JP2021181856A - 固体燃料焚きボイラ、固体燃料供給量計測装置、燃焼方法及びプログラム - Google Patents

固体燃料焚きボイラ、固体燃料供給量計測装置、燃焼方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】固体燃料の燃焼から発生する窒素酸化物や一酸化炭素等を低減するため、アンテナやロッドを搬送管に挿入して、固体燃料供給量を計測する場合があるが、搬送管内部の設備工事をする必要が生じ、搬送管内部に存在する水分などにより計測される固体燃料供給量に誤差が生じ得る。【解決手段】固体燃料焚きボイラは、搬送管によって搬送される固体燃料供給量に相関する値を個別に計測する吸収法による固体燃料供給量計測手段と、吸収法による固体燃料供給量計測手段によって計測された固体燃料供給量に相関する値と、燃焼用空気供給計測手段によって計測された当該搬送管に接続されている固体燃料バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信する空気供給量制御手段を備える。【選択図】図1

Description

本開示は固体燃料焚きボイラ、固体燃料供給量計測装置、燃焼方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、固体燃料焚きバーナに固体燃料及び1次空気を投入する1次ポートの上下又は左右に、2次空気を投入する2次ポートを配置することにより、固体燃料焚きバーナの火炎の外周に形成される高温酸素残存領域を抑制し、窒素酸化物の発生量を低減する技術が開示されている。
特許文献2には、微粉炭燃料を供給する個別の搬送管に微粉炭流量計測手段を設けて、微粉炭焚きボイラに供給する微粉炭供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算し、微粉炭焚きボイラの空気過剰率を低減することにより、一酸化炭素などの未燃分の発生を低減する技術が開示されている。
特許文献3には、放射線源部と放射線検出部を検出対象空洞に挟んで配置して検出対象物の特徴を計測することにより、酸・アルカリや有機溶剤などの環境下で使用でき、さらに検出部と線源との間に介在する水分による検出精度の低下を生じない放射線応用測定装置の技術が開示されている。
特開2013−234843号公報 特許第4855518号公報 特開2008−002971号公報
固体燃料の燃焼から発生する窒素酸化物や一酸化炭素等を低減できる固体燃料焚きボイラを実現させるため、固体燃料供給量を計測して固体燃料の燃焼調整を行う場合がある。そのため、固体燃料供給量計測用のアンテナやロッドを、固体燃料焚きボイラへ燃料を搬送させる搬送管に挿入して固体燃料供給量を計測する技術が知られている。しかし、アンテナやロッドを搬送管に挿入させるためには搬送管にアンテナやロッドを挿入するための穴を設けるなど搬送管内の設置工事が必要である。また、搬送管内部に存在する水分などにより計測される固体燃料供給量に誤差が生じ得る。
本開示の目的は、上述した課題を解決する固体燃料焚きボイラ、固体燃料供給量計測装置、燃焼方法及びプログラムを提供することにある。
本開示に係る固体燃料焚きボイラは、1次空気によって固体燃料を気流搬送する搬送管と、各搬送管の先端側に接続されて火炉内に臨むように設置された固体燃料ノズルを有する固体燃料バーナと、固体燃料バーナに1次空気以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、各燃焼用空気供給手段によって供給される燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給計測手段と、燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段を備え、固体燃料を各搬送管に分配して各固体燃料ノズルから火炉内に噴射して、燃焼用空気の供給下において燃焼する固体燃料焚きボイラにおいて、各搬送管によって搬送される固体燃料供給量に相関する値を個別に計測する吸収法による固体燃料供給量計測手段と、吸収法による固体燃料供給量計測手段によって計測された固体燃料供給量に相関する値と、燃焼用空気供給計測手段によって計測された当該搬送管に接続されている固体燃料バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、固体燃料供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信する空気供給量制御手段を備える。
本開示に係る固体燃料供給量計測装置は、固体燃料が搬送される搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第1放射部と、搬送管の外部から波動又は放射線を検出する第1検出部と、第1放射部と異なる位置に設けられ、当該搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第2放射部と、第2放射部から放射された波動又は放射線を当該搬送管の外部から検出する第2検出部と、第1検出部から検出された波動又は放射線の特徴量であり、固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第1特徴量を、特徴量と密度とが関連付けられた密度情報に照らし合わせて、固体燃料の密度を特定する第1密度特定部と、第2検出部から検出された波動又は放射線の特徴量であり、固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第2特徴量を、密度情報に照らし合わせて、固体燃料の密度を特定する第2密度特定部と、第1特徴量及び第2特徴量に基づいて固体燃料の流速を算出する算出部と、第1密度特定部により特定された密度又は第2密度特定部により特定された密度に流速及び搬送管の断面積を乗算して、固体燃料供給量を計測する計測部を備える。
本開示に係る燃焼方法は、1次空気によって固体燃料を気流搬送する搬送管と、各搬送管の先端側に接続されて火炉内に臨むように設置された固体燃料ノズルを有する固体燃料バーナと、固体燃料バーナに1次空気以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、各燃焼用空気供給手段によって供給される燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給計測手段と、燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段を備え、固体燃料を各搬送管に分配して各固体燃料ノズルから火炉内に噴射して、燃焼用空気の供給下において燃焼する固体燃料焚きボイラにおいて、各搬送管によって搬送される固体燃料供給量に相関する値を個別に計測する吸収法によるステップと、吸収法によって計測された固体燃料供給量に相関する値と、燃焼用空気供給計測手段によって計測された当該搬送管に接続されている固体燃料バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、固体燃料供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信するステップを有する。
本開示に係るプログラムは、1次空気によって固体燃料を気流搬送する搬送管と、各搬送管の先端側に接続されて火炉内に臨むように設置された固体燃料ノズルを有する固体燃料バーナと、固体燃料バーナに1次空気以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、各燃焼用空気供給手段によって供給される燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給計測手段と、燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段を備え、固体燃料を各搬送管に分配して各固体燃料ノズルから火炉内に噴射して、燃焼用空気の供給下において燃焼する固体燃料焚きボイラのコンピュータを、各搬送管によって搬送される固体燃料供給量に相関する値を個別に計測する吸収法によるステップと、吸収法によって計測された固体燃料供給量に相関する値と、燃焼用空気供給計測手段によって計測された当該搬送管に接続されている固体燃料バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、固体燃料供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信するステップとして実行させる。
上記態様のうち少なくとも1つの態様によれば、搬送管内の設置工事が不要で、管内部の水分などから影響を受けにくい吸収法で固体燃料供給量を計測することにより、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
一実施形態に係る微粉炭焚き燃焼システムの一例を示す概略構成図である。 一実施形態に係る竪型ローラ粉砕機の一例を示す概略構成図である。 一実施形態に係る微粉炭焚きボイラの概略平面構成図である。 一実施形態に係る微粉炭バーナの概略構成図である。 一実施形態に係る燃焼用空気の供給量制御系統を説明するための図である。 一実施形態に係る微粉炭の流量を計測した場合の平均流量からの偏差の一例を示した図である。 一実施形態に係る制御回路の構成例を示すブロック図である。 一実施形態に係る微粉炭流量計の構成を示す図である。 一実施形態に係る制御装置の構成を示す概略ブロック図である。 一実施形態に係る特徴量と時間との関係を示すグラフである。 一実施形態に係る燃焼システムの動作を示すフローチャートである。 一実施形態に係る第1検出装置の構成を示す図である。 一実施形態に係る制御装置の構成を示す概略ブロック図である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
以下、本開示に係る具体的な内容を図とともに説明する。
(1)微粉炭焚き燃焼システムの構成
図1は、微粉炭焚き燃焼システムの一例を示す概略構成図である。微粉炭は固体燃料の一例である。固体燃料の他の例としては、バイオマス、固体廃棄物等が挙げられる。
図1に示すように、押込送風機1により送り込まれた空気Aは1次空気A1と2次空気A2に分岐され、1次空気A1は冷空気として1次空気押込送風機2により直接竪型ローラ粉砕機3に送られるものと、燃焼排ガス式空気予熱器4により加熱されて温空気として竪型ローラ粉砕機3に送られるものとに分岐される。そして冷空気と温空気は混合空気が適温になるように混合調整されて、竪型ローラ粉砕機3に供給される。竪型ローラ粉砕機3は粉砕手段の一例である。
原炭5は石炭バンカ6に投入された後、給炭機7により竪型ローラ粉砕機3に供給されて粉砕される。1次空気A1により乾燥されながら粉砕されて生成した微粉炭は1次空気A1により搬送され、微粉炭ノズル8から微粉炭焚きボイラ9内に噴射されて着火・燃焼する。微粉炭ノズル8は固体燃料ノズルの一例である。また、微粉炭焚きボイラ9は固体燃料焚きボイラの一例である。2次空気A2は蒸気式空気予熱器10と燃焼排ガス式空気予熱器4により加熱されてウインドボックス11ならびにアフターエアーポート(AAP)65に送られ、微粉炭焚きボイラ9内での燃焼に供せられる。
微粉炭の燃焼で生成した燃焼排ガスは集塵機12で塵埃が除去され、脱硝装置13で窒素酸化物が還元されて、燃焼排ガス式空気予熱器4を経て誘引送風機14で吸引され、脱硫装置15で硫黄分が除去され、煙突16から大気中に放出されるシステムになっている。
この一例では燃焼排ガスの流れ方向上流側から集塵機12、脱硝装置13、燃焼排ガス式空気予熱器4の順に配置されているが、例えば脱硝装置13、燃焼排ガス式空気予熱器4、集塵機12の順に配置する場合もある。
(2)竪型ローラ粉砕機3の構成
図2は、竪型ローラ粉砕機3の一例を示す概略構成図である。
竪型ローラ粉砕機3は同図に示すように、粉砕部21、分級部22、粉砕部駆動部23、分級部駆動部24及び分配部25とから主に構成されている。
粉砕部21は、ハウジング26、粉砕テーブル27、粉砕テーブル27の上を転動する複数の粉砕ローラ28及び粉砕テーブル27の外周に設けられた1次空気導入口であるスロート29などから構成されている。
分級部22は、ハウジング26、その内側に配置されたサイクロン型の固定式分級器30、固定式分級器30の内側に配置された回転式分級機31から構成されている。固定式分級器30は、固定フィン32と、その下端に連設された回収コーン33を有している。回転式分級機31は、回転軸34と、その回転軸34に支持された回転羽根35を有している。
粉砕部駆動部23は、粉砕テーブル27を回転駆動する粉砕部モータ36、粉砕テーブル27を回転可能に搭載した基台37、粉砕ローラ28を支持する加圧フレーム38ならびにブラケット39、ロッド40、粉砕テーブル27に対する粉砕ローラ28の加圧力を調整する加圧用シリンダー41などから構成されている。
分級部駆動部24は分級機モータ42を有し、その分級機モータ42の出力は歯車を介して分級部22の回転軸34に伝達される。分配部25は竪型ローラ粉砕機3の上部に設けられて、1つの分配室47を有し、その1つの分配室47に対して複数本の送炭管43が接続されている。送炭管43は搬送管の一例である。本実施形態では4本〜6本程度の送炭管43が接続されているが、図2では図面簡略化のため1本の送炭管43しか描いていない。
給炭管44より供給された原炭5は回転している粉砕テーブル27の中央部に落下し、粉砕テーブル27の回転に伴って発生した遠心力によって外周側に移動し、粉砕テーブル27と粉砕ローラ28の間に噛み込まれて粉砕される。
粉砕された石炭粒は更に外周へと移動し、粉砕テーブル27の外周に設けられたスロート29から粉砕室に導入される150℃〜300℃に加熱された1次空気45と合流し、乾燥されながら上方へと吹き上げられる。吹き上げられた粒子は重量による1次分級を受け、粗い石炭粒は落下して粉砕部21へ戻される。
分級部22へ到達した細かい石炭粒は固定式分級器30及び回転式分級機31によって所定粒度以下の微粉炭と所定粒度を超えた粗粉炭とに分級され(2次分級)、粗粉炭は回収コーン33の内壁に沿って落下して再粉砕を受ける。一方、所定粒度以下の微粉炭と1次空気の混合流体46は分配室47に送られ、そこで複数本の送炭管43に夫々分配され、各送炭管43を通して各微粉炭ノズル8に搬送される。
なお、粉砕機には少数本(例えば1〜4本程度)の送炭管を接続し、各々の送炭管が途中で分岐して、2以上のバーナに接続する構成もある。本願明細書の請求項9に記載されている「搬送管は、1台の粉砕手段に対して複数本接続されて、・・・気流搬送し、」はこのような形態も含む。
各送炭管43の途中には、微粉炭流量計51が付設されている。微粉炭流量計51は、固体燃料供給量計測装置又は固体燃料供給量計測手段の一例である。微粉炭流量計51は、第1検出装置101と、第2検出装置102と、制御装置200を備えるが、図3においては、簡略化して示している。微粉炭流量計51の詳細な構成は図8に示して、後述する。微粉炭の流量は、微粉炭の流量に相関する値の一例である。
図3は、第1実施形態に係る微粉炭焚きボイラの概略平面構成図である。
この実施形態の場合、微粉炭焚きボイラ9の缶前に例えば4本の微粉炭バーナ61a〜61dが、缶後にはそれと対向するように4本の微粉炭バーナ61e〜61hが夫々設置されている。微粉炭バーナ61は固定燃料バーナの一例である。粉砕機3は缶前用と缶後用の2台が備えられ、缶前用粉砕機3aから延びている4本の送炭管43a〜43dは夫々微粉炭バーナ61a〜61dに接続され、缶後用粉砕機3bから延びている4本の送炭管43e〜43hは夫々微粉炭バーナ61e〜61hに接続されている。
そして各送炭管43a〜43hには微粉炭流量計51a〜51hが付設され、送炭管43内を通過する微粉炭流量が個別に計測できるようになっている。
図4は、微粉炭バーナ61の概略構成図である。同図に示されているように微粉炭バーナ61の中央部に微粉炭ノズル8が設置され、その微粉炭ノズル8の外周部に1次空気以外の燃焼用空気(2次空気、3次空気)62を供給する燃焼用空気供給路63がバーナ61毎に個別に設けられている。また、この燃焼用空気供給路63の途中には、燃焼用空気62の供給量を調整する例えばダンパ式あるいはスライド式の燃焼用空気供給量調整手段64(図5参照)が設けられている。同図に示されているように、微粉炭と1次空気の混合流体46が微粉炭ノズル8から火炉内に噴射されるとともに、低空気過剰率の燃焼用空気62が燃焼用空気供給路63から供給されることにより、微粉炭が着火・燃焼される。
この実施形態では燃焼用空気62を微粉炭ノズル8の外周に供給したが、本発明はこれに限定されるものではなく、要は微粉炭ノズル8から火炉内に噴出される微粉炭を燃焼するように燃焼用空気62が供給されれば良い。
図6は、1台の粉砕機3に対して原炭をX(t/h)供給して粉砕し、それによって得られた微粉炭を4本の送炭管43a〜43dに分配して、各微粉炭流量計51a〜51dで微粉炭の流量を計測した場合の平均流量からの偏差の一例を示した図である。
この図で偏差値が0%は、平均流量(この例の場合はX/4)の微粉炭が検出されたことを示している。この例では、送炭管43aと43bには平均流量より少ない微粉炭が搬送され、送炭管43cと43dには平均流量より多い微粉炭が搬送されたことを示している。この計測値の偏差は、例えば送炭管43の管長差に基づく圧力損失の差あるいは粉砕機の構造上などが原因で現れ、また回転分級機の回転速度など粉砕機の運転条件によって偏差は変動することが確認されている。
本実施形態では各送炭管43によって搬送される微粉炭流量の偏差状態を検出して、そ
の偏差に基づいて、バーナ空気比設定手段によって設定されている空気比が維持できるように、微粉炭供給量に見合う燃焼用空気供給量をバーナ毎に個別に演算して、各燃焼用空気供給量調整手段64に制御信号を送信することにより、各バーナ61への燃焼用空気の供給量を個別に調整するものである。
図5は、その燃焼用空気の供給量制御系統を説明するための図である。同図の右側の図は、微粉炭焚きボイラ9における微粉炭バーナ61と、その下流側のAAP65の配置例を示す図である。缶前、缶後とも複数のバーナ段に分かれており、各バーナ段毎に多数の微粉炭バーナ61が横並びに設置されている。またAAP65も缶前、缶後に別れて、各微粉炭バーナ61に対応して横並びに設けられている。
同図の左側の図は、微粉炭バーナ61への燃焼用空気の供給量制御系統を示す図である。前述のように粉砕機3から各バーナ61a、61bへ分配供給される微粉炭流量は、微粉炭流量計51a、51bにより個別に計測され、その計測値が制御回路66に入力される。
一方、各バーナ61a、61bに対応して設けられている燃焼用空気供給路63a、63bの途中には燃焼用空気供給量調整手段64a、64bと空気流量計67a、67bがそれぞれ個別に付設されている。空気流量計67a、67bにより個別に計測された各バーナ61a、61bへの空気供給量の計測値も制御回路66に入力される。そして制御回路66からは、燃焼用空気供給量制御信号68a、68bが燃焼用空気供給量調整手段64a、64bに対して個別に出力される仕組みになっている。
図7は、制御回路66の構成例を示すブロック図である。制御回路66には微粉炭流量計51a、51bからの計測値が入力され、加算器69と割算器70により各送炭管43a、43bでの平均流量からの偏差値が求められる。
制御回路66には、給炭量71、バーナ空気比72、理論空気量73、各バーナに対する燃焼空気量74a、74bなどが予め入力されている。本実施形態ではバーナ空気比72は0.8、AAPでの空気比は0.3に設定されており、従ってボイラ全体の空気比は1.1の低空気過剰率となっている。
そしてこれら各種設定値と前述の各送炭管43a、43bにおける微粉炭流量の偏差値とにより、前述のバーナ空気比が維持できるように、微粉炭供給量に見合う燃焼用空気供給量を燃焼空気量制御指令値68a、68bとして演算して出力する。制御回路66中の各種掛算器76並びに引算器77などは、指令値68a、68bの演算手段として用いられる。制御回路66の出力端側に設けられた補正量制限器75a、75bの制限項目は、絶対値の上限と下限、変化幅並び変化率である。
前述のように各送炭管での微粉炭供給量に見合う燃焼用空気供給量を個別に制御することとにより、低空気過剰率での燃焼においても一酸化炭素の低減効果が大きい。
(3)微粉炭流量計51の構成とその計測原理
図8は、微粉炭流量計51の構成を示す図である。
微粉炭流量計51は、第1検出装置101と、第2検出装置102と、制御装置200を備える。第1検出装置101と制御装置200は有線又は無線で接続する。また、第2検出装置102と制御装置200は有線又は無線で接続する。
図8に示すように、第1検出装置101と第2検出装置102は同様な構成である。
第1検出装置101と、第2検出装置102は、送炭管43の外部から放射された波動又は放射線を検出する装置である。
第2検出装置102は、第1検出装置とは異なる位置に設けられる。異なる位置とは、搬送管の第1検出装置101の上流あるいは下流側の位置である。また、第1検出装置101及び第2検出装置102は送炭管43の直管部に設けられる。すなわち、第1検出装置101と第2検出装置102の間には、送炭管43の管曲がり部が含まれない。第1検出装置101及び第2検出装置102が設けられる直管部の例としては、送炭管43の直径に10を乗算して得られる値以上の長さの直管部が挙げられる。但し、送炭管43への波動又は放射線の放射及び検出の角度を、送炭管43内の偏流の影響を考慮して平均情報を取得できる角度を予め選定しておく場合は、第1検出装置101及び第2検出装置102は直管部に設けなくても良い。
第1検出装置101は、ガンマ線源103Aと、防熱板104Aと、検出器105Aと、第1シャッター106Aを備える。また、第2検出装置102は、ガンマ線源103Bと、防熱板104Bと、検出器105Bと、第2シャッター106Bを備える。ガンマ線源103Aは第1放射部の一例である。検出器105Aは第1検出部の一例である。ガンマ線源103Bは第2放射部の一例である。検出器105Bは第2検出部の一例である。
ガンマ線源103A及びガンマ線源103Bは、送炭管43の外部から送炭管43の内部へガンマ線を放射する。ガンマ線は波動又は放射線の一例である。微粉炭流量計51はガンマ線の代わりに、超音波やx線、中性子線等の粒子線を放射して、超音波やx線、中性子線等の粒子線を検出しても良い。
防熱板104A及び防熱板104Bは、検出器105A及び検出器105Bから発生する熱を吸収して検出器105A及び検出器105Bから送炭管43への熱伝導を防止する板である。
検出器105A及び検出器105Bは、ガンマ線源103A及びガンマ線源103Bから放射されたガンマ線を送炭管43の外部から検出する装置である。検出器105A及び検出器105Bは図示しないシンチレータを備える。シンチレータはガンマ線を受けて蛍光することによりガンマ線を検出する。検出器105A及び検出器105Bは、シンチレータを用いる検出器でなくても、電離箱を用いる検出器と、GM(Geiger−Muller)計数管を用いる検出器と、He(トリチウム)比例計数管を用いる検出器と、半導体検出器と、CCD(Charged Coupled Device)を用いる検出器と、光電子倍増管(Photomultiplier tube,PMT)を用いた検出器のうち、何れかの検出器であっても良い。
検出器105A及び検出器105Bは、図8に示すように、ガンマ線源103A及びガンマ線源103Bと対向する位置に配置される。
ガンマ線源103A及びガンマ線源103Bが放射するガンマ線の強度が4MBqである場合、検出器105Aと検出器105Bとの間の距離は10m程度である。この場合、ガンマ線源103A及びガンマ線源103Bが放射する積算時間は600ミリ秒以上である。他方、ガンマ線源103A及びガンマ線源103Bが放射するガンマ線の強度が数TBqで、検出器105Aと検出器105Bとの間の距離は数m程度である場合、積算時間は数ミリ秒程度である。
ガンマ線源103A及びガンマ線源103Bが放射するガンマ線は、送炭管43の内部でB方向に搬送される微粉炭混合気に吸収され、微粉炭混合気により散乱し、微粉炭混合気により反射される。ここで微粉炭混合気とは、微粉炭と空気とが混合された気流をいう。そのため、検出器105A及び検出器105Bが検出するガンマ線の強度は、ガンマ線源103A及びガンマ線源103Bが放射するガンマ線の強度より低い。
送炭管43における微粉炭の密度が高くなるほど、微粉炭混合気が吸収、散乱、反射するガンマ線の量は多くなる。すなわち、微粉炭の密度が高くなるほど、検出器105A及び検出器105Bが検出するガンマ線の強度は低くなる。
第1シャッター106A及び第2シャッター106Bは、制御装置200からの信号を受け入れて、ガンマ線源103A又はガンマ線源103Bの前に動き、ガンマ線源103A又はガンマ線源103Bが放射するガンマ線を遮蔽する。
《制御装置の構成》
以下、制御装置200の構成について説明する。
制御装置200は、第1検出装置101及び第2検出装置102からガンマ線の強度又は、ガンマ線の強度に相関する信号を受け入れて微粉炭の流量を算出する装置である。微粉炭の流量は、固体燃料供給量の一例である。
図9は、制御装置200の構成を示す概略ブロック図である。
制御装置200は、第1密度特定部201と、第2密度特定部202と、算出部203と、計測部204と、記憶部205を備える。
第1密度特定部201は、検出器105Aから受け入れた信号が示す第1特徴量を、密度情報に照らし合わせて微粉炭の密度を特定する。第1特徴量は、検出器105Aから検出された特徴量であり、微粉炭の密度及びその変動に相関する特徴量である。この実施形態において、第1特徴量はガンマ線の強度である。密度情報とは、特徴量と密度とが関連付けられた情報である。
第2密度特定部202は、検出器105Bから受け入れた信号が示す第2特徴量を、密度情報に照らし合わせて微粉炭の密度を特定する。第2特徴量は、検出器105Bから検出された特徴量であり、微粉炭の密度及びその変動に相関する特徴量である。
密度情報は、ユーザにより予め記憶部205に記録される。以下に密度情報を特定する方法の一例を説明する。
ガンマ線源103と検出器105との間に、既知の密度の校正用シートを挿入する。校正用シートの材質の例としては、樹脂などが挙げられる。例えば、密度550kg/cm程度の微粉炭混合気の場合、校正用シートは密度910kg/cmのポリプロピレンで、厚さが0.5mmから2mmのものが望ましい。これにより検出された第1特徴量又は第2特徴量と既知の密度を関連付ける。また、微粉炭の流量が0の場合に検出された第1特徴量又は第2特徴量を0の値と関連付ける。これにより、ユーザは密度情報を特定することができる。校正用シートを厚さの異なるもので複数個用意して密度情報を特定しても良い。また、送炭管43の壁面によるガンマ線の減衰量を測定して密度情報に反映させても良い。
算出部203は第1特徴量と、第2特徴量と、第1シャッター106Aがガンマ線を遮蔽した時刻と、第2シャッター106Bがガンマ線を遮蔽した時刻に基づいて微粉炭の流速を算出する。算出部203の具体的な動作を以下に説明する。
図10は、第1特徴量及び第2特徴量と時間との関係を示すグラフである。
図10に示すように、時間によって搬送される微粉炭の密度が変化するため、時間により第1特徴量及び第2特徴量は変化する。送炭管43において微粉炭がB方向に搬送されるため、第1特徴量と第2特徴量は同様又は類似の波形をなす。例えば、第1特徴量は時間T1で高い波形を示す。第2特徴量は時間T2で高い波形を示す。これにより、送炭管43の微粉炭は、第1特徴量を検出した第1検出装置101と第2特徴量を検出した第2検出装置102との間を、時間T2から時間T1を減算した時間で搬送されたことが判る。そのため、算出部203は、第1検出装置101と第2検出装置102の間の距離を時間T2と時間T1との時間差で除算することにより、微粉炭の流速を算出することができる。
基準時間T0は制御装置200が第1シャッター106A及び第2シャッター106Bを同時に動かすことにより設定される。すなわち、第1シャッター106A及び第2シャッター106Bによるガンマ線の遮蔽が同時に解除されることにより、第1検出装置101及び第2検出装置102が第1特徴量及び第2特徴量の検出を同時刻である基準時間T0から検出することができる。
計測部204は、微粉炭の密度に算出部203が算出した流速と、送炭管43の断面積を乗算して微粉炭の流量に相関する値を算出する。
微粉炭焚き燃焼システムは表示装置を備えて、計測部204が算出した微粉炭の流量をリアルタイムで表示しても良い。表示装置の例としては、ディスプレイ装置が挙げられる。
記憶部205は密度情報を記憶する。記憶部205の例としてはハードディスクなどが挙げられる。
《微粉炭焚き燃焼システムの動作》
以下、微粉炭焚き燃焼システムの動作のうち、微粉炭流量計51の動作について説明する。
図11は微粉炭焚き燃焼システムの動作のうち、微粉炭流量計51の動作を示すフローチャートである。
ガンマ線源103A及びガンマ線源103Bが、送炭管43の内部へガンマ線を放射する(ステップS1)。
検出器105A及び検出器105Bは、ガンマ線源103A及びガンマ線源103Bから放射されたガンマ線を検出する(ステップS2)。
第1密度特定部201は、検出器105Aから受け入れた信号が示す第1特徴量を密度情報に照らし合わせて密度を特定する(ステップS3)。
第2密度特定部202は、検出器105Bから受け入れた信号が示す第1特徴量を密度情報に照らし合わせて密度を特定する(ステップS4)。
算出部203は第1特徴量と、第2特徴量と、第1シャッター106Aと、第2シャッター106Bに基づいて微粉炭の流速を算出する(ステップS5)。
計測部204は、第1密度特定部201が特定した密度又は第2密度特定部202が特定した密度に算出部203が算出した流速と搬送管の断面積を乗算して微粉炭の流量を算出する(ステップS6)。
《作用・効果》
本開示に係る固体燃料焚きボイラは、1次空気A1によって固体燃料を気流搬送する搬送管と、各搬送管の先端側に接続されて火炉78内に臨むように設置された固体燃料ノズルを有する固体燃料バーナと、固体燃料バーナに1次空気A1以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、各燃焼用空気供給手段によって供給される燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給計測手段と、燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段を備え、固体燃料を各搬送管に分配して各固体燃料ノズルから火炉78内に噴射して、燃焼用空気の供給下において燃焼する固体燃料焚きボイラにおいて、各搬送管によって搬送される固体燃料供給量に相関する値を個別に計測する吸収法による固体燃料供給量計測手段と、吸収法による固体燃料供給量計測手段によって計測された固体燃料供給量に相関する値と、燃焼用空気供給計測手段によって計測された当該搬送管に接続されている固体燃料バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、固体燃料供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信する空気供給量制御手段を備える。
固体燃料焚きボイラは、搬送管内の設置工事が不要で、搬送管内部の水分などから影響を受けにくい吸収法で固体燃料供給量に相関する値を計測することにより、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
また、固体燃料焚きボイラの吸収法による固体燃料供給量計測手段は、固体燃料供給量に相関する値として、固体燃料供給量を計測する。
固体燃料焚きボイラは、搬送管内の設置工事が不要で、搬送管内部の水分などから影響を受けにくい吸収法で固体燃料供給量を計測することにより、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
また、固体燃料焚きボイラの固体燃料供給量計測手段は、搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第1放射部と、搬送管の外部から波動又は放射線を検出する第1検出部と、第1放射部と異なる位置に設けられ、当該搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第2放射部と、第2放射部から放射された波動又は放射線を当該搬送管の外部から検出する第2検出部と、第1検出部から検出された波動又は放射線の特徴量であり、固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第1特徴量を、特徴量と密度とが関連付けられた密度情報に照らし合わせて、固体燃料の密度を特定する第1密度特定部201と、第2検出部から検出された波動又は放射線の特徴量であり、固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第2特徴量を、密度情報に照らし合わせて、固体燃料の密度を特定する第2密度特定部202と、第1特徴量及び第2特徴量に基づいて固体燃料の流速を算出する算出部203と、第1密度特定部により特定された密度又は第2密度特定部により特定された密度に流速及び搬送管の断面積を乗算して、固体燃料供給量を計測する計測部204を備える。
固体燃料焚きボイラは、搬送管の外部から放射した波動又は放射線を検出する吸収法により、固体燃料供給量を計測する。これにより、固体燃料焚きボイラは、搬送管内の設置工事が不要で、搬送管内部の水分などから影響を受けにくい吸収法により、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
また、固体燃料焚きボイラは、第1放射部と搬送管の間に移動でき、当該第1放射部と当該搬送管の間で第1放射部から放射される波動又は放射線を遮蔽する第1シャッター106Aと、第2放射部と搬送管の間に移動でき、当該第2放射部と当該搬送管の間で第2放射部から放射される波動又は放射線を遮蔽する第2シャッター106Bを備え、算出部203は、第1シャッター106Aが波動又は放射線を遮蔽した時刻と、第2シャッター106Bが波動又は放射線を遮蔽した時刻と、第1特徴量と、第2特徴量に基づいて固体燃料の流速を算出する。
固体燃料焚きボイラは、第1シャッター106A及び第2シャッター106Bが波動又は放射線を遮蔽する時刻に基づいて算出した流量で、固体燃料供給量を計測する。これにより、固体燃料焚きボイラは、搬送管内の設置工事が不要で、搬送管内部の水分などから影響を受けにくい吸収法により、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
また、固体燃料焚きボイラの固体燃料は微粉炭であり、供給した石炭を粉砕して微粉炭を生成する粉砕手段を備え、搬送管は、1台の粉砕手段に対して複数本接続されて、それぞれ1次空気A1によって微粉炭を気流搬送し、固体燃料焚きボイラは、粉砕手段で粉砕して生成した微粉炭を各搬送管に分配して各固体燃料ノズルから火炉78内に噴射して、燃焼用空気の供給下において燃焼する。
固体燃料焚きボイラは、搬送管内の設置工事が不要で、搬送管内部の水分などから影響を受けにくい吸収法により微粉炭供給量に相関する値を計測することにより、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
本開示に係る固体燃料供給量計測装置は、搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第1放射部と、搬送管の外部から波動又は放射線を検出する第1検出部と、第1放射部と異なる位置に設けられ、当該搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第2放射部と、第2放射部から放射された波動又は放射線を当該搬送管の外部から検出する第2検出部と、第1検出部から検出された波動又は放射線の特徴量であり、固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第1特徴量を、特徴量と密度とが関連付けられた密度情報に照らし合わせて、固体燃料の密度を特定する第1密度特定部201と、第2検出部から検出された波動又は放射線の特徴量であり、固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第2特徴量を、密度情報に照らし合わせて、固体燃料の密度を特定する第2密度特定部202と、第1特徴量及び第2特徴量に基づいて固体燃料の流速を算出する算出部203と、第1密度特定部により特定された密度又は第2密度特定部により特定された密度に流速及び搬送管の断面積を乗算して、固体燃料供給量を計測する計測部204を備える。
固体燃料供給量計測装置は、搬送管の外部から放射した波動又は放射線を検出する吸収法により、固体燃料供給量を計測する。これにより、固体燃料供給量計測装置は、搬送管内の設置工事が不要で、搬送管内部の水分などから影響を受けにくい吸収法により、固体燃料の供給量を計測することができる。
本開示に係る燃焼方法は、1次空気A1によって固体燃料を気流搬送する搬送管と、各搬送管の先端側に接続されて火炉78内に臨むように設置された固体燃料ノズルを有する固体燃料バーナと、固体燃料バーナに1次空気A1以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、各燃焼用空気供給手段によって供給される燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給計測手段と、燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段を備え、固体燃料を各搬送管に分配して各固体燃料ノズルから火炉78内に噴射して、燃焼用空気の供給下において燃焼する固体燃料焚きボイラにおいて、各搬送管によって搬送される固体燃料供給量に相関する値を個別に計測する吸収法によるステップと、吸収法によって計測された固体燃料供給量に相関する値と、燃焼用空気供給計測手段によって計測された当該搬送管に接続されている固体燃料バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、固体燃料供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信するステップを有する。
燃焼方法のユーザは、燃焼方法を用いると、固体燃料焚きボイラにおいて、搬送管内の設置工事が不要で、搬送管内部の水分などから影響を受けにくい吸収法で固体燃料供給量に相関する値を計測することにより、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
本開示に係るプログラムは、1次空気A1によって固体燃料を気流搬送する搬送管と、各搬送管の先端側に接続されて火炉78内に臨むように設置された固体燃料ノズルを有する固体燃料バーナと、固体燃料バーナに1次空気A1以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、各燃焼用空気供給手段によって供給される燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給計測手段と、燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段を備え、固体燃料を各搬送管に分配して各固体燃料ノズルから火炉78内に噴射して、燃焼用空気の供給下において燃焼する固体燃料焚きボイラのコンピュータを、各搬送管によって搬送される固体燃料供給量に相関する値を個別に計測する吸収法によるステップと、吸収法によって計測された固体燃料供給量に相関する値と、燃焼用空気供給計測手段によって計測された当該搬送管に接続されている固体燃料バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、固体燃料供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信するステップとして実行させる。
プログラムのユーザは、プログラムを実行させると、固体燃料焚きボイラのコンピュータを、搬送管内の設置工事が不要で、搬送管内部の水分などから影響を受けにくい吸収法で固体燃料供給量に相関する値を計測することにより、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
〈第2の実施形態〉
以下、第2の実施形態に係る微粉炭焚き燃焼システムについて説明する。
第2の実施形態に係る微粉炭焚き燃焼システムの構成は、第1シャッター106A及び第2シャッター106Bを備えず、クロック(図示しない)を備える構成である。
また、第2の実施形態に係る第1検出装置101及び第2検出装置102は、送炭管43の周方向の複数の異なる位置から波動又は放射線を放射し、送炭管43の周方向の複数の異なる位置から波動又は放射線を検出する。
クロックは時間を示す信号を第1検出装置101及び第2検出装置102に送信する装置である。
第1検出装置101及び第2検出装置102は、クロックと有線又は無線で接続する。第1検出装置101及び第2検出装置102はクロックから送信された信号に基づいて、基準時間T0を設定する。
微粉炭焚き燃焼システムは、クロックの代わりにネットワーク環境に接続して、標準時刻を示す信号を受け入れて基準時間T0を設定しても良い。
図12は、第2の実施形態に係る第1検出装置101の構成を示す図である。
図12に示すように、第1検出装置101は2個設けられている。ここで、ガンマ線源103Aと検出器105Aを結ぶ線分と、ガンマ線源103Cと検出器105Cを結ぶ線分は直交する。第2検出装置102は、図示しないが、第1検出装置101と同様な態様で2個設けられている。
第1密度特定部201は、2個の第1検出装置101が検出した波動又は放射線の特徴量を、密度情報に照らし合わせて特定した値を演算して、固体燃料の密度を特定する。例えば、第1密度特定部201は、密度情報に照らし合わせて特定した多方向に係る2つの値を、CT(Computed Tomography)方式で演算することにより、固体燃料の密度として特定する。また、第2密度特定部202は、2個の第2検出装置102が検出した波動又は放射線の特徴量を、密度情報に照らし合わせて特定した値を演算して、固体燃料の密度を特定する。
第1密度特定部201は、複数の第1検出装置101が検出した特徴量に基づいて密度を特定するため、1つの特徴量に基づいて密度を特定する場合に比べて精度の高い密度を特定することができる。
微粉炭焚き燃焼システムは複数の第1検出装置101を備えずに、搬送管の周方向に移動できる1つの第1検出装置101を備えても良い。この場合、第1検出装置101のガンマ線源103Aは、周方向に移動しながら複数の波動又は放射線を放射する。また、第1検出装置101の及び検出器105Aは、周方向に移動しながら複数の波動又は放射線を検出する。また、微粉炭焚き燃焼システムは、第1検出装置101と同様に、移動できる1つの第2検出装置102を備える。
この場合、第1密度特定部201は、密度情報に照らし合わせて特定した多方向に係る複数の値を、CT方式で演算することにより、固体燃料の密度として特定する。
このように構成することにより、微粉炭焚き燃焼システムは複数の第1検出装置101及び複数の第2検出装置102を備えなくても、波動又は放射線の複数の特徴量に基づいて密度を特定することができる。
《作用・効果》
本開示に係る固体燃料焚きボイラの第1放射部は、送炭管43の周方向の複数の異なる位置から波動又は放射線を放射し、第1検出部は、搬送管の周方向の複数の異なる位置から波動又は放射線を検出し、第1密度特定部201は、第1検出部から検出された複数の波動又は放射線の特徴量を密度情報に照らし合わせて特定した複数の値を演算して、固体燃料の密度を特定する。
第1密度特定部201は、複数の特徴量に基づいて密度を特定するため、1つの特徴量に基づいて密度を特定する場合に比べて精度の高い密度を特定することができる。固体燃料焚きボイラは、精度の高く特定された密度により固体燃料供給量を計測でき、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
また、固体燃料焚きボイラの第1放射部は周方向に移動でき、第1検出部は周方向に移動できる。
第1密度特定部201は、第1検出装置101が移動することにより検出した複数の特徴量に基づいて密度を特定するため、1つの特徴量に基づいて密度を特定する場合に比べて精度の高い密度を特定することができる。固体燃料焚きボイラは、精度の高く特定された密度により固体燃料供給量を計測でき、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
また、固体燃料焚きボイラの固体燃料供給量計測手段は、第1放射部及び第1検出部の対を複数備え、少なくとも第1放射部及び第1検出部の対を結ぶ線分は、他の第1放射部及び第1検出部の対を結ぶ線分と交差する。
第1密度特定部201は、複数の第1検出装置101が検出した複数の特徴量に基づいて密度を特定するため、1つの特徴量に基づいて密度を特定する場合に比べて精度の高い密度を特定することができる。固体燃料焚きボイラは、精度の高く特定された密度により固体燃料供給量を計測でき、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
〈第3の実施形態〉
以下、第3の実施形態に係る微粉炭焚き燃焼システムについて説明する。
第3の実施形態に係る制御装置200の構成は、第1の実施形態に係る制御装置200の構成に加えて、学習部206を備える。
学習部206は、複数の搬送管のそれぞれの微粉炭の流量及び燃焼用空気の供給量を説明変数とし、火炉78の酸素濃度、微粉炭の燃焼により発生する窒素酸化物、微粉炭の燃焼により発生する一酸化炭素及び微粉炭の未燃分の量のうち少なくとも1つとを説明変数とし、バーナ空気比又は燃焼用空気供給量を目的変数として、学習して学習済みモデルを生成する。また、学習部206は生成した学習済みモデルを記憶部205に記録する。記憶部205は記憶手段の一例である。
微粉炭焚き燃焼システムは、記憶部205が記憶している学習済みモデルに基づいて燃焼用空気供給量調整手段64に制御信号を送信することにより、各バーナ61への燃焼用空気の供給量を個別に調整する。
学習部206は、リアルタイムで取得する上記説明変数及び上記目的変数に基づいて、既存の学習済みモデルを更新することにより、機械学習に係る学習済みモデルを生成しても良い。
《作用・効果》
本開示に係る固体燃料焚きボイラは、固体燃料供給量に相関する値及び燃焼用空気の供給量を説明変数とし、火炉78の酸素濃度、固体燃料の燃焼により発生する窒素酸化物、固体燃料の燃焼により発生する一酸化炭素及び固体燃料の未燃分の量のうち少なくとも1つとを説明変数とし、バーナ空気比又は燃焼用空気供給量を目的変数として、学習して生成される学習済みモデルを記憶する記憶手段と、を備え、空気供給量制御手段は、学習済みモデルに基づいて燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信する。
固体燃料焚きボイラは、複数の説明変数に基づいて生成された学習済みモデルに基づいて、燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信して、燃焼用空気を調整する。これにより、精度の高く特定された目的変数に基づいて、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
〈コンピュータ構成〉
図14は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ1100は、プロセッサ1110、メインメモリ1120、ストレージ1130、インタフェース1140を備える。
上述の制御装置200は、コンピュータ1100に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ1130に記憶されている。プロセッサ1110は、プログラムをストレージ1130から読み出してメインメモリ1120に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ1110は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ1120に確保する。
プログラムは、コンピュータ1100に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージ1130に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータ1100は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ1110によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。
ストレージ1130の例としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ1130は、コンピュータ1100のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース1140または通信回線を介してコンピュータに接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ1100に配信される場合、配信を受けたコンピュータ1100が当該プログラムをメインメモリ1120に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ1130は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能をストレージ1130に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
〈付記〉
各実施形態に記載の固体燃料焚きボイラは、例えば以下のように把握される。
(1)固体燃料焚きボイラは、1次空気A1によって固体燃料を気流搬送する搬送管と、各搬送管の先端側に接続されて火炉78内に臨むように設置された固体燃料ノズルを有する固体燃料バーナと、固体燃料バーナに1次空気A1以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、各燃焼用空気供給手段によって供給される燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給計測手段と、燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段を備え、固体燃料を各搬送管に分配して各固体燃料ノズルから火炉78内に噴射して、燃焼用空気の供給下において燃焼する固体燃料焚きボイラにおいて、各搬送管によって搬送される固体燃料供給量に相関する値を個別に計測する吸収法による固体燃料供給量計測手段と、吸収法による固体燃料供給量計測手段によって計測された固体燃料供給量に相関する値と、燃焼用空気供給計測手段によって計測された当該搬送管に接続されている固体燃料バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、固体燃料供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信する空気供給量制御手段を備える。
固体燃料焚きボイラは、搬送管内の設置工事が不要で、搬送管内部の水分などから影響を受けにくい吸収法で固体燃料供給量に相関する値を計測することにより、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
(2)また、固体燃料焚きボイラの吸収法による固体燃料供給量計測手段は、固体燃料供給量に相関する値として、固体燃料供給量を計測する。
固体燃料焚きボイラは、搬送管内の設置工事が不要で、搬送管内部の水分などから影響を受けにくい吸収法で固体燃料供給量を計測することにより、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
(3)また、固体燃料焚きボイラの固体燃料供給量計測手段は、搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第1放射部と、搬送管の外部から波動又は放射線を検出する第1検出部と、第1放射部と異なる位置に設けられ、当該搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第2放射部と、第2放射部から放射された波動又は放射線を当該搬送管の外部から検出する第2検出部と、第1検出部から検出された波動又は放射線の特徴量であり、固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第1特徴量を、特徴量と密度とが関連付けられた密度情報に照らし合わせて、固体燃料の密度を特定する第1密度特定部201と、第2検出部から検出された波動又は放射線の特徴量であり、固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第2特徴量を、密度情報に照らし合わせて、固体燃料の密度を特定する第2密度特定部202と、第1特徴量及び第2特徴量に基づいて固体燃料の流速を算出する算出部203と、第1密度特定部により特定された密度又は第2密度特定部により特定された密度に流速及び搬送管の断面積を乗算して、固体燃料供給量を計測する計測部204を備える。
固体燃料焚きボイラは、搬送管の外部から放射した波動又は放射線を検出する吸収法により、固体燃料供給量を計測する。これにより、固体燃料焚きボイラは、搬送管内の設置工事が不要で、搬送管内部の水分などから影響を受けにくい吸収法により、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
(4)また、固体燃料焚きボイラは、第1放射部と搬送管の間に移動でき、当該第1放射部と当該搬送管の間で第1放射部から放射される波動又は放射線を遮蔽する第1シャッター106Aと、第2放射部と搬送管の間に移動でき、当該第2放射部と当該搬送管の間で第2放射部から放射される波動又は放射線を遮蔽する第2シャッター106Bを備え、算出部203は、第1シャッター106Aが波動又は放射線を遮蔽した時刻と、第2シャッター106Bが波動又は放射線を遮蔽した時刻と、第1特徴量と、第2特徴量に基づいて固体燃料の流速を算出する。
固体燃料焚きボイラは、第1シャッター106A及び第2シャッター106Bが波動又は放射線を遮蔽する時刻に基づいて算出した流量で、固体燃料供給量を計測する。これにより、固体燃料焚きボイラは、搬送管内の設置工事が不要で、搬送管内部の水分などから影響を受けにくい吸収法により、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
(5)本開示に係る固体燃料供給量計測装置は、搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第1放射部と、搬送管の外部から波動又は放射線を検出する第1検出部と、第1放射部と異なる位置に設けられ、当該搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第2放射部と、第2放射部から放射された波動又は放射線を当該搬送管の外部から検出する第2検出部と、第1検出部から検出された波動又は放射線の特徴量であり、固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第1特徴量を、特徴量と密度とが関連付けられた密度情報に照らし合わせて、固体燃料の密度を特定する第1密度特定部201と、第2検出部から検出された波動又は放射線の特徴量であり、固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第2特徴量を、密度情報に照らし合わせて、固体燃料の密度を特定する第2密度特定部202と、第1特徴量及び第2特徴量に基づいて固体燃料の流速を算出する算出部203と、第1密度特定部により特定された密度又は第2密度特定部により特定された密度に流速及び搬送管の断面積を乗算して、固体燃料供給量を計測する計測部204を備える。
固体燃料供給量計測装置は、搬送管の外部から放射した波動又は放射線を検出する吸収法により、固体燃料供給量を計測する。これにより、固体燃料供給量計測装置は、搬送管内の設置工事が不要で、搬送管内部の水分などから影響を受けにくい吸収法により、固体燃料の供給量を計測することができる。
(6)本開示に係る燃焼方法は、1次空気A1によって固体燃料を気流搬送する搬送管と、各搬送管の先端側に接続されて火炉78内に臨むように設置された固体燃料ノズルを有する固体燃料バーナと、固体燃料バーナに1次空気A1以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、各燃焼用空気供給手段によって供給される燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給計測手段と、燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段を備え、固体燃料を各搬送管に分配して各固体燃料ノズルから火炉78内に噴射して、燃焼用空気の供給下において燃焼する固体燃料焚きボイラにおいて、各搬送管によって搬送される固体燃料供給量に相関する値を個別に計測する吸収法によるステップと、吸収法によって計測された固体燃料供給量に相関する値と、燃焼用空気供給計測手段によって計測された当該搬送管に接続されている固体燃料バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、固体燃料供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信するステップを有する。
燃焼方法のユーザは、燃焼方法を用いると、固体燃料焚きボイラにおいて、搬送管内の設置工事が不要で、搬送管内部の水分などから影響を受けにくい吸収法で固体燃料供給量に相関する値を計測することにより、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
(7)本開示に係るプログラムは、1次空気A1によって固体燃料を気流搬送する搬送管と、各搬送管の先端側に接続されて火炉78内に臨むように設置された固体燃料ノズルを有する固体燃料バーナと、固体燃料バーナに1次空気A1以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、各燃焼用空気供給手段によって供給される燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給計測手段と、燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段を備え、固体燃料を各搬送管に分配して各固体燃料ノズルから火炉78内に噴射して、燃焼用空気の供給下において燃焼する固体燃料焚きボイラのコンピュータを、各搬送管によって搬送される固体燃料供給量に相関する値を個別に計測する吸収法によるステップと、吸収法によって計測された固体燃料供給量に相関する値と、燃焼用空気供給計測手段によって計測された当該搬送管に接続されている固体燃料バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、固体燃料供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信するステップとして実行させる。
プログラムのユーザは、プログラムを実行させると、固体燃料焚きボイラのコンピュータを、搬送管内の設置工事が不要で、搬送管内部の水分などから影響を受けにくい吸収法で固体燃料供給量に相関する値を計測することにより、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
(8)本開示に係る固体燃料焚きボイラの第1放射部は、搬送管の周方向の複数の異なる位置から波動又は放射線を放射し、第1検出部は、搬送管の周方向の複数の異なる位置から波動又は放射線を検出し、第1密度特定部201は、第1検出部から検出された複数の波動又は放射線の特徴量を密度情報に照らし合わせて特定した複数の値を演算して、固体燃料の密度を特定する。
第1密度特定部201は、複数の特徴量に基づいて密度を特定するため、1つの特徴量に基づいて密度を特定する場合に比べて精度の高い密度を特定することができる。固体燃料焚きボイラは、精度の高く特定された密度により固体燃料供給量を計測でき、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
(9)また、固体燃料焚きボイラの第1放射部は周方向に移動でき、第1検出部は周方向に移動できる。
第1密度特定部201は、第1検出装置101が移動することにより検出した複数の特徴量に基づいて密度を特定するため、1つの特徴量に基づいて密度を特定する場合に比べて精度の高い密度を特定することができる。固体燃料焚きボイラは、精度の高く特定された密度により固体燃料供給量を計測でき、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
(10)また、固体燃料焚きボイラの固体燃料供給量計測手段は、第1放射部及び第1検出部の対を複数備え、少なくとも第1放射部及び第1検出部の対を結ぶ線分は、他の第1放射部及び第1検出部の対を結ぶ線分と交差する。
第1密度特定部201は、複数の第1検出装置101が検出した複数の特徴量に基づいて密度を特定するため、1つの特徴量に基づいて密度を特定する場合に比べて精度の高い密度を特定することができる。固体燃料焚きボイラは、精度の高く特定された密度により固体燃料供給量を計測でき、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
(11)本開示に係る固体燃料焚きボイラは、固体燃料供給量に相関する値及び燃焼用空気の供給量を説明変数とし、火炉78の酸素濃度、固体燃料の燃焼により発生する窒素酸化物、固体燃料の燃焼により発生する一酸化炭素及び固体燃料の未燃分の量のうち少なくとも1つとを説明変数とし、バーナ空気比又は燃焼用空気供給量を目的変数として、学習して生成される学習済みモデルを記憶する記憶手段と、を備え、空気供給量制御手段は、学習済みモデルに基づいて燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信する。
固体燃料焚きボイラは、複数の説明変数に基づいて生成された学習済みモデルに基づいて、燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信して、燃焼用空気を調整する。これにより、精度の高く特定された目的変数に基づいて、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
(12)固体燃料焚きボイラの固体燃料は微粉炭であり、供給した石炭を粉砕して微粉炭を生成する粉砕手段を備え、搬送管は、1台の粉砕手段に対して複数本接続されて、それぞれ1次空気A1によって微粉炭を気流搬送し、固体燃料焚きボイラは、粉砕手段で粉砕して生成した微粉炭を各搬送管に分配して各固体燃料ノズルから火炉78内に噴射して、燃焼用空気の供給下において燃焼する。
固体燃料焚きボイラは、搬送管内の設置工事が不要で、搬送管内部の水分などから影響を受けにくい吸収法により微粉炭供給量に相関する値を計測することにより、燃焼用空気の供給量を調整することができる。
43 送炭管
101 第1検出装置
102 第2検出装置
103 ガンマ線源
104 防熱板
105 検出器
106 シャッター
200 制御装置
201 第1密度特定部
202 第2密度特定部
203 算出部
204 計測部
205 記憶部
206 学習部
1100 コンピュータ
1110 プロセッサ
1120 メインメモリ
1130 ストレージ
1140 インタフェース

Claims (12)

  1. 1次空気によって固体燃料を気流搬送する搬送管と、
    各搬送管の先端側に接続されて火炉内に臨むように設置された固体燃料ノズルを有する固体燃料バーナと、
    前記固体燃料バーナに前記1次空気以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、
    各燃焼用空気供給手段によって供給される前記燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給計測手段と、
    前記燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、
    バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段を備え、
    前記固体燃料を前記各搬送管に分配して前記各固体燃料ノズルから前記火炉内に噴射して、前記燃焼用空気の供給下において燃焼する固体燃料焚きボイラにおいて、
    前記各搬送管によって搬送される固体燃料供給量に相関する値を個別に計測する吸収法による固体燃料供給量計測手段と、
    前記吸収法による固体燃料供給量計測手段によって計測された固体燃料供給量に相関する値と、前記燃焼用空気供給計測手段によって計測された当該搬送管に接続されている前記固体燃料バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、前記バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、前記固体燃料供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、前記燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信する空気供給量制御手段と、
    を備える固体燃料焚きボイラ。
  2. 前記吸収法による固体燃料供給量計測手段は、前記固体燃料供給量に相関する値として、固体燃料供給量を計測する
    請求項1に記載の固体燃料焚きボイラ。
  3. 前記固体燃料供給量計測手段は、
    前記搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第1放射部と、
    前記搬送管の外部から前記波動又は前記放射線を検出する第1検出部と、
    前記第1放射部と異なる位置に設けられ、当該搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第2放射部と、
    前記第2放射部から放射された前記波動又は前記放射線を当該搬送管の外部から検出する第2検出部と、
    前記第1検出部から検出された前記波動又は前記放射線の特徴量であり、前記固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第1特徴量を、前記特徴量と密度とが関連付けられた密度情報に照らし合わせて、前記固体燃料の密度を特定する第1密度特定部と、
    前記第2検出部から検出された前記波動又は前記放射線の特徴量であり、前記固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第2特徴量を、前記密度情報に照らし合わせて、前記固体燃料の密度を特定する第2密度特定部と、
    前記第1特徴量及び前記第2特徴量に基づいて前記固体燃料の流速を算出する算出部と、
    前記第1密度特定部により特定された前記密度又は前記第2密度特定部により特定された前記密度に前記流速及び前記搬送管の断面積を乗算して、前記固体燃料供給量を計測する計測部を備える
    請求項1又は請求項2に記載の固体燃料焚きボイラ。
  4. 前記第1放射部は、前記搬送管の周方向の複数の異なる位置から前記波動又は前記放射線を放射し、
    前記第1検出部は、前記搬送管の周方向の複数の異なる位置から前記波動又は前記放射線を検出し、
    前記第1密度特定部は、前記第1検出部から検出された複数の前記波動又は前記放射線の特徴量を前記密度情報に照らし合わせて特定した複数の値を演算して、前記固体燃料の密度を特定する
    請求項3に記載の固体燃料焚きボイラ。
  5. 前記第1放射部は前記周方向に移動でき、
    前記第1検出部は前記周方向に移動できる
    請求項4に記載の固体燃料焚きボイラ。
  6. 前記固体燃料供給量計測手段は、前記第1放射部及び前記第1検出部の対を複数備え、
    少なくとも前記第1放射部及び前記第1検出部の対を結ぶ線分は、他の前記第1放射部及び前記第1検出部の対を結ぶ線分と交差する
    請求項4に記載の固体燃料焚きボイラ。
  7. 前記第1放射部と前記搬送管の間に移動でき、当該第1放射部と当該搬送管の間で前記第1放射部から放射される前記波動又は前記放射線を遮蔽する第1シャッターと、
    前記第2放射部と前記搬送管の間に移動でき、当該第2放射部と当該搬送管の間で前記第2放射部から放射される前記波動又は前記放射線を遮蔽する第2シャッターと、を備え、
    前記算出部は、前記第1シャッターが前記波動又は前記放射線を遮蔽した時刻と、前記第2シャッターが前記波動又は前記放射線を遮蔽した時刻と、前記第1特徴量と、前記第2特徴量に基づいて前記固体燃料の流速を算出する、
    請求項3から請求項6の何れか1項に記載の固体燃料焚きボイラ。
  8. 前記固体燃料供給量に相関する値及び前記燃焼用空気の供給量を説明変数とし、前記火炉の酸素濃度、前記固体燃料の燃焼により発生する窒素酸化物、前記固体燃料の燃焼により発生する一酸化炭素及び前記固体燃料の未燃分の量のうち少なくとも1つとを説明変数とし、前記バーナ空気比又は前記燃焼用空気供給量を目的変数として、学習して生成される学習済みモデルを記憶する記憶手段と、を備え、
    前記空気供給量制御手段は、前記学習済みモデルに基づいて前記燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信する
    請求項1に記載の固体燃料焚きボイラ。
  9. 前記固体燃料は微粉炭であり、
    供給した石炭を粉砕して前記微粉炭を生成する粉砕手段を備え、
    前記搬送管は、1台の前記粉砕手段に対して複数本接続されて、それぞれ前記1次空気によって前記微粉炭を気流搬送し、
    前記固体燃料焚きボイラは、前記粉砕手段で粉砕して生成した前記微粉炭を前記各搬送管に分配して前記各固体燃料ノズルから前記火炉内に噴射して、前記燃焼用空気の供給下において燃焼する、
    請求項1から請求項6の何れか1項に記載の固体燃料焚きボイラ。
  10. 固体燃料が搬送される搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第1放射部と、
    前記搬送管の外部から前記波動又は前記放射線を検出する第1検出部と、
    前記第1放射部と異なる位置に設けられ、当該搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第2放射部と、
    前記第2放射部から放射された前記波動又は前記放射線を当該搬送管の外部から検出する第2検出部と、
    前記第1検出部から検出された前記波動又は前記放射線の特徴量であり、前記固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第1特徴量を、前記特徴量と密度とが関連付けられた密度情報に照らし合わせて、前記固体燃料の密度を特定する第1密度特定部と、
    前記第2検出部から検出された前記波動又は前記放射線の特徴量であり、前記固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第2特徴量を、前記密度情報に照らし合わせて、前記固体燃料の密度を特定する第2密度特定部と、
    前記第1特徴量及び前記第2特徴量に基づいて前記固体燃料の流速を算出する算出部と、
    前記第1密度特定部により特定された前記密度又は前記第2密度特定部により特定された前記密度に前記流速及び前記搬送管の断面積を乗算して、固体燃料供給量を計測する計測部と、
    を備える固体燃料供給量計測装置。
  11. 1次空気によって固体燃料を気流搬送する搬送管と、各搬送管の先端側に接続されて火炉内に臨むように設置された固体燃料ノズルを有する固体燃料バーナと、前記固体燃料バーナに前記1次空気以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、各燃焼用空気供給手段によって供給される前記燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給計測手段と、前記燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段を備え、前記固体燃料を前記各搬送管に分配して前記各固体燃料ノズルから前記火炉内に噴射して、前記燃焼用空気の供給下において燃焼する固体燃料焚きボイラにおいて、
    前記各搬送管によって搬送される固体燃料供給量に相関する値を個別に計測する吸収法によるステップと、
    前記吸収法によって計測された固体燃料供給量に相関する値と、前記燃焼用空気供給計測手段によって計測された当該搬送管に接続されている前記固体燃料バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、前記バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、前記固体燃料供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、前記燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信するステップと、
    を有する燃焼方法。
  12. 1次空気によって固体燃料を気流搬送する搬送管と、各搬送管の先端側に接続されて火炉内に臨むように設置された固体燃料ノズルを有する固体燃料バーナと、前記固体燃料バーナに前記1次空気以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、各燃焼用空気供給手段によって供給される前記燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給計測手段と、前記燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段を備え、前記固体燃料を前記各搬送管に分配して前記各固体燃料ノズルから前記火炉内に噴射して、前記燃焼用空気の供給下において燃焼する固体燃料焚きボイラのコンピュータを、
    前記各搬送管によって搬送される固体燃料供給量に相関する値を個別に計測する吸収法によるステップと、
    前記吸収法によって計測された固体燃料供給量に相関する値と、前記燃焼用空気供給計測手段によって計測された当該搬送管に接続されている前記固体燃料バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、前記バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、前記固体燃料供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、前記燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信するステップと、
    として実行させるプログラム。
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