JP2021186726A - 汚染物処理剤およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】交通事故の際に車両から流出した燃料による道路の油汚れ、野生動物と車両との接触事故による血液や体液による道路の汚れ、工場等での操作時における油汚れ等の汚染物を速やかにかつ良好に処理することができ、さらに風による飛散が抑制され、抗菌・抗ウイルス効果を有する処理剤、およびその製造方法を提供する。【解決手段】(A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質を、(A)、(B)および(C)の各含有量の比[(A):(B):(C)]が重量比にて1:0.1:0.01〜1:1:1となるように含有する組成物を含有してなる、汚染物処理剤とする。【選択図】なし

Description

本発明は、工場の床や道路等における油汚れ、動物の血液、体液等の汚染物の処理剤、およびその製造方法に関する。
現在、国道、県道、高速道路、一般道などの舗装道路での交通事故において、車両から流出した燃料やオイル、負傷者の血液等により道路が汚染されることがあり、かかる汚染物の処理に様々な材料が使用されている。最近では、犬や猫、イノシシ、鹿、狸等の野生動物と車両との接触事故が多く発生し、それら動物の血液や体液等による道路の汚染も増加している。
かかる道路の油汚れや、動物の血液、体液等による汚れに対する処理には、たとえばゼオライトやセラミックが用いられているが、ゼオライトは吸水性が不十分で、重い点で使用しにくく、セラミックは高価であり、広範にわたる汚染物の処理に使用すると費用が嵩むという問題がある。
吸液能力の高い吸液性固状物として、床用樹脂仕上げ剤の剥離廃液を、凝集処理、ろ過、および乾燥して得られ、アクリルポリマーを含有し、嵩比重が0.6g/cm以下である吸液性固状物が提案されている(特許文献1)。
しかし、特許文献1に記載された吸液性固状物は、床用樹脂仕上げ剤の剥離廃液を利用するものであり、その製造にはいくつかの工程を要し、必ずしも簡便かつ低コストで製造することができるとはいえない。
また、車や重機等の点検、修理時においても、工場内で燃料やオイルが漏れて床が汚染されることも度々有り、かかる油汚れに対し、ウエスや水洗いなどで対処しているのが現状である。
最近では、養豚場で発生する豚コレラが、イノシシからの感染であったとの報告がなされている。動物における疾病の伝染は、血液や糞を介することが多いといわれている。犬、猫、野生動物と車両との接触事故により道路に流出した動物の血液や体液、動物の糞尿等が、家畜に対する種々の疾病の伝染を引き起す危険性は大きく、それらの処理を速やかに行うことが、家畜への疾病の伝染防止の一助になると思われる。
また、上記動物の血液、体液、糞尿等の汚染物の処理の際に、抗菌・抗ウイルス効果のある材料を使用すると、疾病の伝染防止により有効である。
特許第5468171号公報
そこで本発明は、交通事故の際に車両から流出した燃料による道路の油汚れ、野生動物と車両との接触事故による血液や体液による道路の汚れ、工場等での操作時における油汚れ等の汚染物を速やかにかつ良好に処理することができ、さらに風による飛散が抑制されて屋外での使用にも適し、抗菌・抗ウイルス効果をも有する処理剤、およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、多孔性を示す火山噴出物、火山噴出物発泡体および無機アルカリ性物質を、特定の含有量比にて含有する組成物が、油汚れ、血液、体液等、道路や工場等の床等において見られる種々の汚染物を、速やかにかつ良好に処理することができることを見出し、さらに検討して、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、以下の通りである。
[1](A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質を、(A)、(B)および(C)の各含有量の比[(A):(B):(C)]が重量比にて1:0.1:0.01〜1:1:1となるように含有する組成物を含有してなる、汚染物処理剤。
[2](A)火山噴出物が、軽石およびボラ土からなる群より選択される少なくとも1種である、[1]に記載の処理剤。
[3](B)火山噴出物発泡体が、シラス発泡体、黒曜石発泡体および真珠岩発泡体からなる群より選択される少なくとも1種である、[1]または[2]に記載の処理剤。
[4](C)無機アルカリ性物質が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウムおよび炭酸カルシウムからなる群より選択される少なくとも1種である、[1]〜[3]のいずれかに記載の処理剤。
[5](A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質を含有する組成物が二酸化炭素により固化されている、[1]〜[4]のいずれかに記載の処理剤。
[6](A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質を含有する組成物が顆粒状、粒状または粉末状である、[1]〜[5]のいずれかに記載の処理剤。
[7]組成物の平均粒子径が0.3mm〜3mmである、[6]に記載の処理剤。
[8]組成物の嵩比重が0.3g/cm〜0.9g/cmである、[1]〜[7]のいずれかに記載の処理剤。
[9](A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質を、(A)、(B)および(C)の各含有量の比[(A):(B):(C)]が重量比にて1:0.1:0.01〜1:1:1となるように混合することを含む、汚染物処理剤の製造方法。
[10](A)火山噴出物が、軽石およびボラ土からなる群より選択される少なくとも1種である、[9]に記載の製造方法。
[11](B)火山噴出物発泡体が、シラス発泡体、黒曜石発泡体及び真珠岩発泡体からなる群より選択される少なくとも1種である、[9]または[10]に記載の製造方法。
[12](C)無機アルカリ性物質が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウムおよび炭酸カルシウムからなる群より選択される少なくとも1種である、[9]〜[11]のいずれかに記載の製造方法。
[13](A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質を混合して得られる組成物を、二酸化炭素により固化する工程をさらに含む、[9]〜[12]のいずれかに記載の製造方法。
本発明によれば、燃料、オイル等の油汚れ、動物の血液、体液、糞尿等の汚染物の吸収効果に優れ、道路や工場等の床におけるそれら汚染物を速やかに処理することができる処理剤を提供することができる。
本発明の汚染物処理剤は、風による飛散が抑制されて屋外での使用にも適する。また、抗菌効果、抗ウイルス効果にも優れ、臭気の吸着除去性にも優れる。
さらに本発明の処理剤は、複雑な工程を経ることなく簡便に製造することができ、天然に豊富に存在する火山噴出物や、その発泡体を原料として使用するため、安価に提供することができる。
本発明は、汚染物処理剤(以下、本明細書において「本発明の処理剤」とも称する)を提供する。
本発明の処理剤は、(A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質を、(A)、(B)および(C)の各含有量の比[(A):(B):(C)]が重量比にて1:0.1:0.01〜1:1:1となるように含有する組成物(以下、「本発明の処理剤用組成物」と称することもある)を含有してなる。
本発明の処理剤用組成物において用いる(A)火山噴出物は、火山活動の際に地表に噴出した物質であり、火山灰、火山礫等の火山砕屑物などが含まれる。本発明の目的には、吸水力が高く、嵩比重が0.8g/cm〜1.2g/cm程度のものが好ましく用いられる。かかる火山噴出物を後述する火山噴出物発泡体と混合することにより、風により飛散しにくい処理剤用組成物を得ることができる。かかる火山噴出物としては、シラス、軽石、ボラ土、黒曜石、真珠岩等が挙げられる。
ここで、嵩比重は一般的な測定方法に従って測定することができ、本明細書において「嵩比重」とはきつめ嵩比重を意味し、測定用容器に粉体を充填してタップし、測定用容器に充填された粉体の重量を測定し、当該重量を測定用容器の容積で除して求めることができる。
本発明においては、火山噴出物から1種または2種以上を選択して用いることができるが、軽石およびボラ土からなる群より選択される少なくとも1種がより好ましく用いられる。
本発明の処理剤用組成物において用いる(B)火山噴出物発泡体は、上記した火山噴出物の細粒や粉末を700℃〜1,100℃程度、好ましくは850℃〜1,000℃程度に加熱して発泡させることにより得られる。
本発明においては、(B)火山噴出物発泡体として、上記した火山噴出物の細粒や粉末の発泡体より1種または2種以上を選択して用いることができるが、なかでもシラスを発泡させたシラス発泡体(シラスバルーン)、黒曜石の発泡体(パーライト)および真珠岩の発泡体(パーライト)が好ましく、処理剤用組成物の多孔性を保持するための強度に優れる点で、シラス発泡体がより好ましい。
本発明の処理剤用組成物に用いる(A)火山噴出物の平均粒子径は、通常0.1mm〜50mmであり、好ましくは0.5mm〜2mmである。
また、(B)火山噴出物発泡体の平均粒子径は、通常シラス発泡体で5μm〜300μm、黒曜石発泡体で50μm〜3,000μm、真珠岩発泡体で50μm〜3,000μmであり、好ましくはシラス発泡体で30μm〜200μm、黒曜石発泡体で50μm〜300μm、真珠岩発泡体で50μm〜300μmである。
なお、火山噴出物および火山噴出物発泡体の上記平均粒子径は、後述する篩い分け法で測定し、算出した値である。
本発明の処理剤用組成物において用いる(C)無機アルカリ性物質としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム等のケイ酸のアルカリ金属塩、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム等のケイ酸のアルカリ土類金属塩、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸のアルカリ金属塩、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の炭酸のアルカリ土類金属塩等が挙げられ、これらより、1種を選択して単独で、または2種以上を混合して用いてもよい。
本発明の目的には、(C)無機アルカリ性物質として、ケイ酸のアルカリ金属塩が好ましく用いられ、ケイ酸ナトリウムおよびケイ酸カリウムがより好ましく用いられる。
なお、(C)無機アルカリ性物質は、固体状で用いてもよく、水溶液として用いてもよい。また、固体状態の無機アルカリ性物質と、水溶液の状態の無機アルカリ性物質とを併用してもよい。固体状の無機アルカリ性物質と、水溶液の状態の無機アルカリ性物質とを併用する場合、これらの各含有量の比[(固体状の無機アルカリ性物質の含有量):(水溶液の状態の無機アルカリ性物質の含有量)]は、重量比にて好ましくは1:0.1〜1:0.8であり、より好ましくは1:0.2〜1:0.6である。
本発明の処理剤用組成物は、(A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質を、これらの各含有量の比[(A):(B):(C)]が重量比にて1:0.1:0.01〜1:1:1となるように含有する。前記含有量比[(A):(B):(C)]は、1:0.2:0.02〜1:0.8:0.7であることが好ましく、1:0.25:0.05〜1:0.6:0.5であることがより好ましい。
なお、水溶液の状態の無機アルカリ性物質の含有量は、水溶液中に溶解されている無機アルカリ性物質自体の量として表される。
(A)火山噴出物に対する(C)無機アルカリ性物質の含有量比[(C)/(A)]が0.01よりも小さいと、組成物が固形状になりにくく、抗菌活性が低下するため、好ましくない。一方、(A)火山噴出物に対する(C)無機アルカリ性物質の含有量比[(C)/(A)]が1よりも大きいと、反応が速すぎて組成物が固形状になりにくいため、好ましくない。
本発明の処理剤用組成物には、本発明の特徴を損なわない範囲で、さらに活性炭、木炭、竹炭等の吸着剤等を添加することができる。
また、本発明の処理剤用組成物は、容器、袋体等に投入、密封し、炭酸ガスを注入して固化させたものでもよい。
本発明の処理剤用組成物は、顆粒状、粒状、粉末状、ゲル状等の固形状の形態とすることが好ましく、顆粒状、粒状または粉末状とすることがより好ましい。
顆粒状、粒状または粉末状である処理剤用組成物の平均粒子径は、後述する篩い分け法により測定し算出した値で通常0.1mm〜4mmであり、好ましくは0.3mm〜3mmであり、より好ましくは0.5mm〜2mmである。
本発明の処理剤用組成物は、(A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質を、上記含有量比にて混合し、場合により他の吸着剤等の添加成分を添加、混合した後、必要に応じて乾燥、粉砕、造粒、整粒等を行って調製することができる。
(A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質、あるいはさらに他の添加成分の混合は、粉粒体の混合に用いられる一般的な混合方法により行うことができ、水平円筒型混合機、V型混合機、二重円錐型混合機、揺動回転型混合機、単軸リボン型混合機、複軸パドル型混合機、回転働型混合機、円錐スクリュー型混合機等の各種混合機、混合攪拌機等を用いて行う。
上記混合物の粉砕は、一般的な粉砕方法により行うことができ、混合時における(C)無機アルカリ性物質の状態により、乾式粉砕、湿式粉砕のいずれをも用いることができる。すなわち、(C)無機アルカリ性物質を固体状で混合する場合には、乾式粉砕が好ましく採用され、水溶液の状態の無機アルカリ性物質を混合する場合には、湿式粉砕が好ましく採用される。
乾式粉砕としては、ジェットミル粉砕およびメカノケミカル粉砕が挙げられ、湿式粉砕としては、コロイドミル粉砕が挙げられる。
上記混合物の造粒は、一般的な造粒方法により行うことができ、混合時における(C)無機アルカリ性物質の状態により、乾式造粒、湿式造粒のいずれをも用いることができる。すなわち、(C)無機アルカリ性物質を固体状で混合する場合には、乾式造粒が好ましく採用され、水溶液の状態の無機アルカリ性物質を混合する場合には、湿式造粒が好ましく採用される。
乾式造粒としては、スラッグ法、ローラーコンパクター法等が挙げられ、湿式造粒としては、撹拌混合造粒法、噴霧乾燥造粒法、流動層造粒法、転動造粒法、転動流動層造粒法、押し出し造粒法等が挙げられる。
上記混合物の整粒についても、一般的な整粒方法を採用することができる。かかる整粒方法としては、摩砕整粒、分級機能付解砕整粒、破砕整粒、湿式連続整粒、回転式遠心砕塊整粒、高速又は低速回転型整粒、球形整粒等が挙げられる。
上記混合物の乾燥は、風乾、天日乾燥等、自然乾燥により行うことが好ましい。
本発明の処理剤用組成物の上記調製方法において、(A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質、ならびに必要に応じて他の添加成分を混合し、必要により乾燥、粉砕、造粒等を行った後、プラスチック製等の容器や袋体等に投入して密閉し、炭酸ガスを注入して反応させることにより、固化させることができる。
特に、(C)無機アルカリ性物質として、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム等のケイ酸のアルカリ金属塩を、水溶液の状態で用いた場合には、(A)火山噴出物および(B)火山噴出物発泡体との混合物を炭酸ガスと反応させて固化させることにより、処理剤用組成物の強度および分散性が向上するため、好ましい。
炭酸ガスの注入量は、(A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質の含有量の合計100gに対し、通常0.02g〜0.5gであり、好ましくは0.02g〜0.25gであり、より好ましくは0.02g〜0.15gである。
本発明の処理剤用組成物は、そのままで、または賦形剤、結合剤、滑沢剤等の他の添加剤と混合して、本発明の汚染物処理剤とすることができる。
本発明においては、本発明の処理剤を用いる場所により、処理剤用組成物の形態を適宜選択することができる。たとえば、自動車整備工場や修理工場等の屋内で使用する場合には粉末状、道路等屋外で使用する場合には、風等により飛散しにくいように顆粒状または粒状とし、さらに嵩比重の調整を行う等である。
汚染物の吸収性の向上および風等による飛散の抑制の観点からは、本発明の処理剤用組成物の嵩比重は、0.3g/cm〜0.9g/cmであることが好ましく、0.4g/cm〜0.7g/cmであることがより好ましい。
本発明の処理剤における上記処理剤用組成物の含有量は、本発明の処理剤の全量に対し、好ましくは70重量%〜100重量%であり、より好ましくは90重量%〜100重量%である。
本発明の処理剤は、交通事故等により道路に流出した燃料等の油、動物の血液、体液、糞尿等、工場内の床面に付着した油等の汚染物の吸着除去に好適に用いることができる。
さらに、本発明の処理剤用組成物は、二酸化炭素、ホルムアルデヒド等揮発性有機化合物に対する吸着性を有し、アンモニア、メチルメルカプタン、硫化水素、硫化メチル、トリメチルアミン等の悪臭原因物質等に対し吸着性を示す。また、優れた抗菌活性および抗ウイルス活性を有する。
従って、かかる処理剤用組成物を含有してなる本発明の処理剤は、汚染物の吸着除去に加えて悪臭抑制効果を有し、車両と接触した動物の血液、体液等を介した家畜への疾病の伝染の予防効果をも有する。
本発明はまた、交通事故等により道路に流出した燃料等の油、動物の血液、体液、糞尿等や、工場内の床面に付着した油等の汚染物の吸着除去に用いる汚染物処理剤の製造方法(以下、本明細書において「本発明の製造方法」ともいう)を提供する。
本発明の製造方法は、(A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質を、(A)、(B)および(C)の各含有量の比[(A):(B):(C)]が重量比にて1:0.1:0.01〜1:1:1となるように混合することを含む。
本発明の製造方法において用いる(A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質、これらの各含有量の比の好ましい範囲およびより好ましい範囲、混合方法等については、本発明の処理剤用組成物およびその調製方法において、上記した通りである。
さらに、本発明の製造方法は、(A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質を混合して得られる組成物を、二酸化炭素により固化する工程を含み得る。
(A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質の全量に対する二酸化炭素の使用量については、本発明の処理用組成物の調製方法において上記した通りである。
次に、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
平均粒子径の測定方法
本明細書に記載した(A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体、および本発明の処理剤用組成物の平均粒子径の測定は、以下の方法(篩い分け法)により行った。
電磁式ふるい振とう機(アズワン株式会社製)に標準ふるいを5段〜10段装着し、試料をふるい振とうすることで分級して、各粒度区分の重量比により測定した。すなわち、標準ふるいを目開きの大きいものを上にして順次重ね、上段に試料20gを入れ15分間ふるい振とうさせ、各ふるい上に残存する試料の重量を測定し、粒度分布を求めた。
次いで、各ふるい毎に篩い分けられた試料について、試料全量に対する割合(重量%)を算出し、各ふるい毎の前記割合(重量%)を上段から順に足していき、試料重量の割合の合計が50重量%を超える前の前記合計値(重量%)を[d]、50重量%を超えた後の前記合計値(重量%)を[e]とし、試料重量の割合の合計が50重量%を超えない粒子径区分のアンダー値(μmまたはmm)を[a]とする。そして、試料重量の割合の合計が50重量%を超える粒子径を含む区分を特定し、その粒子径区分のオーバー値(μmまたはmm)を[b]、アンダー値(μmまたはmm)を[c]として、下記式(I)より重量平均粒子径を求めた。
平均粒子径(μmまたはmm)=a−〔(b−c)×{(50−d)/e}〕・・・(I)
[実施例1]汚染物処理剤
撹拌機(「モルタルミキサー」(株式会社東海機械製作所製))に、軽石(平均粒子径=1.5mm、清新産業株式会社製)2000gおよび水ガラス(「ケイ酸ソーダ3号」(二酸化ケイ素(SiO)濃度=28重量%〜30重量%、酸化ナトリウム(NaO)濃度=9重量%〜10重量%、日本化学工業株式会社製)500gを投入して混合撹拌し、次いでシラス発泡体(「シラスバルーン」(平均粒子径=150μm、豊和直株式会社製))1000gと消石灰800gを投入し、混合撹拌した後、前記混合物をポリ袋に入れ密封してから炭酸ガス5g((A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質の合計量100gあたり0.13g)を注入し、反応させて、平均粒子径が2mmの本発明の処理剤用組成物を得て、実施例1の汚染物処理剤(以下、「実施例1の処理剤」のように略記することがある)とした。
実施例1の処理剤の嵩比重は、0.54g/cmであった。
[実施例2]汚染物処理剤
撹拌機(「モルタルミキサー」(株式会社東海機械製作所製))に、軽石(平均粒子径=1.5mm、清新産業株式会社製)2000gおよび(水ガラス(「ケイ酸ソーダ3号」(二酸化ケイ素(SiO)濃度=28重量%〜30重量%、酸化ナトリウム(NaO)濃度=9重量%〜10重量%、日本化学工業株式会社製)500gを投入して混合撹拌し、次いでシラス発泡体(「シラスバルーン」(平均粒子径=50μm、豊和直株式会社製))700gを加えて混合撹拌した後、前記混合物をポリ袋に入れ密封してから炭酸ガス3g((A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質の合計量100gあたり0.10g)を注入し、反応させて、平均粒子径が2mmの本発明の処理剤用組成物を得て、実施例2の処理剤とした。
実施例2の処理剤の嵩比重は0.53g/cmであった。
[実施例3]汚染物処理剤
撹拌機(「モルタルミキサー」(株式会社東海機械製作所製))に、軽石(平均粒子径=2mm、清新産業株式会社製)2000gおよび(水ガラス(「ケイ酸ソーダ3号」(二酸化ケイ素(SiO)濃度=28重量%〜30重量%、酸化ナトリウム(NaO)濃度=9重量%〜10重量%、日本化学工業株式会社製)500gを投入して混合撹拌し、次いでシラス発泡体(「シラスバルーン」(平均粒子径=150μm、豊和直株式会社製))500gを加えて混合撹拌した後、前記混合物をポリ袋に入れ密封してから炭酸ガス3g((A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質の合計量100gあたり0.11g)を注入し、反応させて、平均粒子径が3mmの本発明の処理剤用組成物を得て、実施例3の処理剤とした。
実施例3の処理剤の嵩比重は、0.48g/cmであった。
[試験例1]重油の回収試験
豊和直株式会社の倉庫の床(1m)に重油を440g(500mL)撒いたのち、実施例1の処理剤を500g散布して重油の回収試験を行った。実施例3の処理剤についても、同様に重油の回収試験を行った。
重油500mLは実施例1および3の処理剤により完全に吸収され回収された。回収に要した時間は、実施例1の処理剤では20秒、実施例3の処理剤では40秒であった。
一方、比較例1として、市販のシリカアルミナ吸着剤(二酸化ケイ素含有量=67.5重量%、酸化アルミニウム含有量=22.5重量%、嵩比重=0.97g/mL)を用いて、同様に重油の回収試験を行った。比較例1の吸着剤を用いた場合には、20秒間における重油の吸着量は200gであり、約240gの重油が回収されずに残された。重油440g(500mL)を完全に吸着し回収するのに必要な比較例1の吸着剤量は、1,250gであった。
なお、上記シリカアルミナ吸着剤の価格(1kgあたり)は、実施例1の処理剤の3〜5倍であった。
[試験例2]軽油の回収試験
プラスチックのトレイ(45cm×30cm×10cm)に軽油250g(305mL)を入れ、実施例1の処理剤を200g投入後、混合撹拌し、軽油の回収試験を行った。実施例2の処理剤についても、同様に軽油の回収試験を行った。
実施例1の処理剤では、5秒で軽油の吸収が終了し、15秒で臭気がほぼ無くなった。また、実施例2の処理剤では、15秒で軽油の吸収が終了し、30秒で臭気がほぼ無くなった。
[試験例3]エンジンオイルの回収試験
プラスチックのトレイ(45cm×30cm×10cm)にエンジンオイル250g(294mL)を入れ、実施例1の処理剤を200g投入後、混合攪拌し、エンジンオイルの回収試験を行った。実施例2の処理剤についても、同様にエンジンオイルの回収試験を行った。
実施例1の処理剤では、5秒でエンジンオイルの吸収が終了し、20秒で臭気がほぼ無くなった。また、実施例2の処理剤では、60秒で軽油の吸収が終了し、75秒で臭気がほぼ無くなった。
試験例1〜3の上記結果から、本発明の処理剤は、重油等の油性の汚染物を良好かつ速やかに吸収し、回収し得ることが示された。
[試験例4]糞尿の回収試験
豊和直株式会社の倉庫の床(1m)に永徳養豚場にて収集した糞尿を300g撒き、実施例2の処理剤を500g散布して、糞尿の回収試験を行った。実施例3の処理剤についても、同様に糞尿の回収試験を行った。
糞尿300gは実施例2および3の処理剤により吸収され、糞尿の臭気がほぼなくなるまで回収された。回収に要した時間は、実施例2の処理剤では30秒、実施例3の処理剤では30秒であった。
また、糞尿を吸収させた実施例2、3の処理剤は、容易に収集し、除去することができた。さらに、処理後の糞尿において発酵は阻害されず、糞尿の堆肥化が可能であることが示唆された。
一方、糞尿処理剤として使用されている粉末状ゼオライト(嵩比重=1.2g/cm)を用いた場合には、すべての糞尿の吸収に要したゼオライト量は300gであり、糞尿の臭気の回収に要した時間は60秒であった。
また、ゼオライトは実施例2、3の処理剤に比べて重く、床にこびりついてしまい、取扱性が悪い。さらに、ゼオライトを糞尿の処理に使用すると、糞尿の発酵を阻害し、堆肥としての再利用を阻害することが懸念される。
試験例4の上記結果から、本発明の処理剤は動物の糞尿をも良好かつ速やかに吸収し、回収し得ることが示された。
従って、本発明の処理剤は、動物の血液や体液、排泄物を効率よく処理することができ、疾病の伝染防止に資する可能性が示唆された。
[試験例5]吸水性試験
2Lのビーカーに実施例1の処理剤(嵩比重=0.54g/cm)500gを入れて、水道水の吸水量を測定した。
その結果、給水量は2.5mL/gであった。
試験例5の上記結果から、本発明の処理剤が吸水性に優れ、動物の血液や体液の吸収性に優れることが示唆された。
[試験例6]
実施例1の処理剤について、以下の通り大腸菌に対する抗菌試験を実施した。
(1)試験方法
(i)試験菌として、大腸菌(Escherichia coli NBRC 12734)を用いた。
(ii)試験菌をレシチン・ポリソルベート80加ソイビーン・カゼイン・ダイジェスト(SCDLP)ブイヨン培地(栄研化学株式会社製)に接種して35±1℃で培養し、培養液を約1×10個/mLとなるように滅菌生理食塩水で希釈調製し、菌原液とした。
(iii)1,000mLのガラスビーカーに、滅菌生理食塩水600mLを入れ、上記菌原液1mLを添加して、1mLあたりの菌数が約1×10個台となるようにして試験菌液を調製し、前記試験菌液10mLに実施例1の処理剤3gを浸漬し、検体とした。
一方、実施例1の処理剤を添加しない試験菌液を対照とした。
(iv)上記検体および対照について、混釈培養法により、調製時ならびに、室温で5分、15分、30分および60分静置した後の生菌数を測定した。なお、培養は、標準寒天培地(栄研化学株式会社製)を用い、35±1℃で24時間行った。
(2)評価結果
評価結果を下記表1に示した。
Figure 2021186726
表1において、対照では、大腸菌は60分経過後にもほとんど減少していないのに対し、本発明の実施例1の処理剤を浸漬した検体では、5分後に生菌数が10未満に減少しており、実施例1の処理剤が大腸菌に対して良好な抗菌活性を有することが認められた。
なお、糞尿や体液の吸収処理に用いられるゼオライトについては、大腸菌等の細菌に対し、抗菌活性を有するといった報告は見られない。
以上詳述したように、本発明により、燃料、オイル等の油汚れ、動物の血液、体液、糞尿等の汚染物の吸収効果に優れ、道路や工場等の床におけるそれら汚染物を速やかに処理することができる処理剤を提供することができる。
本発明の汚染物処理剤は、風による飛散が抑制され、屋外での使用にも適する。
さらに、本発明の汚染物処理剤は、抗菌効果、抗ウイルス効果に優れ、また、臭気の吸着除去性にも優れる。
さらに本発明の処理剤は、複雑な工程を経ることなく簡便に製造することができ、天然に豊富に存在する火山噴出物や、その発泡体を原料として使用するため、安価に提供することができる。

Claims (13)

  1. (A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質を、(A)、(B)および(C)の各含有量の比[(A):(B):(C)]が重量比にて1:0.1:0.01〜1:1:1となるように含有する組成物を含有してなる、汚染物処理剤。
  2. (A)火山噴出物が、軽石およびボラ土からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の処理剤。
  3. (B)火山噴出物発泡体が、シラス発泡体、黒曜石発泡体および真珠岩発泡体からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1または2に記載の処理剤。
  4. (C)無機アルカリ性物質が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウムおよび炭酸カルシウムからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の処理剤。
  5. (A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質を含有する組成物が二酸化炭素により固化されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の処理剤。
  6. (A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質を含有する組成物が顆粒状、粒状または粉末状である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の処理剤。
  7. 組成物の平均粒子径が0.3mm〜3mmである、請求項6に記載の処理剤。
  8. 組成物の嵩比重が0.3g/cm〜0.9g/cmである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の処理剤。
  9. (A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質を、(A)、(B)および(C)の各含有量の比[(A):(B):(C)]が重量比にて1:0.1:0.01〜1:1:1となるように混合することを含む、汚染物処理剤の製造方法。
  10. (A)火山噴出物が、軽石およびボラ土からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項9に記載の製造方法。
  11. (B)火山噴出物発泡体が、シラス発泡体、黒曜石発泡体及び真珠岩発泡体からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項9または10に記載の製造方法。
  12. (C)無機アルカリ性物質が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウムおよび炭酸カルシウムからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項9〜11のいずれか1項に記載の製造方法。
  13. (A)火山噴出物、(B)火山噴出物発泡体および(C)無機アルカリ性物質を混合して得られる組成物を、二酸化炭素により固化する工程をさらに含む、請求項9〜12のいずれか1項に記載の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024176838A1 (ja) * 2023-02-22 2024-08-29 Eneosホールディングス株式会社 二酸化炭素固定方法、二酸化炭素固定装置、火山噴出物の処理物、および建築材料

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