JP2021174629A - 非水電解質二次電池及びその製造方法 - Google Patents

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慎 藤田
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Abstract

【課題】ラミネートフィルムを外装体とする非水電解質二次電池において、樹脂にクラックが発生することによる長期信頼性の低下を防止する。【解決手段】ラミネートフィルム10,20からなる外装体2と、外装体2に収容された蓄電素子3及び非水電解質とを含む。ラミネートフィルム10,20の周縁部12,22は互いにシールされている。周縁部12を構成するシール部12T、12B、12S、12Dには、金属層6の厚みが局所的に薄い薄肉部13が設けられている。これにより、ヒートシール工程において蓄電素子3側に移動しようとする樹脂層7が薄肉部13によって抑えられることから、蓄電素子3側における樹脂量を適正な量とすることができる。その結果、応力集中によるクラックが発生しにくくなることから、長期信頼性を高めることが可能となる。本発明は、安定したエネルギー供給という観点から持続可能な開発目標の達成に寄与する。【選択図】図4

Description

本発明は非水電解質二次電池及びその製造方法に関し、特に、ラミネートフィルムを外装体とする非水電解質二次電池及びその製造方法に関する。
特許文献1には、ラミネートフィルムを外装体とする二次電池が開示されている。特許文献1に記載された二次電池は、凸条を有するヒートシールバーを用いてラミネートフィルムをシールすることによって、ラミネートフィルムの周縁部に薄肉部を形成している。
特開2013−157286号公報
しかしながら、凸条を有するヒートシールバーを用いてラミネートフィルムをシールすると、ラミネートフィルムを構成する樹脂が薄肉部を中心として両側に押し流されるため、蓄電素子側における樹脂量が必要以上に多くなることがあった。蓄電素子側における樹脂量が必要以上に多くなると、この部分において応力が集中し、樹脂にクラックが発生しやすくなる。樹脂にクラックが発生すると、クラックを介して電解液がアルミと接触する可能性があるため、長期信頼性が低下するおそれがあった。
したがって、本発明は、ラミネートフィルムを外装体とする非水電解質二次電池及びその製造方法において、樹脂にクラックが発生することによる長期信頼性の低下を防止することを目的とする。
本発明による非水電解質二次電池は、金属層の両面が樹脂層で覆われた第1及び第2のラミネートフィルムからなる外装体と、外装体に収容された蓄電素子及び非水電解質とを含み、蓄電素子は一対の電極タブを有し、第1のラミネートフィルムは、蓄電素子を収容する収容部と、収容部の周縁に位置する第1の周縁部とを含み、第2のラミネートフィルムは、蓄電素子と重なる中央部と、中央部の周縁に位置する第2の周縁部とを含み、第1の周縁部に位置する樹脂層と第2の周縁部に位置する樹脂層は互いにシールされ、第1の周縁部は、一対の電極タブが外装体から突出するようシールされたトップシール部と、トップシール部の反対側に位置するボトムシール部と、トップシール部及びボトムシール部とは異なる方向に延在するサイドシール部と、サイドシール部の反対側に位置するデガスシール部とを含み、トップシール部、ボトムシール部、サイドシール部及びデガスシール部には、金属層の厚みが局所的に薄い薄肉部が収容部の周縁に沿って設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、蓄電素子側に移動しようとする樹脂層が薄肉部によって抑えられることから、蓄電素子側における樹脂量を適正な量とすることができる。これにより、応力集中によるクラックが発生しにくくなることから、長期信頼性を高めることが可能となる。
本発明において、薄肉部を中心として金属層の厚みの10倍の範囲内における樹脂層の最小厚みに対する最大厚みの比は、1.7以下であっても構わない。このように、樹脂層の厚さが比較的平坦な領域に薄肉部を設けることにより、薄肉部の効果を高めることが可能となる。
本発明において、薄肉部における第1及び第2の周縁部の合計厚みに対する薄肉部における金属層の厚みの比は、0.15以上、0.23以下であっても構わない。上記比がこの範囲であれば、長期信頼性をより高めることが可能となる。
本発明による非水電解質二次電池の製造方法は、金属層の両面が樹脂層で覆われた第1のラミネートフィルムを深絞り加工することによって、収容部と、収容部の周縁に位置する第1の周縁部と、収容部と第1の周縁部の境界に位置し、金属層の厚みが局所的に薄い薄肉部とを形成する第1の工程と、一対の電極タブを有する蓄電素子を収容部に収容する第2の工程と、金属層の両面が樹脂層で覆われた第2のラミネートフィルムを用意し、第2のラミネートフィルムの中央部を蓄電素子と重ね、中央部の周縁に位置する第2の周縁部を第1の周縁部と重ねる第3の工程と、薄肉部と重なるよう第1及び第2の周縁部をヒートシールバーで挟むことによって、一対の電極タブが第1及び第2のラミネートフィルムからなる外装体から突出するようシールされたトップシール部と、トップシール部の反対側に位置するボトムシール部と、トップシール部及びボトムシール部とは異なる方向に延在するサイドシール部とを形成する第4の工程と、サイドシール部の反対側から非水電解質を注入した後、収容部を脱気しながら、薄肉部と重なるよう第1及び第2の周縁部をヒートシールバーで挟むことによって、サイドシール部の反対側に位置するデガスシール部を形成する第5の工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、あらかじめ形成された薄肉部と重なるよう、第1及び第2の周縁部をヒートシールバーで挟むことによってシールしていることから、蓄電素子側に移動しようとする樹脂層を薄肉部によって抑えることができる。
本発明において、第1の工程は、ポケットを有するダイに第1のラミネートフィルムを載置した状態で、ポケットにパンチを挿入することによって、ポケットと重なる位置に収容部を形成し、ポケットの深さに対するパンチとダイのクリアランスの比は、0.07以上、0.18以下であっても構わない。上記比がこの範囲であれば、長期信頼性をより高めることが可能となる。
本発明において、トップシール部、ボトムシール部、サイドシール部及びデガスシール部に含まれる樹脂層のうち、ヒートシールバーの接触端部と薄肉部の間に位置する第1の領域の断面積に対する、接触端部よりも内側に位置する第2の領域の断面積の比は、0.7以上、1.4以下であっても構わない。上記比がこの範囲であれば、長期信頼性をより高めることが可能となる。
本発明によれば、ラミネートフィルムを外装体とする非水電解質二次電池及びその製造方法において、樹脂にクラックが発生することによる長期信頼性の低下を防止することが可能となる。本発明は、安定したエネルギー供給という観点から持続可能な開発目標の達成に寄与する。
図1は、本発明の一実施形態による非水電解質二次電池1の外観を示す略斜視図である。 図2は、非水電解質二次電池1の略分解斜視図である。 図3は、ラミネートフィルム10,20の模式的な断面図である。 図4は、ラミネートフィルム10,20の周縁部12,22を拡大して示す模式的な断面図である。 図5は、ラミネートフィルム10を深絞りする工程を説明するための模式図である。 図6は、ラミネートフィルム10の収容部11に蓄電素子3を収容した状態を示す模式図である。 図7は、サイドシール部12S,22Sのヒートシール工程を説明するための模式図である。 図8は、デガスシール部12D,22Dのヒートシール工程を説明するための模式図である。 図9は、実施例1〜21及び比較例1〜12における各種パラメータと剥離強度を示す表である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による非水電解質二次電池1の外観を示す略斜視図である。また、図2は、非水電解質二次電池1の略分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態による非水電解質二次電池1は、ラミネートフィルム10,20からなる外装体2と、外装体2に収容された蓄電素子3とを備えている。蓄電素子3は一対の電極タブ4,5を有している。電極タブ4,5の一方は正極タブ、他方は負極タブである。図示しないが、外装体2には蓄電素子3とともに非水電解質も封入される。ラミネートフィルム10,20は、断面図である図3に示すように、金属層6の両面が樹脂層7,8で覆われた構造を有している。金属層6は例えばアルミニウムからなる。樹脂層7は外装体2の内側に位置する層であり、例えばポリプロピレンからなる。樹脂層8は外装体2の外側に位置する層であり、例えばナイロンからなる。
ラミネートフィルム10は、蓄電素子3を収容する収容部11と、収容部の周縁に位置する周縁部12とを含む。ラミネートフィルム20は、蓄電素子3と重なる中央部21と、中央部の周縁に位置する周縁部22とを含む。ラミネートフィルム10の周縁部12とラミネートフィルム20の周縁部22は、後述するヒートシール工程によってシールされている。シールされた部分においては、ラミネートフィルム10に含まれる樹脂層7とラミネートフィルム20に含まれる樹脂層8が一体化している。
ラミネートフィルム10の周縁部12は、電極タブ4,5が外装体2から突出するようシールされたトップシール部12Tと、トップシール部12Tの反対側に位置するボトムシール部12Bと、トップシール部12T及びボトムシール部12Bと直交する方向に延在するサイドシール部12Sと、サイドシール部12Sの反対側に位置するデガスシール部12Dとを有している。同様に、ラミネートフィルム20の周縁部22もトップシール部22T、ボトムシール部22B、サイドシール部22S及びデガスシール部22Dを有し、これらはそれぞれトップシール部12T、ボトムシール部12B、サイドシール部12S及びデガスシール部12Dにシールされている。
さらに、ラミネートフィルム10の周縁部12には、金属層6の厚みが局所的に薄い薄肉部13が設けられている。薄肉部13は、トップシール部12T、ボトムシール部12B、サイドシール部12S及びデガスシール部12Dの全てに存在する。
図4は、ラミネートフィルム10,20の周縁部12,22を拡大して示す模式的な断面図である。
図4に示すように、ラミネートフィルム10,20の周縁部12,22においては、ラミネートフィルム10に含まれる樹脂層7とラミネートフィルム20に含まれる樹脂層7が一体化している。図4において樹脂層7に付された破線は、ラミネートフィルム10側に属する樹脂層7とラミネートフィルム20側に属する樹脂層7の境界を示しているが、実際には両者は一体化しているため、このような境界を視認することは困難である。
ラミネートフィルム10の周縁部12に属する樹脂層8、金属層6及び樹脂層7の厚みはそれぞれT1〜T3であり、ラミネートフィルム20の周縁部22に属する樹脂層7、金属層6及び樹脂層8の厚みはそれぞれT4〜T6である。また、薄肉部13における金属層6の厚みはT2aであり、薄肉部13における周縁部12,22の合計厚みはT0である。この場合、厚みT0に対する厚みT2aの比(=T2a/T0)は、0.15以上、0.23以下であることが好ましい。これによれば、シール強度を長期間に亘って維持することができるため、長期信頼性を高めることが可能となる。
また、後述するヒートシールバーの接触端部の位置40と薄肉部13の位置13aの距離はL1であり、薄肉部13を中心として金属層6の厚みの10倍の範囲内がL2である。この場合、L2の範囲内における樹脂層7の最小厚みに対する最大厚みの比は、1.7以下であることが好ましい。つまり、シールされた樹脂層7が比較的平坦な領域に薄肉部13を設けることが好ましい。さらに、シールされた樹脂層7のうち、接触端部の位置40よりも内側に位置する領域はAであり、L1の範囲内に位置する領域はBである。この場合、領域Bにおける樹脂層7の断面積に対する領域Aにおける樹脂層7の断面積の比(=A/B)は、0.7以上、1.4以下であることが好ましい。これによれば、シール強度を長期間に亘って維持することができるため、長期信頼性を高めることが可能となる。
次に、本実施形態による非水電解質二次電池1の製造方法について説明する。
非水電解質二次電池1の作製においては、図5に示す深絞り加工機30を用いて、ラミネートフィルム10を深絞り加工する。深絞り加工機30は、金属プレート31に支持されたダイ32と、金属プレート33に支持されたストリッパ34と、ストリッパ34の中を通過するパンチ35とを備えている。ダイ32にはパンチ35が挿入されるポケット32aが設けられている。そして、図5(a)に示すように、一部がポケット32aと重なるようダイ32にラミネートフィルム10を際した後、図5(b)に示すように、ポケット32aにパンチ35を挿入する。これにより、ラミネートフィルム10が深絞りされ、パンチ35に押された部分が収容部11となる。パンチ35に押されない部分は平坦な状態であり、周縁部12となる。この時、ラミネートフィルム10には、ポケット32aのエッジに押し当てられる部分において強い引っ張り応力が加わるため、この部分における金属層6が薄くなり、薄肉部13が形成される。
薄肉部13の位置や、薄肉部13における金属層6の厚みT2aなどのパラメータは、ポケット32aの深さT7や、ポケット32a内におけるパンチ35とダイ32のクリアランスCによって調整することができる。具体的には、ポケット32aの深さT7に対するクリアランスCの比(=C/T7)は、0.07以上、0.18以下とすることが好ましい。これは、上記比が0.07未満であると薄肉部13の形成位置が内側(蓄電素子3側)となりすぎる一方、上記比が0.18超であると薄肉部13の形成位置が外側(蓄電素子3から離れる側)となりすぎることから、後述するヒートシール工程において樹脂層7の内側方向への流動を抑える効果が少なくなる(或いは効果が得られない)からである。
次に、図6に示すように蓄電素子3をラミネートフィルム10の収容部11に収容した後、図7に示すように、中央部21が蓄電素子3と重なるようラミネートフィルム20を配置する。これにより、ラミネートフィルム10の周縁部12とラミネートフィルム20の周縁部22は、互いに重なり合った状態となる。この状態で、加熱された一対のヒートシールバー41,42によって周縁部12,22を挟み込むことによって、周縁部12,22に位置する樹脂層7をシールする。これにより、ラミネートフィルム10,20には、トップシール部12T,22T、ボトムシール部12B,22B、サイドシール部12S,22Sが形成される。図7には、サイドシール部12S,22Sがシールされた状態が示されている。図7に示すように、ヒートシールバー41,42は、薄肉部13と重なるように配置される。尚、この段階ではデガスシール部12D,22Dのシールは行わない。
次に、まだシールされていないデガスシール部12D,22Dから非水電解質を注入した後、収容部11を脱気しながら、図8に示すように、加熱された一対のヒートシールバー41,42によってデガスシール部12D,22Dを挟み込む。これにより、デガスシール部12D,22Dに位置する樹脂層7をシールする。この場合も、ヒートシールバー41,42は、薄肉部13と重なるように配置される。
このように、本実施形態による非水電解質二次電池1の製造工程においては、ヒートシールバー41,42を薄肉部13と重なる位置に配置していることから、熱によって流動した樹脂層7が薄肉部13から内側(蓄電素子3側)へ移動しにくくなる。これにより、蓄電素子3側における樹脂層7の量が適正となることから、シールされた樹脂層7への応力集中によるクラックが発生しにくくなり、長期信頼性が高められる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
ラミネートフィルム10を深絞り加工する際の条件、並びに、ラミネートフィルム10,20をシールする際のシール条件を種々に設定することによって、実施例1〜21及び比較例1〜12の非水電解質二次電池を実際に作製した。実施例1〜21及び比較例1〜12における各種パラメータは、図9に示されている。実施例1〜21のサンプルにおいては、シール工程においてヒートシールバーを薄肉部と重なる位置に配置している一方、比較例1〜12のサンプルにおいては、シール工程においてヒートシールバーを薄肉部と重ならない位置(薄肉部よりも外側)に配置している。
そして、初期状態におけるシール部分の剥離強度S0と、保存試験後の剥離強度S1を計測し、強度維持率R(=S1/S0)を算出した。保存試験は、温度60℃、湿度90%の環境下に3ヶ月間保存することにより行った。
その結果、図9に示すように、実施例1〜21においては、比較例1〜12よりも概ね高い強度維持率Rが得られた。特に、厚みT0に対する厚みT2aの比(=T2a/T0)が0.15以上、0.23以下であるサンプル(実施例1〜3,6〜10,13〜20)や、領域Bにおける樹脂層7の断面積に対する領域Aにおける樹脂層7の断面積の比(=A/B)が0.7以上、1.4以下であるサンプル(実施例1〜3,6〜10,13〜21)や、ポケット32aの深さT7に対するクリアランスCの比(=C/T7)が0.07以上、0.18以下であるサンプル(実施例1〜15,17〜21)においては特に高い強度維持率Rが得られた。また、これらの条件を全て満たすサンプルについては、強度維持率Rが0.9以上であった。
1 非水電解質二次電池
2 外装体
3 蓄電素子
4,5 電極タブ
6 金属層
7,8 樹脂層
10,20 ラミネートフィルム
11 収容部
12,22 周縁部
12B,22B ボトムシール部
12D,22D デガスシール部
12S,22S サイドシール部
12T,22T トップシール部
13 薄肉部
13a 薄肉部の位置
21 中央部
22 周縁部
30 深絞り加工機
31 金属プレート
32 ダイ
32a ポケット
33 金属プレート
34 ストリッパ
35 パンチ
40 ヒートシールバーの接触端部の位置
41,42 ヒートシールバー

Claims (6)

  1. 金属層の両面が樹脂層で覆われた第1及び第2のラミネートフィルムからなる外装体と、
    前記外装体に収容された蓄電素子及び非水電解質と、を含み、
    前記蓄電素子は、一対の電極タブを有し、
    前記第1のラミネートフィルムは、前記蓄電素子を収容する収容部と、前記収容部の周縁に位置する第1の周縁部とを含み、
    前記第2のラミネートフィルムは、前記蓄電素子と重なる中央部と、前記中央部の周縁に位置する第2の周縁部とを含み、
    前記第1の周縁部に位置する前記樹脂層と前記第2の周縁部に位置する前記樹脂層は互いにシールされ、
    前記第1の周縁部は、前記一対の電極タブが前記外装体から突出するようシールされたトップシール部と、前記トップシール部の反対側に位置するボトムシール部と、前記トップシール部及び前記ボトムシール部とは異なる方向に延在するサイドシール部と、前記サイドシール部の反対側に位置するデガスシール部とを含み、
    前記トップシール部、前記ボトムシール部、前記サイドシール部及び前記デガスシール部には、前記金属層の厚みが局所的に薄い薄肉部が前記収容部の周縁に沿って設けられていることを特徴とする非水電解質二次電池。
  2. 前記薄肉部を中心として前記金属層の厚みの10倍の範囲内における前記樹脂層の最小厚みに対する最大厚みの比は、1.7以下であることを特徴とする請求項1に記載の非水電解質二次電池。
  3. 前記薄肉部における前記第1及び第2の周縁部の合計厚みに対する前記薄肉部における前記金属層の厚みの比は、0.15以上、0.23以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の非水電解質二次電池。
  4. 金属層の両面が樹脂層で覆われた第1のラミネートフィルムを深絞り加工することによって、収容部と、前記収容部の周縁に位置する第1の周縁部と、前記収容部と前記第1の周縁部の境界に位置し、前記金属層の厚みが局所的に薄い薄肉部とを形成する第1の工程と、
    一対の電極タブを有する蓄電素子を前記収容部に収容する第2の工程と、
    金属層の両面が樹脂層で覆われた第2のラミネートフィルムを用意し、前記第2のラミネートフィルムの中央部を前記蓄電素子と重ね、前記中央部の周縁に位置する第2の周縁部を前記第1の周縁部と重ねる第3の工程と、
    前記薄肉部と重なるよう前記第1及び第2の周縁部をヒートシールバーで挟むことによって、前記一対の電極タブが前記第1及び第2のラミネートフィルムからなる外装体から突出するようシールされたトップシール部と、前記トップシール部の反対側に位置するボトムシール部と、前記トップシール部及び前記ボトムシール部とは異なる方向に延在するサイドシール部とを形成する第4の工程と、
    前記サイドシール部の反対側から非水電解質を注入した後、前記収容部を脱気しながら、前記薄肉部と重なるよう前記第1及び第2の周縁部をヒートシールバーで挟むことによって、前記サイドシール部の反対側に位置するデガスシール部を形成する第5の工程と、を備えることを特徴とする非水電解質二次電池の製造方法。
  5. 前記第1の工程は、ポケットを有するダイに第1のラミネートフィルムを載置した状態で、前記ポケットにパンチを挿入することによって、前記ポケットと重なる位置に前記収容部を形成し、
    前記ポケットの深さに対する前記パンチと前記ダイのクリアランスの比は、0.07以上、0.18以下であることを特徴とする請求項4に記載の非水電解質二次電池の製造方法。
  6. 前記トップシール部、前記ボトムシール部、前記サイドシール部及び前記デガスシール部に含まれる前記樹脂層のうち、前記ヒートシールバーの接触端部と前記薄肉部の間に位置する第1の領域の断面積に対する、前記接触端部よりも内側に位置する第2の領域の断面積の比は、0.7以上、1.4以下であることを特徴とする請求項4又は5に記載の非水電解質二次電池の製造方法。
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