JP2021183065A - 遊技機 - Google Patents

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良孝 土屋
Yoshitaka Tsuchiya
智久 川添
Tomohisa Kawazoe
覚 中山
Satoru Nakayama
智宣 牧
Tomonobu Maki
諒 下田
Ryo Shimoda
雅博 上野
Masahiro Ueno
浩司 梶野
Koji Kajino
浩志 柏木
Hiroshi Kashiwagi
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Abstract

【課題】遊技機の演出効果を向上させることを目的とする。【解決手段】パチンコ遊技機1は、保留アイコンの表示態様を変更する保留アイコン演出を実行可能な演出実行手段を備え、演出実行手段は、保留アイコン演出を実行する場合、保留アイコンの表示態様が変更されることを当該保留アイコンの表示位置において示唆した後、当該保留アイコンの表示態様を変更する場合と、示唆せずに保留アイコンの表示態様を変更する場合と、がある。【選択図】図10B

Description

本発明は、遊技者にとって有利な特別遊技を実行可能な遊技機に関する。
従来の遊技機では、始動条件の成立に基づいた判定が行われる前に先読み判定を行い、先読み判定の結果に応じた保留変化演出を実行することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019−55099号公報
しかしながら、従来の遊技機における保留変化演出は、遊技者の大当たりに対する期待感を高めるための演出としての演出効果は高いものであるが、まだ改善の余地があった。
そこで、本発明は、このような問題を鑑みてなされたものであり、遊技機の演出効果を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、始動条件が成立し、開始条件が成立したことに基づき変動表示を実行可能な遊技機であって、前記開始条件が未成立である場合は、当該開始条件が未成立である前記変動表示があることを示す保留アイコンを表示し、前記保留アイコンの表示態様を変更する保留アイコン演出を実行可能な演出実行手段(演出制御基板120)を備え、前記演出実行手段は、前記保留アイコン演出を実行する場合、前記保留アイコンの表示態様が変更されることを当該保留アイコンの表示位置において示唆した後、当該保留アイコンの表示態様を変更する(例えば、保留アイコン演出において図10Bおよび図10Cに示す保留アイコン第1付加演出を実行する)場合と、示唆せずに前記保留アイコンの表示態様を変更する(例えば、図10Aに示す保留アイコン演出を実行する)場合と、があることを特徴とする。
本発明によれば、遊技機の演出効果を向上させることができる。
本発明の実施例に係るパチンコ遊技機の正面図である。 基板構成を示すブロック図である。 遊技制御処理の例を示すフローチャートである。 特図用処理の例を示すフローチャートである。 演出制御処理の例を示すフローチャートである。 演出用処理の例を示すフローチャートである。 変動表示の変動パターンの種類の例を示す図である。 通常状態における変動演出の例を示す図である。 通常状態における変動演出の例を示す図である。 通常状態における変動演出の例を示す図である。 通常状態における変動演出の例を示す図である。 時短状態における変動演出の例を示す図である。 時短状態における変動演出の例を示す図である。 時短状態における変動演出の例を示す図である。 演出例1を示す図である。 演出例2を示す図である。 演出例3を示す図である。 演出例4を示す図である。 演出例5を示す図である。 演出例6を示す図である。 演出例7を示す図である。 演出例8を示す図である。 演出例9を示す図である。 演出例10を示す図である。 演出例11を示す図である。 演出例12を示す図である。 始動入賞処理における先読み演出決定処理の例を示すフローチャートである。 保留アイコン決定用テーブルの例、および、変動アイコン演出決定用テーブルの例を示す図である。 保留アイコン演出パターン決定用テーブル1の例を示す図である。 保留アイコン演出パターン決定用テーブル2の例を示す図である。 保留アイコン演出パターン決定用テーブル3の例を示す図である。 保留アイコン演出パターン決定用テーブル4の例を示す図である。 変動演出処理における変動演出開始処理の例を示すフローチャートである。 第1変動アイコン演出パターン決定用テーブルの例を示す図である。 第2変動アイコン演出パターン決定用テーブルの例を示す図である。 第3、第4変動アイコン演出パターン決定用テーブルの例を示す図である。 第5〜7変動アイコン演出パターン決定用テーブルの例を示す図である。 変動演出開始処理における保留アイコン第1付加演出決定処理の例を示すフローチャートである。 保留アイコン第1付加演出パターン決定用テーブルの例を示す図である。 変動演出開始処理における保留アイコン第2付加演出決定処理の例を示すフローチャートである。 保留アイコン第2付加演出パターン決定用テーブルの例を示す図である。 変動演出開始処理における変動アイコン第1付加演出決定処理の例を示すフローチャートである。 変動アイコン第1付加演出パターン決定用テーブルの例を示す図である。 変動演出開始処理における変動アイコン第2付加演出決定処理の例を示すフローチャートである。 変動アイコン第2付加演出パターン決定用テーブルの例を示す図である。
本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という)においては、遊技機として、遊技に用いる遊技媒体が遊技球とされ、遊技球を遊技盤面に向けて発射することで遊技を行うことが可能なパチンコ遊技機1を例示して説明する。なお、以下の説明は、当業者においてよく知られた技術的事項等については説明を簡略化または省略することがある。また、当業者において通用されている用語は、その用語の定義説明等を省略して用いることがある。
[パチンコ遊技機1の構成]
まず、パチンコ遊技機1の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。パチンコ遊技機1は、遊技盤2と、前面枠(以下、「ガラス枠」ともいう)、本体枠、外枠からなる遊技機枠3により構成される。
[遊技盤2の構成]
次に、遊技盤2の構成について説明する。遊技盤2は遊技機枠3に対して着脱自在に取り付けられている。遊技盤2の左下方には、主表示装置4が設けられている。主表示装置4は、特図1表示器4aと、特図2表示器4bと、特図1保留表示器4cと、特図2保留表示器4dと、ラウンド数表示器4eと、普図表示器4fが設けられている。
特図1表示器4aは、変動開始に伴い8個のLEDによる点滅により第1特別図柄(以下、「特図1」という)の変動表示を行い、変動停止に伴い8個のLEDを所定の点灯パターンで点灯することにより特図1の変動表示結果(大当たりである(特別遊技が実行される)かハズレである(特別遊技が実行されない)か)を表示する(以下、「特図1変動表示」という)。特図1の変動表示結果が大当たりであることを示す場合は、8個のLEDが全て点灯する特別結果となり、特図1の変動表示結果がハズレであることを示す場合は、8個のLEDの全てを点灯させない。なお、以下においては、特図1の変動表示結果が大当たりとなる特図1変動表示のことを「特図1大当たり変動表示」といい、特図1の変動表示結果がハズレとなる特図1変動表示のことを「特図1ハズレ変動表示」という。
特図2表示器4bは、変動開始に伴い8個のLEDによる点滅により第2特別図柄(以下、「特図2」という)の変動表示を行い、変動停止に伴い8個のLEDを所定の点灯パターンで点灯することにより特図2の変動表示結果(大当たりまたは小当たりであるか、ハズレであるか)を表示する(以下、「特図2変動表示」という)。特図2の変動表示結果が大当たりであることを示す場合は、8個のLEDが全て点灯する特別結果となり、特図1の変動表示結果がハズレであることを示す場合は、8個のLEDの全てを点灯させない。なお、以下においては、特図2の変動表示結果が大当たりとなる特図2変動表示のことを「特図2大当たり変動表示」といい、特図2の変動表示結果が小当たりとなる特図2変動表示のことを「特図2小当たり変動表示」といい、特図2の変動表示結果がハズレとなる特図2変動表示のことを「特図2ハズレ変動表示」という。また、以下においては、特図1変動表示と特図2変動表示を纏めて「特図変動表示」、または「変動表示」という。
特図1保留表示器4cは、実行が保留されている特図1変動表示の保留記憶数を特図1保留記憶数として表示する。特図2保留表示器4dは、実行が保留されている特図2変動表示の保留記憶数を第2保留記憶数として表示する。なお、特図1保留記憶数と特図2保留記憶数の上限記憶数は各々4個であるため、特図1保留記憶数と特図2保留記憶数の合計上限保留記憶数は8個である。
ラウンド数表示器4eは、大当たり状態(特別遊技状態)において3個のLEDを所定の点灯パターンで点灯することにより、何ラウンド大当たり状態であるかを表示する。
普図表示器4fは、上段2個と下段2個のLEDで構成され、上段2個のLEDにより普通図柄(以下、「普図」という)の変動表示の保留記憶数を普図保留記憶数として表示する。なお、普図保留記憶数の上限記憶数は4個である。そして、普通図柄の変動開始に伴い下段2個のLEDによる点滅により普通図柄の変動表示を行い、変動停止に伴い他の2個のLEDを所定の点灯パターンで点灯することにより普通図柄の変動表示結果(普通当たりであるかハズレであるか)を表示する(以下、「普図変動表示」という)。なお、以下においては、普図の変動表示結果が普通当たりとなる普図変動表示のことを「普図当たり変動表示」といい、普図の変動表示結果がハズレとなる普図変動表示のことを「普図ハズレ変動表示」という。
主表示装置4には、その他、大当たり確率が高確率の遊技状態であるか、大当たり確率が高確率よりも低い低確率の遊技状態であるかを表示する遊技状態表示器と、遊技球を左打ちすべき遊技状態であるか右打ちすべき遊技状態であるかを表示する発射方向表示器が設けられている。
遊技盤2には、遊技球が流下する遊技領域25が形成されている。遊技領域25は、左遊技領域25Aと右遊技領域25Bと、中遊技領域25Cに区別される。なお、左遊技領域25Aに遊技球が流下するように発射装置により遊技球を発射することを「左打ち」、右遊技領域25Bに遊技球が流下するように発射装置により遊技球を発射することを「右打ち」という。また、遊技盤2には、発射された遊技球を遊技領域25に誘導するレール部材が設けられ、レール部材の先端には、遊技領域に放出された遊技球が発射装置側に戻るのを防止するため球戻り防止片が設けられている。
遊技領域25には第1表示領域20aを形成する第1表示装置20が設けられている。第1表示装置20は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等により構成され、各種遊技演出画像や遊技に関する各種情報等を表示する。第1表示領域20aには、左演出図柄21L、中演出図柄21C、右演出図柄21R(纏めて以下、「演出図柄21LCR」ともいう)が表示される演出図柄表示領域21が設けられており、演出図柄21LCRは、特図1変動表示や特図2変動表示と同期して変動表示を行う。演出図柄21LCRは、例えば、1〜9の数字からなる数字図柄により構成される。
また第1表示領域20aには、特図1保留表示器4cに表示される特図1保留記憶数を特図1保留1アイコン画像(以下、「特1保1アイコン」という)、特図1保留2アイコン画像(以下、「特1保2アイコン」という)、特図1保留3アイコン画像(以下、「特1保3アイコン」という)、特図1保留4アイコン画像(以下、「特1保4アイコン」という)により表示する第1保留アイコン表示領域が設けられている。なお、このような特1保1アイコン〜特1保4アイコンのことを纏めて「特1保留アイコン」という。
また第1表示領域20aには、特図2保留表示器4dに表示される特図2保留記憶数を特図2保留1アイコン画像(以下、「特2保1アイコン」という)、特図2保留2アイコン画像(以下、「特2保2アイコン」という)、特図2保留3アイコン画像(以下、「特2保3アイコン」という)、特図2保留4アイコン画像(以下、「特2保4アイコン」という)により表示する第2保留アイコン表示領域が設けられている。なお、このような特2保1アイコン〜特2保4アイコンのことを纏めて「特2保留アイコン」ともいう。
また第1表示領域20aには、実行中の変動表示に対応する変動表示中アイコン画像(以下、「変動アイコン」ともいう)を表示する変動アイコン表示領域が設けられている。
第1表示装置20の上方には第2表示領域27aを形成する第2表示装置27が設けられている。第2表示装置27は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等により構成され、第2表示領域27aには、第1表示領域20aに表示する画像とは異なる各種遊技演出画像や遊技に関する各種情報等が表示される。また、第2表示領域27aには、第1表示領域20aに表示する画像と連携する画像や、第1表示領域20aに表示する画像と一体視させる画像等も表示される。
第2表示装置27の裏側には盤内可動装置(以下、「盤内可動部材」ともいう)26が設けられている。盤内可動装置26には、第1表示装置20に表示される画像を表示する透過部材により形成された第3表示領域26aが形成されている。盤内可動装置26は通常、第1位置(第2表示装置27の裏側)に停止しているが、遊技演出等に応じて適宜、第1表示領域20aの中央側である第2位置に移動したり、第1位置と第2位置の間を揺動したり、第2位置よりもさらに第1表示領域20aの中央側である第3位置に移動したりする。第2位置や第3位置に移動した盤内可動装置26は、所定条件(例えば、所定時間の経過や演出操作部31(第1演出操作部31a、第2演出操作部31b)が操作されたとき)が成立すると第1位置に移動する。また、第1位置と第2位置の間を揺動した盤内可動装置26は、所定条件(例えば、所定時間の経過や演出操作部31(第1演出操作部31a、第2演出操作部31b)が操作されたとき)が成立すると第1位置に移動したり第3位置に移動したりする。なお、盤内可動装置26の形状、配置位置や動作方法等はこれに限定されない。また、盤内可動装置26の数は1個に限定されず、2個以上でもよい。また、盤内可動装置26を2個以上設ける場合、複数の盤内可動装置26が重なるように動作させたり、複数の盤内可動装置26が合体するように動作させたりしてもよい。
左遊技領域25Aには、レール部材に沿うように演出特図1保留表示器5aと、変動表示対応表示器5bと、演出特図2保留表示器5cを備えるサブ表示装置5と、一般入賞口9aと、一般入賞口9bが設けられている。サブ表示装置5は、遊技球の流下方向を中遊技領域25Cに向けて変化させる誘導部でもある。演出特図1保留表示器5aは、特図1保留表示器4cに表示される第1保留記憶数を2個のLEDの点灯パターンにより表示する。変動表示対応表示器5bは、演出図柄21LCRの変動表示に同期して2個のLEDを点滅させることにより変動演出表示を行う。演出特図2保留表示器5cは、特図2保留表示器4dに表示される第2保留記憶数をLEDの点灯パターンにより表示する。一般入賞口9aまたは一般入賞口9bに遊技球が入球(以下、「入賞」ともいう)すると、第4個数(例えば、2個)の遊技球を賞球として払い出す。
中遊技領域25Cには、第1始動口6が設けられている。第1始動口6に遊技球が入球すると第1個数(例えば、4個)の遊技球を賞球として払い出す。第1始動口6には、遊技球の入球に応じて点灯(点滅)を行うLEDが設けられている。なお、第1始動口6を左遊技領域25Aや右遊技領域25Bに設けてもよい。
右遊技領域25Bには、第2始動口7が設けられている。第2始動口7は、第2始動口7に遊技球が入球可能な状態にしたり入球不可能な状態にしたりするための開閉片を備える。第2始動口7に遊技球が入球すると第2個数(例えば、1個)の遊技球を賞球として払い出す。第2始動口7には、遊技球の入球に応じて点灯(点滅)を行うLEDが設けられている。なお、第2始動口7を左遊技領域25Aや中遊技領域25Cに設けてもよい。
また、右遊技領域25Bには、遊技球が通過可能なゲート8と、一般入賞口9cと、第1大入賞口10と、第2大入賞口11が設けられている。第1大入賞口10は、第1大入賞口10に遊技球が入球可能な状態にしたり入球不可能な状態にしたりするための開閉部を備える。第2大入賞口11は、第2大入賞口11に遊技球が入球可能な状態にしたり入球不可能な状態にしたりするための可動片を備える。一般入賞口9cに遊技球が入球すると賞球として第5個数(例えば、3個)の遊技球を賞球として払い出す。第1大入賞口10や第2大入賞口11には、遊技球の入球に応じて点灯(点滅)を行うLEDが設けられている。また、第1大入賞口10または第2大入賞口11に遊技球が入球すると第3個数(例えば、15個)の遊技球を賞球として払い出す。第1始動口6の下方には、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球が入球するアウト口12が設けられている。なお、以下においては、第1大入賞口10と第2大入賞口11を纏めて「大入賞口」ということがある。
また、遊技領域25には、LEDからなるセグメント表示器を備えるチャンスセグ表示器51と、LEDを備えるチャンスランプ52が設けられている。
他にも遊技領域25には、演出図柄表示領域21を囲むとともに、第2表示領域27aの殆どを囲むように囲い部28が設けられている。囲い部28には、遊技球が転動可能な遊技球転動面を有するステージ部と、ステージ部を転動する遊技球を第1始動口6に向けて流下させる流下部と、左遊技領域25Aを流下する遊技球を囲い部28内に受け入れてステージ部に誘導するワープ部が形成されている。また、遊技球の流下方向や流下速度を変化させる複数の遊技釘、誘導部、風車等や、複数のLEDやランプ等からなる盤面装飾ランプが設けられている。また、遊技領域25の前面側(遊技者側)に透明な樹脂板により形成された導光板が設けられている。導光板の側方には複数のLEDが設けられ、複数のLEDを所定の点灯パターンにより点灯することにより、導光板面上にキャラクタや文字等を表示する。
[遊技機枠3の構成]
次に、遊技機枠3の構成について説明する。遊技機枠3には、遊技球を遊技領域25に向けて発射させるために遊技者(遊技客や店員等、特には遊技客のことをいう)が操作する発射ハンドル30と、発射装置に供給する遊技球を貯留する上皿38と、上皿38に収容しきれない遊技球を貯留する下皿39が設けられている。下皿39の底面には、下皿39に貯留された遊技球を排出するための開閉可能な排出部が設けられている。
上皿38には、遊技者が操作する第1演出操作部31aと、十字キー37が設けられ、他にも、音量操作部、光量操作部、球貸操作部、遊技用記録媒体返却操作部、球抜き操作部、遊技用残高表示部等が設けられている。
また、遊技機枠3には、第2演出操作部31bと、複数のLEDやランプ等を備える枠装飾ランプ32a〜32eからなる枠装飾ランプ32と、枠側可動装置33(以下、「枠側可動部材」ともいう)と、音を出力するスピーカ34cと、発射ハンドル30に向けて送風するための送風装置35a(図2参照)を備える送風口35が設けられている。なお、枠装飾ランプ32a、32bは文字やマーク等をLEDの点灯パターンにより表示することができる。なお、枠装飾ランプ32と、後述する可動装飾ランプ33aと、上述した盤面装飾ランプを纏めて「装飾ランプ」という。
枠側可動装置33は、複数のLEDやランプ等を備える可動装飾ランプ33aと、音を出力するスピーカ34a、34bを備える。枠側可動装置33は、通常、第4位置(図1に図示する位置)に停止しているが、遊技演出や遊技状態等に応じて適宜、遊技機枠3よりも上方である第5位置に移動したり、回転動作したりする。第5位置に移動または回転動作した枠側可動装置33は、所定条件(例えば、所定時間の経過等)が成立すると第4位置に移動する。なお、枠側可動装置33の形状、配置位置や動作方法等はこれに限定されない。また、枠側可動装置33の数は1個に限定されず、2個以上でもよい。また、枠側可動装置33を2個以上設ける場合、複数の枠側可動装置33が重なるように動作させたり、複数の枠側可動装置33が合体するように動作させたりしてもよい。なお、スピーカ34aと、スピーカ34bと、スピーカ34cを纏めて「スピーカ34」という。
演出操作部31は、第1演出操作部31aと第2演出操作部31bから構成され、遊技者による操作を検知する操作検知手段として機能する。第1演出操作部31aと第2演出操作部31bは、主に遊技演出の種類や大当たり期待度(特別遊技が実行される期待度、特別結果となる期待度)の高低等に応じて使い分けられる。第1演出操作部31aと第2演出操作部31bは、それぞれの演出操作部を複数の色により点灯させるためのLED等や、それぞれの演出操作部を通常位置から突出させたり、突出位置から通常位置に戻したりするための駆動部や、それぞれの演出操作部を振動させるための振動装置36(図2参照)を備える。遊技者は、第1演出操作部31aの操作を促す第1操作促進演出が行われた場合には第1演出操作部31aを押下操作し、第2演出操作部31bの操作を促す第2操作促進演出が行われた場合には第2演出操作部31bを押下操作する。遊技者が第1操作促進演出に応じて第1演出操作部31aを押下操作すると、第1演出操作部31aの押下操作の検知に応じた操作対応演出を実行する。また、遊技者が第2操作促進演出に応じて第2演出操作部31bを押下操作すると、第2演出操作部31bの押下操作の検知に応じた操作対応演出を実行する。なお、第1演出操作部31aは、遊技演出のカスタマイズや遊技履歴の表示等を行う際にも使用する。また、演出操作部の形状、配置位置、操作検知方式や操作方法等は限定されない。また、演出操作部31の数は2個に限定されず、1個でも3個以上でもよい。
[パチンコ遊技機1の基板構成]
次に、パチンコ遊技機1の基板構成について説明する。図2は、本実施形態に係るパチンコ遊技機1の基板構成を示すブロック図である。パチンコ遊技機1には、遊技制御基板(以下、「メイン基板」や「主基板」ともいう)100、演出制御基板(以下、「サブ基板」ともいう)120、遊技球の払出制御や遊技球貸出制御や発射装置の発射制御を行う払出制御基板、各基板等に電力を供給する電源基板、各種遊技情報をパチンコ遊技機1の外部に出力する外部情報出力端子基板、各基板を中継する中継基板等が搭載されている。
遊技制御基板100は、パチンコ遊技機1における遊技の進行制御(以下、「遊技制御」という)を行う。遊技制御基板100は、遊技制御用マイコン(遊技制御用マイクロコンピュータ)101と、I/Oポート102と、ソレノイド駆動部103等を備える。
遊技制御用マイコン101は、1チップマイコンで形成され、遊技制御用ROMであるROM(Read Only Memory)101aと、遊技制御用RAMであるRAM(Random Access Memory)101bと、遊技制御用CPUであるCPU(Central Processing Unit)101cと、乱数回路(大当たり判定用の乱数値として0〜65535が設定)と、I/Oポート等を備える。
ROM101aには、CPU101cが遊技制御処理を行うための遊技プログラムや、遊技制御処理に必要な各種データや各種テーブル等が記憶されている。RAM101bは、CPU101cが遊技制御処理を行う際にワーク用のメモリとして使用する。なお、RAM101bに記憶された遊技情報(例えば、現在の遊技状態、現在変動中の特図1変動表示情報、現在変動中の特図2変動表示情報、現在の特図1保留情報、現在の特図2保留情報、現在の特図1変動回数、現在の特図2変動回数、現在の大当たり回数、現在のラウンド数、制御コマンド等)の一部(または全て)は、パチンコ遊技機1への電力供給が停止しても、所定期間は保持する。CPU101cは、ROM101aに記憶された遊技プログラムを実行することにより遊技制御を行う。
遊技制御用マイコン101は、特図1表示器4a、特図2表示器4b、特図1保留表示器4c、特図2保留表示器4d、ラウンド数表示器4e、普図表示器4f、遊技状態表示器、発射方向表示器を構成する各LEDの点灯制御や、ソレノイド駆動部103の駆動制御を行う。また、遊技制御用マイコン101は、第1始動口センサ6aや第2始動口センサ7a等の各種センサから出力された検知信号に応じた制御を行う。
遊技制御基板100(遊技制御用マイコン101)は、遊技制御に応じて演出制御基板120、払出制御基板に対して、各種制御コマンドを出力する。演出制御基板120に出力する制御コマンドには、例えば、特図1表示器4aや特図2表示器4bによる変動表示に応じた演出制御コマンドや、遊技状況や遊技状態に応じた演出制御コマンドや、エラーの発生に応じた演出制御コマンド等がある。また、払出制御基板に出力する制御コマンドには、例えば、遊技球の払い出しに係る払出制御コマンドや、発射装置の制御に係る発射制御コマンド等がある。なお、これらの制御コマンドは、RAM101bにおける各制御基板に対応した制御コマンド記憶領域に各々記憶される。制御コマンド記憶領域に記憶された各制御コマンドは、その制御コマンドに応じた処理が終了すると消去される。
I/Oポート102は複数の入力ポートと、複数の出力ポートを備える。各入力ポートには、第1始動口センサ6aや第2始動口センサ7a等の各種センサから出力された検知信号が各々入力され、各入力ポートに入力された検知信号は、遊技制御用マイコン101に入力される。また、各出力ポートからは、遊技制御用マイコン101から出力された特図1表示器4aや特図2表示器4b等の各種表示器に備えられるLEDを点灯制御するための点灯制御信号が出力される。ソレノイド駆動部103は、遊技制御用マイコン101からのソレノイド駆動信号をソレノイド40に出力する。
第1始動口センサ6aは、第1始動口6に入賞した遊技球を検知すると遊技制御用マイコン101に検知信号を出力する。また、第2始動口センサ7aは、第2始動口7に入賞した遊技球を検知すると遊技制御用マイコン101に検知信号を出力する。また、ゲートセンサ8aは、ゲート8を通過した遊技球を検知すると遊技制御用マイコン101に検知信号を出力する。また、第1入賞口センサ9dは、一般入賞口9aや一般入賞口9bに入賞した遊技球を検知すると遊技制御用マイコン101に検知信号を出力する。また、第2入賞口センサ9eは、一般入賞口9cに入賞した遊技球を検知すると遊技制御用マイコン101に検知信号を出力する。また、第1大入賞口センサ10aは、第1大入賞口10に入賞した遊技球を検知すると遊技制御用マイコン101に検知信号を出力する。また、第2大入賞口センサ11aは、第2大入賞口11に入賞した遊技球を検知すると遊技制御用マイコン101に検知信号を出力する。
ソレノイド40は、第2始動口7の開閉片を開閉させるためのソレノイドと、第1大入賞口10の開閉部を開閉させるためのソレノイドと、第2大入賞口11の可動片を開閉させるためのソレノイドから構成され、遊技制御用マイコン101からのソレノイド駆動信号により各々動作する。なお、以下においては、遊技制御用マイコン101や遊技制御基板100のことを、「遊技制御手段」や「主制御手段」ということがある。
演出制御基板120は、遊技制御基板100から出力された演出制御コマンドに基づいて、パチンコ遊技機1における演出の進行制御(以下、「演出制御」という)を行う。演出制御基板120は、演出制御用マイコン(演出制御用マイクロコンピュータ)121と、表示制御部122と、装飾制御部123と、音制御部124と、I/Oポート125と、乱数回路と、給電用コンデンサを備え現在日時をカウントするRTC(Real Time Clock)を備える。なお、演出制御とは、遊技中の演出(遊技演出)、遊技中はないときの演出(客待ち演出)、遊技履歴の表示、遊技説明の表示、エラー発生の報知等の制御のことである。
演出制御用マイコン121は、1チップマイコンで形成され、ROM(演出制御用ROM)121aと、RAM(演出制御用RAM)121bと、CPU(演出制御用CPU)121cと、乱数回路と、I/Oポートを備える。
ROM121aには、CPU121cが演出制御処理を行うための演出制御プログラムや、演出制御処理に必要な各種データや各種テーブル等が記憶されている。RAM121bは、CPU121cが演出制御処理を行う際にワーク用のメモリとして使用される。また、RAM121bには、受信した演出制御コマンドを記憶する演出制御コマンド記憶領域と、演出制御コマンドに応じてCPU121cが決定した演出制御情報を記憶する演出情報記憶領域がある。CPU121cは、RAM121bに記憶された演出制御コマンドに応じて演出制御処理を実行する。
演出制御用マイコン121は、演出制御に応じて表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124に対して、各種演出の指示を行う(以下、演出指示という)。表示制御部122に対する演出指示には、表示制御部122に対する演出表示指示、装飾制御部123に対する演出装飾指示、音制御部124に対する演出音指示等がある。
また、演出制御用マイコン121は、演出特図1保留表示器5a、変動表示対応表示器5b、演出特図2保留表示器5c、装飾ランプ32、33a、第1演出操作部31a、第2演出操作部31b、チャンスセグ表示器51、および、チャンスランプ52に具備されるLEDやランプの点灯制御や、盤内可動装置26、枠側可動装置33、送風装置35a、振動装置36の駆動制御を行う。また、演出制御用マイコン121は、第1操作部検知センサ31cや第2操作部検知センサ31d等の各種センサから出力された検知信号に応じた制御を行う。なお、本実施形態では、演出制御基板120または演出制御用マイコン121のことを、「演出制御手段」または「演出実行手段」ということがある。
表示制御部122は、VDP(Video Display Processor)と、第1表示領域20aや第2表示領域27aに表示する各種画像データを記憶するCGROM(Character Generator ROM)と、VDPによりCGROMから読み出された画像データの展開や描画等に使用されるVRAM(Video RAM)等を備える。表示制御部122は、演出制御用マイコン121からの演出表示指示に基づいて、第1表示領域20aや第2表示領域27aに演出画像を表示させるための映像信号を出力する。なお、描画処理の手法等については、例えば、特開2016−198316号公報、特開2018−094219号公報、および、特開2108−171129号公報等により周知の技術であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
装飾制御部123は、装飾ランプ32、33aを点灯/消灯したり光量を変更したりするための点灯データや点灯パターンテーブル等が記憶された装飾制御用ROMと、点灯制御回路等を備え、演出制御用マイコン121からの演出装飾指示に基づいて、装飾ランプ32、33a、導光板のLED等を点灯制御する。
音制御部124は、音データや音出力パターンテーブル等が記憶された音制御用ROMと、音制御回路等を備え、演出制御用マイコン121からの演出音指示に基づいて、スピーカ34から演出音を出力させる。なお、本実施形態では、演出制御基板120と、表示制御部122と、装飾制御部123と、音制御部124とを纏めて「演出制御手段」または「演出実行手段」という場合がある。
I/Oポート125は複数の入力ポートと、複数の出力ポートを備える。各入力ポートには、第1操作部検知センサ31cや第2操作部検知センサ31d等の各種検知センサから出力される検知信号が各々入力され、各入力ポートに入力された検知信号は、演出制御用マイコン121に入力される。また、各出力ポートからは、演出制御用マイコン121により出力されたサブ表示装置5等の各種表示器を点灯させるための点灯制御信号や、送風装置35aや振動装置36等を駆動させるための駆動信号が出力される。
第1操作部検知センサ31cは、第1演出操作部31aが押下操作されたことを検知すると演出制御用マイコン121に検知信号を出力する。また、第2操作部検知センサ31dは、第2演出操作部31bが押下操作されたことを検知すると演出制御用マイコン121に検知信号を出力する。また、他操作部検知センサ37aは、十字キー37における左キー操作、右キー操作、上キー操作、下キー操作や、音量操作部における音量上げ操作、音量下げ操作や、光量操作部における光量増操作、光量減操作がされたことを検知すると演出制御用マイコン121に検知信号を出力する。
[パチンコ遊技機1における遊技の概要]
次に、本実施形態のパチンコ遊技機1における遊技の概要を説明する。まず、遊技の流れを説明する前に、本実施形態のパチンコ遊技機1における遊技状態について説明する。本実施形態のパチンコ遊技機1の遊技状態には、低確率非時短遊技状態と、低確率時短遊技状態と、高確率時短遊技状態と、大当たり遊技状態と、小当たり遊技状態がある。なお、遊技者が遊技していない状態を「客待ち状態」という。
低確率非時短遊技状態(以下、「h」という)とは、特別図柄の大当たり確率(以下、「大当たり確率」という)が通常確率(低確率状態)であり、普通図柄の当たり確率(以下、「普図当たり確率」という)が通常確率であり、普通図柄の平均変動時間が通常時間である遊技状態である。通常状態は、遊技者にとって不利な遊技状態である。
低確率時短遊技状態(以下、「低確時短状態」という)とは、大当たり確率が通常確率(低確率状態)であり、普図当たり確率が通常確率よりも高い高確率となり、普通図柄の平均変動時間が通常変動時間よりも短い短縮変動時間(以下、「時短状態」という)となる遊技状態である。低確時短状態は、大当たり状態に移行した場合、または、所定回数(例えば、100回)の特図ハズレ変動表示が行われた場合に終了する。低確時短状態は、通常状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態である。
高確率時短遊技状態(特定遊技状態)(以下、「確変状態」という)とは、大当たり確率が通常確率よりも高い高確率(高確率状態)となり、かつ、時短状態となる遊技状態である。高確時短状態は、大当たり状態に移行した場合に終了する。高確時短状態は、低確時短状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態である。なお、時短状態は普図当たり確率を高確率にしないようにしてもよい。
大当たり遊技状態(以下、「大当たり状態」という)とは、大当たりとなった場合に、開閉部の開放と閉鎖を繰り返すことにより第1大入賞口10への遊技球の入賞が可能となる、または、開閉片の開放と閉鎖を繰り返すことにより第2大入賞口11への遊技球の入賞が可能となる遊技状態である。よって、大当たり状態は、遊技者が多量の遊技球を獲得することが可能な遊技状態である。
小当たり遊技状態(以下、「小当たり状態」という)とは、小当たりとなった場合に、開閉部を大当たりとなった場合よりも短時間開放することにより第1大入賞口10への遊技球の入賞が可能となる遊技状態である。小当たりには、第1小当たり状態と、第1小当たりよりも長い時間、開閉部を開放することより、第1小当たりよりも多くの遊技球が第1大入賞口10に入賞可能となる第2小当たり状態がある。小当たり状態は、遊技者が大当たり状態よりも少量の遊技球を獲得することが可能な遊技状態である。
なお、本実施形態のパチンコ遊技機1では、特別図柄の大当たり確率は、通常確率が1/300、高確率が1/60であり、小当たり確率は、1/1200とする。また、大当たり状態終了後に確変状態に移行する確変大当たりとなる割合は65%、大当たり状態終了後に確変状態に移行しない通常大当たりとなる割合は35%とする。
なお、本実施形態のパチンコ遊技機1においては、通常状態は、遊技者は左遊技領域25A側を遊技球が流下するように発射ハンドル30を操作して遊技を行うことが好ましい。一方、本実施形態においては、低確時短状態や高確時短状態や大当たり状態は、遊技者は右遊技領域25B側を遊技球が流下するように発射ハンドル30を操作して遊技を行うことが好ましい。
上皿38に遊技球が貯留されている状態で遊技者が発射ハンドル30を操作すると、発射装置により遊技球が発射される。通常状態は、遊技者は左遊技領域25A側を遊技球が流下するように発射ハンドル30を操作する。
遊技球が一般入賞口9aや一般入賞口9bに入賞すると第4個数の賞球を払い出す。遊技球が第1始動口6に入賞すると第1個数の賞球を払い出す。また、遊技球の第1始動口6への入賞に応じて、判定情報(大当たり乱数値、大当たり種別乱数値、変動パターン乱数値等)を取得して、1個目の特図1保留情報(以下、「特図1保留1情報」という)としてRAM101bの特図1保留情報記憶領域に記憶する。続いて、特図1保留1情報を特図1変動表示情報にシフトして記憶する。
続いて、大当たり乱数値が、大当たり判定値や小当たり判定値と一致するか否かを判定(以下、「大当たり判定」という)する。大当たり判定により大当たり判定値または小当たり判定値と一致しないと判定した場合、大当たり判定結果はハズレとなる。大当たり判定により大当たり判定値と一致すると判定した場合、大当たり判定結果は大当たりとなる。大当たり判定により小当たり判定値と一致すると判定した場合、大当たり判定結果は小当たりとなる。
大当たり判定結果が大当たりである場合、大当たり種別乱数値が、大当たり終了後に確変状態となる確変大当たり種別判定値と一致するか否かを判定(以下、「大当たり種別判定」という)する。大当たり種別判定により確変大当たり種別判定値と一致すると判定した場合、大当たり種別判定結果(大当たり種別)は確変大当たりとなる。大当たり種別判定により確変大当たり種別判定値と一致しないと判定した場合、大当たり種別判定結果は通常大当たりとなる。なお、大当たり種別判定結果が確変大当たりである場合、特図1表示器4aや特図2表示器4bには変動表示結果として確変大当たりであることを表示する。一方、大当たり種別判定結果が通常大当たりである場合、特図1表示器4aや特図2表示器4bには変動表示結果として通常大当たりであることを表示する。
大当たり判定結果が小当たりである場合、大当たり種別乱数値が、第1小当たり種別判定値と一致するか、それとも第2小当たり種別判定値と一致するかを判定(以下、「小当たり種別判定」という)する。小当たり種別判定により第1小当たり種別判定値と一致すると判定した場合、大当たり種別判定結果は第1小当たりとなる。大当たり種別判定により第2小当たり種別判定値と一致すると判定した場合、大当たり種別判定結果は第2小当たりとなる。
続いて、変動パターン乱数値に基づいて特図1変動表示の変動パターン(変動時間)を決定(以下、「変動パターン決定」という)する。なお、大当たり判定結果が大当たりである場合、大当たり変動パターン(大当たり変動時間)による特図1変動表示を実行すると決定し、大当たり判定結果が小当たりである場合、小当たり変動パターン(小当たり変動時間)による特図1変動表示を実行すると決定し、大当たり判定結果がハズレである場合、ハズレ変動パターン(ハズレ変動時間)による特図1変動表示を実行すると決定する。
続いて、大当たり判定結果と大当たり種別判定結果と変動パターン決定結果等に基づいて、特図1表示器4aにより特図1変動表示を行う。そして、特図1変動表示と同期して第1表示領域20aと変動表示対応表示器5bにより変動演出表示(以下、「変動演出」という)を行う。大当たり判定結果がハズレの場合、特図1表示器4aによりハズレ変動パターンによる特図1ハズレ変動表示と、第1表示領域20aと変動表示対応表示器5bにより特図1ハズレ変動表示と同期したハズレ変動演出表示(以下、「ハズレ変動演出」という)を行う。また、大当たり判定結果が大当たりである場合、特図1表示器4aにより大当たり変動パターンによる特図1大当たり変動表示と、第1表示領域20aと変動表示対応表示器5bにより特図1大当たり変動表示と同期した大当たり変動演出表示(以下、「大当たり変動演出」という)を行う。特図1大当たり変動表示では大当たりであることを示す特別結果(例えば、8個のLEDが全て点灯)で変動停止し、大当たり変動演出では大当たりであることを示す特別結果(例えば、「777」)で変動停止する。また、大当たり判定結果が小当たりである場合、特図1表示器4aにより小当たり変動パターンによる特図1小当たり変動表示と、第1表示領域20aと変動表示対応表示器5bにより特図1小当たり変動表示と同期した小当たり変動演出表示(以下、「小当たり変動演出」という)を行う。なお、特図1変動表示情報は、特図1変動表示が終了すると消去する。
なお、特図1変動表示中に第1始動口6に遊技球が入賞した(以下、「始動入賞」という)場合、この始動入賞による特図1変動表示を直ちに開始することができないため、取得した判定情報を特図1保留1情報として記憶(保留記憶)する。そして、特図1保留1情報の記憶に応じて、特図1保留表示器4c、特1保1アイコン、演出特図1保留表示器5aにより特図1保留情報が1個あることを表示する。なお、保留記憶された判定情報のことを「保留情報」という。
また、特図1保留1情報が記憶されている状態で第1始動口6に始動入賞した場合、取得した判定情報を2個目の特図1保留情報(以下、「特図1保留2情報」という)として記憶する。そして、特図1保留2情報の記憶に応じて、特図1保留表示器4c、特1保1アイコン、特1保2アイコン、演出特図1保留表示器5aにより特図1の保留情報が2個あることを表示する。
また、特図1保留2情報が記憶されている状態で第1始動口6に始動入賞した場合、取得した判定情報を3個目の特図1保留情報(以下、「特図1保留3情報」という)として記憶する。そして、特図1保留3の記憶に応じて、特図1保留表示器4c、特1保1アイコン〜特1保3アイコン、演出特図1保留表示器5aにより特図1の保留情報が3個あることを表示する。
また、特図1保留3情報が記憶されている状態で第1始動口6に始動入賞した場合、取得した判定情報を4個目の特図1保留情報(以下、「特図1保留4情報」という)として記憶する。そして、特図1保留4情報の記憶に基づいて、特図1保留表示器4c、特1保1アイコン〜特1保4アイコン、演出特図1保留表示器5aにより特図1の保留情報が4個あることを表示する。特図1保留4情報が記憶されている状態で第1始動口6に始動入賞した場合、判定情報を取得しない。
なお、特図1保留4情報が記憶されている状態以外において第1始動口6に始動入賞した場合を、「特図1の始動条件の成立」とし、後述する特図2保留4情報が記憶されている状態以外において第2始動口7に始動入賞した場合を、「特図2の始動条件の成立」し、これらを纏めて、「始動条件の成立」とする。また、先の第1始動口や第2始動口への始動入賞に基づく変動表示が実行中でない場合や、特別遊技状態ではない場合は、「特図1変動表示(特図2変動表示)の開始条件の成立」とする。
また、変動表示中である特図1変動表示の変動表示結果がハズレである場合、または、小当たり状態が終了した場合、特図1保留1情報を特図1変動表示情報にシフトして記憶(以下、「シフト記憶」という)し、新たな特図1変動表示情報に基づく特図1変動表示を開始する。そして、新たな特図1変動表示情報による特図1変動表示の開始に伴い、特図1保留2情報を特図1保留1情報にシフト記憶し、特図1保留3情報を特図1保留2情報にシフト記憶し、特図1保留4情報を特図1保留3情報にシフト記憶する。なお、特図1保留1情報へのシフト記憶に応じて、特1保2アイコンを特1保1アイコンに移動して表示し、特図1保留2情報へのシフト記憶に応じて、特1保3アイコンを特1保2アイコンに移動して表示し、特図1保留3情報へのシフト記憶に応じて、特1保4アイコンを特1保3アイコンに移動して表示する。
特図1ハズレ変動表示を行った場合、特図1表示器4a、第1表示領域20a、変動表示対応表示器5bにはハズレであることを表示する。一方、特図1大当たり変動表示を行った場合、特図1表示器4a、第1表示領域20a、変動表示対応表示器5bには、大当たりであることを表示し、特図1小当たり変動表示を行った場合、特図1表示器4a、第1表示領域20a、変動表示対応表示器5bには、小当たりであることを表示する。大当たりすると、遊技状態は通常状態から大当たり状態に移行する。小当たりすると、遊技状態は通常状態から上述した小当たり状態に移行し、小当たり状態が終了した場合、小当たり状態移行前の遊技状態に移行する。
大当たり状態中は、ラウンド数表示器4eにより今回の大当たり状態が何ラウンド大当たり状態であるかを表示する。また、大当たり遊技状態は、第1大入賞口10の開閉部を開放する(以下、「第1大入賞口10を開放」という)、または、第2大入賞口11の可動片を開放する(以下、「第2大入賞口11を開放」という)。第1大入賞口10や第2大入賞口11に遊技球が入賞すると第3個数の賞球を払い出す。大当たり状態は、遊技者は、右遊技領域25B側を遊技球が流下するように発射ハンドル30を操作する。
大当たり種別判定結果が確変大当たりである場合、大当たり状態が終了すると、遊技状態は大当たり状態から確変状態に移行する。一方、大当たり種別判定結果が通常大当たりである場合、大当たり状態が終了すると、遊技状態は大当たり状態から低確時短状態に移行する。低確時短状態や確変状態は、遊技者は、右遊技領域25B側を遊技球が流下するように発射ハンドル30を操作する。
遊技球のゲート8への通過に応じて、普図判定情報(普図当たり乱数値、普図変動パターン乱数値等)を取得する。続いて、取得した普図当たり乱数値が、普図当たり判定値と一致するか否かを判定(以下、「普図当たり判定」という)する。普図当たり判定により普図当たり判定値と一致しないと判定した場合、普図当たり判定結果はハズレとなる。普図当たり判定により普図当たり判定値と一致すると判定した場合、普図当たり判定結果は普図当たりとなる。
続いて、普図変動パターン乱数値に基づいて普図変動表示の変動パターンを判定(以下、「普図変動パターン判定」という)する。なお、普図当たり判定結果が普図当たりである場合、普図当たり変動パターン(普図当たり変動時間)による普図変動表示を実行すると決定し、普図当たり判定結果がハズレである場合、普図ハズレ変動パターン(普図ハズレ変動時間)による普図変動表示を実行すると決定する。
続いて、普図当たり判定結果と普図変動パターン判定結果等に基づいて、普図表示器4fにより普図変動表示が行われる。普図当たり判定結果がハズレの場合、普図表示器4fによりハズレ変動パターン(普図ハズレ変動時間)による普図ハズレ変動表示が行われる。また、普図当たり判定結果が普図当たりである場合、普図表示器4fにより普図当たり変動パターン(普図当たり変動時間)による普図当たり変動表示が行われる。
なお、普図変動表示中にゲート8を遊技球が通過した場合、このゲート8通過による普図変動表示を直ちに開始することができないため、取得した普図判定情報を1個目の普図保留情報(以下、「普図保留1情報」という)として記憶する。そして、普図保留1情報の記憶に応じて、普図表示器4fにより普図の保留情報が1個あることを表示する。また、普図保留1情報が記憶されている状態でゲート8を遊技球が通過した場合、取得した普図当たり乱数値を2個目の普図保留情報(以下、「普図保留2情報」という)として記憶する。そして、普図保留2情報の記憶に応じて、普図表示器4fにより普図の保留情報が2個あることを表示する。また、普図保留2情報が記憶されている状態でゲート8を遊技球が通過した場合、取得した普図当たり乱数値を3個目の普図保留情報(以下、「普図保留3情報」という)として記憶する。そして、普図保留3の記憶に応じて、普図表示器4fにより普図の保留情報が3個あることを表示する。また、普図保留3情報が記憶されている状態でゲート8を遊技球が通過した場合、取得した普図当たり乱数値を4個目の普図保留情報(以下、「普図保留4情報」という)として記憶する。そして、普図保留4情報の記憶に応じて、普図表示器4fにより普図の保留情報が4個あることを表示する。普図保留4情報が記憶されている状態でゲート8を遊技球が通過した場合、普図当たり乱数値を取得しない。
また、普図変動表示中である普図変動表示の変動表示結果がハズレである場合、普図保留1情報に記憶された普図当たり乱数値に基づく普図変動表示を開始する。普図保留1情報による普図変動表示の開始に伴い、普図保留2情報に記憶された普図当たり乱数値を普図保留1情報にシフト記憶し、普図保留3情報に記憶された普図当たり乱数値を普図保留2情報にシフト記憶し、普図保留4情報に記憶された普図当たり乱数値を普図保留3にシフト記憶する。
普図ハズレ変動表示を行った場合、普図表示器4fに普図ハズレであることを表示する。一方、普図当たり変動表示を行った場合、普図表示器4fには普図当たりであることを表示する。普図当たりになると、第2始動口7の開閉片を開放するため、第2始動口7に遊技球が入賞可能な状態となる。第2始動口7に遊技球が入賞すると第2個数の賞球を払い出す。
遊技球が一般入賞口9cに入賞すると第5個数の賞球を払い出す。遊技球が第2始動口7に入賞すると第2個数の賞球を払い出す。また、遊技球の第2始動口7への入賞に応じて、判定情報を取得して、1個目の特図2保留情報(以下、「特図2保留1情報」という)としてRAM101bの特図2保留情報記憶領域に記憶する。続いて、特図2保留1情報を特図2変動表示情報にシフトして記憶する。
続いて、大当たり判定し、大当たり判定により大当たり判定値と一致すると判定した場合、上述した大当たり種別判定をする。続いて、変動パターン決定をする。なお、大当たり判定結果が大当たりである場合、大当たり変動パターンによる特図2変動表示を実行すると決定し、大当たり判定結果が小当たりである場合、小当たり変動パターンによる特図2変動表示を実行すると決定し、大当たり判定結果がハズレである場合、ハズレ変動パターンによる特図2変動表示を実行すると決定する。
続いて、大当たり判定結果と大当たり種別判定結果と変動パターン決定結果等に基づいて、特図2表示器4bにより特図2変動表示を行う。そして、特図2変動表示と同期して第1表示領域20aと変動表示対応表示器5bにより変動演出を行う。大当たり判定結果がハズレの場合、特図2表示器4bによりハズレ変動パターン(ハズレ変動時間)による特図2ハズレ変動表示と、第1表示領域20aと変動表示対応表示器5bにより特図2ハズレ変動表示と同期したハズレ変動演出を行う。また、大当たり判定結果が大当たりである場合、特図2表示器4bにより大当たり変動パターン(大当たり変動時間)による特図2大当たり変動表示と、第1表示領域20aと変動表示対応表示器5bにより特図2大当たり変動表示と同期した大当たり変動演出を行う。また、大当たり判定結果が小当たりである場合、特図2表示器4bにより小当たり変動パターン(小当たり変動時間)による特図2小当たり変動表示と、第1表示領域20aと変動表示対応表示器5bにより特図2小当たり変動表示と同期した小当たり変動演出を行う。なお、特図2変動表示情報は、特図2変動表示が終了すると消去する。
なお、特図2変動表示中に第2始動口7に始動入賞した場合、この始動入賞による特図2変動表示を直ちに開始することができないため、取得した判定情報を特図2の1個目の保留情報(以下、「特図2保留1情報」という)として記憶する。そして、特図2保留1情報の記憶に応じて、特図2保留表示器4d、特2保1アイコン、演出特図2保留表示器5cにより特図2の保留情報が1個あることを表示する。
また、特図2保留1情報が記憶されている状態で第2始動口7に始動入賞した場合、取得した判定情報を特図2の2個目の保留情報(以下、「特図2保留2情報」という)として記憶する。そして、特図2保留2情報の記憶に応じて、特図2保留表示器4d、特2保1アイコン、特2保2アイコン、演出特図2保留表示器5cにより特図2の保留情報が2個あることを表示する。
また、特図2保留2情報が記憶されている状態で第2始動口7に始動入賞した場合、取得した判定情報を特図2の3個目の保留情報(以下、「特図2保留3情報」という)として記憶する。そして、特図2保留3情報の記憶に応じて、特図2保留表示器4d、特2保1アイコン〜特2保3アイコン、演出特図2保留表示器5cにより特図2の保留情報が3個あることを表示する。
また、特図2保留3情報が記憶されている状態で第2始動口7に始動入賞した場合、取得した判定情報を特図2の4個目の保留情報(以下、「特図2保留4情報」という)として記憶する。そして、特図2保留4情報の記憶に応じて、特図2保留表示器4d、特2保1アイコン〜特2保4アイコン、演出特図2保留表示器5cにより特図2の保留情報が4個あることを表示する。なお、特図2保留4情報が記憶されている状態で第2始動口7に始動入賞(以下、「無効始動入賞」という)した場合、判定情報を取得しない。
また、変動表示中である特図2変動表示の変動表示結果がハズレである場合、または、小当たり状態が終了した場合、特図2保留1情報を特図2変動表示情報にシフト記憶し、新たな特図2変動表示情報に基づく特図2変動表示を開始する。そして、新たな特図2変動表示情報による特図2変動表示の開始に伴い、特図2保留2情報を特図2保留1情報にシフト記憶し、特図2保留3情報を特図2保留2情報にシフト記憶し、特図2保留4情報を特図2保留3情報にシフト記憶する。なお、特図2保留1情報へのシフト記憶に応じて、特2保2アイコンを特2保1アイコンに移動して表示し、特図2保留2情報へのシフト記憶に応じて、特2保3アイコンを特2保2アイコンに移動して表示し、特図2保留3情報へのシフト記憶に応じて、特2保4アイコンを特2保3アイコンに移動して表示する。
特図2ハズレ変動表示を行った場合、特図2表示器4b、第1表示領域20a、変動表示対応表示器5bにはハズレであることを表示する。一方、特図2大当たり変動表示を行った場合、特図2表示器4b、第1表示領域20a、変動表示対応表示器5bには、大当たりであることを表示し、特図2小当たり変動表示を行った場合、特図2表示器4b、第1表示領域20a、変動表示対応表示器5bには、小当たりであることを表示する。大当たりすると、遊技状態は確変状態、または、低確時短状態から上述した大当たり状態に移行する。小当たりすると、遊技状態は確変状態、または、低確時短状態から上述した小当たり状態に移行し、小当たり状態が終了した場合、小当たり状態移行前の遊技状態に移行する。また、低確時短状態において所定回数(例えば、100回)の特図ハズレ変動表示が行われた場合、遊技状態は通常状態に移行する。
[パチンコ遊技機1における演出等の概要]
次に、パチンコ遊技機1における演出等の概要を説明する。なお、パチンコ遊技機1においては多くの演出等が実行されるが、ここでは代表的な演出について説明する。まず、変動演出について説明する。変動演出とは、始動口(第1始動口6、第2始動口7)への遊技球の入賞に応じて第1表示領域20a等により実行する演出である。
変動演出は、特図表示器(特図1表示器4a、特図2表示器4b)による変動開始に同期して演出図柄21LCRの変動を開始し、特図表示器による変動停止に同期して演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせ、または、小当たり図柄の組み合わせ、または、ハズレ図柄の組み合わせで停止する。なお、本実施形態では、特図表示器による変動表示と第1表示領域20a等による変動演出を纏めて「変動表示」ということがある。
変動演出を開始すると、演出図柄21LCRは上から下にスクロール表示を行う。なお、演出図柄21LCRのスクロール表示の方向はこれに限らず、左から右にスクロール表示したり、遊技者から見て奥から前にスクロール表示したりしてもよく、また、表示方法はスクロール表示に限らない。
変動演出には、ハズレ変動演出と、大当たり変動演出と、小当たり変動演出がある。ハズレ変動演出とは、変動演出を開始した演出図柄21LCRがハズレ図柄の組み合わせ(例えば、「381」や「244」等の組み合わせ)により仮停止表示(以下、「仮停止」という)した後に停止表示(以下、「停止」という)する演出である。他にもハズレ変動演出には、変動演出を開始した演出図柄21LCRのうち2つの演出図柄(例えば、左演出図柄21Lと右演出図柄21R)が同じ数字図柄で仮停止してリーチ表示態様(例えば、「7↓7」や「33↓」等)となり、リーチ演出を行った後にハズレ図柄の組み合わせ(例えば、「767」や「334」等)で仮停止した後に停止する演出がある。
大当たり変動演出とは、変動演出を開始した演出図柄21LCRのうち2つの演出図柄(例えば、左演出図柄21Lと右演出図柄21R)が同じ数字図柄で仮停止してリーチ表示態様(例えば、「7↓7」や「33↓」等)となり、リーチ演出を行った後に大当たり図柄の組み合わせ(例えば、「777」や「333」等)で仮停止した後に停止する演出である。なお、確変大当たりである場合、演出図柄21LCRの組み合わせが「777」で停止し、確変大当たり、または、通常大当たりである場合、演出図柄21LCRの組み合わせが「777」以外の組み合わせ(例えば、「000」、「555」等)で停止する。
また、大当たり変動演出において、演出図柄21LCRの組み合わせが「777」以外の組み合わせで仮停止した場合、確変大当たりであるか否かを演出する昇格演出を実行する場合がある。昇格演出により確変大当たりであることを報知する場合、演出図柄21LCRの組み合わせが「777」で停止する。なお、演出図柄21LCRの組み合わせが「777」で仮停止した場合にも昇格演出を実行するようにしてもよい。また、昇格演出は確変大当たりであることを報知せずに、後述する大当たり演出において、確変大当たりである(大当たり終了後に確変状態に移行する)ことを報知する場合がある。
小当たり変動演出とは、変動演出を開始した演出図柄21LCRが小当たり図柄の組み合わせ(例えば、「234」や「567」等)で仮停止した後に停止する演出である。
リーチ演出には、例えば、ノーマルリーチ演出と、ノーマルリーチ演出よりも大当たり期待度(以下、「大当たり信頼度」や「大当たりとなる割合」ともいう)が高いSPリーチ演出がある。よって、リーチ演出は、大当たりとなる可能性を示唆する演出である。なお、SPリーチ演出を実行する場合、ノーマルリーチ演出を実行した後にSPリーチ演出を実行するパターンと、ノーマルリーチ演出を実行せずにSPリーチ演出を実行するパターンがある。
変動演出では、遊技者の大当たりに対する期待感を高揚(向上)させるための付帯演出や、確変状態となる大当たりに対する期待感を高揚させるための付帯演出を実行することがある。この付帯演出には、大当たりとなる可能性(大当たり期待度、大当たり信頼度)や、リーチ演出が実行される可能性(リーチ期待度、リーチ信頼度)を予告(示唆)する変動中演出(予告演出、示唆演出)がある。また付帯演出には、実行前の変動表示に係る判定情報を参照(以下、「先読み」という)して、先読み対象の変動表示(以下、「対象変動」、「対象変動表示」、または、「対象変動演出」という)が開始される前の変動表示(以下、「事前変動」、「事前変動表示」、または、「事前変動演出」という)から先読み対象の変動表示が大当たりとなる可能性(大当たり期待度、大当たり信頼度)や、リーチ演出が実行される可能性(リーチ期待度、リーチ信頼度)を予告(示唆)する先読み演出(先読み示唆演出)がある。なお、付帯演出には、遊技者の期待感を低迷(低下)させる演出があってもよい。また、付帯演出として、変動演出に対応する変動アイコン24aを表示することがある。また、付帯演出として、遊技や変動演出等の説明画像を第1表示領域20aや第2表示領域27aに表示する説明演出を実行することがある。
予告演出は、予告演出の種類に応じて、第1表示領域20aや第2表示領域27aに文字画像やキャラクタ画像等を表示する演出や、変動アイコン24aの表示態様を通常態様とは異なる特定態様で表示させる演出や、導光板面上に文字やキャラクタ等を表示する演出や、盤内可動装置26や枠側可動装置33や送風装置35aや振動装置36を動作させる装置(以下、「役物」ともいう)による演出や、スピーカ34から予告音を出力する演出や、枠装飾ランプ32や可動装飾ランプ33a等の点灯による演出等が行われる。
また、予告演出には、1回の変動演出において、演出図柄21LCRによる変動演出を開始させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させた後、再度、演出図柄21LCRの変動を開始させる演出(以下、「疑似変動演出」という)を複数回行う演出(以下、「疑似連続演出」という)がある。なお、疑似連続演出を2回実行するものを「疑似2連続演出」、疑似連続演出を3回実行するものを「疑似3連続演出」、疑似連続演出を4回実行するものを「疑似4連続演出」という。また、疑似連続演出の1回目の疑似変動演出を「疑似1変動演出」、疑似連続演出の2回目の疑似変動演出を「疑似2変動演出」、疑似連続演出の3回目の疑似変動演出を「疑似3変動演出」、疑似連続演出の4回目の疑似変動演出を「疑似4変動演出」という。
先読み演出では、先読み演出の種類に応じて、第1表示領域20aや第2表示領域27aに文字画像やキャラクタ画像等を表示する演出や、導光板面上に文字やキャラクタ等を表示する演出や、役物による演出、スピーカ34から先読み演出音を出力する演出や、枠装飾ランプ32や可動装飾ランプ33a等の点灯による演出等が行われる。
また、先読み演出には、始動入賞の際や先に保留記憶された保留情報に基づく事前変動演出中において、各保留アイコン(特1保1アイコン〜特1保4アイコン、特2保1アイコン〜特2保4アイコン)のうち、1または複数の保留アイコンを通常の保留アイコン画像(以下、「通常保留アイコン」という)とは異なる特殊な保留アイコン画像(以下、「特殊保留アイコン」という)に変化させて表示する演出(以下、「保留アイコン演出」という)がある。なお、保留アイコン演出の対象となる保留アイコンのことを「対象保留アイコン」や「対象アイコン」という。また、先読み演出には、変動アイコンを通常の変動アイコン画像(以下、「通常変動アイコン」という)とは異なる特殊な変動アイコン画像(以下、「特殊変動アイコン」という)に変化させて表示する演出(以下、「変動アイコン演出」という)がある。なお、保留アイコン演出と変動アイコン演出とを合わせて「アイコン演出」という。
また、他にも先読み演出には、対象変動よりも前に実行される事前変動から、対象変動の実行に向けて関連性のある演出を連続する演出(以下、「連続演出」という)がある。
次に、大当たり演出と小当たり演出について説明する。大当たり演出とは、大当たり状態において第1表示領域20a等により実行する演出のことであり、オープニング演出と、ラウンド中演出と、エンディング演出により構成される。小当たり演出とは、小当たり状態において第1表示領域20a等により実行する演出である。なお、大当たり演出において確変大当たりである(大当たり終了後に確変状態に移行する)ことを報知する演出を実行する場合がある。
オープニング演出とは、大当たり状態が開始してから、第1大入賞口10または第2大入賞口11が1回目の開放(以下、「1ラウンド」という)を開始するまでの間に実行する演出である。また、ラウンド中演出とは、1ラウンドを開始してから最終ラウンドが終了するまでの間に実行する演出のことである。また、エンディング演出とは、最終ラウンドが終了してから変動表示を開始するまでの間に実行する演出である。
次に、客待ち演出について説明する。客待ち演出とは、変動表示が開始されない状態が所定時間(例えば、60s)継続した場合、第1表示領域20a等により実行する演出である。客待ち演出は、パチンコ遊技機1の説明画像やPV(Promotion Video)画像等を表示する。客待ち演出は、終了条件が成立した(始動入賞の発生や、第1演出操作部31aや十字キー37が操作された)場合に終了する。
[遊技制御基板100の遊技制御処理]
パチンコ遊技機1の電源スイッチがONになるとパチンコ遊技機1に電力が供給され、遊技制御用マイコン101が起動する。遊技制御用マイコン101が起動すると遊技制御処理を実行する。遊技制御基板100(遊技制御用マイコン101)の遊技制御処理の例について、図3を参照しながら説明する。遊技制御基板100の遊技制御処理は、メイン処理と割込み処理により構成される。
(メイン処理)
まず、メイン処理(S1000)について説明する。CPU101cは、メイン処理において、最初に割込みを禁止にする。続いて、初期設定を行う。初期設定は、RAM101bへのアクセス許可設定、SIO、PIO、CTC(割込み時間管理用コントローラ)の設定等が行われる。
続いて、クリアスイッチからクリア信号が入力されているか否かを判定する。クリア信号が入力されている場合、初期化処理を実行する。初期化処理は、CPU101cは、RAM101bに記憶された遊技情報等(例えば、電断(電力供給停止)時の遊技状態や特図1変動表示情報や特図1保留情報等)をクリアし、初期値を設定する。また、初期化処理に応じて演出制御基板120(演出制御用マイコン121)に初期化コマンドを出力する。演出制御用マイコン121は初期化コマンドを受信すると、初期化報知を行う。初期化報知は第1表示領域20aによる初期化報知画像の表示と装飾ランプ32による初期化報知点灯とスピーカ34による初期化音の出力により行う。
クリア信号が入力されていない場合、CPU101cは、RAM101bに記憶された遊技情報等が正常なものであるか否かを判定する。RAM101bに記憶された遊技情報等が正常なものであると判定した場合、CPU101cはRAM101bに記憶された遊技情報等に基づいて電断時の遊技状態(遊技状況)に復旧するための復旧処理を実行する。一方、RAM101bに記憶された遊技情報等が正常なものはないと判定すると初期化処理を実行する。CPU101cは復旧処理に応じて、演出制御基板120(演出制御用マイコン121)に復旧コマンドを出力する。演出制御用マイコン121は復旧コマンドを受信すると、演出制御の状態を電断時の演出制御状態(演出制御状況)に復旧させる。演出制御用マイコン121は、第1表示領域20aによる復旧中報知画像の表示と装飾ランプ32による復旧中報知点灯とスピーカ34による復旧中音の出力により復旧中であることを報知する。
初期化処理または復旧処理を終了すると、CPU101cは、演出制御基板120に、これらが終了したことを示す演出制御コマンドを出力する。続いて、CPU101cは、乱数回路の初期設定を実行した後、割込みを許可することにより、CPU101cは定期的(例えば、4ms毎)にタイマ割込み処理を実行する。
(割込み処理)
次に、遊技制御処理において実行する割込み処理について説明する。割込み処理を開始すると、CPU101cはエラー処理を実行する(S1100)。エラー処理は、CPU101cはパチンコ遊技機1においてエラーが発生しているか否かを確認し、エラーが発生している場合、エラー報知処理を行う。
続いて、入力処理を実行する(S1200)。入力処理は、第1始動口センサ6aや第2始動口センサ7a、ゲートセンサ8a、第1入賞口センサ9dや第2入賞口センサ9e、第1大入賞口センサ10aや第2大入賞口センサ11aの各センサからの検知信号を受信しているか否かを確認する。なお、ゲートセンサ8a以外のセンサからの検知信号を受信していると確認した場合、払出制御基板に対する賞球の払出処理を実行する。
続いて、乱数更新処理を実行する(S1300)。乱数更新処理は、遊技制御用マイコン101による遊技制御に使用する各種の遊技用乱数の乱数値を更新する。なお、遊技用乱数には、例えば、大当たり乱数、大当たり種別乱数、変動パターン乱数、普図当たり乱数、普図変動パターン乱数等がある。
続いて、特図用処理(S1400)を実行する。特図用処理は、特図1変動表示や特図2変動表示の制御、特図1保留情報や特図2保留情報の処理、大当たり状態や小当たり状態の制御、通常状態や確変状態や低確時短状態の制御等を行う。なお、特図用処理についての詳細は図4を用いて後述する。
続いて、普図用処理を実行する(S1500)。普図用処理は、上述した入力処理においてゲートセンサ8aからの検知信号を受信している場合、普図表示器4fによる普図変動表示の制御や、普図保留情報の処理(普図当たり乱数値の管理、普図保留記憶情報の表示等)を行う。また、普図用処理は、普図当たりによる第2始動口7の開閉片の開閉制御等を行う。
続いて、情報出力処理を実行する(S1600)。情報出力処理は、外部情報出力端子基板から、パチンコ遊技機1の外部に始動情報や大当たり情報等の遊技情報を出力する。
続いて、コマンド出力処理を実行する(S1700)。コマンド出力処理は、RAM121bの演出制御コマンド記憶領域に記憶された演出制御コマンドを演出制御基板120に出力する処理や、払出制御コマンド記憶領域に記憶された払出制御コマンドを払出制御基板に出力する処理等の各種コマンドの出力処理を行う。コマンド出力処理が終了した後、割込み処理を終了する。
(特図用処理)
次に割込み処理において実行する特図用処理の例について、図4を参照しながら説明する。特図用処理を開始すると、CPU101cは入賞処理を実行する(S1410)。入賞処理は、上述した入力処理(S1200)において、第1始動口センサ6aからの検出信号の受信(以下、「特図1始動入賞」という)、または、第2始動口センサ7aからの検出信号の受信(以下、「特図2始動入賞」という)が確認された場合に実行する始動入賞処理と、第1入賞口センサ9dや第2入賞口センサ9eからの検出信号の受信が確認された場合に実行する一般入賞処理と、第1大入賞口10や第2大入賞口11からの検出信号の受信が確認された場合に実行する大入賞処理により構成される。
始動入賞処理は、第1始動入賞が確認された場合、判定情報(大当たり乱数値、大当たり種別乱数値、変動パターン乱数値等)を取得して、特図1保留情報としてRAM101bの特図1保留情報記憶領域(第1〜4領域)のうち、現時点で最上位の空き領域に記憶する。また、第2始動入賞が確認された場合、判定情報(大当たり乱数値、大当たり種別乱数値、変動パターン乱数値等)を取得して、特図2保留情報としてRAM101bの特図2保留情報記憶領域(第1〜4領域)のうち、現時点で最上位の空き領域に記憶する。続いて、特図1保留情報または特図2保留情報を先読み(大当たり乱数値、大当たり種別乱数値、変動パターン乱数値等から実行予定の変動表示の変動パターンを確認)して始動入賞時判定(先読み判定)を行う。続いて、特図1始動入賞であるか特図2始動入賞であるかを示す情報、保留記憶数、先読み判定情報(大当たり判定結果に関する情報、変動パターンに関する情報(先読みパターン情報))等に基づき演出制御コマンドとして始動入賞コマンド(第1始動入賞コマンド、第2始動入賞コマンド)を生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶された第1始動入賞コマンドや第2始動入賞コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。
一般入賞処理は、第1入賞口センサ9dからの検出信号の受信が確認された場合、演出制御コマンドとして第1入賞コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。また、第2入賞口センサ9eからの検出信号の受信が確認された場合、演出制御コマンドとして第2入賞コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶された第1入賞コマンドや第2入賞コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。
大入賞処理は、第1大入賞口センサ10aからの検出信号の受信が確認された場合、演出制御コマンドとして第1大入賞コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。また、第2大入賞口センサ11aからの検出信号の受信が確認された場合、演出制御コマンドとして第2大入賞コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶された第1大入賞コマンドや第2大入賞コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。
続いて、特図実行データ処理を実行する(S1420)。特図実行データ処理は、現在の特図実行データの値を確認し、確認した特図実行データの値に対応した処理に移行させる。特図実行データの値が0のときは特図変動前処理(S1430)に移行させる。また、特図実行データの値が1のときは特図変動処理(S1440)に移行させる。また、特図実行データの値が2のときは特図変動停止処理(S1450)に移行させる。また、特図実行データの値が3のときは大当たり処理(S1460)に移行させる。また、特図実行データの値が4のときは大当たり終了処理(S1470)に移行させる。また、特図実行データの値が5のときは小当たり処理(S1480)に移行させる。
特図実行データの値が0のときは特図変動前処理を実行する(S1430)。特図変動前処理は、特図の変動表示の開始前に実行する処理である。特図変動前処理は、まず、特図1保留1情報に基づいて特図1変動表示を実行するか、または、特図2保留2情報に基づいて特図2変動表示を実行するかの判定を行う。
特図1変動表示を実行すると判定した場合、特図1保留情報記憶領域に記憶された特図1保留1情報をRAM101bの変動表示情報記憶領域にシフトして特図1変動表示情報として記憶する。また、特図1の保留記憶数を1減算する。続いて、遊技状態(通常状態、確変状態、低確時短状態)と、特図1変動表示情報(大当たり乱数値、大当たり種別乱数値、変動パターン乱数値等)に基づいて、大当たり判定と大当たり種別判定と、特図1変動表示が停止表示したときに特図1表示器4aに表示させるLEDを大当たり点灯パターン(以下、「大当たり停止図柄」ともいう)や小当たり点灯パターン(以下、「小当たり停止図柄」ともいう)、または、ハズレ点灯パターン(以下、「ハズレ停止図柄」ともいう)の何れの点灯パターン(以下、「停止図柄」ともいう)にするかを決定する点灯パターン決定(以下、「停止図柄決定」という)を行う。また、大当たり判定結果と大当たり種別判定結果と変動パターン乱数値と現在の遊技状態(通常状態、確変状態、低確時短状態の何れか)に基づいて、特図1変動表示の変動パターン(変動時間)を決定する。なお、特図2変動表示を実行すると判定した場合についても、特図1変動表示を実行すると判定した場合と同様の処理を行う(特図1表示器4aは特図2表示器4bに置き換え、また、特図2の保留記憶数を1減算する)。
続いて、遊技状態、特図1であるか特図2であるかを示す情報、大当たり判定結果、大当たり種別判定結果、変動パターン情報等により演出制御コマンドとして変動開始コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。続いて、特図実行データの値を1に更新する。演出制御コマンド記憶領域に記憶された変動開始コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。
特図実行データの値が1のときは特図変動処理を実行する(S1440)。特図変動処理は、まず、特図1表示器4aや特図2表示器4bによる変動表示を開始させる処理を行う。続いて、変動パターンから特定される変動時間に基づいて、開始させた変動表示の経過時間を計測する処理を行う。計測している経過時間が変動時間と一致した場合、特図実行データの値を2に更新する。
特図実行データの値が2のときは特図変動停止処理を実行する(S1450)。特図変動停止処理は、特図1表示器4aや特図2表示器4bに停止表示させるLEDの点灯パターンを点灯パターン決定により決定された点灯パターンで停止表示させる処理を行う。また、特図変動停止処理は、変動表示の停止を示す演出制御コマンドとして変動停止コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶された変動停止コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。そして、大当たりの点灯パターンで停止表示させる場合、特図実行データの値を3に更新し、小当たりの点灯パターンで停止表示させる場合、特図実行データの値を5に更新し、ハズレの点灯パターンで停止表示させる場合、特図実行データの値を0に更新する。
また、特図変動停止処理は、各大当たり間において実行した変動表示の回数(以下、「変動回数」という)を計数する処理を行う。この処理は、ハズレ変動表示が終了すると変動回数を1加算し、大当たり変動表示が終了すると変動回数をクリアする。また、低確時短状態において計数した変動回数が所定回数(例えば、100回)となった場合、遊技状態を通常状態に移行させる。
特図実行データの値が3のときは大当たり処理を実行する(S1460)。大当たり処理は、大当たり開始処理と、大当たり中処理により構成される。
大当たり開始処理は、まず、大当たり種別等に基づいて実行する大当たり制御の内容(大入賞口の種類、大当たりオープニング時間、最大ラウンド数、各ラウンドの大入賞口の開閉パターン、各ラウンド間のインターバル時間、エンディング時間等)を決定する。続いて、大当たり種別、オープニング時間等を示す演出制御コマンドとして大当たり開始コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶された大当たり開始コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。そして、オープニング経過時間を計測し、計測しているオープニング経過時間がオープニング時間と一致した場合、大当たり中処理に処理を移行する。
大当たり中処理は、大入賞口の種類、ラウンド数、各ラウンドの大入賞口の開閉パターン、各ラウンド間のインターバル時間等に基づいて、第1大入賞口10や第2大入賞口11を開閉制御する。新たなラウンドを開始するときは、大入賞口の種類、開始するラウンド数等を示す演出制御コマンドとしてラウンド開始コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶されたラウンド開始コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。
各ラウンドの終了条件が成立した場合(例えば、入賞数が所定数に到達した場合や、開放終了時間になった場合)、大入賞口の種類、終了するラウンド数等を示す演出制御コマンドとしてラウンド終了コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶されたラウンド終了コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。そして、最終ラウンドが終了した場合、特図実行データの値を4に更新する。
特図実行データの値が4のときは大当たり終了処理を実行する(S1470)。大当たり終了処理は、まず、エンディング時間等を示す演出制御コマンドとして大当たり終了コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶された大当たり終了コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。続いて、エンディング経過時間を計測する。そして、計測しているエンディング経過時間がエンディング時間と一致した場合、大当たり終了後に移行させる遊技状態(確変状態、低確時短状態)を決定する。ここでは、大当たり種別が確変大当たりである場合、遊技状態を確変状態に移行させると決定し、大当たり種別が通常大当たりである場合、遊技状態を低確時短状態に移行させると決定する。このとき、特図実行データの値を0に更新する。
特図実行データの値が5のときは小当たり処理を実行する(S1480)。小当たり処理は、大当たり種別(ここでは、第1小当たりであるか第2小当たりであるか)に基づいて実行する小当たりの内容(大入賞口の開閉パターン等)を決定し、小当たり種別等を示す演出制御コマンドとして小当たりコマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶された小当たりコマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。
また、小当たり処理は、決定した開閉パターンにより第1大入賞口10を開閉制御する。そして、小当たり終了条件が成立した場合(例えば、入賞数が所定数に到達した場合や、小当たり終了時間になった場合)、特図実行データの値を0に更新した後、特図用処理を終了する。
[演出制御基板120の演出制御処理]
パチンコ遊技機1の電源スイッチがONになるとパチンコ遊技機1に電力が供給され、演出制御用マイコン121、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124が起動する。演出制御用マイコン121が起動すると演出制御処理が実行される。演出制御基板120(演出制御用マイコン121)の演出制御処理の例について、図5を参照しながら説明する。演出制御基板120の演出制御処理は、演出メイン処理と、受信割込み処理と、演出用割込み処理により構成される。
(演出メイン処理)
まず、演出メイン処理(S2000)について説明する。CPU121cは、演出メイン処理において、最初に演出用割込みを禁止にする。続いて、演出初期設定を行う。演出初期設定は、RAM121bへのアクセス許可設定、SIO、PIO、CTC(割込み時間管理用コントローラ)の設定等が行われる。
続いて、盤内可動装置26を第1位置から第2位置、第2位置から第3位置、第3位置から第1位置に駆動制御して盤内可動装置26の動作確認を行う。続いて、枠側可動装置33を第4位置から第5位置に駆動制御、第5位置で回転制御、第5位置から第4位置に駆動制御して盤内可動装置26の動作確認を行う。続いて、送風装置35aを駆動制御して送風装置35aの動作確認と、振動装置36を駆動制御して振動装置36の動作確認を行う。続いて、初期化コマンドを受信している場合、第1表示領域20aによる初期化報知画像の表示と装飾ランプ32による初期化報知点灯とスピーカ34による初期化音の出力により初期化報知を行う。続いて、復旧コマンドを受信している場合、第1表示領域20aによる復旧中報知画像の表示と装飾ランプ32による復旧中報知点灯とスピーカ34による復旧中音の出力により復旧中報知を行う。初期化完了または復旧完了を示す演出制御コマンドを受信すると、初期化報知や復旧中報知を終了する。続いて、CPU121cは、乱数回路の初期設定を実行した後、割込み許可状態であること確認することにより、CPU121cは定期的(例えば、2ms毎)に演出用タイマ割込み処理を実行する。
受信割込み処理(S2100)は、演出用タイマ割込み処理とは別に実行される処理であり、演出用割込み処理よりも優先して実行される処理である。受信割込み処理中は、割込み禁止状態となる。受信割込み処理は、遊技制御基板100から出力されたINT信号が演出制御用マイコン121の外部INT入力部に入力されたか否か(ON/OFF)を判定する。INT信号が入力されている場合、遊技制御基板100から出力された演出制御コマンドを受信し、RAM121bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。そして、演出制御コマンド受信用記憶領域に記憶した後、割込み許可状態とする。なお、演出制御コマンド受信用記憶領域は、第1始動入賞コマンド記憶領域(特図1保留1始動入賞コマンド記憶領域〜特図1保留4始動入賞コマンド記憶領域)、第2始動入賞コマンド記憶領域(特図2保留1始動入賞コマンド記憶領域〜特図2保留4始動入賞コマンド記憶領域)、特図1保留アイコン数記憶領域、特図2保留アイコン数記憶領域、変動開始コマンド記憶領域、変動停止コマンド記憶領域、大当たり中コマンド記憶領域(大当たり開始コマンド、ラウンド開始コマンド、ラウンド終了コマンド、大当たり終了コマンドを記憶)等からなる。
(演出用割込み処理)
次に、演出制御処理において実行される演出用割込み処理について説明する。演出用割込み処理を開始すると、まず、CPU101cは、演出用乱数更新処理を実行する(S2200)。演出用乱数更新処理は、各種の演出用乱数の乱数値を更新する。なお、演出用乱数には、例えば、変動演出用乱数、演出図柄用乱数、予告演出用乱数、先読み演出用乱数等がある。
続いて、演出用入力処理を実行する(S2300)。演出用入力処理は、第1操作部検知センサ31cや第2操作部検知センサ31d、他操作部検知センサ37aの各センサからの検知信号を受信しているか否かを確認する。
続いて、コマンド解析処理を実行する(S2400)。コマンド解析処理は、上述した受信割込み処理(S2100)においてRAM121bの演出制御コマンド記憶領域に記憶された演出制御コマンドの内容を解析する。コマンド解析処理では、演出制御用コマンド記憶領域に記憶された演出制御コマンドを読み出して、演出制御コマンドに含まれる情報に応じた制御を実行する。この制御とは、例えば、受信した演出制御コマンドを演出用処理等により使用するためにRAM121bに特図1保留用記憶領域(特図1保留1用記憶領域(特図1保留1)〜特図1保留4用記憶領域(特図1保留4))、特図2保留用記憶領域(特図2保留1用記憶領域(特図2保留1)〜特図2保留4用記憶領域(特図2保留4))、変動演出用記憶領域、大当たり演出用記憶領域等に記憶させる処理、および、各種設定処理等である。
続いて、コマンド解析処理で解析した演出制御コマンドの内容に基づいて、演出用処理を実行する(S3000)。なお、演出用処理についての詳細は図6を用いて後述する。演出用処理を実行した後、演出用割込み処理を終了する。
(演出用処理)
次に演出用割込み処理において実行される演出用処理の例について、図6を参照しながら説明する。演出用処理では、第1表示装置20や第2表示装置27における画像表示、盤内可動装置26、枠側可動装置33、送風装置35a、および、振動装置36の駆動、スピーカ34における音出力、各種装飾ランプの点灯等の各種制御を実行する。
演出用処理を開始すると、CPU121cは演出実行データ処理を実行する(S3100)。演出処理データ処理では、演出制御コマンドの種類に対応した演出処理に移行させる処理を実行する。第1始動入賞コマンドまたは第2始動入賞コマンドを受信すると、演出処理データの値を0に変更して始動入賞演出処理(S3200)に移行させる。また、変動開始コマンドを受信すると、演出処理データの値を1に変更して変動演出処理(S3300)に移行させる。また、変動停止コマンドを受信すると、演出処理データの値を2に変更して変動演出停止処理(S3400)に移行させる。また、大当たり開始コマンド、ラウンド開始コマンド、または、ラウンド終了コマンドを受信すると、演出処理データの値を3に変更して大当たり演出処理(S3500)に移行させる。また、大当たり終了コマンドを受信すると、演出処理データの値を4に変更して大当たり終了演出処理(S3600)に移行させる。また、小当たりコマンド、小当たり中第1大入賞コマンド、または、小当たり中第2大入賞コマンドを受信すると、演出処理データの値を5に変更して小当たり演出処理(S3700)に移行させる。なお、第1大入賞コマンド、第2大入賞コマンド、第1入賞コマンド、または、第2入賞コマンドを受信した場合、演出処理データの値を変更しない(実行中の演出処理に移行する)。
演出処理データの値が0のときは始動入賞演出処理を実行する(S3200)。始動入賞演出処理では、始動入賞コマンド(第1始動入賞コマンド、第2始動入賞コマンド)の受信に基づいて、特図1保留記憶数または特図2保留記憶数を更新する処理や、特1保1アイコン〜特1保4アイコンにより特図1保留の数を表示する処理や、特2保1アイコン〜特2保4アイコンにより特図2保留の数を表示する処理を行う。
また、始動入賞演出処理では、新たに受信した始動入賞コマンドに含まれる先読み判定情報(大当たり判定結果に関する情報、先読みパターン情報)や既に受信済の始動入賞コマンドに含まれる先読み判定情報に基づいて先読み演出を実行するか否かを判定し、先読み演出を実行すると判定した場合、先読み演出の演出内容(先読み演出パターン)を決定する処理(以下、「先読み演出決定処理」という)を行う。先読み演出決定処理では、各始動入賞コマンドと対応付けて、各先読み演出の実行可否、実行する先読み演出の演出内容(先読み演出パターン)等を演出制御情報における先読み演出パターン情報としてRAM121bの保留用記憶領域に記憶させる。
そして、先読み演出パターン情報に基づいて、始動入賞演出処理において実行すべき先読み演出(始動入賞に応じてに実行する先読み演出)がある場合、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124により先読み演出制御を実行させる。始動入賞演出処理が終了すると、演出処理データの値を始動入賞演出処理に移行する前の値に変更する。
演出処理データの値が1のときは変動演出処理を実行する(S3300)。変動演出処理は、変動演出開始処理と変動演出中処理からなる。また、変動演出中処理には、仮停止演出処理も含まれる。まず変動演出処理では、変動開始コマンド(遊技状態、特図1であるか特図2であるかを示す情報、大当たり判定結果、大当たり種別判定結果、変動パターン情報等を含む)の受信に基づいて、変動開始処理を実行する。この変動開始処理では、変動開始コマンドに含まれる大当たり判定結果や変動パターン情報等に基づいて変動演出の演出内容(変動演出内容、各変動中演出の実行可否、実行する変動中演出の演出内容、変動演出が仮停止や停止するときの演出図柄21LCRの組み合わせ等を決定し、演出制御情報における変動演出パターン情報としてRAM121bの変動演出用記憶領域に記憶させる。続いて、変動演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124により変動演出を開始させる。
変動演出を開始させると、変動演出中処理に処理を移行する。変動演出中処理では、変動演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124により変動演出が仮停止するまでの演出を実行させる。なお、変動演出開始処理と変動演出中処理では、先読み演出パターン情報に基づいて、実行すべき先読み演出(変動演出開始から仮停止までの間に実行する先読み演出)がある場合、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124により先読み演出制御を実行させる。
演出処理データの値が2のときは変動演出停止処理を実行する(S3400)。変動演出停止処理は、変動停止コマンドの受信に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124により仮停止させた変動演出を停止させる停止演出を行う。また、変動演出停止処理では、演出制御情報として記憶された先読み演出パターン情報に基づいて、変動演出停止処理において実行すべき先読み演出(変動演出を停止する際に実行する先読み演出)がある場合、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124により先読み演出制御を実行させる。変動演出停止処理が終了すると、演出制御コマンドの受信を待つ状態(以下、「受信待ち状態」という)となる。
受信待ち状態において所定時間(例えば、60s)が経過すると、客待ち演出の種類や内容等からなる客待ち演出パターンを決定し、演出制御情報における客待ち演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。そして、客待ち演出パターン情報に基づいて表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124により客待ち演出を実行させる。
演出処理データの値が3のときは大当たり演出処理を実行する(S3500)。 大当たり演出処理は、オープニング演出処理、ラウンド開始演出処理、ラウンド中演出処理、ラウンド終了演出処理、エンディング演出処理からなる。大当たり開始コマンドの受信に基づいて、オープニング演出処理に移行する。このオープニング演出処理では、オープニング演出の種類や内容等からなるオープニング演出パターンを決定し、演出制御情報におけるオープニング演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。続いて、オープニング演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124によりオープニング演出を実行させる。
続いて、ラウンド開始コマンドの受信に基づいて、ラウンド開始演出処理に移行する。このラウンド開始処理では、ラウンド数に応じたラウンド演出の種類や内容等からなるラウンド演出パターン(例えば、第1ラウンド開始のときは第1ラウンド演出パターン、第2ラウンド開始ときは第2ラウンド演出パターン)を決定し、演出制御情報におけるラウンド演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。続いて、ラウンド演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124によりラウンド開始演出を実行させる。ラウンド開始演出を開始させると、ラウンド中演出処理に処理段階を移行する。ラウンド中演出処理では、ラウンド演出パターン情報に基づいて表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124によりラウンド中演出を実行させる。
続いて、ラウンド終了コマンドの受信に基づいて、ラウンド終了演出処理に移行する。このラウンド終了演出処理では、ラウンド数に応じたラウンド終了演出の種類や内容等からなるラウンド終了演出パターン(例えば、第1ラウンド終了のときは第1ラウンド終了演出パターン、第2ラウンド終了のときは第2ラウンド終了演出パターン)を決定し、演出制御情報におけるラウンド終了演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。続いて、ラウンド終了演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124によりラウンド終了演出を実行させる。
なお、大当たり演出では、第1入賞コマンドまたは第2入賞コマンドの受信に基づいて、入賞演出を実行するか否かを判定し、入賞演出を実行すると判定した場合、入賞画像や入賞音等からなる入賞演出パターンを演出制御情報における入賞演出パターン情報として記憶する。そして、入賞演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124による入賞演出制御を実行させる。
また、大当たり演出では、第1大入賞コマンドまたは第2大入賞コマンドの受信に基づいて、大当たり中入賞演出を実行するか否かを判定し、大当たり中入賞演出を実行すると判定した場合、大当たり中入賞画像や入賞音等からなる大当たり中入賞演出パターンを演出制御情報における大当たり中入賞演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。そして、大当たり中入賞演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124による大入賞演出制御を実行させる。
演出処理データの値が4のときは大当たり終了演出処理を実行する(S3600)。大当たり終了演出処理では、大当たり終了コマンドの受信に基づいて、エンディング演出の種類や内容等からなるエンディング演出パターンを決定し、演出制御情報におけるエンディング演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。続いて、エンディング演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124によりエンディング演出を実行させる。大当たり終了演出処理が終了すると、受信待ち状態となる。
演出処理データの値が5のときは小当たり演出処理を実行する(S3700)。 小当たり演出処理では、小当たり開始コマンドの受信に基づいて、小当たり演出の種類や内容等からなる小当たり演出パターンを決定し、演出制御情報における小当たり演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。続いて、小当たり演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124により小当たり演出を実行させる。
また、小当たり演出では、第1大入賞コマンドまたは第2大入賞コマンドの受信に基づいて、小当たり中入賞演出を実行するか否かを判定し、小当たり中入賞演出を実行すると判定した場合、小当たり中入賞画像や入賞音等からなる小当たり中入賞演出パターンを演出制御情報における小当たり中入賞演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。そして、小当たり中入賞演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124による小当たり中入賞演出制御を実行させる。小当たり演出処理が終了すると、受信待ち状態となる。
[変動パターンの種類]
次に、変動パターンの種類について説明する。図7は、特図変動表示(特図1変動表示、特図2変動表示)の変動パターンの種類の例を示す図である。この図7では、遊技状態(通常状態、時短状態)に対応付けて大当たり判定結果(大当たり、小当たり、ハズレ)、変動パターン情報、各変動パターンの決定割合、先読みパターン情報、変動時間を示している。また、各変動パターン情報による変動表示中において実行される変動演出の種類と変動演出の演出内容を示している。例えば、通常状態において、変動パターンP120が決定された場合、60s間の特図変動表示を実行するとともに、SP1リーチハズレ1変動演出を実行する。また、例えば、時短状態において、変動パターンP201を選択した場合、8s間の特図変動表示を実行するとともに、ハズレ変動演出を実行する。
通常状態において大当たりと判定された場合の変動パターンの決定割合は、変動パターンP171(40%)>P170(27%)>P161(15%)>P160(12%)>P116(4%)>P115(2%)の順となる。また、通常状態でハズレと判定された場合の変動パターンの決定割合は、変動パターンP100〜P102(60%)>P110(13%)>P111(10%)>P120(7%)>P121(5%)>P130(3%)>P131(2%)の順となる。
また、時短状態において大当たりと判定された場合の変動パターンの決定割合は、変動パターンP280(50%)>P270(25%)>P215(15%)>P250(10%)の順となる。また、時短状態でハズレと判定された場合の変動パターンの決定割合は、変動パターンP200、P201(60%)>P210(30%)>P220(8%)>P230(2%)の順となる。
[変動演出]
次に、変動演出について説明する。図8A〜図8Dは、通常状態における変動演出の例を示す図である。また、図9A〜図9Cは、時短状態における変動演出の例を示す図である。図8A〜図9Cにおける「T○○」は、変動演出に付帯することが可能な付帯演出(先読み演出や変動中演出等)の実行が可能な時期(以下、「付帯演出実行時期」という)を示している。なお、付帯演出実行時期には、例えば、図8B(a)のT31〜T36のように等間隔で配置されているものがあるが、これは便宜上、等間隔に配置しただけであって時間間隔を限定するものではない。また、図8A〜図9Cに示した付帯演出実行時期は、例えば、T43から付帯演出が開始されT45に付帯演出が終了するといように付帯演出終了時期となることもある。
(通常状態における変動演出)
まず、図8A〜図8Cを参照しながら、通常状態における変動演出の例について説明する。図8A(a)は、変動パターンP100(ハズレ変動演出(保留数3のとき))による2s(秒)の変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP100による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止)。なお、変動パターンP100による変動演出には、付帯演出実行時期としてT1、T2が設定されている。
次に、図8A(b)は、変動パターンP101(ハズレ変動演出(保留1〜3のとき))による4sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP101による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止)。なお、変動パターンP101による変動演出には、付帯演出実行時期としてT11〜T13が設定されている。
次に、図8A(c)は、変動パターンP102(ハズレ変動演出(保留1〜3のとき))またはP105(小当たり変動演出)による8sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP102による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP105による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRを小当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを小当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに小当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP102やP105による変動演出には、付帯演出実行時期としてT21〜T24が設定されている。
次に、図8B(a)は、変動パターンP110(ノーマルリーチ1ハズレ変動演出)またはP115(ノーマルリーチ1大当たり変動演出)による12sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP110による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、ノーマルリーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP115による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、ノーマルリーチ演出を実行させる。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP110やP115による変動演出には、付帯演出実行時期としてT31〜T37が設定されている。
次に、図8B(b)は、変動パターンP111(ノーマルリーチ2ハズレ変動演出)またはP116(ノーマルリーチ2大当たり変動演出)による18sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP111による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、ノーマルリーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP116による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、ノーマルリーチ演出を実行させる。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP111やP116による変動演出には、付帯演出実行時期としてT41〜T49が設定されている。
次に、図8C(a)は、変動パターンP120(SP1リーチ1ハズレ変動演出)またはP160(SP1リーチ1大当たり変動演出)による60sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP120による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP1リーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP160による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP1リーチ演出を実行させる。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP120やP160による変動演出には、付帯演出実行時期としてT51〜T64が設定されている。
次に、図8C(b)は、変動パターンP121(SP1リーチ2ハズレ変動演出)またはP161(SP1リーチ2大当たり変動演出)による70sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP121による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP1リーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP161による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP1リーチ演出を実行させる。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP121やP161による変動演出には、付帯演出実行時期としてT71〜T87が設定されている。
次に、図8D(a)は、変動パターンP130(SP2リーチ1ハズレ変動演出)またはとP170(SP2リーチ1大当たり変動演出)による90sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP130による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP2リーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP170による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP2リーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。また、変動パターンP130やP170による変動演出には、付帯演出実行時期としてT91〜T110が設定されている。
次に、図8D(b)は、変動パターンP131(SP2リーチ2ハズレ変動演出)またはP171(SP2リーチ2大当たり変動演出)による100sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP131による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP2リーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP171による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP2リーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。また、変動パターンP131やP171による変動演出には、付帯演出実行時期としてT111〜T134が設定されている。
(時短状態における変動演出)
次に、図9A〜図9Cを参照しながら、時短状態における変動演出の例について説明する。図9A(a)は、変動パターンP200(ハズレ変動演出(保留数3のとき))による2sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP200による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止)。なお、変動パターンP200による変動演出には、付帯演出実行時期としてT201、T202が設定されている。
次に、図9A(b)は、変動パターンP201(ハズレ変動演出(保留数1〜3のとき))またはP250(リーチ無し大当たり変動演出)による8sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP201による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRにハズレの組み合わせを表示させて停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP250による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP201やP250による変動演出には、付帯演出実行時期としてT211〜T214が設定されている。
次に、図9B(a)は、変動パターンP210(ノーマルリーチ3ハズレ変動演出)またはP215(ノーマルリーチ3大当たり変動演出)による12sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP210による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、ノーマルリーチ演出を実行させる。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP215による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、ノーマルリーチ演出を実行させる。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP210やP215による変動演出には、付帯演出実行時期としてT221〜T225が設定されている。
次に、図9B(b)は、変動パターンP220(SP3リーチハズレ変動演出)またはP270(SP3リーチ大当たり変動演出)による70sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP220による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP3リーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP270による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP3リーチ演出を実行させる。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP220やP270による変動演出には、付帯演出実行時期としてT231〜T238が設定されている。
次に、図9C(a)は、変動パターンP230(SP4リーチハズレ変動演出)またはP280(SP4リーチ大当たり変動演出)による100sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP230による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP4リーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP280による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP4リーチ演出を実行させる。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP230やP280による変動演出には、付帯演出実行時期としてT241〜T250が設定されている。
次に、図9C(b)は、変動パターンP205(小当たり変動演出)による2sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP250による変動演出は第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRを小当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止)。続いて、演出図柄21LCRを小当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止)。なお、変動パターンP240による変動演出には、付帯演出実行時期としてT251が設定されている。
次に、図9C(c)は、変動パターンP250(リーチ無し大当たり変動演出)による8sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP250による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止)。また、変動パターンP250による変動演出には、付帯演出実行時期としてT261、T262が設定されている。
[変形例1]
ここで、これまでに説明した本実施形態のパチンコ遊技機1における変形例について説明する。
本実施形態のパチンコ遊技機1は、大当たり図柄の種類(大当たり種別)によって、大当たり後に確変状態に移行するときがある確変仕様を備える遊技機を例示したが、これに限らず、確変仕様を備えない遊技機であってもよい。また、このような遊技機は、大当たり図柄の種類(大当たり種別)によって、大当たり後に低確時短状態に移行するときがある時短仕様を備える遊技機であってもよい。また、所謂「一種二種混合機」と呼ばれる遊技機であってもよい。
また、本実施形態のパチンコ遊技機1の通常状態(および/または確変状態)における大当たり確率を変更できるようにしてもよい。このようにした場合、遊技制御基板100に設定キーにより設定操作が可能な設定切り替えスイッチを設け、設定キーにより設定切り替えスイッチを操作することにより大当たり確率の設定値を変更することができる。なお、大当たり確率は6段階(設定1〜6)設定できるようにしてもよいし、6段階未満(例えば、設定1〜3等)の設定ができるようにしてもよい。
上述したパチンコ遊技機1は、遊技球を払い出す機能を有する「ぱちんこ遊技機」を例示したが、これに限らず、遊技球を払い出すことなく得点として記憶する機能を有する「ぱちんこ遊技機」でもよい。
また、メダルを用いた遊技が可能であってメダルを払い出す機能を有する「回胴式遊技機」または「スロットマシン」や、メダルを用いて遊技が可能であってメダルを払い出すことなく得点として記憶する機能を有する仕様の「回胴式遊技機」または「スロットマシン」や、得点により遊技が可能であってメダルを払い出すことなく得点として記憶する機能を有する仕様の「回胴式遊技機」または「スロットマシン」に置き換えることも可能である。
また、本実施形態は、パチンコ遊技機1は、遊技盤2、遊技機枠3から構成されているが、これに限られず、パチンコ遊技機1は、本実施形態の開示内容を実行するための遊技プログラムであってもよい。このような場合、遊技プログラムは、パソコンや家庭用ゲーム機、スマートフォン等向けのソフトウェアとして提供されたり、Webブラウザでアクセスして表示・操作するWebアプリケーションとして提供されたりすることにより、パソコンや家庭用ゲーム機、スマートフォン等により実行される。また、本実施形態の開示内容を実行するための遊技プログラムが搭載されたサーバ等であってもよい。
また、図7において、変動パターンP102、P105、P201、P250は全て8sの変動時間に設定しているが、これらの変動パターンの変動時間を変動パターン毎に異なるように設定、または、一部の変動パターンのみ異なるように設定してもよい。なお、変動パターンP100、P200、P205による2sの変動時間、変動パターンP110、P115、P210、P215による12sの変動時間、変動パターンP111、P116による18sの変動時間、変動パターンP120、P160による60sの変動時間、変動パターンP121、P161による70sの変動時間、変動パターンP121、P161、P220、P270による70sの変動時間、変動パターンP130、P170による90sの変動時間、変動パターンP131、P171、P230、P280による100sの変動時間についても同様である。
また、上述したように、変動パターンの変動時間を変動パターン毎に異なるように設定、または、一部の変動パターンのみ異なるように設定した場合、図8A〜図9Cに示した各変動パターンの全ての付帯演出実行時期、または、一部の付帯演出実行時期は、各変動パターンにより異なる(例えば、図8C(a)の変動パターンP120とP160は、全ての付帯演出実行時期T51〜T64が異なる、または、T54、T56、T60だけが異なる)ようにしてもよい。
[パチンコ遊技機1による演出例]
次に本実施形態におけるパチンコ遊技機1による演出例について、図10A〜図10Kを参照しながら説明する。なお、本実施形態におけるパチンコ遊技機1による演出例は、図10A〜図10Kに示すもの以外にも多数あるが、ここでは、本実施形態におけるパチンコ遊技機1における特徴的な演出の例について説明する。なお、図10A〜図10Kにおいては、演出対象とする保留アイコンや変動アイコンについて、適宜、太枠で示している。
[演出例1]
まず、図10Aを参照しながら演出例1について説明する。演出例1では、対象変動の4変動前の変動演出から対象変動演出までに実行される変動演出と付帯演出を示している。また演出例1では、付帯演出における先読み演出として、アイコン演出における保留アイコン演出および変動アイコン演出が実行される場合を示している。なお、この演出例1において、対象変動の4変動前の変動演出の開始時点での特図1保留記憶数は3個とする。
演出例1における演出の特徴は、保留アイコンの表示態様を変更することを示唆する演出を実行せずに、保留アイコンの表示態様を変更することである。
まず、4変動前の事前変動演出(ノーマルリーチ1ハズレ変動演出)の実行中における特1始動口6への始動入賞に応じて特1保4アイコンを「白」表示させる。ここで、特1保4アイコン(保留4)に対応する先読みパターン情報としてY120(SP1リーチ1ハズレ変動演出を実行予定)が記憶されているものとする。
続いて、3変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保4アイコンを特1保3アイコンにシフト表示させ、特1保3アイコンを特1保2アイコンにシフト表示させ、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。
続いて、2変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保3アイコンを特1保2アイコンにシフト表示させ、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。続いて、付帯演出実行時期T22に特1保2アイコンを「白」から「白点滅」に変更して表示させる。ここで、遊技者の特1保2アイコンに対応する変動表示に対する大当たりへの期待感が高まる。
続いて、1変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保2アイコンを特1保1アイコン(先読み対象保留)にシフト表示させる。続いて、付帯演出実行時期T22に特1保1アイコンを「白点滅」から「緑」に変更して表示させる。ここで、遊技者の特1保1アイコンに対応する変動表示に対する大当たりへの期待感が高まる。
続いて、対象変動演出(SP1リーチ1ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「緑」表示させる。そして、付帯演出実行時期T61において変動アイコンを「緑」から「赤」に変更して表示させる。
なお、演出例1では、対象変動演出においてSP1リーチ1ハズレ変動演出を実行する例を示した。しかしながら、対象変動演出がSP1リーチ1ハズレ変動演出以外(SP1リーチ1大当たり変動演出、SP1リーチ2ハズレ変動演出、SP1リーチ2大当たり変動演出、SP2リーチ1ハズレ変動演出、SP2リーチ1大当たり変動演出、SP2リーチ2ハズレ変動演出、SP2リーチ2大当たり変動演出)であっても、演出例1と同様の演出を実行可能である。そして、このような場合においては、付帯演出実行時期やアイコン演出表示態様等については異なる場合もある。
以上、演出例1として示した演出を実行することにより、保留されている変動表示に対する大当たりへの期待感を高めることが可能である。
[演出例2]
次に、図10Bを参照しながら演出例2について説明する。演出例2では、対象変動の4変動前の変動演出から対象変動演出までに実行される変動演出と付帯演出を示している。また演出例2では、付帯演出における先読み演出として、アイコン演出における保留アイコン演出、変動アイコン演出、および、保留アイコン第1付加演出が実行される場合を示している。なお、この演出例2において、対象変動の4変動前の変動演出の開始時点での特図1保留記憶数は3個とする。
ここで、保留アイコン第1付加演出について説明する。保留アイコン第1付加演出では、まず、1または複数のキャラクタ画像により保留アイコンを隠蔽(視認困難)する演出(変更示唆演出)を実行する。続いて、キャラクタ画像が保留アイコンから離れていく演出(変更演出)を実行する。そして、変更演出に合わせて保留アイコンの表示態様を変更して表示させる。保留アイコン第1付加演出が1つの保留アイコンに対して1つのキャラクタ画像により実行された場合、この保留アイコンの表示態様は必ず変更される。また、保留アイコン第1付加演出が複数の保留アイコンに対して複数のキャラクタ画像により実行された場合、複数の保留アイコンのうちの何れか1つの特1保留アイコンの表示態様が必ず変更される。
演出例2における演出の特徴は、キャラクタ画像CAによる保留アイコン第1付加演出を特1保1アイコンに対して実行することにより、特1保1アイコンの表示態様を変更することを示唆した後に特1保1アイコンの表示態様を変更することである。
まず、4変動前の事前変動演出(ノーマルリーチ1ハズレ変動演出)の実行中における特1始動口6への始動入賞に応じて特1保4アイコンを「白」表示させる。ここで、特1保4アイコン(保留4)に対応する先読みパターン情報としてY120(SP1リーチ1ハズレ変動演出を実行予定)が記憶されているものとする。
続いて、3変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保4アイコンを特1保3アイコンにシフト表示させ、特1保3アイコンを特1保2アイコンにシフト表示させ、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。
続いて、2変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保3アイコンを特1保2アイコンにシフト表示させ、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。
続いて、1変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。続いて、付帯演出実行時期T21から保留アイコン第1付加演出を実行する。この保留アイコン第1付加演出では、キャラクタ画像CA1を表示し特1保留1アイコンを隠蔽する変更示唆演出を実行する。この変更示唆演出が実行されることにより、遊技者は、特1保1アイコンの表示態様が変更されることが分かる。
変更示唆演出を実行後、キャラクタ画像CA1が特1保留1アイコンから離れていく変更演出を実行する。そして、変更演出に合わせて、特1保1アイコンを「白」から「青」に変更して表示させる。ここで、遊技者の特1保1アイコンに対応する変動表示に対する大当たりへの期待感が高まる。
続いて、対象変動演出(SP1リーチ1ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「青」表示させる。続いて、付帯演出実行時期T56において変動アイコンを「青」から「緑」に変更して表示させる。続いて、付帯演出実行時期T61において変動アイコンを「緑」から「赤」に変更して表示させる。
なお、演出例2では、対象変動演出においてSP1リーチ1ハズレ変動演出を実行する例を示した。しかしながら、対象変動演出がSP1リーチ1ハズレ変動演出以外(SP1リーチ1大当たり変動演出、SP1リーチ2ハズレ変動演出、SP1リーチ2大当たり変動演出、SP2リーチ1ハズレ変動演出、SP2リーチ1大当たり変動演出、SP2リーチ2ハズレ変動演出、SP2リーチ2大当たり変動演出)であっても、演出例2と同様の演出を実行可能である。そして、このような場合においては、付帯演出実行時期やアイコン演出表示態様等については異なる場合もある。
以上、演出例2として示した演出を実行することにより、保留アイコン第1付加演出によって、保留されている変動表示に対する大当たりへの期待感を高めることが可能である。
[演出例3]
次に、図10Cを参照しながら演出例3について説明する。演出例3では、対象変動の4変動前の変動演出から対象変動演出までに実行される変動演出と付帯演出を示している。また演出例3では、付帯演出における先読み演出として、アイコン演出における保留アイコン演出、変動アイコン演出、および、保留アイコン第1付加演出が実行される場合を示している。なお、この演出例3において、対象変動の4変動前の変動演出の開始時点での特図1保留記憶数は3個とする。
演出例3における演出の特徴は、演出例2とは異なるキャラクタ画像CBによる保留アイコン第1付加演出を特1保2アイコンに対して実行することにより、特1保2アイコンの表示態様を変更することを示唆した後に特1保2アイコンの表示態様を変更することである。
まず、4変動前の事前変動演出(ノーマルリーチ1ハズレ変動演出)の実行中における特1始動口6への始動入賞に応じて特1保4アイコンを「白」表示させる。ここで、特1保4アイコン(保留4)に対応する先読みパターン情報としてY120(SP1リーチ1ハズレ変動演出を実行予定)が記憶されているものとする。
続いて、3変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保4アイコンを特1保3アイコンにシフト表示させ、特1保3アイコンを特1保2アイコンにシフト表示させ、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。
続いて、2変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保3アイコンを特1保2アイコンにシフト表示させ、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。
続いて、付帯演出実行時期T21から保留アイコン第1付加演出を実行する。この保留アイコン第1付加演出では、キャラクタ画像CB2を表示し特1保留2アイコンを隠蔽する変更示唆演出を実行する。この変更示唆演出が実行されることにより、遊技者は、特1保1アイコンの表示態様が変更されることが分かる。
変更示唆演出を実行後、キャラクタ画像CB2が特1保留2アイコンから離れていく変更演出を実行する。そして、変更演出に合わせて、特1保2アイコンを「白」から「緑」に変更して表示させる。ここで、遊技者の特1保2アイコンに対応する変動表示に対する大当たりへの期待感が高まる。
続いて、1変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。
続いて、対象変動演出(SP1リーチ1ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「緑」表示させる。続いて、付帯演出実行時期T61において変動アイコンを「緑」から「赤」に変更して表示させる。
なお、演出例3では、対象変動演出においてSP1リーチ1ハズレ変動演出を実行する例を示した。しかしながら、対象変動演出がSP1リーチ1ハズレ変動演出以外(SP1リーチ1大当たり変動演出、SP1リーチ2ハズレ変動演出、SP1リーチ2大当たり変動演出、SP2リーチ1ハズレ変動演出、SP2リーチ1大当たり変動演出、SP2リーチ2ハズレ変動演出、SP2リーチ2大当たり変動演出)であっても、演出例3と同様の演出を実行可能である。そして、このような場合においては、付帯演出実行時期やアイコン演出表示態様等については異なる場合もある。
以上、演出例3として示した演出を実行することにより、保留アイコン第1付加演出によって、保留されている変動表示に対する大当たりへの期待感を高めることが可能である。
[演出例4]
次に、図10Dを参照しながら演出例4について説明する。演出例4では、対象変動の4変動前の変動演出から対象変動演出までに実行される変動演出と付帯演出を示している。また演出例4では、付帯演出における先読み演出として、アイコン演出における保留アイコン演出、変動アイコン演出、および、保留アイコン第1付加演出が実行される場合を示している。なお、この演出例4において、対象変動の4変動前の変動演出の開始時点での特図1保留記憶数は3個とする。
この演出例4における演出の特徴は、キャラクタ画像CD1とキャラクタ画像CD2による保留アイコン第1付加演出を特1保1アイコンと特1保2アイコンに対して実行することにより、特1保1アイコンまたは特1保2アイコンのうちの何れかの保留アイコンの表示態様を変更することを示唆した後に、特1保2アイコンの表示態様を変更することである。
まず、4変動前の事前変動演出(ノーマルリーチ1ハズレ変動演出)の実行中における特1始動口6への始動入賞に応じて特1保4アイコンを「白」表示させる。ここで、特1保4アイコン(保留4)に対応する先読みパターン情報としてY120(SP1リーチ1ハズレ変動演出を実行予定)が記憶されているものとする。
続いて、3変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保4アイコンを特1保3アイコンにシフト表示させ、特1保3アイコンを特1保2アイコンにシフト表示させ、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。
続いて、2変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保3アイコンを特1保2アイコンにシフト表示させ、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。
続いて、付帯演出実行時期T21から保留アイコン第1付加演出を実行する。この保留アイコン第1付加演出では、キャラクタ画像CD1を表示し特1保留1アイコンを隠蔽し、キャラクタ画像CD2を表示し特1保留2アイコンを隠蔽することによって、特1保1アイコンおよび特1保2アイコンの何れか一方の表示態様が変更されることを示唆する変更示唆演出を実行する。この変更示唆演出が実行されることにより、遊技者は、特1保1アイコンまたは特1保2アイコンのうちの何れかの保留アイコンの表示態様が変更されることが分かる。
変更示唆演出を実行後、キャラクタ画像CD1が特1保留1アイコンから離れていき、キャラクタ画像CD2が特1保留2アイコンから離れていく変更演出を実行する。そして、変更演出に合わせて、特1保2アイコンを「白」から「緑」に変更して表示させ、特1保1アイコンは「白」のままで表示させる。ここで、遊技者の特1保2アイコンに対応する変動表示に対する大当たりへの期待感が高まる。
続いて、1変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。
続いて、対象変動演出(SP1リーチ1ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「緑」表示させる。そして、付帯演出実行時期T61において変動アイコンを「緑」から「赤」に変更して表示させる。
なお、演出例4では、保留アイコン第1付加演出を実行することによって、特1保2アイコンの表示態様が変更される例を示した。しかしながら、特1保2アイコンに限らず、特1保1アイコンが変更される場合もある。
また、演出例4では、対象変動演出においてSP1リーチ1ハズレ変動演出を実行する例を示した。しかしながら、対象変動演出がSP1リーチ1ハズレ変動演出以外(SP1リーチ1大当たり変動演出、SP1リーチ2ハズレ変動演出、SP1リーチ2大当たり変動演出、SP2リーチ1ハズレ変動演出、SP2リーチ1大当たり変動演出、SP2リーチ2ハズレ変動演出、SP2リーチ2大当たり変動演出)であっても、演出例4と同様の演出を実行可能である。そして、このような場合においては、付帯演出実行時期やアイコン演出表示態様等については異なる場合もある。
以上、演出例4として示した演出を実行することにより、保留アイコン第1付加演出によって、保留されている変動表示に対する大当たりへの期待感を高めることが可能である。
[演出例5]
次に、図10Eを参照しながら演出例5について説明する。演出例5では、対象変動の3変動前の変動演出から対象変動演出までに実行される変動演出と付帯演出を示している。また演出例5では、付帯演出における先読み演出として、アイコン演出における保留アイコン演出、変動アイコン演出、および、保留アイコン第1付加演出が実行される場合を示している。なお、この演出例5において、対象変動の3変動前の変動演出の開始時点での特図1保留記憶数は3個とし、特1保3アイコン(保留3)に対応する先読みパターン情報としてY120(SP1リーチ1ハズレ変動演出を実行予定)が記憶されているものとする。
この演出例5における演出の特徴は、キャラクタ画像CA1〜CA4による保留アイコン第1付加演出を特1保1アイコン〜特1保3アイコン(または、特1保4アイコン)に対して実行することにより、これらの保留アイコンのうちの何れかの保留アイコンの表示態様を変更することを示唆した後に、特1保2アイコンの表示態様を変更することである。
まず、3変動前の事前変動演出の実行中における特1始動口6への始動入賞に応じて特1保4アイコンを「白」表示させる。
続いて、2変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保4アイコンを特1保3アイコンにシフト表示させ、特1保3アイコンを特1保2アイコンにシフト表示させ、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。
続いて、付帯演出実行時期T21から保留アイコン第1付加演出を実行する。この保留アイコン第1付加演出では、キャラクタ画像CA1〜CA4を表示し特1保留1アイコン〜特1保留3アイコンを隠蔽することによって、特1保1アイコン〜特1保3アイコンのうちの何れか1つの表示態様が変更されることを示唆する変更示唆演出を実行する。なお、キャラクタ画像CA4は、この時点では特1保4アイコンを隠蔽しているかのように演出しているだけである。しかしながら、この状態において新たに特1始動口6への始動入賞が発生した場合、その際に表示される特1保4アイコンはキャラクタ画像CA4により隠蔽された状態で表示されることになる。この変更示唆演出が実行されることにより、遊技者は、特1保1アイコン〜特1保3アイコン(または、特1保4アイコン)のうちの何れかの保留アイコンの表示態様が変更されることが分かる。
変更示唆演出を実行後、キャラクタ画像CA1〜CA4が各特1保留アイコンから離れていく変更演出を実行する。そして、変更演出に合わせて、特1保2アイコンを「白」から「青」に変更して表示させ、特1保1アイコンと特1保3アイコンは「白」のままで表示させる。ここで、遊技者の特1保2アイコンに対応する変動表示に対する大当たりへの期待感が高まる。
続いて、1変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保3アイコンを特1保2アイコンにシフト表示させ、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。
続いて、対象変動演出(SP1リーチ1ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「青」表示させる。また、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。続いて、付帯演出実行時期T56において変動アイコンを「青」から「緑」に変更して表示させる。続いて、付帯演出実行時期T61において変動アイコンを「緑」から「赤」に変更して表示させる。
なお、演出例5では、保留アイコン第1付加演出を実行することによって、特1保2アイコンの表示態様が変更される例を示した。しかしながら、特1保2アイコンに限らず、特1保1アイコンや特1保3アイコンの表示態様が変更される場合もある。
また、演出例5では、対象変動演出においてSP1リーチ1ハズレ変動演出を実行する例を示した。しかしながら、対象変動演出がSP1リーチ1ハズレ変動演出以外(SP1リーチ1大当たり変動演出、SP1リーチ2ハズレ変動演出、SP1リーチ2大当たり変動演出、SP2リーチ1ハズレ変動演出、SP2リーチ1大当たり変動演出、SP2リーチ2ハズレ変動演出、SP2リーチ2大当たり変動演出)であっても、演出例5と同様の演出を実行可能である。そして、このような場合においては、付帯演出実行時期やアイコン演出表示態様等については異なる場合もある。
以上、演出例5として示した演出を実行することにより、保留アイコン第2付加演出によって、保留されている変動表示に対する大当たりへの期待感を高めることが可能である。
[演出例6]
次に、図10Fを参照しながら演出例6について説明する。演出例6では、対象変動の2変動前の変動演出から対象変動演出までに実行される変動演出と付帯演出を示している。また演出例6では、付帯演出における先読み演出として、アイコン演出における保留アイコン演出、変動アイコン演出、および、保留アイコン第1付加演出が実行される場合を示している。なお、この演出例6において、対象変動の2変動前の変動演出の開始時点での特図1保留記憶数は3個とし、特1保2アイコン(保留2)に対応する先読みパターン情報としてY120(SP1リーチ1ハズレ変動演出を実行予定)が記憶されているものとする。
この演出例6における演出の特徴は、演出例5とは異なり、キャラクタ画像CA1、キャラクタ画像CB2、キャラクタ画像CC3、および、キャラクタ画像CD4による保留アイコン第1付加演出を特1保1アイコン〜特1保3アイコン(または、特1保4アイコン)に対して実行することにより、これらの保留アイコンのうちの何れかの保留アイコンの表示態様を変更することを示唆した後に、特1保1アイコンの表示態様を変更することである。
まず、2変動前の事前変動演出の実行中における特1始動口6への始動入賞に応じて特1保4アイコンを「白」表示させる。
続いて、1変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保4アイコンを特1保3アイコンにシフト表示させ、特1保3アイコンを特1保2アイコンにシフト表示させ、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。
続いて、付帯演出実行時期T21から保留アイコン第1付加演出を実行する。この保留アイコン第1付加演出では、キャラクタ画像CA1、キャラクタ画像CB2、キャラクタ画像CC3、および、キャラクタ画像CD4を表示し特1保留1アイコン〜特1保留3アイコンを隠蔽することによって、特1保1アイコン〜特1保3アイコンのうちの何れか1つの表示態様が変更されることを示唆する変更示唆演出を実行する。なお、キャラクタ画像CD4は、この時点では特1保4アイコンを隠蔽しているかのように演出しているだけである。しかしながら、この状態において新たに特1始動口6への始動入賞が発生した場合、その際に表示される特1保4アイコンはキャラクタ画像CD4により隠蔽された状態で表示されることになる。この変更示唆演出が実行されることにより、遊技者は、特1保1アイコン〜特1保3アイコン(または、特1保4アイコン)のうちの何れかの保留アイコンの表示態様が変更されることが分かる。
変更示唆演出を実行後、各キャラクタ画像CA1〜CD4が各特1保留アイコンから離れていく変更演出を実行する。そして、変更演出に合わせて、特1保1アイコンを「白」から「青」に変更して表示させ、特1保2アイコンと特1保3アイコンは「白」のままで表示させる。ここで、遊技者の特1保1アイコンに対応する変動表示に対する大当たりへの期待感が高まる。
続いて、対象変動演出(SP1リーチ1ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「青」表示させる。また、特1保3アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させ、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。続いて、付帯演出実行時期T56において変動アイコンを「青」から「緑」に変更して表示させる。続いて、付帯演出実行時期T61において変動アイコンを「緑」から「赤」に変更して表示させる。
なお、演出例6では、保留アイコン第1付加演出を実行することによって、特1保1アイコンの表示態様が変更される例を示した。しかしながら、特1保1アイコンに限らず、特1保2アイコンや特1保3アイコンの表示態様が変更される場合もある。
また、演出例6では、対象変動演出においてSP1リーチ1ハズレ変動演出を実行する例を示した。しかしながら、対象変動演出がSP1リーチ1ハズレ変動演出以外(SP1リーチ1大当たり変動演出、SP1リーチ2ハズレ変動演出、SP1リーチ2大当たり変動演出、SP2リーチ1ハズレ変動演出、SP2リーチ1大当たり変動演出、SP2リーチ2ハズレ変動演出、SP2リーチ2大当たり変動演出)であっても、演出例6と同様の演出を実行可能である。そして、このような場合においては、付帯演出実行時期やアイコン演出表示態様等については異なる場合もある。
以上、演出例6として示した演出を実行することにより、保留アイコン第2付加演出によって、保留されている変動表示に対する大当たりへの期待感を高めることが可能である。
[演出例7]
次に、図10Gを参照しながら演出例7について説明する。演出例7では、対象変動の3変動前の変動演出から対象変動演出までに実行される変動演出と付帯演出を示している。また演出例7では、付帯演出における先読み演出として、アイコン演出における保留アイコン演出、変動アイコン演出、および、保留アイコン第2付加演出が実行される場合を示している。なお、この演出例7において、対象変動の3変動前の変動演出の開始時点での特図1保留記憶数は3個とする。また、特1保3アイコン(保留3)に対応する先読みパターン情報としてY120(SP1リーチ1ハズレ変動演出を実行予定)が記憶されているものとする。
ここで、保留アイコン第2付加演出について説明する。保留アイコン第2付加演出では、まず特1保1アイコンの表示位置の上方にキャラクタ画像を表示させることにより、特1保1アイコンが変更することを示唆する演出(変更示唆演出)を実行する。続いて、演出の対象となる特1保留アイコンが特1保1アイコンとして表示されたときに、特1保1アイコンを覆った後に消えていく演出(変更演出)を実行する。そして、変更演出に合わせて保留アイコンの表示態様を変更して表示させる。演出の対象となる特1保留アイコンは、特1保1アイコン〜特1保3アイコンのうちの何れかである。また、演出の対象となる特1保留アイコンが特1保1アイコンとして表示されるまでの間、変更示唆演出は継続して実行(表示)される。保留アイコン第2付加演出が実行された場合、この時点で表示されている特1保留アイコンのうちの何れか1つの特1保留アイコンの表示態様が必ず変更される。
上述した保留アイコン第1付加演出との違いは、保留アイコン第1付加演出では、変更示唆演出においてキャラクタ画像により隠蔽された1または複数の保留アイコンが、この後に実行される変更演出の実行対象となる(表示態様が変更される)のに対し、保留アイコン第2付加演出では、変更示唆演出が開始された時点の保留アイコン(特1保1アイコン)、および、この保留アイコン以降の保留アイコンが、変更演出の実行対象となる点である。
演出例7における演出の特徴は、保留アイコン第2付加演出を実行することにより、演出対象である特1保3アイコンが特1保1アイコンとしてシフト表示されたときに、特1保1アイコンの表示態様を変更することである。
まず、3変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の実行中における付帯演出実行時期T22から保留アイコン第2付加演出を実行する。保留アイコン第2付加演出の実行を開始すると、「白」表示されている特1保1アイコンの上方にリング画像RAを登場させ、続いて、リング画像RAが特1保1アイコンの上方で回転する画像を表示させることにより変更示唆演出を実行する。この変更示唆演出が実行されることにより、遊技者は、特1保1アイコン〜特1保3アイコンのうちの何れかの保留アイコンの表示態様が変更されることが分かる。
続いて、2変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保3アイコンを特1保2アイコンにシフト表示させ、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。また、変更示唆演出は継続して実行する。
続いて、1変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。また、変更示唆演出は継続して実行する。
続いて、付帯演出実行時期T21から変更演出として、特1保1アイコンの上方で回転していたリング画像RAが徐々に伸長していき特1保1アイコンを覆う画像を表示させた後、リング画像RAが消えていく演出を実行する。そして、変更演出に合わせて、特1保1アイコンを「白」から「青」に変更して表示させる。ここで、遊技者の特1保1アイコンに対応する変動表示に対する大当たりへの期待感が高まる。
続いて、対象変動演出(SP1リーチ1ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「青」表示させる。続いて、付帯演出実行時期T56において変動アイコンを「青」から「緑」に変更して表示させる。続いて、付帯演出実行時期T61において変動アイコンを「緑」から「赤」に変更して表示させる。
なお、演出例7では、保留アイコン第2付加演出を実行することによって、特1保3アイコンを対象として保留アイコン第2付加演出の実行を開始し、この特1保3アイコンが特1保1アイコンとしてシフト表示されたときに表示態様が変更される例を示した。しかしながら、保留アイコン第2付加演出の対象とする保留アイコンは、特1保3アイコンに限らず、特1保2アイコンや特1保1アイコンとなる場合もある。
なお、演出例7では、対象変動演出においてSP1リーチ1ハズレ変動演出を実行する例を示した。しかしながら、対象変動演出がSP1リーチ1ハズレ変動演出以外(SP1リーチ1大当たり変動演出、SP1リーチ2ハズレ変動演出、SP1リーチ2大当たり変動演出、SP2リーチ1ハズレ変動演出、SP2リーチ1大当たり変動演出、SP2リーチ2ハズレ変動演出、SP2リーチ2大当たり変動演出)であっても、演出例7と同様の演出を実行可能である。そして、このような場合においては、付帯演出実行時期やアイコン演出表示態様等については異なる場合もある。
以上、演出例7として示した演出を実行することにより、保留アイコン第2付加演出によって、保留されている変動表示に対する大当たりへの期待感を高めることが可能である。
[演出例8]
次に、図10Hを参照しながら演出例8について説明する。演出例8では、対象変動の3変動前の変動演出から対象変動演出までに実行される変動演出と付帯演出を示している。また演出例8では、付帯演出における先読み演出として、アイコン演出における保留アイコン演出、変動アイコン演出、および、保留アイコン第2付加演出が実行される場合を示している。なお、この演出例8において、対象変動の3変動前の変動演出の開始時点での特図1保留記憶数は3個とする。また、特1保2アイコン(保留2)に対応する先読みパターン情報としてY120(SP1リーチ1ハズレ変動演出を実行予定)が記憶されているものとする。
演出例8における演出の特徴は、保留アイコン第2付加演出を実行することにより、演出対象である特1保2アイコンが特1保1アイコンとしてシフト表示されたときに、特1保1アイコンの表示態様を変更する点である。
まず、3変動前の事前変動演出が終了し、2変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保3アイコンを特1保2アイコンにシフト表示させ、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。
続いて、付帯演出実行時期T22から保留アイコン第2付加演出を実行する。保留アイコン第2付加演出の実行を開始すると、「白」表示されている特1保1アイコンの上方にリング画像RAを登場させ、続いて、リング画像RAが特1保1アイコンの上方で回転する画像を表示させることにより変更示唆演出を実行する。この変更示唆演出が実行されることにより、遊技者は、特1保1アイコンまたは特1保2アイコンのうちの何れかの保留アイコンの表示態様が変更されることが分かる。
続いて、1変動前の事前変動演出(ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」で表示させる。また、特1保2アイコンを特1保1アイコンにシフト表示させる。また、変更示唆演出は継続して実行する。
続いて、付帯演出実行時期T21から変更演出として、特1保1アイコンの上方で回転していたリング画像RAが徐々に伸長していき特1保1アイコンを覆う画像を表示させた後、リング画像RAが消えていく演出を実行する。そして、変更演出に合わせて、特1保1アイコンを「白」から「青」に変更して表示させる。ここで、遊技者の特1保1アイコンに対応する変動表示に対する大当たりへの期待感が高まる。
続いて、対象変動演出(SP1リーチ1ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「青」表示させる。続いて、付帯演出実行時期T56において変動アイコンを「青」から「緑」に変更して表示させる。続いて、付帯演出実行時期T61において変動アイコンを「緑」から「赤」に変更して表示させる。
なお、演出例8では、保留アイコン第2付加演出を実行することによって、特1保2アイコンを対象として保留アイコン第2付加演出の実行を開始し、この特1保2アイコンが特1保1アイコンとしてシフト表示されたときに表示態様が変更される例を示した。しかしながら、保留アイコン第2付加演出の対象とする保留アイコンは、特1保2アイコンに限らず、特1保3アイコンや特1保1アイコンとなる場合もある。
また、演出例8では、対象変動演出においてSP1リーチ1ハズレ変動演出を実行する例を示した。しかしながら、対象変動演出がSP1リーチ1ハズレ変動演出以外(SP1リーチ1大当たり変動演出、SP1リーチ2ハズレ変動演出、SP1リーチ2大当たり変動演出、SP2リーチ1ハズレ変動演出、SP2リーチ1大当たり変動演出、SP2リーチ2ハズレ変動演出、SP2リーチ2大当たり変動演出)であっても、演出例8と同様の演出を実行可能である。そして、このような場合においては、付帯演出実行時期やアイコン演出表示態様等については異なる場合もある。
以上、演出例8として示した演出を実行することにより、保留アイコン第2付加演出によって、保留されている変動表示に対する大当たりへの期待感を高めることが可能である。
[演出例9]
次に、図10Iを参照しながら演出例9について説明する。演出例9では、変動演出の実行中において、付帯演出における変動中演出として、アイコン演出における変動アイコン演出、および、変動アイコン第1付加演出が実行される場合を示している。なお、この演出例9においては、変動パターン情報P130に基づきSP2リーチ1ハズレ変動演出が実行されるものとし、変動を開始したときの変動アイコンの表示態様は「白点滅」とする。
ここで、変動アイコン第1付加演出について説明する。変動アイコン第1付加演出では、まず変動アイコンの表示位置の上方にキャラクタ画像を表示させ、キャラクタ画像が変動アイコンに向かって飛んでくる演出(変更示唆演出)を実行する。続いて、キャラクタ画像が変動アイコンを隠蔽(視認困難)する演出を実行した後、飛び去って行く演出(変更演出)を実行する。そして、変更演出に合わせて変動アイコンの表示態様を変更して表示させる。なお、変更演出に合わせて変動アイコンの表示態様を変更しないで表示させる場合もあり、このような場合に実行される変更演出は、ガセ変更演出である。
演出例9における演出の特徴は、変動アイコン第1付加演出を実行することにより、変動アイコンの表示態様を変更する演出を実行する点である。
まず、SP1リーチ1ハズレ変動演出が開始されると、付帯演出実行時期T93から変動アイコン第1付加演出を実行する。変動アイコン第1付加演出の実行を開始すると、キャラクタ画像KAが上方から「白点滅」表示している変動アイコンに向かって飛んでくる画像を表示させることにより変更示唆演出を実行する。続いて、キャラクタ画像KAが変動アイコンを隠蔽する演出を実行した後、飛び去って行く画像を表示させることにより変更演出を実行する。そして、変更演出に合わせて、変動アイコンを「白点滅」から「青」に変更して表示させる。
続いて、付帯演出実行時期T98において変動アイコンを「青」から「緑」に変更して表示させる。続いて、付帯演出実行時期T106において変動アイコンを「緑」から「赤」に変更して表示させる。
なお、演出例9では、対象変動演出においてSP2リーチ1ハズレ変動演出を実行する例を示した。しかしながら、対象変動演出がSP2リーチ1ハズレ変動演出以外(SP1リーチ1ハズレ変動演出、SP1リーチ1大当たり変動演出、SP1リーチ2ハズレ変動演出、SP1リーチ2大当たり変動演出、SP2リーチ1大当たり変動演出、SP2リーチ2ハズレ変動演出、SP2リーチ2大当たり変動演出)であっても、演出例9と同様の演出を実行可能である。そして、このような場合においては、付帯演出実行時期やアイコン演出表示態様等については異なる場合もある。
以上、演出例9として示した演出を実行することにより、変動アイコン第1付加演出によって遊技者の大当たりに対する期待感を高めることが可能である。
[演出例10]
次に、図10Jを参照しながら演出例10について説明する。演出例10では、変動演出の実行中において、付帯演出における変動中演出として、アイコン演出における変動アイコン演出、および、変動アイコン第1付加演出が実行される場合を示している。なお、この演出例10においては、変動パターン情報P110に基づきノーマルリーチ1ハズレ変動演出が実行されるものとし、変動を開始したときの変動アイコンの表示態様は「白点滅」とする。
演出例10における演出の特徴は、変動アイコン第1付加演出を実行しても、変動アイコンの表示態様が変更されないガセ変更演出を実行する点である。
まず、ノーマルリーチ1ハズレ変動演出が開始されると、付帯演出実行時期T42から変動アイコン第1付加演出を実行する。変動アイコン第1付加演出の実行を開始すると、キャラクタ画像KAが上方から「白点滅」表示している変動アイコンに向かって飛んでくる画像を表示させることにより変更示唆演出を実行する。続いて、キャラクタ画像KAが変動アイコンを隠蔽する演出を実行した後、飛び去って行く画像を表示させることにより変更演出を実行するが、変動アイコンは「白点滅」のままで表示させる。したがって、この場合の変更演出は、ガセ変更演出となる。
以上、演出例10として示した演出を実行することにより、変動アイコン第1付加演出によって遊技者の大当たりに対する期待感を一度高めた後に落胆させることが可能である。
[演出例11]
次に、図10Kを参照しながら演出例11について説明する。演出例11では、対象変動の1変動前の変動演出から対象変動演出までに実行される変動演出と付帯演出を示している。また演出例11では、付帯演出における先読み演出として、アイコン演出における変動アイコン演出、および、変動アイコン第2付加演出が実行される場合を示している。なお、この演出例11において、対象変動の1変動前の変動演出の開始時点での特図1保留記憶数は1個とする。また、特1保1アイコン(保留1)に対応する先読みパターン情報としてY120(SP1リーチ1ハズレ変動演出を実行予定)が記憶されているものとする。
ここで、変動アイコン第2付加演出について説明する。変動アイコン第2付加演出の演出内容は、上述した変動アイコン第1付加演出と同様である。しかしながら、変動アイコン第1付加演出と異なるのは、変動アイコン第1付加演出は、実行中の変動表示の大当たり期待度を示唆する目的で実行される演出であるのに対し、変動アイコン第2付加演出は、実行中の変動表示の大当たり期待度を示唆する目的で実行されるのではなく、実行中の変動表示以降の変動表示に対する大当たり期待度を示唆する目的で実行される演出(先読み演出)であるという点である。
演出例11における演出の特徴は、変動アイコン第2付加演出をキャラクタ画像KAにより実行することによって、この変動表示以降に実行される変動表示における大当たり期待度を示唆する点である。
まず、1変動前の事前変動演出(ノーマルリーチ1ハズレ変動演出)が開始されると、付帯演出実行時期T35から変動アイコン第2付加演出を実行する。変動アイコン第2付加演出の実行を開始すると、キャラクタ画像KAが上方から「白」表示している変動アイコンに向かって飛んでくる画像を表示させることにより変更示唆演出を実行する。続いて、キャラクタ画像KAが変動アイコンを隠蔽する演出を実行した後、飛び去って行く画像を表示させることにより変更演出を実行する。そして、変更演出に合わせて、変動アイコンを「白」から「白点滅」に変更して表示させる。ここで、変動アイコンが「白」から「白点滅」に変更して表示されたことによって、この変動演出に対する遊技者の大当たりへの期待感は高まるが、この1変動前の事前変動演出ではノーマルリーチが実行されただけでハズレとなり、SP1リーチにすら発展しないため、遊技者は落胆する。
続いて、対象変動演出(SP1リーチ1ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」表示させる。続いて、付帯演出実行時期T56において変動アイコンを「白」から「青」に変更して表示させた後、SPリーチ1演出を実行してハズレとなる。
なお、演出例11では、特図1保留記憶数が1個の場合を例に示した。しかしながら、特図1保留記憶数が1個の場合に限らず、特図1保留記憶数が2〜4個である場合においても変動アイコン第2付加演出が実行される場合がある。そして、特図1保留記憶数が2〜4個である場合において変動アイコン第2付加演出が実行されるときは、特1保1アイコン〜特1保3アイコンのうちの何れかの保留アイコンが対象となる。
また、演出例11では、対象変動演出においてSP1リーチ1ハズレ変動演出を実行する例を示した。しかしながら、対象変動演出がSP1リーチ1ハズレ変動演出以外(SP1リーチ1大当たり変動演出、SP1リーチ2ハズレ変動演出、SP1リーチ2大当たり変動演出、SP2リーチ1ハズレ変動演出、SP2リーチ1大当たり変動演出、SP2リーチ2ハズレ変動演出、SP2リーチ2大当たり変動演出)であっても、演出例11と同様の演出を実行可能である。そして、このような場合においては、付帯演出実行時期やアイコン演出表示態様等については異なる場合もある。また、対象変動演出の変動前の変動演出は、ノーマルリーチ1ハズレ変動演出(変動パターン情報=P110)に限らず、ハズレ変動演出(変動パターン情報=P100〜102)であってもよい。
以上、演出例11として示した演出を実行することにより、対象変動演出の変動前である変動演出(事前変動演出)によって遊技者を一度落胆させた後、変動アイコンが「白」表示であることから遊技者が期待していない対象変動演出において、遊技者の大当たりに対する期待感を落胆から高揚させることが可能である。
[演出例12]
次に、図10Lを参照しながら演出例12について説明する。演出例12では、対象変動の1変動前の変動演出から対象変動演出までに実行される変動演出と付帯演出を示している。また演出例12では、付帯演出における先読み演出として、アイコン演出における変動アイコン演出、および、変動アイコン第2付加演出が実行される場合を示している。なお、この演出例12において、対象変動の1変動前の変動演出の開始時点での特図1保留記憶数は1個とする。また、特1保1アイコン(保留1)に対応する先読みパターン情報としてY120(SP1リーチ1ハズレ変動演出を実行予定)が記憶されているものとする。
演出例12における演出の特徴は、変動アイコン第2付加演出を演出例11とは異なるキャラクタ画像KBにより実行することによって、この変動表示以降に実行される変動表示における大当たり期待度を示唆する点である。
まず、1変動前の事前変動演出(ノーマルリーチ1ハズレ変動演出)が開始されると、付帯演出実行時期T35から変動アイコン第2付加演出を実行する。変動アイコン第2付加演出の実行を開始すると、キャラクタ画像KBが上方から「白」表示している変動アイコンに向かって飛んでくる画像を表示させることにより変更示唆演出を実行する。続いて、キャラクタ画像KBが変動アイコンを隠蔽する演出を実行した後、飛び去って行く画像を表示させることにより変更演出を実行する。そして、変更演出に合わせて、変動アイコンを「白」から「青」に変更して表示させる。ここで、変動アイコンが「白」から「青」に変更して表示されたことによって、この変動演出に対する遊技者の大当たりへの期待感は高まるが、この1変動前の事前変動演出ではノーマルリーチが実行されただけでハズレとなり、SP1リーチにすら発展しないため、遊技者は落胆する。
続いて、対象変動演出(SP1リーチ1ハズレ変動演出)の開始により、変動アイコンを「白」表示させる。続いて、付帯演出実行時期T56において変動アイコンを「白」から「青」に変更して表示させた後、SPリーチ1演出を実行してハズレとなる。
なお、演出例12では、特図1保留記憶数が1個の場合を例に示した。しかしながら、特図1保留記憶数が1個の場合に限らず、特図1保留記憶数が2〜4個である場合においても変動アイコン第2付加演出が実行される場合がある。そして、特図1保留記憶数が2〜4個である場合において変動アイコン第2付加演出が実行されるときは、特1保1アイコン〜特1保3アイコンのうちの何れかの保留アイコンが対象となる。
また、演出例12では、対象変動演出においてSP1リーチ1ハズレ変動演出を実行する例を示した。しかしながら、対象変動演出がSP1リーチ1ハズレ変動演出以外(SP1リーチ1大当たり変動演出、SP1リーチ2ハズレ変動演出、SP1リーチ2大当たり変動演出、SP2リーチ1ハズレ変動演出、SP2リーチ1大当たり変動演出、SP2リーチ2ハズレ変動演出、SP2リーチ2大当たり変動演出)であっても、演出例12と同様の演出を実行可能である。そして、このような場合においては、付帯演出実行時期やアイコン演出表示態様等については異なる場合もある。また、対象変動演出の変動前の変動演出は、ノーマルリーチ1ハズレ変動演出(変動パターン情報=P110)に限らず、ハズレ変動演出(変動パターン情報=P100〜102)であってもよい。
以上、演出例12として示した演出を実行することにより、対象変動演出の変動前である変動演出(事前変動演出)によって遊技者を一度落胆させた後、変動アイコンが「白」表示であることから遊技者が期待していない対象変動演出において、遊技者の大当たりに対する期待感を落胆から高揚させることが可能である。
以上のように、演出例1〜12に示した演出が実行されることにより、パチンコ遊技機1の演出効果が向上する。
[先読み演出決定処理]
次に、上述した演出用処理(図6参照)における始動入賞演出処理(S3200)において実行される先読み演出決定処理について図11を参照しながら説明する。先読み演出決定処理は、付帯演出である先読み演出の実行可否、先読み演出の演出内容(先読み演出パターン)等を決定する処理である。
CPU121Cは先読み演出決定処理を開始すると、まず、保留アイコン演出を実行中、または、実行予定があるか否かを判定する(S3211)。そして、保留アイコン演出を実行中、または、実行予定があると判定した場合、S3216に処理を進める。一方、そうではないと判定した場合、S3212に処理を進める。
S3211において保留アイコン演出を実行中ではなく、また、実行予定もないと判定された場合、保留アイコン演出の実行可否を判定する(S3212)。この処理では、図12(a)に示す保留アイコン演出決定用テーブルを用いて保留アイコン演出の実行可否を決定する。なお、この処理では、図12(a)に示す保留アイコン演出決定用テーブルにおける「保留アイコン演出」の項目に規定された決定割合(判定値の割り振り)に基づき、保留アイコン演出の実行可否が決定される。
続いて、保留アイコン演出を実行すると決定されたか否かを判定する(S3213)。そして、保留アイコン演出を実行すると決定されたと判定した場合、S3214に処理を進める。一方、保留アイコン演出を実行しないと決定されたと判定した場合、S3216に処理を進める。
S3213において保留アイコン演出を実行すると決定されたと判定した場合、保留アイコン演出パターンを決定する(S3214)。この処理では、図13A〜図13Dに示す保留アイコン演出決定用テーブルを用いて保留アイコン演出パターンを決定する。
ここで、保留アイコン演出決定用テーブルの例について図13A〜図13Dを参照しながら説明する。図13A〜図13Dに示すように保留アイコン演出決定用テーブルは、通常状態において用いられる保留アイコン演出決定用テーブル1(図13A)、および、保留アイコン演出決定用テーブル2(図13B)、時短状態において用いられる保留アイコン演出決定用テーブル3(図13C)、および、保留アイコン演出決定用テーブル4(図13D)からなる。
通常状態における保留アイコンの表示態様には、通常態様の保留アイコンである「白」と、特殊態様の保留アイコンである「白点滅」、「青」、「緑」、「赤」、「金」、「虹」の7種類がある。そして、「白」<「白点滅」<「青」<「緑」<「赤」<「金」<「虹」の順に大当たり期待度は高くなっていく。
通常状態においては、基本的には、SP1リーチ1変動演出以上の変動演出を実行予定である場合、保留アイコンの表示態様が「緑」以上の色となる。ただし、例外的に、ノーマルリーチ1大当たり変動演出やノーマルリーチ2大当たり変動演出を実行予定である場合にも保留アイコンの表示態様が「緑」以上の色となることがある。
また、時短状態における保留アイコンの表示態様には、通常態様の保留アイコンである「白」と、特殊態様の保留アイコンである「青」、「赤」、「虹」の4種類がある。そして、「白」<「青」<「赤」<「虹」の順に大当たり期待度は高くなっていく。
時短状態においては、SP3リーチ変動演出を実行予定である場合、保留アイコンの表示態様が「赤」以上の色となる。ただし、例外的に、ノーマルリーチ3大当たり変動演出を実行予定である場合に保留アイコンの表示態様が「虹」の色となることがある。
そして、保留アイコンは、始動入賞したときから保留1(特図1保留1、特図2保留1)までの間、保留アイコンを通常表示態様で表示される場合と、始動入賞したときは通常表示態様で表示され、保留1(特図1保留1、特図2保留1)までの間に保留アイコンが特殊表示態様に変更され表示される場合と、始動入賞したときから特殊表示態様で表示される場合と、がある。
図13Aは、通常状態における新たな特図1保留が、特図1保留3(保留3)または特図1保留4(保留4)である場合において、保留アイコン演出パターンを決定するときに用いられる保留アイコン演出パターン決定用テーブル1である。
この保留アイコン演出パターン決定用テーブル1では、各先読みパターン情報(Y100〜Y171)に対して、保留アイコン演出パターンPA01〜PA22と、保留アイコン演出パターンPA01〜PA22における各保留アイコン演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各保留アイコン演出パターンに対して、特1保4アイコン(保留4)〜特1保1アイコン(保留1)を表示するまでに実行する保留アイコン演出の演出内容が規定されている。なお、新たな特図1保留が、特図1保留3(保留3個目)である場合は、演出内容における「保留3」〜「保留1」に規定された演出内容が実行され、新たな特図1保留が、特図1保留4(保留4個目)である場合は、演出内容における「保留4」〜「保留1」に規定された演出内容が実行されることになる。
図13Bは、通常状態における新たな特図1保留が、特図1保留1(保留1)または特図1保留2(保留2)である場合において、保留アイコン演出パターンを決定するときに用いられる保留アイコン演出パターン決定用テーブル2である。
この保留アイコン演出パターン決定用テーブル2では、各先読みパターン情報(Y100〜Y171)に対して、保留アイコン演出パターンPA31〜PA41と、保留アイコン演出パターンPA31〜PA41における各保留アイコン演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各保留アイコン演出パターンに対して、特1保2アイコン(保留2)〜特1保1アイコン(保留1)を表示するまでに実行する保留アイコン演出の演出内容が規定されている。なお、新たな特図1保留が、特図1保留1(保留1個目)である場合は、演出内容における「保留1」に規定された演出内容が実行され、新たな特図1保留が、特図1保留2(保留2個目)である場合は、演出内容における「保留2」と「保留1」に規定された演出内容が実行されることになる。
図13Cは、時短状態における新たな特図2保留情報が、特図2保留3情報(保留1)または特図2保留4情報(保留2)である場合において、保留アイコン演出パターンを決定するときに用いられる保留アイコン演出パターン決定用テーブル3である。
この保留アイコン演出パターン決定用テーブル3では、各先読みパターン情報(Y200〜Y280)に対して、保留アイコン演出パターンPA51〜PA59と、保留アイコン演出パターンPA51〜PA59における各保留アイコン演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各保留アイコン演出パターンに対して、特2保4アイコン(保留4)〜特2保1アイコン(保留1)を表示するまでに実行する保留アイコン演出の演出内容が規定されている。なお、新たな特図2保留情報が、特図2保留3情報(保留3個目)である場合は、演出内容における「保留3」〜「保留1」に規定された演出内容が実行され、新たな特図2保留情報が、特図2保留4情報(保留4個目)である場合は、演出内容における「保留4」〜「保留1」に規定された演出内容が実行されることになる。
図13Dは、時短状態における新たな特図2保留が、特図2保留1(保留1)または特図2保留2(保留2)である場合において、保留アイコン演出パターンを決定するときに用いられる保留アイコン演出パターン決定用テーブル4である。
この保留アイコン演出パターン決定用テーブル4では、各先読みパターン情報(Y200〜Y280)に対して、保留アイコン演出パターンPA61〜PA68と、保留アイコン演出パターンPA61〜PA68における各保留アイコン演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各保留アイコン演出パターンに対して、特2保2アイコン(保留2)〜特2保1アイコン(保留1)を表示するまでに実行する保留アイコン演出の演出内容が規定されている。なお、新たな特図2保留が、特図2保留1(保留1個目)である場合は、演出内容における「保留1」に規定された演出内容が実行され、新たな特図2保留が、特図2保留2(保留2個目)である場合は、演出内容における「保留2」と「保留1」に規定された演出内容が実行されることになる。
S3214の処理により保留アイコン演出パターンを決定すると、保留アイコン演出データとしてセットする(S3215)
続いて、その他先読み演出決定処理を実行する(S3216)。その他先読み演出決定処理は、保留アイコン演出以外の他の先読み演出についての実行可否、他に実行する先読み演出パターンを決定する。
続いて、先読み演出データ記憶処理を実行する(S3217)。この先読み演出データ記憶処理では、各先読み演出を実行するための演出データ(実行する先読み演出の種類、先読み演出の演出パターン等)を、先読み演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。S3217の処理が終了すると先読み演出決定処理を終了する。
この先読み演出決定処理により保留アイコン演出を実行すると決定され、保留アイコン演出パターンが決定された場合、例えば、上述した演出例1(図10A参照)に示した保留アイコン演出が実行されることになる。また、この先読み演出決定処理により保留アイコン演出を実行すると決定され、後述する保留アイコン第1付加演出決定処理(図16参照)により保留アイコン第1付加演出パターンが決定された場合、例えば、上述した演出例2(図10B参照)〜演出例6(図10F参照)に示した保留アイコン第1付加演出が実行可能となる。また、この先読み演出決定処理により保留アイコン演出を実行すると決定され、後述する保留アイコン第2付加演出決定処理(図18参照)により保留アイコン第2付加演出パターンが決定された場合、例えば、上述した演出例7(図10G参照)や演出例8(図10H参照)に示した保留アイコン第2付加演出が実行可能となる。
以上のように、先読み演出決定処理により保留アイコン演出を実行すると決定され、保留アイコン演出パターンが決定された場合、この決定された保留アイコン演出パターンに基づく保留アイコン演出が実行されることにより、パチンコ遊技機1の演出効果が向上する。
[変動演出開始処理]
次に、上述した演出用処理(図6参照)における変動演出処理(S3300)において実行される変動演出開始処理の例について図14を参照しながら説明する。変動演出開始処理は、変動演出の演出パターン(変動演出パターン)、付帯演出である変動中演出の実行可否、変動中演出の演出パターン(変動中演出パターン)等を決定する処理である。
また、変動演出開始処理では、上述した保留アイコン第1付加演出の実行可否や保留アイコン第1付加演出の演出パターンの決定、および、保留アイコン第2付加演出の実行可否や保留アイコン第2付加演出の演出パターンの決定する処理を実行する。さらに、変動演出開始処理では、上述した変動アイコン第1付加演出の実行可否や変動アイコン第1付加演出の演出パターンの決定、および、変動アイコン第2付加演出の実行可否や変動アイコン第2付加演出の演出パターンの決定する処理を実行する。
CPU121Cは変動演出開始処理を開始すると、まず、変動パターン情報に基づき変動演出パターンを決定する(S3301)。
続いて、演出図柄の組み合わせを決定する(S3302)。この処理では、変動演出が仮停止や停止するときの演出図柄21LCRの組み合わせ等を決定する。
続いて、保留アイコン演出データがセットされているか否かを判定する(S3303)。保留アイコン演出データがセットされていると判定した場合、S3304に処理を進める。一方、保留アイコン演出データがセットされていないと判定した場合、S3308に処理を進める。
S3303において保留アイコン演出データがセットされていると判定した場合、遊技状態が時短状態であるか否かを判定する(S3304)。遊技状態が時短状態ではないと判定した場合、S3305に処理を進める。一方、遊技状態が時短状態であると判定した場合、S3312に処理を進める。
S3304において遊技状態が時短状態ではないと判定した場合、保留アイコン第1付加演出決定処理を実行する(S3305)。なお、保留アイコン第1付加演出決定処理については図16を用いて後述する。
S3305において保留アイコン第1付加演出決定処理を終了すると、保留アイコン第1付加演出データがセットされているか否かを判定する(S3306)。そして、保留アイコン第1付加演出データがセットされていると判定した場合、S3308に処理を進める。一方、保留アイコン第1付加演出データがセットされていないと判定した場合、S3307に処理を進める。
S3306において保留アイコン第1付加演出データがセットされていないと判定した場合、保留アイコン第2付加演出決定処理を実行する(S3307)。なお、保留アイコン第2付加演出決定処理については図18を用いて後述する。
S3303において保留アイコン演出データがセットされていないと判定した場合、または、S3307において保留アイコン第2付加演出決定処理を終了すると、変動アイコン演出パターン(変動アイコンの演出内容)を決定する(S3308)。この処理では、図15A〜図15Dに示す変動アイコン演出パターン決定用テーブルを用いて変動アイコン演出パターンを決定する。変動アイコン演出パターンを決定すると、変動アイコン演出データをセットする。
ここで、変動アイコン演出パターン決定用テーブルの例について図15A〜図15Dを参照しながら説明する。図15A〜図15Dに示すように変動アイコン演出パターン決定用テーブルは、第1変動アイコン演出パターン決定用テーブル(図15A)〜第7変動アイコン演出パターン決定用テーブル(図15D)からなる。
変動アイコンの表示態様には、「白」、「白点滅」、「青」、「緑」、「赤」、「金」、「虹」の7種類がある。そして、「白」<「白点滅」<「青」<「緑」<「赤」<「金」<「虹」の順に大当たり期待度は高くなっていく。
図15Aは、保留アイコンの最終態様(特1保1アイコンのときの表示態様)が白である場合において、変動アイコン演出パターンを決定するときに用いられる第1変動アイコン演出パターン決定用テーブルである。
この第1変動アイコン演出パターン決定用テーブルでは、各変動パターン情報(P100〜P171)に対して、変動アイコン演出パターンHA01〜HA17と、変動アイコン演出パターンHA01〜HA17における各変動アイコン演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各変動アイコン演出パターンに対して、変動演出の開始時(開始時)〜変化時期3(変化3)のそれぞれにおいて実行する変動アイコン演出の演出内容が規定されている。
図15Bは、保留アイコンの最終態様(特1保1アイコンのときの表示態様)が白点滅である場合において、変動アイコン演出パターンを決定するときに用いられる第2変動アイコン演出パターン決定用テーブルである。
この第2変動アイコン演出パターン決定用テーブルでは、各変動パターン情報(P100〜P171)に対して、変動アイコン演出パターンHA21〜HA34と、変動アイコン演出パターンHA21〜HA34における各変動アイコン演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各変動アイコン演出パターンに対して、変動演出の開始時(開始時)〜変化時期3(変化3)のそれぞれにおいて実行する変動アイコン演出の演出内容が規定されている。
図15C(a)は、保留アイコンの最終態様(特1保1アイコンのときの表示態様)が青である場合において、変動アイコン演出パターンを決定するときに用いられる第3変動アイコン演出パターン決定用テーブルである。
この第3変動アイコン演出パターン決定用テーブルでは、各変動パターン情報(P111〜P171)に対して、変動アイコン演出パターンHA41〜HA45と、変動アイコン演出パターンHA41〜HA45における各変動アイコン演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各変動アイコン演出パターンに対して、変動演出の開始時(開始時)〜変化時期3(変化3)のそれぞれにおいて実行する変動アイコン演出の演出内容が規定されている。
図15C(b)は、保留アイコンの最終態様(特1保1アイコンのときの表示態様)が緑である場合において、変動アイコン演出パターンを決定するときに用いられる第4変動アイコン演出パターン決定用テーブルである。
この第4変動アイコン演出パターン決定用テーブルでは、各変動パターン情報(P120〜P171)に対して、変動アイコン演出パターンHA51〜HA54と、変動アイコン演出パターンHA51〜HA54における各変動アイコン演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各変動アイコン演出パターンに対して、変動演出の開始時(開始時)〜変化時期3(変化3)のそれぞれにおいて実行する変動アイコン演出の演出内容が規定されている。
図15D(a)は、保留アイコンの最終態様(特1保1アイコンのときの表示態様)が赤である場合において、変動アイコン演出パターンを決定するときに用いられる第5変動アイコン演出パターン決定用テーブルである。
この第5変動アイコン演出パターン決定用テーブルでは、各変動パターン情報(P120〜P171)に対して、変動アイコン演出パターンHA61〜HA63と、変動アイコン演出パターンHA61〜HA63における各変動アイコン演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各変動アイコン演出パターンに対して、変動演出の開始時(開始時)〜変化時期3(変化3)のそれぞれにおいて実行する変動アイコン演出の演出内容が規定されている。
図15D(b)は、保留アイコンの最終態様(特1保1アイコンのときの表示態様)が金である場合において、変動アイコン演出パターンを決定するときに用いられる第6変動アイコン演出パターン決定用テーブルである。
この第6変動アイコン演出パターン決定用テーブルでは、各変動パターン情報(P120〜P171)に対して、変動アイコン演出パターンHA71とHA72と、変動アイコン演出パターンHA71とHA72における各変動アイコン演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各変動アイコン演出パターンに対して、変動演出の開始時(開始時)〜変化時期3(変化3)のそれぞれにおいて実行する変動アイコン演出の演出内容が規定されている。
図15D(c)は、保留アイコンの最終態様(特1保1アイコンのときの表示態様)が虹である場合において、変動アイコン演出パターンを決定するときに用いられる第6変動アイコン演出パターン決定用テーブルである。
この第6変動アイコン演出パターン決定用テーブルでは、各変動パターン情報(P160〜P171)に対して、変動アイコン演出パターンHA81と、変動アイコン演出パターンHA81の決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各変動アイコン演出パターンに対して、変動演出の開始時(開始時)〜変化時期3(変化3)のそれぞれにおいて実行する変動アイコン演出の演出内容が規定されている。
なお、第1変動アイコン演出パターン決定用テーブル〜第7変動アイコン演出パターン決定用テーブルにおける演出内容の「開始時」〜「変化3」には、例えば、以下の時期が規定されている。なお、演出内容に記載した「−」は、変動アイコンが変化しない(表示を維持する)ことを示している。
変動パターンP100、101、102の場合、演出内容の「開始時」はそれぞれ付帯演出実行時期T1、T11、T21であり、演出内容の「変化1」はそれぞれ付帯演出実行時期T2、T12、T22である。
また、変動パターンP110、115の場合、演出内容の「開始時」は付帯演出実行時期T31であり、演出内容の「変化1」は付帯演出実行時期T32である。
また、変動パターンP111、116の場合、演出内容の「開始時」は付帯演出実行時期T41であり、演出内容の「変化1」は付帯演出実行時期T42であり、演出内容の「変化2」は付帯演出実行時期T45である。
また、変動パターンP120、160の場合、演出内容の「開始時」は付帯演出実行時期T51であり、演出内容の「変化1」は付帯演出実行時期T53であり、演出内容の「変化2」は付帯演出実行時期T56であり、演出内容の「変化3」は付帯演出実行時期T61である。
また、変動パターンP121、161の場合、演出内容の「開始時」は付帯演出実行時期T71であり、演出内容の「変化1」は付帯演出実行時期T73であり、演出内容の「変化2」は付帯演出実行時期T76であり、演出内容の「変化3」は付帯演出実行時期T84である。
また、変動パターンP130、170の場合、演出内容の「開始時」は付帯演出実行時期T91であり、演出内容の「変化1」は付帯演出実行時期T93であり、演出内容の「変化2」は付帯演出実行時期T98であり、演出内容の「変化3」は付帯演出実行時期T106である。
また、変動パターンP131、171の場合、演出内容の「開始時」は付帯演出実行時期T111であり、演出内容の「変化1」は付帯演出実行時期T113であり、演出内容の「変化2」は付帯演出実行時期T120であり、演出内容の「変化3」は付帯演出実行時期T130である。
S3308において変動アイコン演出パターンが決定され、変動アイコン演出データがセットされた場合、例えば、上述した演出例1(図10A参照)〜演出例12(図10L参照)に示した変動アイコン演出が実行されることになる。
S3308において変動アイコン演出パターンが決定されると、続いて、変動アイコン第1付加演出決定処理を実行する(S3309)。なお、変動アイコン第1付加演出決定処理については図20を用いて後述する。
S3309において変動アイコン第1付加演出決定処理を終了すると、変動アイコン第1付加演出データがセットされているか否かを判定する(S3310)。そして、変動アイコン第1付加演出データがセットされていると判定した場合、S3312に処理を進める。一方、変動アイコン第1付加演出データがセットされていないと判定した場合、S3311に処理を進める。
S3310において変動アイコン第1付加演出データがセットされていないと判定した場合、変動アイコン第2付加演出決定処理を実行する(S3311)。なお、変動アイコン第2付加演出決定処理については図22を用いて後述する。
S3304において時短状態であると判定した場合、または、S3310において変動アイコン第1付加演出データがセットされていると判定した場合、続いて、その他変動中演出決定処理を実行する(S3312)。その他変動中演出決定処理は、他の各変動中演出についての実行可否、および、他の各変動中演出の変動中演出パターンを決定する。
続いて、変動演出データ記憶処理を実行する(S3313)。この変動演出データ記憶処理では、変動演出パターン、変動アイコン演出データ、各付帯演出(変動中演出、先読み演出等)を実行するための付帯演出データを、変動演出データとしてRAM121bに記憶させる。この処理が終了すると変動演出開始処理を終了する。
以上のように、変動演出開始処理により変動演出パターンと各変動中演出パターンが決定され、この決定された変動演出パターンと各変動中演出パターンに基づく変動演出が実行されることにより、パチンコ遊技機1の演出効果が向上する。
[保留アイコン第1付加演出決定処理]
次に、上述した変動演出開始処理のS3305において実行される保留アイコン第1付加演出決定処理の例について図16を参照しながら説明する。この保留アイコン第1付加演出決定処理では、保留アイコン第1付加演出の実行可否を決定し、保留アイコン第1付加演出を実行すると決定した場合、保留アイコン第1付加演出の演出内容(保留アイコン第1付加演出パターン)を決定する。
CPU121Cは保留アイコン第1付加演出決定処理を開始すると、まず、保留1(特1保1アイコン)の表示態様を変更するか否かを判定する(S33051)。この処理では、上述した保留アイコン演出パターン決定用テーブル(図13A〜図13Dを参照)を用いて決定された保留アイコン演出パターンに基づきセットされた保留アイコン演出データ(図11を参照)を参照することによって、保留1の表示態様を変更するか否か(この変動演出で保留1の表示態様を変更することが設定されているか否か)を判定する。そして、保留1(特1保1アイコン)の表示態様を変更すると判定した場合、保留アイコン第1付加演出対象保留データAE(以下、「AE」という)に1をセットした後、S33054に処理を進める。一方、保留1の表示態様を変更しないと判定した場合、S33052に処理を進める。
S33051において保留1(特1保1アイコン)の表示態様を変更しないと判定した場合、保留2(特1保2アイコン)の表示態様を変更するか否かを判定する(S33052)。この処理では、上述した保留アイコン演出パターン決定用テーブル(図13A〜図13Dを参照)を用いて決定された保留アイコン演出パターンに基づきセットされた保留アイコン演出データ(図11を参照)を参照することによって、保留2の表示態様を変更するか否か(この変動演出で保留2の表示態様を変更することが設定されているか否か)を判定する。そして、保留2(特1保1アイコン)の表示態様を変更すると判定した場合、AEに2をセットした後、S33054に処理を進める。一方、保留2の表示態様を変更しないと判定した場合、S33053に処理を進める。
S33052において保留1(特1保2アイコン)の表示態様を変更しないと判定した場合、保留3(特1保3アイコン)の表示態様を変更するか否かを判定する(S33053)。この処理では、上述した保留アイコン演出パターン決定用テーブル(図13A〜図13Dを参照)を用いて決定された保留アイコン演出パターンに基づきセットされた保留アイコン演出データ(図11を参照)を参照することによって、保留3の表示態様を変更するか否か(この変動演出で保留3の表示態様を変更することが設定されているか否か)を判定する。そして、保留3(特1保3アイコン)の表示態様を変更すると判定した場合、AEに3をセットした後、S33054に処理を進める。一方、保留3の表示態様を変更しないと判定した場合、保留アイコン第1付加演出決定処理を終了する。
S33051〜S33053の処理においてAEに1〜3の何れかがセットされた場合、続いて、該当(表示態様を変更)する保留に対応する先読みパターン情報はY110(ノーマルリーチ1ハズレ変動演出を実行予定)以上であるか否かを判定する(S33054)。そして、該当する保留に対応する先読みパターン情報はY110以上であると判定した場合、S33055に処理を進める。一方、そうではないと判定した場合、保留アイコン第1付加演出決定処理を終了する。
S33054において該当する保留に対応する先読みパターン情報はY110以上であると判定した場合、該当する保留以外の他の保留に対応する先読みパターン情報は全てY102(ハズレ変動演出を実行予定)以下であるか否かを判定する(S33055)。そして、該当する保留以外の他の保留に対応する先読みパターン情報は全てY102以下であると判定した場合、S33056に処理を進める。一方、そうではないと判定した場合、保留アイコン第1付加演出決定処理を終了する。
なお、S33051〜S33055の処理を実行する点は、この保留アイコン第1付加演出決定処理の特徴である。
S33055において該当する保留以外の他の保留に対応する先読みパターン情報は全てY102以下であると判定した場合、続いて保留アイコン第1付加演出の実行可否を決定する(S33056)。この処理では、図12(a)に示す保留アイコン演出決定用テーブルを用いて保留アイコン演出の実行可否を決定する。なお、この処理では、図12(a)に示す保留アイコン演出決定用テーブルにおける「保留アイコン第1付加演出」の項目における「AE=1」、「AE=2」、および、「AE=3」のそれぞれに規定された決定割合(判定値の割り振り)に基づき、保留アイコン第1付加演出の実行可否が決定される。
続いて、S33056の処理において保留アイコン第1付加演出を実行すると決定されたか否かを判定する(S33057)。そして、保留アイコン第1付加演出を実行すると決定されたと判定した場合、S33058に処理を進める。一方、保留アイコン第1付加演出を実行しないと決定されたと判定した場合、保留アイコン第1付加演出決定処理を終了する。
S33057において保留アイコン第1付加演出を実行すると決定されたと判定した場合、保留アイコン第1付加演出の演出内容(保留アイコン第1付加演出パターン)を決定する(S33058)。この処理では、図17に示す保留アイコン第1付加演出パターン決定用テーブルを用いて保留アイコン第1付加演出パターンを決定する。
ここで、保留アイコン第1付加演出パターン決定用テーブルの例について図17を参照しながら説明する。図17に示すように保留アイコン第1付加演出パターン決定用テーブルは、保留アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル1(図17(a))、保留アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル2(図17(b))、および、保留アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル3(図17(c))からなる。
図17(a)は、保留記憶数が1である場合において、保留アイコン第1付加演出パターンを決定するときに用いられる保留アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル1である。
この保留アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル1では、該当保留の表示態様変更後の色である「白点滅」〜「虹」のそれぞれに対して、保留アイコン第1付加演出パターンPF01〜04と、保留アイコン第1付加演出パターンPF01〜04における各保留アイコン第1付加演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各保留アイコン第1付加演出パターンに対して、実行する保留アイコン第1付加演出の演出内容(特1保1アイコンに対して保留アイコン第1付加演出を実行するキャラクタの態様)が規定されている。
この保留アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル1を用いて決定される保留アイコン第1付加演出パターンの特徴の1つ目は、保留1の表示態様が「白点滅」や「青」に変更される場合はPF01が決定される割合が高くなっており、保留1の表示態様が「緑」や「赤」に変更される場合はPF02が決定される割合が高くなっており、保留1の表示態様が「金」に変更される場合はPF03が決定される割合が高くなっており、保留1の表示態様が「虹」に変更される場合はPF04が決定される割合が高くなっていることである。
図17(b)は、保留記憶数が2である場合において、保留アイコン第1付加演出パターンを決定するときに用いられる保留アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル2である。
この保留アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル2では、該当保留の表示態様変更後の色である「白点滅」〜「虹」のそれぞれに対して、保留アイコン第1付加演出パターンPF11〜18と、保留アイコン第1付加演出パターンPF11〜18における各保留アイコン第1付加演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各保留アイコン第1付加演出パターンに対して、実行する保留アイコン第1付加演出の演出内容(特1保1アイコン(または、特1保2アイコンと特1保2アイコン)に対して保留アイコン第1付加演出を実行するキャラクタの態様)が規定されている。
この保留アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル2を用いて決定される保留アイコン第1付加演出パターンの特徴の1つ目は、該当保留(保留1または2)の表示態様が「白点滅」や「青」に変更される場合はPF11が決定される割合が高くなっており、該当保留(保留1または2)の表示態様が「緑」や「赤」に変更される場合はPF12が決定される割合が高くなっており、該当保留(保留1または2)の表示態様が「金」に変更される場合はPF13が決定される割合が高くなっており、該当保留(保留1または2)の表示態様が「虹」に変更される場合はPF14が決定される割合が高くなっていることである。また、特徴の2つ目は、2つのキャラクタ画像または1つのキャラクタ画像により保留アイコン第1付加演出が実行されることである(PF15〜18が決定された場合、AE=1であれば特1保1アイコンに対して保留アイコン第1付加演出を実行し、AE=2であれば特1保2アイコンに対して保留アイコン第2付加演出を実行する)。
図17(c)は、保留記憶数が3である場合において、保留アイコン第1付加演出パターンを決定するときに用いられる保留アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル3である。
この保留アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル3では、該当保留の表示態様変更後の色である「白点滅」〜「虹」のそれぞれに対して、保留アイコン第1付加演出パターンPF21〜26と、保留アイコン第1付加演出パターンPF21〜26における各保留アイコン第1付加演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各保留アイコン第1付加演出パターンに対して、実行する保留アイコン第1付加演出の演出内容(特1保1アイコン(または、特1保2アイコンと特1保2アイコン)に対して保留アイコン第1付加演出を実行するキャラクタの態様)が規定されている。
この保留アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル3を用いて決定される保留アイコン第1付加演出パターンの特徴の1つ目は、該当保留(保留1、2、または、3)の表示態様が「白点滅」や「青」に変更される場合はPF21が決定される割合が高くなっており、該当保留(保留1、2、または、3)の表示態様が「緑」や「赤」に変更される場合はPF22が決定される割合が高くなっており、該当保留(保留1、2、または、3)の表示態様が「金」に変更される場合はPF23が決定される割合が高くなっており、保留1の表示態様が「虹」に変更される場合はPF24が決定される割合が高くなっていることである。
S33058の処理により保留アイコン第1付加演出パターンを決定すると、保留アイコン第1付加演出パターンを保留アイコン第1付加演出データとしてセットする(S33059)。なお、この処理においてセットされた保留アイコン第1付加演出データは、上述した変動演出データ記憶処理(S3313)において変動演出データとしてRAM121bに記憶される。S33058の処理を終了すると保留アイコン第1付加演出決定処理を終了する。
この保留アイコン第1付加演出決定処理により保留アイコン第1付加演出を実行すると決定され、保留アイコン第1付加演出パターンが決定された場合、例えば、上述した演出例2(図10B参照)〜演出例6(図10F参照)に示した保留アイコン第1付加演出が保留アイコン演出において付加されて実行されることになる。
以上のように、保留アイコン第1付加演出決定処理により保留アイコン第1付加演出パターンが決定され、この決定された保留アイコン第1付加演出パターンに基づく保留アイコン第1付加演出が実行されることにより、パチンコ遊技機1の演出効果が向上する。
[保留アイコン第2付加演出決定処理]
次に、上述した変動演出開始処理のS3307において実行される保留アイコン第2付加演出決定処理の例について図18を参照しながら説明する。この保留アイコン第2付加演出決定処理では、保留アイコン第2付加演出の実行可否を決定し、保留アイコン第2付加演出を実行すると決定した場合、保留アイコン第2付加演出の演出内容(保留アイコン第2付加演出パターン)を決定する。
CPU121Cは保留アイコン第2付加演出決定処理を開始すると、まず、保留アイコン第2付加演出データがセットされている(先の変動演出から保留アイコン第2付加演出を実行中である)か否かを判定する(S33071)。そして、保留アイコン第2付加演出データがセットされていると判定した場合、保留アイコン第2付加演出決定処理を終了する。一方、保留アイコン第2付加演出データがセットされていないと判定した場合、S33072に処理を進める。
S33071において保留アイコン第2付加演出データがセットされていないと判定した場合、保留1のときに特1保1アイコンの表示態様を「白」から「青」以上の色に変更させる保留が記憶されているか否かを判定する(S33072)。この処理では、上述した保留アイコン演出パターン決定用テーブル(図13A〜図13Dを参照)を用いて決定された保留アイコン演出パターンに基づきセットされた保留アイコン演出データ(図11を参照)を参照することによって、保留1のときに特1保1アイコンの表示態様を「白」から「青」以上の色に変更させる保留(保留アイコン演出データ)が記憶されているか否かを判定する。そして、保留1のときに特1保1アイコンの表示態様を「白」から「青」以上の色に変更させる保留が記憶されていると判定した場合、S33073に処理を進める。一方、そうではないと判定した場合、保留アイコン第2付加演出決定処理を終了する。
S33072において保留1のときに特1保1アイコンの表示態様を「白」から「青」以上の色に変更させる保留が記憶されていると判定した場合、該当する保留は保留1であるか否かを判定する(S33073)。そして、該当する保留は保留1であると判定した場合、保留アイコン第2付加演出対象保留データBE(以下、「BE」という)に1をセットした後、S33076に処理を進める。一方、該当する保留は保留1ではないと判定した場合、S33074に処理を進める。
S33073において該当する保留は保留1でないと判定した場合、該当する保留は保留2であるか否かを判定する(S33074)。そして、該当する保留は保留2であると判定した場合、BEに2をセットした後、S33076に処理を進める。一方、該当する保留は保留2ではないと判定した場合、S33075に処理を進める。
S33074において該当する保留は保留2でないと判定した場合、該当する保留は保留3であるか否かを判定する(S33075)。そして、該当する保留は保留3であると判定した場合、BEに3をセットした後、S33076に処理を進める。一方、該当する保留は保留3ではないと判定した場合、保留アイコン第2付加演出決定処理を終了する。
S33073〜S33075の処理においてBEに1〜3の何れかがセットされた場合、続いて、該当する保留に対応する先読みパターン情報はY120(SP1リーチ1ハズレ変動演出を実行予定)以上であるか否かを判定する(S33076)。そして、該当する保留に対応する先読みパターン情報はY120以上であると判定した場合、S33077に処理を進める。一方、そうではないと判定した場合、保留アイコン第2付加演出決定処理を終了する。
S33076において該当する保留に対応する先読みパターン情報はY120以上であると判定した場合、該当する保留よりも先に記憶されている保留に対応する先読みパターン情報は全てY102(ハズレ変動演出を実行予定)以下であるか否かを判定する(S33077)。そして、該当する保留よりも先に記憶されている保留に対応する先読みパターン情報は全てY102以下であると判定した場合、S33078に処理を進める。一方、そうではないと判定した場合、保留アイコン第2付加演出決定処理を終了する。
なお、S33071〜S33077の処理を実行する点は、この保留アイコン第2付加演出決定処理の特徴である。
S33077において該当する保留よりも先に記憶されている保留に対応する先読みパターン情報は全てY102以下であると判定した場合、続いて保留アイコン第2付加演出の実行可否を決定する(S33078)。この処理では、図12(a)に示す保留アイコン演出決定用テーブルを用いて保留アイコン演出の実行可否を決定する。なお、この処理では、図12(a)に示す保留アイコン演出決定用テーブルにおける「保留アイコン第2付加演出」の項目における「BE=1」、「BE=2」、および、「BE=3」のそれぞれに規定された決定割合(判定値の割り振り)に基づき、保留アイコン第2付加演出の実行可否が決定される。
続いて、S33078の処理において保留アイコン第2付加演出を実行すると決定されたか否かを判定する(S33079)。そして、保留アイコン第2付加演出を実行すると決定されたと判定した場合、S33080に処理を進める。一方、保留アイコン第2付加演出を実行しないと決定されたと判定した場合、保留アイコン第2付加演出決定処理を終了する。
S33079において保留アイコン第2付加演出を実行すると決定されたと判定した場合、保留アイコン第2付加演出の演出内容(保留アイコン第2付加演出パターン)を決定する(S33080)。この処理では、図19に示す保留アイコン第2付加演出パターン決定用テーブルを用いて保留アイコン第2付加演出パターンを決定する。
ここで、保留アイコン第2付加演出パターン決定用テーブルの例について図19を参照しながら説明する。
この保留アイコン第2付加演出パターン決定用テーブルでは、該当保留が保留1である場合(BE=1)、該当保留が保留2である場合(BE=2)、または、該当保留が保留3である場合(BE=3)のそれぞれに対して、保留アイコン第2付加演出パターンPG01〜03と、保留アイコン第2付加演出パターンPG01〜03における各保留アイコン第2付加演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各保留アイコン第2付加演出パターンに対して、実行する保留アイコン第2付加演出の演出内容(特1保1アイコンとして表示されるまでの間の演出内容と、特1保1アイコンとして表示されたときの演出内容)が規定されている。
この保留アイコン第2付加演出パターン決定用テーブルでは、該当保留が保留2(BE=2)や保留3(BE=3)である場合、特1保1アイコンとして表示されるまでの間における変動演出では変更示唆演出を継続して実行し、該当保留が特1保1アイコンとして表示されたときに変更演出を実行する保留アイコン第2付加演出パターンとなっている。
S33080の処理により保留アイコン第2付加演出パターンを決定すると、保留アイコン第2付加演出パターンを保留アイコン第2付加演出データとしてセットする(S33081)。なお、この処理においてセットされた保留アイコン第2付加演出データは、上述した変動演出データ記憶処理(S3313)において変動演出データとしてRAM121bに記憶される。S33080の処理を終了すると保留アイコン第2付加演出決定処理を終了する。
この保留アイコン第2付加演出パターン決定処理により保留アイコン第2付加演出を実行すると決定され、保留アイコン第2付加演出パターンが決定された場合、例えば、上述した演出例7(図10G参照)や演出例8(図10H参照)に示した保留アイコン第2付加演出が保留アイコン演出において付加されて実行されることになる。
以上のように、保留アイコン第2付加演出パターン決定処理により保留アイコン第2付加演出パターンが決定され、この決定された保留アイコン第2付加演出パターンに基づく保留アイコン第2付加演出が実行されることにより、パチンコ遊技機1の演出効果が向上する。
[変動アイコン第1付加演出決定処理]
次に、上述した変動演出開始処理のS3309において実行される変動アイコン第1付加演出決定処理の例について図20を参照しながら説明する。この変動アイコン第1付加演出決定処理では、変動アイコン第1付加演出の実行可否を決定し、変動アイコン第1付加演出を実行すると決定した場合、変動アイコン第1演出の演出内容(変動アイコン第1付加演出パターン)を決定する。
CPU121Cは変動アイコン第1付加演出決定処理を開始すると、まず、変動アイコンの表示態様を「変化1」の時期で変化させるか否かを判定する(S33091)。この処理においては、上述した変動アイコン演出パターン決定用テーブル(図15A〜図15Dを参照)を用いて決定された変動アイコン演出パターンに基づきセットされた変動アイコン演出データ(図14を参照)を参照することによって、「変化1」の時期に変動アイコンの表示態様を変更させるか否かを判定する。そして、変動アイコンの表示態様を「変化1」の時期で変化させると判定した場合、変動アイコン第1付加演出決定用データCE(以下、「CE」という)に1をセットした後、S33092に処理を進める。一方、そうではないと判定した場合、CEに0をセットした後、S33092に処理を進める。
S33091においてCEの値がセットされると、変動アイコン第1付加演出の実行可否を決定する(S33092)。この処理では、図12(b)に示す変動アイコン演出決定用テーブルを用いて変動アイコン第1付加演出の実行可否を決定する。なお、この処理では、図12(b)に示す変動アイコン演出決定用テーブルにおける「変動アイコン第1付加演出」の項目における「CE=0」と「CE=1」のそれぞれに規定された決定割合(判定値の割り振り)に基づき、変動アイコン第1付加演出の実行可否が決定される。なお、CE=0において変動アイコン第1付加演出を実行すると決定された場合、変動アイコン第1付加演出においてガセ変更演出が実行されることになる(図10Iを参照)。
続いて、S33092の処理において変動アイコン第1付加演出を実行すると決定されたか否かを判定する(S33093)。そして、変動アイコン第1付加演出を実行すると決定されたと判定した場合、S33094に処理を進める。一方、変動アイコン第1付加演出を実行しないと決定されたと判定した場合、変動アイコン第1付加演出決定処理を終了する。
S33093において変動アイコン第1付加演出を実行すると決定されたと判定した場合、変動アイコン第1付加演出の演出内容(変動アイコン第1付加演出パターン)を決定する(S33094)。この処理では、図21に示す変動アイコン第1付加演出決定用テーブルを用いて変動アイコン第1付加演出パターンを決定する。
ここで、変動アイコン第1演出パターン決定用テーブルの例について図21を参照しながら説明する。図21に示すように変動アイコン第1演出パターン決定用テーブルは、CE=0の場合に用いられる変動アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル1(図21(a))、および、CE=1の場合に用いられる変動アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル2(図21(b))からなる。
図21(a)は、CE=0である場合において、変動アイコン第1付加演出パターンを決定するときに用いられる変動アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル1である。なお、この変動アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル1は、変動アイコン第1付加演出においてガセ変更演出を実行する場合における変動アイコン第1付加演出パターンを決定するときに用いられるテーブルである。
この変動アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル1では、変動パターン情報P100〜171のそれぞれの変動パターンに対して、変動アイコン第1付加演出パターンPH01とPH02と、変動パターン情報P100〜171における各変動アイコン第1付加演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各変動アイコン第1演出パターンに対して、実行する変動アイコン第1演出の演出内容(変動アイコンに対して変動アイコン第1付加演出を実行するキャラクタ)が規定されている。
図21(b)は、CE=1である場合において、変動アイコン第1付加演出パターンを決定するときに用いられる変動アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル2である。なお、この変動アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル2は、「変化1」の時期に変動アイコンの表示態様が変化する場合において、変動アイコン第1付加演出の変動アイコン第1付加演出パターンを決定するときに用いられるテーブルである。
この変動アイコン第1付加演出パターン決定用テーブル2では、変動パターン情報P110〜171のそれぞれの変動パターンに対して、変動アイコン第1付加演出パターンPH11とPH12と、変動パターン情報P110〜171における各変動アイコン第1付加演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各変動アイコン第1演出パターンに対して、実行する変動アイコン第1演出の演出内容(変動アイコンに対して変動アイコン第1付加演出を実行するキャラクタ)が規定されている。
S33094の処理により変動アイコン第1付加演出パターンを決定すると、変動アイコン第1付加演出パターンを変動アイコン第1付加演出データとしてセットする(S33095)。なお、この処理においてセットされた変動アイコン第1付加演出データは、上述した変動演出データ記憶処理(S3313)において変動演出データとしてRAM121bに記憶される。S33095の処理を終了すると変動アイコン第1付加演出決定処理を終了する。
この変動アイコン第1付加演出決定処理により変動アイコン第1付加演出を実行すると決定され、変動アイコン第1付加演出パターンが決定された場合、例えば、上述した演出例9(図10I参照)や演出例10(図10J参照)に示した変動アイコン第1付加演出が変動アイコン演出において付加されて実行されることになる。
以上のように、変動アイコン第1付加演出決定処理により変動アイコン第1付加演出パターンが決定され、この決定された変動アイコン第1付加演出パターンに基づく変動アイコン第1付加演出が実行されることにより、パチンコ遊技機1の演出効果が向上する。
[変動アイコン第2付加演出決定処理]
次に、上述した変動演出開始処理のS3311において実行される変動アイコン第2付加演出決定処理の例について図22を参照しながら説明する。この変動アイコン第2付加演出決定処理では、変動アイコン第2付加演出の実行可否を決定し、変動アイコン第2付加演出を実行すると決定した場合、変動アイコン第2演出の演出内容(変動アイコン第2付加演出パターン)を決定する。
CPU121Cは変動アイコン第2付加演出決定処理を開始すると、まず、変動パターン情報はP110(ノーマルリーチ1ハズレ変動演出)以下であり、変動アイコンの最終態様は「白」であるか否かを判定する(S33111)。この処理においては、上述したS3301で決定された変動パターン情報と、S3308で決定された変動アイコン演出データを参照することにより、変動パターン情報はP110以下であり、変動アイコンの最終態様は「白」であるか否かを判定する。そして、変動パターン情報はP110以下であり、変動アイコンの最終態様は「白」であると判定した場合、S33112に処理を進める。一方、そうではないと判定した場合、変動アイコン第2付加演出決定処理を終了する。
S33111において変動パターン情報はP110以下であり、変動アイコンの最終態様は「白」であると判定した場合、続いて、保留アイコン演出データがセットされているか否かを判定する(S33112)。そして、保留アイコン演出データがセットされていると判定した場合、変動アイコン第2付加演出決定処理を終了する。一方、保留アイコン演出データがセットされていないと判定した場合、S33113に処理を進める。
S33112において保留アイコン演出データがセットされていないと判定した場合、Y120(SP1リーチ1ハズレ変動演出を実行予定)以上の先読みパターン情報が特図1保留情報に記憶されているか否かを判定する(S33113)。そして、Y120以上の先読みパターン情報が特図1保留情報に記憶されていると判定した場合、S33114に処理を進める。一方、Y120以上の先読みパターン情報が特図1保留情報に記憶されていないと判定した場合、変動アイコン第2付加演出決定処理を終了する。
S33113においてY120以上の先読みパターン情報が特図1保留情報に記憶されていると判定した場合、該当する保留は保留1であるか否かを判定する(S33114)。そして、該当する保留は保留1であると判定した場合、変動アイコン第2付加演出データDE(以下、「DE」という)に1をセットした後、S33117に処理を進める。一方、該当する保留は保留1ではないと判定した場合、S33115に処理を進める。
S33114において該当する保留は保留1ではないと判定した場合、該当する保留は保留2であるか否かを判定する(S33115)。そして、該当する保留は保留2であると判定した場合、DEに2をセットした後、S33117に処理を進める。一方、該当する保留は保留2ではないと判定した場合、S33116に処理を進める。
S33115において該当する保留は保留2ではないと判定した場合、該当する保留は保留3であるか否かを判定する(S33116)。そして、該当する保留は保留3であると判定した場合、DEに3をセットした後、S33117に処理を進める。一方、該当する保留は保留3ではないと判定した場合、変動アイコン第2付加演出決定処理を終了する。
S33114〜S33116の処理においてDEの値がセットされると、続いて、該当する保留よりも先の保留に対応する先読みパターン情報は、全てY110(ノーマルリーチ1ハズレ変動演出を実行予定)以下であるか否かを判定する(S33117)。そして、該当する保留よりも先の保留に対応する先読みパターン情報は、全てY110以下であると判定した場合、S33118に処理を進める。一方、そうではないと判定した場合、変動アイコン第2付加演出決定処理を終了する。
なお、S33111〜S33117の処理を実行する点は、この変動アイコン第2付加演出決定処理の特徴である。
S33117において該当する保留よりも先の保留に対応する先読みパターン情報は、全てY110以下であると判定した場合、続いて、変動アイコン第2付加演出の実行可否を決定する(S33118)。この処理では、図12(b)に示す変動アイコン演出決定用テーブルを用いて変動アイコン第2付加演出の実行可否を決定する。なお、この処理では、図12(b)に示す変動アイコン演出決定用テーブルにおける「変動アイコン第2付加演出」の項目における「DE=1」〜「DE=3」のそれぞれに規定された決定割合(判定値の割り振り)に基づき、変動アイコン第2付加演出の実行可否が決定される。
続いて、S33118の処理において変動アイコン第2付加演出を実行すると決定されたか否かを判定する(S33119)。そして、変動アイコン第2付加演出を実行すると決定されたと判定した場合、S33120に処理を進める。一方、変動アイコン第2付加演出を実行しないと決定されたと判定した場合、変動アイコン第2付加演出決定処理を終了する。
S33119において変動アイコン第2付加演出を実行すると決定されたと判定した場合、変動アイコン第2付加演出の演出内容(変動アイコン第2付加演出パターン)を決定する(S33120)。この処理では、図23に示す変動アイコン第2付加演出パターン決定用テーブルを用いて変動アイコン第2付加演出パターンを決定する。
ここで、変動アイコン第2演出パターン決定用テーブルの例について図23を参照しながら説明する。図23に示すように変動アイコン第2演出パターン決定用テーブルは、DE=1の場合に用いられる変動アイコン第2付加演出パターン決定用テーブル1(図23(a))、DE=2の場合に用いられる変動アイコン第2付加演出パターン決定用テーブル2(図23(b))、および、CE=3の場合に用いられる変動アイコン第2付加演出パターン決定用テーブル3(図23(c))からなる。
図23(a)は、DE=1である場合において、変動アイコン第2付加演出パターンを決定するときに用いられる変動アイコン第2付加演出パターン決定用テーブル1である。
この変動アイコン第2付加演出パターン決定用テーブル1では、先読みパターン情報Y120〜171のそれぞれの先読みパターン情報に対して、変動アイコン第2付加演出パターンPJ01〜04と、先読みパターン情報Y120〜171における各変動アイコン第2付加演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各変動アイコン第2演出パターンに対して、実行する変動アイコン第2演出の演出内容(変動アイコンに対して変動アイコン第2付加演出を実行するキャラクタと、変更演出において変更する変動アイコンの表示態様)が規定されている。
図23(b)は、DE=2である場合において、変動アイコン第2付加演出パターンを決定するときに用いられる変動アイコン第2付加演出パターン決定用テーブル2である。
この変動アイコン第2付加演出パターン決定用テーブル2では、先読みパターン情報Y120〜171のそれぞれの先読みパターン情報に対して、変動アイコン第2付加演出パターンPJ11〜14と、先読みパターン情報Y120〜171における各変動アイコン第2付加演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各変動アイコン第2演出パターンに対して、実行する変動アイコン第2演出の演出内容(変動アイコンに対して変動アイコン第2付加演出を実行するキャラクタと、変更演出において変更する変動アイコンの表示態様)が規定されている。
図23(c)は、DE=3である場合において、変動アイコン第2付加演出パターンを決定するときに用いられる変動アイコン第2付加演出パターン決定用テーブル3である。
この変動アイコン第2付加演出パターン決定用テーブル3では、先読みパターン情報Y120〜171のそれぞれの先読みパターン情報に対して、変動アイコン第2付加演出パターンPJ21〜24と、先読みパターン情報Y120〜171における各変動アイコン第2付加演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各変動アイコン第2演出パターンに対して、実行する変動アイコン第2演出の演出内容(変動アイコンに対して変動アイコン第2付加演出を実行するキャラクタと、変更演出において変更する変動アイコンの表示態様)が規定されている。
S33120の処理により変動アイコン第2付加演出パターンを決定すると、変動アイコン第2付加演出パターンを変動アイコン第2付加演出データとしてセットする(S33121)。なお、この処理においてセットされた変動アイコン第2付加演出データは、上述した変動演出データ記憶処理(S3313)において変動演出データとしてRAM121bに記憶される。S33121の処理を終了すると変動アイコン第2付加演出決定処理を終了する。
この変動アイコン第2付加演出決定処理により変動アイコン第2付加演出を実行すると決定され、変動アイコン第2付加演出パターンが決定された場合、例えば、上述した演出例11(図10K参照)や演出例12(図10L参照)に示した変動アイコン第2付加演出が変動アイコン演出において付加されて実行されることになる。
以上のように、変動アイコン第2付加演出決定処理により変動アイコン第2付加演出パターンが決定され、この決定された変動アイコン第2付加演出パターンに基づく変動アイコン第2付加演出が実行されることにより、パチンコ遊技機1の演出効果が向上する。
[本実施形態に開示された他の発明]
本実施形態には、本発明以外にも以下に示す他の発明が開示されている。ここで、他の発明を付記する。なお、ここに付記する他の発明の各々は、本発明と組み合わせることも可能である。
(発明A)
始動条件が成立し、開始条件が成立したことに基づき変動表示を実行可能な遊技機であって、上記開始条件が未成立である場合は、当該開始条件が未成立である上記変動表示があることを示す保留アイコンを表示し、上記保留アイコンの表示態様を変更する保留アイコン演出を実行可能な演出実行手段(演出制御基板120)を備え、上記演出実行手段は、複数の上記保留アイコンを表示しているときに上記保留アイコン演出を実行する場合、複数の上記保留アイコンのうち何れかの上記保留アイコンの表示態様が変更されることを示唆した後、何れかの上記保留アイコンの表示態様を変更する(例えば、保留アイコン演出において図10D〜図10Fに示す保留アイコン第1付加演出や、図10Gおよび図10Hに示す保留アイコン第2付加演出を実行する)場合と、示唆せずに何れかの上記保留アイコンの表示態様を変更する(例えば、図10Aに示す保留アイコン演出を実行する)場合と、があることにより、従来の遊技機(特開2019−55099号公報に記載の遊技機)における保留変化演出を改善することによって演出効果を向上させる遊技機の発明A。
上記演出実行手段は、1つの上記保留アイコンを表示しているときに保留アイコン演出を実行する場合、当該保留アイコンの表示態様が変更されることを示唆した後、当該保留アイコンの表示態様を変更する(例えば、保留アイコン演出において、図10Bおよび図10Cに示す保留アイコン第1付加演出や、図19の保留アイコン第2付加演出パターンPG01による保留アイコン第2付加演出を実行する)場合と、示唆せずに上記保留アイコンの表示態様を変更する場合と、がある遊技機の発明A1。
(発明B)
始動条件が成立し、開始条件が成立したことに基づき変動表示を実行可能な遊技機であって、上記開始条件が未成立である場合は、当該開始条件が未成立である上記変動表示があることを示す保留アイコンを表示し、上記保留アイコンの表示態様を変更する保留アイコン演出を実行可能な演出実行手段(演出制御基板120)を備え、上記演出実行手段は、複数の上記保留アイコンを表示しているときに上記保留アイコン演出を実行する場合、複数の上記保留アイコンにおける所定の上記保留アイコンの表示位置において、複数の上記保留アイコンのうち何れかの上記保留アイコンの表示態様が変更されることを示唆した後、何れかの上記保留アイコンの表示態様を変更する(例えば、保留アイコン演出において、図10Gおよび図10Hに示す保留アイコン第2付加演出を実行する)場合と、示唆せずに何れかの上記保留アイコンの表示態様を変更する(例えば、図10Aに示す保留アイコン演出を実行する)場合と、があることにより、従来の遊技機(特開2019−55099号公報に記載の遊技機)における保留変化演出を改善することによって演出効果を向上させる遊技機の発明B。
上記演出実行手段は、1つの上記保留アイコンを表示しているときに保留アイコン演出を実行する場合、当該保留アイコンの表示態様が変更されることを当該保留アイコンの表示位置において示唆した後、当該保留アイコンの表示態様を変更する(例えば、保留アイコン演出において、図19の保留アイコン第2付加演出パターンPG01による保留アイコン第2付加演出を実行する)場合と、示唆せずに上記保留アイコンの表示態様を変更する場合と、がある遊技機の発明B1。
(発明C)
始動条件が成立し、開始条件が成立したことに基づき変動表示を実行可能な遊技機であって、上記開始条件が未成立である場合は、当該開始条件が未成立である上記変動表示があることを示す保留アイコンを表示し、上記保留アイコンの表示態様を変更する保留アイコン演出を実行可能な演出実行手段(演出制御基板120)を備え、上記演出実行手段は、複数の上記保留アイコンを表示しているときに上記保留アイコン演出を実行する場合、複数の上記保留アイコンのうち何れかの上記保留アイコンの表示態様が変更されることを上記保留アイコンの各々の表示位置において示唆した後、何れかの上記保留アイコンの表示態様を変更する(例えば、保留アイコン演出において図10D〜図10Fに示す保留アイコン第1付加演出を実行する)場合と、示唆せずに何れかの上記保留アイコンの表示態様を変更する(例えば、図10Aに示す保留アイコン演出を実行する)場合と、があることにより、従来の遊技機(特開2019−55099号公報に記載の遊技機)における保留変化演出を改善することによって演出効果を向上させる遊技機の発明C。
上記演出実行手段は、1つの上記保留アイコンを表示しているときに保留アイコン演出を実行する場合、当該保留アイコンの表示態様が変更されることを当該保留アイコンの表示位置において示唆した後、当該保留アイコンの表示態様を変更する(例えば、保留アイコン演出において図10Bおよび図10Cに示す保留アイコン第1付加演出を実行する)場合と、示唆せずに上記保留アイコンの表示態様を変更する場合と、がある遊技機の発明C1。
(発明E)
始動条件が成立し、開始条件が成立したことに基づき変動表示を実行可能であり、上記変動表示の表示結果が特別結果となった場合、特別遊技状態に制御可能な遊技機であって、上記開始条件が未成立である場合は、当該開始条件が未成立である上記変動表示があることを示す保留アイコンを表示し、上記変動表示においては当該変動表示に対応する変動アイコンを表示し、上記変動アイコンの表示態様を変更する変動アイコン演出を実行可能な演出実行手段(演出制御基板120)を備え、上記演出実行手段は、上記変動アイコン演出を実行することにより上記変動アイコンの表示態様を変更することによって、上記当該変動表示が上記特別結果となることを示唆する(例えば、変動アイコン演出において、図10A〜図10Jに示す変動アイコン演出を実行する)場合と、上記当該変動表示よりも後に実行される上記変動表示が上記特別結果となることを示唆する(例えば、変動アイコン演出において、図10Kおよび図10Lに示す変動アイコン第2付加演出を実行する)場合と、があることにより、従来の遊技機(特開2016−97177号公報に記載の遊技機)におけるアクティブ表示変化演出(変動アイコン演出)を改善することによって演出効果を向上させる遊技機の発明E。
上記演出実行手段は、上記変動アイコン演出において、上記変動アイコンの表示態様が変更されることを示唆した後、当該変動アイコンの表示態様を変更する(例えば、変動アイコン演出において図10Iに示す変動アイコン第1付加演出や、図10Kおよび図10Lに示す変動アイコン第2付加演出を実行する)場合がある遊技機の発明E1。
[変形例2]
ここで、本実施形態の変形例2について説明する。
本実施形態の保留アイコン第1付加演出では、保留記憶数が3個である場合、4つのキャラクタ画像を表示させることにより保留アイコン第1付加演出を実行するようにしていた。しかしながら、これに限らず、保留記憶数が3個である場合において、3つのキャラクタ画像を表示させることにより保留アイコン第1付加演出を実行するようにしてもよい。また、保留記憶数が3個である場合において1つや2つのキャラクタ画像を表示させることにより保留アイコン第1付加演出を実行するようにしてもよい。
また、本実施形態の保留アイコン第1付加演出では、キャラクタ画像により保留アイコンを隠蔽(視認困難)する変更示唆演出を実行するようにしていた。しかしながら、これに限らず、キャラクタ画像を通して保留アイコンが視認可能な状態で変更示唆演出を実行するようにしてもよい。また、キャラクタ画像の表示位置は保留アイコンの前面側に限らず、保留アイコンに近接した表示位置であればよい。
また、本実施形態では保留アイコン第1付加演出決定処理を、変動演出開始処理において実行するようにしていた。しかしながら、これに限らず、先読み演出決定処理において実行するようにしてもよい。そして、先読み演出決定処理において実行するようにした場合、新たな保留が発生したときに、その時点における各保留に対応する先読みパターン情報を参照して、演出の対象となる保留がある場合は、その時の変動演出において保留アイコン第1付加演出を実行するようにしてもよい。
また、本実施形態の保留アイコン第1付加演出は、保留アイコン演出に対して付加する演出として実行するようにしていた。しかしながら、これに限らず、保留アイコン演出とは別の演出として実行するようにしてもよい。そして、このようにした場合は、保留アイコン第1付加演出の演出パターンにおいて保留アイコンの演出パターンも規定されるようになる。
また、本実施形態の保留アイコン第1付加演出では、変動示唆演出は実行するが保留アイコンの表示態様が変更しないというガセ演出を実行しないようにしていた。しかしながら、これに限らず、保留アイコン第1付加演出においてガセ演出を実行するようにしてもよい。
また、本実施形態の保留アイコン第2付加演出では、キャラクタ画像を保留アイコンの上方に表示するようにしていた。しかしながら、これに限らず、キャラクタ画像の表示位置は保留アイコンに近接した表示位置であればよい。
また、本実施形態の保留アイコン第2付加演出決定処理では、演出の対象となる保留(該当保留)の先読みパターン情報がY120(SP1リーチ1ハズレ変動演出を実行予定)以上である場合において保留アイコン第2付加演出の実行可否を決定するようにしていた(S33076を参照)。しかしながら、これに限らず、演出の対象となる保留(該当保留)の先読みパターン情報がY110(ノーマルリーチ1ハズレ変動演出を実行予定)以上である場合において保留アイコン第2付加演出の実行可否を決定するようにしてもよい。また、演出の対象となる保留(該当保留)の先読みパターン情報がY130(SP2リーチ1ハズレ変動演出を実行予定)以上である場合において保留アイコン第2付加演出の実行可否を決定するようにしてもよい。
また、本実施形態の保留アイコン第2付加演出決定処理では、演出の対象となる保留(該当保留)よりも先の保留の先読みパターン情報が全てY102(ハズレ変動演出を実行予定)以下である場合において保留アイコン第2付加演出の実行可否を決定するようにしていた(S33077を参照)。しかしながら、これに限らず、演出の対象となる保留(該当保留)よりも先の保留の先読みパターン情報が全てY111(ノーマルリーチ2ハズレ変動演出を実行予定)以下である場合において保留アイコン第2付加演出の実行可否を決定するようにしてもよい。
また、本実施形態の保留アイコン第2付加演出は、保留アイコン演出に対して付加する演出として実行するようにしていた。しかしながら、これに限らず、保留アイコン演出とは別の演出として実行するようにしてもよい。そして、このようにした場合は、保留アイコン第2付加演出の演出パターンにおいて保留アイコンの演出パターンも規定されるようになる。
また、本実施形態の保留アイコン第2付加演出は、特1保1アイコンの表示位置において実行するようにしていた。しかしながら、これに限らず、特1保2アイコンが該当保留である場合、特1保2アイコンの表示位置において保留アイコン第2付加演出を実行するようにしてもよい。また、特1保3アイコンが該当保留である場合、特1保3アイコンの表示位置において保留アイコン第2付加演出を実行するようにしてもよい。そして、このようにした場合、特1保1アイコン〜特1保3アイコンの何れの表示位置において保留アイコン第2付加演出を実行するかを、演出の対象となる保留にしたがって決定するようにしてもよい。
また、本実施形態の保留アイコン第2付加演出では、1つのキャラクタ画像を表示させることにより保留アイコン第2付加演出を実行するようにしていた。しかしながら、これに限らず、複数のキャラクタ画像を表示させることにより保留アイコン第2付加演出を実行するようにしてもよい。そして、このようにした場合、例えば、特1保1アイコンと特1保2アイコンのそれぞれに対応したキャラクタ画像を表示させることにより変更示唆演出を実行し、対象となる保留が特1保1アイコンとしてシフト表示されたときに、特1保1アイコンに対応するキャラクタ画像により変更演出を実行することが考えられる。また、例えば、特1保1アイコンと特1保2アイコンのそれぞれに対応したキャラクタ画像を表示させることにより変更示唆演出を実行し、対象となる保留が特1保2アイコンとしてシフト表示されたときに、特1保2アイコンに対応するキャラクタ画像により変更演出を実行することが考えられる。
また、本実施形態では保留アイコン第2付加演出決定処理を、変動演出開始処理において実行するようにしていた。しかしながら、これに限らず、先読み演出決定処理において実行するようにしてもよい。そして、先読み演出決定処理において実行するようにした場合、新たな保留が発生したときに、その時点における各保留に対応する先読みパターン情報を参照して、演出の対象となる保留がある場合は、その時の変動演出から保留アイコン第2付加演出を実行するようにしてもよい。
また、本実施形態の変動アイコン第1付加演出決定処理では、「変化1」の時期で変動アイコンの表示態様を変化させる場合に変動アイコン第1付加演出の実行可否を決定するようにしていた(S33091を参照)。しかしながら、これに限らず、「変化2」や「変化3」の時期で変動アイコンの表示態様を変化させる場合にも変動アイコン第1付加演出の実行可否を決定するようにしてもよい。
また、本実施形態の変動アイコン第2付加演出決定処理では、先読みパターン情報がY120(SP1リーチ1ハズレ変動演出を実行予定)以上である保留が記憶されている場合において変動アイコン第2付加演出の実行可否を決定するようにしていた(S33113を参照)。しかしながら、これに限らず、先読みパターン情報がY110(ノーマルリーチ1ハズレ変動演出を実行予定)以上である保留が記憶されている場合においても変動アイコン第2付加演出の実行可否を決定するようにしてもよい。
また、本実施形態の変動アイコン第2付加演出決定処理では、演出の対象となる保留(該当保留)よりも先の保留の先読みパターン情報が全てY110(ノーマルリーチ1ハズレ変動演出を実行予定)以下である場合において変動アイコン第2付加演出の実行可否を決定するようにしていた(S33117を参照)。しかしながら、これに限らず、演出の対象となる保留(該当保留)よりも先の保留の先読みパターン情報が全てY102(ハズレ変動演出を実行予定)以下である場合において変動アイコン第2付加演出の実行可否を決定するようにしてもよい。
また、本実施形態では変動アイコン第2付加演出決定処理を、変動演出開始処理において実行するようにしていた。しかしながら、これに限らず、先読み演出決定処理において実行するようにしてもよい。そして、先読み演出決定処理において実行するようにした場合、新たな保留が発生したときに、その時点における各保留に対応する先読みパターン情報を参照して、演出の対象となる保留がある場合は、その時の変動演出において変動アイコン第2付加演出を実行するようにしてもよい。
また、本実施形態の変動アイコン第2付加演出では、変更演出において変更する変動アイコンの表示態様を「白点滅」や「青」に限定していた。しかしながら、これに限らず、次の変化時期に変更する変動アイコンの表示態様が「緑」以上の色である場合、変更演出において変動アイコンを「緑」に変更して表示するようにしてもよい。
1 パチンコ遊技機、2 遊技盤、4 主表示装置、5 サブ表示装置、20 第1表示装置、26 盤内可動装置、27 第2表示装置、31a 第1演出操作部、31b 第2演出操作部、100 遊技制御基板、101 遊技制御用マイコン、120 演出制御基板、121 演出制御用マイコン

Claims (1)

  1. 始動条件が成立し、開始条件が成立したことに基づき変動表示を実行可能な遊技機であって、
    前記開始条件が未成立である場合は、当該開始条件が未成立である前記変動表示があることを示す保留アイコンを表示し、
    前記保留アイコンの表示態様を変更する保留アイコン演出を実行可能な演出実行手段を備え、
    前記演出実行手段は、
    前記保留アイコン演出を実行する場合、前記保留アイコンの表示態様が変更されることを当該保留アイコンの表示位置において示唆した後、当該保留アイコンの表示態様を変更する場合と、示唆せずに前記保留アイコンの表示態様を変更する場合と、があることを特徴とする遊技機。
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