急呼の通知に基づいて、LMF152は、UE105のためのロケーションプロシージャを開始し得、次いで、MT−LRのために図1Cについて前に説明された段階3を実施し得る。ロケーション推定値が段階3においてLMF152によって取得された後に、およびそのロケーションがNI−LRのために取得された場合、LMF152は、(たとえば、シグナリングメッセージの一部として)段階4aにおいてVGMLC155にUE105のためのロケーション推定値を送り得、VGMLC155は、(たとえば、IMS172中のLRFを介して)段階5dにおいてPSAP174にロケーション推定値を送り得る。NI−LRの場合、段階4aおよび5dのために使用されるシグナリングメッセージは、MT−LRのためのステップ4aおよび5aのために使用されるシグナリングメッセージとは異なり得、VGMLC155は、HGMLC145を介してでなく、段階5dにおいてPSAP174に直接的にロケーション推定値を送り得る。代替的に、ロケーションがMO−LRのためにLMF152によって取得された場合、次いで、ロケーション推定値が段階3においてLMF152によって取得された後に、LMF152は、図1C中の段階4bにおいてAMF154にロケーション推定値を含んでいるメッセージを送り、AMF154が段階5bにおいて解釈または変更なしにUE105にメッセージをフォワーディングすることによって、UE105に直接的にUE105のためのロケーション推定値を返し得る。ソリューションBのためのすべてのプロシージャ(MT−LR、MO−LRおよびNI−LR)について、ロケーション要求、またはロケーション要求を誘発するEM呼のための要求の通知は、LMF152に送られ、LMF152は、次いで、ロケーション推定値を取得し、宛先エンティティにそのロケーション推定値を返すことがわかり得る。AMF154は、LMF152からまたはそこに、要求またはメッセージをフォワーディングすることに関与し得るが、ソリューションBのためのメイン制御エンティティはLMF152である。
[0048]UE105がローミングしていないとき、VGMLC155とHGMLC145とは、図1Aについて前に説明されたように、組み合わせられて1つのGMLC155になり得、上記で説明されたソリューションAおよびソリューションBのためのプロシージャは有効のままであるが、VGMLC155とHGMLC145との間のシグナリングがないことに留意されたい。EM呼のためのNI−LRおよびMT−LRのためのものを含む、EM呼のためのロケーションのサポートのさらなる詳細が、本明細書において、図6A〜図8Bに関連して両方のソリューションについて後で与えられる。
[0049]図2は、サービスベースのインターフェース(SBI)表現を使用するローミングシナリオのためのロケーションサービスおよびロケーション情報転送のための通信システムアーキテクチャ200を示す。アーキテクチャ200は、通信システムアーキテクチャ100の一部に対応し得、ソリューションA、ソリューションB、またはソリューションAとソリューションBとの共存をサポートし得る。ここで、N1は、UE105とAMF154との間のロケーション関係シグナリングのトランスポートのための基準点であり、N2は、AMF154とNG−RAN112との間のロケーション関係シグナリングをサポートするための基準点である。Leは、3GPP TS23.271において定義されているように、HGMLC145またはロケーション取出し機能(LRF)270と、外部クライアント130との間のロケーション関係シグナリングのための基準点である。LRF153は、IMS172の一部であり得、PSAP174に接続され得る。図2中のLRF153および270は、UE105からの緊急呼をサポートするPSAPに対応する、外部クライアント130からのロケーション要求を受信することおよびロケーション要求に応答することに関して、それぞれ、VGMLC155およびHGMLC145と同じまたは同様の機能を実施し得る。以下のSBIも図2に示されている。すなわち、Ngmlcは、VGMLC155およびHGMLC145によって表されるSBIであり、Nlmfは、LMF152によって表されるSBIであり、Namfは、AMF154によって表されるSBIであり、Nudmは、UDM142によって表されるSBIである。図2に示されているSBIは、3GPP TS23.502において定義されているものであり得、SBIの名前によって示される特定のエンティティによって標準サービスをサポートし得る。たとえば、Nlmf SBIは、(たとえば、GMLC155および/またはAMF154を含み得る)別のエンティティへのLMF(たとえばLMF152)によるいくつかのサービスをサポートし得るが、Namf SBIは、(たとえば、GMLC155および/またはAMF152を含み得る)別のエンティティへのAMF(たとえばAMF154)によってサポートされる他のサービスをサポートし得る。
[0050]図3Aおよび図3Bは、それぞれ、ソリューションAおよびBのための非ローミングシナリオのためのロケーションサービスおよびロケーション関係情報転送のためのアーキテクチャ300Aおよび300Bを示す。アーキテクチャ300Aおよび300Bは、通信システムアーキテクチャ100および200に少なくとも部分的に対応し得る。図3Aと図3Bとにおいて共通の参照番号によって示されているように、ソリューションAとソリューションBとは共通の特徴を含む。たとえば、301によって示されているように、両方のソリューションは、同じGMLC−UDM SBIインターフェースを使用し得る。302によって示されているように、両方のソリューションは、同等のLRFおよびGMLC外部Leインターフェースを使用し得る。さらに、303によって示されているように、両方のソリューションは、3GPP TS29.172において定義されているLTEアクセスのための拡張パケットコア(EPC:Enhanced Packet Core)ロケーションプロトコル(ELP:EPC Location Protocol)と機能的に同様または同等であり得る、GMLC−AMF対話(ソリューションA)またはGMLC−LMF対話(ソリューションB)のための、同様のまたは同等のSBIサービス動作を使用し得る。ソリューションAの場合、図3A中の303によって示されるSBIは、AMF154によって表され、GMLC155にロケーションサービスを与えるNamf SBIである。ソリューションBの場合、図3B中の303によって示されるSBIは、LMF152によって表され、GMLC155にロケーションサービスを与えるNlmf SBIである。それらのSBIは、異なるエンティティ(ソリューションAの場合はAMF154、およびソリューションBの場合はLMF152)によってサポートされるが、両方のSBIは、GMLC155にロケーションサービスを与え、その両方は、同じロケーションサービスまたはほぼ同じロケーションサービスを与え得、その場合、同じまたはほぼ同じシグナリングプロトコルを使用し得る。一例として、非ローミングUE105のためのMT−LRのための図1B中の段階1bおよび5aについて説明された、ソリューションAのためのAMF154とGMLC155との間で交換されるシグナリングメッセージは、非ローミングUE105のためのMT−LRのための図1C中の段階2aおよび4aについて説明された、ソリューションBのためのLMF152とGMLC155との間で交換されるシグナリングメッセージと同等または同様であり得る。同様に、NI−LRのための図1B中の段階5aについて説明された、ソリューションAのためのAMF154からGMLC155に送られるシグナリングメッセージは、NI−LRのための図1C中の段階4aについて説明された、ソリューションBのためのLMF152からGMLC155に送られるシグナリングメッセージと同等または同様であり得る。
[0051]さらに、304によって示されているように、両方のソリューションは、UE105とLMF152との間のLPP(またはNPP)メッセージの同等のまたはほとんど同等のトランスポートと、AMF154を通るNG−RAN112とLMF152との間のNRPPa(またはLPPa)メッセージの同等のまたはほとんど同等のトランスポートとを使用し得る。
[0052]図4Aおよび図4Bは、それぞれ、ソリューションAおよびBのためのローミングシナリオのためのロケーションサービスおよびロケーション関係情報転送のためのアーキテクチャ400Aおよび400Bを示す。アーキテクチャ400Aおよび400Bは、通信システムアーキテクチャ100および200に少なくとも部分的に対応し得る。図3Aおよび図3Bと同様に、両方のソリューションの共通の特徴があり、それらは共通の参照番号によって示されている。非ローミング事例の場合のように、401によって示されているように、両方のソリューションは、同じGMLC−UDM SBIを使用し得る。402によって示されているように、両方のソリューションは、非ローミング事例の場合のように、同等のLRFおよびGMLC外部インターフェースを使用し得る。さらに、非ローミング事例の場合のように、403によって示されているように、両方のソリューションは、3GPP TS29.172におけるELPと機能的にほとんど同等であり得る、GMLC−AMF対話(ソリューションA)またはGMLC−LMF対話(ソリューションB)のための、同等のまたはほとんど同等のSBIサービス動作を使用し得る。図3Aおよび図3B中の非ローミング事例の場合のように、ソリューションAの場合、図4A中の403によって示されるSBIは、AMF154によって表され、VGMLC155にロケーションサービスを与えるNamf SBIである。ソリューションBの場合、図4B中の403によって示されるSBIは、LMF152によって表され、VGMLC155にロケーションサービスを与えるNlmf SBIである。それらのSBIは、異なるエンティティ(ソリューションAの場合はAMF154、およびソリューションBの場合はLMF152)によってサポートされるが、両方のSBIは、VGMLC155にロケーションサービスを与え、その両方は、同じロケーションサービスまたはほぼ同じロケーションサービスを与え得、その場合、同じまたはほぼ同じシグナリングプロトコルを使用し得る。一例として、ローミングUE105のためのMT−LRのための図1B中の段階1bおよび5aについて説明された、ソリューションAのためのAMF154とVGMLC155との間で交換されるシグナリングメッセージは、ローミングUE105のためのMT−LRのための図1C中の段階2aおよび4aについて説明された、ソリューションBのためのLMF152とVGMLC155との間で交換されるシグナリングメッセージと同等または同様であり得る。同様に、NI−LRのための図1B中の段階5aについて説明された、ソリューションAのためのAMF154からVGMLC155に送られるシグナリングメッセージは、NI−LRのための図1C中の段階4aについて説明された、ソリューションBのためのLMF152からVGMLC155に送られるシグナリングメッセージと同等または同様であり得る。
[0053]さらに、非ローミング事例の場合のように、404によって示されているように、両方のソリューションは、UE105とLMF152との間のLPP(またはNPP)メッセージの同等のまたはほとんど同等のトランスポートと、AMF152を通るNG−RAN112とLMF152との間のNRPPa(またはLPPa)メッセージの同等のまたはほとんど同等のトランスポートとを使用し得る。さらに、405によって示されているように、両方のソリューションは、たとえば、オープンモバイルアライアンス(OMA)ローミングロケーションプロトコル(RLP:Roaming Location Protocol)に基づく、同等のGMLC−GMLCインターフェースを使用し得る。
[0054]図5は、ソリューションAとソリューションBの両方が同じネットワーク中で共存する通信システム500の図を示す。通信システム500は、通信システムアーキテクチャ100および200の一部に対応し得る。通信システム500では、AMFの各々は、AMF154と同じ機能に対応するかまたはそれらを実施し得、LMFの各々は、LMF152と同じ機能に対応するかまたはそれらを実施し得、GMLCの各々は、VGMLC155とHGMLC145との一方または両方と同じ機能に対応するかまたはそれらを実施し得、LRFはLRF153に対応し得、各gNBはgNB110に対応し得る。その上、図5中のAMFおよびLMFは、ソリューションAまたはソリューションBを各々サポートし得るが、いくつかの実施形態では、両方のソリューションをサポートするとは限らない。たとえば、図5に示されているように、AMFおよびLMFのセット502が、ソリューションAをサポートし得るが、ソリューションBをサポートしないことがあり、AMFおよびLMFの場合によっては重複しないセット504が、ソリューションBをサポートし得るが、ソリューションAをサポートしないことがある。いくつかの実装形態では、AMFは、EM呼のロケーションのための一方のソリューションと、商用ロケーションのための他方のソリューションとをサポートし得る(たとえば、また、その場合、EM呼のロケーションをサポートするときにセット502に属し、商用ロケーションをサポートするときにセット504に属することができ、またはその逆もあり得る)。物理的LMFも、各々1つのソリューションをサポートする2つの別個の論理的LMFにスプリットされる場合、両方のソリューションをサポートし得る。GMLCは、ソリューションAとソリューションBの両方をサポートする図5中のGMLC512および514によって示されているように、ソリューションAをサポートする1つまたは複数のAMF(たとえば、セット502中の任意のAMF)と、ソリューションBをサポートする1つまたは複数のLMF(たとえば、セット504中の任意のLMF)とに接続し得る。これは、GMLC(たとえば、GMLC512またはGMLC514)が、(たとえば、セット502中の)AMFとのGMLCの対話と同等のまたはほとんど同等の様式で、(たとえば、セット504中の)LMFと対話することを可能にし得る、同等のまたはほとんど同等のサービス動作により可能にされ得る。さらに、gNBまたはng−eNBは、ソリューションAのための任意のAMF(たとえば、セット502中の任意のAMF)と、ソリューションBのための任意のAMF(たとえば、セット504中の任意のAMF)とに、同等のN1およびN2インターフェースサポートにより接続し得る。
[0055]同じネットワーク内での(たとえば、通信システムアーキテクチャ500内での、あるいは通信システムアーキテクチャ100および/または200内での)あるロケーションソリューションから別のロケーションソリューションへの移行が可能であり得る。たとえば、ネットワークオペレータは、自身の5GCN(たとえば5GCN150)の全部または一部にわたって、ソリューションAまたはソリューションBのいずれかで開始し得る。オペレータは、次いで、自身の5GCNを、他方のソリューションのほうへ一度に1つのAMF(または複数のAMF)ずつ移行させ得、これは、移行の方向に応じて、図5中で、セット502からセット504に、またはセット504からセット502に、AMF(または複数のAMF)を転送することを意味することができる。遷移中に、EM呼および商用適用例のためのロケーションは、正しく動作し続け得、一方のソリューションをサポートするAMF上で開始するEM呼は、以下で説明される図8Aおよび8Bに示されているように、ロケーションの連続性を伴って他方のソリューションをサポートするAMFにハンドオフし得る。GMLCは、図3A〜図4Bに関連して前に説明された同様のまたは同等のシグナリングサポートにより、ソリューションAの場合はAMFとの、またはソリューションBの場合はLMFとの、同様のまたは同等の対話を実施することに関して、EM呼のロケーションについて両方のソリューションを同様にまたは同等に扱い得る。GMLCは、再び、図3A〜図4Bに関連して前に説明された同様のまたは同等のシグナリングサポートにより、商用ロケーションについて両方のソリューションをほぼ同等に扱い得るが、(ソリューションAについてAMFによってLMFが選択されることに対して)ソリューションBについてLMFを選択する必要があり得る。オペレータは、遷移中に、ソリューションAまたはソリューションBのいずれかにAMFを制限し得るが、AMFは、すでに述べられたように、EM呼のための一方のソリューションと、商用ロケーションのための他方のソリューションとをサポートすることができる。同じ物理的LMFの別個の論理的部分も、両方のソリューションをサポートすることができる。これは、一方のソリューションから他方のソリューションへのいくつかの異なるタイプの移行を可能にし得る。
[0056]図1Bおよび図1Cに関して前に説明されたプロシージャ、ならびに図6A〜図8Bに関して以下で説明されるプロシージャの各々について、AMF154またはGMLC155によって選択されるか、決定されるかまたは割り当てられるLMF152と、LMF152またはAMF154によって選択されるか、割り当てられるか、または決定されるGMLC155とが、選択、割当てまたは決定を実施するエンティティと同じソリューション(すなわち、ソリューションAまたはソリューションB)をサポートすることを確実にすることが必要であり得る。これは、選択、割当てまたは決定を実施するエンティティが、選択されるか、割り当てられるかまたは決定され得る各エンティティによってサポートされる(1つまたは複数の)ソリューションを伴って構成されるか、あるいは、選択、割当てまたは決定を実施するエンティティと同じ(1つまたは複数の)ソリューションをサポートするエンティティの識別情報のみを伴って構成される場合に達成され得る。たとえば、セット502中のAMFが、セット502中のLMFの識別情報のみを伴って、およびセット504中のLMFの識別情報を伴わずに、構成され得る。同様に、ソリューションAをサポートするセット502中のAMFと、ソリューションBをサポートするセット504中のLMFとが、両方とも、(ソリューションAとソリューションBの両方をサポートする)GMLC512および514の識別情報またはアドレスを伴って、同じソリューションをサポートしないGMLCのアドレスまたは識別情報を伴わずに、構成され得る。
[0057]図6Aおよび図6Bは、同じネットワーク中での(たとえば、通信システム500内での、あるいは通信システム100および/または200内での)、それぞれ、ソリューションAおよびソリューションBによる、緊急呼(EM)ネットワーク誘発ロケーション要求(NI−LR)サポートを要約する。図6Aおよび図6Bは、図1Bおよび図1Cに関連して高レベルにおいて前に説明されたもの以外の、NI−LRについての追加の詳細を与える。図6Aに見られるように、ソリューションAは以下のプロシージャを含む。
[0058]図6A中の段階1において、UE105と、NG−RAN112と、ソリューションAをサポートするAMF154とは、たとえば、UE105のユーザが、「911」または「112」などの緊急番号をダイヤルした後に、UE105のための緊急プロトコルデータユニット(PDU)セッションをセットアップする。
[0059]段階2において、AMF154は、ソリューションAをサポートするLMF152を選択し、LMFサービス動作を使用してLMF152にUE105のためのロケーション要求を送る。
[0060]段階3において、(たとえば、図1Aについて前に説明されたようにLPPおよび/またはNRPPaシグナリングを使用して)UE105の測位が実施され、そこにおいて、ロケーション推定値がUE105のためにLMF152によって決定される。
[0061]段階4において、LMF152は、AMF154に、UE105のための決定されたロケーション推定値を含み得るロケーション応答を返す。段階2〜4は随意であり、常に実施されるとは限らないことがある。
[0062]段階5において、AMF154は、(たとえば、ソリューションA、またはソリューションAおよびBをサポートすることができる)GMLC155を決定し、GMLC155および関連するLRF153に、AMFサービス動作を使用してメッセージ(たとえば、EM呼セットアップ通知メッセージ(EM Call Setup Notify message))を送信する。そのメッセージは、(段階4が行われる場合は)段階4において取得されたロケーション推定値と、UE105のためのEM呼のインジケーションと、AMF154の識別情報とを含み得る。
[0063]図6Bに見られるように、ソリューションBは以下のプロシージャを含む。
[0064]図6B中の段階1において、UE105と、NG−RAN112と、ソリューションBをサポートするAMF154とは、たとえば、UE105のユーザが、「911」または「112」などの緊急番号をダイヤルした後に、UE105のための緊急プロトコルデータユニット(PDU)セッションをセットアップする。
[0065]段階2において、AMF154は、ソリューションBをサポートするLMF152を選択するか、またはさもなければ決定し、割り当て、LMF152に、AMFサービス動作を使用してメッセージ(たとえば、EM呼セットアップ通知メッセージ)を送信する。そのメッセージは、IE105のためのEM呼要求を示し得る。
[0066]段階3において、(たとえば、図1Aについて前に説明されたようにLPPおよび/またはNRPPaシグナリングを使用して)UE105の測位が随意に実施され、そこにおいて、ロケーション推定値がUE105のためにLMF152によって決定される。
[0067]段階4において、LMF152は、(たとえば、ソリューションB、またはソリューションBおよびAをサポートすることができる)GMLC155を決定し、GMLC155および関連するLRF153に、LMFサービス動作を使用してメッセージ(たとえば、EM呼セットアップ通知メッセージ)を送信する。そのメッセージは、(ロケーション推定値が段階3において取得された場合は)段階3において取得されたロケーション推定値と、UE105のためのEM呼のインジケーションと、LMF152の識別情報とを含み得る。
[0068]したがって、図6Aおよび図6Bに見られるように、ソリューションAは、ソリューションBの場合は不在である(図6A中の段階2における)LMFロケーション要求サービス動作を使用することができる。ソリューションBは、ソリューションAの場合は不在である(図6B中の段階2における)AMF EM呼セットアップ通知サービス動作を使用することができる。両方のソリューションは、(図6A中の段階3と図6B中の段階3とにおいて)同等のUE測位を使用し得る。さらに、両方のソリューションは、(図6A中の段階5において)ソリューションAの場合はAMF154によって送られる、または(図6B中の段階4において)ソリューションBの場合はLMF152によって送られる、GMLC155への、同等のまたはほとんど同等のEM呼セットアップ通知サービス動作を使用し得る。
[0069]図7Aおよび図7Bは、同じネットワーク中での(たとえば、通信システム500内での、あるいは通信システム100および/または200内での)、それぞれ、ソリューションAおよびソリューションBによる、緊急呼(EM)モバイル着信ロケーション要求(MT−LR)サポートを要約する。図7Aに見られるように、ソリューションAは以下のプロシージャを含む。
[0070]図7A中の段階1において、(たとえば、PSAP174に対応し得る)公共安全応答ポイント(PSAP)702は、(たとえば、IMS172を介して)PSAP702へのEM呼を確立したUE105のロケーションを要求するために、GMLC155/LRF153にロケーション要求を送る。
[0071]段階2において、GMLC155/LRF153は、UE105のロケーションを要求するために、AMF154(ここでAMF154はソリューションAをサポートする)に、(たとえば、AMFサービス動作を使用して)ロケーション提供要求(Provide Location Request)を送る。GMLC155/LRF153は、図6Aに示されているNI−LRプロシージャの発生により、AMF154の識別情報を前に通知されていることがある。
[0072]段階3において、AMF154は、ソリューションAをサポートするLMF152を選択し、UE105のロケーションを要求するために、LMF152に(たとえば、LMFサービス動作を使用して)ロケーション要求を送る。
[0073]段階4において、(たとえば、図1Aについて前に説明されたようにLPPおよび/またはNRPPaシグナリングを使用して)UE測位が実施され、そこにおいて、ロケーション推定値がUE105のためにLMF152によって決定される。
[0074]段階5において、LMF152は、AMF154に、UE105のための決定されたロケーション推定値を含み得るロケーション応答を返す。
[0075]段階6において、AMF154は、GMLC155/LRF153に、UE105のための決定されたロケーション推定値を含み得るロケーション提供応答(Provide Location Response)を返す。
[0076]段階7において、GMLC155/LRF153は、PSAP702に、UE105のための決定されたロケーション推定値を含み得るロケーション応答を返す。
[0077]図7Bに見られるように、ソリューションBは以下のプロシージャを含む。
[0078]図7B中の段階1において、(たとえば、PSAP174に対応し得る)公共安全応答ポイント(PSAP)702は、(たとえば、IMS172を介して)PSAP702へのEM呼を確立したUE105のロケーションを要求するために、GMLC155/LRF153にロケーション要求を送る。
[0079]段階2において、GMLC155/LRF153は、UE105のロケーションを要求するために、ソリューションBをサポートするLMF152に、(たとえば、LMFサービス動作を使用して)ロケーション提供要求を送る。GMLC155/LRF153は、図6Bに示されているNI−LRプロシージャの発生により、LMF152の識別情報を前に通知されていることがある。
[0080]段階3において、(たとえば、図1Aについて前に説明されたようにLPPおよび/またはNRPPaシグナリングを使用して)UE測位が実施され、そこにおいて、ロケーション推定値がUE105のためにLMF152によって決定される。
[0081]段階4において、LMF152は、GMLC155/LRF153に、UE105のための決定されたロケーション推定値を含み得るロケーション提供応答を返す。
[0082]段階5において、GMLC155/LRF153は、PSAP702に、UE105のための決定されたロケーション推定値を含み得るロケーション応答を返す。
[0083]したがって、図7Aおよび図7Bに見られるように、ソリューションAは、ソリューションBでは不在である(図7A中の段階3における)AMF154からのLMFロケーション要求サービス動作を使用し得る。ソリューションAとソリューションBの両方は、(図7A中の段階4と図7B中の段階3とにおいて)同等のUE測位を使用し得る。その上、ソリューションAとソリューションBの両方は、同等のまたはほとんど同等の、(図7A中の段階2における)ソリューションAの場合はGMLC155からAMF154に送られるロケーション提供要求サービス動作と、(図7B中の段階2における)ソリューションBの場合はGMLC155からLMF152に送られるロケーション提供要求サービス動作とを使用し得る。同様に、ソリューションAとソリューションBの両方は、同等のまたはほとんど同等の、(図7A中の段階6における)ソリューションAの場合はAMF154からGMLC155に送られるロケーション提供応答サービス動作と、(図7B中の段階4における)ソリューションBの場合はLMF152からGMLC155に送られるロケーション提供応答サービス動作とを使用し得る。
[0084]図8Aおよび図8Bは、同じネットワーク中での(たとえば、通信システム500内での、あるいは通信システム100および/または200内での)、ソリューションAからソリューションBへの緊急(EM)呼ハンドオーバ(図8A)と、ソリューションBからソリューションAへの緊急(EM)呼ハンドオーバ(図8B)とを要約する。図8Aは、ソリューションAをサポートするソースAMF154Sから、ソリューションBをサポートするターゲットAMF154Tへの、UE105のためのEM PDUセッションのハンドオーバを示し、以下のプロシージャを含む。
[0085]図8A中の段階1の前に(および図8Aに示されていないが、場合によっては図6Aに示されているプロシージャを利用して)、UE105は、5GCN150とのEM PDUセッションと、NG−RAN112および5GCN150(たとえばIMS172)を介したPSAP(たとえば、PSAP702またはPSAP174)へのEM呼とを確立する。(初期サービングAMF、またはEM呼の1つまたは複数のハンドオーバの後にくる後続のAMFであり得る)UE105のためのサービングAMF154Sは、ソリューションAをサポートすると仮定される。後のある時点で、図8A中の段階1において、UE105のための緊急呼のためのEM PDUセッションは、ソリューションAをサポートするソースAMF154Sから、ソリューションBをサポートするターゲットAMF154Tへのハンドオーバを受ける。ハンドオーバは、(たとえば、3GPP TS23.502に記載されているように)UE105と、ソースAMF154Sと、ターゲットAMF154Tと、NG−RAN112との間の対話を伴い得る。たとえば、段階1の一部として、NG−RAN112(たとえば、UE105のためのサービングgNB110)は、ハンドオーバの必要を決定し得、ソースAMF154Sにハンドオーバのインジケーションを与え得、ソースAMF154Sは、次いで、ターゲットAMF154Tにハンドオーバのインジケーションを送り、ターゲットAMF154Tへのハンドオーバを実施し得る。
[0086]図8A中の段階2において、ソリューションBのためのターゲットAMF154Tは、ソリューションBをサポートするターゲットLMF152Tを選択し(たとえば、決定し、割り当て)、ターゲットLMF152Tに、(たとえば、AMFサービス動作を使用して)EM呼ハンドオーバ通知メッセージ(EM Call Handover Notify message)を送信する。EM呼ハンドオーバ通知メッセージは、UE105の識別を含み、UE105のためのEM呼ハンドオーバを示し得る。
[0087]段階3において、ソリューションBのためのターゲットLMF152Tは、ソリューションBと場合によってはソリューションAとをサポートするターゲットGMLC155Tを選択し、ターゲットGMLC155Tに、(たとえば、LMFサービス動作を使用して)EM呼ハンドオーバ通知メッセージを送信する。EM呼ハンドオーバ通知メッセージは、UE105の識別を含み、UE105のためのEM呼ハンドオーバを示し得る。
[0088]段階4において、EM呼のためのターゲットGMLC155TおよびLRF153は、GMLCを再構成し得る(たとえば、UE105のためのEM呼が前に送られたPSAPからの、UE105のためのさらなるロケーション要求を可能にするために、図8Aに示されていないソースGMLCをターゲットGMLC155Tと置き換える)。GMLCの再構成は、UE105のためのロケーションサポートが、ソリューションBを使用し続けることを可能にし得る。
[0089]図8Bは、ソリューションBをサポートするソースAMF154Sから、ソリューションAをサポートするターゲットAMF154Tへの、UE105のためのEM PDUセッションのハンドオーバを示し、以下のプロシージャを含む。
[0090]図8B中の段階1の前に(および図8Bに示されていないが、場合によっては図6Bに示されているプロシージャを利用して)、UE105は、5GCN150とのEM PDUセッションと、NG−RAN112および5GCN150(たとえばIMS172)を介したPSAP(たとえば、PSAP702またはPSAP174)へのEM呼とを確立する。(初期サービングAMF、またはEM呼の1つまたは複数のハンドオーバの後にくる後続のAMFであり得る)UE105のためのサービングAMF154Sは、ソリューションBをサポートすると仮定される。さらに、UE105のためのEM呼は、ソースLMF152Sを有すると仮定され、ソースLMF152Sは、(たとえば、EM呼の確立中の、またはEM呼の確立の後にくる)図6B中のプロシージャ、または(たとえば、ソリューションAをサポートするAMFからソリューションBをサポートするAMF154SへのEM呼のハンドオーバの後にくる)図8A中のプロシージャに従って、決定され、割り当てられ得る。後のある時点で、図8B中の段階1において、緊急呼のためのEM PDUセッションは、ソリューションBをサポートするソースAMF154Sから、ソリューションAをサポートするターゲットAMF154Tへのハンドオーバを受ける。ハンドオーバは、(3GPP TS23.502に記載されているように)UE105と、ソースAMF154Sと、ターゲットAMF154Tと、NG−RAN112との間の対話を伴い得る。たとえば、段階1の一部として、NG−RAN112(たとえば、UE105のためのサービングgNB110)は、ハンドオーバの必要を決定し得、ソースAMF154Sにハンドオーバのインジケーションを与え得、ソースAMF154Sは、次いで、ターゲットAMF154Tにハンドオーバのインジケーションを送り、ターゲットAMF154Tへのハンドオーバを実施し得る。
[0091]図8B中の段階2において、ソリューションBのためのソースAMF154Sは、ソリューションBのためのソースLMF152Sに、(たとえば、AMFサービス動作を使用して)EM呼ハンドオーバ通知メッセージを送信する。EM呼ハンドオーバ通知メッセージは、UE105の識別を含み、UE105のためのEM呼ハンドオーバを示し得る。
[0092]段階3において、ソリューションBのためのソースLMF152Sは、EM呼のためのリソースを解放する。
[0093]段階4において、ソリューションAのためのターゲットAMF154Tは、ソリューションAと場合によってはソリューションBとをサポートするターゲットGMLC155Tを選択し、ターゲットGMLC155Tに、(たとえば、AMFサービス動作を使用して)EM呼ハンドオーバ通知メッセージを送信する。EM呼ハンドオーバ通知メッセージは、UE105の識別を含み、UE105のためのEM呼ハンドオーバを示し得る。
[0094]段階5において、EM呼のためのターゲットGMLC155TおよびLRF153は、GMLCを再構成し得る(たとえば、UE105のためのEM呼が前に送られたPSAPからの、UE105のためのさらなるロケーション要求をサポートするために、図8Bに示されていないソースGMLCをターゲットGMLC155Tと置き換える)。GMLCの再構成は、UE105のためのロケーションサポートが、ソリューションAを使用し続けることを可能にし得る。
[0095]したがって、図8Aおよび図8Bに見られるように、ソリューションBは、(たとえば、図8A中の段階2および図8B中の段階2におけるように)両方ともソリューションBをサポートする、AMF154からLMF152に送られるAMF EM呼ハンドオーバ通知サービス動作を使用し、これは、ソリューションAの場合は不在であり得る。ソリューションAとソリューションBの両方は、(たとえば、図8B中の段階4におけるように)ソリューションAをサポートするAMF154によってGMLC155に送られる、および(たとえば、図8A中の段階3におけるように)ソリューションBをサポートするLMF152によってGMLC155に送られる、同等のまたはほとんど同等のEM呼ハンドオーバ通知サービス動作を使用し得る。GMLC155に送られるハンドオーバの通知は、GMLC155に他のタイプのハンドオーバ(たとえば、別のRANへのまたはそこからのEM呼のハンドオーバ)を通知するために、(ソリューションAの場合は)AMF154、または(ソリューションBの場合は)LMF152によって、GLMC155に送られるハンドオーバの同じもの(または、同様の通知)であり得る。
[0096]したがって、前の図に示されているように、ソリューションAとソリューションBとは、異なる特性を有するが、それらは、同じネットワーク中での共存と、一方のソリューションから他方のソリューションへの移行と、高度のシグナリングの重複とを可能にするのに十分な共通点を有し得る。これは、両方のソリューションが、EM呼のサポートおよび/または商用ロケーションのサポートのために定義および使用されることを可能にし得る。両方のソリューションが(たとえば、3GPPによって)定義される場合の結果は、(たとえば、3GPP TS23.501において)共通のSBIベースのアーキテクチャを定義することと、(たとえば、3GPP TS23.502において)EM呼のためのNI−LR、MT−LR、MO−LRおよびハンドオーバのためのプロシージャの2つのセットを定義することと、(たとえば、3GPP TS23.502において)UE測位およびNG−RANロケーションサポートのためのプロシージャの共通のセットを定義することとを含み得る。両方のソリューションが定義される場合のシグナリングについての結果は、GMLC155によって消費されるべき、およびソリューションAの場合はAMF154によってまたはソリューションBの場合はLMF152によって与えられるべき、共通のサービス動作プロトコルを定義すること、ソリューションAの場合はAMF154からLMF152へのロケーション要求をサポートするための追加のLMFサービス動作プロトコルを定義すること、ならびに/あるいはソリューションBの場合はAMF154からLMF152へのEM PDUセッション通知をサポートするための(1つまたは複数の)AMFサービス動作プロトコルを定義または拡張することを含み得る。
[0097]図9は、ソリューションAまたはソリューションBなど、第1のロケーションソリューションによる、UE(たとえばUE105)のロケーションをサポートするためのワイヤレスコアネットワーク中の第1のネットワークノードにおいて実施される方法を示すプロセスフローである。図示のように、ブロック902において、UEのための緊急呼のハンドオーバの第1のインジケーションが受信され、ここで、ハンドオーバは、ワイヤレスコアネットワーク中の第2のネットワークノードへのまたはそこからのものであり、ここで、第2のネットワークノードは、第1のロケーションソリューションとは異なる第2のロケーションソリューションに従ってUEのロケーションをサポートする。たとえば、第1のロケーションソリューションはソリューションAであり得、第2のロケーションソリューションはソリューションBであり得る。代替的に、第1のロケーションソリューションはソリューションBであり得、第2のロケーションソリューションはソリューションAであり得る。たとえば、ブロック902は、図8A中の段階1、図8A中の段階2または図8B中の段階1に対応し得る。
[0098]ブロック904において、緊急呼のハンドオーバの第2のインジケーションが、ワイヤレスコアネットワーク中の第3のネットワークノードに送られ、ここで、第3のネットワークノードは第1のロケーションソリューションをサポートする。たとえば、ブロック902は、図8A中の段階2、図8A中の段階3、図8B中の段階2または図8B中の段階4に対応し得る。
[0099]ワイヤレスコアネットワークは、VPLMN 5GCN150などの第5世代コアネットワーク(5GCN)であり得る。第1のネットワークノードは、AMF154などのアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、またはLMF152などのロケーション管理機能(LMF)であり得る。その上、第2のネットワークノードは、VPLMN 5GCN150中の別のAMF(または、AMF154)など、AMFであり得る。一実装形態では、緊急呼のハンドオーバの第2のインジケーションは、第1のロケーションソリューションおよび第2のロケーションソリューションをサポートする(たとえば、第1のロケーションソリューションがソリューションAであるのかソリューションBであるのかにかかわらず、ハンドオーバの同じインジケーションであり得る)。
[00100]第3のネットワークノードは、VGMLC155などのゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)、またはLMF152などのLMFであり得る。
[00101]一実施形態では、第1のネットワークノードはAMF(たとえば、AMF154)であり、第3のネットワークノードはLMF(たとえば、LMF152)であり、ハンドオーバは第2のネットワークノードへのものである。この実施形態では、本方法は、ハンドオーバの第1のインジケーションをNG−RAN112などの次世代無線アクセスネットワーク(NG−RAN)から受信することと、(たとえば、図8B中の段階1におけるように)第2のネットワークノードへの緊急呼のハンドオーバを実施することとをさらに含み得る。
[00102]別の実施形態では、第1のネットワークノードはAMF(たとえば、AMF154)であり、ハンドオーバは第2のネットワークノードからのものである。この実施形態では、本方法は、(たとえば、図8A中の段階1または図8B中の段階1におけるように)ハンドオーバの第1のインジケーションを第2のネットワークノードから受信することをさらに含み得る。
[00103]別の実施形態では、第1のネットワークノードはLMF(たとえば、LMF152)であり、第3のネットワークノードはGMLC(たとえば、GMLC155またはVGMLC155)であり、ハンドオーバは第2のネットワークノードからのものである。この実施形態では、本方法は、(たとえば、図8A中の段階2におけるように)ハンドオーバの第1のインジケーションを第4のネットワークノードから受信することをさらに含み得、ここで、第4のネットワークノードはAMF(たとえば、VPLMN 5GCN150中のターゲットAMF154T)であり、ここで、ハンドオーバが第2のネットワークノードから第4のネットワークノードへ実施される。
[00104]図10は、ソリューションAまたはソリューションBなど、(第1のロケーションソリューションとも呼ばれる)ロケーションソリューションによる、UEのロケーションをサポートするためのワイヤレスコアネットワーク中の(第1のネットワークノード1000とも呼ばれる)ネットワークノード1000のハードウェア実装形態の一例を示す図である。ネットワークノードは、図9のプロセスフローについての第1のネットワークノード、第2のネットワークヌード、第3のネットワークノードまたは第4のネットワークノードのうちのいずれかに対応し得る。ネットワークノードは、たとえば、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)154、ロケーション管理機能(LMF)152、またはGMLC(たとえば、VGMLC155またはHGMLC145)であり得る。ネットワークノード1000は、たとえば、外部インターフェース1002などのハードウェア構成要素を含み、これは、ワイヤードまたはワイヤレスインターフェースであり、GMLC(たとえば、GMLC155)、AMF(たとえば、AMF154)、LMF(たとえば、LMF152)および/またはNG−RAN(たとえば、NG−RAN112)に接続することが(ネットワークノード1000のタイプに応じて)可能であり得る。
[00105]ネットワークノード1000は、1つまたは複数のプロセッサ1004と、メモリ1010とを含み、それらはバス1006と一緒に結合され得る。メモリ1010は、1つまたは複数のプロセッサ1004によって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、本明細書で開示される方法およびプロシージャを実施するようにプログラムされた専用コンピュータとして動作させる、実行可能コードまたはソフトウェア命令を含んでいることある。
[00106]図10に示されているように、メモリ1010は、1つまたは複数のプロセッサ1004によって実装されたとき、本明細書で説明される方法を実装する、1つまたは複数の構成要素またはモジュールを含む。構成要素またはモジュールは、1つまたは複数のプロセッサ1004によって実行可能であるメモリ1010中のソフトウェアとして示されているが、構成要素またはモジュールは、プロセッサ中またはオフプロセッサ(off processor)のいずれかの専用ハードウェアまたはファームウェアであり得ることを理解されたい。図示のように、メモリ1010は、第1のロケーションソリューション(たとえば、ソリューションAまたはソリューションB)に従ってUEのロケーションの決定をサポートする、ロケーションソリューションユニット1012を含み得る。メモリ1010は、1つまたは複数のプロセッサ1004が、ワイヤレスコアネットワーク中の第2のネットワークノードからのまたはそこへのUEのための緊急呼のハンドオーバのインジケーションを、外部インターフェース1002を介して受信し、処理することを可能にする、ハンドオーバ受信ユニット1014をさらに含み得、ここで、第2のネットワークノードは、第1のロケーションソリューションとは異なる第2のロケーションソリューションに従ってUEのロケーションの決定をサポートする。メモリ1010は、1つまたは複数のプロセッサ1004に、ゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)LMFなど、ワイヤレスコアネットワーク中の第3のネットワークノードに、緊急呼のハンドオーバのインジケーションを外部インターフェース1002を介して送信させる、ハンドオーバ送信ユニット1016をさらに含み得、ここで、第3のネットワークノードは、第1のロケーションソリューションをサポートする。例として、ネットワークノード1000はAMFであり得、ここで、ハンドオーバのインジケーションは、次世代無線アクセスネットワーク(NG−RAN)から受信され得、ハンドオーバ送信ユニット1016は、第2のネットワークノードへの緊急呼のハンドオーバをさらに実施する。ハンドオーバのインジケーションは、第2のネットワークノード自体から受信され得る。別の実装形態では、ネットワークノード1000はLMFであり得、ここで、ハンドオーバのインジケーションはAMFから受信され、第2のネットワークノードからAMFへのハンドオーバが実施される。
[00107]本明細書で説明される方法は、適用例に応じて様々な手段によって実装され得る。たとえば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ハードウェア実装の場合、1つまたは複数のプロセッサは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明される機能を実施するように設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せの内部に実装され得る。
[00108]ファームウェアおよび/またはソフトウェアを伴う実装形態の場合、方法は、本明細書で説明される別個の機能を実施するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)を用いて実装され得る。命令を有形に実施するいかなる機械可読媒体も、本明細書で説明される方法を実装する際に使用され得る。たとえば、ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、1つまたは複数のプロセッサユニットによって実行され、プロセッサユニットに、本明細書で開示されるアルゴリズムを実施するようにプログラムされた専用コンピュータとして動作させ得る。メモリは、プロセッサユニット内に、またはプロセッサユニットの外部に実装され得る。本明細書で使用される「メモリ」という用語は、長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリのいずれかのタイプを指し、メモリの特定のタイプまたはメモリの数、あるいはメモリが記憶される媒体のタイプに限定されるべきではない。
[00109]ファームウェアおよび/またはソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして非一時的コンピュータ可読記憶媒体上に記憶され得る。例は、データ構造で符号化されたコンピュータ可読媒体と、コンピュータプログラムで符号化されたコンピュータ可読媒体とを含む。コンピュータ可読媒体は物理的コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスク(disk)ストレージ、磁気ディスク(disk)ストレージ、半導体ストレージ、または他の記憶デバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができ、本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[00110]コンピュータ可読記憶媒体上での記憶に加えて、命令および/またはデータは、通信装置中に含まれる伝送媒体上の信号として与えられ得る。たとえば、通信装置は、命令およびデータを示す信号を有する送受信機を含み得る。命令およびデータは、非一時的コンピュータ可読媒体、たとえばメモリ1010に記憶され、1つまたは複数のプロセッサに、本明細書で開示されるアルゴリズムを実施するようにプログラムされた専用コンピュータとして動作させるように構成される。すなわち、通信装置は、開示される機能を実施するための情報を示す信号をもつ伝送媒体を含む。第1の時間において、通信装置中に含まれる伝送媒体は、開示される機能を実施するための情報の第1の部分を含み得るが、第2の時間において、通信装置中に含まれる伝送媒体は、開示される機能を実施するための情報の第2の部分を含み得る。
[00111]したがって、第1のロケーションソリューションに従ってUEのロケーションをサポートする、図1Aに示されているLMF152またはAMF154など、第1のネットワークエンティティ1000は、UEのための緊急呼のハンドオーバの第1のインジケーションを受信するための手段、ここにおいて、ハンドオーバが、ワイヤレスコアネットワーク中の第2のネットワークノードへのまたはそこからのものであり、ここにおいて、第2のネットワークノードが、第1のロケーションソリューションとは異なる第2のロケーションソリューションに従ってUEのロケーションをサポートする、を含み得、これは、たとえば、ハンドオーバ受信ユニット1014など、メモリ1010中の、専用ハードウェアを伴うあるいは実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、外部インターフェース1002および1つまたは複数のプロセッサ1004であり得る。ワイヤレスコアネットワーク中の第3のネットワークノードに緊急呼のハンドオーバの第2のインジケーションを送るための手段、ここにおいて、第3のネットワークノードが第1のロケーションソリューションをサポートする、は、たとえば、ハンドオーバ送信ユニット1016など、メモリ1010中の、専用ハードウェアを伴うあるいは実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、外部インターフェース1002および1つまたは複数のプロセッサ1004であり得る。さらに、第2のネットワークノードへの緊急呼のハンドオーバを実施するための手段は、たとえば、ハンドオーバ送信ユニット1016など、メモリ1010中の、専用ハードウェアを伴うあるいは実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、外部インターフェース1002および1つまたは複数のプロセッサ1004であり得る。
[00112]本明細書全体にわたる「一例(one example)」、「一例(an example)」、「いくつかの例(certain examples)」または「例示的な実装形態(exemplary implementation)」への言及は、特徴および/または例に関して説明される特定の特徴、構造、または特性が、請求される主題の少なくとも1つの特徴および/または例の中に含まれ得ることを意味する。したがって、本明細書の全体にわたる様々な箇所における「一例では(in one example)」、「一例(an example)」、「いくつかの例では(in certain examples)」または「いくつかの実装形態では(in certain implementations)」という句、あるいは他の同様の句の出現は、必ずしもすべてが同じ特徴、例、および/または限定を指すとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性は、1つまたは複数の例および/または特徴において組み合わせられ得る。
[00113]本明細書に含まれる詳細な説明のいくつかの部分は、特定の装置あるいは専用コンピューティングデバイスまたはプラットフォームのメモリ内に記憶された2値デジタル信号に対する演算のアルゴリズムまたは記号表現に関して提示されている。この特定の明細書のコンテキストでは、特定の装置などの用語は、プログラムソフトウェアからの命令に従って特定の動作を実施するようにプログラムされた後の汎用コンピュータを含む。アルゴリズム記述または記号表現は、信号処理または関連技術の当業者によって、自身の仕事の本質を他の当業者に伝達するために使用される技法の例である。アルゴリズムは、本明細書では、および一般には、所望の結果をもたらす自己無撞着な一連の演算または同様の信号処理であると考えられる。このコンテキストでは、演算または処理は物理量の物理的操作を伴う。一般に、必ずしも必要とは限らないが、そのような量は、記憶、転送、結合、比較、または他の方法で操作されることが可能な電気信号または磁気信号の形態をとり得る。主に一般的な用法という理由で、そのような信号をビット、データ、値、要素、記号、文字、項、数、数字などと呼ぶことが時々便利であることがわかっている。ただし、これらまたは同様の用語のすべては、適切な物理量に関連付けられるべきであり、便宜的なラベルにすぎないことを理解されたい。別段に明記されていない限り、本明細書の説明から明らかなように、本明細書全体にわたって、「処理すること」、「算出すること」、「計算すること」、「決定すること」などの用語を利用する説明は、専用コンピュータ、専用算出装置または同様の専用電子コンピューティングデバイスなど、特定の装置の動作またはプロセスを指すことを諒解されたい。したがって、本明細書のコンテキストでは、専用コンピュータまたは同様の専用電子コンピューティングデバイスは、専用コンピュータまたは同様の専用電子コンピューティングデバイスのメモリ、レジスタ、または他の情報記憶デバイス、送信デバイス、またはディスプレイデバイス内の、電子的または磁気的な物理量として一般に表される信号を操作または変換することが可能である。
[00114]上記の詳細な説明では、請求される主題の完全な理解を与えるために多数の具体的な詳細が記載された。ただし、請求される主題は、これらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には理解されよう。他の事例では、請求される主題を不明瞭にしないように、当業者に知られているであろう方法および装置は詳細に説明されていない。
[00115]本明細書で使用される「および」、「または」、および「および/または」という用語は、そのような用語が使用されるコンテキストに少なくとも部分的に依存することも予想される様々な意味を含み得る。一般に、「または」がA、BまたはCなどのリストを関連付けるために使用される場合、ここで包含的な意味で使用されるA、B、およびCを意味し、ならびにここで排他的な意味で使用されるA、BまたはCを意味するものとする。さらに、本明細書で使用される「1つまたは複数」という用語は、単数形の任意の特徴、構造、または特性について説明するために使用され得るか、あるいは複数の特徴、構造または特性、あるいは特徴、構造または特性の何らかの他の組合せについて説明するために使用され得る。とはいえ、これは例示的な例にすぎないこと、および請求される主題がこの例に限定されないことに留意されたい。
[00116]現在例示的な特徴と考えられることが例示され説明されたが、請求される主題から逸脱することなく、様々な他の変更が行われ得、均等物が代用され得ることが、当業者には理解されよう。さらに、本明細書で説明される中心概念から逸脱することなく、請求される主題の教示に特定の状況を適合させるための多くの変更が行われ得る。
[00117]したがって、請求される主題は、開示される特定の例に限定されず、そのような請求される主題はまた、添付の特許請求の範囲内に入るすべての態様とそれらの均等物とを含み得るものとする。