JP2021501512A - 補助アップリンク上のランダムアクセスサポートに対するランダムアクセス応答のあいまいさ除去 - Google Patents

補助アップリンク上のランダムアクセスサポートに対するランダムアクセス応答のあいまいさ除去 Download PDF

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Abstract

本開示のいくつかの態様は通信システムに関し、より詳細には、ランダムアクセスチャネル(RACH)送信が異なるULキャリア上で送られ得る配置におけるRACH手順に関する。基地局によって実行される例示的な方法は、少なくとも1つのアップリンク(UL)コンポーネントキャリア(CC)および少なくとも1つの補助アップリンク(SUL)CCを含む複数のCCのうちの第1のCC上でランダムアクセス(RA)プリアンブルを受信するステップと、RAプリアンブルに対する応答を送信するステップとを含み、応答は第1のCCを示す。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、ともに本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれている、2017年10月30日に出願された米国仮出願第62/579,096号の利益を主張する、2018年10月23日に出願された米国出願第16/168,282号の優先権を主張する。
本開示は、一般に、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、ランダムアクセス手順に関する。
ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなどの、様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。一般のワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例は、ロングタームエボリューション(LTE)システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システムを含む。
いくつかの例では、ワイヤレス多元接続通信システムは、ユーザ機器(UE)としても知られている複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、いくつかの基地局を含み得る。LTEまたはLTE-Aネットワークでは、1つまたは複数の基地局のセットが発展型ノードB(eNB)を定義してよい。他の例では(たとえば、次世代または第5世代(5G)ネットワークでは)、ワイヤレス多元接続通信システムは、いくつかの集約ユニット(CU)(たとえば、中央ノード(CN)、アクセスノードコントローラ(ANC)など)と通信するいくつかの分散ユニット(DU)(たとえば、エッジユニット(EU)、エッジノード(EN)、無線ヘッド(RH)、スマート無線ヘッド(SRH)、送信受信ポイント(TRP)など)を含んでよく、集約ユニットと通信する1つまたは複数の分散ユニットのセットがアクセスノード(たとえば、ニューラジオ基地局(NR BS:new radio base station)、ニューラジオBS(NR NB)、ネットワークノード、5G NB、eNB、次世代NB(gNB)など)を定義してよい。BSまたはDUは、(たとえば、BSから、またはUEへの送信のための)ダウンリンクチャネルおよび(たとえば、UEからBSまたはDUへの送信のための)アップリンクチャネル上でUEのセットと通信してよい。
これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。新生の電気通信規格の一例は、ニューラジオ(NR)、たとえば、5G無線アクセスである。NRは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって公表されたLTEモバイル規格に対する拡張のセットである。それは、スペクトル効率を改善し、コストを削減し、サービスを改善し、新しいスペクトルを利用し、またダウンリンク(DL)およびアップリンク(UL)上でOFDMAをサイクリックプレフィックス(CP)とともに使用する他のオープン規格とよりうまく統合することによって、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをよりうまくサポートし、ならびにビームフォーミング、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術、およびキャリアアグリゲーションをサポートするように設計されている。
しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増大し続けるにつれて、NR技術におけるさらなる改善が必要である。好ましくは、これらの改善は、他の多元接続技術、およびこれらの技術を用いる電気通信規格に適用可能であるべきである。
本開示のシステム、方法、およびデバイスはそれぞれ、いくつかの態様を有し、それらのうちの単一の態様だけが、その望ましい属性を担うわけではない。以下の特許請求の範囲によって表される本開示の範囲を限定することなく、いくつかの特徴についてここで簡潔に説明する。この説明を考慮した後、また特に「発明を実施するための形態」と題するセクションを読んだ後、本開示の特徴が、ワイヤレスネットワークにおけるアクセスポイントと局との間の改善された通信を含む利点をどのようにもたらすかが理解されよう。
いくつかの態様は、基地局(BS)によるワイヤレス通信のための方法を提供する。方法は、一般に、少なくとも1つのアップリンク(UL)コンポーネントキャリア(CC)および少なくとも1つの補助アップリンク(SUL)CCを含む複数のCCのうちの第1のCC上でランダムアクセス(RA)プリアンブルを受信するステップと、RAプリアンブルに対する応答を送信するステップとを含み、応答は第1のCCを示す。
いくつかの態様は、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法を提供する。方法は、一般に、少なくとも1つのアップリンク(UL)コンポーネントキャリア(CC)および少なくとも1つの補助アップリンク(SUL)CCを含む複数のCCのうちの第1のCC上でランダムアクセス(RA)プリアンブルを送信するステップと、RAプリアンブルに対する応答を受信するステップとを含み、応答は第1のCCを示す。
態様は、一般に、添付の図面を参照しながら本明細書で十分に説明され、添付の図面によって示される、方法、装置、システム、コンピュータ可読媒体、および処理システムを含む。
上記の目的および関係する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明され、特に特許請求の範囲で指摘される特徴を含む。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様のいくつかの例示的な特徴を詳細に記載する。しかしながら、これらの特徴は、様々な態様の原理が利用され得る様々な方法のほんのいくつかを示すものであり、この説明は、すべてのそのような態様およびそれらの均等物を含むものである。
本開示の上記の特徴が詳細に理解され得るように、上記で簡単に要約したより具体的な説明が、態様を参照することによって行われることがあり、態様のうちのいくつかは添付の図面に示される。しかしながら、本説明は他の等しく効果的な態様に通じ得るので、添付の図面が、本開示のいくつかの典型的な態様のみを示し、したがって、本開示の範囲を限定するものと見なされるべきではないことに留意されたい。
本開示のいくつかの態様による、例示的な電気通信システムを概念的に示すブロック図である。 本開示のいくつかの態様による、分散型無線アクセスネットワーク(RAN)の例示的な論理アーキテクチャを示すブロック図である。 本開示のいくつかの態様による、分散型RANの例示的な物理アーキテクチャを示す図である。 本開示のいくつかの態様による、例示的な基地局(BS)およびユーザ機器(UE)の設計を概念的に示すブロック図である。 本開示のいくつかの態様による、通信プロトコルスタックを実装するための例を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、ダウンリンク中心のサブフレームの一例を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、アップリンク中心のサブフレームの一例を示す図である。 本開示の態様が実践され得る、補助アップリンク(SUL)コンポーネントキャリアを有する例示的なシナリオを示す図である。 本開示のいくつかの態様による例示的なSULリソースを示す図である。 本開示のいくつかの態様による、ランダムアクセス応答(RAR)を伝達する例示的な媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDU)を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、キャリア表示とともに例示的なバックオフインジケータ(BI:backoff indicator)サブヘッダを示す図である。 本開示のいくつかの態様による、キャリア表示を有する例示的な媒体アクセス制御(MAC)サブヘッダを示す図である。 本開示のいくつかの態様による例示的なランダムアクセス応答(RAR)を示す図である。 本開示の態様による、基地局(BS)によるワイヤレス通信のための例示的な動作を示す図である。 本開示の態様による、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための例示的な動作を示す図である。
理解を容易にするために、可能な場合、図に共通する同一の要素を示すために、同一の参照番号が使用されている。特定の具陳なしに、一態様において開示する要素が他の態様において有利に利用され得ることが企図される。
本開示の態様は、ニューラジオ(NR)(ニューラジオアクセス技術または5G技術)のための装置、方法、処理システム、およびコンピュータ可読媒体を提供する。
NRは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB:Enhanced mobile broadband)サービスターゲットの広い帯域幅(たとえば、80MHzおよびそれより広い)通信、ミリ波(mmW:millimeter wave)サービスターゲットの高いキャリア周波数(たとえば、27GHzおよびそれより高い)通信、マッシブマシンタイプ通信(mMTC:massive machine-type communication)サービスターゲットの後方互換性のないマシンタイプ通信(MTC)技法、および/またはミッションクリティカルサービスターゲットの超高信頼低レイテンシ通信(URLLC:ultra reliable low latency communication)などの、様々なワイヤレス通信サービスをサポートし得る。これらのサービスは、レイテンシ要件および信頼性要件を含み得る。これらのサービスはまた、それぞれのサービス品質(QoS)要件を満たすための異なる送信時間間隔(TTI)を有し得る。加えて、これらのサービスは、同じサブフレームにおいて共存し得る。
以下の説明は例を提供するものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、説明する要素の機能および構成に変更が加えられてよい。様々な例は、様々な手順または構成要素を適宜に省略してよく、置換してよく、または追加してよい。たとえば、説明する方法は、説明する順序とは異なる順序で実行されてよく、様々なステップが追加されてよく、省略されてよく、または組み合わせられてよい。また、いくつかの例に関して説明する特徴が、いくつかの他の例では組み合わせられてよい。たとえば、本明細書に記載される任意の数の態様を使用して、装置が実装されてよく、または方法が実践されてよい。加えて、本開示の範囲は、本明細書に記載された本開示の様々な態様に加えて、またはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実践されるそのような装置または方法を包含するものとする。本明細書で開示する本開示のいずれの態様も、請求項の1つまたは複数の要素によって具現化され得ることを理解されたい。「例示的」という語は、本明細書では「例、事例、または例示として機能すること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」であるものとして説明されるいずれの態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。
本明細書で説明する技法は、LTE、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMA、および他のネットワークなどの、様々なワイヤレス通信ネットワークに使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば、互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、およびCDMAの他の変形を含む。cdma2000は、IS-2000規格、IS-95規格、およびIS-856規格を対象とする。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、NR(たとえば、5G RA)、発展型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash-OFDMAなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。NRは、5G技術フォーラム(5GTF)とともに開発中の新しく出現したワイヤレス通信技術である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE-A)は、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-AおよびGSM(登録商標)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体による文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体の文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上述のワイヤレスネットワークおよび無線技術、ならびに他のワイヤレスネットワークおよび無線技術に使用され得る。明確にするために、本明細書では一般に3Gおよび/または4Gワイヤレス技術に関連する用語を使用して態様が説明されることがあるが、本開示の態様は、NR技術を含めて、5G以降のものなどの他の世代ベースの通信システムにおいて適用され得る。
例示的なワイヤレス通信システム
図1は、本開示の態様が実行され得る、ニューラジオ(NR)または5Gネットワークなどの、例示的なワイヤレスネットワーク100を示す。
図1に示すように、ワイヤレスネットワーク100は、いくつかの基地局(BS)110と他のネットワークエンティティとを含み得る。BSは、UEと通信する局であり得る。各BS110は、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用される状況に応じて、このカバレージエリアにサービスしているノードBおよび/またはNBサブシステムのカバレージエリアを指すことがある。NRシステムでは、「セル」および発展型NB(eNB)、NB、5G NB、次世代NB(gNB)、アクセスポイント(AP)、BS、NR BS、5G BSまたは送信受信ポイント(TRP)などの用語は交換可能であり得る。いくつかの例では、セルは、必ずしも静止しているとは限らないことがあり、セルの地理的エリアは、モバイルBSのロケーションに従って移動し得る。いくつかの例では、BSは、任意の適切なトランスポートネットワークを使用して、直接物理接続、仮想ネットワークなど、様々なタイプのバックホールインターフェースを通じて、ワイヤレスネットワーク100内で互いに、および/または1つもしくは複数の他のBSもしくはネットワークノード(図示せず)に相互接続され得る。
一般に、任意の数のワイヤレスネットワークが、所与の地理的エリアにおいて展開されてよい。各ワイヤレスネットワークは、特定の無線アクセス技術(RAT)をサポートしてよく、1つまたは複数の周波数で動作してよい。RATは、無線技術、エアインターフェースなどと呼ばれることもある。周波数は、キャリア、周波数チャネルなどと呼ばれることもある。各周波数は、異なるRATのワイヤレスネットワーク間の干渉を回避するために、所与の地理的エリアにおいて単一のRATをサポートしてよい。場合によっては、NR RATネットワークまたは5G RATネットワークが展開されてよい。
BSは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルのための通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーすることができ、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にしてよい。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーすることができ、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にしてよい。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)内のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを可能にしてよい。マクロセルのためのBSは、マクロBSと呼ばれることがある。ピコセルのためのBSは、ピコBSと呼ばれることがある。フェムトセルのためのBSは、フェムトBSまたはホームBSと呼ばれることがある。図1に示す例では、BS110a、110bおよび110cは、それぞれ、マクロセル102a、102bおよび102cのためのマクロBSであり得る。BS110xは、ピコセル102xのためのピコBSであり得る。BS110yおよび110zは、それぞれ、フェムトセル102yおよび102zのためのフェムトBSであり得る。BSは1つまたは複数(たとえば、3つ)のセルをサポートしてよい。
ワイヤレスネットワーク100は、中継局も含んでもよい。中継局は、アップストリーム局(たとえばBSまたはUE)からデータおよび/または他の情報の送信を受信し、ダウンストリーム局(たとえば、UEまたBS)にデータおよび/または他の情報の送信を送る局である。また、中継局は、他のUEのための送信を中継するUEであってもよい。図1に示す例では、中継局110rは、BS110aとUE120rとの間の通信を容易にするために、BS110aおよびUE120rと通信することができる。中継局はまた、リレーBS、リレーなどと呼ばれることもある。
ワイヤレスネットワーク100は、異なるタイプのBS、たとえば、マクロBS、ピコBS、フェムトBS、リレーなどを含む異種ネットワークとすることができる。これらの異なるタイプのBSは、異なる送信電力レベル、異なるカバレージエリア、およびワイヤレスネットワーク100中の干渉に対する異なる影響を有してよい。たとえば、マクロBSは高い送信電力レベル(たとえば、20ワット)を有することがあり、一方で、ピコBS、フェムトBS、およびリレーはより低い送信電力レベル(たとえば、1ワット)を有することがある。
ワイヤレスネットワーク100は、同期動作または非同期動作をサポートしてよい。同期動作の場合、BSは、同様のフレームタイミングを有することができ、異なるBSからの送信は、時間的にほぼ整合し得る。非同期動作の場合、BSは、異なるフレームタイミングを有する場合があり、異なるBSからの送信は、時間的に整合していない場合がある。本明細書で説明する技法は、同期動作と非同期動作の両方に使用されてよい。
ネットワークコントローラ130は、BSのセットに結合され、これらのBSのための調整および制御を行い得る。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してBS110と通信し得る。BS110はまた、たとえば、直接、または間接的にワイヤレスバックホールもしくは有線バックホールを介して、互いに通信し得る。
UE120(たとえば、120x、120yなど)は、ワイヤレスネットワーク100の全体にわたって分散されてよく、各UEは静止であってよく、またはモバイルであってよい。UEは、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局、顧客構内設備(CPE:Customer Premises Equipment)、セルラーフォン、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、カメラ、ゲームデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイスもしくは医療機器、生体センサー/デバイス、スマートウォッチ、スマート衣料、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリー(たとえば、スマートリング、スマートブレスレットなど)などのウェアラブルデバイス、娯楽デバイス(たとえば、音楽デバイス、ビデオデバイス、衛星無線など)、車両コンポーネントもしくは車両センサー、スマートメータ/センサー、工業生産機器、全地球測位システムデバイス、またはワイヤレス媒体もしくはワイヤード媒体を介して通信するように構成された任意の他の適切なデバイスと呼ばれる場合もある。一部のUEは、発展型デバイスもしくはマシンタイプ通信(MTC)デバイスまたは発展型MTC(eMTC)デバイスと見なされる場合がある。MTC UEおよびeMTC UEは、BS、別のデバイス(たとえば、リモートデバイス)、または何らかの他のエンティティと通信することができる、たとえば、ロボット、ドローン、リモートデバイス、センサー、メータ、モニタ、ロケーションタグなどを含む。ワイヤレスノードは、たとえば、ワイヤード通信リンクまたはワイヤレス通信リンクを介して、ネットワーク(たとえば、インターネットもしくはセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク)のための、またはネットワークへの接続性を提供し得る。一部のUEは、モノのインターネット(IoT)デバイスまたは狭帯域IoT(NB-IoT)デバイスと見なされ得る。
図1において、両矢印を有する実線は、UEとサービングBSとの間の所望の送信を示し、サービングBSは、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でUEにサービスするように指定されたBSである。両矢印を有する破線は、UEとBSとの間の干渉する送信を示す。
特定のワイヤレスネットワーク(たとえば、LTE)は、ダウンリンク上で直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、かつアップリンク上でシングルキャリア周波数分割多重化(SC-FDM)を利用する。OFDMおよびSC-FDMは、システム帯域幅を、一般に、トーン、ビン、サブバンドなどとも呼ばれる、複数の(K個の)直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアは、データで変調され得る。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域において送られ、SC-FDMでは時間領域において送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定される場合があり、サブキャリアの総数(K)は、システム帯域幅に依存する場合がある。たとえば、サブキャリアの間隔は15kHzであってよく、最小のリソース割振り(リソースブロック(RB)と呼ばれる)は12個のサブキャリア(または180kHz)であってよい。その結果、公称FFTサイズは、1.25、2.5、5、10または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、それぞれ、128、256、512、1024または2048に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。たとえば、サブバンドは、1.08MHz(すなわち、6個のRB)をカバーすることができ、1.25、2.5、5、10または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ、1、2、4、8または16個のサブバンドが存在し得る。
本明細書で説明する例の態様はLTE技術に関連付けられ得るが、本開示の態様は、NRなど、他のワイヤレス通信システムに適用可能であり得る。NRは、アップリンクおよびダウンリンク上でCPを用いてOFDMを利用し、時分割複信(TDD)を使用する半二重動作に対するサポートを含み得る。100MHzの単一のコンポーネントキャリア帯域幅がサポートされ得る。NRリソースブロックは、0.1msの持続時間にわたって、サブキャリア帯域幅が75kHzの12個のサブキャリアにまたがり得る。各無線フレームは、10msの長さを有する50個のサブフレームで構成されてもよい。結果として、各サブフレームは0.2msの長さを有することができる。各サブフレームは、データ送信用のリンク方向(すなわち、DLまたはUL)を示してよく、サブフレームごとのリンク方向は、動的に切り替えられてよい。各サブフレームは、DL/ULデータならびにDL/UL制御データを含み得る。NRに関するULサブフレームおよびDLサブフレームは、図6および図7に関して以下でより詳細に説明されるようなものであり得る。ビームフォーミングがサポートされ得、ビーム方向が動的に構成され得る。プリコーディングを用いたMIMO送信もサポートされ得る。DLにおけるMIMO構成は、最大で8個のストリームおよびUEごとに最大で2個のストリームを用いたマルチレイヤDL送信で最大で8個の送信アンテナをサポートし得る。UEごとに最大で2個のストリームを用いたマルチレイヤ送信がサポートされ得る。最大で8個のサービングセルを用いて複数のセルのアグリゲーションがサポートされ得る。代替として、NRは、OFDMベース以外の異なるエアインターフェースをサポートし得る。NRネットワークは、CUおよび/またはDUなどのエンティティを含み得る。
いくつかの例では、エアインターフェースへのアクセスがスケジュールされてよく、スケジューリングエンティティ(たとえば、BS)は、そのサービスエリアまたはセル内のいくつかのまたはすべてのデバイスおよび機器の間で通信のためのリソースを割り振る。本開示内では、以下でさらに説明するように、スケジューリングエンティティは、1つまたは複数の従属エンティティ用のリソースをスケジュールすること、割り当てること、再構成すること、および解放することを担当し得る。すなわち、スケジュールされた通信に対して、従属エンティティは、スケジューリングエンティティによって割り振られたリソースを利用する。BSは、スケジューリングエンティティとして機能し得る唯一のエンティティではない。すなわち、いくつかの例では、UEが、1つまたは複数の従属エンティティ(たとえば、1つまたは複数の他のUE)のためのリソースをスケジュールする、スケジューリングエンティティとして機能し得る。この例では、UEは、スケジューリングエンティティとして機能しており、他のUEは、ワイヤレス通信のためにUEによってスケジュールされたリソースを利用する。UEは、ピアツーピア(P2P)ネットワーク中および/またはメッシュネットワーク中でスケジューリングエンティティとして機能し得る。メッシュネットワーク例では、UEは、スケジューリングエンティティと通信することに加えて、場合によっては互いに直接通信し得る。
したがって、時間-周波数リソースへのスケジュールされたアクセスを伴い、セルラー構成、P2P構成、およびメッシュ構成を有するワイヤレス通信ネットワークでは、スケジューリングエンティティおよび1つまたは複数の従属エンティティは、スケジュールされたリソースを利用して通信し得る。
図2は、図1に示したワイヤレス通信システム内で実装され得る分散型無線アクセスネットワーク(RAN)200の例示的な論理アーキテクチャを示す。5Gアクセスノード206は、アクセスノードコントローラ(ANC)202を含み得る。ANC202は、分散型RAN200の集約ユニット(CU)であってよい。次世代コアネットワーク(NG-CN:next generation core network)204へのバックホールインターフェースは、ANC202において終端し得る。近隣次世代アクセスノード(NG-AN)210へのバックホールインターフェースは、ANC202において終端し得る。ANC202は、1つまたは複数のTRP208を含み得る。上記で説明したように、TRPは「セル」と交換可能に使用され得る。
TRP208は、DUであってよい。TRPは、1つのANC(ANC202)に接続されてよく、または2つ以上のANC(図示せず)に接続されてよい。たとえば、RAN共有、サービスとしての無線(RaaS:radio as a service)、およびサービス固有ANC配置に対して、TRPは2つ以上のANCに接続され得る。TRP208は、1つまたは複数のアンテナポートを含み得る。TRPは、UEへのトラフィックを個別に(たとえば、動的選択)または一緒に(たとえば、共同送信)サービスするように構成され得る。
論理アーキテクチャは、異なる展開タイプにわたるフロントホール(fronthauling)解決策をサポートし得る。たとえば、論理アーキテクチャは、送信ネットワーク能力(たとえば、帯域幅、レイテンシ、および/またはジッタ)に基づき得る。論理アーキテクチャは、特徴および/または構成要素をLTEと共有し得る。NG-AN210は、NRとの二重接続性をサポートし得る。NG-AN210は、LTEおよびNRに対して共通フロントホールを共有し得る。論理アーキテクチャは、TRP208間の協働を可能にし得る。たとえば、協働は、TRP内にプリセットされてよく、かつ/またはANC202を経由してTRPにわたってプリセットされてよい。TRP間インターフェースが存在しない場合がある。
論理アーキテクチャは、分割された論理機能の動的構成を有し得る。図5を参照しながらより詳細に説明するように、無線リソース制御(RRC)レイヤ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤ、無線リンク制御(RLC)レイヤ、媒体アクセス制御(MAC)レイヤ、および物理(PHY)レイヤは、DUまたはCU(たとえば、それぞれTRPまたはANC)に適応可能に配置され得る。BSは、集約ユニット(CU)(たとえば、ANC202)および/または1つもしくは複数の分散ユニット(たとえば、1つもしくは複数のTRP208)を含んでよい。
図3は、本開示のいくつかの態様による、分散型RAN300の例示的な物理アーキテクチャを示す。集中型コアネットワークユニット(C-CU)302が、コアネットワーク機能をホストし得る。C-CU302は、中央に配置されてよい。C-CU機能は、ピーク容量に対処しようとして、(たとえば、アドバンストワイヤレスサービス(AWS)に)オフロードされ得る。集中型RANユニット(C-RU)304が、1つまたは複数のANC機能をホストし得る。C-RU304は、コアネットワーク機能をローカルにホストし得る。C-RU304は、分散配置を有し得る。C-RU304は、ネットワークエッジに近くてよい。DU306は、1つまたは複数のTRPをホストし得る。DU306は、無線周波数(RF)機能を有するネットワークのエッジに配置されてよい。
図4は、本開示の態様を実施するために使用され得る、図1に示すBS110およびUE120の例示的な構成要素を示す。上記で説明したように、BSはTRPを含み得る。BS110およびUE120の1つまたは複数の構成要素は、本開示の態様を実践するために使用され得る。たとえば、UE120のアンテナ452、Tx/Rx222、プロセッサ466、458、464、および/もしくはコントローラ/プロセッサ480、ならびに/またはBS110のアンテナ434、プロセッサ430、420、438、および/もしくはコントローラ/プロセッサ440は、本明細書で説明し、図14および図15を参照しながら示す動作を実行するために使用され得る。
図4は、図1のBSのうちの1つおよびUEのうちの1つであり得る、BS110およびUE120の設計のブロック図を示す。制限された接続シナリオの場合、BS110は図1のマクロBS110cであってよく、UE120はUE120yであってよい。BS110は、何らかの他のタイプのBSであってもよい。BS110は、アンテナ434a〜434tを備えることができ、UE120は、アンテナ452a〜452rを備えることができる。
BS110において、送信プロセッサ420は、データソース412からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ440から制御情報を受信し得る。制御情報は、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)、物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)などに関するものであってよい。データは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)などに関するものであってよい。プロセッサ420は、データおよび制御情報を処理(たとえば、符号化およびシンボルマッピング)して、それぞれデータシンボルおよび制御シンボルを取得することができる。プロセッサ420はまた、たとえば、PSS、SSS、およびセル固有基準信号に関する基準シンボルを生成することもできる。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ430は、適用可能な場合には、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行することができ、出力シンボルストリームを変調器(MOD)432a〜432tに提供することができる。たとえば、TX MIMOプロセッサ430は、RS多重化のために本明細書で説明するいくつかの態様を実行し得る。各変調器432は、(たとえば、OFDMなどのための)それぞれの出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを取得することができる。各変調器432は、出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログに変換、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得することができる。変調器432a〜432tからのダウンリンク信号を、それぞれアンテナ434a〜434tを介して送信してよい。
UE120において、アンテナ452a〜452rは、基地局110からダウンリンク信号を受信することができ、受信信号をそれぞれ復調器(DEMOD)454a〜454rに提供することができる。各復調器454は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得することができる。各復調器454は、(たとえば、OFDMなどのための)入力サンプルをさらに処理して、受信シンボルを取得することができる。MIMO検出器456は、すべての復調器454a〜454rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供することができる。たとえば、MIMO検出器456は、本明細書で説明する技法を使用して送信された検出済みRSを提供し得る。受信プロセッサ458は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)し、UE120のための復号されたデータをデータシンク460に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ480に提供することができる。
アップリンクでは、UE120において、送信プロセッサ464が、データソース462からの(たとえば、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)についての)データ、およびコントローラ/プロセッサ480からの(たとえば、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)についての)制御情報を受信し、処理してよい。送信プロセッサ464はまた、基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ464からのシンボルは、適用可能な場合には、TX MIMOプロセッサ466によってプリコーディングされ、(たとえばSC-FDMなどのために)復調器454a〜454rによってさらに処理され、BS110に送信されてよい。BS110において、UE120からのアップリンク信号は、アンテナ434によって受信され、変調器432によって処理され、適用可能な場合には、MIMO検出器436によって検出され、受信プロセッサ438によってさらに処理されて、UE120によって送られた復号データおよび制御情報を取得し得る。受信プロセッサ438は、データシンク439に復号されたデータを提供し、コントローラ/プロセッサ440に復号された制御情報を提供してよい。
コントローラ/プロセッサ440および480は、それぞれ基地局110およびUE120における動作を指示し得る。基地局110におけるプロセッサ440ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールは、たとえば、図10、図11、図13、および図14に示す機能的ブロックの実施および/または本明細書で説明する技法に対する他のプロセスを実行または指示し得る。UE120におけるプロセッサ480ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールも、本明細書で説明する技法に対するプロセスを実行または指示し得る。メモリ442および482は、それぞれBS110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。スケジューラ444は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジューリングし得る。
図5は、本開示の態様による、通信プロトコルスタックを実装するための例を示す図500を示す。示された通信プロトコルスタックは、5Gシステム(たとえば、アップリンクベースのモビリティをサポートするシステム)内で動作するデバイスによって実装され得る。図500は、無線リソース制御(RRC)レイヤ510、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤ515、無線リンク制御(RLC)レイヤ520、媒体アクセス制御(MAC)レイヤ525、および物理(PHY)レイヤ530を含む通信プロトコルスタックを示す。様々な例では、プロトコルスタックのレイヤは、ソフトウェアの個別のモジュール、プロセッサもしくはASICの部分、通信リンクによって接続された非コロケートデバイスの部分、またはそれらの様々な組合せとして実装され得る。コロケート実装形態および非コロケート実装形態は、たとえば、ネットワークアクセスデバイス(たとえば、AN、CU、および/もしくはDU)またはUEのためのプロトコルスタックの中で使用されてよい。
第1のオプション505-aは、プロトコルスタックの実装が集中ネットワークアクセスデバイス(たとえば、図2のANC202)と分散ネットワークアクセスデバイス(たとえば、図2のDU208)との間で分割される、プロトコルスタックの分割実装形態を示す。第1のオプション505-aでは、RRCレイヤ510およびPDCPレイヤ515は、集約ユニットによって実装されてよく、RLCレイヤ520、MACレイヤ525、およびPHYレイヤ530は、DUによって実装されてよい。様々な例では、CUおよびDUは、コロケートされてよく、またはコロケートされなくてもよい。第1のオプション505-aは、マクロセル配置、マイクロセル配置、またはピコセル配置において有用であり得る。
第2のオプション505-bは、プロトコルスタックが単一のネットワークアクセスデバイス(たとえば、アクセスノード(AN)、ニューラジオ基地局(NB BS)、ニューラジオノードB(NR NB)、ネットワークノード(NN)など)の中で実装される、プロトコルスタックの統合実装形態を示す。第2のオプションでは、RRCレイヤ510、PDCPレイヤ515、RLCレイヤ520、MACレイヤ525、およびPHYレイヤ530は各々、ANによって実装され得る。第2のオプション505-bは、フェムトセル配置において有用であり得る。
ネットワークアクセスデバイスがプロトコルスタックの一部を実装するのか全部を実装するのかにかかわらず、UEは、全プロトコルスタック505-c(たとえば、RRCレイヤ510、PDCPレイヤ515、RLCレイヤ520、MACレイヤ525、およびPHYレイヤ530)を実装してよい。
図6は、DL中心のサブフレーム600(たとえば、スロットとも呼ばれる)の一例を示す図である。DL中心のサブフレーム600は、制御部分602を含み得る。制御部分602は、DL中心のサブフレームの最初の部分または開始部分に存在し得る。制御部分602は、DL中心のサブフレーム600の様々な部分に対応する様々なスケジューリング情報および/または制御情報を含み得る。いくつかの構成では、制御部分602は、図6に示すように、物理DL制御チャネル(PDCCH)であってよい。DL中心のサブフレーム600は、DLデータ部分604も含み得る。DLデータ部分604は、DL中心のサブフレーム600のペイロードと呼ばれ得る。DLデータ部分604は、スケジューリングエンティティ(たとえば、UEまたはBS)から従属エンティティ(たとえば、UE)にDLデータを通信するために利用される通信リソースを含み得る。いくつかの構成では、DLデータ部分604は、物理DL共有チャネル(PDSCH)であってよい。
DL中心のサブフレーム600は、共通UL部分606も含み得る。共通UL部分606は時々、ULバースト、共通ULバースト、および/または様々な他の適切な用語で呼ばれ得る。共通UL部分606は、DL中心のサブフレーム600の様々な他の部分に対応するフィードバック情報を含み得る。たとえば、共通UL部分606は、制御部分602に対応するフィードバック情報を含み得る。フィードバック情報の非限定的な例は、ACK信号、NACK信号、HARQインジケータ、および/または様々な他の適切なタイプの情報を含み得る。共通UL部分606は、ランダムアクセスチャネル(RACH)手順、スケジューリング要求(SR)に関する情報、および様々な他の適切なタイプの情報などの、追加のまたは代替の情報を含み得る。図6に示すように、DLデータ部分604の終わりは、共通UL部分606の始まりから時間的に分離され得る。この時間の分離は、ギャップ、ガード期間、ガードインターバル、および/または様々な他の適切な用語で呼ばれ得る。この分離は、DL通信(たとえば、従属エンティティ(たとえば、UE)による受信動作)からUL通信(たとえば、従属エンティティ(たとえば、UE)による送信)への切替えのための時間を与える。上記はDL中心のサブフレームの一例にすぎず、同様の特徴を有する代替構造が、必ずしも本明細書で説明する態様から逸脱することなく存在し得ることを、当業者は理解されよう。
図7は、UL中心のサブフレーム700の一例を示す図である。UL中心のサブフレーム700は、制御部分702を含み得る。制御部分702は、UL中心のサブフレーム700の最初の部分または開始部分に存在し得る。図7における制御部分702は、図6を参照しながら上記で説明した制御部分602と同様であってよい。UL中心のサブフレーム700は、ULデータ部分704も含み得る。ULデータ部分704は、UL中心のサブフレームのペイロードと呼ばれ得る。UL部分は、従属エンティティ(たとえば、UE)からスケジューリングエンティティ(たとえば、UEまたはBS)にULデータを通信するために利用される通信リソースを指すことがある。いくつかの構成では、制御部分702は、PDCCHであってよい。
図7に示すように、制御部分702の終わりは、ULデータ部分704の始まりから時間的に分離され得る。この時間の分離は、ギャップ、ガード期間、ガードインターバル、および/または様々な他の適切な用語で呼ばれ得る。この分離は、DL通信(たとえば、スケジューリングエンティティによる受信動作)からUL通信(たとえば、スケジューリングエンティティによる送信)への切替えのための時間を与える。UL中心のサブフレーム700は、共通UL部分706も含み得る。図7における共通UL部分706は、図6を参照しながら上記で説明した共通UL部分606と同様であってよい。共通UL部分706は、追加または代替として、チャネル品質インジケータ(CQI)、サウンディング基準信号(SRS)に関する情報、および様々な他の適切なタイプの情報を含み得る。上記はUL中心のサブフレームの一例にすぎず、同様の特徴を有する代替構造が、必ずしも本明細書で説明する態様から逸脱することなく存在し得ることを、当業者は理解されよう。
いくつかの状況では、2つ以上の従属エンティティ(たとえば、UE)はサイドリンク信号を使用して互いに通信することができる。そのようなサイドリンク通信の現実世界の適用例は、公共安全、近接サービス、UEからネットワークへの中継、車両間(V2V)通信、インターネットオブエブリシング(IoE:Internet of Everything)通信、IoT通信、ミッションクリティカルメッシュ、および/または様々な他の適切な適用例を含み得る。一般に、サイドリンク信号は、スケジューリングおよび/または制御のためにスケジューリングエンティティが利用され得るにもかかわらず、スケジューリングエンティティ(たとえば、UEまたはBS)を通じてその通信を中継せずに、ある従属エンティティ(たとえば、UE1)から別の従属エンティティ(たとえば、UE2)に通信される信号を指す場合がある。いくつかの例では、サイドリンク信号は、(通常は免許不要スペクトルを使用するワイヤレスローカルエリアネットワークとは異なり)免許必要スペクトルを使用して通信されてよい。
補助アップリンク上のランダムアクセス応答のあいまいさ除去(disambiguation)の例
いくつかのワイヤレス通信システム配置は、キャリアアグリゲーション(CA)方式の一部として複数のダウンリンク(DL)コンポーネントキャリア(CC)を利用する。たとえば、1次DL CCに加えて、1つまたは複数の補助DL(SDL)CCが、ワイヤレス通信システムにおいてデータスループットおよび/または信頼性を強化するために使用される場合がある。
図8に示すように、NRの場合、補助アップリンク(SUL)も利用される場合がある。補助アップリンク(UL)は、一般に、セル内に対応するDL CCを有することなく、UL CC802が利用される通信システムを指すことができる。示すように、SULは、UE120からBS110への送信に利用され得る。言い換えれば、SULは、一般に、NRデバイス(すなわち、UE120またはBS110)の観点から、1つのキャリアに対して唯一のULリソースが存在する場合を指すことができる。本開示の態様は、(1次)UL CCまたはSUL CCのいずれかの上のRACH送信を可能にするシステム内でRACH手順をサポートして可能にするのを助け得る技法を提供する。
図9は、NRの観点から1つのキャリア(たとえば、サブ6GHzまたはmm波)に対して唯一のULリソースを有する(対応するDLリソースをもたない)相補的アクセスリンクのために使用され得るNRにおけるSUL動作に対する例示的な周波数リソース900を示す。示すように、周波数分割複信(FDD)を使用するセル内のUE(たとえば、図1および図8に示すUE120)は、一complementary組の周波数リソース902上でDL送信を受信し得、対応する一組の周波数リソース904上およびSULリソース910上でUL送信を送信し得、それらは、サブ6GHzまたはmm波の周波数であり得る。
SUL CCは、NR TDDおよびNR FDDのシナリオに対する相補的アクセスリンクとして使用され得る。言い換えれば、UEは、NR TDDもしくはNR FDDのアップリンク周波数またはSUL周波数のいずれかにおける物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースを選択し得る。SUL周波数は、LTE UL通信(たとえば、少なくともNRスペクトルが6GHzより低い場合に対する)と共有される周波数であり得る。そのような共存を可能にするために、NR物理レイヤ設計に対する影響を最小化することが望ましいであろう。NRの場合、UE初期アクセスは、SULキャリアに対するRACH構成に基づいてよい。SULキャリアに対するRACH構成は、たとえば、残りの最小システム情報(RMSI:remaining minimum system information)内でブロードキャストされ得る。
SULキャリアに対する構成情報は、UEがそのSULキャリアのみを介してRACH手順を完了するのに十分であり得る(たとえば、構成情報は、すべての必要な電力制御パラメータを含み得る)。SULキャリアに対する構成情報は、しきい値も含み得る。たとえば、UEがRMSIを受信するDLキャリア上でUEによって測定される基準信号受信電力(RSRP:reference signal receive power)がしきい値より低い場合(およびおそらくはその場合のみ)、UEは、初期アクセスのためにそのSULキャリアを選択するように構成され得る。
UEがSULキャリア上でRACH手順(すなわち、PRACH手順)を開始する場合、RACH手順は、そのキャリア上で行われるRACH手順のすべてのアップリンク送信(たとえば、Msg1、Msg3)によって完了され得る。RACH手順に関連するすべてのダウンリンク送信(たとえば、Msg2およびMsg4)は、DL周波数リソース上で行われ得る。
ネットワークは、経路損失およびタイミングアドバンス獲得のために(たとえば、SUL CCを介して)任意のアップリンクキャリア上でRACH手順を開始するために接続モードUEを要求することができる場合がある。
LTEでは、eNBは、UEによって送信されたランダムアクセス(RA)プリアンブルに対する応答としてランダムアクセス応答(RAR)を生成し得る。RARを搬送するPDSCHをスケジュールするPDCCHのCRCは、ランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA-RNTI:random access radio network temporary identifier)によってスクランブルされ、RA-RNTIは、知られている関係
RA-RNTI=1+tid+10*fid
に基づいてランダムアクセスプリアンブルを送信するために、どの時間-周波数リソースがUEによって利用されたかを明確に識別し、上式で、tidおよびfidは、対応するPRACHプリアンブルの時間リソースインデックスおよび周波数リソースインデックスである。
複数のUEが同じPRACH時間および周波数リソースを使用するが異なるRAプリアンブルを使用するときに、同じRA-RNTIが複数のUEにアドレス指定するために使用され得る。この場合、(PDSCHの)MAC PDUは、各UEについて1つの複数のMAC RARを含む。各UEに対するMAC RARは、関連したMAC PDUサブヘッダ内のUEによって使用されるRAプリアンブルのランダムアクセスプリアンブル識別子(RAPID:Random Access Preamble Identifier)によって識別される。
図10は、本開示のいくつかの態様による、複数のランダムアクセス応答(RAR)1020を含む例示的なMAC PDU1000を示す。MAC PDUは、MACヘッダ1002とMACペイロード1004とを含む。示すように、MACヘッダ内のRARサブヘッダ1010k(ここでkは{1, ..., n}の要素である)は、MACペイロード内のMAC RAR1020kと関連付けられる。MACヘッダは、複数のRARサブヘッダおよびバックオフインジケータ(BI)サブヘッダ1030を含み得る。BIサブヘッダは、たとえば、拡張(E)フィールド1034、タイプ(T)フィールド1036、2つの保有された(R)フィールド1038および1039、ならびに4ビットのBIフィールド1032を含み得る。BIフィールドは、セル内の過負荷状態を示し、競合ベースRA手順を実行するUEによって受信されるときに競合解消のためにバックオフ時間をリセットする。示すように、各RARサブヘッダは、これらのフィールド
E(1ビット):拡張フィールド1012、
T(1ビット):タイプフィールド1014、および
RAPID1016(6ビット)
を含み得る。
例示的なRARは、それぞれ、6オクテット(すなわち、48ビット)1040、1050、1060、1070、1080および1090を含む。例示的なRARは、第1のオクテット1040内に、保有された(R)ビットフィールド1042を含み得る。第1のオクテット内の残りのビット1044および第2のオクテットの最初の4ビット1052は、例示的なRAR内に含まれるタイミングアドバンスコマンドであり得る。第2のオクテット内の残りのビット1054ならびに第3のオクテット1060および第4のオクテット1070のビットは、RARのULグラントを伝達し得る。第5のオクテット1080および第6のオクテット1090のビットは、RARがそこに宛てられるUEに、セルによって割り当てられる一時的なセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI:cell radio network temporary identifier)を伝達し得る。
NRでは、RAプリアンブルは、UL CCまたはSUL CCのいずれかの上で送信され得るが、RARは、常に同じDL CC上で送信される。本明細書で説明する態様によれば、RARにおけるあいまいさを回避するために、PRACHリソースは、周波数インデックス、時間インデックス、RAPID(LTEと同じ)、およびULキャリア(ULまたはSUL)インデックスによって識別され得る。
いくつかの態様は、バックオフインジケータ(BI)に対するあいまいさ除去を提供する。多くの配置では、ULおよびSUL上の負荷条件は異なることがあり、たとえば、それらのうちの1つは過負荷であり得る一方で、他の1つは軽負荷である。それゆえ、BIサブヘッダがRAR MAC PDUのMACヘッダ内に存在するとき、バックオフインジケータが効果的であるキャリア(ULまたはSUL)を指定することが有利である場合がある。場合によっては、これは、BIサブヘッダ内にキャリアインジケータフィールドを追加することによって行われ得る。現在のBIサブヘッダ内の保有されたフィールドは、本開示に従って構築されるBIサブヘッダ内のキャリアインジケータフィールドのために使用され得る。
図11は、本開示の態様による、キャリア表示を有する例示的なBIサブヘッダ1100を示す。例示的なBIサブヘッダは、1ビットキャリアインジケータ(CI)フィールド1102を含み得る。例示的なBIサブヘッダは、拡張(E)フィールド1104、タイプ(T)フィールド1106、保有されたフィールド1108、およびバックオフインジケータ(BI)フィールド1110も有し、それらは、図10を参照しながら上記で説明したLTE BIサブヘッダ内のフィールドと同様である。
場合によっては、キャリア表示は、RARとともに提供され得る。第1のオプションによれば、キャリア表示は、RA-RNTIによって提供され得る。たとえば、RA-RNTIの異なる独立したセットは、以下のように、UL CCおよびSUL CCを示すために使用され得る。
RA-RNTIUL=1+tid+NFxfid、ここで
NFは、周波数割振り内の時間領域RACHリソースの最大数に関連する(たとえば、等しい)定数であり、
tidは、UL CCに対する対応するPRACHのスロットおよびシンボルを識別する時間リソース識別子であり、
fidは、UL CCに対する対応するPRACHの周波数リソース識別子である、および
RA-RNTISUL=1+tid+NFxfidSUL、ここで
NFは定数であり、
tidは、SUL CCに対する対応するPRACHのスロットおよびシンボルを識別する時間リソース識別子であり、
fidは、SUL CCに対する対応するPRACHの周波数リソース識別子であり、
ΔSULは、NFとは異なることがある別の定数である。
tidの変化によって引き起こされ得るRA-RNTIに対する変化の範囲の外にある(たとえば、その範囲より大きい)RA-RNTIに対する変化を、fidに対する変化が引き起こすほどに、NFは十分大きくあり得る。同様に、ΔSULは、RA-RNTIULの範囲とRA-RNTISULの範囲とが重複しないほどに十分大きくあり得る。たとえば、tidはシンボル識別子(sid、ここで0≦sid<14)とスロット識別子(slotid、ここで0≦slotid<80)の定数(たとえば、14)倍との和として計算され、NFは1120であり、fidは(0〜8)の範囲にあり(すなわち、0≦fid<8)、ΔSULは8960掛けるキャリア識別子(たとえば、0≦carrierid≦1)に等しく設定され得る。RAR窓の間に、UL CC上でRAプリアンブルを送信したUEは、RA-RNTIULによってPDCCHをモニタする一方で、SUL CC上でRAプリアンブルを送信したUEは、RA-RNTISULによってPDCCHをモニタする。
第2のオプションによれば、キャリア表示は、MAC PDUサブヘッダによって提供され得る。たとえば、以下で説明する図12に示すように、MAC RARと関連付けられたMAC PDUサブヘッダは、キャリア識別子フィールドならびにRAPID(ランダムアクセスプリアンブル識別子)を含有し得る。
図12は、本開示の態様による例示的なNR MACサブヘッダ1200を示す。例示的なNR MACサブヘッダは、2つのオクテット1210および1230(すなわち、16ビット)を含み、1ビットキャリアインジケータ(CI)フィールド1212、拡張(E)フィールド1214、タイプ(T)フィールド1216、ならびにRAPIDに対する2つのフィールド1218および1232を含み得る。例示的なNR MACサブヘッダは、保有された(R)ビット1234も有し得る。
第3のオプションによれば、キャリア表示は、MAC RARによって提供され得る。たとえば、MAC RARは、PUSCH上の(RA手順の)Msg3送信に対する20ビットULグラントを含有し得る。MAC RAR内のULグラントは、PUSCHがUL CC上で送信されるかまたはSUL CC上で送信されるかを示すためのキャリアインジケータフィールドを含有することができる。Msg3送信はMsg1と同じキャリア上で行われるので、Msg3送信に対するキャリアとMsg1送信(すなわち、RAプリアンブル送信)が発生したキャリアの両方をグラント内のCIが示すという点において、ULグラント内のCIはRARのあいまいさを除去することができる。
図13は、本開示のいくつかの態様による、CIを有する例示的なRAR1300を示す。例示的なRARは、図10に示すRAR1020と同様に6オクテット(すなわち、48ビット)を含む。例示的なRARは、第1のオクテット1310内にCIフィールド1312を含み得る。第1のオクテットの第1のビットは、図10に示すRARの第1のオクテット1040内の保有されたビット1042であることに留意されたい。第1のオクテット内の残りのビット1314および第2のオクテットの最初の4ビット1322は、例示的なRAR内に含まれるタイミングアドバンスコマンドであり得る。第2のオクテット内の残りのビット1324ならびに第3のオクテット1330および第4のオクテット1340のビットは、RARのULグラントを伝達し得る。第5のオクテット1350および第6のオクテット1360のビットは、RARがそこに宛てられるUEにセルによって割り当てられる一時的なセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)を伝達し得る。
本開示の態様によれば、2つ以上のSUL CCが1つのセル内でサポートされる場合、RA-RNTIセットの数(すなわち、上記で説明した)および/またはキャリアインジケータフィールドのサイズ(すなわち、図11〜図13を参照しながら上記で説明する)は、それに応じて増加し得る。DL送信リソースおよび/またはUL送信リソースは、CAシナリオにおける複数のコンポーネントキャリアから成り得るが、1次コンポーネントキャリア(PCC)のみがPRACHリソースを含有する。
図14は、本開示の態様による、図1および図4に示すBS110などの基地局(BS)によるワイヤレス通信のための例示的な動作を示す。
動作1400は、BSが、少なくとも1つのアップリンク(UL)コンポーネントキャリア(CC)および少なくとも1つの補助アップリンク(SUL)CCを含む複数のCCのうちの第1のCC上でランダムアクセス(RA)プリアンブルを受信することで、ブロック1402において開始する。たとえば、BS110は、少なくとも1つのUL CCおよびSUL CCを含む複数のCCのSUL CC上でランダムアクセス(RA)プリアンブルを(たとえば、UE120から)受信する。
ブロック1404において、動作1400は、BSがRAプリアンブルに対する応答を送信することで継続し、応答は第1のCCを示す。例を継続すると、図13を参照しながら上記で説明したように、BS110はRAプリアンブルに応答してRARを送信し、RARはRARのCIフィールド内のSUL CCを示す。
図15は、本開示の態様による、図1および図4に示すUE120などのユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための例示的な動作を示す。
動作1500は、UEが、少なくとも1つのアップリンク(UL)コンポーネントキャリア(CC)および少なくとも1つの補助アップリンク(SUL)CCを含む複数のCCのうちの第1のCC上でランダムアクセス(RA)プリアンブルを送信することで、ブロック1502において開始する。たとえば、UE120は、少なくとも1つのUL CCおよびSUL CCを含む複数のCCのSUL CC上でランダムアクセス(RA)プリアンブルを送信する。
ブロック1504において、動作1500は、UEがRAプリアンブルに対する応答を受信することで継続し、応答は第1のCCを示す。例を継続すると、図13を参照しながら上記で説明したように、UE120はRAR内のRAプリアンブルに対する応答を(たとえば、BS110から)受信し、RARはRARのCIフィールド内のSUL CCを示す。
本明細書で開示する方法は、説明した方法を実現するための1つまたは複数のステップまたはアクションを含む。方法ステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく互いに入れ替えられ得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく修正され得る。
本明細書で使用する場合、項目の列挙「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-c、ならびに複数の同じ要素を有する任意の組合せ(たとえば、a-a、a-a-a、a-a-b、a-a-c、a-b-b、a-c-c、b-b、b-b-b、b-b-c、c-c、およびc-c-c、または任意の他の順序のa、b、およびc)を包含するものとする。
本明細書で使用する「決定すること」という用語は、幅広い様々なアクションを包含する。たとえば、「決定すること」は、算出すること、計算すること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造においてルックアップすること)、確認することなどを含んでよい。また、「決定すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリ内のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選出すること、確立することなどを含み得る。
前述の説明は、いかなる当業者も、本明細書で説明した様々な態様を実践することが可能になるように提供される。これらの態様の様々な変更が、当業者には容易に明らかになり、本明細書において規定される一般原理は、他の態様に適用される場合がある。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示した態様に限定されるものではなく、クレーム文言と一致するすべての範囲を与えられるべきであり、単数形での要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味するものとする。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は、1つまたは複数を指す。当業者に知られているか、または後で知られることになる、本開示全体にわたって説明した様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的均等物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。その上、本明細書で開示したものは、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公に供されるものではない。請求項の要素は、要素が「のための手段」という句を使用して明確に列挙されていない限り、または方法クレームの場合、要素が「のためのステップ」という句を使用して列挙されていない限り、米国特許法112条第6段落の規定に基づいて解釈されるべきではない。
上記で説明した方法の様々な動作は、対応する機能を実行することが可能な任意の適切な手段によって実行され得る。手段は、限定はしないが、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはプロセッサを含む、様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素および/またはモジュールを含み得る。一般に、図に示される動作がある場合、それらの動作は、同様の番号を付された対応する相対物のミーンズプラスファンクション構成要素を有し得る。
たとえば、送信するための手段および/または受信するための手段は、基地局110の送信プロセッサ420、TX MIMOプロセッサ430、受信プロセッサ438、もしくはアンテナ434、および/またはユーザ機器120の送信プロセッサ464、TX MIMOプロセッサ466、受信プロセッサ458、もしくはアンテナ452のうちの1つまたは複数を含み得る。加えて、生成するための手段、多重化するための手段、および/または適用するための手段は、基地局110のコントローラ/プロセッサ440および/またはユーザ機器120のコントローラ/プロセッサ480などの1つまたは複数のプロセッサを含み得る。
本開示に関連して説明する様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよいが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装されてもよい。
ハードウェアにおいて実装される場合、例示的なハードウェア構成は、ワイヤレスノード内の処理システムを含み得る。処理システムは、バスアーキテクチャを用いて実装され得る。バスは、処理システムの特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含んでよい。バスは、プロセッサ、機械可読媒体、およびバスインターフェースを含む様々な回路を互いにリンクさせ得る。バスインターフェースは、バスを介して、とりわけ、処理システムにネットワークアダプタを接続するために使用され得る。ネットワークアダプタは、PHYレイヤの信号処理機能を実装するために使用され得る。ユーザ端末120(図1参照)の場合、ユーザインターフェース(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、マウス、ジョイスティックなど)がバスに接続されてもよい。バスは、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、電力管理回路などの様々な他の回路をリンクさせる場合があるが、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上は説明しない。プロセッサは、1つまたは複数の汎用プロセッサおよび/または専用プロセッサを用いて実装されてよい。例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSPプロセッサ、およびソフトウェアを実行できる他の回路が含まれる。当業者は、特定の適用例とシステム全体に課せられた全体的な設計制約とに応じて処理システムに関する上述の機能を最も適切に実装するにはどうすべきかを認識するであろう。
ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または他の名称で呼ばれるかどうかにかかわらず、命令、データ、またはそれらの任意の組合せを意味するように広く解釈されるべきである。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの伝達を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。プロセッサは、機械可読記憶媒体に記憶されたソフトウェアモジュールの実行を含む、バスおよび一般的な処理を管理することを担い得る。コンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読み取ることができ、かつその記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合されてよい。代替として、記憶媒体は、プロセッサと一体であってよい。例として、機械可読媒体は、送信線路、データによって変調された搬送波、および/またはワイヤレスノードとは別個の命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体を含んでよく、これらはすべて、バスインターフェースを介してプロセッサによってアクセスされる場合がある。代替としてまたは追加として、機械可読媒体またはその任意の部分は、キャッシュおよび/または汎用レジスタファイルと同様にプロセッサに統合されてよい。機械可読記憶媒体の例は、例として挙げると、RAM(ランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリ、ROM(読取り専用メモリ)、PROM(プログラマブル読取り専用メモリ)、EPROM(消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)、EEPROM(電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)、レジスタ、磁気ディスク、光ディスク、ハードドライブ、もしくは任意の他の適切な記憶媒体、またはそれらの任意の組合せがあり得る。機械可読媒体はコンピュータプログラム製品内で具現化されてよい。
ソフトウェアモジュールは、単一の命令または多くの命令を含み得、いくつかの異なるコードセグメントにわたって、異なるプログラム間で、また複数の記憶媒体にわたって、分散され得る。コンピュータ可読媒体は、いくつかのソフトウェアモジュールを含んでよい。ソフトウェアモジュールは、プロセッサなどの装置によって実行されると、処理システムに様々な機能を実行させる命令を含む。ソフトウェアモジュールは、送信モジュールと受信モジュールとを含んでよい。各ソフトウェアモジュールは、単一の記憶デバイス内に存在しても、または複数の記憶デバイスにわたって分散されてよい。例として、トリガイベントが発生したときに、ソフトウェアモジュールは、ハードドライブからRAMにロードされてよい。ソフトウェアモジュールの実行中、プロセッサは、アクセス速度を高めるために、命令のうちのいくつかをキャッシュにロードしてよい。1つまたは複数のキャッシュラインが、次いで、プロセッサによって実行されるように汎用レジスタファイルにロードされてよい。以下でソフトウェアモジュールの機能に言及する場合、そのような機能は、そのソフトウェアモジュールからの命令を実行するときにプロセッサによって実装されることが理解されよう。
また、任意の接続が、適切にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線(IR)、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザを用いてデータを光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形媒体)を含んでよい。加えて、他の態様の場合、コンピュータ可読媒体は、一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、信号)を含んでよい。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲に含まれるべきである。
したがって、いくつかの態様は、本明細書で提示した動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を含んでよい。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書で説明した動作を実行するように1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である命令が記憶された(および/または符号化された)コンピュータ可読媒体を含んでよい。たとえば、本明細書で説明し、図14および図15に示す動作を実行するための命令。
さらに、本明細書で説明する方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合、ユーザ端末および/または基地局によってダウンロードおよび/または別の方法で取得されてよいことを理解されたい。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書で説明する方法を実行するための手段の転送を容易にするためにサーバに結合されてよい。代替的に、本明細書で説明する様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が記憶手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなどの物理的記憶媒体など)をデバイスに結合または提供すると様々な方法を取得することができるように、記憶手段を介して提供されてよい。さらに、本明細書で説明する方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の適切な技法が利用されてよい。
特許請求の範囲が上記で示した厳密な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく、上記で説明した方法および装置の構成、動作、および詳細において、様々な修正、変更、および変形が加えられてよい。
100 ワイヤレスネットワーク
102a マクロセル
102b マクロセル
102c マクロセル
102x ピコセル
102y フェムトセル
102z フェムトセル
110 基地局(BS)
110a BS
110b BS
110c BS、マクロBS
110r 中継局
110x BS
110y BS
110z BS
120 UE、ユーザ機器、ユーザ端末
120r UE
120x UE
120y UE
130 ネットワークコントローラ
200 分散型無線アクセスネットワーク(RAN)、ローカルアーキテクチャ、アーキテクチャ
202 アクセスノードコントローラ(ANC)
204 次世代コアネットワーク(NG-CN)
206 5Gアクセスノード
208 TRP、DU
210 次世代AN(NG-AN)
222 Tx/Rx
300 分散型RAN
302 集中型コアネットワークユニット(C-CU)
304 集中型RANユニット(C-RU)
306 DU
412 データソース
420 プロセッサ、送信プロセッサ
432 変調器、BS変調器/復調器
432a〜432t 変調器(MOD)
434 アンテナ
434a〜434t アンテナ
436 MIMO検出器
438 プロセッサ、受信プロセッサ
439 データシンク
440 コントローラ/プロセッサ、プロセッサ
442 メモリ
444 スケジューラ
452 アンテナ
452a〜452r アンテナ
454 復調器
454a〜454r 復調器(DEMOD)
456 MIMO検出器
458 プロセッサ、受信プロセッサ
462 データソース
464 プロセッサ、送信プロセッサ
466 プロセッサ、TX MIMOプロセッサ
480 コントローラ/プロセッサ、プロセッサ
500 図
505-a 第1のオプション
505-b 第2のオプション
505-c 全プロトコルスタック
510 無線リソース制御(RRC)レイヤ
515 パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤ
520 無線リンク制御(RLC)レイヤ
525 媒体アクセス制御(MAC)レイヤ
530 物理(PHY)レイヤ
600 DL中心のサブフレーム
602 制御部分
604 DLデータ部分
606 共通UL部分
700 UL中心のサブフレーム
702 制御部分
704 ULデータ部分
706 共通UL部分
802 アップリンク(UL)コンポーネントキャリア(CC)
900 周波数リソース
902 一組の周波数リソース
904 対応する一組の周波数リソース
1000 媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDU)
1002 MACヘッダ
1004 MACペイロード
1010k ランダムアクセス応答(RAR)サブヘッダ
1012 拡張(E)フィールド
1014 タイプ(T)フィールド
1016 ランダムアクセスプリアンブル識別子(RAPID)
1020 RAR
1020k MAC RAR
1030 バックオフインジケータ(BI)サブヘッダ
1032 BIフィールド
1034 Eフィールド
1036 Tフィールド
1038 保有された(R)フィールド
1039 保有された(R)フィールド
1040 第1のオクテット
1042 第1のオクテット内の保有された(R)ビットフィールド
1044 第1のオクテット内の残りのビット
1050 第2のオクテット
1052 第2のオクテットの最初の4ビット
1054 第2のオクテット内の残りのビット
1060 第3のオクテット
1070 第4のオクテット
1080 第5のオクテット
1090 第6のオクテット
1100 BIサブヘッダ
1102 1ビットキャリアインジケータ(CI)フィールド
1104 Eフィールド
1106 Tフィールド
1108 保有されたフィールド
1110 BIフィールド
1200 ニューラジオ(NR)MACサブヘッダ
1210 オクテット
1212 1ビットCIフィールド
1214 Eフィールド
1216 Tフィールド
1218 RAPIDに対するフィールド
1230 オクテット
1232 RAPIDに対するフィールド
1234 保有された(R)ビット
1300 RAR
1310 第1のオクテット
1312 CIフィールド
1314 第1のオクテット内の残りのビット
1322 第2のオクテット内の最初の4ビット
1324 第2のオクテット内の残りのビット
1330 第3のオクテット
1340 第4のオクテット
1350 第5のオクテット
1360 第6のオクテット
1400 動作
1500 動作

Claims (28)

  1. 基地局(BS)によって実行されるワイヤレス通信のための方法であって、
    少なくとも1つのアップリンク(UL)コンポーネントキャリア(CC)および少なくとも1つの補助アップリンク(SUL)CCを含む複数のCCのうちの第1のCC上でランダムアクセス(RA)プリアンブルを受信するステップと、
    前記RAプリアンブルに対する応答を送信するステップと
    を含み、前記応答が前記第1のCCを示す、方法。
  2. 前記応答が、前記第1のCCを示すキャリアインジケータ(CI)フィールドを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記応答が、前記CIフィールドを含むバックオフインジケータ(BI)サブヘッダを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記応答が、前記CIフィールドを含むランダムアクセス応答(RAR)サブヘッダを含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記応答が、前記CIフィールドを含むランダムアクセス応答(RAR)を含む、請求項2に記載の方法。
  6. 前記応答が、前記第1のCCを示すランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA-RNTI)によってスクランブルされる物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を含む、請求項1に記載の方法。
  7. tidは、前記第1のCCに対する前記RAプリアンブルの時間リソース識別子であり、
    NFは定数であり、
    fidは、前記第1のCCに対する前記RAプリアンブルの周波数リソース識別子であり、
    ΔSULは、前記SUL CCを示す値であり、
    前記方法が、
    前記RA-RNTIを
    前記第1のCCが前記SUL CCでないときは、RA-RNTI=1+tid+NFxfidとして計算するステップと、
    前記RA-RNTIを
    前記第1のCCが前記SUL CCであるときは、RA-RNTI=1+tid+NFxfidSULとして計算するステップと
    をさらに含む、請求項6に記載の方法。
  8. ユーザ機器によって実行されるワイヤレス通信のための方法であって、
    少なくとも1つのアップリンク(UL)コンポーネントキャリア(CC)および少なくとも1つの補助アップリンク(SUL)CCを含む複数のCCのうちの第1のCC上でランダムアクセス(RA)プリアンブルを送信するステップと、
    前記RAプリアンブルに対する応答を受信するステップと
    を含み、前記応答が前記第1のCCを示す、方法。
  9. 前記応答が、前記第1のCCを示すキャリアインジケータ(CI)フィールドを含み、前記方法が、
    前記第1のCCの表示に部分的に基づいて、前記応答が前記RAプリアンブルに対するものであると決定するステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記応答が、前記CIフィールドを含むバックオフインジケータ(BI)サブヘッダを含み、前記方法が、
    前記BIヘッダ内の情報に基づいて、ある期間の間、前記第1のCC上で別のRAプリアンブルを送信することを控えることを決定するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記応答が、前記CIフィールドを含むランダムアクセス応答(RAR)サブヘッダを含み、前記方法が、
    前記応答が前記RAプリアンブルに対するものであると決定することに応答して、前記第1のCC上で物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)手順のメッセージ3(Msg3)を送信するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  12. 前記応答が、前記CIフィールドを含むランダムアクセス応答(RAR)を含み、前記方法が、
    前記応答が前記RAプリアンブルに対するものであると決定することに応答して、前記第1のCC上で物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)手順のメッセージ3(Msg3)を送信するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  13. 前記応答が、前記第1のCCを示すランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA-RNTI)によってスクランブルされる物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を含み、前記方法が、
    前記応答が前記RAプリアンブルに対するものであると決定することに応答して、前記第1のCC上で物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)手順のメッセージ3(Msg3)を送信するステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  14. 前記応答が、前記第1のCCを示すランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA-RNTI)によってスクランブルされる物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を含み、
    tidが、前記第1のCCに対する前記RAプリアンブルの時間リソース識別子であり、
    NFが定数であり、
    fidが、前記第1のCCに対する前記RAプリアンブルの周波数リソース識別子であり、
    ΔSULが、前記SUL CCを示す値であり、
    前記方法が、
    前記RA-RNTIを
    前記第1のCCが前記SUL CCでないときは、RA-RNTI=1+tid+NFxfidとして計算するステップと、
    前記RA-RNTIを
    前記第1のCCが前記SUL CCであるときは、RA-RNTI=1+tid+NFxfidSULとして計算するステップと
    をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  15. ワイヤレス通信のための装置であって、
    少なくとも1つのアップリンク(UL)コンポーネントキャリア(CC)および少なくとも1つの補助アップリンク(SUL)CCを含む複数のCCのうちの第1のCC上でランダムアクセス(RA)プリアンブルを基地局(BS)に受信させることと、
    前記RAプリアンブルに対する応答を前記BSに送信させることと
    を行うように構成されたプロセッサであって、前記応答が前記第1のCCを示す、プロセッサと、
    前記プロセッサに結合されたメモリと
    を備える、装置。
  16. 前記応答を前記BSに送信させることが、前記第1のCCを示すキャリアインジケータ(CI)フィールドを前記BSに送信させること含む、請求項15に記載の装置。
  17. 前記応答を前記BSに送信させることが、前記CIフィールドを含むバックオフインジケータ(BI)サブヘッダを前記BSに送信させること含む、請求項16に記載の装置。
  18. 前記応答を前記BSに送信させることが、前記CIフィールドを含むランダムアクセス応答(RAR)サブヘッダを前記BSに送信させること含む、請求項16に記載の装置。
  19. 前記応答を前記BSに送信させることが、前記CIフィールドを含むランダムアクセス応答(RAR)を前記BSに送信させること含む、請求項16に記載の装置。
  20. 前記応答を前記BSに送信させることが、前記第1のCCを示すランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA-RNTI)によってスクランブルされる物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を前記BSに送信させることを含む、請求項15に記載の装置。
  21. tidが、前記第1のCCに対する前記RAプリアンブルの時間リソース識別子であり、
    NFが定数であり、
    fidが、前記第1のCCに対する前記RAプリアンブルの周波数リソース識別子であり、
    ΔSULが、前記SUL CCを示す値であり、
    前記プロセッサが、
    前記RA-RNTIを
    前記第1のCCが前記SUL CCでないときは、RA-RNTI=1+tid+NFxfidとして計算することと、
    前記RA-RNTIを
    前記第1のCCが前記SUL CCであるときは、RA-RNTI=1+tid+NFxfidSULとして計算することと
    を行うようにさらに構成される、請求項20に記載の装置。
  22. ワイヤレス通信のための装置であって、
    少なくとも1つのアップリンク(UL)コンポーネントキャリア(CC)および少なくとも1つの補助アップリンク(SUL)CCを含む複数のCCのうちの第1のCC上でランダムアクセス(RA)プリアンブルをユーザ機器(UE)に送信させることと、
    前記RAプリアンブルに対する応答を前記UEに受信させることと
    を行うように構成されたプロセッサであって、前記応答が前記第1のCCを示す、プロセッサと、
    前記プロセッサに結合されたメモリと
    を備える、装置。
  23. 前記応答が、前記第1のCCを示すキャリアインジケータ(CI)フィールドを含み、前記プロセッサが、
    前記第1のCCの表示に部分的に基づいて、前記応答が前記RAプリアンブルに対するものであると決定するようにさらに構成される、請求項22に記載の装置。
  24. 前記応答が、前記CIフィールドを含むバックオフインジケータ(BI)サブヘッダを含み、前記プロセッサが、
    前記BIサブヘッダ内の情報に基づいてある期間の間、前記第1のCC上で別のRAプリアンブルを送信することを控えることを決定するようにさらに構成される、請求項23に記載の装置。
  25. 前記応答が、前記CIフィールドを含むランダムアクセス応答(RAR)サブヘッダを含み、前記プロセッサが、
    前記応答が前記RAプリアンブルに対するものであると決定することに応答して、前記第1のCC上で物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)手順のメッセージ3(Msg3)を前記UEに送信させるようにさらに構成される、請求項23に記載の装置。
  26. 前記応答が、前記CIフィールドを含むランダムアクセス応答(RAR)を含み、前記プロセッサが、
    前記応答が前記RAプリアンブルに対するものであると決定することに応答して、前記第1のCC上で物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)手順のメッセージ3(Msg3)を前記UEに送信させるようにさらに構成される、請求項23に記載の装置。
  27. 前記応答が、前記第1のCCを示すランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA-RNTI)によってスクランブルされる物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を含み、前記プロセッサが、
    前記応答が前記RAプリアンブルに対するものであると決定することに応答して、前記第1のCC上で物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)手順のメッセージ3(Msg3)を前記UEに送信させるようにさらに構成される、請求項22に記載の装置。
  28. 前記応答が、前記第1のCCを示すランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA-RNTI)によってスクランブルされる物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を含み、
    tidが、前記第1のCCに対する前記RAプリアンブルの時間リソース識別子であり、
    NFが定数であり、
    fidが、前記第1のCCに対する前記RAプリアンブルの周波数リソース識別子であり、
    ΔSULが、前記SUL CCを示す値であり、
    前記プロセッサが、
    前記RA-RNTIを
    前記第1のCCが前記SUL CCでないときは、RA-RNTI=1+tid+NFxfidとして計算することと、
    前記RA-RNTIを
    前記第1のCCが前記SUL CCであるときは、RA-RNTI=1+tid+NFxfidSULとして計算することと
    を行うようにさらに構成される、請求項22に記載の装置。
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