JP2021170707A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】より効果的に声援等を届けることのできる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システムを提供すること。【解決手段】本発明に係る情報処理装置は、ユーザの音声をイベント会場へ届けるための情報処理装置であって、2以上のユーザのユーザ端末から送信される音声データを受信する受信部と、受信部が受信した音声データを所定の基準で選択する第1選択部と、第1選択部が選択した音声データをイベント会場の音声システムへ送信する送信部と、を備えることを特徴とする情報処理装置。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システムに関する。
5Gの登場など、通信技術の発達により端末への動画の配信がストレスなく行うことができるようになっており、コンテンツのリッチ化が進んでいる。このような背景から、スポーツやイベントを端末への動画配信で楽しむ人が増えている。
しかしながら、視聴者も動画配信を視聴して楽しむだけでなく、スポーツ選手やアイドル等の演者(以下、演者等ともいう)に声援やメッセージ(以下、声援等ともいう)を届けたいという要望がある。また、スポーツやイベントが行われている会場(以下、イベント会場ともいう)においても、視聴者からの声援等が届けられることで多くのサポータに支えられていることが実感でき、競技者のパフォーマンスの向上などが期待できる(声援等により演者等のパフォーマンスが実際に向上する研究結果も報告されている)。
上記事情に鑑み、例えば、中継先における番組用の音声及び画像基づいてテレビジョン放送信号に変換する送信システムと、このテレビジョン放送信号に基づいて番組の音声及び画像を再生する受信システムと、番組の出演者に対する声援等のメッセージ音声を音声出力手段に送信する視聴者端末とを備える。音声出力手段は、メッセージ音声を中継先に出力し、送信システムは、上記メッセージ音声も含むテレビジョン放送信号を受信システムに送信し、受信システムは、送信されたテレビジョン放送信号に基づいて、番組中にメッセージ音声も再生する放送番組配信方法が提案されている。
しかしながら、上記提案では、どのようにメッセージ音声を再生するか考慮されておらず、競技者等に効果的にメッセージ音声を届けることができない虞がある。
特開2003−116119号公報
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、より効果的に声援等を届けることのできる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の情報処理装置は、ユーザの音声をイベント会場へ届けるための情報処理装置であって、2以上のユーザのユーザ端末から送信される音声データを受信する受信部と、受信部が受信した音声データを所定の基準で選択する第1選択部と、第1選択部が選択した音声データをイベント会場の音声システムへ送信する送信部と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
本発明によれば、より効果的に声援等を届けることのできる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システムを提供することができる。
実施形態に係る情報処理システムの概略構成の一例を示す図である。 実施形態に係るサーバのハード構成の一例を示す図である。 実施形態に係るサーバの記憶装置に記憶されているデータベースの一例を示す図である。 実施形態に係るサーバの機能構成の一例を示す図である。 実施形態に係るサーバの遅延部による効果の一例を示す図である。 実施形態に係るユーザ端末のハード構成及び機能構成の一例を示す図である。 実施形態に係るサーバで実行されるユーザ登録処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係るサーバで実行される音声データ送信処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係るサーバで実行される課金処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、音声には、声だけでなく音も含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る情報処理システム1の概略構成の一例を示す図である。初めに、図1を参照して情報処理システム1の構成について説明する。情報処理システム1は、サーバ2(情報処理装置)と、このサーバ2とネットワーク4を介して接続された2以上のユーザ端末3とを備える。また、サーバ2は、スポーツやイベントが行われる会場(以下、イベント会場ともいう)の音声システム5に接続されている。なお、情報処理システム1が備えるサーバ2、ユーザ端末3の数はそれぞれ任意である。
(サーバ2)
図2は、サーバ2(情報処理装置)のハード構成の一例を示す図である。図2に示すように、サーバ2は、通信IF200A、記憶装置200B、CPU200Cなどを備える。
通信IF200Aは、外部端末(例えば、ユーザ端末3や音声システム5)と通信するためのインターフェースである。
記憶装置200Bは、例えば、HDDや半導体記憶装置である。記憶装置200Bには、サーバ2で利用する情報処理プログラムや各種データベースが記憶されている。なお、本実施形態では、情報処理プログラムや各種データベースは、サーバ2の記憶装置200Bに記憶されているが、USBメモリなどの外部記憶装置やネットワークを介して接続された外部サーバに記憶し、必要に応じて参照やダウンロード可能に構成されていてもよい。
図3は、記憶装置200Bに記憶されているデータベースの一例である。図3に示すように、記憶装置200Bには、ユーザデータベース1(以下、ユーザDB1)及び禁止ワードデータベース2(以下、禁止ワードDB2)が記憶されている。
(ユーザDB1)
ユーザDB1には、本情報処理システムの利用者であるユーザUの情報、例えば、ユーザID(以下、UID)、パスワード(以下、PW)、氏名、性別、年齢、生年月日、住所、認証情報などの情報(本実施形態では、声紋データ)がユーザUごとに記憶されている。住所はユーザUの住所である。認証情報は、ユーザUを音声で認証するための情報であり、例えば、ユーザUの声紋データである。
(禁止ワードDB2)
禁止ワードDB2には、放送にふさわしくない言葉、例えば、公序良俗に反する言葉やテレビやラジオなどのマスメディアにおいて使用が禁止されている言葉(いわゆる放送自粛用語や放送注意用語)が記憶されている。なお、禁止ワードDB2に記憶されている言葉が音声データに含まれているか否かの判断は、禁止ワードをテキストデータとして禁止ワードDB2に記憶し、ユーザ端末3から送信される音声データを音声認識技術によりテキスト化して禁止ワードDB2に記憶されている禁止ワードが含まれているか否かを判定してもよいし、禁止ワードを音声データ(特徴点などのデータ)として禁止ワードDB2に記憶し、ユーザ端末3から送信される音声データの特徴点と照合することで禁止ワードDB2に記憶されている禁止ワードが含まれているか否かを判定してもよい。
CPU200Cは、サーバ2を制御し、図示しないROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えている。
図4は、実施形態に係るサーバ2の機能構成の一例を示す図である。図4に示すように、サーバ2は、受信部201、送信部202、記憶装置制御部203、選択部204(第1選択部)、合成部205(音声データ合成部)、判定部206、遅延部207、通知部208、カウント部209(第1カウント部)、課金部210、認証部211などの機能を有する。なお、図4に示す機能は、サーバ2のROM(不図示)に記憶された情報処理プログラムをCPU100Cが実行することにより実現される。
受信部201は、ネットワーク4を介してユーザ端末3から送信される情報を受信する。例えば、受信部201は、複数(2以上)のユーザ端末3から送信される音声データを受信する。
送信部202は、ネットワーク4を介してユーザ端末3及び音声システム5へ情報を送信する。送信部202は、例えば、選択部204が選択した音声データを音声システム5へ送信する。より具体的には、送信部202は、判定部206が合成部205により合成された音声データの音量(合成語の音声データの音量)が第1閾値以上第2閾値以下(第2閾値>第1閾値)であると判定した場合、選択部204が選択した音声データをイベント会場の音声システム5へ送信する。イベント会場の音声システム5は、サーバ2から送信された音声データを再生する。この結果、ユーザUの声援等がイベント会場へ届けられる。
記憶装置制御部203は、記憶装置200Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部203は、記憶装置200Bへの情報の書き込みや読み出しを行う。
選択部204(第1選択部)は、受信部201が受信した音声データを所定の基準で選択する。音声データを選択する所定の基準としては種々考えられる。例えば、選択部204は、特定の地域のユーザの音声データ、試合が行われているチームのサポータとして登録されているユーザの音声データ、女性ユーザの音声データ、男性ユーザの音声データ、特定の年代のユーザの音声データを選択する。また、選択部204は、音声データの音量を比較し、音量の大きな音声データから所定数となる音声データを選択するようにしてもよい。また、これらの基準を組み合わせて音声データを選択するようにしてもよい。なお、選択部204が音声データを選択する際には、ネットワーク4の通信負荷を考慮して、所定数(例えば1千人〜3千人)以下となるように音声データを選択することが好ましい。具体的には、選択部204は、禁止ワードDB2に記憶されている公序良俗に反する言葉やテレビやラジオなどのマスメディアにおいて使用が禁止されている言葉を含む音声データを送信したユーザUの音声データを選択対象から除外する。次いで、選択部204は、上記所定の基準で音声データを選択する。
合成部205(音声データ合成部)は、選択部204で選択された音声データを合成する。
判定部206(第1判定部)は、受信部201が受信した音声データの音量が第1閾値以上第2閾値以下であるか否かを判定する。具体的には、判定部206は、合成部205による合成後の音声データの音量が第1閾値以上第2閾値以下であるか否かを判定する。第1閾値よりも音量が小さい場合、ユーザが盛り上がっていないと考えられ、このような場合に声援等をイベント会場へ届けてもスポーツ選手やアイドル等の演者(以下、演者等ともいう)に響かない虞がある。また、第2閾値よりも音量が大きい場合、音量が大きすぎてイベント会場に居る観客の迷惑となる虞がある。また、判定部206は、ユーザ端末3から送信される個々の音声データの音量が第3閾値以上であるか否かを判定する。
遅延部207は、音声データの送信を所定時間(例えば、2〜3秒)遅延させる。図5は、実施形態に係るサーバの遅延部による効果の一例を示す図である。図5に示すように、遅延部207が音声データの送信を所定時間遅延させることにより、イベント会場での観客による声援やメッセージ(以下、声援等ともいう)などによる盛り上がりと被ることなく、情報処理システム1のユーザUの声援等をイベント会場に送ることができる。また、数秒間遅延させることにより、イベント会場での観客による声援等による盛り上がりに続いて、情報処理システム1のユーザUの声援等による盛り上がりが生じる(イベント会場の観客による声援等の山と、情報処理システム1のユーザUによる声援等の山が少なくとも2つ生じる)。このため、イベント会場での盛り上がりを持続させることができる。また、イベント会場での観客による声援等と、情報処理システム1のユーザUによる声援等とを判別することができ、イベント会場の演者等は、イベント会場に居る観客だけでなく、その後ろにより多くの視聴者の存在を感じることができる。結果、演者等のパフォーマンスが向上することが期待できる。
通知部208は、送信部202がイベント会場の音声システム5へ送信した音声データを送信したユーザUに対して、音声データがイベント会場の音声システム5へ送信された旨を通知する。具体的には、通知部208は、イベント会場の音声システム5へ音声データが送信されると、イベント会場の音声システム5へ送信された音声データを送ったユーザUのユーザ端末3へその旨(例えば、「あなたの応援がイベント会場へ届けられました!」)を通知するよう送信部202へ指示する。送信部202は、通知部208の指示に基づいて通知内容をユーザ端末3へと送信する。
また、カウント部209(第1カウント部)は、送信部202がイベント会場の音声システム5へ送信した音声データ数を、ユーザUごとにカウントする。
課金部210は、カウント部209でのカウント数に基づいて、ユーザUに対して課金する。例えば、課金部210は、カウント部209でのカウント数に比例した料金(例えば、1回10円など)を課金してもよいし、10回までは100円、11〜20回までは200円、21〜30回までは300円といったようにカウント数に基づいて段階的に課金してもよい。なお、課金は、通貨に限らずポイント等の他の商品やサービスと交換可能なものでも構わない。
認証部211は、判定部206が音声データの音量が第3閾値以上であると判定した場合、音声データを送信したユーザUを認証する。具体的には、認証部211は、ユーザ端末3から送信される音声データの声紋情報を、ユーザDB1に記憶されている対応するユーザUの声紋情報と照合し、照合が取れた場合、ユーザUを認証する。判定部206が音声データの音量が第3閾値以上であると判定した場合に、音声データを送信したユーザUを認証することで、ユーザUが何も発話していない場合や、応援等ではない発話をした際の音声データをイベント会場の音声システム5へ送信することを抑制することができる。また、ネットワーク4の通信負荷を低減することができる。
なお、サーバ2に入力装置(例えば、キーボード、タッチパネルなど)及び表示装置(例えば、液晶モニタや有機ELモニタなど)を備えるようにしてもよい。
(ユーザ端末3)
図6は、実施形態に係るユーザ端末3のハード構成及び機能構成の一例を示す図である。図6(a)は、ユーザ端末3のハード構成の一例を示す図、図6(b)は、ユーザ端末3の機能構成の一例を示す図である。ユーザ端末3は、例えば、携帯端末(例えば、スマートフォンやタブレット端末)などであり、ユーザUにより操作される。なお、ユーザ端末3は、デスクトップPCやインターネットテレビ、ノートPCなどであってもよい。
図6(a)に示すように、ユーザ端末3は、通信IF300A、記憶装置300B、入力装置300C、表示装置300D、CPU300E、音声出力装置300F、集音装置300Gなどを備える。
通信IF300Aは、他の装置(実施形態では、サーバ2やイベント会場の音声システム5)と通信するためのインターフェースである。
記憶装置300Bは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体記憶装置(SSD(Solid State Drive))である。記憶装置300Bには、ユーザ端末3の識別子及び情報処理プログラムなどが記憶されている。ユーザ端末3から送信される情報に識別子を付与することにより、サーバ2はどのユーザ端末3から送信された情報かを認識できる。なお、識別子は、サーバ2がユーザ端末3に対して新たに付与してもよいし、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレスなどを利用してもよい。
入力装置300Cは、例えば、キーボード、タッチパネルなどであり、ユーザUは、入力装置300Cを操作して、情報処理システム1の利用に必要な情報を入力することができる。
表示装置300Dは、例えば、液晶モニタや有機ELモニタなどである。表示装置300Dは、イベント会場行われる試合やイベントの映像を表示する。また、サーバ2の通知部208による通知内容(例えば、「あなたの応援がイベント会場へ届けられました!」)を表示する。
CPU300Eは、実施形態に係るユーザ端末3を制御するものであり、図示しないROM及びRAMを備えている。
音声出力装置300Fは、例えば、スピーカであり、電気信号を音に変える。音声出力装置300Fは、サーバ2から送信される音声データ(電気信号)を音に変換する。
集音装置300Gは、例えば、マイクロフォン(マイク)であり、ユーザUの音声、例えば、声援等を電気信号に変換する。変換された音声は、音声データとしてサーバ2へ送信される。
図6(b)に示すように、ユーザ端末3は、受信部301、送信部302、記憶装置制御部303、操作受付部304、表示装置制御部305、音声出力装置制御部306、集音装置制御部307などの機能を有する。なお、図6(b)に示す機能は、CPU300Eが、記憶装置300Bに記憶されている情報処理プログラムを実行することで実現される。
受信部301は、サーバ2やイベント会場の音声システム5から送信される情報を受信する。
送信部302は、入力装置300Cを利用して入力された情報や位置情報に識別子を付与してサーバ2へ送信する。
記憶装置制御部303は、記憶装置300Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部303は、記憶装置300Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。
操作受付部304は、入力装置300Cでの入力操作を受け付ける。
表示装置制御部305は、表示装置300Dを制御する。具体的には、表示装置制御部305は、表示装置300Dを制御して実施形態に係る情報処理システム1の利用に必要な画面を表示させる。例えば、表示装置制御部305は、イベント会場で行われる試合やイベントの映像を表示装置300Dに表示させる。また、サーバ2の通知部208による通知内容を表示装置300Dに表示させる。
音声出力装置制御部306は、音声出力装置300Fを制御する。具体的には、音声出力装置制御部306は、音声出力装置300Fを制御して音声出力装置300Fから音声を出力させる。
集音装置制御部307は、集音装置300Gを制御する。具体的には、集音装置制御部307は、集音装置300Gを制御して、ユーザUの声援等を電気信号に変換する。
(情報処理システム1で実行される処理)
図7〜図9は、サーバ2で実行される処理の一例を示すフローチャートである。以下、図7〜図9を参照して、サーバ2で実行される処理について説明するが、図1〜図6を参照して説明した構成と同一の構成には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
(ユーザ登録処理)
図7は、サーバ2で実行されるユーザ登録処理の一例を示すフローチャートである。以下、図7を参照して、サーバ2で実行されるユーザ登録処理について説明する。なお、ユーザ端末3には、本実施形態に係る情報処理システム1で利用するアプリケーションプログラム(情報処理プラグラム)が既にインストールされているものとする。
(ステップS101)
ユーザUは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、ユーザUの情報、例えば、ユーザID(以下、UID)、パスワード(以下、PW)、氏名、性別、年齢、生年月日、住所などの情報を入力する。入力された情報は、操作受付部304で受け付けられる。受け付けられた情報は、送信部302からサーバ2へと送信される。また、ユーザUは、声を出して認証情報(本実施形態では、声紋データ)を入力する。入力された声紋データの情報は、送信部302からサーバ2へと送信される。サーバ2の受信部201は、ユーザ端末3から送信された情報を受信する。
(ステップS102)
受信部201で受信された情報は、記憶装置制御部203により、ユーザIDに関連付けて記憶装置200BのユーザDB1に記憶される。
(音声データ送信処理)
図8は、サーバ2で実行される音声データ送信処理の一例を示すフローチャートである。以下、図8を参照して、サーバ2で実行される音声データ送信処理について説明する。なお、ユーザ端末3には、本実施形態に係る情報処理システム1で利用するアプリケーションプログラム(情報処理プラグラム)が既にインストールされているものとする。また、ユーザ端末3の表示装置300Dには、イベント会場で行われているイベントの映像が表示されているものとする。
(ステップS201)
受信部201は、ネットワーク4を介してユーザ端末3から送信される情報を受信する。例えば、受信部201は、複数(2以上)のユーザ端末3から送信される音声データを受信する。
(ステップS202)
認証部211は、判定部206が音声データの音量が第3閾値以上であると判定した音声データを送信したユーザUを認証する。具体的には、認証部211は、ユーザ端末3から送信される音声データの声紋情報を、ユーザDB1に記憶されている対応するユーザUの声紋情報と照合し、照合が取れた場合、ユーザUを認証する。なお、認証部211による認証が取れたユーザUの音声データに対してステップS203以降の処理が実行される。
(ステップS203)
選択部204(第1選択部)は、選択部204は、禁止ワードDB2に記憶されている公序良俗に反する言葉やテレビやラジオなどのマスメディアにおいて使用が禁止されている言葉を含む音声データを送信したユーザUの音声データを選択対象から除外する。
(ステップS204)
選択部204は、除外したユーザUの音声データ以外の音声データから所定の基準で音声データを選択する。なお、所定の基準については既に説明したので重複する説明を省略する。
(ステップS205)
合成部205(音声データ合成部)は、選択部204で選択された音声データを合成する。
(ステップS206)
判定部206(第1判定部)は、受信部201が受信した音声データの音量が第1閾値以上第2閾値以下であるか否かを判定する。具体的には、判定部206は、合成部205による合成後の音声データの音量が第1閾値以上第2閾値以下であるか否かを判定する。音声データの音量が第1閾値以上第2閾値以下である場合(YES)、ステップS207の処理を実行する。また、音声データの音量が第1閾値以上第2閾値以下でない場合(NO)、音声データ処理を終了する。
(ステップS207)
遅延部207は、音声データの送信を所定時間、例えば、数秒間遅延させる。数秒間遅延させることにより、イベント会場での観客による声援等による盛り上がりと被ることなく、情報処理システム1のユーザUの声援等をイベント会場に送ることができる。
(ステップS208)
送信部202は、ネットワーク4を介して音声システム5へ情報を送信する。具体的には、送信部202は、選択部204が選択した音声データを、遅延部207が所定時間遅延させた後に音声システム5へ送信する。
(ステップS209)
通知部208は、送信部202がイベント会場の音声システム5へ送信した音声データを送信したユーザUに対して、音声データがイベント会場の音声システム5へ送信された旨を通知する。具体的には、通知部208は、イベント会場の音声システム5へ音声データが送信されると、イベント会場の音声システム5へ送信された音声データを送ったユーザUのユーザ端末3へその旨(例えば、「あなたの応援がイベント会場へ届けられました!」)を通知するよう送信部202へ指示する。送信部202は、通知部208の指示に基づいて通知内容をユーザ端末3へと送信する。
なお、上記説明では、選択部204は、除外したユーザUの音声データ以外の音声データから所定の基準で音声データを選択し(ステップS204)、合成部205(音声データ合成部)は、選択部204で選択された音声データを合成し(ステップS205)、判定部206は、合成部205による合成後の音声データの音量が第1閾値以上第2閾値以下であるか否かを判定し(ステップS206)、音声データの音量が第1閾値以上第2閾値以下である場合、ステップS207の処理を実行している。
しかしながら、ステップS203の後に合成部205(音声データ合成部)は、音声データを合成し(ステップS205)、判定部206は、合成部205による合成後の音声データの音量が第1閾値以上第2閾値以下であるか否かを判定し(ステップS206)、音声データの音量が第1閾値以上第2閾値以下である場合、ステップS204の処理を実行するようにしてもよい。つまり、ステップS203、ステップS205、ステップS206、ステップS204の順に処理を実行してもよい。
(課金処理)
図9は、サーバ2で実行される課金処理の一例を示すフローチャートである。以下、図9を参照して、サーバ2で実行される課金処理について説明する。なお、ユーザ端末3には、本実施形態に係る情報処理システム1で利用するアプリケーションプログラム(情報処理プラグラム)が既にインストールされているものとする。
(ステップS301)
カウント部209(第1カウント部)は、送信部202がイベント会場の音声システム5へ送信した音声データ数を、ユーザUごとにカウントする。
(ステップS302)
課金部210は、カウント部209でのカウント数に基づいて、ユーザUに対して課金する。例えば、課金部210は、カウント部209でのカウント数に比例した料金(例えば、1回10円など)を課金してもよいし、10回までは100円、11〜20回までは200円、21〜30回までは300円といったようにカウント数に基づいて段階的に課金してもよい。なお、課金は、通貨に限らずポイント等の他の商品やサービスと交換可能なものでも構わない。
なお、上記説明では、送信部202は、判定部206が合成部205により合成された音声データの音量(合成語の音声データの音量)が第1閾値以上第2閾値以下(第2閾値>第1閾値)であると判定した場合、選択部204が選択した音声データをイベント会場の音声システム5へ送信しているが、判定部206が合成部205により合成された音声データの音量(合成語の音声データの音量)が第1閾値以上又は第2閾値以下(第2閾値>第1閾値)であると判定した場合に選択部204が選択した音声データをイベント会場の音声システム5へ送信するようにしてもよい。
以上のように、実施形態に係るサーバ2は、ユーザUの音声をイベント会場へ届けるための情報処理装置である。サーバ2は、2以上のユーザUのユーザ端末3から送信される音声データを受信する受信部201と、受信部201が受信した音声データを所定の基準で選択する選択部204(第1選択部)と、選択部204が選択した音声データをイベント会場の音声システム5へ送信する送信部202とを備える。このように、本実施形態に係るサーバ2は、ユーザ端末3から送信される全ての音声データをイベント会場の音声システム5へ送信するのではなく、音声データを所定の基準で選択した後、イベント会場の音声システム5へ送信する。このため、音声データの送信による通信回線への負荷を低減することができ、効果的にメッセージ音声を届けることができる。
また、実施形態に係るサーバ2は、受信部201が受信した音声データの音量が第1閾値以上又は第2閾値であるか否かを判定する判定部206(第1判定部)を備える。サーバ2の送信部202は、判定部206が音声データの音量が第1閾値以上又は第2閾値であると判定した場合、選択部204(第1選択部)が選択した音声データをイベント会場の音声システム5へ送信する。このように、本実施形態に係るサーバ2は、ユーザ端末3から送信される全ての音声データをイベント会場の音声システム5へ送信するのではなく、音声データの音量が第1閾値以上であると判定される音声データをイベント会場の音声システム5へ送信する場合、音量の大きい、換言すると熱のこもった声援等の音声データをイベント会場へ届けることができ、効果的にメッセージ音声を届けることができる。また、音声データの音量が第2閾値以下であると判定される音声データをイベント会場の音声システム5へ送信する場合、音量が大きすぎてイベント会場に居る観客の迷惑となる虞を抑制することができる。
また、実施形態に係るサーバ2は、2以上のユーザUのユーザ端末3から送信される音声データを合成する合成部205(音声データ合成部)を備える。判定部206(第1判定部)は、合成部205による合成後の音声データの音量が第1閾値以上又は第2閾値であるか否かを判定する。サーバ2の送信部202は、判定部206が合成後の音声データの音量が第1閾値以上又は第2閾値であると判定した場合、音声データをイベント会場の音声システムへ送信する。このように、全体の音量が第1閾値以上又は第2閾値であると判定される場合に、音声データをイベント会場の音声システム5へ送信する。このため、全体として音量の大きい熱のこもった声援等の音声データをイベント会場へ届けることができ、効果的にメッセージ音声を届けることができる。
また、実施形態に係るサーバ2の選択部204(第1選択部)は、音声データの音量を比較し、音量の大きな音声データから所定数の音声データを選択する。このように、音量が大きいものから音声データを選択してイベント会場の音声システム5へ送信する。このため、熱のこもった声援等を送っていると思われるユーザUから音声データをイベント会場へ届けることができ、効果的にメッセージ音声を届けることができる。
また、実施形態に係るサーバ2の選択部204(第1選択部)は、公序良俗に反する音声を含む音声データを送信したユーザUの音声データを選択しない。このように、公序良俗に反する音声を含む音声データを送信したユーザUの音声データは、選択部204による選択から除外されるので、声援等にふさわしくない音声データを送ったユーザUや悪意もったユーザUからの音声データがイベント会場の音声システム5で再生されるのを抑制することができる。
また、実施形態に係るサーバ2は、音声データの送信を所定時間遅延させる遅延部207を備える。サーバ2の送信部202は、遅延部207が所定時間遅延した後に音声データをイベント会場の音声システム5へ送信する。遅延部207が音声データの送信を所定時間遅延させることにより、イベント会場での観客による声援等による盛り上がりと被ることなく、情報処理システム1のユーザUの声援等をイベント会場に送ることができる。また、数秒間遅延させることにより、イベント会場での観客による声援等による盛り上がりに続いて、情報処理システム1のユーザUの声援等による盛り上がりが生じる(イベント会場の観客による声援等の山と、情報処理システム1のユーザUによる声援等の山が少なくとも2つ生じる)。このため、イベント会場での盛り上がりを持続させることができる。また、イベント会場での観客による声援等と、情報処理システム1のユーザUによる声援等とを判別することができ、イベント会場の演者等は、イベント会場に居る観客だけでなく、その後ろにより多くの視聴者の存在を感じることができる。結果、演者等のパフォーマンスが向上することが期待できる。
また、実施形態に係るサーバ2は、送信部202がイベント会場の音声システム5へ送信した音声データを送信したユーザUに対して、音声データがイベント会場の音声システム5へ送信された旨を通知する通知部208を備える。ユーザUは、声援等の音声データがイベント会場へ届けられたことを知ることができ、声援等により熱がこもる効果が期待できる。
また、実施形態に係るサーバ2は、送信部202がイベント会場の音声システム5へ送信した音声データ数をユーザUごとにカウントするカウント部209(第1カウント部)と、カウント部209でのカウント数に基づいて、ユーザUに対して課金する課金部210を備える。このように、音声データがイベント会場へ届けられた場合に、ユーザUへ課金することで、音声データがイベント会場へ届けられなかったユーザUとの不公平感が少なくなる。また、音声データがイベント会場へ届けられた場合に、ユーザUへ課金されるので、ユーザUは声援等が届けられなった場合の料金を気にせず声援等を送ることが期待でき、本実施形態に係る情報処理システム1の利用が促進される。
また、実施形態に係るサーバ2は、判定部206(第1判定部)が音声データの音量が第3閾値以上であると判定した場合、音声データを送信したユーザUを認証する認証部211を備える。このように、実施形態に係るサーバ2は、常時、音声データを受信して、図8のステップS203以降の処理を行うのではなく、判定部206(第1判定部)が音声データの音量が第3閾値以上であると判定した場合にユーザUの認証を行い、図8のステップS203以降の処理を行うので、サーバ2の処理負荷を低減することができる。また、音声データの音量が第3閾値以上であると判定した場合に、音声データを送信したユーザUを認証することで、ユーザUが何も発話していない場合や、応援等ではない発話をした際の音声データをイベント会場の音声システム5へ送信することを抑制することができる。また、ネットワーク4の通信負荷を低減することができる。
[実施形態の変形例1]
上記実施形態では、送信部202は、判定部206(第1判定部)が合成部205による合成後の音声データの音量が第1閾値以上又は第2閾値であると判定した場合、音声データをイベント会場の音声システム5へ送信している。しかしながら、上記実施形態において、カウント部209(第2カウント部)は、受信部201が受信した音声データを送信するユーザ端末3の数をカウントし、判定部206(第2判定部)は、カウント部209がカウントしたユーザ端末3の数が第4閾値(例えば、イベント会場の収容人数)以上である場合か否かを判定し、送信部202は、判定部206がユーザ端末3の数が第4閾値以上であると判定した場合に、音声データをイベント会場の音声システム5へ送信する構成としてもよい。
[実施形態の変形例2]
また、上記実施形態では、送信部202は、音声データをイベント会場の音声システム5へ送信している。しかしながら、上記実施形態において、ユーザ端末3に撮像装置(例えば、カメラ)を備え、この撮像装置で撮像される画像や映像のデータ(以下、画像データともいう)をサーバ2で受信し、受信した画像データをイベント会場の映像システムへ送信するようにしてもよい。
この場合、サーバ2の選択部204は、受信部201が受信したユーザ端末3から送信される画像データを所定の基準で選択する。画像データを選択する所定の基準としては種々考えられる。例えば、選択部204は、特定の地域のユーザの画像データ、試合が行われているチームのサポータとして登録されているユーザの画像データ、女性ユーザの画像データ、男性ユーザの画像データ、特定の年代のユーザの画像データを選択する。また、選択部204は、画像データの画像サイズを比較し、サイズの小さな画像データから所定数となる画像データを選択するようにしてもよい。また、これらの基準を組み合わせて画像データを選択するようにしてもよい。なお、画像データは、データ量が大きいために、ネットワーク4への通信負荷が大きい。このため、ネットワーク4の通信性能にもよるが、選択部204は、送信する画像データ数を数十から数百程度となるように画像データを選択することが好ましい。
また、実施形態の音声データと同様に、画像データにも公序良俗に反する画像や映像、テレビやラジオなどのマスメディアにおいて放送できないような画像や映像が含まれている可能性がある。このため、選択部204が画像データを選択する際に、公序良俗に反する画像や映像、テレビやラジオなどのマスメディアにおいて放送できないような画像や映像が含まれている画像データを送信したユーザUの画像データを選択対象から除外することが好ましい。また、公平性の観点から選択部204(第2選択部)は、イベント会場の音声システム5へ音声データが送信されなかったユーザU、換言すると選択部204(第1選択部)が選択しなかった音声データを送信したユーザUから送信される画像データをイベント会場の映像システムへ送信する画像データとして選択することが好ましい。
[実施形態の変形例3]
また、上記実施形態では、イベント会場の音声システム5への音声データの送信数に基づいて、ユーザUへ課金しているが、ユーザUが予め課金した額に基づいて、イベント会場の音声システム5への音声データの送信数を保証するようにしてもよい(公序良俗に反する音声、テレビやラジオなどのマスメディアにおいて放送できないような音声が含まれている場合を除く)。この場合、選択部204は、ユーザUの課金額に基づいて予め決められた回数だけ前記ユーザUのユーザ端末3から送信される音声データがイベント会場の音声システム5へ送信されるまで、前記ユーザUのユーザ端末3から送信される音声データを選択する。ユーザUが予め課金した額に基づく音声データの送信数の保証は、例えば、1回10円としてもよいし、10回までは100円、11〜20回までは200円、21〜30回までは300円といったように段階的に課金してもよい。
また、同様にして、ユーザUが予め課金した額基づいて、イベント会場の映像システムへの画像データの送信数を保証するようにしてもよい(公序良俗に反する画像や映像、テレビやラジオなどのマスメディアにおいて放送できないような画像や映像が含まれている場合を除く)。この場合、選択部204は、ユーザUの課金額に基づいて予め決められた回数だけ前記ユーザUのユーザ端末3から送信される画像データがイベント会場の映像システムへ送信されるまで、前記ユーザUのユーザ端末3から送信される画像データを選択する。ユーザUが予め課金した額に基づく画像データの送信数の保証は、例えば、1回10円としてもよいし、10回までは100円、11〜20回までは200円、21〜30回までは300円といったように段階的に課金してもよい。
[実施形態の変形例4]
また、上記実施形態では、サーバ2の認証部211は、判定部206が音声データの音量が第3閾値以上であると判定した音声データを送信したユーザUを認証している。しかしながら、ユーザ端末3の記憶装置300BにユーザUの声紋情報を記憶し、集音装置300GでユーザUの音声から変換された音声データの声紋情報を、記憶装置300Bに記憶されているユーザUの声紋情報と照合し、照合が取れた場合、ユーザUを認証するようにしてもよい。この場合、音声だけで認証が行われるので、ユーザUは認証が切れるたびにわざわざPWを入力する必要がなく、利便性に優れる。
また、この場合、ユーザ端末3に音声データの音量が第3閾値以上であるか否かを判定する判定部を備え、認証部は、判定部が音声データの音量が第3閾値以上であると判定した場合にユーザUの認証を行うようにしてもよい。この場合、音声データの音量が第3閾値以上であり、かつ認証された場合にのみ音声データがサーバ2へ送信されるので、ネットワーク4の通信負荷を低減し、更にサーバ2の処理負荷を低減することができる。
[実施形態の変形例5]
また、上記実施形態では、サーバ2は、2以上のユーザのユーザ端末3から送信される音声データを合成する合成部205(音声データ合成部)を備え、判定部206(第1判定部)は、合成部205による合成後の音声データの音量が第1閾値以上第2閾値以下(第2閾値>第1閾値)であるか否かを判定し、送信部202は、判定部206が合成後の音声データの音量が第1閾値以上第2閾値以下であると判定した場合、音声データをイベント会場の音声システム5へ送信している。
しかしながら、サーバ2は、合成部205(音声データ合成部)を備えず、判定部206(第1判定部)は、音声データの音量が第1閾値以上第2閾値以下(第2閾値>第1閾値)であるか否かをユーザ端末3から送信される音声データごとに判定し、送信部202は、判定部206が音声データの音量が第1閾値以上第2閾値以下であると判定した場合、前記音声データをイベント会場の音声システム5へ送信する構成としてもよい。
なお、実施形態と同様に、判定部206は、音声データの音量が第1閾値以上又は第2閾値以下であるか否かをユーザ端末3から送信される音声データごとに判定し、音声データの音量が第1閾値以上又は第2閾値以下であると判定した場合に音声データをイベント会場の音声システム5へ送信するようにしてもよい。なお、このように音声データの音量が第1閾値以上又は第2閾値以下であるか否かをユーザ端末3から送信される音声データごとに判定する場合の第1閾値及び第2閾値は、それぞれ合成部205による合成後の音声データの音量が第1閾値以上又は第2閾値以下であるか否かを判定する場合の第1閾値及び第2閾値よりも小さな値とする必要があることに留意する。つまり、音声データごとに音量が第1閾値以上又は第2閾値以下であるか否かを判定する場合と、合成部205による合成後の音声データの音量が第1閾値以上又は第2閾値以下であるか否かを判定する場合とで、第1閾値及び第2閾値の値は異なる。
[実施形態の変形例6]
また、上記実施形態では、サーバ2が音声データの送信を所定時間(例えば、2〜3秒)遅延させる遅延部207を備え、イベント会場の音声システム5での音声データの再生タイミングを遅延させているが、イベント会場の音声システム5にサーバ2から送信された前記音声データを受信する受信部と、音声データの再生を所定時間(例えば、2〜3秒)遅延させる遅延部とを備えるようにし、イベント会場の音声システム5(音響装置)側で音声データの再生タイミングを遅延させるようにしてもよい。
1 情報処理システム
2 サーバ(情報処理装置)
200A 通信IF
200B 記憶装置
200C CPU
201 受信部
202 送信部
203 記憶装置制御部
204 選択部(第1,第2選択部)
205 合成部(音声データ合成部)
206 判定部(第1,第2判定部)
207 遅延部
208 通知部
209 カウント部(第1,第2カウント部)
210 課金部
211 認証部
3 ユーザ端末
300A 通信IF
300B 記憶装置
300C 入力装置
300D 表示装置
300E CPU
300F 音声出力装置
300G 集音装置
301 受信部
302 送信部
303 記憶装置制御部
304 操作受付部
305 表示装置制御部
306 音声出力装置制御部
307 集音装置制御部
4 ネットワーク
5 音声システム(音響装置)
DB1 ユーザデータベース
DB2 禁止ワードデータベース

Claims (16)

  1. ユーザの音声をイベント会場へ届けるための情報処理装置であって、
    2以上の前記ユーザのユーザ端末から送信される音声データを受信する受信部と、
    前記受信部が受信した音声データを所定の基準で選択する第1選択部と、
    前記第1選択部が選択した音声データを前記イベント会場の音声システムへ送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記受信部が受信した前記音声データの音量が第1閾値以上又は第2閾値以下であるか否かを判定する第1判定部を備え、
    前記送信部は、
    前記第1判定部が前記音声データの音量が第1閾値以上又は第2閾値以下であると判定した場合、前記第1選択部が選択した音声データを前記イベント会場の音声システムへ送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 2以上の前記ユーザのユーザ端末から送信される音声データを合成する音声データ合成部を備え、
    前記第1判定部は、
    前記音声データ合成部による合成後の音声データの音量が第1閾値以上又は第2閾値以下であるか否かを判定し、
    前記送信部は、
    前記第1判定部が前記合成後の音声データの音量が第1閾値以上又は第2閾値以下であると判定した場合、前記第1選択部が選択した音声データを前記イベント会場の音声システムへ送信する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1判定部は、
    前記音声データの音量が第1閾値以上又は第2閾値以下であるか否かを前記音声データごとに判定し、
    前記送信部は、
    前記第1判定部が前記音声データの音量が第1閾値以上又は第2閾値以下であると判定した場合、前記第1選択部が選択した音声データを前記イベント会場の音声システムへ送信する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1選択部は、
    前記音声データの音量を比較し、音量の大きな音声データから所定数の音声データを選択することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記第1選択部は、
    公序良俗に反する音声を含む音声データを送信したユーザの音声データを選択しないことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 前記音声データの送信を所定時間遅延させる遅延部を備え、
    前記送信部は、
    前記遅延部が所定時間遅延した後に前記第1選択部が選択した音声データを前記イベント会場の音声システムへ送信することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. 前記送信部が前記イベント会場の音声システムへ送信した音声データを送信したユーザに対して、前記音声データが前記イベント会場の音声システムへ送信された旨を通知する通知部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の情報処理装置。
  9. 前記送信部が前記イベント会場の音声システムへ送信した音声データ数を、前記ユーザごとにカウントする第1カウント部と、
    前記第1カウント部でのカウント数に基づいて、前記ユーザに対して課金する課金部と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の情報処理装置。
  10. 前記第1判定部が前記音声データの音量が第3閾値以上であると判定した場合、前記音声データを送信したユーザを認証する認証部を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
  11. 前記受信部が受信した前記音声データを送信するユーザ端末の数をカウントする第2カウント部と、
    前記第2カウント部がカウントした前記ユーザ端末の数が第4閾値以上であるか否かを判定する第2判定部と、を備え、
    前記送信部は、
    前記第2判定部が前記ユーザ端末の数が第4閾値以上であると判定した場合に、前記第1選択部が選択した音声データを前記イベント会場の音声システムへ送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 前記受信部は、
    2以上の前記ユーザのユーザ端末から送信される画像データを受信し、
    前記受信部が受信した画像データを所定の基準で選択する第2選択部を備え、
    前記送信部は、
    前記第2選択部が選択した画像データを前記イベント会場の映像システムへ送信することを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の情報処理装置。
  13. 前記第2選択部は、
    前記第1選択部が選択しなかった音声データを送信したユーザから送信される画像データを選択することを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  14. ユーザの音声をイベント会場へ届けるための情報処理方法であって、
    受信部が、2以上の前記ユーザのユーザ端末から送信される音声データを受信する工程と、
    選択部が、前記受信部が受信した音声データを所定の基準で選択する工程と、
    送信部が、前記選択部が選択した音声データを前記イベント会場の音声システムへ送信する工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  15. ユーザの音声をイベント会場へ届けるための情報処理プログラムであって、
    コンピュータを、
    2以上の前記ユーザのユーザ端末から送信される音声データを受信する受信部、
    前記受信部が受信した音声データを所定の基準で選択する選択部、
    前記選択部が選択した音声データを前記イベント会場の音声システムへ送信する送信部、
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
  16. ユーザの音声をイベント会場へ届けるための情報処理システムであって、
    前記ユーザの音声データを送信する2以上のユーザ端末と、
    前記ユーザ端末から送信される音声データを受信する受信部と、前記受信部が受信した音声データを所定の基準で選択する第1選択部と、前記第1選択部が選択した音声データを送信する送信部とを備える情報処理装置と、
    前記情報処理装置から送信された前記音声データを受信する受信部と、前記音声データの再生を所定時間遅延させる遅延部とを備える音響装置と、
    を具備することを特徴とする情報処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023078078A (ja) * 2022-06-06 2023-06-06 滋啓 内田 サーバおよび表示装置
WO2024057399A1 (ja) * 2022-09-13 2024-03-21 日本電信電話株式会社 メディア再生制御装置、メディア再生制御方法及びメディア再生制御プログラム

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