JP2021166174A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器 Download PDF

Info

Publication number
JP2021166174A
JP2021166174A JP2020069969A JP2020069969A JP2021166174A JP 2021166174 A JP2021166174 A JP 2021166174A JP 2020069969 A JP2020069969 A JP 2020069969A JP 2020069969 A JP2020069969 A JP 2020069969A JP 2021166174 A JP2021166174 A JP 2021166174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
contact
spring
electromagnetic relay
adjusting member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020069969A
Other languages
English (en)
Inventor
亮太 箕輪
Ryota Minowa
直樹 川口
Naoki Kawaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2020069969A priority Critical patent/JP2021166174A/ja
Publication of JP2021166174A publication Critical patent/JP2021166174A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Abstract

【課題】、電磁継電器において、可動機構に付与されるバネ荷重を電磁継電器の温度上昇に応じて調整する。【解決手段】電磁継電器は、固定端子と、可動機構と、駆動装置と、バネ部材と、調整部材とを含む。固定端子は、固定接点を含む。可動機構は、可動部材と、固定接点に接触可能な可動接点と、可動接点が配置される可動接触片とを含む。可動接触片は、可動接点が固定接点に接触する接触方向と開離する開離方向とに可動部材を介して移動可能に設けられる。駆動装置は、電磁力によって可動機構を作動させる。バネ部材は、可動機構にバネ荷重を付与する。調整部材は、熱によって形状が変化することでバネ荷重を調整する。【選択図】図2

Description

本発明は、電磁継電器に関する。
従来、電気回路を開閉する電磁継電器が知られている。電磁継電器は、接点機構と、可動機構と、可動機構を介して接点機構を開閉駆動する駆動装置と、接点バネと、復帰バネとを備えている。可動機構は、可動接触片と、可動鉄心とを含む。接点バネは、可動接触片にバネ荷重を付与する。復帰バネは、可動鉄心にバネ荷重を付与する。
特許第3997700号公報
従来の電磁継電器では、可動機構に付与されるバネ荷重を通電時における電磁継電器の温度上昇に応じて調整することができない。
本発明の課題は、電磁継電器において、可動機構に付与されるバネ荷重を電磁継電器の温度上昇に応じて調整することにある。
本発明の一態様に係る電磁継電器は、固定端子と、可動機構と、駆動装置と、バネ部材と、調整部材とを含む。固定端子は、固定接点を含む。可動機構は、可動部材と、固定接点に接触可能な可動接点と、可動接点が配置される可動接触片とを含む。可動接触片は、可動接点が固定接点に接触する接触方向と開離する開離方向とに可動部材を介して移動可能に設けられる。駆動装置は、電磁力によって可動機構を作動させる。バネ部材は、可動機構にバネ荷重を付与する。調整部材は、熱によって形状が変化することでバネ荷重を調整する。
この電磁継電器では、熱による調整部材の変形によって、バネ部材のバネ荷重が調整されるので、可動機構に付与されるばね荷重を電磁継電器の温度上昇に応じて調整することができる。
バネ部材は、可動接触片を接触方向に付勢する接点バネを含んでもよい。調整部材は、熱によって形状が変化したときに接点バネを圧縮してもよい。この場合は、熱による調整部材の変形に応じて接点バネが圧縮されるので、通電時における固定接点と可動接点との集中抵抗を低減させることができる。また、可動接点が固定接点から開離するときの開離速度を向上させることができる。
調整部材は、可動接触片に接触して配置されてもよい。この場合は、可動接触片からの熱の影響を調整部材が受けやすいので、調整部材によるばね荷重の調整がしやすくなる。
調整部材は、接点バネに接触して配置されてもよい。この場合は、調整部材が接点バネのバネ受けとして機能するとともに、接点バネからの熱による影響を受けやすくなるので、調整部材によるばね荷重の調整がしやすくなる。
電磁継電器は、可動接触片と接点バネの間に配置される介在部材をさらに備えてもよい。調整部材は、可動接触片と介在部材の間に配置されてもよい。この場合は、調整部材が熱によって変形したときにおいて、調整部材からの押圧力が接点バネに伝達され易くなる。
可動部材は、可動接触片に連結される駆動軸と、駆動軸に固定される可動鉄心とを含んでもよい。バネ部材は、開離方向に可動鉄心を付勢する復帰バネを含んでもよい。調整部材は、熱によって形状が変化したときに復帰バネを圧縮してもよい。この場合は、可動接点が固定接点から開離するときの開離速度を向上させることができる。
可動部材は、駆動装置に対して回動可能に設けられる可動鉄片であってもよい。調整部材は、可動鉄片に接続され、可動鉄片を介して可動接触片を開離方向に付勢するヒンジバネであってもよい。この場合は、ヒンジ型の電磁継電器において、可動機構に付与されるバネ荷重を電磁継電器の温度上昇に応じて調整することにある。
可動部材は、駆動装置に対して回動可能に設けられる可動鉄片であってもよい。バネ部材は、一端が調整部材に接続され、他端が可動鉄片に接続されてもよい。バネ部材は、可動鉄片を介して可動接触片を開離方向に付勢してもよい。調整部材は、熱によって形状が変化した時にバネ部材のバネ荷重を減少又は増加させる、この場合は、開離速度の向上、又は駆動装置に設けられるコイルの高温時の動作特性いわゆるホットスタートを緩和させることができる。
調整部材は、熱膨張率が異なる2種以上の金属板を積層したバイメタルであってもよい。
バネ部材は、調整部材と一体であってもよい。
本発明によれば、電磁継電器において、電磁継電器の温度上昇に応じて可動機構に付与されるバネ荷重を調整することができる。
電磁継電器が開状態のときの電磁継電器の断面模式図である。 電磁継電器が閉状態のときの電磁継電器の断面模式図である。 変形例に係る接点装置の模式図である。 変形例に係る接点装置の模式図である。 変形例に係る接点装置の模式図である。 変形例に係る接点装置の模式図である。 変形例に係る接点装置の模式図である。 変形例に係る接点装置の模式図である。 変形例に係る電磁継電器が開状態のときの電磁継電器の断面模式図である。 変形例に係る可動機構周辺の模式図である。 変形例に係る可動機構周辺の模式図である。 変形例に係る可動機構周辺の模式図である。 変形例に係る可動機構周辺の模式図である。
以下、本発明の一態様に係る電磁継電器100の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図面を参照するときにおいて、説明を分かり易くするために図1における上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図1の紙面に直交する方向を前後方向として説明する。これらの方向は、説明の便宜上、定義されるものであって、電磁継電器100の配置方向を限定するものではない。
図1は電磁継電器100の断面模式図である。図1に示すように、電磁継電器100は、接点ケース2、接点装置3と、駆動装置4とを備えている。
接点ケース2は、略四角形の箱型であり、絶縁性を有する材料で形成されている。本実施形態では、接点ケース2は樹脂製である。接点ケース2内には、接点装置3が収容されている。
接点装置3は、固定端子6,7と、可動機構8とを含む。固定端子6,7は、板状の端子であり、導電性を有する材料で形成されている。固定端子6,7は、左右方向に延びており、接点ケース2を左右方向に貫通している。固定端子6と固定端子7とは、左右方向に間隔を隔てて配置されている。
固定端子6は、固定接点6aと、外部接続部6bとを含む。 固定接点6aは、導電性を有する材料で形成されている。固定接点6aは、固定端子6と別体である。なお、固定接点6aは、固定端子6と一体であってもよい。外部接続部6bは、接点ケース2から左方に突出して外部に露出している。
固定端子7は、固定端子6と左右方向に間隔を隔てて配置されている。固定端子7は、固定接点7aと、外部接続部7bとを含む。固定接点7aは、導電性を有する材料で形成されている。固定接点7aは、固定端子7と別体である。なお、固定接点7aは、固定端子7と一体であってもよい。外部接続部7bは、接点ケース2から右方に突出して外部に露出している。
可動機構8は、可動接触片10と、駆動軸11と、可動鉄心12とを含む。駆動軸11及び可動鉄心12は、可動部材の一例である。
可動接触片10は、一方向に長い板状部材であり、接点ケース2内で左右方向に延びている。本実施形態では、可動接触片10の長手方向は、左右方向と一致する。また、可動接触片10の短手方向は、前後方向と一致する。可動接触片10は、導電性を有する材料で形成されている。
可動接触片10は、可動接点10a,10bを含む。可動接点10a,10bは、可動接点10aは、固定接点6aと対向する位置に配置されており、固定接点6aに接触可能である。可動接点10bは、可動接点10aと左右方向に間隔を隔てて配置されている。可動接点10bは、固定接点7aと対向する位置に配置されており、固定接点7aに接触可能である。可動接点10a,10bは、導電性を有する材料で形成されている。可動接点10a,10bは、可動接触片10と別体である。なお、可動接点10a,10bは、可動接触片10と一体であってもよい。
可動接触片10は、駆動軸11及び可動鉄心12を介して可動接点10a,10bが固定接点6a,7aに接触する接触方向Z1と開離する開離方向Z2とに移動可能に設けられる。接触方向Z1は、図1における上方である。開離方向Z2は、図1における下方である。したがって、本実施形態において、接触方向Z1および開離方向Z2は、上下方向に対して平行である。
駆動軸11は、上下方向に延びており、可動接触片10を上下方向に貫通している。駆動軸11は、可動接触片10に連結されている。駆動軸11は、接触方向Z1と開離方向Z2とに移動可能に設けられる。駆動軸11には、第1保持部材14と第2保持部材15とが固定されている。第1保持部材14及び第2保持部材15は、接点ケース2内に配置させている。第1保持部材14は、可動接触片10よりも上方で駆動軸11に固定されている。第2保持部材15は、可動接触片10よりも下方で駆動軸11に固定されている。
可動鉄心12は、駆動軸11の下端に固定されており、駆動軸11と一体移動可能である。可動鉄心12は、接触方向Z1と開離方向Z2とに移動可能に設けられている。
駆動装置4は、電磁力によって可動機構8を作動させる。駆動装置4は、可動鉄心12を接触方向Z1および開離方向Z2に移動させる。駆動装置4は、コイル31と、固定鉄心32と、ヨーク33とを含む。
コイル31は、電圧が印加されて励磁されると、可動鉄心12を接触方向Z1に移動させる電磁力を発生させる。固定鉄心32は、可動鉄心12と上下方向に対向する位置に配置されている。ヨーク33は、コイル31を囲むように配置されている。
電磁継電器100は、接点バネ21と、復帰バネ22と、調整部材23とをさらに含む。接点バネ21及び復帰バネ22は、例えば、圧縮コイルバネである。接点バネ21は、バネ部材の一例である。
接点バネ21は、可動機構8にバネ荷重を付与する。詳細には、接点バネ21は、第2保持部材15と調整部材23の間に配置されている。接点バネ21は、下端が第2保持部材15に接触し、上端が調整部材23に接触して配置されている。接点バネ21は、第2保持部材15を介して可動接触片10を接触方向Z1に付勢する。
復帰バネ22は、可動機構8にバネ荷重を付与する。詳細には、復帰バネ22は、可動鉄心12と固定鉄心32の間に配置されている。復帰バネ22は、可動鉄心12を開離方向Z2に付勢する。
調整部材23は、熱によって形状が変化することで接点バネ21のバネ荷重を調整する。調整部材23は、例えば、熱膨張率が異なる2種以上の金属板を積層したバイメタルで構成されている。調整部材23の中央は、駆動軸11が上下方向に貫通している。調整部材23は、可動接触片10と接点バネ21の間に配置されている。調整部材23は、可動接触片10と接点バネ21とに接触して配置されている。調整部材23は、接点バネ21のバネ受けとしても機能している。なお、調整部材23は、形状記憶合金などの熱によって形状が変化する部材であってもよい。
図2は、通電時における固定接点6a,7a、可動接点10a,10b及び可動接触片10などの発熱による熱に応じて調整部材23が変形した状態を示している。調整部材23は、電磁継電器の温度上昇に伴い、中央部が下方に向かって突出するように変形する。調整部材23は、熱によって形状が変化することで接点バネ21のバネ荷重を調整する。ここでは、調整部材23は、熱によって形状が変化したときに接点バネ21を圧縮する。
次に電磁継電器100の動作について説明する。図1は、駆動装置4が励磁されていない状態を示している。駆動装置4が励磁されていないときは、可動接点10a,10bは、固定接点6a,7aから開離している。
図2は、駆動装置4が励磁されて、可動機構8が接触方向Z1に移動したときの状態を示している。駆動装置4が励磁されると、可動鉄心12が駆動軸11とともに接触方向Z1に移動する。駆動軸11の接触方向Z1の移動に伴い、第2保持部材15によって接点バネ21が圧縮される。これにより、可動接触片10を接触方向Z1に押圧する力が大きくなり、可動接触片10が接触方向Z1に移動して、可動接点10a,10bが固定接点6a,7aに接触する。このとき、調整部材23は、電磁継電器の温度上昇に伴い、形状が変化することで、接点バネ21を圧縮して、接点バネ21のバネ荷重を増加させる。これにより、固定接点6a,7aと可動接点10a,10bとの接触圧が増加するので、固定接点6a,7a及び可動接点10a,10bの集中抵抗を低減することができる。また、可動接点10a,10bが固定接点6a,7aから開離するときの開離速度を向上させることができる。
上述したように、この電磁継電器100では、熱による調整部材23の変形によって、接点バネ21のバネ荷重が調整されるので、可動機構8に付与されるバネ荷重を電磁継電器100の温度上昇に応じて調整することができる。
以上、本発明の一態様に係る電磁継電器の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、接点ケース2、接点装置3、駆動装置4又は可動機構8の形状、或いは配置が変更されてもよい。
図3は、第1変形例に係る接点装置3の模式図である。図3に示すように、電磁継電器100は、介在部材26をさらに備えてもよい。介在部材26は、板状の部材であり、中央を駆動軸11が上下方向に貫通している。介在部材26は、上下方向に移動可能に配置されている。介在部材26は、可動接触片10と接点バネ21の間に配置される。この場合は、調整部材23が熱によって変形したときにおいて、調整部材23からの押圧力が接点バネ21に伝達され易くなる。なお、図4に示すように、調整部材23は、熱に応じて中央が上方に向かって突出するように変形してもよい。
図5は、第2変形例に係る接点装置3の模式図である。図5に示すように、調整部材23は、第2保持部材15と接点バネ21との間に配置されてもよい。なお、調整部材23が変形する方向が逆であってもよいし、介在部材26が配置されてもよい。この場合は、調整部材23が可動接触片10を摺動して摩耗粉が生じることを抑制できる。
図6は、第3変形例に係る接点装置3の模式図である。図6に示すように、調整部材23は、可動接触片10と接点バネ21との間、及び第2保持部材15と接点バネ21との間にそれぞれ配置されてもよい。この場合においても、調整部材23が変形する方向が逆であってもよいし、介在部材26が配置されてもよい。
図7は、第4変形例に係る接点装置3の模式図である。前記実施形態では、可動機構8が固定接点6a,7aに向かって押し込まれる構成であったが、可動機構8は、固定接点6a,7aに向かって引き込まれる構成であってもよい。図7の実施例では、接点バネ21がホルダ40に保持される。或いは、図8に示すように、接点バネ21が第1保持部材14と可動接触片10との間に配置される構成であってもよい。
図9は、第5変形例に係る電磁継電器100の断面模式図である。調整部材23は、熱によって形状が変化したときに復帰バネ22のバネ荷重を調整してもよい。調整部材23は、復帰バネ22を圧縮するように配置してもよい。調整部材23は、固定鉄心32と復帰バネ22との間に配置されている。この場合は、可動接点10a,10bが固定接点6a,7aから開離するときの開離速度を向上させることができる。なお、調整部材23は、可動鉄心12と復帰バネ22との間に配置されてもよい。また、接点バネ21側にも調整部材23が配置されてもよい。
図10は、第6変形例に係る可動機構108周辺の模式図である。前記実施形態では、プランジャ型の電磁継電器に本発明を適用していたが、ヒンジ型の電磁継電器に本発明を適用してもよい。図10に示すように、可動機構108は、可動鉄片112を含む。可動鉄片112は、駆動装置104に対して回動可能に設けられる。可動鉄片112は、駆動装置104のヨーク133に回動可能に支持されている。可動鉄片112は、可動鉄片112に接続されるヒンジバネ120によって駆動装置104の固定鉄心132離れる方向に付勢される。第6変形例において、調整部材23に対応する部材は、ヒンジバネ120である。ヒンジバネ120は、可動鉄片112及びカード部材130を介して可動接触片110を開離方向Z2に付勢する。ヒンジバネ120は、バイメタルによって構成され、熱によって先端部が図10の破線で示す位置に変形する。この場合は、ヒンジバネ120の変形によって可動接触片110を接触方向Z1に押圧する方向にバネ荷重が増加するので、いわいるホットスタート時の動作性能が向上する。ホットスタートとは、コイル31が連続して通電状態にあるとき(コイル31が高温状態のとき)に、一旦コイル31の通電状態を解除して、すぐに再びコイル31を通電状態にすることをいう。
図11は、復帰バネ222の一端が固定される部分に調整部材230を配置した実施例である。復帰バネ222は、引っ張りバネであり、一端が調整部材230に接続され、他端が可動鉄片212に接続されている。復帰バネ222は、可動鉄片212を介して可動接触片210を開離方向Z2に付勢する。ここでは、調整部材230は、熱によって復帰バネ222のバネ荷重が減少する方向(図11の破線で示す位置)に変形するように構成されている。この場合は、電磁継電器が高温状態のときに、調整部材230によって復帰バネ222のバネ荷重を減少させることができるので、ホットスタートを緩和させることができる。なお、図12に示すように、調整部材230が変形する方向を復帰バネ222のバネ荷重が増加する方向(図12の破線で示す位置)に変形するように構成してもよい。この場合は、電磁継電器が高温状態の時において、開離速度を向上させることができる。
図13に示すように、復帰バネ222は、調整部材230と一体であってもよい。すなわち、復帰バネ222が例えばバイメタルで構成されてもよい。復帰バネ222は、熱に応じてバネ荷重が増加するように変形させてもよいし、バネ荷重が減少するように変形させてもよい。なお、前述した接点バネ21及び復帰バネ22についても、バイメタルで構成してもよい。
本発明によれば、電磁継電器において、可動機構に付与されるバネ荷重を電磁継電器の温度上昇に応じて調整することができる。
6 固定端子
6a 固定接点
8 可動機構
10 可動接触片
10a 可動接点
12 可動鉄心(可動部材の一例)
21 接点バネ(バネ部材の一例)
22 復帰バネ(バネ部材の一例)
23 調整部材
26 介在部材
21 駆動軸(可動部材の一例)
100 電磁継電器
112 可動鉄片
120 ヒンジバネ

Claims (10)

  1. 固定接点を含む固定端子と、
    可動部材と、前記固定接点に接触可能な可動接点と、前記可動接点が配置され前記可動接点が前記固定接点に接触する接触方向と開離する開離方向とに前記可動部材を介して移動可能に設けられる可動接触片とを含む可動機構と、
    電磁力によって前記可動機構を作動させる駆動装置と、
    前記可動機構にバネ荷重を付与するバネ部材と、
    熱によって形状が変化することで前記バネ荷重を調整する調整部材と、
    を備える、電磁継電器。
  2. 前記バネ部材は、前記可動接触片を前記接触方向に付勢する接点バネを含み、
    前記調整部材は、熱によって形状が変化したときに前記接点バネを圧縮する、
    請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 前記調整部材は、前記可動接触片に接触して配置される、
    請求項2に記載の電磁継電器。
  4. 前記調整部材は、前記接点バネに接触して配置される、
    請求項2又は3に記載の電磁継電器。
  5. 前記可動接触片と前記接点バネの間に配置される介在部材をさらに備え、
    前記調整部材は、前記可動接触片と前記介在部材の間に配置される、
    請求項2から4のいずれか1項に記載の電磁継電器。
  6. 前記可動部材は、前記可動接触片に連結される駆動軸と、前記駆動軸に固定される可動鉄心とを含み、
    前記バネ部材は、前記開離方向に前記可動鉄心を付勢する復帰バネを含み、
    前記調整部材は、熱によって形状が変化したときに前記復帰バネを圧縮する、
    請求項1に記載の電磁継電器。
  7. 前記可動部材は、前記駆動装置に対して回動可能に設けられる可動鉄片であり、
    前記調整部材は、前記可動鉄片に接続され、前記可動鉄片を介して前記可動接触片を前記開離方向に付勢するヒンジバネである、
    請求項1に記載の電磁継電器。
  8. 前記可動部材は、前記駆動装置に対して回動可能に設けられる可動鉄片であり、
    前記バネ部材は、一端が前記調整部材に接続され、他端が前記可動鉄片に接続され、前記可動鉄片を介して前記可動接触片を前記開離方向に付勢し、
    前記調整部材は、熱によって形状が変化した時に前記バネ部材のバネ荷重を減少又は増加させる、
    請求項1に記載の電磁継電器。
  9. 前記調整部材は、熱膨張率が異なる2種以上の金属板を積層したバイメタルである、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の電磁継電器。
  10. 前記バネ部材は、前記調整部材と一体である、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の電磁継電器。
JP2020069969A 2020-04-08 2020-04-08 電磁継電器 Pending JP2021166174A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020069969A JP2021166174A (ja) 2020-04-08 2020-04-08 電磁継電器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020069969A JP2021166174A (ja) 2020-04-08 2020-04-08 電磁継電器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021166174A true JP2021166174A (ja) 2021-10-14

Family

ID=78022001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020069969A Pending JP2021166174A (ja) 2020-04-08 2020-04-08 電磁継電器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021166174A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5192062A (ja) * 1975-02-08 1976-08-12
JPS6288234A (ja) * 1985-10-15 1987-04-22 三菱電機株式会社 電磁接触器
JPS6288233A (ja) * 1985-10-15 1987-04-22 三菱電機株式会社 電磁接触器
JPH0289750U (ja) * 1988-12-28 1990-07-17
JPH037245U (ja) * 1989-06-09 1991-01-24
JPH0346728A (ja) * 1989-07-13 1991-02-28 Omron Corp 電磁継電器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5192062A (ja) * 1975-02-08 1976-08-12
JPS6288234A (ja) * 1985-10-15 1987-04-22 三菱電機株式会社 電磁接触器
JPS6288233A (ja) * 1985-10-15 1987-04-22 三菱電機株式会社 電磁接触器
JPH0289750U (ja) * 1988-12-28 1990-07-17
JPH037245U (ja) * 1989-06-09 1991-01-24
JPH0346728A (ja) * 1989-07-13 1991-02-28 Omron Corp 電磁継電器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8686817B2 (en) Electromagnetic relay
EP3264437B1 (en) Electromagnetic relay
US11791119B2 (en) Relay
US10636603B2 (en) Electromagnetic relay
JP2012048907A (ja) 接点装置のばね負荷調整構造、及びばね負荷調整方法
JP4826616B2 (ja) 電磁継電器
JP7380029B2 (ja) リレー
JP2021166174A (ja) 電磁継電器
CN112509867A (zh) 电磁继电器
US20230121441A1 (en) Electromagnetic relay
JP7156050B2 (ja) リレー
CN110770866A (zh) 继电器
JP7434769B2 (ja) 電磁継電器
JP7390791B2 (ja) リレー
JP7135876B2 (ja) リレー
JP2016149231A (ja) リレー
WO2023042443A1 (ja) 電磁継電器
JP7501328B2 (ja) 電磁継電器
US20230119728A1 (en) Electromagnetic relay
US20230109139A1 (en) Electromagnetic relay
JP7110827B2 (ja) 電磁継電器
KR20170002503U (ko) 열동형 과전류 계전기의 주 접점 장치
US3467924A (en) Mounting means for electromagnetic armature
JP2014235829A (ja) 接点装置
JP2013101810A (ja) 常閉接点式電磁リレーおよびそれを用いた車載用電磁機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240206