JP2021196220A - 処理装置および該処理装置の制御方法 - Google Patents

処理装置および該処理装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】診断装置に対して送信される情報量を低減するとともに、該診断装置における処理負荷を低減することができる処理装置を提供する。【解決手段】第1処理装置20は、対象機器1の診断を行う診断装置50に対して、該対象機器1に関する情報を検出する第1〜3センサ10a〜10cの出力情報の特徴を示す特徴情報を無線通信により送信する処理装置であって、複数のセンサ10a〜10cについて所定サンプリング間隔で出力情報を取得する取得部20aと、特徴情報を取得する特徴情報処理を実行する実行部20bと、特徴情報を前記診断装置50に対して送信する送信部20dと、を備え、特徴情報処理では、第1〜3センサ10a〜10cの各出力情報について、所定サンプリング間隔よりも長い所定期間毎に周波数分析が行われて周波数分布が取得され、各周波数分布において強度の高い順に所定個数の周波数値が抽出されて特徴情報として取得される。【選択図】図2

Description

本発明は、複数のセンサの出力情報を処理する処理装置および該処理装置の制御方法に関する。
従来、所定のセンサを備えるセンサユニットを診断対象の機器に複数個取り付けて、複数のセンサユニットから送信される無線信号を中継ユニットを介して受信して当該機器の診断を行う診断装置がある(例えば、特許文献1)。
特開2012−98149号公報
特許文献1に記載されるような診断装置では、センサユニットは、センサの出力信号をデジタル信号に変換して波形信号のまま無線方式で診断装置へ送信するので、センサユニットから送信される情報量が過大となるとともに、診断装置において複数のセンサユニットから受信した各センサの波形信号を処理する負荷が過大となる虞がある。
本発明は、上述の課題を背景としてなされたものであり、診断装置に対して送信される情報量を低減するとともに、該診断装置における処理負荷を低減することができる処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る処理装置は、対象機器(1)の診断を行う診断装置(50)に対して、該対象機器(1)に関する情報を検出する複数のセンサ(10a〜10c)の出力波形の特徴を示す特徴情報を無線通信により送信する処理装置(20)であって、前記複数のセンサ(10a〜10c)について所定サンプリング間隔で前記出力波形を取得する取得部(20a)と、前記特徴情報を取得する特徴情報処理を実行する実行部(20b)と、前記特徴情報を前記診断装置(50)に対して送信する送信部(20d)と、を備え、前記特徴情報処理では、前記複数のセンサ(10a〜10c)の各出力波形について、前記所定サンプリング間隔よりも長い所定期間毎に周波数分析が実行されて周波数分布が取得され、各周波数分布において強度の高い順に所定個数の周波数値が抽出されて前記特徴情報として取得される構成である。
このような構成によれば、処理装置は、特徴情報処理を実行することにより、所定サンプリング間隔よりも長い所定期間毎に複数のセンサの特徴情報として所定個数の周波数値を抽出して取得し、取得された特徴情報を診断装置に対して送信するので、該診断装置に対して送信される情報量を低減することができるとともに、複数のセンサの特徴情報を取得する処理を処理装置側で分担して診断装置における処理負荷を低減することができる。
本発明に係る処理装置の制御方法は、対象機器(1)の診断を行う診断装置(50)に対して、該対象機器(1)に関する情報を検出する複数のセンサ(10a〜10c)の出力波形の特徴を示す特徴情報を無線通信により送信する処理装置(20)の制御方法であって、前記複数のセンサ(10a〜10c)について所定サンプリング間隔で前記出力波形を取得部(20a)により取得するステップと、前記特徴情報を取得する特徴情報処理を実行部(20b)により実行するステップと、前記特徴情報を前記診断装置(50)に対して送信部(20d)により送信するステップと、を含み、前記特徴情報処理では、前記複数のセンサ(10a〜10c)の各出力波形について、前記所定サンプリング間隔よりも長い所定期間毎に周波数分析が実行されて周波数分布が取得され、各周波数分布において強度の高い順に所定個数の周波数値が抽出されて前記特徴情報として取得される構成である。
このような構成によれば、処理装置の制御方法では、特徴情報処理により、所定サンプリング間隔よりも長い所定期間毎に複数のセンサの特徴情報として所定個数の周波数値を抽出して取得し、取得された特徴情報を診断装置に対して送信するので、該診断装置に対して送信される情報量を低減することができるとともに、複数のセンサの特徴情報を取得する処理を処理装置側で分担して診断装置における処理負荷を低減することができる。
なお、本発明は、本発明の請求項に記載された発明特定事項のみを有するものであって良いし、本発明の請求項に記載された発明特定事項とともに該発明特定事項以外の構成を有するものであっても良い。
実施形態に係る診断システムについて説明するための図である。 処理装置の構成について説明するための図である。 処理装置における制御方法について説明するための図である。 処理装置における制御方法の変形例について説明するための図である。
以下、本発明に係る処理装置の実施形態の例について図1〜図4に基づいて説明する。なお、以下で説明する実施形態の構成、動作等は、一例であり、本発明は、そのような構成、動作等である場合に限定されない。また、以下では、同一の又は類似する説明を適宜簡略化又は省略する。また、各図において、同一の又は類似する部材又は部分については、符号を付することを省略するか、又は同一の符号を付する。また、構造の細部等については、図示を適宜簡略化又は省略する。
[診断システムについて]
本実施形態に係る処理装置を備え、複数のセンサの出力情報に基づいて対象装置を診断する診断システム60について、図1に基づいて説明する。
診断システム60は、診断対象となる対象機器1に関する情報を検出する複数のセンサとして第1〜3センサ10a〜10c、第4〜6センサ11a〜11c、第7〜9センサ12a〜12cと、該第1〜3センサ10a〜10cの出力情報に基づいて後述の特徴情報を取得する特徴情報処理を行う第1処理装置20と、第4〜6センサ11a〜11cの出力情報に基づいて特徴情報処理を行う第2処理装置21と、第7〜9センサ12a〜12cの出力情報に基づいて特徴情報処理を行う第3処理装置22と、該第1〜3処理装置20、21、22により取得される特徴情報を中継器30およびインターネット40等を介して取得して該特徴情報に基づいて対象機器1を診断する診断装置50と、を含む。
対象機器1は、回転軸を複数有する機器(例えば、モータ等により駆動される複数の回転軸を備える多軸産業用ロボット装置、回転する複数の筒状ローラを備える搬送装置等)である。対象機器1の回転軸は、第1〜3回転軸L1〜L3を含む。
第1〜9センサ10a〜10c、11a〜11c、12a〜12cは、それぞれ所定軸方向の加速度を検出する加速度センサである。第1〜3センサ10a〜10cは、対象機器1の第1回転軸L1に対応する位置に配置され、第1回転軸L1に関する加速度を検出する。第4〜6センサ11a〜11cは、対象機器1の第2回転軸L2に対応する位置に配置され、第2回転軸L2に関する加速度を検出する。第7〜9センサ12a〜12cは、対象機器1の第3回転軸L3に対応する位置に配置され、第3回転軸L3に関する加速度を検出する。
より具体的には、第1センサ10aは、予め定められた第1方向X1の加速度を検出し、第2センサ10bは、第1方向X1に直行する第2方向Y1の加速度を検出し、第3センサ10cは、第1方向X1および第2方向Y1に直行する第3方向Z1の加速度を検出するように構成されている。第1〜3センサ10a〜10cは、例えば、第1処理装置20と別体として構成されて第1回転軸L1に対応するようにそれぞれ配置されて該第1処理装置20に接続される構成でも良いし、第1処理装置20が備える電子基板(図示略)上に配置される構成等でも良い。
第4センサ11aは、予め定められた第4方向X2の加速度を検出し、第5センサ11bは、第4方向X2に直行する第5方向Y2の加速度を検出し、第6センサ11cは、第4方向X2および第5方向Y2に直行する第6方向Z2の加速度を検出するように構成されている。第4〜6センサ11a〜11cは、例えば、第2処理装置21と別体として構成されても良いし、第2処理装置21が備える電子基板(図示略)上に配置される構成等でも良い。
第7センサ12aは、予め定められた第7方向X3の加速度を検出し、第8センサ12bは、第7方向X3に直行する第8方向Y3の加速度を検出し、第9センサ12cは、第7方向X3および第8方向Y3に直行する第9方向Z3の加速度を検出するように構成されている。第7〜9センサ12a〜12cは、第3処理装置22と別体として構成されても良いし、第3処理装置22が備える電子基板(図示略)上に配置される構成等でも良い。
第1〜3処理装置20、21、22は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータ等から構成され、ROM等の記憶装置に記憶された各種プログラムがCPUにより実行されること等により、所定処理を実現できるようになっており、所定処理として、例えば、後述する特徴情報処理を実行することで、各センサの出力情報を取得して処理して特徴情報を取得し、該特徴情報を中継器30に対して無線通信により送信することが可能である。
第1処理装置20には、第1〜3センサ10a〜10cが接続され、第2処理装置21には、第4〜6センサ11a〜11cが接続され、第3処理装置22には、第7〜9センサ12a〜12cが接続され、各処理装置20、21、22は、それぞれに接続される各センサの出力情報を所定期間にわたり取得する。そして、各処理装置20、21、22は、各センサの所定期間にわたる出力情報の遷移を出力波形として各出力波形の特徴を示す特徴情報を取得し、該特徴情報を中継器30に対して無線通信により送信する。そして、中継器30は、各処理装置20、21、22から受信した特徴情報を診断装置50に対してインターネット40等を介して送信するようになっている。
診断装置50は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータと、特徴情報を記憶する記憶装置等から構成され、ROM等の記憶装置に記憶された各種プログラムがCPUにより実行されること等により各種処理を実現できるようになっており、第1〜3処理装置20、21、22により取得される特徴情報に基づいて対象機器1の診断を実行する。
診断システム60では、対象機器1の複数の個所(第1〜3回転軸L1〜L3)を複数の第1〜9センサ10a〜10c、11a〜11c、12a〜12cで計測して、該複数のセンサの出力情報に基づいて特徴情報を取得し、該特徴情報に基づいて診断装置50により対象機器1を診断する構成であり、このような構成では、複数のセンサの出力情報に基づいて特徴情報を取得する処理が過大となる虞がある。これに対して、本実施形態の診断システム60は、第1〜9センサ10a〜10c、11a〜11c、12a〜12cの出力情報の遷移(出力波形)に基づいて特徴情報を取得する特徴情報処理等を行う第1〜3処理装置20、21、22を備え、当該第1〜3処理装置20、21、22により、第1〜9センサ10a〜10c、11a〜11c、12a〜12cの各出力波形の特徴情報が取得され、該特徴情報が中継器30およびインターネット40等を介して診断装置50に対して送信されて、診断装置50により、各処理装置20、21、22から受信する特徴情報に基づいて対象機器1の診断が行われる構成であるので、複数のセンサの出力情報に基づいて特徴情報を取得する処理を各処理装置20、21、22に分担させることができ、診断装置50での処理負荷を低減することができる。
なお、本実施形態では、第1〜3処理装置20、21、22は、診断対象となる対象機器1に関する情報を検出する複数のセンサとして第1〜9センサ10a〜10c、11a〜11c、12a〜12cの出力情報を取得して処理するものであり、3つの装置として構成されて各装置がそれぞれ3つのセンサの出力情報を分担して処理する構成であるが、例えば、処理装置20、21、22が1つの装置として構成されて複数のセンサのすべての出力情報を取得して処理する構成でも良いし、処理装置20、21、22が2つの装置または4つ以上の装置として構成されて各装置が複数のセンサのうち所定数のセンサの出力情報を分担して処理する構成でも良い。
また、本実施形態では、対象機器1に関する情報を検出する複数のセンサとして加速度センサである第1〜9センサ10a〜10c、11a〜11c、12a〜12cを適用し、第1〜3処理装置20、21、22が複数のセンサの出力情報を取得する構成であるが、複数のセンサとして、加速度センサ以外の各種センサ(例えば、温度センサ、圧力センサ、角速度センサ等)を適用しても良い。
また、本実施形態では、診断対象となる対象機器1として回転軸を複数有する機器が適用される構成であるが、対象機器1は、回転軸を有する機器以外の機器が適用されても良い。
また、本実施形態では、処理装置20、21、22は、中継器30、インターネット40等を介して診断装置50に特徴情報を送信する構成であるが、処理装置20、21、22は、例えば、中継器30を介さずにインターネット40等に対して特徴情報を直接出力する構成、中継器30およびインターネット40等を介さずに特徴情報を診断装置50に対して直接出力する構成でも良い。
なお、本実施形態の診断装置50は、第1〜9センサ10a〜10c、11a〜11c、12a〜12cの出力波形の特徴情報に基づいて対象機器1の診断を行うとともに、当該特徴情報に基づいて第1〜3処理装置20、21、22に関する診断(例えば、特徴情報が正常に送信されているか否かの診断等)や、第1〜9センサ10a〜10c、11a〜11c、12a〜12cに関する診断(例えば、各センサ出力が正常な範囲内であるか否か等)を行うことが可能である。
[処理装置について]
本実施形態に係る第1〜3処理装置20、21、22について、図2〜図4に基づいて説明する。第1〜3処理装置20、21、22は、同様の構成である。第1処理装置20を代表例に説明し、第2、3処理装置21、22について第1処理装置20と共通する説明を省略する。
図2に示すように、第1処理装置20には、前述の第1〜3センサ10a〜10cが接続されている。また、第1処理装置20は、取得部20aと、実行部20bと、記憶部20cと、送信部20dと、を含む。また、第1処理装置20は、作動のための電源としてバッテリ(図示略)を備える。なお、第1処理装置20は、バッテリ以外の電源、例えば、商用電源等にて作動する構成でも良い。
取得部20aは、第1〜3センサ10a〜10cの出力情報を予め定められた所定のサンプリング周期でそれぞれ取得し、少なくとも所定期間にわたる各センサの出力情報を記憶部20cに記憶させる。
実行部20bは、予め定められた時間間隔毎に特徴情報処理を含む各種処理を実行する。特徴情報処理が実行されることで、所定期間にわたる第1〜3センサ10a〜10cの出力情報の遷移が各センサの出力波形として取得され、当該出力波形の特徴を示す特徴情報が取得されて、該特徴情報が送信部20dにより診断装置50に対して送信される。
記憶部20cは、取得部20aにより取得される第1〜3センサ10a〜10cの出力情報、実行部20bにより取得される特徴情報等を適宜記憶することが可能である。なお、本実施形態では、第1〜3センサ10a〜10cの出力情報を記憶する記憶部20cを処理装置20が備える構成であるが、例えば、処理装置20は、各センサの出力情報を記憶する記憶部を備えず、各センサの出力情報を記憶する記憶部を各センサが備え、取得部20aは、各センサの記憶部から該当するセンサの出力情報を取得する構成でも良い。
送信部20dは、記憶部20cに記憶されている特徴情報を中継器30およびインターネット40を介して診断装置50へ送信する。送信部20dは、省電力長距離通信を行うことが可能であり、該送信部20dのアンテナ20eと中継器30との間では、例えば、電力広域通信の無線通信規格であるLPWA(Low Power Wide Area)等により無線通信が行われ、中継器30と診断装置50との間では、インターネット40等により通信が行われることで、第1処理装置20により取得された特徴情報が診断装置50へ送信されるようになっている。
また、第2、3処理装置21、22は、第1処理装置20と同様に、取得部、実行部、記憶部、送信部等を備え、各処理装置に接続されている各センサの出力情報の特徴情報を取得し、中継器30およびインターネット40等を介して該特徴情報を診断装置50に対して送信するようになっている。
次いで、第1処理装置20が実行する特徴情報処理について、図3に基づいて説明する。
図3に示すように、特徴情報処理では、まず、センサ出力情報取得処理が実行される(Sa01)。センサ出力情報取得処理では、取得部20aにより、第1〜3センサ10a〜10cの出力情報が所定期間にわたり所定のサンプリング周期でそれぞれ取得されて記憶部20cに記憶される。これにより、第1〜3センサ10a〜10cの出力情報の遷移が出力波形として取得される。
その後、周波数分析処理が実行される(Sa02)。周波数分析処理では、記憶部20cに記憶されている所定期間(取得部20aによりセンサ10a〜10cの出力情報が取得されるサンプリング周期よりも長い期間であり、例えば、15分間等)にわたる第1〜3センサ10a〜10cの出力情報の遷移が出力波形とし取得されて、各出力波形に対して周波数分析(例えば、高速フーリエ変換等)が行われ、第1〜3センサ10a〜0cの出力波形の周波数分布が取得されて記憶部20cに記憶される。
その後、特徴情報取得処理が実行される(Sa03)。特徴情報取得処理では、記憶部20cに記憶されている第1〜3センサ10a〜10cの出力波形の周波数分布毎に、強度の高い順に所定個数(例えば、各センサについて7つずつ等)の周波数値がそれぞれ抽出されて各出力波形の特徴情報として記憶部20cに記憶される。これにより、第1〜3センサ10a〜10cの出力波形の特徴を示す特徴情報が取得されることとなる。
その後、送信処理が実行される(Sa04)。送信処理では、記憶部20cに記憶されている各出力波形の特徴情報が読み出されて、当該特徴情報を含む送信用データが作成され、中継器30に対して無線通信により送信される。
特徴情報取得処理において特徴情報として抽出される周波数値の所定個数は、1回の送信処理において送信される情報の容量が予め定められた基準容量(例えば、11バイト等)以下となる個数である。1回の送信処理において送信される情報量を予め定められた基準容量(例えば、11バイト等)以下とすることで、例えば、LPWAの規格の範囲内で特徴情報を診断装置50へ送信することができ、診断装置50では、インターネット等を介して対象機器1から離れた遠隔地等で該対象機器1を観察、監視することができる。
第1処理装置20と第2、3処理装置21、22とは、同一の構成であり、第2、3処理装置21、22は、第1処理装置20と同様に特徴情報処理を実行して、各処理装置21、22に接続されている第4〜9センサ11a〜11c、12a〜12cの出力波形の特徴情報を取得し、中継器30に対して無線通信により送信できるようになっている。
次いで、第1処理装置20が行う特徴情報処理の変形例について図4に基づいて説明する。なお、変形例において上述の実施形態と同様の構成、各種処理については、説明を適宜省略する。
図4に示すように、特徴情報処理の変形例では、まず、処理装置20に接続されている各センサ10a〜10cの出力情報を取得部20aにより取得し、各出力情報を予め定められた基準値と比較して、出力情報が基準値を上回るか否かを判定する(Sb01)。基準値は、対象機器1が正常に作動している状態で検出され得る加速度の最大値よりも大きい値である。また、基準値は、センサ10a〜10cについて共通の値でも良いし、センサ10a〜10cごとに異なる値でも良い。
S0b1のステップにおいて、少なくともいずれか1つのセンサの出力情報が基準値を上回ると判定された場合(Sb01;Y)には、センサ出力情報取得処理(Sb02)、周波数分析処理(Sb03)、特徴情報取得処理(Sb04)、送信処理(Sb05)が順次行われる。
Sb05のステップでの送信処理において特徴情報が中継器30およびインターネット40等を介して診断装置50に対して送信された後、およびSb01のステップにおいていずれのセンサの出力情報も基準値を上回ると判定されなかった場合(Sb01;N)には、特徴情報処理は終了される。
本変形例の特徴情報処理では、実行部20bは、第1〜3センサ10a〜10cの各出力情報を予め定められた基準値と比較し(Sb01)、いずれかのセンサの出力情報が基準値を上回ると判定される場合に(Sb01:Y)、Sb02〜Sb05のステップを行うことで、いずれかのセンサの出力情報が基準値を上回ると判定される場合、すなわち、対象機器1に異常が生じる可能性が高い状態において特徴情報を取得して送信することができる。
本変形例の特徴情報処理では、実行部20bは、第1〜3センサ10a〜10cの各出力情報を予め定められた基準値と比較し(Sb01)、いずれかのセンサの出力情報が基準値を上回ると判定されなかった場合に(Sb01;N)、Sb02〜Sb05を行わないことで、いずれかのセンサの出力情報が基準値を上回ると判定されない場合、すなわち、対象機器1に異常が生じている可能性が低い状態において特徴情報を取得して送信する処理を削減でき、診断システム60における通信量を低減することができる。
なお、本変形例の特徴情報処理では、処理装置20は、第1〜3センサ10a〜10cの出力情報を取得部20aにより取得し、各出力情報を予め定められた基準値と比較して、出力情報が基準値を上回るか否かを判定する構成であるが、処理装置20は、第1〜3センサ10a〜10cのうちいずれか1つのセンサの出力情報を基準値と比較して、当該出力情報が基準値を上回るか否かを判定する構成でも良い。
なお、本変形例の特徴情報処理では、Sb01のステップにおいていずれのセンサの出力情報も基準値を上回ると判定されなかった場合(Sb01;N)に、Sb02〜Sb05のステップにおけるいずれの処理も行われずに特徴情報処理が終了される構成であるが、処理装置20は、いずれのセンサの出力情報も基準値を上回ると判定されなかった場合(Sb01;N)、すなわちSb02〜Sb05のステップが行われず、特徴情報が送信されない場合に、該処理装置20の異常を診断する診断処理(例えば、処理装置20に接続されている各センサの出力情報に基づいてセンサの異常、センサと処理装置との接続経路の断線を診断する処理、処理装置20の記憶領域のパリティ情報に基づいて該記憶領域の異常を診断する処理等)を行う構成としても良い。処理装置20が診断処理を行う構成では、該処理装置20は、診断処理において異常が検出される場合に、少なくとも、異常が検出された旨を特定可能な診断情報を診断装置50に対して送信する構成とすることで、処理装置20から診断装置50に対して特徴情報が送信されない状況であるときに、該処理装置20または対象機器1のいずれに異常があるかを診断装置50において判定することができる。
[作用効果について]
本実施形態に係る診断システム60では、対象機器1の複数の個所(第1〜3回転軸L1〜L3)をそれぞれ複数のセンサ10a〜10c、11a〜11c、10a〜10cで計測して、検出される該複数のセンサの出力情報に基づく特徴情報を取得し、該特徴情報に基づいて診断装置50により対象機器1を診断する構成である。このような構成では、複数のセンサの出力情報に基づいて特徴情報を取得する処理が過大となる虞がある。
これに対して、本実施形態の診断システム60は、第1〜3処理装置20、21、22を備え、例えば、第1処理装置20は、対象機器1の診断を行う診断装置50に対して、該対象機器1に関する情報を検出する複数のセンサ10a〜10cの出力情報(出力波形)の特徴を示す特徴情報を無線通信により送信する処理装置であって、複数のセンサ10a〜10cについて所定サンプリング間隔で出力情報(出力波形)を取得する取得部20aと、特徴情報を取得する特徴情報処理を行う実行部20bと、特徴情報を前記診断装置50に対して送信する送信部20dと、を備え、特徴情報処理では、複数のセンサ10a〜10cの各出力情報(出力波形)について、所定サンプリング間隔よりも長い所定期間(例えば、15分間等)毎に周波数分析が行われて周波数分布が取得され(Sa02、Sb03)、各周波数分布において強度の高い順に所定個数(例えば、各センサについて7つずつ等)の周波数値が抽出されて特徴情報として取得される(Sa03、Sb04)構成である。このような構成によれば、処理装置20は、特徴情報処理を行うことにより、所定サンプリング間隔よりも長い所定期間毎に複数のセンサ10a〜10cの特徴情報として所定個数の周波数値を抽出して取得するので、無線通信により診断装置50に対して送信される複数のセンサ10a〜10cの出力情報(出力波形)の特徴情報の情報量を出力情報(出力波形)の情報量に比較して低減することができるとともに、複数のセンサ10a〜10c出力情報(出力波形)の特徴情報を取得する処理を処理装置20側で分担して診断装置50における処理負荷を低減することができる。
本実施形態の処理装置の制御方法は、対象機器1の診断を行う診断装置50に対して、該対象機器1に関する情報を検出する複数のセンサ10a〜10cの出力情報(出力波形)の特徴を示す特徴情報を無線通信により送信する処理装置20の制御方法であって、複数のセンサ10a〜10cについて所定サンプリング間隔で出力情報(出力波形)を取得部20aにより取得するステップと、特徴情報を取得する特徴情報処理を実行部20bにより実行するステップと、特徴情報を診断装置50に対して送信部20dにより送信するステップと、を含み、特徴情報処理では、複数のセンサ10a〜10cの各出力情報(出力波形)について、所定サンプリング間隔よりも長い所定期間(例えば、15分間等)毎に周波数分析が行われて周波数分布が取得され(Sa02、Sb03)、各周波数分布において強度の高い順に所定個数(例えば、各センサについて7つずつ等)の周波数値が抽出されて特徴情報として取得される(Sa03、Sb04)構成である。このような構成によれば、第1処理装置20の制御方法では、特徴情報処理により、所定サンプリング間隔よりも長い所定期間毎に複数のセンサの10a〜10cの出力情報(出力波形)の特徴情報として所定個数の周波数値を抽出して取得し、取得された特徴情報を診断装置50に対して送信するので、該診断装置50に対して送信される情報量を出力情報(出力波形)の情報量に比較して低減することができるとともに、複数のセンサ10a〜10cの出力情報(出力波形)の特徴情報を取得する処理を第1処理装置20側で分担して診断装置50における処理負荷を低減することができる。
特徴情報処理の変形例では、第1処理装置20は、第1〜3センサ10a〜10cの各出力情報を予め定められた基準値と比較し(Sb01)、いずれかのセンサの出力情報が基準値を上回ると判定される場合に(Sb01:Y)、センサ出力情報取得処理(Sb02)、周波数分析処理(Sb03)、特徴情報取得処理(Sb04)、送信処理(Sb05)を順次行う構成である。このような構成によれば、第1処理装置20は、いずれかのセンサの出力情報が基準値を上回ると判定される場合、すなわち、対象機器1に異常が生じる可能性が高い状態において、特徴情報取得処理等(Sb02〜Sb05)を行って、第1〜3センサ10a〜10cの出力波形の特徴情報を取得して送信することができる。
特徴情報処理の変形例では、第1処理装置20は、第1〜3センサ10a〜10cの各出力情報を予め定められた基準値と比較し(Sb01)、いずれかのセンサの出力情報が基準値を上回ると判定されなかった場合に(Sb01;N)、センサ出力情報取得処理(Sb02)、周波数分析処理(Sb03)、特徴情報取得処理(Sb04)、送信処理(Sb05)を行わない構成である。このような構成によれば、第1処理装置20は、いずれかのセンサの出力情報が基準値を上回ると判定されない場合、すなわち、対象機器1に異常が生じている可能性が低い状態において、徴情報取得処理等(Sb02〜Sb05)を行わず、第1〜3センサ10a〜10cの出力情報の特徴情報を送信しないことにより、第1処理装置20での処理負荷および電力消費を低減することができる。
以上、本発明の実施形態の例を説明してきたが、本発明はこの実施形態の例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
1 対象機器
10a〜10c 第1〜3センサ
11a〜11c 第4〜6センサ
12a〜12c 第7〜9センサ
20 第1処理装置
21 第2処理装置
22 第3処理装置
20a 取得部
20b 実行部
20c 記憶部
20d 送信部
20e アンテナ
30 中継器
40 インターネット
50 診断装置

Claims (3)

  1. 対象機器(1)の診断を行う診断装置(50)に対して、該対象機器(1)に関する情報を検出する複数のセンサ(10a〜10c)の出力波形の特徴を示す特徴情報を無線通信により送信する処理装置(20)であって、
    前記複数のセンサ(10a〜10c)について所定サンプリング間隔で前記出力波形を取得する取得部(20a)と、
    前記特徴情報を取得する特徴情報処理を実行する実行部(20b)と、
    前記特徴情報を前記診断装置(50)に対して送信する送信部(20d)と、
    を備え、
    前記特徴情報処理では、前記複数のセンサ(10a〜10c)の各出力波形について、前記所定サンプリング間隔よりも長い所定期間毎に周波数分析が行われ周波数分布が取得され、各周波数分布において強度の高い順に所定個数の周波数値が抽出されて前記特徴情報として取得される
    処理装置。
  2. 前記実行部(20b)は、少なくとも1の前記センサの出力情報を予め定められた基準値と比較し、前記出力情報が前記基準値を上回ると判定される場合に、前記特徴情報処理を実行する
    請求項1に記載の処理装置。
  3. 対象機器(1)の診断を行う診断装置(50)に対して、該対象機器(1)に関する情報を検出する複数のセンサ(10a〜10c)の出力波形の特徴を示す特徴情報を無線通信により送信する処理装置(20)の制御方法であって、
    前記複数のセンサ(10a〜10c)について所定サンプリング間隔で前記出力波形を取得するステップと、
    前記特徴情報を取得する特徴情報処理を実行するステップと、
    前記特徴情報を前記診断装置(50)に対して送信するステップと、
    を含み、
    前記特徴情報処理では、前記複数のセンサ(10a〜10c)の各出力波形について、前記所定サンプリング間隔よりも長い所定期間毎に周波数分析が行われて周波数分布が取得され、各周波数分布において強度の高い順に所定個数の周波数値が抽出されて前記特徴情報として取得される
    処理装置の制御方法。
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