JP2021182095A - プロジェクター及びプロジェクターの設置方法 - Google Patents

プロジェクター及びプロジェクターの設置方法 Download PDF

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弘和 柳原
Hirokazu Yanagihara
伸行 大月
Nobuyuki Otsuki
雄作 ▲高▼嶺
Yusaku Takamine
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Abstract

【課題】画像光が通過する開口部を目立たなくすることができるプロジェクター及びプロジェクターの設置方法を提供する。【解決手段】プロジェクターは、光源と、光変調装置と、投射光学装置と、光源、光変調装置及び投射光学装置を収容し、プロジェクターの少なくとも一部が設けられる第1空間、及び、投射光学装置によって画像光が投射される被投射面が位置する第2空間を仕切る仕切部に形成された設置用開口部を閉塞するように設置される筐体とを備え、投射光学装置は、画像光を被投射面側に反射する反射部と、設置用開口部に配置され、反射部を介して入射される画像光を被投射面に投射する投射部とを有し、筐体は、仕切部に対する第2空間側において投射部を覆い、仕切部から第2空間側に突出する第1突出部と、第1突出部に対して投射部による画像光の投射方向に設けられ、投射部によって投射された画像光が通過する画像用開口部とを有する。【選択図】図1

Description

本開示は、プロジェクター及びプロジェクターの設置方法に関する。
従来、天井板に対して上方の空間である天井裏に配置され、天井板に対して下方の空間である室内に位置するスクリーンに画像光を投写するプロジェクターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクターは、プロジェクター本体と、天井板に設置されてプロジェクター本体を下方から覆うカバー部材と、を備える。
カバー部材は、天井板の開口部に装着及び脱離可能に、天井板と略平行に設置される。カバー部材は、天井板よりも天井裏側に窪む凹部としての投写口を有する。具体的に、プロジェクター本体による画像光の投射方向に交差し、かつ、室内から天井裏に向かう方向を第1方向とした場合、投写口は、投射方向及び第1方向によって規定される仮想面に沿う断面において、三角形状に窪んでいる。すなわち、投写口は、互いに交差する2つの斜面を含む。2つの斜面のうち、投射方向に位置する第1の斜面は、投射方向に向かうに従って第1方向の反対方向に傾斜し、投射方向の反対方向に位置する第2の斜面は、投射方向の反対方向に向かうに従って第1方向の反対方向に傾斜している。第2の斜面には、プロジェクター本体から投写された画像光を室内側に透過させる投写窓が設けられている。
特開2017−058538号公報
特許文献1に記載のプロジェクターでは、カバー部材に設けられた投写口が室内に露出している。このため、プロジェクターに対してスクリーンとは反対側に位置する観察者が、投写口を直接視認できてしまう。
特に、特許文献1に記載のプロジェクターでは、投写窓が、天井板よりも天井裏側に位置する。画像光は、投写窓から広がってスクリーンに投写されるので、画像光が通過する投写口が大きくなりやすく、観察者が投写口を視認しやすくなるという問題がある。
このような問題から、画像光が通過する開口部を目立たなくすることができる構成が要望されていた。
本開示の第1態様に係るプロジェクターは、画像光を投射するプロジェクターであって、光源と、前記光源から出射された光を変調して前記画像光を形成する光変調装置と、前記光変調装置によって形成された前記画像光が入射され、入射される前記画像光を投射する投射光学装置と、前記光源、前記光変調装置及び前記投射光学装置を収容し、前記プロジェクターの少なくとも一部が設けられる第1空間と、前記投射光学装置によって前記画像光が投射される被投射面が位置する第2空間との間に設けられる仕切部に形成された設置用開口部を閉塞するように設置される筐体と、を備え、前記投射光学装置は、前記画像光を前記被投射面側に反射する反射部と、前記設置用開口部に配置され、前記反射部を介して入射される前記画像光を前記被投射面に投射する投射部と、を有し、前記筐体は、前記仕切部に対する前記第2空間側において前記投射部を覆い、前記仕切部から前記第2空間側に突出する第1突出部と、前記第1突出部に対して前記投射部による前記画像光の投射方向に設けられ、前記投射部によって投射された前記画像光が通過する画像用開口部と、を有する。
本開示の第2態様に係るプロジェクターの設置方法は、光源と、前記光源から出射された光を変調して画像光を形成する光変調装置と、前記光変調装置によって形成された前記画像光が入射され、入射される前記画像光を投射する投射光学装置と、前記光源、前記光変調装置及び前記投射光学装置を収容し、第1空間と、前記投射光学装置によって前記画像光が投射される被投射面が位置する第2空間との間に設けられる仕切部に形成された設置用開口部を閉塞するように設置され、少なくとも一部が前記第1空間に設けられる筐体と、を備えるプロジェクターの設置方法であって、前記投射光学装置は、前記画像光を前記被投射面側に反射する反射部と、前記設置用開口部に配置され、前記反射部を介して入射される前記画像光を前記被投射面に投射する投射部と、を有し、前記筐体は、前記仕切部に対する前記第2空間側において前記投射部を覆い、前記仕切部から前記第2空間側に突出する第1突出部と、前記第1突出部に対して前記投射部による前記画像光の投射方向に設けられ、前記投射部によって投射された前記画像光が通過する画像用開口部と、を有し、前記設置方法は、前記設置用開口部が前記筐体によって閉塞され、前記投射部が前記設置用開口部に配置され、前記第1突出部が前記仕切部から前記第2空間側に突出するように、前記プロジェクターを設置する設置手順を含む。
第1実施形態に係るプロジェクターの使用状態を示す断面図。 第1実施形態に係るプロジェクターの内部構成を示す断面図。 第1実施形態に係るプロジェクター本体の内部構成を示す模式図。 第1実施形態に係るプロジェクター本体の構成を示すブロック図。 第1実施形態に係る天井部に設置されたプロジェクターを示す斜視図。 第2実施形態に係るプロジェクターの使用状態を示す断面図。 第2実施形態に係る投射光学装置の内部構成を模式的に示す断面図。 第2実施形態に係る天井部に設置されたプロジェクターを示す斜視図。
[第1実施形態]
以下、本開示の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの概略構成]
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1Aの使用状態を示す断面図である。
本実施形態のプロジェクター1Aは、図1に示すように、光源から出射された光を変調して画像情報に応じて画像光LTを形成し、形成した画像光LTをスクリーン等の被投射面PSに拡大投射する画像表示装置である。本実施形態では、プロジェクター1Aは、図1に示すように、仕切部としての天井部CEに設けられる。
プロジェクター1Aが設けられる空間Sは、居室等の空間である。天井部CEは、空間Sを、天井部CEに対して上方の空間である第1空間S1と、天井部CEに対して下方の空間である第2空間S2とに仕切る。天井部CEには、プロジェクター1Aを設置するための設置用開口部CE1が設けられている。なお、第1空間S1は、天井裏ということができる。
プロジェクター1Aは、プロジェクター本体11Aと、プロジェクター1Aの外装を構成する筐体12Aと、を備える。
筐体12Aは、プロジェクター本体11Aが有する筐体本体2Aと、プロジェクター本体11Aを所定箇所に設置するための設置部材7と、を備える。設置部材7については、後に詳述する。
なお、以下の説明では、互いに直交する三方向を、+X方向、+Y方向及び+Z方向とする。+Y方向を、鉛直方向に沿って上方を向く方向とし、+Y方向に直交し、かつ、被投射面PSに向かって左から右に向かう方向を+X方向し、+Z方向を+X方向及び+Y方向のそれぞれに直交し、かつ、プロジェクター1Aから被投射面PSに向かう方向を+Z方向とする。
また、図示を省略するが、+X方向の反対方向を−X方向とし、+Y方向の反対方向を−Y方向とし、+Z方向の反対方向を−Z方向とする。すなわち、−Y方向は、鉛直方向に沿って下方を向く方向である。
例えば、+Z方向は、−Y方向から見て、プロジェクター1Aが画像光LTを投射する投射方向に沿う。
[プロジェクター本体の構成]
図2は、プロジェクター1Aの内部構成を示す断面図である。図3は、プロジェクター本体11Aの内部構成を示す模式図である。
プロジェクター本体11Aは、画像光LTを形成し、形成した画像光LTを投射する。プロジェクター本体11Aは、天井部CEに配置される。なお、天井部CEにおける+Y方向の寸法は、プロジェクター本体11Aにおける+Y方向の寸法よりも小さいので、プロジェクター本体11Aは、図1に示すように、第1空間S1と第2空間S2とに跨るように配置される。
[筐体本体の構成]
プロジェクター本体11Aの筐体本体2Aは、例えば、後述する光源31、光変調装置352及び投射光学装置37を収容する。筐体本体2Aは、図2に示すように、正面部21、背面部22、天面部23及び底面部24を有する他、図3に示すように、左側面部25及び右側面部26を有する。
正面部21は、筐体本体2Aにおいて被投射面PSとは反対側に位置する面である。すなわち、正面部21は、筐体本体2Aにおいて−Z方向の面である。
背面部22は、筐体本体2Aにおいて被投射面PS側に位置する面である。すなわち、背面部22は、筐体本体2Aにおいて+Z方向の面である。
天面部23は、図2に示すように、筐体本体2Aにおいて上方を向く面である。すなわち、天面部23は、筐体本体2Aにおいて+Y方向の面である。
底面部24は、プロジェクター本体11Aにおいて下方を向く面である。すなわち、底面部24は、筐体本体2Aにおいて−Y方向の面である。底面部24は、突出部241及び通過口242を有する。
突出部241は、第1突出部に相当する。突出部241は、底面部24における−Z方向の部位に位置し、底面部24における+Z方向の部位よりも−Y方向に突出した部位である。すなわち、突出部241は、通過口242に対して被投射面PSとは反対側に位置する。突出部241は、後述する投射光学装置37の投射部375を−Y方向にて覆う。詳しくは後述するが、突出部241の一部は、プロジェクター本体11Aが天井部CEに配置されたときに、天井部CEよりも−Y方向、すなわち、天井部CEよりも下方に配置される。
通過口242は、投射部375を露出させ、投射部375から出射された画像光LTが通過する開口である。通過口242は、突出部241における+Z方向の側面に設けられている。通過口242の一部は、プロジェクター本体11Aが天井部CEに配置されたときに、天井部CEよりも−Y方向、すなわち、天井部CEよりも下方に配置される。
図示を省略するが、突出部241内には、通過口242を介して被投射面SCを含む領域を撮像する撮像部4が配置される。また、突出部241内には、後述する音声出力部5が配置される。撮像部4及び音声出力部5については、後に詳述する。
左側面部25は、図3に示すように、正面部21、背面部22、天面部23及び底面部24における−X方向の端部を接続する面である。すなわち、左側面部25は、筐体本体2Aにおいて−X方向の面である。
右側面部26は、正面部21、背面部22、天面部23及び底面部24における+X方向の端部を接続する面である。すなわち、右側面部26は、筐体本体2Aにおいて+X方向の面である。
[プロジェクター本体の内部構成]
プロジェクター本体11Aは、図3に示すように、光源31、均一化部32、色分離部33、リレー部34、画像形成部35、光学部品用筐体36及び投射光学装置37を備える。筐体本体2Aは、光源31、均一化部32、色分離部33、リレー部34、画像形成部35、光学部品用筐体36及び投射光学装置37を収容する。
光源31は、光を出射する。光源31としては、LD(Laser Diode)及びLED(Light Emitting Diode)等の固体光源を有する構成、或いは、超高圧水銀ランプ等の放電光源ランプを有する構成を例示できる。
均一化部32は、光源31から出射された光を均一化する。均一化された光は、色分離部33及びリレー部34を経て、後述する画像形成部35の光変調装置352の変調領域を照明する。均一化部32は、2つのレンズアレイ321,322、偏光変換素子323及び重畳レンズ324を備える。
色分離部33は、均一化部32から入射される光を赤、緑及び青の各色光に分離する。色分離部33は、2つのダイクロイックミラー331,332と、ダイクロイックミラー331によって分離された青色光を反射させる反射ミラー333と、を備える。
リレー部34は、他の色光の光路より長い赤色光の光路に設けられ、赤色光の損失を抑制する。リレー部34は、入射側レンズ341、リレーレンズ343、反射ミラー342,344を備える。本実施形態では、赤色光の光路上にリレー部34を設けている。しかしながら、これに限らず、例えば他の色光より光路が長い色光を青色光とし、青色光の光路上にリレー部34を設けてもよい。
画像形成部35は、入射される赤、緑及び青の各色光を変調し、変調された各色光を合成して、画像を形成する。画像形成部35は、入射される色光に応じて設けられる3つのフィールドレンズ351及び3つの光変調装置352と、1つの色合成部353と、を備える。
光変調装置352は、光源31から出射された光を画像情報に応じて変調する。光変調装置352は、赤色光を変調する光変調装置352R、緑色光を変調する光変調装置352G、及び、青色光を変調する光変調装置352Bを含む。光変調装置352は、透過型の液晶パネルと、液晶パネルを挟む一対の偏光板とを有する液晶ライトバルブである。
色合成部353は、光変調装置352B,352G,352Rによって変調された3つの色光を合成して画像光を形成し、形成した画像光を投射光学装置37に出射する。色合成部353は、クロスダイクロイックプリズムによって構成されているが、これに限らず、例えば複数のダイクロイックミラーによって構成することも可能である。
光学部品用筐体36は、均一化部32、色分離部33、リレー部34及び画像形成部35を内部に収容する。光学部品用筐体36は、照明光軸Axにおける所定位置に均一化部32、色分離部33、リレー部34及び画像形成部35のそれぞれを保持する。光源31及び投射光学装置37は、照明光軸Axにおける所定位置に配置される。
[投射光学装置の構成]
投射光学装置37は、色合成部353から−Z方向に出射された画像光を+Z方向に折り返して被投射面SCに拡大投射する。投射光学装置37は、図2に示すように、−X方向から見て+Z方向に開口する略U字状に構成されている。投射光学装置37は、第1光学装置371、第2光学装置372及び第3光学装置373と、光学装置371〜373を収容するレンズ筐体374と、投射部375と、を備える。
第1光学装置371は、色合成部353に対して−Z方向に位置する。第1光学装置371は、図示を省略するが、複数のレンズを有し、色合成部353から出射された画像光を屈折させる。
第2光学装置372は、第1反射部材3721及び第2反射部材3722を有する。第1反射部材3721及び第2反射部材3722は、反射部に相当し、第1光学装置371から入射される画像光LTを被投射面PS側に反射する。
第1反射部材3721は、第1光学装置371に対して−Z方向に配置されている。第1反射部材3721は、第1光学装置371から−Z方向に出射された画像光を−Y方向に反射する。
第2反射部材3722は、第1反射部材3721に対して−Y方向に配置されている。第2反射部材3722は、第1反射部材3721から−Y方向に進行する画像光を+Z方向に反射する。
なお、第2光学装置372は、第1反射部材3721及び第2反射部材3722に加え、レンズ等の光学部品を有する構成であってもよい。
第3光学装置373は、第1光学装置371に対して−Y方向で、第2反射部材3722に対して+Z方向に配置されている。第3光学装置373は、少なくとも1つのレンズを有し、第2光学装置372から+Z方向に進行する画像光を屈折させて、被投射面PSに投射する。
第3光学装置373が有する少なくとも1つのレンズのうち、最も光出射側に配置される出射側レンズ3731は、通過口242を介してプロジェクター本体11Aの外部に露出される。出射側レンズ3731は、広角化レンズである。出射側レンズ3731は、第2光学装置372から入射される画像光を広角化し、+Z方向に略直交する被投射面PSに対して+Z方向かつ−Y方向にあおり投射を行う。出射側レンズ3731は、投射光学装置37において画像光LTを被投射面PSに投射する投射部375を構成する。
レンズ筐体374は、−X方向から見て略U字状に形成されている。レンズ筐体374は、第1光学装置371を収納する第1収納部3741、第2光学装置372を収納する第2収納部3742、及び、第3光学装置373を収納する第3収納部3743を有する。
このような投射光学装置37は、被投射面PSに比較的近い位置にて画像光LTを拡大して投射可能である。このため、プロジェクター本体11Aは、投射光学装置37を備えることによって、焦点距離が短い短焦点プロジェクターとして構成される。
なお、図示を省略するが、投射光学装置37は、光学部品用筐体36に対して装着及び脱離可能に構成されていてもよい。すなわち、投射光学装置37は、筐体本体2Aに対して装着及び脱離可能に構成されていてもよい。
[撮像部、音声出力部及び制御部の構成]
図4は、プロジェクター本体11Aの構成を示すブロック図である。
プロジェクター本体11Aは、光源31及び画像形成部35の他、図4に示すように、少なくとも、撮像部4、音声出力部5及び制御部6を備える。
撮像部4及び音声出力部5は、図示を省略するが、突出部241に設けられている。
撮像部4は、カメラであり、被投射面SCを含む領域を撮像した撮像画像を制御部6に出力する。
音声出力部5は、制御部6から入力される音声信号に応じた音声を出力する。
制御部6は、プロジェクター本体11Aの動作を制御する。具体的に、制御部6は、光源31の点灯を制御する他、光変調装置352に画像信号を出力して、光変調装置352による画像形成を制御する。また例えば、制御部6は、撮像部4から出力された撮像画像、詳しくは、被投射面に投射された画像を含む撮像画像に基づいて、被投射面SCに投射されたときに矩形状の画像となるように、光変調装置352によって形成される画像を補正する。また例えば、制御部6は、被投射面SCを含む撮像画像に基づいて、インタラクティブ機能を実現する。なお、インタラクティブ機能とは、電子黒板機能を指す。また例えば、制御部6は、音声出力部5に音声信号を出力する。
なお、プロジェクター本体11Aは、単独で画像光LTを投射して画像を表示可能な画像表示装置であり、例えば設置面に設置されて使用可能である。この場合、プロジェクター本体11Aは、例えば、天面部23が下方を向き、底面部24が上方を向くように配置可能である。
[設置部材の構成]
図5は、天井部CEに設置されたプロジェクター1Aを−Y方向かつ−Z方向から見た斜視図である。すなわち、図5は、天井部CEに設置された設置部材7を、第2空間S2から見た斜視図である。
設置部材7は、居室等の空間を2つに分ける仕切部に設けられた設置用開口部に設置され、プロジェクター本体11Aを−Y方向から覆うものである。本実施形態では、設置部材7は、図1に示すように、仕切部としての天井部CEに設けられた設置用開口部CE1に取り付けられ、プロジェクター本体11Aを天井部CEに対する第2空間S2側から覆う。
設置部材7は、図5に示すように、−Y方向から見て略矩形状に形成されている。設置部材7は、図2及び図5に示すように、設置部材7の底面7Aに位置する画像用開口部71、カバー部72及び凹部73を有する。なお、底面7Aは、設置部材7における−Y方向の面である。
画像用開口部71は、底面7Aの略中央に略矩形状に形成された開口部である。画像用開口部71の内部には、図2に示すように、投射部375が配置され、投射部375によって投射された画像光は、画像用開口部71を通過する。
カバー部72は、画像用開口部71に対して−Z方向に設けられている。換言すると、カバー部72は、設置部材7とプロジェクター本体11Aとが組み合わされたときの突出部241に応じた位置に設けられている。カバー部72は、天井部CEから−Y方向に突出して、突出部241を−Y方向から覆う。
カバー部72は、+Z方向に開口しており、画像用開口部71と接続されている。換言すると、画像用開口部71の一部は、カバー部72における+Z方向の部位に設けられている。このため、カバー部72内に配置される突出部241に設けられた撮像部4は、画像用開口部71を介して被投射面PSを含む領域を撮像する。
カバー部72は、図5に示すように、スリット721,722を有する。
スリット721は、カバー部72における側面のうち、−X方向の側面72Aに設けられている。スリット721は、設置部材7の外部の空気を、プロジェクター本体11Aに流通させる。また、スリット721は、音声出力部5から出力された音声を、設置部材7の外部に放音する。
スリット722は、カバー部72における側面のうち、+X方向の側面72Bに設けられている。スリット722は、プロジェクター本体11Aから排出された空気を、設置部材7の外部に排出する。また、スリット722は、音声出力部5から出力された音声を、設置部材7の外部に放音する。
凹部73は、設置部材7において、画像用開口部71内に配置される投射部375から出射された画像光LTを避ける部位である。凹部73は、図2に示すように、+Z方向において底面7Aの略中央の部位から−Z方向に向かって+Y方向に凹んでいる。
凹部73における−Z方向の端部は、画像用開口部71における+Z方向の端縁を形成する。
凹部73の内面のうち、+Z方向の内面は、−Z方向に向かうに従って+Y方向に傾斜した傾斜面731である。
図示を省略するが、設置部材7は、連結部及び位置調整部を有する。
連結部は、プロジェクター本体11Aと連結される部位である。
位置調整部は、設置部材7に対してプロジェクター本体11Aの位置を調整する。具体的に、位置調整部は、設置部材7に連結されたプロジェクター本体11Aの姿勢を調整する。これにより、プロジェクター本体11Aの投射部375から出射される画像光の投射方向が調整され、被投射面PSにおける画像の表示位置が調整される。
[プロジェクターの設置方法]
仕切部としての天井部CEへのプロジェクター1Aの設置は、以下に示す連結手順、設置手順及び調整手順によって実施される。
まず、連結手順において、設置部材7における+Y方向の面がプロジェクター本体11Aの底面部24と+Y方向において対向するように、プロジェクター本体11Aと設置部材7とを連結する。このとき、上記のように、突出部241がカバー部72によって−Y方向にて覆われ、かつ、画像用開口部71内に投射部375が配置されるように、プロジェクター本体11Aの筐体本体2Aと設置部材7とを連結する。これにより、プロジェクター1Aが構成される。
次に、設置手順において、設置部材7を天井部CEの設置用開口部CE1に嵌め込む。天井部CEにおいて下方を向き、かつ、設置用開口部CE1が形成される下面と平行な仮想的な面を仮想面VPとすると、設置手順では、突出部241の一部及び投射部375の一部が仮想面VPから下方に突出し、突出部241の残りの部分及び投射部375の残りの部分が仮想面VPよりも上方に位置するように、プロジェクター1Aを配置する。すなわち、設置手順では、設置用開口部CE1が筐体12Aによって閉塞され、投射部375が設置用開口部CE1に配置され、第1突出部としての突出部241の少なくとも一部が仕切部としての天井部CEから第2空間S2側に突出するように、プロジェクター1Aを設置する。このようにプロジェクター1Aが設置された場合、設置部材7のカバー部72は、仮想面VPから第2空間S2側、すなわち、仮想面VPから下方に突出する。換言すると、カバー部72は、天井部CEから第2空間S2側に突出する。
次に、調整手順において、図示しない位置調整部を操作することによって、設置部材7に対するプロジェクター本体11Aの位置を調整し、画像の表示位置を調整する。これにより、例えば、図1及び図2に示したように、プロジェクター本体11Aは、+Z方向に向かって−Y方向に位置するように天井部CEに対して傾斜される。このようにプロジェクター1本体11Aが設置されることによって、投射部375によって画像光LTが投射されて表示される画像の位置を、天井部CEから離すことができる。すなわち、プロジェクター本体11Aが、+Z方向に向かうに従って−Y方向に位置するように天井部CEに対して傾斜して配置されることによって、画像の表示位置を、被投射面PSにおいて下方に移動させることができる。
これにより、プロジェクター1Aによって被投射面PSに対する画像の表示位置が適切に調整された状態で、プロジェクター1Aが、天井部CEに固定される。
[プロジェクターの作用]
以上のように天井部CEに設置されたプロジェクター1Aでは、図5に示したように、プロジェクター1Aに対して被投射面PSとは反対側に位置する観察者がプロジェクター1Aを見た場合、突出部241及びカバー部72が投射部375に対して観察者側に位置するため、観察者は、投射部375から出射された画像光が通過する画像用開口部71を観察しにくい。
また、投射部375が設置用開口部CE1に配置されることにより、投射部375の一部は、仮想面VPよりも下方に位置する。すなわち、投射部375の一部は、第2空間S2内に配置される。これにより、投射部375の全てが第1空間S1に配置される場合に比べて、投射部375によって投射された画像光LTが通過する画像用開口部71を小さくすることができる。
従って、被投射面SCに投射された画像を観察する観察者が、画像用開口部71を目立ちにくくすることができ、天井部CEに設置されたプロジェクター1Aの外観を向上できる。
[第1実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Aは、以下の効果を奏し得る。
画像光LTを投射するプロジェクター1Aは、光源31、光変調装置352、投射光学装置37及び筐体12Aを備える。光変調装置352は、光源31から出射された光を変調して画像光LTを形成する。投射光学装置37は、光変調装置352によって形成された画像光LTが入射され、入射される画像光LTを投射する。筐体12Aは、光源31、光変調装置352及び投射光学装置37を収容する。筐体12Aは、仕切部としての天井部CEに形成された設置用開口部CE1を閉塞するように設置される。天井部CEは、第1空間S1と第2空間S2との間に設けられる。第1空間S1には、プロジェクター1Aの少なくとも一部が設けられる。第2空間S2には、投射光学装置37によって画像光LTが投射される被投射面PSが位置する。
投射光学装置37は、第1反射部材3721及び第2反射部材3722と、投射部375と、を有する。第1反射部材3721及び第2反射部材3722は、反射部に相当し、画像光LTを被投射面PS側に反射する。投射部375は、設置用開口部CE1に配置され、第1反射部材3721及び第2反射部材3722を介して入射される画像光LTを被投射面PSに投射する。
筐体12Aは、第1突出部としての突出部241と、画像用開口部71と、を有する。突出部241は、天井部CEに対する第2空間S2側において投射部375を覆い、天井部CEから第2空間S2側に突出する。画像用開口部71は、突出部241に対して投射部375による画像光LTの投射方向に設けられ、投射部375によって投射された画像光が通過する。
このような構成によれば、反射部としての第1反射部材3721及び第2反射部材3722によって、投射光学装置37における画像光LTの光路を長くすることができる。従って、被投射面PSに近い位置にプロジェクター1Aを設置した場合でも、被投射面PSにおける画像の表示範囲を拡大しやすくすることができる。
ここで、天井部CEに形成された設置用開口部CE1は、筐体12Aを構成する設置部材7によって閉塞される。このことから、筐体12Aに設けられた開口部である画像用開口部71が、第2空間S2から観察され得る開口部となる。画像用開口部71を通過する画像光LTを投射する投射部375は、設置用開口部CE1に配置される。これによれば、投射部375の全てが第1空間S1に位置する場合に比べて、設置部材7における画像光LTの通過範囲を小さくできる。このことから、画像用開口部71を小さく形成できる。
更に、画像用開口部71に対して画像光LTの投射方向とは反対側、すなわち、画像用開口部71に対して被投射面PSとは反対側には、天井部CEに対して第2空間S2側において投射部375を覆い、天井部CEから第2空間S2側に突出する突出部241が設けられている。これによれば、突出部241によって、プロジェクター1Aに対して被投射面PSとは反対側に位置する観察者から、画像用開口部71を見えにくくすることができる。
従って、画像用開口部71を目立ちにくくすることができる。
プロジェクター1Aでは、筐体12Aは、筐体本体2A及び設置部材7を備える。筐体本体2Aは、光源31、光変調装置352及び投射光学装置37を収容する。設置部材7は、設置用開口部CE1を閉塞し、筐体本体2Aを天井部CEに対する第2空間S2側から覆う。突出部241は、筐体本体2Aに設けられている。
設置部材7は、画像用開口部71と、天井部CEに対する第2空間S2側にて突出部241を覆うカバー部72を有する。
このような構成によれば、筐体本体2Aを設置用開口部CE1に合わせて形成する場合に比べて、筐体12Aを天井部CEに合わせやすくすることができる。また、カバー部72は、突出部241よりも更に第2空間S2側に突出するので、観察者から画像用開口部71を一層見えにくくすることができる。
プロジェクター1Aは、光源31と、光変調装置352と、投射光学装置37と、筐体12Aとを備える。光変調装置352は、光源31から出射された光を変調して画像光LTを形成する。投射光学装置37は、光変調装置352によって形成された画像光LTが入射され、入射される画像光LTを投射する。筐体12Aは、光源31、光変調装置352及び投射光学装置37を収容する。筐体12Aは、第1空間S1と、投射光学装置37によって画像光LTが投射される被投射面PSが位置する第2空間S2との間に設けられる仕切部としての天井部CEに形成された設置用開口部CE1を閉塞するように設置される。プロジェクター1Aの少なくとも一部は、第1空間S1に設けられる。
投射光学装置37は、画像光LTを反射する反射部としての第1反射部材3721及び第2反射部材3722と、設置用開口部CE1に配置され、第1反射部材3721及び第2反射部材3722を介して入射される画像光LTを被投射面PSに投射する投射部375と、を有する。
筐体12Aは、第1突出部としての突出部241と、画像用開口部71と、を有する。突出部241は、天井部CEに対する第2空間S2側において投射部375を覆い、天井部CEから第2空間S2側に突出する。画像用開口部71は、突出部241に対して投射部375による画像光LTの投射方向に設けられている。画像用開口部71には、投射部375によって投射された画像光LTが通過する。
プロジェクター1Aの設置方法は、設置用開口部CE1が筐体12Aによって閉塞され、投射部375が設置用開口部CE1に配置され、突出部241が天井部CEから第2空間S2側に突出するように、プロジェクター1Aを設置する設置手順を含む。
このような設置方法を用いてプロジェクター1Aを設置することによって、上記したプロジェクター1Aと同様の効果を奏することができる。
[第2実施形態]
次に、本開示の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、第1実施形態に係るプロジェクター1Aと同様の構成を備えるが、投射光学装置の構成が異なる他、筐体本体において仮想面VPよりも下方に突出する他の突出部を有する点で、第1実施形態に係るプロジェクター1Aと相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
[プロジェクターの概略構成]
図6は、本実施形態に係るプロジェクター1Bの使用状態を示す断面図である。換言すると、図6は、プロジェクター1BのYZ平面に沿う断面を示す図である。
本実施形態に係るプロジェクター1Bは、図6に示すように、第1実施形態に係るプロジェクター1Aと同様に、仕切部としての天井部CEに設置され、画像光LTを投射する。プロジェクター1Bは、プロジェクター本体11B及び筐体12Bを備え、筐体12Bは、プロジェクター本体11Bの筐体本体2Bと、設置部材8と、を備える。
プロジェクター本体11Bは、プロジェクター本体11Aと同様の機能を有する。プロジェクター本体11Bは、筐体本体2A及び投射光学装置37に代えて、筐体本体2B及び投射光学装置38を備える他は、プロジェクター1Aと同様の構成を備える。
[筐体本体の構成]
筐体本体2Bは、プロジェクター本体11Bの外装を構成する筐体である。
筐体本体2Bは、図6に示すように、底面部24に代えて底面部27を有する他は、筐体本体2Aと同様の構成を有する。
底面部27は、凹部271、第1突出部272及び第2突出部273を有する。
凹部271は、+Z方向における中央に設けられている。凹部271は、第1傾斜部2711、第2傾斜部2712及び通過口2713を有する。
第1傾斜部2711は、凹部271において+Z方向の部位を構成する。第1傾斜部2711は、−Z方向に向かうに従って+Y方向に傾斜している。換言すると、第1傾斜部2711は、+Z方向に向かうに従って−Y方向に傾斜している。
第2傾斜部2712は、凹部271において−Z方向の部位を構成する。第2傾斜部2712は、+Z方向に向かうに従って+Y方向に傾斜している。換言すると、第2傾斜部2712は、−Z方向に向かうに従って−Y方向に傾斜している。第2傾斜部2712における+Z方向の部位は、第1傾斜部2711における−Z方向の部位と接続されている。
通過口2713は、第2傾斜部2712に設けられ、投射光学装置38の後述する投射部384から投射された画像光が通過する開口部である。
第1突出部272は、凹部271に対して−Z方向に設けられ、第2傾斜部2712における−Z方向の端部と接続されている。第1突出部272は、後述する反射部382に応じた位置に設けられている。第1突出部272は、プロジェクター1Bが天井部CEに設置されたときに、仮想面VPよりも下方に突出する部位である。
第2突出部273は、凹部271に対して+Z方向に設けられ、第1傾斜部2711における+Z方向の端部と接続されている。第2突出部273は、プロジェクター1Bが天井部CEに設置されたときに、仮想面VPよりも下方に突出する部位である。なお、仮想面VPからの第2突出部273の突出寸法は、仮想面VPからの第1突出部272の突出寸法よりも小さい。
なお、本実施形態では、撮像部4及び音声出力部5は、第1突出部272に設けられている。しかしながら、撮像部4及び音声出力部5のうち少なくとも一方は、第2突出部273に設けられていてもよい。
[投射光学装置の構成]
図7は、投射光学装置38の内部構成を模式的に示す断面図である。すなわち、図7は、投射光学装置38のYZに沿う断面を示す図である。
投射光学装置38は、投射光学装置37と同様に、光変調装置352にて変調されて色合成部353から入射される画像光LTを投射する。投射光学装置38は、図7に示すように、複数のレンズ381、反射部382及び保持体383を備える。
複数のレンズ381には、色合成部353から画像光LTが入射される。複数のレンズ381は、入射された画像光LTを屈折させて反射部382に出射する。
反射部382は、複数のレンズ381に対して−Z方向に配置され、複数のレンズ381から入射される画像光LTを反射しつつ広角化する非球面ミラーである。反射部382は、回転対称でない自由曲面形状に形成された反射面3821を有する。反射部382は、反射面3821が−Y方向かつ+Z方向を向くように配置される。反射部382は、複数のレンズ381にて−Z方向に導かれた画像光LTを−Y方向かつ+Z方向に反射して投射する。
保持体383は、中空状に形成されており、内部に複数のレンズ381及び反射部382を収容して保持する。保持体383は、投射部384を有する。
投射部384は、反射部382にて反射された画像光LTを通過させて、画像光LTを被投射面SCに出射する開口部である。投射部384は、保持体383の−Y方向の面に設けられており、ガラス等の透光板385によって閉塞されている。なお、投射部384の開口面積を不要に大きくしないために、投射部384は、反射面3821にて反射された画像光が集光する位置に近接して設けられている。例えば、反射面3821にて反射された画像光が集光する位置は、反射面3821から投射部384に向かう方向において反射面3821よりも投射部384に近い。
なお、投射部384及び透光板385を通過した画像光は、通過口2713を通過して、被投射面SCに投射される。このような投射光学装置38がプロジェクター本体11Bに採用されることによって、プロジェクター本体11Bは、焦点距離が短い短焦点プロジェクターとして構成される。
[設置部材の構成]
設置部材8は、設置部材7と同様に、仕切部である天井部CEの設置用開口部CE1に設置される。設置部材8は、図6に示すように、プロジェクター本体11Bを支持し、プロジェクター本体11Bを−Y方向にて覆う。すなわち、設置部材8は、設置用開口部CE1を閉塞し、筐体本体2Bを天井部CEに対する第2空間S2側から覆う。
設置部材8は、図6に示すように、第1カバー部81、画像用開口部82及び第2カバー部83を有する。なお、底面8Aは、設置部材8における−Y方向の面である。
第1カバー部81は、設置部材8において−Z方向の位置に設けられている。詳述すると、第1カバー部81は、第1突出部272に応じた位置に設けられ、天井部CEに対する第2空間S2側、すなわち、−Y方向にて第1突出部272を覆う。
画像用開口部82は、第1カバー部81において+Z方向の側面に設けられている。すなわち、画像用開口部82は、設置部材8において投射部384に応じて設けられる開口部であり、画像用開口部82は、投射部384から出射された画像光を通過させる。
第2カバー部83は、設置部材8において+Z方向の位置に設けられている。詳述すると、第2カバー部83は、画像用開口部82よりも+Z方向の位置で、かつ、第2突出部273及び第1傾斜部2711に応じた位置に設けられており、天井部CEに対する第2空間S2側、すなわち、−Y方向にて第2突出部273及び第1傾斜部2711を覆う。なお、第2カバー部83において第1傾斜部2711に応じた部位は、第1傾斜部2711の傾斜に沿う傾斜部である。
設置部材8が設置用開口部CE1に嵌合された場合、仮想面VPからの第2カバー部83の突出寸法は、仮想面VPからの第1カバー部81の突出寸法よりも小さい。
なお、図示を省略するが、第1カバー部81及び第2カバー部83のうち少なくとも一方のカバー部には、スリット721,722と同様のスリットが設けられていてもよい。すなわち、第1カバー部81及び第2カバー部83のうち少なくとも一方のカバー部は、冷却空気や音波が通過可能なスリットを備えていてもよい。
また、設置部材8は、設置部材7と同様に、プロジェクター本体11Bと連結される連結部と、設置部材8に対してプロジェクター本体11Bの位置を調整し、ひいては、投射された画像の表示位置を調整する位置調整部を有する。
[プロジェクターの設置方法]
プロジェクター1Bは、プロジェクター1Aと同様の手順によって、2つの空間を仕切る仕切部に設置される。すなわち、第1空間S1と第2空間S2との間に設けられる仕切部としての天井部CEへのプロジェクター1Bの設置は、上記した連結手順、設置手順及び調整手順によって実施される。
例えば、連結手順では、設置部材8における+Y方向の面が底面部27と+Y方向において対向するように、プロジェクター本体11Bと設置部材8とを連結する。
次に、設置手順において、設置部材8を天井部CEの設置用開口部CE1に嵌め込む。このとき、第1突出部272の一部、第2突出部273の一部、及び、投射部384の一部が仕切部としての天井部CEにおいて−Y方向の面と平行な仮想面VPから第2空間S2側、すなわち、仮想面VPから下方に突出するように、プロジェクター1Bを設置する。すなわち、設置手順では、投射部384の一部、第1突出部272の一部、及び、第2突出部273の一部が天井部CEから第2空間S2側に突出するように、プロジェクター1Bを設置する。このようにプロジェクター1Bが設置された場合、設置部材8の第1カバー部81及び第2カバー部83は、仮想面VPから第2空間S2側、すなわち、仮想面VPから下方に突出する。
次に、調整手順において、図示しない位置調整部を操作することによって、設置部材8に対するプロジェクター本体11Bの位置を調整し、これにより、画像の表示位置を調整する。
これにより、プロジェクター1Bによって被投射面SCに対する画像の表示位置が適切に調整された状態で、プロジェクター1Bが、天井部CEに固定される。
[プロジェクターの作用]
図8は、天井部CEに設置されたプロジェクター1Bを−Y方向かつ−Z方向から見た斜視図である。すなわち、図8は、天井部CEに設置された設置部材8を、下方から見た斜視図である。
図8に示すように天井部CEに設置されたプロジェクター1Bを、プロジェクター1Bに対して被投射面SCとは反対側に位置する観察者が見た場合、第1突出部272及び第1カバー部81が投射部384及び画像用開口部82に対して観察者側に位置することとなるため、投射部384から出射された画像光LTが通過する画像用開口部82を観察しにくい。
また、投射部384の一部が仮想面VPよりも下方に位置することによって、画像用開口部82を小さくすることができる。
従って、被投射面PSに投射された画像を観察する観察者が、画像用開口部82を観察しにくくすることができ、天井部CE等の仕切部に設置されたプロジェクター1Bの外観を向上できる。
[第2実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Bは、第1実施形態に係るプロジェクター1Aと同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
プロジェクター1Bでは、筐体12Bは、第1突出部272よりも被投射面PSに近い位置に設けられ、仕切部としての天井部CEから第2空間S2側に突出する第2突出部273を有する。
このような構成によれば、筐体12Bにおいて第2突出部273に応じた部位の容積を大きくできる。従って、筐体12Bを構成する筐体本体2Bの容積を大きくすることができ、筐体本体2B内におけるプロジェクター本体11Bの構成部品の配置自由度を高めることができる。
プロジェクター1Bにおいて、仕切部としての天井部CEから第2突出部273が突出する−Y方向における第2突出部273の寸法は、天井部CEから第1突出部272が突出する−Y方向における第1突出部272の寸法よりも小さい。
このような構成によれば、投射部384によって投射された画像光LTが第2突出部273によって遮蔽されることを抑制できる。
プロジェクター1Bでは、筐体12Bは、光源31、光変調装置352及び投射光学装置38を収容する筐体本体2Bと、設置用開口部CE1を閉塞し、筐体本体2Bを天井部CEに対する第2空間S2側から覆う設置部材8と、を備える。第1突出部272及び第2突出部273は、筐体本体2Bに設けられている。
設置部材8は、第1カバー部81、画像用開口部82及び第2カバー部83を有する。第1カバー部81は、仕切部としての天井部CEに対する第2空間S2側にて第1突出部272を覆う。第2カバー部83は、天井部CEに対する第2空間S2側にて第2突出部273を覆う。
このような構成によれば、筐体本体2Bを設置用開口部CE1に合わせて形成する場合に比べて、筐体12Bを設置用開口部CE1に合わせやすくすることができる。
また、第1カバー部81が、第1突出部272よりも更に第2空間S2側に突出するので、観察者から画像用開口部82を一層見えにくくすることができる。
更に、第2カバー部83が第2突出部273を覆うので、設置部材8における筐体本体2Bとの接触面積を大きくできるので、設置部材8が筐体本体2Bを支持しやすくすることができる。
[実施形態の変形]
本開示は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形及び改良等は、本開示に含まれるものである。
上記各実施形態では、プロジェクター1A,1Bは、設置用開口部CE1に嵌合される設置部材7,8を備えるとした。しかしながら、これに限らず、設置部材7,8は、無くてもよい。この場合、投射部375,384の一部と、突出部241の一部又は第1突出部272の一部とが仕切部から第2空間側に突出し、筐体本体2A,2Bによって設置用開口部CE1が閉塞されるように、プロジェクター本体11A,11Bが設置されればよい。また、本開示に係るプロジェクターは、第1空間に位置していなくてもよい。
上記各実施形態では、プロジェクター1A,1Bでは、プロジェクター本体11A,11Bの筐体本体2A,2Bは、設置用開口部CE1に嵌合される設置部材7,8に連結されるとした。しかしながら、これに限らず、プロジェクター本体11A,11Bは、設置部材7,8から+Y方向に離間して配置されてもよい。この場合、例えばプロジェクター本体11A,11Bは、第1空間S1内に吊り下げられて固定されていてもよい。
上記各実施形態では、プロジェクター1A,1Bは、仕切部としての天井部CEに設置されるとした。すなわち、プロジェクター1A,1Bは、空間Sを上下に仕切る天井部CEに設置されるとした。しかしながら、これに限らず、プロジェクター1A,1Bは、空間Sを左右に仕切る仕切部に設置されてもよい。また、プロジェクター1A,1Bが設置される仕切部は、空間Sを2つの空間に完全に仕切る仕切部でなくてもよく。例えば、仕切部は、天井部から吊り下げられていてもよく、壁部との間に所定の空間を隔てて設けられていてもよい。
上記第1実施形態では、設置部材7は、突出部241を−Y方向にて覆うカバー部72を有するとした。上記第2実施形態では、設置部材8は、第1突出部272を−Y方向にて覆う第1カバー部81と、第2突出部273を−Y方向にて覆う第2カバー部83と、を有するとした。しかしながら、これに限らず、カバー部72、第1カバー部81及び第2カバー部83のうち少なくとも1つは無くてもよい。すなわち、突出部241、第1突出部272及び第2突出部273のうち少なくとも1つは、第2空間S2側に露出されていてもよい。
上記第2実施形態では、筐体本体2Bは、プロジェクター1Bが仕切部としての天井部CEに設置されたときに、天井部CEから第2空間S2側に突出する第2突出部273を有するとした。しかしながら、これに限らず、第2突出部273は筐体本体2Bに設けられていなくてもよい。また、第2突出部273は、必ずしも第2空間S2側に突出しなくてもよい。
上記第2実施形態では、天井部CEからの第2突出部273の突出寸法は、天井部CEからの第1突出部272の突出寸法よりも小さいとした。しかしながら、これに限らず、第2突出部273及び第2カバー部83が画像光LTを遮蔽しなければ、天井部CEからの第2突出部273の突出寸法は、天井部CEからの第1突出部272の突出寸法よりも大きくてもよい。
上記各実施形態では、プロジェクター1A,1Bは、上記した連結手順、設置手順及び調整手順によって仕切部に設置されるとした。しかしながら、これに限らず、プロジェクター1A,1Bは、他の方法によって設置されてもよい。また、筐体本体2Aと設置部材7とが一体化されている場合、及び、筐体本体2Bと設置部材8とが一体化されている場合等において、連結手順及び調整手順は、省略してもよい。
上記各実施形態では、プロジェクター本体11A,11Bは、撮像部4及び音声出力部5を備えるとした。しかしながら、これに限らず、撮像部4及び音声出力部5のうち少なくとも一方は無くてもよい。また、撮像部4及び音声出力部5の筐体12A,12Bにおける配置位置は、適宜変更可能である。
上記各実施形態では、プロジェクター1A,1Bは、3つの光変調装置352R,352G,352Bを備えるとした。しかしながら、これに限らず、2つ以下、或いは、4つ以上の光変調装置を用いたプロジェクターにも、本開示を適用可能である。
上記各実施形態では、光変調装置352は、光入射面と光出射面とが異なる透過型の液晶パネルを有するとした。しかしながら、これに限らず、光変調装置は、光入射面と光出射面とが同一となる反射型の液晶パネルを有していてもよい。
上記各実施形態では、光変調装置352は、液晶パネルを有する構成であったが、入射光束を変調して画像情報に応じた画像を形成可能な光変調装置であれば、マイクロミラーを用いたデバイス、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。
[本開示のまとめ]
以下、本開示のまとめを付記する。
本開示の第1態様に係るプロジェクターは、画像光を投射するプロジェクターであって、光源と、前記光源から出射された光を変調して前記画像光を形成する光変調装置と、前記光変調装置によって形成された前記画像光が入射され、入射される前記画像光を投射する投射光学装置と、前記光源、前記光変調装置及び前記投射光学装置を収容し、前記プロジェクターの少なくとも一部が設けられる第1空間と、前記投射光学装置によって前記画像光が投射される被投射面が位置する第2空間との間に設けられる仕切部に形成された設置用開口部を閉塞するように設置される筐体と、を備え、前記投射光学装置は、前記画像光を前記被投射面側に反射する反射部と、前記設置用開口部に配置され、前記反射部を介して入射される前記画像光を前記被投射面に投射する投射部と、を有し、前記筐体は、前記仕切部に対する前記第2空間側において前記投射部を覆い、前記仕切部から前記第2空間側に突出する第1突出部と、前記第1突出部に対して前記投射部による前記画像光の投射方向に設けられ、前記投射部によって投射された前記画像光が通過する画像用開口部と、を有する。
このような構成によれば、投射光学装置が反射部を有し、投射部は、反射部を介して入射される画像光を投射するので、投射光学装置における画像光の光路を長くすることができる。従って、被投射面に近い位置にプロジェクターを設置した場合でも、被投射面における画像の表示範囲を拡大しやすくすることができる。
ここで、仕切部に設けられた設置用開口部は、筐体によって閉塞されることから、筐体に設けられた開口部が、第2空間から観察され得る開口部となる。具体的に、筐体に形成された画像用開口部が、第2空間から観察され得る開口部となる。画像用開口部を通過する画像光を投射する投射部は、設置用開口部に配置される。これによれば、投射部の全てが第1空間に位置する場合に比べて、筐体における画像光の通過範囲を小さくできる。このことから、画像用開口部を小さく形成できる。
更に、画像用開口部に対して画像光の投射方向とは反対側、すなわち、画像用開口部に対して被投射面とは反対側には、仕切部に対して第2空間側において投射部を覆い、仕切部から第2空間側に突出する第1突出部が設けられている。これによれば、第1突出部によって、プロジェクターに対して被投射面とは反対側に位置する観察者から、画像用開口部を見えにくくすることができる。
従って、画像用開口部を目立ちにくくすることができる。
上記第1態様では、前記筐体は、前記光源、前記光変調装置及び前記投射光学装置を収容する筐体本体と、前記設置用開口部を閉塞し、前記筐体本体を前記仕切部に対する前記第2空間側から覆う設置部材と、を備え、前記第1突出部は、前記筐体本体に設けられ、前記設置部材は、前記画像用開口部と、前記仕切部に対する前記第2空間側において前記第1突出部を覆うカバー部を有していてもよい。
このような構成によれば、筐体が、設置用開口部を閉塞する設置部材を備えることによって、筐体本体を設置用開口部に合わせて形成する場合に比べて、筐体を設置用開口部に合わせやすくすることができる。
また、カバー部は、第1突出部よりも更に第2空間側に突出するので、観察者から画像用開口部を一層見えにくくすることができる。
上記第1態様では、前記筐体は、前記第1突出部よりも前記被投射面に近い位置に設けられ、前記仕切部から前記第2空間側に突出する第2突出部を有していてもよい。
このような構成によれば、筐体において第2突出部に応じた部位の容積を大きくできる。従って、筐体の容積を大きくすることができ、筐体内におけるプロジェクターの構成部品の配置自由度を高めることができる。
上記第1態様では、前記仕切部から前記第2突出部が突出する方向における前記第2突出部の寸法は、前記仕切部から前記第1突出部が突出する方向における前記第1突出部の寸法よりも小さくてもよい。
このような構成によれば、投射部によって投射された画像光が第2突出部によって遮蔽されることを抑制できる。
上記第1態様では、前記筐体は、前記光源、前記光変調装置及び前記投射光学装置を収容する筐体本体と、前記設置用開口部を閉塞し、前記筐体本体を前記仕切部に対する前記第2空間側から覆う設置部材と、を備え、前記第1突出部及び前記第2突出部は、前記筐体本体に設けられ、前記設置部材は、前記画像用開口部と、前記仕切部に対する前記第2空間側において前記第1突出部を覆う第1カバー部と、前記仕切部に対する前記第2空間側において前記第2突出部を覆う第2カバー部と、を有していてもよい。
このような構成によれば、上記と同様に、筐体本体を設置用開口部に合わせて形成する場合に比べて、筐体を設置用開口部に合わせやすくすることができる。
また、第1カバー部が、第1突出部よりも更に第2空間側に突出するので、観察者から画像用開口部を一層見えにくくすることができる。
更に、第2カバー部が第2突出部を覆うので、設置部材における筐体本体との接触面積を大きくできるので、設置部材が筐体本体を支持しやすくすることができる。
本開示の第2態様に係るプロジェクターの設置方法は、光源と、前記光源から出射された光を変調して画像光を形成する光変調装置と、前記光変調装置によって形成された前記画像光が入射され、入射される前記画像光を投射する投射光学装置と、前記光源、前記光変調装置及び前記投射光学装置を収容し、第1空間と、前記投射光学装置によって前記画像光が投射される被投射面が位置する第2空間との間に設けられる仕切部に形成された設置用開口部を閉塞するように設置され、少なくとも一部が前記第1空間に設けられる筐体と、を備えるプロジェクターの設置方法であって、前記投射光学装置は、前記画像光を前記被投射面側に反射する反射部と、前記設置用開口部に配置され、前記反射部を介して入射される前記画像光を前記被投射面に投射する投射部と、を有し、前記筐体は、前記仕切部に対する前記第2空間側において前記投射部を覆い、前記仕切部から前記第2空間側に突出する第1突出部と、前記第1突出部に対して前記投射部による前記画像光の投射方向に設けられ、前記投射部によって投射された前記画像光が通過する画像用開口部と、を有し、前記設置方法は、前記設置用開口部が前記筐体によって閉塞され、前記投射部が前記設置用開口部に配置され、前記第1突出部が前記仕切部から前記第2空間側に突出するように、前記プロジェクターを設置する設置手順を含む。
このような設置方法を用いてプロジェクターを設置することによって、上記第1態様に係るプロジェクターと同様の効果を奏することができる。
1A,1B…プロジェクター、11A,11B…プロジェクター本体、12A,12B…筐体、2A,2B…筐体本体、21…正面部、22…背面部、23…天面部、24,27…底面部、242…突出部(第1突出部)、272…第1突出部、273…第2突出部、31…光源、352(352B,352G,352R)…光変調装置、37,38…投射光学装置、3721…第1反射部材(反射部)、3722…第2反射部材(反射部)、382…反射部、375,384…投射部、7,8…設置部材、71,82…画像用開口部、72…カバー部、81…第1カバー部、83…第2カバー部、CE…天井部(仕切部)、CE1…設置用開口部、LT…画像光、PS…被投射面、S…空間、S1…第1空間、S2…第2空間、VP…仮想面。

Claims (6)

  1. 画像光を投射するプロジェクターであって、
    光源と、
    前記光源から出射された光を変調して前記画像光を形成する光変調装置と、
    前記光変調装置によって形成された前記画像光が入射され、入射される前記画像光を投射する投射光学装置と、
    前記光源、前記光変調装置及び前記投射光学装置を収容し、前記プロジェクターの少なくとも一部が設けられる第1空間と、前記投射光学装置によって前記画像光が投射される被投射面が位置する第2空間との間に設けられる仕切部に形成された設置用開口部を閉塞するように設置される筐体と、を備え、
    前記投射光学装置は、
    前記画像光を前記被投射面側に反射する反射部と、
    前記設置用開口部に配置され、前記反射部を介して入射される前記画像光を前記被投射面に投射する投射部と、を有し、
    前記筐体は、
    前記仕切部に対する前記第2空間側において前記投射部を覆い、前記仕切部から前記第2空間側に突出する第1突出部と、
    前記第1突出部に対して前記投射部による前記画像光の投射方向に設けられ、前記投射部によって投射された前記画像光が通過する画像用開口部と、を有することを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記筐体は、
    前記光源、前記光変調装置及び前記投射光学装置を収容する筐体本体と、
    前記設置用開口部を閉塞し、前記筐体本体を前記仕切部に対する前記第2空間側から覆う設置部材と、を備え、
    前記第1突出部は、前記筐体本体に設けられ、
    前記設置部材は、
    前記画像用開口部と、
    前記仕切部に対する前記第2空間側において前記第1突出部を覆うカバー部を有することを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記筐体は、前記第1突出部よりも前記被投射面に近い位置に設けられ、前記仕切部から前記第2空間側に突出する第2突出部を有することを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項3に記載のプロジェクターにおいて、
    前記仕切部から前記第2突出部が突出する方向における前記第2突出部の寸法は、前記仕切部から前記第1突出部が突出する方向における前記第1突出部の寸法よりも小さいことを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項3又は請求項4に記載のプロジェクターにおいて、
    前記筐体は、
    前記光源、前記光変調装置及び前記投射光学装置を収容する筐体本体と、
    前記設置用開口部を閉塞し、前記筐体本体を前記仕切部に対する前記第2空間側から覆う設置部材と、を備え、
    前記第1突出部及び前記第2突出部は、前記筐体本体に設けられ、
    前記設置部材は、
    前記画像用開口部と、
    前記仕切部に対する前記第2空間側において前記第1突出部を覆う第1カバー部と、
    前記仕切部に対する前記第2空間側において前記第2突出部を覆う第2カバー部と、を有することを特徴とするプロジェクター。
  6. 光源と、前記光源から出射された光を変調して画像光を形成する光変調装置と、前記光変調装置によって形成された前記画像光が入射され、入射される前記画像光を投射する投射光学装置と、前記光源、前記光変調装置及び前記投射光学装置を収容し、第1空間と、前記投射光学装置によって前記画像光が投射される被投射面が位置する第2空間との間に設けられる仕切部に形成された設置用開口部を閉塞するように設置され、少なくとも一部が前記第1空間に設けられる筐体と、を備えるプロジェクターの設置方法であって、
    前記投射光学装置は、
    前記画像光を前記被投射面側に反射する反射部と、
    前記設置用開口部に配置され、前記反射部を介して入射される前記画像光を前記被投射面に投射する投射部と、を有し、
    前記筐体は、
    前記仕切部に対する前記第2空間側において前記投射部を覆い、前記仕切部から前記第2空間側に突出する第1突出部と、
    前記第1突出部に対して前記投射部による前記画像光の投射方向に設けられ、前記投射部によって投射された前記画像光が通過する画像用開口部と、を有し、
    前記設置方法は、前記設置用開口部が前記筐体によって閉塞され、前記投射部が前記設置用開口部に配置され、前記第1突出部が前記仕切部から前記第2空間側に突出するように、前記プロジェクターを設置する設置手順を含むことを特徴とするプロジェクターの設置方法。
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