JP2021169697A - 水栓装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】取付面に取り付けた状態において、奥行方向に大型化することを防ぐことができる水栓装置を提供する。【解決手段】第一回転軸31Lを中心とした回転操作によって作動する第一弁部31と、第二回転軸32Lを中心とした回転操作によって作動する第二弁部32と、第三回転軸21Lを中心に回転する回転操作部21と、前記回転操作部21の回転を前記第一弁部31に伝達する第一伝達部35と、前記操作部20の回転を前記第二弁部32に伝達する第二伝達部36と、を有し、前記第一回転軸31L、前記第二回転軸32L、及び第三回転軸21Lは同一の方向に延び、前記第一弁部31、前記第二弁部32及び前記回転操作部21は、前記第一回転軸31L、前記第二回転軸32L、及び第三回転軸21Lと交差する方向に並んで配置されている。【選択図】図5
Description
本開示は、水栓装置に関する。
従来、使用者の操作によって、吐水と止水の切り替え、吐水温度の調整、及び吐水流量の調整等を行う水栓装置が知られている。例えば下記特許文献1に記載された水栓装置は、操作部と、温調弁部と、流調弁部とを有する。操作部、温調弁部及び流調弁部は、1つの軸線上に配置されている。水栓装置は、例えば洗面化粧台のバックパネルに設置される。バックパネルに設置された状態の水栓装置の軸線は、バックパネルに対して垂直になる。操作部はバックパネルの表側に配置され、温調弁部及び流調弁部はバックパネルの裏側に配置される。
上記のような構成の水栓装置は、取付面に取り付けた状態において、奥行方向に大型化しがちである。
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、取付面に取り付けた状態において、奥行方向に大型化することを防ぐことができる水栓装置を提供することを目的とする。
本開示の水栓装置は、第一回転軸を中心とした回転操作によって作動する第一弁部と、第二回転軸を中心とした回転操作によって作動する第二弁部と、第三回転軸を中心に回転する回転操作部と、前記回転操作部の回転を前記第一弁部に伝達する第一伝達部と、前記回転操作部の回転を前記第二弁部に伝達する第二伝達部と、を有し、前記第一回転軸、前記第二回転軸、及び第三回転軸は同一の方向に延び、前記第一弁部、前記第二弁部及び前記回転操作部は、前記第一回転軸、前記第二回転軸、及び第三回転軸と交差する方向に並んで配置されているものである。
<実施形態>
水栓装置50は、図1に示すように、浴室の壁面10に取り付けられる。壁面10は、取付面に対応する。以下、各構成部材において、図1のZ軸の正方向側を上側、負方向側を下側、図1のX軸の正方向側(室内側)を前側、負方向側(室外側)を後側、図1のY軸の正方向側を左側、負方向側を右側、として説明する。
水栓装置50は、図1に示すように、浴室の壁面10に取り付けられる。壁面10は、取付面に対応する。以下、各構成部材において、図1のZ軸の正方向側を上側、負方向側を下側、図1のX軸の正方向側(室内側)を前側、負方向側(室外側)を後側、図1のY軸の正方向側を左側、負方向側を右側、として説明する。
浴室の壁面10には、図1に示すように、3つの吐水部11が備えられている。3つの吐水部11は、カラン11A、ハンドシャワー11B及びオーバーヘッドシャワー11Cである。カラン11Aは、最も低い位置に固定されている。ハンドシャワー11Bは、シャワーフック12に保持される。シャワーフック12は、壁面10の上下2カ所に固定されている。下側のシャワーフック12は、下面に水栓装置50から供給される水を吐出する吐出口が形成されている。下側のシャワーフック12の吐出口は、ハンドシャワー11Bへ水を供給する給水ホースが接続されている。オーバーヘッドシャワー11Cは、最も高い位置に固定されている。オーバーヘッドシャワー11Cは、全体吐水(散水面の全体からなされる吐水)と、一部吐水(散水面の一部からなされる吐水)とを行うことができる。水栓装置50は、カラン11Aの真上に取り付けられている。水栓装置50は、下側のシャワーフック12と同等の高さ位置に配置されている。
水栓装置50は、図2に示すように、操作部20と水栓本体30とを有する。操作部20は、水栓装置50の前面に設けられている。水栓装置50は、操作部20を室内に臨ませた状態で壁面10に取り付けられる。
操作部20は、3つの吐水部11を操作するためのものである。具体的には、使用者が操作部20を操作することによって、各吐水部11の吐水と止水の切り替え、吐水温度の調整、吐水流量の調整を行うことができる。オーバーヘッドシャワー11Cについては、全体吐水及び一部吐水のそれぞれについて、吐水と止水の切り替え、吐水温度の調整、吐水流量の調整を行うことができる。
操作部20は、図3に示すように、回転操作部21と移動操作部22とを有する。回転操作部21を操作することによって、吐水温度の調整と、吐水流量の調整とが行われる。移動操作部22を操作することによって、吐水と止水とが切り替えられる。
回転操作部21は、図3に示すように、操作部20の中央部に設けられている。回転操作部21は、円形状である。回転操作部21は、回転軸(操作回転軸21Lと称する。)を中心に回転する。操作回転軸21Lは、第三回転軸に対応する。
回転操作部21は、図2に示すように、第一回転部23及び第二回転部24を有する。第一回転部23及び第二回転部24は、同一の操作回転軸21Lを中心に別々に回転する。第一回転部23及び第二回転部24は、操作回転軸21L上において前後にずれた位置に配置される。第一回転部23は、第二回転部24よりも後側に位置する。第一回転部23を操作することによって、吐水温度の調整を行うことができる。第二回転部24を操作することによって、吐水流量の調整を行うことができる。
第一回転部23は、回転することによって後述する第一弁部31を操作する。第一回転部23は、外周面から径方向の外側に突出した操作片26を有する(図2参照)。操作片26は、操作回転軸21Lを中心に180度反対の位置に一対備えられる(図3参照)。
第二回転部24は、回転することによって後述する第二弁部32を操作する。第二回転部24は、凹凸が形成された操作面25を有する(図2参照)。操作面25は、第二回転部24の外周面に備えられる。
移動操作部22は、図3に示すように、回転操作部21のまわりに4つ配置されている。移動操作部22は、回転操作部21を取り囲む領域を、縦横に等分に区画した形状である。移動操作部22は、操作回転軸21Lと平行な軸(移動軸33Lと称する。)に沿って移動する(図4参照)。移動操作部22は、移動軸33Lに沿って往復移動することによって後述する第三弁部33を操作する。
移動操作部22は、図3及び図4に示すように、板状である。移動操作部22の板厚方向は移動軸33Lの延び方向と一致する。移動操作部22は、後側に押されることによって、第一位置から第二位置に移動する。図4の上側の移動操作部22は、第一位置に配置された状態を示す。図4の下側の移動操作部22は、第二位置に配置された状態を示す。
水栓本体30は、図5に示すように、第一弁部31、第二弁部32、及び4個の第三弁部33を有する。
第一弁部31は、図6に示すように、第一回転軸31Lを中心とした回転操作によって作動する。第一弁部31は、水と湯との混合比を変えて、水の温度を所望の温度に調整する。第一弁部31は、第一回転部23の回転操作によって前後方向に進退移動する第一駆動部31Mを有する。
第二弁部32は、図6に示すように、第二回転軸32Lを中心とした回転操作によって作動する。第二弁部32は、水の流量を所望の流量に調整するものである。第二弁部32は、第一弁部31の下流側に設けられている。第二弁部32は、第二回転部24の回転操作によって前後方向に進退移動する第二駆動部32Mを有する。
各第三弁部33は、図4に示すように、それぞれ対応する移動操作部22の後側に設けられている。各第三弁部33と移動操作部22とは、締結部材34によってそれぞれ連結されている。各第三弁部33は、移動軸33Lに沿った移動操作によって作動する。各第三弁部33は、第二弁部32の下流側に設けられている。各第三弁部33は、各吐水部11へ繋がる流路を開閉し、各吐水部11の吐水及び止水を切り替える。具体的には、4つの第三弁部33のうちの1つは、カラン11Aに繋がる流路を開閉する。4つの第三弁部33のうちの1つは、ハンドシャワー11Bに繋がる流路を開閉する。4つの第三弁部33のうちの1つは、オーバーヘッドシャワー11Cの散水面のほぼ全面に形成された複数の吐水口に繋がる流路を開閉する。4つの第三弁部33のうちの1つは、オーバーヘッドシャワー11Cの一部の吐水口に繋がる流路を開閉する。
図4及び図7に示すように、第一回転軸31L、第二回転軸32L、移動軸33L及び操作回転軸21Lは、同一の方向に延びている。第一回転軸31L、第二回転軸32L、移動軸33L及び操作回転軸21Lは互いに平行である。第一回転軸31L、第二回転軸32L、移動軸33L及び操作回転軸21Lは、以後の説明において単に軸31L,32L,33L,21Lと称する場合がある。
軸31L,32L,33L,21Lは、前後方向に延びている。軸31L,32L,33L,21Lは、水栓装置50を浴室の壁面10に取り付けた状態において、壁面10と直交する。回転操作部21は、図6に示すように、前後方向(軸31L,32L,33L,21L)の延び方向においては、第一弁部31、第二弁部32及び第三弁部33よりも前側に位置する。第一弁部31、第二弁部32及び第三弁部33は、前後方向においては概ね等しい位置に配置されている。
図5に示すように、第一回転軸31L、第二回転軸32L及び操作回転軸21Lは、水栓本体30の左右方向中央に位置する。第一回転軸31L、第二回転軸32L及び操作回転軸21Lを正面から見ると、同一直線上に並ぶ。
第一弁部31、第二弁部32、第三弁部33及び回転操作部21は、図5に示すように、軸31L,32L,33L,21Lと交差する方向(壁面10に沿う方向)に並んで配置される。第一弁部31、第二弁部32及び第三弁部33は、上下2段に配置される。
第一弁部31、第二弁部32及び回転操作部21は、水栓本体30の左右方向の中央部に配置されている。第一弁部31、第二弁部32及び回転操作部21は、上下方向に直線状に配置されている。第一弁部31は、回転操作部21の下側に位置する。第二弁部32は、回転操作部21の上側に位置する。
第三弁部33は、4つ備えられている。第三弁部33は、水栓本体30の左右方向の両端部に配置される。左右両端部において第三弁部33は、上下に一対ずつ配置される。水栓本体30の左右両端部において上下に並んだ第三弁部33は、直線状に配置される。
下側の第三弁部33は、第一弁部31の左右両側に位置する。第一弁部31の左右両側に位置する2つの第三弁部33は、左右方向に直線状に並んでいる。第一弁部31は、左右の第三弁部33よりもやや下方にずれている。上側の第三弁部33は、第二弁部32の左右両側に位置する。第二弁部32と、第二弁部32の左右両側に位置する2つの第三弁部33とは、左右方向に直線状に並んでいる。
水栓本体30は、図5及び図6に示すように、第一伝達部35及び第二伝達部36を有する。第一伝達部35は、第一回転部23の回転を第一弁部31に伝達する。第二伝達部36は、第二回転部24の回転を第二弁部32に伝達する。
第一伝達部35は、図5及び図6に示すように、第一駆動歯車35A及び第一従動歯車35Bを有する。第一駆動歯車35Aは、第一回転部23に設けられている。第一駆動歯車35Aは、操作回転軸21Lを中心に第一回転部23と一体的に回転する。
第一従動歯車35Bは、第一弁部31に設けられている。第一従動歯車35Bは、第一駆動歯車35Aに噛み合う。第一従動歯車35Bは、第一駆動歯車35Aが回転することによって、第一回転軸31Lを中心に回転する。第一従動歯車35Bの回転によって、第一駆動部31Mは、ねじ送りで前後方向に進退移動する。これによって、第一弁部31において水の温度が調整される。
第二伝達部36は、図6に示すように、第二駆動歯車36A及び第二従動歯車36Bを有する。第二駆動歯車36Aは、第二回転部24に設けられている。第二駆動歯車36Aは、第一駆動歯車35Aと同軸の操作回転軸21Lを中心に第二回転部24と一体的に回転する。第二駆動歯車36Aは、第一駆動歯車35Aよりも後側にずれた位置に設けられている。第二駆動歯車36Aの外径寸法は、第一駆動歯車35Aの外径寸法と等しい。第二駆動歯車36Aの歯数及びピッチは、第一駆動歯車35Aの歯数及びピッチと同じである。第一駆動歯車35A、第一従動歯車35B、第二駆動歯車36A及び第二従動歯車36Bの外径、歯数及びピッチ等を調整することによって、第一回転部23及び第二回転部24の操作を軽くしたり重くしたりできる。
第二従動歯車36Bは、第二弁部32に設けられている。第二従動歯車36Bは、第二駆動歯車36Aに噛み合う。第二従動歯車36Bは、第二駆動歯車36Aが回転することによって、第二回転軸32Lを中心に回転する。第二従動歯車36Bの外径寸法は、第一従動歯車35Bの外径寸法よりも小さい。第二従動歯車36Bの歯数は、第一従動歯車35Bの歯数よりも少ない。第二従動歯車36Bの回転によって、第二駆動部32Mは、ねじ送りで前後方向に進退移動する。これによって、第二弁部32において水の流量が調整される。
第一弁部31、第二弁部32、及び第三弁部33は、図8に示すように、流路によって連通している。流路は、水栓本体30に形成されている。第一弁部31には、2つの入水路41が連通している。2つの入水路41は、水栓本体30の下面に下向きに開口している。2つの入水路41には、図示しない給水管及び給湯管がそれぞれ連通する。第一弁部31と第二弁部32とは、第一連結路42によって連通する。第二弁部32と、第二弁部32の左右両側の第三弁部33とは、第二連通路43によって連通する。上側の第三弁部33と下側の第三弁部33とは、第三連通路44によって連通する。第三弁部33の後端部は、各吐水部11へ繋がる図示しない配管が接続される接続部45である。
水栓装置50の動作の一例を説明する。
4つの移動操作部22のうち選択した移動操作部22を後側に押す。移動操作部22は、第一位置から第二位置に移動する。これによって、第二位置に移動した移動操作部22の後側に位置する第三弁部33の流路が開き、当該第三弁部33の下流の吐水部11から吐水が開始される。このとき、複数の移動操作部22を押すと、複数の吐水部11から吐水が開始される。
吐水の温度を調整する場合、回転操作部21の第一回転部23を回転する。第一駆動歯車35Aが回転し、これに噛み合った第一従動歯車35Bが回転する。第一従動歯車35Bの回転に伴って第一駆動部31Mが前後方向に移動する。これによって、第一弁部31において水の温度が調整される。温度が調整された水は、第一連結路42を通って第二弁部32に流れ込む。温度が調整された水は、第二連通路43及び第三連通路44から各第三弁部33に流れ込む。温度調整された水は、流路が開かれている第三弁部33の下流の吐水部11から吐水される。
吐水の流量を調整する場合、回転操作部21の第二回転部24を回転する。第二駆動歯車36Aが回転し、これに噛み合った第二従動歯車36Bが回転する。第二従動歯車36Bの回転に伴って第二駆動部32Mが前後方向に移動する。これによって、第二弁部32において水の流量が調整される。流量が調整された水は、第二連通路43及び第三連通路44から各第三弁部33に流れ込む。流量調整された水は、流路が開かれている第三弁部33の下流の吐水部11から吐水される。
第二位置の移動操作部22を後側に押すことによって、移動操作部22は、第一位置に戻る。これによって、第三弁部33の流路は閉じられ、吐水部11からの吐水は終了する。
上記のように構成された実施形態の作用および効果について説明する。水栓装置50は、第一弁部31と、第二弁部32と、回転操作部21と、第一伝達部35と、第二伝達部36と、を有する。第一弁部31は、第一回転軸31Lを中心とした回転操作によって作動する。第二弁部32は、第二回転軸32Lを中心とした回転操作によって作動する。回転操作部21は、操作回転軸21Lを中心に回転する。第一伝達部35は、回転操作部21の回転を第一弁部31に伝達する。第二伝達部36は、回転操作部21の回転を第二弁部32に伝達する。第一回転軸31L、第二回転軸32L、及び操作回転軸21Lは同一の方向に延びる。第一弁部31、第二弁部32及び回転操作部21は、第一回転軸31L、第二回転軸32L、及び操作回転軸21Lと交差する方向に並んで配置されている。
この構成によれば、第一弁部31、第二弁部32及び回転操作部21が、壁面10に沿う方向に並んで配置される。したがって、壁面10に取り付けた状態において奥行方向に大型化することを防ぐことができる。
第一弁部31は、第一回転軸31Lを中心とした回転操作によって、水の温度を所望の温度に調整するものである。第二弁部32は、第二回転軸32Lを中心とした回転操作によって水の流量を所望の流量に調整するものである。第一弁部31及び第二弁部32の下流側に、第三弁部33が配置されている。第三弁部33は、吐水部11の吐水及び止水を切り替える。この構成によれば、使用者は、回転操作によって、水の温度を調整したり、水の流量を調整したりできる。使用者は、温度調整や流量調整がなされた水を吐水部から吐水したり、止水したりできる。したがって、水栓装置50の使い勝手を良くできる。
水栓装置50は、第一回転軸31L、第二回転軸32L、及び操作回転軸21Lと同一の方向に延びる移動軸33Lに沿って移動する移動操作部22を有する。第三弁部33は、移動操作部22の移動によって作動する。この構成によれば、移動操作部22の移動操作によって、吐水及び止水を容易に切替できる。
第三弁部33は、第一弁部31、第二弁部32及び回転操作部21と、第一回転軸31L、第二回転軸32L及び操作回転軸21Lと交差する方向に並んで配置されている。この構成によれば、第三弁部33が、第一弁部31、第二弁部32及び回転操作部21と、壁面10に沿う方向に並んで配置される。したがって、壁面10に取り付けた状態において奥行方向に大型化することを防ぐことができる。
<他の実施形態>
本開示は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本開示の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態において第一弁部31は、水の温度を所望の温度に調整する。これに限らず、第一弁部は、流量調整弁、切替弁、開閉弁でも良い。
(2)上記実施形態において第二弁部32は、水の流量を所望の流量に調整する。これに限らず、第二弁部は、温調弁、切替弁、開閉弁でも良い。
(3)上記実施形態において回転操作部21は、第一回転部23と第二回転部24とが同軸上に配置されている。これに限らず、回転操作部は、第一回転部と第二回転部とが異なる軸上に配置されていても良い。
(4)上記実施形態において移動操作部22は、第一回転軸31L、第二回転軸32L、及び操作回転軸21Lと移動軸33Lに沿った移動操作によって作動する。これに限らず、移動操作部は、第一回転軸、第二回転軸、及び操作回転軸と交差する軸に沿った移動操作によって作動しても良い。例えば、移動操作部は、上下方向、左右方向の移動操作によって作動しても良い。
(5)上記実施形態では、水栓装置50は4つの第三弁部33を備えている。これに限らず、水栓装置は第三弁部を備えていなくても良い。第三弁部33の数は、4つでなくても良い。
(6)上記実施形態では、回転操作部21、第一弁部31、第二弁部32、第三弁部33の具体的な配置の一例を示した。これに限らず、回転操作部、第一弁部、第二弁部、第三弁部の配置は変更できる。
(7)上記実施形態では、第一伝達部35及び第二伝達部36の具体的な構成を例示した。これに限らず、第一伝達部及び第二伝達部は、歯車、リンク、ベルト等を用いて構成しても良い。
(8)上記実施形態において第一回転軸31L、第二回転軸32L、移動軸33L及び操作回転軸21Lは互いに平行である。これに限らず、第一回転軸、第二回転軸、移動軸及び操作回転軸は、厳密に平行でなくても良い。第一回転軸、第二回転軸、移動軸及び操作回転軸は、それぞれわずかに傾いて前後方向に延びていてもよい良い。
本開示は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本開示の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態において第一弁部31は、水の温度を所望の温度に調整する。これに限らず、第一弁部は、流量調整弁、切替弁、開閉弁でも良い。
(2)上記実施形態において第二弁部32は、水の流量を所望の流量に調整する。これに限らず、第二弁部は、温調弁、切替弁、開閉弁でも良い。
(3)上記実施形態において回転操作部21は、第一回転部23と第二回転部24とが同軸上に配置されている。これに限らず、回転操作部は、第一回転部と第二回転部とが異なる軸上に配置されていても良い。
(4)上記実施形態において移動操作部22は、第一回転軸31L、第二回転軸32L、及び操作回転軸21Lと移動軸33Lに沿った移動操作によって作動する。これに限らず、移動操作部は、第一回転軸、第二回転軸、及び操作回転軸と交差する軸に沿った移動操作によって作動しても良い。例えば、移動操作部は、上下方向、左右方向の移動操作によって作動しても良い。
(5)上記実施形態では、水栓装置50は4つの第三弁部33を備えている。これに限らず、水栓装置は第三弁部を備えていなくても良い。第三弁部33の数は、4つでなくても良い。
(6)上記実施形態では、回転操作部21、第一弁部31、第二弁部32、第三弁部33の具体的な配置の一例を示した。これに限らず、回転操作部、第一弁部、第二弁部、第三弁部の配置は変更できる。
(7)上記実施形態では、第一伝達部35及び第二伝達部36の具体的な構成を例示した。これに限らず、第一伝達部及び第二伝達部は、歯車、リンク、ベルト等を用いて構成しても良い。
(8)上記実施形態において第一回転軸31L、第二回転軸32L、移動軸33L及び操作回転軸21Lは互いに平行である。これに限らず、第一回転軸、第二回転軸、移動軸及び操作回転軸は、厳密に平行でなくても良い。第一回転軸、第二回転軸、移動軸及び操作回転軸は、それぞれわずかに傾いて前後方向に延びていてもよい良い。
10…浴室の壁面(取付面)、11…吐水部、21…回転操作部、21L…操作回転軸(第三回転軸)、22…移動操作部、31…第一弁部、31L…第一回転軸、32…第二弁部、32L…第二回転軸、33…第三弁部、33L…移動軸(同一の方向に延びる軸)、35…第一伝達部、36…第二伝達部、50…水栓装置
Claims (4)
- 第一回転軸を中心とした回転操作によって作動する第一弁部と、
第二回転軸を中心とした回転操作によって作動する第二弁部と、
第三回転軸を中心に回転する回転操作部と、
前記回転操作部の回転を前記第一弁部に伝達する第一伝達部と、
前記回転操作部の回転を前記第二弁部に伝達する第二伝達部と、を有し、
前記第一回転軸、前記第二回転軸、及び第三回転軸は同一の方向に延び、前記第一弁部、前記第二弁部及び前記回転操作部は、前記第一回転軸、前記第二回転軸、及び第三回転軸と交差する方向に並んで配置されている水栓装置。 - 前記第一弁部は、前記第一回転軸を中心とした回転操作によって、水の温度を所望の温度に調整するものであり、
前記第二弁部は、前記第二回転軸を中心とした回転操作によって水の流量を所望の流量に調整するものであり、
前記第一弁部及び前記第二弁部の下流側に、吐水部の吐水及び止水を切り替える第三弁部が配置されている請求項1に記載の水栓装置。 - 前記第一回転軸、前記第二回転軸、及び第三回転軸と同一の方向に延びる軸に沿って移動する移動操作部を有し、
前記第三弁部は、前記移動操作部の移動によって作動する請求項2に記載の水栓装置。 - 前記第三弁部は、前記第一弁部、前記第二弁部及び前記回転操作部と、前記交差する方向に並んで配置されている請求項2から請求項3までの何れか一項に記載の水栓装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020072128A JP2021169697A (ja) | 2020-04-14 | 2020-04-14 | 水栓装置 |
PCT/JP2021/008990 WO2021210294A1 (ja) | 2020-04-14 | 2021-03-08 | 水栓装置 |
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