JP2021181856A - 固体燃料焚きボイラ、固体燃料供給量計測装置、燃焼方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本開示の目的は、上述した課題を解決する固体燃料焚きボイラ、固体燃料供給量計測装置、燃焼方法及びプログラムを提供することにある。
(1)微粉炭焚き燃焼システムの構成
図1は、微粉炭焚き燃焼システムの一例を示す概略構成図である。微粉炭は固体燃料の一例である。固体燃料の他の例としては、バイオマス、固体廃棄物等が挙げられる。
図1に示すように、押込送風機1により送り込まれた空気Aは1次空気A1と2次空気A2に分岐され、1次空気A1は冷空気として1次空気押込送風機2により直接竪型ローラ粉砕機3に送られるものと、燃焼排ガス式空気予熱器4により加熱されて温空気として竪型ローラ粉砕機3に送られるものとに分岐される。そして冷空気と温空気は混合空気が適温になるように混合調整されて、竪型ローラ粉砕機3に供給される。竪型ローラ粉砕機3は粉砕手段の一例である。
図2は、竪型ローラ粉砕機3の一例を示す概略構成図である。
各送炭管43の途中には、微粉炭流量計51が付設されている。微粉炭流量計51は、固体燃料供給量計測装置又は固体燃料供給量計測手段の一例である。微粉炭流量計51は、第1検出装置101と、第2検出装置102と、制御装置200を備えるが、図3においては、簡略化して示している。微粉炭流量計51の詳細な構成は図8に示して、後述する。微粉炭の流量は、微粉炭の流量に相関する値の一例である。
この実施形態の場合、微粉炭焚きボイラ9の缶前に例えば4本の微粉炭バーナ61a〜61dが、缶後にはそれと対向するように4本の微粉炭バーナ61e〜61hが夫々設置されている。微粉炭バーナ61は固定燃料バーナの一例である。粉砕機3は缶前用と缶後用の2台が備えられ、缶前用粉砕機3aから延びている4本の送炭管43a〜43dは夫々微粉炭バーナ61a〜61dに接続され、缶後用粉砕機3bから延びている4本の送炭管43e〜43hは夫々微粉炭バーナ61e〜61hに接続されている。
の偏差に基づいて、バーナ空気比設定手段によって設定されている空気比が維持できるように、微粉炭供給量に見合う燃焼用空気供給量をバーナ毎に個別に演算して、各燃焼用空気供給量調整手段64に制御信号を送信することにより、各バーナ61への燃焼用空気の供給量を個別に調整するものである。
図8は、微粉炭流量計51の構成を示す図である。
微粉炭流量計51は、第1検出装置101と、第2検出装置102と、制御装置200を備える。第1検出装置101と制御装置200は有線又は無線で接続する。また、第2検出装置102と制御装置200は有線又は無線で接続する。
第1検出装置101と、第2検出装置102は、送炭管43の外部から放射された波動又は放射線を検出する装置である。
第2検出装置102は、第1検出装置とは異なる位置に設けられる。異なる位置とは、搬送管の第1検出装置101の上流あるいは下流側の位置である。また、第1検出装置101及び第2検出装置102は送炭管43の直管部に設けられる。すなわち、第1検出装置101と第2検出装置102の間には、送炭管43の管曲がり部が含まれない。第1検出装置101及び第2検出装置102が設けられる直管部の例としては、送炭管43の直径に10を乗算して得られる値以上の長さの直管部が挙げられる。但し、送炭管43への波動又は放射線の放射及び検出の角度を、送炭管43内の偏流の影響を考慮して平均情報を取得できる角度を予め選定しておく場合は、第1検出装置101及び第2検出装置102は直管部に設けなくても良い。
検出器105A及び検出器105Bは、図8に示すように、ガンマ線源103A及びガンマ線源103Bと対向する位置に配置される。
送炭管43における微粉炭の密度が高くなるほど、微粉炭混合気が吸収、散乱、反射するガンマ線の量は多くなる。すなわち、微粉炭の密度が高くなるほど、検出器105A及び検出器105Bが検出するガンマ線の強度は低くなる。
以下、制御装置200の構成について説明する。
制御装置200は、第1検出装置101及び第2検出装置102からガンマ線の強度又は、ガンマ線の強度に相関する信号を受け入れて微粉炭の流量を算出する装置である。微粉炭の流量は、固体燃料供給量の一例である。
制御装置200は、第1密度特定部201と、第2密度特定部202と、算出部203と、計測部204と、記憶部205を備える。
ガンマ線源103と検出器105との間に、既知の密度の校正用シートを挿入する。校正用シートの材質の例としては、樹脂などが挙げられる。例えば、密度550kg/cm3程度の微粉炭混合気の場合、校正用シートは密度910kg/cm3のポリプロピレンで、厚さが0.5mmから2mmのものが望ましい。これにより検出された第1特徴量又は第2特徴量と既知の密度を関連付ける。また、微粉炭の流量が0の場合に検出された第1特徴量又は第2特徴量を0の値と関連付ける。これにより、ユーザは密度情報を特定することができる。校正用シートを厚さの異なるもので複数個用意して密度情報を特定しても良い。また、送炭管43の壁面によるガンマ線の減衰量を測定して密度情報に反映させても良い。
図10に示すように、時間によって搬送される微粉炭の密度が変化するため、時間により第1特徴量及び第2特徴量は変化する。送炭管43において微粉炭がB方向に搬送されるため、第1特徴量と第2特徴量は同様又は類似の波形をなす。例えば、第1特徴量は時間T1で高い波形を示す。第2特徴量は時間T2で高い波形を示す。これにより、送炭管43の微粉炭は、第1特徴量を検出した第1検出装置101と第2特徴量を検出した第2検出装置102との間を、時間T2から時間T1を減算した時間で搬送されたことが判る。そのため、算出部203は、第1検出装置101と第2検出装置102の間の距離を時間T2と時間T1との時間差で除算することにより、微粉炭の流速を算出することができる。
基準時間T0は制御装置200が第1シャッター106A及び第2シャッター106Bを同時に動かすことにより設定される。すなわち、第1シャッター106A及び第2シャッター106Bによるガンマ線の遮蔽が同時に解除されることにより、第1検出装置101及び第2検出装置102が第1特徴量及び第2特徴量の検出を同時刻である基準時間T0から検出することができる。
微粉炭焚き燃焼システムは表示装置を備えて、計測部204が算出した微粉炭の流量をリアルタイムで表示しても良い。表示装置の例としては、ディスプレイ装置が挙げられる。
以下、微粉炭焚き燃焼システムの動作のうち、微粉炭流量計51の動作について説明する。
図11は微粉炭焚き燃焼システムの動作のうち、微粉炭流量計51の動作を示すフローチャートである。
検出器105A及び検出器105Bは、ガンマ線源103A及びガンマ線源103Bから放射されたガンマ線を検出する(ステップS2)。
第2密度特定部202は、検出器105Bから受け入れた信号が示す第1特徴量を密度情報に照らし合わせて密度を特定する(ステップS4)。
計測部204は、第1密度特定部201が特定した密度又は第2密度特定部202が特定した密度に算出部203が算出した流速と搬送管の断面積を乗算して微粉炭の流量を算出する(ステップS6)。
本開示に係る固体燃料焚きボイラは、1次空気A1によって固体燃料を気流搬送する搬送管と、各搬送管の先端側に接続されて火炉78内に臨むように設置された固体燃料ノズルを有する固体燃料バーナと、固体燃料バーナに1次空気A1以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、各燃焼用空気供給手段によって供給される燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給計測手段と、燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段を備え、固体燃料を各搬送管に分配して各固体燃料ノズルから火炉78内に噴射して、燃焼用空気の供給下において燃焼する固体燃料焚きボイラにおいて、各搬送管によって搬送される固体燃料供給量に相関する値を個別に計測する吸収法による固体燃料供給量計測手段と、吸収法による固体燃料供給量計測手段によって計測された固体燃料供給量に相関する値と、燃焼用空気供給計測手段によって計測された当該搬送管に接続されている固体燃料バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、固体燃料供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信する空気供給量制御手段を備える。
以下、第2の実施形態に係る微粉炭焚き燃焼システムについて説明する。
第2の実施形態に係る微粉炭焚き燃焼システムの構成は、第1シャッター106A及び第2シャッター106Bを備えず、クロック(図示しない)を備える構成である。
また、第2の実施形態に係る第1検出装置101及び第2検出装置102は、送炭管43の周方向の複数の異なる位置から波動又は放射線を放射し、送炭管43の周方向の複数の異なる位置から波動又は放射線を検出する。
第1検出装置101及び第2検出装置102は、クロックと有線又は無線で接続する。第1検出装置101及び第2検出装置102はクロックから送信された信号に基づいて、基準時間T0を設定する。
微粉炭焚き燃焼システムは、クロックの代わりにネットワーク環境に接続して、標準時刻を示す信号を受け入れて基準時間T0を設定しても良い。
図12に示すように、第1検出装置101は2個設けられている。ここで、ガンマ線源103Aと検出器105Aを結ぶ線分と、ガンマ線源103Cと検出器105Cを結ぶ線分は直交する。第2検出装置102は、図示しないが、第1検出装置101と同様な態様で2個設けられている。
この場合、第1密度特定部201は、密度情報に照らし合わせて特定した多方向に係る複数の値を、CT方式で演算することにより、固体燃料の密度として特定する。
このように構成することにより、微粉炭焚き燃焼システムは複数の第1検出装置101及び複数の第2検出装置102を備えなくても、波動又は放射線の複数の特徴量に基づいて密度を特定することができる。
本開示に係る固体燃料焚きボイラの第1放射部は、送炭管43の周方向の複数の異なる位置から波動又は放射線を放射し、第1検出部は、搬送管の周方向の複数の異なる位置から波動又は放射線を検出し、第1密度特定部201は、第1検出部から検出された複数の波動又は放射線の特徴量を密度情報に照らし合わせて特定した複数の値を演算して、固体燃料の密度を特定する。
以下、第3の実施形態に係る微粉炭焚き燃焼システムについて説明する。
第3の実施形態に係る制御装置200の構成は、第1の実施形態に係る制御装置200の構成に加えて、学習部206を備える。
本開示に係る固体燃料焚きボイラは、固体燃料供給量に相関する値及び燃焼用空気の供給量を説明変数とし、火炉78の酸素濃度、固体燃料の燃焼により発生する窒素酸化物、固体燃料の燃焼により発生する一酸化炭素及び固体燃料の未燃分の量のうち少なくとも1つとを説明変数とし、バーナ空気比又は燃焼用空気供給量を目的変数として、学習して生成される学習済みモデルを記憶する記憶手段と、を備え、空気供給量制御手段は、学習済みモデルに基づいて燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信する。
図14は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ1100は、プロセッサ1110、メインメモリ1120、ストレージ1130、インタフェース1140を備える。
上述の制御装置200は、コンピュータ1100に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ1130に記憶されている。プロセッサ1110は、プログラムをストレージ1130から読み出してメインメモリ1120に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ1110は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ1120に確保する。
各実施形態に記載の固体燃料焚きボイラは、例えば以下のように把握される。
101 第1検出装置
102 第2検出装置
103 ガンマ線源
104 防熱板
105 検出器
106 シャッター
200 制御装置
201 第1密度特定部
202 第2密度特定部
203 算出部
204 計測部
205 記憶部
206 学習部
1100 コンピュータ
1110 プロセッサ
1120 メインメモリ
1130 ストレージ
1140 インタフェース
Claims (12)
- 1次空気によって固体燃料を気流搬送する搬送管と、
各搬送管の先端側に接続されて火炉内に臨むように設置された固体燃料ノズルを有する固体燃料バーナと、
前記固体燃料バーナに前記1次空気以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、
各燃焼用空気供給手段によって供給される前記燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給計測手段と、
前記燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、
バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段を備え、
前記固体燃料を前記各搬送管に分配して前記各固体燃料ノズルから前記火炉内に噴射して、前記燃焼用空気の供給下において燃焼する固体燃料焚きボイラにおいて、
前記各搬送管によって搬送される固体燃料供給量に相関する値を個別に計測する吸収法による固体燃料供給量計測手段と、
前記吸収法による固体燃料供給量計測手段によって計測された固体燃料供給量に相関する値と、前記燃焼用空気供給計測手段によって計測された当該搬送管に接続されている前記固体燃料バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、前記バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、前記固体燃料供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、前記燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信する空気供給量制御手段と、
を備える固体燃料焚きボイラ。 - 前記吸収法による固体燃料供給量計測手段は、前記固体燃料供給量に相関する値として、固体燃料供給量を計測する
請求項1に記載の固体燃料焚きボイラ。 - 前記固体燃料供給量計測手段は、
前記搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第1放射部と、
前記搬送管の外部から前記波動又は前記放射線を検出する第1検出部と、
前記第1放射部と異なる位置に設けられ、当該搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第2放射部と、
前記第2放射部から放射された前記波動又は前記放射線を当該搬送管の外部から検出する第2検出部と、
前記第1検出部から検出された前記波動又は前記放射線の特徴量であり、前記固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第1特徴量を、前記特徴量と密度とが関連付けられた密度情報に照らし合わせて、前記固体燃料の密度を特定する第1密度特定部と、
前記第2検出部から検出された前記波動又は前記放射線の特徴量であり、前記固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第2特徴量を、前記密度情報に照らし合わせて、前記固体燃料の密度を特定する第2密度特定部と、
前記第1特徴量及び前記第2特徴量に基づいて前記固体燃料の流速を算出する算出部と、
前記第1密度特定部により特定された前記密度又は前記第2密度特定部により特定された前記密度に前記流速及び前記搬送管の断面積を乗算して、前記固体燃料供給量を計測する計測部を備える
請求項1又は請求項2に記載の固体燃料焚きボイラ。 - 前記第1放射部は、前記搬送管の周方向の複数の異なる位置から前記波動又は前記放射線を放射し、
前記第1検出部は、前記搬送管の周方向の複数の異なる位置から前記波動又は前記放射線を検出し、
前記第1密度特定部は、前記第1検出部から検出された複数の前記波動又は前記放射線の特徴量を前記密度情報に照らし合わせて特定した複数の値を演算して、前記固体燃料の密度を特定する
請求項3に記載の固体燃料焚きボイラ。 - 前記第1放射部は前記周方向に移動でき、
前記第1検出部は前記周方向に移動できる
請求項4に記載の固体燃料焚きボイラ。 - 前記固体燃料供給量計測手段は、前記第1放射部及び前記第1検出部の対を複数備え、
少なくとも前記第1放射部及び前記第1検出部の対を結ぶ線分は、他の前記第1放射部及び前記第1検出部の対を結ぶ線分と交差する
請求項4に記載の固体燃料焚きボイラ。 - 前記第1放射部と前記搬送管の間に移動でき、当該第1放射部と当該搬送管の間で前記第1放射部から放射される前記波動又は前記放射線を遮蔽する第1シャッターと、
前記第2放射部と前記搬送管の間に移動でき、当該第2放射部と当該搬送管の間で前記第2放射部から放射される前記波動又は前記放射線を遮蔽する第2シャッターと、を備え、
前記算出部は、前記第1シャッターが前記波動又は前記放射線を遮蔽した時刻と、前記第2シャッターが前記波動又は前記放射線を遮蔽した時刻と、前記第1特徴量と、前記第2特徴量に基づいて前記固体燃料の流速を算出する、
請求項3から請求項6の何れか1項に記載の固体燃料焚きボイラ。 - 前記固体燃料供給量に相関する値及び前記燃焼用空気の供給量を説明変数とし、前記火炉の酸素濃度、前記固体燃料の燃焼により発生する窒素酸化物、前記固体燃料の燃焼により発生する一酸化炭素及び前記固体燃料の未燃分の量のうち少なくとも1つとを説明変数とし、前記バーナ空気比又は前記燃焼用空気供給量を目的変数として、学習して生成される学習済みモデルを記憶する記憶手段と、を備え、
前記空気供給量制御手段は、前記学習済みモデルに基づいて前記燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信する
請求項1に記載の固体燃料焚きボイラ。 - 前記固体燃料は微粉炭であり、
供給した石炭を粉砕して前記微粉炭を生成する粉砕手段を備え、
前記搬送管は、1台の前記粉砕手段に対して複数本接続されて、それぞれ前記1次空気によって前記微粉炭を気流搬送し、
前記固体燃料焚きボイラは、前記粉砕手段で粉砕して生成した前記微粉炭を前記各搬送管に分配して前記各固体燃料ノズルから前記火炉内に噴射して、前記燃焼用空気の供給下において燃焼する、
請求項1から請求項6の何れか1項に記載の固体燃料焚きボイラ。 - 固体燃料が搬送される搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第1放射部と、
前記搬送管の外部から前記波動又は前記放射線を検出する第1検出部と、
前記第1放射部と異なる位置に設けられ、当該搬送管の外部から当該搬送管の内部へ波動又は放射線を放射する第2放射部と、
前記第2放射部から放射された前記波動又は前記放射線を当該搬送管の外部から検出する第2検出部と、
前記第1検出部から検出された前記波動又は前記放射線の特徴量であり、前記固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第1特徴量を、前記特徴量と密度とが関連付けられた密度情報に照らし合わせて、前記固体燃料の密度を特定する第1密度特定部と、
前記第2検出部から検出された前記波動又は前記放射線の特徴量であり、前記固体燃料の密度及びその変動に相関する特徴量である第2特徴量を、前記密度情報に照らし合わせて、前記固体燃料の密度を特定する第2密度特定部と、
前記第1特徴量及び前記第2特徴量に基づいて前記固体燃料の流速を算出する算出部と、
前記第1密度特定部により特定された前記密度又は前記第2密度特定部により特定された前記密度に前記流速及び前記搬送管の断面積を乗算して、固体燃料供給量を計測する計測部と、
を備える固体燃料供給量計測装置。 - 1次空気によって固体燃料を気流搬送する搬送管と、各搬送管の先端側に接続されて火炉内に臨むように設置された固体燃料ノズルを有する固体燃料バーナと、前記固体燃料バーナに前記1次空気以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、各燃焼用空気供給手段によって供給される前記燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給計測手段と、前記燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段を備え、前記固体燃料を前記各搬送管に分配して前記各固体燃料ノズルから前記火炉内に噴射して、前記燃焼用空気の供給下において燃焼する固体燃料焚きボイラにおいて、
前記各搬送管によって搬送される固体燃料供給量に相関する値を個別に計測する吸収法によるステップと、
前記吸収法によって計測された固体燃料供給量に相関する値と、前記燃焼用空気供給計測手段によって計測された当該搬送管に接続されている前記固体燃料バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、前記バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、前記固体燃料供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、前記燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信するステップと、
を有する燃焼方法。 - 1次空気によって固体燃料を気流搬送する搬送管と、各搬送管の先端側に接続されて火炉内に臨むように設置された固体燃料ノズルを有する固体燃料バーナと、前記固体燃料バーナに前記1次空気以外の燃焼用空気を個別に供給する燃焼用空気供給手段と、各燃焼用空気供給手段によって供給される前記燃焼用空気の供給量を個別に計測する燃焼用空気供給計測手段と、前記燃焼用空気の供給量を調整する燃焼用空気供給量調整手段と、バーナ空気比を設定するバーナ空気比設定手段を備え、前記固体燃料を前記各搬送管に分配して前記各固体燃料ノズルから前記火炉内に噴射して、前記燃焼用空気の供給下において燃焼する固体燃料焚きボイラのコンピュータを、
前記各搬送管によって搬送される固体燃料供給量に相関する値を個別に計測する吸収法によるステップと、
前記吸収法によって計測された固体燃料供給量に相関する値と、前記燃焼用空気供給計測手段によって計測された当該搬送管に接続されている前記固体燃料バーナに供給される燃焼用空気の供給量に基づいて、前記バーナ空気比設定手段によって設定されているバーナ空気比が維持できるように、前記固体燃料供給量に見合う燃焼用空気供給量を演算して、前記燃焼用空気供給量調整手段に制御指令信号を送信するステップと、
として実行させるプログラム。
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2020
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