JP2021173313A - Attenuation force generation device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、緩衝器に用いられる減衰力発生装置に関する。 The present invention relates to a damping force generator used in a shock absorber.
緩衝器の減衰力発生装置内の摺動部にシール構造を設けることにより摺動部をシールする技術が、例えば特許文献1に開示されている。
特許公開2016−183702号公報 Patent Publication No. 2016-183702
特許文献1に開示されたピストン構造体では、背圧室を形成するスプールで減衰バルブを押圧することにより、減衰力を調整している。このスプールにはシールとプリセットばねが配置されているため、背圧室が大型化しやすい。
本発明は、背圧室を小型化しやすい減衰力発生装置を提供することを課題とする。
In the piston structure disclosed in
An object of the present invention is to provide a damping force generator that can easily reduce the size of the back pressure chamber.
本発明者は、鋭意検討の結果、(1)シール部材とプリセットばねとを一体化することにより、背圧室を小型化しやすくなること、(2)シール部材とプリセットばねとを一体化することにより、これらを組付けし易くなること、を知見した。本開示は、これらの知見に基づいて、完成させた。本開示の実施態様を、以下に説明する。 As a result of diligent studies, the present inventor has made it easier to reduce the size of the back pressure chamber by integrating the seal member and the preset spring, and (2) integrate the seal member and the preset spring. As a result, it was found that these can be easily assembled. This disclosure has been completed based on these findings. Embodiments of the present disclosure will be described below.
本開示の実施態様は、液体が流れる流路を形成する流路形成部と、前記流路形成部との間に背圧室を形成する背圧室形成部と、前記液体の流路面積を低減させるように制御されることにより減衰力を発生させるメインバルブ、を有するバルブ部と、前記背圧室内の前記液体が前記背圧室の外へと流出することを抑制可能に配置されるシール部材と、前記シール部材を前記背圧室形成部に密着させる方向の力を付与可能な弾性体である弾性部材と、を備え、前記シール部材と前記弾性部材とが一体化されている、減衰力発生装置である。
前記弾性部材は、渦巻き状のコイルばね、ウェーブスプリング、および、可撓性を有する板ばねの何れかであってもよい。
前記弾性部材の構成材料は、前記シール部材の構成材料と、同一であってもよく、異なっていてもよい。
一対の前記シール部材の間に、前記弾性部材が挟まれていてもよい。
In the embodiment of the present disclosure, a flow path forming portion forming a flow path through which a liquid flows, a back pressure chamber forming portion forming a back pressure chamber between the flow path forming portion, and a flow path area of the liquid are used. A valve portion having a main valve that generates a damping force by being controlled to be reduced, and a seal that is arranged so as to prevent the liquid in the back pressure chamber from flowing out of the back pressure chamber. A damping member comprising a member and an elastic member which is an elastic body capable of applying a force in a direction in which the seal member is brought into close contact with the back pressure chamber forming portion, and the seal member and the elastic member are integrated with each other. It is a force generator.
The elastic member may be any of a spiral coil spring, a wave spring, and a flexible leaf spring.
The constituent material of the elastic member may be the same as or different from the constituent material of the sealing member.
The elastic member may be sandwiched between the pair of the sealing members.
本発明によれば、背圧室を小型化しやすい減衰力発生装置を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a damping force generator that makes it easy to miniaturize the back pressure chamber.
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1実施形態>
[油圧緩衝装置1の構成・機能]
図1は、第1実施形態の減衰力発生装置である外側減衰部100を備える油圧緩衝装置1の全体図である。
以下の説明において、図1に示すシリンダ部10の長手方向(図1の紙面上下方向)を、「軸方向」と称する。また、軸方向におけるシリンダ部10の下側を「一方側」と称し、シリンダ部10の上側を「他方側」と称する。
また、図1に示すシリンダ部10の左右方向(図1の紙面左右方向)を「半径方向」と称する。そして、半径方向において中心軸CL1側を「半径方向内側」と称し、中心軸CL1から離れる側を「半径方向外側」と称する 。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
<First Embodiment>
[Configuration / function of hydraulic shock absorber 1]
FIG. 1 is an overall view of a
In the following description, the longitudinal direction of the
Further, the left-right direction of the
図1に示すように油圧緩衝装置1は、オイルを収容するシリンダ部10と、他方側がシリンダ部10から突出して設けられるとともに一方側がシリンダ部10内にスライド可能に挿入されるロッド20と、を備える。また、油圧緩衝装置1は、ロッド20の一方側の端部に設けられるピストン部30と、シリンダ部10の一方側の端部に設けられるボトム部40とを備える。さらに油圧緩衝装置1は、シリンダ部10の外部に設けられて減衰力を発生させる外側減衰部100を備える。
As shown in FIG. 1, the
図1に示すように緩衝器1は、半径方向に第1シリンダ11と第2シリンダ12とアウターチューブ13を備える、三重管構造である。シリンダ部10は、オイルを収容するシリンダ11とシリンダ11の半径方向外側に設けられる外筒体12とシリンダ11の半径方向外側であって外筒体12のさらに半径方向外側に設けられるダンパケース13とを有する。
As shown in FIG. 1, the
シリンダ11は、円筒状であり、他方側にシリンダ開口11Hを有する。外筒体12は、円筒状である。そして、外筒体12は、シリンダ11との間に、連絡路Lを形成する。また、外筒体12は、外側減衰部100との対向位置に外筒体開口部12Hおよび外側接続部12Jを有する。外側接続部12Jは、オイルの流路を有するとともに半径方向外側に向けて突出し外側減衰部100との接続箇所を形成する。
The
ダンパケース13は、円筒状である。そして、ダンパケース13は、外筒体12との間に、オイルが溜まるリザーバ室Rを形成する。リザーバ室Rは、ロッド20のシリンダ11に対する相対移動に伴って、シリンダ11内のオイルを吸収したりシリンダ11内にオイルを供給したりする。また、リザーバ室Rは、外側減衰部100から流れ出たオイルを溜める。また、ダンパケース13は、外側減衰部100との対向位置にケース開口部13Hを有する。
The
〔ロッド20の構成・機能〕
ロッド20は、軸方向に長く延びる棒状の部材である。ロッド20は、一方側にてピストン部30に接続する。また、ロッド20は、他方側にて図示しない連結部材等を介して例えば車体に接続する。
[Structure / function of rod 20]
The
〔ピストン部30の構成・機能〕
ピストン部30は、複数のピストン油路口311を有するピストンボディ31と、ピストン油路口311の他方側を開閉するピストンバルブ32とピストンバルブ32とロッド20の一方側端部との間に設けられるスプリング33とを有する。そして、ピストン部30は、シリンダ11内のオイルを第1油室Y1と第2油室Y2とに区画する。
[Structure / function of piston portion 30]
The
〔ボトム部40の構成・機能〕
ボトム部40は、バルブシート41と、バルブシート41の他方側に設けられるチェックバルブ部43と、バルブシート41の一方側に設けられる固定部材44とを有する。そして、ボトム部40は、第1油室Y1とリザーバ室Rとを区分する。
[Structure / function of bottom portion 40]
The
〔外側減衰部100の構成・機能〕
以下の説明では、図2に示す外側減衰部100の長手方向を「第2軸方向」と称し、第2軸を第2軸CL2と称する。また 、第2軸CL2の方向において、ダンパケース13に近い側を「第2軸内側」と称し、ダンパケース13から遠い側を「第2軸外側」と称する。なお、本実施形態において第2軸CL2の方向は、中心軸CL1(図1参照)に交差する交差方向である。また、図2を参照する説明において、中心軸CL1の方向を「第2半径方向」とも称する。第2半径方向において、第2軸CL2に沿う中心軸側を「第2半径方向内側」と称し、第2軸CL2に沿う中心軸から離れる側を「第2半径方向外側」と称する。
[Structure / Function of Outer Damping Unit 100]
In the following description, the longitudinal direction of the
図2に示すように、外側減衰部100は、外側減衰部100における各種の部品を収容する外側ハウジング110を有する。また、外側減衰部100は、油圧緩衝装置1における主たる減衰力を発生させるメインバルブ部50と、油圧緩衝装置1にて発生する減衰力を調整する減衰力調整部60とを有する。さらに、外側減衰部100は、メインバルブ部50および減衰力調整部60を保持する内側ハウジング120を有する。
As shown in FIG. 2, the outer damping
(外側ハウジング110)
外側ハウジング110は、略円筒形状の部材である。外側ハウジング110は、ダンパケース13の側面に、例えば溶接等によって、ダンパケース13に固定される。
また、外側ハウジング110は、メインバルブ部50および減衰力調整部60の第2半径方向外側に、外側ハウジング110内におけるオイルの流路であるハウジング間流路130を形成する。そして、ハウジング間流路130は、リザーバ室Rに接続する。
(Outer housing 110)
The
Further, the
(メインバルブ部50)
図2および図3に示すように、メインバルブ部50は、背圧室形成部の一例である背圧室形成部材51と、シールリング52と、背圧室形成部材51とともに減衰力を発生させるバルブ部材53と、を備えている。
(Main valve part 50)
As shown in FIGS. 2 and 3, the
背圧室形成部材51は、背圧室形成部材51と後述する流路形成部61との間に形成される背圧室60Pにオイルを流入させる流入流路512、および、バルブ部53とともにオイル流路の断面積を絞ることにより減衰力を発生させるメインバルブ514を有する。メインバルブ514は、シート部530に対向する環状の面を有している。
The back pressure
バルブ部53は、上記メインバルブ514とバルブ部53との間に形成されるオイル流路の面積を絞るように制御することで減衰力を発生させるメインバルブ532と、メインバルブ532が着座するメインバルブシート531とを有する。
The
背圧室形成部材51の第2軸外側に、シール部材の一例であるシールリング52が配置される。流路形成部として機能する流路形成部材61と背圧室形成部材51との間から背圧室60Pの外側へ流れ出ようとするオイルの流れが、シールリング52によって抑制される。
A
流入流路512は、背圧室形成部材51の第2軸外側に配置される背圧室60Pと、背圧室形成部材51の第2軸内側に配置されるメインバルブシート531のメイン流路533とを接続する。すなわち流入流路512は、メイン流路533から背圧室60P内にオイルが流れる経路を形成する。
The
メインバルブ514は、バルブ部53のメインバルブ532に対する第2軸方向の距離が変化することで、減衰力を調整する。
The
シールリング52は、メインバルブ514よりも第2半径方向外側に設けられる。シール部材の一例であるシールリング52のシール部52Bは、ゴムなどの弾性変形する樹脂材料を用いることができる。また、シールリング52は、第2軸方向において流路形成部材61に対してメインバルブ514を移動可能に当接する。シールリング52は、弾性部材52Aによって力を付与されることにより、シール部52Bが背圧室形成部材51に密着する。弾性部材52Aおよびシール部52Bは、一体的に形成されている 。
The
弾性部材52Aは、第2軸外側から第2軸内側の方向の力を、シール部52Bを介して、メインバルブ514にも付与する。弾性部材52Aには、例えば圧縮コイルばね等を適用することができる。
The
メインバルブシート531は、メインバルブ514と接触するシート部530と、外側減衰部100における主たる流路であるメイン流路533とを有する。また、メインバルブシート531は、メイン流路533に接続して低速時におけるオイルの流路を形成する第1低速流路534と、メインバルブ514とメインバルブ532との間を流れたオイルが流れる流出流路535とを有する。
The
シート部530は、略円環状に形成されるとともに第2軸外側に向けて突出している。そして、シート部530は、メインバルブ514と接触した際にメインバルブ514が着座する箇所を形成する。
The
メイン流路533は、第1低速流路534に対して並列流路を構成する。メイン流路533は、第2軸内側にて外筒体開口部12Hに接続し、第2軸外側にてメインバルブ514に対向する。また、メイン流路533は、シート部530の第2半径内側に設けられる。
The
第1低速流路534は、第2半径方向に延びて設けられる。そして、第1低速流路534は、メイン流路533と第2低速流路613とを接続する 。
流出流路535は、第2軸方向に延びて設けられる。流出流路535は、メインバルブ514とシート部530との対向箇所とケース開口部13Hとを接続する。
The first low
The
(減衰力調整部60)
図2および図3に示すように、減衰力調整部60は、内側ハウジング120内におけるオイルの流路を形成する流路形成部の一例である流路形成部材61と、背圧室60Pの圧力を制御する調整バルブ62と、調整バルブ62が着座する調整バルブシート63とを有する。さらに、減衰力調整部60は、調整バルブ62を介した背圧室60Pの圧力の制御および後述する第3低速流路614におけるオイルの流れを制御する移動バルブ64と、移動バルブ64を第2軸外側に付勢する第2スプリング65とを有する。さらに、減衰力調整部60は、移動バルブ64を駆動するソレノイド部66と、ソレノイド部66の非通電時におけるオイルの流れを制御する非通電時制御部67とを有する。
(Damping force adjusting unit 60)
As shown in FIGS. 2 and 3, the damping
図3に示すように、流路形成部材61は、メインバルブ514を収容するメインバルブ収容部611と、調整バルブ62および調整バルブシート63を保持する調整バルブ保持部612とを有する。また、流路形成部材61は、低速時におけるオイルの流路を形成する第2低速流路613および第3低速流路614を有する。そして、流路形成部材61は、背圧室60Pおよび第3低速流路614に接続する合流流路615と、合流流路615からオイルが流出する第1流出流路616とを有する。
As shown in FIG. 3, the flow
メインバルブ収容部611は、流路形成部材61における第2軸内側に設けられる。そして、メインバルブ収容部611は、シールリング52を介してメインバルブ514を第2軸CL2の方向において移動可能に保持する。また、本実施形態のメインバルブ収容部611は、背圧室形成部材51とともに、メインバルブ514の背圧室60Pを形成する。
The main
調整バルブ保持部612は、メインバルブ収容部611よりも第2軸外側であって、合流流路615よりも第2軸内側に設けられる。そして、調整バルブ保持部612は、少なくとも調整バルブシート63が圧入されることで、調整バルブ62および調整バルブシート63が第2軸方向において移動しないように保持する。
The adjusting
第2低速流路613は、流路形成部材61における第2半径方向外側に設けられる。さらに、第2低速流路613は、第2軸方向に延びて形成される。そして、第2低速流路613は、第1低速流路534と第3低速流路614とを接続する。
The second low-
第3低速流路614は、第2半径方向に延びて設けられる。そして、第3低速流路614は、第2低速流路613と合流流路615とを接続する。なお、本実施形態の外側減衰部100において第3低速流路614は、複数設けられる。
The third low
合流流路615は、移動バルブ64が第2軸方向に沿って移動可能な領域を形成する。また、合流流路615は、移動バルブ64が調整バルブ62を変位させる領域を形成する。そして、合流流路615は、第3低速流路614からオイルが流入する領域と、調整バルブシート63の背圧流路632を流れ出たオイルが流入する領域とを含む。合流流路615で、第3低速流路614および背圧流路632を流れたオイルが合流する。
The merging
さらに、合流流路615は、第3低速流路614との接続箇所において、移動バルブ64とのバルブ対向部641を有している。バルブ対向部641は、円筒状の内周面を有している。具体的には、バルブ対向部641は、移動バルブ64を第2軸方向において移動して上述した複数の第3低速流路614の端部である流路口が開閉される。
Further, the merging
第1流出流路616は、第2軸方向に延びて設けられる。第1流出流路616は、合流流路615と内側ハウジング120の第2流出流路123とを接続する。
The first
図2に示すように、ソレノイド部66は、通電されることで励磁するコイル661と、コイル661の励磁状態によって移動する磁石662と、磁石662に固定されるプランジャ663とを有する。そして、ソレノイド部66は、通電状態に応じて移動バルブ64を第2軸方向において駆動する。
As shown in FIG. 2, the
ソレノイド部66は、コイル661が通電状態になることでプランジャ663を第2軸内側に向けて押し出す。押し出されたプランジャ663は、プランジャ663の第2軸内側の端部に連結されている移動バルブ64を第2軸内側に向けて押し出し、さらに、移動バルブ64と接触している第2スプリング65を調整バルブ62に向けて押し付ける。また、プランジャ663は、コイル661の通電量に応じて、第2軸内側への移動量が制御される。そのため、コイル661の通電量に応じて、移動バルブ64の移動量が変化する。
The
一方、ソレノイド部66は、コイル661が非通電状態になると、第2スプリング65のバネ力によって、プランジャ663が第2軸外側に押し戻される。この場合に移動バルブ64は、プランジャ663の移動に伴って第2軸外側に向けて戻される。そして、第2スプリング65は、コイル661が非通電状態となった場合、合流流路615から流出するオイルの流路面積を通電状態の場合よりも絞る位置に、移動バルブ64を移動させる。
On the other hand, in the
図2および図3に示すように、非通電時制御部67は、第2半径方向内側に開口部671を有する円盤状の部材である。非通電時制御部67は、流路形成部材61における第2軸外側に設けられる。そして、非通電時制御部67は、流路形成部材61と内側ハウジング120との間に挟まれることで保持される。
開口部671の内径は、移動バルブ64の側面部641の 外径よりも大きい。移動バルブ64は、第2軸方向の部位に応じて、第2半径方向の幅が変化する形状であるため、開口部671の内周面と側面部641との距離は、移動バルブ64の第2軸方向における位置に応じて変化する。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
The inner diameter of the
(内側ハウジング120)
図2に示すように、内側ハウジング120は、ソレノイド部66を保持する第1保持部121と、メインバルブ部50および減衰力調整部60を保持する第2保持部122と、内側ハウジング120の内側から外側にオイルを流す第2流出流路123と、を有する。
(Inner housing 120)
As shown in FIG. 2, the
第1保持部121は、第2保持部122よりも第2軸外側に設けられる。本実施形態の内側ハウジング120は、第1保持部121と第2保持部122とが一体形成されている。
第2流出流路123は、第2半径方向に延びて形成される。図2および図3に示すように、第2流出流路123は、非通電時制御部67の開口部671を介して、第1流出流路616とハウジング間流路130とを接続する。
The
The second
図4A、図4B、図4C、および、図5を参照しつつ、シールリング52の構造について、説明する。
図4Aに示したシールリング52は、金属製のコイルばねである弾性部材52Aと、その上端及び下端にそれぞれ配置された、シール機能を有する樹脂等により形成されたシール部52B、52Bと、を有する。弾性部材52Aとシール部52Bとは、一体化されている。図4Aには、1つの弾性部材52Aを有する形態を示したが、一対のシール部52B、52Bによって挟持される弾性部材52Aの数は、これに限定されない。一対のシール部52B、52Bによって、2以上の弾性部材52Aが挟持される形態であってもよい。
The structure of the
The
図4Bに示したシールリング52Xは、樹脂製のコイルばねである弾性部材521Xと、その上端及び下端にそれぞれ配置された、シール機能を有する樹脂により形成されたシール部522X、522Xと、を有する。弾性部材521Xとシール部522Xとは、一体化されている。弾性部材521の構成材料と、シール部522Xの構成材料とは、同一であってもよく、異なっていてもよい。弾性部材521Xおよびシール部522Xは、例えば、PTFEやPEEK等のフッ素樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂等によって形成することができる。上記弾性部材52Aも、これらの樹脂によって形成することができる。
The
図4Cに示したシールリング52Yは、金属製または樹脂製のウェーブスプリングである弾性部材521Yと、その上端及び下端にそれぞれ配置された、シール機能を有する樹脂等により形成されたシール部522Y、522Yと、を有する。弾性部材521Yとシール部522Yとは、一体化されている。
The
上記説明では、弾性部材の上端及び下端にそれぞれシール部を有する形態のシールリングについて説明したが、本発明で使用可能なシールリングは、当該形態に限定されない。本発明では、弾性部材とその上端又は下端の一方に配置されたシール部とが一体化されているシールリングを使用することも可能である。 In the above description, the seal ring having a seal portion at the upper end and the lower end of the elastic member has been described, but the seal ring that can be used in the present invention is not limited to this form. In the present invention, it is also possible to use a seal ring in which an elastic member and a seal portion arranged at one of the upper end or the lower end thereof are integrated.
図5に示したシールリング52Zは、オイルが通過可能な孔を有する、金属製または樹脂製の板ばねである弾性部材521Zと、その周囲を囲むように配置された、シール機能を有する樹脂等により形成されたシール部522Zと、を有する。弾性部材521Zとシール部522Zとは、一体化されている。図5に示すように、本発明における弾性部材は、板ばねであってもよい。
The
<第2実施形態>
続いて第2実施形態の減衰力発生装置について説明する。
図6は、第2実施形態の減衰力発生装置200の一部を拡大して示す断面図である 。
なお、第2実施形態の説明において第1実施形態と同様な構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。減衰力発生装置200は、アクチュエーター等を使用しないで背圧室の圧力を利用する、いわいる周波数応答式の減衰力調整装置としての機能を有している。
<Second Embodiment>
Subsequently, the damping force generator of the second embodiment will be described.
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view showing a part of the damping
In the description of the second embodiment, the same components as those of the first embodiment are designated by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted. The damping
上記第1実施形態と異なり、第2実施形態の減衰力発生装置200は、第1シリンダ11の内部に設けられ、ピストンロッド20に設けたピストン部210で、減衰力を発生させる。
ピストン部210は、ピストン211を有し、ピストン211は、ピストンロッド20を貫通させる貫通孔と、ピストン211を第1シリンダ11の軸方向に貫通する流路212及び流路213とを有する 。流路212の上端はバルブ214によって塞がれ、流路213の下端にはバルブ215が配置されている。流路212を流れたオイルがバルブ214を開くことにより形成される、流路212の上端開口部とバルブ214との隙間をオイルが流れる際に、減衰力が生じる。流路213を通過したオイルの少なくとも一部は、バルブ215の内周面とロッド20との間を通って、後述する流路221へと流入する。流路213を通過したオイルの残りがバルブ215を開くことにより形成される、流路213の下端開口部とバルブ215との隙間をオイルが流れる際に、減衰力が生じる。
Unlike the first embodiment, the damping
The
バルブ215の下側には、サブピストン220が配置されている。サブピストン220は、ピストンロッド20を貫通させる貫通孔を有し、この貫通孔の内周面とピストンロッド20の外周面によって、シリンダ11の軸方向に延びる流路221が画定される。流路221の下端開口部を含む、サブピストン220の下端開口部を塞ぐように、バルブ222が配置されている。バルブ215側から流路221内を移動してきたオイルが、バルブ222を開くことにより形成される、バルブ222とサブピストン220の下端開口部との間の隙間をオイルが流れる際に、減衰力が生じる。
A
バルブ222の下側には、スプール230が配置されている。スプール230は、ピストンロッドを貫通させる貫通孔を有するピストンナット231と、このピストンナット231を、所定の間隔を空けて外側から囲むように形成された外縁部232と、を有する。ピストンナット231と外縁部232との間には、シールリング233が嵌め込まれており、シールリング233の下側には押圧部材234が、シールリング233の上側には支持部235が、それぞれ設けられている。シールリング233は、その下側から押圧部材234によって押されることにより、支持部235に密着している。スプール230は、さらに、バルブ222、ピストンナット231、外縁部232、シールリング233、および、支持部235によって画定される領域である背圧室236を有している。背圧室236は、バルブ222の開度(バルブ222の上端面とサブピストン220の下端面との隙間の大きさ)を調整する機能を有している。
A
バルブ222はサブピストン220の図示しないラウンド面に当接し、流路221と背圧室236とは、バルブ222の半径方向に延びるオリフィス流路223を介して接続される。流路221を流れたオイルは、オリフィス流路223を通って、背圧室236へと流入する。
The
シールリング233として、例えば、図4A乃至図4Cに示したシールリング52、52X、52Yと同様の形態にすることができる。減衰力発生装置200において、シールリング233は、シール機能を有するとともに、フリーピストンとして作用する。シールリング233によって背圧室236の圧力上昇を遅らせることにより、サブバルブ222の開閉タイミングを調整する。
The
上記説明では、シリンダの外部に設けられる減衰力発生装置、及び、周波数応答型の減衰力調整装置としても機能する減衰力発生装置を例示したが、本発明の減衰力発生装置は、これらの形態に限定されない。減衰力を発生させる機能を満たすのであれば、他の形状や他の構成でもよい。
また、本発明の減衰力発生装置は、上記減衰力発生装置100の構成の一部と、上記減衰力発生装置200の構成の一部とを組み合わせた構造であってもよい。例えば、本発明における背圧室は、車体と車輪との距離が長くなる行程の際に流れるオイルが開けようとするバルブに対してこれを閉じる向きの力を付与する背圧室であってもよく、ボトム部に適用される背圧室であってもよい。
In the above description, a damping force generator provided outside the cylinder and a damping force generator that also functions as a frequency response type damping force adjusting device have been exemplified, but the damping force generator of the present invention has these modes. Not limited to. Other shapes and other configurations may be used as long as they satisfy the function of generating a damping force.
Further, the damping force generator of the present invention may have a structure in which a part of the configuration of the damping
また、シリンダ11の外部に設けられた外側減衰部100の機能は、シリンダ11の内部を摺動するピストンに設けてもよく、ボトム部に設けても良い。さらに、本発明の減衰力発生装置が適用される緩衝器は、図1に示したような、同心円状に配置された3つの筒体を有する三重管構造に限定されない。本発明の減衰力発生装置は、同心円状に配置された2つの筒体を有する二重管構造の緩衝器にも適用することができる。
Further, the function of the outer damping
1…油圧緩衝装置、11…シリンダ、13…アウターチューブ、20…ロッド、30…ピストン部、40…ボトム部、51…背圧室形成部材(背圧室形成部)、52A…弾性部材、52B…シール部(シール部材)、53…バルブ部、60…減衰力調整部、60P…背圧室、61…流路形成部、100…外側減衰部(減衰力発生装置)、200…減衰力発生装置、532…バルブ
1 ... Hydraulic shock absorber, 11 ... Cylinder, 13 ... Outer tube, 20 ... Rod, 30 ... Piston part, 40 ... Bottom part, 51 ... Back pressure chamber forming member (back pressure chamber forming part), 52A ... Elastic member, 52B ... Seal part (seal member), 53 ... Valve part, 60 ... Damping force adjusting part, 60P ... Back pressure chamber, 61 ... Flow path forming part, 100 ... Outer damping part (damping force generator), 200 ... Damping force generation Device, 532 ... valve
Claims (7)
前記流路形成部との間に背圧室を形成する背圧室形成部と、
前記液体の流路面積を低減させるように制御されることにより減衰力を発生させるバルブ、を有するバルブ部と、
前記背圧室内の前記液体が前記背圧室の外へと流出することを抑制可能に配置されるシール部材と、
前記シール部材を前記背圧室形成部に密着させる方向の力を付与可能な弾性体である弾性部材と、を備え、
前記シール部材と前記弾性部材とが一体化されている、減衰力発生装置。 A flow path forming part that forms a flow path through which a liquid flows,
A back pressure chamber forming portion that forms a back pressure chamber between the flow path forming portion and the back pressure chamber forming portion.
A valve portion having a valve that generates a damping force by being controlled so as to reduce the flow path area of the liquid.
A sealing member arranged so as to prevent the liquid in the back pressure chamber from flowing out of the back pressure chamber.
An elastic member, which is an elastic body capable of applying a force in a direction in which the seal member is brought into close contact with the back pressure chamber forming portion, is provided.
A damping force generator in which the sealing member and the elastic member are integrated.
The damping force generating device according to any one of claims 1 to 6, wherein the elastic member is sandwiched between the pair of the sealing members.
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JP2020076508A JP2021173313A (en) | 2020-04-23 | 2020-04-23 | Attenuation force generation device |
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- 2020-04-23 JP JP2020076508A patent/JP2021173313A/en active Pending
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