JP2021174024A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】広告主からの依頼を受けてウェブサイトに広告を掲載する仲介を行う者にとってより利便性の高いサービスを提供すること。【解決手段】広告主Ａ１乃至Ａｎ（ｎは１以上の整数値）の依頼を受けてウェブサイトに広告を掲載する仲介を行う広告代理店Ｂを支援する管理サーバ１において、キーワード受付部１０１は、広告代理店Ｂによる所定の検索キーワードの設定を受け付ける。巡回制御部１０２は、キーワード受付部１０１により受付けられた前記検索キーワードに基づいて、１以上のウェブサイトの巡回を行う制御を実行する。広告情報取得部１０４は、巡回制御部１０２による巡回の結果に基づいて、１以上のウェブサイトの夫々に掲載されている１以上の広告に関する情報を取得する。これにより、上記の課題を解決する。【選択図】図４

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。

従来より、広告主からの依頼を受けてウェブサイトに広告を掲載する仲介を行う者の業務を支援する技術は存在する（例えば特許文献１参照）。

特開２０２０−４２５９７号公報

しかしながら、上述の特許文献１に記載の技術を含む従来技術に比して、広告主からの依頼を受けてウェブサイトに広告を掲載する仲介を行う者にとってより利便性の高い技術の開発が望まれている状況にある。

本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、広告主からの依頼を受けてウェブサイトに広告を掲載する仲介を行う者にとってより利便性の高いサービスを提供することを目的とする。

上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、
広告主の依頼を受けてウェブサイトに広告を掲載する仲介を行う広告代理者を支援する情報処理装置において、
前記広告代理者による、ウェブサイトを検索するためのシンボル群の設定を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により設定が受付けられた前記シンボル群に基づいて、１以上のウェブサイトの巡回を行う制御を実行する巡回制御手段と、
前記巡回制御手段による前記巡回の結果に基づいて、前記１以上のウェブサイトの夫々に掲載されている１以上の広告に関する情報を取得する取得手段と、
を備える。

本発明の一態様の情報処理方法及びプログラムの夫々は、上述の本発明の一態様の情報処理装置に対応する情報処理方法及びプログラムの夫々である。

本発明によれば、広告主からの依頼を受けてウェブサイトに広告を掲載する仲介を行う者にとってより利便性の高いサービスを提供することができる。

本発明の一実施形態の情報処理装置が適用される情報処理システムにより実現可能なサービスの運用形態の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る管理サーバを含む情報処理システムの構成の概要を示す図である。 図２の管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 図２の情報処理システムのうち管理サーバの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。 図４の機能的構成を有する管理サーバにより実行が制御される処理の流れを示すフローチャートである。 掲載広告リストの一例を示す図である。

以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図１は、本発明の一実施形態の情報処理装置が適用される情報処理システム（図２）により実現可能なサービス（以下、「本サービス」と呼ぶ）の運用形態の一例を示す図である。

図１に示す本サービスでは、広告代理店Ｂの支援が行われる。広告代理店Ｂは、広告主Ａからの依頼に基づき業として広告主Ａの広告の仲介を行う者である。なお、広告代理店Ｂに広告の依頼を行う広告主Ａの範囲は特に限定されず、例えば商品又はサービスの提供を行う企業等が含まれる。また、広告主Ａは様々な分野に属する。このため、広告代理店Ｂでは、広告主Ａが属する分野毎に営業担当者ｂが配置される。例えば図１に示すように、ＩＴ（Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ）の分野には営業担当者ｂ１、医療の分野には営業担当者ｂ２、金融の分野には営業担当者ｂ３といったように配置される。

広告代理店Ｂにおいて、例えば営業担当者ｂ１乃至ｂ３の夫々は、本サービスを提供可能とする情報処理システム（図２）に適用される営業担当者端末３−１乃至３−３の夫々を操作して任意の検索キーワードを設定する（ステップＳＴ１）。
「検索キーワード」は、営業担当者ｂ１乃至ｂ３の夫々が担当する分野に関連する１以上のウェブサイトの検索のために用いられるキーワードとなる。このため、図１の例でＩＴ分野を担当する営業担当者ｂ１は、例えば「テクノロジー」、「情報技術」といった文字列等を検索キーワードとして設定する。

営業担当者ｂにより設定される「検索キーワード」は、当然ながら広告のターゲットとなるインターネットユーザがより頻繁に使用するものであることが望ましい。このため、広告代理店Ｂの営業担当者ｂは、例えば以下の手法を用いて設定すべき検索キーワードを決定する。
即ち、営業担当者ｂは、図示はしないが、所定のウェブサイトで公開されている、翌月の検索ボリュームに関する情報を取得する。「検索ボリュームに関する情報」には、ある検索キーワードによる検索が翌月どのくらい行われるのかをボリューム（回数）で示した情報が含まれる。また、ある検索キーワードの検索結果として表示されるウェブサイトに広告を掲載する場合の入札額の推奨額に関する情報も「検索ボリュームに関する情報」に含まれる。また、営業担当者ｂは、を所定のウェブサイトで公開されている、ウェブサイトに掲載された広告の１クリックあたりの単価に関する情報を取得する。

広告代理店Ｂの営業担当者ｂは、所定のウェブサイトで公開されている上記の情報を適宜参照して、設定すべき検索キーワードを検討する。具体的には例えば、アタックし易いキーワード（例えば、人気のキーワード）や、人気はあるが単価が低いキーワード（コストパフォーマンスの良いキーワード）を検討する。

営業担当者ｂによって検索キーワードが設定されると、本サービスを提供可能とする情報処理システム（図２）に適用される管理サーバ１は、その設定を受付ける。そして管理サーバ１は、設定を受付けた検索キーワードに基づいて検索を行い（ステップＳＴ２）、図示せぬウェブサーバにウェブサイトのクローリングを行わせて、検索結果を取得する（ステップＳＴ３）。そして、管理サーバ１は、検索結果に基づいて、ウェブサイトのリンクが広告のリンクであるかどうかの判定を行う（ステップＳＴ４）。その後、管理サーバ１は、判定の結果に基づいて、ウェブサイトに掲載された広告に関する情報を取得する（ステップＳＴ５）。

具体的には、管理サーバ１は、本サービスを提供可能とする情報処理システム（図２）に適用される検索サーバ４に検索を行わせる制御を実行する。
即ち、検索サーバ４は、管理サーバ１により設定が受付けられた検索キーワードによって１以上のウェブサイトを検索する。具体的には例えば、Ｇｏｏｇｌｅ（登録商標）、Ｙａｈｏｏ！（登録商標）等の検索エンジンによるウェブサイトの検索が、所定のタイミング（例えば単発、毎日、３時間毎、１時間毎など）で行われる。

管理サーバ１は、検索サーバ４による検索の結果抽出された１以上のウェブサイトの夫々の管理者（以下、「メディア管理者」と呼ぶ）が、本サービスに登録されているかどうかの判定を行う。判定の結果、未だ本サービスに登録していない場合、管理サーバ１は、本サービスに登録されていないメディア管理者のリストを作成する。作成されたリストは、営業担当者ｂによる営業活動において活用される。

また、管理サーバ１は、検索サーバ４による検索の結果抽出された１以上のウェブサイトに、アクセスを解析するためのツールが埋め込まれているかを示す情報を取得してもよい。これにより、例えば、アクセスを解析するためのツールが埋め込まれていないウェブサイト、及びそのようなウェブサイトが属する分野では、広告に対する意識が低いと捉えることもできる。このため、コストパフォーマンスが高い広告を掲載できる可能性がある。そこで、広告代理店Ｂの営業担当者ｂは、アクセスを解析するためのツールが埋め込まれていないウェブサイト、及びそのようなウェブサイトが属する分野の広告主Ａやメディア管理者に対する営業を積極的に行う。その結果、広告代理店Ｂの営業担当者ｂは、効率的な営業活動を実現させることができる。なお、「アクセスを解析するためのツール」としては、例えば「Ｇｏｏｇｌｅ Ａｎａｌｙｔｉｃｓ」（登録商標）、「Ｙａｈｏｏ！タグマネージャー」（登録商標）、Ｗｅｂビーコン等が挙げられる。

また、管理サーバ１は、検索サーバ４の検索結果に基づいて、ＤＳＰ（Ｄｅｍａｎｄ−Ｓｉｄｅ Ｐｌａｔｆｏｒｍ）の利用状況を把握することができる。「ＤＳＰ」とは、広告主Ａ側で利用される既存のプラットフォームのことをいう。ＤＳＰによれば、広告枠の買い付け、広告の配信、及び各種の分析等が自動で行われるので、広告主Ａの広告効果の最適化を実現させることができる。ＤＳＰは、メディア管理者側で利用されるＳＳＰ（Ｓｕｐｐｌｙ Ｓｉｄｅ Ｐｌａｔｆｏｒｍ）連携することで広告を配信することができる。「ＳＳＰ」とは、広告枠の販売や、広告収益最大化を目的とした既存のプラットフォームのことをいう。このように、広告主Ａ側でＤＳＰが利用され、メディア管理者側でＳＳＰが利用されることで入札が行われて、どのウェブサイトにどの広告が掲載されるかが自動的に決定される。
管理サーバ１は、ＤＳＰ（及びＳＳＰ）の利用状況を把握することで、検索の結果抽出された１以上のウェブサイトが属する分野における広告に対する意識の高さを把握することができる。

また、管理サーバ１は、検索サーバ４による検索の結果抽出された１以上のウェブサイトの夫々に掲載された広告に関する情報を取得する。ここで、管理サーバ１が広告に関する情報を取得する具体的手法については特に限定されない。本実施形態における管理サーバ１は、抽出された１以上のウェブサイトのＨＴＭＬタグからリンクタグ（ａタグ）を検出し、広告のリンクであるかどうかの判定を行う。そして、広告のリンクと判定した場合、管理サーバ１は、そのＵＲＬを「広告に関する情報」として取得する。

具体的には、管理サーバ１は、検出したリンクタグのリンク先となるＵＲＬが、ＡＳＰ（アプリケーションサービスプロバイダ）のリンクの形態であるかどうかを判定する。即ち、ウェブサイトに掲載される広告は、ＡＳＰに応じたＵＲＬで提供されるため、広告のリンク先となるＵＲＬを参照することでＡＳＰがわかる。つまり、リンク先に実際にアクセスすることで広告の内容を把握することもできるし、過去にアクセスした実績があればＵＲＬだけで広告の内容を把握することができる。また、リンク先のウェブページに掲載されたタイトルから広告の内容を判断することもできる。この場合、ウェブページに掲載されたタイトルとリンク先のＵＲＬとに基づいた精度の高い判定が可能となる。

そして、ＡＳＰのリンクの形態であると判定されたＵＲＬには、広告名が付されて広告ＤＢ４００に記憶されて管理される。なお、ＡＳＰのリンクの形態であると判定されたＵＲＬのうち、既に広告ＤＢ４００において広告名が付されて記憶されて管理されているものと同一のものについては、その広告名と同一の広告名が付されて管理される。

ＡＳＰのリンクの形態であるかどうかの判定は、管理サーバ１が自動で行ってもよし、人の目によって判定されてもよい。ＡＳＰのリンクの形態であるかどうかを管理サーバ１が自動判定する場合には、例えばリンクタグのリンク先となるＵＲＬのサブドメインやホスト名の解析結果に基づいて自動判定がなされてもよい。これにより、広告であるかどうか判定の精度を向上させることができる。

そして、管理サーバ１は、取得したウェブサイト毎の広告に関する情報に基づいて、１以上の広告の夫々のリンクを少なくとも含む情報を、１以上のウェブサイト毎に一覧化したリストを生成する（ステップＳＴ６）。以下、このようにリスト化されたものを「掲載広告リスト」と呼ぶ。なお、掲載広告リストの具体例は図６を参照して後述する。

以上説明したように、本サービスによれば、広告代理店Ｂにおいて各分野を担当する１以上の営業担当者ｂの夫々は、検索キーワードを設定するだけで、ウェブサイト毎の広告に関する情報を容易に取得することができる。

また、本サービスによれば、例えば所定の手法により算出された広告毎の価値を示す値（スコア）を逆算して、検索キーワード毎の重み付けを行うこともできる。即ち、様々な検索キーワードを設定することで抽出されるウェブサイトのランキングを集計することで、検索キーワードの価値を示す値（スコア）を算出することができる。これにより、広告代理店Ｂの営業担当者ｂは、検索キーワード毎に重み付けを行うことが可能となる。
具体的には例えば、設定された検索キーワードが「看護 転職」であり、その検索結果の１位がウェブサイトＷ１であったとする。一方、設定された検索キーワードが「看護 就職」であり、その検索結果の５位がウェブサイトＷ１であったとする。この場合、検索キーワード「看護 転職」は、検索キーワード「看護 就職」よりもウェブサイトＷ１にとって重要であるという「重み付け」を行うことができる。

図２は、本発明の一実施形態に係るサーバを含む情報処理システムの構成の概要を示す図である。

図２に示す情報処理システムは、管理サーバ１と、広告主端末２と、営業担当者端末３−１乃至３−ｎ（ｎは１以上の整数値）と、検索サーバ４とが、インターネット等の所定のネットワークＮを介して相互に接続されることで構成される。

管理サーバ１は、本サービスの提供者である広告代理店Ｂにより管理される情報処理装置である。管理サーバ１は、本サービスを提供するための各処理を実行する。

広告主端末２は、広告主Ａが操作する情報処理端末である。広告主端末２は、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン等を含む。

営業担当者端末３−１乃至３−ｎの夫々は、広告代理店Ｂの営業担当者ｂ１乃至ｂｎの夫々が操作する情報処理端末である。営業担当者端末３−１乃至３−ｎは、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン等を含む。

広告代理店Ｂの営業担当者ｂ１乃至ｂｎの夫々は、本サービスの利用者向けの専用のアプリ（以下、「専用アプリ」と呼ぶ）がインストールされた営業担当者端末３−１乃至３−ｎの夫々を用いて本サービスを利用することができる。
また、広告代理店Ｂの営業担当者ｂ１乃至ｂｎの夫々は、営業担当者端末３−１乃至３−ｎの夫々のブラウザ機能により表示される、本サービスの利用者向けの専用のＷｅｂサイト（以下、「専用サイト」と呼ぶ）から本サービスを利用することもできる。
なお、断りのない限り、本明細書において「営業担当者ｂが営業担当者端末３を操作する」と表現している場合、それは、次のいずれかを意味している。即ち、営業担当者ｂが、営業担当者端末３にインストールされた専用アプリを起動して各種操作を行うこと、又は営業担当者端末３のブラウザ機能により表示される専用サイトから本サービスを利用することを意味している。

検索サーバ４は、メディア管理者により運営が管理されている外部の１以上のウェブサイトを対象とするキーワード検索を行う情報処理装置である。

図３は、図２の管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。

図３に示す管理サーバ１は、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）１１と、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）１２と、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）１３と、バス１４と、入出力インターフェース１５と、出力部１６と、入力部１７と、記憶部１８と、通信部１９と、ドライブ２０と、を備えている。

ＣＰＵ１１は、ＲＯＭ１２に記録されているプログラム、又は、記憶部１８からＲＡＭ１３にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
ＲＡＭ１３には、ＣＰＵ１１が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。

ＣＰＵ１１、ＲＯＭ１２及びＲＡＭ１３は、バス１４を介して相互に接続されている。このバス１４にはまた、入出力インターフェース１５も接続されている。入出力インターフェース１５には、出力部１６、入力部１７、記憶部１８、通信部１９及びドライブ２０が接続されている。

出力部１６は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、各種情報を画像や音声として出力する。
入力部１７は、キーボードやマウス等で構成され、各種情報を入力する。

記憶部１８は、ハードディスクやＤＲＡＭ（Ｄｙｎａｍｉｃ Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）等で構成され、各種データを記憶する。
通信部１９は、インターネットを含むネットワークＮを介して他の装置（図２の例では、広告主端末２、営業担当者端末３、及び検索サーバ４）との間で通信を行う。

ドライブ２０には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア２１が適宜装着される。ドライブ２０によってリムーバブルメディア２１から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部１８にインストールされる。
また、リムーバブルメディア２１は、記憶部１８に記憶されている各種データも、記憶部１８と同様に記憶することができる。

なお、図示はしないが、図２の情報処理システムのうち、広告主端末２、営業担当者端末３、及び検索サーバ４も、図３に示すハードウェア構成を有している。

図４は、図２の情報処理システムのうちサーバの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。

管理サーバ１の記憶部１８（図３）の一領域には、図４に示すように、広告ＤＢ４００と、サイトＤＢ４０１とが設けられている。

広告ＤＢ４００には、１以上の広告主Ａの夫々の広告に関する情報が記憶されて管理されている。

管理サーバ１のＣＰＵ１１（図３）においては、図４に示すように、キーワード受付部１０１と、巡回制御部１０２と、広告判定部１０３と、広告情報取得部１０４と、リスト生成部１０５とが機能する。

キーワード受付部１０１は、広告代理店Ｂによる検索キーワードの設定を受け付ける。
具体的には、広告代理店Ｂにおいて分野毎の営業担当者の夫々により検索キーワードが設定されると、キーワード受付部１０１がこれを受け付ける。例えば、広告代理店Ｂにおいて、ＩＴ分野、医療分野、及び金融分野の夫々の営業担当者の夫々によって検索キーワードが設定されると、キーワード受付部１０１がこれを受け付ける。

巡回制御部１０２は、キーワード受付部１０１により設定が受付けられた検索キーワードに基づいて、１以上のウェブサイトの巡回を行う制御を実行する。

広告判定部１０３は、１以上のウェブサイトの夫々に、１以上の広告が掲載されているかどうかの判定を行う。

広告情報取得部１０４は、広告判定部１０３による判定の結果に基づいて、１以上のウェブサイトの夫々に掲載されている１以上の広告に関する情報を取得する。ここで、「広告に関する情報」は特に限定されない。例えば広告のリンクとしてのＵＲＬが広告に関する情報として取得される。

リスト生成部１０５は、広告情報取得部１０４により取得された１以上の広告に関する情報に基づいて、１以上の広告の夫々のリンクを少なくとも含む情報を、１以上のウェブサイト毎に一覧化させる。

図５は、図４の機能的構成を有する管理サーバにより実行が制御される処理の流れを示すフローチャートである。

管理サーバ１では、ステップＳ１において、キーワード受付部１０１が、広告代理店Ｂによる検索キーワードの設定を受け付ける。
ステップＳ２において、巡回制御部１０２が、キーワード受付部１０１により設定が受付けられた検索キーワードに基づいて、１以上のウェブサイトの巡回を行う制御を実行する。
ステップＳ３において、広告情報取得部１０４が、巡回制御部１０２による巡回の結果に基づいて、１以上のウェブサイトの夫々に掲載されている１以上の広告に関する情報を取得する。
ステップＳ４において、リスト生成部１０５が、広告情報取得部１０４により取得された１以上の広告に関する情報に基づいて、１以上の広告の夫々のリンクを少なくとも含む情報を、１以上のウェブサイト毎にリスト化する。これにより処理は終了する。

管理サーバ１が図４に示す機能的構成を有し、また、図５に示す処理の実行を制御することにより、広告代理店Ｂの各営業担当者は、例えば以下のメリットを享受することができる。即ち、広告代理店Ｂの各営業担当者は、設定した検索キーワードにヒットする１以上のウェブサイトの夫々に掲載されている１以上の広告に関する情報を容易に取得することができる。その結果、広告代理店Ｂの各営業担当者は、ターゲットを絞った効率的な営業活動を行うことができる。

図６は、掲載広告リストの一例を示す図である。

管理サーバ１は、１以上のウェブサイトの夫々に掲載されている１以上の広告に関する情報を、ウェブサイト毎に一覧化させたリスト（以下、「掲載広告リスト」と呼ぶ）を生成する。
図６に示すように、掲載広告リストには、広告に関する情報として、「調査日時」、「調査ＫＷ」、「ドメイン」、「ＰＳ＿ＵＲＬ」、「パートナー名」、及び「確認」の各項目の夫々に関する情報が含まれる。また、ウェブサイトに掲載された順位毎に「掲載案件」及び「ＡＳＰ名」の夫々に関する情報が含まれる。このうち、「調査日時」は、設定された検索キーワードによる検索が行われた日時を示している。「調査ＫＷ」は、設定された検索キーワードの具体的内容を示している。「ドメイン」は、検索結果として抽出されたウェブサイトのＵＲＬを示している。「パートナー名」は、検索結果として抽出されたウェブサイトの管理を行うメディア管理者の名称を示している。「確認」は、広告のリンク先の確認が行われたかどうかについてのステータスを示している。「順位」は、検索結果として抽出されたウェブサイトに表示されている広告の掲載の順番を示している。「掲載案件」は、ウェブサイトに掲載された広告の広告主Ａの名称を示している。「ＡＳＰ名」は、ウェブサイトに掲載された広告のＡＳＰの名称を示している。

具体的には例えば、図６の例において「ＮＯ．１」には、「調査日時」が「２０２０年４月１日 ０：０６」、「調査ＫＷ」が「２０代 転職」、「ドメイン」が「〇〇〇．ｃｏｍ」、「ＰＳ＿ＵＲＬ」が「ｈｔｔｐｓ：／／〇〇〇．ｃｏｍ」、「パートナー名」が「株式会社〇〇〇」、及び「確認」が「未確認」である旨が示されている。さらに、「順位」が「１」の「掲載案件」が「〇△□」、「ＡＰＳ名」が「□□□」、「順位」が「２」の「掲載案件」が「□〇□」、「ＡＰＳ名」が「△〇△」、である旨が示されている。
また、「ＮＯ．２」には、「調査日時」が「２０２０年４月１日 ０：０６」、「調査ＫＷ」が「３０代 転職」、「ドメイン」が「△△△．ｏｒ．ｊｐ」、「ＰＳ＿ＵＲＬ」が「ｈｔｔｐ：／／△△△．ｏｒ．ｊｐ」、「パートナー名」が「株式会社△△△」、及び「確認」が「未確認」である旨が示されている。さらに、「順位」が「１」の「掲載案件」が「△△〇」、「ＡＰＳ名」が「□□〇」、「順位」が「２」の「掲載案件」が「□△□」、「ＡＰＳ名」が「△〇〇」、である旨が示されている。

このように、掲載広告リストには、１以上のウェブサイトの夫々に掲載された１以上の広告に関する情報が含まれる。このため、広告代理店Ｂの営業担当者ｂは、掲載広告リストを参照しながら、営業先となるターゲットを効率良く絞り込むことができる。

以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。

例えば、本実施形態では、広告を掲載し得るウェブサイトの検索に用いられるものは検索キーワードＩ１であるものとしたが、特にこれに限定されない。即ち例えば、広告を掲載し得るウェブサイトの検索に用いられるものは、シンボル群であれば足りる。
ここで、シンボルとは、文字、記号、画像等の単体又はこれらの結合体をいう。また、シンボル群は、１以上のシンボルから構成される。
また、シンボル群は、検索の制御に係るシンボルを含むことができる。即ち例えば、シンボル群は、検索の制御に係る論理演算の演算子を意味する所定のシンボルを含むことができる。具体的には例えば、シンボル群に含まれた空白のシンボルは、当該空白のシンボルの左右に配置されたシンボルを用いてアンド検索を行う制御に係るものとすることができる。

また例えば、上述の実施形態では、ウェブサイトに掲載されている広告の判定手法として、検出されたリンクタグ（ａタグ）のリンク先となるＵＲＬが、ＡＳＰのリンクの形態であるかどうかを判定する手法が採用されている。ただし、この手法に限定されるものではなく、他の手法によって広告であるかどうかの判定がなされてもよい。

また例えば、図６に示す掲載広告リストは、１以上のウェブサイトの夫々に掲載された１以上の広告に関する情報を一覧化したリストの一例に過ぎない。このため、図６に示す掲載広告リスト以外の態様によって１以上のウェブサイトの夫々に掲載された１以上の広告に関する情報を示してもよい。

また例えば、図２に示すシステム構成や図３に示すハードウェア構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。

また、図４に示す機能ブロック図も本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理装置に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは、特に図４の例に限定されない。

また、機能ブロックの存在場所も、図４に限定されず任意でよい。例えば管理サーバ１に存在する機能ブロックの少なくとも一部が、広告主端末２や検索サーバ４に存在してもよい。即ち、管理サーバ１が備える機能の少なくとも一部を広告主端末２や検索サーバ４が備えるようにしてもよい。
また、１つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。

各機能ブロックの処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。

このようなプログラムを含む記録媒体は、各ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される、リムーバブルメディアにより構成されるだけではなく、装置本体に予め組み込まれた状態で各ユーザに提供される記録媒体等で構成される。

なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に添って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。

また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものであるが、サーバのみを示すものであってもよい。

以上まとめると、本発明が適用される情報処理装置は、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることができる。

即ち、本発明が適用される情報処理装置（例えば図４の管理サーバ１）は、
広告主（例えば図１の広告主Ａ）の依頼を受けてウェブサイトに広告を掲載する仲介を行う広告代理者（例えば図１の広告代理店Ｂ）を支援する情報処理装置（例えば図１の管理サーバ１）において、
前記広告代理者による、検索対象とするシンボル群の設定を受け付ける受付手段（例えば図４のキーワード受付部１０１）と、
前記受付手段により設定が受付けられた前記検索キーワードに基づいて、１以上のウェブサイトの巡回を行う制御を実行する巡回制御手段（例えば図４の巡回制御部１０２）と、
前記巡回制御手段による前記巡回の結果に基づいて、前記１以上のウェブサイトの夫々に掲載されている１以上の広告に関する情報を取得する取得手段（例えば図４の広告情報取得部１０４）と、
を備える。

これにより、広告代理者による所定の検索キーワードの設定が受け付けられると、その検索キーワードに基づいて、１以上のウェブサイトの巡回を行う制御が実行される。また、その巡回の結果に基づいて、１以上のウェブサイトの夫々に掲載されている１以上の広告に関する情報が取得される。
その結果、広告代理者が所望する広告に関する情報が情報処理装置に集積される。

また、前記１以上のウェブサイトの夫々に前記１以上の広告が掲載されているかどうかの判定を行う判定手段（例えば図４の広告判定部１０３）をさらに備えることができる。

これにより、１以上のウェブサイトの夫々に広告が掲載されているかどうかが判定される。
その結果、広告が掲載されているウェブサイトと、広告が掲載されていないウェブサイトとを容易に区別することができるようになる。

また、前記巡回制御手段による判定の結果に基づいて、前記１以上のウェブサイトの夫々に掲載されている１以上の広告に関する情報を、ウェブサイト毎に一覧化させたリスト（例えば図６の掲載広告リスト）を生成する生成手段（例えば図４のリスト生成部１０５）をさらに備えることができる。

これより、１以上のウェブサイトの夫々に掲載されている１以上の広告に関する情報が、ウェブサイト毎に一覧化される。
その結果、広告代理者は、ウェブサイトに掲載されている広告に関する情報を容易に把握することができる。

１・・・管理サーバ、２・・・広告主端末、３・・・営業担当者端末、４・・・検索サーバ、１１・・・ＣＰＵ、１２・・・ＲＯＭ、１３・・・ＲＡＭ、１４・・・バス、１５・・・入出力インターフェース、１６・・・出力部、１７・・・入力部、１８・・・記憶部、１９・・・通信部、２０・・・ドライブ、２１・・・リムーバブルメディア、１０１・・・キーワード受付部、１０２・・・巡回制御部、１０３・・・広告判定部、１０４・・・広告情報取得部、５・・・リスト生成部、４００・・・広告ＤＢ、Ａ・・・広告主、Ｂ・・・広告代理店、ｂ・・・営業担当者、Ｎ・・・ネットワーク

Claims (5)

1. 広告主の依頼を受けてウェブサイトに広告を掲載する仲介を行う広告代理者を支援する情報処理装置において、
   前記広告代理者による、ウェブサイトを検索するためのシンボル群の設定を受け付ける受付手段と、
   前記受付手段により設定が受付けられた前記シンボル群に基づいて、１以上のウェブサイトの巡回を行う制御を実行する巡回制御手段と、
   前記巡回制御手段による前記巡回の結果に基づいて、前記１以上のウェブサイトの夫々に掲載されている１以上の広告に関する情報を取得する取得手段と、
   を備える情報処理装置。
2. 前記１以上のウェブサイトの巡回として、前記１以上のウェブサイトの夫々に前記１以上の広告が掲載されているかどうかの判定を行う判定手段、
   をさらに備える、
   請求項１に記載の情報処理装置。
3. 前記巡回制御手段による判定の結果に基づいて、前記１以上のウェブサイトの夫々に掲載されている１以上の広告に関する情報を、ウェブサイト毎に一覧化させたリストを生成する生成手段をさらに備える、
   請求項１又は２に記載の情報処理装置。
4. 広告主の依頼を受けてウェブサイトに広告を掲載する仲介を行う広告代理者を支援する情報処理装置が実行する情報処理方法において、
   前記広告代理者による、検索対象とするシンボル群の設定を受け付ける受付ステップと、
   前記受付ステップにおいて設定が受付けられた前記シンボル群に基づいて、１以上のウェブサイトの巡回を行う制御を実行する巡回制御ステップと、
   前記巡回制御ステップにおける前記巡回の結果に基づいて、前記１以上のウェブサイトの夫々に掲載されている１以上の広告に関する情報を取得する取得ステップと、
   を含む情報処理方法。
5. 広告主の依頼を受けてウェブサイトに広告を掲載する仲介を行う広告代理者を支援する情報処理装置を制御するコンピュータに、
   前記広告代理者による、検索対象とするシンボル群の設定を受け付ける受付ステップと、
   前記受付ステップにおいて設定が受付けられた前記シンボル群に基づいて、１以上のウェブサイトの巡回を行う制御を実行する巡回制御ステップと、
   前記巡回制御ステップにおける前記巡回の結果に基づいて、前記１以上のウェブサイトの夫々に掲載されている１以上の広告に関する情報を取得する取得ステップと、
   を含む制御処理を実行させるプログラム。

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