JP2021178696A - 物品移動管理システム、物品移動管理装置、物品移動管理方法およびプログラム - Google Patents

物品移動管理システム、物品移動管理装置、物品移動管理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】物品の誤った移動を未然に防ぐ。【解決手段】物品移動管理システム100は、エリアA外への持ち出しが禁止された持出禁止物品を含む移動可物品20に付与され、位置検知RFIDタグ2を識別する物品識別情報を載せた電波を発する位置検知RFIDタグ2と、エリアAの出入口に配置され、捕捉した位置検知RFIDタグ2の電波から読み取った物品識別情報と、持出検知RFIDアンテナ22を識別するアンテナ識別情報と、を含む持出検知ログを物品移動管理装置1に送信する持出検知RFIDアンテナ22と、持出検知ログを受信する持出検知ログ取得部と、持出検知ログに基づいて、持出禁止物品が持ち出されるか否かを判定する持出判定部と、持出禁止物品が持ち出されると判定した場合に、ドア6にエリアAの出入口を閉鎖させるドア制御部と、を有する物品移動管理装置1とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、物品移動管理システム、物品移動管理装置、物品移動管理方法およびプログラムに関する。
物品にRFID(radio frequency identifier)タグを付与して物品の移動を管理する技術がある。例えば、特許文献1には、入庫或いは出庫指示と管理対象物の移動実績とをリアルタイムで自動照合することにより作業ミスを防止する置場管理システムが開示されている。
特開2008−94504号公報
特許文献1に記載の置場管理システムでは、移動実績に基づいて移動の成否を判断しているので、物品を誤って移動させた場合、移動後に誤って移動させたことに気付くことはできるが、移動中は気付くことができない。従って、物品の誤った移動を未然に防ぐことができない。その結果、誤った移動に対してのリカバリが発生してしまうという問題点があった。
本開示は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、物品の誤った移動を未然に防ぐことを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係る物品移動管理システムは、物品移動管理装置と、位置検知RFIDタグと、持出検知RFIDアンテナと、ドアとを備える。物品移動管理装置は、エリアの外への持ち出しが禁止された持出禁止物品を含む移動可物品の移動を管理する。位置検知RFIDタグは、移動可物品に付与される。持出検知RFIDアンテナは、エリアの出入口に配置され、位置検知RFIDタグが発する電波を捕捉する。ドアは、エリアの出入口を開閉する。位置検知RFIDタグは、位置検知RFIDタグを識別する物品識別情報を載せた電波を発する。持出検知RFIDアンテナは、捕捉した位置検知RFIDタグの電波から読み取った物品識別情報、および、持出検知RFIDアンテナを識別するアンテナ識別情報を含む持出検知ログを物品移動管理装置に送信する。物品移動管理装置は、持出検知ログ取得部と、持出判定部と、ドア制御部を有する。持出検知ログ取得部は、持出検知ログを受信する。持出判定部は、持出検知ログに基づいて、持出禁止物品が持ち出されるか否かを判定する。ドア制御部は、持出判定部が、持出禁止物品が持ち出されると判定した場合に、ドアにエリアの出入口を閉鎖させる。
本開示によれば、持出禁止物品が持ち出されると判定した場合に、エリアの出入口を閉鎖することで、物品の誤った移動を未然に防ぐことができる。
実施の形態に係る物品移動管理システムの構成例を示す図 実施の形態に係る物品移動管理装置の機能構成例を示す図 実施の形態に係るログ出力処理を示すフローチャート 実施の形態に係る物品位置情報生成処理を示すフローチャート 実施の形態に係る物品移動管理処理を示すフローチャート 実施の形態に係る物品移動管理装置のハードウェア構成の一例を示す図
以下に、本実施の形態に係る物品移動管理システム、物品移動管理装置、物品移動管理方法およびプログラムについて図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一または相当する部分には同じ符号を付す。
本実施の形態に係る物品移動管理システム100の構成について、図1を用いて説明する。図1に示すように、物品移動管理システム100は、エリアA内での移動可物品20および移動不可物品30の移動を管理する物品移動管理装置1と、移動可物品20に付与された位置検知RFIDタグ2と、移動不可物品30に付与された振動検知RFIDタグ3と、エリアAの天井に配置されて位置検知RFIDタグ2が発する電波を捕捉する位置検知RFIDアンテナ21と、エリアAの天井に配置されて振動検知RFIDタグ3が発する電波を捕捉する振動検知RFIDアンテナ31とを備える。
移動可物品20は、保管場所間の移動をしてもよい物品である。移動可物品20には、エリアAの外への持ち出しが可能なものと、エリアAの外への持ち出しが禁止されたものがある。以下、後者の移動可物品20を持ち出し禁止の移動可物品20という。移動不可物品30は、保管場所間の移動をしてはいけない物品である。移動不可物品30には、保管場所内では移動してよいものと、保管場所内でも移動してはいけないものがある。以下、後者の移動不可物品30を移動禁止の移動不可物品30という。
位置検知RFIDタグ2および振動検知RFIDタグ3は、併用可能である。この場合、振動検知モードがOFFの時には、位置検知RFIDタグ2として機能し、振動検知モードがONの時は、振動検知RFIDタグ3として機能する。
また、物品移動管理システム100は、エリアAの出入口にエリアAの内部に向かって配置されて位置検知RFIDタグ2が発する電波を捕捉する持出検知RFIDアンテナ22と、警報を出力する警報装置5と、エリアAの出入口を開閉するドア6と、移動可物品20の保管場所に付与される保管場所RFIDタグ41と、移動不可物品30の保管場所に付与される保管場所RFIDタグ42とを備える。警報装置5は、例えば、警告を画面表示するモニタでもよいし、警告を音声出力するスピーカでもよいし、回転灯でもよいし、これらの組み合わせでもよい。また、警報装置5を配置する位置は、エリアA内にいる者が出力された警報を認識できる位置であればどこでもよい。
図中、代表してエリアAを1つ記載したが、物品移動管理装置1が移動可物品20および移動不可物品30の移動を管理するエリアAは複数であってもよい。また、1つの保管場所に保管される移動可物品20および移動不可物品30は1つであってもよいし、複数であってもよい。
位置検知RFIDアンテナ21は、移動可物品20の保管場所ごとに天井に配置され、位置検知RFIDタグ2が発する電波だけでなく、保管場所RFIDタグ41が発する電波も捕捉する。図中、代表して位置検知RFIDアンテナ21を1つ記載したが、本実施の形態では、エリアAに移動可物品20の保管場所が複数配置され、エリアAの天井には複数の位置検知RFIDアンテナ21が配置されている。また、移動不可物品30の保管場所の天井にも位置検知RFIDアンテナ21が配置されている。移動不可物品30の保管場所の天井に配置された位置検知RFIDアンテナ21は、保管場所RFIDタグ42が発する電波も捕捉する。なお、他の位置検知RFIDアンテナ21と電波を捕捉する範囲が重複しない位置に、位置検知RFIDアンテナ21を配置する。
振動検知RFIDアンテナ31は、移動不可物品30の保管場所ごとに天井に配置され、振動検知RFIDタグ3が発する電波を捕捉する。エリアAに配置された移動不可物品30の保管場所は1つであってもよいし複数であってもよい。移動不可物品30の保管場所が複数ある場合には、エリアAの天井には複数の振動検知RFIDアンテナ31が配置されている。なお、他の振動検知RFIDアンテナ31と電波を捕捉する範囲が重複しない位置に、振動検知RFIDアンテナ31を配置する。
位置検知RFIDアンテナ21、振動検知RFIDアンテナ31、および、持出検知RFIDアンテナ22は、それぞれ設定された時間間隔で電波を発する。電波を発する時間間隔は例えば、1秒間隔でもよいし、間隔なし(連続して電波を発する設定)でもよい。以下、位置検知RFIDアンテナ21、振動検知RFIDアンテナ31、および、持出検知RFIDアンテナ22を総称する場合には、アンテナという。各アンテナには、アンテナを識別するアンテナ識別情報が付与されており、各アンテナは自身のアンテナ識別情報を記憶している。
位置検知RFIDタグ2は、位置検知RFIDアンテナ21または持出検知RFIDアンテナ22が発する電波を受けると、位置検知RFIDタグ2を識別する物品識別情報を載せた電波を発する。振動検知RFIDタグ3は、振動検知RFIDアンテナ31から電波を受けた状態で振動を検知すると、振動検知RFIDタグ3を識別する物品識別情報を載せた電波を発する。保管場所RFIDタグ41は、位置検知RFIDアンテナ21が発する電波を受けると、保管場所RFIDタグ41が付与された保管場所の位置を示す保管場所情報を載せた電波を発する。保管場所RFIDタグ42は、位置検知RFIDアンテナ21が発する電波を受けると、保管場所RFIDタグ42が付与された保管場所の位置を示す保管場所情報を載せた電波を発する。保管場所情報は、例えば、エリアAにおける保管場所の位置座標を示す情報である。
位置検知RFIDタグ2は、位置検知RFIDアンテナ21または持出検知RFIDアンテナ22が発する電波を受けたときに導通している状態になるが、振動検知RFIDタグ3は、常に導通している状態である。
位置検知RFIDアンテナ21は、捕捉した位置検知RFIDタグ2の電波から物品識別情報を読み取る。位置検知RFIDアンテナ21は、読み取った物品識別情報と、自身のアンテナ識別情報と、物品識別情報を読み取った日時を示す受信日時情報と、を対応付けた位置検知ログを物品移動管理装置1に送信する。位置検知RFIDアンテナ21は、捕捉した保管場所RFIDタグ41および保管場所RFIDタグ42の電波から保管場所情報を読み取る。位置検知RFIDアンテナ21は、読み取った保管場所情報と、自身のアンテナ識別情報と、保管場所情報を読み取った日時を示す受信日時情報とを対応付けた保管場所検知ログを物品移動管理装置1に送信する。
振動検知RFIDアンテナ31は、捕捉した振動検知RFIDタグ3の電波から振動検知RFIDタグ3を識別する物品識別情報を読み取る。振動検知RFIDアンテナ31は、読み取った物品識別情報と、自身のアンテナ識別情報と、物品識別情報を読み取った日時を示す受信日時情報とを対応付けた振動検知ログを物品移動管理装置1に送信する。なお、例えば、物品移動管理装置1が振動検知ログを記録しない場合には、振動検知ログには受信日時情報を含まなくてもよい。
持出検知RFIDアンテナ22は、捕捉した位置検知RFIDタグ2の電波から位置検知RFIDタグ2を識別する物品識別情報を読み取る。持出検知RFIDアンテナ22は、読み取った物品識別情報と、自身のアンテナ識別情報と、物品識別情報を読み取った日時を示す受信日時情報とを対応付けた持出検知ログを物品移動管理装置1に送信する。以下、位置検知ログ、保管場所検知ログ、および、持出検知ログを総称する場合には、検知ログという。なお、例えば、物品移動管理装置1が持出検知ログを記録しない場合には、持出検知ログには受信日時情報を含まなくてもよい。
物品移動管理装置1は、位置検知RFIDアンテナ21から受信した位置検知ログおよび保管場所検知ログに基づいて、移動可物品20の位置を記録する。物品移動管理装置1は、振動検知RFIDアンテナ31から受信した振動検知ログに基づいて、移動不可物品30が移動されるか否かを判定する。振動検知RFIDアンテナ31が、振動検知RFIDタグ3が発する電波を捕捉したということは、当該振動検知RFIDタグ3が付与された移動不可物品30に外力が加わったということである。従って、物品移動管理装置1は、振動検知RFIDアンテナ31から振動検知ログを受信すると、当該移動不可物品30が移動されると判定する。
また、物品移動管理装置1は、持出検知RFIDアンテナ22から受信した持出検知ログに基づいて、移動可物品20が持ち出されるか否かを判定する。持出検知RFIDアンテナ22が、位置検知RFIDタグ2が発する電波を捕捉したということは、当該位置検知RFIDタグ2が付与された移動可物品20が、エリアAの出入口の持出検知RFIDアンテナ22が電波を捕捉する範囲内に存在するということである。従って、物品移動管理装置1は、持出検知RFIDアンテナ22から持出検知ログを受信すると、当該移動可物品20が持ち出されると判定する。なお、持出検知RFIDアンテナ22が電波を捕捉する範囲内に移動可物品20の保管場所が存在すると、移動可物品20が持ち出されるか否かを判定できないので、持出検知RFIDアンテナ22の電波が届く範囲内には移動可物品20の保管場所を配置しない。
物品移動管理装置1は、警報装置5およびドア6を制御する。物品移動管理装置1は、持ち出し禁止の移動可物品20が持ち出されると判定した場合、および、移動禁止の移動不可物品30の位置が移動されたと判定した場合に、警報装置5に警報を出力させ、ドア6にエリアAの出入口を閉鎖させる。これにより、持ち出し禁止の移動可物品20の持ち出し、移動禁止の移動不可物品30の移動といった物品の誤った移動を防止することができる。
ここで、物品移動管理装置1の機能構成について、図2を用いて説明する。物品移動管理装置1は、検知ログを受信するログ取得部11と、移動可物品20の位置および移動不可物品30の移動を管理する移動管理部12と、各種情報を記憶する管理データベース13とを備える。また、物品移動管理装置1は、警報装置5を制御する警報装置制御部14と、ドア6を制御するドア制御部15と、アンテナを制御するアンテナ制御部16とを備える。
まず、管理データベース13について説明する。管理データベース13は、移動可物品20の持ち出しの可否を示す持出情報を記憶している。持出情報は、移動可物品20に付与されている位置検知RFIDタグ2を識別する物品識別情報と、持ち出しが許可されているか禁止されているかを示す持出可否情報とが対応付けられている。また、管理データベース13は、移動不可物品30の保管場所内での移動の可否を示す移動情報を記憶している。移動情報は、移動不可物品30に付与されている振動検知RFIDタグ3を識別する物品識別情報と、保管場所内での移動が許可されているか禁止されているかを示す移動可否情報とが対応付けられている。さらに、管理データベース13は、エリア識別情報と、当該エリアAに設置されているアンテナのアンテナ識別情報とを対応付けたエリア情報を記憶する。なお、エリアAが1つの場合は、管理データベース13は、エリア情報を記憶しなくてもよい。
持出情報、移動情報およびエリア情報は、物品移動管理装置1が外部の装置またはシステムから取得してもよいし、ユーザが物品移動管理装置1に入力してもよい。例えば、エリアAが複数あって、ユーザが移動可物品20を別のエリアAに移動させたい場合、ユーザは持出情報の当該移動可物品20に対応する持出可否情報を持ち出し可にする。例えば、ユーザが移動不可物品30を保管場所の中で動かしたい場合、ユーザは移動情報の当該移動不可物品30に対応する移動可否情報を移動可にする。
ログ取得部11は、各アンテナから受信した検知ログを、例えばCSV(comma separated values)ファイルに変換して移動管理部12に送る。ログ取得部11は、持出検知ログ取得部、振動検知ログ取得部、および、位置検知ログ取得部の例である。移動管理部12は、ログ取得部11から受け取った位置検知ログと保管場所検知ログとに基づいて、移動可物品20の位置を示す物品位置情報を生成し、管理データベース13に記憶する。移動管理部12は、物品位置情報生成部の例である。管理データベース13は、物品位置情報記憶部の例である。
具体的には、移動管理部12は、位置検知ログと受信日時情報およびアンテナ識別情報が一致する保管場所検知ログに含まれる保管場所情報を抽出する。移動管理部12は、管理データベース13が記憶するエリア情報を参照し、位置検知ログに含まれるアンテナ識別情報に対応付けられたエリア識別情報を特定する。移動管理部12は、位置検知ログに含まれる物品識別情報と、抽出した保管場所情報と、特定したエリア識別情報とを対応付けて、物品位置情報を生成する。移動管理部12は、生成した物品位置情報を管理データベース13に記憶する。なお、エリアAが1つの場合は、物品位置情報は、エリア識別情報を含まなくてもよい。
また、移動管理部12は、ログ取得部11から受け取った持出検知ログと持出情報とに基づいて、持ち出し禁止の移動可物品20が持ち出されるか否かを判定する。持ち出し禁止の移動可物品20は、持出禁止物品の例である。移動管理部12は、持出判定部の例である。具体的には、移動管理部12は、持出検知ログと、物品識別情報が一致する持出情報の持出可否情報を参照し、当該移動可物品20が持ち出し禁止である否かを判定する。当該移動可物品20が持ち出し禁止である場合に、移動管理部12は、持ち出し禁止の移動可物品20が持ち出されると判定する。なお、すべての移動可物品20が常に持ち出し禁止の移動可物品20である場合には、移動管理部12は、ログ取得部11から持出検知ログ受け取ったときに、持ち出し禁止の移動可物品20が持ち出されると判定してもよい。この場合、管理データベース13は、持出情報を記憶しなくてもよい。
移動管理部12は、持ち出し禁止の移動可物品20が持ち出されると判定した場合、管理データベース13が記憶するエリア情報を参照し、持出検知ログに含まれるアンテナ識別情報に対応付けられたエリア識別情報を特定する。移動管理部12は、特定したエリア識別情報を警報装置制御部14およびドア制御部15に送る。警報装置制御部14は、エリア識別情報を受け取ると、エリア識別情報が示すエリアAの警報装置5に警報を出力させる。ドア制御部15は、エリア識別情報を受け取ると、エリア識別情報が示すエリアAのドア6を閉じて出入口を閉鎖させる。
さらに、移動管理部12は、ログ取得部11から受け取った振動検知ログと移動情報とに基づいて、移動禁止の移動不可物品30が移動されるか否かを判定する。移動禁止の移動不可物品30は、移動禁止物品の例である。移動管理部12は、移動判定部の例である。具体的には、移動管理部12は、振動検知ログと、物品識別情報が一致する移動情報の移動可否情報を参照し、当該移動不可物品30が保管場所内で移動禁止である否かを判定する。当該移動不可物品30が保管場所内で移動禁止である場合に、移動禁止の移動不可物品30が移動されると判定する。なお、すべての移動不可物品30が常に移動禁止の移動不可物品30である場合には、移動管理部12は、ログ取得部11から振動検知ログ受け取ったときに、移動禁止の移動不可物品30が移動されると判定してもよい。この場合、管理データベース13は、移動情報を記憶しなくてもよい。
移動管理部12は、移動禁止の移動不可物品30が移動されると判定した場合、管理データベース13が記憶するエリア情報を参照し、振動検知ログに含まれるアンテナ識別情報に対応付けられたエリア識別情報を特定する。移動管理部12は、特定したエリア識別情報を警報装置制御部14およびドア制御部15に送る。警報装置制御部14は、エリア識別情報を受け取ると、エリア識別情報が示すエリアAの警報装置5に警報を出力させる。ドア制御部15は、エリア識別情報を受け取ると、エリア識別情報が示すエリアAのドア6を閉じて出入口を閉鎖させる。
エリアAが1つで管理データベース13がエリア情報を記憶していない構成では、移動管理部12は、持ち出し禁止の移動可物品20が持ち出されると判定した場合、および、移動禁止の移動不可物品30が移動されると判定した場合、警報装置制御部14およびドア制御部15に通知する。警報装置制御部14は通知されると、エリアAの警報装置5に警報を出力させる。ドア制御部15は通知されると、エリアAのドア6を閉じて出入口を閉鎖させる。
アンテナ制御部16は、各アンテナの起動、停止、電波を発する時間間隔などを制御する。各アンテナの起動のタイミング、停止のタイミング、および、電波を発する時間間隔の値は、予め設定されていてもよいしユーザが物品移動管理装置1に入力して設定してもよい。アンテナ制御部16は、複数台のアンテナを同時に制御可能である。また、電波を発する時間間隔はアンテナごとに別の値を設定してもよい。なお、各アンテナが常に起動しており、電波を発する時間間隔が決まっている場合のように、アンテナを制御する必要がない場合は、物品移動管理装置1は、アンテナ制御部16を備えなくてもよい。
ここで、アンテナが実行する処理の流れについて、図3を用いて説明する。以下の説明では、位置検知RFIDタグ2および振動検知RFIDタグ3を総称してRFIDタグという。図3に示すログ出力処理は、アンテナが起動されたときに開始する。アンテナは、設定された時間間隔で電波を発する(ステップS11)。アンテナは、RFIDタグが発する電波を捕捉しない場合(ステップS12;NO)、ステップS12を繰り返してRFIDタグの電波の捕捉を待機する。RFIDタグが発する電波を捕捉した場合(ステップS12;YES)、アンテナは、捕捉した電波から情報を読み取り、物品移動管理装置1に検知ログを送信する(ステップS13)。ステップS13は、持出検知ログ送信ステップの例である。アンテナが停止していなければ(ステップS14;NO)、処理はステップS11に戻り、ステップS11〜ステップS14を繰り返す。アンテナが停止すると(ステップS14;YES)、処理を終了する。
続いて、物品移動管理装置1が実行する処理の流れについて、図4および図5を用いて説明する。図4に示す物品位置情報生成処理は、物品移動管理装置1に電源が投入されたときに開始する。物品移動管理装置1のログ取得部11は、位置検知RFIDアンテナ21から位置検知ログを受信しない場合(ステップS21;NO)、処理はステップS26に移行する。位置検知RFIDアンテナ21から位置検知ログを受信した場合(ステップS21;YES)、ログ取得部11は、移動管理部12に位置検知ログを送る。
移動管理部12は、ログ取得部11から受け取った位置検知ログと受信日時情報およびアンテナ識別情報が一致する保管場所検知ログに含まれる保管場所情報を抽出する(ステップS22)。移動管理部12は、管理データベース13が記憶するエリア情報を参照し、位置検知ログに含まれるアンテナ識別情報に対応付けられたエリア識別情報を特定する(ステップS23)。移動管理部12は、位置検知ログに含まれる物品識別情報と、抽出した保管場所情報と、特定したエリア識別情報とを対応付けて、物品位置情報を生成する(ステップS24)。
移動管理部12は、生成した物品位置情報を管理データベース13に記憶する(ステップS25)。物品移動管理装置1の電源がOFFになっていなければ(ステップS26;NO)、処理はステップS21に戻り、ステップS21〜ステップS26を繰り返す。電源がOFFになると(ステップS26;YES)、処理を終了する。
図5に示す物品移動管理処理は、物品移動管理装置1に電源が投入されたときに開始する。物品移動管理装置1のログ取得部11が持出検知RFIDアンテナ22から持出検知ログを受信せず(ステップS31;NO)、振動検知RFIDアンテナ31から振動検知ログを受信していない場合(ステップS32;NO)、処理はステップS38に移行する。持出検知ログを受信した場合(ステップS31;YES)、ログ取得部11は、移動管理部12に持出検知ログを送る。ステップS31は、持出検知ログ取得ステップの例である。移動管理部12は、ログ取得部11から受け取った持出検知ログと、物品識別情報が一致する持出情報の持出可否情報を参照し、当該移動可物品20が持ち出し禁止である否かを判定する(ステップS33)。ステップS33は、持出判定ステップの例である。
当該移動可物品20が持ち出し禁止でない場合(ステップS33;NO)、処理はステップS38に移行する。当該移動可物品20が持ち出し禁止である場合(ステップS33;YES)、移動管理部12は、管理データベース13が記憶するエリア情報を参照し、持出検知ログに含まれるアンテナ識別情報に対応付けられたエリア識別情報を特定する(ステップS34)。移動管理部12は、特定したエリア識別情報を警報装置制御部14およびドア制御部15に送る。警報装置制御部14は、エリア識別情報を受け取ると、エリア識別情報が示すエリアAの警報装置5に警報を出力させる(ステップS35)。また、ドア制御部15は、エリア識別情報を受け取ると、エリア識別情報が示すエリアAのドア6を閉じて出入口を閉鎖させる(ステップS36)。ステップS36は、ドア制御ステップの例である。
一方、振動検知ログを受信した場合(ステップS32;YES)、ログ取得部11は、移動管理部12に振動検知ログを送る。移動管理部12は、ログ取得部11から受け取った振動検知ログと、物品識別情報が一致する移動情報の移動可否情報を参照し、当該移動不可物品30が保管場所内で移動禁止である否かを判定する(ステップS37)。
当該移動不可物品30が移動禁止でない場合(ステップS37;NO)、処理はステップS38に移行する。当該移動不可物品30が移動禁止である場合(ステップS37;YES)、移動管理部12は、管理データベース13が記憶するエリア情報を参照し、振動検知ログに含まれるアンテナ識別情報に対応付けられたエリア識別情報を特定する(ステップS34)。移動管理部12は、特定したエリア識別情報を警報装置制御部14およびドア制御部15に送る。警報装置制御部14は、エリア識別情報を受け取ると、エリア識別情報が示すエリアAの警報装置5に警報を出力させる(ステップS35)。また、ドア制御部15は、エリア識別情報を受け取ると、エリア識別情報が示すエリアAのドア6を閉じて出入口を閉鎖させる(ステップS36)。
物品移動管理装置1の電源がOFFになっていなければ(ステップS38;NO)、処理はステップS31に戻り、ステップS31〜ステップS38を繰り返す。電源がOFFになると(ステップS38;YES)、処理を終了する。
本実施の形態に係る物品移動管理システム100によれば、持ち出し禁止の移動可物品20が持ち出されると判定した場合に、エリアAの出入口を閉鎖することで、持ち出し禁止の移動可物品20の誤った移動を未然に防ぐことができる。また、移動禁止の移動不可物品30が移動されると判定した場合に、エリアAの出入口を閉鎖することで、移動禁止の移動不可物品30の持ち出しを防ぐことができる。さらに、持ち出し禁止の移動可物品20が持ち出されると判定した場合、および、移動禁止の移動不可物品30が移動されると判定した場合に、警報を出力することで、誤った移動であることをエリアA内の者に知らせることができる。これにより、持ち出し禁止の移動可物品20および移動禁止の移動不可物品30の誤った移動を未然に防ぐことができる。
物品移動管理装置1のハードウェア構成について図6を用いて説明する。図6に示すように、物品移動管理装置1は、一時記憶部101、記憶部102、計算部103、入力部104、送受信部105および表示部106を備える。一時記憶部101、記憶部102、入力部104、送受信部105および表示部106はいずれもBUSを介して計算部103に接続されている。
計算部103は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。計算部103は、記憶部102に記憶されている制御プログラムに従って、物品移動管理装置1のログ取得部11、移動管理部12、警報装置制御部14、ドア制御部15、および、アンテナ制御部16の各処理を実行する。
一時記憶部101は、例えばRAM(Random-Access Memory)である。一時記憶部101は、記憶部102に記憶されている制御プログラムをロードし、計算部103の作業領域として用いられる。
記憶部102は、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD−RAM(Digital Versatile Disc - Random Access Memory)、DVD−RW(Digital Versatile Disc - ReWritable)などの不揮発性メモリである。記憶部102は、物品移動管理装置1の処理を計算部103に行わせるためのプログラムを予め記憶し、また、計算部103の指示に従って、このプログラムが記憶するデータを計算部103に供給し、計算部103から供給されたデータを記憶する。管理データベース13は、記憶部102に構成される。
入力部104は、キーボード、ポインティングデバイスなどの入力装置と、キーボード、ポインティングデバイスなどの入力装置をBUSに接続するインタフェース装置である。入力部104を介して、ユーザが入力した情報が計算部103に供給される。ユーザが持出情報、エリア情報、各アンテナの起動のタイミング、停止のタイミング、および、電波を発する時間間隔の値などを物品移動管理装置1に入力する構成では、ユーザは入力部104にこれらの情報を入力する。
送受信部105は、ネットワークに接続する網終端装置または無線通信装置、およびそれらと接続するシリアルインタフェースまたはLAN(Local Area Network)インタフェースである。送受信部105は、ログ取得部11、警報装置制御部14、ドア制御部15、および、アンテナ制御部16として機能する。
表示部106は、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置である。ユーザが持出情報、エリア情報、各アンテナの起動のタイミング、停止のタイミング、および、電波を発する時間間隔の値などを物品移動管理装置1に入力する構成では、表示部106は入力画面を表示する。
図2に示す物品移動管理装置1のログ取得部11、移動管理部12、警報装置制御部14、管理データベース13、ドア制御部15、および、アンテナ制御部16の処理は、制御プログラムが、一時記憶部101、計算部103、記憶部102、入力部104、送受信部105および表示部106などを資源として用いて処理することによって実行する。
その他、前記のハードウェア構成およびフローチャートは一例であり、任意に変更および修正が可能である。
計算部103、一時記憶部101、記憶部102、入力部104、送受信部105、表示部106などの物品移動管理装置1の処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc - Read Only Memory)などのコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行する物品移動管理装置1を構成してもよい。また、インターネットのような通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロードすることで物品移動管理装置1を構成してもよい。
また、物品移動管理装置1の機能を、OS(Operating System)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体、記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して提供することも可能である。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)に前記コンピュータプログラムを掲示し、通信ネットワークを介して前記コンピュータプログラムを提供してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できる構成にしてもよい。
上記の実施の形態では、物品移動管理装置1は、持ち出し禁止の移動可物品20が持ち出されると判定した場合、および、移動禁止の移動不可物品30が移動されると判定した場合に、ドア6にエリアAの出入口を閉鎖させるが、これに限らない。例えば、エリアA内に移動不可物品30がない場合には、持ち出し禁止の移動可物品20が持ち出されると判定した場合にのみ、ドア6にエリアAの出入口を閉鎖させてもよい。エリアA内に移動不可物品30がない場合には、物品移動管理システム100は、振動検知RFIDアンテナ31を備えなくてもよい。
上記の実施の形態では、物品移動管理装置1の移動管理部12が物品位置情報を生成するが、これに限らない。例えば、エリアA内での移動可物品20の位置を把握する必要がない場合には、移動管理部12は、物品位置情報を生成しなくてもよい。物品位置情報を生成しない場合、物品移動管理システム100は、位置検知RFIDアンテナ21を備えなくてもよい。
上記の実施の形態では、物品移動管理システム100は警報装置5を備え、予め決められた条件を満たす場合に、物品移動管理装置1が警報装置5に警報を出力させる。これに限らず、警報装置5に警報を出力させるか否かまたは警報を出力させる条件をユーザが物品移動管理装置1に設定してもよいし、例えば、エリアA内に移動不可物品30がない場合には、物品移動管理システム100は警報装置5を備えなくてもよい。
上記の実施の形態では、物品移動管理装置1は、ログ取得部11と、移動管理部12と、管理データベース13と、警報装置制御部14と、ドア制御部15と、アンテナ制御部16との機能部を備えるが、これらの機能部を2つ以上の装置で実現してもよい。
上記の実施の形態では、位置検知RFIDタグ2および振動検知RFIDタグ3には、振動を検知する振動検知モードを有するRFIDタグを併用可能である。併用する場合、ユーザがRFIDタグの振動検知モードをONからOFFにすると、物品移動管理装置1は、振動検知モードがOFFになったRFIDタグの移動情報を削除し、振動検知モードがOFFになったRFIDタグの持出情報を追加する。振動検知モードがOFFになったRFIDタグの持出情報は、例えば、ユーザが物品移動管理装置1に入力する。このとき、初期設定として持ち出し禁止の持出可否情報を付与してもよい。ユーザがRFIDタグの振動検知モードをOFFからONにすると、物品移動管理装置1は、振動検知モードがONになったRFIDタグの持出情報を削除し、振動検知モードがONになったRFIDタグの移動情報を追加する。振動検知モードがONになったRFIDタグの移動情報は、例えば、ユーザが物品移動管理装置1に入力する。このとき、初期設定として移動禁止の移動可否情報を付与してもよい。
上記の実施の形態では、物品移動管理システム100は、移動可物品20の保管場所に付与される保管場所RFIDタグ41と、移動不可物品30の保管場所に付与される保管場所RFIDタグ42とを備えるが、これに限らない。移動可物品20の保管場所の天井に配置された位置検知RFIDアンテナ21と保管場所RFIDタグ41とが1対1で対応し、移動不可物品30の保管場所の天井に配置された位置検知RFIDアンテナ21と保管場所RFIDタグ42とが1対1で対応する場合には、物品移動管理装置1が位置検知RFIDアンテナ21に対応する保管場所情報と、振動検知RFIDアンテナ31に対応する保管場所情報とを予め記憶しておいてもよい。この場合は、物品移動管理システム100は、保管場所RFIDタグ41および保管場所RFIDタグ42を備えなくてもよい。
上記の実施の形態では、位置検知RFIDアンテナ21は指向性を持たないが、位置検知RFIDアンテナ21に指向性を持たせて、位置検知RFIDアンテナ21の電波の捕捉範囲に複数の保管場所を配置してもよい。この場合、位置検知ログに電波を捕捉した方向を示す捕捉方向情報を含む。物品移動管理装置1の移動管理部12は、位置検知ログと受信日時情報、アンテナ識別情報および捕捉方向情報が一致する保管場所検知ログに含まれる保管場所情報を抽出する。移動管理部12は、管理データベース13が記憶するエリア情報を参照し、位置検知ログに含まれるアンテナ識別情報に対応付けられたエリア識別情報を特定する。移動管理部12は、位置検知ログに含まれる物品識別情報と、抽出した保管場所情報と、特定したエリア識別情報とを対応付けて、物品位置情報を生成する。
上記の実施の形態では、位置検知RFIDアンテナ21および振動検知RFIDアンテナ31は、エリアAの天井に配置されたが、これに限らない。位置検知RFIDアンテナ21の配置位置は、エリアA内の位置検知RFIDタグ2が発する電波を捕捉できる位置であればよい。また。振動検知RFIDアンテナ31の配置位置は、エリアA内の振動検知RFIDタグ3が発する電波を捕捉できる位置であればよい。
上記の実施の形態では、位置検知RFIDタグ2は、パッシブ型のRFIDタグである。振動検知RFIDタグ3は、セミパッシブ型のRFIDタグであるが、これに限らず、アクティブ型のRFIDタグを用いてもよい。例えば、振動検知RFIDタグ3がアクティブ型のRFIDタグの場合、振動センサを備え、振動を検知したことを示す振動検知情報を載せた電波を発してもよい。この場合、振動検知RFIDアンテナ31は、捕捉した振動検知RFIDタグ3の電波から読み取った振動検知情報と、記憶している識別するアンテナ識別情報と、振動検知情報を読み取った日時を示す受信日時情報とを対応付けた振動検知ログを物品移動管理装置1に送信する。
上記の実施の形態では、物品移動管理装置1は、持ち出し禁止の移動可物品20が持ち出されると判定した場合、および、移動禁止の移動不可物品30の位置が移動されたと判定した場合に、警報装置5に警報を出力させ、ドア6にエリアAの出入口を閉鎖させる。これに加えて、物品移動管理装置1は、保管場所内での移動のみ許可されている移動不可物品30が保管場所間で移動されると判定した場合に、警報装置5に警報を出力させ、ドア6にエリアAの出入口を閉鎖させてもよい。
この場合、保管場所内での移動も禁止されている移動禁止の移動不可物品30には、振動検知RFIDタグ3を付与し、保管場所内での移動は許可されている移動不可物品30には、位置検知RFIDタグ2を付与する。物品移動管理装置1の移動管理部12は、ログ取得部11から受け取った位置検知ログに基づいて、保管場所内で移動は許可されている移動不可物品30が保管場所間で移動されるか否かを判定する。
具体的には、移動管理部12は、移動不可物品30の保管場所の天井に配置された位置検知RFIDアンテナ21からの位置検知ログに、保管場所内での移動は許可されている移動不可物品30に付与された位置検知RFIDタグ2の物品識別情報が含まれるか否かを判定する。移動不可物品30の保管場所の天井に配置された位置検知RFIDアンテナ21からの位置検知ログに、保管場所内で移動は許可されている移動不可物品30に付与された位置検知RFIDタグ2の物品識別情報が含まれなくなった場合に、保管場所内での移動は許可されている移動不可物品30が保管場所の外に出されたと判断し、移動不可物品30が保管場所間で移動されると判定する。
また、この場合、移動管理部12は、ログ取得部11から受け取った位置検知ログと保管場所検知ログとに基づいて、保管場所内での移動は許可されている移動不可物品30の位置を示す物品位置情報を生成し、管理データベース13に記憶してもよい。
1 物品移動管理装置、2 位置検知RFIDタグ、3 振動検知RFIDタグ、5 警報装置、6 ドア、11 ログ取得部、12 移動管理部、13 管理データベース、14 警報装置制御部、15 ドア制御部、16 アンテナ制御部、20 移動可物品、30 移動不可物品、21 位置検知RFIDアンテナ、22 持出検知RFIDアンテナ、31 振動検知RFIDアンテナ、41,42 保管場所RFIDタグ、100 物品移動管理システム、101 一時記憶部、102 記憶部、103 計算部、104 入力部、105 送受信部、106 表示部、A エリア。

Claims (8)

  1. エリアの外への持ち出しが禁止された持出禁止物品を含む移動可物品の移動を管理する物品移動管理装置と、
    前記移動可物品に付与された位置検知RFIDタグと、
    前記エリアの出入口に配置され、前記位置検知RFIDタグが発する電波を捕捉する持出検知RFIDアンテナと、
    前記エリアの出入口を開閉するドアと、
    を備え、
    前記位置検知RFIDタグは、前記位置検知RFIDタグを識別する物品識別情報を載せた電波を発し、
    前記持出検知RFIDアンテナは、
    捕捉した前記位置検知RFIDタグの電波から読み取った前記物品識別情報、および、前記持出検知RFIDアンテナを識別するアンテナ識別情報を含む持出検知ログを前記物品移動管理装置に送信し、
    前記物品移動管理装置は、
    前記持出検知ログを受信する持出検知ログ取得部と、
    前記持出検知ログに基づいて、前記持出禁止物品が持ち出されるか否かを判定する持出判定部と、
    前記持出判定部が、前記持出禁止物品が持ち出されると判定した場合に、前記ドアに前記エリアの出入口を閉鎖させるドア制御部と、
    を有する物品移動管理システム。
  2. 移動が禁止された移動不可物品に付与された振動検知RFIDタグと、
    前記エリアに配置されて前記振動検知RFIDタグが発する電波を捕捉する振動検知RFIDアンテナと、
    をさらに備え、
    前記振動検知RFIDタグは、振動を検知した場合に電波を発し、
    前記振動検知RFIDアンテナは、
    前記振動検知RFIDタグの電波を捕捉すると、前記振動検知RFIDアンテナを識別するアンテナ識別情報を含む振動検知ログを前記物品移動管理装置に送信し、
    前記物品移動管理装置は、
    前記振動検知ログを受信する振動検知ログ取得部と、
    前記振動検知ログに基づいて、前記移動不可物品が移動されたか否かを判定する移動判定部と、
    をさらに有し、
    前記ドア制御部は、前記移動判定部が、前記移動不可物品が移動されたと判定した場合に、さらに前記ドアに前記エリアの出入口を閉鎖させる、
    請求項1に記載の物品移動管理システム。
  3. 警報を出力する警報装置をさらに備え、
    前記物品移動管理装置は、
    前記持出判定部が、前記持出禁止物品が持ち出されると判定した場合と、前記移動判定部が、前記移動不可物品が移動されたと判定した場合の少なくともいずれかの場合に前記警報装置に警報を出力させる警報装置制御部をさらに備える、
    請求項2に記載の物品移動管理システム。
  4. 前記エリアに配置されて前記位置検知RFIDタグが発する電波を捕捉する位置検知RFIDアンテナをさらに備え、
    前記位置検知RFIDタグは、前記位置検知RFIDタグを識別する物品識別情報を載せた電波を発し、
    前記位置検知RFIDアンテナは、
    捕捉した前記位置検知RFIDタグの電波から読み取った前記物品識別情報、および、前記位置検知RFIDアンテナを識別するアンテナ識別情報を含む位置検知ログを前記物品移動管理装置に送信し、
    前記物品移動管理装置は、
    前記位置検知ログを受信する位置検知ログ取得部、
    前記位置検知ログに基づいて、前記移動可物品の位置を示す物品位置情報を生成する物品位置情報生成部、および、
    前記物品位置情報を記憶する物品位置情報記憶部、
    をさらに備える、
    請求項1に記載の物品移動管理システム。
  5. 前記エリアに配置されて前記位置検知RFIDタグが発する電波を捕捉する位置検知RFIDアンテナをさらに備え、
    前記位置検知RFIDタグは、前記位置検知RFIDタグを識別する物品識別情報を載せた電波を発し、
    前記位置検知RFIDアンテナは、
    捕捉した前記位置検知RFIDタグの電波から読み取った前記物品識別情報、および、前記位置検知RFIDアンテナを識別するアンテナ識別情報を含む位置検知ログを前記物品移動管理装置に送信し、
    前記物品移動管理装置は、
    前記位置検知ログを受信する位置検知ログ取得部、
    前記位置検知ログおよび前記振動検知ログに基づいて、前記移動可物品および前記移動不可物品の位置を示す物品位置情報を生成する物品位置情報生成部、および、
    前記物品位置情報を記憶する物品位置情報記憶部、
    をさらに備える、
    請求項2または3に記載の物品移動管理システム。
  6. エリアの出入口に配置され、前記エリアの外への持ち出しが禁止された持出禁止物品を含む移動可物品に付与された位置検知RFIDタグが発する電波を捕捉する持出検知RFIDアンテナに接続され、前記移動可物品の移動を管理する物品移動管理装置であって、
    前記物品移動管理装置は、
    前記持出検知RFIDアンテナから、捕捉した前記位置検知RFIDタグの電波から読み取った前記位置検知RFIDタグを識別する物品識別情報、および、前記持出検知RFIDアンテナを識別するアンテナ識別情報を含む持出検知ログを受信する持出検知ログ取得部と、
    前記持出検知ログに基づいて、前記持出禁止物品が持ち出されるか否かを判定する持出判定部と、
    前記持出判定部が、前記持出禁止物品が持ち出されると判定した場合に、前記エリアの出入口を開閉するドアに前記エリアの出入口を閉鎖させるドア制御部と、
    を備える物品移動管理装置。
  7. エリアの出入口に配置され、前記エリアの外への持ち出しが禁止された持出禁止物品を含む移動可物品に付与された位置検知RFIDタグが発する電波を捕捉する持出検知RFIDアンテナが実行する、
    捕捉した前記位置検知RFIDタグの電波から読み取った前記位置検知RFIDタグを識別する物品識別情報、および、前記持出検知RFIDアンテナを識別するアンテナ識別情報を含む持出検知ログを物品移動管理装置に送信する持出検知ログ送信ステップと、
    前記物品移動管理装置が実行する、
    前記持出検知ログを受信する持出検知ログ取得ステップと、
    前記持出検知ログに基づいて、前記持出禁止物品が持ち出されるか否かを判定する持出判定ステップと、
    前記持出判定ステップで、前記持出禁止物品が持ち出されると判定した場合に、前記エリアの出入口を開閉するドアに前記エリアの出入口を閉鎖させるドア制御ステップと、
    を備える物品移動管理方法。
  8. エリアの出入口に配置され、前記エリアの外への持ち出しが禁止された持出禁止物品を含む移動可物品に付与された位置検知RFIDタグが発する電波を捕捉する持出検知RFIDアンテナに接続されたコンピュータを、
    前記持出検知RFIDアンテナから、前記位置検知RFIDタグの電波から読み取った前記位置検知RFIDタグを識別する物品識別情報、および、前記持出検知RFIDアンテナを識別するアンテナ識別情報を含む持出検知ログを受信する持出検知ログ取得部、
    前記持出検知ログに基づいて、前記持出禁止物品が持ち出されるか否かを判定する持出判定部、および、
    前記持出判定部が、前記持出禁止物品が持ち出されると判定した場合に、前記エリアの出入口を開閉するドアに前記エリアの出入口を閉鎖させるドア制御部、
    として機能させるプログラム。
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