JP2021166060A - リクエストの処理方法、装置、設備、コンピュータ記憶媒体、及びプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】コンテンツ配信ネットワークシステムのリクエスト処理の柔軟性を高めることが可能なリクエストの処理方法、装置、設備、コンピュータ記憶媒体及びプログラムを提供する。
【解決手段】コンテンツ配信ネットワークＣＤＮのリクエストの処理方法は、ＣＤＮのリクエストを受信することと、ＣＤＮのリクエストに対応する、予め配置されたコードである動的コードを取得することと、動的コードをリアルタイムにコンパイルして、コンパイルされたコードを取得することと、コンパイルされたコードを実行することと、を含む。
【選択図】図１

Description

本開示は、コンピュータ技術分野に関し、特にエッジシステム技術分野に関する。

ＣＤＮの総称はＣｏｎｔｅｎｔ Ｄｅｌｉｖｅｒｙ Ｎｅｔｗｏｒｋ、すなわちコンテンツ配信ネットワークである。ＣＤＮは、既存のネットワークに基づいて構築されたインテリジェントな仮想ネットワークであり、各地に配置されたエッジサーバに依拠して、センタープラットフォームの負荷分散、コンテンツ配信、スケジューリングなどの機能モジュールにより、ユーザに所望のコンテンツを近くに取得させ、ネットワーク輻輳を低減させ、ユーザアクセスの応答速度とヒット率を向上させる。ＣＤＮエッジシステムでは、一般的に、Ｌｕａ言語などのスクリプト言語を使用して静的なカスタム・コンピューティングが行われる場合、関連するコードを全てのエッジノードに静的に配置する必要があり、また、エッジシステムは、これらのコードをリロードする必要がある。現在のエッジシステムは完全なコードリスク制御能力を欠き、これによりＣＤＮエッジシステムの開発効率を大幅に制限するので、これらのコードは厳密な試験グレースケールテストプロセスを経なければならない。現在、エッジコンピューティング機能がますます不可欠となっており、ＣＤＮエッジシステム開発の方法は、作業コストを増加させる重要な理由となっている。

本開示は、リクエストの処理方法、装置、設備及び記憶媒体を提供する。

本開示の一態様にて提供されるリクエストの処理方法は、
コンテンツ配信ネットワークＣＤＮのリクエストを受信することと、
ＣＤＮのリクエストに対応する動的コードを取得することであって、動的コードは、予め配置されたコードであることと、
動的コードをリアルタイムにコンパイルして、コンパイルされたコードを取得することと、
コンパイルされたコードを実行することと、を含む。

本開示の一態様にて提供されるリクエストの処理装置は、
コンテンツ配信ＣＤＮのリクエストを受信するためのリクエスト受信モジュールと、
ＣＤＮのリクエストに対応する動的コードを取得するための取得モジュールであって、動的コードは、予め配置されたコードである取得モジュールと、
動的コードをリアルタイムにコンパイルして、コンパイルされたコードを取得するためのコンパイルモジュールと、
コンパイルされたコードを実行するための実行モジュールと、を備える。

本開示の別の態様にて提供される電子設備は、
少なくとも１つのプロセッサと、
少なくとも１つのプロセッサと通信接続されたメモリと、を備え、
メモリは、少なくとも１つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶し、命令は、少なくとも１つのプロセッサによって実行される場合、少なくとも１つのプロセッサに本開示の実施形態のいずれかによって提供される方法を実行させる。

本開示の別の態様にて提供されるコンピュータ命令を記憶した非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ命令がコンピュータに本開示の実施形態のいずれかによって提供される方法を実行させることを可能にする。

本開示は、ＣＤＮシステム内で動的コードによりリクエストを実行することができ、これによりＣＤＮシステムを柔軟に制御することができ、動的コードは、ＣＤＮエッジシステム内部のＣＤＮエッジノードで取得され、同時実行の制限がなく、自然性能が高く、リソースを少なく占有する。

このセクションに記載された内容は、本開示の実施形態の主要な特徴又は重要な特徴を特定することを意図しておらず、本開示の範囲を限定するものでもないことを理解されたい。本開示の他の特徴は、以下の説明によって容易に理解されるであろう。

添付図面は、本考案をよりよく理解するためのものであり、本開示を限定するものではない。
本開示の実施形態によるリクエストの処理方法の概略図である。 本開示の実施形態によるリクエストの処理方法の一具体的なシナリオでの概略図である。 本開示の一例によるリクエストの処理方法の概略図である。 本開示の実施形態によるリクエスト実行装置の概略図である。 本開示の別の実施形態によるリクエスト実行装置の概略図である。 本開示の別の実施形態によるリクエスト実行装置の概略図である。 本開示の別の実施形態によるリクエスト実行装置の概略図である。 本開示の実施形態のリクエストの処理方法を実現するための電子設備のブロック図である。

以下、図面を参照しながら本開示の例示的な実施形態を説明するが、本開示の実施形態の様々な詳細が理解を容易にするために含まれており、それらは単なる例示的と考えられるべきである。したがって、当業者は、本開示の範囲及び旨から逸脱することなく、本明細書に記載された実施形態に対して様々な変更及び修正を行うことができることを理解すべきである。同様に、以下の説明では、公知な機能及び構造についての説明は、明瞭かつ簡明のために省略される。

なお、本開示における実施形態及び実施形態における特徴は、矛盾しない限り、互いに組み合わせることができる。

図１は、本開示の一実施形態によるリクエストの処理方法のフローチャートを示し、図１に示すように、以下のステップを含み、
ステップ１０１では、コンテンツ配信ネットワークＣＤＮのリクエストを受信する。

ステップ１０２では、ＣＤＮのリクエストに対応する動的コードを取得し、動的コードは、予め配置されたコードである。

ステップ１０３では、動的コードをリアルタイムにコンパイルして、コンパイルされたコードを取得する。

ステップ１０４では、コンパイルされたコードを実行する。

本実施形態では、ＣＤＮのリクエストは、ＣＤＮコードをデプロイするために、ユーザがＣＤＮエッジノードに送信するリクエストであってもよい。ＣＤＮのリクエストの具体的なコンテンツは、ＣＤＮシステムのクライアントによってカスタマイズされてもよい。

ＣＤＮのリクエストに対応する動的コードを取得することは、ユーザによってカスタマイズされてもよく、例えば、ファイル名の書き換え、クロスドメインヘッダの追加、ｒｅｆｅｒｅｒ（リファラ）白黒リスト、スピード制限フィードバック制御、４０４カスタムページ、Ａ／Ｂ Ｔｅｓｔ（Ａ／Ｂテスト）制御などである。ＣＤＮのリクエスト内のコンテンツは、動的コードを取得するために使用され得る。例えば、ユーザがファイル名の書き換えをリクエストしてＣＤＮノードに関するＣＤＮのリクエストを送信してから、ＣＤＮのリクエストに応じてＣＤＮノードを決定し、続いてＣＤＮノードから対応するファイル名の書き換え用の動的コードを取得する。同時に、本開示の実施形態は、動的コードを介してユーザのリクエストを実行し、汎用フレキシブルＣＤＮエッジシステム制御能力を提供し、動的コードは、ＣＤＮエッジシステム内部のＣＤＮエッジノードで取得され、同時実行の制限がなく、自然性能が高く、リソースを少なく占有する。

本開示の実施形態は動的コードを用いてデプロイし、動的コードはプログラムの実行中に随時変更可能であるため、ＣＤＮシステムのコード配置の柔軟性を高め、動的コードのカスタマイズ度が高く、開発コストを低減する。

本実施形態では、動的コードは、キャッシュするか否か、盗難防止チェーンを採用するか否か、などのコードのうちユーザ自身が定義可能なコンテンツである。

本実施形態では、コンパイルされたコードは、ＣＤＮノード上で実行可能な言語フォーマットのコードであってもよい。

本実施形態では、動的コードをリアルタイムにコンパイルして、コンパイルされたコードを取得し、第１の言語フォーマットの動的コードをリアルタイムにコンパイルして、第１の言語の動的コードを第２の言語フォーマットのコンパイルされたコードに変換してもよい。例えば、ＪａｖａＳｃｒｉｐｔフォーマットの動的コードをリアルタイムにコンパイルして、Ｃ言語フォーマットのコンパイルされたコードに変換する。

本実施形態では、ユーザから送信されたＣＤＮのリクエストに応じて動的コードを取得し、続いて動的コードをＣＤＮシステムで実行可能なコードにコンパイルすることができ、これにより、ユーザはＣＤＮシステムのデプロイされたコードをカスタマイズし、自身のニーズに応じて何らかのパラメータを設定し、ＣＤＮシステムにおけるコードのカスタマイズ性が達成される。本実施形態でサポートするシナリオは豊富であり、広く普及しているＪａｖａＳｃｒｉｐｔ言語を用いることができ、カスタマイズ度が高く、開発コストを低減することができる。

一実施形態では、リクエストの処理方法は、
コンテンツ配信ネットワークＣＤＮのリクエストを受信することと、
ＣＤＮのリクエストにおけるドメイン名情報に基づいて、ドメイン名情報に対応するＣＤＮエッジノードから動的コードを取得することと、
動的コードをリアルタイムにコンパイルして、コンパイルされたコードを取得することと、
コンパイルされたコードを実行することと、を含む。

本実施形態では、ドメイン名情報は、１つの具体的なＣＤＮエッジサーバ（すなわち、ＣＤＮエッジノード）に対応することができる。ＣＤＮのリクエストは、クライアントを介して送信され得る。ドメイン名情報に対応するＣＤＮエッジノードには、動的コードが予め記憶されており、オペレータが作成して記憶することができる。

具体的には、本実施形態では、例えば、対応するファイル名の書き換えリクエストについて、オペレータが、それに対応する動的コードをＣＤＮエッジサーバに作成して記憶する。ユーザは、ファイル名の書き換えに関するＣＤＮのリクエストをＣＤＮエッジシステムに送信し、このＣＤＮのリクエストに応じてドメイン名情報を決定し、ドメイン名情報に対応するＣＤＮエッジシステムノードから動的コードを取得する。

本実施形態では、ＣＤＮのリクエストに応じて、対応するＣＤＮエッジノードから動的コードを取得することができ、これにより動的コードのカスタマイズが達成される。

別の実施形態では、リクエストの処理方法は、
コンテンツ配信ネットワークＣＤＮのリクエストを受信することと、
ＣＤＮのリクエストに対応する動的コードを取得することであって、動的コードは、予め配置されたコードであることと、
動的コードに対して静的検出を行うことで、動的コードに不安全特徴が含まれるか否かを決定することと、
静的検出結果に不安全特徴が含まれていない場合、動的コードに対して動的計算を行って、コンパイルされたコードを生成することと、
コンパイルされたコードを実行することと、を含む。

本実施形態では、動的コードに対して静的検出を行い、具体的にはリクエストが構成規則を満たすか否かを決定することで、違反したＣＤＮのリクエストを拒否することができる。例えば、ウェブサイトの悪質な書き換え、ウェブサイトの盗用などのコンテンツの有無を検出する。

本開示の実施形態では、動的コードに対して静的検出を行うことで、コード又はその内に違反した内容があるか否かを判断することができ、さらに、違反した内容を検出した後、処理を直接終了し、コード実行過程の安全性を保証することができる。コードリスク制御能力を高める。

本開示の別の実施形態では、リクエストの処理方法は、
コンテンツ配信ネットワークＣＤＮのリクエストを受信することと、
ＣＤＮのリクエストに対応する動的コードを取得することであって、動的コードは、予め配置されたコードであることと、
動的コードに対して静的検出を行うことで、動的コードに不安全特徴が含まれるか否かを決定することと、
静的検出結果に不安全特徴が含まれていない場合、ＣＤＮのリクエストを実行するためのＪＳ仮想マシンを作成することと、
動的コード及び動的コードの組み合わせから生成された第３の動的コードをＪＳ仮想マシンに追加することと、
動的コードをリアルタイムにコンパイルして、コンパイルされたコードを生成することと、
コンパイルされたコードを実行することと、を含む。

本実施形態では、ＣＤＮのリクエストを実行するためのＪＳ仮想マシンを作成し、具体的には、ＣＤＮのリクエストを実行するためのプログラムＪａｖａＳｃｒｉｐｔ仮想マシンを作成してもよく、動的コードのコンパイル環境を提供する。

本実施形態では、動的コードをリアルタイムにコンパイルして、コンパイルされたコードを生成し、動的コードをリアルタイムにコンパイルして、ＪａｖａＳｃｒｉｐｔ言語の動的コードをＣ言語のコンパイルされたコードに変換してもよい。

本実施形態では、動的コードをリアルタイムにコンパイルする際、文ごとにコンパイルし、コンパイルされたコンテンツをキャッシュに入れ、コードをリアルタイムにアップロードし、ネットワークＣＤＮごとにライフサイクルが独占するＪａｖａＳｃｒｉｐｔ仮想マシンをリクエストし、コードは論理的に高度に分離され、結合を行わない。

本実施形態では、動的コードをＪａｖａＳｃｒｉｐｔ仮想マシンでリアルタイムにコンパイルして、コンパイルされたコードを生成することで、コンパイルされたコードをリアルタイムに実行することができ、ユーザがＣＤＮエッジノードをリクエストしながら、ユーザによりカスタマイズされた動的コードを実行することができ、コード実行効率を向上させる。

リアルタイムにコンパイルするプロセスでは、ＥＣＭＡＳｃｒｉｐｔ規格に基づいて実現されたＪａｖａＳｃｒｉｐｔコンパイラがリアルタイムにコンパイルし、ＣＤＮエッジシステムに深く埋め込まれ、性能が高く、コストが低く、同時実行の制限がない。広く普及しているＪａｖａＳｃｒｉｐｔ言語を用いて、サポートされているシナリオは非常に豊富であり、これには、ドメイン間アクセス、リダイレクト、アクセス制御、ＩＰ白黒リスト、Ｒｅｆｅｒｅｒ白黒リスト、ＵＡ白黒リスト、スピード制限、認証、サブリクエスト、修正リクエストＵＲＩ（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ、ユニフォームリソースアイデンティファイア）、修正リクエストＡＲＧＳ、修正リクエストＨｅａｄｅｒ、修正応答Ｈｅａｄｅｒ（ヘッダー）、Ａ／Ｂ Ｔｅｓｔが含まれる。

一実施形態では、コンパイルされたコードを実行することは、
ＪＳ仮想マシンでコンパイルされたコードを実行することを含む。

本実施形態では、ＪＳ仮想マシンでコンパイルされたコードを実行することで、ユーザがカスタマイズした動的コードを実行することができる。ＪａｖａＳｃｒｉｐｔは、広く普及している言語であるため、サポートされるシナリオが非常に豊富である。

本開示の別の実施形態では、図２に示すように、リクエストの処理方法は、以下のステップを含み、
ステップ１０１では、コンテンツ配信ネットワークＣＤＮのリクエストを受信する。

ステップ１０２では、ＣＤＮのリクエストに対応する動的コードを取得し、動的コードは、予め配置されたコードである。

ステップ１０３では、動的コードをリアルタイムにコンパイルして、コンパイルされたコードを取得する。

ステップ１０４では、コンパイルされたコードを実行する。

ステップ２０１では、コンパイルされたコードを実行するためのリソースの占有率を検出する。

ステップ２０２では、占有率が設定された閾値を超えた場合、コンパイルされたコードの実行を終了する。

本実施形態では、コンパイルされたコードの実行際のリソースの占有率が設定閾値を超えた場合、コンパイルされたコードの実行を中止することで、不安全、悪意でリソースをプリエンプトするコードが実行されることを防止し、エッジシステムのコード実行プロセスの安全性を高めることができる。

本開示の一例では、リクエストの処理方法は、以下のステップを含み、
ステップ３０１では、コンテンツ配信ネットワークＣＤＮのリクエストを受信する。ＣＤＮのリクエストは、ブラウザなどのクライアントによって、具体的にはｈｔｔｐパケットリクエストなどを送信し得る。

ステップ３０２では、ＣＤＮのリクエストに対応する動的コードを取得し、動的コードは予め配置されたコードである。本例では、動的計算は、キャッシュ制御などのＣＤＮによって提供される基本的なサービス能力を指してもよい。

ステップ３０３では、動的コードに対して静的検出を行い、動的計算を実行するか否かを判断する。コードにセキュリティリスクがあるか否かを検出し、検出された場合、動的計算を継続実行しない。

ステップ３０４では、動的計算を実行すると判断した場合、動的コードに対して動的計算を行う。

ステップ３０５では、ＣＤＮのリクエストを実行するためのＪＳ仮想マシンを作成する。本例では、複数のリクエストがある場合、リクエストごとに１つのＪＳ仮想マシンを作成する。

ステップ３０６では、動的コードをＪＳ仮想マシンに追加する。

ステップ３０７では、動的コードをリアルタイムにコンパイルし、コンパイルされたコードを生成する。

ステップ３０８では、コンパイルされたコードを実行するためのリソースの占有率を検出する。

ステップ３０９では、占有率が設定された閾値を超えた場合、コンパイルされたコードの実行を終了する。コンパイルされたコードの実行を終了すると、リクエストを終了し、異常ステータスコードを返す。計算が終了し、さらに上流への転送などのリクエストを継続実行する必要がある。

ステップ３１０では、占有率が設定閾値を超えない場合、実行が完了するまで、コンパイルされたコードを継続実行する。

本開示の実施形態にてさらに提供されるリクエストの処理装置は、図４に示すように、
コンテンツ配信ネットワークＣＤＮのリクエストを受信するためのリクエスト受信モジュール４０１と、
ＣＤＮのリクエストに対応する動的コードを取得するための取得モジュール４０２であって、動的コードは、予め配置されたコードである取得モジュール４０２と、
動的コードをリアルタイムにコンパイルして、コンパイルされたコードを取得するためのコンパイルモジュール４０３と、
コンパイルされたコードを実行するための実行モジュール４０４と、を備える。

一実施形態では、処理装置は、図４に示すリクエスト受信モジュール４０１、取得モジュール４０２、コンパイルモジュール４０３、及び実行モジュール４０４をさらに含み、これに加えて、取得モジュールは、さらに、
ＣＤＮのリクエストにおけるドメイン名情報に基づいて、ドメイン名情報に対応するＣＤＮエッジノードから動的コードを取得するためである。

一実施形態では、処理装置は、図４に示すリクエスト受信モジュール４０１、取得モジュール４０２、コンパイルモジュール４０３、及び実行モジュール４０４をさらに含み、これに加えて、図５に示すように、コンパイルモジュール４０３は、さらに、
動的コードに対して静的検出を行うことで、動的コードに不安全特徴が含まれるか否かを決定するための検出ユニット５０１と、
静的検出結果に不安全特徴が含まれていない場合、動的コードに対して動的計算を行って、コンパイルされたコードを生成するための静的検出処理ユニット５０２と、を備える。

処理装置は、図４に示すリクエスト受信モジュール４０１、取得モジュール４０２、コンパイルモジュール４０３、及び実行モジュール４０４をさらに含み、これに加えて、図６に示すように、静的検出処理ユニット５０２は、さらに、
ＣＤＮのリクエストを実行するためのＪＳ仮想マシンを作成するための作成サブユニット６０１と、
動的コードをＪＳ仮想マシンに追加するための追加サブユニット６０２と、
動的コードをリアルタイムにコンパイルしてコンパイルされたコードを生成するためのリアルタイム処理サブユニット６０３と、を含む。

処理装置は、図４に示すリクエスト受信モジュール４０１、取得モジュール４０２、コンパイルモジュール４０３、及び実行モジュール４０４をさらに含み、これに加えて、実行モジュール４０４は、さらに、
ＪＳ仮想マシンでコンパイルされたコードを実行するためである。

処理装置は、図４に示すリクエスト受信モジュール４０１、取得モジュール４０２、コンパイルモジュール４０３、及び実行モジュール４０４をさらに含み、これに加えて、図７に示すように、装置は、さらに、
コンパイルされたコードを実行するためのリソースの占有率を検出するための占有率検出モジュール７０１と、
占有率が設定された閾値を超えた場合に、コンパイルされたコードの実行を終了するための終了実行モジュール７０２と、を含む。

本開示の実施形態によれば、本開示は、電子設備と可読記憶媒体をさらに提供する。

図８に示すように、本開示の実施形態によるリクエストの処理方法の電子設備のブロック図である。電子設備は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレームコンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形態のデジタルコンピュータを表すことが意図される。電子設備は、また、パーソナルデジタルプロセッシング、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル設備、及び他の同様のコンピューティング装置などの様々な形態のモバイル装置を表すことができる。本明細書に示される構成要素、それらの接続及び関係、並びにそれらの機能は、単なる例であり、本明細書に記述及び／又は要求される本開示の実現を限定することを意図しない。

図８に示すように、この電子設備は、１つ又は複数のプロセッサ８０１と、メモリ８０２と、高速インタフェースと低速インタフェースとを含む、各構成要素を接続するためのインタフェースとを含む。各構成要素は、異なるバスで接続され、共通のマザーボードに実装されてもよいし、又は必要に応じて他の方式で実装されてもよい。プロセッサは、電子設備内で実行される命令を処理してもよく、メモリ中又はメモリ上に記憶された、外部入力／出力装置（インタフェースに組合されたディスプレイ設備）にＧＵＩのグラフィック情報を表示する命令を含む。他の実施形態では、必要に応じて、複数のプロセッサ及び／又は複数のバスを複数のメモリ及び複数のメモリと共に使用される。同様、複数の電子設備を接続し、各設備が必要な動作の一部（例えば、サーバアレイ、１組のブレードサーバ、又はマルチプロセッサシステム）を提供するようにしてもよい。図８では、１つのプロセッサ８０１を例にする。

メモリ８０２は、本開示にて提供される非一時的なコンピュータ可読記憶媒体である。ここで、メモリは、少なくとも１つのプロセッサに、本開示にて提供されるリクエストの処理方法を実行させるように、少なくとも１つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶する。本開示の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、本開示にて提供されるリクエストの処理方法をコンピュータに実行させるために用いられるコンピュータ命令を記憶する。

メモリ８０２は、非一時的ソフトウェアプログラム、非一時的なコンピュータ実行可能なプログラム及びモジュール、例えば、本開示の実施形態におけるリクエストの処理方法に対応するプログラム命令／モジュール（例えば、図４に示すリクエスト受信モジュール４０１、取得モジュール４０２、コンパイルモジュール４０３、及び実行モジュール４０４）を記憶するために用いられる、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体として機能する。プロセッサ８０１は、メモリ８０２に記憶された非一時的ソフトウェアプログラム、命令及びモジュールを実行することで、サーバの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、すなわち、上記の方法の実施形態におけるリクエストの処理方法を実現する。

メモリ８０２は、記憶プログラム領域と記憶データ領域とを含んでもよく、ここで、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステム、少なくとも１つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、記憶データ領域は、ビデオリクエスト実行の電子設備の使用に応じて作成されたデータなどを記憶することができる。また、メモリ８０２は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよいし、また、例えば、少なくとも１つのディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的固体記憶デバイスなどの非一時的メモリを含んでもよい。いくつかの実施形態では、メモリ８０２は、プロセッサ８０１から遠隔に配置されたメモリを選択することができ、これらの遠隔的なメモリは、ネットワークを介してビデオリクエスト実行の電子設備に接続される。上記のネットワークの例としては、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信ネットワーク、及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。

リクエストの処理方法の電子設備は、入力装置８０３と出力装置８０４とをさらに含んでもよい。プロセッサ８０１、メモリ８０２、入力装置８０３、及び出力装置８０４は、バス又は他の方式で接続されてもよく、図８では、バス接続を例にする。

入力装置８０３は、入力された数字又は文字情報を受信し、また、タッチパネル、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、ポインティングスティック、１つ以上のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティックなどの入力装置のような、ビデオリクエスト実行の電子設備のユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成することができる。出力装置８０４は、ディスプレイ設備、補助照明装置（例えば、ＬＥＤ）、触覚フィードバック装置（例えば、振動モータ）などを含んでもよい。この表示設備は、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）、発光ダイオード（ＬＥＤ）ディスプレイ、及びプラズマディスプレイを含み得るが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、表示設備はタッチスクリーンであってもよい。

本明細書に記述のシステム及び技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、特定用途向けＡＳＩＣ（特定用途向け集積回路）、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び／又はそれらの組み合わせで実現される。これらの様々な実施形態は、専用又は汎用のプログラマブルプロセッサであり得る、少なくとも１つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステムで実行及び／又は解釈され得る１つ又は複数のコンピュータプログラム内で実施されること、記憶システム、少なくとも１つの入力装置、及び少なくとも１つの出力装置からデータ及び命令を受信し、この記憶システム、この少なくとも１つの入力装置、及び少なくとも１つのこの出力装置にデータ及び命令を送信することを含んでもよい。

これらのコンピューティングプログラム（プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、又はコードとも呼ばれ）は、プログラマブルプロセッサの機械命令を含み、高度な手続き型及び／又はオブジェクト指向プログラミング言語、及び／又はアセンブリ／機械言語で実施される。本明細書で使用される、用語「機械可読媒体」及び「コンピュータ可読媒体」は、機械命令を機械可読信号として受信する機械可読媒体を含む、機械命令及び／又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意のコンピュータプログラム製品、設備、及び／又は装置（例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジックデバイス（ＰＬＤ））を指す。用語「機械可読信号」は、機械命令及び／又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するために用いられる任意の信号を指す。

ユーザとの対話を提供するために、本明細書に記述のシステム及び技術は、ユーザに情報を表示するための表示装置（例えば、ＣＲＴ（陰極線管）又はＬＣＤ（液晶ディスプレイ）モニタ）と、ユーザがコンピュータに入力を提供し得る、キーボードとポインティング装置（例えば、マウス又はトラックボール）とを有するコンピュータで実施される。他の種類の装置は、ユーザとの対話を提供するために用いられ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態の感知フィードバック（例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック）であってもよいし、任意の形態（音の入力、音声入力、又は触覚入力を含む）で、ユーザからの入力を受信してもよい。

本明細書に記述のシステム及び技術は、バックエンド構成要素（例えば、データサーバとして）を含むコンピューティングシステム、又はミドルウェア構成要素（例えば、アプリケーションサーバ）を含むコンピューティングシステム、又はフロントエンド構成要素を含むコンピューティングシステム（例えば、ユーザが本明細書に記述のシステム及び技術の実施形態と対話可能なグラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを有するユーザコンピュータ）、又はそのようなバックエンド構成要素、ミドルウェア構成要素、又はフロントエンド構成要素の任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムにおいて実施される。システムの構成要素は、任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信（例えば、通信ネットワーク）を介して互いに接続される。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、ワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）、及びインターネットを含む。

コンピュータシステムは、クライアント及びサーバを含んでもよい。クライアント及びサーバは、一般に、互いから離れており、通常、通信ネットワークを介してインタラクションする。クライアントとサーバの関係は、対応するコンピュータで動作し、互いにクライアント−サーバ関係を有するコンピュータプログラムによって生成される。

本開示は、ＣＤＮシステム内で動的コードによりリクエストを実行することができ、これによりＣＤＮシステムを柔軟に制御することができ、動的コードは、ＣＤＮエッジシステム内部のＣＤＮエッジノードで取得され、同時実行の制限がなく、自然性能が高く、リソースを少なく占有する。

なお、上記に示された様々な形態のフローを用いて、再順序付け、ステップを追加、又は削除することができることを理解されたい。例えば、本開示に記載の各ステップは、並列的に実行されてもよいし、順番に実行されてもよいし、異なる順番で実行されてもよいが、本開示に開示された技術的解決手段から期待される結果が得られる限り、ここでの記載は限定されない。

上記の具体的な実施形態は、本開示の保護範囲を限定するものではない。当業者であれば、設計の要求又はその他の要素に従って、様々な修正、組合、サブ組合、及び置換を行うことができることを理解すべきである。本発明の精神及び原理の範囲内で行われる任意の修正、均等置換及び改良などは、いずれも本発明の保護範囲に含まれるべきである。

Claims (15)

1. リクエストの処理方法であって、
   コンテンツ配信ネットワークＣＤＮのリクエストを受信することと、
   前記ＣＤＮのリクエストに対応する、予め配置されたコードである動的コードを取得することと、
   前記動的コードをリアルタイムにコンパイルして、コンパイルされたコードを取得することと、
   前記コンパイルされたコードを実行することと、を含む、
   リクエストの処理方法。
2. 前記ＣＤＮのリクエストに対応する動的コードを取得することは、
   前記ＣＤＮのリクエストにおけるドメイン名情報に基づいて、前記ドメイン名情報に対応するＣＤＮエッジノードから前記動的コードを取得すること、を含む、
   請求項１に記載のリクエストの処理方法。
3. 前記動的コードをリアルタイムにコンパイルして、コンパイルされたコードを取得することは、
   前記動的コードに対して静的検出を行うことで、前記動的コードに不安全特徴が含まれるか否かを決定することと、
   静的検出結果に不安全特徴が含まれていない場合、前記動的コードに対して動的計算を行って、前記コンパイルされたコードを生成することと、を含む、
   請求項１に記載のリクエストの処理方法。
4. 前記動的コードに対して動的計算を行って、前記コンパイルされたコードを生成することは、
   前記ＣＤＮのリクエストを実行するためのＪＳ仮想マシンを作成することと、
   前記動的コードを前記ＪＳ仮想マシンに追加することと、
   前記動的コードをリアルタイムにコンパイルして、前記コンパイルされたコードを生成することと、を含む、
   請求項３に記載のリクエストの処理方法。
5. 前記コンパイルされたコードを実行することは、
   前記ＪＳ仮想マシンで前記コンパイルされたコードを実行すること、を含む、
   請求項４に記載のリクエストの処理方法。
6. 前記リクエストの処理方法は、
   前記コンパイルされたコードを実行するためのリソースの占有率を検出することと、
   前記占有率が設定された閾値を超えた場合に、前記コンパイルされたコードの実行を終了することと、をさらに含む、
   請求項１〜５のいずれか１項に記載のリクエストの処理方法。
7. リクエストの処理装置であって、
   コンテンツ配信ネットワークＣＤＮのリクエストを受信するためのリクエスト受信モジュールと、
   前記ＣＤＮのリクエストに対応する、予め配置されたコードである動的コードを取得するための取得モジュールと、
   前記動的コードをリアルタイムにコンパイルして、コンパイルされたコードを取得するためのコンパイルモジュールと、
   前記コンパイルされたコードを実行するための実行モジュールと、を備える、
   リクエストの処理装置。
8. 前記取得モジュールは、
   前記ＣＤＮのリクエストにおけるドメイン名情報に基づいて、前記ドメイン名情報に対応するＣＤＮエッジノードから前記動的コードを取得することにさらに用いられる、
   請求項７に記載のリクエストの処理装置。
9. 前記コンパイルモジュールは、
   前記動的コードに対して静的検出を行うことで、前記動的コードに不安全特徴が含まれるか否かを決定するための検出ユニットと、
   静的検出結果に不安全特徴が含まれていない場合、前記動的コードに対して動的計算を行って、前記コンパイルされたコードを生成するための静的検出処理ユニットと、を備える、
   請求項７に記載のリクエストの処理装置。
10. 前記静的検出処理ユニットは、
    前記ＣＤＮのリクエストを実行するためのＪＳ仮想マシンを作成するための作成サブユニットと、
    前記動的コードを前記ＪＳ仮想マシンに追加するための追加サブユニットと、
    前記動的コードをリアルタイムにコンパイルして、前記コンパイルされたコードを生成するためのリアルタイム処理サブユニットと、をさらに備える、
    請求項９に記載のリクエストの処理装置。
11. 前記実行モジュールは、
    前記ＪＳ仮想マシンで前記コンパイルされたコードを実行することにさらに用いられる、
    請求項１０に記載のリクエストの処理装置。
12. 前記リクエストの処理装置は、
    前記コンパイルされたコードを実行するためのリソースの占有率を検出するための占有率検出モジュールと、
    前記占有率が設定された閾値を超えた場合に、前記コンパイルされたコードの実行を終了するための終了実行モジュールと、をさらに備える、
    請求項７〜１１のいずれか１項に記載のリクエストの処理装置。
13. 電子設備であって、
    少なくとも１つのプロセッサと、
    前記少なくとも１つのプロセッサと通信接続されたメモリと、を備え、
    前記メモリは、前記少なくとも１つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶しており、前記命令は、前記少なくとも１つのプロセッサによって実行される場合、前記少なくとも１つのプロセッサに請求項１〜６のいずれか１項に記載のリクエストの処理方法を実行させる、
    電子設備。
14. 前記コンピュータに請求項１〜６のいずれか１項に記載のリクエストの処理方法を実行させる命令を記憶した非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
15. コンピュータにおいて、プロセッサにより実行される場合、請求項１〜６のいずれか１項に記載のリクエストの処理方法を実現することを特徴とするプログラム。

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