JP2021502722A - 送信デバイス、受信デバイス、及びアップリンクデータ圧縮を処理するためにそれらにおいて実行される方法 - Google Patents

送信デバイス、受信デバイス、及びアップリンクデータ圧縮を処理するためにそれらにおいて実行される方法 Download PDF

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Abstract

通信ネットワーク(100)において動作する送信デバイス(101)によって実行される方法が本明細書において開示される。送信デバイス(101)は、通信ネットワーク(100)において動作する受信デバイス(102)からインジケーションを受信する(503)。当該インジケーションは、バッファのリセットを実行するよう送信デバイス(101)に指示するものである。当該インジケーションは、受信デバイス(102)から受信されるプロトコルデータユニット(PDU)内のフィールド(906)の値である。その後、送信デバイス(101)は、受信したインジケーションに基づいて、バッファをリセットする(504)。受信デバイス(102)によって実行される方法も開示され、当該方法により、受信デバイス(102)は、インジケーションを送信デバイス(101)へ送信する(1003)。

Description

本開示は、全体として、送信デバイス及びアップリンクデータ圧縮を処理するために当該デバイスによって実行される方法に関する。本開示は更に、全体として、受信デバイス及びアップリンクデータ圧縮を処理するために当該デバイスによって実行される方法に関する。
無線通信ネットワーク内の通信デバイスは、例えば、ユーザ装置(UE)、ステーション(STA)、モバイル端末、無線端末、端末、及び/又は移動局(MS)等の無線デバイスでありうる。無線デバイスは、(セルラ無線システム、セルラシステム、又はセルラネットワークとも呼ばれる)セルラ通信ネットワーク又は無線通信ネットワークで無線通信することが可能である。通信は、例えば、無線通信ネットワーク内に含まれる無線アクセスネットワーク(RAN)及び場合によっては1つ以上のコアネットワークを介して、2つの無線デバイス間、無線デバイスと通常の電話との間、及び/又は無線デバイスとサーバとの間で行われうる。無線デバイスは更に、いくつかのさらなる例に言及するために、無線能力を有する携帯電話、セルラ電話、ラップトップ、又はタブレットと呼ばれることがある。本コンテキストにおける無線デバイスは、例えば、携帯型、ポケット格納型、ハンドヘルド型、コンピュータ構成型、又は車両搭載型のモバイルデバイスであってもよく、RANを介して、別の端末又はサーバ等の別のエンティティと音声及び/又はデータの通信を行うことが可能である。
通信デバイスは、無線ネットワークノード、例えば、送信ポイント(TP:Transmission Points)等のネットワークノードでもありうる。無線通信ネットワークは、複数のセルエリアに分割されうる地理的エリアをカバーし、各セルエリアは使用される技術及び用語に応じて、例えば、gNB、進化型ノードB(「eNB」)、「eNodeB」、「NodeB」、「Bノード」、又はBTS(基地トランシーバ局)等と呼ばれることがある無線基地局(RBS)等の基地局のようなネットワークノードによってサービスされる。基地局は、送信電力に基づいて、及びそれによりセルサイズに基づいて、例えば、ワイドエリア基地局、ミディアムレンジ基地局、ローカルエリア基地局及びホーム基地局のような種々のクラスでありうる。セルは、基地局サイトにおいて基地局によって無線カバレッジが提供される地理的エリアである。基地局サイトに位置する1つの基地局は、1つ以上のセルにサービスを提供しうる。更に、各基地局は、1つ以上の通信技術をサポートしうる。無線通信ネットワークは更に、サービングビームを用いて、無線デバイス等の受信ノードにサービスを提供しうるネットワークノードを備える、非セルラシステムでありうる。3rd Generation Partnership Project(3GPP)Long Term Evolution(LTE)では、eNodeB又はeNBと呼ばれうる基地局は、1つ以上のコアネットワークに直接接続されうる。本開示のコンテキストにおいて、ダウンリンク(DL)という表現は、基地局から無線デバイスへの伝送パスに使用されうる。アップリンク(UL)という表現は、その反対方向、即ち、無線デバイスから基地局への伝送経路に使用されうる。
LTEにおけるアップリンクデータ圧縮(UDC:Uplink Data Compression)に関する作業は、LTEのリリース(Rel)−15においてもたらされている[5]。この作業アイテムの動機は、無線インタフェースが輻輳しうること、及び、それ故に、いくつかのシナリオでは、無線インタフェースを介して送信されうる前にアップリンクでデータを圧縮することが有益でありうることである。
提案されたソリューションは、LTEのパケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(PDCP)レイヤにおいて、送信機でサービスデータユニット(SDU)を圧縮する可能性が導入されることである。それにより、受信機は、パケットを受信すると、データを伸長(decompress)し、その結果を上位レイヤに転送しうる。圧縮ソリューションは、「DEFLATE」[1,3]に基づく。
圧縮は、可逆であっても非可逆であってもよい。可逆圧縮では、受信機は、送信機における場合とまったく同じようにパケットを復元できる可能性がある。非可逆圧縮では、ある程度の損失がありうるが、受信機は、元のデータの正確なコピーではない可能性はあるが、それでもデータを解釈しうる。DEFLATEは、テーブルベースのLZ77アルゴリズムとハフマン符号化とを組み合わせた可逆データ圧縮アルゴリズムである。LZ77アルゴリズムは、データの反復の発生を、過去の非圧縮データストリーム内のデータの以前のコピーを特定する、8+15ビットの<長さ,距離>ペアで置き換えることによって、圧縮を達成する。長さパラメータは、マッチするデータのコピーの長さを示し、距離パラメータは、複製が過去の非圧縮データストリーム内でどの程度戻されたかを示す。マッチするものを見つけるために、コンプレッサは、スライディング・ウィンドウ・バッファ内に、ある量の最新データを保持する必要がありうる。同様に、デコンプレッサは、圧縮されたパケットにおいて参照される、マッチするものを解釈できるように、同じデータへのアクセスを有する必要がありうる。圧縮/伸長が機能するためには、コンプレッサ側及びデコンプレッサ側のバッファリングされたデータが同期されていることが必要であり、データのいかなる損失もアルゴリズムに同期外れを生じさせることがあることが理解されよう。
DEFLATEアルゴリズムでは、マッチングパターンの長さは3−258バイトに制限され、ルックバック長(距離)は最大32KBになる。非圧縮データストリームの最後の32KB以内でマッチするものが発生する限り、任意の数のブロック間でマッチが行われうる。ULデータ圧縮への適用のために、ブロックはパケットと置き換えられることがある。
第2の圧縮ステージでは、DEFLATEは、ハフマン符号化によって、ブロックの、過去に圧縮されていない部分(即ち、リテラル部分)を圧縮しうる。ハフマン符号化は、一般的に使用されるシンボルを、より短い符号表現で置き換えることによって機能すると理解されてもよく、その一方で、より長い符号表現が、あまり一般的に使用されないシンボルに使用されてもよい。ハフマンツリーとしても知られるハフマン符号ディクショナリは、所与のアルファベットと、データ内の異なるシンボルの頻度とに基づいて計算されうる。DEFLATEアルゴリズムは、予め設定されたハフマン符号ディクショナリで動作しうるか、又はブロックごとに新たなハフマンツリーを計算することによって動的に動作しうる。動的ハフマン符号化が使用される場合、ハフマンツリーは、圧縮されたパケットに含まれることが必要であると理解されうる。他方で、ツリーがパケットごとに調整される場合、より良好な圧縮が期待されうる。
DEFLATEに基づくUDCアルゴリズムは、コンプレッサ及びデコンプレッサ側にバッファメモリコンテキストを有する必要がありうる。例えば、クロスパケット圧縮を行うために、先入れ先出し(FIFO)バッファを使用して、圧縮された元のパケットがバッファリングされうる。圧縮されていないパケット内で、バッファ内の反復ストリングが識別される場合、図1に示すように、識別されたストリングの以前の位置及び長さにそれをリンクするバックリファレンスが挿入されうる。図1は、パネルa)内の圧縮前の、及びパネルb)内の圧縮後のデフレートの例を示す概略図である。図1において、圧縮エンティティ(例えば、UE)におけるバッファサイズは8バイトである。各バイトには0から7までの番号が付けられる。パネルa)の右側に示されるように、「bcd」のコンテンツを有する新しいパケットが圧縮エンティティに到着した場合、クロスパケットマッチは、それ以前の位置6、長さ3で、バッファ内において識別されうる。元の長さが3バイトである新しいパケットは、パネルb)の左側に示されるように、6ビット(即ち、マッチが始まる、バッファ内の8つの位置のいずれかを識別するための3ビットと、長さについての3ビット)に圧縮されうる。圧縮後、新しいパケットがバッファに挿入される。デコンプレッサは、圧縮されたパケットを伸長しうるように、同じバッファコンテンツを有する伸長エンティティを同様に有する。デコンプレッサ及びコンプレッサのバッファコンテンツが同期していない場合、デコンプレッサ側で元のパケットを再現することは不可能である。このため、デコンプレッサは、この種のエラーシナリオについてコンプレッサに通知できる必要があることが理解されよう。通知の後、コンプレッサ(例えば、UE)は、そのバッファをリセットし、再び圧縮を試みる必要がありうる。
チェックサムの失敗は、送信機バッファと受信機バッファとが同期していないことを示すエラーとして理解されうる。短い間隔で複数のチェックサムの失敗がある場合、eNBは、UDC設定(UDC configuration)を解除することを決定しうる。UDC設定を解除することは、アップリンクにおいて圧縮を使用しないことを意味すると理解されうる。同様に、コンプレッサ(例えば、UE)は、何らかのソフトウェアエラーに起因して、デコンプレッサ(例えば、eNB)がパケットを伸長するためのメモリ不足を示す。例えば、バッファサイズが2Kバイト(即ち、2048バイト)に設定されているが、送信機が3000バイトのメモリサイズを示す場合に、これはエラーとなる。このようなエラーのケースでは、eNBは、UDC設定を解除することを決定しうる。UDCの目的は、UL帯域幅を節約することであるが、実質的な圧縮ゲインが達成されない場合に、eNBがUDC設定を解放することを決定しうる。
既存の方法によるアップリンクデータ圧縮の処理は、コンプレッサとデコンプレッサとの間の通信の曖昧さと、処理リソース及びエネルギーリソースの浪費と、遅延とにつながる可能性がある。
本明細書の実施形態の目的は、通信ネットワークにおけるリソースの使用効率を改善することである。本明細書の実施形態の具体的な目的は、アップリンクデータ圧縮の処理を改善することによって、通信ネットワークにおけるリソースの使用効率を改善することである。
本明細書の実施形態の第1の態様によれば、上記目的は、送信デバイスによって実行される方法によって達成される。送信デバイスは、通信ネットワークにおいて動作する。送信デバイスは、受信デバイスからインジケーションを受信する。受信デバイスは、通信ネットワークにおいて動作する。当該インジケーションは、バッファのリセットを実行するよう送信デバイスに指示するものである。当該インジケーションは、受信デバイスから受信されるPDU内のフィールドの値である。その後、送信デバイスは、受信したインジケーションに基づいて、バッファをリセットする。
本明細書の実施形態の第1の態様によれば、上記目的は、受信デバイスによって実行される方法によって達成される。受信デバイスは、通信ネットワークにおいて動作する。受信デバイスは、通信ネットワークにおいて動作している送信デバイスへインジケーションを送信する。当該インジケーションは、バッファのリセットを実行するよう送信デバイスに指示するものである。当該インジケーションは、送信デバイスへ送信されるPDU内のフィールドの値である。
本明細書の実施形態の第3の態様によれば、上記目的は、通信ネットワークにおいて動作するように構成された送信デバイスによって達成される。送信デバイスは更に、通信ネットワークにおいて動作するように構成された受信デバイスからインジケーションを受信するように構成される。当該インジケーションは、バッファのリセットを実行するよう送信デバイスに指示するように構成される。第3のインジケーションは、受信デバイスから受信されるように構成された、PDU内のフィールドの値であるように構成される。送信デバイスは更に、受信されるように構成された第3のインジケーションに基づいて、バッファをリセットするように構成される。
本明細書の実施形態の第4の態様によれば、上記目的は、通信ネットワークにおいて動作するように構成された受信デバイスによって達成される。受信デバイスは、通信ネットワークにおいて動作するように構成された送信デバイスへインジケーションを送信するように構成される。当該インジケーションは、バッファのリセットを実行するよう送信デバイスに指示するように構成される。当該インジケーションは、送信デバイスへ送信されるように構成された、PDU内のフィールドの値であるように構成される。
本明細書の実施形態の第5の態様によれば、上記目的は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、当該記憶媒体に格納されたコンピュータプログラムを含む記憶媒体によって達成され、当該コンピュータプログラムは、少なくとも1つのプロセッサで実行されると、送信デバイスによって実行される方法を当該少なくとも1つのプロセッサに実行させる命令を含む。
本明細書の実施形態の第6の態様によれば、上記目的は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、当該記憶媒体に格納されたコンピュータプログラムを含む記憶媒体によって達成され、当該コンピュータプログラムは、少なくとも1つのプロセッサで実行されると、受信デバイスによって実行される方法を当該少なくとも1つのプロセッサに実行させる命令を含む。
送信デバイスが受信デバイスから、PDU内の値でバッファのリセットを実行するように送信デバイスに指示するインジケーションを受信することによって、例えば既存の方法におけるRRCシグナリングと比較して、インジケーションを提供する際の遅延が低減されるので、通信ネットワーク内で処理リソース及びエネルギーリソースが、より効率的に使用されうる。
本明細書の実施形態の例について、添付の図面を参照して、以下の説明に従って、より詳細に説明する。
図1は、既存の方法によるデータ圧縮を示す概略図である。 図2は、既存の方法による、UDCヘッダを有するパケットフォーマットの一例を示す概略図である。 図3は、既存の方法による、UDCヘッダ無しのパケットフォーマットの例を示す概略図である。 図4は、本明細書の実施形態による通信ネットワークを示す概略図である。 図5は、本明細書の実施形態による、送信デバイスにおける方法の実施形態を示すフローチャートである。 図6は、本明細書の実施形態によるパケットフォーマットの一例を示す概略図である。 図7は、本明細書の実施形態によるパケットフォーマットの一例を示す概略図である。 図8は、本明細書の実施形態によるパケットフォーマットの一例を示す概略図である。 図9は、本明細書の実施形態によるパケットフォーマットの一例を示す概略図である。 図10は、本明細書の実施形態による、受信デバイスにおける方法を示すフローチャートである。 図11は、本明細書の実施形態による、送信デバイスの2つの非限定的な例a)及びb)を示す概略的なブロック図である。 図12は、本明細書の実施形態による、受信デバイスの2つの非限定的な例a)及びb)を示す概略的なブロック図である。 図13は、本明細書の実施形態に関連する、送信デバイスにおける方法の例を示すフローチャートである。 図14は、本明細書の実施形態に関連する、受信デバイスにおける方法の例を示すフローチャートである。 図15は、本明細書の実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された遠隔通信ネットワークを示す概略的なブロック図である。 図16は、本明細書の実施形態による、部分的に無線接続上で基地局を介してユーザ装置と通信するホストコンピュータの一般化されたブロック図である。 図17は、本明細書の実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、及びユーザ装置を含む通信システムにおける方法の実施形態を示すフローチャートである。 図18は、本明細書の実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、及びユーザ装置を含む通信システムにおける方法の実施形態を示すフローチャートである。 図19は、本明細書の実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、及びユーザ装置を含む通信システムにおける方法の実施形態を示すフローチャートである。 図20は、本明細書の実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、及びユーザ装置を含む通信システムにおける方法の実施形態を示すフローチャートである。
本明細書の実施形態の開発の一部として、既存の技術に関する1つ以上の課題を最初に特定して議論する。
UDCが設定されている場合、図2に示すようなパケットフォーマットが使用されうる[4]。図2に示すように、パケットフォーマットは、第1のオクテット(Oct 1)201、第2のオクテット(Oct 2)202、第3のオクテット(Oct 3)203、及び第4のオクテット(Oct 4)204の、4つのオクテットを含む。第1のオクテット201は、データ/制御PDU(D/C)フィールド205、第1の予約済み(R)フィールド206、第2のRフィールド207、第3のRフィールド208、及びパケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・シーケンス番号(PDCP SN)フィールド209を含む。第2のオクテット202は、PDCP SNフィールド210の続きを含む。第3のオクテット203は、フィールドUDC(FU)フィールド211、第4のRフィールド212、第5のRフィールド213、第6のRフィールド214、及びチェックサムフィールド215を含む。第4オクテット204は、UDCデータブロック216を含む。
UDCが設定されていない場合、図3に示すように、UDCヘッダーの無いレガシーパケットフォーマットが代わりに使用されうる[2,4]。このフォーマットは、第1のオクテット(Oct 1)301、第2のオクテット(Oct 2)302、及び第3のオクテット(Oct 3)303の、3つのオクテットを含む。図2と図3を比較すると分かるように、第3のオクテットが2つのフォーマットで異なっている。UDC設定が、例えばエラーに起因して解除された後に、コンプレッサ(例えば、UE)は、レガシー方法にフォールバックしてもよく、即ち、図3に示されるように、UDCヘッダの無いパケットを送信しうる。ただし、デコンプレッサ(例えば、eNB)は、パケットがUDCエンティティによってまだ処理されているかどうかを知らないであろう。つまり、デコンプレッサは、第3のオクテットがUDCヘッダであるかどうか(即ち、図2の第1のフォーマットに示されるように、FU 212、R 212、R 213、R 214、チェックサム215であるか、又は図3の第2のフォーマットに示されるように、データ304であるか)を識別できない。したがって、曖昧さが生じる。例えば、UEが圧縮パケットを送信しているが、それらを受信するeNBが、それらがレガシーパケットであると想定する場合、当該パケットは、eNBによって解凍されない。このため、これらの圧縮パケットは、アプリケーションレイヤが読むことができないであろう。同様に、UEが非圧縮パケットを送信し、それらを受信するeNBが、それらが圧縮パケットであると想定する場合、eNBにおいて当該パケットを解凍しようとする余分な処理が生じるであろう。これは、パケットの破損につながる可能性がある。したがって、この曖昧さを回避することが有益である。
本開示及びそれらの実施形態のある態様は、この課題又は他の課題に対するソリューションを提供しうる。本明細書で開示される問題のうちの1つ以上に対処する様々な実施形態が、本明細書で提案される。
本明細書の実施形態は、コンプレッサ(即ち、UE等の送信デバイス)が、アップリンクデータ圧縮(例えば、UDC)が有効化されているか無効化されているかを示すインジケーションを、デコンプレッサ(即ち、eNB等の受信デバイス)へ送信することによって、既存の方法におけるこの問題に対処すると理解されうる。本明細書の実施形態は、アップリンクデータ圧縮(例えば、UDC)を解除するためにコンプレッサからデコンプレッサへフィードバックを提供する方法に関するものと理解されうる。したがって、一般的な用語では、本明細書の実施形態は、アップリンクデータ圧縮のためのフィードバックを提供するための方法に関連すると理解されうる。
アップリンクデータ圧縮は、UDCと同様の機能的特徴を有する別のアップリンクデータ圧縮機能によって処理されることもある。本明細書において、UDCは、アップリンクデータ圧縮機能の例示的な例として使用される。
本明細書の実施形態の簡単な概要として、及びUDCをアップリンクデータ圧縮の例とすると、最初にUDCが有効化/アクティブ化された場合、送信デバイスによって送信されうるパケットは、UDCアルゴリズムを使用して圧縮されうる。UDCが無効化/非アクティブ化されると、送信デバイスから送信されるパケットは、UDCアルゴリズムを使用して圧縮されない場合がある。UDCが有効化/アクティブ化された状態からUDCが無効化/非アクティブされた状態への切り替え、又はその逆の切り替えに応じて、送信デバイスは、そのインジケーションを有するメッセージを生成して受信デバイスへ送信しうる。
本明細書の特定の実施形態によれば、新たなPDCP制御PDUパケットが、コンプレッサからデコンプレッサへフィードバックを提供するように定義されうる。
以下では、例が示される添付図面を参照して、検討される実施形態のいくつかについてより十分に説明する。このセクションでは、いくつかの例示的な実施形態によって、本明細書の実施形態についてより詳しく説明する。しかしながら、他の実施形態は、本明細書に開示される主題の範囲内に含まれる。開示された主題は、本明細書に記載された実施形態のみに限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は主題の範囲を当業者に伝えるために例として提供される。本明細書の例示的な実施形態は、相互に排他的ではないことに留意されたい。1つの実施形態からのコンポーネントが別の実施形態に存在すると想定されてもよく、これらのコンポーネントが他の例示的な実施形態でどのように使用されうるかについては当業者には明らかである。
本明細書の実施形態を例示するために、本開示ではLTEからの用語が使用されるが、これは、本明細書の実施形態の範囲を前述のシステムのみに限定するものと見なされるべきではないことに留意されたい。同様の特徴を有する他の無線システムも、本開示内でカバーされるアイデアを活用することから利益を受けうる。
図4は、本明細書の実施形態が実装されうる、無線通信システム、セルラ無線システム、又はセルラネットワークとも呼ばれることがある通信ネットワーク100の非限定的な例を示す。通信ネットワーク100は、典型的には、Long-Term Evolution(LTE)ネットワーク、例えば、LTE周波数分割複信(FDD)、LTE時分割複信(TDD)、LTE半二重周波数分割複信(HD−FDD)、非ライセンス帯域で動作するLTEでありうる。通信ネットワーク100は、他の方法で、又はそれに加えて、他の技術をサポートしてもよく、例えば、5Gシステム、5Gネットワーク、NR、LTE−NRデュアルコネクティビティ(Dual Connectivity)、又は次世代(Next Gen)システム又はネットワーク、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標):Wideband Code Division Multiple Access)、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)TDD、Global System for Mobile Communications(GSM)ネットワーク、GSM/Enhanced Data Rate for GSM Evolution(EDGE)Radio Access Network(GERAN)ネットワーク、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Ultra-Mobile Broadband(UMB)、EDGEネットワーク、例えば、Multi-Standard Radio(MSR)基地局、マルチRAT基地局等の無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technologies)の任意の組合せを含むネットワーク、及び/又は、他の適切な2G、3G、4G、又は5Gネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワーク、Worldwide Interoperability for Microwave Access(WiMax)、Bluetooth(登録商標)、Z−Wave及び/又はZigBee(登録商標)ネットワーク、又は任意のセルラネットワーク又はシステムでありうる。このため、本明細書の実施形態を例示するために、本開示では3GPP LTEからの用語が使用されているが、これは、本明細書の実施形態の範囲を前述のシステムのみに限定するものと見なされるべきではないことに留意されたい。他の無線システム、特に5G/NR又はLTE−NRデュアルコネクティビティ、WCDMA、WiMax、UMB、及びGSMも、本開示内でカバーされるアイデアを活用することから恩恵を受けうる。
通信ネットワーク100は、複数の通信装置又はノードを含み、そのうちの送信デバイス101及び受信デバイス102は、図4の非限定的な例に示されている。送信デバイス101は、コンプレッサ、又はコンプレッサデバイスとも呼ばれうる。受信デバイス102は、デコンプレッサ、又はデコンプレッサデバイスとも呼ばれうる。受信デバイス102は、典型的には、以下で説明されるネットワークノード110(例えば、基地局)のようなネットワークノードでありうる。送信デバイス101は、典型的には、以下で説明される無線デバイス130のような無線デバイスでありうる。
図4に示されていない他の例では、送信デバイス101及び受信デバイス102のいずれも、無線デバイス130のような無線デバイス(例えば、D2Dデバイス)であってもよい。図4のいずれにも示されていない更に他の例では、送信デバイス101及び受信デバイス102のいずれも、ネットワークノード110のようなネットワークノードであってもよい。
通信ネットワーク100は、複数のネットワークノードを含み、そのうちのネットワークノード110は、図4の非限定的な例に示されている。ネットワークノード110は、無線ネットワークノードでありうる。即ち、無線基地局(例えば、eNB、New Radio(NR)ノードB(gNB))、又は通信ネットワーク100内のユーザ装置又はマシンタイプ通信装置のような無線デバイスにサービスを行うことができる、同様の特徴を有する他の任意のネットワークノード等の、送信ポイントである。
通信ネットワーク100は、複数のセルエリアに分割されうる地理的エリアをカバーし、各セルエリアは、ネットワークノードによってサービスが行われうるが、1つの無線ネットワークノードは1つ以上のセルにサービスを行いうる。通信ネットワーク100は、少なくとも1つのセル120を含む。図4に示す非限定的な例では、ネットワークノード110が、サービングセル120にサービスを行う。通信ネットワーク100がセルラシステムと呼ばれない場合がある例においても、ネットワークノード110がサービングビームを用いて、無線デバイス130等の受信ノードにサービスを行う場合、当該ビームのカバレッジのエリアは、依然としてセルと呼ばれることがある。ネットワークノード110は、送信電力と、それによるセルサイズとに基づいて、例えば、マクロeNodeB、ホームeNodeB、又はピコ基地局のような、異なるクラスのものでありうる。ネットワークノード110は、1つ以上の通信技術をサポートしてもよく、その名称は、使用される技術及び用語に依存してもよい。LTEでは、eNBと呼ばれることがあるネットワークノード110は、図を簡略化するために図4には示されていない1つ以上のコアネットワークに直接接続されうる。いくつかの例では、ネットワークノード110は、クラウド内の仮想ノード等の分散ノードであってもよく、その機能を完全にクラウド上で実行してもよいし、又は部分的に、無線ネットワークノードと協調して実行してもよい。
複数の無線デバイスが無線通信ネットワーク100内に配置され、それらのうちのうちの、デバイスとも呼ばれる無線デバイス130が、図4の非限定的な例で示されている。通信ネットワーク100に含まれる無線デバイス130は、UE又は5G UEのような無線通信デバイスであってよく、いくつかのさらなる例を単に言及するために、これは、例えば、モバイル端末、無線端末及び/又は移動局、携帯電話、セルラ電話、又は無線能力を有するラップトップとしても知られうる。通信ネットワーク100に含まれる無線デバイスのいずれも、例えば、携帯型、ポケット格納型、ハンドヘルド型、コンピュータ構成型、又は車両搭載型のモバイルデバイスであってもよく、他のエンティティ(サーバ、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、又はタブレット等)、無線インタフェースを備えたマシン・ツー・マシン(M2M)デバイス(プリンタ又はファイル記憶デバイス等)、モデム、又は、通信システム内の無線リンクを介して通信可能な任意の他の無線ネットワークユニットと、RANを介して音声及び/又はデータを通信することが可能である。通信ネットワーク100に含まれる無線デバイス130は、通信ネットワーク100内で無線通信することが可能である。当該通信は、例えば、RANを介して、及び場合によっては、通信ネットワーク100内に含まれうる1つ以上のコアネットワークを介して実行されうる。
送信デバイス101は、通信ネットワーク100内で、リンク140(例えば、無線リンク)を介して受信デバイス102と通信するように構成されうる。
一般に、本明細書で使用される全ての用語は、異なる意味が明確に与えられ、及び/又は、それが使用される文脈から暗示されない限り、関連する技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるべきである。1つの(a/an/the)エレメント、装置、コンポーネント、手段、ステップ等への言及は全て、特に明記されない限り、エレメント、装置、コンポーネント、手段、ステップ等の少なくとも1つのインスタンスを指すものとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書に開示される任意の方法のステップは、ステップが別のステップの後又は前として明示的に説明されている場合、及び/又はステップが別のステップの後又は前になければならないことが黙示的でる場合を除き、開示される正確な順序で実行される必要はない。本明細書に開示される実施形態のいずれかの任意の特徴は、適切な場合には、任意の他の実施形態に適用されてもよい。同様に、任意の実施形態の任意の利点は、任意の他の実施形態に適用されることができ、その逆も同様である。包含される実施形態の他の目的、特徴、及び利点は、以下の説明から明らかになる。
一般に、本明細書における「第1」、「第2」、「第3」、「第4」及び/又は「第5」の使用は、異なる要素又はエンティティを示す任意の方法であると理解されてもよく、それらが修飾する名詞に累積的又は時系列的な文字を付与しないと理解されてもよい。
本明細書にはいくつかの実施形態が含まれる。本明細書の例は、相互に排他的ではないことに留意されたい。1つの実施形態からのコンポーネントが別の実施形態に存在すると想定されてもよく、これらのコンポーネントが他の例示的な実施形態でどのように使用されうるかについては当業者には明らかである。
より具体的には、以下は、a)送信デバイス101(例えば、UE)等の送信デバイスに関連する実施形態、及び、b)受信デバイス102(例えば、eNB)等の受信デバイスに関連する実施形態である。送信デバイス101は、コンプレッサと呼ばれることもあり、受信デバイス102は、デコンプレッサと呼ばれることもある。
本明細書のいくつかの実施形態は、いくつかの非限定的な例を用いて説明される。以下の説明では、1つの(a/the)UE及び/又は1つの(a/the)コンプレッサへの任意の言及は、送信デバイス101に等しく適用されると理解されうるとともに、1つの(a/the)eNB及び/又は1つの(a/the)ネットワーク及び/又はデコンプレッサへの任意の言及は、受信デバイス102に等しく適用されると理解されうる。1つの(a/the)UDCへの任意の言及は、アップリンクデータ圧縮の非限定的な例であると理解されうる。ここで提供されている例のいずれも、先に説明した本明細書の実施形態と組み合わせられることが可能であると理解されうる。
次に、図5に示すフローチャートを参照して、送信デバイス101によって実行される方法の実施形態について説明する。本方法は、アップリンクデータ圧縮を処理するためのものであると考えられうる。送信デバイス101は、通信ネットワーク100において動作する。
送信デバイス101によって実行される本方法は、以下のアクションのうちの2つ以上を含みうる。いくつかの実施形態では、全てのアクションが実行されうる。いくつかの実施形態では、2つ以上のアクションが実行されうる。適用可能な場合には、1つ以上の実施形態が組み合わされてもよい。説明を簡略化するため、可能性のある全ての組み合わせは記載されていない。図5では、オプションのアクションが破線で示されている。いくつかのアクションは、図5に示される順序とは異なる順序で実行されてもよい。
<アクション501>
情報を送信するデバイス及び情報を受信するデバイスが、例えば何らかのエラーに遭遇したような、通信の状態を識別するために、若しくは、有効化された状態若しくは無効化された状態を識別するために、又は、UDCを「アクティブ化」及び「非アクティブ化」するために、既存の方法では、これが無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して行われること想定する。RRCシグナリングは、比較的遅い場合があり、RRCシグナリングのUE処理は、当該シグナリングが受信されてから0〜15ms後でありうる時間ウィンドウ内で行われる場合がある。この時間ウィンドウの期間中に、UEがRRCシグナリングを適用したか否かについてeNBには確かではなく、それ故に、eNBは、送信されたパケットがリセット前又はリセット後のUDCに基づいている場合に、UDCが時間ウィンドウの間にUEにおいて有効化/アクティブ化されていたか無効化/非アクティブ化されていたかについて認識していない可能性があるとともに、eNBは、いつUEにおいて時間ウィンドウが発生したかさえ知らない可能性がある。RRCを介してUDCを有効化及び無効化する場合、eNBがUEの状態を認識していない可能性がある。
この問題に対処するために、このアクション501では、送信デバイス101は、受信デバイス102から第1のインジケーションを受信しうる。第1のインジケーションは、アップリンクデータ圧縮機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための、プリファレンス等の指示を、送信デバイス101に知らせうる。
アップリンクデータ圧縮機能は、例えば、LTEにおけるUDCでありうる。
受信することは、例えば、収集すること又は取得することとして理解されうる。受信501は、リンク140を介して行われうる。
第1のインジケーションは、UDCがUEによってアクティブ化されるべきか非アクティブ化されるべきかを示すための、受信デバイス102(例えば、eNB)から送信デバイス101(例えば、UE)によって受信されうるPDCPメッセージでありうる。送信デバイス101は、第1のインジケーションが受信されると、第1のインジケーションがある値に設定されている場合、UDCをアクティブ化し、第1のインジケーションが別の値に設定されている場合、UDCを非アクティブ化しうる。この第1のインジケーションがどのように定義されうるかの例は、長さ:1ビットの「Activate/Deactivate(A/D)フィールド」でありうる。ここで説明した「A/D」フィールドは、図6、図7及び図9のいずれかに表される制御PDUに概略的に示されている。
表1は、この第1のインジケーションが長さ:1ビットの「Activate/Deactivate(A/D)フィールド」においてどのように定義されるかの例を示している。
Figure 2021502722
本明細書の実施形態による1つの他の例において、図6、図7、及び図9のいずれかに示されるようなオクテット内の他の予約済み(R)ビットは、他のエラーシナリオを処理するための、又はフィードバックを提供するための、効果的な通信のために、デコンプレッサ(即ち、受信デバイス102)とコンプレッサ(即ち、送信デバイス101)との間で利用されうる。
例えば、第1のインジケーションの別の例では、図7及び図9の例に示されるように、予約済みビットのうちの1つはロード(「L」)フィールドとして使用されてもよい。表2に示されるように、受信デバイス102は、例えば、受信デバイス102の負荷が大きい場合、所定のタイマーを設定することによって、一時的に圧縮を停止するように送信デバイス101に求めてもよい。例えば、Lフィールドが「1」に設定されうる場合、UDCは、所定の継続時間の間、無効化されうる。当該継続時間の満了後に、UDCが再び適用されうる。これは、第1のインジケーションの別の例として理解されてもよい。
Figure 2021502722
代替のアプローチは、第1のインジケーションが、送信デバイス101がUDCをアクティブ化/有効化するか、又は非アクティブ化/無効化するかについての明示的なインジケーションを有さないことでありうるが、むしろ、第1のインジケーション自体の受信は、送信デバイス101が状態を切り替える(例えば、UDCが現在、有効化/アクティブ化されている場合にはUDCを無効化/非アクティブ化し、UDCが現在、無効化/非アクティブ化されている場合にはUDCを有効化/アクティブ化する)ことの黙示的なインジケーションでありうる。この黙示的なインジケーションは、送信デバイス101が、特定のタイプの(即ち、表3に示されるフィールド「PDUタイプ」の特定の値を有する)PDUを受信しうるものでありうる。表3は、この第1のインジケーションが、長さ:3ビットの「PDUタイプ」フィールドにおいてどのように定義されるかについての例を示している。使用されるPDUタイプフィールドは、既存のPDUフィールドであってもよいが、表3に示されるように、このPDUがUDCフィードバックパケットであることを示す新しい値に(例えば、値011に)設定されうる。
Figure 2021502722
ここで説明したPDUタイプフィールドは、図6、図7及び図9のいずれかに表されるUDCフィードバックパケット用のPDCP制御PDUに、後に例示されている。
前述によれば、第1のインジケーションは、a)第1のPDUの第1のフィールドであって、例えば表3に示されるようなPDUのタイプを示す第1のフィールド内の第1の値、及び、b)第1のPDUの第2のフィールド内の第2の値、のうちの少なくとも1つとされうる。当該第2のフィールドは、a)例えば表1に示されるようなActivate/Deactivate(アクティブ化/非アクティブ化)(A/D)状態、及び、b)例えば表2に示されるようなNormal Operation/Temporary Deactivation(通常動作/一時的非アクティブ化)状態、のうちの少なくとも1つを示す。
第1のフィールドは、例えば、図6、図7、及び図9のいずれかにおいて、やはり後に示される表3に記載され例示されたばかりの「PDUタイプ」フィールドでありうる。
いくつかの特定の例では、第1の値は1ビットでありうる。第1の値は、0又は1でありうる。
第2のフィールドは、例えば、図6、図7、及び図9のいずれかにおいて、やはり後に示される、表1に記載され例示されたばかりの「A/D」フィールドでありうる。第2のフィールドは、代替的に又は追加的には、図7及び図9に示されるように、例えば表2に記載されるような「L」フィールドであってもよい。
このアクション501を実行することによって、送信デバイス101は、送信デバイス101によるUDCアクティブ化の制御を受信デバイス102が行うことを可能にし、それによって、送信デバイス101においてUDCが有効化/アクティブ化されているか、又は無効化/非アクティブ化されているかを受信デバイス102が知ることを可能にすることができる。
<アクション502>
送信デバイス101は、第1のインジケーションが受信されると、第1のインジケーションがある値に設定されている場合、UDCをアクティブ化又は有効化し、第1のインジケーションが別の値に設定されている場合、UDCを非アクティブ化又は無効化しうる。この変更を行った後、送信デバイス101は、受信デバイス102に、その新しい状態が何であるかを知らせうる。したがって、このアクション502では、送信デバイス101は、第2のインジケーションを受信デバイス102へ送信しうる。アクション501に記載された第1のインジケーションは、別のインジケーションとして理解されうる。第2のインジケーションは、制御PDUに含まれうる。第2のインジケーションは、
a)アップリンクデータ圧縮機能が送信デバイス101において有効化されており、かつ、1つ以上のデータPDUの有効化されたアップリンクデータ圧縮機能についての情報を含むヘッダが、第2のインジケーションの送信後に送信デバイス101によって送信されるべき1つ以上のデータPDUに存在するべきであること、及び、
b)アップリンクデータ圧縮機能が送信デバイス101において無効化されており、かつ、1つ以上のデータPDUの有効化されたアップリンクデータ圧縮についての情報を含むヘッダが、第2のインジケーションの送信後に送信デバイス101によって送信されるべき1つ以上のデータPDUに不在であるべきであること、
のうちの1つを示しうる。
このアクション502における送信は、例えば、リンク140を介して実行されうる。送信すること(Sending)は、送信すること(transmitting)とも理解されうる。
このアクション502における第2のインジケーションの送信は、受信デバイス102へのUDCステータスのインジケーションとして理解されうる。
ヘッダは、例えば、図2のオクテット3(Oct 3)203に含まれるヘッダでありうる。
第2のインジケーションの実装例
第2のインジケーションを実装する1つの方法は、特定のPDUタイプ(例えば、PDCP制御PDUタイプ)を使用することによるものでありうる。その場合、送信デバイス101(例えば、UE)は、そのようなPDUタイプを生成し、それを受信デバイス102へ送信しうる。受信デバイス102(例えば、eNB)は、このPDUタイプの受信により、送信デバイス101がある状態から切り替わったことを知ることができる。例えば、送信デバイス101が最初に、UDCが有効化/アクティブ化された状態であったが、UDCが無効化/非アクティブ化された場合、送信デバイス101は、新しいPDUタイプを生成して受信デバイス102へ送信してもよく、その後、受信デバイス102は、このPDUタイプの後に受信された任意のパケットが、送信デバイス101内のUDCアルゴリズムによって処理されていないことを知ってもよい。あるいは、送信デバイス101が最初に、UDCが無効化/非アクティブ化された状態であったが、UDCが有効化/アクティブ化された場合、送信デバイス101は、新しいPDUタイプを生成して受信デバイス102へ送信してもよく、その後、受信デバイス102は、このPDUタイプの後に受信された任意のパケットが、送信デバイス101内のUDCアルゴリズムによって処理されていることを知ってもよい。
したがって、いくつかの実施形態では、第2のインジケーションは、制御PDUの第3のフィールドであって、PDUのタイプを示す第3のフィールド内の第3の値を示しうる。第3のフィールドは、例えば、図8に示される「PDUタイプ」フィールドでありうる。第3の値は、3ビットでありうる。第3の値は、011でありうる。
なお、状況によっては、受信デバイス102によって受信されるパケットは、送信デバイス101が生成したものと同じ順序でない場合がある。これを解決するために、いくつかの実施形態によれば、送信デバイス101は、受信デバイス102にシーケンス番号を知らせうる。シーケンス番号は、切り替えが発生する前の最後のパケットを示す場合、又は、切り替えの後の最初のパケットを示す場合がある。
前述によれば、いくつかの実施形態では、第2のインジケーションは、
a)送信デバイス101の有効化又は無効化状態が切り替わる前に送信デバイス101によって送信された最後のパケットのシーケンス番号、及び、
b)送信デバイス101の有効化又は無効化状態が切り替わった後に送信デバイス101によって送信された最初のパケットのシーケンス番号、
のうちの1つを更に示しうる。
いくつかの実施形態において、第2のインジケーションとして機能しうるフラグビットを含むPDUは、更に、送信デバイス101によってUDCが有効化されているか無効化されているかを示す明示的なインジケーションを有しうる。このような他の第2のインジケーションの例は、Enabled/Disabled(E/D)フィールドにおいて定義されうる。これの実装例が図8に示されており、ここでは、UDC用の新たなPDCP制御PDUが使用され、E/Dは、送信デバイス101においてUDCが有効化されている場合には第1の値(例えば、1又は0)に設定され、UDCが無効化されている場合には第2の値(例えば、0又は1)に設定される。表4に示す特定の例では、0はUDCが有効化されていることを示し、1はUDCが無効化されていることを示す。
Figure 2021502722
送信デバイス101において有効化/無効化状態の明示的なインジケーションを有することの1つの利点は、第2のインジケーションが何を意味するかを理解するために、送信デバイス101が第2のインジケーションを受信する前にどの状態にあったかを受信デバイス102が考慮する必要がないようにすることが可能でありうることでありうる。例えば、送信デバイス101がそのような明示的なインジケーションを含めない場合、受信デバイス102は、第2のインジケーションが、送信デバイス101がUDCを無効化又は有効化したことを意味するかを理解することができるように、UDCが送信デバイス101において有効化されているか無効化されているかを知る必要があり、一方で、送信デバイス101によって受信デバイス102へ明示的なインジケーションが提供される場合、受信デバイス102は、第2のインジケーションの値を判定することによって、これを知ることができる。
図8は、新たなE/Dインジケーション(即ち、E/Dフィールド)が含まれる新たなPDUタイプの概略的な視覚表現を示す。しかしながら、上述のように、いくつかの実施形態では、E/Dインジケーションは存在せず、むしろ、第2のインジケーションが、切り替えが発生したこと又は発生すること(例えば、10個のパケット又はシーケンス番号Xを有するパケットの後に、UDCが有効化/無効化にされる)を黙示的に示すタイプのPDUのみである場合がある。
次に、送信デバイス101がPDUタイプの値をどのように設定しうるかについての具体例を示す。
まず、既存のData/Control(D/C)インジケーション、即ち、D/Cフィールドは、表5に示されるように、これが制御PDUであることを示すために0に設定されうる。D/Cフィールドは、1ビットの長さを有しうる。
Figure 2021502722
更に、既存のPDUタイプフィールドが含められうるが、このPDUがUDCフィードバックパケットであることを示すための新しい値に(例えば、表3に示すように値011に)設定されうる。
そして、例えばE/Dフィールドを用いて、UDCが有効化/無効化されるかどうかについての明示的なインジケーションがあれば、第2のインジケーションは、表4に示されるように定義されてもよい。
前述によれば、第2のインジケーションは、
a)制御PDUの第3のフィールドであって、PDUのタイプを示す第3のフィールド内の第3の値、及び
b)制御PDUの第4のフィールドであって、Enabled/Disabled(有効化/無効化)(E/D)状態を示す
第4のフィールド内の第4の値、
のうちの1つとされうる。
第4のフィールドは、例えば、図8に示される「E/D」フィールドでありうる。
第4の値(例えば、表4の値のいずれか)は、1ビットでありうる。第4の値は、0又は1でありうる。
送信デバイス101が、アップリンクデータ圧縮機能が有効化されているか無効化されているか、及び、インジケーションの送信後に送信デバイス101によって送信されるべき1つ以上のデータPDUにヘッダが存在する予定か存在しない予定かを示す、第2のインジケーションを受信デバイス102へ送信することによって、送信デバイス101は、1つ以上のデータPDUをどのように読み取るか、及び、1つ以上のデータPDUが圧縮されているか否かを、受信デバイス102が知ることを可能にしうる。したがって、受信デバイス102は、それに応じて1つ以上のデータPDUを処理しうる。その結果、通信ネットワーク100内の処理リソース及びエネルギーリソースをより効率的に使用することができる。
<アクション503>
アクション502の制御PDUを送信することは、送信デバイス101の状態を受信デバイス102が認識することを可能にするだけでなく、例えばチェックサムエラーを検出することによって、送信デバイス101の圧縮バッファ及び受信デバイス102の伸張バッファの同期が外れているかどうかを受信デバイス102が検出することも可能にしうる。このようなエラーが検出された場合、受信デバイス102は、当該エラーについて送信デバイス101に通知しうるとともに、送信デバイス101がバッファのリセットを実行することを要求することによって、当該エラーに対処することを試みうる。したがって、このアクション503では、送信デバイス101は、通信ネットワーク100内で動作する受信デバイス102から第3のインジケーションを受信する。第3のインジケーションは、バッファのリセットを実行するよう送信デバイス101に指示するものである。第3のインジケーションは、受信デバイス102から受信される第2のPDU内の第5のフィールド内の第5の値である。このアクション503において受信される第3のインジケーションは、本明細書では単に「インジケーション」と呼ばれることがある。このアクション503の第5のフィールドは、本明細書では単に「フィールド」と呼ばれることがあり、第2のPDUは、本明細書では「PDU」と呼ばれることがある。PDUは、PDCP制御PDUであってもよい。
このアクション503における受信は、リンク140を介して実行されうる。
第2のPDUは、アクション501で説明された第1のPDUよりも後の時点で受信されたPDUであると理解されうる。
第5のフィールドは、例えば、図9に示されるReset(「RE」)フィールドでありうる。
第5の値は、1ビットでありうる。第5の値は、0又は1でありうる。
送信バッファ101がバッファをリセットすることを伝える特に効率的な手段は、
図9に示されるようなPDCP制御PDUパケットの使用によるものでありうる。本明細書の実施形態によれば、新たに定義されたPDCP制御PDUパケットの一部としてのビットのうちの1つは、表6に示されるように、バッファのリセットが必要であることを送信デバイス101に通知するために受信デバイス102によって使用されうる。第5のフィールドは、例えば、図9に示される「RE」フィールドでありうる。第5の値は、1ビットでありうる。第5の値は、0又は1でありうる。
Figure 2021502722
このアクション503の第3のインジケーションを受信することによって、送信デバイス101は、送信デバイス101側で、圧縮バッファと伸張バッファとの間の同期の欠如の補正を開始し、圧縮バッファを再同期させることが可能になりうる。これは、バッファのミスマッチの問題を解決し、UDCが再び適用されることを可能にするものと理解されうる。
<アクション504>
このアクション504において、送信デバイス101は、受信したインジケーション(即ち、受信した第3のインジケーション)に基づいて、バッファをリセットする。
このアクション504においてバッファをリセットすることによって、送信デバイス101は、圧縮バッファを再同期させうる。これは、UDCが再び開始されることを可能にすると理解されうる。
<アクション505>
このアクション505では、送信デバイス101は、第4のインジケーションを受信デバイス102へ送信しうる。第4のインジケーションは、バッファリセットが実行されたことを示しうる。
送信505は、リンク140を介して実行されうる。
アクション503に記載された方法と同様に、送信デバイス101から受信デバイス102へのビットは、表7に示されるように、リセットが実行されたことを伝えるためにその後に使用されうる。
Figure 2021502722
このアクション504において第4のインジケーションを送信することによって、送信デバイス101は、リセットが行われ、かつ、UDCバッファメモリが0に初期化されたか又は既知の値によって予め埋められたことを、受信デバイス102が確認することを可能にしうる。
図6は、本明細書の実施形態によるパケットフォーマットの一例を示す概略図である。描かれているパケットフォーマットは、アクション501において送信デバイス101によって受信されうる第1のPDU内に含まれうる1つのオクテット(Oct 1)600の非限定的な例についてのものである。図示された例では、第1のPDUは、D/Cフィールド601と、PDUタイプフィールドとしての第1のフィールド602とを含み、PDUタイプフィールドは、例えば、表3に示すようにPDUのタイプを示しうる。第1のPDUの第1のオクテット600は更に、E/Dフィールド603と、例えば表1に示されるように、A/Dフィールドとしての第1のPDUの第2のフィールド604とを含む。最後に、2つの予約済みフィールド、即ち、第1の予約済み(R)フィールド605及び第2のRフィールド606も含まれる。図6は、当該オクテットの上に、オクテットの各フィールドで消費されるビットを示している。図中のサスペンシブポイント(suspensive points)は、UDC情報を伝えるのに有用な特定の情報を示す。
図7は、本明細書の実施形態によるパケットフォーマットの一例を示す概略図である。描かれているパケットフォーマットは、アクション501において送信デバイス101によって受信されうる第1のPDU内に含まれうる第1のオクテット(Oct 1)700の非限定的な例についてのものである。図示のされた例では、第1のPDUは、更なる第2のフィールド705があることを除いて、図6で説明したのと同じフィールドを含み、当該更なる第2のフィールドは、第1のRフィールドを置き換え、かつ、例えば表2に示されるように、Normal Operation/Temporary Deactivation状態を示す、「L」フィールド705である。
図8は、本明細書の実施形態によるパケットフォーマットの一例を示す概略図である。描かれているパケットフォーマットは、アクション502において送信デバイス101によって送信されうる制御PDU内に含まれうる第1のオクテット(Oct 1)800の非限定的な例についてのものである。図示された例では、制御PDUは、D/Cフィールド601と、PDUタイプフィールドとしての第3のフィールド802内の第2のインジケーションとを含み、PDUタイプフィールドは、例えば、表3に示すようにPDUのタイプを示しうる。制御PDUの第1のオクテット600は更に、例えば表4に示されるように、E/Dフィールドとしての制御PDUの第4のフィールド803内に、更なる第2のインジケーションを含む。最後に、3つの予約済みフィールド、即ち、第1の予約済み(R)フィールド804、第2のRフィールド805、及び第3のRフィールド806も含まれる。
図9は、本明細書の実施形態によるパケットフォーマットの一例を示す概略図である。描かれているパケットフォーマットは、アクション503において送信デバイス101によって受信される第2のPDU内に含まれうる第1のオクテット(Oct 1)900の非限定的な例についてのものである。図示された例では、第2のPDUは、D/Cフィールド601と、PDUタイプフィールド602としての第1のフィールドと、E/Dフィールド603と、A/Dフィールド604としての第1のPDUの第2のフィールドと、「L」フィールド705としての更なる第2のフィールドと、REフィールド906としての第5のフィールドとを含む。
次に、図10に示すフローチャートを参照して、受信デバイス102によって実行される方法の実施形態について説明する。本方法は、アップリンクデータ圧縮を処理するものであると考えられうる。受信デバイス102は、通信ネットワーク100において動作する。
受信デバイス102によって実行される本方法は、以下のアクションのうちの1つ又は以上を含みうる。いくつかの実施形態では、全てのアクションが実行されうる。いくつかの実施形態では、1つ以上のアクションが実行されうる。適用可能な場合には、1つ以上の実施形態が組み合わされてもよい。説明を簡略化するため、可能性のある全ての組み合わせは記載されていない。図10では、オプションのアクションが破線で示されている。いくつかのアクションは、図10に示される順序とは異なる順序で実行されてもよい。
以下のいくつかについての詳細な説明は、送信デバイス101について説明されたアクションに関連して、上記で提供された同じリファレンスに対応し、それ故に、説明を簡略化するためにここでは繰り返さないが同様に適用されることが理解されうる。例えば、アップリンクデータ圧縮機能は、例えば、LTEにおけるUDCでありうる。
<アクション1001>
このアクション1001では、受信デバイス102は、第1のインジケーションを送信デバイス101へ送信しうる。第1のインジケーションは、アップリンクデータ圧縮機能をアクティブ化又は非アクティブ化するためのプリファレンスを、送信デバイス101に知らせうる。
このアクション1001における送信は、リンク140を介して実行されうる。
先に説明したように、第1のインジケーションは、a)第1のPDUの第1のフィールド602であって、PDUのタイプを示す第1のフィールド602内の第1の値、及び、b)第1のPDUの第2のフィールド604内の第2の値、のうちの少なくとも1つでありうる。第2のフィールド604,705は、a)Activate/Deactivate(A/D)状態、及び、b)Normal Operation/Temporary Deactivation状態、のうちの少なくとも1つを示す。
第2のフィールドの一例として、第1のインジケーションは、UDCが送信デバイス101によってアクティブ化されるべきか非アクティブ化されるべきかを示すための、受信デバイス102(例えば、eNB)から送信デバイス101(例えば、UE)へ送信されうるPDCPメッセージでありうる。表1は、この第1のインジケーションがどのように定義されるかについての例を示している。第2のフィールドは、例えば、図6、図7、及び図9のいずれかに示される「A/D」フィールドでありうる。
代替のアプローチは、第1のインジケーションが、送信デバイス101がUDCをアクティブ化/有効化するか、又は非アクティブ化/無効化するかについての明示的なインジケーションを有さないことでありうるが、むしろ、第1のインジケーション自体の受信は、送信デバイス101が状態を切り替える(例えば、UDCが現在、有効化/アクティブ化されている場合にはUDCを無効化/非アクティブ化し、UDCが現在、無効化/非アクティブ化されている場合にはUDCを有効化/アクティブ化する)ことの黙示的なインジケーションでありうる。この黙示的なインジケーションは、受信デバイス102が、特定のタイプの(即ち、第1のフィールド602の一例と考えることができる、表3に示されるフィールド「PDUタイプ」の特定の値を有する)PDUを送信しうるものでありうる。第1のフィールド602は、例えば、図6、図7、及び図9のいずれかに示される「PDUタイプ」フィールドでありうる。第1の値は、1ビットでありうる。第1の値は、0又は1でありうる。
いくつかの実施形態では、第1のインジケーションは、アップリンクデータ圧縮機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための指示を、送信デバイス101に知らせうる。
このアクション1001において第1のインジケーションを送信デバイス101へ送信することによって、受信デバイス102は、送信デバイス101におけるUDCのアクティブ化についてネットワーク制御を及ぼしうる。
<アクション1002>
このアクション1002では、受信デバイス102は、送信デバイス101から第2のインジケーションを受信しうる。第2のインジケーションは、制御PDUに含まれうる。第2のインジケーションは、
a)アップリンクデータ圧縮機能が送信デバイス101において有効化されており、かつ、1つ以上のデータPDUの有効化されたアップリンクデータ圧縮機能についての情報を含むヘッダが、インジケーションの受信後に送信デバイス101から受信されるべき1つ以上のデータPDUに存在するべきであること、及び、
b)アップリンクデータ圧縮機能が送信デバイス101において無効化されており、かつ、1つ以上のデータPDUの有効化されたアップリンクデータ圧縮機能についての情報を含むヘッダが、インジケーションの受信後に送信デバイス101から受信されるべき1つ以上のデータPDUに不在であるべきであること、
のうちの1つを示しうる。
受信1002は、リンク140を介して行われうる。
先に述べたように、例えば、図2のオクテット3(Oct 3)に含まれるヘッダでありうる。
いくつかの実施形態では、前述のように、第2のインジケーションは、a)制御PDUの第3のフィールド802であって、PDUのタイプを示す第3のフィールド802内の第3の値、及び、b)制御PDUの第4のフィールド803であって、Enabled/Disabled(E/D)状態を示す第4のフィールド803内の第4の値、
のうちの1つとされうる。
第3のフィールド802は、例えば、図8に示される「PDUタイプ」フィールドでありうる。第3の値は、3ビットでありうる。第3の値は、011でありうる。
第4のフィールド803は、例えば、図8に示される「E/D」フィールドでありうる。第4の値は、1ビットでありうる。第4の値は、0又は1でありうる。
前述のように、状況によっては、受信デバイス102によって受信されるパケットは、送信デバイス101が生成したものと同じ順序でない場合がある。これを解決するために、いくつかの実施形態によれば、送信デバイス101は、受信デバイス102にシーケンス番号を知らせうる。シーケンス番号は、切り替えが発生する前の最後のパケットを示す場合、又は、切り替えの後の最初のパケットを示す場合がある。したがって、いくつかの実施形態では、第2のインジケーションは、a)送信デバイス101の有効化又は無効化状態が切り替わる前に送信デバイス101によって送信された最後のパケットのシーケンス番号、及び、b)送信デバイス101の有効化又は無効化状態が切り替わった後に送信デバイス101によって送信された最初のパケットのシーケンス番号、のうちの1つを更に示しうる。
受信デバイス102は、実際には切り替え後に生成及び/又は送信された一方で、受信デバイス102によって受信された特定のパケットが、切り替えの前に送信デバイス101によって生成及び/又は送信されたものと解釈されることを軽減又は回避するために、送信デバイス101から受信されたパケットをバッファする必要がありうる。そのようなバッファリングを行うことは、パケットが送信デバイス101からの受信時に直接、受信デバイス102によって処理されないことがあるため、追加の遅延を生成することがあり、それ故に、受信デバイス102は、切り替えに近い時間にのみそのようなバッファリングを実行することがある。
<アクション1003>
既存の方法では、チェックサム失敗のような失敗が検出される場合に、バッファをリセットするためにRRCシグナリングを使用することが説明されている。しかし、これを伝達するための効率的な手段は、本明細書の実施形態によるアクション103を受信デバイス102が実行するによるものでありうる。このアクション1003では、受信デバイス102は、通信ネットワーク100内で動作する送信デバイス101へ第3のインジケーションを送信する。第3のインジケーションは、バッファのリセットを実行するよう送信デバイス101に指示するものである。第3のインジケーションは、送信デバイス101へ送信される第2のPDU内の第5のフィールド906内の第5の値である。
前述のように、このアクション1003において送信される第3のインジケーションは、本明細書では単に「インジケーション」と呼ばれることがある。このアクション1003の第5のフィールドは、本明細書では単に「フィールド」と呼ばれることがあり、第2のPDUは、本明細書では「PDU」と呼ばれることがある。PDUは、PDCP制御PDUであってもよい。このアクション1003における送信は、リンク140を介して実行されうる。
送信バッファ101がバッファをリセットすることを伝える特に効率的な手段は、
図9に示されるようなPDCP制御PDUパケットの使用によるものでありうる。本明細書の実施形態によれば、新たに定義されたPDCP制御PDUパケットの一部としてのビットのうちの1つは、表6に示されるように、バッファのリセットが必要であることを送信デバイス101に通知するために受信デバイス102によって使用されうる。第5のフィールド906は、例えば、図9に示される「RE」フィールドでありうる。第5の値は、1ビットでありうる。第5の値は、0又は1でありうる。
このアクション1003において送信デバイス101へ第3のインジケーションを送信することによって、受信デバイス102は、ネットワークから送信デバイス101へバッファリセットを伝達し、それによって、受信デバイス102がパケット伸長の実行中にエラーを発見したことを知らせうる。これは、受信デバイス102と送信デバイス101とがUDCバッファメモリのコンテンツにミスマッチがある可能性が最も高いことを示すと理解されうる。
<アクション1004>
このアクション1004では、受信デバイス102は、送信デバイス101から第4のインジケーションを受信しうる。第4のインジケーションは、バッファリセットが実行されたことを示しうる。
このアクション1004における受信は、リンク140を介して実行されうる。
前述のように、受信デバイス102から送信デバイス101へのビットは、表7に示されるように、リセットが実行されたことを伝えるために使用されうる。
特定の実施形態は、以下の技術的利点のうちの1つ又は以上を提供しうる。本明細書の実施形態の利点は、主に効率及び柔軟性の点にあり、以下のようにまとめられる。eNB等の受信デバイスは、送信デバイス(例えば、UE)がアップリンクデータ圧縮機能の設定(例えば、UDC設定)の解除に成功したかどうかを知ることが可能になりうる。送信デバイスが、アップリンクデータ圧縮機能が有効化されているか無効化されているか、及び、インジケーションの送信後に送信デバイスによって送信されるべき1つ以上のデータPDUにヘッダが存在する予定か存在しない予定かを示す、第2のインジケーションを受信デバイスへ送信することによって、送信デバイスは、1つ以上のデータPDUをどのように読み取るか、及び、1つ以上のデータPDUが圧縮されているか否かを、受信デバイスが知ることを可能にする。したがって、受信デバイスは、それに応じて1つ以上のデータPDUを処理しうる。その結果、通信ネットワーク内の処理リソース及びエネルギーリソースをより効率的に使用することができる。
更に、送信デバイス101が第3のインジケーションを受信することによって、送信デバイス101は、送信デバイス101側で、後にバッファをリセットし、圧縮バッファと伸張バッファとの間の同期の欠如を補正することが可能になる。その結果、送信デバイス101及び受信デバイス102は、UDCを再び使用することができる。
図11は、図5に関連して上述した方法のアクションを実行するために送信デバイス101が備えうる構成の、パネルa)及びb)における2つの異なる例をそれぞれ示す図である。いくつかの実施形態では、送信デバイス101は、図11aに示す以下の構成を備えうる。送信デバイス101は、アップリンクデータ圧縮を処理するように構成されうる。送信デバイス101は、通信ネットワーク100において動作するように構成される。
本明細書にはいくつかの実施形態が含まれる。1つの実施形態からのコンポーネントが別の実施形態に存在すると想定されてもよく、これらのコンポーネントが他の例示的な実施形態でどのように使用されうるかについては当業者には明らかである。以下のいくつかについての詳細な説明は、送信デバイス101について説明されたアクションに関連して、上記で提供された同じリファレンスに対応し、それ故に、ここでは繰り返さないが同様に適用されることが理解されうる。例えば、アップリンクデータ圧縮機能は、例えば、LTEにおけるUDCでありうる。
図11では、オプションの回路が破線のボックスで示されている。
送信デバイス101は、例えば、通信ネットワーク100において動作するように構成された受信デバイス102からインジケーションを受信するように構成された送信デバイス101内の受信回路1101を用いて、アクション503の受信を実行するように構成される。当該インジケーションは、バッファのリセットを実行するよう送信デバイス101に指示するように構成される。当該インジケーションは、受信デバイス102から受信されるように構成された、PDU内のフィールド906の値であるように構成される。受信回路1102は、送信デバイス101のプロセッサ1105であってもよいし、又は、そのようなプロセッサで実行されるアプリケーションであってもよい。
前の段落では、インジケーションは、第3のインジケーションであると理解されてもよく、フィールドは、第5のフィールドであると理解されてもよく、PDUは、第2のPDUであると理解されてもよい。PDUは、PDCP制御PDUであってもよい。
送信デバイス101は、例えば、受信されるように構成されたインジケーション(即ち、第3のインジケーション)に基づいて、バッファをリセットするように構成された、送信デバイス101内のリセット回路1102を用いて、アクション503のリセットを実行するように更に構成される。リセット回路1102は、送信デバイス101のプロセッサ1105であってもよいし、又は、そのようなプロセッサで実行されるアプリケーションであってもよい。
いくつかの実施形態では、インジケーションは、第3のインジケーションであるように構成されうる。そのような実施形態のいくつかでは、送信デバイス101は、例えば、受信デバイス102から第1のインジケーションを受信するように構成された、送信デバイス101内の受信回路1101を用いて、アクション501の受信を実行するように更に構成されうる。第1のインジケーションは、アップリンクデータ圧縮機能をアクティブ化又は非アクティブ化するためのプリファレンスを、送信デバイス101に知らせるように構成されうる。
PDUが第2のPDUであるように構成されうるいくつかの実施形態では、第1のインジケーションは、a)第1のPDUの第1のフィールド602内の第1の値のうちの少なくとも1つであるように構成されうる。第1のフィールド602は、PDUのタイプと、b)第1のPDUの第2のフィールド604,705内の第2の値とを示すように構成されうる。第2のフィールド604,705は、a)A/D状態、及び、b)Normal Operation/Temporary Deactivation状態、のうちの少なくとも1つを示すように構成されうる。
いくつかの実施形態では、インジケーションは、第3のインジケーションであるように構成されうる。そのような実施形態のいくつかでは、送信デバイス101は、例えば、受信デバイス102へインジケーションを送信するように構成された、送信デバイス101内の送信回路1103を用いて、アクション502の送信を実行するように更に構成されうる。第2のインジケーションは、制御PDUに含まれるように構成されうる。第2のインジケーションは、a)アップリンクデータ圧縮機能が送信デバイス101において有効化されており、かつ、1つ以上のデータPDUの有効化されたアップリンクデータ圧縮機能についての情報を含むヘッダが、第2のインジケーションの送信後に送信デバイス101によって送信されるように構成された1つ以上のデータPDUに存在するべきであること、及び、b)アップリンクデータ圧縮機能が送信デバイス101において無効化されており、かつ、1つ以上のデータPDUの有効化されたアップリンクデータ圧縮機能についての情報を含むヘッダが、第2のインジケーションの送信後に送信デバイス101によって送信されるように構成された1つ以上のデータPDUに不在であるべきであること、のうちの1つを示すように構成されうる。送信回路1103は、送信デバイス101のプロセッサ1105であってもよいし、又は、そのようなプロセッサで実行されるアプリケーションであってもよい。
いくつかの実施形態では、第2のインジケーションは、a)制御PDUの第3のフィールド802であって、PDUのタイプを示すように構成された第3のフィールド802内の第3の値、及び、b)制御PDUの第4のフィールド803内の第4の値、
のうちの1つとなるように構成されうる。第4のフィールド803は、Enabled/Disabled(E/D)状態を示すように構成されうる。
いくつかの実施形態では、第2のインジケーションは、a)送信デバイス101の有効化又は無効化状態が切り替わる前に送信デバイス101によって送信されるように構成された最後のパケットのシーケンス番号、及び、b)送信デバイス101の有効化又は無効化状態が切り替わった後に送信デバイス101によって送信されるように構成された最初のパケットのシーケンス番号、のうちの1つを示すように更に構成されうる。
いくつかの実施形態では、インジケーションは、第3のインジケーションであるように構成されうる。そのような実施形態のいくつかでは、送信デバイス101は、例えば、受信デバイス102へ第4のインジケーションを送信するように構成された、送信デバイス101内の送信回路1103を用いて、送信505アクションを実行するように更に構成されうる。第4のインジケーションは、バッファリセットが実行されたことを示すように構成されうる。
他の回路1104は、送信デバイス101内に備えられうる。
本明細書における送信デバイス101の実施形態は、本明細書の実施形態の機能及びアクションを実行するためのコンピュータプログラムコードとともに、図11aに示される送信デバイス101内のプロセッサ1105等の1つ以上のプロセッサを通じて実装されうる。本明細書で使用されるプロセッサは、ハードウェアコンポーネントであると理解されうる。上述のプログラムコードは、例えば、送信デバイス101にロードされたときに本明細書の実施形態を実行するためのコンピュータプログラムコードを担持するデータキャリアの形態で、コンピュータプログラム製品として提供されてもよい。そのようなキャリアの1つは、CD ROMディスクの形式でありうる。しかし、メモリスティックのような他のデータキャリアで実現可能である。コンピュータプログラムコードは更に、サーバ上のピュアプログラムコードとして提供され、送信デバイス101にダウンロードされうる。
送信デバイス101は、1つ以上のメモリユニットを備えるメモリ1106を更に備えうる。メモリ1106は、送信デバイス101において実行されるときに本明細書の方法を実行するための、取得された情報、格納されたデータ、設定、スケジューリング、及びアプリケーション等を格納するために使用されるように構成される。
いくつかの実施形態では、送信デバイス101は、受信ポート1107を介して、例えば受信デバイス102から情報を受信しうる。いくつかの実施形態では、受信ポート1107は、例えば、送信デバイス101内の1つ以上のアンテナに接続されうる。他の実施形態では、送信デバイス101は、受信ポート1107を介して通信ネットワーク100内の別の機構から情報を受信しうる。受信ポート1107はプロセッサ1105と通信しうるため、受信ポート1107は、受信した情報をプロセッサ1105に送信しうる。受信ポート1107は、他の情報を受信するようにも構成されうる。
送信デバイス101内のプロセッサ1105は、プロセッサ1105及びメモリ1106と通信可能な送信ポート1108を介して、通信ネットワーク100内の、例えば、受信デバイス102、他の機構に情報を送信するように更に構成されうる。
当業者であれば、上述の受信回路1101、リセット回路1102、送信回路1103、及び他の回路1104が、アナログ回路及びデジタル回路の組み合わせ、及び/又は、プロセッサ1105等の1つ以上のプロセッサによって実行されたときに上述のように実行する、例えばメモリに格納されたソフトウェア及び/又はファームウェアで構成された1つ以上のプロセッサを指すことがあることを理解するのであろう。これらのプロセッサのうちの1つ以上、及び他のデジタルハードウェアが、単一の特定用途向け集積回路(ASIC)に含められてもよいし、又は、個々にパッケージされているかシステムオンチップ(SoC)に組み立てられているかによらず、いくつかのプロセッサ及び様々なデジタルハードウェアが、いくつかの別個のコンポーネント間で分散されてもよい。
また、いくつかの実施形態では、上述の異なるモジュール又は回路1101〜1104は、プロセッサ1105等の1つ以上のプロセッサで実行される1つ以上のアプリケーションとして実装されてもよい。
このため、送信デバイス101について本明細書に記載の実施形態による方法は、少なくとも1つのプロセッサ1105で実行されると当該少なくとも1つのプロセッサ1105に、送信デバイス101によって実行される本明細書に記載のアクションを実行させる命令(即ち、ソフトウェアコード部分)を含むコンピュータプログラム1109製品によってそれぞれ実装されうる。コンピュータプログラム1109製品は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体1110に格納されてもよい。コンピュータプログラム1109が格納されたコンピュータ読み取り可能記憶媒体1110は、少なくとも1つのプロセッサ1105で実行されると当該少なくとも1つのプロセッサ1105に、送信デバイス101によって実行される本明細書に記載のアクションを実行させる命令を含みうる。いくつかの実施形態では、コンピュータ読み取り可能記憶媒体1110は、CD ROMディスク又はメモリスティックのような、非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体でありうる。他の実施形態では、コンピュータプログラム1109製品は、上述のようなコンピュータプログラム1109を含むキャリアに格納されてもよく、当該キャリアは、上述のように、電子信号、光信号、無線信号、又はコンピュータ読み取り可能記憶媒体1110のうちの1つである。
送信デバイス101は、送信デバイス101と他のノード又はデバイス(例えば、受信デバイス102)との間の通信を容易にするように構成された通信インタフェースを備えうる。当該インタフェースは、例えば、適した規格に従って無線インタフェースを介して無線信号を送受信するように構成された送受信機を備えうる。
他の実施形態では、送信デバイス101は、図11bに示される以下の構成を備えてもよい。送信デバイス101は、送信デバイス101内の処理回路1105(例えば、プロセッサ1105等の1つ以上のプロセッサ)及びメモリ1106を備えうる。送信デバイス101は、例えば受信ポート1107及び送信ポート1108を含みうる無線回路1111も備えうる。処理回路1105は、図11aに関連して説明したのと同様の方法で、図5及び/又は図16〜図20による方法のアクションを実行するように構成されてもよいし、又は実行するように動作可能であってもよい。無線回路1111は、少なくとも受信デバイス102との無線接続をセットアップ及び維持するように構成されうる。本明細書では、回路はハードウェアコンポーネントとして理解されてもよい。
このため、本明細書の実施形態は、通信ネットワーク100において動作するように動作可能な送信デバイス101にも関連する。送信デバイス101は、処理回路1105及びメモリ1106を備えうる。当該メモリ1106は、当該処理回路1105によって実行可能な命令を含み、それにより、送信デバイス101は、例えば図5及び/又は図16〜20において、送信デバイス101に関連して本明細書に記載のアクションを実行するように更に動作可能である。
図12は、図10に関連して上述した方法のアクションを実行するために受信デバイス102が備えうる構成の、パネルa)及びb)における2つの異なる例をそれぞれ示す図である。いくつかの実施形態では、受信デバイス102は、図12aに示す以下の構成を備えうる。受信デバイス102は、アップリンクデータ圧縮を処理するように構成されうる。受信デバイス102は、通信ネットワーク100において動作するように構成される。
本明細書にはいくつかの実施形態が含まれる。1つの実施形態からのコンポーネントが別の実施形態に存在すると想定されてもよく、これらのコンポーネントが他の例示的な実施形態でどのように使用されうるかについては当業者には明らかである。以下のいくつかについての詳細な説明は、受信デバイス102について説明されたアクションに関連して、上記で提供された同じリファレンスに対応し、それ故に、ここでは繰り返さないが同様に適用されることが理解されうる。例えば、アップリンクデータ圧縮機能は、例えば、LTEにおけるUDCでありうる。
図12では、オプションの回路が破線のボックスで示されている。
受信デバイス102は、例えば、通信ネットワーク100において動作するように構成された送信デバイス101へインジケーションを送信するように構成された受信デバイス102内の送信回路1201を用いて、アクション1003の送信を実行するように更に構成される。当該インジケーションは、バッファのリセットを実行するよう送信デバイス101に指示するように構成される。当該インジケーションは、送信デバイスへ送信されるように構成された、PDU内のフィールド906の値であるように構成される。送信回路1201は、受信デバイス102のプロセッサ1204であってもよいし、又は、そのようなプロセッサで実行されるアプリケーションであってもよい。
前の段落では、インジケーションは、第3のインジケーションであると理解されてもよく、フィールドは、第5のフィールドであると理解されてもよく、PDUは、第2のPDUであると理解されてもよい。PDUは、PDCP制御PDUであってもよい。
そのような実施形態のいくつかでは、インジケーションは、第3のインジケーションであるように構成されうる。そのような実施形態のいくつかでは、受信デバイス102は、例えば、送信デバイス101へインジケーションを送信するように構成された、受信デバイス102内の送信回路1201を用いて、アクション1001の送信を実行するように更に構成されうる。第1のインジケーションは、アップリンクデータ圧縮機能をアクティブ化又は非アクティブ化するためのプリファレンスを、送信デバイス101に知らせるように構成されうる。
いくつかの実施形態では、PDUは、第2のPDUであるように構成されうる。そのような実施形態のいくつかでは、第1のインジケーションは、a)第1のPDUの第1のフィールド602内の第1の値のうちの少なくとも1つであるように構成されうる。第1のフィールド602は、PDUのタイプと、b)第1のPDUの第2のフィールド604,705内の第2の値とを示すように構成されうる。第2のフィールド604,705は、a)A/D状態、及び、b)Normal Operation/Temporary Deactivation状態、のうちの少なくとも1つを示すように構成されうる。
いくつかの実施形態では、インジケーションは、第3のインジケーションであるように構成されうる。そのような実施形態のいくつかでは、受信デバイス102は、例えば、通信ネットワーク100において動作するように構成された送信デバイス101から第2のインジケーションを受信するように構成された受信デバイス102内の受信回路1202を用いて、アクション1002の送信を実行するように更に構成される。第2のインジケーションは、制御PDUに含まれるように構成されうる。第2のインジケーションは、a)アップリンクデータ圧縮機能が送信デバイス101において有効化されており、かつ、1つ以上のデータPDUの有効化されたアップリンクデータ圧縮機能についての情報を含むヘッダが、第2のインジケーションの受信後に送信デバイス101から受信されるように構成された1つ以上のデータPDUに存在するべきであること、及び、b)アップリンクデータ圧縮機能が送信デバイス101において無効化されており、かつ、1つ以上のデータPDUの有効化されたアップリンクデータ圧縮機能についての情報を含むヘッダが、第2のインジケーションの受信後に送信デバイス101から受信されるように構成された1つ以上のデータPDUに不在であるべきであること、のうちの1つを示すように構成されうる。受信回路1201は受信デバイス102のプロセッサ1204であってもよいし、そのようなプロセッサで実行されるアプリケーションであってもよい。
いくつかの実施形態では、第2のインジケーションは、a)制御PDUの第3のフィールド802であって、PDUのタイプを示すように構成された第3のフィールド802内の第3の値、及び、b)制御PDUの第4のフィールド803内の第4の値、
のうちの1つとなるように構成されうる。第4のフィールド803は、Enabled/Disabled(E/D)状態を示すように構成されうる。
いくつかの実施形態では、第2のインジケーションは、a)送信デバイス101の有効化又は無効化状態が切り替わる前に送信デバイス101によって送信されるように構成された最後のパケットのシーケンス番号、及び、b)送信デバイス101の有効化又は無効化状態が切り替わった後に送信デバイス101によって送信されるように構成された最初のパケットのシーケンス番号、のうちの1つを示すように更に構成されうる。
いくつかの実施形態では、インジケーションは、第3のインジケーションであるように構成されうる。そのような実施形態のいくつかでは、受信デバイス102は、例えば、送信デバイス101から第4のインジケーションを受信するように構成された、受信デバイス102内の受信回路1202を用いて、アクション1004の受信を実行するように更に構成されうる。第4のインジケーションは、バッファリセットが実行されたことを示すように構成されうる。受信回路1202は受信デバイス102のプロセッサ1204であってもよいし、そのようなプロセッサで実行されるアプリケーションであってもよい。
他の回路1203は、受信デバイス102内に備えられうる。
本明細書における受信デバイス102の実施形態は、本明細書の実施形態の機能及びアクションを実行するためのコンピュータプログラムコードとともに、図12aに示される受信デバイス102内のプロセッサ1204等の1つ以上のプロセッサを通じて実装されうる。本明細書で使用されるプロセッサは、ハードウェアコンポーネントであると理解されうる。上述のプログラムコードは、例えば、受信デバイス102にロードされたときに本明細書の実施形態を実行するためのコンピュータプログラムコードを担持するデータキャリアの形態で、コンピュータプログラム製品として提供されてもよい。そのようなキャリアの1つは、CD ROMディスクの形式でありうる。しかし、メモリスティックのような他のデータキャリアで実現可能である。コンピュータプログラムコードは更に、サーバ上のピュアプログラムコードとして提供され、受信デバイス102にダウンロードされうる。
受信デバイス102は、1つ以上のメモリユニットを備えるメモリ1205を更に備えうる。メモリ1205は、受信デバイス102において実行されるときに本明細書の方法を実行するための、取得された情報、格納されたデータ、設定、スケジューリング、及びアプリケーション等を格納するために使用されるように構成される。
いくつかの実施形態では、受信デバイス102は、受信ポート1206を介して、例えば送信デバイス101から情報を受信しうる。いくつかの実施形態では、受信ポート1206は、例えば、受信デバイス102内の1つ以上のアンテナに接続されうる。他の実施形態では、受信デバイス102は、受信ポート1206を介して通信ネットワーク100内の別の機構から情報を受信しうる。受信ポート1206はプロセッサ12−4と通信しうるため、受信ポート1206は、受信した情報をプロセッサ1204に送信しうる。受信ポート1206は、他の情報を受信するようにも構成されうる。
受信デバイス102内のプロセッサ1204は、プロセッサ1204及びメモリ1205と通信可能な送信ポート1207を介して、通信ネットワーク100内の、例えば、送信デバイス102、他の機構に情報を送信するように更に構成されうる。
当業者であれば、上述の送信回路1201、受信回路1202、及び他の回路1203が、アナログ回路及びデジタル回路の組み合わせ、及び/又は、プロセッサ1204等の1つ以上のプロセッサによって実行されたときに上述のように実行する、例えばメモリに格納されたソフトウェア及び/又はファームウェアで構成された1つ以上のプロセッサを指すことがあることを理解するのであろう。これらのプロセッサのうちの1つ以上、及び他のデジタルハードウェアが、単一の特定用途向け集積回路(ASIC)に含められてもよいし、又は、個々にパッケージされているかシステムオンチップ(SoC)に組み立てられているかによらず、いくつかのプロセッサ及び様々なデジタルハードウェアが、いくつかの別個のコンポーネント間で分散されてもよい。
また、いくつかの実施形態では、上述の異なる回路1201〜1203は、プロセッサ1204等の1つ以上のプロセッサで実行される1つ以上のアプリケーションとして実装されてもよい。
このため、受信デバイス102について本明細書に記載の実施形態による方法は、
少なくとも1つのプロセッサ1204で実行されると当該少なくとも1つのプロセッサ1204に、受信デバイス102によって実行される本明細書に記載のアクションを実行させる命令(即ち、ソフトウェアコード部分)を含むコンピュータプログラム1208製品によってそれぞれ実装されうる。コンピュータプログラム1208製品は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体1209に格納されてもよい。コンピュータプログラム1208が格納されたコンピュータ読み取り可能記憶媒体1209は、少なくとも1つのプロセッサ1204で実行されると当該少なくとも1つのプロセッサ1204に、受信デバイス102によって実行される本明細書に記載のアクションを実行させる命令を含みうる。いくつかの実施形態では、コンピュータ読み取り可能記憶媒体1209は、CD ROMディスク又はメモリスティックのような、非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体でありうる。他の実施形態では、コンピュータプログラム1208製品は、上述のようなコンピュータプログラム1208を含むキャリアに格納されてもよく、当該キャリアは、上述のように、電子信号、光信号、無線信号、又はコンピュータ読み取り可能記憶媒体1209のうちの1つである。
受信デバイス102は、受信デバイス102と他のノード又はデバイス(例えば、送信デバイス101)との間の通信を容易にするように構成された通信インタフェースを備えうる。当該インタフェースは、例えば、適した規格に従って無線インタフェースを介して無線信号を送受信するように構成された送受信機を備えうる。
他の実施形態では、受信デバイス102は、図12bに示される以下の構成を備えてもよい。受信デバイス102は、受信デバイス102内の処理回路1204(例えば、プロセッサ1204等の1つ以上のプロセッサ)及びメモリ1205を備えうる。受信デバイス102は、例えば受信ポート1206及び送信ポート1207を含みうる無線回路1210も備えうる。処理回路1210は、図12aに関連して説明したのと同様の方法で、図10及び/又は図16〜図20による方法のアクションを実行するように構成されてもよいし、又は実行するように動作可能であってもよい。無線回路1210は、少なくとも送信デバイス101との無線接続をセットアップ及び維持するように構成されうる。本明細書では、回路はハードウェアコンポーネントとして理解されてもよい。
このため、本明細書の実施形態は、通信ネットワーク100において動作するように動作可能な受信デバイス102にも関連する。受信デバイス102は、処理回路1204及びメモリ1205を備えうる。当該メモリ1205は、当該処理回路1204によって実行可能な命令を含み、それにより、受信デバイス102は、例えば図10及び/又は図16〜20において、受信デバイス102に関連して本明細書に記載のアクションを実行するように更に動作可能である。
本明細書で使用される場合、コンマで区切られた代替物のリストが続き、最後の代替物の前に用語「及び(and)」がある、「のうちの少なくとも1つ(at least one of:)」との表現は、代替物のリストのうちの1つのみが適用されうることを意味するか、代替物のリストのうちの2つ以上が適用されうることを意味するか、又は代替物のリストの全てが適用されうることを意味すると理解されうる。この表現は、コンマで区切られた代替物のリストが続き、最後の代替物の前に「又は(or)」との用語がある、「のうちの少なくとも1つ(at least one of:)」との表現と同等であると理解されうる。
<本明細書の実施形態に関連する更なる例>
本明細書の実施形態に関連する例では、送信デバイス101によって実行される方法は、図5に関連して記載されたアクションのうちの1つ以上を含みうる。いくつかの例では、全てのアクションが実行されうる。いくつかの例では、1つ以上のアクションが実行されうる。適用可能な場合には、1つ以上の例が組み合わされてもよい。説明を簡略化するため、可能性のある全ての組み合わせは記載されていない。図13は、例えば、本明細書の実施形態に関連する方法の例を示し、送信デバイス101は、アクション502を単独で、又はアクション501、アクション503、アクション504、及び/又はアクション505のうちの1つ以上と組み合わせて実行されうる。図13では、オプションのアクションが破線で示されている。いくつかのアクションは、図13に示される順序とは異なる順序で実行されてもよい。本明細書の実施形態に関連する図13の例の方法は、図11での説明と同様に、送信デバイス101によって実行されることも可能である。
本明細書の実施形態に関連する他の例では、受信デバイス102によって実行される方法は、図10に関連して記載されたアクションのうちの1つ以上を含みうる。いくつかの例では、全てのアクションが実行されうる。いくつかの例では、1つ以上のアクションが実行されうる。適用可能な場合には、1つ以上の例が組み合わされてもよい。説明を簡略化するため、可能性のある全ての組み合わせは記載されていない。図14は、例えば、本明細書の実施形態に関連する方法の例を示し、受信デバイス102は、アクション1002を単独で、又はアクション1001、アクション1003、及び/又はアクション1004のうちの1つ以上と組み合わせて実行されうる。図14では、オプションのアクションが破線で示されている。いくつかのアクションは、図14に示される順序とは異なる順序で実行されてもよい。本明細書の実施形態に関連する図14の例の方法は、図12での説明と同様に、受信デバイス102によって実行されることも可能である。
<更なる拡張及び変形>
●図15:いくつかの実施形態による、ホストコンピュータに中間ネットワークを介して接続された遠隔通信ネットワーク
図15を参照すると、実施形態に従って、通信システムは、無線アクセスネットワーク等のアクセスネットワーク1511、及びコアネットワーク1514を含む、通信ネットワーク100のような遠隔通信ネットワーク1510(例えば、3GPPタイプのセルラネットワーク)を含む。アクセスネットワーク1511は、ネットワークノード110のような複数のネットワークノードを含む。例えば、NB、eNB、gNB、又はその他のタイプの無線アクセスポイントのような基地局1512a,1512b,1512cは、それぞれ対応するカバレッジエリア1513a,1513b,1513cを規定する。各基地局1512a,1512b,1512cは、有線又は無線接続1515を介してコアネットワーク1514に接続可能である。無線デバイス120のような複数の無線デバイスが、通信ネットワーク100に含まれる。図15では、カバレッジエリア1513cに位置する第1のUE1591は、対応する基地局1512cに無線で接続する、又は当該基地局によってページングされるように構成される。カバレッジエリア1513a内の第2のUE1592は、対応する基地局1512aに無線で接続可能である。この例では、複数のUE1591,1592が示されているが、開示された実施形態は、単一のUEがカバレッジエリア内にある状況、又は単一のUEが対応する基地局1512に接続している状況にも同様に適用可能である。UE1591,1592のいずれも無線デバイス120の例である。
遠隔通信ネットワーク1510自体は、ホストコンピュータ1530に接続され、当該ホストコンピュータは、独立型サーバ、クラウド実装型サーバ、分散型サーバのハードウェア及び/又はソフトウェアで、又はサーバファーム内の処理リソースとして実施されうる。ホストコンピュータ1530は、サービスプロバイダの所有であっても制御下にあってもよく、又は、サービスプロバイダによって又はサービスプロバイダの代わりに操作されてもよい。遠隔通信ネットワーク1510とホストコンピュータ1530との間のコネクション1521及び1522は、コアネットワーク1514からホストコンピュータ1530に直接延びていてもよいし、任意の中間ネットワーク1520を介して延びていてもよい。中間ネットワーク1520は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、又はホストネットワークのうちの1つ以上の組合せであってもよく、中間ネットワーク1520は、もしあれば、バックボーンネットワーク又はインターネットであってもよく、特に、中間ネットワーク1520は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を含んでもよい。
図15の通信システムは、全体として、接続されたUE1591,1592とホストコンピュータ1530との間の接続性を与える。当該接続性は、オーバー・ザ・トップ(OTT:over-the-top)コネクション1550として説明されうる。ホストコンピュータ1530及び接続されたUE1591,1592は、アクセスネットワーク1511、コアネットワーク1514、任意の中間ネットワーク1520、及び可能性のある更なるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTTコネクション1550を介してデータ及び/又はシグナリングを通信するように構成される。OTTコネクション1550は、OTTコネクション1550が通過する参加通信デバイスが、アップリンク通信及びダウンリンク通信のルーティングに気付かないという意味で、トランスペアレントでありうる。例えば、基地局1512は、接続されたUE1591に転送される(例えば、ハンドオーバされる)ホストコンピュータ1530から発信されたデータを有する、到着するダウンリンク通信の過去のルーティングについて通知されてなくてもよく、又は通知される必要がなくてもよい。同様に、基地局1512は、UE1591からホストコンピュータ1530へ向かう、発信されるアップリンク通信の将来のルーティングを知っている必要はない。
次に説明する図16、図17、図18、図19、及び図20に関連して、UEが送信デバイス101の一例であり、UEについて提供されるあらゆる説明が送信デバイス101に同様に適用されることが理解されよう。また、基地局が受信デバイス102の一例であり、基地局について提供されるあらゆる説明が受信デバイス102に同様に適用されることも理解されよう。
●図16:いくつかの実施形態による、部分的に無線接続上で基地局を介してユーザ装置と通信するホストコンピュータ
図16を参照して、前の段落で説明した、送信デバイス101(例えば、UE)、受信デバイス102(例えば、基地局)、及びホストコンピュータの、ある実施形態による実装例を以下で説明する。通信ネットワーク100のような通信システム1600において、ホストコンピュータ1610は、通信システム1600の、異なる通信デバイスのインタフェースとの有線又は無線接続をセットアップ及び維持するように構成された通信インタフェース1616を含むハードウェア1615を備える。ホストコンピュータ24は、ストレージ能力及び/又は処理能力を有しうる処理回路1618を更に備える。具体的には、処理回路1618は、命令を実行するように適合された1つ以上のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又はこれらの組み合わせ(図示せず)を備えうる。ホストコンピュータ1610は、ホストコンピュータ1610内に格納された又はホストコンピュータ1610がアクセス可能である、かつ、処理回路1618によって実行可能であるソフトウェア1611を更に備える。ソフトウェア1611は、ホストアプリケーション1612を含む。ホストアプリケーション1612は、UE1630及びホストコンピュータ1610で終端するOTTコネクション1650を介して接続するUE1630等のリモートユーザにサービスを提供するように動作可能でありうる。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション1612は、OTTコネクション1650を使用して送信されるユーザデータを提供しうる。
通信システム1600は、遠隔通信システムに設けられた基地局1620として図16に例示され、かつ、ホストコンピュータ1610及びUE1630と通信することを可能にするハードウェア1625を備える受信デバイス102を更に含む。ハードウェア1625は、通信システム1600の、異なる通信デバイスのインタフェースとの有線又は無線接続をセットアップ及び維持するための通信インタフェース1626と、基地局1620によってサービスが行われるカバレッジエリア(図16には図示せず)に位置するUE1630として図16に例示された送信デバイス101との少なくとも無線接続1670をセットアップ及び維持するための無線インタフェース1627とを含みうる。通信インタフェース1626は、ホストコンピュータ1610へのコネクション1660を容易にするように構成することができる。コネクション1660は、直接的であってもよく、遠隔通信システムのコアネットワーク(図16には図示せず)を通過及び/又は遠隔通信システムの外部の1つ以上の中間ネットワークを通過してもよい。図示された実施形態では、基地局1620のハードウェア1625は、命令を実行するように適合された1つ以上のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又はこれらの組み合わせ(図示せず)を備えうる処理回路1628を更に含む。基地局1620は、内部に格納されるか又は外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア1621を更に有する。
通信システム1600は、既に言及したUE1630を更に含む。そのハードウェア1635は、UE1630が現在位置しているカバレッジエリアにサービスを行う基地局との無線接続1670をセットアップ及び維持するように構成された無線インタフェース1637を含みうる。UE1630のハードウェア1635は、命令を実行するように適合された1つ以上のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又はこれらの組み合わせ(図示せず)を備えうる処理回路1638を更に含む。UE1610は、UE1610内に格納された又はUE1610がアクセス可能である、かつ、処理回路1638によって実行可能であるソフトウェア1631を更に備える。ソフトウェア1631は、クライアントアプリケーション1632を含む。クライアントアプリケーション1632は、ホストコンピュータ1610のサポートにより、UE1630を介して人間の又は人間以外のユーザにサービスを提供するように動作可能でありうる。ホストコンピュータ1610において、実行中のホストアプリケーション1612は、UE1630及びホストコンピュータ1610で終端するOTTコネクション1650を介して、実行中のクライアントアプリケーション1632と通信しうる。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション1632は、ホストアプリケーション1612から要求データを受信し、当該要求データに応じてユーザデータを提供しうる。OTTコネクション1650は、要求データ及びユーザデータの両方を転送しうる。クライアントアプリケーション1632は、提供するユーザデータを生成するためにユーザとインタラクションしうる。
図16に示されるホストコンピュータ1610、基地局1620、及びUE1630は、それぞれ、図15のホストコンピュータ1530、基地局1512a,1512b,1512cのうちの1つ、及びUE1591,1592のうちの1つと、類似又は同一でありうることに留意されたい。即ち、これらのエンティティの内部動作は、図16に示されるようなものであってもよく、独立して、周囲のネットワークトポロジは図15のものであってもよい。
図16では、あらゆる中間デバイス及びそれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングに明示的に言及することなく、OTTコネクション1650が基地局1620を介したホストコンピュータ1610と無線デバイス1630との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャは、UE1630から若しくはホストコンピュータ1610を操作するサービスプロバイダから、又はその両方から隠すように構成されうるルーティングを決定しうる。OTTコネクション1650がアクティブである間に、ネットワークインフラストラクチャは、(例えば、負荷の考慮又はネットワークの再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する決定を更に行いうる。
UE1630と基地局1620との間の無線接続1670は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つ以上は、無線接続1670が最後のセグメントを形成するOTTコネクション1650を使用して無線デバイス1630に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態のいくつかの教示は、レイテンシ、シグナリングオーバヘッド、及びサービス障害を改善し、それによって、ユーザの待ち時間の短縮、より良好な応答性、バッテリ寿命の延長等の効果を提供しうる。
いくつかの実施形態では、1つ又は以上の実施形態が改善するデータレート、レイテンシ及びその他の要因をモニタリングする目的で、測定手順が提供されうる。更に、測定結果の変動に応じて、ホストコンピュータ1610とUE1630との間のOTTコネクション1650を再設定するためのオプションのネットワーク機能があってもよい。OTTコネクション1650を再設定するための測定手順及び/又はネットワーク機能は、ホストコンピュータ1610のソフトウェア1611及びハードウェア1615、又はUE1630のソフトウェア1631及びハードウェア1635、又はその両方で実装されうる。実施形態では、センサ(図示せず)が、OTTコネクション1650が通過する通信デバイスに配置されうるか又はそれに関連して配置されうる。当該センサは、上記で例示された、モニタリングされた量の値を供給することによって、又はソフトウェア1611,1631が当該モニタリングされた量を他の物理量の値から計算又は推定しうる、当該他の物理量の値を供給することによって、測定手順に関与しうる。OTTコネクション1650の再設定は、メッセージフォーマット、再送設定、好ましいルーティング等を含んでもよく、当該再設定は、基地局1620に影響を与える必要はなく、基地局1620には未知であるか又は感知できなくてもよい。そのような手順及び機能は、当該分野では既知でありうるとともに実践されうる。特定の実施形態では、測定は、ホストコンピュータ1610の、スループット、伝搬時間、レイテンシ等の測定を容易にする、独自のUEシグナリングを含みうる。測定は、ソフトウェア1611及び1631が、伝搬時間、エラー等をモニタリングしながら、OTTコネクション1650を使用して、メッセージ(特に、空のメッセージ又は「ダミー」メッセージ)を送信させることで実行されうる。
送信デバイス101は、図11又は図16に示すような構成を備えてもよい。
送信デバイス101はまた、クライアントアプリケーション1632又はクライアントアプリケーション回路を備えてもよく、これは、例えば1650のような別のリンクを介して、ホストコンピュータ1610内のホストアプリケーション回路とユーザデータを通信するように構成されてもよい。
送信デバイス101は、送信デバイス101と他のノード又はデバイス(例えば、受信デバイス102、ホストコンピュータ1610、又は他のノードのいずれか)との間の通信を容易にするためのインタフェースユニットを備えてもよい。いくつかの具体的な例では、インタフェースは、例えば、適した規格に従って無線インタフェースを介して無線信号を送受信するように構成された送受信機を備えてもよい。
受信デバイス102は、図12又は図16に示すような構成を備えてもよい。
受信デバイス102はまた、通信インタフェース1626及び/又は無線インタフェース1627を備えてもよく、これは、例えば1650のような別のリンクを介して、ホストコンピュータ1610内のホストアプリケーション回路とユーザデータを通信するように構成されてもよい。
受信デバイス102は、受信デバイス102と他のノード又はデバイス(例えば、受信デバイス102、ホストコンピュータ1610、又は他のノードのいずれか)との間の通信を容易にするためのインタフェースユニットを備えてもよい。いくつかの具体的な例では、インタフェースは、例えば、適した規格に従って無線インタフェースを介して無線信号を送受信するように構成された送受信機を備えてもよい。
●図17:いくつかの実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、及びユーザ装置を含む通信システムにおいて実行される方法
図17は、一実施形態による、通信システムにおいて実行される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図15及び図16を参照して説明されうるホストコンピュータ、基地局、及びUEを含む。本開示を簡単にするために、図17に対する図面の言及のみがこのセクションに含まれる。ステップ1710で、ホストコンピュータがユーザデータを提供する。ステップ1710の(オプションでありうる)サブステップ1711では、ホストコンピュータが、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ1720で、ホストコンピュータが、UEへのユーザデータを搬送する送信を開始する。(オプションでありうる)ステップ1730で、基地局が、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した送信で搬送されたユーザデータをUEへ送信する。(オプションでありうる)ステップ1740で、UEが、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行する。
●図18:いくつかの実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、及びユーザ装置を含む通信システムにおいて実行される方法
図18は、一実施形態による、通信システムにおいて実行される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図15及び図16を参照して説明されうるホストコンピュータ、基地局、及びUEを含む。本開示を簡単にするために、図18に対する図面の言及のみがこのセクションに含まれる。本方法のステップ1810で、ホストコンピュータがユーザデータを提供する。オプションのサブステップ(図示せず)で、ホストコンピュータが、ホストアプリケーション50を実行することによってユーザデータを提供する。ステップ1820で、ホストコンピュータが、UEへのユーザデータを搬送する送信を開始する。当該送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を通過しうる。(オプションでありうる)ステップ1830で、UEは、当該送信で搬送されたユーザデータを受信する。
●図19:いくつかの実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、及びユーザ装置を含む通信システムにおいて実行される方法
図19は、一実施形態による、通信システムにおいて実行される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図15及び図16を参照して説明されうるホストコンピュータ、基地局、及びUEを含む。本開示を簡単にするために、図19に対する図面の言及のみがこのセクションに含まれる。(オプションでありうる)ステップ1910で、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加的に又は代替的に、ステップ1920で、UEは、ユーザデータを提供する。ステップ1920の(オプションでありうる)サブステップ1921では、ホストコンピュータが、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ1910の(オプションでありうる)サブステップ1911で、UEが、ホストコンピュータによって提供された受信入力データに応答してユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されるクライアントアプリケーションは、ユーザから受け付けたユーザ入力を更に考慮してもよい。ユーザデータが提供された特定の方法にかかわらず、UEは、(オプションでありうる)サブステップ1930で、ユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。本方法のステップ1940で、ホストコンピュータが、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
●図20:いくつかの実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、及びユーザ装置を含む通信システムにおいて実行される方法
図20は、一実施形態による、通信システムにおいて実行される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図15及び図16を参照して説明されうるホストコンピュータ、基地局、及びUEを含む。本開示を簡単にするために、図20に対する図面の言及のみがこのセクションに含まれる。(オプションでありうる)ステップ2010で、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局が、UEからユーザデータを受信する。(オプションでありうる)ステップ2020で、基地局が、受信したユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。(オプションでありうる)ステップ2030で、ホストコンピュータは、基地局によって開始された送信で搬送されたユーザデータを受信する。
送信デバイス101の実施形態は、図5、図6、図7、図8、図9、図11、及び図16〜20に関連する。
受信デバイス102の実施形態は、図6、図7、図8、図9、図10、図12、及び図16〜図20に関連する。
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、又は効果は、1つ以上の仮想装置の1つ以上の機能ユニット又はモジュールを通じて実行されてもよい。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備えうる。これらの機能ユニットは、1つ以上のマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含みうる処理回路と、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、専用デジタルロジック等を含みうる他のデジタルハードウェアによって実装されてもよい。処理回路は、メモリに格納されたプログラムコードを実行するように構成されてもよく、当該メモリは、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光ストレージデバイス等の、1つ以上のタイプのメモリを含んでもよい。メモリに格納されたプログラムコードは、1つ以上の遠隔通信及び/又はデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令と、本明細書で説明される技術のうちの1つ以上を実行するための命令とを含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、本開示の1つ以上の実施形態に従って、それぞれの機能ユニットに、対応する機能を実行させるために使用されてもよい。
ユニットという用語は、電子機器、電気デバイス、及び/又は電子デバイスの分野において従来の意味を有してもよく、例えば、本明細書で説明されるような、電気回路及び/又は電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、ロジックソリッドステート及び/又はディスクリートデバイス、それぞれのタスク、手順、計算、出力及び/又は表示機能等を実行するためのコンピュータプログラム又は命令を含んでもよい。
更なる番号付けされた実施形態
通信システムの実施形態は、図15〜図20に関連する。
通信システム1600は、ホストコンピュータ1611と、受信デバイス102及び送信デバイス101のうちの少なくとも1つとを備えうる。
[実施形態1]
ユーザ装置(UE)と通信するように構成された基地局であって、当該基地局は、無線インタフェースと、受信デバイス102によって実行されるように本明細書において説明されるアクションのうちの1つ以上を実行するように構成された処理回路と、を備える、基地局。
[実施形態5]
ホストコンピュータを含む通信システムであって、当該ホストコンピュータは、
ユーザデータを提供するように構成された処理回路と、
ユーザ装置(UE)に送信するために前記ユーザデータをセルラネットワークへ転送するように構成された通信インタフェースと、を備え、
前記セルラネットワークは、無線インタフェース及び処理回路を有する基地局を備え、前記基地局の処理回路は、受信デバイス102によって実行されるように本明細書において説明されるアクションのうちの1つ以上を実行するように構成される、通信システム。
[実施形態6]
実施形態5の通信システムであって、前記基地局を更に含む、通信システム。
[実施形態7]
実施形態6の通信システムであって、前記UEを更に含み、前記UEは、前記基地局と通信するように構成される、通信システム。
[実施形態8]
実施形態7の通信システムであって、
前記ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行し、それにより前記ユーザデータを提供するように構成され、
前記UEは、前記ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように構成された処理回路を備える、通信システム。
[実施形態11]
受信デバイス102によって実行されるように本明細書において説明されるアクションのうちの1つ以上を含む、基地局において実行される方法。
[実施形態15]
ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ装置(UE)とを含む通信システムにおいて実行される方法であって、
前記ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
前記ホストコンピュータにおいて、前記基地局を備えるセルラネットワークを介して前記UEへ前記ユーザデータを搬送する送信を開始することと、を含み、前記基地局は、受信デバイス102によって実行されるように本明細書において記載されるアクションのうちの1つ以上を実行する、方法。
[実施形態16]
実施形態15の方法であって、更に、
前記基地局において、前記ユーザデータを送信することを含む、方法。
[実施形態17]
実施形態16の方法であって、前記ユーザデータは、ホストアプリケーションを実行することによって前記ホストコンピュータにおいて提供され、前記方法は更に、
前記UEにおいて、前記ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行することを含む、方法。
[実施形態21]
基地局と通信するように構成されたユーザ装置(UE)であって、当該UEは、無線インタフェースと、送信デバイス101によって実行されるように本明細書において説明されるアクションのうちの1つ以上を実行するように構成された処理回路と、を備える、UE。
[実施形態25]
ホストコンピュータを含む通信システムであって、当該ホストコンピュータは、
ユーザデータを提供するように構成された処理回路と、
ユーザ装置(UE)に送信するためにユーザデータをセルラネットワークへ転送するように構成された通信インタフェースと、を備え、
前記UEは、無線インタフェース及び処理回路を備え、前記UEの処理回路は、送信デバイス101によって実行されるように本明細書において説明されるアクションのうちの1つ以上を実行するように構成される、通信システム。
[実施形態26]
実施形態25の通信システムであって、前記UEを更に含む、通信システム。
[実施形態27]
実施形態26の通信システムであって、前記セルラネットワークは、前記UEと通信するように構成された基地局を更に含む、通信システム。
[実施形態28]
実施形態26又は27の通信システムであって、
前記ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行し、それにより前記ユーザデータを提供するように構成され、
前記UEの処理回路は、前記ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように構成される、通信システム。
[実施形態31]
ユーザ装置(UE)において実行される方法であって、送信デバイス101によって実行されるように本明細書において説明されるアクションのうちの1つ以上を含む、方法。
[実施形態35]
ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ装置(UE)とを含む通信システムにおいて実行される方法であって、
前記ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
前記ホストコンピュータにおいて、前記基地局を備えるセルラネットワークを介して前記UEへ前記ユーザデータを搬送する送信を開始することと、を含み、前記UEは、送信デバイス101によって実行されるように本明細書において記載されるアクションのうちの1つ以上を実行する、方法。
[実施形態36]
実施形態35の方法であって、更に、
前記UEにおいて、前記基地局から前記ユーザデータを受信することを含む、方法。
[実施形態41]
基地局と通信するように構成されたユーザ装置(UE)であって、当該UEは、無線インタフェースと、送信デバイス101によって実行されるように本明細書において説明されるアクションのうちの1つ以上を実行するように構成された処理回路と、を備える、UE。
[実施形態45]
ホストコンピュータを含む通信システムであって、当該ホストコンピュータは、
ユーザ装置(UE)から基地局への送信から生じるユーザデータを受信するように構成された通信インタフェースを備え、
前記UEは、無線インタフェース及び処理回路を備え、前記UEの処理回路は、送信デバイス101によって実行されるように本明細書において説明されるアクションのうちの1つ以上を実行するように構成される、通信システム。
[実施形態46]
実施形態45の通信システムであって、前記UEを更に含む、通信システム。
[実施形態47]
実施形態46の通信システムであって、前記基地局を更に含み、当該基地局は、前記UEと通信するように構成された無線インタフェースと、前記UEから前記基地局への送信によって搬送される前記ユーザデータを前記ホストコンピュータへ転送するように構成された通信インタフェースと、を備える、通信システム。
[実施形態48]
実施形態46又は47の通信システムであって、
前記ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように構成され、
前記UEの処理回路は、前記ストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それにより、前記ユーザデータを提供するように構成される、通信システム。
[実施形態49]
実施形態46又は47の通信システムであって、
前記ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行し、それにより要求データを提供するように構成され、
前記UEの処理回路は、前記ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それにより、前記要求データに応じて前記ユーザデータを提供するように構成される、通信システム。
[実施形態51]
ユーザ装置(UE)において実行される方法であって、送信デバイス101によって実行されるように本明細書において説明されるアクションのうちの1つ以上を含む、方法。
[実施形態52]
実施形態51の方法であって、更に、
ユーザデータを提供することと、
前記基地局への送信を介してホストコンピュータへユーザデータを転送することと、を含む、方法。
[実施形態55]
ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ装置(UE)とを含む通信システムにおいて実行される方法であって、
前記ホストコンピュータにおいて、前記UEから前記基地局へ送信されたユーザデータを受信することを含み、前記UEは、送信デバイス101によって実行されるように本明細書において説明されるアクションのうちの1つ以上を実行する、方法。
[実施形態56]
実施形態55の方法であって、更に、
前記UEにおいて、前記ユーザデータを基地局に提供することを含む、方法。
[実施形態57]
実施形態56の方法であって、更に、
前記UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それにより、送信対象の前記ユーザデータを提供することと、
前記ホストコンピュータにおいて、前記クライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行することと、を含む、方法。
[実施形態58]
実施形態56の方法であって、更に、
前記UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、
前記UEにおいて、前記クライアントアプリケーションへの入力データであって、前記クライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行することによって前記ホストコンピュータにおいて提供される前記入力データを受信することと、を含み、
送信対象の前記ユーザデータは、前記入力データに応じて前記クライアントアプリケーションによって提供される、方法。
[実施形態61]
ユーザ装置(UE)と通信するように構成された基地局であって、
当該基地局は、無線インタフェースと、受信デバイス102によって実行されるように本明細書において説明されるアクションのうちの1つ以上を実行するように構成された処理回路と、を備える、基地局。
[実施形態65]
ユーザ装置(UE)から基地局への送信から生じるユーザデータを受信するように構成された通信インタフェースを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、前記基地局は、無線インタフェース及び処理回路を備え、前記基地局の処理回路は、受信デバイス102によって実行されるように本明細書において説明されるアクションのうちの1つ以上を実行するように構成される、通信システム。
[実施形態66]
実施形態65の通信システムであって、前記基地局を更に含む、通信システム。
[実施形態67]
実施形態66の通信システムであって、前記UEを更に含み、前記UEは、前記基地局と通信するように構成される、通信システム。
[実施形態68]
実施形態67の通信システムであって、
前記ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように構成され、
前記UEは、前記ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それにより、前記ホストコンピュータによって受信される前記ユーザデータを提供するように構成される、通信システム。
[実施形態71]
受信デバイス102によって実行されるように本明細書において説明されるアクションのうちの1つ以上を含む、基地局において実行される方法。
[実施形態75]
ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ装置(UE)とを含む通信システムにおいて実行される方法であって、
前記ホストコンピュータにおいて、前記基地局が前記UEから受信した送信から生じるユーザデータを、前記基地局から受信することを含み、前記UEは、送信デバイス101によって実行されるように本明細書において説明されるアクションのうちの1つ以上を実行する、方法。
[実施形態76]
実施形態75の方法であって、更に、
前記基地局において、前記ユーザデータを前記UEから受信することを含む、方法。
[実施形態77]
実施形態76の方法であって、更に、
前記基地局において、前記受信されたユーザデータの前記ホストコンピュータへの送信を開始することを含む、方法。
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<略語>
本開示では、以下の略語の少なくともいくつかが使用されうる。略語間に不整合がある場合、それが上記でどのように使用されるかが優先されるべきである。以下で複数回リストされた場合、最初のリストは、その後の任意のリストよりも優先されるべきである。
3GPP 3rd Generation Partnership Project
5G 5th Generation
DL Downlink
eNB E-UTRAN NodeB
E-UTRA Evolved UTRA
E-UTRAN Evolved UTRAN
GERAN GSM EDGE Radio Access Network
gNB Base station in NR
GSM Global System for Mobile communication
HSPA High Speed Packet Access
LTE Long-Term Evolution
OFDM Orthogonal Frequency Division Multiplexing
PDCP Packet Data Convergence Protocol
UE User Equipment
UL Uplink
UMTS Universal Mobile Telecommunication System
UTRA Universal Terrestrial Radio Access
UTRAN Universal Terrestrial Radio Access Network
WCDMA Wide CDMA
WLAN Wide Local Area Network
UDC Uplink Data Compression
既存の方法によるアップリンクデータ圧縮の処理は、コンプレッサとデコンプレッサとの間の通信の曖昧さと、処理リソース及びエネルギーリソースの浪費と、遅延とにつながる可能性がある。
欧州特許出願公開第3219079号明細書には、受信機が、データ圧縮設定の確立を要求するメッセージを送信エンティティから受信しうる方法が記載されている。受信機は、提案された圧縮設定の確認又は拒否で応答しうる。設定が確認された場合、送信機及び受信機は、当該設定に従って圧縮データパケットをやりとりしうる。デバイスは、例えば、圧縮されたメッセージの圧縮ヘッダ又は個別のステータス及び/又は制御情報メッセージで、圧縮設定に関連するステータス及び制御情報をやりとりしうる。
R2-1708359 "Update of Description and Evaluation Results for Deflate", 3GPP DRAFTには、無線リソース制御(RRC)シグナリングを使用して、チェックサム障害動作フローにおけるUDCヘッダについて記載されている。

Claims (34)

  1. 通信ネットワーク(100)において動作する送信デバイス(101)によって実行される方法であって、前記方法は、
    ‐前記通信ネットワーク(100)において動作する受信デバイス(102)からインジケーションを受信すること(503)と、ここで、当該インジケーションは、バッファのリセットを実行するよう前記送信デバイス(101)に指示するものであり、当該インジケーションは、前記受信デバイス(102)から受信されるプロトコルデータユニット(PDU)内のフィールド(906)の値であり、
    ‐前記受信されたインジケーションに基づいて、前記バッファをリセットすること(504)と、
    を含む、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記PDUは、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(PDCP)の制御PDUである、方法。
  3. 請求項1又は2に記載の方法であって、前記インジケーションは、第3のインジケーションであり、前記方法は更に、
    ‐前記受信デバイス(102)から第1のインジケーションを受信すること(501)を含み、前記第1のインジケーションは、アップリンクデータ圧縮機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための、前記送信デバイス(101)へのプリファレンスを示す、方法。
  4. 請求項3に記載の方法であって、前記第1のインジケーションは、
    a. 第1のPDUの第1のフィールド(602)であって前記PDUのタイプを示す前記第1のフィールド内の第1の値と、
    b. 前記第1のPDUの第2のフィールド(604, 705)であって、a)Activate/Deactivate(A/D)状態、及びb)Normal Operation/Temporary Deactivation状態、のうちの少なくとも1つを示す前記第2のフィールド(604, 705)内の第2の値と、
    のうちの少なくとも1つである、方法。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の方法であって、前記インジケーションは、第3のインジケーションであり、前記方法は更に、
    ‐第2のインジケーションを前記受信デバイス(102)へ送信すること(502)を含み、前記第2のインジケーションは、制御PDUに含まれており、前記第2のインジケーションは、
    i. アップリンクデータ圧縮機能が、前記送信デバイス(101)において有効化され、かつ、1つ以上のデータPDUの前記有効化されたアップリンクデータ圧縮機能に関する情報を含むヘッダが、前記第2のインジケーションの送信後に前記送信デバイス(101)によって送信される前記1つ以上のデータPDUに存在すること、及び
    ii. 前記アップリンクデータ圧縮機能が、前記送信デバイス(101)において無効化され、かつ、1つ以上のデータPDUの前記有効化されたアップリンクデータ圧縮機能に関する情報を含む前記ヘッダが、前記第2のインジケーションの送信後に前記送信デバイス(101)によって送信される前記1つ以上のデータPDUに存在しないこと、
    のうちの1つを示す、方法。
  6. 請求項5に記載の方法であって、前記第2のインジケーションは、
    a. 前記制御PDUの第3のフィールド(802)であってPDUのタイプを示す前記第3のフィールド(802)内の第3の値と、
    b. 前記制御PDUの第4のフィールド(803)であってEnabled/Disabled(E/D)状態を示す前記第4のフィールド(803)内の第4の値と、
    のうちの1つである、方法。
  7. 請求項5又は6に記載の方法であって、前記第2のインジケーションは更に、
    a. 前記送信デバイス(101)の有効化又は無効化状態の切り替え前に前記送信デバイス(101)によって送信された最後のパケットのシーケンス番号と、
    b. 前記送信デバイス(101)の前記有効化又は無効化状態の切り替え後に前記送信デバイス(101)によって送信された最初のパケットのシーケンス番号と、
    のうちの1つを示す、方法。
  8. 請求項1から4のいずれか1項に記載の方法であって、前記インジケーションは、第3のインジケーションであり、前記方法は更に、
    ‐第4のインジケーションを前記受信デバイス(102)へ送信すること(505)を含み、前記第4のインジケーションは、バッファのリセットが実行されたことを示す、方法。
  9. コンピュータ読み取り可能な記憶媒体(1110)であって、当該記憶媒体に格納されたコンピュータプログラム(1109)を含み、当該コンピュータプログラムは、少なくとも1つのプロセッサ(1105)で実行されると当該少なくとも1つのプロセッサ(1105)に、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法を実行させる命令を含む、記憶媒体。
  10. 通信ネットワーク(100)において動作する受信デバイス(102)によって実行される方法であって、前記方法は、
    ‐前記通信ネットワーク(100)において動作する送信デバイス(101)へインジケーションを送信すること(1003)を含み、ここで、当該インジケーションは、バッファのリセットを実行するよう前記送信デバイス(101)に指示するものであり、当該インジケーションは、前記送信デバイス(101)へ送信されるプロトコルデータユニット(PDU)内のフィールド(906)の値である、方法。
  11. 請求項10に記載の方法であって、前記PDUは、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(PDCP)の制御PDUである、方法。
  12. 請求項10又は11に記載の方法であって、前記インジケーションは、第3のインジケーションであり、前記方法は更に、
    ‐前記送信デバイス(101)へ第1のインジケーションを送信すること(1001)を含み、前記第1のインジケーションは、アップリンクデータ圧縮機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための、前記送信デバイス(101)へのプリファレンスを示す、方法。
  13. 請求項12に記載の方法であって、前記PDUは、第2のPDUであり、前記第1のインジケーションは、
    a. 第1のPDUの第1のフィールド(602)であって前記PDUのタイプを示す前記第1のフィールド(602)内の第1の値と、
    b. 前記第1のPDUの第2のフィールド(604, 705)であって、a)Activate/Deactivate(A/D)状態、及びb)Normal Operation/Temporary Deactivation状態、のうちの少なくとも1つを示す前記第2のフィールド(604, 705)内の第2の値と、
    のうちの少なくとも1つである、方法。
  14. 請求項10から13のいずれか1項に記載の方法であって、前記インジケーションは、第3のインジケーションであり、前記方法は更に、
    ‐前記通信ネットワーク(100)において動作する送信デバイス(101)へ第2のインジケーションを送信すること(1002)を含み、前記第2のインジケーションは、制御PDUに含まれており、前記第2のインジケーションは、
    a)アップリンクデータ圧縮機能が、前記送信デバイス(101)において有効化され、かつ、1つ以上のデータPDUの前記有効化されたアップリンクデータ圧縮機能に関する情報を含むヘッダが、前記インジケーションの受信後に前記送信デバイス(101)から受信される前記1つ以上のデータPDUに存在すること、及び
    b)前記アップリンクデータ圧縮機能が、前記送信デバイス(101)において無効化され、かつ、1つ以上のデータPDUの前記有効化されたアップリンクデータ圧縮機能に関する情報を含む前記ヘッダが、前記第2のインジケーションの受信後に前記送信デバイス(101)から受信される前記1つ以上のデータPDUに存在しないこと、
    のうちの1つを示す、方法。
  15. 請求項14に記載の方法であって、前記第2のインジケーションは、
    a. 前記制御PDUの第3のフィールド(802)であってPDUのタイプを示す前記第3のフィールド(802)内の第3の値と、
    b. 前記制御PDUの第4のフィールド(803)であってEnabled/Disabled(E/D)状態を示す前記第4のフィールド(803)内の第4の値と、
    のうちの1つである、方法。
  16. 請求項14又は15に記載の方法であって、前記第2のインジケーションは更に、
    a. 前記送信デバイス(101)の有効化又は無効化状態の切り替え前に前記送信デバイス(101)によって送信された最後のパケットのシーケンス番号と、
    b. 前記送信デバイス(101)の前記有効化又は無効化状態の切り替え後に前記送信デバイス(101)によって送信された最初のパケットのシーケンス番号と、
    のうちの1つを示す、方法。
  17. 請求項10から16のいずれか1項に記載の方法であって、前記インジケーションは、第3のインジケーションであり、前記方法は更に、
    ‐第4のインジケーションを前記送信デバイス(101)から受信すること(1004)を含み、前記第4のインジケーションは、バッファのリセットが実行されたことを示す、方法。
  18. コンピュータ読み取り可能な記憶媒体(1209)であって、当該記憶媒体に格納されたコンピュータプログラム(1208)を含み、当該コンピュータプログラムは、少なくとも1つのプロセッサ(1204)で実行されると当該少なくとも1つのプロセッサ(1204)に、請求項10から17のいずれか1項に記載の方法を実行させる命令を含む、記憶媒体。
  19. 通信ネットワーク(100)において動作するように構成された送信デバイス(101)であって、前記送信デバイス(101)は更に、
    ‐前記通信ネットワーク(100)において動作するように構成された受信デバイス(102)からインジケーションを受信することと、ここで、当該インジケーションは、バッファのリセットを実行するよう前記送信デバイス(101)に指示するように構成され、当該インジケーションは、前記受信デバイス(102)から受信されるように構成されたプロトコルデータユニット(PDU)内のフィールド(906)の値となるように構成され、
    ‐受信されるように構成された前記インジケーションに基づいて、前記バッファをリセットすることと、
    を行うように構成される、送信デバイス。
  20. 請求項19に記載の送信デバイス(101)であって、前記PDUは、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(PDCP)の制御PDUであるように構成される、送信デバイス。
  21. 請求項19又は20に記載の送信デバイス(101)であって、前記インジケーションは、第3のインジケーションであるように構成され、前記送信デバイス(101)は更に、
    ‐前記受信デバイス(102)から第1のインジケーションを受信するように構成され、前記第1のインジケーションは、アップリンクデータ圧縮機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための、前記送信デバイス(101)へのプリファレンスを示すように構成される、送信デバイス。
  22. 請求項21に記載の送信デバイス(101)であって、前記PDUは、第2のPDUであるように構成され、前記第1のインジケーションは、
    a. 第1のPDUの第1のフィールド(602)であって前記PDUのタイプを示すように構成された前記第1のフィールド(602)内の第1の値と、
    b. 前記第1のPDUの第2のフィールド(604, 705)であって、a)Activate/Deactivate(A/D)状態、及びb)Normal Operation/Temporary Deactivation状態、のうちの少なくとも1つを示すように構成された前記第2のフィールド(604, 705)内の第2の値と、
    のうちの少なくとも1つであるように構成される、送信デバイス。
  23. 請求項19から22のいずれか1項に記載の送信デバイス(101)であって、前記インジケーションは、第3のインジケーションであるように構成され、前記送信デバイス(101)は更に、
    ‐前記通信ネットワーク(100)において動作するように構成された受信デバイス(102)へ第2のインジケーションを送信するように構成され、前記第2のインジケーションは、制御PDUに含まれるように構成され、前記第2のインジケーションは、
    a)アップリンクデータ圧縮機能が、前記送信デバイス(101)において有効化され、かつ、1つ以上のデータPDUの前記有効化されたアップリンクデータ圧縮機能に関する情報を含むヘッダが、前記第2のインジケーションの送信後に前記送信デバイス(101)によって送信されるように構成された前記1つ以上のデータPDUに存在すること、及び
    b)前記アップリンクデータ圧縮機能が、前記送信デバイス(101)において無効化され、かつ、1つ以上のデータPDUの前記有効化されたアップリンクデータ圧縮機能に関する情報を含む前記ヘッダが、前記第2のインジケーションの送信後に前記送信デバイス(101)によって送信されるように構成された前記1つ以上のデータPDUに存在しないこと、
    のうちの1つを示すように構成される、送信デバイス。
  24. 請求項23に記載の送信デバイス(101)であって、前記第2のインジケーションは、
    a. 前記制御PDUの第3のフィールド(802)であってPDUのタイプを示すように構成された前記第3のフィールド(802)内の第3の値と、
    b. 前記制御PDUの第4のフィールド(803)であってEnabled/Disabled(E/D)状態を示すように構成された前記第4のフィールド(803)内の第4の値と、
    のうちの1つであるように構成される、送信デバイス。
  25. 請求項23又は24に記載の送信デバイス(101)であって、前記第2のインジケーションは更に、
    a. 前記送信デバイス(101)の有効化又は無効化状態の切り替え前に前記送信デバイス(101)によって送信されるように構成された最後のパケットのシーケンス番号と、
    b. 前記送信デバイス(101)の前記有効化又は無効化状態の切り替え後に前記送信デバイス(101)によって送信されるように構成された最初のパケットのシーケンス番号と、
    のうちの1つを示すように構成される、送信デバイス。
  26. 請求項19から25のいずれか1項に記載の送信デバイス(101)であって、前記インジケーションは、第3のインジケーションであるように構成され、前記送信デバイス(101)は更に、
    ‐第4のインジケーションを前記受信デバイス(102)へ送信するように構成され、前記第4のインジケーションは、バッファのリセットが実行されたことを示すように構成される、送信デバイス。
  27. 通信ネットワーク(100)において動作するように構成された受信デバイス(102)であって、前記受信デバイス(102)は更に、
    ‐前記通信ネットワーク(100)において動作するように構成された送信デバイス(101)へインジケーションを送信するように構成され、当該インジケーションは、バッファのリセットを実行するよう前記送信デバイス(101)に指示するように構成され、当該インジケーションは、前記送信デバイス(101)へ送信されるように構成されたプロトコルデータユニット(PDU)内のフィールド(906)の値であるように構成される、受信デバイス。
  28. 請求項27に記載の受信デバイス(102)であって、前記PDUは、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(PDCP)の制御PDUであるように構成される、受信デバイス。
  29. 請求項27又は28に記載の受信デバイス(102)であって、前記インジケーションは、第3のインジケーションであるように構成され、前記受信デバイス(102)は更に、
    ‐前記送信デバイス(101)へ第1のインジケーションを送信するように構成され、前記第1のインジケーションは、アップリンクデータ圧縮機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための、前記送信デバイス(101)へのプリファレンスを示すように構成される、受信デバイス。
  30. 請求項29に記載の受信デバイス(102)であって、前記PDUは、第2のPDUであるように構成され、前記第1のインジケーションは、
    a. 第1のPDUの第1のフィールド(602)であって前記PDUのタイプを示すように構成された前記第1のフィールド(602)内の第1の値と、
    b. 前記第1のPDUの第2のフィールド(604, 705)であって、a)Activate/Deactivate(A/D)状態、及びb)Normal Operation/Temporary Deactivation状態、のうちの少なくとも1つを示すように構成された前記第2のフィールド(604, 705)内の第2の値と、
    のうちの少なくとも1つであるように構成される、受信デバイス。
  31. 請求項27から30のいずれか1項に記載の受信デバイス(102)であって、前記インジケーションは、第3のインジケーションであるように構成され、前記受信デバイス(102)は更に、
    ‐前記通信ネットワーク(100)において動作するように構成された送信デバイス(101)から第2のインジケーションを受信するように構成され、前記第2のインジケーションは、制御PDU(プロトコルデータユニット)に含まれるように構成され、前記第2のインジケーションは、
    i. アップリンクデータ圧縮機能が、前記送信デバイス(101)において有効化され、かつ、1つ以上のデータPDUの前記有効化されたアップリンクデータ圧縮機能に関する情報を含むヘッダが、前記インジケーションの受信後に前記送信デバイス(101)から受信されるように構成された前記1つ以上のデータPDUに存在すること、及び
    ii. 前記アップリンクデータ圧縮機能が、前記送信デバイス(101)において無効化され、かつ、1つ以上のデータPDUの前記有効化されたアップリンクデータ圧縮機能に関する情報を含む前記ヘッダが、前記第2のインジケーションの受信後に前記送信デバイス(101)から受信されるように構成された前記1つ以上のデータPDUに存在しないこと、
    のうちの1つを示すように構成される、受信デバイス。
  32. 請求項31に記載の受信デバイス(102)であって、前記第2のインジケーションは、
    a. 前記制御PDUの第3のフィールド(802)であってPDUのタイプを示すように構成された前記第3のフィールド(802)内の第3の値と、
    b. 前記制御PDUの第4のフィールド(803)であってEnabled/Disabled(E/D)状態を示すように構成された前記第4のフィールド(803)内の第4の値と、
    のうちの1つであるように構成される、受信デバイス。
  33. 請求項31又は32に記載の受信デバイス(102)であって、前記第2のインジケーションは更に、
    a. 前記送信デバイス(101)の有効化又は無効化状態の切り替え前に前記送信デバイス(101)によって送信されるように構成された最後のパケットのシーケンス番号と、
    b. 前記送信デバイス(101)の前記有効化又は無効化状態の切り替え後に前記送信デバイス(101)によって送信されるように構成された最初のパケットのシーケンス番号と、
    のうちの1つを示すように構成される、受信デバイス。
  34. 請求項27から33のいずれか1項に記載の受信デバイス(102)であって、前記インジケーションは、第3のインジケーションであるように構成され、前記受信デバイス(102)は更に、
    ‐第4のインジケーションを前記送信デバイス(101)から受信するように構成され、前記第4のインジケーションは、バッファのリセットが実行されたことを示すように構成される、受信デバイス。
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