以下は、添付の図面を参照して、この出願において提供される、ネットワークスライストポロジを決定するための方法およびシステム、並びに、装置の実装を説明している。
5Gサービスの差別化された要件を満足し、かつ、複数のサービスについて差別化されたサービスレベルアグリーメント(Service Level Agreement、SLA)の保証を実装するために、異なるサービスアプリケーションは、相互に分離される必要がある。この場合、ネットワークスライスは、必要に応じて、サービスのためにフレキシブルで、かつ、カスタマイズ可能なマルチレベル差分化サービスを提供することができる。図1は、この出願に従った、ネットワークスライスの概略的な構造図である。ユーザの数、サービスの質(quality of service、QoS)、および、帯域幅に対する異なるサービスの異なる要件に基づいて、必要に応じてネットワーキングが実行される。図1における物理ネットワークは、ネットワークスライス1およびネットワークスライス2へと分割されている。ネットワークスライス1とネットワークスライス2は、物理ネットワークのリソースを共有する。例えば、ネットワークスライス1は、高広帯域幅を必要とするサービスのために使用され、そして、ネットワークスライス2は、低遅延を必要とするサービスのために使用される。しかしながら、現在のところ、ネットワーク装置のサブインターフェイスに基づく、ネットワークスライストポロジの収集および提示のためのソリューションは存在しない。従って、サブインターフェイスに基づいて構築されたネットワークスライスは、サービスについて差別化された保証を実装するために使用することができない。
上記の技術的問題点を考慮して、この出願は、ネットワークスライストポロジを決定するための方法およびシステム、並びに、装置を提案する。本方法において、管理装置は、少なくとも1つの装置のサブインターフェイスの識別子とネットワークスライスとの間の対応、および、サブインターフェイス間の接続関係を獲得し、サブインターフェイスを含むネットワークスライストポロジを決定する。この方法では、サブインターフェイスベースのネットワークスライストポロジが収集され、かつ、提示されて、そして、サブインターフェイスに基づいて構築されたネットワークスライスを使用して、サービスについて差別化された保証が実装される。以下では、2つの実施形態を使用することにより、ネットワークスライストポロジを決定する実装について説明する。
実施形態1
図2は、この出願に従った、ネットワークスライストポロジを決定するための方法に係る概略的なフローチャートである。図2における装置Mは、ネットワーク管理装置、例えば、エンタープライズ管理システム(Enterprise Management System、EMS)またはネットワーク管理システム(Network Management System、NMS)といった、管理システムを実行する装置であってよく、もしくは、ネットワーク装置上で集中制御を実行する制御装置であってよい。装置Mは、R1およびR2を管理または制御するように構成されている。R1は第1装置であり、R2は第2装置である。本方法は、以下のステップを含んでいる。
ステップ201:管理装置は、第1装置から第1パケットを受信する。
管理装置は、NETCONF、RESTCONF、SNMP、BGP、またはテレメトリ(Telemetry)を介して第1装置と通信する。RESTCONFは、ハイパーテキスト転送プロトコル(Hypertext Transfer Protocol、HTTP)に基づいて、NETCONFで定義されたデータ保管概念(data storage concept)を使用して構成されたYANGデータを送信するために使用される。実装において、第1パケットは、NETCONFパケット、RESTCONFパケット、SNMPパケット、境界ゲートウェイプロトコルリンク状態(Border Gateway Protocol-link state、BGP-LS)パケット、または、テレメトリ技術に基づく、その場のフロー情報テレメトリ(In-situ Flow Information Telemetry、iFIT)パケットである。
管理装置は、前述のプロトコルパケットを通じて、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに対して直接的に接続されていることを示す情報を獲得する。第1パケットは、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに対して直接的に接続されていることを示す情報を搬送することが理解されよう。第1サブインターフェイスおよび第2サブインターフェイスの作成は、装置イーサネットポート、バウンドポート、または、仮想ローカルエリアネットワーク(virtual local area network)に基づいてよいことが留意されるべきである。例えば、VLANに基づいて実行された分割を通じて獲得されたサブインターフェイスは、また、論理インターフェイスまたはサブポートとしても参照され得る。このことは、ネットワーク装置のプライマリポート(プライマリインターフェイスまたはポートとしても、また、参照される)において、1つ以上のサブインターフェイスが作成されることを意味する。プライマリポートは、物理ポート(例えば、レイヤ3イーサネット・インターフェイス)または論理インターフェイスであってよい。サブインターフェイスは、論理的に相互に独立している。異なるVLAN IDは、異なるサブインターフェイスを識別するように構成されている。サブインターフェイスは、プライマリポートの物理層パラメータに基づいて、リンク層およびネットワーク層パラメータを用いて構成されている。VLANは、送信の最中に異なるVLANにおけるパケットを隔離するように、物理LANが複数のブロードキャストドメインへと論理的に分割される、通信技術を参照する。加えて、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間の直接的な接続状態は、中継(relay)装置またはトランスペアレント伝送装置以外の他のネットワーク装置による処理を行うことなく、第1サブインターフェイスから第2サブインターフェイスにパケットが送信される状態を参照する。
例えば、管理装置が第1装置によって送信された第1パケットを受信する前に、管理装置は、第1装置に対して指示パケット(indication packet)を送信する。指示パケットは、管理装置に対して、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子および第2装置の第2サブインターフェイスの識別子を送信するための第2装置を示すために使用される。
一つの実施例において、第1サブインターフェイスの識別子と第2サブインターフェイスの識別子は、第1装置に保管された情報から獲得される。例えば、第1装置は、第1サブインターフェイスが属するプライマリポートAを通じて、第2装置の第2サブインターフェイスが属するプライマリポートBによって送信される近傍情報(neighbor information)を受信する。近傍情報は、プライマリポートBにおいて実行された分割を通じて獲得された1つ以上のサブインターフェイスの識別子を搬送する。第1装置は、近傍情報に基づいて、プライマリポートBにあり、かつ、第2装置のものである、サブインターフェイスの識別子を獲得する。第1装置は、プライマリポートBにあり、かつ、第2装置のものである、サブインターフェイスの識別子、および、プライマリポートAにあり、かつ、第1装置のものである、サブインターフェイスの識別子を保管する。近傍情報は、近傍装置(neighboring device)間の通信を実装することが理解されるべきである。第1装置は、さらに、近傍情報に基づいて、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間に直接リンクが存在することを示す情報を獲得する。第1装置と第2装置は、近傍装置である。図3は、この出願に従った、近傍情報を獲得するための方法に係る概略的なフローチャートである。本方法は、以下のステップを含んでいる。
301: 第2装置は、近傍情報を第1装置に対して送信する。
第2装置は、リンク層検出プロトコル(Link Layer Discovery Protocol、LLDP)またはリンク自動検出(Link Automatic Discovery、LAD)プロトコルを通じて、第1装置に対して近傍情報を送信する。近傍情報を送信するために第2装置によって使用されるプロトコルは、前述の例における2つのプロトコルに限定されず、そして、第2装置は、代替的に、近傍情報を記述する別のプロトコルを通じて、第1装置に対して近傍情報を送信し得る。
以下では、第2装置が第1装置に対して近傍情報を送信するプロセスを説明するために、一つの例としてLLDPを使用する。LLDPは、米国電気電子技術者協会(Institute of Electrical and Electronics Engineers、IEEE)802.1abによって定義されたレイヤ2検出(Layer 2 Discovery)プロトコルである。LLDPは、リンク層検出方式を提供し、そこでは、メイン機能、管理アドレス、デバイス識別子、および、ローカルデバイスと近傍装置のインターフェイス識別子といった、ステータス情報をLLDPパケットへとカプセル化し、そして、近傍装置に対して送信する。ステータス情報を受信した後で、近傍装置は、ステータス情報を標準管理情報ベース(Management Information Base、MIB)の形式で保管し、そうして、制御機器、管理装置、または、ネットワーク管理システム(Network Management System、NMS)がMIBをクエリ(query)し、そして、リンクの通信状態を判定する。一つの実装において、第2装置は、ローカルMIBに保管され、かつ、ローカルデバイスの、プライマリポートでのサブインターフェイス(例えば、第2サブインターフェイス)である1つ以上の識別子に基づいて、または、リモートMIBに保管され、かつ、近傍装置の、プライマリポートでのサブインターフェイス(例えば、第1サブインターフェイス)である1つ以上の識別子に基づいて、LLDPパケットを生成し、そして、第1装置に対してLLDPを送信する。
一つの実施例においては、VLANフィールドがLLDPパケットに追加され、そして、VLANフィールドは、サブインターフェイスの識別子を識別するために使用される。例えば、VLANフィールドは、ソースメディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)アドレスフィールドとタイプフィールドの間に追加され、そして、サブインターフェイスの識別子を搬送するために使用される。サブインターフェイスの識別子は、仮想ローカルエリアネットワーク識別子(virtual local area network identifier、VLAN ID)であってよい。図4は、この出願に従った、LLDPパケットのフォーマットに係る概略図である。LLDPパケットは、宛先MACアドレス(Destination MAC address)、送信元MACアドレス(source MAC address)、タイプ(Type)、リンク層検出プロトコルデータユニット(Link Layer Discovery Protocol Data Unit、LLDPDU)、フレームチェックシーケンス(Frame Check Sequence、FCS)を含んでいる。例えば、宛先MACアドレスは0x0180-C200-000Eであり、送信元MACアドレスはスライシング(slicing)インターフェイスのMACアドレスまたはデバイスブリッジのMACアドレスであり(インターフェイスアドレスが存在する場合は、送信元MACアドレスとしてインターフェイスMACアドレスが使用される)、そして、タイプは0x88CCである。LLDPDUは、LLDPパケット内にカプセル化されたデータユニットであり、そして、交換のため近傍情報を搬送するために使用される。一つの実装において、第1装置と第2装置とがそこを通じてLLDPパケットを交換するプライマリポートは、コマンドラインを使用することにより、VLANモード(VLAN Mode)をイネーブルにする。
一つの実施例において、第2装置が第1装置に対して図4に示されるLLDPパケット送信する方法は、以下を含む。第1装置に対して、第2装置によって、LLDPパケットを定期的に送信すること、または、ローカルMIBに保管されている情報が変化したときに第1装置に対してLLDPパケットを送信すること、もしくは、初期設定段階で第1装置に対してLLDPパケットを送信すること、である。
302:第1装置は、第2装置によって送信された近傍情報を受信する。
第1装置は、LLDP、LAD、または別のプロトコルを通じて、第2装置によって送信された近傍情報を受信する。例えば、第1装置は、近傍情報を搬送するLLDPパケットを受信し、そして、第1装置のリモートMIB内に、第2装置のサブインターフェイス(例えば、第2サブインターフェイス)のものであり、かつ、LLDPパケットから学習された識別子を保管する。第1装置は、LLDPパケット内の近傍情報、第1サブインターフェイスの識別子、第2サブインターフェイスの識別子、および、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間に直接リンクが存在することを示す情報に基づいて、学習することが理解されるべきである。リンクは、第1装置と第2装置との間の通信に使用され、そして、リンクは、ケーブルまたは光ファイバを含む。
以下に、実施例を使用して、管理装置がサブインターフェイス情報を獲得する実装を説明する。
マナー1:第1装置から管理装置によって受信された第1パケットは、第1装置の近傍状態情報(neighboring status information)を含み、例えば、サブインターフェイスの識別子(例えば、第1サブインターフェイスの識別子)、第2装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第2サブインターフェイスの識別子)、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報を含んでいる。以下のテーブル1-1に示される近傍情報では、第1装置が受信端(receive end)であり、そして、第2装置が送信端(transmit end)である。第3装置が、また、第1装置の近傍装置でもある場合、管理装置に対して第1装置によって送信される情報は、さらに、第1装置が受信端として機能し、かつ、第3装置が送信端として機能するという近傍情報を含み、そして、管理装置は、第1装置の別のサブインターフェイスの識別子(第3サブインターフェイスの識別子)、および第3装置のサブインターフェイスの識別子(第4サブインターフェイスの識別子)を獲得する。テーブル1-2は、近傍情報を示している。一つの実装において、第1装置は、2つ以上の近傍(neighbors)に関する近傍情報を第1パケットの中へカプセル化し、そして、管理装置に対して第1パケットを送信する。別の実装において、第1装置は、近傍情報の2つのピース(piece)を異なるパケットの中へカプセル化し、そして、別々に管理装置に対して異なるパケットを送信する。管理装置は、近傍情報から以下の情報を学習または獲得することが理解されるべきである。第1装置および第2装置は近傍装置であること、第1装置および第3装置は近傍装置であること、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Aであること、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Bであること、VLAN ID-AとVLAN ID-Bとの間に直接の物理的リンクが存在すること、および、VLAN ID-CとVLAN ID-Dとの間に直接の物理的リンクが存在すること、である。
マナー2:第1装置から管理装置によって受信された第1パケットは、第1装置の近傍状態情報を含み、例えば、サブインターフェイスの識別子(例えば、第1サブインターフェイスの識別子)、第2装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第2サブインターフェイスの識別子)、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報、第1装置の識別子、および、第2装置の識別子を含んでいる。テーブル2-1は、近傍情報を示している。第3デバイスが、また、第1装置の近傍装置でもある場合、管理装置に対して第1装置によって送信される近傍情報は、さらに、第1装置が受信端として機能し、かつ、第3デバイスが送信端として機能するという近傍情報を含む。近傍情報は、第1装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第3サブインターフェイスの識別子)、第3装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第4サブインターフェイスの識別子)、第1装置の識別子、および、第3装置の識別子を含んでいる。テーブル2-2は、近傍情報を示している。管理装置は、以下のテーブル2-1およびテーブル2-2に示される近傍情報に基づいて以下の情報を学習することが理解されるべきである。第1装置および第2装置は近傍装置であること、第1装置および第3装置は近傍装置であること、第1装置の識別子が装置Aであること、第2装置の識別子が装置Bであること、第3装置の識別子が装置Dであること、VLAN ID-AとVLAN ID-Bとの間に直接の物理的リンクが存在すること、VLAN ID-CとVLAN ID-Dとの間に直接の物理的リンクが存在すること、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子がVLAN ID-Aであること、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子がVLAN ID-Bであること、第1装置の第3サブインターフェイスの識別子がVLAN ID-Cであること、第3装置の第4サブインターフェイスの識別子がVLAN ID-Dであること、である。
マナー3:第1装置から管理装置によって受信された第1パケットは、第1装置の近傍状態情報を含み、例えば、第1装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第1サブインターフェイスの識別子)、第2装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第2サブインターフェイスの識別子)、第1装置のサブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子(例えば、第1ポートの識別子として参照される)、および、第2装置のサブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子(例えば、第2ポートの識別子として参照される)を含んでいる。テーブル3-1は、近傍情報を示している。第3デバイスが、また、第1装置の近傍装置でもある場合、管理装置に対して第1装置によって送信される近傍情報は、さらに、第1装置が受信端として機能し、かつ、第3デバイスが送信端として機能するという近傍情報を含む。近傍情報は、第1装置の別のサブインターフェイスの識別子(例えば、第3サブインターフェイスの識別子)、第3装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第4サブインターフェイスの識別子)、第1装置のサブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子(例えば、第3ポートの識別子として参照される)、および、第3装置のサブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子(例えば、第4ポートの識別子として参照される)を含んでいる。テーブル3-2は、近傍情報を示している。管理装置は、テーブル3-1およびテーブル3-2に示されるように、第1装置によって送信された、受信した近傍情報に基づいて、以下の情報を学習または獲得し得ることが理解されるべきである。第1装置および第2装置は近傍装置であること、第1装置および第3装置は近傍装置であること、第1ポートの識別子がポートID-Aであること、第2ポートの識別子がポートID-Bであること、第3ポートの識別子がポートID-Cであること、第4ポートの識別子がポートID-Dであること、ポートID-AとポートID-Bとの間に直接の物理的リンクが存在すること、ポートID-CとポートID-Dとの間に直接の物理的リンクが存在すること、VLAN ID-AとVLAN ID-Bとの間に直接の物理的リンクが存在すること、VLAN ID-CとVLAN ID-Dとの間に直接の物理的リンクが存在すること、サブインターフェイスVLAN ID-AはポートID-Aで実行される分割を通じて獲得されること、サブインターフェイスVLAN ID-BはポートID-Bで実行される分割を通じて獲得されること、サブインターフェイスVLAN ID-CはポートID-Cで実行される分割を通じて獲得されること、サブインターフェイスVLAN ID-DはポートID-Dで実行される分割を通じて獲得されること、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Aであること、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Bであること、第1装置の第3サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Cであること、第3デバイスの第4サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Dであること、である。
マナー4:第1装置から管理装置によって受信された第1パケットは、第1装置の近傍状態情報を含み、例えば、第1装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第1サブインターフェイスの識別子)、第2装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第2サブインターフェイスの識別子)、第1装置のサブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子(例えば、第1ポートの識別子として参照される)、第2装置のサブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子(例えば、第2ポートの識別子として参照される)、第1装置の識別子、および、第2装置の識別子を含んでいる。テーブル4-1は、近傍情報を示している。第3デバイスが、また、第1装置の近傍装置でもある場合、管理装置に対して第1装置によって送信される近傍情報は、さらに、第1装置が受信端として機能し、かつ、第3デバイスが送信端として機能するという近傍情報を含む。近傍情報は、第1装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第3サブインターフェイスの識別子)、第3装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第4サブインターフェイスの識別子)、第1装置のサブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子(例えば、第3ポートの識別子として参照される)、第3装置のサブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子(例えば、第4ポートとして参照される)、第1装置の識別子、および、第3装置の識別子を含んでいる。テーブル4-2は、近傍情報を示している。管理装置は、テーブル4-1およびテーブル4-2に示されるように、第1装置によって送信された、受信した近傍情報に基づいて、以下の情報を獲得し得ることが理解されるべきである。第1装置および第2装置は近傍装置であること、第1装置および第3装置は近傍装置であること、第1ポートの識別子はポートID-Aであること、第2ポートの識別子はポートID-Bであること、第3ポートの識別子はポートID-Cであること、第4ポートの識別子はポートID-Dであること、ポートID-AとポートID-Bとの間に直接の物理的リンクが存在すること、ポートID-CとポートID-Dとの間に直接の物理的リンクが存在すること、VLAN ID-AとVLAN ID-Bとの間に直接の物理的リンクが存在すること、VLAN ID-CとVLAN ID-Dとの間に直接の物理的リンクが存在すること、サブインターフェイスVLAN ID-AはポートID-Aで実行される分割を通じて獲得されること、サブインターフェイスVLAN ID-BはポートID-Bで実行される分割によって獲得され、サブインターフェイスVLAN ID-CはポートID-Cで実行される分割によって獲得されること、サブインターフェイスVLAN ID-DはポートID-Dで実行される分割によって獲得されること、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Aであること、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Bであること、第1装置の第3サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Cであること、第3デバイスの第4サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Dであること、第1装置の識別子はデバイスAであること、第2装置の識別子はデバイスBであること、第3デバイスの識別子はデバイスDであること、である。
一つの実施例においては、管理装置が第1装置によって送信された第1パケットを受信する前に、管理装置は、指示パケットを通じて、管理装置に対して第1パケットを送信するための第1装置を指示する。指示パケットは、NETCONFパケット、RESTCONFパケット、SNMPパケット、BGP-LSパケット、または、iFITパケットである。
ステップ202:管理装置は、第1装置から第2パケットを受信する。
管理装置は、NETCONF、RESTCONF、SNMP、BGP、またはテレメトリ技術を通じて、第1装置と通信する。別の言葉で言えば、第2パケットは、NETCONFパケット、RESTCONFパケット、SNMPパケット、BGP-LSパケット、またはiFITパケットである。第2パケットは、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応を搬送している。ネットワークスライシング(network slicing)は、ネットワークリソースのフレキシブルな割り当て、すなわち、異なる特徴を有し、かつ、互いに隔離された複数の論理サブネットへと、ネットワークを仮想化することを参照する。ネットワークスライス・インスタンスは、一式ネットワーク機能および要求される物理的/仮想リソースを含み、例えば、アクセスネットワーク、コアネットワーク、トランスポートネットワーク、ベアラ(bearer)ネットワーク、およびアプリケーションを含んでいる。例えば、仮想化技術は、リンク、ノード、ネットワークのポート、といったトポロジリソースを仮想化し、ハードウェア機能の分割を通じて複数の論理仮想サブネットを獲得し、かつ、物理ネットワーク層(physical network layer)に仮想サブネット層を構築するために使用される。ネットワークスライスによって構築された仮想ネットワークは、独立した管理プレーン、制御プレーン、および転送(forwarding)プレーンを有する。各仮想ネットワークは、独立して様々なサービスをサポートすることができ、それによって、異なるサービス間の分離を実装している。ネットワークスライスは、また、ネットワークスライスとしても参照される。
例えば、テーブル5-1に示されるように、第2パケットは、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子の間の対応を搬送している。
一つの実施例において、第2パケットは、さらに、第1サブインターフェイスが属するプライマリポート(例えば、第1ポートとして参照される)の識別子とネットワークスライス識別子との間の対応を搬送することができる。第1ポートおよび第1サブインターフェイスは、同一のネットワークスライスに属していてよい。別の言葉で言えば、第1ポートに対応するネットワークスライス識別子は、第1サブインターフェイスに対応するネットワークスライス識別子と同一である。代替的に、第1ポートおよび第1サブインターフェイスは、異なるネットワークスライスに配置されてよい。別の言葉で言えば、第1ポートに対応するネットワークスライス識別子は、第1サブインターフェイスに対応するネットワークスライス識別子とは異なっている。
例えば、管理装置が、第1装置によって送信された第2パケットを受信する前に、管理装置は、第1装置に対して指示パケットを送信する。指示パケットは、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応を管理装置に対して送信するために使用される。
ステップ203:管理装置は、第2装置から第3パケットを受信する。
管理装置は、NETCONF、RESTCONF、SNMP、BGP、またはテレメトリ技術を通じて、第2装置と通信する。別の言葉で言えば、第3パケットはNETCONFパケット、RESTCONFパケット、SNMPパケット、BGP-LSパケット、またはiFITパケットである。第3パケットは、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応を搬送している。
例えば、テーブル6-1に示されるように、第3パケットは、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応を搬送している。
一つの実施例において、第3パケットは、さらに、第2サブインターフェイスが属するプライマリポート(例えば、第2ポートとして参照される)の識別子とネットワークスライス識別子との間の対応を搬送することができる。第2ポートおよび第2サブインターフェイスは、同一のネットワークスライスに属していてよい。別の言葉で言えば、第2ポートに対応するネットワークスライス識別子は、第2サブインターフェイスに対応するネットワークスライス識別子と同一である。代替的に、第2ポートおよび第2サブインターフェイスは、異なるネットワークスライスに配置されてよい。別の言葉で言えば、第2ポートに対応するネットワークスライス識別子は、第2サブインターフェイスに対応するネットワークスライス識別子とは異なっている。
例えば、管理装置が、第2装置によって送信された第3パケットを受信する前に、管理装置は、第2装置に対して指示パケットを送信する。指示パケットは、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応を管理装置に対して送信するように、第2装置に示すために使用される。
ステップ204:管理装置は、少なくとも1つのネットワークスライストポロジを決定する。
管理装置は、第1パケット、第2パケット、および第3パケットから獲得された情報に基づいて、ネットワークスライストポロジを決定する。例えば、管理装置は、第1パケット、第2パケット、および第3パケットから、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報を獲得し、そして、獲得した情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライストポロジを決定する。
以下に、実施例を使用して、管理装置がネットワークスライストポロジを決定する実装を説明する。
マナー1:管理装置から獲得した近傍情報は、テーブル1-1に示される近傍情報であると仮定する。テーブル7-1に示されるように、1つの場合では、第1ネットワークスライス識別子と第2ネットワークスライス識別子は同一であり、そして、両方ともスライス(slice)Aである。管理装置は、ステップ201から203までにおいての管理装置によって獲得された情報に基づいて、第1ネットワークスライストポロジが、スライスAに対応する、第1サブインターフェイスの識別子および第2サブインターフェイスの識別子、および、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間の直接リンクの識別子を含んでいると判断する。リンクの識別子は、さらに、「第1装置−第2装置(“first device - second device”)」として識別され得る。別の場合では、テーブル7-2に示されるように、第1ネットワークスライス識別子および第2ネットワークスライス識別子は、それぞれに、スライスAおよびスライスBである。第1ネットワークスライスは、第2ネットワークスライスとは異なっており、かつ、第1サブインターフェイスおよび第2サブインターフェイスは、異なるネットワークスライスに属することが理解され得る。管理装置は、ステップ201から203までにおいて管理装置によって獲得された情報に基づいて、第2ネットワークスライストポロジおよび第3ネットワークスライストポロジを決定する。第2ネットワークスライストポロジの識別子は、第1ネットワークスライス識別子スライスAであり、そして、第3ネットワークスライストポロジの識別子は、第2ネットワークスライス識別子スライスBである。第2ネットワークスライストポロジは、第1サブインターフェイスの識別子を含み、そして、第3ネットワークスライストポロジは、第2サブインターフェイスの識別子を含んでいる。
マナー2:管理装置から獲得した近傍情報は、テーブル2-1に含まれる近傍情報であると仮定する。テーブル8-1に示されるように、1つの場合では、第1ネットワークスライス識別子は、第2ネットワークスライス識別子と同一であり、そして、スライス(slice)Aである。管理装置は、ステップ201から203までにおいての管理装置によって獲得された情報に基づいて、第4ネットワークスライストポロジが、スライスAに対応する、第1装置の識別子、第2装置の識別子、第1サブインターフェイスの識別子、および第2サブインターフェイスの識別子、および、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間の直接リンクの識別子を含んでいると判断する。リンクの識別子は、さらに、「第1装置−第2装置(“first device - second device”)」として識別され得る。別の場合では、テーブル8-2に示されるように、第1ネットワークスライス識別子および第2ネットワークスライス識別子は、それぞれに、スライスAおよびスライスBである。第1ネットワークスライスは、第2ネットワークスライスとは異なっており、かつ、第1サブインターフェイスおよび第2サブインターフェイスは、異なるネットワークスライスに属することが理解され得る。管理装置は、ステップ201から203までにおいて管理装置によって獲得された情報に基づいて、第5ネットワークスライストポロジおよび第6ネットワークスライストポロジを決定する。第5ネットワークスライストポロジの識別子は、第1ネットワークスライス識別子スライスAであり、そして、第6ネットワークスライストポロジの識別子は、第2ネットワークスライス識別子スライスBである。第5ネットワークスライストポロジは、第1サブインターフェイスの識別子を含み、そして、第6ネットワークスライストポロジは、第2サブインターフェイスの識別子を含んでいる。
マナー3:管理装置から獲得した近傍情報は、テーブル3-1に含まれる近傍情報であると仮定する。テーブル9-1に示されるように、1つの場合では、第1ネットワークスライス識別子は、第2ネットワークスライス識別子と同一であり、そして、スライス(slice)Aである。管理装置は、ステップ201から203までにおいての管理装置によって獲得された情報に基づいて、第7ネットワークスライストポロジが、スライスAに対応する、第1サブインターフェイスの識別子、および第2サブインターフェイスの識別子、および、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間の直接リンクの識別子を含んでいると判断する。リンクの識別子は、さらに、「第1装置−第2装置(“first device - second device”)」として識別され得る。この場合に、第1サブインターフェイスが属するポート(例えば、第1ポートとして参照される)および第2サブインターフェイスが属するポート(例えば、第2ポートとして参照される)のいずれかに対応するネットワークスライス識別子がスライスAである場合、第7ネットワークトポロジは、さらに、第1ポートの識別子および第2ポートの識別子を含み得る。別の場合では、テーブル9-2に示されるように、第1ネットワークスライス識別子および第2ネットワークスライス識別子は、それぞれに、スライスAおよびスライスBである。第1ネットワークスライスは、第2ネットワークスライスとは異なっており、かつ、第1サブインターフェイスおよび第2サブインターフェイスは、異なるネットワークスライスに属することが理解され得る。管理装置は、ステップ201から203までにおいて管理装置によって獲得された情報に基づいて、第8ネットワークスライストポロジおよび第9ネットワークスライストポロジを決定する。第8ネットワークスライストポロジの識別子は、第1ネットワークスライス識別子スライスAであり、そして、第9ネットワークスライストポロジの識別子は、第2ネットワークスライス識別子スライスBである。第8ネットワークスライストポロジは、第1サブインターフェイスの識別子を含み、そして、第9ネットワークスライストポロジは、第2サブインターフェイスの識別子を含んでいる。この場合に、第1サブインターフェイスが属するポート(例えば、第1ポートとして参照される)に対応する全てのネットワークスライス識別子がスライスAであり、かつ、第2サブインターフェイスが属するポート(例えば、第2ポートとして参照される)に対応する全てのネットワークスライス識別子がスライスBである場合、第8ネットワークトポロジは、さらに、第1ポートの識別子を含んでよく、そして、第9ネットワークトポロジは、さらに、第2ポートの識別子を含み得る。
マナー4:管理装置から獲得した近傍情報は、テーブル4-1に含まれる近傍情報であると仮定する。テーブル10-1に示されるように、1つの場合では、第1ネットワークスライス識別子は、第2ネットワークスライス識別子と同一であり、そして、スライス(slice)Aである。管理装置は、ステップ201から203までにおいての管理装置によって獲得された情報に基づいて、第10ネットワークスライストポロジが、スライスAに対応する、第1装置の識別子、第2装置の識別子、第1サブインターフェイスの識別子、および第2サブインターフェイスの識別子、および、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間の直接リンクの識別子を含んでいると判断する。リンクの識別子は、さらに、「第1装置−第2装置(“first device - second device”)」として識別され得る。この場合に、第1サブインターフェイスが属するポート(例えば、第1ポートとして参照される)および第2サブインターフェイスが属するポート(例えば、第2ポートとして参照される)のいずれかに対応するネットワークスライス識別子がスライスAである場合、第10ネットワークトポロジは、さらに、第1ポートの識別子および第2ポートの識別子を含み得る。別の場合では、テーブル10-2に示されるように、第1ネットワークスライス識別子および第2ネットワークスライス識別子は、それぞれに、スライスAおよびスライスBである。第1ネットワークスライスは、第2ネットワークスライスとは異なっており、かつ、第1サブインターフェイスおよび第2サブインターフェイスは、異なるネットワークスライスに属することが理解され得る。管理装置は、ステップ201から203までにおいて管理装置によって獲得された情報に基づいて、第11ネットワークスライストポロジおよび第12ネットワークスライストポロジを決定する。第11ネットワークスライストポロジの識別子は、第1ネットワークスライス識別子スライスAであり、そして、第12ネットワークスライストポロジの識別子は、第2ネットワークスライス識別子スライスBである。第11ネットワークスライストポロジは、第1サブインターフェイスの識別子および第1装置の識別子を含み、そして、第12ネットワークスライストポロジは、第2サブインターフェイスの識別子および第2装置の識別子を含んでいる。この場合に、第1サブインターフェイスが属するポート(例えば、第1ポートとして参照される)に対応する全てのネットワークスライス識別子がスライスAであり、かつ、第2サブインターフェイスが属するポート(例えば、第2ポートとして参照される)に対応する全てのネットワークスライス識別子がスライスBである場合、第11ネットワークトポロジは、さらに、第1ポートの識別子を含んでよく、そして、第12ネットワークトポロジは、さらに、第2ポートの識別子を含み得る。
一つの実施例において、第1装置は、第1ネットワークスライス識別子とサービスレベルアグリーメントSLAパラメータとの間の対応に基づいて、第1サブインターフェイスが、SLAパラメータに基づくデータフローを送信するために使用されることを決定する。さらに、SLAパラメータは、第1プリセット帯域幅、第1ユーザ数、および第1プリセット遅延といった、1つ以上のパラメータを含む。異なるシナリオにおいては、ネットワーク条件について異なる要件が課される。従って、多様なビジネス要件を満たすために、ネットワークスライシングに基づいて、異なるサービスに対して異なるSLAサービスが提供される。
一つの実施例において、管理装置は、さらに、第1装置によって送信された更新情報を受信し、そして、受信された更新情報に基づいてネットワークスライストポロジを更新し得る。管理装置が更新情報を受信する方法は、以下を含む。(1)管理装置が、連続的に第1装置をポーリングすることによって、第1装置から積極的に更新情報を獲得すること、(2)第1装置が、検出された更新情報に基づいて、または、特定の周期性に基づいて、管理装置に対して更新情報を積極的に報告すること、である。例えば、特定のイベントが検出されたときに、管理装置に対してアラーム通知を能動的に送信するために、SNMPトラップが、第1装置によって使用される。アラーム通知は、より詳細な情報を搬送する。トラップメッセージは、更新情報を通知するために管理装置に対して送信される。このようにして、ネットワーク管理者は、ネットワークで発生する状況を迅速に処理することができる。
一つの実施例において、更新情報は、近傍装置のサブインターフェイス(例えば、第2装置の第2サブインターフェイス)と、そのサブインターフェイスが属するネットワークスライス識別子との間の対応の変更、または、近傍装置(例えば、第2装置)の変更を含む。例えば、第1装置は、SNMPトラップを通じて、管理装置に対して更新情報を報告する。管理装置は、更新情報を受信し、そして、ネットワークスライストポロジの内容に基づいてネットワークスライストポロジを更新する。
例えば、管理装置に対して第1装置によって送信されたトラップパケットにおいて搬送される更新情報は、近傍装置の更新情報を含んでいる。新しい近傍装置(例えば、第4デバイス)が追加されたことを第1装置が検出した場合、第1装置は、獲得された第4デバイスの近傍情報を管理装置に対して送信し、そうして、管理装置は、更新情報に基づいてネットワークスライストポロジを更新する。
実施形態2
図5は、この出願に従った、ネットワークスライストポロジを決定するための別の方法に係る概略的なフローチャートである。装置Mは、ネットワーク管理装置であってよく、例えば、EMSまたはNMSといった管理システムを実行する装置であり、もしくは、ネットワーク装置上で集中制御を実行し、かつ、デバイスR1およびデバイスR2を管理または制御するように構成された、制御デバイスであってよい。R1は第1装置であり、そして、R2は第2装置である。本方法は、以下のステップを含む。
501:管理装置は、第1装置によって送信された第1パケットを受信する。
第1パケットは、サブインターフェイス情報を含んでいる。サブインターフェイス情報は、第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報、を含んでいる。一つの実装において、第1パケットは、NETCONFパケット、RESTCONFパケット、SNMPパケット、境界BGP-LSパケット、iFITパケットである。管理装置は、第1パケットからサブインターフェイス情報を獲得する。第1装置によって送信されたサブインターフェイス情報を管理装置が受信する方法については、図2における関連する説明を参照のこと。詳細は、ここにおいて再び説明されない。
例えば、第1装置から管理装置によって受信される第1パケットは、以下のテーブル11-1に示される近傍情報を含んでいる。管理装置は、第1パケットから、以下の情報を獲得し、または、学習する。VLAN ID-Aと、第2装置のBであるスライスAとの間に対応が存在すること、および、VLAN ID-AとVLAN ID-Bとの間に直接リンクが存在すること、である。
一つの実施例においては、管理装置が第1装置によって送信された第1パケットを受信する前に、管理装置は、第1装置に対して指示パケットを送信する。指示パケットは、サブインターフェイス情報を管理装置に対して送信する第1装置を示すために使用される。
一つの実施例においては、第1装置が管理装置に対して第1パケットを送信する前に、第1装置は、第2サブインターフェイスの識別子と第2装置からの第2ネットワークスライス識別子との間の対応を獲得する。図6は、この出願に従った、スライス情報を獲得する方法の概略的なフローチャートである。本方法は、以下のステップを含む。
601:第2装置は、第1装置に対してスライス情報を送信する。
第2装置は、リンク層検出プロトコル(Link Layer Discovery Protocol、LLDP)またはリンク自動検出(Link Automatic Discovery、LAD)プロトコルといったプロトコルを通じて、第1装置に対して近傍情報を送信する。スライス情報を送信するために第2装置によって使用されるプロトコルは、前述の実施例における2つのプロトコルに限定されるものではなく、そして、第1装置は、別のプロトコルを通じて、代替的にスライス情報を搬送し得る。
以下では、第2装置が第1装置に対して近傍情報を送信するプロセスを説明するために、一つの例としてLLDPを使用する。第2装置によって送信さるたLLDPパケットは、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応を搬送する。図4に示されるように、第2装置のサブインターフェイスの識別子を搬送するために、VLANフィールドが、LLDPパケットに追加され得る。加えて、図7は、この出願に従った、LLDPパケットにおけるLLDPDUのフォーマットに係る概略図である。LLDPDUは、複数のタイプ長さ値(type-length-value、TLV)を含んでいる。具体的に、複数のTLVは、シャシ識別子(chassis ID)TLV、ポート識別子(Port ID)TLV、生存時間(Time to live)TLV、オプション(Optional)TLV、およびLLDPDU終端(End of LLDPDU)TLV、を含む。LLDPDUにおいて、LLDPDU終端TLVは、LLDPパケットの終端を識別し、シャシ識別子TLVは、LLDPDUを送信する装置のブリッジMACアドレスを識別し、ポート識別子TLVは、LLDPDUを送信する送信端のポートを識別し、そして、生存時間TLVは、近傍ノードについて装置の生存時間情報を識別する。TLVの4つのタイプは、LLDPDUにおける基本的なTLVである。LLDPDUは、複数のオプションのTLVを含んでいる。一つの実装においては、ネットワークスライス情報を搬送するために、少なくとも1つのオプションのTLVが使用され得る。ネットワークスライス情報は、第2装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第2サブインターフェイスの識別子)とネットワークスライスの識別子との間の対応を含む。ネットワークスライス情報は、第2サブインターフェイスが属するネットワークスライスの識別子を含むことが理解され得る。図7に示されるように、LLDPDUは、ネットワークスライス情報TLVを含み、そして、ネットワークスライス情報TLVは、タイプフィールド、長さフィールド、および、値フィールドを含んでいる。タイプフィールドは、ネットワークスライス情報を搬送するためにネットワークスライス情報TLVが使用されることを示す。長さフィールドは、ネットワークスライス情報TLVの内容の長さを示すために使用される。値フィールドは、ネットワークスライス情報の内容を搬送するために使用される。ネットワークスライス情報TLVは、さらに、LLDPパケットに新たに追加されたVLANフィールドにおけるサブインターフェイスの識別子と、ネットワークスライス識別子との間のマッピング関係を示している。例えば、VLANフィールドで搬送第2サブインターフェイスの識別子と、対応する第2ネットワークスライス識別子との間のマッピング関係である。
図7は、LLDPDUパケットのフォーマットに係る例示的な図である。ネットワークスライス情報TLVは、ネットワークスライス識別子を含み、そして、ネットワークスライス識別子は、ネットワークスライスを識別するために使用される。例えば、第1ネットワークスライス識別子がスライスA(slice A)である場合、第1ネットワークスライス識別子が、ネットワークスライスAを示すために使用される。図4に示されるLLDPパケット内の拡張VLANフィールドに従って、VLANフィールドは、第2装置のサブインターフェイスの識別子を搬送する。第2装置によって送信されたLLDPパケットを受信した後で、第1ネットワーク装置は、VLANフィールドおよび第1LLDPパケット内のネットワークスライス情報TLVに基づいて、第2ネットワークスライス識別子が、第2装置の第2サブインターフェイスが属するネットワークスライスの識別子(例えば、スライスA)を示していると判断し得る。
602: 第1装置は、第2装置によって送信されたスライス情報を受信する。
第1装置は、LLDP、LAD、または別のプロトコルを通じて、第2装置によって送信されたネットワークスライス情報を受信する。例えば、第1装置は、近傍情報を搬送するLLDPパケットを受信し、そして、LLDPパケットから学習された対応であり、かつ、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子の間の対応を、第1装置のMIBに、保管する。
502:管理装置は、少なくとも1つのネットワークスライストポロジを決定する。
管理装置は、第1パケットから獲得された情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライストポロジを決定する。一つの実装において、第1パケットは、さらに、第1装置の識別子および第2装置の識別子を含んでよく、または、第1サブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子、および第2サブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子を含んでよい。第1パケットから獲得された情報に基づいて管理装置によって決定する方法の詳細については、図2のステップ204において説明した4つの方法(manner)を参照のこと。詳細は、ここにおいて再び説明されない。
一つの実施例において、管理装置は、さらに、第1装置によって送信された更新情報を受信し、そして、受信された更新情報に基づいてネットワークスライストポロジを更新し得る。管理装置が更新情報を受信する方法は、以下を含む。(1)管理装置が、連続的に第1装置をポーリングすることによって、第1装置から積極的に更新情報を獲得すること、(2)第1装置が、検出された更新情報に基づいて、または、特定の周期性に基づいて、管理装置に対して更新情報を積極的に報告すること、である。例えば、特定のイベントが検出されたときに、管理装置に対してアラーム通知を能動的に送信するために、SNMPトラップが、第1装置によって使用される。アラーム通知は、より詳細な情報を搬送する。トラップメッセージは、更新情報を通知するために管理装置に対して送信される。このようにして、ネットワーク管理者は、ネットワークで発生する状況を迅速に処理することができる。
一つの実施例において、更新情報は、近傍装置のサブインターフェイス(例えば、第2装置の第2サブインターフェイス)と、そのサブインターフェイスが属するネットワークスライス識別子との間の対応の変更、または、近傍装置(例えば、第2装置)の変更を含む。例えば、第1装置は、SNMPトラップを通じて、管理装置に対して更新情報を報告する。管理装置は、更新情報を受信し、そして、ネットワークスライストポロジの内容に基づいてネットワークスライストポロジを更新する。
図8は、この出願の一つの実施形態に従った、管理装置800の概略的な構造図である。図8に示される管理装置800は、前述の実施形態の方法において管理装置によって実行される対応するステップを実行することができる。例えば、管理装置800は、図2のステップ201から204までにおいて管理装置によって実行される方法ステップを実行することができる。代替的に、管理装置800は、図5のステップ501およびステップ502において管理装置によって実行される方法ステップを実行することができる。管理装置は、通信ネットワークにおいて展開されており、ここで、通信ネットワークは、さらに、第1装置を含んでいる。図8に示されるように、管理装置800は、獲得ユニット801および処理ユニット802を含んでいる。
獲得ユニット801は、サブインターフェイス情報を獲得するように構成されており、ここで、サブインターフェイス情報は、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報、を含んでいる。
処理ユニット802は、サブインターフェイス情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライストポロジを決定するように構成されている。
任意的に、第1ネットワークスライス識別子が第2ネットワークスライス識別子と同一である場合、管理装置によって決定される少なくとも1つのネットワークスライストポロジは、第1ネットワークスライストポロジを含む。第1ネットワークスライストポロジは、第1サブインターフェイスの識別子、第2サブインターフェイスの識別子、および、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間の直接リンクの識別子を含んでいる。
任意的に、第1ネットワークスライス識別子が第2ネットワークスライス識別子と異なる場合、管理装置によって決定される少なくとも1つのネットワークスライストポロジは、第2ネットワークスライストポロジおよび第3ネットワークスライストポロジを含む。第2ネットワークスライストポロジは、第1サブインターフェイスの識別子を含み、そして、第3ネットワークスライストポロジは、第2サブインターフェイスの識別子を含んでいる。
任意的に、サブインターフェイス情報は、さらに、第1装置の識別子および第2装置の識別子を含む。
任意的に、第1ネットワークスライス識別子が第2ネットワークスライス識別子と同一である場合、管理装置によって決定される少なくとも1つのネットワークスライストポロジは、第4ネットワークスライストポロジを含む。第4ネットワークスライストポロジは、第1サブインターフェイスの識別子、第1装置の識別子、第2サブインターフェイスの識別子、第2装置の識別子、および、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間の直接リンクの識別子を含んでいる。
任意的に、第1ネットワークスライス識別子が第2ネットワークスライス識別子と異なる場合、管理装置によって決定される少なくとも1つのネットワークスライストポロジは、第5ネットワークスライストポロジおよび第6ネットワークスライストポロジを含む。第5ネットワークスライストポロジは、第1サブインターフェイスの識別子および第1装置の識別子を含み、第6ネットワークスライストポロジは、第2サブインターフェイスの識別子および第2装置の識別子を含んでいる。
任意的に、管理装置は、さらに、送信ユニット804を含み得る。送信ユニット804は、管理装置が第1装置によって送信されたサブインターフェイス情報を受信する前に、第1装置に第1パケットを送信するように構成されている。ここで、第1パケットは、第1装置が前記サブインターフェイス情報における少なくとも1つの情報を管理装置に対して送信することを示すために使用される。
任意的に、管理装置は、さらに、受信ユニット803および更新ユニット805をさらに含み得る。受信ユニット803は、第1装置によって送信された第2パケットを受信するように構成されており、ここで、第2パケットは、サブインターフェイス情報の更新情報を含む。更新ユニット805は、第2パケット内の更新情報に基づいて、管理装置によって決定された少なくとも1つのネットワークスライストポロジを更新するように構成されている。
任意的に、更新情報は、第2装置の更新情報、または、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応の更新情報を含む。
任意的に、処理ユニット802は、さらに、第1ネットワークスライス識別子とサービスレベルアグリーメントSLAパラメータとの間の対応に基づいて、第1サブインターフェイスがSLAパラメータに基づいてサービスフローを送信するために使用されることを決定するように構成されている。
任意的に、獲得ユニット801は、具体的に、第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応を、第1装置から、受信ユニット803によって、受信される第4パケットから獲得するように構成されている。第4パケットは、第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応を含んでいる。
任意的に、獲得ユニット801は、具体的に、第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応を、受信ユニット803によって受信される、第1装置によって送信された第5パケットおよび第2装置によって送信された第6パケットから獲得するように構成されている。第5パケットは、第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子の間の対応を含み、かつ、第6パケットは、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子の間の対応を含んでいる。
任意的に、サブインターフェイス情報は、さらに、第1サブインターフェイスが属する物理ポートの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応を含み、かつ、第1ネットワークスライストポロジは、さらに、物理ポートの識別子を含む。
図9は、この出願の一つの実施形態に従った、第1装置900の概略的な構造図である。図9に示される第1装置900は、前述の実施形態の方法において第1装置によって実行される対応するステップを実行することができる。例えば、第1装置900は、図2のステップ201から202までにおいて第1装置によって実行される方法ステップ、および、図3のステップ301から302までにおいて第1装置によって実行される方法ステップ、図5のステップ501において第1装置によって実行される方法ステップ、または、図6のステップ601から60までにおいて第1装置によって実行される方法ステップを実行することができる。第1装置は、通信ネットワーク内に展開されている。ここで、通信ネットワークは、さらに、管理装置を含む。図9に示されるように、第1装置900は、受信ユニット901および送信ユニット902を含んでいる。
受信ユニット901は、第2装置によって送信された第1パケットを受信するように構成されており、ここで、第1パケットは、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子を含む。
送信ユニット902は、管理装置に対してサブインターフェイス情報を送信するように構成されている。サブインターフェイス情報は、第2サブインターフェイスの識別子、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報、を含んでいる。
任意的に、第1パケットは、さらに、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライスとの間の対応を含み、そして、サブインターフェイス情報は、さらに、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライスとの間の対応を含んでいる。
任意的に、受信ユニット901は、管理装置に対して第1パケットを送信する前に、管理装置によって送信された第2パケットを受信するように構成されており、第1装置がサブインターフェイス情報内の少なくとも1つの情報を管理装置に送信することを示すために使用される、第2パケット、を含む。
任意的に、第1パケットはLLDPパケットであり、そして、LLDPパケットに追加された仮想ローカルエリアネットワークVLANフィールドは、第2サブインターフェイスの識別子を搬送する。例えば、VLAN IDを搬送する。
任意的に、第1パケットはLLDPパケットであり、そして、LLDPパケットのLLDPDUは、第2サブインターフェイスの識別子に対応する第2ネットワークスライス識別子を搬送する。
任意的に、送信ユニット902は、管理装置に対して第3パケットを送信するように構成されており、ここで、第3パケットは、サブインターフェイス情報の更新情報を含んでいる。
任意的に、更新情報は、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応の更新情報を含む。更新情報は、さらに、第2装置の更新情報、例えば、第2装置の削除、または、第2装置のインターフェイスの変更、を含み得る。
任意的に、第1装置は、さらに、処理ユニット903を含み得る。処理ユニット903は、第1ネットワークスライス識別子とサービスレベルアグリーメントSLAパラメータとの間の対応に基づいて、第1サブインターフェイスが、SLAパラメータに基づくデータフローを送信するために使用されることを決定する、ように構成されている。
図10は、この出願の一つの実施形態に従った、管理装置1000のハードウェア構造の概略図である。図10に示される管理装置1000は、前述の実施形態の方法において管理装置によって実行される対応するステップを実行することができる。図10に示されるように、管理装置1000は、プロセッサ1001、インターフェイス1002、およびバス1003を含む。プロセッサ1001は、バス1003を介してインターフェイス1002に接続されている。
一つの実施形態において、インターフェイス1002は、送信器および受信器を含み、そして、前述の実施形態の第1装置または前述の実施形態の第2装置からパケットを受信し、または、パケットを送信するために管理装置によって使用される。例えば、インターフェイス1003は、図2のステップ201から203まで及び図5のステップ501をサポートするように構成されている。プロセッサ1001は、前述の実施形態において管理装置によって実行される処理を実施するように構成され、かつ/あるいは、この明細書において説明される技術の別のプロセスを実行するように構成されている。例えば、プロセッサ1001は、サブインターフェイス情報を獲得し、かつ、サブインターフェイス情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライストポロジを決定する、ように構成されている。例えば、プロセッサ1001は、図2のステップ204および図5のステップ502をサポートするように構成されている。
一つの実施形態において、管理装置1000は、さらに、メモリ1004を含み得る。メモリ1004は、プログラム、コード、または命令を保管するように構成され得る。プログラム、コード、または命令を実行するとき、プロセッサまたはハードウェア装置は、方法の実施形態において管理装置に関連する処理プロセスを完了し得る。任意的に、メモリ1004は、リードオンリーメモリ(Read-only Memory、ROM)、および、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)を含み得る。ROMは、基本入出力システム(Basic Input/Output System、BIOS)またはエンベッド(embedded)システムを含み、そして、RAMは、アプリケーションおよびオペレーティングシステムを含んでいる。管理装置1000を実行する必要がある場合、開始のためにシステムをブート(boot)し、かつ、通常の実行状態に入るように管理装置1000をブートするために、BIOS内のブートローダ、または、ROMの中へ埋め込まれたエンベッドシステムが、使用される。通常の実行状態に入った後で、管理装置1000は、RAM内でアプリケーションプログラムおよびアクションシステムを実行し、方法の実施形態において管理装置に関連する処理プロセスを完了する。図10は、管理装置1000の単純化されたデザインだけを示すことが理解されよう。実際のアプリケーションにおいて、管理装置は、任意の量のインターフェイス、プロセッサ、またはメモリを含み得る。
プロセッサは、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)であってよく、または、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)または別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理デバイス、個別ハードウェアコンポーネント、等であり得ることが理解されるべきである。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、任意の従来のプロセッサ、等であり得る。プロセッサは、高度な縮小命令セット計算機(advanced RISC machine、ARM)アーキテクチャをサポートするプロセッサであり得ることが留意されるべきである。
さらに、一つの任意的な実施形態において、メモリは、リードオンリーメモリとランダムアクセスメモリを含み、そして、命令およびデータをプロセッサに提供し得る。メモリは、さらに、不揮発性ランダムアクセスメモリを含み得る。例えば、メモリは、さらに、デバイスタイプに関する情報を保管し得る。
メモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであってよく、または、揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでよい。不揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(electrically EPROM、EEPROM)、または、フラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であってよく、そして、外部キャッシュとして使用される。例えば、限定されるわけではないが、RAMに係る多くの形態が利用可能である。例えば、スタティック・ランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミック・ランダムアクセスメモリ(dynamic random access memory、DRAM)、シンクロナス・ダイナミック・ランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート・シンクロナス・ダイナミック・ランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張シンクロナス・ダイナミック・ランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期リンク・ダイナミック・ランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM、SLDRAM)、および、ダイレクト・ランバス・ランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM、DR RAM)、である。
図11は、この出願の一つの実施形態に従った、第1装置1100のハードウェア構造の概略図である。図11に示される第1装置1100は、前述の実施形態の方法において第1装置によって実行される対応するステップを実行することができる。図11に示されるように、第1装置1100は、インターフェイス1101を含む。
一つの実施形態において、インターフェイス1101は、送信器および受信器を含み、そして、前述の実施形態の管理装置または前述の実施形態の第2装置からパケットを受信し、または、パケットを送信するために第1装置によって使用される。例えば、インターフェイス1101は、図3のステップ302及び図6のステップ602をサポートするように構成されている。
一つの実施形態において、装置は、さらに、プロセッサ1102、メモリ1103、およびバス1104を含む。インターフェイス1101、プロセッサ1102、およびメモリ1103は、バス1104を介して接続されている。プロセッサ1102は、前述の実施形態の第1装置によって実行される処理を実施するように構成され、かつ/あるいは、この明細書において説明される技術の別のプロセスを実行するように構成されている。例えば、プロセッサ1102は、第2サブインターフェイスの獲得された識別子、第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報を、パケットの中へ、カプセル化し、かつ、管理装置に対してパケットを送信する、ように構成されている。代替的に、プロセッサ1102は、獲得された第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応、第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報を、パケットの中へ、カプセル化し、かつ、管理装置に対してパケットを送信する、ように構成されている。メモリ1103は、プログラム、コード、または命令を保管するように構成され得る。プログラム、コード、または命令を実行するとき、プロセッサまたはハードウェアデバイスは、方法の実施形態における第1装置に関連する処理プロセスを完了し得る。任意的に、メモリ1103は、ROMおよびRAMを含み得る。ROMは、基本入出力システム(Basic Input/Output System、BIOS)またはエンベッドシステムを含み、そして、RAMは、アプリケーションおよびアクションシステムを含んでいる。第1装置1100を実行する必要がある場合、開始のためにシステムをブート(boot)し、かつ、通常の実行状態に入るように第1装置1100をブートするために、BIOS内のブートローダ、または、ROMの中へ埋め込まれたエンベッドシステムが、使用される。通常の実行状態に入った後で、第1装置1100は、RAM内でアプリケーションプログラムおよびアクションシステムを実行し、方法の実施形態において第1装置に関連する処理プロセスを完了する。図11は、第1装置1100の単純化されたデザインだけを示すことが理解されよう。実際のアプリケーションにおいて、第1装置は、任意の量のインターフェイス、プロセッサ、またはメモリを含み得る。プロセッサは、CPUであってよく、または、別の汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理デバイス、個別ハードウェアコンポーネント、等であり得ることが理解されるべきである。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、任意の従来のプロセッサ、等であり得る。プロセッサは、ARMアーキテクチャをサポートするプロセッサであり得ることが留意されるべきである。
さらに、一つの任意的な実施形態において、メモリは、リードオンリーメモリとランダムアクセスメモリを含み、そして、命令およびデータをプロセッサに提供し得る。メモリは、さらに、不揮発性ランダムアクセスメモリを含み得る。例えば、メモリは、さらに、デバイスタイプに関する情報を保管し得る。
メモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであってよく、または、揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでよい。不揮発性メモリは、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、またはフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、RAMであってよく、そして、外部キャッシュとして使用される。例えば、限定されるわけではないが、RAMに係る多くの形態が利用可能である。例えば、スタティック・ランダムアクセスメモリSRAM、DRAM、SDRAM、DDR SDRAM、ESDRAM、SLDRAM、およびDR RAM、である。
上述したあらゆる装置の実施形態は、単に一つの実施例に過ぎないことが留意されるべきである。別個の部品として記載されるユニットは、物理的に分離されても、また、されなくてもよく、また、ユニットとして表示される部品は、物理的ユニットであっても、また、そうでなくてもよく、1つの位置に配置されてよく、もしくは、複数のネットワークユニット上に分散されてよい。いくつか又は全てのモジュールは、実施形態のソリューションの目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択されてよい。加えて、この出願において提供される第1装置または管理装置の実施形態に係る添付の図面において、モジュール間の接続関係は、モジュール間に通信接続が存在することを示し、そして、通信接続は、1つ以上の通信バスまたは信号ケーブルとして具体的に実装され得る。当業者であれば、創造的努力なしに、本発明の実施形態を理解し、そして、実施することができる。
前述の実施形態の全てまたは一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、または、それらの任意の組み合わせを使用することによって実施され得る。実施形態を実施するためにソフトウェアが使用される場合、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態で、完全にまたは部分的に実施され得る。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がロードされ、そして、コンピュータ上で実行されると、本発明の実施形態に従ったプロシージャまたは機能が、全てまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または、他のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータで読取可能な記憶媒体に保管されてよく、または、コンピュータで読取可能な記憶媒体から別のコンピュータで読取可能な記憶媒体へ送信され得る。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、または、デジタル加入者線(DSL))または無線(例えば、赤外線、無線、および、マイクロ波、等)の方法で、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターへ送信され得る。コンピュータで読取可能な記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または、1つ以上の使用可能な媒体を統合する、サーバまたはデータセンターといった、データストレージ装置であり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、または、磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ・ソリッドステートディスク(SSD))、等であり得る。
図12は、この出願に従った、ネットワークスライストポロジを決定するためのシステムの概略的な構造図である。システム1200は、前述の方法の実施形態におけるネットワークスライストポロジを決定するための方法を実装するように構成されている。システムは、管理装置1201および第1装置1202を含む。管理装置は、図2および図5の管理装置の方法ステップを実行するように構成されてよく、管理装置の機能を実施する。第1装置は、図3および図6の第1装置の方法ステップ、および図2および図5の第1装置の方法ステップを実行するように構成されてよく、第1装置の機能を実施する。
一つの実施形態において、第1装置1202は、第2装置によって送信される、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の通信を受信し、そして、管理装置に対して、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報を送信する、ように構成されている。管理装置1201は、第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライスとの間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報を獲得し、そして、獲得された情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライストポロジを決定する、ように構成されている。
一つの実施形態において、システムは、さらに、第2装置1203を含み得る。第1装置1202は、第2装置1203によって送信された、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子を受信し、そして、管理装置にたいして、第2サブインターフェイスの識別子、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報を送信する、ように構成されている。管理装置1201は、第1装置によって送信される以下の情報を獲得するように構成されている。第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報、である。管理装置1201は、サブインターフェイス情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライストポロジを決定する。一つの実装において、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応は、第2装置によって管理装置へ送信され、そして、第2装置および第1装置は、近傍装置である。
この出願は、さらに、コンピュータで読取可能な記憶媒体を提供する。記憶媒体は、少なくとも1つの命令を保管しており、そして、サービスレベルを調整するための前記方法のいずれか1つを実施するために、命令がプロセッサによってロードされ、かつ、実行される。例えば、図2、図3、図5、または図6の方法の実施形態において、管理装置または第1装置によって実行される、対応する方法ステップが実行され得る。
この出願は、コンピュータプログラムを提供する。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されると、プロセッサまたはコンピュータは、図2、図3、図5、または図6の方法の実施形態において、管理装置または第1装置によって実行される、対応する方法ステップを実行し得る。
この出願の実施形態において開示された内容において説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアによって実施されてよく、または、ソフトウェア命令を実行することによりプロセッサによって実施され得る。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールを含み得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ(read-only memory、ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(erasable programmable ROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(electrically EPROM、EEPROM)、ハードディスク、リムーバブルハードディスク、光ディスク、または当該技術分野で周知の任意の他の形式の記憶媒体に保管され得る。例えば、記憶媒体は、プロセッサが、記憶媒体から情報を読み出し、そして、記憶媒体へと情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合されている。確かに、記憶媒体は、プロセッサのコンポーネントであってよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に配置され得る。加えて、ASICは、コアネットワーク・インターフェイス装置内に配置され得る。確かに、プロセッサおよび記憶媒体は、別々のコンポーネントとしてコアネットワーク・インターフェイス装置内に代替的に存在し得る。
当業者は、前述の1つ以上の実施例において、この出願において説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または、それらの任意の組み合わせによって実現され得ること、を認識すべきである。機能がソフトウェアによって実現される場合、その機能は、コンピュータで読取可能な媒体に保管されるか、または、コンピュータで読取可能な媒体内の1つ以上の命令またはコードとして送信され得る。コンピュータで読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を含む。通信媒体は、コンピュータプログラムがある場所から別の場所へ送信されることを可能にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータにアクセス可能な、任意の利用可能な媒体であり得る。
この出願の目的、技術的ソリューション、および有益な効果は、さらに、前述の特定の実施形態において詳細に説明されている。前述の説明は、単にこの出願の特定の実施形態に過ぎないが、この出願の保護範囲を限定するように意図されたものではないことが理解されるべきである。この出願の技術的ソリューションに基づいてなされた、あらゆる修正、均等な交換、改良、等は、この出願の保護範囲に含まれるものである。
以下は、添付の図面を参照して、この出願において提供される、ネットワークスライストポロジを決定するための方法およびシステム、並びに、装置の実装を説明している。
5Gサービスの差別化された要件を満足し、かつ、複数のサービスについて差別化されたサービスレベルアグリーメント(Service Level Agreement、SLA)の保証を実装するために、異なるサービスアプリケーションは、相互に分離される必要がある。この場合、ネットワークスライスは、必要に応じて、サービスのためにフレキシブルで、かつ、カスタマイズ可能なマルチレベル差分化サービスを提供することができる。図1は、この出願に従った、ネットワークスライスの概略的な構造図である。ユーザの数、サービスの質(quality of service、QoS)、および、帯域幅に対する異なるサービスの異なる要件に基づいて、必要に応じてネットワーキングが実行される。図1における物理ネットワークは、ネットワークスライス1およびネットワークスライス2へと分割されている。ネットワークスライス1とネットワークスライス2は、物理ネットワークのリソースを共有する。例えば、ネットワークスライス1は、高広帯域幅を必要とするサービスのために使用され、そして、ネットワークスライス2は、低遅延を必要とするサービスのために使用される。しかしながら、現在のところ、ネットワーク装置のサブインターフェイスに基づく、ネットワークスライストポロジの収集および提示のためのソリューションは存在しない。従って、サブインターフェイスに基づいて構築されたネットワークスライスは、サービスについて差別化された保証を実装するために使用することができない。
上記の技術的問題点を考慮して、この出願は、ネットワークスライストポロジを決定するための方法およびシステム、並びに、装置を提案する。本方法において、管理装置は、少なくとも1つの装置のサブインターフェイスの識別子とネットワークスライスとの間の対応、および、サブインターフェイス間の接続関係を獲得し、サブインターフェイスを含むネットワークスライストポロジを決定する。この方法では、サブインターフェイスベースのネットワークスライストポロジが収集され、かつ、提示されて、そして、サブインターフェイスに基づいて構築されたネットワークスライスを使用して、サービスについて差別化された保証が実装される。以下では、2つの実施形態を使用することにより、ネットワークスライストポロジを決定する実装について説明する。
実施形態1
図2は、この出願に従った、ネットワークスライストポロジを決定するための方法に係る概略的なフローチャートである。図2における装置Mは、ネットワーク管理装置、例えば、エンタープライズ管理システム(Enterprise Management System、EMS)またはネットワーク管理システム(Network Management System、NMS)といった、管理システムを実行する装置であってよく、もしくは、ネットワーク装置上で集中制御を実行する制御装置であってよい。装置Mは、R1およびR2を管理または制御するように構成されている。R1は第1装置であり、R2は第2装置である。本方法は、以下のステップを含んでいる。
ステップ201:管理装置は、第1装置から第1パケットを受信する。
管理装置は、NETCONF、RESTCONF、SNMP、BGP、またはテレメトリ(Telemetry)を介して第1装置と通信する。RESTCONFは、ハイパーテキスト転送プロトコル(Hypertext Transfer Protocol、HTTP)に基づいて、NETCONFで定義されたデータ保管概念(data storage concept)を使用して構成されたYANGデータを送信するために使用される。実装において、第1パケットは、NETCONFパケット、RESTCONFパケット、SNMPパケット、境界ゲートウェイプロトコルリンク状態(Border Gateway Protocol-link state、BGP-LS)パケット、または、テレメトリ技術に基づく、その場のフロー情報テレメトリ(In-situ Flow Information Telemetry、iFIT)パケットである。
管理装置は、前述のプロトコルパケットを通じて、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに対して直接的に接続されていることを示す情報を獲得する。第1パケットは、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに対して直接的に接続されていることを示す情報を搬送することが理解されよう。第1サブインターフェイスおよび第2サブインターフェイスの作成は、装置イーサネットポート、バウンドポート、または、仮想ローカルエリアネットワーク(virtual local area network)に基づいてよいことが留意されるべきである。例えば、VLANに基づいて実行された分割を通じて獲得されたサブインターフェイスは、また、論理インターフェイスまたはサブポートとしても参照され得る。このことは、ネットワーク装置のプライマリポート(プライマリインターフェイスまたはポートとしても、また、参照される)において、1つ以上のサブインターフェイスが作成されることを意味する。プライマリポートは、物理ポート(例えば、レイヤ3イーサネット・インターフェイス)または論理インターフェイスであってよい。サブインターフェイスは、論理的に相互に独立している。異なるVLAN IDは、異なるサブインターフェイスを識別するように構成されている。サブインターフェイスは、プライマリポートの物理層パラメータに基づいて、リンク層およびネットワーク層パラメータを用いて構成されている。VLANは、送信の最中に異なるVLANにおけるパケットを隔離するように、物理LANが複数のブロードキャストドメインへと論理的に分割される、通信技術を参照する。加えて、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間の直接的な接続状態は、中継(relay)装置またはトランスペアレント伝送装置以外の他のネットワーク装置による処理を行うことなく、第1サブインターフェイスから第2サブインターフェイスにパケットが送信される状態を参照する。
例えば、管理装置が第1装置によって送信された第1パケットを受信する前に、管理装置は、第1装置に対して指示パケット(indication packet)を送信する。指示パケットは、管理装置に対して、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子および第2装置の第2サブインターフェイスの識別子を送信するための第2装置を示すために使用される。
一つの実施例において、第1サブインターフェイスの識別子と第2サブインターフェイスの識別子は、第1装置に保管された情報から獲得される。例えば、第1装置は、第1サブインターフェイスが属するプライマリポートAを通じて、第2装置の第2サブインターフェイスが属するプライマリポートBによって送信される近傍情報(neighbor information)を受信する。近傍情報は、プライマリポートBにおいて実行された分割を通じて獲得された1つ以上のサブインターフェイスの識別子を搬送する。第1装置は、近傍情報に基づいて、プライマリポートBにあり、かつ、第2装置のものである、サブインターフェイスの識別子を獲得する。第1装置は、プライマリポートBにあり、かつ、第2装置のものである、サブインターフェイスの識別子、および、プライマリポートAにあり、かつ、第1装置のものである、サブインターフェイスの識別子を保管する。近傍情報は、近傍装置(neighboring device)間の通信を実装することが理解されるべきである。第1装置は、さらに、近傍情報に基づいて、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間に直接リンクが存在することを示す情報を獲得する。第1装置と第2装置は、近傍装置である。図3は、この出願に従った、近傍情報を獲得するための方法に係る概略的なフローチャートである。本方法は、以下のステップを含んでいる。
301: 第2装置は、近傍情報を第1装置に対して送信する。
第2装置は、リンク層検出プロトコル(Link Layer Discovery Protocol、LLDP)またはリンク自動検出(Link Automatic Discovery、LAD)プロトコルを通じて、第1装置に対して近傍情報を送信する。近傍情報を送信するために第2装置によって使用されるプロトコルは、前述の例における2つのプロトコルに限定されず、そして、第2装置は、代替的に、近傍情報を記述する別のプロトコルを通じて、第1装置に対して近傍情報を送信し得る。
以下では、第2装置が第1装置に対して近傍情報を送信するプロセスを説明するために、一つの例としてLLDPを使用する。LLDPは、米国電気電子技術者協会(Institute of Electrical and Electronics Engineers、IEEE)802.1abによって定義されたレイヤ2検出(Layer 2 Discovery)プロトコルである。LLDPは、リンク層検出方式を提供し、そこでは、メイン機能、管理アドレス、デバイス識別子、および、ローカルデバイスと近傍装置のインターフェイス識別子といった、ステータス情報をLLDPパケットへとカプセル化し、そして、近傍装置に対して送信する。ステータス情報を受信した後で、近傍装置は、ステータス情報を標準管理情報ベース(Management Information Base、MIB)の形式で保管し、そうして、制御機器、管理装置、または、ネットワーク管理システム(Network Management System、NMS)がMIBをクエリ(query)し、そして、リンクの通信状態を判定する。一つの実装において、第2装置は、ローカルMIBに保管され、かつ、ローカルデバイスの、プライマリポートでのサブインターフェイス(例えば、第2サブインターフェイス)である1つ以上の識別子に基づいて、または、リモートMIBに保管され、かつ、近傍装置の、プライマリポートでのサブインターフェイス(例えば、第1サブインターフェイス)である1つ以上の識別子に基づいて、LLDPパケットを生成し、そして、第1装置に対してLLDPを送信する。
一つの実施例においては、VLANフィールドがLLDPパケットに追加され、そして、VLANフィールドは、サブインターフェイスの識別子を識別するために使用される。例えば、VLANフィールドは、ソースメディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)アドレスフィールドとタイプフィールドの間に追加され、そして、サブインターフェイスの識別子を搬送するために使用される。サブインターフェイスの識別子は、仮想ローカルエリアネットワーク識別子(virtual local area network identifier、VLAN ID)であってよい。図4は、この出願に従った、LLDPパケットのフォーマットに係る概略図である。LLDPパケットは、宛先MACアドレス(Destination MAC address)、送信元MACアドレス(source MAC address)、タイプ(Type)、リンク層検出プロトコルデータユニット(Link Layer Discovery Protocol Data Unit、LLDPDU)、フレームチェックシーケンス(Frame Check Sequence、FCS)を含んでいる。例えば、宛先MACアドレスは0x0180-C200-000Eであり、送信元MACアドレスはスライシング(slicing)インターフェイスのMACアドレスまたはデバイスブリッジのMACアドレスであり(インターフェイスアドレスが存在する場合は、送信元MACアドレスとしてインターフェイスMACアドレスが使用される)、そして、タイプは0x88CCである。LLDPDUは、LLDPパケット内にカプセル化されたデータユニットであり、そして、交換のため近傍情報を搬送するために使用される。一つの実装において、第1装置と第2装置とがそこを通じてLLDPパケットを交換するプライマリポートは、コマンドラインを使用することにより、VLANモード(VLAN Mode)をイネーブルにする。
一つの実施例において、第2装置が第1装置に対して図4に示されるLLDPパケット送信する方法は、以下を含む。第1装置に対して、第2装置によって、LLDPパケットを定期的に送信すること、または、ローカルMIBに保管されている情報が変化したときに第1装置に対してLLDPパケットを送信すること、もしくは、初期設定段階で第1装置に対してLLDPパケットを送信すること、である。
302:第1装置は、第2装置によって送信された近傍情報を受信する。
第1装置は、LLDP、LAD、または別のプロトコルを通じて、第2装置によって送信された近傍情報を受信する。例えば、第1装置は、近傍情報を搬送するLLDPパケットを受信し、そして、第1装置のリモートMIB内に、第2装置のサブインターフェイス(例えば、第2サブインターフェイス)のものであり、かつ、LLDPパケットから学習された識別子を保管する。第1装置は、LLDPパケット内の近傍情報、第1サブインターフェイスの識別子、第2サブインターフェイスの識別子、および、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間に直接リンクが存在することを示す情報に基づいて、学習することが理解されるべきである。リンクは、第1装置と第2装置との間の通信に使用され、そして、リンクは、ケーブルまたは光ファイバを含む。
以下に、実施例を使用して、管理装置がサブインターフェイス情報を獲得する実装を説明する。
マナー1:第1装置から管理装置によって受信された第1パケットは、第1装置の近傍状態情報(neighboring status information)を含み、例えば、サブインターフェイスの識別子(例えば、第1サブインターフェイスの識別子)、第2装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第2サブインターフェイスの識別子)、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報を含んでいる。以下のテーブル1-1に示される近傍情報では、第1装置が受信端(receive end)であり、そして、第2装置が送信端(transmit end)である。第3装置が、また、第1装置の近傍装置でもある場合、管理装置に対して第1装置によって送信される情報は、さらに、第1装置が受信端として機能し、かつ、第3装置が送信端として機能するという近傍情報を含み、そして、管理装置は、第1装置の別のサブインターフェイスの識別子(第3サブインターフェイスの識別子)、および第3装置のサブインターフェイスの識別子(第4サブインターフェイスの識別子)を獲得する。テーブル1-2は、近傍情報を示している。一つの実装において、第1装置は、2つ以上の近傍(neighbors)に関する近傍情報を第1パケットの中へカプセル化し、そして、管理装置に対して第1パケットを送信する。別の実装において、第1装置は、近傍情報の2つのピース(piece)を異なるパケットの中へカプセル化し、そして、別々に管理装置に対して異なるパケットを送信する。管理装置は、近傍情報から以下の情報を学習または獲得することが理解されるべきである。第1装置および第2装置は近傍装置であること、第1装置および第3装置は近傍装置であること、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Aであること、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Bであること、VLAN ID-AとVLAN ID-Bとの間に直接の物理的リンクが存在すること、および、VLAN ID-CとVLAN ID-Dとの間に直接の物理的リンクが存在すること、である。
マナー2:第1装置から管理装置によって受信された第1パケットは、第1装置の近傍状態情報を含み、例えば、サブインターフェイスの識別子(例えば、第1サブインターフェイスの識別子)、第2装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第2サブインターフェイスの識別子)、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報、第1装置の識別子、および、第2装置の識別子を含んでいる。テーブル2-1は、近傍情報を示している。第3デバイスが、また、第1装置の近傍装置でもある場合、管理装置に対して第1装置によって送信される近傍情報は、さらに、第1装置が受信端として機能し、かつ、第3デバイスが送信端として機能するという近傍情報を含む。近傍情報は、第1装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第3サブインターフェイスの識別子)、第3装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第4サブインターフェイスの識別子)、第1装置の識別子、および、第3装置の識別子を含んでいる。テーブル2-2は、近傍情報を示している。管理装置は、以下のテーブル2-1およびテーブル2-2に示される近傍情報に基づいて以下の情報を学習することが理解されるべきである。第1装置および第2装置は近傍装置であること、第1装置および第3装置は近傍装置であること、第1装置の識別子が装置Aであること、第2装置の識別子が装置Bであること、第3装置の識別子が装置Dであること、VLAN ID-AとVLAN ID-Bとの間に直接の物理的リンクが存在すること、VLAN ID-CとVLAN ID-Dとの間に直接の物理的リンクが存在すること、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子がVLAN ID-Aであること、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子がVLAN ID-Bであること、第1装置の第3サブインターフェイスの識別子がVLAN ID-Cであること、第3装置の第4サブインターフェイスの識別子がVLAN ID-Dであること、である。
マナー3:第1装置から管理装置によって受信された第1パケットは、第1装置の近傍状態情報を含み、例えば、第1装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第1サブインターフェイスの識別子)、第2装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第2サブインターフェイスの識別子)、第1装置のサブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子(例えば、第1ポートの識別子として参照される)、および、第2装置のサブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子(例えば、第2ポートの識別子として参照される)を含んでいる。テーブル3-1は、近傍情報を示している。第3デバイスが、また、第1装置の近傍装置でもある場合、管理装置に対して第1装置によって送信される近傍情報は、さらに、第1装置が受信端として機能し、かつ、第3デバイスが送信端として機能するという近傍情報を含む。近傍情報は、第1装置の別のサブインターフェイスの識別子(例えば、第3サブインターフェイスの識別子)、第3装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第4サブインターフェイスの識別子)、第1装置のサブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子(例えば、第3ポートの識別子として参照される)、および、第3装置のサブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子(例えば、第4ポートの識別子として参照される)を含んでいる。テーブル3-2は、近傍情報を示している。管理装置は、テーブル3-1およびテーブル3-2に示されるように、第1装置によって送信された、受信した近傍情報に基づいて、以下の情報を学習または獲得し得ることが理解されるべきである。第1装置および第2装置は近傍装置であること、第1装置および第3装置は近傍装置であること、第1ポートの識別子がポートID-Aであること、第2ポートの識別子がポートID-Bであること、第3ポートの識別子がポートID-Cであること、第4ポートの識別子がポートID-Dであること、ポートID-AとポートID-Bとの間に直接の物理的リンクが存在すること、ポートID-CとポートID-Dとの間に直接の物理的リンクが存在すること、VLAN ID-AとVLAN ID-Bとの間に直接の物理的リンクが存在すること、VLAN ID-CとVLAN ID-Dとの間に直接の物理的リンクが存在すること、サブインターフェイスVLAN ID-AはポートID-Aで実行される分割を通じて獲得されること、サブインターフェイスVLAN ID-BはポートID-Bで実行される分割を通じて獲得されること、サブインターフェイスVLAN ID-CはポートID-Cで実行される分割を通じて獲得されること、サブインターフェイスVLAN ID-DはポートID-Dで実行される分割を通じて獲得されること、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Aであること、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Bであること、第1装置の第3サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Cであること、第3デバイスの第4サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Dであること、である。
マナー4:第1装置から管理装置によって受信された第1パケットは、第1装置の近傍状態情報を含み、例えば、第1装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第1サブインターフェイスの識別子)、第2装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第2サブインターフェイスの識別子)、第1装置のサブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子(例えば、第1ポートの識別子として参照される)、第2装置のサブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子(例えば、第2ポートの識別子として参照される)、第1装置の識別子、および、第2装置の識別子を含んでいる。テーブル4-1は、近傍情報を示している。第3デバイスが、また、第1装置の近傍装置でもある場合、管理装置に対して第1装置によって送信される近傍情報は、さらに、第1装置が受信端として機能し、かつ、第3デバイスが送信端として機能するという近傍情報を含む。近傍情報は、第1装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第3サブインターフェイスの識別子)、第3装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第4サブインターフェイスの識別子)、第1装置のサブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子(例えば、第3ポートの識別子として参照される)、第3装置のサブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子(例えば、第4ポートとして参照される)、第1装置の識別子、および、第3装置の識別子を含んでいる。テーブル4-2は、近傍情報を示している。管理装置は、テーブル4-1およびテーブル4-2に示されるように、第1装置によって送信された、受信した近傍情報に基づいて、以下の情報を獲得し得ることが理解されるべきである。第1装置および第2装置は近傍装置であること、第1装置および第3装置は近傍装置であること、第1ポートの識別子はポートID-Aであること、第2ポートの識別子はポートID-Bであること、第3ポートの識別子はポートID-Cであること、第4ポートの識別子はポートID-Dであること、ポートID-AとポートID-Bとの間に直接の物理的リンクが存在すること、ポートID-CとポートID-Dとの間に直接の物理的リンクが存在すること、VLAN ID-AとVLAN ID-Bとの間に直接の物理的リンクが存在すること、VLAN ID-CとVLAN ID-Dとの間に直接の物理的リンクが存在すること、サブインターフェイスVLAN ID-AはポートID-Aで実行される分割を通じて獲得されること、サブインターフェイスVLAN ID-BはポートID-Bで実行される分割によって獲得され、サブインターフェイスVLAN ID-CはポートID-Cで実行される分割によって獲得されること、サブインターフェイスVLAN ID-DはポートID-Dで実行される分割によって獲得されること、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Aであること、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Bであること、第1装置の第3サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Cであること、第3デバイスの第4サブインターフェイスの識別子はVLAN ID-Dであること、第1装置の識別子はデバイスAであること、第2装置の識別子はデバイスBであること、第3デバイスの識別子はデバイスDであること、である。
一つの実施例においては、管理装置が第1装置によって送信された第1パケットを受信する前に、管理装置は、指示パケットを通じて、管理装置に対して第1パケットを送信するための第1装置を指示する。指示パケットは、NETCONFパケット、RESTCONFパケット、SNMPパケット、BGP-LSパケット、または、iFITパケットである。
ステップ202:管理装置は、第1装置から第2パケットを受信する。
管理装置は、NETCONF、RESTCONF、SNMP、BGP、またはテレメトリ技術を通じて、第1装置と通信する。別の言葉で言えば、第2パケットは、NETCONFパケット、RESTCONFパケット、SNMPパケット、BGP-LSパケット、またはiFITパケットである。第2パケットは、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応を搬送している。ネットワークスライシング(network slicing)は、ネットワークリソースのフレキシブルな割り当て、すなわち、異なる特徴を有し、かつ、互いに隔離された複数の論理サブネットへと、ネットワークを仮想化することを参照する。ネットワークスライス・インスタンスは、一式ネットワーク機能および要求される物理的/仮想リソースを含み、例えば、アクセスネットワーク、コアネットワーク、トランスポートネットワーク、ベアラ(bearer)ネットワーク、およびアプリケーションを含んでいる。例えば、仮想化技術は、リンク、ノード、ネットワークのポート、といったトポロジリソースを仮想化し、ハードウェア機能の分割を通じて複数の論理仮想サブネットを獲得し、かつ、物理ネットワーク層(physical network layer)に仮想サブネット層を構築するために使用される。ネットワークスライスによって構築された仮想ネットワークは、独立した管理プレーン、制御プレーン、および転送(forwarding)プレーンを有する。各仮想ネットワークは、独立して様々なサービスをサポートすることができ、それによって、異なるサービス間の分離を実装している。ネットワークスライスは、また、ネットワークスライスとしても参照される。
例えば、テーブル5-1に示されるように、第2パケットは、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子の間の対応を搬送している。
一つの実施例において、第2パケットは、さらに、第1サブインターフェイスが属するプライマリポート(例えば、第1ポートとして参照される)の識別子とネットワークスライス識別子との間の対応を搬送することができる。第1ポートおよび第1サブインターフェイスは、同一のネットワークスライスに属していてよい。別の言葉で言えば、第1ポートに対応するネットワークスライス識別子は、第1サブインターフェイスに対応するネットワークスライス識別子と同一である。代替的に、第1ポートおよび第1サブインターフェイスは、異なるネットワークスライスに配置されてよい。別の言葉で言えば、第1ポートに対応するネットワークスライス識別子は、第1サブインターフェイスに対応するネットワークスライス識別子とは異なっている。
例えば、管理装置が、第1装置によって送信された第2パケットを受信する前に、管理装置は、第1装置に対して指示パケットを送信する。指示パケットは、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応を管理装置に対して送信するために使用される。
ステップ203:管理装置は、第2装置から第3パケットを受信する。
管理装置は、NETCONF、RESTCONF、SNMP、BGP、またはテレメトリ技術を通じて、第2装置と通信する。別の言葉で言えば、第3パケットはNETCONFパケット、RESTCONFパケット、SNMPパケット、BGP-LSパケット、またはiFITパケットである。第3パケットは、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応を搬送している。
例えば、テーブル6-1に示されるように、第3パケットは、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応を搬送している。
一つの実施例において、第3パケットは、さらに、第2サブインターフェイスが属するプライマリポート(例えば、第2ポートとして参照される)の識別子とネットワークスライス識別子との間の対応を搬送することができる。第2ポートおよび第2サブインターフェイスは、同一のネットワークスライスに属していてよい。別の言葉で言えば、第2ポートに対応するネットワークスライス識別子は、第2サブインターフェイスに対応するネットワークスライス識別子と同一である。代替的に、第2ポートおよび第2サブインターフェイスは、異なるネットワークスライスに配置されてよい。別の言葉で言えば、第2ポートに対応するネットワークスライス識別子は、第2サブインターフェイスに対応するネットワークスライス識別子とは異なっている。
例えば、管理装置が、第2装置によって送信された第3パケットを受信する前に、管理装置は、第2装置に対して指示パケットを送信する。指示パケットは、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応を管理装置に対して送信するように、第2装置に示すために使用される。
ステップ204:管理装置は、少なくとも1つのネットワークスライストポロジを決定する。
管理装置は、第1パケット、第2パケット、および第3パケットから獲得された情報に基づいて、ネットワークスライストポロジを決定する。例えば、管理装置は、第1パケット、第2パケット、および第3パケットから、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報を獲得し、そして、獲得した情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライストポロジを決定する。
以下に、実施例を使用して、管理装置がネットワークスライストポロジを決定する実装を説明する。
マナー1:管理装置から獲得した近傍情報は、テーブル1-1に示される近傍情報であると仮定する。テーブル7-1に示されるように、1つの場合では、第1ネットワークスライス識別子と第2ネットワークスライス識別子は同一であり、そして、両方ともスライス(slice)Aである。管理装置は、ステップ201から203までにおいての管理装置によって獲得された情報に基づいて、第1ネットワークスライストポロジが、スライスAに対応する、第1サブインターフェイスの識別子および第2サブインターフェイスの識別子、および、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間の直接リンクの識別子を含んでいると判断する。リンクの識別子は、さらに、「第1装置−第2装置(“first device - second device”)」として識別され得る。別の場合では、テーブル7-2に示されるように、第1ネットワークスライス識別子および第2ネットワークスライス識別子は、それぞれに、スライスAおよびスライスBである。第1ネットワークスライスは、第2ネットワークスライスとは異なっており、かつ、第1サブインターフェイスおよび第2サブインターフェイスは、異なるネットワークスライスに属することが理解され得る。管理装置は、ステップ201から203までにおいて管理装置によって獲得された情報に基づいて、第2ネットワークスライストポロジおよび第3ネットワークスライストポロジを決定する。第2ネットワークスライストポロジの識別子は、第1ネットワークスライス識別子スライスAであり、そして、第3ネットワークスライストポロジの識別子は、第2ネットワークスライス識別子スライスBである。第2ネットワークスライストポロジは、第1サブインターフェイスの識別子を含み、そして、第3ネットワークスライストポロジは、第2サブインターフェイスの識別子を含んでいる。
マナー2:管理装置から獲得した近傍情報は、テーブル2-1に含まれる近傍情報であると仮定する。テーブル8-1に示されるように、1つの場合では、第1ネットワークスライス識別子は、第2ネットワークスライス識別子と同一であり、そして、スライス(slice)Aである。管理装置は、ステップ201から203までにおいての管理装置によって獲得された情報に基づいて、第4ネットワークスライストポロジが、スライスAに対応する、第1装置の識別子、第2装置の識別子、第1サブインターフェイスの識別子、および第2サブインターフェイスの識別子、および、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間の直接リンクの識別子を含んでいると判断する。リンクの識別子は、さらに、「第1装置−第2装置(“first device - second device”)」として識別され得る。別の場合では、テーブル8-2に示されるように、第1ネットワークスライス識別子および第2ネットワークスライス識別子は、それぞれに、スライスAおよびスライスBである。第1ネットワークスライスは、第2ネットワークスライスとは異なっており、かつ、第1サブインターフェイスおよび第2サブインターフェイスは、異なるネットワークスライスに属することが理解され得る。管理装置は、ステップ201から203までにおいて管理装置によって獲得された情報に基づいて、第5ネットワークスライストポロジおよび第6ネットワークスライストポロジを決定する。第5ネットワークスライストポロジの識別子は、第1ネットワークスライス識別子スライスAであり、そして、第6ネットワークスライストポロジの識別子は、第2ネットワークスライス識別子スライスBである。第5ネットワークスライストポロジは、第1サブインターフェイスの識別子を含み、そして、第6ネットワークスライストポロジは、第2サブインターフェイスの識別子を含んでいる。
マナー3:管理装置から獲得した近傍情報は、テーブル3-1に含まれる近傍情報であると仮定する。テーブル9-1に示されるように、1つの場合では、第1ネットワークスライス識別子は、第2ネットワークスライス識別子と同一であり、そして、スライス(slice)Aである。管理装置は、ステップ201から203までにおいての管理装置によって獲得された情報に基づいて、第7ネットワークスライストポロジが、スライスAに対応する、第1サブインターフェイスの識別子、および第2サブインターフェイスの識別子、および、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間の直接リンクの識別子を含んでいると判断する。リンクの識別子は、さらに、「第1装置−第2装置(“first device - second device”)」として識別され得る。この場合に、第1サブインターフェイスが属するポート(例えば、第1ポートとして参照される)および第2サブインターフェイスが属するポート(例えば、第2ポートとして参照される)のいずれかに対応するネットワークスライス識別子がスライスAである場合、第7ネットワークトポロジは、さらに、第1ポートの識別子および第2ポートの識別子を含み得る。別の場合では、テーブル9-2に示されるように、第1ネットワークスライス識別子および第2ネットワークスライス識別子は、それぞれに、スライスAおよびスライスBである。第1ネットワークスライスは、第2ネットワークスライスとは異なっており、かつ、第1サブインターフェイスおよび第2サブインターフェイスは、異なるネットワークスライスに属することが理解され得る。管理装置は、ステップ201から203までにおいて管理装置によって獲得された情報に基づいて、第8ネットワークスライストポロジおよび第9ネットワークスライストポロジを決定する。第8ネットワークスライストポロジの識別子は、第1ネットワークスライス識別子スライスAであり、そして、第9ネットワークスライストポロジの識別子は、第2ネットワークスライス識別子スライスBである。第8ネットワークスライストポロジは、第1サブインターフェイスの識別子を含み、そして、第9ネットワークスライストポロジは、第2サブインターフェイスの識別子を含んでいる。この場合に、第1サブインターフェイスが属するポート(例えば、第1ポートとして参照される)に対応する全てのネットワークスライス識別子がスライスAであり、かつ、第2サブインターフェイスが属するポート(例えば、第2ポートとして参照される)に対応する全てのネットワークスライス識別子がスライスBである場合、第8ネットワークトポロジは、さらに、第1ポートの識別子を含んでよく、そして、第9ネットワークトポロジは、さらに、第2ポートの識別子を含み得る。
マナー4:管理装置から獲得した近傍情報は、テーブル4-1に含まれる近傍情報であると仮定する。テーブル10-1に示されるように、1つの場合では、第1ネットワークスライス識別子は、第2ネットワークスライス識別子と同一であり、そして、スライス(slice)Aである。管理装置は、ステップ201から203までにおいての管理装置によって獲得された情報に基づいて、第10ネットワークスライストポロジが、スライスAに対応する、第1装置の識別子、第2装置の識別子、第1サブインターフェイスの識別子、および第2サブインターフェイスの識別子、および、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間の直接リンクの識別子を含んでいると判断する。リンクの識別子は、さらに、「第1装置−第2装置(“first device - second device”)」として識別され得る。この場合に、第1サブインターフェイスが属するポート(例えば、第1ポートとして参照される)および第2サブインターフェイスが属するポート(例えば、第2ポートとして参照される)のいずれかに対応するネットワークスライス識別子がスライスAである場合、第10ネットワークトポロジは、さらに、第1ポートの識別子および第2ポートの識別子を含み得る。別の場合では、テーブル10-2に示されるように、第1ネットワークスライス識別子および第2ネットワークスライス識別子は、それぞれに、スライスAおよびスライスBである。第1ネットワークスライスは、第2ネットワークスライスとは異なっており、かつ、第1サブインターフェイスおよび第2サブインターフェイスは、異なるネットワークスライスに属することが理解され得る。管理装置は、ステップ201から203までにおいて管理装置によって獲得された情報に基づいて、第11ネットワークスライストポロジおよび第12ネットワークスライストポロジを決定する。第11ネットワークスライストポロジの識別子は、第1ネットワークスライス識別子スライスAであり、そして、第12ネットワークスライストポロジの識別子は、第2ネットワークスライス識別子スライスBである。第11ネットワークスライストポロジは、第1サブインターフェイスの識別子および第1装置の識別子を含み、そして、第12ネットワークスライストポロジは、第2サブインターフェイスの識別子および第2装置の識別子を含んでいる。この場合に、第1サブインターフェイスが属するポート(例えば、第1ポートとして参照される)に対応する全てのネットワークスライス識別子がスライスAであり、かつ、第2サブインターフェイスが属するポート(例えば、第2ポートとして参照される)に対応する全てのネットワークスライス識別子がスライスBである場合、第11ネットワークトポロジは、さらに、第1ポートの識別子を含んでよく、そして、第12ネットワークトポロジは、さらに、第2ポートの識別子を含み得る。
一つの実施例において、第1装置は、第1ネットワークスライス識別子とサービスレベルアグリーメントSLAパラメータとの間の対応に基づいて、第1サブインターフェイスが、SLAパラメータに基づくデータフローを送信するために使用されることを決定する。さらに、SLAパラメータは、第1プリセット帯域幅、第1ユーザ数、および第1プリセット遅延といった、1つ以上のパラメータを含む。異なるシナリオにおいては、ネットワーク条件について異なる要件が課される。従って、多様なビジネス要件を満たすために、ネットワークスライシングに基づいて、異なるサービスに対して異なるSLAサービスが提供される。
一つの実施例において、管理装置は、さらに、第1装置によって送信された更新情報を受信し、そして、受信された更新情報に基づいてネットワークスライストポロジを更新し得る。管理装置が更新情報を受信する方法は、以下を含む。(1)管理装置が、連続的に第1装置をポーリングすることによって、第1装置から積極的に更新情報を獲得すること、(2)第1装置が、検出された更新情報に基づいて、または、特定の周期性に基づいて、管理装置に対して更新情報を積極的に報告すること、である。例えば、特定のイベントが検出されたときに、管理装置に対してアラーム通知を能動的に送信するために、SNMPトラップが、第1装置によって使用される。アラーム通知は、より詳細な情報を搬送する。トラップメッセージは、更新情報を通知するために管理装置に対して送信される。このようにして、ネットワーク管理者は、ネットワークで発生する状況を迅速に処理することができる。
一つの実施例において、更新情報は、近傍装置のサブインターフェイス(例えば、第2装置の第2サブインターフェイス)と、そのサブインターフェイスが属するネットワークスライス識別子との間の対応の変更、または、近傍装置(例えば、第2装置)の変更を含む。例えば、第1装置は、SNMPトラップを通じて、管理装置に対して更新情報を報告する。管理装置は、更新情報を受信し、そして、ネットワークスライストポロジの内容に基づいてネットワークスライストポロジを更新する。
例えば、管理装置に対して第1装置によって送信されたトラップパケットにおいて搬送される更新情報は、近傍装置の更新情報を含んでいる。新しい近傍装置(例えば、第4デバイス)が追加されたことを第1装置が検出した場合、第1装置は、獲得された第4デバイスの近傍情報を管理装置に対して送信し、そうして、管理装置は、更新情報に基づいてネットワークスライストポロジを更新する。
実施形態2
図5は、この出願に従った、ネットワークスライストポロジを決定するための別の方法に係る概略的なフローチャートである。装置Mは、ネットワーク管理装置であってよく、例えば、EMSまたはNMSといった管理システムを実行する装置であり、もしくは、ネットワーク装置上で集中制御を実行し、かつ、デバイスR1およびデバイスR2を管理または制御するように構成された、制御デバイスであってよい。R1は第1装置であり、そして、R2は第2装置である。本方法は、以下のステップを含む。
501:管理装置は、第1装置によって送信された第1パケットを受信する。
第1パケットは、サブインターフェイス情報を含んでいる。サブインターフェイス情報は、第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報、を含んでいる。一つの実装において、第1パケットは、NETCONFパケット、RESTCONFパケット、SNMPパケット、境界BGP-LSパケット、iFITパケットである。管理装置は、第1パケットからサブインターフェイス情報を獲得する。第1装置によって送信されたサブインターフェイス情報を管理装置が受信する方法については、図2における関連する説明を参照のこと。詳細は、ここにおいて再び説明されない。
例えば、第1装置から管理装置によって受信される第1パケットは、以下のテーブル11-1に示される近傍情報を含んでいる。管理装置は、第1パケットから、以下の情報を獲得し、または、学習する。VLAN ID-Aと、第2装置のBであるスライスAとの間に対応が存在すること、および、VLAN ID-AとVLAN ID-Bとの間に直接リンクが存在すること、である。
一つの実施例においては、管理装置が第1装置によって送信された第1パケットを受信する前に、管理装置は、第1装置に対して指示パケットを送信する。指示パケットは、サブインターフェイス情報を管理装置に対して送信する第1装置を示すために使用される。
一つの実施例においては、第1装置が管理装置に対して第1パケットを送信する前に、第1装置は、第2サブインターフェイスの識別子と第2装置からの第2ネットワークスライス識別子との間の対応を獲得する。図6は、この出願に従った、スライス情報を獲得する方法の概略的なフローチャートである。本方法は、以下のステップを含む。
601:第2装置は、第1装置に対してスライス情報を送信する。
第2装置は、リンク層検出プロトコル(Link Layer Discovery Protocol、LLDP)またはリンク自動検出(Link Automatic Discovery、LAD)プロトコルといったプロトコルを通じて、第1装置に対して近傍情報を送信する。スライス情報を送信するために第2装置によって使用されるプロトコルは、前述の実施例における2つのプロトコルに限定されるものではなく、そして、第1装置は、別のプロトコルを通じて、代替的にスライス情報を搬送し得る。
以下では、第2装置が第1装置に対して近傍情報を送信するプロセスを説明するために、一つの例としてLLDPを使用する。第2装置によって送信さるたLLDPパケットは、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応を搬送する。図4に示されるように、第2装置のサブインターフェイスの識別子を搬送するために、VLANフィールドが、LLDPパケットに追加され得る。加えて、図7は、この出願に従った、LLDPパケットにおけるLLDPDUのフォーマットに係る概略図である。LLDPDUは、複数のタイプ長さ値(type-length-value、TLV)を含んでいる。具体的に、複数のTLVは、シャシ識別子(chassis ID)TLV、ポート識別子(Port ID)TLV、生存時間(Time to live)TLV、オプション(Optional)TLV、およびLLDPDU終端(End of LLDPDU)TLV、を含む。LLDPDUにおいて、LLDPDU終端TLVは、LLDPパケットの終端を識別し、シャシ識別子TLVは、LLDPDUを送信する装置のブリッジMACアドレスを識別し、ポート識別子TLVは、LLDPDUを送信する送信端のポートを識別し、そして、生存時間TLVは、近傍ノードについて装置の生存時間情報を識別する。TLVの4つのタイプは、LLDPDUにおける基本的なTLVである。LLDPDUは、複数のオプションのTLVを含んでいる。一つの実装においては、ネットワークスライス情報を搬送するために、少なくとも1つのオプションのTLVが使用され得る。ネットワークスライス情報は、第2装置のサブインターフェイスの識別子(例えば、第2サブインターフェイスの識別子)とネットワークスライスの識別子との間の対応を含む。ネットワークスライス情報は、第2サブインターフェイスが属するネットワークスライスの識別子を含むことが理解され得る。図7に示されるように、LLDPDUは、ネットワークスライス情報TLVを含み、そして、ネットワークスライス情報TLVは、タイプフィールド、長さフィールド、および、値フィールドを含んでいる。タイプフィールドは、ネットワークスライス情報を搬送するためにネットワークスライス情報TLVが使用されることを示す。長さフィールドは、ネットワークスライス情報TLVの内容の長さを示すために使用される。値フィールドは、ネットワークスライス情報の内容を搬送するために使用される。ネットワークスライス情報TLVは、さらに、LLDPパケットに新たに追加されたVLANフィールドにおけるサブインターフェイスの識別子と、ネットワークスライス識別子との間のマッピング関係を示している。例えば、VLANフィールドで搬送第2サブインターフェイスの識別子と、対応する第2ネットワークスライス識別子との間のマッピング関係である。
図7は、LLDPDUパケットのフォーマットに係る例示的な図である。ネットワークスライス情報TLVは、ネットワークスライス識別子を含み、そして、ネットワークスライス識別子は、ネットワークスライスを識別するために使用される。例えば、第1ネットワークスライス識別子がスライスA(slice A)である場合、第1ネットワークスライス識別子が、ネットワークスライスAを示すために使用される。図4に示されるLLDPパケット内の拡張VLANフィールドに従って、VLANフィールドは、第2装置のサブインターフェイスの識別子を搬送する。第2装置によって送信されたLLDPパケットを受信した後で、第1ネットワーク装置は、VLANフィールドおよび第1LLDPパケット内のネットワークスライス情報TLVに基づいて、第2ネットワークスライス識別子が、第2装置の第2サブインターフェイスが属するネットワークスライスの識別子(例えば、スライスA)を示していると判断し得る。
602: 第1装置は、第2装置によって送信されたスライス情報を受信する。
第1装置は、LLDP、LAD、または別のプロトコルを通じて、第2装置によって送信されたネットワークスライス情報を受信する。例えば、第1装置は、近傍情報を搬送するLLDPパケットを受信し、そして、LLDPパケットから学習された対応であり、かつ、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子の間の対応を、第1装置のMIBに、保管する。
502:管理装置は、少なくとも1つのネットワークスライストポロジを決定する。
管理装置は、第1パケットから獲得された情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライストポロジを決定する。一つの実装において、第1パケットは、さらに、第1装置の識別子および第2装置の識別子を含んでよく、または、第1サブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子、および第2サブインターフェイスが属するプライマリポートの識別子を含んでよい。第1パケットから獲得された情報に基づいて管理装置によって決定する方法の詳細については、図2のステップ204において説明した4つの方法(manner)を参照のこと。詳細は、ここにおいて再び説明されない。
一つの実施例において、管理装置は、さらに、第1装置によって送信された更新情報を受信し、そして、受信された更新情報に基づいてネットワークスライストポロジを更新し得る。管理装置が更新情報を受信する方法は、以下を含む。(1)管理装置が、連続的に第1装置をポーリングすることによって、第1装置から積極的に更新情報を獲得すること、(2)第1装置が、検出された更新情報に基づいて、または、特定の周期性に基づいて、管理装置に対して更新情報を積極的に報告すること、である。例えば、特定のイベントが検出されたときに、管理装置に対してアラーム通知を能動的に送信するために、SNMPトラップが、第1装置によって使用される。アラーム通知は、より詳細な情報を搬送する。トラップメッセージは、更新情報を通知するために管理装置に対して送信される。このようにして、ネットワーク管理者は、ネットワークで発生する状況を迅速に処理することができる。
一つの実施例において、更新情報は、近傍装置のサブインターフェイス(例えば、第2装置の第2サブインターフェイス)と、そのサブインターフェイスが属するネットワークスライス識別子との間の対応の変更、または、近傍装置(例えば、第2装置)の変更を含む。例えば、第1装置は、SNMPトラップを通じて、管理装置に対して更新情報を報告する。管理装置は、更新情報を受信し、そして、ネットワークスライストポロジの内容に基づいてネットワークスライストポロジを更新する。
図8は、この出願の一つの実施形態に従った、管理装置800の概略的な構造図である。図8に示される管理装置800は、前述の実施形態の方法において管理装置によって実行される対応するステップを実行することができる。例えば、管理装置800は、図2のステップ201から204までにおいて管理装置によって実行される方法ステップを実行することができる。代替的に、管理装置800は、図5のステップ501およびステップ502において管理装置によって実行される方法ステップを実行することができる。管理装置は、通信ネットワークにおいて展開されており、ここで、通信ネットワークは、さらに、第1装置を含んでいる。図8に示されるように、管理装置800は、獲得ユニット801および処理ユニット802を含んでいる。
獲得ユニット801は、サブインターフェイス情報を獲得するように構成されており、ここで、サブインターフェイス情報は、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報、を含んでいる。
処理ユニット802は、サブインターフェイス情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライストポロジを決定するように構成されている。
任意的に、第1ネットワークスライス識別子が第2ネットワークスライス識別子と同一である場合、管理装置によって決定される少なくとも1つのネットワークスライストポロジは、第1ネットワークスライストポロジを含む。第1ネットワークスライストポロジは、第1サブインターフェイスの識別子、第2サブインターフェイスの識別子、および、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間の直接リンクの識別子を含んでいる。
任意的に、第1ネットワークスライス識別子が第2ネットワークスライス識別子と異なる場合、管理装置によって決定される少なくとも1つのネットワークスライストポロジは、第2ネットワークスライストポロジおよび第3ネットワークスライストポロジを含む。第2ネットワークスライストポロジは、第1サブインターフェイスの識別子を含み、そして、第3ネットワークスライストポロジは、第2サブインターフェイスの識別子を含んでいる。
任意的に、サブインターフェイス情報は、さらに、第1装置の識別子および第2装置の識別子を含む。
任意的に、第1ネットワークスライス識別子が第2ネットワークスライス識別子と同一である場合、管理装置によって決定される少なくとも1つのネットワークスライストポロジは、第4ネットワークスライストポロジを含む。第4ネットワークスライストポロジは、第1サブインターフェイスの識別子、第1装置の識別子、第2サブインターフェイスの識別子、第2装置の識別子、および、第1サブインターフェイスと第2サブインターフェイスとの間の直接リンクの識別子を含んでいる。
任意的に、第1ネットワークスライス識別子が第2ネットワークスライス識別子と異なる場合、管理装置によって決定される少なくとも1つのネットワークスライストポロジは、第5ネットワークスライストポロジおよび第6ネットワークスライストポロジを含む。第5ネットワークスライストポロジは、第1サブインターフェイスの識別子および第1装置の識別子を含み、第6ネットワークスライストポロジは、第2サブインターフェイスの識別子および第2装置の識別子を含んでいる。
任意的に、管理装置は、さらに、送信ユニット804を含み得る。送信ユニット804は、管理装置が第1装置によって送信されたサブインターフェイス情報を受信する前に、第1装置に第1パケットを送信するように構成されている。ここで、第1パケットは、第1装置が前記サブインターフェイス情報における少なくとも1つの情報を管理装置に対して送信することを示すために使用される。
任意的に、管理装置は、さらに、受信ユニット803および更新ユニット805をさらに含み得る。受信ユニット803は、第1装置によって送信された第1パケットを受信するように構成されており、ここで、第1パケットは、サブインターフェイス情報の更新情報を含む。更新ユニット805は、第1パケット内の更新情報に基づいて、管理装置によって決定された少なくとも1つのネットワークスライストポロジを更新するように構成されている。
任意的に、更新情報は、第2装置の更新情報、または、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応の更新情報を含む。
任意的に、処理ユニット802は、さらに、第1ネットワークスライス識別子とサービスレベルアグリーメントSLAパラメータとの間の対応に基づいて、第1サブインターフェイスがSLAパラメータに基づいてサービスフローを送信するために使用されることを決定するように構成されている。
任意的に、獲得ユニット801は、具体的に、第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応を、第1装置から、受信ユニット803によって、受信される第4パケットから獲得するように構成されている。第4パケットは、第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応を含んでいる。
任意的に、獲得ユニット801は、具体的に、第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応を、受信ユニット803によって受信される、第1装置によって送信された第5パケットおよび第2装置によって送信された第6パケットから獲得するように構成されている。第5パケットは、第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子の間の対応を含み、かつ、第6パケットは、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子の間の対応を含んでいる。
任意的に、サブインターフェイス情報は、さらに、第1サブインターフェイスが属する物理ポートの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応を含み、かつ、第1ネットワークスライストポロジは、さらに、物理ポートの識別子を含む。
図9は、この出願の一つの実施形態に従った、第1装置900の概略的な構造図である。図9に示される第1装置900は、前述の実施形態の方法において第1装置によって実行される対応するステップを実行することができる。例えば、第1装置900は、図2のステップ201から202までにおいて第1装置によって実行される方法ステップ、および、図3のステップ301から302までにおいて第1装置によって実行される方法ステップ、図5のステップ501において第1装置によって実行される方法ステップ、または、図6のステップ601から60までにおいて第1装置によって実行される方法ステップを実行することができる。第1装置は、通信ネットワーク内に展開されている。ここで、通信ネットワークは、さらに、管理装置を含む。図9に示されるように、第1装置900は、受信ユニット901および送信ユニット902を含んでいる。
受信ユニット901は、第2装置によって送信された第1パケットを受信するように構成されており、ここで、第1パケットは、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子を含む。
送信ユニット902は、管理装置に対してサブインターフェイス情報を送信するように構成されている。サブインターフェイス情報は、第2サブインターフェイスの識別子、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報、を含んでいる。
任意的に、第1パケットは、さらに、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライスとの間の対応を含み、そして、サブインターフェイス情報は、さらに、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライスとの間の対応を含んでいる。
任意的に、受信ユニット901は、管理装置に対して第1パケットを送信する前に、管理装置によって送信された第2パケットを受信するように構成されており、第1装置がサブインターフェイス情報内の少なくとも1つの情報を管理装置に送信することを示すために使用される、第2パケット、を含む。
任意的に、第1パケットはLLDPパケットであり、そして、LLDPパケットに追加された仮想ローカルエリアネットワークVLANフィールドは、第2サブインターフェイスの識別子を搬送する。例えば、VLAN IDを搬送する。
任意的に、第1パケットはLLDPパケットであり、そして、LLDPパケットのLLDPDUは、第2サブインターフェイスの識別子に対応する第2ネットワークスライス識別子を搬送する。
任意的に、送信ユニット902は、管理装置に対して第3パケットを送信するように構成されており、ここで、第3パケットは、サブインターフェイス情報の更新情報を含んでいる。
任意的に、更新情報は、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応の更新情報を含む。更新情報は、さらに、第2装置の更新情報、例えば、第2装置の削除、または、第2装置のインターフェイスの変更、を含み得る。
任意的に、第1装置は、さらに、処理ユニット903を含み得る。処理ユニット903は、第1ネットワークスライス識別子とサービスレベルアグリーメントSLAパラメータとの間の対応に基づいて、第1サブインターフェイスが、SLAパラメータに基づくデータフローを送信するために使用されることを決定する、ように構成されている。
図10は、この出願の一つの実施形態に従った、管理装置1000のハードウェア構造の概略図である。図10に示される管理装置1000は、前述の実施形態の方法において管理装置によって実行される対応するステップを実行することができる。図10に示されるように、管理装置1000は、プロセッサ1001、インターフェイス1002、およびバス1003を含む。プロセッサ1001は、バス1003を介してインターフェイス1002に接続されている。
一つの実施形態において、インターフェイス1002は、送信器および受信器を含み、そして、前述の実施形態の第1装置または前述の実施形態の第2装置からパケットを受信し、または、パケットを送信するために管理装置によって使用される。例えば、インターフェイス1003は、図2のステップ201から203まで及び図5のステップ501をサポートするように構成されている。プロセッサ1001は、前述の実施形態において管理装置によって実行される処理を実施するように構成され、かつ/あるいは、この明細書において説明される技術の別のプロセスを実行するように構成されている。例えば、プロセッサ1001は、サブインターフェイス情報を獲得し、かつ、サブインターフェイス情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライストポロジを決定する、ように構成されている。例えば、プロセッサ1001は、図2のステップ204および図5のステップ502をサポートするように構成されている。
一つの実施形態において、管理装置1000は、さらに、メモリ1004を含み得る。メモリ1004は、プログラム、コード、または命令を保管するように構成され得る。プログラム、コード、または命令を実行するとき、プロセッサまたはハードウェア装置は、方法の実施形態において管理装置に関連する処理プロセスを完了し得る。任意的に、メモリ1004は、リードオンリーメモリ(Read-only Memory、ROM)、および、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)を含み得る。ROMは、基本入出力システム(Basic Input/Output System、BIOS)またはエンベッド(embedded)システムを含み、そして、RAMは、アプリケーションおよびオペレーティングシステムを含んでいる。管理装置1000を実行する必要がある場合、開始のためにシステムをブート(boot)し、かつ、通常の実行状態に入るように管理装置1000をブートするために、BIOS内のブートローダ、または、ROMの中へ埋め込まれたエンベッドシステムが、使用される。通常の実行状態に入った後で、管理装置1000は、RAM内でアプリケーションプログラムおよびアクションシステムを実行し、方法の実施形態において管理装置に関連する処理プロセスを完了する。図10は、管理装置1000の単純化されたデザインだけを示すことが理解されよう。実際のアプリケーションにおいて、管理装置は、任意の量のインターフェイス、プロセッサ、またはメモリを含み得る。
プロセッサは、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)であってよく、または、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)または別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理デバイス、個別ハードウェアコンポーネント、等であり得ることが理解されるべきである。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、任意の従来のプロセッサ、等であり得る。プロセッサは、高度な縮小命令セット計算機(advanced RISC machine、ARM)アーキテクチャをサポートするプロセッサであり得ることが留意されるべきである。
さらに、一つの任意的な実施形態において、メモリは、リードオンリーメモリとランダムアクセスメモリを含み、そして、命令およびデータをプロセッサに提供し得る。メモリは、さらに、不揮発性ランダムアクセスメモリを含み得る。例えば、メモリは、さらに、デバイスタイプに関する情報を保管し得る。
メモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであってよく、または、揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでよい。不揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(electrically EPROM、EEPROM)、または、フラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であってよく、そして、外部キャッシュとして使用される。例えば、限定されるわけではないが、RAMに係る多くの形態が利用可能である。例えば、スタティック・ランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミック・ランダムアクセスメモリ(dynamic random access memory、DRAM)、シンクロナス・ダイナミック・ランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート・シンクロナス・ダイナミック・ランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張シンクロナス・ダイナミック・ランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期リンク・ダイナミック・ランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM、SLDRAM)、および、ダイレクト・ランバス・ランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM、DR RAM)、である。
図11は、この出願の一つの実施形態に従った、第1装置1100のハードウェア構造の概略図である。図11に示される第1装置1100は、前述の実施形態の方法において第1装置によって実行される対応するステップを実行することができる。図11に示されるように、第1装置1100は、インターフェイス1101を含む。
一つの実施形態において、インターフェイス1101は、送信器および受信器を含み、そして、前述の実施形態の管理装置または前述の実施形態の第2装置からパケットを受信し、または、パケットを送信するために第1装置によって使用される。例えば、インターフェイス1101は、図3のステップ302及び図6のステップ602をサポートするように構成されている。
一つの実施形態において、装置は、さらに、プロセッサ1102、メモリ1103、およびバス1104を含む。インターフェイス1101、プロセッサ1102、およびメモリ1103は、バス1104を介して接続されている。プロセッサ1102は、前述の実施形態の第1装置によって実行される処理を実施するように構成され、かつ/あるいは、この明細書において説明される技術の別のプロセスを実行するように構成されている。例えば、プロセッサ1102は、第2サブインターフェイスの獲得された識別子、第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報を、パケットの中へ、カプセル化し、かつ、管理装置に対してパケットを送信する、ように構成されている。代替的に、プロセッサ1102は、獲得された第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応、第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報を、パケットの中へ、カプセル化し、かつ、管理装置に対してパケットを送信する、ように構成されている。メモリ1103は、プログラム、コード、または命令を保管するように構成され得る。プログラム、コード、または命令を実行するとき、プロセッサまたはハードウェアデバイスは、方法の実施形態における第1装置に関連する処理プロセスを完了し得る。任意的に、メモリ1103は、ROMおよびRAMを含み得る。ROMは、基本入出力システム(Basic Input/Output System、BIOS)またはエンベッドシステムを含み、そして、RAMは、アプリケーションおよびアクションシステムを含んでいる。第1装置1100を実行する必要がある場合、開始のためにシステムをブート(boot)し、かつ、通常の実行状態に入るように第1装置1100をブートするために、BIOS内のブートローダ、または、ROMの中へ埋め込まれたエンベッドシステムが、使用される。通常の実行状態に入った後で、第1装置1100は、RAM内でアプリケーションプログラムおよびアクションシステムを実行し、方法の実施形態において第1装置に関連する処理プロセスを完了する。図11は、第1装置1100の単純化されたデザインだけを示すことが理解されよう。実際のアプリケーションにおいて、第1装置は、任意の量のインターフェイス、プロセッサ、またはメモリを含み得る。プロセッサは、CPUであってよく、または、別の汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理デバイス、個別ハードウェアコンポーネント、等であり得ることが理解されるべきである。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、任意の従来のプロセッサ、等であり得る。プロセッサは、ARMアーキテクチャをサポートするプロセッサであり得ることが留意されるべきである。
さらに、一つの任意的な実施形態において、メモリは、リードオンリーメモリとランダムアクセスメモリを含み、そして、命令およびデータをプロセッサに提供し得る。メモリは、さらに、不揮発性ランダムアクセスメモリを含み得る。例えば、メモリは、さらに、デバイスタイプに関する情報を保管し得る。
メモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであってよく、または、揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでよい。不揮発性メモリは、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、またはフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、RAMであってよく、そして、外部キャッシュとして使用される。例えば、限定されるわけではないが、RAMに係る多くの形態が利用可能である。例えば、スタティック・ランダムアクセスメモリSRAM、DRAM、SDRAM、DDR SDRAM、ESDRAM、SLDRAM、およびDR RAM、である。
上述したあらゆる装置の実施形態は、単に一つの実施例に過ぎないことが留意されるべきである。別個の部品として記載されるユニットは、物理的に分離されても、また、されなくてもよく、また、ユニットとして表示される部品は、物理的ユニットであっても、また、そうでなくてもよく、1つの位置に配置されてよく、もしくは、複数のネットワークユニット上に分散されてよい。いくつか又は全てのモジュールは、実施形態のソリューションの目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択されてよい。加えて、この出願において提供される第1装置または管理装置の実施形態に係る添付の図面において、モジュール間の接続関係は、モジュール間に通信接続が存在することを示し、そして、通信接続は、1つ以上の通信バスまたは信号ケーブルとして具体的に実装され得る。当業者であれば、創造的努力なしに、本発明の実施形態を理解し、そして、実施することができる。
前述の実施形態の全てまたは一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、または、それらの任意の組み合わせを使用することによって実施され得る。実施形態を実施するためにソフトウェアが使用される場合、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態で、完全にまたは部分的に実施され得る。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がロードされ、そして、コンピュータ上で実行されると、本発明の実施形態に従ったプロシージャまたは機能が、全てまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または、他のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータで読取可能な記憶媒体に保管されてよく、または、コンピュータで読取可能な記憶媒体から別のコンピュータで読取可能な記憶媒体へ送信され得る。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、または、デジタル加入者線(DSL))または無線(例えば、赤外線、無線、および、マイクロ波、等)の方法で、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターへ送信され得る。コンピュータで読取可能な記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または、1つ以上の使用可能な媒体を統合する、サーバまたはデータセンターといった、データストレージ装置であり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、または、磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ・ソリッドステートディスク(SSD))、等であり得る。
図12は、この出願に従った、ネットワークスライストポロジを決定するためのシステムの概略的な構造図である。システム1200は、前述の方法の実施形態におけるネットワークスライストポロジを決定するための方法を実装するように構成されている。システムは、管理装置1201および第1装置1202を含む。管理装置は、図2および図5の管理装置の方法ステップを実行するように構成されてよく、管理装置の機能を実施する。第1装置は、図3および図6の第1装置の方法ステップ、および図2および図5の第1装置の方法ステップを実行するように構成されてよく、第1装置の機能を実施する。
一つの実施形態において、第1装置1202は、第2装置によって送信される、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の通信を受信し、そして、管理装置に対して、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報を送信する、ように構成されている。管理装置1201は、第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライスとの間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報を獲得し、そして、獲得された情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライストポロジを決定する、ように構成されている。
一つの実施形態において、システムは、さらに、第2装置1203を含み得る。第1装置1202は、第2装置1203によって送信された、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子を受信し、そして、管理装置にたいして、第2サブインターフェイスの識別子、第1装置の第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報を送信する、ように構成されている。管理装置1201は、第1装置によって送信される以下の情報を獲得するように構成されている。第1サブインターフェイスの識別子と第1ネットワークスライス識別子との間の対応、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応、および、第1サブインターフェイスが第2サブインターフェイスに直接的に接続されていることを示す情報、である。管理装置1201は、サブインターフェイス情報に基づいて、少なくとも1つのネットワークスライストポロジを決定する。一つの実装において、第2装置の第2サブインターフェイスの識別子と第2ネットワークスライス識別子との間の対応は、第2装置によって管理装置へ送信され、そして、第2装置および第1装置は、近傍装置である。
この出願は、さらに、コンピュータで読取可能な記憶媒体を提供する。記憶媒体は、少なくとも1つの命令を保管しており、そして、サービスレベルを調整するための前記方法のいずれか1つを実施するために、命令がプロセッサによってロードされ、かつ、実行される。例えば、図2、図3、図5、または図6の方法の実施形態において、管理装置または第1装置によって実行される、対応する方法ステップが実行され得る。
この出願は、コンピュータプログラムを提供する。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されると、プロセッサまたはコンピュータは、図2、図3、図5、または図6の方法の実施形態において、管理装置または第1装置によって実行される、対応する方法ステップを実行し得る。
この出願の実施形態において開示された内容において説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアによって実施されてよく、または、ソフトウェア命令を実行することによりプロセッサによって実施され得る。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールを含み得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ(read-only memory、ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(erasable programmable ROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(electrically EPROM、EEPROM)、ハードディスク、リムーバブルハードディスク、光ディスク、または当該技術分野で周知の任意の他の形式の記憶媒体に保管され得る。例えば、記憶媒体は、プロセッサが、記憶媒体から情報を読み出し、そして、記憶媒体へと情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合されている。確かに、記憶媒体は、プロセッサのコンポーネントであってよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に配置され得る。加えて、ASICは、コアネットワーク・インターフェイス装置内に配置され得る。確かに、プロセッサおよび記憶媒体は、別々のコンポーネントとしてコアネットワーク・インターフェイス装置内に代替的に存在し得る。
当業者は、前述の1つ以上の実施例において、この出願において説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または、それらの任意の組み合わせによって実現され得ること、を認識すべきである。機能がソフトウェアによって実現される場合、その機能は、コンピュータで読取可能な媒体に保管されるか、または、コンピュータで読取可能な媒体内の1つ以上の命令またはコードとして送信され得る。コンピュータで読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を含む。通信媒体は、コンピュータプログラムがある場所から別の場所へ送信されることを可能にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータにアクセス可能な、任意の利用可能な媒体であり得る。
この出願の目的、技術的ソリューション、および有益な効果は、さらに、前述の特定の実施形態において詳細に説明されている。前述の説明は、単にこの出願の特定の実施形態に過ぎないが、この出願の保護範囲を限定するように意図されたものではないことが理解されるべきである。この出願の技術的ソリューションに基づいてなされた、あらゆる修正、均等な交換、改良、等は、この出願の保護範囲に含まれるものである。