JP2021186368A - オゾン殺菌パック - Google Patents

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正生 野口
Masao Noguchi
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Abstract

【課題】低コストかつ簡便な手段により、対象物の全面及び内部にわたって殺菌効果を発揮し、かつ、個人ごとに殺菌対象物を管理可能な殺菌パックおよびその利用方法を実現すること。【解決手段】少なくとも一端が開放された収容部と、該収容部の開放端を閉じて密閉状態にするために該収容部に設けられたファスナー構造と、該ファスナー構造とは異なる収容部の一端または面に設けられた逆止弁を有するオゾン殺菌パックであって、パック内に殺菌対象物を収納した後、逆止弁を通じてオゾンガスを封入する。【選択図】図1

Description

本発明は、主にオゾン殺菌の目的で使用されるパックおよびその使用方法に関する。
昨今の新型コロナウィルスの感染拡大により、簡便にウィルスの殺菌ができる技術及び製品への世間の関心が急速に高まっている。マスクや消毒用アルコールなどの衛生用品については需要が急激に高まった結果、全世界的に品薄の状態が継続している。外出中はそれらの衛生用品を使用することで、外部からのウィルスの侵入および自らの体内からのウィルスの放出をある程度は抑制することができるものの、とくにマスクのように表面にウィルスが付着している可能性があるものについては、家庭やオフィスに持ち込んだ後の殺菌をどのように行うかが大きな課題となる。
このような課題に対し、最近製品として注目されているのが、小型の殺菌ボックスである(特許文献1,2)。この製品の特徴は、樹脂等で製作された密閉可能な小型のケース内に紫外光源を配置し、内容物に対して紫外線を照射することで殺菌を行うことである。ケースには開閉可能かつ閉じている時には内部の空気を密閉することが可能な扉が付与されており、ここを通じてマスクなどの殺菌したい物品を出し入れすることができる。一般的にはタイマーも付いており、所定時間の紫外線照射を実行後は、自動的に照射が停止されるようになっている。紫外光源としては一般的に殺菌灯と呼ばれる紫外蛍光管の他、短波長化が進む発光ダイオードが利用されることもある。殺菌対象を携帯電話などに限定している場合、手の平に乗せることが可能なサイズにまで小型化されているものも存在する。
実登3174232号公報 特開平11−318566号公報
以上のように紫外光を利用した殺菌ボックスは扱いが容易かつ小型で利便性が高い反面、殺菌性能の面で課題も残っている。第一の課題は、紫外光が照射される面の殺菌は可能だが、照射されない裏面や陰となる部分の殺菌ができないことである。殺菌対象がマスクの場合、表面だけでなく裏面も殺菌したいところであるが、両面に満遍なく照射できるような光源配置あるいはマスクの設置方法の実現が容易ではなく、装置も大型化してしまう。
殺菌ボックスの第二の課題は、ボックス内のみで殺菌を実行するため、殺菌対象物を分けたい場合には、その分別の数に応じた台数のボックスが必要となることである。例えばオフィスあるいは学校などで個人ごとに殺菌対象物を管理したいという場合、その人数分の殺菌ボックスが必要となり、高コストである上に広い設置スペースが必要になってしまう。
本発明のオゾン殺菌パックは、上記の課題に鑑みて成されたものである。
まず第一の課題については、紫外光の照射ではなくオゾンガスを利用することで、殺菌対象物の全面を殺菌できるようになるため解決される。オゾンも紫外光と同様に殺菌力を有することが知られているが、照射される部位のみに殺菌作用を発揮する紫外光と異なり、ガスであるから殺菌対象物の表面であっても裏面であっても、さらには内部であっても、ガスが接触できる部位には全て殺菌作用を発揮できることが特徴である。また、第二の課題についても、殺菌対象物を内包するパックにオゾンガスを封入した状態を維持することができれば、そのままオゾン発生装置を接続しておく必要はない。1台の装置で複数のパックにオゾンを封入すれば、それら全てに対して殺菌が可能となるので、複数のオゾン発生装置を用意する必要がないため、第二の課題も解決される。以上のように、紫外殺菌ボックスで課題となる二つの事項に対して、簡便な方法で解決が可能である。
本発明のオゾン殺菌パックの具体的な構成としては、オゾンおよび殺菌対象物を封入するためのパック部と、このパック部に殺菌対象物を出し入れするためにパック部の一辺に設けられたファスナー機構、およびファスナー機構とは異なる辺あるいはパック面に設けられた逆止弁からなる。ファスナー機構は物を出し入れするために大きく形成せざるを得ないため、こちら側からオゾンを注入し、内圧が高くなった状態で密閉することは非常に難しい。そのため、殺菌対象物を入れた後はできるだけパック内の空気を抜いてからファスナーを閉じて密閉し、次に逆止弁を通してオゾンをパック内に注入する。この逆止弁はパックの外部から内部に向けて加圧される場合は開放されるが、パックの内部から外部に向けて加圧されると閉塞される構造になっている。したがって、十分にオゾンをパック内に注入した後は、オゾン注入用のチューブを抜けば自然に密閉状態に移行できる。オゾン殺菌パックは小学校などで小さな子供にも使用されることが想定されるため、このように容易な操作で密閉状態が生成される構成にすることが重要である。
以上の特徴をまとめると、本発明のオゾン殺菌パックは、以下のとおりのものである。
少なくとも一端が開放された収容部と、該収容部の開放端を閉じて密閉状態にするために該収容部に設けられたファスナー構造と、該ファスナー構造とは異なる収容部の一端または面に設けられた逆止弁を有し、該逆止弁を通じて外部から注入したオゾンガスが該逆止弁により内部から外部へ流出することを防止することにより、該収容部にオゾンガスを封入した状態を維持することを特徴とするオゾン殺菌パック。
本発明のオゾン殺菌パックによれば、非常に低コストかつ容易な方法で、個人ごとに所有物を殺菌することが可能になる。また、紫外光を照射する方式には困難な、殺菌対象物の全面およびガスが到達可能な内部の殺菌も可能になるため、利便性は非常に大きい。
本発明のオゾン殺菌パックの一実施形態を示す図 図1に示す殺菌パックの内部に、2時間通常使用したマスクと食用餅を入れて5日間放置した状態を撮影した画像
以下、本発明のオゾン殺菌パックの一実施形態を用いて詳細に説明するが、本発明はこれによって何ら限定されるものではない。
図1は、本発明のオゾン殺菌パックの一実施形態を示す図である。該図に示すように、殺菌パック収容部101の一端は開放端102となっており、ここを通じてマスクなどの殺菌対象物103を出し入れする。収容部101と開放端102の境界には、一方の面側にファスナー溝104、これと対向する面側にファスナー突状部105が形成され、これらが嵌合することで収容部101は密閉状態となる。この嵌合機構は食材等を密閉保存する目的で製造されているパックに設けられているものと同様のものであり、指で押圧を加えることで容易に嵌合させることができる。開放する場合も、指で開放端102を把持して開けば容易に実行できる。基本的な使い方としてはまず、収容部101にマスクなどの殺菌対象物を入れた後、収容部を押してなるべく内部の空気を押し出し、次にファスナー溝104とファスナー突状部105を嵌合させる。
殺菌対象物の収容が完了したら、開放端102とは異なる辺または面に設けられたガス注入部106に、オゾン発生器108からのガス注入チューブ109を接続する。オゾン発生器108は高電圧の印加などによりオゾンを生成し、ポンプによってガス注入チューブ109へオゾンガスを供給する。ガス注入部106には逆止弁107が設けられており、外部からのガスの流入は可能であるが、内部からのガスの流出は防止されるようになっている。収容部101内に十分な量のオゾンガスを注入した後、ガス注入部106からガス注入チューブ109を抜けば、逆止弁107の作用によりオゾンガスを封入した状態を維持することができる。別の殺菌対象物を処理する場合には、本発明のオゾン殺菌パックを別途用意し、同様にオゾン発生器を接続してオゾンガスを封入すればよい。殺菌対象物のサイズや量に応じてオゾン殺菌パックの容量も異なるものを使用すればよいので、非常に柔軟な取り扱いが可能になる。
本発明のオゾン殺菌パックを実際に製作し、内部に2時間通常使用したマスクと食用餅を入れて5日間放置した状態を撮影した画像を図2に示す。左側がオゾン殺菌パックに空気を封入したもの、右側がオゾン殺菌パックにオゾンを封入したものである。マスクの使用状態、切断した食用餅、放置環境など、封入した気体以外は全て同条件となっている。結果としては、大気を封入したパックでは食用餅表面に明確に黴が発生したのに対し、オゾンを封入したパックでは全く黴が発生しなかった。
以上の結果から、本発明のオゾン殺菌パックは有用な殺菌効果を有していると考えられる。
本発明のオゾン殺菌パックは簡易的な殺菌処理を行うものであり、日用品、衛生用品、食品等の殺菌処理、公共施設、教育施設、オフィス等での衛生管理に利用できる。
101 収容部
102 開放端
103 殺菌対象物
104 ファスナー溝
105 ファスナー突状部
106 ガス注入部
107 逆止弁
108 オゾン発生器
109 ガス注入チューブ

Claims (1)

  1. 少なくとも一端が開放された収容部と、該収容部の開放端を閉じて密閉状態にするために該収容部に設けられたファスナー構造と、該ファスナー構造とは異なる収容部の一端または面に設けられた逆止弁を有し、該逆止弁を通じて外部から注入したオゾンガスが該逆止弁により内部から外部へ流出することを防止することにより、該収容部にオゾンガスを封入した状態を維持することを特徴とするオゾン殺菌パック。
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