JP2021171320A - 身体状態再現方法、及び、身体状態再現システム - Google Patents

身体状態再現方法、及び、身体状態再現システム Download PDF

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Abstract

【課題】対象者にとって受動的な方法で、当該対象者を笑っているような状態(笑っている状態に似た状態)にすることができる身体状態再現方法を提供する。【解決手段】身体状態再現方法は、息を吐くタイミングを提示することにより対象者の呼吸を誘導する第1ステップ(S12)と、第1ステップ(S12)の後に、笑い声の音声を対象者に聞かせる第2ステップ(S13)と、第2ステップ(S13)の後に、対象者の腹部を振動させる第3ステップ(S14)と、第2ステップ(S13)の後に、対象者に与える光刺激を減少させる第4ステップ(S15)とを含む。【選択図】図3

Description

本発明は、身体状態再現方法、及び、身体状態再現システムに関する。
近年、ストレスによって体の不調を感じる人が増加しており、ストレスを緩和するための技術が注目されている。特許文献1には、体験者に心地よい仮想環境を想起させることが可能な空間制御システムが開示されている。
特開2006−195564号公報
笑いは、不安、緊張、及び、ストレスの緩和に効果があることが報告されている。このような笑いによる効果を得るための方法として、ラフターヨガなどの擬似的な笑いを誘発する方法が知られている。ラフターヨガは、対象者にとって能動的な方法であるため、呼吸の個人差、及び、動作の習熟度によって得られる効果に差があることが課題である。
本発明は、対象者にとって受動的な方法で、当該対象者を笑っているような状態(笑っている状態に似た状態)にすることができる身体状態再現方法等を提供する。
本発明の一態様に係る身体状態再現方法は、息を吐くタイミングを提示することにより対象者の呼吸を誘導する第1ステップと、前記第1ステップの後に、笑い声の音声を前記対象者に聞かせる第2ステップと、前記第2ステップの後に、前記対象者の腹部を振動させる第3ステップと、前記第2ステップの後に、前記対象者に与える光刺激を減少させる第4ステップとを含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、前記身体状態再現方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の一態様に係る身体状態再現システムは、息を吐くタイミングを提示することにより対象者の呼吸を誘導した後、笑い声の音声を前記対象者に提示する提示装置と、前記笑い声の音声が提示された後に、前記対象者の腹部を振動させる振動装置と、前記笑い声の音声が提示された後に、前記対象者の周囲を照明する照明装置、及び、前記対象者の頭部に装着されるアイウェア装置の少なくとも一方を制御することにより、前記対象者に与える光刺激を減少させる制御装置とを備える。
本発明の身体状態再現システム等は、対象者にとって受動的な方法で、当該対象者を笑っているような状態にすることができる。
図1は、実施の形態に係る身体状態再現システムの機能構成を示すブロック図である。 図2は、対象者が笑うときの身体の変化を示す図である。 図3は、実施の形態に係る身体状態再現システムの動作例のフローチャートである。 図4は、提示装置のディスプレイに表示される属性情報の入力画面の一例を示す図である。 図5は、息を吐くタイミングを提示するための表示画面の一例を示す図である。 図6は、音声リスト情報の一例を示す図である。 図7は、腹部をストレッチするように誘導するための表示画面の一例を示す図である。 図8は、実施の形態に係る身体状態再現システムによって得られるストレス低減効果を示す図である。 図9は、実施の形態に係る身体状態再現システムによって得られるポジティブな気持ちになる効果を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る身体状態再現システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る身体状態再現システムの機能構成を示すブロック図である。
身体状態再現システム10は、対象者が笑ったときの身体状態を再現することで、対象者にリフレッシュ効果を与えることができるシステムである。身体状態再現システム10は、具体的には、制御装置20と、提示装置30と、振動装置40と、照明装置50と、アイウェア装置60とを備える。
まず、制御装置20について説明する。制御装置20は、提示装置30、振動装置40、照明装置50、及び、アイウェア装置60を制御することで、対象者が笑った時の身体状態を再現する。制御装置20は、例えば、身体状態再現システム10の専用装置であるが、HEMS(Home Energy Management System)コントローラなどであってもよい。制御装置20は、具体的には、通信部21と、制御部22と、記憶部23とを備える。
通信部21は、制御装置20が、提示装置30、振動装置40、照明装置50、及び、アイウェア装置60と通信を行うための通信モジュール(通信回路)である。提示装置30、振動装置40、照明装置50、及び、アイウェア装置60のそれぞれは、通信機能を有し、通信部21から送信される制御信号に基づいて動作する。通信部21は、例えば、これらの各装置と局所通信ネットワークを介した通信を行う。通信部21によって行われる通信は、例えば、無線通信であるが、有線通信であってもよい。通信部21は、無線通信機能及び有線通信機能の両方を有していてもよい。通信部21によって行われる通信の通信規格は、特に限定されない。
制御部22は、通信部21に上記の各装置へ制御信号を送信させることにより、上記の各装置を制御する。制御部22は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。
記憶部23は、制御部22によって実行されるコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部23は、例えば、半導体メモリによって実現される。
次に、提示装置30について説明する。提示装置30は、対象者に情報の提示を行うためのユーザインターフェース装置である。提示装置30は、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末などの汎用の携帯端末であるが、身体状態再現システム10の専用装置であってもよい。提示装置30は、具体的には、操作受付部31と、スピーカ32と、ディスプレイ33とを有する。
操作受付部31は、上記身体状態の再現を行うための操作を対象者等から受け付ける。操作受付部31は、具体的には、タッチパネルまたはハードウェアボタンなどによって実現される。なお。操作受付部31に相当する構成要素は、制御装置20によって備えられてもよい。
スピーカ32は、音声を出力する出音装置である。ディスプレイ33は、画像を表示する表示装置である。ディスプレイ33は、液晶パネルまたは有機ELパネルなどの表示パネルによって実現される。
次に、振動装置40について説明する。振動装置40は、対象者の腹部に振動を与えるための装置である。振動装置40は、例えば、対象者の腹部に載置されるクッション型の装置であるが、対象者の座席を揺らす装置であってもよい。振動装置40は、例えば、振動モータによって実現される。
次に、照明装置50について説明する。照明装置50は、対象者が位置する空間を照明する装置である。照明装置50は、例えば、シーリングライトであるが、照明装置50の具体的態様は、特に限定されない。照明装置50は、ダウンライト、ペンダントライト、スポットライト、または、ブラケットライトなどであってもよい。
次に、アイウェア装置60について説明する。アイウェア装置60は、対象者の頭部に装着され、対象者の目に入る光の量を調整するための装置である。つまり、アイウェア装置60は、対象者に与える光刺激を調整するための装置である。アイウェア装置60は、メガネ型の端末であってもよいし、ゴーグル型の端末であってもよい。アイウェア装置60は、具体的には、液晶シャッターにより実現され、対象者の目に入る光の量は、液晶シャッターの光の透過率によって調整される。
[動作例]
次に、身体状態再現システム10の動作について説明する。上述のように、身体状態再現システム10は、対象者が笑っているときの身体状態を再現する。図2は、対象者が笑っているときの身体の変化を示す図である。
図2の(a)に示されるように、笑っているときの対象者は、ふっ、はははと息を吐き、横隔膜が揺れて呼吸が深くなる。また、対象者は、息を吐いた後、鼻からも空気を吸う。
図2の(b)に示されるように、笑っているときの対象者には、自分の笑い声が聞こえ、図2の(c)に示されるように、笑っているときの対象者の体(特に、腹部)は、動いて揺れる。
また、図2の(d)に示されるように、笑っているときの対象者は、目が細くなったり、目を閉じたり、目から涙が出たりするため、目から得られる視覚情報が少なくなる。例えば、笑っているときの対象者の目に入る光量は、笑っていないときよりも減少する。
身体状態再現システム10は、対象者の身体状態を図2のような身体状態に強制的に近づけることで、笑っている状態を再現し、対象者の脳を対象者が笑っているように錯覚させる。以下、このような身体状態再現システム10の動作例についてフローチャートを参照しながら説明する。図3は、身体状態再現システム10の動作例のフローチャートである。
まず、提示装置30の操作受付部31は、開始操作を対象者から受け付ける(S11)。開始操作には、属性情報の入力操作が含まれる。図4は、ディスプレイ33に表示される属性情報の入力画面の一例を示す図である。図4に示されるように、属性情報には、例えば、性別情報及び年齢情報が含まれる。
次に、操作受付部31によって開始操作が受け付けられると、制御装置20の制御部22は、提示装置30を用いて、息を吐くタイミングを提示することにより対象者の呼吸を誘導する(S12)。制御部22は、例えば、通信部21に提示装置30へ制御信号を送信させることにより、ディスプレイ33に図5のような表示画面を表示させる。図5は、息を吐くタイミングを提示するための表示画面の一例を示す図である。
提示装置30は、具体的には、受信した制御信号に基づいて、対象者の呼吸を誘導するメッセージが含まれる図5の表示画面を表示するとともに、スピーカ32から息を吐くタイミングを示す電子音を出力させる。電子音が出力される時間間隔は、人が笑うときに息を吐くタイミングに近くなるように(例えば、普段よりも呼吸が深くなるように)、経験的または実験的に定められる。なお、電子音が出力される時間間隔は、後述の笑い声の音声信号と同様に、ステップS11で入力された属性情報に応じて変更されてもよい。
なお、ステップS12においては、息を吐くタイミングの後に鼻から息を吸うように対象者の呼吸が誘導されてもよい。具体的には、図5の表示画面のように、表示画面に鼻から息を吸うように指示するメッセージが含まれてもよい。これにより、対象者の呼吸の状態を実際に笑っているときの呼吸の状態にさらに近づけることができる。
以上のようなステップS12の処理によれば、身体状態再現システム10は、図2の(a)に示される、笑っているときの呼吸状態を再現することができる。
次に、制御装置20の制御部22は、提示装置30を用いて、笑い声の音声を対象者に提示する(S13)。制御部22は、例えば、記憶部23に記憶された音声リスト情報と、ステップS11において入力された属性情報とを参照することにより笑い声の音声信号を選択し、選択した音声信号をスピーカ32に再生させる。図6は、音声リスト情報の一例を示す図である。
音声リスト情報は、対象者の属性情報(性別情報及び年齢情報)と、当該属性を有する対象者の笑い声に(統計的に)近い笑い声の音声とが対応付けられた情報である。つまり、制御部22は、音声リスト情報においてステップS11において入力された属性情報に対応付けられた音声信号を選択し、選択した音声信号を通信部21に提示装置30へ送信させることで、スピーカ32から対象者の笑い声に近い笑い声の音声を出力させることができる。この結果、制御部22は、対象者自身が笑っている状態に近い状態の再現を図ることができる。
なお、音声信号(音源となる信号)が制御装置20から提示装置30へ送信されることは必須ではなく、制御装置20は音声信号のIDのみを提示装置30に指示し、提示装置30は指示されたIDの音声信号をサーバ装置(図示せず)からダウンロードしてスピーカ32から出力してもよい。
以上のようなステップS13の処理によれば、身体状態再現システム10は、図2の(b)に示される、自分の笑い声が聞こえる状態を再現することができる。
次に、制御装置20の制御部22は、振動装置40を用いて対象者に外力をかけることで対象者の腹部を振動させる(S14)。例えば、振動装置40が対象者の座席を揺らす装置である場合、制御部22は、制御部22は、通信部21に振動装置40へ制御信号を送信させることにより、対象者の腹部を座席ごと振動させる。振動装置40がクッション型の装置も同様であるが、この場合、制御部22は、あらかじめクッション型の振動装置40を腹部にあてておくように提示装置30を介して指示しておくとよい。
以上のようなステップS14の処理によれば、身体状態再現システム10は、図2の(c)に示される、笑っているときの対象者の体の揺れを再現することができる。
なお、ステップS14において、振動装置40が用いられることは必須ではない。例えば、制御部22は、提示装置30を用いて対象者に腹部をストレッチするように誘導してもよい。制御部22は、具体的には、通信部21に提示装置30へ制御信号を送信させることにより、
ディスプレイ33に図7のような表示画面を表示させる。図7は、腹部をストレッチするように誘導するための表示画面の一例を示す図である。
なお、図7の表示画面は、前かがみになることで腹部を揺らすストレッチを促すものであるが、この他に、万歳を繰り返すストレッチを促すことでも腹部を揺らすように誘導することができる。
次に、制御装置20の制御部22は、照明装置50及びアイウェア装置60の少なくとも一方を制御することにより、対象者に与える光刺激を減少させる(S15)。例えば、制御部22は、具体的には、通信部21に照明装置50へ制御信号を送信させることにより、照明装置50を減光させる(つまり、暗く調光する)。また、制御部22は、通信部21にアイウェア装置60へ制御信号を送信させることにより、アイウェア装置60の光の透過率を低下させてもよい。制御部22は、通信部21に、照明装置50及びアイウェア装置60の両方へ制御信号を送信させてもよい。
以上のようなステップS15の処理によれば、身体状態再現システム10は、図2の(d)に示される、視覚情報が少なくなる状態を再現することができる。
なお、図3に示されるフローチャートの処理の順序は一例である。例えば、ステップS15の処理とステップS14の処理は、順番が逆であってもよい。また、1つのステップの処理が完全に終了してから次のステップの処理が行われることも必須ではなく、例えば、1つのステップの処理の後半と次のステップの処理の前半とが並行して行われてもよい。
[実験結果]
以下、上記動作例のステップS12〜S14の処理が行われた場合の対象者の身体状態に相当する笑い再現状態(以下、単に笑い再現状態と記載される)で、オフィスワークの合間の休憩時間を過ごすことによって得られる効果について、実験結果に基づいて説明する。
20人の被験者のそれぞれに、笑い再現状態で過ごす、運動を行って過ごす、あらかじめ準備された自然音を聞いて過ごす、の3通りの休憩時間の過ごし方を体験してもらう実験を行った。この実験では、ストレスが低減されたか、及び、ポジティブな気持ちになれたかを休憩時間の前後のそれぞれでVAS(Visual Analogue Scale)を用いて評価した。3通りの過ごし方のうち休憩時間の前後のVAS評価値の差分が最も大きい過ごし方(つまり、最もストレスが低減された過ごし方、及び、最もポジティブな気持ちになれた過ごし方)を集計すると図8及び図9のようになった。図8は、最もストレスが低減された過ごし方を示す図(円グラフ)であり、図9は、最もポジティブな気持ちになれた過ごし方を示す図(円グラフ)である。
図8は、休憩時間を笑い再現状態で過ごすことでストレスが低減されたと感じた被験者が最も多い(全体の47%)ことを示している。図9は、休憩時間を笑い再現状態で過ごすことでポジティブな気持ちになったと感じた被験者が最も多い(全体の50%)ことを示している。
このように、身体状態再現システム10によって提供される笑い再現状態によれば、ストレスの低減効果、及び、ポジティブな気持ちになれる効果が得られる。
[まとめ]
以上説明したように、身体状態再現システム10などのコンピュータによって実行される身体状態再現方法は、息を吐くタイミングを提示することにより対象者の呼吸を誘導する第1ステップ(S12)と、第1ステップ(S12)の後に、笑い声の音声を対象者に聞かせる第2ステップ(S13)と、第2ステップ(S13)の後に、対象者の腹部を振動させる第3ステップ(S14)と、第2ステップ(S13)の後に、対象者に与える光刺激を減少させる第4ステップ(S15)とを含む。
このような身体状態再現方法は、対象者にとって受動的な方法で、当該対象者を笑っているような状態にすることができる。また、身体状態再現方法によれば、ストレスの低減効果、及び、ポジティブな気持ちになれる効果が得られる。
また、第1ステップ(S12)においては、息を吐くタイミングの後に鼻から息を吸うように対象者の呼吸を誘導する。
このような身体状態再現方法は、対象者の呼吸の状態を実際に笑っているときの呼吸の状態にさらに近づけることができる。
また、第2ステップ(S13)においては、対象者の属性に基づいて笑い声を選択し、選択した笑い声の音声を対象者に聞かせる。
このような身体状態再現方法は、対象者の属性に応じた笑い声を出力することで、対象者の笑い声に近い音声を対象者に聞かせることができる。
また、第3ステップ(S14)においては、対象者に外力をかけることで対象者の腹部を振動させる。
このような身体状態再現方法は、対象者に外力をかけることで、笑っているときの対象者の体の揺れを再現することができる。
また、第3ステップ(S14)においては、対象者に腹部をストレッチするように誘導することで対象者の腹部を振動させる。
このような身体状態再現方法は、対象者に腹部をストレッチするように誘導することで、笑っているときの対象者の体の揺れを再現することができる。
また、例えば、身体状態再現方法は、制御装置20によって実行され、制御装置20は、第1ステップ(S12)において、提示装置30を用いてタイミングを提示することにより、対象者の呼吸を誘導し、第2ステップ(S13)において、提示装置30に笑い声の音声を提示させることで当該音声を対象者に聞かせ、第3ステップ(S14)において、振動装置40を用いて対象者に外力をかけることで対象者の腹部を振動させる。
このような身体状態再現方法は、制御装置20、提示装置30、及び、振動装置40によって実現することができる。
また、例えば、身体状態再現方法は、制御装置20によって実行され、制御装置20は、第1ステップ(S12)において、提示装置30を用いてタイミングを提示することにより、対象者の呼吸を誘導し、第2ステップ(S13)において、提示装置30に笑い声の音声を提示させることで当該音声を対象者に聞かせ、第3ステップ(S14)において、提示装置30を用いて対象者に腹部をストレッチするように誘導する。
このような身体状態再現方法は、制御装置20、及び、提示装置30によって実現することができる。
また、例えば、制御装置20は、第4ステップ(S15)において、対象者の周囲を照明する照明装置50を減光させることにより、対象者に与える光刺激を減少させる。
このような身体状態再現方法は、照明装置50を用いて、対象者が笑うことで視覚情報が少なくなる状態を再現することができる。
また、例えば、制御装置20は、第4ステップ(S15)において、対象者の頭部に装着されるアイウェア装置60の光の透過率を低下させることにより、対象者に与える光刺激を減少させる。
このような身体状態再現方法は、アイウェア装置60を用いて、対象者が笑うことで視覚情報が少なくなる状態を再現することができる。
また、身体状態再現システム10は、息を吐くタイミングを提示することにより対象者の呼吸を誘導した後、笑い声の音声を対象者に提示する提示装置30と、笑い声の音声が提示された後に、対象者の腹部を振動させる振動装置40と、笑い声の音声が提示された後に、対象者の周囲を照明する照明装置50、及び、対象者の頭部に装着されるアイウェア装置60の少なくとも一方を制御することにより、対象者に与える光刺激を減少させる制御装置20とを備える。
このような身体状態再現システム10は、対象者にとって受動的な方法で、当該対象者を笑っているような状態にすることができる。また、身体状態再現システム10によれば、ストレスの低減効果、及び、ポジティブな気持ちになれる効果が得られる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、提示装置として携帯端末が利用されたが、身体状態再現システムの全体が1つの携帯端末として実現されてもよい。つまり、身体状態再現システムは、上記実施の形態の制御装置、提示装置、及び、振動装置の機能を有する携帯端末として実現されてもよい。このように身体状態再現システムは、複数の装置によって実現されてもよいし、単一の装置として実現されてもよい。身体状態再現システムが複数の装置によって実現される場合、身体状態再現システムが備える構成要素は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。
例えば、上記実施の形態における装置間の通信方法については特に限定されるものではない。また、装置間の通信においては、図示されない中継装置(サーバ装置など含む)が介在してもよい。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。また、上記実施の形態において、各動作例は、任意に組み合わされてよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、身体状態再現システムなどのコンピュータが実行する身体状態再現方法として実現されてもよいし、このような身体状態再現方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよいし、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 身体状態再現システム
20 制御装置
30 提示装置
40 振動装置
50 照明装置
60 アイウェア装置

Claims (11)

  1. 息を吐くタイミングを提示することにより対象者の呼吸を誘導する第1ステップと、
    前記第1ステップの後に、笑い声の音声を前記対象者に聞かせる第2ステップと、
    前記第2ステップの後に、前記対象者の腹部を振動させる第3ステップと、
    前記第2ステップの後に、前記対象者に与える光刺激を減少させる第4ステップとを含む
    身体状態再現方法。
  2. 前記第1ステップにおいては、息を吐くタイミングの後に鼻から息を吸うように前記対象者の呼吸を誘導する
    請求項1に記載の身体状態再現方法。
  3. 前記第2ステップにおいては、前記対象者の属性に基づいて前記笑い声を選択し、選択した笑い声の音声を前記対象者に聞かせる
    請求項1または2に記載の身体状態再現方法。
  4. 前記第3ステップにおいては、前記対象者に外力をかけることで前記対象者の腹部を振動させる
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の身体状態再現方法。
  5. 前記第3ステップにおいては、前記対象者に腹部をストレッチするように誘導することで前記対象者の腹部を振動させる
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の身体状態再現方法。
  6. 前記身体状態再現方法は、制御装置によって実行され、
    前記制御装置は、
    前記第1ステップにおいて、提示装置を用いて前記タイミングを提示することにより、前記対象者の呼吸を誘導し、
    前記第2ステップにおいて、前記提示装置に前記笑い声の音声を提示させることで当該音声を前記対象者に聞かせ、
    前記第3ステップにおいて、振動装置を用いて前記対象者に外力をかけることで前記対象者の腹部を振動させる
    請求項4に記載の身体状態再現方法。
  7. 前記身体状態再現方法は、制御装置によって実行され、
    前記制御装置は、
    前記第1ステップにおいて、提示装置を用いて前記タイミングを提示することにより、前記対象者の呼吸を誘導し、
    前記第2ステップにおいて、前記提示装置に前記笑い声の音声を提示させることで当該音声を前記対象者に聞かせ、
    前記第3ステップにおいて、前記提示装置を用いて前記対象者に腹部をストレッチするように誘導する
    請求項5に記載の身体状態再現方法。
  8. 前記制御装置は、前記第4ステップにおいて、前記対象者の周囲を照明する照明装置を減光させることにより、前記対象者に与える光刺激を減少させる
    請求項6または7に記載の身体状態再現方法。
  9. 前記制御装置は、前記第4ステップにおいて、前記対象者の頭部に装着されるアイウェア装置の光の透過率を低下させることにより、前記対象者に与える光刺激を減少させる
    請求項6または7に記載の身体状態再現方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の身体状態再現方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 息を吐くタイミングを提示することにより対象者の呼吸を誘導した後、笑い声の音声を前記対象者に提示する提示装置と、
    前記笑い声の音声が提示された後に、前記対象者の腹部を振動させる振動装置と、
    前記笑い声の音声が提示された後に、前記対象者の周囲を照明する照明装置、及び、前記対象者の頭部に装着されるアイウェア装置の少なくとも一方を制御することにより、前記対象者に与える光刺激を減少させる制御装置とを備える
    身体状態再現システム。
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