JP2021180585A - Brushless motor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ブラシレスモータに関する。 The present invention relates to a brushless motor.
自動車などの車両に搭載されるサンルーフ装置などの駆動源としてブラシレスモータが知られている。ブラシレスモータには、一般的にSPM(Surface Permanent Magnet)とIPM(Interior Permanent Magnet)の2種類のタイプがある。SPMタイプのブラシレスモータにおいては、マグネットとしてセグメントマグネットやリングマグネットが使用されている。そして、リングマグネットの磁束を高める着磁方法として、リングマグネットの外周面に磁極が形成されるように着磁される極異方着磁が知られている。 Brushless motors are known as drive sources for sunroof devices mounted on vehicles such as automobiles. There are generally two types of brushless motors, SPM (Surface Permanent Magnet) and IPM (Interior Permanent Magnet). In the SPM type brushless motor, a segment magnet or a ring magnet is used as a magnet. As a magnetizing method for increasing the magnetic flux of the ring magnet, extremely anisotropic magnetizing is known in which magnetism is performed so that a magnetic pole is formed on the outer peripheral surface of the ring magnet.
なお、極異方着磁によって磁極を形成したブラシレスモータが、例えば、特許文献1に開示されている。 A brushless motor in which magnetic poles are formed by polar anisotropy is disclosed in, for example, Patent Document 1.
上記極異方着磁によって着磁されたブラシレスモータにおいては、リングマグネットのハルバッハ配列の磁気回路構造により、リングマグネットの内側への磁束漏れが発生することはない。これにより、上記のようなブラシレスモータでは、ラジアル異方性リングマグネットを用いたモータにおいては必須となるリングマグネットの内側の磁気回路およびロータコアが不要となる。その結果、リングマグネットの内側に非磁性の樹脂などを配置することが可能となり、リングマグネットの内側に樹脂などを充填してブラシレスモータの軽量化を図ることが考えられる。 In the brushless motor magnetized by the above-mentioned extremely different magnetization, magnetic flux leakage does not occur inside the ring magnet due to the magnetic circuit structure of the Halbach array of the ring magnets. As a result, in the brushless motor as described above, the magnetic circuit inside the ring magnet and the rotor core, which are indispensable for the motor using the radial anisotropic ring magnet, become unnecessary. As a result, it becomes possible to dispose a non-magnetic resin or the like inside the ring magnet, and it is conceivable to fill the inside of the ring magnet with the resin or the like to reduce the weight of the brushless motor.
しかしながら、リングマグネットの内側に樹脂を充填した場合、樹脂の強度や経年劣化といった懸念が生じる。そこで、強度の観点からリングマグネットの内側に金属体を配置することも考えられるが、その場合、ブラシレスモータの重量が増え、コストが高くなるという懸念が生じる。 However, when the inside of the ring magnet is filled with resin, there are concerns about the strength of the resin and deterioration over time. Therefore, from the viewpoint of strength, it is conceivable to arrange a metal body inside the ring magnet, but in that case, there is a concern that the weight of the brushless motor will increase and the cost will increase.
上記特許文献1に記載されたブラシレスモータは、リングマグネットの内側にはロータコアが配置されず、リングマグネットが回転軸であるシャフトに直接固定された構造である。このような構造では、シャフトが太くなり、ブラシレスモータの重量が重くなることが懸念される。 The brushless motor described in Patent Document 1 has a structure in which a rotor core is not arranged inside a ring magnet and the ring magnet is directly fixed to a shaft which is a rotation axis. In such a structure, there is a concern that the shaft becomes thick and the weight of the brushless motor becomes heavy.
本発明の目的は、軽量化が図られたブラシレスモータを提供することにある。 An object of the present invention is to provide a brushless motor having a reduced weight.
本発明の一態様は、ステータコアおよび該ステータコアに巻装された巻線を有するステータと、ロータコアおよび該ロータコアの外周に設けられたリング状のマグネットを有するロータと、を備えたブラシレスモータであって、前記ステータコアは、該ステータコアの径方向内側に向かって延びる複数のティースを有し、前記ロータは、前記複数のティースの内側に回転自在に配置され、前記マグネットは、前記複数のティースのそれぞれと対向する前記マグネットの外周部に磁極が形成されるように着磁されており、前記ロータコアは、平面形状が円弧状部と非円弧状部とからなる非円形状に形成された複数の板状部材からなり、前記複数の板状部材は、積層方向に隣り合う前記板状部材の前記非円弧状部が前記マグネットの周方向において重ならないように互い違いに積層されている。 One aspect of the present invention is a brushless motor including a stator core, a stator having a winding wound around the stator core, and a rotor core and a rotor having a ring-shaped magnet provided on the outer periphery of the rotor core. , The stator core has a plurality of teeth extending radially inward of the stator core, the rotor is rotatably arranged inside the plurality of teeth, and the magnet is attached to each of the plurality of teeth. The rotor core is magnetized so that a magnetic pole is formed on the outer peripheral portion of the magnets facing each other, and the rotor core has a plurality of plate-like shapes formed in a non-circular shape including an arc-shaped portion and a non-arc-shaped portion in a planar shape. The plurality of plate-shaped members are laminated in a staggered manner so that the non-arc-shaped portions of the plate-shaped members adjacent to each other in the stacking direction do not overlap in the circumferential direction of the magnet.
本発明によれば、ブラシレスモータの軽量化を図ることができる。 According to the present invention, the weight of the brushless motor can be reduced.
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
まず、本実施の形態のブラシレスモータが搭載されるサンルーフモータ装置について説明する。図1に示すように、サンルーフ装置10は、ルーフパネル11を備えている。ルーフパネル11は、車両12のルーフ13に形成された開口部14を開閉する。ルーフパネル11の車幅方向(図中上下方向)に沿う両側には、一対のシュー15a,15bがそれぞれ固定されている。また、ルーフ13の開口部14の車幅方向に沿う両側には、車両12の前後方向(図中左右方向)に延びるガイドレール16がそれぞれ固定されている。そして、一対のシュー15a,15bが、対応する一対のガイドレール16にそれぞれ案内されることで、ルーフパネル11が、車両12の前後方向に移動自在つまり開閉自在となっている。
First, a sunroof motor device on which the brushless motor of the present embodiment is mounted will be described. As shown in FIG. 1, the
車両12の後方側(図中右側)に配置されたシュー15bのそれぞれには、ギヤ付きの駆動ケーブル17a,17bの一端が連結されている。これらの駆動ケーブル17a,17bの他端は、開口部14よりも車両12の前方側(図中左側)に取り回されている。
One ends of the
車両12の前方側で、開口部14とフロントガラス18との間に配置されたルーフ13の内部には、サンルーフモータ装置20が搭載されている。そして、一対の駆動ケーブル17a,17bの他端が、サンルーフモータ装置20に設けられた出力ギヤ42bに噛み合わされている。ここで、サンルーフモータ装置20が駆動されると、出力ギヤ42bの回転に伴い、一対のシュー15a,15bが互いに逆向きに移動される。これにより、ルーフパネル11は、一対のシュー15bを介して一対の駆動ケーブル17a,17bによって押し引きされ、これにより、自動的に開閉される。
A
次に、本実施の形態のサンルーフモータ装置20について説明する。なお、以下の説明において、単に軸方向という場合は、モータのシャフトの回転軸線方向をいい、単に周方向という場合は、上記シャフトの周方向をいい、単に径方向という場合は、上記シャフトの径方向をいうものとする。
Next, the
図2に示すように、サンルーフモータ装置20は、ブラシレスモータ21とギヤ部40とを有している。ブラシレスモータ21は、図4に示す環状のステータコア25と、ステータコア25に巻装されたコイル(巻線)28と、を備えたステータ29を有している。そして、ステータコア25は、径方向内側に向かって延びる複数のティース30を有している。また、ブラシレスモータ21は、ティース30の内側に回転自在に配置されたロータ24を有している。そして、ロータ24は、ロータコア22と、ロータコア22の外周に設けられたリング状のマグネット23と、を有している。さらに、ブラシレスモータ21は、ステータコア25の径方向の内側に設けられ、かつ、図3に示す回転軸線31の回りに回転するシャフト27を有している。なお、ロータコア22は、シャフト27に固定されるとともに、回転軸線31を径方向中心としている。シャフト27は、図3に示すように、ボールベアリング44によって回転自在に支持されている。
As shown in FIG. 2, the
また、図4に示すように、ステータコア25は、ステータコア25の内周面からステータコア25の径方向内側に向かって突出する複数のティース30を備えており、複数のティース30のそれぞれに絶縁膜33を介してコイル28が巻回されている。
Further, as shown in FIG. 4, the
次に、図2に示すように、ギヤ部40には、ギヤケース41が設けられている。ギヤケース41の開口部分は、図示しないギヤカバーによって閉塞されている。このギヤカバーは、プラスチック等の樹脂材料により略平板状に形成され、ギヤケース41に対して所謂スナップフィットの係合構造により容易に装着可能となっている。
Next, as shown in FIG. 2, the
また、ギヤケース41には、ウォームホイール収容部41aが設けられている。ウォームホイール収容部41aは、ギヤケース41の厚み方向であって、かつ上記ギヤカバー側とは反対側に窪んで設けられている。そして、ウォームホイール収容部41aには、減速機構を形成するウォームホイール42が回転自在に収容されている。
Further, the
ウォームホイール42は、プラスチック等の樹脂材料により略円板形状に形成され、その径方向外側には、図3に示すように、シャフト27と連なって形成されたウォームシャフト43に設けられたウォーム43aが噛み合わされる歯部42aが形成されている。また、ウォームホイール42の回転中心には、出力ギヤ42bの軸方向基端側が固定されている。ここで、出力ギヤ42bは、鋼製であって、その軸方向中間部が図2に示すギヤケース41のボス部に回転自在に支持されている。そして、出力ギヤ42bの軸方向先端側は、ギヤケース41の外部に延出されており、これにより出力ギヤ42bの先端側には、一対の駆動ケーブル17a,17bの他端が噛み合わされる(図1参照)。
The
ここで、サンルーフモータ装置20の動作について説明する。
Here, the operation of the
サンルーフモータ装置20では、外部から図2に示すターミナル32を介して図示しないコントローラ基板に供給された電力が、図4に示すブラシレスモータ21の各コイル28に選択的に供給される。すると、ステータ29(ティース30)に所定の鎖交磁束が形成され、この鎖交磁束と、ロータコア22に設けられたマグネット23により形成される有効磁束との間で磁気的な吸引力や反発力が生じる。これにより、ロータコア22が継続的に回転する。
In the
そして、ロータコア22が回転すると、図3に示すシャフト27と一体化されているウォームシャフト43が回転し、さらに、ウォームシャフト43に噛み合っているウォームホイール42が回転する。そして、ウォームホイール42に連結されている出力ギヤ42bが回転し、所望の電装品等を駆動させることができる。
Then, when the
次に、本実施の形態のブラシレスモータ21に装着されたリング状のマグネット23について説明する。マグネット23は、図4に示すように、複数のティース30のそれぞれと対向するマグネット23の外周部における外周面23aにN極やS極などの磁極が形成されるように着磁されている。このように着磁されたマグネット23は、極配向のマグネット23とも呼ばれる。具体的には、リング状のマグネット23において、磁束23bを高める手段として、マグネット23の外周部の外周面23aに磁極が形成されるように着磁される極異方着磁が適用されている。その結果、複数のティース30のそれぞれと対向する外周面23aにN極やS極などの磁極が形成されている。そして、上記極異方着磁によって着磁されたブラシレスモータ21においては、リング状のマグネット23の内側への磁束漏れが発生することはないため、リング状のマグネット23の内側に磁性体を配置することは必須ではない。
Next, the ring-shaped
そこで、本実施の形態のブラシレスモータ21におけるロータコア22は、図5および図6のロータコアユニット26に示すように、平面形状が円弧状部と非円弧状部とからなる非円形状に形成された複数のロータコアシート(板状部材、ロータコアプレートとも言う)22aを積層してなるものである。そして、複数のロータコアシート22aが積層されてなるロータコア22がリング状のマグネット23の内側に配置されている。なお、本実施の形態のロータコアシート22aのそれぞれは、図7に示すように、平面形状が円弧状部と非円弧状部とからなる非円形状に形成されている。そして、図8〜図10に示すように、それぞれ平面形状が非円形状に形成された複数のロータコアシート22aは、積層方向に隣り合うロータコアシート22aの上記非円弧状部が、図5に示すマグネット23の周方向において重ならないように互い違いに積層されている。
Therefore, as shown in the
なお、本実施の形態では、上記非円弧状部が直線からなる直線部22bの場合を説明する。したがって、本実施の形態のロータコアシート22aの各々の平面形状は、一対の直線部(非円弧状部)22bと、一対の直線部22bの各々の端部と繋がる一対の円弧状部22cと、からなる長円状である。言い換えれば、ロータコアシート22aの平面形状は、円形のロータコアシートの相反する両側部分を削り取ったような二方取り形状となっている。そして、各々のロータコアシート22aの中央付近には、図5に示すシャフト27が配置される貫通孔22eが形成されている。つまり、複数のロータコアシート22aが積層されてなるロータコア22は、貫通孔22eに圧入されるシャフト27に固定される。
In this embodiment, the case where the non-arc-shaped portion is a
また、ロータコアシート22aにおいては、直線部22bに沿った方向の両側の端部が円弧状部22cとなっている。
Further, in the
別の表現で述べると、各々のロータコアシート22aは、図7に示すように、貫通孔22eの周囲に配置され、かつ、両側部に直線部22bを有したシート中央部分22iの領域と、直線部22bに沿った方向におけるシート中央部分22iの両側に配置され、かつ、円弧状部22cを含む端部部分22dの領域と、からなる。
In other words, as shown in FIG. 7, each
つまり、本実施の形態のブラシレスモータ21では、内部に設けられるロータコア22は、それぞれ長円状(二方取り形状)に形成された複数のロータコアシート22aが積層されてなるものである。これにより、円形のロータコアシートを積層してなるロータコアに比べて、ロータコア22の容積を小さくすることができる。そして、ブラシレスモータ21の回転時の重量バランスを図るために、複数のロータコアシート22aは、積層方向に隣り合うロータコアシート22aの上記非円弧状部が、マグネット23の周方向において重ならないように互い違いに積層されている。すなわち、ロータコアシート22aを、マグネット23の周方向において上記非円弧状部が重ならないように互い違いに積層しており、これにより、円形のロータコアシートを積層してなるロータコアを備えたモータと回転時のモータ特性が同等となるようにしている。
That is, in the
また、本実施の形態のロータコアシート22aは、例えば、鉄系金属によって形成されている。ただし、ロータコアシート22aは、鉄系以外の金属によって形成されていてもよいし、金属以外の樹脂等によって形成されていてもよい。
Further, the
なお、本実施の形態では、図8〜図10に示すように、複数のロータコアシート22aは、積層方向に隣り合うロータコアシート22aの、図5に示すマグネット23の周方向(シャフト27の周方向)における直線部22bの成す角度が90°(R=90°)となるように互い違いに積層されている。言い換えると、複数のロータコアシート22aは、図8に示すように、積層方向に隣り合うロータコアシート22a同士の直線部22bの成す角度が90°(R=90°)となるように、1枚おきに向きを変えて互い違いに積層されている。これにより、それぞれのロータコアシート22aの端部部分22dが、積層方向に隣り合うロータコアシート22aのシート中央部分22iから張り出した構造となっている。
In this embodiment, as shown in FIGS. 8 to 10, the plurality of
したがって、図10に示すロータコア22において、周方向に同じ向きに積層された複数のロータコアシート22aの積層方向に隣り合うロータコアシート22aの端部部分22dの間には、図9に示す空間部22fが形成されている。
Therefore, in the
本実施の形態のブラシレスモータ21によって得られる効果について説明する。ブラシレスモータ21では、その内部に設けられるロータコア22は、平面形状が円弧状部と非円弧状部とからなる非円形状に形成された複数のロータコアシート22aが積層されてなるものである。本実施の形態では、上記非円形状は、長円状(二方取り形状とも言う)である。これにより、円形のロータコアシートを積層してなるロータコアに比べて、ロータコア22の容積を小さくすることができる。その結果、ブラシレスモータ21の軽量化および材料費の低減化を図ることができる。
The effect obtained by the
また、複数のロータコアシート22aのそれぞれが、鉄系金属によって形成されていることにより、樹脂によって形成されている場合に比べてロータコア22の強度を高めることができる。さらに、経年劣化の進行を遅らせてロータコア22の寿命を延ばすことができる。
Further, since each of the plurality of
また、マグネット23をロータコア22に接着する際に、図6に示すように、複数のロータコアシート22aの積層方向に隣り合うロータコアシート22aの端部部分同士の間の空間部22f(図9参照)を接着剤だまりとして使うことができる。すなわち、マグネット23をロータコア22に固定するための接着剤19を端部部分同士の間の空間部22fに充填することで、マグネット23のロータコア22に対する接合強度を高めることができる。
Further, when the
また、マグネット23を射出成形によって成形する際には、空間部22fにマグネット材を充填することにより、マグネット23のロータコア22に対するアンカー効果を高めることができる。
Further, when the
また、ロータコアシート22aの平面形状を長円状(二方取り形状)などの非円形状とすることにより、ロータコアシート22aの歩留まりを高めることができる。図11に示す比較例は、母材34における円形のロータコアシート22hの取り数を示しており、この場合の母材34からのロータコアシート22hの取り数は、6枚である。これに対して、図12に示す本実施の形態のロータコアシート22aの場合には、ロータコアシート22aの平面形状が長円状(二方取り形状)であるため、同じ大きさの母材34に対するロータコアシート22aの取り数を9枚とすることができる。したがって、本実施の形態の平面形状が長円状(二方取り形状)などの非円形状のロータコアシート22aでは、平面形状が円形のロータコアシート22hと比べて歩留まりを高めることができる。
Further, by making the planar shape of the
次に、本実施の形態の変形例について説明する。 Next, a modified example of the present embodiment will be described.
図13に示す第1変形例のロータコアシート22aは、該ロータコアシート22aの平面形状を一方取り形状とするものである。すなわち、ロータコアシート22aは、円形のロータコアシートの一部分を直線的に切り取った形状となっており、所定の一箇所に直線部(非円弧状部)22bが形成された一方取り形状となっている。図13に示すロータコアシート22aをその直線部22bが周方向において重ならないように互い違いに積層してロータコア22を形成することで、実施の形態の二方取り形状のロータコアシート22aと同様に、ブラシレスモータ21の特性を維持しつつブラシレスモータ21の軽量化および材料費の低減化を図ることができる。
The
また、一方取り形状のロータコアシート22aを鉄系金属によって形成することにより、樹脂によって形成されている場合に比べてロータコア22の強度を高めることができる。さらに、一方取り形状のロータコアシート22aの場合にも、母材34から取得できるロータコアシート22aの枚数を増やすことができ、ロータコアシート22aの歩留まりを高めることができる。
Further, by forming the one-sided
また、図14に示す第2変形例のロータコアシート22aは、円形のロータコアシートの所定の1箇所に外方に突出する凸部(非円弧状部)22gを形成した凸形状のロータコアシート22aとなっている。さらに、図15に示す第3変形例のロータコアシート22aは、円形のロータコアシートの相反する2箇所にそれぞれ外方に突出する凸部(非円弧状部)22gを形成した両側凸形状のロータコアシート22aとなっている。図14および図15のそれぞれに示すロータコアシート22aにおいても、ロータコアシート22aをその凸部22gが周方向において重ならないように互い違いに積層してロータコア22を形成し、かつ、それぞれのロータコアシート22aを樹脂によって形成することで、ブラシレスモータ21の特性を維持しつつブラシレスモータ21の軽量化および材料費の低減化を図ることができる。
Further, the
また、図16に示す第4変形例のロータコア構造は、長円状(二方取り形状)のロータコアシート22aにおいて、複数のロータコアシート22aの積層方向に隣り合うロータコアシート22a同士の直線部22bの成す角度が120°(R=120°)となるように、1枚ごとに周方向においてロータコアシート22aの向きを変えて互い違いに積層したものである。つまり、ロータコア22は、積層方向に隣り合うロータコアシート22a同士の直線部22bの成す角度が120°(R=120°)となるように、図17および図18に示すように、シャフト27の周方向におけるロータコアシート22aの向きを1枚ごとに変えて互い違いに積層されてなるものである。
Further, in the rotor core structure of the fourth modification shown in FIG. 16, in the elliptical (two-way shape)
第4変形例のロータコア構造においても、ロータコアシート22aの向きを周方向に90°変えた場合と同様にロータコア22の回転時の重量バランスを良好に維持することができる。したがって、ロータコアシート22aの向きを90°変えた場合と同様に、ブラシレスモータ21の特性は維持しつつブラシレスモータ21の軽量化および材料費の低減化を図ることができる。また、ロータコアシート22aを鉄系金属によって形成することにより、樹脂によって形成されている場合に比べてロータコア22の強度を高めることができる。さらに、母材34から取得できるロータコアシート22aの枚数を増やすことができ、ロータコアシート22aの歩留まりを高めることができる。
Even in the rotor core structure of the fourth modification, the weight balance during rotation of the
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態においては、サンルーフモータ装置20に組み込まれるブラシレスモータ21のステータ29の断面形状が、略六角形の場合を取り上げたが、ステータ29の断面形状は、円形であってもよい。
It goes without saying that the present invention is not limited to the above embodiment and can be variously modified without departing from the gist thereof. For example, in the above embodiment, the case where the cross-sectional shape of the
また、上記実施の形態においては、複数のロータコアシート22aの積層方向に隣り合うロータコアシート22a同士の非円弧状部(直線部22b)の成す角度が90°と120°の場合について説明したが、上記角度は、ロータコア22の回転時の重量バランスを良好に維持することができる角度であれば、90°や120°以外の角度であってもよい。
Further, in the above embodiment, the case where the angles formed by the non-arc-shaped portions (
また、上記実施の形態では、ブラシレスモータ21がサンルーフモータ装置20に搭載される場合について説明したが、ブラシレスモータ21は、パワーウィンドウ駆動用のモータなどであってもよい。
Further, in the above embodiment, the case where the
10:サンルーフ装置,11:ルーフパネル,12:車両,13:ルーフ,14:開口部,15a,15b:シュー,16:ガイドレール,17a,17b:駆動ケーブル,18:フロントガラス,19:接着剤,20:サンルーフモータ装置,21:ブラシレスモータ,22:ロータコア,22a:ロータコアシート(板状部材),22b:直線部(非円弧状部),22c:円弧状部,22d:端部部分,22e:貫通孔,22f:空間部,22g:凸部(非円弧状部),22h:ロータコアシート,22i:シート中央部分,23:マグネット,23a:外周面,23b:磁束,24:ロータ,25:ステータコア,26:ロータコアユニット,27:シャフト,28:コイル(巻線),29:ステータ,30:ティース,31:回転軸線,32:ターミナル,33:絶縁膜,34:母材,40:ギヤ部,41:ギヤケース,41a:ウォームホイール収容部,42:ウォームホイール,42a:歯部,42b:出力ギヤ,43:ウォームシャフト,43a:ウォーム,44:ボールベアリング 10: Sun roof device, 11: Roof panel, 12: Vehicle, 13: Roof, 14: Opening, 15a, 15b: Shoe, 16: Guide rail, 17a, 17b: Drive cable, 18: Front glass, 19: Adhesive , 20: Sun roof motor device, 21: Brushless motor, 22: Rotor core, 22a: Rotor core sheet (plate-shaped member), 22b: Straight part (non-arc-shaped part), 22c: Arc-shaped part, 22d: End part, 22e : Through hole, 22f: Space part, 22g: Convex part (non-arc-shaped part), 22h: Rotor core sheet, 22i: Sheet center part, 23: Magnet, 23a: Outer peripheral surface, 23b: Magnetic flux, 24: Rotor, 25: Stator core, 26: Rotor core unit, 27: Shaft, 28: Coil (winding), 29: Stator, 30: Teeth, 31: Rotating axis, 32: Terminal, 33: Insulation film, 34: Base material, 40: Gear part , 41: gear case, 41a: worm wheel housing, 42: worm wheel, 42a: teeth, 42b: output gear, 43: worm shaft, 43a: worm, 44: ball bearing
Claims (5)
前記ステータコアは、該ステータコアの径方向内側に向かって延びる複数のティースを有し、
前記ロータは、前記複数のティースの内側に回転自在に配置され、
前記マグネットは、前記複数のティースのそれぞれと対向する前記マグネットの外周部に磁極が形成されるように着磁されており、
前記ロータコアは、平面形状が円弧状部と非円弧状部とからなる非円形状に形成された複数の板状部材からなり、
前記複数の板状部材は、積層方向に隣り合う前記板状部材の前記非円弧状部が前記マグネットの周方向において重ならないように互い違いに積層されていることを特徴とするブラシレスモータ。 A brushless motor comprising a stator core and a stator having windings wound around the stator core, and a rotor core and a rotor having a ring-shaped magnet provided on the outer circumference of the rotor core.
The stator core has a plurality of teeth extending radially inward of the stator core.
The rotor is rotatably arranged inside the plurality of teeth.
The magnet is magnetized so that a magnetic pole is formed on the outer peripheral portion of the magnet facing each of the plurality of teeth.
The rotor core is composed of a plurality of plate-shaped members formed in a non-circular shape having an arc-shaped portion and a non-arc-shaped portion in a planar shape.
The brushless motor is characterized in that the plurality of plate-shaped members are alternately laminated so that the non-arc-shaped portions of the plate-shaped members adjacent to each other in the stacking direction do not overlap in the circumferential direction of the magnet.
前記複数の板状部材の各々の平面形状は、一対の前記直線部と、前記一対の直線部の各々の端部と繋がる一対の前記円弧状部と、からなる長円状であることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。 The non-arc-shaped portion is a straight portion and is a straight portion.
The planar shape of each of the plurality of plate-shaped members is characterized in that it is an oval shape composed of a pair of the straight portions and a pair of arcuate portions connected to the respective ends of the pair of straight portions. The brushless motor according to claim 1.
前記マグネットは、前記ロータコアに接着剤によって固定され、
前記接着剤は、前記複数の板状部材の積層方向に隣り合う前記端部部分の間の空間部に充填されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のブラシレスモータ。 Each of the plurality of plate-shaped members has an end portion including the arc-shaped portion.
The magnet is fixed to the rotor core with an adhesive and is fixed to the rotor core.
The one according to any one of claims 1 to 4, wherein the adhesive is filled in a space between the end portions adjacent to each other in the stacking direction of the plurality of plate-shaped members. Brushless motor.
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