JP2021194751A - 移動体制御装置、移動体制御方法、移動体制御プログラムおよび移動体制御システム - Google Patents

移動体制御装置、移動体制御方法、移動体制御プログラムおよび移動体制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】移動体の移動制御処理を高速に実行し、高速で移動する障害物との衝突を適切に回避することができる移動体制御装置などを提供する。【解決手段】ロボットアーム10と障害物との距離を取得する距離取得部22と、ロボットアーム10に対する障害物の相対速度を取得する相対速度取得部23と、上記距離と距離の関数および上記相対速度と相対速度の関数に基づきポテンシャル場を算出するポテンシャル場算出部24と、ポテンシャル場に基づき加速度ベクトルを算出する加速度算出部25と、上記加速度ベクトルに基づいてロボットアーム10の移動を制御する制御部26とを備え、ロボットアーム10が加速度ベクトルに基づいて所定時間移動する毎に、ロボットアーム10の3次元位置座標の取得、距離の取得、相対速度の取得、ポテンシャル場の算出、加速度ベクトルの算出および移動体の移動の制御を順次行う。【選択図】図2

Description

本発明は、ロボットアームのような移動体の移動経路を制御する移動体制御装置、移動体制御方法、移動体制御プログラムおよび移動体制御システムに関するものである。
従来、工業製品の組み立て工程や商品の分別工程などにおいてロボットアームが用いられている。ロボットアームは、部品や商品などを把持したりするヘッド部を有し、そのヘッド部を所定の移動経路に沿って、目標の部品や商品などまで移動させる。
ロボットアームのヘッド部を目標の部品や商品まで移動させる際、ヘッド部から目標対象物まで直線的にヘッド部を移動させれば最短距離で到達することができ、作業効率が最も良いが、ヘッド部から目標対象物までの間に何らかの障害物が存在する場合がある。
このような障害物が存在する場合、ヘッド部が障害物に衝突しないように障害物を回避して移動する経路を求める必要がある。
たとえば特許文献1においては、ロボットアームのヘッド部が、目的対象物を把持可能な姿勢を維持しつつ、ヘッド部が障害物に衝突しないような移動経路を求めることが提案されている。
また、特許文献2においては、移動体の初期位置から到達目標地点までの初期経路計画を生成し、その初期経路計画と障害物の情報とに基づいて、RRT(Rapidly-exploring Random Tree)法に基づく処理により、移動体と各障害物との干渉を回避し得るRRT経路
計画を生成し、そのRRT経路計画をポテンシャル法の処理により修正することが提案されている。
また、特許文献3においては、移動体のスタート位置からゴール位置までの間の第1中間地点を設定し、そのスタート位置から第1中間地点までの間に障害物がある場合には、その障害物を回避し得るようなその他の第2中間地点を設定し、その第2中間地点とゴール位置までの間に再び第3中間地点を設定し、第2中間地点と第3中間地点の間に障害物がある場合には、その障害物を回避し得るようなその他の第4中間地点を設定する。そして、特許文献3では、上述した中間地点の設定を繰り返し行うことによって、移動体が障害物に衝突しないような移動経路を生成することが提案されている。
国際公開第2018−092860号公報 特開2017−151687号公報 特開2000−20117号公報
しかしながら、特許文献1から特許文献3のいずれの方法も、移動体の初期位置から目標到達位置までの移動経路を座標情報として生成する処理を行っている。このように移動経路の座標情報を生成する処理は計算量が膨大となり、高速な処理が困難である。また、移動経路の座標情報に基づいて移動体の制御を行う場合、移動経路の座標情報から逆運動学に基づいて、移動体の速度や加速度を算出する必要があり、この演算処理に多くの時間を要し、高速な処理が困難となる。
特に、移動体が移動している間に、高速で移動体に向かって移動する障害物がある場合には、高速かつリアルタイムに移動制御処理を行わなければ、その障害物を回避することできない。
本発明は、上記の問題に鑑み、移動体の移動制御処理を高速かつリアルタイムに実行することができ、これにより高速で移動する障害物についても適切に衝突を回避することができる移動体制御装置、移動体制御方法、移動体制御プログラムおよび移動体制御システムを提供することを目的とする。
本発明の移動体制御装置は、所定位置における移動体の3次元位置座標を取得する3次元位置取得部と、3次元位置座標の位置の移動体と移動体の目標到達位置との間の所定範囲内に存在する障害物と移動体との距離を取得する距離取得部と、移動体に対する障害物の相対速度を取得する相対速度取得部と、距離取得部によって取得された距離と予め設定された距離に関する関数および相対速度取得部によって取得された相対速度と予め設定された相対速度に関する関数に基づいて、3次元位置座標におけるポテンシャル場を算出するポテンシャル場算出部と、ポテンシャル場に基づいて、3次元位置座標における移動体の加速度ベクトルを算出する加速度算出部と、加速度算出部によって算出された加速度ベクトルに基づいて、移動体の移動を制御する制御部とを備え、移動体が加速度ベクトルに基づいて所定時間移動する毎に、移動体の3次元位置座標の取得、距離の取得、相対速度の取得、ポテンシャル場の算出、加速度ベクトルの算出および移動体の移動の制御を順次行う。
また、上記本発明の移動体制御装置においては、移動体の移動開始後に、移動体の3次元位置座標の取得、距離の取得、相対速度の取得、ポテンシャル場の算出、加速度ベクトルの算出および移動体の移動の制御をリアルタイムに行うことができる。
また、上記本発明の移動体制御装置において、相対速度取得部は、移動体が移動中における障害物の相対速度を取得することができる。
また、上記本発明の移動体制御装置において、ポテンシャル場算出部は、移動体の移動開始後に、移動体と移動体の目標到達位置との間の所定範囲内に新たな障害物が現れた場合、その障害物の相対速度が予め設定された閾値以下である場合には、障害物のポテンシャル場を算出しないようにすることができる。
また、上記本発明の移動体制御装置において、ポテンシャル場算出部は、曲率項を有する演算式に基づいてポテンシャル場を算出することができる。
また、上記本発明の移動体制御装置において、移動体は、ロボットアームの可動部分とすることができる。
本発明の移動体制御方法は、所定位置における移動体の3次元位置座標を取得し、移動体の目標到達位置と3次元位置座標の位置の移動体との間の所定範囲内に存在する障害物と移動体との距離を取得し、移動体に対する障害物の相対速度を取得し、上記取得された距離と予め設定された距離に関する関数および上記取得された相対速度と予め設定された相対速度に関する関数に基づいて、3次元位置座標におけるポテンシャル場を算出し、ポテンシャル場に基づいて、3次元位置座標における移動体の加速度ベクトルを算出し、加速度ベクトルに基づいて、移動体の移動を制御する移動体制御方法であって、移動体が加速度ベクトルに基づいて所定時間移動する毎に、移動体の3次元位置座標の取得、距離の取得、相対速度の取得、ポテンシャル場の算出、加速度ベクトルの算出および移動体の移動の制御を順次行う。
本発明の移動体制御プログラムは、所定位置における移動体の3次元位置座標を取得するステップと、移動体の目標到達位置と3次元位置座標の位置の移動体との間の所定範囲内に存在する障害物と移動体との距離を取得するステップと、移動体に対する障害物の相対速度を取得するステップと、上記取得した距離と予め設定された距離に関する関数および上記取得した相対速度と予め設定された相対速度に関する関数に基づいて、3次元位置座標におけるポテンシャル場を算出するステップと、ポテンシャル場に基づいて、3次元位置座標における移動体の加速度ベクトルを算出するステップと、加速度ベクトルに基づいて、移動体の移動を制御するステップとをコンピュータに実行させる移動体制御プログラムであって、移動体が加速度ベクトルに基づいて所定時間移動する毎に、移動体の3次元位置座標の取得、距離の取得、相対速度の取得、ポテンシャル場の算出、加速度ベクトルの算出および移動体の移動の制御を順次実行させる。
本発明の移動体制御システムは、上記本発明の移動体制御装置と、移動体と、移動体と移動体の目標到達位置との間の所定範囲内に存在する障害物を検出する3次元センサとを備える。
本発明の移動体制御装置、方法およびプログラム並びに移動体制御システムによれば、移動体の移動制御処理を高速かつリアルタイムに実行することができ、これにより高速で移動する障害物についても適切に衝突を回避することができる。
本発明の移動体制御装置および移動体制御システムの一実施形態を用いたロボットアーム制御システムの概略構成を示す図 図1に示すロボットアーム制御装置の概略構成を示すブロック図 ロボットアームと障害物との間の距離に関する関数の一例を示す図 ロボットアームに対する障害物の相対速度に関する関数の一例を示す図 図1に示すロボットアーム制御システムの処理の流れを示すフローチャート 従来のロボットアームの移動経路と本発明を適用したロボットアームの移動経路とを比較するための図
以下、本発明の移動体制御装置および移動体制御システムの一実施形態を用いたロボットアーム制御システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態のロボットアーム制御システム1の概略構成図である。
本実施形態のロボットアーム制御システム1は、図1に示すように、ロボットアーム10と、ロボットアーム制御装置20と、3次元センサ30とを備えている。ロボットアーム10とロボットアーム制御装置20との間およびロボットアーム制御装置20と3次元センサ30との間は、有線または無線によって通信可能に接続されており、種々の信号のやり取りが可能に構成されている。なお、本実施形態では、ロボットアーム制御装置20が本発明の移動体制御装置に相当する。
ロボットアーム10は、ロボットアーム制御装置20から出力された制御信号に応じて動作する。ロボットアーム10としては、既に公知のものを使用することができ、垂直多関節、水平多関節および関節数などの構成、並びに工業用、医薬・医療用および搬送用などの用途は特に限定されない。たとえば3軸以上のロボットアーム10や、6軸または7軸のロボットアーム10を用いることができる。
本実施形態のロボットアーム10は、物体を把持するなどの所定の作業を実行する機能を有するヘッド部10aと、ヘッド部10aに一端が接続され、ヘッド部10aを移動させるアーム部10bとを備えている。本実施形態においては、ロボットアーム10全体が、すなわちヘッド部10aとアーム部10bとを含む可動部分全体が、本発明の移動体に相当する。
ロボットアーム制御装置20は、ロボットアーム10に対して制御信号を出力し、ロボットアーム10のアーム部10bの動作を制御することによって、ヘッド部10aの移動経路を制御する。
本実施形態のロボットアーム制御装置20は、ロボットアーム10が所定時間移動する毎に、その移動後のロボットアーム10の位置での加速度ベクトルを順次算出することによってリアルタイムにロボットアーム10の移動経路を生成する。従来のように、移動経路の座標情報を演算することなく、ロボットアーム10の制御に直結する加速度ベクトルの演算を行うようにしたので、逆運動学に基づくロボットアーム10の速度や加速度の演算処理を行う必要がない。したがって、ロボットアーム10の制御処理を高速かつリアルタイムに実行することができるので、たとえば障害物の移動速度が速い場合でも、その障害物との衝突を適切に回避することができる。以下、本実施形態のロボットアーム制御装置20の構成について説明する。
図2は、本実施形態のロボットアーム制御装置20の概略構成を示すブロック図である。
ロボットアーム制御装置20は、図2に示すように、3次元位置取得部21と、距離取得部22と、相対速度取得部23と、ポテンシャル場算出部24と、加速度算出部25と、制御部26とを備えている。
ロボットアーム制御装置20は、たとえばコンピュータから構成されるものであり、CPU(Central Processing Unit)、半導体メモリおよびハードディスクなどの記憶媒体並びに通信I/Fなどを備えている。
ロボットアーム制御装置20の半導体メモリまたはハードディスクには、本発明の移動体制御プログラムの一実施形態を含むロボットアーム制御プログラムがインストールされている。そして、このロボットアーム制御プログラムが、制御部26が有するCPUによって実行されることによって、3次元位置取得部21、距離取得部22、相対速度取得部23、ポテンシャル場算出部24および加速度算出部25が機能する。
なお、本実施形態においては、上述した各部の機能を全てロボットアーム制御プログラムによって実行するようにしたが、これに限らず、一部または全部の機能をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)、その他の電気回路などのハードウェアから構成するようにしてもよい。
3次元位置取得部21は、ロボットアーム10全体の3次元位置座標を取得する。具体的には、本実施形態の3次元位置取得部21は、3次元センサ30から出力された3次元の点群に基づいて、ロボットアーム10全体、すなわちロボットアーム10のヘッド部10aおよびアーム部10bの表面上の多数の点群の3次元位置座標を取得する。ロボットアーム10の3次元位置座標は、ロボットアーム10が制御される3次元空間上における座標である。3次元位置取得部21は、所定の時間間隔でロボットアーム10の3次元位置座標を取得するものであり、本実施形態では、30回/sの間隔でロボットアーム10の3次元位置座標をリアルタイムに取得する。
距離取得部22は、ロボットアーム10の目標到達位置と現在位置のロボットアーム10との間の所定範囲内に存在する障害物と、ロボットアーム10との距離を取得する。なお、本実施形態においては、上記所定範囲内に存在する障害物には、ロボットアーム10の移動開始以降の所定の時点では上記所定範囲内に存在していなかったが、所定の時点以降において上記所定範囲外から上記所定範囲内に進入してロボットアーム10に接近してくる障害物も含むものとする。
そして、本実施形態の距離取得部22は、3次元センサ30から出力される3次元の点群に基づいて、現在位置のロボットアーム10と上述した障害物との距離をリアルタイムに取得する。本実施形態において、ロボットアーム10と障害物との距離とは、ロボットアーム10と障害物との間の最短距離である。具体的には、本実施形態の距離取得部22は、たとえば3次元位置取得部21によって取得されたロボットアーム10全体の3次元位置座標と、障害物の表面上の多数の点群の3次元位置座標との組み合わせのうち、距離が最短となる点同士間の距離を取得する。
なお、障害物は1つに限らず、複数存在する場合もある。距離取得部22は、各障害物とロボットアーム10との距離をそれぞれ取得する。
また、距離取得部22は、3次元位置取得部21と同様に、所定の時間間隔で距離を取得するものであり、本実施形態では、30回/sの間隔で距離を取得する。
相対速度取得部23は、ロボットアーム10に対する上述した障害物の相対速度をリアルタイムに取得する。本実施形態の相対速度取得部23は、3次元センサ30から出力された3次元の点群に基づいて、ロボットアーム10の移動速度Vaおよび障害物の移動速度Vbを算出し、その障害物の移動速度Vbからロボットアーム10の移動速度Vaを減算することによって障害物の相対速度を算出する。本実施形態では、ロボットアーム10の移動速度Vaの方向を正とする。すなわち、ロボットアーム10に対して障害物が近づいている場合には、障害物の移動速度Vbは負となり、ロボットアーム10から障害物が離れている場合には、障害物の移動速度Vbは正となる。
具体的には、本実施形態の相対速度取得部23は、ロボットアーム10の移動速度Vaについては、距離取得部22において最短距離を取得する際に使用したロボットアーム10の表面上の点(以下、アーム側最近接点という)の移動距離に基づいて、ロボットアーム10の移動速度Vaを算出する。具体的には、現時点と現時点から1/30秒前の時点との間における上記アーム側最近接点の移動距離を求め、その移動距離を1/30秒で除算することによって、ロボットアーム10の移動速度Vaを算出する。
また、相対速度取得部23は、障害物の移動速度Vbについては、距離取得部22において最短距離を取得する際に使用した障害物の表面上の点(以下、障害物側最近接点という)の移動距離に基づいて、障害物の移動速度Vbを算出する。具体的には、現時点と現時点から1/30秒前の時点との間における上記障害物側最近接点の移動距離を求め、その移動距離を1/30秒で除算することによって、障害物の移動速度Vbを算出する。
相対速度取得部23も、距離取得部22と同様に、障害物が複数存在する場合には、各障害物の相対速度をそれぞれ取得する。また、障害物が静止している場合には、移動速度Vbはゼロとする。
また、相対速度取得部23も、距離取得部22と同様に、所定の時間間隔で相対速度を取得するものであり、本実施形態では、30回/sの間隔で相対速度を取得する。
ポテンシャル場算出部24は、距離取得部22によって取得された距離と上記距離に関する予め設定された関数および相対速度取得部23によって取得された相対速度と上記相対速度に関する予め設定された関数に基づいて、現時点のロボットアーム10の3次元位置座標におけるポテンシャル場を算出する。以下、本実施形態におけるポテンシャル場の具体的な算出方法について説明する。
本実施形態のポテンシャル場m(s,v)は、たとえば下式(1)によって算出される。下式(1)は、3次元空間の関数であり、ポテンシャル場m(s,v)は、3次元空間での3次元ポテンシャル場である。下式(1)におけるsは、距離取得部22によって取得された距離であり、w(s)は、距離sに関する予め設定された関数であり、vは、相対速度取得部23によって取得された相対速度であり、u(v)は、相対速度に関する予め設定された関数である。
Figure 2021194751
上式(1)におけるw(s)は、距離sに対して単調減少する関数(dw/ds≦0)であれば如何なる関数でも良いが、たとえば下式(2)で表される。図3は、下式(2)で表されるw(s)の一例を示す図である。具体的には、w(s)は、ロボットアーム10と障害物との距離sが大きくなるほどゼロに近づく関数であって、sがrw以上となったときにゼロとなる。すなわち、w(s)は、ロボットアーム10と障害物との距離sが大きくなるほどポテンシャル場が小さくなり、ロボットアーム10と障害物との距離sが小さくなるほどポテンシャル場が大きくなるように設定された関数である。
Figure 2021194751
また、上式(1)におけるu(v)は、たとえば下式(3)で表される。図4は、下式(3)で表されるu(v)の一例を示す図である。具体的には、u(v)は、ロボットアーム10に対する障害物の相対速度vが正の場合には、すなわちロボットアーム10に対して障害物が離れる方向に移動している場合にはゼロである。一方、u(v)は、ロボットアーム10に対する障害物の相対速度vが負の場合には、すなわちロボットアーム10に対して障害物が近づく方向に移動している場合には、vの大きさに応じて単調減少する。すなわち、u(v)は、ロボットアーム10に対して障害物が離れる方向に移動している場合には、ポテンシャル場がゼロとなり、ロボットアーム10に対して障害物が近づく方向に移動している場合には、相対速度の絶対値が大きくなるほどポテンシャル場が大きくなるように設定された関数である。なお、下式(3)におけるσは、図4に示すグラフのスロープの勾配を決定するものであり、すなわち各相対速度に対する重み付けを決定するものである。σは、用途などに応じて任意に設定される。
Figure 2021194751
上式(1)における第1項であるw(s)・u(v)は、上述したように距離sおよび相対速度vに応じたポテンシャル場を算出するための項である。本実施形態では、相対速度も考慮してポテンシャル場を算出することによって、ロボットアーム10が、移動中の障害物を適切に回避することができる。
また、第2項は、曲率項である。この曲率項を設けることによって、ロボットアーム10が障害物を回り込んで避けつつ、目標到達位置に向かっていくようなポテンシャル場を算出することができる。
ポテンシャル場m(s,v)は、上式(1)に示すように、w(s)と、相対速度vの関数であるδ(v)で表すことができる。したがって、実際は、関数w(s)と関数δ(v)とが予め設定されており、距離の関数と相対速度の関数の掛け合わせにより、簡易かつ高速に演算することができる。
また、ポテンシャル場算出部24も、距離取得部22および相対速度取得部23と同様に、所定の時間間隔でポテンシャル場を算出するものであり、本実施形態では、30回/sの間隔でポテンシャル場を算出する。すなわち、ポテンシャル場算出部24は、ロボットアーム10の移動に応じて、30回/sの間隔でポテンシャル場を順次算出する。
加速度算出部25は、ポテンシャル場算出部24によって算出されたポテンシャル場に基づいて、各3次元位置座標におけるロボットアーム10の加速度ベクトルを算出する。本実施形態の加速度算出部25は、ポテンシャル場算出部24によって算出されるポテンシャル場m(s,v)を偏微分することによって加速度ベクトルaを算出する。下式(4)は、運動方程式に基づく加速度ベクトルaの算出式である。加速度ベクトルaは、3次元空間上における3次元の加速度ベクトルである。下式(4)におけるФは、微分可能な関数であり、ξは、非線形減速項であり、ロボットアーム10が障害物に近づくと減速させ、障害物から離れると消滅する項である。
Figure 2021194751
加速度算出部25は、ポテンシャル場算出部24においてポテンシャル場が算出される毎に加速度ベクトルを算出する。すなわち、加速度算出部25も、本実施形態では、30回/sの時間間隔で加速度ベクトルを算出する。加速度算出部25によって算出された加速度ベクトルは、制御部26に順次出力される。
制御部26は、加速度算出部25によって算出された加速度ベクトルに基づく制御信号を生成し、その制御信号をロボットアーム10に出力する。ロボットアーム10は、入力された制御信号に応じてアーム部10bを駆動させ、これによりヘッド部10aが上記加速度ベクトルに応じた加速度および方向で移動する。
そして、制御部26の制御によってロボットアーム10が加速度ベクトルに応じて移動する毎に、その移動後のロボットアーム10の3次元位置座標でのポテンシャル場の算出およびそのポテンシャル場に基づく加速度ベクトルの算出が行われる。
すなわち、ロボットアーム10が移動する毎に、そのロボットアーム10の3次元位置座標でのポテンシャル場および加速度ベクトルの算出が行われ、その順次算出された加速度ベクトルに基づいて、ロボットアーム10が順次移動する。
本実施形態では、このようにロボットアーム10の所定時間の移動毎に加速度ベクトルを算出することによってロボットアーム10の移動経路を制御するようにしたので、従来のように、移動経路の座標情報を演算することなく、また逆運動学に基づくロボットアーム10の速度や加速度の演算処理を行う必要がない。したがって、上述したようにロボットアーム10の制御処理を高速に実行することができる。そして、ロボットアーム10の経路生成を従来のようにロボットアーム10の移動開始前に全て行うのではなく、ロボットアーム10が移動しながら1/30毎にリアルタイムで経路を生成しているので、ロボットアーム10の移動の途中において障害物がロボットアームに向かってきても、それを臨機応変に避けることができる。
また、本実施形態においては、ロボットアーム10全体の表面上の点群を用いてポテンシャル場および加速度ベクトルを算出するようにしたので、ロボットアーム10のヘッド部10aに限らず、たとえばアーム部10bに対して接近してくる障害物との衝突もより確実に回避することができる。
本実施形態では、上述したように多関節(たとえば3軸以上)のロボットアーム10を用いることができ、この場合でも、ロボットアーム10全体の表面上の点群を用いてポテンシャル場および加速度ベクトルを算出するようにしたので、障害物をリアルタイムに回避することができる。
3次元センサ30は、ロボットアーム10を含む所定の3次元空間を、たとえばステレオカメラによって撮影し、その撮影画像に基づいて、上記3次元空間内の3次元の点群を生成して出力する。3次元センサ30としては、たとえば撮像素子、フォーカスレンズ等の光学レンズおよび画像処理プロセッサ(たとえばGPU(Graphics Processing Unit))などを有する3次元視覚センサを用いることができる。
なお、3次元センサ30は、その撮影範囲内において障害物による死角が生じないような位置に設置される。3次元センサ30は、たとえばロボットアーム10の上方に配置されるが、その数は1つでなくてもよく、複数設けるようにしてもよい。また、3次元センサ30の撮影範囲は、ロボットアーム10が移動可能な最大の範囲に設定することが好ましいが、これに限らず、ロボットアーム10の目標到達位置を含み、上記最大の範囲よりも狭い範囲に設定するようにしてもよい。
次に、本実施形態のロボットアーム制御システム1の処理の流れについて、図5に示すフローチャートを参照しながら、より詳細に説明する。
まず、3次元センサ30によって上述した所定の撮影範囲が撮影され(S10)、撮影範囲の3次元の点群が、3次元センサ30からロボットアーム制御装置20に出力される。
3次元センサ30から出力された3次元の点群は、距離取得部22によって取得される(S12)。距離取得部22は、入力された3次元の点群を、上記撮影範囲内に含まれる障害物などの物体毎にグルーピングする(S14)。
一方、3次元位置取得部21が、3次元センサ30から出力された3次元の点群に基づいて、現時点のロボットアーム10の3次元位置座標を取得する(S16)。
また、相対速度取得部23においてロボットアーム10の移動速度Vaが算出される(S18)。本実施形態の相対速度取得部23は、上述したように3次元位置取得部21によって取得されたロボットアーム10の3次元位置座標に基づいて、ロボットアーム10の移動速度Vaを算出する。
次に、距離取得部22によってロボットアーム10全体と障害物との距離が取得される(S20)。具体的には、距離取得部22は、3次元位置取得部21によって取得されたロボットアーム10全体の3次元位置座標と、S14にてグルーピングされた各障害物の3次元の点群とを用いて、ロボットアーム10と障害物との距離を取得する。
また、相対速度取得部23が、ロボットアーム10に対する障害物の相対速度を算出する(S22)。相対速度取得部23は、3次元センサ30の撮影範囲内に含まれる障害物の移動速度Vbから、S18で算出されたロボットアーム10の移動速度Vaを減算することによって相対速度を算出する。
次に、距離取得部22によって取得された距離と相対速度取得部23によって取得された相対速度がポテンシャル場算出部24に入力され、ポテンシャル場算出部24は、入力された距離および相対速度と上式(1)に基づいて、ロボットアーム10の現在の3次元位置座標におけるポテンシャル場を算出する。なお、ロボットアーム10と目標到達位置との間の所定範囲内に複数の障害物が存在する場合には、各障害物についてポテンシャル場が算出される。
また、ポテンシャル場算出部24は、ロボットアーム10と目標到達位置との距離と上式(1)に基づいて、ポテンシャル場を算出する。そして、ポテンシャル場算出部24は、各障害物に対して算出されたポテンシャル場と、目標到達位置に対して算出されたポテンシャル場とを加算して、最終的なポテンシャル場を算出する(S24)。
ポテンシャル場算出部24によって算出された最終的なポテンシャル場は加速度算出部25に入力され、加速度算出部25は、上式(3)に示すように、入力されたポテンシャル場を偏微分することによって加速度ベクトルを算出する(S26)。
加速度算出部25によって算出された加速度ベクトルは制御部26に入力され、制御部26は、入力された加速度ベクトルに基づいて制御信号を生成し、その制御信号をロボットアーム10に出力する(S28)。
ロボットアーム10は、入力された制御信号に基づいてアーム部10bを駆動させることによってヘッド部10aを移動させる(S30)。そして、制御部26は、所定時間移動後(本実施形態では1/30秒移動後)のロボットアーム10の3次元位置座標を算出する(S32)。
次いで、S32において算出されたロボットアーム10の3次元位置座標に基づいて、制御部26によってロボットアーム10が目標到達位置に到達したか否かが判定され(S34)、目標到達位置に到達していない場合には(S34,NO)、S10〜S32までの処理が繰り返して行われる。すなわち、ロボットアーム10の3次元位置座標の取得、ロボットアーム10と各障害物との距離の取得、ロボットアーム10に対する各障害物の相対速度の取得、ポテンシャル場の算出、加速度ベクトルの算出、加速度ベクトルに基づくロボットアーム10の移動およびその移動後のロボットアーム10の3次元位置座標の算出が繰り返して行われる。
一方、ロボットアーム10が目標到達位置に到達した場合には(S34,YES)、ロボットアーム10の移動経路算出処理を終了する。
図6は、上述したようにロボットアーム10を制御した場合におけるロボットアーム10の移動経路の一例を模式的に示す図である。図6における移動経路Iが、本実施形態の移動制御による移動経路の一例であり、移動経路IIおよび移動経路IIIは、従来の移動制御による移動経路の一例である。なお、図6では、2次元的な移動経路を示しているが、本実施形態による移動経路は、3次元空間上の移動経路である。従来の移動経路IIは、障害物の移動(図6に示す矢印方向への移動)を考慮していない場合の移動経路であり、この場合、移動前の障害物の回避だけしか考慮されていないので、ロボットアーム10と移動後の障害物とが衝突する可能性がある。また、従来の移動経路IIIは、移動前の障害物と移動後の障害物とを考慮した移動経路であるが、本実施形態のようにロボットアーム10に対する障害物の相対速度をリアルタイムに反映していないので、無駄に長い移動経路となり、ロボットアーム10の処理効率の低下を招く。
これに対し、本実施形態の移動経路Iは、ロボットアーム10に対する障害物の相対速度をリアルタイムに反映した移動経路なので、移動する障害物との衝突を回避しつつ、短い移動経路で目標到達位置までロボットアーム10を移動させることができる。
また、上記実施形態のロボットアーム制御システム1においては、上述したように3次元センサ30の撮影範囲内に存在する障害物を検出し、その障害物とロボットアーム10との距離およびロボットアーム10に対する障害物の相対速度に基づいて、ポテンシャル場を算出するようにしているが、障害物としては、上述したようにロボットアーム10の移動開始時から3次元センサ30の撮影範囲内に存在する障害物と、ロボットアーム10の移動開始後に3次元センサ30の撮影範囲内に移動して進入してくる障害物とがある。
そして、本実施形態では、上述した種々の障害物を3次元センサ30によって検出し、ロボットアーム10が衝突しないようなポテンシャル場および加速度ベクトルを算出する。この際、ロボットアーム10の移動開始後に3次元センサ30の撮影範囲内に進入してくる障害物について、ロボットアーム10に対する相対速度が遅い障害物については、ロボットアーム10に衝突する可能性が低い。
そこで、たとえばポテンシャル場算出部24が、ロボットアーム10の移動開始後に、3次元センサ30の撮影範囲内に新たな障害物が現れた場合、その障害物の相対速度が予め設定された閾値以下である場合には、障害物のポテンシャル場を算出しないようにしてもよい。これにより、ポテンシャル場の演算処理の負荷を軽減することができるので、より高速な処理が可能となる。
また、上記実施形態においては、ロボットアーム10全体と障害物との間で最短距離となる2点(アーム側最近接点と障害物側最近接点)の移動速度に基づいて相対速度を算出し、これらの点同士におけるポテンシャル場を算出しているが、たとえば障害物の表面上の多数の点群の中で、障害物側最近接点よりも速い移動速度でロボットアーム10に近づいてくる点が存在する場合がある。このような場合、ロボットアーム10への障害物の衝突をより確実に回避するためには、この点についてもポテンシャル場を考慮することが好ましい。
したがって、たとえば障害物側最近接点以外の障害物の表面上の点であって、アーム側最近接点に対する相対速度の絶対値が、予め設定された閾値を超える点が存在する場合には、その点の相対速度とアーム側最近接点との距離に基づいて、上式(1)からポテンシャル場を算出し、そのポテンシャル場をさらに加算して最終的なポテンシャル場を算出するようにしてもよい。
また、上記実施形態のロボットアーム制御システム1は、本発明の移動体制御装置および移動体制御システムにおける制御対象の移動体をロボットアーム10としたものであるが、移動体としては、ロボットアーム10に限らない。本発明の移動体制御装置および移動体制御システムは、自律型移動ロボットやドローンにも適用でき、さらに、フォークリフト、並びに自動車および自動二輪車などの車両に適用することでいわゆる運転支援技術、自動運転技術にも適用できる。すなわち、制御対象の移動体は、ロボットアーム10に限らず、各種の移動体に適用できる。
1 ロボットアーム制御システム
10 ロボットアーム
10a ヘッド部
10b アーム部
20 ロボットアーム制御装置
21 3次元位置取得部
22 距離取得部
23 相対速度取得部
24 ポテンシャル場算出部
25 加速度算出部
26 制御部
30 3次元センサ

Claims (9)

  1. 所定位置における移動体の3次元位置座標を取得する3次元位置取得部と、
    前記3次元位置座標の位置の前記移動体と前記移動体の目標到達位置との間の所定範囲内に存在する障害物と前記移動体との距離を取得する距離取得部と、
    前記移動体に対する前記障害物の相対速度を取得する相対速度取得部と、
    前記距離取得部によって取得された距離と予め設定された前記距離に関する関数および前記相対速度取得部によって取得された相対速度と予め設定された前記相対速度に関する関数に基づいて、前記3次元位置座標におけるポテンシャル場を算出するポテンシャル場算出部と、
    前記ポテンシャル場に基づいて、前記3次元位置座標における前記移動体の加速度ベクトルを算出する加速度算出部と、
    前記加速度算出部によって算出された加速度ベクトルに基づいて、前記移動体の移動を制御する制御部とを備え、
    前記移動体が前記加速度ベクトルに基づいて所定時間移動する毎に、前記移動体の前記3次元位置座標の取得、前記距離の取得、前記相対速度の取得、前記ポテンシャル場の算出、前記加速度ベクトルの算出および前記移動体の移動の制御を順次行う移動体制御装置。
  2. 前記移動体の移動開始後に、前記移動体の前記3次元位置座標の取得、前記距離の取得、前記相対速度の取得、前記ポテンシャル場の算出、前記加速度ベクトルの算出および前記移動体の移動の制御をリアルタイムに行う請求項1記載の移動体制御装置。
  3. 前記相対速度取得部が、前記移動体が移動中における前記障害物の相対速度を取得する請求項1または2記載の移動体制御装置。
  4. 前記ポテンシャル場算出部が、前記移動体の移動開始後に、前記移動体と前記移動体の目標到達位置との間の所定範囲内に新たな障害物が現れた場合、該障害物の前記相対速度が予め設定された閾値以下である場合には、前記障害物の前記ポテンシャル場を算出しない請求項1から3いずれか1項記載の移動体制御装置。
  5. 前記ポテンシャル場算出部が、曲率項を有する演算式に基づいて前記ポテンシャル場を算出する請求項1から4いずれか1項記載の移動体制御装置。
  6. 前記移動体が、ロボットアームの可動部分である請求項1から5いずれか1項記載の移動体制御装置。
  7. 所定位置における移動体の3次元位置座標を取得し、
    前記移動体の目標到達位置と前記3次元位置座標の位置の前記移動体との間の所定範囲内に存在する障害物と前記移動体との距離を取得し、
    前記移動体に対する前記障害物の相対速度を取得し、
    前記取得した距離と予め設定された前記距離に関する関数および前記取得した相対速度と予め設定された前記相対速度に関する関数に基づいて、前記3次元位置座標におけるポテンシャル場を算出し、
    前記ポテンシャル場に基づいて、前記3次元位置座標における前記移動体の加速度ベクトルを算出し、
    前記加速度ベクトルに基づいて、前記移動体の移動を制御する移動体制御方法であって、
    前記移動体が前記加速度ベクトルに基づいて所定時間移動する毎に、前記移動体の前記3次元位置座標の取得、前記距離の取得、前記相対速度の取得、前記ポテンシャル場の算出、前記加速度ベクトルの算出および前記移動体の移動の制御を順次行う移動体制御方法。
  8. 所定位置における移動体の3次元位置座標を取得するステップと、
    前記移動体の目標到達位置と前記3次元位置座標の位置の前記移動体との間の所定範囲内に存在する障害物と前記移動体との距離を取得するステップと、
    前記移動体に対する前記障害物の相対速度を取得するステップと、
    前記取得した距離と予め設定された前記距離に関する関数および前記取得した相対速度と予め設定された前記相対速度に関する関数に基づいて、前記3次元位置座標におけるポテンシャル場を算出するステップと、
    前記ポテンシャル場に基づいて、前記3次元位置座標における前記移動体の加速度ベクトルを算出するステップと、
    前記加速度ベクトルに基づいて、前記移動体の移動を制御するステップとをコンピュータに実行させる移動体制御プログラムであって、
    前記移動体が前記加速度ベクトルに基づいて所定時間移動する毎に、前記移動体の前記3次元位置座標の取得、前記距離の取得、前記相対速度の取得、前記ポテンシャル場の算出、前記加速度ベクトルの算出および前記移動体の移動の制御を順次実行させる移動体制御プログラム。
  9. 請求項1から6いずれか1項記載の移動体制御装置と、
    前記移動体と、
    前記移動体と前記移動体の目標到達位置との間の所定範囲内に存在する障害物を検出する3次元センサとを備えた移動体制御システム。
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