JP2021185868A - 練り製品特性推定装置、モデル生成装置、練り製品特性推定方法、モデル生成方法、およびプログラム - Google Patents

練り製品特性推定装置、モデル生成装置、練り製品特性推定方法、モデル生成方法、およびプログラム Download PDF

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弘紀 畑中
Hiroki Hatanaka
陽介 嘉藤
Yosuke Kato
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Abstract

【課題】水産物の練り製品において、所望のJSとなるすり身の組み合わせ及び配合率を見つけやすくする。【解決手段】練り製品特性推定装置30は、モデル記憶部320及び算出部340を備えている。モデル記憶部320は、モデルを記憶している。このモデルは、複数種類の水産物のすり身それぞれの特性情報と、複数種類のすり身の配合率と、を説明変数の少なくとも一部とし、製造された練り製品のJSを正解データとして学習することにより、生成されている。算出部340は、水産物のすり身の組み合わせ及び配合率を取得するとともに、この組み合わせに含まれるすり身それぞれの特性情報を取得し、当該特性情報、当該配合率、及びモデル記憶部320が記憶しているモデルを用いて、練り製品のJSの推定値を算出する。【選択図】図7

Description

本発明は、練り製品特性推定装置、練り製品特性推定方法、およびプログラムに関する。
水産物の練り製品において、食感は重要な指標である。例えば特許文献1には、食感を完了するための改良剤について記載されている。
特開2014−54225号公報
水産物の練り製品の食感の指標の一つに、JS(Jelly Strength)がある。JSは、すり身のゲル形成能の指標、すなわち、練り製品の弾力を表す指標である。JSは、練り製品の原材料となるすり身の配合によって大きく変わる。しかし、すり身には様々な品質のものがあるため、所望のJSとなるすり身の組み合わせ及び配合率を見つけることは難しかった。
本発明の目的は、水産物の練り製品において、所望のJSとなるすり身の組み合わせ及び配合率を見つけやすくすることにある。
本発明によれば、複数種類の水産物のすり身それぞれの特性情報と、前記複数種類のすり身の配合率と、を説明変数の少なくとも一部とし、製造された練り製品のJSを正解データとして学習されたモデルを記憶する記憶部と、
水産物のすり身の組み合わせ及び配合率を取得するとともに、前記組み合わせに含まれる前記すり身それぞれの前記特性情報を取得し、当該特性情報、当該配合率、及び前記モデルを用いて、前記組み合わせ及び前記配合率における練り製品のJSの推定値を算出する算出部と、
を備える練り製品特性推定装置が提供される。
本発明によれば、複数種類の水産物のすり身それぞれの特性情報と、前記複数種類のすり身の配合率と、を説明変数の少なくとも一部として、製造された練り製品のJSを正解データとした訓練データを複数取得する訓練データ取得部と、
前記複数の訓練データを学習することにより、練り製品のJSの推定値を算出するモデルを生成するモデル生成部と、
を備え、
前記モデルは、前記練り製品の原材料となる複数のすり身それぞれの前記特性情報及び前記複数のすり身の配合率を用いて、前記練り製品のJSの推定値を算出するモデル生成装置が提供される。
本発明によれば、コンピュータが、
複数種類の水産物のすり身それぞれの特性情報と、前記複数種類のすり身の配合率と、を説明変数の少なくとも一部とし、製造された練り製品のJSを正解データとして学習されたモデルを記憶する記憶部から、当該モデルを読み出し、
水産物のすり身の組み合わせ及び配合率を取得するとともに、前記組み合わせに含まれる前記すり身それぞれの前記特性情報を取得し、当該特性情報、当該配合率、及び前記モデルを用いて、前記組み合わせ及び前記配合率における練り製品のJSの推定値を算出する、練り製品特性推定方法が提供される。
本発明によれば、コンピュータが、
複数種類の水産物のすり身それぞれの特性情報と、前記複数種類のすり身の配合率と、を説明変数の少なくとも一部として、製造された練り製品のJSを正解データとした訓練データを複数取得する訓練データ取得処理と、
前記複数の訓練データを学習することにより、練り製品のJSの推定値を算出するモデルを生成するモデル生成処理と、
を行い
前記モデルは、前記練り製品の原材料となる複数のすり身それぞれの前記特性情報及び前記複数のすり身の配合率が入力されると、前記練り製品のJSの推定値を算出するモデル生成方法が提供される。
本発明によれば、コンピュータに、
複数種類の水産物のすり身それぞれの特性情報と、前記複数種類のすり身の配合率と、を説明変数の少なくとも一部とし、製造された練り製品のJSを正解データとして学習されたモデルを記憶する記憶部から、当該モデルを読み出す機能と、
水産物のすり身の組み合わせ及び配合率を取得するとともに、前記組み合わせに含まれる前記すり身それぞれの前記特性情報を取得し、当該特性情報、当該配合率、及び前記モデルを用いて、前記組み合わせ及び前記配合率における練り製品のJSの推定値を算出する機能と、
を持たせるプログラムが提供される。
本発明によれば、コンピュータに、
複数種類の水産物のすり身それぞれの特性情報と、前記複数種類のすり身の配合率と、を説明変数の少なくとも一部として、製造された練り製品のJSを正解データとした訓練データを複数取得する訓練データ取得機能と、
前記複数の訓練データを学習することにより、練り製品のJSの推定値を算出するモデルを生成するモデル生成機能と、
を持たせ、
前記モデルは、前記練り製品の原材料となる複数のすり身それぞれの前記特性情報及び前記複数のすり身の配合率が入力されると、前記練り製品のJSの推定値を算出するプログラムが提供される。
本発明によれば、水産物の練り製品において、所望のJSとなるすり身の組み合わせ及び配合率を見つけやすくなる。
第1実施形態に係るモデル生成装置及び練り製品特性推定装置の使用環境を説明するための図である。 原料データ記憶部が記憶している情報のデータ構造の一部を示す図である。 原料データ記憶部が記憶している情報のデータ構造の他の一部を示す図である。 原料データ記憶部が記憶している情報のデータ構造の他の一部を示す図である。 モデル生成装置の機能構成の一例を示す図である。 訓練データ記憶部が記憶している情報の一例を示している。 練り製品特性推定装置の機能構成の一例を示す図である。 モデル生成装置及び練り製品特性推定装置のハードウェア構成例を示す図である。 モデル生成装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。 練り製品特性推定装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。 図10のステップS140において表示される画面の第1例を示す図である。 図10のステップS140において表示される画面の第2例を示す図である。 第2実施形態に係る練り製品特性推定装置の機能構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係るモデル生成装置20及び練り製品特性推定装置30の使用環境を説明するための図である。練り製品特性推定装置30は、練り製品の原材料となる水産物のすり身の組み合わせ及び配合率を用いて、その組み合わせ及び配合率における練り製品のJSの推定値を算出する。JSの推定値の算出において、練り製品特性推定装置30はモデルを用いる。このモデルはモデル生成装置20によって生成されている。
モデル生成装置20は、訓練データを用いてモデルを生成する。このモデルは、練り製品の種類別に生成されていてもよい。なお、練り製品の種類としては、例えばちくわ、蒲鉾(笹蒲鉾及びカニ蒲鉾を含む)、魚肉ソーセージ、並びにはんぺんが挙げられるが、これらに限定されない。
本図に示す例において、モデル生成装置20及び練り製品特性推定装置30は、原料データ記憶部10と共に使用される。原料データ記憶部10は、練り製品の原料に関する各種の情報を記憶している。原料データ記憶部10が記憶している情報には、複数のすり身それぞれの特性情報が含まれている。
なお、モデル生成装置20と練り製品特性推定装置30は一つの装置であってもよい。さらに、原料データ記憶部10、モデル生成装置20、及び練り製品特性推定装置30が一つの装置であってもよい。
図2は、原料データ記憶部10が記憶している情報のデータ構造の一部を示している。本図に示す例において、すり身は、その特性に基づいて複数のクラスタに分類されている。同一のクラスタに属するすり身は、特性が互いに似ているため、練り製品を製造する際に互いに代替可能となっている。なお、クラスタの分類は、例えばk−means法を用いて行われるが、これに限定されない。
図3は、原料データ記憶部10が記憶している情報のデータ構造の他の一部を示している。本図に示すように、原料データ記憶部10は、複数種類のすり身別に、その特性情報を記憶している。特性情報は、少なくともそのすり身のJS、及びそのすり身に混入している夾雑物の含有率を含んでいる。夾雑物の含有率は、例えば単位表面積において目視確認可能な夾雑物の数量として定義することもできる。特性情報は、さらに、すり身に含まれている水分の量又は含有率)、pH、硬さ、付着性、弾力性、及び粘着力の少なくとも一つ(好ましくは全部)を含んでいるのが好ましい。また特性情報は、さらに、すり身のグレード及び製造者(パッカー)を含んでいてもよい。また特性情報は、さらに、魚種名、漁獲した季節、漁獲海域、及び入庫日の少なくとも一つを含んでいても良い。
ここでJSについて説明する。JSは、上記したように、Jelly Strengthのことであり、すり身のゲル形成能の指標、すなわち、練り製品の弾力を表す指標である。JSは、例えば、以下の手順で測定することができる。まず、すり身に塩を3%添加し、サイレントカッターで、0℃以下で約10分塩摺り後、馬鈴薯澱粉を5%添加し、更に10℃に上がるまで約10分間本摺りし、練り肉を得る。そして、得られた練り肉を折径48mmの塩化ビニリデンチューブに充填し、90℃で40分加熱することにより、被測定物を調製する。JSは、被測定物を2.5mmで切断し、その断面に対して5mm球プランジャーを1mm/秒の速度で押し込んだ時の破断荷重(W(g))と、破断までの距離(L(cm))の積(JS(g・cm))で表される。
次に、硬さ、付着性、弾力性、及び粘着力について説明する。これらは、機械的なテクスチャー測定から求められる力学的物性値であり、練り製品の口腔内や飲み込みにおける感覚から求められる官能評価と対応する指標である。硬さ、付着性、弾力性、及び粘着力は、例えば、以下の手順で測定することができる。まず、JSと同様の方法により、練り肉を得る。次いで、練り肉を直径40mm、深さ15mmの容器にすりきれ一杯いれることにより、被測定物を得る。そして、被測定物に対して円型プランジャーを10mm/秒の速度で2回繰り返し圧縮した時の荷重をテクスチャープロファイル分析法により分析し、硬さ、付着性、弾力性、及び粘着力を算出する。
ここで、硬さはプランジャーで被測定物を圧縮した時の最大荷重(N)である。付着性はプランジャーに付着した被測定物を引き離そうとする力(N)であり、テクスチャープロファイル分析法においては曲線に囲まれた面積で表される。弾力性はプランジャーで被測定物に連続2回の圧縮を行い、1回目の圧縮開始から最大荷重に到達するまでに要する時間(T1)と、2回目の圧縮開始から最大荷重に到達するまでに要する時間(T2)の比(T2/T1)で表される。粘着力はプランジャーに付着した被測定物を引き離そうとするときに生じる最大荷重(N)である。
なお、テクスチャープロファイル分析法には、テクスチャー試験機(EX―100N、日本計測システム株式会社製)を用いることができる。
また原料データ記憶部10は、複数種類のすり身別に、そのすり身の単価及び在庫情報を記憶している。在庫情報は、実際に在庫として存在している量を含んでいるが、さらに、これから在庫として入荷する量(計画数量)も含んでいるのが好ましい。計画数量は、さらにそのすり身が入荷する日時を示す情報を含んでいるのが好ましい。
図4は、原料データ記憶部10が記憶している情報のデータ構造の他の一部を示している。モデル生成装置20及び練り製品特性推定装置30は、原材料となるすり身を個別に扱うのではなく、クラスタという単位で扱う。言い換えると、モデル生成装置20及び練り製品特性推定装置30は、すり身の組み合わせ及び配合率を示す情報として、クラスタの組み合わせ及び配合率を示す情報を用いる。
そして原料データ記憶部10は、クラスタ別に、そのクラスタの特性情報を記憶している。この特性情報も、少なくともそのすり身のJS、及びそのすり身に混入している夾雑物の割合を含んでいる。そしてこの例においても、特性情報は、さらに、すり身に含まれている水分の量又は割合)、pH、硬さ、付着性、弾力性、及び粘着力の少なくとも一つ(好ましくは全部)を含んでいるのが好ましい。
なお、各クラスタにおいて、そのクラスタに属するすり身の特性情報にはある程度のばらつき(範囲)がある。しかし、図4に示す特性情報の各項目は、モデル生成装置20及び練り製品特性推定装置30で使用しやすくするために、範囲ではなく特定の値(例えば代表値)となっている。ここでも散られる代表値は、例えば平均値であるが、他の統計的指標であってもよい。
図5は、モデル生成装置20の機能構成の一例を示す図である。モデル生成装置20は、訓練データ記憶部210、訓練データ取得部220、及びモデル生成部230を備えている。
訓練データ記憶部210は、モデルを生成するための訓練データを記憶している。訓練データ取得部220は、訓練データ記憶部210から訓練データを読み出す。後述するように、訓練データ記憶部210が記憶している情報は訓練データの一部の項目である。そして訓練データ取得部220は、訓練データの残りの項目を原料データ記憶部10から読み出す。
モデル生成部230は、訓練データ取得部220が読み出した情報を用いてモデルを生成し、生成したモデルを練り製品特性推定装置30に出力する。このモデルは、上記したように、練り製品の原材料となる水産物のすり身の組み合わせ及び配合率を用いて、その組み合わせ及び配合率における練り製品のJSの推定値を算出するものである。モデルが練り製品の種類ごとに生成される場合、訓練データ記憶部210は、練り製品の種類別に、訓練データを特定する情報を記憶している。
なお、モデル生成部230は、例えば機械学習を用いてモデルを生成する。ここで用いられる機械学習は、例えばディープラーニングなどのニューラルネットワークを用いたものであるが、これに限定されない。
図6は、訓練データ記憶部210が記憶している情報の一例を示している。訓練データ記憶部210は、実際に製造された練り製品別に、その練り製品の原材料となったクラスタの組み合わせ及び配合率、及びその練り製品のJSの実測値を記憶している。ここで、訓練データの説明変数は、クラスタの組み合わせ及び配合率となり、正解データはJSの実測値となる。
本図に示す例において、原料データ記憶部10は各クラスタの特性情報を記憶していない。このため、モデル生成部230は、各クラスタの特性情報を、原料データ記憶部10から読み出して使用する。
また本図に示す例において、訓練データ記憶部210は、その練り製品を製造する際に添加された水の量(添加水量)を記憶している。この添加水量も、訓練データの説明変数として用いられるのが好ましい。なお、添加水量は、例えばすり身に対する重量%であるが、これに限定されない。
図7は、練り製品特性推定装置30の機能構成の一例を示す図である。本図に示す例において、練り製品特性推定装置30は、記憶処理部310、モデル記憶部320、算出部340、及びディスプレイ350を備えている。記憶処理部310は、原料データ記憶部10が生成したモデルを取得してモデル記憶部320に記憶させる。算出部340は、練り製品の原材料となるすり身の組み合わせ及び配合率を取得するとともに、原材料に含まれるすり身それぞれの特性情報を取得し、当該特性情報、当該配合率並びに前記モデルを用いて、取得した組み合わせ及び配合率における練り製品のJSの推定値を算出する。算出部340は、算出したJSの推定値をディスプレイ350に表示させる。
練り製品特性推定装置30は、さらに入力データ取得部330及びディスプレイ350を備えている。入力データ取得部330は、ユーザからすり身の組み合わせ及び配合率を示す情報、すなわちJSを算出するための条件を取得する。この処理の詳細については、フローチャートを用いて後述する。
図8は、モデル生成装置20のハードウェア構成例を示す図である。モデル生成装置20は、バス1010、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060を有する。
バス1010は、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1020などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
プロセッサ1020は、CPU(Central Processing Unit) やGPU(Graphics Processing Unit)などで実現されるプロセッサである。
メモリ1030は、RAM(Random Access Memory)などで実現される主記憶装置である。
ストレージデバイス1040は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又はROM(Read Only Memory)などで実現される補助記憶装置である。ストレージデバイス1040はモデル生成装置20の各機能(例えば訓練データ取得部220及びモデル生成部230)を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1020がこれら各プログラムモジュールをメモリ1030上に読み込んで実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能が実現される。また、ストレージデバイス1040は訓練データ記憶部210しても機能する。
入出力インタフェース1050は、モデル生成装置20と各種入出力機器とを接続するためのインタフェースである。例えばモデル生成装置20は、入出力インタフェース1050を介して練り製品特性推定装置30と通信する。
ネットワークインタフェース1060は、モデル生成装置20をネットワークに接続するためのインタフェースである。このネットワークは、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)である。ネットワークインタフェース1060がネットワークに接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。モデル生成装置20は、ネットワークインタフェース1060を介して練り製品特性推定装置30と通信してもよい。
なお、練り製品特性推定装置30のハードウェア構成例も、図8に示した例と同様である。この場合、ストレージデバイス1040は練り製品特性推定装置30の各機能(例えば記憶処理部310、入力データ取得部330、及び算出部340)を実現するプログラムモジュールを記憶している。また、ストレージデバイス1040はモデル記憶部320しても機能する。
図9は、モデル生成装置20が行う処理の一例を示すフローチャートである。モデルが練り製品の種類別に生成される場合、モデル生成装置20は、練り製品の種類毎に本図に示す処理を行う。
まずモデル生成装置20の訓練データ取得部220は、訓練データ記憶部210から訓練データを読み出す(ステップS10)。この段階において、訓練データは正解データを含んでいるが、訓練データの説明変数は特性情報を含んでいない。すなわち説明変数は不完全な状態である。次いで訓練データ取得部220は、訓練データ記憶部210から読み出した訓練データに含まれるクラスタの特性情報を、原料データ記憶部10から読み出す(ステップS20)。これにより、訓練データの説明変数は完全な状態になる。
次いでモデル生成部230は、訓練データ取得部220が取得した訓練データを用いてモデルを生成する(ステップS30)。そしてモデル生成部230は、生成したモデルを練り製品特性推定装置30に出力し、練り製品特性推定装置30のモデル記憶部320に記憶させる(ステップS40)。
図10は、練り製品特性推定装置30が行う処理の一例を示すフローチャートである。まず練り製品特性推定装置30の入力データ取得部330は、原料データ記憶部10から原材料として使用可能なすり身の情報を読み出し、ディスプレイ350に表示させる(ステップS110)。この際、入力データ取得部330は、クラスタ毎に複数のすり身の情報をまとめて(例えば一覧表で)表示させる。この際、この表示には、そのすり身を今回使用する原材料として選択するためのボタンも含まれる。そして練り製品特性推定装置30のユーザは、ディスプレイ350を見ながら、今回使用する複数のすり身を選択するとともに、各すり身の使用量を入力する。すると入力データ取得部330は、入力されたすり身の使用量をクラスタ別に集計する。これにより、今回選択されたクラスタの組み合わせ及び配合率が決定される。すると入力データ取得部330は、決定した組み合わせに含まれるクラスタの特性情報を原料データ記憶部10から読み出す。また入力データ取得部330は、選択されたすり身の単価も読みだす(ステップS120)。次いで算出部340は、モデル記憶部320からもモデルを読み出し、このモデルに、クラスタの配合率及び読み出した特定情報を入力することにより、その組み合わせ及び配合率における練り製品のJSの推定値を算出する(ステップS130)。
この際、算出部340は、ステップS120で読みだしたすり身の単価を、ステップS120で入力された各すり身の使用量に従って加重平均することにより、練り製品の原材料の単価も算出する。この単価が重量当たりの単価で示される場合、単価を算出する際の原材料には、さらに後述する添加水量が含まれてもよい。
なお、モデルの訓練データの説明変数に添加水量が含まれていた場合、入力データ取得部330は、想定される添加水量も取得する。この場合、算出部340は、この添加水量をモデルに入力する。この添加水量は、例えばユーザが入力データ取得部330に入力するが、予め定められた値が用いられてもよい。
そして算出部340は、算出したJSの推定値をディスプレイ350に表示させる(ステップS140)。この際、算出部340は、ステップS120で選択された原材料及びその組み合わせを、各原材料の数量とともに表示する。ここで原材料は、クラスタ単位で表示されてもよいし、すり身単位で表示されてもよい。
また、原材料となるクラスタのデータとして、当該クラスタに属するすり身に添加できる水分の標準量及び最大量の少なくとも一方が含まれることがある。この場合、入力データ取得部330は、これらの量も取得する。そして算出部340は、選択されたクラスタの組み合わせ及び配合率における、添加できる水分の標準量及び最大量の少なくとも一方を算出し、この算出した値をJSの推定値とともにディスプレイ350に表示させてもよい。
練り製品特性推定装置30のユーザは、ディスプレイ350に表示されたJSの推定値が許容範囲であるか否かを判断する。許容範囲外であった場合(ステップS150:No)、ステップS120に戻る。なお、この判断は算出部340が行ってもよい。
図11は、図10のステップS140において表示される画面の第1例を示す図である。本図に示す例において、算出部340は、ディスプレイ350に、算出したJSの推定値及び練り製品の原材料の単価を表示する。また算出部340は、練り製品の添加水量もディスプレイ350に表示させる。さらに算出部340は、各クラスタの特性情報もディスプレイ350に表示させている。
図12は、図10のステップS140において表示される画面の第2例を示す図である。本図に示す例は、原材料がクラスタで表記されるのではなくすり身で表記される点を除いて、図11に示した例と同様である。
以上、本実施形態によれば、モデル生成装置20は、原材料となるすり身の特性から練り製品のJSを算出するためのモデルを生成する。そして練り製品特性推定装置30は、このモデルを用いて練り製品のJSの推定値を算出する。このため、所望のJSとなるすり身の組み合わせ及び配合率は見つけやすくなる。
[第2実施形態]
図13は、本実施形態に係る練り製品特性推定装置30の機能構成の一例を示す図である。本実施形態に係る練り製品特性推定装置30は、入力データ取得部330の代わりに組み合わせ生成部332を備えている点を除いて、第1実施形態に係る練り製品特性推定装置30と同様の構成である。
組み合わせ生成部332は、原料データ記憶部10が記憶しているクラスタの在庫(購入予定の計画数量を含む)を用いて、クラスタの組み合わせ及び配合率を決定する。例えば組み合わせ生成部332は、在庫の範囲内でクラスタの配合率を決定したり、在庫が多いクラスタを優先的に選択する。
この際、組み合わせ生成部332は、組み合わせ及び配合率を決定するための条件、例えば練り製品の原材料の単価を取得する。組み合わせ生成部332は、各クラスタの単価を用いて、原材料の単価が取得した値以下となるように、クラスタの組み合わせ及び配合率を決定する。
本実施形態によっても、第1実施形態と同様に、所望のJSとなるすり身の組み合わせ及び配合率は見つけやすくなる。また、組み合わせ生成部332は、クラスタの在庫を用いて、クラスタの組み合わせ及び配合率を決定する。このため、実際に使用可能な組み合わせ及び配合率におけるJSが算出される。
さらに組み合わせ生成部332は、原材料の単価が取得した値以下となるように、クラスタの組み合わせ及び配合率を決定する。このため、練り製品の単価が予定の値以上になることを防止できる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
また、上述の説明で用いた複数のフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
10 原料データ記憶部
20 モデル生成装置
30 練り製品特性推定装置
210 訓練データ記憶部
220 訓練データ取得部
230 モデル生成部
310 記憶処理部
320 モデル記憶部
330 入力データ取得部
332 組み合わせ生成部
340 算出部
350 ディスプレイ

Claims (15)

  1. 複数種類の水産物のすり身それぞれの特性情報と、前記複数種類のすり身の配合率と、を説明変数の少なくとも一部とし、製造された練り製品のJS(Jelly Strength)を正解データとして学習されたモデルを記憶する記憶部と、
    水産物のすり身の組み合わせ及び配合率を取得するとともに、前記組み合わせに含まれる前記すり身それぞれの前記特性情報を取得し、当該特性情報、当該配合率、及び前記モデルを用いて、前記組み合わせ及び前記配合率における練り製品のJSの推定値を算出する算出部と、
    を備える練り製品特性推定装置。
  2. 請求項1に記載の練り製品特性推定装置において、
    前記特性情報は、前記すり身のJS、及び前記すり身に含まれる夾雑物に関する情報を含む練り製品特性推定装置。
  3. 請求項2に記載の練り製品特性推定装置において、
    前記特性情報は、前記すり身の水分の量又は割合、pH、硬さ、付着性、弾力性、及び粘着力の少なくとも一つを含む練り製品特性推定装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の練り製品特性推定装置において、
    前記モデルの説明変数は、添加水量を含み、
    前記算出部は、さらに添加水量を前記モデルに入力する練り製品特性推定装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の練り製品特性推定装置において、
    すり身の在庫情報及用いて、前記組み合わせ及び配合率を生成する組み合わせ生成部をさらに備える練り製品特性推定装置。
  6. 請求項5に記載の練り製品特性推定装置において、
    前記組み合わせ生成部は、さらにすり身の単価を用いて前記組み合わせ及び配合率を生成する練り製品特性推定装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の練り製品特性推定装置において、
    前記算出部は、すり身の単価を用いて、前記組み合わせ及び前記配合率における練り製品の原材料の単価を算出する製品特性推定装置。
  8. 複数種類の水産物のすり身それぞれの特性情報と、前記複数種類のすり身の配合率と、を説明変数の少なくとも一部として、製造された練り製品のJS(Jelly Strength)を正解データとした訓練データを複数取得する訓練データ取得部と、
    前記複数の訓練データを学習することにより、練り製品のJSの推定値を算出するモデルを生成するモデル生成部と、
    を備え、
    前記モデルは、前記練り製品の原材料となる複数のすり身それぞれの前記特性情報及び前記複数のすり身の配合率を用いて、前記練り製品のJSの推定値を算出するモデル生成装置。
  9. 請求項8に記載のモデル生成装置において、
    前記特性情報は、前記すり身のJS、及び前記すり身に含まれる夾雑物に関する情報を含むモデル生成装置。
  10. 請求項9に記載のモデル生成装置において、
    前記特性情報は、前記すり身の水分の量又は割合、pH、硬さ、付着性、弾力性、及び粘着力の少なくとも一つを含むモデル生成装置。
  11. 請求項8〜10のいずれか一項に記載のモデル生成装置において、
    前記説明変数は、添加水量を含むモデル生成装置。
  12. コンピュータが、
    複数種類の水産物のすり身それぞれの特性情報と、前記複数種類のすり身の配合率と、を説明変数の少なくとも一部とし、製造された練り製品のJS(Jelly Strength)を正解データとして学習されたモデルを記憶する記憶部から、当該モデルを読み出し、
    水産物のすり身の組み合わせ及び配合率を取得するとともに、前記組み合わせに含まれる前記すり身それぞれの前記特性情報を取得し、当該特性情報、当該配合率、及び前記モデルを用いて、前記組み合わせ及び前記配合率における練り製品のJSの推定値を算出する、練り製品特性推定方法。
  13. コンピュータが、
    複数種類の水産物のすり身それぞれの特性情報と、前記複数種類のすり身の配合率と、を説明変数の少なくとも一部として、製造された練り製品のJS(Jelly Strength)を正解データとした訓練データを複数取得する訓練データ取得処理と、
    前記複数の訓練データを学習することにより、練り製品のJSの推定値を算出するモデルを生成するモデル生成処理と、
    を行い
    前記モデルは、前記練り製品の原材料となる複数のすり身それぞれの前記特性情報及び前記複数のすり身の配合率が入力されると、前記練り製品のJSの推定値を算出するモデル生成方法。
  14. コンピュータに、
    複数種類の水産物のすり身それぞれの特性情報と、前記複数種類のすり身の配合率と、を説明変数の少なくとも一部とし、製造された練り製品のJS(Jelly Strength)を正解データとして学習されたモデルを記憶する記憶部から、当該モデルを読み出す機能と、
    水産物のすり身の組み合わせ及び配合率を取得するとともに、前記組み合わせに含まれる前記すり身それぞれの前記特性情報を取得し、当該特性情報、当該配合率、及び前記モデルを用いて、前記組み合わせ及び前記配合率における練り製品のJSの推定値を算出する機能と、
    を持たせるプログラム。
  15. コンピュータに、
    複数種類の水産物のすり身それぞれの特性情報と、前記複数種類のすり身の配合率と、を説明変数の少なくとも一部として、製造された練り製品のJS(Jelly Strength)を正解データとした訓練データを複数取得する訓練データ取得機能と、
    前記複数の訓練データを学習することにより、練り製品のJSの推定値を算出するモデルを生成するモデル生成機能と、
    を持たせ、
    前記モデルは、前記練り製品の原材料となる複数のすり身それぞれの前記特性情報及び前記複数のすり身の配合率が入力されると、前記練り製品のJSの推定値を算出するプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102607343B1 (ko) * 2022-05-18 2023-11-29 최정치 균일한 품질의 어묵 제조 방법, 장치 및 컴퓨터-판독 가능 기록 매체

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